JP2018049887A - メムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置 - Google Patents

メムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】長期信頼性を実現するニューラルネットワーク装置を提供する。【解決手段】メムキャパシタ11は、下部電極125と、下部電極125上に設けられた第1誘電体層124と、第1誘電体層124上に互いに離間して設けられた複数の可変抵抗部122と、第1誘電体層124上であって複数の可変抵抗部122の間に設けられた第2誘電体層123と、複数の可変抵抗部122および第2誘電体層123上に設けられた上部電極121と、を備える。各可変抵抗部122は、上部電極121を構成する金属原子の可変抵抗部122内部への拡散を許容する材料で構成され、第2誘電体層123は、上部電極121を構成する金属原子の第2誘電体層123内部への拡散を防止する材料で構成される。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、メムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置に関する。
半導体デバイスおよびプロセス技術の進展に牽引されて集積回路(LSI)技術が発展し、高集積なメモリおよび高機能な論理集積回路が開発されている。一般的に用いられる論理回路では、2値の信号すなわちデジタル表現により演算が実行されており、単純な数値計算に対しては非常に高速な演算が可能である。しかしながら、パターン認識や画像の処理といった演算には膨大な時間が必要になる。そこで近年では、従来型のLSI演算処理では不得意であるが、むしろ人間などの動物の方が得意とする情報処理を実行するデバイスとして、動物の脳における情報処理方法を模倣したコンピュータである、ニューラルネットワーク装置が注目されている。
特開2004−30624号公報 特開2010−529580号公報
以下の実施形態では、ニューラルネットワーク装置の長期信頼性を実現することが可能なメムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置を提供することを目的とする。
実施形態にかかるメムキャパシタは、半導体基板上に設けられた下部電極と、前記下部電極上に設けられた第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に互いに離間して設けられた複数の可変抵抗部と、前記第1誘電体層上であって前記複数の可変抵抗部の間に設けられた第2誘電体層と、前記複数の可変抵抗部および前記第2誘電体層上に設けられた上部電極と、を備え、各可変抵抗部は、前記上部電極を構成する金属原子の前記可変抵抗部内部への拡散を許容する材料で構成されている。
図1は、第1実施形態にかかるニューラルネットワーク装置の概略構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態にかかる処理部の一例を示す模式図である。 図3は、第1実施形態にかかるニューロ素子の概略構成例を示すブロック図である。 図4は、図3に示すニューロ素子の等価回路の一例を示す図である。 図5は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの概略構成例を示す断面図である。 図6は、図5におけるA−A断面を示す図である。 図7は、図3に示すニューロ素子の等価回路の他の例を示す図である。 図8は、図5に示すメムキャパシタの上部電極および下部電極間にある一定以上の電位差を与えた後の断面構造の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態におけるシミュレーションに用いたニューロ素子におけるメムキャパシタの概略構成例を示す等価回路図である。 図10は、第1実施形態におけるシミュレーションに用いたニューロ素子の概略構成例を示す等価回路図である。 図11は、第1実施形態におけるシミュレーションで用いた電圧V1の電圧波形図である。 図12は、第1実施形態におけるシミュレーションで用いた電圧V2の電圧波形図である。 図13は、図9に示す状態にあるニューロ素子の閾値関数器から出力される電圧波形の一例を示す図である。 図14は、第1実施形態における演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を説明するための図であり、1回目の演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を示す図である。 図15は、図14に示す状態にあるニューロ素子のインバータ回路から出力される電圧波形の一例を示す図である。 図16は、第1実施形態における演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を説明するための図であり、2回目の演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を示す図である。 図17は、図16に示す状態にあるニューロ素子のインバータ回路から出力される電圧波形の一例を示す図である。 図18は、第1実施形態における演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を説明するための図であり、3回目の演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を示す図である。 図19は、図18に示す状態にあるニューロ素子のインバータ回路から出力される電圧波形の一例を示す図である。 図20は、第1実施形態における演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を説明するための図であり、4回目の演算動作を実行した後のメムキャパシタの状態を示す図である。 図21は、図20に示す状態にあるニューロ素子のインバータ回路から出力される電圧波形の一例を示す図である。 図22は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの製造工程を示す模式断面図である(その1)。 図23は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの製造工程を示す模式断面図である(その2)。 図24は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの製造工程を示す模式断面図である(その3)。 図25は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの製造工程を示す模式断面図である(その4)。 図26は、第2実施形態にかかるメムキャパシタの概略構成例を示す模式断面図である。 図27は、図26に示すメムキャパシタを上方から見た際の上部電極のレイアウト例を示す上視図である。 図28は、第3実施形態にかかるメムキャパシタを上方から見た際の上部電極のレイアウト例を示す上視図である。 図29は、第4実施形態にかかる可変抵抗部の第1レイアウト例を示すレイアウト図である。 図30は、第4実施形態にかかる可変抵抗部の第2レイアウト例を示すレイアウト図である。 図31は、第5実施形態にかかるニューロ素子の概略構成例を示す図である。 図32は、第6実施形態にかかるニューロ素子の概略構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、例示する実施形態にかかるメムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置を詳細に説明する。
ニューラルネットワークでは、ニューロン(以下、ニューロ素子とも称する)と呼ばれる最小単位で情報処理が実行される。各ニューロンはシナプスを備えており、いわゆる積和演算機能と閾値処理機能とを実現する。積和演算機能では、ニューロンは、複数の入力信号を受け付け、受け付けた入力信号をシナプスにて積算することで変調し、変調後の信号を足し算する。閾値処理機能では、ニューロンは、積和演算結果を閾値処理する。
ニューラルネットワーク装置では、最終的な出力を送出する段が出力層と称され、入力と出力(出力層)との間の段が中間層と称される。入力と出力とは、各ニューロユニットで複数の演算が行われる積算において、入力に対して積算する係数(荷重)を最適に設定することで関連付けられる。この荷重を最適に設定するための演算は学習と呼ばれる。
このように、ニューラルネットワーク装置では特に非常に多くの積算を行う必要があることから、その演算時間は入力数の増加に対して爆発的に増加する。しかも、中間層が3段以上の場合には演算数がさらに多くなるため、演算時間の増加が助長される。演算時間の増加を抑制する方法としては、積算、和算、閾値処理などの単純な演算をアナログ演算とする方法が考えられる。
単純な演算をアナログ演算としたニューラルネットワーク装置としては、入力される荷重電圧に応じて荷重が変化するシナプスとしての積算器を有するニューロ素子を備えたニューラルネットワーク装置を例示することができる。以下、このニューラルネットワーク装置を第1例とする。第1例において、シナプスとして機能する素子は、たとえば2つの電極の間に2つに分離して配置された可変抵抗材料による相変化素子と、その間に配置された誘電材料とで構成される。
また、単純な演算をアナログ演算とした他のニューラルネットワーク装置としては、複数の抵抗状態を有する相変化メモリ構造を実現するために、積算器が荷重電圧の印加により結晶状態を変化させる抵抗変化材料で構成されたニューラルネットワーク装置を例示することができる。このニューラルネットワーク装置を第2例とする。第2例において、積算器は、一方の電極に荷重電圧が印加される強誘電体キャパシタを備えており、強誘電体キャパシタの他方の電極の電位に応じて荷重が決定される。
以上で例示した2つのニューラルネットワーク装置は、抵抗変化膜および誘電膜のシナプス素子を用いることにより、ハードウェアで演算を実行できるように構成されている。しかしながら、第1例にかかるニューラルネットワーク装置で用いられる積算器は、強誘電体による相変化メモリ(FeRAM)を応用した構成であるため、FeRAMと同様に以下のような課題を有している。すなわち、第1の課題とは、誘電膜の分極を変化させて荷重の変更を行うため、動作が遅いという点である。第2の課題とは、学習時に荷重を微小変更するために膨大な回数の演算を行なうので、誘電膜の書き換え回数を実用に耐えられる程度に実現することが難しいという点である。
また、上述の第1例および第2例にかかるニューラルネットワーク装置では、複数の荷重を制御性良く設定することが困難であるという課題も存在する。たとえば積算器の相変化素子においては、分極と印加電圧との関係にヒステリシスが存在するため、入力に対して線形に分極を制御することが困難である。そのため、従来のニューラルネットワーク装置においては、積算する係数(荷重)の階調数が限られていた。
また、第2例にかかるニューラルネットワーク装置の学習動作方法では、荷重を微小変更したり適切値に変更したりする際に荷重の変更範囲が限られているため、学習の収束に必要なネットワークの規模が大きくなる傾向があるという課題も存在する。
そこで、以下の実施形態では、ニューラルネットワーク装置の長期信頼性を実現して実用化を図るために、改良された積算器として、シナプス素子としての機能も備えたメムキャパシタを提案する。従来では積算器の演算速度が不十分であったことに加え、ニューラルネットワーク装置を構成する素子の中で積算器の素子数が最も多いことから、積算器の性能を向上させることはニューラルネットワーク装置の性能向上に最も寄与すると考えられる。
また、以下の実施形態では、不揮発の多値メモリ技術を積算器に応用することにより、複数の荷重を加えることと積算器の動作速度の向上とを併せて実現する。強誘電体メモリや相変化メモリは、2値以上のデータを記憶することができ、且つ書き込み時間が共に100nsec以下である。そのため、これらの多値メモリを積算器に応用することで、従来の積算器に比べて大幅に荷重変調の速度を向上させることが可能になるとも考えられる。
第1実施形態
まず、第1実施形態にかかるメムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施形態にかかるニューラルネットワーク装置の概略構成例を示すブロック図である。図1に示すように、ニューラルネットワーク装置1は、処理部2と、信号入力部3と、信号出力部4とを備える。信号入力部3は、画像処理などにおいて発生する処理対象の電気信号を処理部2に入力する。信号出力部4は、処理部2で処理された電気信号を出力する。
処理部2は、入力された電気信号に対して演算処理を実行する。図2に、第1実施形態にかかる処理部の一例を示す。図2に示すように、処理部2は、複数のワード線WLと、複数のワード線WLに対して上下に離間して交差する複数のビット線BLと、ワード線WLとビット線BLとが近接する箇所(以下、クロスポイントという)それぞれに接続されたシナプス素子11と、各ビット線BL#1〜BL#Kに接続された積算器12および閾値関数器13とを備える。この構成において、1つビット線BLに接続された複数のシナプス素子111〜11N、積算器12および閾値関数器13は、1つのニューロ素子10を構成する。
各ニューロ素子10は、入力信号に応じて自己の静電容量を変更することが可能な半導体装置であり、静電容量を変化させることで、入力信号に対する演算処理を実行する。図3に、第1実施形態にかかるニューロ素子10の概略構成例を示す。また、図4に、図3に示すニューロ素子10の等価回路の一例を示す。
図3に示すように、1つのニューロ素子10は、複数のシナプス素子111〜11N(Nは2以上の整数)と、積算器12と、閾値関数器13とを備える。各シナプス素子111〜11Nは、入力信号に応じて自己の静電容量を多段階で変更することが可能なメムキャパシタ11で構成される。そのため、図4に示すように、各シナプス素子111〜11Nは、たとえば可変抵抗素子R1〜RNと見なすこともできる。R1〜RNは抵抗体であり、かつ、静電容量を備えるためである。また、積算器12は、たとえばキャパシタで構成される。さらに、閾値関数器13は、たとえばpMOS(Metal-Oxide Semiconductor)トランジスタとnMOSトランジスタとを備えるインバータ(NOT)回路で構成される。
ここで図5に、各シナプス素子111〜11Nを構成するメムキャパシタ11の概略構成例を示す。また、図6に、図5におけるA−A断面を示す。図5に示すように、メムキャパシタ11は、上部電極121と、下部電極125と、第1誘電体層124と、第2誘電体層123と、可変抵抗部122とを備える。
上部電極121は電気信号が入力される側に配置された電極であり、下部電極125は電気信号を出力する側に配置された電極である。上部電極121および下部電極125は、互いの主平面が対向するように配置される。上部電極121は、下部電極125、第1誘電体層124、第2誘電体層123および可変抵抗部122の材料よりもイオン化しやすい金属または合金を材料として構成することができる。このような材料としては、銀(Ag)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、銅(Cu)、あるいはこれらの合金などを例示することができる。一方、下部電極125は、たとえば金属や合金やドーパントが添加された半導電性材料など、導電性を有する種々の材料を用いて構成することができる。
第1誘電体層124は、メムキャパシタ11における主要な電荷蓄積部であり、上部電極121と下部電極125との間であって下部電極125側に配置される。この第1誘電体層124の材料には、たとえばチタン(Ti)、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)、チタニウム(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、マグネシウム(Mg)、ハフニウム(Hf)などの酸化膜あるいは窒化膜あるいは酸窒化膜を用いることができる。
上部電極121と第1誘電体層124との間には、複数の可変抵抗部122と、第2誘電体層123とが設けられる。図5および図6に示すように、複数の可変抵抗部122は、各シナプス素子111〜11Nに対する電気信号の入力履歴に基づいて第1誘電体層124が形成するキャパシタの静電容量を見かけ上変化させる層であり、上部電極121の主平面(下部電極125に対向する面)に沿って離間して配置される。1つのメムキャパシタ11に含まれる複数の可変抵抗部122は、図4における可変抵抗素子R1〜RNのいずれか1つに対応する。なお、図6には、3行3列に配列された可変抵抗部122が例示されているが、この構成に限定されるものではない。
また、各可変抵抗部122は、対向する2面(これを上下面とする)が上部電極121および第1誘電体層124と接触する柱状の部材で構成されている。上部電極121と第1誘電体層124との間における可変抵抗部122以外の空間には、第2誘電体層123が設けられている。可変抵抗部122は、たとえばシリコン(Si)、アモルファスシリコン(α−Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ゲルマニウム(Ge)、化合物半導体などを材料として形成することができる。一方、第2誘電体層123は、たとえば酸化シリコン(SiOx)や窒化シリコン(SiN)などを材料として形成することができる。
以上のような構成において、可変抵抗部122は、上部電極121を構成する金属元素の内部への拡散を許容する。一方、第2誘電体層123は、上部電極121を構成する金属元素の内部への拡散を防止する。そこで、第2誘電体層123およびこれを挟む部分の上部電極121、第1誘電体層124および下部電極125よりなる構造を書き込みに対して静電容量を変化させない第1キャパシタ14とし、可変抵抗部122およびこれを挟む部分の上部電極121、第1誘電体層124および下部電極125よりなる構造を書き込みに応じて静電容量を変化させる第2キャパシタ15とすると、図4に示したニューロ素子10の等価回路は、図7に示すような、それぞれシナプス素子111〜11Nに対応する可変キャパシタ151〜15Nと、積算器12と、閾値関数器13とを備えた等価回路に置き換えることができる。
図8は、上部電極121および下部電極125間にある一定以上の電位差(書込み電圧)を与えた後のメムキャパシタ11の一例を示す図である。図8に示すように、上部電極121および下部電極125間にある一定以上の電位差を与えると、上部電極121の金属原子が可変抵抗部122内へドリフトし、これにより、可変抵抗部122の内部に上部電極121から第1誘電体層124に向かって伸びた導電性のフィラメント126が形成される。その結果、この部分に相当する第2キャパシタ15の静電容量が増加する。一方、第2誘電体層123内へは上部電極121の金属原子がドリフトしないため、第2誘電体層123内にはフィラメントが形成されず、第2誘電体層123が構成する第1キャパシタ14の静電容量は変化しない。
なお、第1誘電体層124は、上部電極121を構成する金属元素のストッパとしての役割を果たすため、上部電極121を構成する金属元素の内部への拡散を防止する材料で構成される。ただし、可変抵抗部122と第1誘電体層124との間に金属元素の拡散を停止させるストッパ層を設けた場合には、第1誘電体層124には種々の誘電体材料を用いることができる。
第1実施形態において、可変抵抗部122内のフィラメント126の形成は、確率的に発生する事象であって、全ての可変抵抗部122にフィラメント126が形成されるとは限られるものではない。言い換えると、上部電極121および下部電極125間にある一定以上の電位差を与えることでいずれの可変抵抗部122内にフィラメント126が形成されるかは、決定されていない。たとえば図8に示す例では、可変抵抗部122aおよび122c内部にはそれぞれフィラメント126が形成されているが、可変抵抗部122b内部にはフィラメントが形成されていない。
ただし、上部電極121および下部電極125間に与える電位差の大きさや印加時間やパルス波形等を制御(以下、単に電位差を制御という)することで、概ねいくつの可変抵抗部122内にフィラメント126が形成されるかを統計的に制御することは可能である。たとえば上部電極121および下部電極125間に与える電位差を比較的大きな電位差とすれば、より多くの可変抵抗部122内にフィラメント126が形成されるが、上部電極121および下部電極125間に与える電位差を比較的小さな電位差とした場合には、内部にフィラメント126が形成される可変抵抗部122の数は減少する。
そこで第1実施形態では、上部電極121および下部電極125間に与える電位差を制御することで、メムキャパシタ11の(図4参照)の静電容量を多段階で変化させる。言い換えれば、上部電極121および下部電極125間に与える電位差の大きさを制御することで、可変キャパシタ151〜15Nそれぞれの荷重w0〜wNを変化させて、多値のメムキャパシタ11、すなわちシナプス素子111〜11Nを実現する。
また、可変抵抗部122内に形成されたフィラメント126は、その後メムキャパシタ11に対するリセット動作(消去動作ともいう)が実行されない限り、原則としてそのまま可変抵抗部122内に残る。これは、各シナプス素子111〜11Nに入力された電気信号の履歴がメムキャパシタ11に保持されることを意味する。そのため、次に入力された電気信号は、先に入力された電気信号の履歴が保持されているメムキャパシタ11により演算されるとともに、この演算による結果が新たな入力履歴としてメムキャパシタ11に保持される。したがって、信号出力部4がニューロ素子10から取り出す信号は、入力履歴に基づいて演算された結果のデータとなる。
つづいて、第1実施形態にかかるニューロ素子10の動作について、以下に図面を用いて詳細に説明する。
初期状態では、メムキャパシタ11のシナプス素子111〜11Nを構成する可変抵抗部122には、フィラメント126が形成されていない。その場合、可変抵抗部122は、高抵抗状態にある(図5参照)。
書込み動作で、処理部2に信号入力部3から電気信号が入力される。電気信号が入力されると、処理部2では、該当するニューロ素子10のメムキャパシタ11における上部電極121および下部電極125間に、入力された電気信号に応じた電位差が与えられる。たとえば、上部電極121には正電位が与えられ、下部電極125には負電位またはグランド電位が与えられる。これにより、複数の可変抵抗部122におけるいくつかにおいて、上部電極121の金属原子が可変抵抗部122内部へドリフトし、可変抵抗部122内部にフィラメント126が形成される(図8参照)。その結果、内部にフィラメント126が形成された可変抵抗部122が低抵抗状態となり、メムキャパシタ11全体の静電容量が低抵抗状態となった可変抵抗部122の数に応じて変化する。
一方、読出し動作では、該当するニューロ素子10のメムキャパシタ11における上部電極121および下部電極125間に、書込み動作時の電位差よりも小さい電位差が与えられる。この電位差は、上部電極121の金属原子が可変抵抗部122内へドリフトしない程度の電位差である。この状態で信号出力部4が閾値関数器13の出力の電圧を読み取ることで、処理部2から演算結果としてのデータが読み出される。
また、リセット動作では、低抵抗状態にあるメムキャパシタ11もしくは全てのメムキャパシタ11における上部電極121および下部電極125間に、書込み動作時の電位差とは逆向きの電位差が与えられる。それにより、可変抵抗部122内に存在する金属原子が上部電極121へ向けてドリフトし、可変抵抗部122内のフィラメント126が消失する。
つづいて、第1実施形態にかかるニューロ素子10の演算動作について、図面を参照して詳細に説明する。上述したように、第1実施形態では、ニューラルネットワークの演算ゲートであるシナプス素子111〜11Nがそれぞれ多値のメムキャパシタ11で構成される。たとえば図7に示したように、閾値関数器13のゲート入力に対して2つ以上の可変キャパシタ151〜15Nが並列に接続されている場合、それぞれの可変キャパシタ151〜15Nの入力#1〜#Nに印加する電圧Vを入力値Xとし、それぞれの可変キャパシタ151〜15Nの静電容量Cを荷重w1〜wNとすると、クーロンの法則(Q=CV)から、それぞれの可変キャパシタ151〜15Nで誘起される電荷値はw×Xの積となる。また、全ての可変キャパシタ151〜15Nから誘起される電荷Qを積算(Q_total=ΣQi(iは1〜Nの整数))すると、電荷Qにより生じる閾値関数器13のゲート電位は、積和演算ΣwXで求められる電位となる。このように動作することで、閾値関数として動作する閾値関数器13からは、可変キャパシタ151〜15Nの静電容量(入力履歴)に応じた演算結果が出力される。なお、入出力を反転させない場合、閾値関数器13の出力段にさらに、バッファとして機能するインバータ回路を追加してもよい。
つづいて、第1実施形態にかかるニューロ素子10のシミュレーション結果について説明する。なお、以下の説明では、入出力間に並列に接続された4つのシナプス素子111〜114(以下、シナプス素子群という)を可変キャパシタ151/152(図7参照)として備えるニューロ素子10に対するシミュレーション結果を例示する。図9は、本説明のシミュレーションに用いたニューロ素子における各可変キャパシタ、すなわちシナプス素子群の概略構成例を示す等価回路図である。図10は、本説明のシミュレーションに用いたニューロ素子の概略構成例を示す等価回路図である。
図9に示すように、シミュレーションに用いる可変キャパシタ151/152としては、たとえば入力に対して4つのシナプス素子111〜114が並列に接続された回路構成を想定する。また、図10に示すように、シミュレーションに用いるニューロ素子10としては、たとえば、それぞれ異なる入力を備え、出力である閾値関数器13に対して並列に接続された2つの可変キャパシタ151および152を備える回路構成を想定する。可変キャパシタ151および152それぞれに対する入力としては、電圧V1と電圧V2とを想定する。電圧V1の電圧波形は、図11に示す通りであり、電圧V2の電圧波形は、図12に示す通りである。図11と図12とを比較すると明らかなように、電圧V1の周波数は、電圧V2の周波数の2倍とされている。
図14、図16、図18および図20は、順次、演算動作を実行した後の可変キャパシタ151/152、すなわちシナプス素子群(シナプス素子111〜114)の状態を説明するための図である。初期状態の説明には図9を用いる。図14は、1回目の演算動作を実行した後のシナプス素子群の状態を示し、図16は、2回目の演算動作を実行した後のシナプス素子群の状態を示し、図18は、3回目の演算動作を実行した後のシナプス素子群の状態を示し、図20は、4回目の演算動作を実行した後のシナプス素子群の状態を示している。なお、図9、図14、図16、図18および図20において、破線で囲まれた可変抵抗素子VR1を含むシナプス素子は、低抵抗状態(たとえば1メガオーム程度)にあることを示している。一方、図9、図14、図18および図20において、破線で囲まれていない可変抵抗素子VR1を含むシナプス素子は、高抵抗状態(たとえば1ギガオーム程度)にあることを示している。
また、図13、図15、図17、図19および図21は、図9、図14、図16、図18および図20それぞれの状態でニューロ素子10の閾値関数器13から出力される電圧波形の一例を示す図である。図13は、図9に示す初期状態で閾値関数器13から出力される電圧波形を示し、図15は、図14に示す状態で閾値関数器13から出力される電圧波形を示し、図17は、図16に示す状態で閾値関数器13から出力される電圧波形を示し、図19は、図18に示す状態で閾値関数器13から出力される電圧波形を示し、図21は、図20に示す状態で閾値関数器13から出力される電圧波形を示している。
まず、図13に示すように、4つのシナプス素子111〜114が初期状態(図9参照)のニューロ素子10に対して、電圧V1(“01010101…”)と電圧V2(“00110011…”)とを入力した場合、ニューロ素子10の閾値関数器13からは、“11101110…”の出力Voutが演算結果として出力される。また、図14に示すように、電圧V1および電圧V2を入力した履歴として、シナプス素子111が低抵抗状態となる。
次に、図15に示すように、4つのシナプス素子111〜114が図14の状態にあるニューロ素子10に対して、電圧V1(“01010101…”)と電圧V2(“00110011…”)とを入力した場合、ニューロ素子10の閾値関数器13からは、“11001100…”の出力Voutが演算結果として出力される。すなわち、1回目の電圧V1およびV2の入力履歴が静電容量の変化として可変キャパシタ151/152に保持された結果、ニューロ素子10から演算結果として出力される出力Voutが“11101110…”から“11001100…”に変化する。また、図16に示すように、電圧V1および電圧V2を入力した履歴として、もう1つのシナプス素子(これをシナプス素子112とする)が低抵抗状態となる。
以降、図18および図20に示すように、電圧V1およびV2の入力によってシナプス素子113および114が1つずつ低抵抗状態となる。ただし、図16から図18への状態変化および図18から図20への状態変化では、ニューロ素子10から演算結果として出力される出力Voutの値は変化しない。
つぎに、第1実施形態にかかるニューロ素子10におけるメムキャパシタ11の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。図22〜図25は、第1実施形態にかかるメムキャパシタの製造工程を示す模式断面図である。
本製造方法では、まず、図22に示すように、シリコン基板などの半導体基板120上に、下部電極125と、第1誘電体層124と、可変抵抗部122へ加工される誘電体層122Aとを順次積層する。下部電極125、第1誘電体層124および誘電体層122Aの成膜には、たとえばスパッタ法やエピタキシャル成長法などの種々の成膜技術を用いることができる。また、第1誘電体層124の成膜では、たとえば下地層として10nm(ナノメートル)のTiN膜をスパッタ法などで成膜し、その上にAl、Si、Ti、WおよびTaの誘電膜層を膜厚5nmで順次成膜し、さらにその上に別の材料を積層する工程が用いられてもよい。
つづいて、図23に示すように、誘電体層122A上に可変抵抗部122と同じパターンのマスク膜M1を形成し、このマスク膜M1をマスクとして用いつつ誘電体層122Aをパターニングすることで、誘電体層122Aを可変抵抗部122に加工する。なお、誘電体層122Aから可変抵抗部122へのパターニングには、たとえばDeep RIE(反応性イオンエッチング)などのエッチング技術を用いることができる。また、マスク膜M1としては、レジスト膜やシリコン酸化膜など、誘電体層122Aとのエッチング選択比をとることが可能な膜であれば種々の膜を用いることができる。
つづいて、図24に示すように、上面に可変抵抗部122が設けられた第1誘電体層124上に、可変抵抗部122間が埋没する程度に、第2誘電体層123へ加工される誘電体層123Aを成膜する。なお、誘電体層123Aの成膜には、たとえばスパッタ法などを用いることができる。
つづいて、図25に示すように、可変抵抗部122の上面より上の余分な誘電体層123Aを除去する。この除去工程には、マスク膜M1を除去することで余分な誘電体層123Aを除去する、いわゆるリフトオフ法を用いることが可能である。ただし、これに限定されず、CMP(Chemical Mechanical Polishing)などを用いて余分な誘電体層123Aが除去されてもよい。また、リフトオフにて余分な誘電体層123Aを除去した後、可変抵抗部122および第2誘電体層123の上面をCMP等で平坦化してもよい。
つづいて、可変抵抗部122および第2誘電体層123の上面上に、たとえば下地層としての20nmのチタン(Ti)膜とチタン膜上の50nmの金(Au)膜とよりなる上部電極121を成膜し、その後、メムキャパシタ11を素子分離することで、図5に示すような断面構造を備えるメムキャパシタ11を製造することができる。なお、上部電極121の成膜には、たとえばスパッタ法やエピタキシャル成長法などを用いることができる。また、メムキャパシタ11の素子分離には、Deep RIEなどのエッチング技術を用いることができる。
以上で説明したように、第1実施形態によれば、シナプス素子111〜11Nとして機能するメムキャパシタ11を実現することができる。その結果、個々のニューロ素子10の演算速度を向上させることが可能となるため、結果として、処理性能が向上されたニューラルネットワーク装置1を実現することが可能となる。
また、第1実施形態によれば、不揮発の多値メモリ技術、具体的には、可変抵抗部122内部にフィラメント126が形成される抵抗変化型メモリの技術を応用してメムキャパシタ11を実現しているため、複数の荷重を加えることと演算処理速度の向上との双方を併せて実現することが可能である。
さらに、第1実施形態によれば、多値キャパシタであるメムキャパシタ11でニューラルネットワーク装置1の演算ゲートであるシナプス素子111〜11Nが作成されているため、電気信号の入力履歴で静電容量が多値に変化するシナプス素子111〜11Nを備えたニューロ素子10およびそれを備えたニューラルネットワーク装置1を実現することが可能となる。
第2実施形態
つぎに、第2実施形態にかかるメムキャパシタ、ニューロ素子およびニューラルネットワーク装置について、図面を参照して詳細に説明する。第2実施形態では、第1実施形態における上部電極121の他の例について説明する。
上述の第1実施形態では、1つのメムキャパシタ11における複数の可変抵抗部122全体に対して共通の上部電極121が設けられていたが、このような構成に限定されるものではない。図26は、第2実施形態にかかるメムキャパシタの概略構成例を示す模式断面図である。図27は、図26に示すメムキャパシタを上方から見た際の上部電極のレイアウト例を示す上視図である。
図26および図27に示すように、第2実施形態では、メムキャパシタ21は、個々の可変抵抗部122に対して個別に上部電極201が設けられた構成を備える。このような構成とすることで、複数の入力に対する演算を実行することが可能なシナプス素子111〜11Nを実現することが可能となる。また、メムキャパシタ21における個々の第2キャパシタ15の静電容量を個別にプログラムすることも可能となるため、より柔軟かつ正確にメムキャパシタ21をプログラムすることが可能となる。その結果、ニューラルネットワークの演算ゲートであるシナプス素子111〜11Nの多値度をより高めることが可能となり、より高度な演算処理を高速に行なうことが可能なニューロ素子10を実現することが可能となる。
なお、他の構成、動作および効果は、上述した実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
第3実施形態
第3実施形態では、第1実施形態における上部電極121のさらに他の例について説明する。図28は、第3実施形態にかかるメムキャパシタを上方から見た際の上部電極のレイアウト例を示す上視図である。
図28に示すように、第3実施形態にかかるメムキャパシタ31は、複数の可変抵抗部122が2つ以上のグループに分けられ、それぞれのグループに対して個別の上部電極301a〜301dが設けられた構成を備える。図28に示す例では、36個の可変抵抗部122が9個ずつの4つのグループに分けられ、それぞれのグループに対して上部電極301が設けられている。
以上のような構成とすることで、ニューラルネットワークの演算ゲートであるシナプス素子111〜11Nを多値のメムキャパシタ31としつつ、複数の入力に対する演算を実行することが可能なニューロ素子を実現することが可能となる。また、メムキャパシタ31における第2キャパシタ15の静電容量をグループごとに個別にプログラムすることも可能となるため、より柔軟かつ正確にメムキャパシタ31をプログラムすることが可能となる。
なお、他の構成、動作および効果は、上述した実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
第4実施形態
第4実施形態では、第1実施形態における第1誘電体層124(図5参照)上に配置された可変抵抗部122の他のレイアウト例について、例を挙げて説明する。
図29は、第4実施形態にかかる可変抵抗部の第1レイアウト例を示すレイアウト図である。図29に示す第1レイアウト例では、複数の可変抵抗部402の中心が中央の可変抵抗部401を中心とした円周C1上に等間隔で配列するように、可変抵抗部401および402がレイアウトされている。このようなレイアウトとすることで、可変抵抗部401および402の内部に形成されたフィラメント126による影響の偏りを低減できるため、より特性のよいメムキャパシタを作成することが可能となる。
また、図30は、第4実施形態にかかる可変抵抗部の第2レイアウト例を示すレイアウト図である。図30に示す第2レイアウト例では、複数の可変抵抗部403が、中央に配置された可変抵抗部401の中心から所定の距離dを保つように、互いに等間隔で配置されている。このようなレイアウトとすることで、第1レイアウト例と同様に、可変抵抗部401および403の内部に形成されたフィラメント126による影響の偏りを低減できるため、より特性のよいメムキャパシタを作成することが可能となる。
なお、他の構成、動作および効果は、上述した実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
第5実施形態
第5実施形態では、第1実施形態において図3に示したニューロ素子10の他の例について、図面を参照して説明する。図31は、第5実施形態にかかるニューロ素子の概略構成例を示す図である。図31に示すように、第5実施形態にかかるニューロ素子50は、図3に示したニューロ素子10と同様の構成において、閾値関数器13がMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)53で構成されている。このような構成によっても、第1実施形態と同様に、画像処理などにおいて発生する処理対象の電気信号をニューロ素子50を備えた処理部2で処理することが可能である。
なお、他の構成、動作および効果は、上述した実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
第6実施形態
第6実施形態では、第1実施形態において図3に示したニューロ素子10のさらに他の例について、図面を参照して説明する。図32は、第6実施形態にかかるニューロ素子の概略構成例を示す図である。図32に示すように、第6実施形態にかかるニューロ素子60は、図3に示したニューロ素子10と同様の構成において、シナプス素子111〜11N、積算器12および閾値関数器13が全て、メムキャパシタ611〜61N、62および63で構成されている。個々のメムキャパシタ611〜61N、62および63は、上述した実施形態にかかるメムキャパシタ11等と同様であってよい。
このように、ニューラルネットワーク装置1における処理部2(図1参照)は、シナプス素子と積算器と閾値関数器との全てをメムキャパシタで構成することが可能である。言い換えれば、上述した実施形態にかかる可変キャパシタをベースとしたメムキャパシタ11等は、積算器12としても使用することができ、また、閾値関数器13としても使用することができる。
このような構成によっても、第1実施形態と同様に、画像処理などにおいて発生する処理対象の電気信号をニューロ素子50を備えた処理部2で処理することが可能である。
なお、他の構成、動作および効果は、上述した実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
上記実施形態およびその変形例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施形態が可能であることは上記記載から自明である。例えば実施形態に対して適宜例示した変形例は、他の実施形態と組み合わせることも可能であることは言うまでもない。
1…ニューラルネットワーク装置、2…処理部、3…信号入力部、4…信号出力部、10…ニューロ素子、11,21,611〜61N,62,63…メムキャパシタ、111〜11N…シナプス素子、12…積算器、13…閾値関数器、14…第1キャパシタ、15…第2キャパシタ、151〜15N…可変キャパシタ、53…MOSFET、120…半導体基板、121,201,301…上部電極、122,122a〜122c,401,402,403…可変抵抗部、123…第2誘電体層、124…第1誘電体層、125…下部電極、126…フィラメント、122A,123A…誘電体層、M1…マスク膜

Claims (10)

  1. 半導体基板上に設けられた下部電極と、
    前記下部電極上に設けられた第1誘電体層と、
    前記第1誘電体層上に互いに離間して設けられた複数の可変抵抗部と、
    前記第1誘電体層上であって前記複数の可変抵抗部の間に設けられた第2誘電体層と、
    前記複数の可変抵抗部および前記第2誘電体層上に設けられた上部電極と、
    を備え、
    各可変抵抗部は、前記上部電極を構成する金属原子の前記可変抵抗部内部への拡散を許容する材料で構成されている
    メムキャパシタ。
  2. 前記第2誘電体層は、前記上部電極を構成する金属原子の前記第2誘電体層内部への拡散を防止する材料で構成されている請求項1に記載のメムキャパシタ。
  3. 前記上部電極は、前記複数の可変抵抗部それぞれに分割して設けられている請求項1に記載のメムキャパシタ。
  4. 前記複数の可変抵抗部は、それぞれ少なくとも1つの可変抵抗部を含む2つ以上のグループに分けられ、
    前記上部電極は、前記2つ以上のグループそれぞれに分割して設けられている
    請求項1に記載のメムキャパシタ。
  5. 前記複数の可変抵抗部は、
    第1可変抵抗部と、
    前記第1可変抵抗部を中心とした円周上に等間隔に配置された複数の第2可変抵抗部と
    を含む請求項1に記載のメムキャパシタ。
  6. 前記複数の可変抵抗部は、
    第1可変抵抗部と、
    前記第1可変抵抗部の中心から所定の距離を保つように互いに等間隔で配置された複数の第2可変抵抗部と
    を含む請求項1に記載のメムキャパシタ。
  7. 請求項1に記載のメムキャパシタと、
    前記メムキャパシタに接続された閾値関数器と、
    を備えるニューロ素子。
  8. 前記メムキャパシタにおいて、
    前記複数の可変抵抗部それぞれは、入力信号に対する荷重を保持するシナプス素子の一部であり、
    前記第1誘電体層は、前記複数の可変抵抗部それぞれが持つ荷重で変調された入力信号を積和演算する積算器の一部である
    請求項7に記載のニューロ素子。
  9. 前記閾値関数器は、前記メムキャパシタと同一構造を有する請求項7に記載のニューロ素子。
  10. 複数のワード線と、
    複数のワード線に対して上下に離間して交差する複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のビット線とが近接する箇所それぞれに接続された請求項1に記載のメムキャパシタと、
    を備えるニューラルネットワーク装置。
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