JP2018051043A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技盤上の設置範囲を縮小化することが可能な振分装置を備えた遊技機を提供する。【解決手段】遊技盤30と、遊技盤30に取り付けられた振分装置70とを備えた遊技機であって、振分装置70は、遊技盤の盤面を流下する遊技球を当該盤面の後方に取込可能な入球部と、盤面よりも後方に形成され、入球部に取り込まれた遊技球を下流側に位置する複数の入球口にそれぞれ誘導する複数の誘導部と、複数の誘導部の上流側に配置され、入球部に取り込まれた遊技球を複数の誘導部に所定の確率で振り分ける振分板とを備えた構成とした。【選択図】図4
Description
本発明は、遊技機に関し、特に振分装置を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機の一例としてのパチンコ機には、遊技盤上に振分機構を有する振分装置を設け、当該振分装置内に入球した遊技球を特定の入球口や当該入球口以外の領域に振り分ける構成が提案されている。
特許文献1に示す振分装置にあっては、遊技盤面上に、遊技球の入球口、モータによって可変する振分機構、二股に分かれて延長する流路、及び流路の下流側に設けられた入賞口や排出領域が上方から下方に向けて順に設けられた構成であるため、上下寸法(Y寸法)が大となり易く、遊技盤面上の設置可能範囲に制約が生じるという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、遊技盤上の設置範囲を縮小化することが可能な振分装置を備えた遊技機を提供する。
上記課題を解決するための本発明の構成として、遊技盤と、遊技盤に取り付けられた振分装置とを備えた遊技機であって、振分装置は、遊技盤の盤面を流下する遊技球を当該盤面の後方に取込可能な入球部と、盤面よりも後方に形成され、入球部に取り込まれた遊技球を下流側に位置する複数の入球口にそれぞれ誘導する複数の誘導部と、複数の誘導部の上流側に配置され、入球部に取り込まれた遊技球を複数の誘導部に所定の確率で振り分ける振分板とを備えた構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、遊技盤上の設置範囲を縮小化することが可能となる。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[遊技機の全体構成について]
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、本体枠3内に収容された遊技盤と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A、及びガラス窓4Aの下方に設けられた上皿6A及び下皿6Bを有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域31を視認することが可能である。
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、本体枠3内に収容された遊技盤と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A、及びガラス窓4Aの下方に設けられた上皿6A及び下皿6Bを有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域31を視認することが可能である。
上皿6Aの中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御回路200と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御回路200側に入力する。演出制御回路200は、例えばプッシュボタン9Aの入力タイミングに応じてメイン表示装置の表示及び動作を制御する。上皿6Aには、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、外ガイドレール27及び内ガイドレール28によって略円形状に区画された遊技領域31が形成される。遊技領域31は、遊技盤30の前面(盤面)30Aとガラス窓4Aの後面との間に形成される空間であり、図外の発射機構により打ち出された遊技球が流下可能な領域である。
遊技盤30の前面30Aには、図外の多数の釘が配設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作によって図外の発射機構により発射された遊技球は、多数の釘や風車30Bによって不規則に誘導されつつ遊技領域31内を流下する。遊技領域31は、概ね左打ち領域ELと右打ち領域ERとに分けられており、遊技球を打ち出す強度をハンドルユニット7の操作によって調整することにより、遊技球をいずれの領域上に流下させるかを選択することができる。
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、外ガイドレール27及び内ガイドレール28によって略円形状に区画された遊技領域31が形成される。遊技領域31は、遊技盤30の前面(盤面)30Aとガラス窓4Aの後面との間に形成される空間であり、図外の発射機構により打ち出された遊技球が流下可能な領域である。
遊技盤30の前面30Aには、図外の多数の釘が配設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作によって図外の発射機構により発射された遊技球は、多数の釘や風車30Bによって不規則に誘導されつつ遊技領域31内を流下する。遊技領域31は、概ね左打ち領域ELと右打ち領域ERとに分けられており、遊技球を打ち出す強度をハンドルユニット7の操作によって調整することにより、遊技球をいずれの領域上に流下させるかを選択することができる。
図2に示すように、遊技盤30の前面30Aには、振分装置70が配設される。当該振分装置70は、遊技領域31下部の左右方向中央に位置する装置であって、振分入球口724aを介して入球した遊技球を遊技盤30の後方において振り分け、当該遊技球を後述の第1始動入賞部810a及び第2始動入賞部810bのいずれかに入球(入賞)させる。遊技盤30の前面30Aには、上記振分装置70の他、不図示の大入賞装置、通過ゲート、及び一般入賞部品等が配設されており、これらの部品に遊技球が入球し、各部品内に内蔵されたセンサー(第1始動口検出センサーSW1,第2始動口検出センサーSW2,大入賞口検出センサー,ゲート検出センサー,一般入賞口検出センサー)により検出されると、各入賞部品に対応した所定数の賞球の払出し処理や、所定の抽選処理が実行される。
特に、遊技球が振分装置70に入球し、第1始動入賞部810a又は第2始動入賞部810bに入球すると、大入賞部品を開放動作させ、所定の確率によって遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技(大当り遊技)の実行可否に関する抽選や、当該特別遊技の態様、或いは特別遊技後の遊技状態を決定するための抽選を始めとする各種の抽選が主制御回路100により実行される。即ち、振分装置70への入球は、特別遊技の実行可否に関する各種の抽選を受けるための契機となるものである。上記いずれの入賞部品にも入球しなかった遊技球は、振分装置70の下部に開設されたアウト口30Cを経由して機外に排出される。
特に、遊技球が振分装置70に入球し、第1始動入賞部810a又は第2始動入賞部810bに入球すると、大入賞部品を開放動作させ、所定の確率によって遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技(大当り遊技)の実行可否に関する抽選や、当該特別遊技の態様、或いは特別遊技後の遊技状態を決定するための抽選を始めとする各種の抽選が主制御回路100により実行される。即ち、振分装置70への入球は、特別遊技の実行可否に関する各種の抽選を受けるための契機となるものである。上記いずれの入賞部品にも入球しなかった遊技球は、振分装置70の下部に開設されたアウト口30Cを経由して機外に排出される。
遊技盤30の中央部には、略矩形状とされた開口部32が開設される。当該開口部32の後部には、例えば液晶表示画面を備えた演出表示装置や、可動役物等が配設され、上記特別遊技の実行可否に関する抽選の結果を所定の演出図柄の変動表示及び停止態様によって遊技者に報知する。同図に示すとおり、開口部32の周囲には、当該開口部32を取り囲むように障壁部32Aが所定の意匠形状を有して延長しており、遊技領域31内に打ち出された遊技球が、開口部32の前方を通過することは不可能とされている。
以下、図3乃至図6を参照して振分装置70の詳細について説明する。図4に特に示すように、振分装置70は、遊技盤30の前面30Aに取り付けられるベース板72と、当該ベース板72の後面側に位置する流路構成板80と、当該流路構成板80の後面側に位置する排出流路構成板90と、当該排出流路構成板90の後方に取り付けられるソレノイドケース95とが遊技盤30の前後方向に組み合わされて構成される。
図3に示すように、ベース板72は、遊技盤30の左右方向に長い略台形状の外形を有し、その四隅にはそれぞれ、遊技盤30の前面30Aに螺入される止めネジを挿通可能なねじ穴722が形成される。ベース板72は、無色のアクリル板等により形成され、遊技者がベース板72を正面視した場合、その後方に存在する流路構成板80を視認することが可能である。ベース板72の上辺部には、前方に突出する振分入球部724が突設される。振分入球部720は、断面視略U字状に形成される凸部であって、その上部は、上方開口の振分入球口724aが形成される。振分入球口724aは、遊技領域31を流下する遊技球の入球を許容する開口であって、当該振分入球口724aに入球した遊技球は、遊技盤30の前面30Aより後方へと導かれ、流路構成板80に設けられた振分板805に到達する。ベース板72の下辺部には、上方に向けて凹となる排出開口部726が形成される排出開口部726は、上述のアウト口30Cの開口形状と対応している。
特に図6に示すように、流路構成板80は、遊技盤30の前後方向に貫通する開口部として形成された取付穴34を介して、ベース板72の後方に取り付けられる。図3,4に示すように、流路構成板80には、前方に位置するベース板72の形状と対応するように、横長矩形状に形成された基板部802と、基板部802の前面側の左右方向中央部側から両側部に向けてハの字状となるように形成された一対の誘導部804a;804bと、当該誘導部804a;804b間に位置する振分板805と、基板部802の前面側の両側部において、誘導部804a;804bとそれぞれ対応して形成された阻止壁部806a;806bと、基板部802の前面側の両側部の下方に突設された第1始動入賞部810a:第2始動入賞部810bとが形成される。
誘導部804a;804bは、遊技球1個分の直径よりも僅かに大寸であって、遊技球2個が同時に流下不能な寸法を有して、基板部802の前方に突出する板状体であって、基板部802の左右方向中央部から左右方向両側に向けて下傾斜して延長する。誘導部804a;804bの間に配置された振分板805は、後方に位置するソレノイドSOL1を駆動源として誘導部804a;804b側に交互に傾動可能な柱状体であって、その誘導面805aは、振分板805が誘導部804a側に傾いた状態において傾斜した誘導部804aの上面と略平行となり、振分板805が誘導部804b側に傾いた状態において傾斜した誘導部804bの上面と略平行となる。図3に示すように、振分板805の誘導面805aは、振分入球部724の下縁部と対応するように配置され、振分入球口724aを介して取り込まれた遊技球は、傾動する誘導面805aを経由して、誘導部804a;804bの何れかの側に振り分けられる。また、ソレノイドSOL1は、例えば振分板805が誘導部804a側に傾斜した状態が500mm秒、誘導部804b側に傾斜した状態が250mm秒継続するように周期的にオンオフ制御され、振分入球口724aに入球した遊技球を第1始動入賞部810a及び第2始動入賞部810bに対して2:1の割合で振り分ける。
阻止壁部806a;806bは、基板部802の左右方向両側から中央部に向けて上方に向けて弧状に延長し、誘導部804a;804bの外側端部と対向する。阻止壁部806a;806bと誘導部804a;804bの外側端部との間には、遊技球の直径以上の寸法に形成された落下口808a;808bが形成される。よって、誘導部804a;804bに沿って左右方向両側に向けて流下する遊技球は、両端部に形成された阻止壁部806a;806bによって流下が阻まれ、落下口808a;808bを介して下方の第1始動入賞部810a:第2始動入賞部810bにそれぞれ入球することとなる。
第1始動入賞部810a:第2始動入賞部810bは、誘導部804a;804b及び阻止壁部806a;806bと同様に、遊技球1個分の直径よりも僅かに大寸であって、遊技球2個が同時に入球不能な寸法を有して、基板部802の前方に突出する断面略U字状の凸部であって、それぞれ上方開口として形成された入球口807a;807bを介して、落下口808a;808bから流下してきた遊技球を受け入れ可能である。
以上のとおり、流路構成板80には、振分板805を基点として左右方向に分かれて形成された誘導部804a;804bと、誘導部804a;804bを経由して流下した遊技球がそれぞれ入球可能な第1始動入賞部810a:第2始動入賞部810bが、前方に位置するベース板72の後面を基準として遊技球1個分の直径よりも僅かに大寸な前後方向のスペース内に設けられている。そして、ベース板72と流路構成板80との間に形成される上記一連の流路が遊技盤30の前面30Aよりも後方に形成されているため、遊技盤30の前面30Aにおける振分装置70の設置スペースについて、ベース板72の面積分を確保すれば良く、流路の延長方向に依らず、設置スペースを縮小化することができる。また、上記流路の奥行寸法は、遊技球1個分の直径よりも僅かに大寸な程度であるため、前後方向(奥行方向)のスペースについても縮小化することができる。
次に、流路構成板80の後方に組み付けられる排出流路構成板90について説明する。排出流路構成板90は、前方に位置する流路構成板80の基板部802と対応するように、略横長矩形状に形成された基板部902が周囲に形成されたボスやねじ穴等の係合手段を介して流路構成板80と組み付けられることにより一体化される。図4,5に示すように、基板部902には下方に向けて凹となる逃げ部904と、前方に向けて突出する額縁状の複数のセンサー取付部906a;906bとが形成される。逃げ部904は、基板部902の上周縁部から下方に向けて弧状に形成された領域であって、当該領域には、前方に位置する流路構成板80に搭載された振分板805から後方に向けて延出する軸部805bが後方に向けて通される(図6参照)。
図6に示すように、軸部805bは、柱状体として形成された振分板805の中心部に挿通されると共に後方に向けて延出する棒状体であって、その後端部はリンクアーム910と接続される。リンクアーム910は、上記軸部805bを挿入可能な係合部910aと、当該係合部910aから上方に延長する基部910bと、当該基部910bの上端部から後方に向けて延出する連結軸910cとを有する。連結軸910cは、後方に設けられたソレノイドSOL1の励磁によって回転動作する可動片(フラッパー)954に形成された連結孔960に対して回転可能に挿入される。そして、ソレノイドSOL1のオンオフ制御によって可動片954が正逆方向に回転すると、当該回転動作がリンクアーム910を介して振分板805の軸部805bに伝達され、振分板805が所定角度を有して傾動可能となる。
センサー取付部906a;906bは、基板部902の下部において、前方に位置する第1始動入賞部810a及び第2始動入賞部810bとそれぞれ対応するように左右方向に分かれて形成される。センサー取付部906a;906bは、上方から下方に向けて傾斜する側面視台形状の枠状体として形成され、その前方にはそれぞれ第1始動口検出センサーSW1及び第2始動口検出センサーSW2が傾斜した状態で配置される。
第1始動口検出センサーSW1;第2始動口検出センサーSW2の外周はそれぞれ、流路構成板80の基板部802の後面から後方に向けて延長する上側片812及び下側片814によって位置決めされ、図6に示す如く、流路構成板80と排出流路構成板90とが前後方向に組み付けられた状態において、基板部802と基板部902との間に傾斜して挟み込まれた状態とされる。
第1始動口検出センサーSW1;第2始動口検出センサーSW2はそれぞれ、第1始動入賞部810a及び第2始動入賞部810bに入球した遊技球が円孔として形成された検出孔を通過したことに基づいて、検出信号を後述の主制御回路100に出力する。また、当該第1始動口検出センサーSW1;第2始動口検出センサーSW2によって検出された遊技球は、センサー取付部906a;906bの内側に形成された矩形状の取込口907内に進入し、取込口907と連通する排出通路918a;918bを経た後に機外に排出される。排出通路918a;918bは、基板部902の前方側に開口する取込口907と連通し、基板部902の後方に向けて略扇状に延長する通路であって、後方の下端部には下方開口の排出口920が形成される。つまり、取込口907から排出通路918a;918bにそれぞれ進入した遊技球は、排出口920から下方に向けて排出される。
次に、排出流路構成板90の後方に組み付けられるソレノイドケース95について説明する。ソレノイドケース95は、排出流路構成板90の後方に延長する排出通路918a;918bの間の領域に排出流路構成板90と一体的に組み付けられる部材であって、その内部には、箱型のケーシング902内に格納されたソレノイドSOL1が収容される。ソレノイドSOL1は、所謂フラッパー型ソレノイドであって、励磁によって進退動作するプランジャの軸心が左右方向を向くように横倒しされた状態で収容される。
ソレノイドSOL1のプランジャの先端部には、可動片954(フラッパー)が接続される。可動片954は、ソレノイドSOL1のプランジャ側において上下に延長し、プランジャの先端部と接続される本体部954aと、本体部954aの下端部からソレノイドSOL1の下部を経て左右方向に延長する下側片部954bと、本体部954aの上端部からソレノイドSOL1の上方を経て左右方向に延長する上側片部954cとを有する略C字状である。下側片部954bには、前方及び後方に延長する回転軸部955が形成される。回転軸部955は、排出流路構成板90とソレノイドケース95に形成された図外の挿入孔に回転可能に挿入される軸体であって、当該回転軸部955が可動片954の回転中心となる。
下側片部954bの先端側の下面側には、ソレノイドケース95の下部に形成され、前方に向けて突出する受け片952上に配置された付勢部材956が介挿される。付勢部材956は例えば圧縮コイルにより構成され、可動片954の本体部954aの上端側が、ソレノイドSOL1のプランジャから離れる方向に常時付勢する。そして、当該付勢がなされることにより、ソレノイドSOL1が励磁されていない場合、振分板805が誘導部804a側に傾斜した状態となる。一方、ソレノイドSOL1が励磁された場合には、上記付勢に抗して本体部954aの上端側がプランジャの吸引方向に移動し、リンクアーム910を介して振分板805が誘導部804b側に傾斜した状態に切り替わる。
上側片部954cの先端部には、前後方向に貫通する連結孔960が形成される。上述の通り、当該連結孔960には、リンクアーム910の連結軸910cが回転可能に挿通され、可動片954の回転動作がリンクアーム910を介して振分板805に伝達される。
[パチンコ機の内部構成について]
図5は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路100と、主として払出動作を制御する払出制御回路150と、主として遊技球の発射動作を制御する発射制御回路160及び、演出制御回路200とを備える。
図5は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路100と、主として払出動作を制御する払出制御回路150と、主として遊技球の発射動作を制御する発射制御回路160及び、演出制御回路200とを備える。
主制御回路100は、(メイン)CPU100a、(メイン)ROM100b、及び(メイン)RAM100cを備えてなり、CPU100aが後述する各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM100bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御回路100に接続された上述の各装置を直接的に制御したり、他の制御回路に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM100cは、CPU100aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
同図に示すように、主制御回路100には、振分装置70内に設けられ、第1始動入賞部810aへの入球を検出する第1始動口検出センサーSW1、第2始動入賞部810bへの遊技球の入球を検出する第2始動口検出センサーSW2、図外の大入賞部品への遊技球の入球を検出する大入賞口検出センサー、図外の通過ゲートへの遊技球の通過を検出するゲート検出センサー及び図外の一般入賞部品への遊技球の入球を検出する一般入賞口検出センサーが接続されており、各検出センサーから出力された検出信号が主制御回路100側に入力する。
また、主制御回路100には、前述のソレノイドSOL1や大入賞部品に設けられた開閉体を開閉動作させるためのソレノイドSOL2が接続され、これらのソレノイドが主制御回路100によって直接的に制御される。また、主制御回路100には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38が接続されており、これらの表示装置が主制御回路100によって直接的に制御される。
主制御回路100には、払出制御回路150、及び演出制御回路200が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御回路100と通信可能に接続されている。また、主制御回路100と払出制御回路150とには、外部情報出力端子板151が接続されている。外部情報出力端子板151は、主制御回路100(CPU100a)及び払出制御回路150(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
払出制御回路150には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ152、及び賞球数計数スイッチ153が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ152を制御する。当該払出モータ152の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ153により検出され、払出制御回路150側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、払出制御回路150には、この他、上皿6Aに許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチ154や、パネル枠4や本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ155等の各種のスイッチが接続される。
また、発射制御回路160には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ161、発射ボリューム162、図外の発射機構内に上皿6Aに貯留された遊技球を送り込む球送りモータ163、及び発射機構内に格納された球発射モータ164が接続されている。発射制御回路160は、払出制御回路150からの発射許可およびタッチセンサ161からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム162からの入力信号に基づいて球発射モータ164を制御し、上皿6Aに貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域31内に打ち出す。
演出制御回路200は、遊技進行中や待機中における各種の演出表示や演出動作を制御する。演出制御回路200は、(サブ)CPU200a、(サブ)ROM200b、(サブ)RAM200cを備えてなり、主制御回路100に対して主制御回路100から演出制御回路200に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御回路200は、主制御回路100から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御回路200に接続された図外の演出表示装置に表示される画像の表示制御や遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御等を実行する。なお、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御回路200は、CPU200aと接続され、当該CPU200aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示装置に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御回路200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
また、演出制御回路200は、CPU200aと接続され、当該CPU200aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示装置に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御回路200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
また、図示は省略するが、上述の各制御回路には電源供給回路が接続されており、当該電源供給回路に設けられた電源スイッチの操作により、遊技設置店側の外部電源から電源が供給され、該外部電源を各制御回路の動作に必要な電源として生成し、各制御回路に生成した電源を供給することで各制御回路が起動する。また、電源供給回路には、コンデンサ等のバックアップ用電源が搭載されており、断電時においては当該バックアップ用電源から主制御回路100及び払出制御回路150に対して電力が供給され、これら2つの制御回路のRAMに格納された各種のデータやコマンドが保持される。また、電源供給回路には、演出制御回路200に対する専用のバックアップ用電源も搭載されており、断電時においては当該専用のバックアップ用電源からの電力供給によりRAMに格納された各種のデータやコマンドの一部が別途搭載されたバックアップ用RAMに格納される。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 パチンコ機,30 遊技盤,70 振分装置,72 カバー板,80 流路構成板,
90 排出流路構成板,95 ソレノイドケース,805 振分板,
810a 第1始動入賞部,810b 第2始動入賞部
90 排出流路構成板,95 ソレノイドケース,805 振分板,
810a 第1始動入賞部,810b 第2始動入賞部
Claims (1)
- 遊技盤と、
前記遊技盤に取り付けられた振分装置と、
を備えた遊技機であって、
前記振分装置は、前記遊技盤の盤面を流下する遊技球を当該盤面の後方に取込可能な入球部と、
前記盤面よりも後方に形成され、前記入球部に取り込まれた遊技球を下流側に位置する複数の入球口にそれぞれ誘導する複数の誘導部と、
前記複数の誘導部の上流側に配置され、前記入球部に取り込まれた遊技球を前記複数の誘導部に所定の確率で振り分ける振分板と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016191777A JP2018051043A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016191777A JP2018051043A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018051043A true JP2018051043A (ja) | 2018-04-05 |
Family
ID=61833590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016191777A Pending JP2018051043A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018051043A (ja) |
-
2016
- 2016-09-29 JP JP2016191777A patent/JP2018051043A/ja active Pending
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