JP2018052068A - 積層フィルム及びその製造方法 - Google Patents
積層フィルム及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018052068A JP2018052068A JP2016193983A JP2016193983A JP2018052068A JP 2018052068 A JP2018052068 A JP 2018052068A JP 2016193983 A JP2016193983 A JP 2016193983A JP 2016193983 A JP2016193983 A JP 2016193983A JP 2018052068 A JP2018052068 A JP 2018052068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal oxide
- film
- layer
- compound
- containing layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】高分子フィルムの少なくとも一方の面に、アモルファス構造の金属酸化物を含有する金属酸化物含有層を備え、該金属酸化物含有層が単層構造からなり、150℃で2時間加熱処理したフィルム表面から抽出されるオリゴマー量が5.0mg/m2以下である、積層フィルム。
【選択図】なし
Description
帯電防止性が低い(または無い)場合には、静電気により工程内で埃がフィルムに吸着して欠陥を発生させる可能性が有る。
[1]高分子フィルムの少なくとも一方の面に、アモルファス構造の金属酸化物を含有する金属酸化物含有層を備え、該金属酸化物含有層が単層構造からなり、150℃で2時間加熱処理したフィルム表面から抽出されるオリゴマー量が5.0mg/m2以下である、積層フィルム。
[2]前記金属酸化物含有層が、さらに、結晶構造の金属酸化物を含有する[1]に記載の積層フィルム。
[3]前記金属酸化物含有層の厚みが、0.005μm〜5.0μmである、[1]または[2]に記載の積層フィルム。
[4]ヘーズが20%以下である、[1]〜[3]のいずれかに記載の積層フィルム。
[5]前記金属酸化物含有層に、亜鉛化合物を含む、[1]〜[4]のいずれかに記載の積層フィルム。
[6]前記金属酸化物含有層に、インジウム、スズ、アルミニウム、ジルコニウム、珪素、及びチタン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の積層フィルム。
[7]前記高分子フィルムがポリエステルフィルムである、[1]〜[6]のいずれかに記載の積層フィルム。
[8]前記金属酸化物が酸化亜鉛である、[1]〜[7]のいずれかに記載の積層フィルム。
[9]前記金属酸化物含有層の上に粘着、離型、その他の機能層を有する、[1]〜[8]のいずれかに記載の積層フィルム。
[10]高分子フィルムの少なくとも一方の面に、金属元素を有する化合物を含む塗布液を塗布後、200℃以下の温度で乾燥させて、アモルファス構造の金属酸化物を含有する金属酸化物含有層を形成する、積層フィルムの製造方法。
[11]前記塗布液に、少なくとも1種類の低分子アミン化合物、ピリジン化合物、ジケトン化合物、ジオール化合物、及びアセチレン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む、[10]に記載の積層フィルムの製造方法。
本発明の積層フィルムは、図1に示すように、高分子フィルム1及び金属酸化物含有層2を含む。
高分子フィルムは、基材フィルムのみからなる単層構造でも、基材フィルムの上に層を重ねた多層構造でもよい。
ポリエステルとは、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸のようなジカルボン酸またはそのエステルとエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールのようなグリコールとを溶融重縮合させて製造されるポリエステルである。これらの酸成分とグリコール成分とからなるポリエステルは、通常行われている方法を任意に使用して製造することができる。
高分子フィルムを多層構造のポリエステルフィルムとする場合は、表層と内層、あるいは両表層や各層を目的に応じ異なるポリエステルとすることができる。
オリゴマーの含有量の少ないポリエステルとは、環状三量体が0.7重量%以下であるようなポリエステルを指す。特に好ましくは、環状三量体が0.5重量%以下である。
環状三量体が0.7重量%以下であると、ポリエステルフィルムを高温で加熱した場合に、オリゴマーが高分子フィルム表面に析出してくる現象を効果的に抑制することができる。
なお、単にオリゴマー含有量を少なくすれば、それに応じて析出量が減るわけではない。例えば、高分子フィルム表面に粘着剤層などが設けられた状態で加熱する場合は、0.5重量%程度を境に析出量が大幅に低減される。
高分子フィルムが多層構造である場合は、下引き層に接する基材フィルムの環状三量体の含有量が0.5重量%以下のポリエステル80重量%以上から構成されることが好ましい。
本明細書において、下引き層とは、多層構造の高分子フィルムにおいて、基材フィルムの表面に形成された層であり、更に上層に積層される層との密着性を向上させたり、帯電防止性を持たせたり、高分子フィルム内から低分子成分が染み出すことを防止する機能を有する層を意味する。下引き層は、全不揮発成分に対する架橋剤の比率が70重量%以上である下引き層形成用塗布液を、基材フィルムに塗布し、乾燥して得られる。この下引き層形成用塗布液中には、その他の成分を含有していても構わない。
なおフィルムの透明性、平滑性などを特に高めたい場合には、実質的に粒子を含有しない構成とすることもできる。また、適宜、各種安定剤、潤滑剤、帯電防止剤等をフィルム中に加えることもできる。
特に、オキサゾリン系の架橋剤を使用することで、オリゴマー析出の抑制と、良好な外観の下引き層を両立することができる。
高分子フィルムの少なくとも一方の面には、導電性の金属酸化物含有層を備えている。この金属酸化物含有層は、アモルファス構造の金属酸化物を含有する。
特に、Znは反応性が良好であり、低温加工でも高い導電性やオリゴマー封止性を得やすい。また、2種類以上の金属元素を混合することで、金属酸化物層の導電性を高めたり、過剰な結晶化を抑制し、導電性やオリゴマー封止性の低下を抑制する効果が期待できる。
表面固有抵抗は、1×1013Ω以下であることが好ましく、1×1012Ω以下であることがより好ましく、1×1010Ω以下であることがさらに好ましい。表面固有抵抗を1×1013Ω以下とすることにより、塵埃等の付着異物防止性の低下による透明性および視認性の悪化を回避することができる。また、表面固有抵抗を1×1013Ω以下とすることにより、ハンドリング性の低下を回避することができ、より精巧な後加工を十分に行うことができる。
ここで添加される化合物は、金属酸化物含有層の形成を阻害しないために、前駆体溶液の乾燥時に揮発させることができる低分子であることが好ましい。添加される化合物の沸点は、200℃以下であることが好ましく、180℃以下であることがより好ましく、170℃以下で有ることがさらに好ましく、150℃以下であることがより一層好ましい。アミン化合物、ピリジン化合物、ジケトン化合物、ジオール化合物、アセチレン化合物の具体例としては、モノエタノールアミン、エチレンジアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、2,6−ルチジン、グリシン、アセチルアセトン、エチレングリコール、2−プロプチン−1−オール、2−メチル−3−ブチン−2−オール、トリメチル(3−メチル−1−ブチン−3−オキシ)シラン、1−エチニル−1−シクロヘキサノールなどが挙げられる。1種のみを用いても良く、2種以上を混合してもよい。
求核性の低いアミン化合物(ジイソプロピルエチルアミンなど)及び/又はピリジン化合物(2,6−ルチジンなど)と、ジオール化合物及び/又はアセチレン化合物の混合は、シリコーン離型層の形成など、次工程の反応を阻害する可能性が低く、且つ前駆体溶液の溶解性を高められるため、特に好ましい。
また、表面固有抵抗値の向上を目的に、導電性を有する金属、金属酸化物の粒子、またはフィラー等が含有されてもよい。ドーパントとして、ホウ素化合物、リン化合物などの不純物を添加してもよい。
乾燥時間は、好ましくは3秒〜600秒間、より好ましくは5秒〜300秒間、さらに好ましくは10秒〜180秒間、特に好ましくは15秒〜120秒間である。
必要に応じて熱処理と紫外線照射等の活性エネルギー線照射とを併用してもよい。
金属酸化物含有層を形成する際の熱エネルギーが不十分であると、前駆体溶液中の前駆体の反応が十分に進まず、表面固有抵抗値が高くなり、オリゴマーの析出量が増大するため好ましくない。
一方、金属酸化物含有層を形成する際の熱エネルギーが過剰になると、金属酸化物含有層の結晶性が高くなりすぎ(すなわち金属酸化物含有層中において、結晶構造の金属酸化物の割合が過剰になり)、膜にクラックが発生しやすくなることで、表面固有抵抗値が高くなり、オリゴマーの析出量が増大するため好ましくない。
本発明では、高分子フィルム上に形成された金属酸化物含有層が、アモルファス構造の金属酸化物を含むように加える熱量を調整することで、上記のようなエネルギーの過不足に起因する問題(表面固有抵抗値が高くなり、オリゴマーの析出量が増大する問題)を解消している。
金属酸化物含有層の結晶化の度合い(すなわち金属酸化物含有層中における、結晶構造の金属酸化物の割合)は、導電性とオリゴマー封止性などのバランスを考慮して選択される。
金属酸化物含有層がアモルファス構造の金属酸化物を含むことは、X線回折ピークのブロードニングやAFMによる表面形状観察から評価することが可能である。
結晶化の度合いは、石英基板などに金属酸化物含有層を形成し、溶媒を乾燥させただけの未結晶化サンプルと、高温・長時間アニールにより結晶化を完了させたサンプルとの比較により評価することが可能である。
図1に示すように、金属酸化物含有層2上に離型層3を設けてもよい。
離型層としては、硬化型シリコーン樹脂を主成分とするタイプでもよいし、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂等の有機樹脂とのグラフト重合等による変性シリコーンタイプ等を使用してもよい。
塗布量を0.01g/m2以上とすることにより、均一な離型性を確保することができる。塗布量を1g/m2以下とすることにより、ブロッキングなどの問題を回避することができる。
三菱化学アナリテック製の表面抵抗計(MC−HT800)を用い、下記の方法で2回の測定を行い、その平均値を採用した。
23℃、50%RHの測定雰囲気でサンプルを30分間調湿後、印可電圧500Vまたは250Vで1分後のフィルム表面の表面固有抵抗値を測定する。表面固有抵抗値が低いほど、帯電防止性が良好であるといえる。
金属酸化物含有層を形成する塗布液を塗布、乾燥した高分子フィルムを空気中、150℃で2時間加熱する。その後、熱処理をした該フィルムを上部が開いている縦横10cm、高さ3cmの箱の内面にできるだけ密着させて箱型の形状とする。この時、塗布層が箱の内側に来るようにする。次いで、上記の方法で作成した箱の中にDMF(ジメチルホルムアミド)10mlを入れて3分間放置した後、DMFを回収する。回収したDMFを液体クロマトグラフィー(島津製作所製:LC−2010C HT)に供給して、DMF中のオリゴマー量を求め、この値を、DMFを接触させたフィルム面積で割って、フィルム表面オリゴマー量(mg/m2)とする。
移動層B:2%酢酸水溶液
カラム:三菱化学(株)製『MCI GEL ODS 1HU』
カラム温度:40℃
流速:1ml/分
検出波長:254nm
酢酸亜鉛二水和物1.0g、エタノールアミン0.28g、2−メトキシエタノール10gからなる溶液を、バーコーター(No.4バー)を用いて、38μm厚の2軸延伸PETフィルム上に塗布した後、オーブンで150℃、30秒間乾燥し、酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
得られた積層フィルムは透明性も高く、均一なアモルファス構造の酸化亜鉛を含む酸化亜鉛含有層が形成されたと考えられる。酸化亜鉛層の膜厚を断面SEMにより測定したところ、3点平均で90nmであった。
酢酸亜鉛二水和物1.0g、シランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.1g、エタノールアミン0.28g、2−メトキシエタノール10gからなる溶液を、バーコーター(No.4バー)を用いて、38μm厚の2軸延伸PETフィルム上に塗布した後、オーブンで150℃、30秒間乾燥し、酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
酢酸亜鉛二水和物1.0g、シランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.1g、ジブチルスズアセテート0.003g、エタノールアミン0.28g、2−メトキシエタノール10gからなる溶液を、バーコーター(No.4バー)を用いて、38μm厚の2軸延伸PETフィルム上に塗布した後、オーブンで150℃、30秒間乾燥し、酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
酢酸亜鉛二水和物1.0g、シランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.1g、ジブチルスズアセテート0.003g、アルミニウムトリスアセチルアセトネート0.04g、エタノールアミン0.28g、2−メトキシエタノール10gからなる溶液を、バーコーター(No.4バー)を用いて、38μm厚の2軸延伸PETフィルム上に塗布した後、オーブンで150℃、30秒間乾燥し、酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
酸化亜鉛層の膜厚を断面SEMにより測定したところ、3点平均で125nmであった。
乾燥温度を160℃にした以外は、実施例1と同様に酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
乾燥温度を160℃にした以外は、実施例2と同様に酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
乾燥温度を160℃にした以外は、実施例3と同様に酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
乾燥温度を160℃にした以外は、実施例4と同様に酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
酸化亜鉛層をコートしていないPETフィルムをオリゴマー封止性評価のための比較例とした。
乾燥温度を130℃、乾燥時間を3分間にした以外は、実施例1と同様に酸化亜鉛層付きのPETフィルムを作成した。
酢酸亜鉛二水和物0.9g、ドーパントとして塩化アルミニウム0.1g、エタノールアミン0.28g、2−メトキシエタノール10gからなる溶液を、バーコーター(No.4バー)を用いて、38μm厚の2軸延伸PETフィルム上に塗布した後、オーブンで130℃、3分間アニールした。
ヘーズは20%以下であることが好ましい。より好ましくは10%以下、さらに好ましくは5%以下であり、特に好ましくは3%以下である。ヘーズが過度に大きくなると、光学用途においては、外観上使用しがたくなる場合があるが、20%以下とすることで、良好な外観とすることができる。本明細書において、ヘーズは、JIS−K7136に準じて、日本電色工業社製積分球式濁度計NDH−2000により測定した値を意味する。
作成した酸化亜鉛層付きPETフィルムの表面固有抵抗値を測定したところ、塗布形成した酸化亜鉛層は導電性を示した。また、150℃で2時間の加熱後も表面のオリゴマー量は低く抑えられており、良好な帯電防止性とオリゴマー封止性を1回のコートで、かつ200℃以下の低い乾燥温度で得られることが分かった。
* 測定範囲外(>1014Ω/□)
通常では、高温で加熱した方が金属酸化物含有層の結晶性が高まり、膜の導電性が高まることで表面固有抵抗値が低抵抗化すると予想される。しかし、結晶性の高い膜は膨張収縮に対して機械的に弱くなると考えられ、温度が高すぎると金属酸化物含有層に極微小なクラックが生じ、これにより表面固有抵抗値の高抵抗化やヘーズの上昇やオリゴマー封止性能の低下といった問題を生じると考えられる。
本発明では、乾燥温度や乾燥時間や前駆体溶液の調整により、金属酸化物含有層が、アモルファス構造を含むものとして、上記の問題を解消した。
シランカップリング剤(実施例2)を添加した場合、やや表面固有抵抗値が上昇するが、オリゴマー封止性に向上が見られた。一方、ヘーズが大きく上昇している。
スズ触媒を更に添加することで(実施例3)、やや表面固有抵抗値が上昇するが、よりオリゴマー封止性に向上が見られた。ヘーズは余り変化しなかった。
さらにアルミ化合物を添加することで(実施例4)、表面固有抵抗値は上昇するが、シランカップリング剤の添加により上昇したヘーズが大きく低下した。
一方、アルミ化合物(塩化アルミニウム)を添加した実施例10では、ヘーズ上昇が抑えられている。また、最も低い表面固有抵抗値が得られた。低抵抗化の機構は明確でないが、アルミおよび/または塩素による金属酸化物含有層へのドーピングの効果と予想される。
2 金属酸化物含有層
3 離型層
Claims (11)
- 高分子フィルムの少なくとも一方の面に、アモルファス構造の金属酸化物を含有する金属酸化物含有層を備え、
該金属酸化物含有層が単層構造からなり、
150℃で2時間加熱処理したフィルム表面から抽出されるオリゴマー量が5.0mg/m2以下である、積層フィルム。 - 前記金属酸化物含有層が、さらに、結晶構造の金属酸化物を含有する、請求項1に記載の積層フィルム。
- 前記金属酸化物含有層の厚みが、0.005μm〜5.0μmである、請求項1または2に記載の積層フィルム。
- ヘーズが20%以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィルム。
- 前記金属酸化物含有層に、亜鉛化合物を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層フィルム。
- 前記金属酸化物含有層に、インジウム、スズ、アルミニウム、ジルコニウム、珪素、及びチタン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層フィルム。
- 前記高分子フィルムがポリエステルフィルムである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層フィルム。
- 前記金属酸化物が酸化亜鉛である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層フィルム。
- 前記金属酸化物含有層の上に機能層を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層フィルム。
- 高分子フィルムの少なくとも一方の面に、金属元素を有する化合物を含む塗布液を塗布後、200℃以下の温度で乾燥させて、アモルファス構造の金属酸化物を含有する金属酸化物含有層を形成する、積層フィルムの製造方法。
- 前記塗布液に、少なくとも1種類の低分子アミン化合物、ピリジン化合物、ジケトン化合物、ジオール化合物、及びアセチレン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項10に記載の積層フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016193983A JP6926433B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 積層フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016193983A JP6926433B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 積層フィルム及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018052068A true JP2018052068A (ja) | 2018-04-05 |
JP6926433B2 JP6926433B2 (ja) | 2021-08-25 |
Family
ID=61834875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016193983A Active JP6926433B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 積層フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6926433B2 (ja) |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02297865A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-12-10 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ガス拡散型複合電極の製造方法 |
JP2007038448A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 積層ポリエステルフィルム |
JP2008137843A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Andes Denki Kk | 金属酸化物製造方法 |
JP2008143047A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 離型フィルム |
JP2009226767A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mitsubishi Plastics Inc | 透明導電性フィルム用積層ポリエステルフィルム |
JP2010254481A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Tosoh Finechem Corp | 酸化亜鉛薄膜製造用組成物とそれを用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法 |
JP2011110881A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Mitsubishi Plastics Inc | 離型フィルム |
JP2013193331A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 積層ポリエステルフィルム |
WO2013161735A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 東ソー・ファインケム株式会社 | 複合酸化物薄膜製造用組成物及びこの組成物を用いた薄膜の製造方法、並びに複合酸化物薄膜 |
JP2014000774A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Mitsubishi Plastics Inc | 積層ポリエステルフィルム |
JP2014073598A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Toray Ind Inc | ガスバリア性フィルム |
WO2014109231A1 (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-17 | 東レ株式会社 | ガスバリア性フィルム |
JP2016084253A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 東ソー・ファインケム株式会社 | 第2族元素を含有する酸化亜鉛薄膜製造用組成物およびその製造方法 |
-
2016
- 2016-09-30 JP JP2016193983A patent/JP6926433B2/ja active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02297865A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-12-10 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ガス拡散型複合電極の製造方法 |
JP2007038448A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 積層ポリエステルフィルム |
JP2008137843A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Andes Denki Kk | 金属酸化物製造方法 |
JP2008143047A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 離型フィルム |
JP2009226767A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mitsubishi Plastics Inc | 透明導電性フィルム用積層ポリエステルフィルム |
JP2010254481A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Tosoh Finechem Corp | 酸化亜鉛薄膜製造用組成物とそれを用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法 |
JP2011110881A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Mitsubishi Plastics Inc | 離型フィルム |
JP2013193331A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 積層ポリエステルフィルム |
WO2013161735A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 東ソー・ファインケム株式会社 | 複合酸化物薄膜製造用組成物及びこの組成物を用いた薄膜の製造方法、並びに複合酸化物薄膜 |
JP2014000774A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Mitsubishi Plastics Inc | 積層ポリエステルフィルム |
JP2014073598A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Toray Ind Inc | ガスバリア性フィルム |
WO2014109231A1 (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-17 | 東レ株式会社 | ガスバリア性フィルム |
JP2016084253A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 東ソー・ファインケム株式会社 | 第2族元素を含有する酸化亜鉛薄膜製造用組成物およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6926433B2 (ja) | 2021-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4971703B2 (ja) | 有機elディスプレイ基板用ポリエステルフィルム及びそれからなる有機elディスプレイ基板用ガスバリア性積層ポリエステルフィルム | |
WO2013146155A1 (ja) | 塗布フィルム | |
WO2013133451A1 (ja) | 透明導電性フィルム基材用積層体 | |
JP5281595B2 (ja) | ポリエステルフィルム | |
CN107405909B (zh) | 脱模膜 | |
CN103796831A (zh) | 涂布膜 | |
JP5388798B2 (ja) | 低オリゴマーポリエステルフィルム | |
JP2009196178A (ja) | 離型フィルム | |
JP5398494B2 (ja) | ポリエステルフィルム | |
JP2011140562A (ja) | ポリエステルフィルム | |
JP2015208946A (ja) | 離型ポリエステルフィルム | |
JP6926433B2 (ja) | 積層フィルム及びその製造方法 | |
JP6874460B2 (ja) | 離型フィルム | |
JP5404733B2 (ja) | 塗布フィルム | |
JP6531349B2 (ja) | 離型フィルム | |
JP7383903B2 (ja) | 積層フィルム及びその製造方法 | |
JP5536716B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP5536717B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP5883352B2 (ja) | 積層フィルムおよびタッチパネル | |
JP5072033B2 (ja) | 透明導電性フィルム用積層ポリエステルフィルム | |
JP5818260B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2015016677A (ja) | 離型ポリエステルフィルム | |
JP6191239B2 (ja) | 離型フィルム | |
JP7375499B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 | |
JP7421867B2 (ja) | 導電積層体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170515 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210719 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6926433 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |