JP2018042412A - インバータ制御装置およびインバータ制御方法 - Google Patents

インバータ制御装置およびインバータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子が故障した場合でも、平滑コンデンサからの放電を可能とするインバータ制御装置を提供すること。【解決手段】上アーム61および下アーム62のそれぞれに、複数相のスイッチング素子61u,61v,61w、62u,62v,62wを備えるとともに、電圧を平滑化する平滑コンデンサ63を備えたインバータ60と、スイッチング素子61u〜w、62u〜wの作動を制御し、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を放電する放電処理を実行するインバータ制御回路80と、を備えたインバータ制御装置であって、インバータ制御回路80は、スイッチング素子61u〜w、62u〜wの故障の検出後の放電処理では、前記複数相のうち少なくとも故障した前記スイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子61u〜w、62u〜wを制御して放電を行う故障時放電処理を実行することを特徴とするインバータ制御装置とした。【選択図】図2

Description

本発明は、インバータ制御装置およびインバータ制御方法に関する。
従来、イグニッションスイッチをオフとしてインバータの作動を終了する際に、平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電する放電処理を実行するインバータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、この従来技術では、放電処理時に、スイッチング素子のオン動作時に、電流制限を行うものと電流制限をしないものとを選択的に切替制御することによりスイッチング素子の発熱を抑えるようにしている。
特開2012−60765号公報
しかしながら、従来、スイッチング素子の故障検出時には、制御を停止しており、上記の放電処理を実行することができなかった。また、仮に、スイッチング素子が故障したまま放電処理を行った場合、スイッチング素子に所望の切替作動を行うことができないものが存在することから、所望の放電制御を行うことができない。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、スイッチング素子が故障した場合でも、平滑コンデンサからの放電を可能とするインバータ制御装置およびインバータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明のインバータの制御装置は、インバータの平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電する放電処理を実行する制御部を備える。
そして、制御部は、スイッチング素子の故障を検出した後の放電処理では、前記複数相のうち少なくとも故障した前記スイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子を制御して放電を行う故障時放電処理を実行することを特徴とする。
本発明のインバータの制御装置にあっては、スイッチング素子が故障した場合でも、故障したスイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子を制御して平滑コンデンサからの放電を行うことができる。
実施の形態1のインバータ制御装置を適用したハイブリッド車両の全体システム図である。 実施の形態1のインバータ制御装置の主要部を示す図である。 実施の形態1のインバータ制御装置のショート故障時放電処理における処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1のインバータ制御装置のオープン故障時放電処理における処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1のインバータ制御装置のショート故障時放電処理においてモータ放電処理の実行時のPWM信号を示すタイムチャートである。 実施の形態1のインバータ制御装置のショート故障時放電処理においてモータ放電処理の実行時の作用説明図である。 実施の形態1のインバータ制御装置のショート故障時放電処理において損失放電処理の実行時のPWM信号を示すタイムチャートである。 実施の形態1のインバータ制御装置のショート故障時放電処理において損失放電処理の実行時の作用説明図である。 実施の形態1のインバータ制御装置のオープン故障時放電処理においてモータ放電処理の実行時のPWM信号を示すタイムチャートである。 実施の形態1のインバータ制御装置のオープン故障時放電処理において損失電処理の実行時のPWM信号を示すタイムチャートである。
以下、本発明のインバータ制御装置およびインバータ制御方法を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1のインバータの制御方法を実施するインバータ制御装置について説明する。
(ハイブリッド車両の全体システム構成)
図1は、実施の形態1のインバータ制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体システムを示す。以下、図1に基づいて、ハイブリッド車両の全体システム構成を説明する。
ハイブリッド車両の駆動系は、エンジン(Eng)10と、モータジェネレータ(M/G)20と、変速機(T/M)30と、を備える。
すなわち、ハイブリッド車両の駆動系は、駆動源としてのエンジン10とモータジェネレータ(以下、単にモータと称する)20との出力が変速機30により所定の変速比に変速されて駆動輪WL,WRへ伝達可能に構成されている。
また、エンジン10、モータ20、変速機30の作動は、センサ群40からの入力に基づいて、いわゆるマイクロコンピュータにより構成された車両コントローラ50により制御される。なお、センサ群40から送られる信号としては、アクセル開度信号、ブレーキ操作信号、シフト位置信号、イグニッションスイッチ信号が含まれる。
車両コントローラ50は、アクセル開度、ブレーキ操作、シフト位置、車速などに応じた駆動トルク指令Teをエンジン10に出力するとともに、モータ20に駆動トルクおよび回生トルクを指令するトルク指令Tmを後述するインバータ60に出力する。
エンジン10は、車両コントローラによる、吸入空気量と燃料噴射量と点火時期の制御により、エンジントルクが指令値と一致するように制御される。
モータ20は、走行駆動源になる交流(本実施の形態では3相交流)同期モータ構造であり、走行時に駆動トルク制御や回転数制御を行うとともに、減速時に回生ブレーキ制御による車両運動エネルギの強電バッテリBATへの回収を行なうものである。
モータ20と強電バッテリBATとの間には、力行時に強電バッテリBATの直流電流を三相交流に変換してモータ20に供給し、回生時にモータ20で発電した三相交流電流を直流に変換して強電バッテリBATに供給するインバータ60が介在されている。
このインバータ60の作動は、インバータ60に内蔵されたいわゆるマイクロコンピュータにより構成されたインバータ制御回路80により制御される。このインバータ制御回路80は、車両コントローラ50から入力されたトルク指令Tmに基づいて、強電バッテリBATからモータ20に供給する電力を制御するPWM(Pulse Wide Modulation)信号を生成し、インバータ60に出力する。
(インバータの構成)
以下に、インバータ60の構成について説明する。
インバータ60は、図2に示すように、上アーム61と下アーム62と平滑コンデンサ63とを備える。平滑コンデンサ63は、インバータ60の内部の電圧を平滑化するコンデンサである。
また、インバータ60と強電バッテリBATとの間には、イグニッションスイッチ(図示省略)のONで閉成され、OFFで開成されるリレースイッチ70が介在されている。
インバータ60は、上アーム61の3相(U相、V相、W相)のスイッチング素子61u,61v,61wと、下アーム62の3相のスイッチング素子62u,62v,62w(U相、V相、W相)とを備える。なお、各スイッチング素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)により構成されるが、他にも、バイポーラトランジスタやMOSFETやGTO(Gate Turn-Off thyristor)などを用いてもよい。また、各スイッチング素子61u,61v,61w,62u,62v,62wには、逆並列にダイオードが接続されている。
U相のアーム回路を構成するスイッチング素子61uのエミッタ電極とスイッチング素子62uのコレクタ電極との接点と、モータ20のU相のコイル20uとが接続されている。そして、この接続を行う回路の途中にU相のコイル20uのモータ電流Iuを検出する電流センサ81uが設けられている。なお、検出したモータ電流Iuは、インバータ制御回路80に入力される。
V相のアーム回路を構成するスイッチング素子61vのエミッタ電極とスイッチング素子62vのコレクタ電極との接点と、モータ20のV相のコイル20vとが接続されている。そして、この接続を行う回路の途中にV相のコイル20vのモータ電流Ivを検出する電流センサ81vが設けられている。なお、検出したモータ電流Ivは、インバータ制御回路80に入力される。
W相のアーム回路を構成するスイッチング素子61wのエミッタ電極とスイッチング素子62wのコレクタ電極との接点と、モータ20のW相のコイル20wとが接続されている。そして、この接続を行う回路の途中にW相のコイル20wのモータ電流Iwを検出する電流センサ81wが設けられている。なお、検出したモータ電流Iwは、インバータ制御回路80に入力される。
また、同時点での各モータ電流Iu,Iv,Iwの総和が零になる関係から、電流センサ81u,81v,81wは、全ての相に設ける必要はない。2相(例えば、U相、V相)に電流センサ81u,81vを設け、W相のモータ電流Iwは、演算(Iw=−(Iu+Iv))により求めてもよい。
U相の上アーム61のスイッチング素子61uのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Puが入力される。U相の下アーム62のスイッチング素子62uのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Nuが入力される。
V相の上アーム61のスイッチング素子61vのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Pvが入力される。V相の下アーム62のスイッチング素子62vのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Nvが入力される。
W相の上アーム61のスイッチング素子61wのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Pwが入力される。W相の下アーム62のスイッチング素子62wのゲート電極には、インバータ制御回路80が出力するPWM信号Nwが入力される。
(インバータ制御装置)
次に、インバータ制御回路80について説明する。
インバータ制御回路80は、故障検出部82と放電制御部83と出力部84を備える。
故障検出部82は、電流センサ81u,81v,81wが検出するモータ電流Iu,iv,iwに基づいて、各スイッチング素子61u,61v,61w、62u,62v,62wの、ショート故障、オープン故障の有無を検出する。なお、ショート故障は、過大電流の検出により検出できる。オープン故障は、電流値の積算値の低下により検出することができる。
放電制御部83は、イグニッションスイッチ信号に基づいて、イグニッションスイッチをオフとした際に、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を放電する放電処理を実行する。この放電制御部83の放電処理として、故障検出部82が故障を検出しない場合の通常放電処理と、故障検出部82が故障を検出した場合の故障時放電処理とを実行する。通常放電処理は、例えば、特許文献1に記載されたような従来から周知の処理を実行するものでその説明を省略し、本願の特徴とする故障時放電処理について後述する。
出力部84は、上アーム61および下アーム62の各スイッチング素子61u,61v,61w、62u,62v,62wにPWM信号Pu,Pv,Pw、Nu,Nv,Nwを出力する。また、出力部84は、上アーム61へのPWM信号Pu,Pv,PwのON,OFF出力と、下アーム62へのPWM信号Nu,Nv,NwとのON、OFF信号とを反転させて出力する。
さらに、出力部84は、上アーム61へのPWM信号Pu,Pv,PwのON出力と、PWM信号Nu,Nv,NwのON出力との間に、両ON信号が重ならないように、両PWM信号を同時にOFFとするデッドタイムtdを設定する。
具体的には、図5Aに示すように、上アーム61へのPWM信号Pu,Pv,PwのON出力の間、下アーム62へのPWM信号Nu,Nv,NwはOFF出力する。その逆に、上アーム61へのPWM信号Pu,Pv,PwのOFF出力の間、下アーム62へのPWM信号Nu,Nv,NwはON出力する。さらに、PWM信号Nu,Nv,NwのON出力とPWM信号Nu,Nv,NwとのON出力との間に、両者をOFFとするデッドタイムtdを設定し、両者のON出力が重ならないようにしている。なお、図5Aおよび後述の図6Aでは、上アーム61のPWM信号Pu,Pv,Pwおよび下アーム62のPWMNu,Nv,Nwの波形として1種類を記載している。しかしながら、周知のように、出力部84は、PWM信号Pu,Pv,PwおよびPWM信号Nu,Nv,Nwの位相をそれぞれずらして出力する。
(ショート故障時の処理)
次に、上アーム61,下アーム62のいずれかのスイッチング素子61u〜w、62u〜wにショート故障、オープン故障が生じた場合に放電制御部83が実行する故障時放電処理を、図3、図4のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ショート故障が生じた場合の故障時放電処理であるショート故障時放電処理を、 図3のフローチャートに基づいて説明する。
ショート故障時放電処理の最初のステップS101では、ショート故障した素子に対してショート故障状態である閉(ON)状態を実現するPWM信号を出力し、対向アームの素子に対しこれを反転して開(OFF)状態を実現するPWM信号を出力する。
例えば、ショート故障の素子が上アーム61のU相のスイッチング素子61uの場合、スイッチング素子61uを閉じ、下アーム62のU相のスイッチング素子62uを開くPWM信号を出力する。この場合、出力部84から出力する上アーム61のU相のスイッチング素子61uへのPWM信号Puのデューティ比Pu_duty=1とする。これに伴い、下アーム62のU相のスイッチング素子62uへのPWM信号Nuは、デューティ比Nu_duty=0とする。また、上アーム61のU相のスイッチング素子61uへのPWM信号Puのデューティ比Pu_dutyは、後述するようにデッドタイムtdの2倍以下の時間だけOFFとする値(図6A参照)としてもよい。
ステップS101に続くステップS102では、U相、V相、W相の各モータ電流Iu,Iv,Iw(絶対値)の全て大きさ(電流値)が予め設定された電流閾値Ilim未満であるか否か判定する。そして、モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値の全てが電流閾値Ilim未満の場合はステップS103に進み、モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値のいずれかが電流閾値Ilim未満でない場合はステップS104に進む。
なお、電流閾値Ilimは、モータ20に通電した際に、モータ20に音や振動などにより運転者に違和感を与えるトルクが生じることのない値に設定されており、予めモータ20の特性に応じ実験やシミュレーションに基づいて設定されている。
モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値が電流閾値Ilim未満の場合に進むステップS103では、モータ20に電流を流して放電を速めるためのPWM信号Pu,Pv,Pw,Nu,Nv,Nwを設定し出力するモータ放電処理を実行する。
ここで、故障した素子と同一相の非故障の素子へのPWM信号のデューティ比P_dutyは、下記の式(1)により求める。
P_duty=(t_pwm−tα)/(t_pwm) ・・・(1)
なお、t_pwmはスイッチング周期である。また、tαは、デッドタイム(td)の2倍の時間よりも大きく、モータ電流が電流閾値Ilimの近傍で電流閾値Ilim未満となるOFF出力時間t_Ilimのデューティ比が得られる値に設定する。すなわち、t_Ilim>tα>2tdの関係とする。
例えば、ショート故障が上アーム61のU相のスイッチング素子61uの場合、残りの上アーム61のスイッチング素子61v,61wに対し、図5Aに示すようにON出力の時間をtonuとし、OFF出力の時間をtαとしたPWM信号Pv,Pwを出力する。
また、この場合、下アーム62のスイッチング素子62v,62wに対しては、上アーム61へのOFF出力の時間tαの間に、デッドタイムtdを確保した短時間(tons)のON出力を行うデューティ比N_dutyのPWM信号Nv,Nwを出力する。
すなわち、N_duty=(tα−2td)/(t_pwm)である。
このように、故障した素子と同一相の非故障の素子へのPWM信号のデューティ比P_dutyは、故障した素子の対向アーム側の非故障の素子に、短時間(tons)だけON出力してモータ20に通電する比率である。
ここで、ステップS101〜S103の処理を行った場合の作用を、図5Bにより説明する。図5Bは、上アーム61のU相のスイッチング素子61uがショート故障して図5AのPWM信号Pv,Pw,Nv,Nwを出力した場合の動作例を示している。
この場合、ステップS101の処理に基づき、故障したスイッチング素子61uの対向アーム(下アーム62)のU相のスイッチング素子62uを、OFF状態に制御するPWM信号(Nu_duty=0)を出力する。
同時に、故障したスイッチング素子61uに対しては、ON状態に維持するPWM信号を出力する。なお、この場合、上述のように、Pu_duty=1とするPWM信号を出力してもよいし、後述する図6Aに示すPu_duty(短時間(tβ)OFF出力するデューティ比)のPWM信号を出力してもよい。
そして、ステップS103の演算(式(1))に基づき、故障したスイッチング素子61uと同一アームであるスイッチング素子61v,61wに対し、図5Aに示すように、短時間(tα)だけOFFとするPWM信号Pv,Pwを出力する。これにより、下アーム62のスイッチング素子62v,62wが短時間(tons)だけONとなり、図5Bに矢印により示すモータ電流Iu,Iv,Iwが、ショート故障したスイッチング素子61uを経由し、コイル20u,20v,20wに通電される。
よって、スイッチング素子61uが故障していても、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を短時間で放電することが可能となる。また、この際、モータ電流Iv,Iwは、電流閾値Ilim未満であるから、モータ20には、音や振動により運転者に違和感を与えるようなトルクは生じない。
次に、図3に戻り、ステップS102においてモータ電流Iu,Iv,Iwが電流閾値Ilim以上の場合に進むステップS104の処理について説明する。
このステップS104では、モータ20に電流を流すことなく、故障した素子と同一アームの素子による損失により放電を行う損失放電処理を実行する。すなわち、故障した素子の対向アームの素子を全てOFF状態(オープン状態)として故障した素子と同一アームの非故障の素子に通電し、その損失により放電する。
この場合、故障した素子と同一相の非故障の素子へのPWM信号のデューティ比P_dutyを、下記の式(2)により求める。
P_duty=(t_pwm−tβ)/(t_pwm) ・・・(2)
なお、t_pwmはスイッチング周期、tβはデッドタイム(td)の2倍の時間以下かつ零よりも大きな値である。
例えば、ショート故障が上述のように上アーム61のU相のスイッチング素子61uの場合、残りの上アーム61のスイッチング素子61v,61wに対して図6Aに示すようなPWM信号Pv,Pwを出力する。このPWM信号Pv,PwのOFF出力時間がデッドタイムtdの2倍以下であるため、下アーム62のスイッチング素子62v,62wへのPWM信号Nv,Nwは、図示のようにOFF(=0)とする。
したがって、モータ電流Iv,Iwは、モータ20のコイル20u,20v,20wに通電されること無く、スイッチング素子61v,61wに通電されてその損失により平滑コンデンサ63の放電を行うことができる。
ここで、ステップS101→S102→S104の処理を行った場合の作用を、図6Bにより説明する。なお、図6Bは、上アーム61のU相のスイッチング素子61uがショート故障した場合の動作例を示している。
この場合、ステップS101の処理に基づき、対向アームである下アーム62のU相のスイッチング素子62uは、OFF状態に制御されている。
そして、故障したスイッチング素子61uと同一アームの非故障のスイッチング素子61v,61wに対し、図6Aに示すように、デッドタイムtdの2倍以下の短時間(tβ)だけOFF出力するPWM信号Pv,Pwを出力する。また、これに伴い、下アーム62のスイッチング素子62v,62wに対し、OFF状態に維持するPWM信号Nv,Nwを出力する。
これにより、スイッチング素子61v,61wに与えられる電荷による損失により平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を放電する。また、この場合、モータ20には通電しないため、モータ20にトルクが生じることは無く、運転者に違和感を与えることはない。
なお、図3のフローチャートに示す処理は、平滑コンデンサ63の放電を行う際には、所定の制御周期で繰り返す。よって、例えば、放電開始時にモータ電流Iu,Iv,Iwいずれかが電流閾値Ilimを越えていれば、ステップS104の損失放電処理を実行する。そして、その後、放電開始時にモータ電流Iu,Iv,Iwの全てが電流閾値Ilim未満になれば、ステップS103のモータ放電処理によりモータ20に通電して放電を行う。
(オープン故障時の処理)
次に、オープン故障検出時の放電制御部83の放電処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS201では、故障した素子に対して故障状態と同様の状態を実現するPWM信号を出力する。したがって、故障した素子に対して開(オープン)とする
ステップS202では、U相、V相、W相の各モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値(絶対値)の全てが予め設定された電流閾値Ilim未満であるか否か判定する。そして、モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値の全てが電流閾値Ilim未満の場合はステップS203に進み、そのいずれかが電流閾値Ilim未満でない場合はステップS204に進む。
モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値の全てが電流閾値Ilim未満の場合に進むステップS203では、モータ20に電流を流して放電を速めるためのPWM信号Pu,Pv,Pw,Nu,Nv,Nwを設定し出力するモータ放電処理を実行する。すなわち、故障素子の対向アームの故障したスイッチング素子の相(これを故障相とする)以外の相の素子を短時間(tα)OFFとし、これにより、故障した素子と同一アームの他の相の素子は短時間(tonu)ONする。
例えば、オープン故障が上アーム61のU相のスイッチング素子61uの場合、下アーム62のスイッチング素子62v,62wに対して、図7に示すように、tonsのON出力の時間と、tαのOFF出力の時間を有したPWM信号Nv,Nwを出力する。このPWM信号Nv,Nwのデューティ比N_dutyは、上記式(1)と同様の演算により求めることができる。
また、これに伴って、上アーム61のスイッチング素子61v,61wに対し、ON出力の時間tonuを有したPWM信号Pv,Pwを出力する。
これにより、上アーム61のスイッチング素子61v,61wが短時間(tα)だけONとなり、スイッチング素子61v,61w、コイル20u,20v,20w、スイッチング素子62uを経由し、電流閾値Ilim未満の通電を行う。
よって、スイッチング素子61uがオープン故障していても、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を短時間で放電することが可能となる。また、この際、モータ電流Iv,Iwは、電流閾値Ilim未満であるから、モータ20の音や振動により運転者に違和感を与えることもない。
次に、図4に戻り、ステップS202においてモータ電流Iu,Iv,Iwの電流値のいずれかが電流閾値Ilim以上の場合に進むステップS204の処理について説明する。
このステップS204では、モータ20に電流を流すことなく、故障した素子の対向アームの素子による損失により放電を行うようPWM信号Pu,Pv,Pw,Nu,Nv,Nwを設定し出力する損失放電処理を実行する。
すなわち、モータ20に通電しないために故障した素子と同一アームの素子を全てOFFとし、故障した素子の対向アームの素子の損失により放電する。
この故障した素子の対向アームの非故障の素子へのPWM信号のデューティ比P_dutyは、上記式(2)により求める。
例えば、オープン故障が上アーム61のU相のスイッチング素子61uの場合、下アーム62のスイッチング素子62v,62wに対して図8に示すように短時間(tβ)のみOFFとするPWM信号Nv,Nwを出力する。この場合、対向アームである上アーム61のスイッチング素子61v,61wには、常時OFF出力のPWM信号Pv,Pwを出力する。
したがって、モータ20のコイル20u,20v,20wに通電されること無く、スイッチング素子62v,62wの損失により平滑コンデンサ63の放電を行うことができる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の効果を列挙する。
1)実施の形態1のインバータ制御装置は、
モータ20に電力を供給し、上アーム61および下アーム62のそれぞれに、複数相のスイッチング素子61u,61v,61w、62u,62v,62wを備えるとともに、内部の電圧を平滑化する平滑コンデンサ63を備えたインバータ60と、
スイッチング素子61u〜w、62u〜wの作動を制御し、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を放電する放電処理を実行する制御部としてのインバータ制御回路80と、
を備えたインバータ制御装置であって、
インバータ制御回路80は、
スイッチング素子61u〜w、62u〜wの故障を検出する故障検出部82を備え、
故障の検出後の放電処理では、前記複数相のうち少なくとも故障したスイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子61u〜w、62u〜wを制御して放電を行う故障時放電処理を実行することを特徴とする。
したがって、スイッチング素子61u〜w、62u〜wのいずれかが故障した場合でも、故障相以外の相のスイッチング素子61u〜w、62u〜wを制御して平滑コンデンサ63の電荷の放電を行うことができる。
2)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、故障時放電処理時に、故障したスイッチング素子(スイッチング素子61u〜w、62u〜wのいずれか)に対しては故障状態と同様の状態であるショート状態およびオープン状態を実現するパルス信号としてのPWM信号Pu,Pv,Pw、Nu,Nv,Nwを出力することを特徴とする。
したがって、故障したスイッチング素子ならびに故障相以外のスイッチング素子(スイッチング素子61u〜w、62u〜w)に対しPWM信号の出力を停止することなく出力する通常と同様の制御を行いながら、放電を行うことができる。
3)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、同相のスイッチング素子に対し、一方のアーム側へのパルス信号のON,OFFを反転したPWM信号を対向アーム側へ出力する出力部84を備え、かつ、PWM信号には、一方のアーム側へのPWM信号のON出力と、対向アームへのPWM信号とのON出力との間に、両アーム側へ同時にOFF出力するデッドタイムtdが設定され、
インバータ制御回路80は、故障時放電処理時に、スイッチング素子にオープン状態を実現するにあたり、その対向アームのスイッチング素子にOFF出力時間をデッドタイムtdの2倍の値未満に設定したPWM信号を出力することを特徴とする。
したがって、OFF出力時間を有したPWM信号を出力しつつスイッチング素子をオープン(OFF状態)に維持できる。これにより、故障相を除くスイッチング素子により放電でき、損失を利用できるスイッチング素子の数を確保して、短時間の放電が可能となる。
4)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、故障相以外のスイッチング素子に対し、モータ20に所定以上のトルクが発生しないデューティ比のPWM信号を出力することを特徴とする。
したがって、故障時放電処理の際に、モータ20に所定以上のトルクが発生することがなく、放電時にモータ20に音や振動が発生するトルクが生じるのを防止できる。
5)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、PWM信号として、モータ20に通電して放電する信号を出力するモータ放電処理を実行することを特徴とする。
したがって、モータ20のコイル20u,20v,20wに通電し短時間に放電することができる。
6)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、PWM信号として、モータ20に通電させることなくスイッチング素子の損失により放電する信号を出力する損失放電処理を実行することを特徴とする。
したがって、確実にモータ20にトルクが生じることなく放電することが可能であり、例えば、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷が高い場合などに有効である。
7)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、
モータ電流Iu,Iv,Iwの電流値を読み込み(ステップS101、S201)、
電流値が、モータ20に所定以上のトルクを生じさせない予め設定された電流閾値Ilim未満か否か判定し(ステップS102、S202)、
電流値が電流閾値Ilim未満の場合は、モータ放電処理を実行し(ステップS103、S203)、電流値が電流閾値Ilim以上の場合は、損失放電処理を実行する(ステップS104、S204)ことを特徴とする。
したがって、平滑コンデンサ63からモータ20へ流れる電流値に応じ、モータ20に所定以上のトルクを生じさせることなく、最適の放電処理を選択的に行って、より短時間に放電を行うことができる。
8)実施の形態1のインバータ制御装置は、
インバータ制御回路80は、損失放電処理の実行時は、故障相以外の相のスイッチング素子に対し、一方のアーム側のスイッチング素子をOFFとしてモータ20に通電しない状態として、対向アーム側の故障相以外のスイッチング素子に平滑コンデンサ63の電荷を与えることを特徴とする。
したがって、モータ20に通電することなく放電することが可能である。
9)実施の形態1のインバータ制御方法は、
モータ20に電力を供給し、上アーム61および下アーム62のそれぞれに、スイッチング素子61u,61v,61w、62u,62v,62wが設けられた相を複数備えるとともに、内部の電圧を平滑化する平滑コンデンサ63を備えたインバータ60において、平滑コンデンサ63に蓄積された電荷を放電するインバータ制御方法であって、
スイッチング素子61u〜w、62u〜wの故障を検出後の放電時に、少なくとも故障相以外の相のスイッチング素子61u〜w、62u〜wを制御して放電を行うことを特徴とする。
したがって、スイッチング素子61u〜w、62u〜wのいずれかが故障した場合でも、故障相以外の相のスイッチング素子61u〜w、62u〜wを制御して平滑コンデンサ63の電荷の放電を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、インバータとして上下アームに3相のスイッチング素子を備えたものを示したが、その相数はこれに限定されず、3相以外の複数相であっても本発明を適用することができる。
また、電流閾値により決定されるモータに所定のトルク自体は、本実施の形態1で説明した音や振動を発生させないトルクよりも大きなトルクとし、PWM信号のデューティ比により、モータに発生するトルクを音や振動を発生させないトルクとしてもよい。
20 モータ
20u (U相の)コイル
20v (V相の)コイル
20w (W相の)コイル
60 インバータ
61 上アーム
61u,61v,61w スイッチング素子
62 下アーム
62u,62v,62w スイッチング素子
63 平滑コンデンサ
80 インバータ制御回路
82 故障検出部
83 放電制御部
84 出力部
BAT 強電バッテリ
Ilim 電流閾値
Iu,Iv,Iw モータ電流
Nu,Nv,Nw PWM信号(パルス信号)
Pu,Pv,Pw PWM信号(パルス信号)
td デッドタイム
tα (短時間OFFの)時間
tβ (短時間OFFの)時間

Claims (9)

  1. モータに電力を供給し、上アームおよび下アームのそれぞれに、複数相のスイッチング素子を備えるとともに、内部の電圧を平滑化する平滑コンデンサを備えたインバータと、
    前記スイッチング素子の作動を制御し、前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電する放電処理を実行する制御部と、
    を備えたインバータ制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記スイッチング素子の故障を検出する故障検出部を備え、
    前記故障の検出後の前記放電処理では、前記複数相のうち少なくとも故障した前記スイッチング素子の相以外の相の前記スイッチング素子を制御して放電を行う故障時放電処理を実行する
    ことを特徴とするインバータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、前記故障時放電処理時に、故障した前記スイッチング素子に対しては故障状態と同様の状態を実現するパルス信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、同相の前記スイッチング素子に対し、一方のアーム側へのパルス信号のON,OFFを反転したパルス信号を対向アーム側へ出力する出力部を備え、かつ、前記パルス信号には、一方のアーム側へのパルス信号のON出力と、対向アームへのパルス信号とのON出力との間に、両アーム側へ同時にOFF出力するデッドタイムが設定され、
    前記制御部は、前記故障時放電処理時に、前記スイッチング素子にオープン状態を実現するにあたり、その対向アームの前記スイッチング素子にOFF出力時間を前記デッドタイムの2倍の値未満に設定した前記パルス信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、故障した前記スイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子に対し、前記モータに所定以上のトルクが発生しないデューティ比のパルス信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  5. 請求項4に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、前記パルス信号として、前記モータに通電して放電する信号を出力するモータ放電処理を実行することを特徴とするインバータ制御装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、前記パルス信号として、前記モータに通電させることなく前記スイッチング素子の損失により放電する信号を出力する損失放電処理を実行することを特徴とするインバータ制御装置。
  7. 請求項5に記載のインバータ制御装置に従属する請求項6に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、
    前記モータのコイルへの電流値を読み込み、
    前記電流値が、前記モータに所定以上のトルクを生じさせない予め設定された電流閾値未満か否か判定し、
    前記電流値が前記電流閾値未満の場合は、前記モータ放電処理を実行し、前記電流値が前記電流閾値以上の場合は、前記損失放電処理を実行することを特徴とするインバータ制御装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載のインバータ制御装置において、
    前記制御部は、前記損失放電処理の実行時は、故障した前記スイッチング素子の相以外の相の前記スイッチング素子に対し、一方のアーム側の前記スイッチング素子をOFFとして前記モータに通電しない状態として、故障した前記スイッチング素子の対向アーム側の相以外の相の前記スイッチング素子に前記平滑コンデンサの電荷を与えることを特徴とするインバータ制御装置。
  9. モータに電力を供給し、上アームおよび下アームのそれぞれに、スイッチング素子が設けられた相を複数備えるとともに、内部の電圧を平滑化する平滑コンデンサを備えたインバータにおいて、前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電するインバータ制御方法であって、
    前記スイッチング素子の故障を検出後の放電時に、前記複数相のうち少なくとも故障した前記スイッチング素子の相以外の相のスイッチング素子を制御して放電を行うことを特徴とするインバータ制御方法。
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