JP2016016210A - カテーテルシステムおよびカテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】形状が乱れたバルーンを安全に抜去可能とするカテーテルシステムおよびカテーテルを提供する。【解決手段】長尺なシャフト部20、シャフト部20の先端側に配置されて内部に流体が流入することで拡張可能なバルーン30、および、バルーン30の基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに外表面に凸部52が形成され、バルーン30の拡張および収縮に伴って拡張および収縮可能な補助部50を備えるカテーテル10と、管状に形成されてカテーテル10を内部に収容可能であり、凸部52が嵌合可能な形状で形成されて補助部50を受け入れる受け入れ部21を先端部に備えるガイディングカテーテル60と、を有するカテーテルシステム1である。【選択図】図1

Description

本発明は、生体管腔内に挿入するカテーテルシステムおよびカテーテルに関し、特に、生体管腔内で拡張可能なバルーンを備えるカテーテルシステムおよびカテーテルに関する。
近年、生体管腔内に生じた病変部(狭窄部)の改善のために、バルーンカテーテルが用いられている。バルーンカテーテルは、通常、長尺なシャフト部と、シャフト部の先端側に設けられて径方向に拡張可能なバルーンとを備えている(例えば、特許文献1を参照)。バルーンカテーテルによる処置を行う際には、まず経皮的にガイディングカテーテル(管状体)を生体管腔内に挿入し、ガイディングカテーテルを細い生体管腔を経由して体内の病変部の近傍まで到達させる。次に、ガイディングカテーテルの基端側からガイディングカテーテル内にバルーンカテーテルを挿入して押し進め、ガイディングカテーテルの内腔を介して、バルーンをガイディングカテーテルよりも先端側へ突出させる。この後、収縮されているバルーンを狭窄部に挿入して拡張させることで、狭窄部を押し広げることができる。この後、バルーンを収縮させてガイディングカテーテル内に収容し、バルーンカテーテルを体外に抜去することができる。
ところで、バルーンを拡張後に収縮させると、バルーンの形状が乱れ、バルーンをガイディングカテーテルに引き込む際の抜去抵抗が大きくなり、バルーンカテーテルまたはガイディングカテーテルの破損や、バルーンカテーテルをガイディングカテーテルに収容できなくなる可能性がある。
特開2013−154021号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、形状が乱れたバルーンを安全に抜去可能とするカテーテルシステムおよびカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルシステムは、長尺なシャフト部、前記シャフト部の先端側に配置されて内部に流体が流入することで拡張可能なバルーン、および、前記バルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに外表面に凸部または凹部である誘導部が形成され、前記バルーンの拡張および収縮に伴って拡張および収縮可能な補助部を備えるカテーテルと、管状に形成されて前記カテーテルを内部に収容可能であり、前記誘導部が嵌合可能な形状で形成されて前記補助部を受け入れる受け入れ部を先端部に備える管状体と、を有する。
また、上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、長尺なシャフト部と、前記シャフト部の先端側に配置されて内部に流体が流入することで拡張可能なバルーンと、前記バルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに前記バルーンの拡張および収縮に伴って拡張および収縮可能な補助部と、を有する。
上記のように構成したカテーテルシステムは、バルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに外表面に誘導部が形成される補助部が形成され、管状体に、誘導部が嵌合可能な形状で形成されて補助部を受け入れる受け入れ部が形成されているため、拡張させた後に収縮させたバルーンの形状が乱れた際に、バルーンを覆う補助部の誘導部を受け入れ部に受け入れ、補助部を利用してバルーンを縮径させて管状体内へ回収することができる。このため、バルーンの形状が乱れても、抜去抵抗を減少させつつバルーンを管状体内へ引き込むことが可能であり、バルーンカテーテルや管状体の破損を抑制し、かつバルーンカテーテルを管状体に収容できなくなる可能性を低減させて、バルーンカテーテルを安全に抜去できる。
前記誘導部または受け入れ部は、当該誘導部および受け入れ部を嵌合可能な周方向の位置へ案内する案内部を有するようにすれば、誘導部および受け入れ部を嵌合させることが容易となり、操作性が向上する。
前記補助部は、前記バルーンの基端側の前記シャフト部に接続されるようにすれば、補助部がバルーンの基端部を効果的に覆うように構成することが容易である。
前記補助部は、繰り返し折り返されて凸部および凹部が周方向に並んで形成され、前記受け入れ部は、前記凸部を受け入れ可能な受け入れ側凹部が形成されるようにすれば、凸部および凹部の折り返しを戻すように変形させることで、補助部を容易に拡張可能とすることができる。さらに、補助部に凸部および凹部が形成されているため、補助部の撓みに対する剛性が強くなり、バルーンへ効果的に力を作用させて縮径させることができる。
前記補助部の外周面および前記受け入れ部の内周面のいずれか一方に、少なくとも1つの凸部が形成され、前記補助部の外周面および前記受け入れ部の内周面のいずれか他方に、前記凸部が摺動可能に嵌合する溝または貫通孔の形態で前記カテーテルの軸線に対して傾斜して形成される受け入れ側凹部が形成されるようにすれば、凸部を受け入れ側凹部に嵌合させつつカテーテルを管状体に対して基端方向へ移動させることで、凸部が受け入れ側凹部に沿って移動してカテーテルが回転する。このため、バルーンを巻き取るように回転させつつ管状体内へ回収でき、抜去抵抗を効果的に減少させつつバルーンカテーテルを抜去できる。
前記補助部は、外周面に少なくとも1つの螺旋状の凸部が形成され、前記受け入れ部は、内周面に前記凸部が螺合可能な螺旋状の受け入れ側凹部が形成されようにすれば、凸部を受け入れ側凹部に螺合させつつカテーテルを管状体に対して基端方向へ移動させることで、凸部が受け入れ側凹部に沿って移動してカテーテルが回転する。このため、バルーンを巻き取るように回転させつつ管状体内へ回収でき、抜去抵抗を効果的に減少させつつバルーンカテーテルを抜去できる。
また、上記のように構成したカテーテルは、カテーテルのバルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆う補助部が形成されているため、拡張させた後に収縮させたバルーンの形状が乱れた際に、バルーンを覆う補助部を利用してバルーンを縮径させて管状体内へ引き込むことができる。このため、バルーンカテーテルや管状体の破損を抑制し、かつバルーンカテーテルを管状体に収容できなくなる可能性を低減させて、バルーンカテーテルを安全に抜去できる。
第1実施形態に係るカテーテルシステムを示す平面図である。 バルーンカテーテルを示す平面図である。 バルーンカテーテルを示す断面図である。 バルーンカテーテルのバルーンを拡張させた際の先端部を示す平面図である。 バルーンカテーテルのバルーンを拡張させた際の先端部を示す断面図である。 ガイディングカテーテルを示す平面図である。 ガイディングカテーテルを示す断面図である。 ガイディングカテーテルからバルーンカテーテルを突出させた状態を示す平面図である。 ガイディングカテーテルから突出させたバルーンを拡張させた状態を示す平面図である。 ガイディングカテーテルから突出させたバルーンを収縮させた状態を示す平面図である。 ガイディングカテーテルにバルーンを引き込む際の状態を示す平面図である。 ガイディングカテーテルにバルーンを引き込んだ状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムの先端部を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンを拡張させた状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンを収縮させた状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンをガイディングカテーテルに引き込む際の状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンをガイディングカテーテルに引き込む際の状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルシステムの変形例を示す平面図である。 第3実施形態に係るカテーテルシステムの先端部を示す平面図である。 第3実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンを拡張させた状態を示す平面図である。 第3実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンを収縮させた状態を示す平面図である。 第3実施形態に係るカテーテルシステムのバルーンをガイディングカテーテルに引き込む際の状態を示す平面図である。 第1実施形態に係るカテーテルシステムの補助部の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るカテーテルシステム1は、経皮的に生体管腔内に挿入し、生体管腔内に生じた病変部(狭窄部)を押し広げて改善するためのデバイスである。なお、本明細書では、カテーテルシステムの生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
本実施形態に係るカテーテルシステム1は、図1に示すように、狭窄部を押し広げるためのバルーンを備えるバルーンカテーテル10(カテーテル)と、バルーンカテーテル10を目的の位置まで導くためのガイディングカテーテル60(管状体)とを備えている。
まず、バルーンカテーテル10の構造を説明する。バルーンカテーテル10は、図2,3に示すように、可撓性を備える長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に設けられるバルーン30と、シャフト部20の基端に固着されたハブ40と、バルーン30の基端側にバルーン30に被さるように配置される補助部50とを有している。
シャフト部20は、先端および基端が開口した管体である外管21と、外管21の内部に配置される内管22とを備えている。外管21および内管22の間には、バルーン30を拡張するための拡張用流体が流通する拡張ルーメン23が形成されており、内管22の内側には、ガイドワイヤWが挿入されるガイドワイヤルーメン24が形成されている。外管21は、ハブ40に固着され、内管22は、外管21よりも基端側にてハブ40に固着されている。
バルーン30は、拡張時の直径が略一定のバルーン中央部31と、バルーン中央部31よりも先端側で外径が先端に向かって縮径しているバルーン先端部32と、バルーン中央部31よりも基端側で外径が基端に向かって縮径しているバルーン基端部33とを備えている。バルーン中央部31は、実際に生体管腔の狭窄部を押し広げる部位である。バルーン30は、バルーン先端部32の先端側が内管22に接着され、バルーン基端部33の基端側が外管21に接着されており、バルーン30の内部が、拡張ルーメン23に連通している。
バルーン30は、収縮した状態では、内管22の外周面に周方向へ巻きつくように折り畳まれた状態となるように形状付けられている。
補助部50は、可撓性を備えてバルーン30とともに変形可能な略筒状の部材であり、基端側の端部の固定部51が、バルーン30の基端側で外管21に対して接着、融着、または他の公知の方法で固定されている。または、補助部50は、外管21に対して一体的に形成されてもよい。
補助部50は、固定部51から先端方向へ延在し、バルーン基端部33の全てまたは一部の外周面を、基端側から被さるように覆っている。補助部50のバルーン30を覆っている部位は、バルーン30に対して接触可能であるが固着されておらず、したがって、補助部50とバルーン30との間の空間(隙間)は、外部に開放されている。補助部50は、繰り返し折り返されて凸部52および凹部53(図4を参照)が周方向に並んで形成され、いわゆる傘状の構造を備えている。すなわち、補助部50は、折り返されて形成される凸部52(誘導部)が、周方向に巻きつくことで収縮された状態となることが可能であり、凸部52および凹部53が平坦形状に近づくように広がることで、径方向外側へ拡がるように拡張することが可能である。なお、凸部52は、周方向に巻きつかずに折り返されるように変形して収縮してもよい。また、補助部50は、弾性的に拡張、収縮するように変形してもよい。
補助部50の凸部52および凹部53は、外力が作用しない自然状態において折り返された状態が維持されるように形状付けられており、したがって、バルーン30が収縮した状態では、バルーン30の外表面に沿うように収縮した形状を維持する。そして、図4,5に示すように、バルーン30の内部に拡張用流体が流入してバルーン30が拡張することで、補助部50はバルーン30から力を受け、折り返された凸部52および凹部53が開いて平坦形状に近づくように変形し、径方向外側へ広がるように拡張する。
ハブ40は、内管22および外管21が接着固定されているハブ本体41と、外管21の拡張ルーメン23と連通して拡張用流体を流入出させるポートとして機能する第1開口部42と、ガイドワイヤルーメン24を挿通させる第2開口部43と、耐キンクプロテクタ46とを備えている。第2開口部43には、血液の流出を抑制する止血弁45が設けられている。また、ハブ本体41の外周面には、術者が回転力を作用させやすいように、2つの羽部44が形成されている。耐キンクプロテクタ46は、弾性材料からなり、ハブ本体41および内管22の接続部の周囲を囲んで配置され、ハブ本体41および内管22の接続部におけるキンクを抑制する。
外管21および内管22は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、そのような材料としては、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリオレフィン、熱可塑性フッ素樹脂等である。外管21および内管22の構成材料は、同一でもよく、異なってもよい。また、外管21および内管22の少なくとも一方が、複数層で構成されたり、線状体や網状体からなる補強層が設けられてもよい。
外管21または内管22は、例えば金、プラチナ、プラチナ系合金、タングステン系合金などの金属マーカー、あるいは硫酸バリウム、酸化ビスマス、タングステンのようなX線不透過材料を含むマーカーを設けることが好ましく、若しくは、外管21または内管22の構成材料に、X線不透過材料を配合してもよい。
バルーン30は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用できる。
補助部50は、上述したバルーン30に適用可能な材料を使用できる。なお、補助部50の構成材料は、バルーン30と同一でもよく、異なってもよい。
ハブ40は、特に限定されないが、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の硬質の樹脂等が使用できる。
次に、ガイディングカテーテル60の構造を説明する。ガイディングカテーテル60は、図6,7に示すように、可撓性を備える長尺なシース本体70と、シース本体70の基端に固着されたシースハブ80とを有している。
シース本体70は、バルーンカテーテル10のシャフト部20、バルーン30および補助部50を軸方向へ移動可能に収容可能なガイディングルーメン71が形成される管状の部材である。シース本体70の先端部には、シース本体70よりも先端方向へ突出したバルーン30を、シース本体70内に受け入れて回収するための受け入れ部72が形成されている。受け入れ部72は、ガイディングルーメン71が開口してシース先端開口部73が形成されている。
受け入れ部72は、先端方向へ突出する複数の受け入れ側凸部74が周方向に並んで配置されており、受け入れ側凸部74の間に、受け入れ側凹部75が周方向に並んで配置されている。受け入れ側凹部75は、補助部50の凸部52(誘導部)を受け入れる部位である。受け入れ側凸部74は、先端部が曲面状に滑らかに形成されることが好ましい。受け入れ側凹部75の縁部には、基端側へ向かって周方向の幅が狭くなるように傾斜する案内部76(図8を参照)が形成されている。案内部76は、バルーン30をシース本体70内に引き込む際の凸部52の周方向の位置が、受け入れ側凹部75に嵌合可能な位置でない場合に、補助部50の凸部52を、嵌合可能な周方向の適正な位置へ案内する役割を果たす。
なお、受け入れ側凸部74および受け入れ側凹部75の数は、補助部50の凸部52および凹部53の数と一致することが好ましいが、必ずしも一致しなくてもよい。
シースハブ80は、シース本体70が接着固定されているシースハブ本体81と、シース本体70のガイディングルーメン71と連通してバルーンカテーテル10を挿入および抜去可能なシース基端開口部82と、耐キンクプロテクタ83とを備えている。また、ハブ本体81の外周面には、術者が回転力を作用させやすいように、2つの羽部84が形成されている。シース基端開口部82には、血液の流出を抑制する止血弁85が設けられている。
シース本体70は、上述したバルーンカテーテル10の外管21や内管22に適用可能な材料を使用できる。
シースハブ80は、上述したバルーンカテーテル10のハブ40に適用可能な材料を使用できる。
次に、第1実施形態に係るカテーテルシステム1の使用方法を、血管内に形成された狭窄部をバルーン30により押し広げる処置を例として説明する。
始めに、セルジンガー法などによりカテーテルイントロデューサーを経皮的に血管に穿刺する。次に、ガイディングルーメン71内にガイドワイヤWを挿入したガイディングカテーテル60を、カテーテルイントロデューサーに挿入し、ガイドワイヤWを先行させ、ガイディングカテーテル60の先端をカテーテルイントロデューサーの先端開口から血管内へ挿入する。この後、ガイドワイヤWを先行させつつ、ガイディングカテーテル60を目的部位まで徐々に押し進める。
次に、バルーン30および補助部50が収縮したバルーンカテーテル10のガイドワイヤルーメン21の先端開口部に、ガイドワイヤWの末端を挿入し、ハブ40の第2開口部43からガイドワイヤWを出す。次に、血管内に挿入されているガイディングカテーテル60内にバルーンカテーテル10を先端から挿入し、ガイドワイヤWに沿わせてバルーンカテーテル10を押し進め、図8に示すように、バルーンカテーテル10のバルーン30を含む先端部位を、ガイディングカテーテル60のシース先端開口部73から突出させて、目的とする狭窄部内にバルーン30を位置させる。
次に、ハブ40の第1開口部42(図3を参照)から拡張ルーメン23を介して拡張用流体をバルーン30内に供給すると、図9に示すように、折り畳まれたバルーン30が径方向外側へ広がるように拡張する。これにより、バルーン中央部31が血管の狭窄部を押し広げ、血管内の血液の流路を適切に確保することができる。
バルーン30が拡張すると、バルーン基端部33を覆っている補助部50がバルーン30から力を受け、折り返された凸部52および凹部53が開いて平坦形状に近づくように変形し、バルーン30とともに径方向外側へ広がるように拡張する。
次に、バルーン30から拡張ルーメン23、第1開口部42を介して拡張用流体を排出すると、バルーン30が収縮し、拡張された血管壁面からバルーン30が離れる。このとき、バルーン30が拡張前の状態に戻ることができずに、バルーン30の形状に乱れが生じる場合がある。一例として、図10に示すように、バルーン30から拡張用流体が排出されることで、バルーン30が元の状態に折り畳まれずに扁平な形状に変形する場合がある。このような場合、特に外径がバルーン中央部31からテーパ状に変化しているバルーン先端部32およびバルーン基端部33が硬くなり変形し難くなる。しかしながら、バルーン基端部33を囲む補助部50は、バルーン30との間の空間が外部に解放されており、かつ軸方向の長さがバルーン30よりも短いため、バルーン30に追従して扁平に変形することはない。このため、補助部50は、バルーン30ほど形状が乱れず、周方向に凸部52および凹部53が並んだ形状が維持される。
次に、バルーンカテーテル10をガイディングカテーテル60に対して相対的に基端方向へ移動させると、図11に示すように、補助部50がシース本体70の受け入れ部72に接触する。このとき、補助部50の凸部52および凹部53が周方向に並んだ形状が維持されているために、各々の凸部52が受け入れ部72の傾斜した案内部76に接触する。案内部76に接触した凸部52は、案内部76の傾斜に沿って移動し、受け入れ側凹部75に嵌合可能な周方向の適正な位置へ案内される。このとき、バルーンカテーテル10は、ガイディングカテーテル60に対して適切な位置となるまで回転することになる。
そして、凸部52が受け入れ側凹部75に嵌合し、かつ凹部53に受け入れ側凸部74が嵌合した状態となった後、さらにバルーンカテーテル10を基端方向へ移動させると、凸部52および凹部53が、受け入れ側凹部75および受け入れ側凸部74に対して滑りつつ受け入れ部72の内部に引き込まれ、これに伴って補助部50の先端側が徐々に縮径する。補助部50が縮径すると、補助部50によって覆われているバルーン基端部33が補助部50から力を受けて縮径し、補助部50とともにシース本体70内に引き込まれることになる。そして、補助部50に凹部53および凸部52が形成されていることで、補助部50は撓みに対する剛性が強いため、バルーン30を良好に縮径させることができる。さらに、凸部52が受け入れ側凹部75に嵌合し、かつ受け入れ側凸部74が凹部53に嵌合しているため、補助部50の適切な形状を維持しつつバルーン基端部33を縮径させて、抜去抵抗を過剰に増加させることなしに、バルーン30をシース本体70へ引き込むことが可能である。このため、バルーンカテーテル10やガイディングカテーテル60の破損を抑制し、かつバルーンカテーテル10をガイディングカテーテル60に収容できなくなる可能性を低減させることができる。
バルーン基端部33が縮径すると、これに追従して、バルーン中央部31およびバルーン先端部32も縮径することになる。このため、補助部50がバルーン30の基端側の部位のみを覆う構成であっても、バルーン30の全体を良好に縮径させて、図12に示すように、シース本体70内に引き込むことが可能である。
この後、バルーンカテーテル10およびガイドワイヤWを、ガイディングカテーテル60を介して抜去し、ガイディングカテーテル60をカテーテルイントロデューサーから抜去した後、カテーテルイントロデューサーを生体から抜去して、手技が完了する。
以上のように、第1実施形態に係るカテーテルシステム1は、バルーンカテーテル10のバルーン30の基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに外表面に凸部52(誘導部)が形成される補助部50が形成され、シース本体70に、凸部52が嵌合可能な形状で形成されて補助部50を受け入れる受け入れ部72が形成されているため、拡張させた後に収縮させたバルーン30の形状が乱れた際に、バルーン30を覆う補助部50の凸部52を受け入れ部72に受け入れ、補助部50を利用することでバルーン30を縮径させてシース本体70内へ引き込むことができる。このように、拡張させた後の収縮の際にバルーン30の形状が乱れた場合であっても、抜去抵抗を減少させつつバルーン30をシース本体70内へ引き込むことが可能である。このため、バルーンカテーテル10やガイディングカテーテル60の破損を抑制し、かつバルーンカテーテル10をシース本体70に収容できなくなる可能性を低減させて安全性を高めることができる。
また、受け入れ部72が、凸部52および受け入れ部72が嵌合可能な周方向の位置へ案内する案内部76を有するため、凸部52および受け入れ部72を嵌合させることが容易となり、操作性が向上する。
また、補助部50が、バルーン30の基端側のシャフト部20に接続されているため、補助部50がバルーン30の基端部を効果的に覆うように構成することが容易である。
また、補助部50は、繰り返し折り返されて凸部52および凹部53が周方向に並んで形成され、受け入れ部72は、凸部52を受け入れ可能な受け入れ側凹部75が形成されるため、凸部52および凹部53の折り返しを戻すように変形させることで、補助部50を容易に拡張可能とすることができる。さらに、補助部50に凸部52および凹部53が形成されているため、補助部50の撓みに対する剛性が強くなり、バルーン30へ効果的に力を作用させて縮径させることができる。さらに、凸部52および凹部53が形成されることで補助部50の剛性を高めることができるため、補助部50を薄くすることも可能となり、バルーンカテーテル10の小径化が可能である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るカテーテルシステム90は、バルーンカテーテル100(カテーテル)の補助部110と、ガイディングカテーテル120(管状体)の受け入れ部122の構造のみが、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の機能を備える部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係るカテーテルシステム90のバルーンカテーテル100に設けられる補助部110は、図13に示すように、可撓性を備えてバルーン30とともに弾性的に変形可能な略筒状の部材であり、基端側の端部の固定部111が、バルーン30の基端側で外管21に対して接着、融着、または他の公知の方法で固定されている。補助部110は、固定部111から先端方向へ延在し、バルーン基端部33の全てまたは一部の外周面を、基端側から被さるように覆っている。補助部110の固定部111から延びてバルーン30を覆っている部位は、バルーン30に対して接触可能であるが固着されておらず、したがって、補助部110とバルーン30との間の空間(隙間)は、外部に開放されている。補助部110の外周面には、1つのピン状の凸部112が形成されている。なお、補助部110は、弾性的に変形して拡張するのではなく、第1実施形態と同様に、折り返された部位が開くことで拡張する構造であってもよい。
補助部110は、外力が作用しない自然状態において、バルーン30が収縮した状態のバルーン30の外表面に沿うように収縮した形状を維持する。そして、図14に示すように、バルーン30の内部に拡張用流体が流入してバルーン30が拡張することで、補助部110はバルーン30から力を受け、弾性的に引き伸ばされるように径方向外側へ拡張する。
ガイディングカテーテル120の受け入れ部122は、図13に示すように、シース本体121を貫通する受け入れ側凹部123が、カテーテルシステム90の軸線に対して傾斜して螺旋状に形成されている。受け入れ側凹部123は、補助部110に形成される凸部112が嵌合して移動可能な幅で形成される。受け入れ側凹部123は、シース本体121の先端部の剛性を維持できるように、シース本体121の最先端まで形成されず、最先端よりも基端側の位置から基端方向へ向かって形成される。なお、受け入れ側凹部123は、シース本体121の最先端から形成されてもよい。
次に、第2実施形態に係るカテーテルシステム90の作用を説明する。
第1実施形態で説明した方法と同様に、ガイディングカテーテル120を介してバルーンカテーテル100のバルーン30を狭窄部へ挿入した後、ハブ40の第1開口部42から拡張ルーメン23を介して拡張用流体をバルーン30内に供給すると、図14に示すように、折り畳まれたバルーン30が径方向外側へ広がるように拡張する。これにより、バルーン中央部31が血管の狭窄部を押し広げ、血管内の血液の流路を適切に確保することができる。
バルーン30が拡張すると、バルーン基端部33を覆っている補助部110がバルーン30から力を受け、弾性的に変形して、バルーン30とともに径方向外側へ広がるように拡張する。
次に、バルーン30から拡張ルーメン23、第1開口部42を介して拡張用流体を排出すると、バルーン30が収縮し、拡張された血管壁面からバルーン30が離れる。このとき、図15に示すように、バルーン30が拡張前の状態に戻ることができずに、バルーン30の形状に乱れが生じる場合がある。しかしながら、バルーン基端部33を囲む補助部110は、バルーン30との間の空間が外部に解放されており、かつ軸方向の長さがバルーン30よりも短いため、バルーン30に追従して扁平に変形することがない。このため、補助部110は、バルーン30ほど形状が乱れない。
次に、バルーンカテーテル100をガイディングカテーテル120に対して相対的に基端方向へ移動させると、補助部110の凸部112がシース本体121の先端面に接触し、補助部110およびシース本体121が変形しつつ凸部112がシース本体121内に引き込まれた後、図16に示すように、凸部112が受け入れ側凹部123に嵌合する。このとき、受け入れ側凹部123が螺旋状に形成されているため、凸部112が周方向のいずれの位置にあっても、受け入れ側凹部123に嵌合することができる。
そして、凸部112が受け入れ側凹部123に嵌合した後、さらにバルーンカテーテル100を基端方向へ移動させると、図16,17に示すように、凸部112が、螺旋状の受け入れ側凹部123に沿って移動するため、補助部110が回転しながら受け入れ部122の内部に引き込まれ、これに伴って補助部110の先端側が徐々に縮径する。補助部110が縮径すると、補助部110によって覆われているバルーン基端部33が補助部110から力を受けて縮径し、補助部110とともに回転しつつシース本体121内に引き込まれることになる。このとき、バルーン30を巻き取るように回転させつつシース本体121内へ引き込むため、抜去抵抗を効果的に減少させつつ、バルーン30を引き込むことが可能である。したがって、バルーンカテーテル100やガイディングカテーテル120の破損を抑制し、かつバルーンカテーテル100をガイディングカテーテル120に収容できなくなる可能性を低減させることができる。
なお、シース本体121に形成される受け入れ側凹部123は、貫通孔でなくてもよく、例えば、シース本体の内周面に形成される溝であってもよい。
また、凸部がシース本体の内周面に形成され、この凸部が嵌合する螺旋状の凹部が補助部に形成されてもよい。
また、本実施形態では、凸部112および受け入れ側凹部123が1つずつ形成されているが、各々が複数形成されてもよい。
また、図18に示すように、シース本体131の先端部に、凸部112を螺旋状の受け入れ側凹部133へ案内するための案内部134が、受け入れ側凹部133から先端方向へ向かって幅が広がるように形成されてもよい。案内部134が形成されることで、凸部112(誘導部)を受け入れ側凹部133に嵌合させることが容易となり、操作性が向上する。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るカテーテルシステム140は、バルーンカテーテル150(カテーテル)の補助部160と、ガイディングカテーテル170(管状体)の受け入れ部172の構造のみが、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の機能を備える部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態に係るカテーテルシステム140のバルーンカテーテル150に設けられる補助部160は、図19に示すように、可撓性を備えてバルーン30とともに弾性的に変形可能な略筒状の部材であり、基端側の端部の固定部161が、バルーン30の基端側で外管21に対して接着、融着、または他の公知の方法で固定されている。補助部160は、固定部161から先端方向へ延在し、バルーン基端部33の全てまたは一部の外周面を、基端側から被さるように覆っている。補助部160の固定部161から延びてバルーン30を覆っている部位は、バルーン30に対して接触可能であるが固着されておらず、したがって、補助部160とバルーン30との間の空間(隙間)は、外部に開放されている。補助部160の外周面には、螺旋状に形成される雄ねじ部162(凸部)が形成されている。
補助部160は、外力が作用しない自然状態において、バルーン30が収縮した状態のバルーン30の外表面に沿うように収縮した形状を維持する。そして、図20に示すように、バルーン30の内部に拡張用流体が流入してバルーン30が拡張することで、補助部160はバルーン30から力を受け、弾性的に引き伸ばされるように径方向外側へ拡張する。
ガイディングカテーテル170のシース本体171に設けられる受け入れ部172は、内周面に、雄ねじ部162が螺合可能な雌ねじ部173(受け入れ側凹部)が、シース本体70の先端部からカテーテルシステム140の軸線に対して傾斜して螺旋状に形成されている。受け入れ部172の先端部には、雄ねじ部162を螺旋状の雌ねじ部173へ案内するための案内部174が、雌ねじ部173から先端方向へ向かって幅が広がるように形成されてもよい。案内部174が形成されることで、雄ねじ部162を雌ねじ部173に嵌合させることが容易となり、操作性が向上する。
次に、第3実施形態に係るカテーテルシステム140の作用を説明する。
第1実施形態で説明した方法と同様に、ガイディングカテーテル170を介してバルーンカテーテル150のバルーン30を狭窄部へ挿入した後、ハブ40の第1開口部42から拡張ルーメン23を介して拡張用流体をバルーン30内に供給すると、図20に示すように、折り畳まれたバルーン30が径方向外側へ広がるように拡張する。これにより、バルーン中央部31が血管の狭窄部を押し広げ、血管内の血液の流路を適切に確保することができる。
バルーン30が拡張すると、バルーン基端部33を覆っている補助部160がバルーン30から力を受け、弾性的に変形して、バルーン30とともに径方向外側へ広がるように拡張する。
次に、バルーン30から拡張ルーメン23、第1開口部42を介して拡張用流体を排出すると、バルーン30が収縮し、拡張された血管壁面からバルーン30が離れる。このとき、図21に示すように、バルーン30が拡張前の状態に戻ることができずに、バルーン30の形状に乱れが生じる場合がある。しかしながら、バルーン基端部33を囲む補助部160は、バルーン30との間の空間が外部に解放されており、かつ軸方向の長さがバルーン30よりも短いため、バルーン30に追従して扁平に変形することがない。このため、補助部160は、バルーン30ほど形状が乱れない。
次に、バルーンカテーテル150をガイディングカテーテル170に対して相対的に基端方向へ移動させると、補助部160の雄ねじ部162が案内部174により案内されてシース本体70の雌ねじ部173に螺合(嵌合)する。そして、雄ねじ部162が雌ねじ部173に螺合した後、さらにバルーンカテーテル150を基端方向へ移動させると、図22に示すように、雄ねじ部162が、螺旋状の雌ねじ部173に沿って移動するため、補助部160が回転しながら受け入れ部172の内部に引き込まれ、これに伴って補助部160の先端側が徐々に縮径する。補助部160が縮径すると、補助部160によって覆われているバルーン基端部33が補助部160から力を受けて縮径し、補助部160とともに回転しつつシース本体70内に引き込まれることになる。このとき、バルーン30を巻き取るように回転させつつシース本体171内へ引き込むため、抜去抵抗を効果的に減少させつつ、バルーン30を引き込むことが可能である。したがって、バルーンカテーテル150やガイディングカテーテル170の破損を抑制し、かつバルーンカテーテル150をガイディングカテーテル170に収容できなくなる可能性を低減させることができる。そして、雄ねじ部162が形成されることで補助部160の剛性を高めることができるため、補助部160を薄くすることも可能となり、バルーンカテーテル10の小径化が可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、上述した全ての実施形態において、補助部はシャフト部20に固定されているが、補助部がバルーンに固定されてもよい。一例として、図23に示す第1実施形態の変形例のように、補助部190が、バルーン30の基端部に固定部191で固定されてもよい。または、保持部は、バルーンと一体的に形成されてもよい。
また、第1,第3実施形態において、案内部はシース本体に形成されているが、補助部に形成されてもよい。
また、上述の実施形態に係るバルーンカテーテルは、オーバーザワイヤ型(Over−the−wire type)であるが、ラピッドエクスチェンジ型(Rapid exchange type)であってもよい。
また、バルーン30の表面に、バルーンの外表面に狭窄を抑制するための薬剤がコーティングされてもよい。また、カテーテルは、バルーンの外表面に縮径したステントが配置されて、バルーンの拡張力によってステントを生体管腔内に留置するためのカテーテルであってもよい。
また、カテーテルを受け入れる管状体は、ガイディングカテーテルでなくてもよく、例えばイントロデューサシースであってもよい。
1,90,140 カテーテルシステム、
10,100,150 バルーンカテーテル(カテーテル)、
20 シャフト部、
30 バルーン、
50,110,160,190 補助部、
52,112 凸部、
53 凹部、
60,120,170 ガイディングカテーテル(管状体)、
72,122,172 受け入れ部、
75,123,133 受け入れ側凹部、
74 受け入れ側凸部、
75 受け入れ側凹部、
76,134,174 案内部、
162 雄ねじ部(凸部)、
173 雌ねじ部(受け入れ側凹部)。

Claims (7)

  1. 長尺なシャフト部、記シャフト部の先端側に配置されて内部に流体が流入することで拡張可能なバルーン、および、前記バルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに外表面に凸部または凹部である誘導部が形成され、前記バルーンの拡張および収縮に伴って拡張および収縮可能な補助部を備えるカテーテルと、
    管状に形成されて前記カテーテルを内部に収容可能であり、前記誘導部が嵌合可能な形状で形成されて前記補助部を受け入れる受け入れ部を先端部に備える管状体と、を有するカテーテルシステム。
  2. 前記誘導部または受け入れ部は、当該誘導部および受け入れ部を嵌合可能な周方向の位置へ案内する案内部を有する請求項1に記載のカテーテルシステム。
  3. 前記補助部は、前記バルーンの基端側の前記シャフト部に接続される請求項1または2に記載のカテーテルシステム。
  4. 前記補助部は、繰り返し折り返されて凸部および凹部が周方向に並んで形成され、
    前記受け入れ部は、前記凸部を受け入れ可能な受け入れ側凹部が形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
  5. 前記補助部の外周面および前記受け入れ部の内周面のいずれか一方に、少なくとも1つの凸部が形成され、
    前記補助部の外周面および前記受け入れ部の内周面のいずれか他方に、前記凸部が摺動可能に嵌合する溝または貫通孔の形態で前記カテーテルの軸線に対して傾斜して形成される受け入れ側凹部が形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
  6. 前記補助部は、外周面に少なくとも1つの螺旋状の凸部が形成され、
    前記受け入れ部は、内周面に前記凸部が螺合可能な螺旋状の受け入れ側凹部が形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
  7. 長尺なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端側に配置されて内部に流体が流入することで拡張可能なバルーンと、
    前記バルーンの基端部の外周面を基端側から被さるように覆うとともに前記バルーンの拡張および収縮に伴って拡張および収縮可能な補助部と、を有するカテーテル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112933377A (zh) * 2021-01-21 2021-06-11 温州医科大学附属第一医院 一种环咽肌功能障碍康复训练装置
CN113796972A (zh) * 2020-06-15 2021-12-17 西门子医疗有限公司 用于将物体穿入到引导设备中的穿入辅助装置

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