JP2018051010A - 衛生薄葉紙用包装容器 - Google Patents

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【課題】衛生薄葉紙が詰まりにくく、衛生薄葉紙を片手で一枚ずつ取り出すことが可能な衛生薄葉紙用包装容器を提供する。【解決手段】積み重ねられた複数枚の衛生薄葉紙を収容する収容部を有し、トイレットペーパーホルダーに取付け可能な衛生薄葉紙用包装容器であって、前記収容部は、前記トイレットペーパーホルダーの内側面に係止される係止部を備える側面部と、前記衛生薄葉紙が載置され、前記衛生薄葉紙を下方に取り出す取出部を備える底面部とを有し、前記底面部は、前記衛生薄葉紙用包装容器が前記トイレットペーパーホルダーに取付けられた状態で、前記衛生薄葉紙が取り出される方向に凸となるように撓む。【選択図】図1

Description

本発明は、衛生薄葉紙用包装容器に関する。
トイレットペーパー等の衛生薄葉紙を使用する形態として、複数枚の衛生薄葉紙を積み重ねた状態で収容した包装体を、ロール状のトイレットペーパーを装着するためのホルダーに取付けて、衛生薄葉紙を1枚ずつ引き出す形態が知られている。この使用形態では、ロール状のトイレットペーパーを使用する場合に比べて、トイレットペーパーを片手で取り出せることや、トイレットペーパーが包装体に収容されているため衛生的であること等の利点がある。
例えば、特開2007−50169号公報(特許文献1)には、複数のトイレットペーパー片を収容した箱体を、ロール状トイレットペーパー用のホルダーに取付けて、箱体の取出口からトイレットペーパー片を使用者の手前側に引き出す技術が開示されている。
また、特開2001−78919号公報(特許文献2)には、積み重ねられたペーパーを収容した容器をロール紙用のトイレットペーパーホルダーに取付けて、容器の取出口からペーパーを下方に引き出す技術が開示されている。
特開2007−50169号公報 特開2001−78919号公報
しかしながら、特許文献1に示された技術では、使用者が手前側に衛生薄葉紙を引き出す際に箱体が動いてしまうため安定せず、衛生薄葉紙を片手で取り出すことが困難であった。また、特許文献2に示された技術では、下方に取り出す際に、衛生薄葉紙が途中で詰まったり、まとめて出たりする問題があった。
本発明の目的は、衛生薄葉紙が詰まりにくく、衛生薄葉紙を片手で一枚ずつ取り出すことが可能な衛生薄葉紙用包装容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、積み重ねられた複数枚の衛生薄葉紙を収容する収容部を有し、トイレットペーパーホルダーに取付け可能な衛生薄葉紙用包装容器であって、前記収容部は、前記トイレットペーパーホルダーの内側面に係止される係止部を備える側面部と、前記衛生薄葉紙が載置され、前記衛生薄葉紙を下方に取り出す取出部を備える底面部とを有し、前記底面部は、前記衛生薄葉紙用包装容器が前記トイレットペーパーホルダーに取付けられた状態で、前記衛生薄葉紙が取り出される方向に凸となるように撓む。
第1の態様によれば、収容部の底面部が下方(衛生薄葉紙が取り出される方向)に凸となるように撓むことにより、該底面部に積載された衛生薄葉紙も、該底面部に沿って取り出される方向に撓むことができる。そのため、衛生薄葉紙を取り出す際に、衛生薄葉紙が取出口から取り出しやすくなり、衛生薄葉紙が途中で詰まるのを防ぐことができる。
また、衛生薄葉紙が取出口から取り出しやすくなるため、衛生薄葉紙用包装容器から衛生薄葉紙がまとめて出るのを防ぐことができ、片手で一枚ずつ取り出すことができる。
本発明の第2の態様では、前記底面部は紙で形成されており、前記紙は坪量が250〜
800g/mの紙である。このような紙で衛生薄葉紙用包装容器の底面部を形成することにより、該底面部が凸となるように撓みやすくなる。なお、坪量が250g/m未満の場合は底面部の形状を保持できず、坪量が800g/mを超える場合は撓みにくくなる。
本発明の第3の態様では、前記底面部は樹脂で形成されており、該樹脂には厚み200〜2000μmのPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)またはPVC(ポリ塩化ビニル)等の軟質樹脂が用いられている。このような樹脂で衛生薄葉紙用包装容器の底面部を形成することによっても、該底面部が凸となるように撓みやすくすることができる。なお、樹脂の厚みが200μm未満の場合は底面部の形状を保持できず、樹脂の厚みが2000μmを超える場合は撓みにくくなる。
第4の態様では、前記2つの側面部の間隔が、前記トイレットペーパーホルダーの前記内側面の間隔よりも3〜20%大きくなっている。収容部の側面部の間隔をこのような範囲の寸法にすると、衛生薄葉紙用包装容器がトイレットペーパーホルダーに取付けられた状態で、トイレットペーパーホルダーの内側面が衛生薄葉紙用包装容器の側面部に押し当てられる。
そのため、衛生薄葉紙用包装容器の側面部が内側に傾斜し、底面部が凸に撓みやすくなる。その結果、衛生薄葉紙用包装容器内の衛生薄葉紙が少なくなった場合でも、底面部の撓みが維持され、最後の一枚まで衛生薄葉紙を確実に取り出すことができる。なお、3%未満の場合は、衛生薄葉紙用包装容器の側面部が内側に殆ど傾斜せず、底面部の撓みに寄与しない。また、20%を超える場合は、衛生薄葉紙用包装容器の側面部の傾斜が大きくなり、衛生薄葉紙の収容が困難になる場合がある。
第5の態様では、前記収容部を覆う外装フィルムをさらに有する。衛生薄葉紙が収容される収容部を外装フィルムで覆うことにより、側面部および底面部以外の部分も外部に対して仕切りを形成することができる。そのため、衛生薄葉紙用包装容器内の衛生薄葉紙の衛生状態を維持することができる。
第6の態様では、前記外装フィルムは、前記収容部の前記側面部の前記係止部を覆う位置および前記収容部の前記取出部を覆う位置にミシン目が設けられている。このようなミシン目を設けることにより、使用の際にミシン目を破ることで、側面部を覆う位置では側面部の係止部の機能(衛生薄葉紙用包装容器をトイレットペーパーホルダーに係止する機能)が保たれ、底面部を覆う位置では、底面部の取出穴の機能(衛生薄葉紙包用装容器から衛生薄葉紙を取り出す機能)が保たれる。
本発明の一態様によれば、衛生薄葉紙が詰まりにくく、衛生薄葉紙を片手で一枚ずつ取り出すことが可能な衛生薄葉紙用包装容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る衛生薄葉紙用包装容器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る衛生薄葉紙用包装容器を示す概略図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る衛生薄葉紙用包装容器を取付けるトイレットペーパーホルダーの斜視図であり、(B)は(A)においてトイレットペーパーホルダーの天板を展開した図であり、(C)は本発明の実施形態に係る衛生薄葉紙用包装容器がトイレットペーパーホルダーに取付けられた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る衛生薄葉紙用包装容器の使用時の状態を示す図である。 比較例に係る衛生薄葉紙用包装容器を示す図である。 比較例に係る衛生薄葉紙用包装容器を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る包装容器を示す図である。図2は、図1の包装容器を各方向から見た図である。図3はトイレットペーパーホルダーに衛生薄葉紙を取付ける態様を示す図である。なお、以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1において、符号1は、包装容器である。包装容器1は、トイレットぺーパーホルダー(図3に示すホルダー9)に取付けることができる。包装容器1は、複数枚の積み重ねられたシート状のトイレットペーパー3(以下ペーパー3という)を収容する収容体5と収容体5を覆うフィルム7を備えている。この包装容器1は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器の一例である。またペーパー3は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器に収容する衛生薄葉紙の一例である。
また、ホルダー9は、図3に示すロール状のトイレットペーパー用のホルダーである。ホルダー9の構造を簡単に説明すると、ホルダー9は、図3(A)、(B)に示すように、後板91、側板92、紙切板93およびフック94を備える。なお、ホルダー9は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器が取付けられるトイレットペーパーホルダーの一例である。また、ホルダー9は、図3のような汎用のトイレットペーパーホルダーに限らず、本発明の衛生薄葉紙用包装容器のみに用いられる専用のトイレットホルダーでもよい。
後板91は、ホルダー9のベース部を構成し、後板91の背面を介してホルダー9がトイレの壁等に取付けられる。側板92は、後板91に連結してロール状のトイレットペーパーを回転自在に支持する部分を構成する。紙切板93は、ホルダー9の天板を構成し、端部がトイレットペーパーを切断できるようになっている。フック94は、側板92に取付けられており、ロール状のトイレットペーパーを回転可能に係止することができる。
収容体5は、対向する側壁51、52と底壁53とを備える。側壁51、52にはホルダー9の内側面に係止することができる取付穴51A、52Aが設けられている。底壁53には、複数枚のペーパー3が載置される。
また、底壁53には、ペーパー3を下方に取り出すことができる取出穴53Aが設けられている。取出穴53Aは、底壁53に載置されたペーパー3が抜け落ちない寸法に設定されている。例えば、図1に示すように、底壁53の内側に設けられた楕円形状の穴で形成されている。
底壁53は、包装容器1がホルダー9に取付けられた状態で、ペーパー3が取り出される方向(下方)に凸となるように撓むように形成されている。底壁53の撓みは、ホルダー9に取付ける前に形成されていても良く、いずれにしても、ペーパー3が収容された状態で撓んでいればよい。
なお、収容体5は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器の一部を構成する収容部の一例である。また、側壁51、52は該収容部の側面部の一例であり、底壁53は該収容部の底面部の一例である。さらに、取付穴51A、52Aは該側面部の係止部の一例であり、取出穴53Aは該底面部の取出部の一例である。
このように収容体5の底壁53が撓むことにより、底壁53に積載されたペーパー3も、底壁53に沿って取り出される方向に撓むことができる。これにより、ペーパー3を取り出す際に、ペーパー3が53Aから取り出しやすくなり、ペーパー3が途中で詰まったり、まとめて取り出されるのを防ぐことができる。
底壁53の材質は、特に限定されるものではないが、紙や樹脂等の折曲げが可能で保形性を有する準剛体を用いるのが好ましい。底壁53の材質として、紙を用いる場合、好ましくは坪量が250〜800g/mの紙を用い、さらに好ましくは坪量が300〜500g/mの紙を用いる。なお、坪量が250g/m未満の場合は底面部の形状を保持できず、坪量が800g/mを超える場合は撓みにくくなる。
また、底壁53の材質に樹脂を用いる場合、好ましくは厚みが200〜2000μmの軟質樹脂を用い、さらに好ましくは厚みが400〜1000μmの軟質樹脂を用いる。このような軟質樹脂としては、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)またはPVC(ポリ塩化ビニル)等の樹脂を用いることができる。なお、樹脂の厚みが200μm未満の場合は底面部の形状を保持できず、樹脂の厚みが2000μmを超える場合は撓みにくくなる。
収容体5は、側壁51、52の間隔が、ホルダー9の側板92、92の内側面の間隔よりも3〜20%大きくするのが好ましい。収容体5の側壁51、52の間隔をこのような範囲の寸法にすると、包装容器1がホルダー9に取付けられた状態で、ホルダー9の内側面が収容体5の側壁51、52に押し当てられる。これにより、収容体5の側壁51、52が内側に傾斜し、底壁53が下方に凸に撓みやすくなる。そのため、包装容器1内のペーパー3が少なくなった場合でも、底壁53の撓みが維持され、最後の一枚までペーパー3を確実に取り出すことができる。
なお、3%未満の場合は、収容体5の側壁51、52が殆ど傾斜せず、底壁53の撓みに寄与しない。また、20%を超える場合は、収容体5の側壁51、52の傾斜が大きくなり、ペーパー3が収容できなくなる場合がある。
また、図1、図2等に示すように、ペーパー3が収容された収容体5は、フィルム7で覆われている。ペーパー3が収容される収容体5をこのようなフィルム7で覆うことにより、収容体5に側壁51、52および底壁53以外の部分も外部に対して仕切りを形成することができる。そのため、包装容器1内のペーパー3の衛生状態を維持することができる。なお、フィルム7は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器の一部を構成する外装フィルムの一例である。
フィルム7は、図2(D)に示すように、収容体5の側壁51、52の取付穴51A、52Aを覆う位置にミシン目M1が設けられている。このようなミシン目M1を設けることにより、使用時に包装容器1の使用者(以下、ユーザという)がミシン目M1を破ることで、側壁51、52の取付穴51A、52Aによる包装容器1をホルダー9に係止する機能が保たれる。
また、フィルム7は、図2(C)に示すように、収容体5の底壁53の取出穴53Aを覆う位置にミシン目M2が設けられている。このようなミシン目M2を設けることにより、ユーザがミシン目M2を破ることで、底壁53の取出穴53Aによる包装容器1からペーパー3を取出す機能が保たれる。
ミシン目M2は、図2(C)、(D)に示すように、収容体5に対して、底壁53の幅方向に一方の端部から他方の端部に対応する位置に連続して形成し、さらに側壁51、52の一部に対応する位置まで連続して形成するのが好ましい。このようにミシン目M2を形成することにより、包装容器1をホルダー9に取り付けた際にミシン目M2が破れやすくなる。包装容器1を使用するための準備が容易になる。
なお、ミシン目M1は、本発明の衛生薄葉紙用包装容器の一部を構成する外装フィルムに設けられたミシン目のうち、収容部の側面部の係止部を覆う位置に設けられるミシン目の一例であり、ミシン目M2は、該収容部の底面部の取出穴を覆う位置に設けられるミシン目の一例である。
以下、本発明の実施形態について、実施例と比較例を参照しながら説明する。
[実施例1]
図3および図4は、実施例1の包装容器1をホルダー9に取付けたときの状態を示す。実施例1では、包装容器1に収容するペーパー3として、寸法が幅197mm、奥行128mm、組数が300枚(2枚重ねの150組)のテッシュペーパー(大王製紙株式会社製のエリエールティシュー)を用いた。
包装容器1の収容体5には、坪量が440g/mで、ホルダー9に装着する前の寸法が幅130mm、奥行110mm、高さ80mmの紙を用いた。なお、幅は収容体5の側壁51、52の間隔に相当する。側壁51、52には、それぞれ包装容器1をホルダー9のフック94、94に取付けるための取付穴51A、52Aが設けられている。
収容体5を覆うフィルム7は、厚みが40μmのポリエチレンを用いた。フィルム7には、収容体5の側壁51、52の取付穴51A、52Aに対応する部分には、長さが取付穴51A、52Aの各長径よりも長いミシン目M1が形成されている(図2(D)参照)。また、包装容器1の底壁53の取出穴53Aに対応する部分には、長さが取出穴53A長径よりも長いミシン目M2が形成されている(図2(C)、(D)参照)。
ペーパー3は、2プライ、幅197mm、奥行128mm、組数300枚(150組)のテッシュペーパー(大王製紙株式会社製のエリエールティシュー)を用いた。
包装容器1を取り付けるホルダー9は、外寸が幅×奥行×高さ=169mm×100mm×82mmで、内寸が幅×奥行×高さ=122mm×94mm×78mmのトイレットペーパーホルダー(2045C−EXワンタッチペーパーホルダー)を用いた(図3参照)。
実施例1では、上述のようにホルダー9の内寸の幅が122mmであるのに対して、収容体5の側壁51、52の間隔が130mmとなっている。すなわち、側壁51、52の間隔が、ホルダー9の側板92、92の内寸の間隔よりも約6.5%大きくなっている(図2、図3(D)参照)。これにより、実施例1では、底壁53が凸に撓んだ形状になっている。
[比較例1]
図5は、比較例1の包装容器1を示す。なお、比較例1において実施例1と共通する部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
比較例1では、収容体5の側壁51、52の間隔を120mmとし、底壁53を平面状(凸に撓ませない形状)に形成した。
比較例1では、ホルダー9の内寸の幅(122mm)に対して、収容体5の側壁51、52の間隔が120mmとなっている。すなわち、比較例1では、側壁51、52の間隔は、ホルダー9の側板92、92の内寸の間隔よりも小さいため、底壁53が凸に撓みにくくなっている。その他の条件及び構成は、実施例1と同様にした。
[比較例2]
図6は、比較例2の包装容器1を示す。なお、比較例2において実施例1と共通する部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
比較例2では、寸法が側壁51、52の間隔が120mm、奥行きが80mm、高さが100mmとなるようにし、ペーパー3を取り出す方向が水平方向(図6の紙面に直交する方向)になるように包装容器1の正面の側壁54に取出穴54Aを形成した。その他の条件および構成は、実施例1と同様にした。
上述の実施例1、比較例1及び2について、衛生薄葉紙を1組ずつ取出す際の衛生薄葉紙の状態を確認し、1組ずつの取出しを評価した。また、衛生薄葉紙を1組ずつ取出し最後の1組を取出す際の衛生薄葉紙の状態を確認し、最後の1組の取出しを評価した。さらに、衛生薄葉紙を取出す際のホルダーに取付けられた包装容器の状態を確認し、包装容器の安定性を評価した。なお、各項目の評価は、以下の基準により点数化して行った。評価結果を表1に示す。
[1組ずつの取出し]
5 1組ずつ取出せた
4 1組ずつ取出せたが、引っ掛かりが1回以上あった
3 2組出ることが1回以上あった
2 2組出ることが1回以上、引っ掛かりが1回以上あった
1 同時に3組以上出ることが1回以上あった
[最後の1組の取出し]
5 最後の1組までスムーズに取出せた
4 最後の1組を取出せたが、引っ掛かりがあった
3 2組同時に出たため、最後の1組は取り出せなかった
2 同時に3組以上出たため、最後の1組は取り出せなかった
1 最後の1組を取り出すことができなかった
[安定性]
5 包装容器は動かず、がたつきもなかった
4 包装容器は動かなかったが、ときどきがたつきがあった
3 包装容器は動かなかったが、常にがたついた
2 包装容器が動いて、ときどきペーパーが取り出せなかった
1 包装容器が動いて、ペーパーが全く取り出せなかった
Figure 2018051010
表1より、包装容器1の収容体5の底壁53が平坦な場合(比較例1)、概ね1組ずつ取り出せたが、ときどき引っかかることがあった。また、最後の1組の取出しでは、取り出すことはできたもののスムーズに取出すことができなかった。さらに、包装容器1をホルダー9に取付けた状態での安定性は、良好であった。
また、ペーパー3を取り出す方向が水平方向になる場合(比較例2)、ペーパー3が2組出てくることがあった。また、最後の1組の取出しでは、最後の1組を取出すことはできたものの、スムーズに取出すことはできなかった。
これに対して、包装容器1の収容体5の底壁53が下方に凸となるように撓む場合(実施例1)、1組ずつスムーズに取り出すことができた。また、最後の1組の取出しでは、最後の1組をスムーズに取出すことができた。さらに、包装容器1の安定性は、ペーパー3を取出す際にユーザ側に動くことがなく、ホルダーの幅方向にがたつくこともなかった。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 包装容器
3 トイレットペーパー
5 収容体
51、52 側壁
51A、52A 取付穴
53 底壁
53A 取出穴
7 フィルム
9 ホルダー
M1、M2 ミシン目

Claims (6)

  1. 積み重ねられた複数枚の衛生薄葉紙を収容する収容部を有し、トイレットペーパーホルダーに取付け可能な衛生薄葉紙用包装容器であって、
    前記収容部は、
    前記トイレットペーパーホルダーの内側面に係止される係止部を備える側面部と、
    前記衛生薄葉紙が載置され、前記衛生薄葉紙を下方に取り出す取出部を備える底面部とを有し、
    前記底面部は、前記衛生薄葉紙用包装容器が前記トイレットペーパーホルダーに取付けられた状態で、前記衛生薄葉紙が取り出される方向に凸となるように撓むことを特徴とする衛生薄葉紙用包装容器。
  2. 前記底面部は、紙で形成されており、
    前記紙は、坪量が250〜800g/mの紙である、請求項1に記載の衛生薄葉紙用包装容器。
  3. 前記底面部は、樹脂で形成されており、
    前記樹脂が、厚み200〜2000μmの軟質樹脂である、請求項1に記載の衛生薄葉紙用包装容器。
  4. 前記2つの側面部の間隔が、前記トイレットペーパーホルダーの前記内側面の間隔よりも3〜20%大きい、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙用包装容器。
  5. 前記収容部を覆う外装フィルムをさらに有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙用包装容器。
  6. 前記外装フィルムは、前記収容部の前記側面部の前記係止部を覆う位置および前記収容部の前記底面部の前記取出部を覆う位置にミシン目が設けられている、請求項5に記載の衛生薄葉紙用包装容器。
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