JP2001232045A - 遊技用表示装置 - Google Patents

遊技用表示装置

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JP2001232045A
JP2001232045A JP2000045258A JP2000045258A JP2001232045A JP 2001232045 A JP2001232045 A JP 2001232045A JP 2000045258 A JP2000045258 A JP 2000045258A JP 2000045258 A JP2000045258 A JP 2000045258A JP 2001232045 A JP2001232045 A JP 2001232045A
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JP2000045258A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masahiro Okubo
正博 大久保
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DAIMARU SHOJI KK
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
DAIMARU SHOJI KK
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技場側の不正である前記「間引き」行為等
を効果的に抑止することのできる遊技用表示装置を提供
すること。 【解決手段】 遊技機2に対応して設けられ、該遊技機
2における所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊
技用表示装置であって、前記所定情報として、前記遊技
機2の遊技に消費された遊技媒体数を特定可能な消費遊
技媒体数情報と、遊技により獲得された遊技媒体数の大
きさを特定可能な獲得遊技媒体数情報と、遊技者に貸し
出された遊技媒体数の大きさを特定可能な貸出遊技媒体
数情報と、を収集する情報収集手段と、前記情報収集手
段にて収集された各情報に基づいて遊技者が所持する所
持遊技媒体数を算出する算出手段と、算出された所持遊
技媒体数を表示する表示手段9と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置される遊技機に対応して
設けられ、遊技機における所定情報に基づいて遊技者に
有益な情報を表示可能な遊技用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技場等に設置される遊技機とし
ては、遊技媒体としてパチンコ玉を用いて遊技を行うパ
チンコ台や、遊技媒体としてコインを用いるスロットマ
シンが多く使用されている。
【0003】これらの遊技機は、近年の電子技術やデバ
イス技術の発達に伴い、その多くがマイコン等を搭載し
て電子化されてきていて、そのほとんどが該マイコン等
により制御された可変表示装置を有しており、この可変
表示装置が所定の表示状態となった際に遊技者に有利と
なる特定遊技状態、いわゆる「大当り」が発生するよう
になっている。
【0004】このため、近年においては、通常よりも高
い確率にて「大当り」が発生するように、前記マイコン
が実施するプログラムの内容を不正に書き換えた不正ロ
ムによる遊技者側の不正が大きな問題となっていて、こ
れらの問題に対処するために、前記のマイコンが実施す
るプログラムが記憶されたロムを搭載する基板をかしめ
基板とすること等の対策が多くなされるようになってき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、遊技者側
の不正への対策が強化される一方、遊技場側における不
正、例えば遊技により獲得された遊技媒体であるパチン
コ玉やコインの数を計数する計数装置において、計数し
た数を実際の数よりも少なくするいわゆる「間引き」行
為等の不正に対しては、何らの対策がなされておらず、
また、これら前記「間引き」等の遊技場側の不正を効果
的に抑止できる方法も提案されていなかった。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、遊技場側の不正である前記「間引
き」行為等を効果的に抑止することのできる遊技用表示
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用表示装置は、遊技機に対応して
設けられ、該遊技機における所定情報に基づく情報を表
示可能とされた遊技用表示装置であって、前記所定情報
が、前記遊技機の遊技に消費された遊技媒体数を特定可
能な消費遊技媒体数情報と、遊技により獲得された遊技
媒体数の大きさを特定可能な獲得遊技媒体数情報と、遊
技者に貸し出された遊技媒体数の大きさを特定可能な貸
出遊技媒体数情報と、を含み、前記所定情報に基づいて
遊技者が所持する所持遊技媒体数を算出、表示すること
を特徴としている。この特徴によれば、遊技者が所持す
る所持遊技媒体数が本発明の遊技用表示装置に表示され
ることで、遊技者は所持する遊技媒体の数を計数装置に
て計数する以前に認識し、計数装置による遊技媒体数が
遊技用表示装置に表示されたものと一致するかを確認で
きるようになるため、「間引き」行為等の遊技場側の不
正を効果的に防止することができる。
【0008】前記した問題を解決するために、本発明の
遊技用表示装置は、遊技機に対応して設けられ、該遊技
機における所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊
技用表示装置であって、前記所定情報として、前記遊技
機の遊技に消費された遊技媒体数を特定可能な消費遊技
媒体数情報と、遊技により獲得された遊技媒体数の大き
さを特定可能な獲得遊技媒体数情報と、遊技者に貸し出
された遊技媒体数の大きさを特定可能な貸出遊技媒体数
情報と、を収集する情報収集手段と、前記情報収集手段
にて収集された各情報に基づいて遊技者が所持する所持
遊技媒体数を算出する算出手段と、算出された所持遊技
媒体数を表示する表示手段と、を具備することを特徴と
している。この特徴によれば、遊技者が所持する所持遊
技媒体数が本発明の遊技用表示装置に表示されること
で、遊技者は所持する遊技媒体の数を計数装置にて計数
する以前に認識し、計数装置による遊技媒体数が遊技用
表示装置に表示されたものと一致するかを確認できるよ
うになるため、「間引き」行為等の遊技場側の不正を効
果的に防止することができる。
【0009】本発明の遊技用表示装置は、前記獲得遊技
媒体数情報と貸出遊技媒体数情報として、遊技機に補給
される遊技媒体数の大きさを特定可能な補給遊技媒体数
情報を収集することが好ましい。このようにすれば、例
えば貸し出しされる遊技媒体の排出を実施可能な遊技機
を用いる場合には、獲得遊技媒体数と貸出遊技媒体数と
が合算された数が、遊技機に補給される遊技媒体数に等
しいことから、該補給される遊技媒体数の大きさを特定
可能な補給遊技媒体数情報及び前記消費遊技媒体情報の
みを収集することで、装置の構成や所持遊技媒体数の算
出処理を簡素化することができる。
【0010】本発明の遊技用表示装置は、前記獲得遊技
媒体数情報は、遊技者に賞として付与された遊技媒体数
を特定可能な情報とされていることが好ましい。このよ
うにすれば、正確な所持遊技媒体数を把握することがで
きる。
【0011】本発明の遊技用表示装置は、前記獲得遊技
媒体数情報は、入賞した遊技媒体数を特定可能な情報と
されていることが好ましい。このようにすれば、入賞し
た遊技媒体数に基づき、遊技用表示装置側で獲得遊技媒
体数を算出することから、遊技場側が入賞した遊技媒体
数を不正に操作すること等が難しく、よって正確な所持
遊技媒体数を把握することができる。
【0012】本発明の遊技用表示装置は、前記遊技機
は、余剰となった遊技媒体を貯溜可能な余剰遊技媒体貯
溜部を有し、該余剰遊技媒体貯溜部より排出される遊技
媒体数を特定可能な情報を前記獲得遊技媒体数情報とす
ることが好ましい。このようにすれば、余剰遊技媒体貯
溜部より排出される遊技媒体数を計数するのみで良く、
簡便に所持遊技媒体数を把握することができる。
【0013】本発明の遊技用表示装置は、対応する前記
遊技機に一体に設けられていることが好ましい。このよ
うにすれば、これら遊技用表示装置に新たな設置スペー
スを設ける必要がなく、従来の遊技島においても簡便に
遊技用表示装置を導入することができる。
【0014】本発明の遊技用表示装置は、前記遊技機の
中央より上部位置に設けられていることが好ましい。こ
のようにすれば、その遊技者の所持する遊技媒体数の大
きさを他の遊技者も認識できるようになることから、他
の遊技者へのアピール性を高めることができる。
【0015】本発明の遊技用表示装置は、遊技者が操作
可能とされ、表示されている所持遊技媒体数を初期化す
るためのリセット操作部を備えることが好ましい。この
ようにすれば、自分の所持遊技媒体数を把握したい遊技
者のみが使用できるようになる。
【0016】本発明の遊技用表示装置は、前記表示手段
が液晶表示パネルにて形成されていることが好ましい。
このようにすれば、表示装置を薄型のものとすることが
でき、設置性を向上できるばかりか、例えば所持遊技媒
体数以外の情報の表示等にも適宜に対応することもでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機
の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明に係る遊
技機はこれらパチンコ遊技機に限定されるものではな
く、遊技媒体としてコインを使用するコイン遊技機やス
ロットマシン等にも適用可能である。
【0018】(実施例1)図1は、本実施例1の遊技用
表示装置を構成する表示ユニット9を有するパチンコ機
2が設置されたユニット式遊技島台1を示す正面図であ
り、図2は、本実施例1におけるユニット式遊技島台1
の内部構造を示す図であり、図3は、本実施例1にて用
いたユニット式遊技島台1の構成を示すブロック図であ
り、図4は、本実施例1にて用いたパチンコ機2を示す
正面図であり、図5は、本実施例1にて用いたパチンコ
機2の遊技盤206を示す拡大図であり、図6は、本実
施例1にて用いたパチンコ機2の背面を示す図であり、
図7は、本実施例1にて用いた前記表示ユニット9の取
り付け状況を示す斜視図であり、図8は、本実施例1に
て用いた前記表示ユニット9の分解斜視図であり、図9
は、実施例1にて用いたパチンコ機2の構成を示すブロ
ック図である。
【0019】まず、本実施例1では、ユニット構成とさ
れた筐体内部にパチンコ機2を稼動させるのに必要なパ
チンコ玉の揚送装置26や研磨装置41等の適宜装置が
全て収容されるとともに、その前後面(後面は図示せ
ず)に所定の台数(本実施例では4台)のパチンコ機2
および該パチンコ機2に1対1に設けられるカードユニ
ット3とが搭載された遊技島台1が複数連結されて横長
状の遊技島とされている。
【0020】この遊技島台1は、遊技島台1の下部を覆
う腰板5と、該腰板5上に列設される遊技機としてのパ
チンコ機2、及びパチンコ機2に1対1とされて隣接し
て設けられるカードユニット3と、遊技島台1の前記各
パチンコ機2の上部を覆う幕板6a、ランプ板6bと、
該ランプ板6bに個々のパチンコ機2に1対1とされ呼
び出しボタン17を備えた呼び出しランプ8と、から主
に構成され、前記パチンコ機2の下部位置には、各パチ
ンコ機2毎に計数装置4が設けられている。
【0021】この計数装置4は、該玉計数装置4の一部
を構成する玉受皿35が、前記各パチンコ機2の余剰玉
貯留部である余剰玉受皿204に設けられた排出口(図
示せず)を下から覆うように固設され、遊技により獲得
されたパチンコ玉は、前記余剰玉受皿204より玉受皿
35に適宜投入され、スライドレバー34を操作するこ
とで計数装置4により計数された後、遊技島台1内部の
下方に設けられた回収桶部40(図3参照)にパチンコ
玉が返却されるようになっている。
【0022】また、前記カードユニット3の内部には、
図3に示すように、遊技用記録媒体であるプリペイドカ
ードに記録されている度数データを読み出し並びに新た
な度数データを書き込み可能な磁気カードリーダライタ
44が内蔵されているとともに、カードユニット3の前
面には、図1に示すように、該磁気カードリーダライタ
44に連通し、プリペイドカードを挿入可能とされたカ
ード挿入口10が設けられている。更に、この前面に
は、計数されたパチンコ玉数から遊技者が所望する数の
パチンコ玉の払い出しをさせるための払出ボタン13
と、排出される玉を前記パチンコ機2の上皿に誘導する
誘導ガイド14とが設けられており、遊技者は一度計数
したパチンコ玉を前記払出ボタン13を操作すること
で、再度使用することができるようになっている。尚図
1中の12は、カードユニット3が動作中であることを
報知する動作ランプであり、11はプリペイドカードの
返却時に点滅点灯されて返却を報知するためのインジケ
ータである。
【0023】前記幕板6a、6bは、本実施例1におい
ては前方に開放可能に設けられており、幕板を開放する
ことにより、図2に示すように、該遊技島台1内の上部
位置に設けられた供給樋36に連結され、前記カードユ
ニット3内の玉切り払い出しユニット33に玉を供給す
る配送管28並びに各パチンコ機2に玉を供給する供給
管29、30内において発生する玉づまりや各電設部等
のメンテナンスを外部より容易に行えるようになってい
る。
【0024】また、前記幕板6bとパチンコ機2との間
には、前記計数装置4により計数された獲得玉数の合計
が表示される7セグメンントLED表示パネル38が設
けられている。また、この7セグメンントLED表示パ
ネル38の隣には、計数された全ての玉を精算に供する
際に操作される全数精算ボタン19、所定の特殊景品と
の交換において生じる端玉の返却を実施させて精算を行
う際に操作される端玉精算ボタン20、離席時において
操作される離席ボタン21から成る操作ボタンが設けら
れているとともに、7セグメンントLED表示パネル3
8の他方側の並設された前記2機のパチンコ機2の中間
位置には、精算時並びに離席時に発行される記録媒体で
あるリライトカードへの情報の記録および読み出しが可
能な磁気カードリーダライタ39が、そのカード挿入発
行口37が露出するように設置されており、これら各操
作ボタン19、20、21や7セグメンントLED表示
パネル38並びにカード挿入発行口37が同一の電設パ
ネル18に設けられている。
【0025】また、本実施例1の遊技島台1の下部位置
には、図2に示されるように、回収樋部40に連接され
て、揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通
じて前記供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられ
ているとともに、この供給樋36に至る経路中にはパチ
ンコ玉の研磨を行う研磨装置41が設けられていて、該
遊技島台1内においてパチンコ玉が循環使用されるよう
になっており、前記回収樋部40の下方空間には、図3
に示すように、これら遊技島台1の各部に接続されて遊
技島台1全体の制御を行うコントロールユニット42が
配設されている。
【0026】これら各遊技島台1毎に設けられたコント
ロールユニット42は、遊技島台1を構成する各部との
信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の状況デ
ータ等を記憶するためのメモリや所定の制御プログラム
を実行して制御処理を行うCPU(中央演算処理装置)
等を内在しており、これら各コントロールユニット42
は、通信部45並びに通信ケーブルを介して遊技場の所
定位置に設けられた管理コンピュータ47にデータ通信
可能に接続されており、該管理コンピュータ47におい
ては、各遊技島台1毎の貯溜玉数や、各パチンコ機2毎
に設けられた補給玉計数機48による各パチンコ機毎の
補給玉数とアウト玉計数機46によるアウト玉数とに基
づく差玉数、並びに前記各計数装置4により計数された
獲得玉数等の各データが収集、管理されている。
【0027】また、前記パチンコ機2とカードユニット
3とは、図3に示すように、インターフェイスを介して
互いにデータ通信可能に接続されているとともに、これ
らパチンコ機2とカードユニット3とはコントロールユ
ニット42にもインターフェイスを介して接続されてお
り、前記カードユニット3からは、挿入されたプリペイ
ドカードより読み出されたカード残度数データ並びに前
記払出ボタン13の入力が、それぞれパチンコ機2とコ
ントロールユニット42とに出力され、該カード残度数
がパチンコ機2の上皿前方部に設けられている度数表示
部22に表示されるようになっている。これら度数表示
部22に残度数が存在する場合において、該度数表示部
22の側部に設けられた貸出ボタン16を操作すること
により、所定度数に対応する数のパチンコ玉がパチンコ
機2より貸し出されるとともに、前記度数表示部22の
度数から所定度数が減算更新表示されるようになってい
る。
【0028】また、該度数表示部22の他方の側部位置
に設けられた返却ボタン15が操作された場合は、その
時点における度数表示部22の残度数データが新たな残
度数データとして前記インターフェイスを介してパチン
コ機2よりカードユニット3に出力され、前記カード挿
入口10に連設された磁気カードリーダライタ44によ
り、プリペイドカードに新たな残度数データが記録され
て返却される。
【0029】また、前記コントロールユニット42に
は、図3に示すように、前記揚送装置26や研磨装置4
1が接続されて、その動作が適宜に制御されるようにな
っているとともに、前記7セグメンントLED表示パネ
ル38は、その表示動作を制御する表示ドライバ43を
介してコントロールユニット42に接続され、前記計数
装置4により計数された獲得玉数が該7セグメンントL
ED表示パネル38に表示されるようになっているとと
もに、前記カードユニット3に設けられた払出ボタン1
3の入力がなされた場合には、コントロールユニット4
2は、前記7セグメンントLED表示パネル38に表示
されている計数玉数より、所定数の玉数を減算更新表示
するようになっている。
【0030】また、該コントロールユニット42には、
前記カード挿入発行口37に繋がる磁気カードリーダラ
イタ39が接続され、前記全数精算ボタン19が操作さ
れた場合には、その時点での獲得玉数が記録された精算
カードを、前記端玉精算ボタン20が操作された場合に
は、所定の特殊景品との交換において生じる端玉を減じ
た玉数データが記録された精算カードを、それぞれ発行
するとともに、前記離席ボタン21が操作された場合に
は、所定の識別符号が記録された離席カードが発行さ
れ、遊技者が離席を終了して遊技を再開する場合には、
該発行された離席カードを前記カード挿入発行口37に
挿入することにより、該離席カードに記録されている識
別符号が照合されることで、前記払出ボタン13の操作
による玉の払戻し等が可能となって遊技者が再度遊技を
実施できるようになっている。
【0031】次いで、本実施例1にて用いたパチンコ機
2は、図4に示すように、額縁状に形成されたガラス扉
枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打
球供給皿203がある。打球供給皿203の下部には、
打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受
皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下、操
作ノブという)205とが設けられている。ガラス扉枠
202の後方には、遊技盤206が着脱可能に取付けら
れている。また、遊技盤206の前面には遊技領域20
7が設けられている。
【0032】遊技領域207の中央付近には、「特別図
柄」と呼ばれる複数種類の識別情報可変表示するための
可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類
の識別情報が可変表示される可変表示器210とを含む
可変表示装置208が設けられている。尚、本実施例1
では、可変表示部209はLCD表示器(液晶表示器)
にて形成されていて、特別図柄を可変表示可能とされて
いる。具体的に、可変表示部209の表示エリアにおい
ては、横方向に並ぶ態様で3つの可変表示エリアを表示
上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中
図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が可変表示可能で
ある。また、可変表示器210は、7セグメントLED
よりなり、1つの図柄表示エリアがある。可変表示部2
09に表示される特別図柄は、後述するように打玉が始
動入賞口214へ始動入賞することに基づいて可変開始
される。一方、可変表示部209に表示される普通図柄
は、後述するように打玉が通過ゲート211を通過する
ことに基づいて可変開始される。
【0033】可変表示部209の下部には、始動入賞口
214に入った始動入賞玉数を記憶して表示する4個の
表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器218が
設けられている。この例では、4個を上限として、始動
入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器218のL
EDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部20
9において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LE
Dが1つ滅灯する。
【0034】可変表示装置208の側部には、打玉を導
く通過ゲート211が設けられている。可動片215
は、ソレノイド216によって開状態とされる。通過ゲ
ート211には、通過ゲート211を通過した打玉を検
出するゲートスイッチ212がある。また、始動入賞口
214に入った始動入賞玉は、遊技盤206の背面に導
かれ、始動ロスイッチ217によって検出される。
【0035】可動片215の下方には、開閉板220が
設けられた可変入賞球装置219が取付けられている。
遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレ
ノイド221によって開閉板220が傾動し、可変入賞
球装置219の大入賞口が開口する。大入賞口に進入し
た玉のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞玉
はVカウントスイッチ222で検出される。一方、大入
賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞
した入賞玉はカウントスイッチ223で検出される。
【0036】遊技盤206には、複数の入賞口224a
〜dが設けられている。遊技領域207の左右周辺に
は、遊技中に点灯表示される装飾ランプ225が設けら
れ、下部には、入賞しなかった打玉を回収するアウト口
226がある。また、遊技領域207の外側の左右上部
には、効果音を発する2つのスピーカ227が設けられ
ている。遊技領域207の外周には、遊技効果LED2
28aおよび遊技効果ランプ228b、228cが設け
られている。そして、この例では、一方のスピーカ22
7の近傍に、景品玉払出時に点灯する賞球ランプ251
が設けられ、他方のスピーカ227の近傍に、補給玉が
切れたときに点灯する玉切れランプ252が設けられて
いる。
【0037】また、遊技盤206の上方隅部は切り欠き
状とされていて、該切り欠き部には、前記ガラス扉枠2
02の開口73よりパチンコ機2の前面に遊技者が目視
可能なように露出して取り付けられる遊技用表示装置を
構成する表示ユニット9が設けられている。
【0038】前記打球操作ノブ205の操作によって駆
動モータ294により揺動されるハンマー248によっ
て発射された打玉は、打球レール249を通って遊技領
域207に入り、その後、遊技領域207を流下してい
く。この際、打玉は発射玉検出スイッチ246により1
つずつ検出されるとともに、発射勢いが弱すぎて前記遊
技領域207に達しなかったパチンコ玉は、ファール玉
検出スイッチ247により検出された後、環流経路(図
示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるよう
になっており、前記発射玉検出スイッチ246並びにフ
ァール玉検出スイッチ247においてパチンコ玉が検出
される毎に、後述する遊技制御基盤241に信号が出力
される。
【0039】また、前記遊技領域207に打ち込まれた
打玉が通過ゲート211を通ってゲートスイッチ212
で検出されると、可変表示器210に停止表示されてい
る普通図柄が可変開始する。なお、可変表示器210の
可変表示中に打玉が通過ゲート211を通過した場合に
はその通過が記憶され、可変表示器210が停止して再
度変動を開始可能な状態になってから前記通過記憶を
「1」減算して可変表示器210が可変表示制御され
る。この通過記憶の上限はたとえば「4」に定められて
おり、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せ
ず)により表示される。
【0040】また、打玉が始動入賞口214に入り始動
口スイッチ217で検出されると、特別図柄の変動を開
始できる状態であれば、可変表示部209に表示される
特別図柄がスクロールを始める。たとえば、すでに可変
表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によ
って特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなけれ
ば、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0041】可変表示器210の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)と
なった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片2
15が所定時間開成して遊技者にとって有利な第1の状
態となる。
【0042】この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞
して始動口スイッチ217で検出されると、特別図柄の
変動を開始できる状態であれば、可変表示装置208の
可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動
表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の特別図
柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の
表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技
状態(大当り状態)が発生する。このような大当り状態
が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、こ
の例では予め定め複数種類定められている。このように
大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置219
の開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の
状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば3
0秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10
個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状
態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置21
9の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケ
ット)に入賞してVカウントスイッチ222により検出
されれば、その回の第1の状態の終了を待って再度開閉
板220が開成されて第1の状態となる。この第1の状
態の繰返し継続制御は、最大15回まで実行可能であ
る。このような最大15回実行可能である第1の状態と
なっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と
呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウン
ドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0043】また、可変表示装置208の可変表示部2
09で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の
種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたと
きには前述したように大当りが発生するが、その大当り
図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種
類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合に
は、通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く
変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)とな
る。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特
別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄とよばれる。以
下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りとい
い、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発
生する大当りを非確変大当りという。
【0044】通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発
生すると、その確率変動状態は、たとえば、少なくとも
予め定められた確変継続回数(たとえば、1回、あるい
は2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続
制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生
すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計
数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが
発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継
続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によ
るものであった場合には、確率変動の生じていない通常
遊技状態に戻る。
【0045】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ遊技機2の場合には、ある
程度、確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態
への継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変
大当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設
定されている。そして、この上限回数に基づいて大当り
の表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点
で確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。以下、
このような制御を回数制限制御と呼ぶ。なお、回数制限
制御の実行により、確変図柄での大当りを禁止する制限
が行なわれること(これを継続規制状態という)は、通
称、(確変)リミッタの作動と呼ばれる。
【0046】このように、回数制限制御の実行により、
確変図柄での大当りが制限された場合において大当りが
発生する場合には、確変図柄以外の通常の大当り図柄
(非確変図柄)による大当りが発生する。したがって、
回数制限制御が実行されると、確変図柄での大当りが一
旦禁止される。そして、その回数制限状態は、次の大当
りが発生すると解除され、確変図柄での大当り発生の禁
止解除後は、再び、通常通りに確変図柄での大当りが許
容される。
【0047】可変表示装置208の可変表示部209に
おいては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、
「リーチ状態」とは、可変表示装置208の可変表示部
209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結
果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定
の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様を
いう。言い換えれば、リーチとは、表示状態が変化可能
な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異なら
せて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が
予め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合
に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態とな
る遊技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導
出表示されていない段階で、既に導出表示されている表
示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満た
している表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リ
ーチとは、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有す
る可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様の組合せになった場合に、遊技状態が遊技者にとっ
て有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記可変
表示装置の表示結果がまだ導出表示されていない段階
で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変
表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態を
いう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せ
が揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部によ
る可変表示を行なう状態もリーチ表示状態に含まれる。
さらにリーチの中には、それが出現すると、通常のリー
チ(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすい
ものがある。このような特定のリーチをスーパーリーチ
という。
【0048】また、リーチ状態とは、可変表示装置の表
示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にま
で達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導
出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域
の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様とな
る条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0049】次に、パチンコ遊技機2の背面の構造につ
いて、図6に基づき説明する。パチンコ遊技機2の遊技
盤206の裏面側には、機構板236が設けられてい
る。この機構板236の上部には玉タンク238が設け
られ、前記遊技島台1の供給樋36により導出された供
給管29,30よりパチンコ玉が玉タンク238に供給
される。玉タンク238内のパチンコ玉は、誘導樋23
9を通って玉払出装置297に供給される。
【0050】機構板236には、可変表示部209の表
示制御を行なう表示制御基板280等が搭載された可変
表示制御ユニット229、基板ケース232に覆われ遊
技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御
基板231、パチンコ玉の払出制御を行なう払出制御用
マイクロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板23
7が設置されている。さらに、機構板236には、駆動
モータ294の回転力を利用して打玉を遊技領域207
に発射する打球発射装置234と、スピーカ227およ
び遊技効果ランプ・LED228a,228b,228c
に信号を送るためのランプ制御基板235が設けられて
いる。
【0051】また、前記玉タンク238の内側には、表
示ユニット9が前記ガラス扉枠202に固定されて配置
されている。この、表示ユニット9は図7並びに図8に
示すように、後述する賞球基板237に設けられた第2
情報出力回路268に接続される表示基板70上に、E
Lバックライト85と液晶(LCD)パネル71とが設
けられた構成とされており、前記LCDパネル71の前
面が、前記ガラス扉枠202に形成された開口73より
露出するように、表示基板70の4隅が固定ねじ74に
て、前記開口73の近傍に設けられた柱状突起75にて
固定されている。
【0052】この表示基板70に実装されたLCDパネ
ル71は、表示のX方向に透明電極が配列されたX側ガ
ラス基板82bと、表示のY方向に透明電極が配列され
たY側ガラス基板82aとを液晶部材を挟んで等間隔に
て対向させて成るドットマトリックスLCDパネルとさ
れており、前記X側ガラス基板82bおよびY側ガラス
基板82aは、それぞれX側およびY側フレキシブルプ
リント基板83b、83aに接続され、これらX側およ
びY側フレキシブルプリント基板83b、83aを介し
て前記表示基板70に実装されたLCDドライバ72に
接続されており、該LCDドライバ72は同様に表示基
板70に実装されている制御用MPU91に接続されて
いて、制御用MPU91にて算出された所持玉数がLC
Dパネル71に表示される。
【0053】また、LCDパネル71の下部には前述の
ようにELバックライト85が配置され、接続端子部8
7を表示基板70の裏面側に実装された高周波電源回路
に接続することにより、前記ELバックライト85の両
端部に形成された電極86間に高周波が印加されてEL
バックライト85が面発光し、前記LCDパネル71を
下方より照光するようになっており、前記LCDパネル
71およびELバックライト85とは、表示基板70に
設置される基台88上に配置され、該LCDパネル71
の前面を覆う透明保護部材としてのポリカーボネート板
80に設けられた係合突起81が前記基台88の4角に
設けられた係合溝89と係合することにより、LCDパ
ネル71及びELバックライト85が挟持された状態に
て一体化されている。
【0054】本実施例1のパチンコ機2の遊技制御基板
231における回路構成の一例を図9に示す。なお、図
9には、ランプ制御基板235、賞球制御基板237、
音声制御基板270、表示制御基板280および発射制
御基板291も示されている。
【0055】遊技制御基板231は、プログラムに従っ
てパチンコ遊技機2を制御する基本回路253と、ゲー
トスイッチ212、始動口スイッチ217、Vカウント
スイッチ222、カウントスイッチ223、入賞球検出
スイッチ299a〜d、および、貸出ボタン16や返却
ボタン15並びに満タンスイッチ154(余剰玉受皿2
04の満タンを検出する満タンスイッチ154)からの
信号を基本回路253に与えるスイッチ回路258と、
可動片215を開閉するソレノイド216および開閉板
220を開閉するソレノイド221を基本回路253か
らの指令に従って駆動するソレノイド回路259と、始
動入賞記憶表示器218の点灯および点滅を行なうとと
もに、前記度数表示部22並びに可変表示器210と装
飾ランプ225とを駆動するランプ・LED回路260
とを含む。
【0056】また、遊技制御基板231は、基本回路2
53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示
す大当り情報、可変表示装置208の可変表示に利用さ
れた始動入賞玉の個数を示す始動情報、確率変動が生じ
たことを示す確変情報等を前記遊技島台1のコントロー
ルユニット42に対して出力する第1情報出力回路26
4を含む。
【0057】基本回路253は、ROM254、RAM
255、CPU256、I/Oポート257、および、
クロック発生部152を含む。ROM254は、ゲーム
制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶す
るためのものである。RAM255は、ワークメモリと
して使用されるためのものである。CPU256は、ゲ
ーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに
従って遊技制御動作等の奇種の制御動作を行なう。I/
Oポート257は、データおよび信号等の各種情報の入
出力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発
生部152は、基本回路253が動作する場合の基準タ
イミングとなる動作クロックをCPU256等の基本回
路253内の各部に与えるものである。
【0058】さらに、遊技制御基板231には、電源投
入時に基本回路253をリセットするための初期リセッ
ト回路266と、電源投入後に基本回路253を定期的
にリセットするための定期リセット回路265と、基本
回路253から与えられるアドレス信号をデコードして
I/Oポート257のうちのいずれかのI/Oポートを
選択するための信号を出力するアドレスデコード回路2
67とが設けられている。
【0059】基本回路253は、電源投入時において、
初期リセット回路265により初期リセットされる。ま
た、電源投入後、基本回路253は、定期リセット回路
265により定期的(例えば、2ms毎)にリセットさ
れ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理
が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位
置から再度実行される。
【0060】打玉を発射する打球発射装置234は、発
射制御基板291上の回路によって制御される駆動モー
タ294で駆動される。そして、駆動モータ294の駆
動力は、操作ノブ205の操作量に従って調整される。
すなわち、発射制御基板291上の回路によって、操作
ノブ205の操作量に応じた速度で打球が発射されるよ
うに制御される。
【0061】また、遊技制御基板231から表示制御基
板280には、可変表示装置208の可変表示部209
の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンド
データと、ストローブ信号としての割込信号(以下、表
示制御信号INTともいう)とが伝送される。表示制御
基板280側では、表示制御コマンドデータCDの指令
内容にしたがって、可変表示部209の表示制御を行な
う。
【0062】遊技制御基板231からランプ制御基板2
35には、ランプ制御基板235により制御が行なわれ
る遊技効果LED228a、賞球ランプ251、玉切れ
ランプ252、および、遊技効果ランプ228a、22
8bの制御に関する指令情報としてのランプ制御信号等
の情報が伝送される。
【0063】遊技制御基板231から音声制御基板27
0には、音声制御基板270によりスピーカ227から
出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報とし
ての音声制御用コマンドデータ等の情報が伝送される。
この音声制御用コマンドデータに応じて、音声制御基板
270内に設けられた音声制御用のマイクロコンピュー
タは、スピーカ227からの効果音の発生等の音声の制
御を行なう。
【0064】図10は、表示制御基板280内の回路構
成を、画像表示を実現するLCD表示器282とともに
示すブロック図である。
【0065】遊技制御基板231には、出力バッファ1
51と、出カポート153とが設けられている。この出
力バッファ151および出カポート153は、I/Oポ
ート257の一部を構成するものである。表示制御コマ
ンドデータは、CPU256(図9参照)の制御に基づ
いて、CPU256から出力バッファ151、出カポー
ト153および出力ドライバ(図示省略)を介して表示
制御基板280に向けて出力される。
【0066】出力バッファ151は、複数のバッファに
より構成されている。出力バッファ151における各バ
ッファは、遊技制御基板231から表示制御基板280
へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。す
なわち、出力バッファ151は遊技制御基板231の内
部から外部への情報の出力を許容するが遊技制御基板2
31の外部から内部への情報の入力を許容しない不可逆
性を有する出カインタフェースである。したがって、表
示制御基板280側から遊技制御基板231側に信号が
伝わる余地はない。これにより、表示制御基板280内
の回路に不正改造が加えられても、不正改造によって出
力されようとする情報が遊技制御基板231内に伝わる
ことはない。このため、遊技制御基板231から表示制
御基板280への情報の一方向通信が担保され、表示制
御基板280から遊技制御基板231に不正な情報を入
力させて不正な制御動作を行なわせる不正行為を確実に
防ぐことができる。
【0067】表示制御用CPU101は、制御データR
OM102に格納されたプログラムに従って動作する。
表示制御用CPU101は、前述したような態様で遊技
制御基板231から出力されたストローブ信号としての
表示制御信号INTが入力バッファ105を介して入力
されると表示制御用CPU101が割込動作状態となっ
て表示制御コマンドデータを取込む。そして、表示制御
用CPU101は、取込んだ表示制御コマンドデータの
指令内容に従って、LCD表示器282に表示される画
像の表示制御を行なう。具体的には、制御データROM
102に特別図柄の変動パターン等の表示制御用のデー
タが格納されており、受信した表示制御用マンドデータ
に対応する表示制御用データを選択的に読出し、そのデ
ータに基づいて、表示制御コマンドデータに応じた表示
パターンでの画像表示を行なうための指令をVDP10
3に与える。VDP103は、キャラクタROM286
から必要なデータを読出す。そして、VDP103は、
入力したデータに従ってLCD表示器282に表示する
ための画像データを生成し、その画像データをVRAM
87に格納する。そして、VRAM287内の画像デー
タは、R(赤),G(緑),B(青)信号(RGB信号)
に変換され、D/A変換回路104でアナログ信号に変
換されてLCD表示器282に出力される。
【0068】なお、図10には、使用頻度の高い画像デ
ータを格納するキャラクタROM286、および、表示
制御コマンドデータを入力する入力バッファ105も示
されている。キャラクタROM286に格納される使用
頻度の商い画像データとは、たとえば、LCD表示器2
82に表示される人物、動物、または、文字、図形もし
くは記号等からなる画像などである。
【0069】入力バッファ105は、複数のバッファに
より構成されている。入力バッファ105における各バ
ッファは、遊技制御基板231から表示制御基板280
へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。す
なわち、入力バッファ105は、表示制御基板280の
外部から内部への情報の出力を許容するが表示制御基板
280の内部から外部への情報の入力を許容しない不可
逆性を有する入力インタフェースである。したがって、
表示制御基板280側から遊技制御基板231側に信号
が伝わる余地はない。これにより、表示制御基板280
内の回路に不正改造が加えられても、不正改造によって
出力されようとする情報が遊技制御基板231内に伝わ
ることはない。このため、遊技制御基板231から表示
制御基板280への情報の一方向通信が担保され、表示
制御基板280から遊技制御基板231に不正な情報を
入力させて不正な制御動作を行なわせる不正行為を確実
に防ぐことができる。
【0070】また、遊技制御基板231と表示制御基板
280との間のデータの伝送路には、前述した出力バッ
ファ151および入力バッファ105の2つの不可逆性
を有するインタフェースとしてのバッファが設けられて
おり、それらにより2重に不正信号の伝送が防がれるた
め、より一層、不正改造による遊技制御の不正制御動作
を防ぐことができる。
【0071】また、基本回路253は、入賞球検出スイ
ッチ299a〜d検出信号と始動口スイッチ217の検
出信号、Vカウントスイッチ222の検出信号、カウン
トスイッチ223の検出信号に基づいて、所定個数の景
品玉を払出すための賞球信号を賞球制御基板237に出
力する。賞球制御基板237では、その出力されてきた
賞球信号に基づいて玉払出装置297を制御して所定個
数の景品玉を払出すための制御を行なう。
【0072】具体的には、可変入賞球装置219の大入
賞口に入賞した入賞玉については1個の入賞玉がカウン
トSWに検出されることでたとえぱ15個の景品玉が払
出され、始動入賞口214に入賞した入賞玉については
1個の入賞玉が始動口SWに検出されることでたとえば
5個の景品玉が払出され、その他の入賞口224a〜d
のいずれかに入賞した入賞玉については入賞玉1個が各
入賞口に対応して設けられた入賞球検出SW299a〜
dのいずれかに検出されることでたとえば5個の景品玉
が払出されるように制御される。
【0073】このような2種類の個数の景品玉を払出制
御するべく、遊技制御基板231は次のように制御動作
を行なう。始動口スイッチ217、Vカウントスイッチ
222またはカウントスイッチ223からの検出信号が
入力されると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際
に用いる払出個数決定用データとして、スイッチに応じ
た賞球の払出個数別に一時的に内部に記憶する。その
後、入賞球検出スイッチ299a〜dのいずれかの検出
信号が入力されれば、その入力以前に始動口スイッチ2
17からの検出信号があったかどうかを払出個数決定用
データを参照することによって判断し、あった場合には
遊技制御基板231は賞球制御基板237に対し「5」
の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号を出力す
る。一方、入賞球検出スイッチ209a〜dのいずれか
からの検出信号があった場合において、それ以前に始動
口スイッチ217、カウントスイッチ223からのいず
れかからも検出信号が入力されていなかった場合には、
遊技制御基板231は「5」の賞球個数の賞球指令信号
を賞球制御基板237に出力する。賞球制御基板237
においては、賞球指令信号に基づいて、玉払出装置29
7から賞球を払出させる制御が払出制御用マイクロコン
ピュータにより実行される。また、前記貸出ボタン16
が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に
は、貸玉の払出個数を指令するための玉貸指令信号が賞
球制御基板237に与えられ、前記度数表示部22の度
数より所定の大きさが減算されて表示が更新されるとと
もに、減算された新たな度数の大きさがカードユニット
3へ出力される。賞球制御基板237においては、玉貸
指令信号に基づいて、玉払出装置297から貸玉を払出
させる制御が払出制御用マイクロコンピュータにより実
行される。
【0074】また、満タンスイッチ154からの検出信
号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じ
て、賞球禁止指令信号を賞球制御基板237へ送り、玉
払出装置297による賞球の払出しの停止をさせる。
【0075】これら賞球制御基板237において制御さ
れる景品玉の払い出し数の情報は、該賞球制御基板23
7上に設けられている第2情報出力回路268を通じて
前記表示ユニット9の表示基板70へ接続ケーブル76
を介して払い出される景品玉数と同じ数のパルス信号と
して出力されるとともに、前記貸出ボタン16の操作に
基づくパチンコ玉の貸出数の情報も、貸出単位である1
度数毎に所定の信号が出力される態様にて第2情報出力
回路268より表示基板70へ出力される。
【0076】また、前記スイッチ回路258には、前記
発射玉検出スイッチ246並びにファール玉検出スイッ
チ247、リセットボタン7とが接続されており、各ス
イッチからの検出信号が前記第2情報出力回路へ出力さ
れ、これら各信号が打込玉情報として前記表示ユニット
9の表示基板70へ接続ケーブル76を介して出力され
るとともに、これら信号と同様に、該表示ユニット9の
表示内容を初期化する際に遊技者により操作される前記
リセットボタン7の操作に基づく信号も、表示基板70
へと出力されて、前記制御用MPU91による表示内容
の消去、初期化が実施されるようになっている。
【0077】これら表示基板70へ出力される各信号の
流れは、図11に示すようになっており、賞球制御基板
237の前記第2情報出力回路268には、接続ケーブ
ル76へ信号を出力する出力ポート268bと、該出力
ポート268bからの出力信号の出力タイミングを補償
する出力バッファ268aとが設けられており、前述の
ように、出力ポート268bからは、貸出情報として貸
出操作に基づく前記1度数毎の信号が、賞球情報として
前記景品玉数同じ数のパルス信号が、リセット情報とし
てリセット信号が、打込玉情報として前記発射玉検出ス
イッチ246並びにファール玉検出スイッチ247から
の各信号が、それぞれ表示基板70に実装されている入
力ポート90を介して制御用MPU91へ出力される。
【0078】これら各信号に基づき、制御用MPU91
は、貸出情報に基づく玉数並びに賞球情報に基づく玉数
を加算するとともに、打込玉情報に基づく玉数を減じる
ことで、その時点で遊技者が所持するパチンコ玉数を算
出して、算出結果を逐次更新表示する。具体的には、貸
出情報は1度数に1信号が出力されることから、1度数
に対応する貸出玉数である25玉を信号数に乗算して加
算する。貸出情報は、景品玉数に等しい数のパルス信号
であることから、該1パルス毎に1を加算する処理を行
う。また、打込玉数の減算処理としては、該打込玉数が
発射玉検出スイッチ246の信号の数よりファール玉検
出スイッチ247の信号の数を減じた数に等しいことか
ら、発射玉検出スイッチ246の信号毎に1を減算する
とともにファール玉検出スイッチ247の信号毎に1を
加算する処理を実施することで、打込玉数の減算処理と
している。
【0079】このようにして算出された玉数は、キャラ
クタデータとして前記LCDドライバ72に出力されて
LCDパネル71に表示されることで、遊技者が目視に
てその時点におけて所持するパチンコ玉数を確認するこ
とができるようになっている。
【0080】尚、本実施例1では、前述のように、パチ
ンコ機2内部に発射玉検出スイッチ246の信号の数よ
りファール玉検出スイッチ247を設けて打込玉数を表
示基板70にて算出可能としているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら打込玉数を、パチンコ
機2に設けられた前記遊技島台1のアウト玉計数機46
への玉排出流路に玉検出器等を設けて検出するようにし
ても良いし、更には、遊技島台1のアウト玉計数機46
による計数信号を前記表示基板70に入力するようにし
ても良い。
【0081】(実施例2)図12は、本実施例2におい
て用いた遊技島を示す斜視図であり、図13は、本実施
例2における遊技島の内部構造を示す一部破断正面図で
あり、図14は、本実施例2にて用いた遊技島の内部に
設けられた支流樋を示す一部破断斜視図であり、図15
は、前記遊技島の内部に設けられたアウト玉受皿を示す
斜視図であり、図16は、本実施例2にて用いたパチン
コ機及び該パチンコ機の側部位置に配置されたカードユ
ニットを示す正面図であり、図17は、本実施例2にて
用いた遊技機であるパチンコ機の構成を示すブロック図
であり、図18は、本実施例2にて用いた表示装置を構
成する表示ユニットの分解斜視図であり、図19は、本
実施例2にて用いた表示装置の取り付け状況を示す断面
図であり、図20は、本実施例2にて用いた表示装置の
構成を示すブロック図であり、図21は、本実施例2に
て用いた前記表示ユニットの表示状況を示す正面図であ
る。
【0082】本実施例2の遊技島301は、図12に示
すように、その前後面(後面は図示せず)に所定数のパ
チンコ機302および該パチンコ機302の側部に1対
1に設けられるカードユニット303が並設されてお
り、これらパチンコ機302及びカードユニット303
の上部位置を覆うランプ板304には、前記パチンコ機
302に1対1とされた呼び出しランプ305と、本発
明における遊技用表示装置を構成する表示装置306と
が設けられている。
【0083】この遊技島301の略中央上部には、図1
3に示すように、遊技媒体であるパチンコ玉を貯留する
上部タンク307が設けられており、該上部タンク30
7内に揚送、貯留されたパチンコ玉は、遊技島301内
の長手方向に所定の傾斜を有して配設された本流樋30
8に流入するようになっている。
【0084】これら前記本流樋308に流入したパチン
コ玉は、図14に示すように、該本流樋308に所定間
隔にて配設されている支流樋309において一列状に整
列されて玉通路310を流下し、前記パチンコ機302
の上部位置に設けられた玉タンク238に供給されるよ
うになっている。
【0085】これら各パチンコ機302に供給されてパ
チンコ機302において遊技に消費されたパチンコ玉
は、図15に示すように、パチンコ機302よりアウト
玉としてパチンコ機302の背面下部に設けられた排出
口240より、該排出口240の下方位置に各パチンコ
機302毎に設けられたアウト玉受皿312一旦排出さ
れ後、該アウト玉受皿312の下部に遊技島1の長手方
向に略中央部へと傾斜して敷設された下部タンク314
内部へと通じる排出路312’を流下して排出されて貯
留されるとともに、遊技島1の中央部位置へ集められる
ようになっている。
【0086】また、前記排出路312’の経路中には、
該排出路312’内を流下するパチンコ玉の通過を検出
するアウト玉検出スイッチ(SW)(図示せず)を有す
るアウト玉検出機313が設けられており、該アウト玉
検出機313は、前記アウト玉受皿312が対応するパ
チンコ機302に対応して設けられた前記表示装置30
6の制御基板361にケーブル313’を介して接続さ
れていて、前記アウト玉検出SWにおいてパチンコ玉が
検出される毎に所定のパルス信号が出力され、前記表示
装置306の制御基板361へパチンコ機302より排
出されたアウト玉の数に一致する数のパルス信号がアウ
ト玉情報として出力されるようになっている。
【0087】これら下部タンク314内部に排出された
パチンコ玉は、遊技島301の略中央部に設けられた揚
送研磨装置315へ集められ、該揚送研磨装置315に
て、揚送研磨通路316を介して前記上部タンク307
内へ研磨、揚送されて、遊技島1内部を循環するように
なっており、図13中の317は、オーバーフロー樋で
あり、前記上部タンク307よりオーバーフローするパ
チンコ玉が、前記揚送研磨装置315へ適宜返却される
ようになっている。
【0088】次いで、本実施例2にて用いたパチンコ機
302について説明すると、本実施例にて用いたパチン
コ機302は、図16並びに図17に示すように、前記
実施例1のパチンコ機2に設けられていたリセットボタ
ン7や、発射玉検出スイッチ246やファール玉検出ス
イッチ247、並びに表示ユニット9が設けられていな
い通常の可変表示装置を搭載したクレジットリーダ機と
されていて、その他の構成並びに機構動作等は、前記実
施例1のパチンコ機2と同様とされているため、同一の
符号を付すことにより、ここでの詳細な説明は省略する
こととする。
【0089】尚、本実施例2におけるパチンコ機302
においても、賞球制御基板237において制御される景
品玉の払い出し数の情報が、該賞球制御基板237上に
設けられている第2情報出力回路268を通じて出力さ
れるとともに、前記貸出ボタン16の操作に基づくパチ
ンコ玉の貸出数の情報も、貸出単位である1度数毎に所
定の信号が出力される態様にて第2情報出力回路268
より出力されるようになっており、この第2情報出力回
路268には前記表示装置306へと繋がる接続ケーブ
ル331が接続されており、各出力信号は接続ケーブル
331を介して前記表示装置306へと出力される。
【0090】これら遊技島1に並設されるパチンコ機3
02の側部位置には、各パチンコ機302に1対1に対
応して遊技用記録媒体であるプリペイドカードが挿入可
能とされたカードユニット303が設けられており、該
カードユニット303の内部には、プリペイドカードに
記録されている度数データを読み出し並びに新たな度数
データを書き込み可能な磁気カードリーダライタ320
が内蔵されているとともに、カードユニット303の前
面には、図16に示すように、該磁気カードリーダライ
タ320に連通し、プリペイドカードを挿入可能とされ
たカード挿入口321が設けられている。尚図16中の
322は、カードユニット303が動作中であることを
報知する動作ランプであり、323はプリペイドカード
の返却時に点滅点灯されて返却を報知するためのインジ
ケータである。
【0091】また、前記パチンコ機302とカードユニ
ット303とは、インターフェイスを介して互いにデー
タ通信可能に接続されており、前記カードユニット30
3からは、挿入されたプリペイドカードより読み出され
たカード残度数データが、パチンコ機302に出力さ
れ、該カード残度数がパチンコ機302の上皿前方部に
設けられている度数表示部22に表示されるようになっ
ている。これら度数表示部22に残度数が存在する場合
において、前記実施例1とのパチンコ機2と同様に、該
度数表示部22の側部に設けられた貸出ボタン16を操
作することにより、所定度数に対応する数のパチンコ玉
がパチンコ機2より貸し出されるとともに、前記度数表
示部22の度数から所定度数が減算更新表示されるよう
になっている。
【0092】また、該度数表示部22の他方の側部位置
に設けられた返却ボタン15が操作された場合は、その
時点における度数表示部22の残度数データが新たな残
度数データとして前記インターフェイスを介してパチン
コ機302よりカードユニット303に出力され、前記
カード挿入口321に連設された磁気カードリーダライ
タ320により、プリペイドカードに新たな残度数デー
タが記録されて返却される。
【0093】次いで、本実施例2の遊技用表示装置を構
成する表示装置306は、図18並びに図19に示すよ
うに、前記ランプ板304の前記呼び出しランプ305
の側部位置に取付けられる表示ユニット340と、該表
示ユニット340と別体とされ、接続ケーブル355に
て表示ユニット340と接続され、その内部に情報収集
手段である後述するI/Oポート362と、算出手段で
ある制御マイコン363とが実装された制御基板361
を内在する制御ユニット360と、から構成されてい
る。
【0094】このように表示装置306を別筐体とされ
た表示機能を担う表示ユニット340と、該表示ユニッ
ト340の制御等を行う制御ユニット360とで構成す
ることは、前記ランプ板304の前面に露出して配置さ
れる表示ユニット340内から制御基板361を除くこ
とで該表示ユニット340の厚みを低減でき、これら表
示ユニット340の設置性を向上できることから好まし
いが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
制御基板361を表示ユニット340内に設けて表示ユ
ニット340と制御ユニット360とを同一の筐体内に
形成するようにしても良い。
【0095】この表示ユニット340の構成は図18に
示すようになっており、表示ユニット340は、基体3
41と該基体341の上部を覆うカバー体342とから
成る筐体内に、表示基板346が収容された構成とされ
ており、前記カバー体342は、基体341の両側端部
位置に立設された係合爪部343が、カバー体342の
側面に形成された係合孔344と係合することにより一
体化されるようになっていて、図中の345は、前記表
示基板346の四隅をねじ固定するための柱状突起であ
る。
【0096】前記カバー体342の前面には、前記表示
基板346上に実装されたLED表示モジュールにて形
成される表示エリア全面が外部より目視可能なように開
口348が形成されており、該開口348はLED表示
モジュール347にて発光される赤色光を優先的に透過
可能なカバー材349にて塞がれている。また、該開口
348近傍の下方位置には、遊技者が操作可能とされた
リセット操作部であるリセットボタン350が設けら
れ、前記表示基板346の上面351aには、前記リセ
ットボタン350に対応するリセットスイッチ352が
実装されている。
【0097】この本実施例2の表示基板346の上面3
51aには、所定数(本実施例2では縦16、横16)
の独立して点灯可能な赤色LED素子がマトリックス状
に配列された3個のLED表示モジュール347を、図
18並びに図21に示すように横一列に配列することで
縦16×横48ドット(画素)のドットマトリックスL
EDパネル356が形成され、該表示基板346の下面
351bに実装されている表示ドライバ353が、これ
ら各画素の点灯制御を前記制御ユニット360からの入
力に基づいて実施することにより、図21に示すように
最高6桁(図中においては5桁)の数字を表示可能とさ
れている。
【0098】また、前記表示ドライバ353および前記
リセットスイッチ352は、表示基板346の下面35
1bより導出され、前記基体341の略中央部に形成さ
れた開口354を通じて外部に引き出された接続ケーブ
ル355により前記制御基板361に接続されている。
【0099】この表示ユニット340と制御ユニット3
60の取付け状況について図19に基づき説明すると、
前記表示ユニット340は、前記ランプ板304の呼び
出しランプ305の側部位置に前記接続ケーブル355
を挿通可能とされた孔部と前記基体341の開口348
とが連通するようにランプ板304の表面に固定して設
けられ、該ランプ板304の内面の前記孔部近傍位置に
は、該孔部に挿通された接続ケーブル355を接続可能
なように、制御ユニット360がランプ板304の内面
に固定して設けられている。
【0100】また、これら制御ユニット360には、前
記パチンコ機302より獲得遊技媒体数情報である賞球
情報(景品玉数分のパルス信号)及び貸出遊技媒体数情
報である貸出情報(使用された度数分のパルス信号)が
出力される接続ケーブル331と、アウト玉検出機31
3より消費遊技媒体数情報としてのアウト玉情報(アウ
ト玉数分のパルス信号)が出力されるケーブル313’
と、が導出されている。
【0101】これら本実施例2の表示装置306と各部
との接続状況並びに該表示装置306の構成について、
図20に基づき説明すると、まず表示装置306の制御
ユニット360に収納された制御基板361には、情報
収集手段としてのI/Oポート362が設けられてお
り、本実施例2では該I/Oポート362に、ケーブル
313’、接続ケーブル331とがそれぞれ接続されて
おり、アウト玉検出機313より出力されたアウト玉情
報並びに、前記パチンコ機302より出力された賞球情
報及び貸出情報とが、それぞれI/Oポート362より
入力され、該I/Oポート362に接続されている後述
の制御マイコン363へ各信号が出力される。
【0102】また、制御基板361には、前記I/Oポ
ート362から出力されてくる情報(信号)に基づき、
遊技者が現在において所持する所持遊技媒体数としての
所持玉数の算出を行うとともに、表示ユニット340の
表示動作等の各種制御を行う算出手段としての制御マイ
コン(MPU)363が設けられており、該制御マイコ
ン(MPU)363は、前記表示基板346上の表示ド
ライバ353およびリセットスイッチ352と前記接続
ケーブル355を介して接続されている。
【0103】次いで、制御マイコン363の動作状況に
ついて説明すると、本実施例2において制御マイコン3
63は、前記パチンコ機2から出力された貸出遊技媒体
数情報としての貸出情報に基づく玉数並びに獲得遊技媒
体数情報としての賞球情報に基づく玉数を加算するとと
もに、アウト玉検出機313から出力された消費遊技媒
体数情報としてのアウト玉情報に基づく玉数を減算する
ことで、その時点で遊技者が所持する所持玉数を算出し
て、算出結果を前記表示ユニット340のLEDパネル
356に逐次更新表示する。具体的には、貸出情報は1
度数に1信号が出力されることから、1度数に対応する
貸出玉数である25玉を信号数に乗算して加算する。賞
球情報は、景品玉数に等しい数のパルス信号であること
から、該1パルス毎に1を加算する処理を行う。また、
消費遊技媒体数の減算処理としては、前記アウト玉情報
がアウト玉数すなわち打込玉数に等しい数のパルス信号
であることから、アウト玉検出機313から出力される
信号毎に1を減算する処理を実施する。
【0104】このようにして算出された玉数は、数字デ
ータとして前記表示ユニット340の表示ドライバ35
3に出力されてLEDパネル356に表示されること
で、遊技者が目視にてその時点において所持する所持玉
数を確認することができるようになっている。
【0105】また、遊技者によりリセットボタン350
が操作されると、前記リセットスイッチ352から所定
信号が制御ユニット360の制御基板361に出力され
て、前記制御マイコン363により前記LEDパネル3
56の表示内容の消去、初期化が実施されるようになっ
ており、これに基づき、前記LEDパネルには「0」が
表示されるようになる。
【0106】このように本実施例2においては、前記表
示ユニット340に遊技者が操作可能とされ、表示され
ている現在において遊技者が所持する所持遊技媒体数で
ある所持玉数を初期化するためのリセット操作部である
リセットボタン350が設けられているため、自分の所
持玉数を把握したい遊技者のみが使用できるようにな
る。
【0107】以上説明したように、本実施例2において
は、遊技者に賞として付与された獲得遊技媒体数である
景品玉数が、該景品玉数に等しい数のパルス信号として
前記表示装置306に出力され、該出力された信号に基
づき、算出手段である制御マイコン363は前記所持玉
数に加算する処理を実施することから、前記LEDパネ
ル356には、正確な所持玉数が表示されるようにな
り、よって遊技者は正確な所持遊技媒体数としての所持
玉数を把握できるようになる。
【0108】また、本実施例2においては、所持玉数が
表示される表示ユニット340が、パチンコ機302よ
りも上部に位置するランプ板304に設けられており、
遊技者の所持する遊技媒体数の大きさである所持玉数を
他の遊技者も認識できるようになることから、他の遊技
者へのアピール性を高めることができる。
【0109】尚、本実施例2においては、消費遊技媒体
数である打込玉数をアウト玉検出機313にて検出し、
該アウト玉検出機313から出力されるアウト玉情報を
消費遊技媒体数情報として前記制御マイコン363が所
持玉数を算出しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例1のように、パチンコ
機から出力される打込玉情報に基づいて所持玉数を算出
するようにしても良い。
【0110】(実施例3)図22は、本実施例3にて用
いた遊技島の内部に設けられた補給ユニットを示す斜視
図であり、図23は、本実施例3にて用いた表示装置と
各部との接続状況を示すブロック図である。
【0111】尚、本実施例3においては、遊技島並びに
該遊技島に設けられた遊技機であるパチンコ機、カード
ユニット、遊技用表示装置を構成する表示装置は、前述
の実施例2とほぼ同様に構成されているため、同一の符
号を付すことでここでの詳細な説明は省略することと
し、相違点のみ説明することとする。
【0112】本実施例3に用いた遊技島301において
は、図22に示すように、本流樋308に所定間隔にて
配設される前記支流樋309においてパチンコ玉が流下
する玉通路310の上流部に、電磁ソレノイドにて出没
自在とされて玉の供給と停止とを行うたシャッタ(図示
せず)と、供給されるパチンコ玉の通過を検出する供給
玉検出スイッチ(SW)(図示せず)と、を内在する補
給ユニット311と、前記玉通路310の先端部には、
玉の吐出口に玉が存在することを玉が出射光を遮ること
により検出する玉センサ310’とが設けられている。
【0113】この補給ユニット311からは、前記供給
玉検出スイッチ(SW)にて検出された通過玉毎の信号
が出力されるケーブル311’と信号線311”とが導
出さされており、ケーブル311’は前記表示装置30
6の制御基板361に接続され、信号線311”は玉通
路310の先端に設けられた前記玉センサ310’に接
続されていて、前記玉タンク238が満タン状態になっ
た際に玉センサ310’て玉が所定時間に渡って検出さ
れることで出力される満タン出力により、前記シャッタ
が閉じられて玉の供給が停止され、玉が使用されて玉セ
ンサ310’て玉が検出されなくなった場合には、前記
満タン出力が出力されなくなることで前記シャッタが解
放されて玉が供給され、玉タンク238内のパチンコ玉
が常時ほぼ一定の玉数となるようにされている。
【0114】次いで、本実施例3における表示装置30
6と各部との接続状況について、図23に基づき説明す
ると、まず表示装置306の制御ユニット360の制御
基板361におけるI/Oポート362には、ケーブル
313’、ケーブル311’とがそれぞれ接続されてお
り、該I/Oポート362は制御マイコン363に接続
され、該制御マイコン363に前記アウト玉検出機より
出力された消費遊技媒体数情報としてのアウト玉情報
(アウト玉数分のパルス信号)が入力されるようになっ
ているとともに、前記補給ユニット311より出力され
た補給遊技媒体数情報である補給玉数情報(補給玉数分
のパルス信号)が入力されるようになっている。
【0115】次いで、前記制御マイコン363の動作状
況について説明すると、本実施例3において制御マイコ
ン363は、前記補給ユニット311より出力された補
給遊技媒体数情報としての補給玉数情報に基づく玉数を
加算するとともに、アウト玉検出機313から出力され
た消費遊技媒体数情報としてのアウト玉情報に基づく玉
数を減算することで、その時点で遊技者が所持する所持
玉数を算出して、算出結果を前記表示ユニット340の
LEDパネル356に逐次更新表示する。具体的には、
補給玉数情報は補給玉数に等しい数のパルス信号である
ことから、補給ユニット311から出力される信号毎に
1を加算する処理を実施する。また、消費遊技媒体数の
減算処理としては、アウト玉情報がアウト玉数すなわち
打込玉数に等しい数のパルス信号であることから、アウ
ト玉検出機313から出力される信号毎に1を減算する
処理を実施する。
【0116】このようにして算出された玉数は、数字デ
ータとして前記表示ユニット340の表示ドライバ35
3に出力されてLEDパネル356に表示されること
で、遊技者が目視にてその時点において所持する所持玉
数を確認することができるようになっている。
【0117】また、遊技者によりリセットボタン350
が操作されると、前記リセットスイッチ352から所定
信号が制御ユニット360の制御基板361に出力され
て、前記制御マイコン363により前記LEDパネル3
56の表示内容の消去、初期化が実施されるようになっ
ており、これに基づき、前記LEDパネルには「0」が
表示されるため、自分の所持玉数を把握したい遊技者の
みが使用できるようになる。
【0118】以上説明したように、本実施例3において
は、遊技者に賞としてパチンコ玉が付与されるか、或い
は新たにパチンコ玉が貸し出されると、前記パチンコ機
302の玉タンク238から所定のパチンコ玉が減少
し、これに伴い前記補給ユニット311より前記減少し
たパチンコ玉と等しい数のパチンコ玉が補給されるよう
になっており、獲得遊技媒体数であるパチンコ玉の獲得
玉数と貸出遊技媒体数である貸出玉数とが合算された数
が、遊技機に補給されるパチンコ玉数に等しくなること
から、前記補給ユニット311から出力されるパルス信
号に基づく補給玉数並びに前記アウト玉検出機313よ
り出力されるパルス信号に基づく打込玉数のみを収集
し、該供給玉数から打込玉数を減算することで、現時点
にて遊技者が所持する所持玉数を算出可能なため、これ
ら装置の構成や所持玉数の算出処理を簡素化することが
できる。
【0119】尚、本実施例3においては、消費遊技媒体
数である打込玉数をアウト玉検出機313にて検出し、
該アウト玉検出機313から出力されるアウト玉情報を
消費遊技媒体数情報として前記制御マイコン363が所
持玉数を算出しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例1のように、パチンコ
機から出力される打込玉情報に基づいて所持玉数を算出
するようにしても良い。
【0120】(実施例4)図24は、本実施例4にて用
いたパチンコ機2’を示す正面図、図25は、本実施例
4にて用いたパチンコ機における各スイッチとスイッチ
回路とを接続する各信号線への高感度電流検出センサの
配設状況を示すブロック図であり、図26は、本実施例
4にて用いた前記高感度電流検出センサの外観斜視図で
あり、図27は、前記高感度電流検出センサの構成を示
す分解斜視図であり、図28は、本実施例4における表
示装置と各部の接続状況を示すブロック図である。
【0121】まず、本実施例4において用いたパチンコ
機2’は、前記実施例1のパチンコ機2とほぼ同一とさ
れていて、その違いとしては、前記実施例1のパチンコ
機2には表示ユニット9並びにリセットボタン7とが設
けられていたのに対し、本実施例4のパチンコ機2’で
は、これら表示ユニット9並びにリセットボタン7が設
けられていない構成とされており、その他の構成等は実
施例1のパチンコ機2と同一とされている。また、本実
施例4では、遊技島並びに該遊技島に設けられたカード
ユニット、遊技用表示装置を構成する表示装置は、前述
の実施例2とほぼ同様に構成されているため、同一の符
号を付すことでここでの詳細な説明は省略することと
し、相違点のみ詳述することとする。
【0122】尚、本実施例4のパチンコ機2’において
も、前記第2情報出力回路268からは賞球情報並びに
打ち込み情報や貸出情報が出力されるようになっている
が、本実施例4では、貸出情報のみが第2情報出力回路
268より接続ケーブル331を介して表示装置306
へ出力されるようになっており、その他の出力は使用し
ていない。
【0123】また、本実施例4のパチンコ機2’におい
ては、図25に示すように、発射玉検出スイッチ(S
W)246、ファール球検出スイッチ(SW)247、
始動口スイッチ(SW)217、Vカウントスイッチ
(SW)222、カウントスイッチ(SW)223、入
賞球検出スイッチ(SW)299a〜299dからの各
信号がスイッチ回路258に出力される各信号線に、そ
れぞれの信号線に対応して高感度電流検出センサ44
6、447、417、422、423、499a〜49
9dがそれぞれ配設されており、これら高感度電流検出
センサが図26に示すように取付けられている。
【0124】これら本実施例4にて用いた高感度電流検
出センサの構成について説明すると、該高感度電流検出
センサは、図27に示すように、前記各SWの信号線に
所定の信号が出力される際に流れる微弱な電流を検出す
る毎に所定のパルス信号を出力可能な検出センサ45
0’を有する検出回路部450と、周囲の機器から発生
する磁界等の影響を防止するためのシールドカバー45
1と、前記検出回路部450に信号線を係止するための
係止部材452と、から構成されており、前記検出セン
サ450’の間に前記各SWの信号線を配置した後、上
部から係止部材452を、該係止部材452の係合孔4
53を前記検出回路部450の両側部に設けられた係合
爪454に係合させるようにして取付け、前記信号線を
検出回路部450に係止するとともに、シールドカバー
451を装着することで、前記信号線が高感度電流検出
センサに取付けられている。
【0125】これら高感度電流検出センサから導出され
る出力線431は、図28に示すようにアンプ430に
各々接続されており、前記高感度電流検出センサから出
力された信号は該アンプ430にて増幅された後、ケー
ブル432を介して表示装置306の制御ユニット36
0に出力されるようになっている。
【0126】次いで、本実施例4における表示装置30
6と各部との接続状況について、図28に基づき説明す
ると、まず表示装置306の制御ユニット360の制御
基板361におけるI/Oポート362には、ケーブル
432が接続されており、該I/Oポート362は後述
の制御マイコン363に接続され、該制御マイコン36
3に前記高感度電流検出センサ446、447、41
7、422、423、499a〜499dより出力され
た前記所定のパルス信号が入力されるようになってい
る。
【0127】また、前記I/Oポート362には接続ケ
ーブル331の貸出情報信号線が接続されており、前記
制御マイコン363にパチンコ機302より出力された
貸出情報(使用された度数分のパルス信号)が入力され
るようになっている。
【0128】次いで、制御マイコン363の動作状況に
ついて説明すると、本実施例4において制御マイコン3
63は、前記発射玉検出SW246に対応する高感度電
流検出センサ446から出力されたパルス信号及びファ
ール玉SW247に対応する高感度電流検出センサ44
7から出力されたパルス信号に基づく消費遊技媒体数情
報としての打込玉数を減算するとともに、始動口SW2
17に対応する高感度電流検出センサ417、入賞球検
出SW299a〜299dに対応する高感度電流検出セ
ンサ499a〜499d、VカウントSW222及びカ
ウントSW223に対応する高感度電流検出センサ42
2及び423から出力されるパルス信号に基づく獲得遊
技媒体数情報としての獲得玉数と、前記パチンコ機30
2から出力される貸出遊技媒体数情報としての貸出情報
に基づく貸出玉数と、を加算することで、その時点で遊
技者が所持する所持遊技媒体数としての所持玉数を算出
して、算出結果を前記表示ユニット340のLEDパネ
ル356に逐次更新表示する。
【0129】具体的には、打込玉数は、発射玉検出SW
246に検出された玉数からファール玉検出SW247
に検出された玉数を減じたものであり、これら発射玉検
出SW及びファール玉検出SW247により検出された
玉数は、高感度電流検出センサ446及び447から出
力されたパルス信号の数に等しいことから、前記高感度
電流検出センサ446からの信号1パルス毎に1を減算
するとともに、前記高感度電流検出センサ447からの
信号1パルス毎に1を加算する処理を行う。また、獲得
玉数は、始動口SW217並びに入賞球SW299a〜
299dにて検出された玉数については5玉を乗算した
玉数であり、VカウントSW222及びカウントSW2
23にて検出された玉数については15玉を乗算した玉
数であり、これら各々のSWに検出された玉数に対し各
高感度電流検出センサからは1信号が出力されることか
ら、前記高感度電流検出センサ417、499a〜49
9dからのパルス信号1パルス毎に5を乗算して加算す
るとともに、前記高感度電流検出センサ422、423
からのパルス信号1パルス毎に15を乗算して加算する
処理を行う。また、貸出情報は1度数に1信号が出力さ
れることから、1度数に対応する貸出玉数である25玉
を信号数に乗算して加算する処理を行う。
【0130】このようにして算出された玉数は、前記実
施例2並びに実施例3と同様に数字データとして前記表
示ユニット340の表示ドライバ353に出力されてL
EDパネル356に表示されることで、遊技者が目視に
てその時点において所持する所持玉数を確認することが
できるようになっている。
【0131】また、遊技者によりリセットボタン350
が操作されると、前記リセットスイッチ352から所定
信号が制御ユニット360の制御基板361に出力され
て、前記制御マイコン363により前記LEDパネル3
56の表示内容の消去、初期化が実施されるようになっ
ており、これに基づき、前記LEDパネルには「0」が
表示されるため、自分の所持玉数を把握したい遊技者の
みが使用できるようになる。
【0132】以上説明したように、本実施例4において
は、獲得遊技媒体数情報である獲得玉数を、各入賞口2
24a〜224dや始動入賞口214、可変入賞球装置
219に入賞したパチンコ玉数をカウントする各SWの
信号線に高感度電流検出センサを配設し、前記各SWが
カウントする毎に前記高感度電流検出センサから所定の
パルス信号が出力され、該高感度電流検出センサから出
力されたパルス信号に基づいて、前記表示装置306の
制御マイコン363により遊技者の現在の所持玉数が算
出され、表示ユニット340のLEDパネル356に表
示されるようになっているため、遊技場側が例えば遊技
制御基板231や賞球制御基板237等に改造を加えて
払い出される景品玉数を少なくする等の不正がなされて
いても、遊技者は正確な所持玉数を把握することができ
る。
【0133】尚、本実施例4においては、消費遊技媒体
数情報を発射玉検出SW246及びファール玉検出SW
247の信号線に配設された高感度電流検出センサ44
6、447にて検出しており、これら高感度電流検出セ
ンサ446、447から出力されるパルス信号に基づく
打込玉数に基づいて前記制御マイコン363が所持玉数
を算出しているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、前記実施例1のようにパチンコ機から出
力される打込玉情報に基づいて所持玉数を算出するよう
にしたものや、前記実施例2のようにアウト玉検出機3
13から出力されるアウト玉情報に基づいて所持玉数を
算出するようにしても良い。
【0134】(実施例5)図29は、本実施例5にて用
いたパチンコ機における余剰玉受皿を示す斜視図であ
り、図30は、前記余剰玉受皿の断面図であり、図31
は、本実施例5にて用いたパチンコ機302’の構成を
示すブロック図であり、図32は、本実施例における表
示装置と各部の接続状況を示すブロック図である。
【0135】尚、本実施例5においては、遊技島並びに
該遊技島に設けられた遊技機であるパチンコ機、カード
ユニット、遊技用表示装置を構成する表示装置は、前述
の実施例2とほぼ同様に構成されているため、同一の符
号を付すことでここでの詳細な説明は省略することと
し、相違点のみ詳述することとする。
【0136】本実施例5におけるパチンコ機302’の
余剰遊技媒体貯留部である余剰玉受皿204は、図29
に示すような外観を有しており、該余剰玉受皿204の
上面には、奥方に向かって傾斜する凹状の玉貯留部50
1が設けられていて、その内方奥部位置の後面側には、
パチンコ機302の打球供給皿203にて余剰となった
パチンコ玉が排出される排出口502が設けられてい
る。
【0137】また、前記玉貯留部501の底部上面に
は、該玉貯留部501に貯留されていた玉が流入する流
入口510が形成されていて、該底面部の内部には、図
30に示すように、流入口510から前記余剰玉受皿2
04の下面に設けられた吐出口511に連通するように
傾斜配置され、流下する玉が整列流下する排出通路50
3が形成されており、該排出通路503の経路中には、
整列流下するパチンコ玉の通過を検出可能な検出センサ
508が設けられている。尚図中の505は、排出レバ
ー504の操作により図中矢印方向にスライドさせるこ
とで開閉可能とされた開閉板である。
【0138】この排出通路503の傾斜面506には、
図29並びに図30に示すように、パチンコ玉1つが流
下可能な間隙を有して複数のガイドレール507が並設
されているとともに、該傾斜面506の下部には、前記
ガイドレール上を流下するパチンコ玉の通過を検出可能
な検出センサ508’が、前記ガイドレール507によ
り形成される複数の整列流下路毎に設けられており、こ
れら複数の検出センサ508’が集まってセンサモジュ
ール508とされている。
【0139】このセンサモジュール508からは、出力
ケーブル509並びに509’とが導出されており、そ
の一方の出力ケーブル509は、図32に示すように表
示装置306の制御基板361に接続され、他方の出力
ケーブル509’は、図31に示すようにスイッチ回路
258に接続されていて、これら出力ケーブル509並
びに509’を介してセンサモジュール508上のガイ
ドレール507上をパチンコ玉が通過する毎に1つの所
定パルス信号が前記制御基板361並びにスイッチ回路
258に出力されるようになっている。
【0140】次いで、本実施例5における表示装置30
6と各部との接続状況について、図32に基づき説明す
ると、まず表示装置306の制御ユニット360の制御
基板361におけるI/Oポート362には、前記出力
ケーブル509が接続されており、該I/Oポート36
2は後述の制御マイコン363に接続され、該制御マイ
コン363に前記センサモジュール508より出力され
た前記所定のパルス信号が入力されるようになってい
る。
【0141】次いで、制御マイコン363の動作状況に
ついて説明すると、本実施例5において制御マイコン3
63は、前記検出センサ508から出力されたパルス信
号に基づき排出された玉数を加算することで、その時点
で遊技者が所持する余剰玉数を算出して、算出結果を前
記表示ユニット340のLEDパネル356に逐次更新
表示する。
【0142】具体的には、排出された余剰玉数は、前記
検出センサ508より出力されたパルス信号の数と等し
いことから、該パルス信号1パルス毎に1を加算する処
理を行う。
【0143】このようにして算出された玉数は、数字デ
ータとして前記表示ユニット340の表示ドライバ35
3に出力されてLEDパネル356に表示されること
で、遊技者が目視にてその時点において所持する余剰玉
数を確認でき、概ねの所持玉数を把握することができる
ようになっている。
【0144】また、遊技者によりリセットボタン350
が操作されると、前記リセットスイッチ352から所定
信号が制御ユニット360の制御基板361に出力され
て、前記制御マイコン363により前記LEDパネル3
56の表示内容の消去、初期化が実施されるようになっ
ており、これに基づき、前記LEDパネルには「0」が
表示されるため、自分の所持玉数を把握したい遊技者の
みが使用できるようになる。
【0145】以上説明したように、本実施例5において
は、遊技機であるパチンコ機302に余剰となったパチ
ンコ玉を貯溜可能な余剰遊技媒体貯溜部である余剰玉受
皿204が設けられ、該余剰玉受皿より余剰のパチンコ
玉が排出される際に、該排出されるパチンコ玉の通過が
検出され、所定のパルス信号が表示装置306の制御ユ
ニット360に出力されて、該出力に基づき制御ユニッ
ト360の制御マイコン363は、排出された余剰玉数
を算出し、表示ユニット340のLEDパネル356に
該算出した余剰玉数を表示するようになっており、余剰
遊技媒体貯溜部より排出される遊技媒体数を計数するの
みで、遊技者は簡便に概ねの所持玉数を把握することが
できる。
【0146】尚、本実施例5では、前記表示装置306
の制御ユニット360とセンサモジュール508とを出
力ケーブル509にて直接接続しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これらセンサモジュール
508にて計数されたパチンコ玉の計数情報を、パチン
コ機302’の例えばに第2情報出力回路268等を介
して前記表示装置306の制御ユニット360が入手す
るようにしても良い。
【0147】以上のように、上記実施例1〜5において
は、遊技者が所持する所持遊技媒体数としての所持玉数
や余剰玉数が遊技用表示装置を構成する表示ユニット9
や表示装置306に表示されることで、遊技者は所持す
るパチンコ玉の数を計数装置にて計数する以前に認識
し、計数装置によるパチンコ玉数が表示ユニット9や表
示装置306に表示されたものと一致するかを確認でき
るようになるため、「間引き」行為等の遊技場側の不正
を効果的に防止することができる。
【0148】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0149】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機
2、2’302、302’)に対応して設けられ、該遊
技機(パチンコ機2、2’302、302’)における
所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊技用表示装
置であって、前記所定情報が、前記遊技機(パチンコ機
2、2’302、302’)の遊技に消費された遊技媒
体数(パチンコ玉数)を特定可能な消費遊技媒体数情報
(打込玉情報)と、遊技により獲得された遊技媒体数
(パチンコ玉数)の大きさを特定可能な獲得遊技媒体数
情報(賞球情報)と、遊技者に貸し出された遊技媒体数
(パチンコ玉数)の大きさを特定可能な貸出遊技媒体数
情報(貸出情報)と、を含み、前記所定情報に基づいて
遊技者が所持する所持遊技媒体数(所持玉数)を算出、
表示する。
【0150】本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機
2、2’302、302’)に対応して設けられ、該遊
技機(パチンコ機2、2’302、302’)における
所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊技用表示装
置であって、前記所定情報として、前記遊技機(パチン
コ機2、2’302、302’)の遊技に消費された遊
技媒体数(パチンコ玉数)を特定可能な消費遊技媒体数
情報(打込玉情報)と、遊技により獲得された遊技媒体
数(パチンコ玉数)の大きさを特定可能な獲得遊技媒体
数情報(賞球情報)と、遊技者に貸し出された遊技媒体
数(パチンコ玉数)の大きさを特定可能な貸出遊技媒体
数情報(貸出情報)と、を収集する情報収集手段(入力
ポート90、I/Oポート362)と、前記情報収集手
段にて収集された各情報に基づいて遊技者が所持する所
持遊技媒体数(所持玉数)を算出する算出手段(MPU
91、制御マイコン363)と、算出された所持遊技媒
体数(所持玉数)を表示する表示手段(液晶(LCD)
パネル71、LEDパネル356)と、を具備する。
【0151】本発明の請求項3は、前記獲得遊技媒体数
情報と貸出遊技媒体数情報として、遊技機に補給される
遊技媒体数(パチンコ玉数)の大きさを特定可能な補給
遊技媒体数情報を収集する。
【0152】本発明の請求項4は、前記獲得遊技媒体数
情報は、遊技者に賞として付与された遊技媒体数(獲得
玉数)を特定可能な情報とされている。
【0153】本発明の請求項5は、前記獲得遊技媒体数
情報は、入賞した遊技媒体数(パチンコ玉数)を特定可
能な情報とされている。
【0154】本発明の請求項6は、記遊技機(パチンコ
機302’)は、余剰となった遊技媒体(パチンコ玉)
を貯溜可能な余剰遊技媒体貯溜部(余剰玉受皿204)
を有し、該余剰遊技媒体貯溜部(余剰玉受皿204)よ
り排出される遊技媒体数(パチンコ玉数)を特定可能な
情報を前記所持遊技媒体数情報とする。
【0155】本発明の請求項7は、対応する前記遊技機
(パチンコ機2)に一体に設けられている。
【0156】本発明の請求項8は、前記遊技機(パチン
コ機2、2’302、302’)の中央より上部位置に
設けられている。
【0157】本発明の請求項9は、遊技者が操作可能と
され、表示されている所持遊技媒体数(所持玉数)を初
期化するためのリセット操作部(リセットボタン7、3
50)を備える。
【0158】本発明の請求項10は、前記表示手段が液
晶表示パネル(液晶(LCD)パネル71)にて形成さ
れている。
【0159】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0160】例えば、上記実施例1〜5においては、消
費遊技媒体数情報や獲得遊技媒体数情報を、前記各スイ
ッチや高感度電流検出センサ、補給ユニット、アウト玉
検出機、センサモジュール等にて検出し、これら各部か
らの出力に基づき所持遊技媒体数である所持玉数を算出
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
所持遊技媒体数や獲得遊技媒体数を収集し、所持遊技媒
体数が算出可能とされていればその他の手段を用いても
良い。
【0161】また、上記実施例1〜5においては、所持
玉数が表示される表示ユニット9または表示装置306
が前記パチンコ機2の上部位置または、パチンコ機2’
302、302’の上部を覆うランプ板304に配置さ
れているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、パチンコ機2の下部位置等に設けられていても
良く、これら配置位置は任意に選択可能である。
【0162】また、前記実施例1においては、表示手段
として液晶(LCD)パネル71が用いられており、前
記実施例2〜5においては、表示素子としてLED素子
を使用したLED表示モジュール347が用いられてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、7セグメントLEDにて構成したものや、CRTや
ELディスプレイ等で構成したものとしても良い。
【0163】また、上記実施例1〜5においては、遊技
者が操作可能とされたリセットボタン7、350が設け
られ、これらリセットボタン7、350の操作により、
表示ユニット9や表示装置306に表示されている所持
玉数が初期化されるようになっているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、遊技場の係員等が
所持するリモコン等にて前記初期化を実施するようにし
ても良い。
【0164】また、上記実施例1〜5におけるパチンコ
機2、2’、302、302’は、これらパチンコ機に
対応して設けられるカードユニット3、303に挿入さ
れているプリペイドカードに記録された情報に基づいて
遊技を実施可能としているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、貨幣を投入することにより、遊技媒体
であるパチンコ玉が貸し出され、遊技を実施可能なパチ
ンコ機としても良い。
【0165】また、上記実施例1〜5においては、遊技
機の一例として一般のパチンコ遊技機を用いているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、遊技媒体とし
てコインを使用するコイン遊技機やスロットマシン等に
用いても良い。
【0166】尚、これらコイン遊技機やスロットマシン
を用いる場合において、前記請求項中の入賞とは、予め
定められた所定の組合せの絵柄が揃うことにより、遊技
者に対して遊技媒体としてのコイン等が付与されること
を示す。
【0167】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0168】(a)請求項1の発明によれば、遊技者が
所持する所持遊技媒体数が本発明の遊技用表示装置に表
示されることで、遊技者は所持する遊技媒体の数を計数
装置にて計数する以前に認識し、計数装置による遊技媒
体数が遊技用表示装置に表示されたものと一致するかを
確認できるようになるため、「間引き」行為等の遊技場
側の不正を効果的に防止することができる。
【0169】(b)請求項2の発明によれば、遊技者が
所持する所持遊技媒体数が本発明の遊技用表示装置に表
示されることで、遊技者は所持する遊技媒体の数を計数
装置にて計数する以前に認識し、計数装置による遊技媒
体数が遊技用表示装置に表示されたものと一致するかを
確認できるようになるため、「間引き」行為等の遊技場
側の不正を効果的に防止することができる。
【0170】(c)請求項3の発明によれば、例えば貸
し出しされる遊技媒体の排出を実施可能な遊技機を用い
る場合には、獲得遊技媒体数と貸出遊技媒体数とが合算
された数が、遊技機に補給される遊技媒体数に等しいこ
とから、該補給される遊技媒体数の大きさを特定可能な
補給遊技媒体数情報のみを収集することで、装置の構成
や所持遊技媒体数の算出処理を簡素化することができ
る。
【0171】(d)請求項4の発明によれば、正確な所
持遊技媒体数を把握することができる。
【0172】(e)請求項5の発明によれば、入賞した
遊技媒体数に基づき、遊技用表示装置側で獲得遊技媒体
数を算出することから、遊技場側が入賞した遊技媒体数
を不正に操作すること等が難しく、よって正確な所持遊
技媒体数を把握することができる。
【0173】(f)請求項6の発明によれば、余剰遊技
媒体貯溜部より排出される遊技媒体数を計数するのみで
良く、簡便に所持遊技媒体数を把握することができる。
【0174】(g)請求項7の発明によれば、これら遊
技用表示装置に新たな設置スペースを設ける必要がな
く、従来の遊技島においても簡便に遊技用表示装置を導
入することができる。
【0175】(h)請求項8の発明によれば、その遊技
者の所持する遊技媒体数の大きさを他の遊技者も認識で
きるようになることから、他の遊技者へのアピール性を
高めることができる。
【0176】(i)請求項9の発明によれば、自分の所
持遊技媒体数を把握したい遊技者のみが使用できるよう
になる。
【0177】(j)請求項10の発明によれば、表示装
置を薄型のものとすることができ、設置性を向上できる
ばかりか、例えば所持遊技媒体数以外の情報の表示等に
も適宜に対応することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の遊技用表示装置を構成する
表示ユニットを有するパチンコ機が設置されたユニット
式遊技島台を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例における実施例1におけるユニ
ット式遊技島台の内部構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例1にて用いたユニット式遊技島
台の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機を示す
正面図である。
【図5】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機の遊技
盤を示す拡大図である。
【図6】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機の背面
を示す図である。
【図7】本発明の実施例1にて用いた前記表示ユニット
の取り付け状況を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例1にて用いた前記表示ユニット
の分解斜視図である。
【図9】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機の構成
を示すブロック図である
【図10】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機にお
ける表示制御基板の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施例1にて用いたパチンコ機にお
ける表示ユニットの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例2において用いた遊技島を示
す斜視図である。
【図13】本発明の実施例2における遊技島の内部構造
を示す一部破断正面図である。
【図14】本発明に実施例2にて用いた遊技島の内部に
設けられた支流樋を示す一部破断斜視図である。
【図15】本発明の実施例2にて用いた遊技島の内部に
設けられたアウト玉受皿を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施例2にて用いたパチンコ機及び
該パチンコ機の側部位置に配置されたカードユニットを
示す正面図である。
【図17】本発明の実施例2にて用いた遊技機であるパ
チンコ機の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施例2にて用いた表示装置を構成
する表示ユニットの分解斜視図である。
【図19】本発明の実施例2にて用いた表示装置の取り
付け状況を示す断面図である。
【図20】本発明の実施例2にて用いた表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図21】本発明の実施例2にて用いた表示ユニットの
表示状況を示す正面図である。
【図22】本発明の実施例3にて用いた遊技島の内部に
設けられた補給ユニットを示す斜視図である。
【図23】本発明の実施例3にて用いた表示装置と各部
との接続状況を示すブロック図である。
【図24】本発明の実施例4にて用いたパチンコ機を示
す正面図である。
【図25】本発明の実施例4にて用いたパチンコ機にお
ける各スイッチとスイッチ回路とを接続する各信号線へ
の高感度電流検出センサの配設状況を示すブロック図で
ある。
【図26】本発明の実施例4にて用いた前記高感度電流
検出センサの外観斜視図である。
【図27】本発明の実施例4にて用いた前記高感度電流
検出センサの構成を示す分解斜視図である。
【図28】本発明の実施例4における表示装置と各部の
接続状況を示すブロック図である。
【図29】本発明の実施例5にて用いたパチンコ機にお
ける余剰玉受皿を示す斜視図である。
【図30】本発明の実施例5にて用いたパチンコ機にお
ける余剰玉受皿の断面図である。
【図31】本発明の実施例5にて用いたパチンコ機の構
成を示すブロック図である。
【図32】本発明の実施例における表示装置と各部の接
続状況を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ユニット式遊技島台 2 パチンコ機(遊技機) 2’ パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット 4 計数装置 5 腰板 6a 幕板 6b ランプ板 7 リセットボタン(リセット操作部) 8 呼び出しランプ 9 表示ユニット 10 カード挿入口 13 払出ボタン 14 誘導ガイド 15 返却ボタン 16 貸出ボタン 17 呼び出しボタン 18 電設パネル 19 全数精算ボタン 20 端玉精算ボタン 21 離席ボタン 22 度数表示部 25 揚送モータ 26 揚送装置 27 揚送樋 28 配送管 29 供給管 33 玉切り払出ユニット 34 スライドレバー 35 玉受皿 36 供給樋 37 カード挿入発行口 38 表示パネル 39 磁気カードリーダライタ 40 回収桶部 41 研磨装置 42 コントロールユニット 43 表示ドライバ 44 磁気カードリーダライタ 45 通信部 46 アウト玉計数機 47 管理コンピュータ 48 補給玉計数機 29 供給管 30 供給管 70 表示基板 71 液晶(LCD)パネル(表示手段) 72 LCDドライバ 73 開口 75 柱状突起 76 接続ケーブル 80 ポリカーボネート板 81 係合突起 82a Y側ガラス基板 82b X側ガラス基板 83a Y側フレキシブルプリント基板 83b X側フレキシブルプリント基板 85 ELバックライト 86 電極 87 接続端子部 88 基台 89 係合溝 90 入力ポート(情報収集手段) 91 制御用MPU(算出手段) 101 表示制御用CPU 102 制御データROM 104 変換回路 105 入力バッファ 151 出力バッファ 152 クロック発生部 153 出カポート 154 満タンスイッチ 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰玉受皿(余剰遊技媒体貯留部) 205 打球操作ハンドル(操作ノブ) 206 遊技盤 207 遊技領域 208 可変表示装置 209 可変表示部 209a 入賞球検出スイッチ 210 可変表示器 211 通過ゲート 212 ゲートスイッチ 214 始動入賞口 215 可動片 216 ソレノイド 217 始動ロスイッチ 218 始動入賞記憶表示器 219 可変入賞球装置 220 開閉板 221 ソレノイド 222 Vカウントスイッチ 223 カウントスイッチ 224a 入賞口 224b 入賞口 224c 入賞口 224d 入賞口 225 装飾ランプ 226 アウト口 227 スピーカ 228a 遊技効果LED 228b 遊技効果ランプ 228c 遊技効果ランプ 229 可変表示制御ユニット 299a 入賞球検出スイッチ 231 遊技制御基板 232 基板ケース 234 打球発射装置 235 ランプ制御基板 236 機構板 237 賞球制御基板 238 玉タンク 239 誘導樋 240 排出口 246 発射玉検出スイッチ 247 ファール玉検出スイッチ 248 ハンマー 249 打球レール 251 賞球ランプ 252 玉切れランプ 253 基本回路 257 I/Oポート 258 スイッチ回路 259 ソレノイド回路 260 ランプ・LED回路 264 第1情報出力回路 265 定期リセット回路 266 初期リセット回路 267 アドレスデコード回路 268 第2情報出力部 268a 出力バッファ 268b 出力ポート 270 音声制御基板 280 表示制御基板 282 LCD表示器 286 キャラクタROM 291 発射制御基板 294 駆動モータ 297 玉払出装置 299a 入賞球検出スイッチ 299b 入賞球検出スイッチ 299c 入賞球検出スイッチ 299d 入賞球検出スイッチ 301 遊技島 302 パチンコ機(遊技機) 302’ パチンコ機(遊技機) 303 カードユニット 304 ランプ板 305 呼び出しランプ 306 表示装置 307 上部タンク 308 本流樋 309 支流樋 310 玉通路 310’ 玉センサ 311 補給ユニット 311’ ケーブル 311” 信号線 312 アウト玉受皿 312’ 排出路 313 アウト玉検出機 313’ ケーブル 314 下部タンク 315 揚送研磨装置 316 揚送研磨通路 317 オーバーフロー樋 320 磁気カードリーダライタ 321 カード挿入口 322 動作ランプ 323 インジケータ 331 接続ケーブル 340 表示ユニット 341 基体 342 カバー体 343 係合爪部 344 係合孔 345 柱状突起 346 表示基板 347 LED表示モジュール 348 開口 349 カバー材 350 リセットボタン(リセット操作部) 351a 上面 351b 下面 352 リセットスイッチ 353 表示ドライバ 354 開口 355 接続ケーブル 356 LEDパネル(表示手段) 360 制御ユニット 361 制御基板 362 I/Oポート(情報収集手段) 363 制御マイコン(算出手段) 417 高感度電流検出センサ 422 高感度電流検出センサ 423 高感度電流検出センサ 430 アンプ 431 出力線 432 ケーブル 446 高感度電流検出センサ 447 高感度電流検出センサ 450 検出回路部 450’ 検出センサ 451 シールドカバー 452 係止部材 453 係合孔 454 係合爪 499a 高感度電流検出センサ 499b 高感度電流検出センサ 499c 高感度電流検出センサ 499d 高感度電流検出センサ 501 玉貯留部 502 排出口 503 排出通路 504 排出レバー 505 開閉板 506 傾斜面 507 ガイドレール 508 センサモジュール 508’ 検出センサ 509 ケーブル 510 流入口 511 吐出口
フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA88 BA89 BB21 BB27 BC15 BC45 CA27 EA10 EA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に対応して設けられ、該遊技機に
    おける所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊技用
    表示装置であって、前記所定情報が、前記遊技機の遊技
    に消費された遊技媒体数を特定可能な消費遊技媒体数情
    報と、遊技により獲得された遊技媒体数の大きさを特定
    可能な獲得遊技媒体数情報と、遊技者に貸し出された遊
    技媒体数の大きさを特定可能な貸出遊技媒体数情報と、
    を含み、前記所定情報に基づいて遊技者が所持する所持
    遊技媒体数を算出、表示することを特徴とする遊技用表
    示装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に対応して設けられ、該遊技機に
    おける所定情報に基づく情報を表示可能とされた遊技用
    表示装置であって、前記所定情報として、前記遊技機の
    遊技に消費された遊技媒体数を特定可能な消費遊技媒体
    数情報と、遊技により獲得された遊技媒体数の大きさを
    特定可能な獲得遊技媒体数情報と、遊技者に貸し出され
    た遊技媒体数の大きさを特定可能な貸出遊技媒体数情報
    と、を収集する情報収集手段と、前記情報収集手段にて
    収集された各情報に基づいて遊技者が所持する所持遊技
    媒体数を算出する算出手段と、算出された所持遊技媒体
    数を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする
    遊技用表示装置。
  3. 【請求項3】 前記獲得遊技媒体数情報と貸出遊技媒体
    数情報として、遊技機に補給される遊技媒体数の大きさ
    を特定可能な補給遊技媒体数情報を収集する請求項1ま
    たは2に記載の遊技用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記獲得遊技媒体数情報は、遊技者に賞
    として付与された遊技媒体数を特定可能な情報とされて
    いる請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用表示装置。
  5. 【請求項5】 前記獲得遊技媒体数情報は、入賞した遊
    技媒体数を特定可能な情報とされている請求項1〜4の
    いずれかに記載の遊技用表示装置。
  6. 【請求項6】 前記遊技機は、余剰となった遊技媒体を
    貯溜可能な余剰遊技媒体貯溜部を有し、該余剰遊技媒体
    貯溜部より排出される遊技媒体数を特定可能な情報を前
    記所持遊技媒体数情報とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の遊技用表示装置。
  7. 【請求項7】 対応する前記遊技機に一体に設けられて
    いる請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用表示装置。
  8. 【請求項8】 前記遊技機の中央より上部位置に設けら
    れている請求項7に記載の遊技用表示装置。
  9. 【請求項9】 遊技者が操作可能とされ、表示されてい
    る所持遊技媒体数を初期化するためのリセット操作部を
    備える請求項1〜8のいずれかに記載の遊技用表示装
    置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段が液晶表示パネルにて形
    成されている請求項2〜9のいずれかに記載の遊技用表
    示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021078A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Samii Kk 遊技機用画像表示装置
JP2009050525A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Oizumi Corp 計数情報監視装置
JP2014057716A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用表示システム
JP2018034054A (ja) * 2017-12-11 2018-03-08 ダイコク電機株式会社 遊技場用表示システム

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