JP2018051971A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体上で、光沢を再現できる範囲の拡大と、光沢を制御することによって生じる実際に再現する色と再現したい色との色差の低減と、を両立するための処理を提供することを目的とする。【解決手段】 画像を表す色信号を取得する第1取得手段と、画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得手段と、記録媒体の記録材の受容可能量を取得する第3取得手段と、第1領域で記録する光沢記録材の記録量を決定する第1決定手段と、光沢記録材の記録量との総量が前記受容可能量を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材の記録量を決定する第2決定手段と、前記第2決定手段で決定した前記記録量の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する算出手段と、前記差分を低減するように、第2領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定する第3決定手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。【選択図】 図5

Description

本発明は、記録物において色と光沢とを再現するための画像処理技術に関する。
近年、商業印刷等の分野では、高品質で個性的な印刷物に対する需要が高まっている。これを実現する手段の1つとして、クリアインクやメタリックインクなどのインクを用いて印刷物の光沢を制御する技術がある。例えば、クリアインクを用いて印刷物表面に形成する凹凸の高さを調整することで、光沢を制御することができる。一方、画像において光沢等の表面効果を与えると、効果領域と有色記録材を記録する領域が重なった領域では、有色記録材のみを記録した領域とは異なる色味の画像が形成される場合があった。特許文献1では、光沢に応じて記録する有色記録材の量を決定し、光沢の違いによる色味の変化を低減する技術が開示されている。
特開2015−94826号公報
しかしながら、記録媒体ごとに記録可能な記録材の量には上限があり、光沢を再現できる範囲を拡大するために光沢記録材の量を増やしていくと、記録可能な有色記録材の量が減少してしまう。この点について、特許文献1が開示する技術では、光沢記録材の量が多い領域においては所望の色を再現するために必要な量の有色記録材が記録できない場合がある。反対に、有色記録材の量が多い領域においては所望の光沢を再現するために必要な量の光沢記録材が記録できない場合がある。即ち、特許文献1が開示する技術では、光沢を再現できる範囲の拡大と、光沢を制御することによって生じる実際に再現する色と再現したい色との色差の低減と、を両立することができないという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、記録媒体上で、光沢を再現できる範囲の拡大と、光沢を制御することによって生じる実際に再現する色と再現したい色との色差の低減と、を両立するための処理を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、光沢記録材を記録する第1領域と前記光沢記録材を記録しない第2領域とを有する画像を記録媒体上に形成するための画像処理装置であって、前記画像を表す色信号を取得する第1取得手段と、前記画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得手段と、前記記録媒体の記録材の受容可能量を取得する第3取得手段と、前記光沢信号に基づいて、前記第1領域で記録する前記光沢記録材の記録量を決定する第1決定手段と、前記色信号に基づいて、前記光沢記録材の記録量との総量が前記受容可能量を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材の記録量を決定する第2決定手段と、前記第2決定手段で決定した前記記録量の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する第1算出手段と、前記色信号に基づいて、前記差分を低減するように、前記第2領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定する第3決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明により、記録媒体上で、光沢を再現できる範囲の拡大と、光沢を制御することによって生じる実際に再現する色と再現したい色との色差の低減と、を両立することができる。
画像処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図 画像処理装置1の論理構成の一例を示すブロック図 色信号と仮想インク量との対応関係を示す色分解LUT205の一例を示す図 光沢信号とクリアインクのドット配置との対応関係を示すLUT207の一例を示す図 画像処理装置1が実行する処理についてのフローチャート 第1領域の実インク量を算出する処理についてのフローチャート 第2領域の実インク量を算出する処理についてのフローチャート 画像処理装置1の論理構成の一例を示すブロック図 色信号及び光沢信号と実インク量との対応関係を示す色分解LUT205の一例を示す図 画像処理装置1の論理構成の一例を示すブロック図 実インク量の合成処理を表した模式図 ドット配置を表した模式図 ドット配置によって形成される画像の断面模式図 ドット配置によって形成される画像の断面模式図 仮想分光反射率の例を示す模式図
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施例は本発明を限定するものではなく、また、以下の実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成については同じ符号を付して説明する。
[実施例1]
本実施例では、カラーインク(有色インク)が記録された画像上の特定の領域のみに光沢インクを記録することによって、印刷物の表面凹凸と相関のある光沢を制御する。尚、本実施例では図13(a)に示すように、カラーインクの表面にクリアインク(光沢インク)による凹凸を形成する例を述べるが、クリアインクの打ち順は図示した一例に限定されない。領域毎のインク量の違いによって、印刷物表面の凹凸を制御可能であれば良く、図13(b)(c)のように、クリアインクの一部もしくは全てがカラーインクの下地となっても良い。
また、本実施例における光沢インクとは、印刷物において照明からの反射が最も大きくなる正反射方向の近傍に反射する光(光沢)の特性(反射特性)を制御するためのインクである。例えば光沢インクとして、無色のクリアインクや金属のような光沢を表現できるメタリックインクを用いることができる。尚、無色のインクは記録媒体上で表現できる濃度に影響を与えなければ、わずかな色や濁りがあっても良い。本実施例では光沢インクとして、無色透明なクリアインクを用いる。
以下では、インクを色毎にCyan、Magenta、Yellow、Black、Clear、Metallicなど英語表記またはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、クリア、メタリックなど片仮名表記で表す。また、インクの色もしくはそのデータをC、M、Y、K、CL、MEなど英大文字で表すものとする。すなわち、Cはシアン色またはそのデータを、Mはマゼンタ色またはそのデータを、Yはイエロー色またはそのデータを、Kはブラック色またはそのデータをそれぞれ表すものとする。CLやMEも同様である。尚、インク数は上記の一例に限定されず、少なくとも1種類以上のカラーインクとクリアインクを備えれば良い。本実施例において「画素」とは、階調表現できる最少単位のことであり、複数ビットの入力データの画像処理の対象となる最少単位である。
図1は、本実施例における画像処理装置1のハードウェア構成例である。画像処理装置1は、例えばコンピュータであり、CPU101、ROM102、RAM103を備える。CPU101は、RAM103をワークメモリとして、ROM102、HDD(ハードディスクドライブ)15などに格納されたOS(オペレーティングシステム)や各種プログラムを実行する。また、CPU101は、システムバス107を介して各構成を制御する。尚、後述するフローチャートによる処理は、ROM102やHDD15などに格納されたプログラムコードがRAM103に展開され、CPU101によって実行される。汎用I/F(インターフェース)104には、シリアルバス11を介して、マウスやキーボードなどの入力デバイス12やプリンタ13が接続される。SATA(シリアルATA)I/F105には、シリアルバス14を介して、HDD15や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ16が接続される。CPU101は、HDD15や汎用ドライブ16にマウントされた各種記録メディアを各種データの格納場所として使用する。ビデオI/F106には、ディスプレイ17が接続される。CPU101は、プログラムによって提供されるUI(ユーザインターフェース)をディスプレイ17に表示し、入力デバイス12を介して受け付けるユーザ指示などの入力を受信する。
次に、本実施例における画像処理装置1の論理構成について述べる。図2は、本実施例における画像処理装置1の論理構成を表すブロック図である。図2において、1は画像処理装置を示す。尚、画像処理装置1は例えば一般的なパーソナルコンピュータにインストールされたプリンタドライバによって実施され得る。その場合、以下に説明する画像処理装置1の各部は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。
画像処理装置1は、データ入力端子201、色画像バッファ202、光沢画像バッファ203、変換部204、色分解LUT205、第1算出部206、光沢LUT207、第2算出部208、合成部209、データ出力端子210を有する。データ入力端子201は、色信号を表す色画像データと光沢信号を表す光沢画像データを取得し、色画像バッファ202と光沢画像バッファ203にそれぞれ格納する。色画像データは解像度が1200dpiで、画素毎にRGB各8ビットのデータ(色信号)を持つ、3プレーンのカラー画像とする。光沢画像データは解像度が300dpiで、画素毎に8ビットのデータ(光沢信号)を持つ、1プレーンのグレースケール画像とする。尚、以下で光沢信号はGlossと表記する。変換部204は、色信号と仮想的な有色インクのインク量との対応関係を保持する色分解LUT(ルックアップテーブル)205を参照し、入力された色信号を仮想インク量Vc、Vm、Vyに変換する。第1算出部206は、光沢信号とクリアインクのドット配置との対応関係を保持する光沢LUT207を用いて、クリアインクを記録する領域(第1領域)で記録する実インク量C、M、Y、K、CLを算出する。第2算出部208は、光沢LUT207を用いて、クリアインクを記録しない領域(第2領域)で記録する実インク量C、M、Y、Kを算出する。合成部209は、第1領域の実インク量C、M、Y、K、CLと第2領域の実インク量C、M、Y、Kを合成し、入力データに対応した各インクの実インク量C、M、Y、K、CLを表す実インク量データを生成する。データ出力端子210は、実インク量データを出力する。
次に、上述した論理構成を備えた本実施例の画像処理装置1における処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。以下、各ステップ(工程)は符号の前にSをつけて表す。
S401において、データ入力端子201は、色画像データを取得し、色画像バッファ202に格納する。S402において、データ入力端子201は、光沢画像データを取得し、光沢画像バッファ203に格納する。
S403において、変換部204は、色画像バッファ202より取得した色画像データが表す色信号(RGB値)を仮想インク量(仮想記録量)Vc、Vm、Vyへと変換する。本実施例における仮想インクとは、実際のインクではなく、色信号が表す色を再現するのに適した吸収波長帯をもつ仮想的な有色インクを示す。本実施例では、480nm〜730nmに吸収波長帯を持つy、380nm〜480nm及び580nm〜730nmに吸収波長帯を持つm、380nm〜580nmに吸収波長帯を持つcの3種類の仮想インクを用いる。仮想インクの詳細については後述する。一方、実インク量は、実際に画像の形成に用いるインクの記録量とする。本ステップでは、色信号RGBと仮想インクの記録量との対応関係を示す色分解LUT205を参照することで、各画素の色信号R、G、Bを仮想インク量Vc、Vm、Vyに変換する。色分解LUT205の一例を図3に示す。
S404において、第1算出部206は、仮想インク量Vc、Vm、Vyと光沢信号Glossとに基づいて、第1領域で記録する実インク量C、M、Y、K、CLを算出する。さらに、クリアインクの記録を優先したことにより発生する色差ΔVc、ΔVm、ΔVyを算出する。S404の処理の詳細については後述する。S405において、第2算出部208は、仮想インク量Vc、Vm、Vyと光沢信号GlossとS404で算出された色差ΔVc、ΔVm、ΔVyに基づいて、第2領域で記録する実インク量C、M、Y、Kを算出する。S405の処理の詳細については後述する。
S406において、合成部209は、第1領域の実インク量C、M、Y、K、CLと第2領域の実インク量C、M、Y、Kとを合成(加算処理)することで、各インクの実インク量を表す実インク量データを生成する。合成後の実インク量データが表す実インク量をC、M、Y、K、CLとし、各画素において2つの実インク量データから以下の式(1A)〜(1E)によって決定する。
C=C+C・・・式(1A)
M=M+M・・・式(1B)
Y=Y+Y・・・式(1C)
K=K+K・・・式(1D)
CL=CL・・・式(1E)
図11(a)に第1領域の実インク量C、M、Y、K、CLの一例を示し、図11(b)に第2領域の実インク量C、M、Y、Kの一例を示す。また、図11(c)に合成後の実インク量C、M、Y、K、CLの一例を示す。
以上で色信号と光沢信号に対する一連の実インク量の決定処理が完了する。次に、S404とS405とにおける処理の詳細について説明する。
まず、第1領域の実インク量の算出処理(S404)について、図6のフローチャートを用いて詳細に説明する。S404では色信号RGBと光沢信号Glossを基に、第1領域で記録する実インク量C、M、Y、K、CLと色差情報Δc、Δm、Δyを算出する。
S4041において、光沢信号Glossとクリアインクの記録媒体上でのドット配置との対応関係を保持する光沢LUT207を参照し、クリアインクのドット配置を表すドット配置データを取得する。光沢LUT207の一例を図4(a)に示す。光沢LUT207では、光沢信号の値とそれに応じたクリアインクの記録量とドット配置とを保持している。光沢信号に応じたクリアインクのドット配置は、例えば以下の方法により作成する。まず、予めドット配置を固定しクリアインクの量を複数変えてチャートを印字し、光沢を測定する。そして、測定したクリアインク量と光沢の関係を基に、光沢信号に応じたドット配置を決定する。クリアインクのドット配置データの一例を図4(a)の1042aに示す。ドット配置データは、光沢画像データを色画像データと同一解像度に変換処理した後の4×4画素において、クリアインクを記録する画素(第1領域)か記録しない画素(第2領域)かを示す2値データである。4×4画素の領域内には、第1領域と第2領域を両方含む。尚、図4に示す光沢値に応じたドット配置は一例であり、図示した一例に限定されない。光沢を制御するのに対し、好適なドット配置であれば良く、例えば図4(a)の1042bに示すようにしても良い。
以降の処理(S4042〜S4045)は、光沢画像データの1画素に対応した色画像データの4×4画素を1つのエリアとし、色画像データ内の各エリアを順次選択する。エリア選択後に、S4041で取得したドット配置データを基に、選択したエリア内の各画素が第1領域か第2領域かを判定する。上記の判定処理によって第1領域と判定された画素について、第1領域で記録する実インク量の算出を行う。エリアの選択と処理は、全てのエリアを処理するまで繰り返す。全てのエリアの処理を完了後、S405に進む。
次に、選択されたエリア内の画素が第1領域と判定された画素における第1領域の実インク量の算出処理について述べる。
S4042において、図4(a)に示す光沢LUT207を参照して光沢信号Glossの値に対応したクリアインクの実インク量CLを決定する。S4043において、予め保持する最大記録量ink_MaxとS4042で決定したCLの値から、処理対象となる画素で記録可能な実インク量の残量ink_Restを式(2)の減算によって算出する。尚、最大記録量(受容可能量又は記録媒体が受容可能な記録材の記録量とも呼ぶ)はその画素においてインクを記録しても溢れず浸透定着可能な最大のインクの総量(上限値)である。最大記録量ink_Maxには、例えば、インク量を複数変えて作成したパッチを含むチャートを印字し、印字結果よりインクが記録媒体上で溢れず浸透定着可能なインク量を求め、格納する。尚、最大記録量ink_Maxは、印字する記録媒体や印字方法毎に複数保持しておくと良い。尚、本実施例における最大記録量は、予め装置の内部に保持させておいたものを取得して用いたが、HDD15などの外部記録装置に保持させたものを取得して用いても良い。
ink_Rest=ink_Max−CL・・・式(2)
尚、印刷物上で画像の色を表す色画像の粒状性をより好適にするためには中〜高濃度部にかけてできるだけ紙白部を減らすことが望ましい。そのため、図4(a)に示す光沢LUT207で保持するクリアインクの実インク量CLの最大値は、最大記録量ink_Maxよりも少ないことが望ましい。
S4044において、色画像データ内で処理対象となった画素の仮想インク量Vc、Vm、Vyと、S4043で算出した残量ink_Restから対象画素で記録するカラーインクの実インク量C、M、Y、Kを算出する。本実施例では、予め実インク量C、M、Y、Kのそれぞれと仮想インク量Vc、Vm、Vyとの対応関係を予め保持し、この関係に基づき実インク量を決定する。
以降では、まず、本実施例における仮想インクとそのインク量の定義を述べ、次に、実インク量と仮想インク量との関係を求める方法について述べる。最後に、上記の関係を基に、仮想インク量から実インク量を決定する方法について述べる。
最初に、以下で使用する用語を定義する。波長をλ、分光反射率をR(λ)で表す。D(λ)=−log10R(λ)により変換した値D(λ)を「分光濃度」と呼ぶ。また、分光濃度D(λ)を任意区間の波長ブロックに区切り、ブロック内の分光濃度を平均化した値を「ブロック濃度」と呼ぶ。また、イエロー、マゼンタ、シアンに対応する波長帯(例えば、380〜480nm、480〜580nm、580〜700nm)毎のブロック濃度Dy、Dm、Dcを「仮想ブロック濃度」と呼ぶ。さらに、仮想ブロック濃度Dy、Dm、Dcに対応する分光反射率Ry(λ)、Rm(λ)、Rc(λ)を「仮想分光反射率」と呼ぶ。図15に、仮想分光反射率Ry(λ)、Rm(λ)、Rc(λ)の一例を示す。本実施例における「仮想インク」とは、分光反射率が上記の仮想分光反射率Ry(λ)、Rm(λ)、Rc(λ)となる仮想的なインクc、m、yを意味する。
次に、実インクと仮想インクとの対応関係を取得する方法について述べる。まず、各色の実インクを任意の実インク量αで紙面上に記録した場合の分光反射率を測定し、ブロック反射率を算出し、ブロック濃度Dy、Dm、Dcに変換する。Cインクの実インク量がαのときのブロック濃度をCα_Dc、Cα_Dm、Cα_Dy、仮想インク量をVc、Vm、Vyとする。さらにブロック濃度Di=2.0の時の仮想インク量Vi=100とし、以下の式(3A)〜(3C)により、Cインクの実インク量についての各仮想インク量の係数C_Vc、C_Vm、C_Vyを算出する。
C_Vc=(C_Dc/2.0)/α・・・式(3A)
C_Vm=(C_Dm/2.0)/α・・・式(3B)
C_Vy=(C_Dy/2.0)/α・・・式(3C)
M、Y、Kについても同様の方法で各仮想インク量の係数を算出する。上記の実インク量に対する各仮想インク量の係数を実インク量と仮想インク量との関係として保持する。
次に、実インク量に対する各仮想インク量の係数を用い、色画像データ内で処理対象の画素の仮想インク量Vc、Vm、Vyと残量ink_Restとから第1領域で記録するカラーインクの実インク量C、M、Y、Kを算出する方法について述べる。
本実施例では、有色インクの優先順位を決定し、決定した優先順位に基づいて残量ink_Rest以下の実インク量となるように第1領域で記録するカラーインクの実インク量C、M、Y、Kを決定していく。
まず有色インクの優先順位の決定方法について述べる。有色インクの中で、実インク量に対する各仮想インク量の係数の累計が大きく、少ないインク量で濃度を出すことが可能な無彩色のインク(本実施例ではKインク)を最優先に選択する。無彩色のインクを選択した後は、選択後に残る仮想インク量Vc、Vm、Vyの中で最も多い仮想インク量に対応する有色インクを選択する。例えば、Vcが最も多く残っている場合にはCインクを優先して実インク量を決定する。
次に、上記の優先順位によって選択された有色インクを基に、仮想インク量から実インク量を決定していく方法について述べる。
選択されたインクをi(i=C、M、Y、K)として説明する。まずiの実インク量に対する各仮想インク量の係数i_Vc、i_Vm、i_Vyを取得する。次に、選択されたインクによる実インク量をix、既に算出された実インク量の累計をitotalとし、上記の係数を基に以下の条件式(4A)〜(4D)を満たす中で最大となる実インク量ixを算出する。ixは0から少しずつ増やしていく。
ix×i_Vc≦Vc・・・式(4A)
ix×i_Vm≦Vm・・・式(4B)
ix×i_Vy≦Vy・・・式(4C)
ix≦ink_Rest−itotal・・・式(4D)
上記の実インク量ixの算出を、全てのインクに対し完了するもしくは式(4D)の等号を持たすまで繰り返し行う。
以上の処理により、仮想インク量Vc、Vm、Vyと残量ink_Restから第1領域で記録するカラーインクの実インク量C、M、Y、Kを算出する。
S4045において、S4044で決定した実インク量C、M、Y、Kで再現される色と対象画素の仮想インク量c、m、yで再現される色との色差ΔVc、ΔVm、ΔVyを算出する。まずS4044で用いた実インクと仮想インクc、m、yとの対応関係に基づいて、S4044で決定した実インク量を仮想インク量Vc’、Vm’、Vy’に変換処理する。変換したVc’、Vm’、Vy’(jは対象となる画素の位置情報)と仮想インク量Vc、Vm、Vyの差分を以下の式(5A)〜(5C)により、画素毎に算出する。
ΔVc=Vc−Vc’・・・式(5A)
ΔVm=Vm−Vm’・・・式(5B)
ΔVy=Vy−Vy’・・・式(5C)
算出した画素毎の色差情報ΔVcj、ΔVmj、ΔVyからエリア毎の累計値を算出する。算出した累計値をΔVct、ΔVmt、ΔVyt、エリア内の第2領域の画素数をnとし、以下の式(6A)〜(6C)により、第1領域において発生する色差を、第2領域の画素毎に均等に分配した色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyを算出する。
ΔVc=ΔVct/n・・・式(6A)
ΔVm=ΔVmt/n・・・式(6B)
ΔVy=ΔVyt/n・・・式(6C)
算出した色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyはS405に送られる。
以上説明した処理制御を行うことで、光沢信号に応じたクリアインクの記録を優先した第1領域の実インク量を算出することができる。次に述べる第2領域の実インク量の算出では、第1領域でクリアインクの記録を優先したために発生した色差ΔVc、ΔVm、ΔVyを補うようにインク量を決定する。
第2領域の実インク量の算出処理(S405)について、図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。S405では、色信号R、G、Bを基に決定された仮想インク量Vc、Vm、VyとS404で算出された色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyを基に、第2領域で記録する実インク量C、M、Y、Kを算出する。
S4051において、S4041と同様に、光沢信号Glossとクリアインクの記録媒体上でのドット配置との対応関係を保持する光沢LUT207を参照し、クリアインクのドット配置を表すドット配置データを取得する。
以降の処理(S4052〜S4053)は、S4041と同様に判定処理を行い、上記の判定処理によって第2領域と判定された画素について、実インク量の算出を行う。S404と同様に、全てのエリアの処理を完了後、S406に進む。
S4052において、S404で算出した処理対象となる画素の色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyを取得する。S4053において、色画像データのうち処理対象となる画素の仮想インク量Vc、Vm、Vyと、S4052で取得した色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyとを加算する。加算した仮想インク量を基に実インク量を算出し、算出した実インク量を第2領域で記録するカラーインクの実インク量C、M、Y、Kとする。仮想インク量から実インク量を算出する方法は、S404と同様のため、説明を省略する。
以上説明した処理制御を行うことで、クリアインクの記録を優先し第1領域で発生した色差を考慮して、第2領域におけるカラーインクの実インク量C2、M2、Y2、K2を算出することができる。
上記の処理制御を行うことで、第1領域では光沢の制御を重視しクリアインクのインク量を優先的に決定する。さらに、第2領域では第1領域においてクリアインクを優先したことによって発生した色差を補うようにカラーインクのインク量を決定する。これにより、光沢の制御範囲の拡大と領域毎の色差低減を実現し、記録媒体上で色の再現と光沢の再現を両立することができる。
尚、本実施例では、光沢画像データが各画素に光沢を表す光沢信号を有する例を述べたが、上記の一例に限定されない。光沢信号は、照明からの反射が最も大きくなる正反射の近傍に反射する光(光沢)の特性であり、かつ、クリアインクを用いた構造を印刷物上で形成することで制御可能な特性であれば良い。例えば、光沢写像性や、正反射近傍の反射光強度(光沢強度)であっても良い。光沢強度を制御するにはメタリックインクを用いるのが好適である。図4(b)に光沢強度とメタリックインク量との対応関係を示す光沢LUT207の一例を示す。メタリックインク(ME)による高反射層の厚みが大きくなると光沢強度が上がるため、入力された光沢強度に応じて高反射層が厚くなるように実インク量を光沢LUT207に保持する。ドット配置は、例えば600dpiの1画素(1200dpiの2×2画素)単位を1エリアとして保持する(ドット配置1601a)。
あるいは、ドットの打込み順(上下の配置)を制御することで光沢強度を制御しても良い。図13(d)(e)にドットの打込み順(上下の配置)で光沢強度を制御する例を示す。ドット配置1601aの点線部における断面模式図を図13(d)(e)に示す。図13(d)に示すようにメタリックインクをカラーインクの下に配置、もしくは図13(e)のように高反射層とカラーインクの記録画素を並置することで光沢強度を制御する。
あるいは、入力とする光沢は正反射光の反射方向であっても良い。例えば、入力された正反射光の反射方向に応じて、無色のクリアインクで記録媒体の表面に形成するラインスクリーン状の凹凸層の傾き(ラインスクリーン角度)を制御する。図4(c)は入力された正反射光の反射方向とクリアインクのドット配置の対応関係を示す光沢LUT207の例である。ここでは、ドット配置として75dpiの1画素(1200dpiの16×16画素)単位を1エリアとしたパターンを保持する。例えば、図4(c)に示すように、ラインスクリーン状の凹凸層の傾きが異なるドット配置(1072a〜d)を複数保持する。
あるいは、ドットの打込み順(上下の配置)を制御することで正反射光の反射方向を制御しても良い。上記の場合には、入力される反射方向に因らず、一定のクリアインク量CL=200とドット配置1072cを用いる。ドット配置1072cを用いた場合の断面模式図を図14(a)(b)(c)に示す。図14(a)(b)(c)に示すように、クリアインク内でのカラーインク(またはメタリックインク)の位置を変えることで反射面の傾きを制御し、入力された正反射光の反射方向に応じた表現を可能とする。
尚、本実施例では、入力される光沢信号は1種類であったが、上記の一例に限定されない。クリアインクを用いることで2つの光沢特性を組み合わせた構造を印刷物上に形成可能であれば、入力として2種類以上の光沢信号を組み合わせた複数プレーンのデータを用いても良い。
尚、本実施例では、第1領域で発生した色差を第2領域の各画素に均等に分配したが上記の一例に限定されない。第1領域からの距離に応じて色差が分配される割合を制御しても良い。例えば、距離が遠いほど色差が分配される割合を少なくしても良い。また、色差を局所的に分配し、分配される画素の配置が視認されにくいパターンとなるようにしても良い。
尚、本実施例では、色を表現するための有色記録材として有色インクを用いたが、有色トナー等の記録材でも構わない。また、光沢を表現するための光沢記録材として光沢インクを用いたが、光沢トナーでも構わない。光沢トナーとして、例えば、クリアトナーやメタリックトナー等を用いることができる。
[実施例2]
実施例1では、色信号を仮想インク量VcVmVyに変換し、仮想インク量VcVmVyから実インク量を計算によって求める方法について説明した。本実施例では、より短時間で実インク量を算出するために、予め、画像内の第1領域と第2領域とのそれぞれにおいて色信号と実インク量とが対応付けられたLUTを保持する例について述べる。
実施例2における画像処理装置1の論理構成を表すブロック図を図8に示す。尚、画像処理装置1内の201〜203、208、209はそれぞれ、実施例1における201〜203、209、210と同一のため、説明を省略する。実施例1と異なる、204〜207を主に説明する。
第1算出部204は、色信号R、G、Bと光沢信号Glossを基に、第1領域における色信号及び光沢信号と実インク量との関係を保持する第1領域LUT205を参照し、第1領域における実インク量C、M、Y、K、CLを決定する。具体的には、実施例1と同様に、光沢信号Glossを基に第1領域LUT205を参照し、クリアインクのドット配置データを取得し、対象となる画素が第1領域か否かを判定する。第1領域と判定された画素に対し、対応する色信号R、G、Bと光沢信号Glossを基にLUT205を参照して、第1領域における実インク量C、M、Y、K、CLを決定する。
LUT205の一例を図9(a)に示す。LUT205の作成方法を以下に述べる。まず、光沢信号Glossを表現するために必要なクリアインク量とドット配置の下地となるカラーインク量を、クリアインクとカラーインクとの合計量が最大記録量ink_Maxよりも少ない条件となる複数の水準を含むチャートを印字する。次に、印字したチャートの分光反射率R_in(λ)を測定する。測定した分光反射率R_in(λ)と色信号とで目標とする分光反射率R_target(λ)とが最も近い条件となるカラーインク量を探索し、LUT205に格納する。
第2算出部206は、色信号RGBと光沢信号Glossを基に、第2領域における色信号及び光沢信号と実インク量との対応関係を示す第2領域LUT207を参照し、第1領域における実インク量C、M、Y、Kを決定する。具体的には、具体的には、実施例1と同様に、光沢信号Glossを基に第2領域LUT207を参照し、クリアインクのドット配置データを取得し、対象となる画素が第2領域か否かを判定する。第2領域と判定された画素に対し、対応する色信号R、G、Bと光沢信号Glossを基にLUT207を参照して、第2領域における実インク量C、M、Y、Kを決定する。
LUT207の一例を図9(b)に示す。LUT207の作成方法を以下に述べる。
まず、予め作成したLUT205を参照し、LUT205のカラーインク量のチャートを印字し、分光反射率R_in’(λ)を測定する。次に、カラーインクが最大記録量ink_Maxよりも少ない条件となる複数の水準を含むチャートを印字し、分光反射率R_in’’(λ)を測定する。最後に、R_in’(λ)と分光反射率R_target(λ)との加算値が最も近い条件となる分光反射率R_in’’(λ)を探索し、その分光反射率R_in’’(λ)を実現するカラーインク量をLUT207に格納する。
以上、説明した処理制御を行うことで、記録媒体上で色の再現と光沢の再現とを両立するための光沢インク及び有色インクのインク量を決定することができる。
尚、本実施例では光沢信号Gloss毎に実インク量を保持するLUTの例を述べたが上記の一例に限定されない。例えば、任意の光沢信号Glossにおける実インク量のみを保持し、その他の光沢信号Glossにおける実インク量は光沢信号Glossの違いによるクリアインクの量の差分を基に計算によって算出しても良い。
[実施例3]
実施例1、2では実インク量を決定することで光沢を制御できる範囲の拡大と領域毎の色差の低減とを両立する方法について説明した。本実施例では、実インク量からインクドット配置を決定する際に第1領域を優先して決定し、その結果に基づいて第2領域のインクドットの配置を決定する方法について述べる。また、ドットの重なり順を制御するため、記録媒体上の同一領域を複数回の走査にて画像生成するマルチパス走査方式(記録走査数をpと記す)を用いる。
実施例3における画像処理装置1の論理構成を表すブロック図を図10に示す。尚、画像処理装置1内の201〜205、207、210については実施例1と同一のため、説明を省略する。実施例1と異なる、第1決定部206、第2決定部208、合成部209を主に説明する。
第1決定部206及び第2決定部208が決定するインクのドット配置を表すドット配置データは、入力された色画像データ内の対応画素において、インクドットを記録するか否かを表現する2値データであり、インクの色毎に決定する。また、本実施例では、記録媒体上で8回の記録走査を行って画像を完成させるマルチパス記録方式を想定したドット配置を決定する。そのため、ドット配置は各インクの記録走査毎に決定し、1色につき8パターン、C、M、Y、K、CLの5色について計40パターンのドット配置を決定する。
尚、本実施例では入力される色画像データの解像度とドット配置データの解像度が同一な条件の場合について述べるが、ドット配置データの解像度は上記の一例に限定されない。ドット配置データに基づいてインクドットを記録するプリンタで表現可能な解像度であれば良く、色画像データの解像度よりも高解像度であっても良い。以下に第1決定部206、第2決定部208、合成部209の詳細について述べる。
第1決定部206は、仮想インク量Vc、Vm、Vyと光沢信号Glossを基に、第1領域においてインクドットを記録するか否かを定めた各インクのドット配置HC1、M1、Y1、K1、CL1を決定する。説明の簡略化のため、以下では前記最大記録量ink_Maxをドット数に変換した最大ドット数N_Maxをインク量制限として用いる。
実施例1と同様に、光沢信号Glossを基に光沢LUT207を参照し、クリアインクのドット配置データを取得する。そのドット配置データに基づいて、対象となる画素が第1領域か否かを判定し、第1領域と判定された画素に対し、ドット配置HC1、M1、Y1、K1、CL1の決定処理を行う。
ドット配置HC1、M1、Y1、K1、CL1の決定処理では、まず仮想インク量Vc、Vm、Vyと光沢信号Glossを基に、インク色毎の優先順位に基づいて順次、インク毎のドット数を算出する。ドット数の算出はドット数の累計が最大ドット数N_Maxを超えるか、全てのインク色の記録量をドット数に変換処理するまで行う。上述したように、最大ドット数N_Maxは、最大記録量ink_Maxをドット数(記録媒体が受容可能な記録材のドット数)に変換したものである。ドット数への変換は、最大記録量ink_Maxを全インク(C、M、Y、K、CL)に均等に分配し、分配したインク量を後述するドット数算出方法を用いて行う。また、最大ドット数N_Maxの決定方法は上記の一例に限定されない。最大記録量ink_Maxと同様に、複数水準の記録ドット数のパッチを含むチャートを印字し、インクが記録媒体上で溢れず浸透し定着可能なパッチに対応する記録ドット数でも良い。さらに、最大ドット数N_Maxは最大記録量ink_Maxと同様に、印字する記録媒体や印字方法毎に複数保持しておくと良い。最後に算出したドット数を記録走査毎に分配処理することで決定する。
本実施例では、実施例1と同様に、CLインク、無彩色のKインクの順にドット数の算出を行う。上記2種のインクをドット数に変換した後に、残る理想インク量Vc、Vm、Vyの中で最大となる仮想インク量に対応する色のインクをドット数に変換処理する。尚、光沢信号Glossと仮想インク量Vc、Vm、Vyより、実インク量C、M、Y、K、CLを算出する方法は実施例1と同様のため説明を省略する。
次に、優先順位に基づいて選択されたインクをドット数に変換処理する方法を述べる。本実施例では、カラーインクとクリアインクとの2層に分離して記録するため、選択されたインクの実インク量iを(p/2+1)以下の量子化数に量子化処理する(pは記録走査数)。量子化処理した結果の量子化数をドット数とする。尚、量子化数の最大値は、分離するインク毎の層数をYとし、(p/Y+1)の式によって決定する。例えば、図13(b)に示すように、下地となるクリアインク、カラーインク、上地となるクリアインクの3層の場合には、Y=3とし(p/3+1)以下の量子化数に量子化処理する。
本実施例は8回の記録走査を行う例(記録走査数p=8)であるので、カラーインクを前半4回の記録走査、クリアインクを後半4回の記録走査で記録する。そのため、各インクを0〜4の値に量子化処理する。実インク量をi(i=C、M、Y、K、CL)とした場合の量子化結果Nの例を式(7A)〜(7E)に示す。上述した通り、量子化処理された結果を、各インクのドット数Nとする。
=0 (i<51)・・・式(7A)
=1 (51≦i<102)・・・式(7B)
=2 (102≦i<153)・・・式(7C)
=3 (153≦i<204)・・・式(7D)
=4 (204≦i)・・・式(7E)
選択されたインクのドット数Nを算出後に、算出したドット数の累計と最大ドット数N_Maxの比較を行う。そして、第1領域におけるドット数への変換を、ドット数の累計が最大ドット数N_Maxを超えるか、全てのインク色をドット数に変換処理するまで行う。上記の通り、繰り返し処理を行い、ドット数に変換されずに残った仮想インク量Vc、Vm、Vyを色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyとして第2決定部208に送る。
次に、各インクのドット数NC、M、Y、K、CLを記録走査毎に分配処理し、ドット配置を決定する方法について述べる。
各インクのドット数のうち、カラーインクを表すNC、M、Y、については式(8A)〜(8E)を基に分配処理する。具体的には、i(i=C、M、Y、K)インクのドットをiインクの記録走査1〜8(i_1〜8)に分配する。分配した結果、それぞれの記録走査における対象画素にドットを記録するなら1、記録しないなら0を記録しドット配置とする。
i_1〜i_8=0(N=0)・・・式(8A)
i_1=1、i_2〜i_8=0(N=1)・・・式(8B)
i_1〜i_2=1、i_3〜i_8=0(N=2)・・・式(8C)
i_1〜i_3=1、i_4〜i_8=0(N=3)・・・式(8D)
i_1〜i_4=1、i_5〜i_8=0(N=4)・・・式(8E)
各インクのドット数のうち、クリアインクを表すNCLについては式(9A)〜(9E)を基に分配処理する。具体的にはCLインクのドットをCLインクの記録走査1〜8(CL_1〜8)に分配する。分配した結果、それぞれの記録走査における対象画素にドットを記録するなら1、記録しないなら0を記録しドット配置とする。
CL_1〜CL_8=0(NCL=0)・・・式(9A)
CL_1〜7=0、CL_8=1(NCL=1)・・・式(9B)
CL_1〜CL_6=0、CL_7〜CL_8=1(NCL=2)・・・式(9C)
CL_1〜CL_5=0、CL_6〜CL_8=1(NCL=3)・・・式(9D)
CL_1〜CL_4=0、CL_5〜CL_8=1(NCL=4)・・・式(9E)
上記に示すとおり、カラーインクとクリアインクで分配方法を変更する。その結果、全8回の記録走査の中で前半4回をカラーインクの記録、後半4回をクリアインクの記録と分離する。インク毎に記録走査を分離することで、図13(a)に示すようなカラーインク上にクリアインクを記録するインク構造を実現することが可能となる。
以上説明した処理制御を行うことで、第1領域のドット配置を決定することができる。次に、第2領域のドット配置の決定方法について述べる。
第2決定部208は、第2領域においてドットを記録するか否かを定めた各インクのドット配置HC2、M2、Y2、K2を決定する。具体的には、仮想インク量Vc、Vm、Vyと光沢信号Glossに加え、第1決定部206で算出した色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyを基にドット配置を決定する。
各インクのドット配置HC2、M2、Y2、K2の決定処理では、まず仮想インク量Vc、Vm、Vyと色差情報ΔVc、ΔVm、ΔVyとを加算する。加算した仮想インク量と光沢信号Glossを基に対象画素に記録する総ドット数を算出し、次に算出した総ドット数を記録走査毎に分配処理することで決定する。仮想インク量Vc、Vm、Vyからカラーインクのドット配置を決定する処理は対象画素が異なるだけで、第1決定部206の処理と同様のため説明を省略する。
合成部209は、実施例1のS406と同様に、入力された第1領域の各インクのドット配置HC1、M1、Y1、K1、CL1と第2領域の各インクのドット配置HC2、M2、Y2、K2を加算し、合成する。合成した結果を入力データに対応した各インクのドット配置HC、M、Y、K、CLとする。図12(a)に第1領域のドット配置HK1、CL1、図12(b)に第2領域のドット配置HK2、図12(c)に合成後のドット配置をHK、CLの一例を示す。i_1〜i_8(i=K、CL)がiインクの記録走査毎のドット配置を示す。
以上説明した処理制御を行うことで、実インク量の決定処理でなくドット配置の決定処理において、第1領域で発生した色差を算出し、算出した色差と対応する色信号とに基づいて第2領域におけるドット配置を決定する。その結果、光沢の制御範囲の拡大と領域毎の色差低減を実現し、記録媒体上で色の再現と光沢の再現を両立することができる。
尚、上記実施例では光沢インクとしてクリアインクを例に説明したが、これに限らず、クリアインクの代りにメタリックインクでも適用可能である。また、入力画像中のオブジェクトやコンテンツ等によって、クリアインクの種類を切替えても良い。あるいは、光沢信号(光沢の鮮鋭度を表す光沢、光沢の強度を表す光沢強度、光沢の反射方向を表す光沢反射方向)に応じてクリアインクの種類を選択しても良い。
尚、上記実施例では記録走査数をカラーインクとクリアインクで均等に分配する例を述べたが分配方法は上記の一例に限定されない。記録するインク毎の分離が実現できれば良く、カラーインクによる色の表現範囲を重視する場合には、カラーインクの記録走査数の割合を増やしても良い。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像処理装置
201 データ入力端子
105 データ出力端子
203 第1算出部
204 第2算出部

Claims (15)

  1. 光沢記録材を記録する第1領域と前記光沢記録材を記録しない第2領域とを有する画像を記録媒体上に形成するための画像処理装置であって、
    前記画像を表す色信号を取得する第1取得手段と、
    前記画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得手段と、
    前記記録媒体の記録材の受容可能量を取得する第3取得手段と、
    前記光沢信号に基づいて、前記第1領域で記録する前記光沢記録材の記録量を決定する第1決定手段と、
    前記色信号に基づいて、前記光沢記録材の記録量との総量が前記受容可能量を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材の記録量を決定する第2決定手段と、
    前記第2決定手段で決定した前記記録量の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する第1算出手段と、
    前記色信号に基づいて、前記差分を低減するように、前記第2領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定する第3決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記光沢信号に基づいて、前記画像内の各領域が、前記第1領域と前記第2領域とのどちらの領域であるかを判定する判定手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記受容可能量は、前記記録媒体上で記録材が浸透し定着する記録量の上限値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記有色記録材は有色インクであり、
    前記光沢記録材はクリアインクであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記有色記録材は有色インクであり、
    前記光沢記録材はメタリックインクであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記光沢信号に基づいて、前記光沢記録材の前記記録媒体上でのドット配置を表すドット配置データを取得する第4取得手段と、をさらに有し、
    前記判定手段は、前記ドット配置データに基づいて、前記画像内の各領域が前記第1領域と前記第2領域とのどちらの領域であるかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記光沢信号と前記ドット配置データとが対応付けられたテーブルを取得する第5取得手段と、をさらに有し、
    前記第4取得手段は、前記テーブルに基づいて前記ドット配置データを取得することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記色信号を、前記色信号が表す色を再現するための仮想的な有色記録材の仮想記録量に変換する変換手段と、をさらに有し、
    前記第2決定手段は、前記仮想記録量に基づいて、前記第1領域に記録する前記有色記録材の記録量を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記受容可能量から前記第1決定手段によって決定された前記光沢記録材の記録量を減算することによって、前記第1領域に記録できる記録材の記録量の残量を算出する第2算出手段と、をさらに有し、
    前記第2決定手段は、前記残量に基づいて、前記第1領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記光沢信号は、前記画像の光沢として、光沢写像性、光沢強度、光の反射方向のいずれか1つ又は組み合わせを表すことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記第3決定手段は、前記第2領域における色信号を再現するための前記有色記録材の記録量に、前記差分が表す色を再現するための前記有色記録材の記録量を加算することで、前記第2領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 光沢記録材を記録する第1領域と前記光沢記録材を記録しない第2領域とを有する画像を記録媒体上に形成するための画像処理装置であって、
    前記画像を表す色信号を取得する第1取得手段と、
    前記画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得手段と、
    前記記録媒体が受容可能な記録材の最大ドット数を取得する第3取得手段と、
    前記光沢信号に基づいて、前記第1領域で記録する前記光沢記録材のドット数を決定する第1決定手段と、
    前記色信号に基づいて、前記光沢記録材のドット数との総量が前記最大ドット数を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材のドット数を決定する第2決定手段と、
    前記第2決定手段で決定した前記ドット数の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する第1算出手段と、
    前記色信号に基づいて、前記差分を低減するように、前記第2領域で記録する前記有色記録材のドット数を決定する第3決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  13. コンピュータを請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. 光沢記録材を記録する第1領域と前記光沢記録材を記録しない第2領域とを有する画像を記録媒体上に形成するための画像処理方法であって、
    前記画像を表す色信号を取得する第1取得ステップと、
    前記画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得ステップと、
    前記記録媒体の記録材の受容可能量を取得する第3取得ステップと、
    前記光沢信号に基づいて、前記第1領域で記録する前記光沢記録材の記録量を決定する第1決定ステップと、
    前記色信号に基づいて、前記光沢記録材の記録量との総量が前記受容可能量を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材の記録量を決定する第2決定ステップと、
    前記第2決定ステップで決定した前記記録量の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する第1算出ステップと、
    前記色信号に基づいて、前記差分を低減するように、前記第2領域で記録する前記有色記録材の記録量を決定する第3決定ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 光沢記録材を記録する第1領域と前記光沢記録材を記録しない第2領域とを有する画像を記録媒体上に形成するための画像処理方法であって、
    前記画像を表す色信号を取得する第1取得ステップと、
    前記画像の光沢を表す光沢信号を取得する第2取得ステップと、
    前記記録媒体が受容可能な記録材の最大ドット数を取得する第3取得ステップと、
    前記光沢信号に基づいて、前記第1領域で記録する前記光沢記録材のドット数を決定する第1決定ステップと、
    前記色信号に基づいて、前記光沢記録材のドット数との総量が前記最大ドット数を超えないように、前記第1領域で記録する有色記録材のドット数を決定する第2決定ステップと、
    前記第2決定ステップで決定した前記ドット数の前記有色記録材を記録することで再現される色と前記色信号が表す色との差分を算出する第1算出ステップと、
    前記色信号に基づいて、前記差分を低減するように、前記第2領域で記録する前記有色記録材のドット数を決定する第3決定ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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