JP2018043507A - Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp - Google Patents

Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp Download PDF

Info

Publication number
JP2018043507A
JP2018043507A JP2016182391A JP2016182391A JP2018043507A JP 2018043507 A JP2018043507 A JP 2018043507A JP 2016182391 A JP2016182391 A JP 2016182391A JP 2016182391 A JP2016182391 A JP 2016182391A JP 2018043507 A JP2018043507 A JP 2018043507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sheet
ptp
polyvinylidene chloride
chloride resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016182391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6724680B2 (ja
Inventor
伴幸 白川
Tomoyuki Shirakawa
伴幸 白川
頼安 山本
Yoriyasu Yamamoto
頼安 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Chemical Group Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Chemical Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Chemical Holdings Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2016182391A priority Critical patent/JP6724680B2/ja
Publication of JP2018043507A publication Critical patent/JP2018043507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6724680B2 publication Critical patent/JP6724680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】低コストで製造することが可能で、生産性や加工性に優れ、透明性や滑り性、耐衝撃性、内容物の取り出し性に優れた、高い防湿性を備えるPTP用多層シートを提供する。
【解決手段】ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層を基材とし、基材の少なくとも一方の面に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層を積層してなるPTP用多層シートであって、前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層は、(B)−1層と(B)−2層の各1層を1セットとして、これを少なくとも1セット以上基材上に積層してなり、基材に最も近いセットに対する次に積層するセットの厚み比が0.3〜0.75の範囲であり、かつ、基材に最も近いセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みが各々7〜20μmの範囲であることを特徴とするPTP用多層シート。
【選択図】図1

Description

本発明はPTP用多層シートに関する。詳しくは、低コストで製造することが可能で、生産性や加工性に優れ、透明性や滑り性、耐衝撃性、内容物の取り出し性に優れた、高い防湿性を備えるPTP用多層シート、及びそれを用いたPTPに関する。
医薬品や食品等の包装分野においては、カプセルや錠剤等の固形剤、粒状の食品等を包装するためにPTP(プレススルーパッケージ)が広く使用されている。
PTPとは、例えば、透明のシートを加熱した後、圧空成形、真空成形等を施すことによりカプセルや錠剤等の固形物を収納するポケット部を形成し、ポケット部にカプセル等を収納した後、例えばアルミ箔のように手で容易に引き裂いたり、開封したりできる材質の箔やフィルムを蓋材として貼り合せて一体化した形態の包装である。PTPは、透明なシートのポケットに収納された固形剤や食品等を開封前に直接肉眼で確認でき、開封する際には、ポケット部の固形剤等を指で押して蓋材を押し破ることにより、内容物を容易に取り出すことができる。
このPTP用シートの原料としては、ポリ塩化ビニル系樹脂(以下「PVC」ということもある)、ポリプロピレン系樹脂(以下「PP」ということもある)等が一般的に用いられるが、高い防湿性が求められる用途には、PVCやPP系シートにポリ塩化ビニリデン系樹脂(以下「PVDC」ということもある)層を積層する技術が知られている。
PVDCは、水分の透湿性が低い為に、各種の防湿剤(層)として広く用いられているが、結晶性が高い為に材料としては脆く、衝撃や曲げなどの変形に弱い特性を有する材料である。脆さを改良する技術としては、例えば低分子量のPVDCとアクリル系樹脂等の耐衝撃剤や結晶化度の低い高分子量PVDCを混合させて柔軟性を持つ層を設ける技術などが知られているが、そのような柔軟性を付与させたPVDCは防湿性能が低下するという問題点がある。またPVDC層の形成方法は、水系の溶媒に分散させたエマルジョンを基材上に塗布して乾燥させて得る方法が主な手段であるが、塗工工程や乾燥工程に於ける製膜性の困難さから、単層当たりの膜厚が限られるという問題がある。これらの改良のための技術として、耐衝撃性を有する比較的薄い層と防湿性の高い比較的薄い層を交互にサンドイッチ構造に形成する技術が知られている(特許文献1)。この方法は、防湿性と耐衝撃性のバランスの良いものが得られるが、層の形成には塗工と乾燥を何度も繰り返す必要があるため、製造コストは非常に高く、生産性や歩留まりも悪いという課題がある。
PVDCの脆さを改良する技術としては他に、PVDC層とPVC層の間にガラス転移点の低いポリエチレン樹脂層を設ける技術(特許文献2、3)や、ポリエステル樹脂を設ける技術(特許文献4)なども知られている。しかしながら、ポリエチレンやポリエステルの層を設けた場合、その分だけ総厚さが厚くなるため、PTPとして使用した際の錠剤等の内容物をポケットから取り出す際の取り出し易さ(押出性)が悪くなる。また、PTP製造工程に於いてスリットし難いなどの問題が起こったり、PTPシート自体の手切れ性も悪くなり、PTPシートとしての使い勝手が悪くなるという不具合が生じる。
ところで、前述のとおり、PVDC層を形成する方法として、塗工方式によりPVC基材上にPVDC層を設ける技術があるが、この方法においては、PVDC樹脂の微粒子を界面活性剤によるミセル構造の形態で分散させたラテックスを塗布して乾燥させ形成する方法が一般的である。しかしながらこの方法は、乾燥工程において微粒子の凝集が生じ易く、また塗液中で溶媒が気化する過程で、液内部で大きな渦流や乱流が生じ易いことや、界面活性剤の影響により、塗液が泡立ち易いため、塗膜の厚みが厚くなると、乾燥後の表面が粗れ易い傾向となる。シート表面の粗さが大き過ぎると、シートをPTPに成形する際、成形ラインでのシートの搬送性が悪化し、引っ掛かりが生じるなどのトラブルの原因となる。逆に粗さが小さ過ぎても、シート搬送時や成形時に、蛇行やスリップが生じやすくなるため、シート表面の粗さの制御も、実用性能上は重要なポイントとなる。
ところで最近、OD(Oral Disintegration)錠(口腔内崩壊錠)と呼ばれる、水なしで服用できるタイプの錠剤が増えつつある。OD錠は、場所を選ばず服用することが可能、嚥下障害のある方や錠剤を飲み込むことが苦手な方や子供などにも飲みやすい、という特長があり、その特性上、錠剤は吸湿し易く、壊れ易い。このため、OD錠用の包装体には、従来と比較して高いレベルの防湿性が必要とされる。
上記のような最近の要求品質を全て満たすことが可能なシート、すなわち、低コストで生産することができ、生産性や加工性にも優れ、錠剤の取り出し易さ(押出性)や透明性、耐衝撃性に優れ、しかも、OD錠のような高い防湿性を求められる内容物の包装用としても使用できるPTP用シートは、未だ得られていないのが現状であった。
特開2014−43089号公報 特開昭61−268444号公報 特公昭49−024587号公報 特開平11−138725号公報
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて検討されたものであり、本発明の目的は、低コストで製造することが可能で、生産性や加工性にも優れ、透明性や滑り性、耐衝撃性、押出性に優れた、高い防湿性を備えるPTP用多層シートを提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、上記従来技術の課題を解決し得るシートを得ることに成功し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明の目的は、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層を基材とし、基材の少なくとも一方の面に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層を積層してなるPTP用多層シートであって、前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層は、(B)−1層と(B)−2層の各1層を1セットとして、これを少なくとも1セット以上基材上に積層してなり、基材に最も近いセットに対する次に積層するセットの厚み比が0.3〜0.75の範囲であり、かつ、基材に最も近いセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みが各々7〜20μmの範囲であることを特徴とするPTP用多層シートにより達成される。
本発明によれば、低コストで製造することが可能で、生産性や加工性に優れ、透明性や滑り性、耐衝撃性、押出性に優れた、高い防湿性を備えるPTP用多層シートを提供することができるため、従来よりもより高いレベルの防湿性を必要とされる用途にも、好適に用いることができる。
実施例1のシートの層構成を説明するための図である。 実施例2のシートの層構成を説明するための図である。 実施例3のシートの層構成を説明するための図である。 比較例1のシートの層構成を説明するための図である。 比較例2のシートの層構成を説明するための図である。 比較例3のシートの層構成を説明するための図である。 比較例4のシートの層構成を説明するための図である。 比較例5のシートの層構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の一例としてのPTP用多層シート(以下、「本シート」とも称する)について説明する。但し、本発明の範囲が以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「主成分とする」とは、主成分として含有される樹脂が有する作用・効果を妨げない範囲で、他の成分を含むことを許容する趣旨である。さらに、この用語は、具体的な含有率を制限するものではないが、構成成分全体の50質量%以上、好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上であって、100質量%以下の範囲を占める成分である。
<ポリ塩化ビニル系樹脂(A)>
本発明に用いるポリ塩化ビニル系樹脂(A)としては、任意の平均重合度の塩化ビニル系樹脂を用いることができ、好ましくは600〜1,300である。平均重合度が600以上であれば、十分な機械強度を得ることができる。一方、平均重合度が1,300以下であれば、溶融粘度の増加に伴う発熱が生じることなく、分解による着色の発生を生じることが少ない。
このような観点から、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)の平均重合度は、前述の範囲の中でも特に600以上或いは1,100以下であるのがより一層好ましく、その中でも650以上或いは900以下であるのがさらに好ましい。
前記ポリ塩化ビニル系樹脂(A)としては、塩化ビニルの単独重合体(「塩化ビニル系単独重合体」と称する)のほか、塩化ビニルと共重合可能な単量体との共重合体(以下、「塩化ビニル系共重合体」とする)、この塩化ビニル系共重合体以外の重合体に塩化ビニルをグラフト共重合させたグラフト共重合体(以下、塩化ビニル系グラフト共重合体)などを挙げることができる。
前記塩化ビニル系共重合体は、共重合体中の塩化ビニル以外の構成単位の含有量が多くなると機械的特性が低下するため、塩化ビニル系共重合体中に占める塩化ビニルの割合が60〜99質量%であることが好ましい。
なお、前記塩化ビニル系単独重合体、及び、塩化ビニル系共重合体は、任意の方法、例えば乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法などで重合することができる。
ここで、前記の塩化ビニルと共重合可能な単量体としては、分子中に反応性二重結合を有するものであればよい。例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなどのα−オレフィン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類、ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸類、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸フェニルなどのアクリル酸またはメタクリル酸のエステル類、スチレン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル類、塩化ビニリデン、フッ化ビニルなどのハロゲン化ビニル類、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどのN−置換マレイミド類などを挙げることができ、これらは単独、又は、2種以上の組み合わせで用いることができる。
前記塩化ビニル系共重合体以外の重合体としては、塩化ビニルをグラフト共重合できるものであればよい。例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・エチルアクリレート・一酸化炭素共重合体、エチレン・メチルメタクリレート共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンなどを挙げることができ、これらを単独、又は、2種以上の組み合わせで用いることができる。
また、前記ポリ塩化ビニル系樹脂(A)には本発明の効果を損なわない範囲で各種添加剤を添加することができる。
例えば、前記ポリ塩化ビニル系樹脂(A)の熱安定性を向上するためにCa−Zn系安定剤を配合することもできる。Ca−Zn系安定剤とは、カルシウムの脂肪酸塩と亜鉛の脂肪酸塩の混合物である。 脂肪酸の具体例としては、ベヘニン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リシノール酸、安息香酸等があげられ、目的に応じて2種以上組み合わせて使用することも可能である。また、その他アルキル錫マレー、アルキル錫ラウレート、アルキル錫メルカプト、錫メルカプト酸エステルなどの安定剤も使用することができる。
また、MBS樹脂、ABS樹脂、ブチルアクリレートを主成分とするアクリルゴムなどの衝撃改良剤、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、脂肪酸金属塩などの滑剤、あるいは、サリチル酸エステル、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾールなどの紫外線吸収剤や、可塑剤、帯電防止剤、顔料、さらには、PVC以外の樹脂などを添加することができる。
<ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層>
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層の形成方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、押出成形、カレンダー成形、プレス成形などの方法にて形成することができる。またポリ塩化ビニル系樹脂(A)層の厚みは、一般に50〜250μm程度の範囲で適宜選択することができる。
<ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)>
本発明に用いるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)としては、塩化ビニリデン単量体、あるいは、各種モノマーとの共重合体を使用することができる。共重合モノマーの具体例としては、塩化ビニルや、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸や、αメチルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル化合物や、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシルエチルなどの(メタ)アクリル酸エステルや、アクリル酸グリシジルメタクリル酸エステルや、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミドがあげられ、これらを単独、又は、2種以上組み合わせて使用することができる。前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)の製造方法としては特に限定されないが、公知の方法、例えば乳化重合法などを採用することができる。ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)の市販品の具体例としては、旭化成ケミカルズ(株)社の商品名「サランラテックス」シリーズやSolvay社の商品名「Diofan」シリーズ等があげられる。
<ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の構成>
本発明において、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層は、(B)−1層と(B)−2層の各1層を1セットとして、これを少なくとも1セット以上基材上に積層してなり、基材に最も近いセットに対する、次に積層するセットの厚み比が0.3〜0.75の範囲であり、かつ、基材に最も近いセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みが各々7〜20μmの範囲であることが重要である。
基材に最も近いセットに対する次に積層するセットの厚み比は、0.3〜0.75であり、好ましくは0.3〜0.7、より好ましくは0.3〜0.6である。また、基材に最も近いセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みは、各々7〜20μmであり、好ましくは7〜15μm、より好ましくは7〜10μmである。次のセットの厚み比の上限が上記範囲内であれば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の表面が粗くなり過ぎたり、割れ易くなるなどの問題が起こることがなく、また下限が上記範囲内であれば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層が平滑になり過ぎることもなく、防湿性も十分なものとなる。また、基材に近いセットの厚みの上限が上記範囲内であれば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の表面粗さが大きくなり過ぎることもなく、シートの透明性や押出性も良好なものが得られ、また、塗膜内でクラックが発生することによる防湿性や耐衝撃性の低下も起こらず好ましい。なお、次のセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みは、各々2〜14μmが好ましい。またセット数は、必要に応じて、3セット以上の構成を採用することもできる。
(B)−1層に用いるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)としては、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比が1.05〜1.40であるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−1を用いることが好ましい。また、(B)−2層に用いるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)としては、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比が0.80〜1.05であるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−2を用いることが好ましい。
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−1の1046cm−1/1070cm−1の吸光度比のより好ましい範囲は1.06〜1.38であり、さらに好ましい範囲は1.07〜1.35である。(B)−1の1046cm−1/1070cm−1の吸光度比がかかる範囲を下回る場合、十分な防湿性を付与することができず、一方、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比がかかる範囲を上回る場合、結晶化度が高くなり過ぎるため、透明性が低下する場合がある。また、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−2の1046cm−1/1070cm−1の吸光度比のより好ましい範囲は0.82〜1.04であり、さらに好ましい範囲は0.85〜1.03である。(B)−2の1046cm−1/1070cm−1の吸光度比がかかる範囲を下回る場合、防湿性を著しく損なう場合があり、一方、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比がかかる範囲を上回る場合、十分な耐衝撃性が得られない場合がある。
なお、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比の算出方法は、次のとおりである。ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)のラテックスを、乾燥後の塗布量が約8g/mとなるように二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルムという)に塗布する。次いで、80℃で15秒間乾燥した後、40℃で16時間熱処理を施す。次にフーリエ変換赤外分光光度計を用いて、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)が塗布されたOPPフィルムの1200〜800cm−1のスペクトルを測定する。得られたスペクトルにおいて、1100cm−1と850cm−1を線で結び、この線をベースとして1046cm−1と1070cm−1のピーク強度を測定し、吸光度比(1046cm−1の吸光度/1070cm−1の吸光度)を算出した。なお、吸光度比が大きい方が結晶化度が高いことを示す。
<ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の形成方法>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の形成方法は、特に制限されるものではないが、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層上に、バーコート、グラビアコート、スプレーコート、カーテンコート、エアナイフコート、ダイコート、ロールコート、スライドコートなどの方法で塗布し、乾燥工程を経ることで、形成することができる。また、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層との接着力を向上させる目的で、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層とポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層との間に、例えばイソシアネート系、ウレタン系、ポリオール系などのアンカーコート剤を用いて、アンカーコート層を設けてもよい。
<シート物性:防湿性>
PTP用シートの防湿性は、用途により適宜選択されるものであるが、本発明は、より高い防湿性が求められる用途にも適用可能なシートを提供できることを特徴の1つとしている。防湿性は水蒸気透過率で評価することができ、本シートは、JIS K7129Bに準拠し、40℃、90%RH雰囲気下で測定した水蒸気透過率が0.3g/m・day以下であることが好ましく、0.25g/m・day以下であることが実用上より好ましい。水蒸気透過率が上記範囲であれば、例えばOD錠用などの高い防湿性を求められる用途にも用いることが可能である。
<シート物性:耐落下衝撃性>
シートの耐落下衝撃性は、防湿性と密接な関係がある。これは、落下などによりシートが衝撃を受けた際、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層に割れや欠けやクラックが発生すると、シートの防湿性は低下してしまうためである。この観点から、本シートは、耐衝撃落下試験を実施して不良がないことが、実用上求められる。
なお、本発明における耐衝撃落下試験は、次のように行う。本シートを、PTP用成形装置としてCKD株式会社製FBP−300Eを用いて、シート加熱温度125℃、ポケットサイズΦ10mm、深さ4.5mmの条件にて、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層が凸部外側となるよう加熱成形を行った後、錠剤を入れ、厚さ20μmのアルミ箔でシールし、錠剤入りPTPサンプルを作成する。この錠剤入りPTPサンプルを、温度5℃環境下にて24時間保管後、試験個数100個について、2mの高さからコンクリート面に落下させ、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の状態を目視にて確認し、割れや欠け等の生じた不良サンプル数を測定する。
<シート物性:押出性>
本シートは、PTPとした際の錠剤等の内容物の取り出し易さ(押出性)が、官能性評価試験にて2点以上であることが好ましく、3点以上がより好ましい。押出性は、消費者の使用感につながる指標である。消費者に好まれるか否かは、包装体内容物の商品価値を左右する重要な要素となるため、パッケージに求められる機能の中でも重要視される要素の1つである。例えば昨今は、競争の厳しいジェネリック医薬品の分野では、押出性の指標が上記範囲を満たすものであることが、PTPシートの品質の1つとして求められている。
なお、本発明における押出性の評価方法は官能性試験による。具体的には、後述する実施例に記載の方法で行う。評価点は高い方が押出性は良好ということである。
<シート物性:表面粗さ(Rz)>
本シートは、JIS B0601に準拠して測定した、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層表面の表面粗さ(10点平均粗さ:Rz)が、2.0μm以上4.0μm以下であることが好ましい。表面粗さが上記範囲内であれば、シートが滑りすぎて蛇行やスリップを生じることもなく、また逆に、シートが滑らず引っ掛かりが生じるなどのトラブルが起こらず、PTP成形時の搬送性は良好なものとなる。
<シート物性:透明性>
本シートは、JIS K7361に準拠して測定したヘイズが、20%以下であることが好ましく、15%以下がより好ましい。PTPは、蓋材に製品名などが印字されている場合が多く、ヘイズが15%を超えると、対象の印刷物がやや見えにくくなり、20%を超えると、一目で視認することが難しくなる。
<本シートの用途>
本シートは、真空成形、圧空成形、圧空真空成形、プレス成形、その他の熱成形によって、各種形状の成形体に形成することができ、PTP包装の包装用成形体を好適に製造し利用することができる。
PTP包装用の成形シートを製造する方法としては、成形前に加熱板で本発明の多層シートを加熱軟化させ、成形型にて当該シートを挟み、圧空を注入して成形型の凹型に沿わせてシート面内に多数のポケット部を成形するようにすれば良い。また、必要に応じて圧空注入時に適切なタイミングでプラグを上昇及び下降させて成形性を補助することもできる。
前記の熱成形を施すと共に、シート表面、あるいは、裏面又は両面にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、プラスチックフィルム(例えば二軸延伸ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム)などを積層することも可能である。なお、シート表面或いは裏面又は両面にアルミ箔や前記各種フィルムなどを積層して複合シートを形成した後、これを熱成形することも可能である。
また本シートには、製品の意匠性や二次加工性等を高める目的で、シート表面にエンボス加工や、艶消し加工等の加工を行ってもよい。この場合、一旦鏡面状のシートを作成してからエンボスロールや艶消しロールで加工を施すようにしても、押出成形の際にキャストロールをエンボスロールや艶消しロールに変更して成形するようにしてもよい。本発明の趣旨を損なわない限り、シート表面に帯電防止剤、シリコーン、ワックスなどをコーティングすることも、傷付着防止などの目的で表面保護シートを用いて皮膜を形成することも、印刷層を設けることも可能である。なお、印刷層の形成手段は現在公知の任意の手段を採用できる。また必要に応じてその他の層、例えば蒸着層などの各種機能層を適宜選択し積層してもよい。また本シートは、本シートどうしを貼り合せることで、例えば、(A)/(B)/(B)/(A)、(B)/(A)/(A)/(B)などの構成のシートとすることもできる。
本シートは、簡易な工程で安価に製造でき、透明性や滑り性、耐衝撃性、内容物の取り出し性に優れ、高い防湿性を有するため、医薬品の包装分野においてカプセルや錠剤等の固形剤、粒状の食品等を包装するためのPTP包装として特に防湿性が要求される用途に好適に使用することができる。
以下に本発明について実施例を用いて説明するが、これらにより本発明は何ら制限をうけるものではない。なお、実施例に示す測定値及び評価は次のように行った。また実施例では、シートの製造における流れ方向を「縦方向」、その直交方向を「横方向」と記載する。
<評価方法>
(1)水蒸気透過率
実施例で得られたシートについて、JIS K7129Bに基づき、MOCON社製 水蒸気透過率測定装置PERMATRAN−W 1/50を用いて、40℃、90%RHの雰囲気下にて、水蒸気透過率を測定し、下記基準にて評価した。
◎:0.22以下
○:0.22超0.25以下
△:0.25超0.3以下
×:0.3超
(2)耐落下衝撃性
実施例で得られたシートを、PTP用成形装置としてCKD株式会社製FBP−300Eを用いて、シート加熱温度125℃、ポケットサイズΦ10mm、深さ4.5mmの条件にて、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層が凸部外側となるよう加熱成形を行った後、錠剤を入れ、厚さ20μmのアルミ箔でシールし、錠剤入りPTPサンプルを作成する。
この錠剤入りPTPサンプルを、温度5℃環境下にて24時間保管後、試験個数100個について、2mの高さからコンクリート面に落下させ、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層の状態を目視にて確認し、割れや欠け等の生じた不良サンプル数を測定し、下記基準にて評価した。
○:不良サンプルなし
×:不良サンプルあり
(3)押出性
上記と同様に錠剤入りPTPを作成する。この錠剤入りPTPについて、被験者として年齢10代から60代の男女各5名、計60名にて、実際にPTPから錠剤を押し出し、取り出して貰うモニタリング試験を行った。各被験者によって評価点の平均値を押出性として評価した。評価点の基準は以下のとおりである。
0点:取り出せない
1点:極めて取り出し難い
2点:やや取り出し難い
3点:取り出し易くも取り出し難くもない
4点:やや取り出し易い
5点:極めて取り出し易い
(4)表面粗さ(Rz)
JIS B0601に準拠し、ミツトヨ社製 サーフテスト SV2100M4を用いて、PVDC層表面の表面粗さ(10点平均粗さ:Rz)を測定し、下記基準にて評価した。
○:2.0〜4.0
×:2.0未満、または4.0を超える
(4)透明性
JIS K7136に準拠し、日本電色社製 ヘーズメーター NDH−7000を用いて、ヘイズ値を測定した。
<使用した材料>
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層:
(A)−1:硬質PVCシート(ビニホイルC−0459、厚み=0.09mm)
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層:
(B)−1:旭化成ケミカルズ社製「サランラテックスL574A」(吸光度比=1.10)
(B)−2:旭化成ケミカルズ社製「サランラテックスL580C」(吸光度比=0.96)
<実施例1>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成1セット目:(A)−1を基材とし、バーコーターを用いて、塗布量15g/mにて(B)−1を塗布し、80℃で60秒間乾燥させた。マイクロメーターにて乾燥後膜厚を測定したところ10μmであった。この(B)−1層上に、バーコーターを用いて、塗布量15g/mにて(B)−2を塗布し、80℃で60秒間乾燥させた。(B)−2層の乾燥後膜厚は10μmであった。
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成2セット目:上記1セット目で形成した(B)−2層上に、バーコーターを用いて、塗布量7.5g/mにて(B)−1を塗布し、80℃で60秒間乾燥させた。この(B)−1層の乾燥後膜厚は5μmであった。さらにこの(B)−1層上に、バーコーターを用いて、塗布量7.5g/mにて(B)−2を塗布し、80℃で60秒間乾燥させた。この(B)−2層の乾燥後膜厚は5μmであった。
このようにして得られたシートについて評価を行った。結果を表1に示す。
<実施例2>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成2セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量を10.5g/m、乾燥後膜厚を7μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表1に示す。
<実施例3>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成1セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量を10.5g/m、乾燥後膜厚を7μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表1に示す。
<比較例1>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成1セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量を7.5g/m、乾燥後膜厚を5μmとした。このセットをさらに3回行い、計4セット実施した。このシートについて評価を行った。結果を表2に示す。
<比較例2>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成2セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量3.8g/m、乾燥後膜厚を2.5μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表2に示す。
<比較例3>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成1セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量7.5g/m、乾燥後膜厚を5μmとし、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成2セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量15g/m、乾燥後膜厚10μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表2に示す。
<比較例4>
PVDC層形成2セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量12g/m、乾燥後膜厚8μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表2に示す。
<比較例5>
ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成1セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量37.5g/m、乾燥後膜厚25μmとし、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層形成2セット目の(B)−1層と(B)−2層を、各々、塗布量11.3g/m、乾燥後膜厚7.5μmとした以外は、実施例1と同様にシートを作成した。このシートについて評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 2018043507
Figure 2018043507
実施例1〜3で得られた本発明のシートは、防湿性、耐衝撃性、押出性、透明性、表面粗さ、全てに優れたものであった。一方、比較例1〜5は、いずれかの品質において実施例1〜3のシートと比較して劣るものであった。
本発明のPTP用多層シートは、低コストで製造することが可能で、生産性や加工性に優れ、透明性や滑り性、耐衝撃性、内容物の取り出し性に優れ、高い防湿性を有するため、例えばカプセルや錠剤等の固形剤や粒状の食品などの包装用途に好適に用いることができる。

Claims (4)

  1. ポリ塩化ビニル系樹脂(A)層を基材とし、基材の少なくとも一方の面に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層を積層してなるPTP用多層シートであって、
    前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)層は、(B)−1層と(B)−2層の各1層を1セットとして、これを少なくとも1セット以上基材上に積層してなり、基材に最も近いセットに対する次に積層するセットの厚み比が0.3〜0.75の範囲であり、かつ、基材に最も近いセットの(B)−1層と(B)−2層の厚みが各々7〜20μmの範囲であることを特徴とするPTP用多層シート。
  2. 前記(B)−1層は、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比が1.05〜1.40であるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−1を用いてなり、前記(B)−2層は、1046cm−1/1070cm−1の吸光度比が0.80〜1.05であるポリ塩化ビニリデン系樹脂(B)−2を用いてなることを特徴とする請求項1に記載のPTP用多層シート。
  3. JIS K7129Bに準拠して、40℃、90%RH雰囲気下で測定した際の、水蒸気透過率が0.25g/m・day以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のPTP用多層シート。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のPTP用多層シートを用いてなるPTP。
JP2016182391A 2016-09-16 2016-09-16 Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp Active JP6724680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016182391A JP6724680B2 (ja) 2016-09-16 2016-09-16 Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016182391A JP6724680B2 (ja) 2016-09-16 2016-09-16 Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018043507A true JP2018043507A (ja) 2018-03-22
JP6724680B2 JP6724680B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=61692387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016182391A Active JP6724680B2 (ja) 2016-09-16 2016-09-16 Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6724680B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496980A (ja) * 1990-08-13 1992-03-30 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリスチレン塗工用ラテックス
WO1997039061A1 (fr) * 1996-04-18 1997-10-23 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Films et materiau de revetement a excellentes caracteristiques barriere et leur procede de production
JP2005112426A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sumitomo Bakelite Co Ltd 包装用多層シート
WO2013125699A1 (ja) * 2012-02-23 2013-08-29 旭化成ケミカルズ株式会社 塩化ビニリデン系共重合体ラテックス及びブリスターパック用フィルム
JP2014043089A (ja) * 2012-08-02 2014-03-13 Mitsubishi Plastics Inc Ptp用多層シート
WO2014141301A2 (en) * 2013-03-08 2014-09-18 Bilcare Limited A multi-layer polymeric film
JP2014172656A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Mitsubishi Plastics Inc Ptp用多層シートおよびそれを用いた包装体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496980A (ja) * 1990-08-13 1992-03-30 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリスチレン塗工用ラテックス
WO1997039061A1 (fr) * 1996-04-18 1997-10-23 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Films et materiau de revetement a excellentes caracteristiques barriere et leur procede de production
JP2005112426A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sumitomo Bakelite Co Ltd 包装用多層シート
WO2013125699A1 (ja) * 2012-02-23 2013-08-29 旭化成ケミカルズ株式会社 塩化ビニリデン系共重合体ラテックス及びブリスターパック用フィルム
JP2014043089A (ja) * 2012-08-02 2014-03-13 Mitsubishi Plastics Inc Ptp用多層シート
WO2014141301A2 (en) * 2013-03-08 2014-09-18 Bilcare Limited A multi-layer polymeric film
JP2014172656A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Mitsubishi Plastics Inc Ptp用多層シートおよびそれを用いた包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6724680B2 (ja) 2020-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2801475A1 (en) Novel blister pack for pharmaceuticals
WO2004073983A1 (ja) 二軸延伸積層ポリエステルフィルム及び蓋材用ポリエステルフィルム
JP6005580B2 (ja) ポリエチレン系多層フィルム
JP6022311B2 (ja) Ptp用多層シート
JP6167575B2 (ja) Ptp用多層シートおよびそれを用いた包装体
WO2015046131A1 (ja) 防曇性多層フィルム、これを用いる積層体、及び包装材
JP7253036B2 (ja) 包装用超疎水性熱可塑性フィルム
JP6724680B2 (ja) Ptp用多層シート、及びそれを用いたptp
JP5604021B1 (ja) 成形体及びその製造方法
JP6807597B2 (ja) マット調バリアポリアミドフィルム及びその製造方法
JP6589590B2 (ja) Ptp用多層シート及びそれを用いたptp包装体
KR20220004821A (ko) 폴리에틸렌계 수지 다층 필름, 및 이들을 사용한 증착 필름, 적층체, 포장체
JP6699103B2 (ja) 積層体
JP2005112426A (ja) 包装用多層シート
JP6364250B2 (ja) 防曇性ポリオレフィン系シート、その製造方法、その成形体および食品包装用成形体
JP3781645B2 (ja) 防曇性ゴム変性スチレン系樹脂シート及びその成形品
JP2022117395A (ja) 医薬品包装用シート、プレススルーパッケージ包装用底材、プレススルーパッケージ包装材、及びシート
JP7334068B2 (ja) 包装用フィルムおよび包装体
JP7010624B2 (ja) 熱ラミネート用スチレン系樹脂フィルム、積層シート、容器、及び包装体
JP2001162678A (ja) 多層容器の製造方法
JP2022170548A (ja) Ptp用多層シート及びその利用
WO2004082929A2 (en) Reduced blocking metallized film
JP6580498B2 (ja) 包装材用樹脂組成物および包装材
JPH11348201A (ja) 多層容器の製造方法
JP2005047601A (ja) Ptp用ポリプレピレン系シート

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6724680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151