JP2018050730A - 芯材および収容具 - Google Patents

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Abstract

【課題】カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給でき、かつカテーテルを適切に保持できる芯材および収容具を提供する。
【解決手段】バルーンカテーテル10のガイドワイヤルーメン26に挿入される芯材80であって、中空であって第1の端部83および第2の端部84で開口する長尺な管状部81と、管状部81の第2の端部84に連結され、管状部81よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部82と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カテーテルのルーメンに挿入される芯材と、当該芯材を備えてカテーテルを収容するための収容具に関する。
近年、生体管腔内に生じた病変部(狭窄部)の改善のために、バルーンカテーテルが用いられている。バルーンカテーテルは、通常、長尺なシャフト部と、シャフト部の先端側に設けられて径方向に拡張可能なバルーンとを備えており、収縮されているバルーンを、細い生体管腔を経由して体内の目的場所まで到達させた後に拡張させることで、病変部を押し広げることができる。
使用前のバルーンカテーテルは、ガイドワイヤを通すガイドワイヤルーメンに、バルーンおよびガイドワイヤルーメンの形状を保持するための長尺な芯材が挿入されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−188252号公報
バルーンカテーテルは、使用する前に、ガイドワイヤルーメンの内部に生理食塩水等のフラッシング用流体を供給し、空気をフラッシング用流体に置換することが必要である。バルーンカテーテルが、いわゆるオーバーザワイヤ型である場合、ガイドワイヤルーメンは、カテーテルの先端部からハブまで形成される。このため、ハブからガイドワイヤルーメンにフラッシング用流体を供給することができる。しかしながら、バルーンカテーテルが、いわゆるラピッドエクスチェンジ型の場合、バルーンカテーテルの先端部から延びるガイドワイヤルーメンは、ハブではなく、シャフトの側面で開口する。このため、ハブからガイドワイヤルーメンにフラッシング用流体を供給することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給でき、かつカテーテルを適切に保持できる芯材および収容具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する芯材は、カテーテルのルーメンに挿入される芯材であって、中空であって第1の端部および第2の端部で開口する長尺な管状部と、前記管状部の第2の端部に連結され、前記管状部よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部と、を有する。
上記のように構成した芯材は、第2の端部をカテーテルのルーメン内に配置し、第1の端部をカテーテルの外に配置できる。このため、管状部の第1の端部にフラッシュ用流体を供給することで、フラッシュ用流体を第2の端部からルーメン内に供給することができる。さらに、管状部よりも曲げ剛性が低い線状部が設けられるため、カテーテルが撓むことを許容しつつ、線状部によってカテーテルを適切に保持できる。このように、ガイドワイヤルーメンに挿入されている芯材を利用することで、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給可能としつつも、カテーテルを芯材によって適切に保持できる。
前記線状部は、中実であり、かつ前記管状部よりも外径が小さくてもよい。これにより、線状部は、中実であることで、管状部よりも外径を小さくすることができ、曲げ剛性を管状部よりも低く設定することが容易である。また、線状部の外径が、管状部よりも小さいため、管状部の第2の端部から放出されるフラッシュ用流体の流れがルーメン内で線状部に阻害され難くなる。
前記芯材は、前記管状部の第1の端部に連結される接続部をさらに有し、当該接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒と接続することで前記中空筒と管状部を連通させてもよい。これにより、接続部に中空筒を接続して、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易に供給できる。
前記接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒を挿入可能な挿入口を有し、当該挿入口の内径は、前記管状部の内径よりも大きくてもよい。これにより、内径が大きく挿入が容易な挿入口に中空筒を挿入して、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易に供給できる。
前記管状部は、内腔が外周面に開口する側孔を有してもよい。これにより、管状部の第1の端部の開口だけでなく、側孔からもフラッシュ用流体を放出できるため、カテーテルのルーメンの広い範囲へ迅速にフラッシュ用流体を供給できる。
前記カテーテルは、先端部に拡張可能なバルーンを有し、前記芯材の前記カテーテルのルーメンに挿入可能な範囲の軸方向の長さは、前記カテーテルのルーメンの先端側の開口部から前記バルーンの拡張する部位の基端部までの距離よりも長くてもよい。これにより、芯材によってバルーンを確実に保持できる。
上記目的を達成する収容具は、カテーテルを収容する収容具であって、前記カテーテルを収容可能な収容部と、前記収容部の内部に少なくとも一部が配置されて前記カテーテルのルーメンに挿入される芯材と、を有し、前記芯材は、中空であって第1の端部および第2の端部で開口する長尺な管状部と、前記管状部の第2の端部に連結され、前記管状部よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部と、前記管状部の第1の端部に連結されるとともに前記収容部に連結される接続部と、を有し、前記接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒と接続することで前記中空筒と管状部を連通させる。
上記のように構成した収容具は、第2の端部をカテーテルのルーメン内に配置し、第1の端部をカテーテルの外に配置できる。このため、管状部の第1の端部にフラッシュ用流体を供給することで、フラッシュ用流体を第2の端部からルーメン内に供給することができる。さらに、管状部よりも曲げ剛性が低い線状部が設けられるため、カテーテルが撓むことを許容しつつ、線状部によってカテーテルを適切に保持できる。このように、ルーメンに挿入されている芯材を利用することで、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給でき、かつバルーンを適切に保持できる。また、接続部が収容部に連結されているため、収容部に連結された状態の接続部から、カテーテルのルーメンにフラッシュ用流体を供給でき、ルーメンにフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給できる。また、芯材の接続部が収容部に連結されているため、収容部の接続部が連結される側と反対側へカテーテルを引っ張ることで、フラッシング後の芯材を、ルーメンから自動的に引き抜くことができる。
収容具にバルーンカテーテルを収容した状態を示す平面図である。 バルーンカテーテルを示す平面図である。 収容具に収容されたバルーンカテーテルの先端部を示す断面図である。 芯材を示す図であり、(A)は平面図、(B)は断面図である。 収容具の使用方法を説明するための図であり、(A)は芯材を利用してガイドワイヤルーメンにフラッシング用流体を供給した状態、(B)はバルーンカテーテルを収容具から引き抜いている途中の状態、(C)はバルーンカテーテルを収容具から引き抜いた状態を示す。 バルーンカテーテルを収容具から引き抜いている状態を示す平面図である。 第1の変形例における収容具を示す平面図である。 第1の変形例における収容具から取り出したバルーンカテーテルを示す平面図である。 第2の変形例に係る芯材を示す平面図である。 第3の変形例に係る芯材を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態に係る芯材は、バルーンカテーテルのガイドワイヤを挿入するためのルーメンに挿入されて、バルーンおよびガイドワイヤルーメンの形状を保持するための部材である。本実施形態に係る芯材80は、図1に示すように、バルーンカテーテル10を保護しつつ保管、搬送する目的でバルーンカテーテル10を収容する収容具70に含まれる。
初めに、収容具70に収容されるバルーンカテーテル10について説明する。なお、本明細書では、バルーンカテーテル10の生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
バルーンカテーテル10は、いわゆるラピッドエクスチェンジ型(Rapid exchange type)のカテーテルであり、図1、2に示すように、長尺なカテーテル本体部20と、カテーテル本体部20の先端部に設けられるバルーン30と、カテーテル本体部20の基端に固着されたハブ40と、カテーテル本体部20の最先端に位置する先端チップ50とを有している。
カテーテル本体部20は、基端側がハブ40に固着される管状の基端シャフト21と、基端シャフト21の先端側を覆う管状の中間シャフト22と、中間シャフト22の先端側に設けられる管状の先端シャフト23と、先端シャフト23の内部に配置される管状の内管24とを備えている。基端シャフト21、中間シャフト22および先端シャフト23の内部には、バルーン30を拡張させるための拡張用流体が流通する拡張用ルーメン25が形成されている。
内管24は、先端シャフト23及びバルーン30の内部を同軸状に貫通する。内管24の先端部は、バルーン30の先端よりも先端方向へ延在しており、バルーン30の先端側と液密性を保った状態で接合されている。内管24の先端部には、管状の先端チップ50が固定されている。先端チップ50は、生体内で突き当たる生体組織の負担を低減するための柔軟な部材である。内管24の基端は、中間シャフト22の外周方向における一部(側面に形成された側口)に液密性を保った状態で固着されている。この内管24の基端開口が、中間シャフト22の外部に露出して、ガイドワイヤルーメン26の基端側開口部27を構成している。先端チップ50に形成される先端側開口部51から基端側開口部27にかけての内部空間が、ガイドワイヤルーメン26となっている。ガイドワイヤは先端側開口部51を入口とし、基端側開口部27を出口として、内管24内に挿入される。なお、基端側開口部27は、中間シャフト22ではなく、基端シャフト21または先端シャフト23に設けられてもよく、また中間シャフト22と先端シャフト23の境界部(接合部)に設けられてもよい。
ハブ40は、カテーテル本体部20の拡張用ルーメン25と連通して拡張用流体を流入出させるポートとして機能するハブ開口部41を備えている。
バルーン30は、拡張することで狭窄部を押し広げる部位である。バルーン30の外表面には、狭窄を抑制するための薬剤がコーティングされてもよい。または、バルーン30の外表面には、バルーン30の拡張によって塑性変形して狭窄部に留置されるステントが載置されてもよい。バルーン30の先端側は、内管24の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。バルーン30の基端側は、先端シャフト23の先端部の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。したがって、バルーン30の内部は、カテーテル本体部20に形成される拡張用ルーメン25と連通し、この拡張用ルーメン25を介して、基端側から拡張用流体を流入可能となっている。バルーン30は、拡張用流体の流入により拡張し、流入した拡張用流体を排出することにより収縮する。
バルーン30は、当該バルーン30を保護するための筒状の保護シース60により覆われている。保護シース60は、バルーンカテーテル10を使用する前に、バルーン30に対して先端側へスライド移動させることで、バルーン30から取り外すことができる。
バルーン30の構成材料は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用できる。
次に、収容具70について説明する。収容具70は、図1、3に示すように、バルーンカテーテル10を内部に収容する管状の収容部71と、バルーンカテーテル10の基端部を連結可能な連結部72と、バルーンカテーテル10のガイドワイヤルーメン26に挿入される芯材80とを備えている。
収容部71は、巻回される管体である。収容部71は、バルーンカテーテル10を引き抜き可能に収容する。
連結部72は、直線的な管体であり、一端側に収容部71が差し込まれて連結され、他端側に、バルーンカテーテル10を挿入可能となっている。連結部72の他端側には、挿入されたバルーンカテーテル10のハブ40が嵌合することで、バルーンカテーテル10を連結可能である。なお、連結部72は、収容部71と一体的に形成されてもよい。収容部71のバルーン30が収容される部位は、湾曲しているが、少なくとも一部が直線的に形成されてもよい。
収容部71および連結部72の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等である。
芯材80は、図4に示すように、中空の管状部81と、中実の線状部82と、接続部90とを備えている。管状部81は、フラッシュ用流体を送達するための部材である。管状部81は、直線状に延在する円管であり、外径および内径が一定である。管状部81は、先端側の第1の端部83と、基端側の第2の端部84を備えている。第1の端部83には、第1の開口部85が形成され、第2の端部84には、第2の開口部86が形成されている。第2の端部84は、中心軸に対して垂直であってもよいが、傾斜してもよい。第2の端部84は、線状部82と連結される側が基端側に向かって突出するように傾斜することで、線状部82と滑らかに連結可能である。また、第2の端部84は、傾斜して滑らかとなることで、接触する内管24が損傷すること抑制できる。また、管状部81は、外径および内径が一定でなくてもよい。例えば、管状部81は、先端から基端に向かって細くなってもよい。管状部81が、先端から基端に向かって細くなることで、管状部81の基端側が柔軟になる。このため、巻かれた収容具70に管状部81が収められたとき、管状部81の基端がバルーンカテーテル10の内管24を傷つけにくくなる。
線状部82は、管状部81と連続して直線状に延在する中実の円柱であり、外径が一定である。線状部82の外径は、管状部81の外径よりも小さい。線状部82は、管状部81の第2の端部84の、第2の開口部86を塞がない位置に連結されている。したがって、線状部82の中心軸は、管状部81の中心軸と一致しない。線状部82は、中実であることで、中空である管状部81よりも、外径を小さくすることができる。このため、線状部82の曲げ剛性は、管状部81の曲げ剛性よりも低い。すなわち、線状部82は、フラッシュ用流体を送達する機能を備えないことで、柔軟な構造を維持している。なお、線状部82は、管状部81よりも曲げ剛性が低ければ、必ずしも管状部81よりも外径が小さくなくてもよく、または、中実ではなく中空の管体であってもよい。また、線状部82は、外径が一定でなくてもよい。例えば、線状部82は、先端から基端に向かって細くなってもよい。線状部82が、先端から基端に向かって細くなることで、線状部82の基端側が柔軟になる。このため、巻かれた収容具70に線状部82が収められたとき、線状部82の基端がバルーンカテーテル10の内管24を傷つけにくくなる。
接続部90は、フラッシュ用流体を供給する中空筒100を接続する部位である。中空筒100は、例えばシリンジの先筒や、シリンジ等を接続可能な三方活栓に設けられるコネクタの先筒である。
接続部90は、先端側に、中空筒100を挿入可能な挿入口91が形成されており、基端側に、管状部81の第1の端部83が連結されている。第1の端部83の第1の開口部85は、挿入口91と連通している。接続部90の外周面には、収容部71の端部に嵌合して連結可能な嵌合凸部92が設けられている。嵌合凸部92の外径は、嵌合する収容部71の内径と略一致することが好ましい。挿入口91の中心軸は、管状部81の中心軸と一致することが好ましい。挿入口91の内径は、第1の開口部85の内径よりも大きい。接続部90は、収容部71に取り外し可能に連結されても、取り外し不能に連結されてもよい。
図3に示すように、バルーンカテーテル10が収容部71に収容された状態で、芯材80の線状部82および管状部81は、バルーンカテーテル10の先端側開口部51から、ガイドワイヤルーメン26の内部に挿入されている。管状部81の第2の開口部86は、ガイドワイヤルーメン26の内部に位置している。第2の開口部86は、バルーンカテーテル10の先端側開口部51と基端側開口部27の間に位置する。このため、第1の開口部85から導入されるフラッシュ用流体を、第2の開口部86から、ガイドワイヤルーメン26内に放出できる。また、第2の開口部86は、基端側開口部27よりも先端側開口部51の近くに位置することが好ましい。これにより、第2の開口部86から放出されるフラッシュ用流体を、ガイドワイヤルーメン26の全体に到達させやすい。
線状部82の基端側の端部87は、基端側開口部27から外部へ導出されている。これにより、ガイドワイヤルーメン26内を、芯材80が貫通している。このため、ガイドワイヤルーメン26およびバルーン30の形状を、芯材80によって適切に保持できる。また、線状部82は、管状部81よりも曲げ剛性が低いため、収容部71の湾曲に沿って柔軟に湾曲できる。このため、曲げ剛性が高い芯材がガイドワイヤルーメン26に挿入される場合と比較して、収容部71内に収容されるバルーンカテーテル10の負担を低減できる。なお、線状部82の端部87は、基端側開口部27から外部へ導出されなくてもよい。線状部82の端部87は、バルーン30の拡張する部位よりも基端側に位置することが好ましい。これにより、バルーン30の拡張する部位の内部に芯材80が確実に存在し、バルーン30を芯材80によって確実に安定して保持できる。
芯材80のガイドワイヤルーメン26に挿入可能な範囲の長さは、ガイドワイヤルーメン26の先端側開口部51からバルーン30の拡張する部位の基端側の端部31までの距離よりも長いことが好ましい。これにより、芯材80によってバルーン30を確実に保持できる。なお、本実施形態において、芯材80のガイドワイヤルーメン26に挿入可能な範囲は、接続部90の基端部から線状部82の端部87までの範囲である。
管状部81および線状部82の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、Ni−Ti合金、タングステン、超硬合金等である。また、管状部81および線状部82は、これらいずれかの金属材をアニーリングして形成し、形状記憶させるようにしてもよい。管状部81および線状部82は、同一の材料により形成されてもよいが、異なる材料により形成されてもよい。
接続部90の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等である。
次に、本実施形態に係る芯材80の使用方法を説明する。
初めに、図1、3に示すように、バルーンカテーテル10を収容部71に収容する。次に、バルーンカテーテル10のハブ40を、連結部72に連結する。続いて、バルーンカテーテル10の先端側開口部51から、ガイドワイヤルーメン26内に管状部81および線状部82を挿入し、接続部90の嵌合凸部92を、収容部71の端部の開口部に嵌合させる。これにより、収容部71内で、バルーンカテーテル10が芯材80によって適切に保持される。このとき、曲げ剛性が低い線状部82が、収容部71の湾曲に沿って柔軟に湾曲し、収容部71内に収容されるバルーンカテーテル10の負担を低減できる。
次に、図5(A)に示すように、シリンジ等の中空筒100を挿入口91に挿入して、接続部90に接続する。続いて、中空筒100からフラッシング用流体を供給する。これにより、フラッシング用流体は、第1の開口部85から管状部81の内部に入り、ガイドワイヤルーメン26の内部に位置する第2の開口部86から、ガイドワイヤルーメン26内に放出される。ガイドワイヤルーメン26内に放出されたフラッシング用流体は、ガイドワイヤルーメン26を先端方向および基端方向へ流れ、先端側開口部51および基端側開口部27から外部へ抜ける。この後、フラッシング用流体の供給を停止し、中空筒100を接続部90から引き抜く。このように、バルーンカテーテル10を収容部71に保持した状態のまま、ガイドワイヤルーメン26のフラッシングが完了でき、作業性に優れている。
次に、図6に示すように、連結部72からハブ40を外し、収容部71からバルーンカテーテル10を引き抜く。このとき、図5(B)、図5(C)に示すように、接続部90が収容部71に固定されているため、管状部81および線状部82が、自動的にガイドワイヤルーメン26から引き抜かれる。このため、芯材80をガイドワイヤルーメン26から引き抜くための別の作業が不要となり、作業性が向上する。
この後、保護シース60をバルーン30から取り外し、生体管腔内にバルーンカテーテル10を挿入する手技が可能となる。
以上のように、本実施形態に係る芯材80は、バルーンカテーテル10のガイドワイヤルーメン26に挿入される芯材80であって、中空であって第1の端部83および第2の端部84で開口する長尺な管状部81と、管状部81の第2の端部84に連結され、管状部81よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部82と、を有する。
上記のように構成した芯材80は、第2の端部84をガイドワイヤルーメン26内に配置し、第1の端部83をカテーテルの外に配置できる。このため、管状部81の第1の端部83にフラッシュ用流体を供給することで、フラッシュ用流体を第2の端部84からガイドワイヤルーメン26内に供給することができる。さらに、管状部81よりも曲げ剛性が低い線状部82が設けられるため、バルーン30が撓むことを許容しつつ、線状部82によってバルーン30を適切に保持できる。このように、ガイドワイヤルーメン26に挿入されている芯材80を利用することで、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給可能としつつも、バルーン30およびガイドワイヤルーメン26を芯材80によって適切に保持できる。
また、線状部82は、中実であり、かつ管状部81よりも外径が小さい。これにより、線状部82は、中実であることで、管状部81よりも外径を小さくすることができ、曲げ剛性を管状部81よりも低く設定することが容易である。また、線状部82の外径が、管状部81よりも小さいため、管状部81の第2の端部84から放出されるフラッシュ用流体の流れが、ガイドワイヤルーメン26内で線状部82に阻害され難くなる。
また、芯材80は、管状部81の第1の端部83に連結される接続部90をさらに有し、当該接続部90は、フラッシュ用流体を供給する中空筒100と接続することで中空筒100と管状部81を連通させる。これにより、接続部90に中空筒100を接続して、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を容易に供給できる。
また、接続部90は、フラッシュ用流体を供給する中空筒100を挿入可能な挿入口91を有し、当該挿入口91の内径は、管状部81の内径よりも大きい。これにより、内径が大きく挿入が容易な挿入口91に中空筒を挿入して、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を容易に供給できる。
また、カテーテルを収容する収容具70は、バルーンカテーテル10を収容可能な収容部71と、収容部71の内部に少なくとも一部が配置されてガイドワイヤルーメン26に挿入される芯材80と、を有し、芯材80は、中空であって第1の端部83および第2の端部84で開口する長尺な管状部81と、管状部81の第2の端部84に連結され、管状部81よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部82と、管状部81の第1の端部83に連結されるとともに収容部71に連結される接続部90と、を有し、接続部90は、フラッシュ用流体を供給する中空筒100と接続することで中空筒100と管状部81を連通させる。
上記のように構成した収容具70は、第2の端部84をガイドワイヤルーメン26内に配置し、第1の端部83をバルーンカテーテル10の外に配置できる。このため、管状部81の第1の端部83にフラッシュ用流体を供給することで、フラッシュ用流体を第2の端部84からガイドワイヤルーメン26内に供給することができる。さらに、管状部81よりも曲げ剛性が低い線状部82が設けられるため、バルーン30が撓むことを許容しつつ、線状部82によってバルーン30を適切に保持できる。このように、ガイドワイヤルーメン26に挿入されている芯材80を利用することで、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給でき、かつバルーン30を適切に保持できる。また、接続部90が収容部71に連結されているため、収容部71に連結された状態の接続部90から、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を供給でき、ガイドワイヤルーメン26にフラッシュ用流体を容易かつ迅速に供給できる。また、芯材80の接続部90が収容部71に連結されているため、収容部71の接続部90が連結される側と反対側へバルーンカテーテル10を引っ張ることで、フラッシング後の芯材80を、ガイドワイヤルーメン26から自動的に引き抜くことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、図7に示す第1の変形例のように、バルーンカテーテル10を収容する収容具の収容部110は、管状ではなく、対向する面に巻回する溝112が形成された2枚の板状の収容板111を備えてもよい。なお、前述の実施形態と同様の機能を有する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。収容板111は、屈曲部113で連結されている。屈曲部113を屈曲させて収容板111を重ねることで、2つの溝112が重なり、この2つの溝112の間に、バルーンカテーテル10を収容できる。このような構成の場合、図8に示すように、バルーンカテーテル10から芯材80を取り外すことなしに、収容部110の溝112からバルーンカテーテル10を取り出すことができる。
また、図9に示す第2の変形例に係る芯材120のように、管状部121は、内腔が外周面に開口する少なくとも1つの側孔122を有してもよい。これにより、管状部121の第2の端部84の第2の開口部86だけでなく、側孔122からもフラッシュ用流体を放出できるため、ガイディングルーメン26の広い範囲へ迅速にフラッシュ用流体を供給できる。
また、図10に示す第3の変形例のように、フラッシング用流体を供給する中空筒130を、芯材80の挿入口91に挿入するのではなく、芯材80の接続部90を、中空筒130の内腔に挿入して接続してもよい。
また、芯材の線状部は、管状部から離脱可能であってもよい。
また、上述したバルーンカテーテル10は、ラピッドエクスチェンジ型(Rapid exchange type)であるが、オーバーザワイヤ型(Over−the−wire type)であってもよい。
また、芯材が適用されるカテーテルは、フラッシングが必要なルーメンを有するものであれば、バルーンカテーテルに限定されない。また、フラッシング用流体を供給するルーメンは、ガイドワイヤルーメンでなくてもよい。
10 バルーンカテーテル(カテーテル)
26 ガイドワイヤルーメン(ルーメン)
27 基端側開口部
30 バルーン
51 先端側開口部
70 収容具
71、110 収容部
72 連結部
80、120 芯材
81、121 管状部
82 線状部
83 第1の端部
84 第2の端部
85 第1の開口部
86 第2の開口部
90 接続部
91 挿入口
92 嵌合凸部
100、130 中空筒
122 側孔

Claims (7)

  1. カテーテルのルーメンに挿入される芯材であって、
    中空であって第1の端部および第2の端部で開口する長尺な管状部と、
    前記管状部の第2の端部に連結され、前記管状部よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部と、を有する芯材。
  2. 前記線状部は、中実であり、かつ前記管状部よりも外径が小さい請求項1に記載の芯材。
  3. 前記管状部の第1の端部に連結される接続部をさらに有し、当該接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒と接続することで前記中空筒と管状部を連通させる請求項1または2に記載の芯材。
  4. 前記接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒を挿入可能な挿入口を有し、当該挿入口の内径は、前記管状部の内径よりも大きい請求項3に記載の芯材。
  5. 前記管状部は、内腔が外周面に開口する側孔を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の芯材。
  6. 前記カテーテルは、先端部に拡張可能なバルーンを有し、
    前記芯材の前記カテーテルのルーメンに挿入可能な範囲の軸方向の長さは、前記カテーテルのルーメンの先端側の開口部から前記バルーンの拡張する部位の基端部までの距離よりも長い請求項1〜5のいずれか1項に記載の芯材。
  7. カテーテルを収容する収容具であって、
    前記カテーテルを収容可能な収容部と、
    前記収容部の内部に少なくとも一部が配置されて前記カテーテルのルーメンに挿入される芯材と、を有し、
    前記芯材は、
    中空であって第1の端部および第2の端部で開口する長尺な管状部と、
    前記管状部の第2の端部に連結され、前記管状部よりも曲げ剛性が低い長尺な線状部と、
    前記管状部の第1の端部に連結されるとともに前記収容部に連結される接続部と、を有し、
    前記接続部は、フラッシュ用流体を供給する中空筒と接続することで前記中空筒と管状部を連通させる収容具。
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