JP2018040140A - 薄畳 - Google Patents

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【課題】本発明は、厚さが30mm以下であって、JIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定した床衝撃音レベルがΔLL(I)−4以上の遮音性の優れた薄畳を提供する。【解決手段】厚さ8〜35mmの薄畳であって、芯材(A)の一面に目付量が180〜230g/m2(2mm厚)のクッションシート(B)及び畳表(C)が順次積層され、他面に段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)が積層され、各層の厚さ比(A):(B):(C):(D):(E)が1:0.8〜1.2:0.2〜2.2:0.4〜0.6:0.4〜0.6であることを特徴とする薄畳。【選択図】図1

Description

本発明は、薄畳に関する。
近年、住宅設計分野において、和洋折衷住宅として洋間と和室の間に段差のない住宅がバリアフリー住宅として注目されているが、従来の厚さが55mm前後の畳を用いた場合、和室と洋室との段差を無くすためには、和室の大引きを下げたり、洋室床下地のかさ上げをしたり等の施工が必要となる。そこで、洋室と和室の変更も容易に施工しうる厚さ7〜25mm程度の薄畳が種々提案されている。
例えば、厚みが5〜15mmのファイバーボードの少なくとも表側にクッションシートを設け、更にその上に畳表を固着した薄畳であって、該ファイバーボードの密度が、0.35〜0.6g/cmである薄畳及び該ファイバーボードの表裏に、金属箔、又はプラスチックフィルムを貼付した薄畳(例えば、特許文献1参照。)や全厚7〜25mmの畳に用いられる畳床構成材において、該畳床構成材は、密度0.02〜0.5g/cmの板状体(但し、合成樹脂発泡体を除く。)と繊維強化樹脂シートとを接着一体化してなる厚さ4〜20mmのものであり、且つ曲げ弾性率が6000kgf/cm以上である畳床構成材(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
上記薄畳は薄く軽量且つ、施工は容易であり、上記の用途等に広く使用されている。又、持ち運びも容易なので薄畳単体を床の上の所定位置において使用することもなされている。しかし、上記薄畳は従来の厚さ55mmの畳に比較すると20〜40mm厚みが薄くなっているので遮音性が低下しており、団地やマンションにおいて床材、若しくは床材の下地の上に置いて使用した場合、薄畳の上を歩行した際に発生した音は階下の部屋に直接伝わり騒音が発生するという欠点があった。
この欠点を解消する遮音性の優れた薄畳も種々提案されている。例えば、「吸湿による伸縮が少ない平板状の基材(木質系軟質繊維板(インシュレーションボード)、ポリスチレンなどの樹脂発泡体、木質系部材と樹脂系部材の積層体等)の両面に引張強度の高い補強材(熱可塑性樹脂を木製微細チップに混合させ熱圧締した木質系熱圧締成形板、オレフィン系樹脂複合板などプラスチック板、強化樹脂シート等)を積層し、更にその両面に緩衝性を有するクッション材(ポリスチレン樹脂などの樹脂発泡体、あるいは不織布)を積層し、これらを固着して一体化した畳床と、畳床の表面全体を覆いその裏面の縁部に折り曲げて固定される畳表とからなり、畳の裏面となる最下層のクッション材の厚さを畳表の厚さよりも厚くした、ことを特徴とする高遮音薄畳」(例えば、特許文献3参照。)が提案されている。
上記高遮音薄畳の遮音性は向上しているようであるが、JIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定した床衝撃音レベルがΔLL(I)−4をクリアすることができず、より遮音性の優れた薄畳が望まれていた。
特開2004−84340号公報 特開平11−336307号公報 特開2003−129647号公報
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、厚さが30mm以下であって、JIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定した床衝撃音レベルがΔLL(I)−4以上の遮音性の優れた薄畳を提供することにある。
即ち、本発明は、
[1]厚さ8〜35mmの薄畳であって、芯材(A)の一面に目付量が180〜230g/m(2mm厚)のクッションシート(B)及び畳表(C)が順次積層され、他面に段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)が積層され、各層の厚さ比(A):(B):(C):(D):(E)が1:0.8〜1.2:0.2〜2.2:0.4〜0.6:0.4〜0.6であることを特徴とする薄畳、
[2]芯材(A)が、木質繊維板であることを特徴とする前記[1]記載の薄畳、
[3]クッションシート(B)が、繊維の不織布であることを特徴とする前記[1]又は[2]記載の薄畳、
[4]段差調整シート(D)が、目付量が180〜230g/m(2mm厚)の繊維の不織布であることを特徴とする前記[1]、[2]又は[3]記載の薄畳、
[5]裏側クッションシート(E)が、目付量が180〜230g/m(2mm厚)の繊維の不織布であることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれか1項記載の薄畳、
[6]畳表(C)の端部が、芯材(A)及びクッションシート(B)の側面に沿って折り曲げられ、芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれており、芯材(A)と畳表(C)と裏側クッションシート(E)で形成される空間に段差調整シート(D)が積層されていることを特徴とする前記[1]〜[5]のいずれか1項記載の薄畳、及び、
[7]畳表(C)と段差調整シート(D)の厚さが略同一である前記[6]記載の薄畳に関する。
本発明の薄畳の構成は上述の通りであり、厚さが30mm以下であって、JIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定した床衝撃音レベルがΔLL(I)−4以上と遮音性が優れている。
本発明の薄畳の一例を示す断面図である。
次に本発明を、図面を参照して説明する。図1は本発明の薄畳の一例を示す断面図である。
図中1は芯材(A)であり、芯材(A)の一面に目付量が180〜230g/m(2mm厚)のクッションシート(B)2及び畳表(C)3が順次積層され、他面に段差調整シート(D)4及び裏側クッションシート(E)5が積層されている。又、畳表(C)の端部が、芯材(A)及びクッションシート(B)の側面に沿って折り曲げられ、芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれており、芯材(A)と畳表(C)と裏側クッションシート(E)で形成される空間に段差調整シート(D)が積層されている。
上記芯材(A)は、薄畳に機械的強度を付与するものであり、従来から薄畳の芯材として使用されているものであれば特に限定されず、例えば、木質繊維板、独立気泡性合成樹脂発泡体等が挙げられる。
上記木質繊維板は、木材その他の植物繊維をパルプ化し、バインダー樹脂により結合し、熱圧成板した建材であって、従来から薄畳の芯材として使用されている木質繊維板であれば特に限定されず、例えば、パーティクルボード、合板、インシュレーションファイバーボード(インシュレーションボード)、ミディアムデンシティファイバーボード(MDF)、ハードファイバーボード(ハードボード)等が挙げられる。
上記独立気泡性合成樹脂発泡体は、従来から薄畳の芯材として使用されている独立気泡性合成樹脂発泡体であれば特に限定されず、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂発泡体が挙げられる。
本発明の薄畳は全体の厚さが8〜35mmと薄いので、芯材(A)としては、機械的強度の高い木質繊維板が好ましく、より好ましくはミディアムデンシティファイバーボード(MDF)であり、その厚さは3〜7mmが好ましく、より好ましくは3.5〜4.5mmである。
上記クッションシート(B)は薄畳にクッション性及び遮音性を付与するものであり、従来から薄畳のクッションシートとして使用されているものであれば特に限定されず、例えば、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布、織布、マット、フェルト;ポリスチレン樹脂発泡シート、ポリエチレン樹脂発泡シート、ポリプロピレン樹脂発泡シート、ウレタン発泡シート、ゴム発泡シートなどの発泡シート;クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール等が挙げられる。
クッションシート(B)の目付量は小さくなるとクッション性が低下し、大きくなると遮音性が低下するので、2mm厚のシートの目付量は180〜230g/mであり、このましくは190〜220g/mである。尚、本発明における目付量は2mm厚のシートの1mあたりの重さである。
又、シートの空隙率が低下すると吸音性が低下し、遮音性が低下するので、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布が好ましく、より好ましくはポリエステル繊維不織布である。
クッションシート(B)の厚さは特に限定されないが、一般に3〜6mmである。又、クッションシート(B)は、薄いクッションシートを2枚以上積層してもよい。
上記畳表(C)は、従来から畳表として使用されている畳表であって、いぐさから製造された天然畳表であってもよいし、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂製の合成いぐさから製造された合成畳表であってもよい。合成畳表としては、例えば、積水成型工業(株)から「美草(登録商標)」の名称で市販されている。又、合成いぐさの製造方法は、例えば、特許3254492号、特許3149551号等に記載されている。
上記畳表(C)の厚さは、厚くなるとクッション性や遮音性は向上するが、薄畳であるから必然的に芯材を薄くしなければならず機械的強度が低下するので、一般式に、1〜8mmであり、好ましくは1.5〜3mmである。
上記段差調整シート(D)は、畳表(C)の端部が、芯材(A)及びクッションシート(B)の側面に沿って折り曲げられ、芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれた際に、芯材(A)と畳表(C)と裏側クッションシート(E)で形成される空間を埋めるためのシートであって、不陸調整機能を有すると共にクッション性及び遮音性を有するシートが好ましい。又、芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれない場合はクッション性及び遮音性を有するシートが好ましい。
段差調整シート(D)は、例えば、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布、織布、マット、フェルト;ポリスチレン樹脂発泡シート、ポリエチレン樹脂発泡シート、ポリプロピレン樹脂発泡シート、ウレタン発泡シート、ゴム発泡シートなどの発泡シート;クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール、チップボール等が挙げられる。
段差調整シート(D)の空隙率が低下すると吸音性が低下し、遮音性が低下するので、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布が好ましく、より好ましくはポリエステル繊維不織布である。又、段差調整シート(D)の目付量は小さくなるとクッション性が低下し、大きくなると遮音性が低下するので、2mm厚のシートの目付量は180〜230g/mが好ましく、より好ましくは190〜220g/mである。
段差調整シート(D)の厚さは特に限定されないが、一般に1〜4mmであり、好ましくは1.5〜3mmである。畳表(C)が芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれた場合は、畳表(C)の厚さと同等若しくは畳表(C)の厚さより若干厚いのが好ましい。又、段差調整シート(D)は2枚以上の薄い段差調整シート(D)を積層してもよい。
上記裏側クッションシート(E)は、薄畳の裏面に積層され、薄畳にクッション性及び遮音性を付与するものであり、従来から薄畳のクッションシートとして使用されているものであれば特に限定されず、例えば、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布、織布、マット、フェルト;ポリスチレン樹脂発泡シート、ポリエチレン樹脂発泡シート、ポリプロピレン樹脂発泡シート、ウレタン発泡シート、ゴム発泡シートなどの発泡シート;クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール等が挙げられる。
裏側クッションシート(E)は、空隙率が低下すると吸音性が低下し、遮音性が低下するので、麻繊維、綿繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエステル繊維などの繊維の不織布が好ましく、より好ましくはポリエステル繊維不織布である。
又、裏側クッションシート(E)の目付量は小さくなるとクッション性が低下し、大きくなると遮音性が低下するので、2mm厚のシートの目付量は180〜230g/mが好ましく、より好ましくは190〜220g/mである。裏側クッションシート(E)の厚さは特に限定されないが、一般に1〜4mmである。又、裏側クッションシート(E)は2枚以上の薄いクッションシートを積層してもよい。
本発明は、厚さ8〜35mmの薄畳であり、畳としての機械的強度とクッション性及び遮音性が要求されるので、芯材(A)の比率が小さくなると機械的強度が低下し、大きくなるとクッション性及び遮音性が低下する。又、クッションシート(B)、畳表(C)、段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)のそれぞれの比率が小さくなるとクッション性及び遮音性が低下し、大きくなると機械的強度が低下する。
従って、芯材(A)、クッションシート(B)、畳表(C)、段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)の厚さ比(A):(B):(C):(D):(E)は1:0.8〜1.2:0.2〜2.2:0.4〜0.6:0.4〜0.6であり、好ましくは、略1:1:1:0.5:0.5である。
上記芯材(A)、クッションシート(B)、畳表(C)、段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)を積層する方法は、特に限定されず、例えば、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の粘接着剤で接着する方法、エチレンー酢酸ビニル共重合体、線状低密度ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン系ホットメルト型接着剤で接着する方法、熱融着する方法、糸で縫合する方法、タッカーで打ち付ける方法等が挙げられる。
裏側クッションシート(E)には、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルシリコン系樹脂等よりなる滑り止めシート、クロス粘着テ−プ等の裏面仕上げシートなどが積層されてもよい。
次に、本発明の実施例を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示したように、厚さ4mm、密度0.48g/cm、曲げ強度9N/mmのミディアムデンシティファイバーボード(MDF)よりなる芯材(A)の一面に、厚さ2mm、目付量200mg/mのポリエステル繊維製不織布を2枚重ね合わせて厚さ4mmのクッションシート(B)として積層し、その上に厚さ2.2mmの畳表(C)を積層し、畳表(C)の端部を、芯材(A)及びクッションシート(B)の側面に沿って折り曲げ、芯材(A)の裏側に折り込み、高周波融着装置により加熱加圧して加熱融着した。
次いで、芯材(A)の裏面の畳表(C)のない部分に厚さ2mm、目付量200g/m(2mm厚)のポリエステル繊維製不織布よりなる段差調整シート(D)を積層し、裏面全体に、厚さ2mm、目付量200mg/mのポリエステル繊維製不織布からなる裏側クッションシート(E)を積層し、端部を高周波融着装置により加熱加圧して加熱融着した。更に、裏側クッションシート(E)にクロス粘着テープを貼付することにより裏面仕上げを行い厚さ14.7mmの薄畳を得た。
(実施例2)
クッションシート(B)として、厚さ4mm、目付量200g/m(2mm厚)のポリエステル繊維製不織布を使用した以外は実施例1で行ったと同様にして厚さ14.7mmの薄畳を得た。
(比較例1)
クッションシート(B)として、厚さ4mm、目付量240g/m(2mm厚)のポリエステル繊維製不織布を使用し、段差調整シート(D)として、厚さ2mm、目付量1000g/m(2mm厚)のチップボールを使用し、裏側クッションシート(E)として、厚さ2mm、目付量240mg/mのポリエステル繊維製不織布を使用した以外は実施例1で行ったと同様にして厚さ14.7mmの薄畳を得た。
(比較例2)
クッションシート(B)として、厚さ2mm、目付量240g/m(2mm厚)のポリエステル繊維製不織布と厚さ2mm、発泡倍率20倍のポリスチレン発泡シートを使用した以外は比較例1で行ったと同様にして厚さ14.7mmの薄畳を得た。
(比較例3)
クッションシート(B)として、厚さ2mm、目付量200g/m(2mm厚)のポリエステル繊維製不織布を使用した以外は比較例1で行ったと同様にして厚さ14.7mmの薄畳を得た。
得られた薄畳の遮音性をJIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定し、結果を表1に示した。参考のため、床衝撃音レベルがΔLL(I)−4の基準値を併記した。
本発明の薄畳は厚さが30mm以下であって、JIS A 1440-1(床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法(標準軽量衝撃源による方法))に準拠して測定した床衝撃音レベルがΔLL(I)−4以上と遮音性が優れているので、高層の建物において、床材の上に置いて使用した場合においても、薄畳に荷重や衝撃が加えられて発生した音は遮音され、階下の部屋に直接伝わりにくいので、団地やマンションにおいても従来の畳の代わりに好適に使用できる。
1 芯材(A)
2 クッションシート(B)
3 畳表(C)
4 段差調整シート(D)
5 裏側クッションシート(E)

Claims (7)

  1. 厚さ8〜35mmの薄畳であって、芯材(A)の一面に目付量が180〜230g/m(2mm厚)のクッションシート(B)及び畳表(C)が順次積層され、他面に段差調整シート(D)及び裏側クッションシート(E)が積層され、各層の厚さ比(A):(B):(C):(D):(E)が1:0.8〜1.2:0.2〜2.2:0.4〜0.6:0.4〜0.6であることを特徴とする薄畳。
  2. 芯材(A)が、木質繊維板であることを特徴とする請求項1記載の薄畳。
  3. クッションシート(B)が、繊維の不織布であることを特徴とする請求項1又は2記載の薄畳。
  4. 段差調整シート(D)が、目付量が180〜230g/m(2mm厚)の繊維の不織布であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の薄畳。
  5. 裏側クッションシート(E)が、目付量が180〜230g/m(2mm厚)の繊維の不織布であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の薄畳。
  6. 畳表(C)の端部が、芯材(A)及びクッションシート(B)の側面に沿って折り曲げられ、芯材(A)と裏側クッションシート(E)の間に折り込まれており、芯材(A)と畳表(C)と裏側クッションシート(E)で形成される空間に段差調整シート(D)が積層されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の薄畳。
  7. 畳表(C)と段差調整シート(D)の厚さが略同一である請求項6記載の薄畳。
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