JP2007293969A - 不揮発性メモリセルおよびそれを用いた半導体装置および不揮発性メモリの形成方法 - Google Patents

不揮発性メモリセルおよびそれを用いた半導体装置および不揮発性メモリの形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】抵抗変化素子の動作電流を削減、信頼性を改善することが可能な不揮発メモリセル、半導体装置、および不揮発性メモリセルの形成方法を提供する。
【解決手段】印加される電圧パルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化層11と、抵抗変化層11を挟む第1の電極104および第2の電極102と、を備える抵抗変化型素子と、第1の電極104または第2の電極102が第3の電極106の間に絶縁膜105を備えるキャパシタ12から形成される不揮発性メモリセルである。キャパシタに電圧印加し、ブレークダウンさせて、キャパシタの抵抗成分は抵抗変化素子の低抵抗状態と同じ程度の値とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧パルスの印加によって抵抗値が変化する抵抗変化材料を用いた不揮発性メモリ、この不揮発性メモリを用いた半導体装置、および上記不揮発性メモリの製造方法に関する。
抵抗変化材料は、印加される電圧パルスの大きさや極性により抵抗値が大きく変化し、その変化した抵抗値は電圧を落としても保存されるという特性を有する。近年、かかる特性を利用して、抵抗変化材料を用いた抵抗変化型素子や、これを用いた不揮発メモリなどの半導体デバイスが開発されつつある。
抵抗変化型素子は、一例を挙げると、抵抗変化材料よりなる薄膜あるいはバルク材料を一対の電極で挟むように構成される。使用時には、該電極間に電気的なパルスが印加され、これにより抵抗変化材料の抵抗値が変化する。例えば、プラスの電圧パルスを印加すると抵抗値が増加(例えば10kΩ程度)し、マイナスの電圧パルスを印加すると抵抗値が減少(例えば1kΩ程度)する。このように、電圧パルスによって抵抗変化材料の抵抗値が大きく変化するため、該電極を用いて抵抗値を読み取ることで、抵抗変化型素子を、不揮発メモリ素子等に利用することが可能となる。
従来の抵抗変化型素子、およびその製造方法として、特許文献1に開示された構成がある。図6は、この抵抗変化型メモリセルの概略構成を示す断面図であり、基板601上にソース領域602、ゲート絶縁層603、ゲート電極604、およびドレイン領域605を覆う第1層間絶縁層606が積層されている。ドレイン領域605上には下部電極607、抵抗変化層608、上部電極609にて可変抵抗素子60が構成されており、上部電極609にはプレート線610が接続されている。
可変抵抗素子60の書き込みのは、上部電極609と下部電極607との間に正のパルスV1を印加し、これにより、可変抵抗素子は低抵抗状態から高抵抗状態に変化し、これをデータ“1”に対応づける。また、上部電極609と下部電極607との間に負のパルスV2を印加し、これにより、可変抵抗素子は高抵抗状態から低抵抗状態に変化し、これをデータ“0”に対応づける。なお、データの読み出しは、V1より低い電圧である正のパルスV3にて行われ、当該パルスV3を印加することによって、データた“1”や“0”を読み出すことができる。
特開2004−363604号公報
しかしながら、上記従来の構成において、特に電気的なパルスを印加して低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる際には、図2(a)のように電流パルスのピークは安定している時の値の2倍ぐらい高くなる。このピーク電流は抵抗素子をブレークダウンさせ、メモリの信頼性を乏しくするという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、メモリセルが低抵抗状態から高抵抗状態に変化するためのパルス印加する時、ピーク電流を抑制することを可能にし、メモリセルの信頼性を向上した不揮発メモリ提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために本発明にかかる不揮発性メモリセルは、印加される電気的なパルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化素子と、並列接続する抵抗成分と容量成分とを有するキャパシタを前記抵抗変化素子に直列接続したことにより、抵抗変化素子上に流す電流ピークを抑制し、メモリの信頼性を向上することができる。
また、抵抗変化素子を挟む第1の電極および第2の電極とをさらに有し、抵抗変化素子は、印加される電圧パルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化層であり、第1の電極または第2の電極と第3の電極との間に絶縁膜を介在させることでキャパシタを形成する。
キャパシタの抵抗成分は、抵抗変化素子の低抵抗状態の抵抗値と同等の抵抗値とする。
キャパシタの容量成分は、抵抗変化素子の低抵抗状態の容量成分と同等の容量値とする。
以上の構成とすることで、抵抗変化素子上の電流を抑制することができる。
上記不揮発性メモリセルにおいて、抵抗変化層は、化学式A(AはCu、Ni、Fe、Al、Hf、Zr、Ti、Ba、Sr、Ta、La、Si、Yからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはO、N、Fからなる群より選択される少なくとも1つの元素)で表される材料より構成されていることが好ましい。
かかる構成では、電気的なパルスにより抵抗値が変化するという抵抗変化層の特性を良好かつ確実に達成できる。
また、上記不揮発性メモリセルにおいて、抵抗変化層は、化学式AA’1−x(AはLa、Ce、Bi、Pr、Nd、Pm、Sm、Y、Sc、Yb、Lu、Gdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、A’はMg、Ca、Sr、Ba、Pb、Zn、Cdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはMn、V、Fe、Co、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Zr、Hf、Niからなる群より選択される少なくとも1つの元素、xは0〜1の間、yは0〜2の間、zは1〜7の間)で表される酸化物材料より構成されていることが好ましい。
かかる構成でも、電圧パルスにより抵抗値が変化するという抵抗変化層の特性を良好かつ確実に達成できる。
上記不揮発性メモリセルにおいて、前記第1の電極および前記第2の電極は、Cu、W、TiN、Pt、Ir、IrO、RuO(xは0〜2の間)からなる群より選択される少なくとも1つの材料より構成されていることが好ましい。
かかる構成では、微細構造を有する電極を簡便に作成できる。
上記不揮発性メモリセルにおいて、絶縁膜は、SiO2、SiN、SiONからなる群より選択される少なくとも1つの材料より構成されていることが好ましい。
上記不揮発性メモリセルにおいて、前記下部電極に電気的に接続されるようにダイオードが前記基板に形成されていてもよい。
かかる構成では、メモリセル間のクロストークが減少する。よって、電流の逆流が防止され、エネルギー効率が向上すると同時に、メモリとしての動作精度が向上する。
上記不揮発性メモリセルにおいて、前記下部電極に電気的に接続されるように電界効果トランジスタが前記基板に形成されていてもよい。
かかる構成では、トランジスタのON/OFFを能動的に行うことで、メモリセル間のクロストークがさらに確実に減少する。よって、電流の逆流が防止され、エネルギー効率が向上すると同時に、メモリとしての動作精度が向上する。
また、本発明の半導体装置は、上記不揮発性メモリセルが複数個マトリクス状に形成された不揮発性メモリ部を備えて構成することができる。
かかる構成では、動作不良の改善された不揮発性メモリセルを用いて不揮発性メモリを形成できるので、不揮発性メモリの動作不良を改善できる。
また、本発明の半導体装置は、上記不揮発性メモリセルが複数個マトリクス状に形成された不揮発性メモリ部を積層して構成することができる。
かかる構成では、動作不良の改善された不揮発性メモリセルを用いた不揮発性メモリを積層することで、動作不良の改善と高集積化を同時に実現できる。
本発明は、上記構成を有することで、不揮発性メモリセルの信頼性を改善することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリセルの構成例を示す断面図であり、(a)はメモリセルの断面TEM図面、(b)は同図(a)の等価回路図である。図1(a)に示す通り、本実施形態に係る不揮発性メモリセル10は、基板101の上に下部電極102、下部電極102の上に抵抗変化膜103、抵抗変化膜103の上に上部電極104を形成する。下部電極102、抵抗変化膜103、上部電極104は抵抗変化素子11を形成する。さらに、上部電極104の上には絶縁膜105を堆積し、絶縁膜105の上に第3電極106を形成し、これら上部電極104、絶縁膜105、第3電極106にてキャパシタ12を形成する。第3電極106以外の部分は層間絶縁膜107を形成し、上述した構成により不揮発性メモリセル10が形成される。
ここで、第3電極106と下部電極102の間に電圧パルス(例えば、1.5V 100μs)を印加して、絶縁膜105をブレークダウンさせ、キャパシタ12の抵抗成分を抵抗変化素子11の低抵抗状態の抵抗成分と同じ程度に、また、キャパシタ12の容量成分を抵抗変化素子の低抵抗状態の容量成分と同じ程度とする。その等価回路図は図1(b)に示すように、抵抗成分121と容量成分122とからなるキャパシタ12と抵抗変化素子11とがシリアル接続された形となる。
基板101には、例えばシリコン基板が用いられる。下部電極102と、上部電極104と、第3電極106とは、例えば、Cu、W、TiN、Pt、Ir、IrO、RuO(但し、xは0〜2)等により構成される。電極の厚さは、100nm〜200nmであることが好ましい。
抵抗変化膜103には、化学式A(式中のAはCu、Ni、Fe、Al、Hf、Zr、Ti、Ba、Sr、Ta、La、Si、Yからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはO、N、Fからなる群より選択される少なくとも1つの元素)で表される材料を用いることができる。あるいは、抵抗変化層104には、化学式AA’1−x(式中のAはLa、Ce、Bi、Pr、Nd、Pm、Sm、Y、Sc、Yb、Lu、Gdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、A’はMg、Ca、Sr、Ba、Pb、Zn、Cdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはMn、V、Fe、Co、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Zr、Hf、Niからなる群より選択される少なくとも1つの元素、xは0〜1の間、yは0〜2の間、zは1〜7の間)で表される酸化物材料を用いてもよい。抵抗変化膜103の好ましい厚さは100nm〜200nmである。
絶縁膜105、層間絶縁膜107は、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン等により構成されているが、少なくともこれらのうちの1つを含んで構成してもかまわない。絶縁膜105の膜厚は、5nm〜10nmであることが好ましい。また、層間絶縁層107の厚さは、200nm〜400nmであることが好ましい。
次に、以上のように構成された不揮発性メモリセル10の動作を図1及び図3に基づいて説明する。図3は、いわゆるクロスポイント型のメモリアレイを構成する際に、図1に示す不揮発性メモリセルを二次元状に配列した不揮発性メモリアレイの電気等価回路を示す回路図である。図3は説明を容易ににするために2×2の配列構造のみを示しているが、実際には多数の配列構造(m×m)になっている。第3電極106はビット線b1、b2に、下部電極102はワード線w1、w2に接続されている。不揮発性メモリセル10に対する書き込みは以下の通りに行われる。第3電極106と下部電極102の間にかける電圧パルスの一例としては、プラス側で2.6V、マイナス側で2.15V、時間幅で100ナノ秒とすることができる。マイナス側の電圧パルスを印加すると、例えば抵抗値が10kΩ程度、プラス側の電圧パルスを印加すると1kΩとなる。従って、デジタルデータのビットの「1」と、「0」との値に応じて、「マイナス側の電圧パルス」と「プラス側の電圧パルス」とをそれぞれ印加することにより、デジタルデータの書き込みを行うことができる。なお、ここで言う「プラス側」とは、第3電極106が下部電極102に対してプラスということを意味する。下部電極102は接地されており、第3電極106がプラス又はマイナスとなる。
不揮発性メモリセル10に記憶されたデジタルデータの読み出しは、第3電極106と下部電極102との間に定電圧を印加して、上部電極104と下部電極102との間に流れている電流を検出することにより行われる。例えば、50mVの定電圧を印加して、上記電流を測定する。そして、検出した電流を、ビットの「1」または「0」に対応させることにより、記憶されたデジタルデータを読み出すことができる。
図2は抵抗が低抵抗状態から高抵抗状態に変化する際の、印加する電圧パルスに対する電流の波形を示す。図2(a)はキャパシタなしの電流波形を示す。電流立ち上がりはピークがあって、値は安定する際の値の約2倍である。それに対し、図2(b)は本実施形態の如くキャパシタと抵抗変化素子からなる不揮発性メモリセル上の電流の波形を示す。図1(a)(b)において、キャパシタ12の抵抗成分を抵抗変化素子11の低抵抗状態の抵抗成分と同じ程度に、また、キャパシタ12の容量成分を抵抗変化素子の低抵抗状態の容量成分と同じ程度とすると、図2(b)に示すように電流ピークは出ずに、電流の最大値はほぼ安定している値となる。
以上のように、本実施形態の如く、揮発性メモリセルを構成することにより、メモリセルが低抵抗状態から高抵抗状態に変化するためのパルス印加する時、ピーク電流を抑制することが可能となり、メモリセルの信頼性を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る不揮発性メモリセルは、第1の実施形態(図1)に係る不揮発性メモリセル10の下部電極102に、ダイオードを電気的に接続したものである。その他の構成は上述した第1の実施形態に係る不揮発性メモリセル10と同様であるので、共通する要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、以上のようなダイオードを用いる不揮発性メモリセルから形成される不揮発性メモリアレイを、いわゆるクロスポイント型で実現した際の電気等価回路図である。同図において、10は第1の実施形態で述べた不揮発性メモリセル10、401はこの不揮発性メモリセル10に直列接続されたダイオード401、であり、これらの不揮発性メモリセル10とダイオード401とから、本実施形態の不揮発性メモリセル41が構成されている。図4は説明を容易ににするために2×2の配列構造のみを示しているが、実際には多数の配列構造(m×m)になっている。第3電極106がビット線b1、b2に、下部電極102がダイオード401のアノードに接続され、ダイオード401のカソードはワード線w1、w2に接続されている。
本実施形態の不揮発性メモリセル41の動作(書き込み及び読み出し)は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の不揮発性メモリセル41は、第1の実施形態の不揮発性メモリセル10と同様の特徴および効果を備えている。さらに、不揮発性メモリセル41は、係る構成により、メモリセル間のクロストークが減少する。すなわち、第1の実施形態の不揮発性メモリセル10では、メモリセルの構成や印加する電圧や電流によって、隣接するメモリセルを電流が流れる場合がある。本来意図しない経路に電流が流れると、余分な電流により消費電力が増加したり、ターゲットとなるメモリセルに所望の強度や時間で電圧パルスを印加できなくなる等の問題が発生し得る。一方、本実施形態の不揮発性メモリセル41では、ダイオード401を備えることにより、電流の逆流が防止され、エネルギー効率が向上すると同時に、メモリとしての動作精度が向上する。
本実施形態による不揮発性メモリセルの形成は、第1の実施形態と同様に、キャパシタ12に電圧を印加して、ブレークダウンさせ、キャパシタの抵抗成分を抵抗変化素子11の低抵抗状態と同じ程度の値とする。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る不揮発性メモリセルは、第1の実施形態(図1)の不揮発性メモリセル10の第3電極106に、FET(電界効果トランジスタ)を電気的に接続したものである。その他の構成は上述した第1の実施形態に係る不揮発性メモリセル10と同様であるので、共通する要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図5は、以上のようなFETを用いる不揮発性メモリセルから形成される不揮発性メモリアレイを、いわゆるクロスポイント型で実現した際の電気等価回路図である。同図において、10は第1の実施形態で述べた不揮発性メモリセル10、501はこの不揮発性メモリセル10に接続されたFET501、であり、これらの不揮発性メモリセル10とFET501とから、本実施形態の不揮発性メモリセル51が構成されている。FET501のゲート電極はワード線W1、W2に接続され、FET501のソース(またはドレイン)はビット線に、また、第3電極106はプレート線p1、p2に接続されている。
本実施形態の不揮発性メモリセル51の動作(書き込み及び読み出し)は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の如く、不揮発性メモリの下部電極にFETを電気的に接続し、FETのON/OFFを能動的に行うことで、メモリセル間のクロストークがさらに確実に減少する。よって、電流の逆流が防止され、エネルギー効率が向上すると同時に、メモリとしての動作精度が向上する。
本実施形態による不揮発性メモリセルの形成は、第1の実施形態と同様に、キャパシタ12に電圧を印加して、ブレークダウンさせ、キャパシタの抵抗成分を抵抗変化素子11の低抵抗状態と同じ程度の値とする。
なお、上述した第1から第3の実施形態の構成に係る不揮発性メモリアレイは、本発明の不揮発性メモリセルを複数個マトリクス状(二次元状)に形成することにより、抵抗変化素子上に流す電流ピークを抑制し、不揮発性メモリセルの信頼性を向上できるので、動作不良の改善された不揮発性メモリを形成できる。また、上記不揮発性メモリセルを積層することにより、上記動作不良の改善に加えて、高集積化を同時に実現できる。
本発明に係る揮発性メモリセル、半導体装置、およびその形成方法は、抵抗変化型素子の動作不良を改善することが可能な抵抗変化型素子、半導体装置、およびその形成方法として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリセルを示した図であり、(a)は断面TEMを示した図(b)は等価回路図 抵抗が低抵抗状態から高抵抗状態に変化する際、印加する電圧パルスに対する電流の波形図であり、(a)はキャパシタなしの場合の図(b)はキャパシタありの場合の図 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリセルを用いた不揮発性メモリアレイの電気等価回路を示す回路図 本発明の第2の実施形態に係る、ダイオードを含む不揮発性メモリセルを用いた不揮発性メモリアレイの電気等価回路を示す回路図 本発明の第3の実施形態に係る、FETを含む不揮発性メモリセルを用いた不揮発性メモリアレイの電気等価回路を示す回路図 従来技術による抵抗変化型素子の断面構成を示す模式図
符号の説明
10 不揮発性メモリセル
11 抵抗変化素子
12 キャパシタ
41 ダイオードを用いた不揮発メモリセル
51 FETを用いた不揮発メモリセル
101 基板
102 下部電極
103 抵抗変化層
104 上部電極
105 絶縁膜
106 第3電極
107 層間絶縁膜
121 キャパシタの抵抗成分
122 キャパシタの容量成分
401 ダイオード
501 FET

Claims (13)

  1. 印加される電気的なパルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化素子と、並列接続する抵抗成分と容量成分とを有するキャパシタを前記抵抗変化素子に直列接続したことを特徴する不揮発性メモリセル。
  2. 前記抵抗変化素子を挟む第1の電極および第2の電極とをさらに有し、
    前記抵抗変化素子は、印加される電圧パルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化層であり、
    前記第1の電極または前記第2の電極と第3の電極との間に絶縁膜を介在させることでキャパシタを形成した
    請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  3. 前記キャパシタの抵抗成分は、前記抵抗変化素子の低抵抗状態の抵抗値と同等の抵抗値であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリセル。
  4. 前記キャパシタの容量成分は、前記抵抗変化素子の低抵抗状態の容量成分と同等の容量値であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリセル。
  5. 前記抵抗変化層は、化学式A(AはCu、Ni、Fe、Al、Hf、Zr、Ti、Ba、Sr、Ta、La、Si、Yからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはO、N、Fからなる群より選択される少なくとも1つの元素)で表される材料より構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  6. 前記抵抗変化層は、化学式AA’1−x(AはLa、Ce、Bi、Pr、Nd、Pm、Sm、Y、Sc、Yb、Lu、Gdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、A’はMg、Ca、Sr、Ba、Pb、Zn、Cdからなる群より選択される少なくとも1つの元素、BはMn、V、Fe、Co、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Zr、Hf、Niからなる群より選択される少なくとも1つの元素、xは0〜1の間、yは0〜2の間、zは1〜7の間)で表される酸化物材料より構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  7. 前記第1の電極および前記第2の電極は、Cu、W、TiN、Pt、Ir、IrO、RuO(xは0〜2の間)からなる群より選択される少なくとも1つの材料より構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  8. 前記絶縁膜は、SiO2、SiN、SiONからなる群より選択される少なくとも1つの材料より構成されている、請求項2記載の不揮発メモリセル。
  9. 前記下部電極に電気的に接続されるようにダイオードが前記基板に形成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  10. 前記下部電極に電気的に接続されるように電界効果トランジスタが前記基板に形成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
  11. 請求項1、請求項9、請求項10のいずれかに記載の不揮発性メモリセルを複数個マトリクス状に形成した不揮発性メモリ部を備える、半導体装置。
  12. 請求項1、請求項9、請求項10のいずれかに記載の不揮発性メモリセルを複数個マトリクス状に形成した不揮発性メモリ部を積層してなる、半導体装置。
  13. 印加される電気的なパルスに従って抵抗値が変化する抵抗変化素子と、並列接続する抵抗成分と容量成分とを有するキャパシタを前記抵抗変化素子に直列接続した不揮発性メモリセルにおいて、前記キャパシタに電圧を印加することで当該キャパシタをブレークダウンさせ、前記キャパシタの抵抗成分は前記抵抗変化素子の低抵抗状態の抵抗値と同等の値に設定することを特徴とする不揮発性メモリセルの形成方法。
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