JP5950381B2 - 床材 - Google Patents

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Description

本発明は、適度な歩行感を保持しつつ、しかも優れた軽量床衝撃音減衰性能及び重量床衝撃音減衰性能を付与することができる床用緩衝材を用いた床材に関する。
従来より、集合住宅や一戸建て住宅において、コンクリートスラブ上に硬質な木質系の床仕上げ材を直接貼り付けた床構造の場合、床衝撃音に対する遮断性に劣り、その改善が求められていた。
そこで、階下への床衝撃音を改善するため、木質板と不織布などの緩衝材とを組み合わせた床材をスラブ面に直接貼合わせる施工法が採用されるに至っている。しかし、不織布などの緩衝材は軟らかく、施工直後では床衝撃音を減衰できるものの、クッション性を高めると歩行により床面が沈みフワフワとした歩行感を与える。一方、緩衝材の厚みが時間と共に小さくなり、これに伴いクッション性が低下すると、歩行時のフワフワ感は改善されるが、クッション性の低下に伴って床衝撃音減衰性能が低減していた。このような事情から、適度な歩行感を保持しつつ、しかも優れた床衝撃音減衰性能を備えた床材が求められていた。
このような技術的課題に着目し、その対策を講じた床構造として、例えば図10に示すものが提案されている。 図10に示すものは、表面材1と裏面材2との間に少なくとも1つの中間層3が配設された床材を用いたものであって、前記中間層3が、少なくとも互いに実質的に非拘束状態の緩衝材4と網状体5との組合せで構成されていることを特徴とするものである(特許文献1参照)。
特開平9−317144号公報
ところが、図10に示す床構造は、いずれも適度な歩行感を有するものであるものの、優れた床衝撃音減衰性能を得るには至っていなかった。本発明者らは、適度な歩行感を持ち、しかも優れた軽量床衝撃音減衰性能及び重量床衝撃音減衰性能を備えた床材について、さらに鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させるに至ったものである。
すなわち本発明は、適度な歩行感を保持しつつ、しかも優れた軽量床衝撃音減衰性能及び重量床衝撃音減衰性能を付与することができる床用緩衝材を用いた床材を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、バネ定数の異なる少なくとも2枚の柔軟材と、前記柔軟材間に配されるポリマーシートとからなり、前記ポリマーシートの密度が前記少なくとも2枚の柔軟材の密度よりも大きく、かつ前記少なくとも2枚の柔軟材における各柔軟材のバネ定数と厚みの積が互いに相違することを特徴とする床用緩衝材を用いることをその要旨とした。
発明は、バネ定数の異なる少なくとも2枚の柔軟材がいずれも不織布からなることを特徴とするものであってもよい
発明は、柔軟材及びポリマーシートの少なくとも1つの中に、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、及びN,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンから選択された1種若しくは2種以上の化合物が含まれていることを特徴とするものであってもよい
発明は、上記の床用緩衝材を用いたことを特徴とする床材をその要旨とした。
発明は、表面材と本体部との間に床用緩衝材が部分的に配されていることを特徴とする床材をその要旨とした。
本発明の床用緩衝材は、バネ定数の異なる少なくとも2枚の柔軟材と、前記柔軟材間に配されるポリマーシートとからなり、前記ポリマーシートの密度が前記少なくとも2枚の柔軟材の密度よりも大きく、また、前記少なくとも2枚の柔軟材における各柔軟材のバネ定数と厚みの積が互いに相違することから、それを適用した床材は、適度な歩行感を保持しつつ、しかも優れた軽量床衝撃音減衰性能及び重量床衝撃音減衰性能を備える、との効果を奏する。
本発明に使用できる床用緩衝材を示した拡大断面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材の全体を示した拡大断面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材の別例の全体を示した拡大断面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材のさらに別の例の全体を示した拡大断面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材のさらに別の例の全体を示した拡大断面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材のさらに別の例の全体を示した拡大断面図。 図6aに示す床用緩衝材を用いた床材における床仕上げ材の底面を示す拡大底面図。 本発明に使用できる床用緩衝材を用いた床材のさらに別の例の全体を示した拡大断面図。 図7aに示す床用緩衝材を用いた床材における床仕上げ材の底面全体を示す底面図。 図6aに示す床材を用いた床構造についての軽量床衝撃音レベル低減量(dB)の測定結果を示すグラフ。 図7aに示す床材を用いた床構造についての軽量床衝撃音レベル低減量(dB)の測定結果を示すグラフ。 従来の床構造を示す拡大断面図。
以下、本発明の床用緩衝材を用いた床材を図面に従ってさらに詳しく説明する。本発明に使用される床用緩衝材11は、図1に示すように、少なくとも2枚の柔軟材12A、12Bと、前記柔軟材12A、12B間に配されるポリマーシート13とからなる。本発明に使用される床用緩衝材11における少なくとも2枚の柔軟材12A、12Bは、バネ定数が互いに相違するものからなる。バネ定数は、荷重を全体として柔らかく受け止め、クッションとして作用する緩衝性の大小の度合を表す数値であり、その数値が低ければ緩衝性は大きくなり、高ければ緩衝性は小さくなる。このような機能を持つ柔軟材12A、12Bの具体例としては、不織布、布、編物、発泡樹脂シート及びこれらの1種若しくは2種以上を組み合わせた複合物を挙げることができる。
柔軟材12Aと柔軟材12Bのバネ定数が互いに相違しているとは、上述のとおり、緩衝性の大小の度合(或いは固有振動数)が相違するということであり、そのような相違は、柔軟材12Aと柔軟材12Bとに柔らかさが異なる素材を用いることで、或いは同じ素材を用いる場合には、柔軟材12Aと柔軟材12Bとで厚さや目付重量を変えることで実現することができる。
また、これら柔軟材12Aと柔軟材12Bの間には該柔軟材12A、12Bよりも高密度(重い)ポリマーシートが配されている。このため、例えば本発明の床用緩衝材11が荷重を受けたときに発生する軽量床衝撃音の周波数に対応する固有振動数(バネ定数)を持つ一の柔軟材12A又は柔軟材12Bが共振し、バネ定数の異なる他の柔軟材12B又は柔軟材12Aは共振しないが、共振する一の柔軟材12A又は柔軟材12Bからポリマーシート13を介して伝播した振動の影響を受けて他の柔軟材12B又は柔軟材12Aが振動し、一の柔軟材12A又は柔軟材12Bの振動を緩和するように作用する。また、柔軟材12Aと柔軟材12Bの間に配されたポリマーシート13は、共振する一の柔軟材12A又は柔軟材12Bと一の柔軟材12A又は柔軟材12Bからポリマーシート13を介して伝播した振動の影響を受けて他の柔軟材12B又は柔軟材12Aとの間において重しとなって、これらの振動を緩和するように作用し、これら柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して床衝撃音の効果的なエネルギー減衰を実現するようになっている。
また、柔軟材12A、12Bは、それぞれポリマーシート13の一方面側に配されるが、各柔軟材12A、12Bは、1層の場合に限らず、複数層からなる態様も採り得る。複数層からなる態様の場合には、層を構成する1層毎のバネ定数ではなく、各柔軟材12A、12Bを構成する複数層全体のバネ定数が相違するという意味になる。また、柔軟材12A及び柔軟材12Bに同じ素材を用いる場合には、複数層全体のバネ定数が互いに相違するようにすればよく、各柔軟材12A、12Bを構成する層の厚さや目付重量が異なるものを用いることで、バネ定数の互いに相違する柔軟材12A、12Bとすることができる。
またバネ定数は、各柔軟材12A、12Bをポリマーシート13に接着する接着剤により、或いは各柔軟材12A、12Bが複数層からなる態様の場合、層間を接合する接着剤により変化するため、各柔軟材12A、12Bのバネ定数は、各柔軟材12A、12Bに適用される接着剤の量や種類を考慮して適宜決定するのが望ましい。
図示の例では、厚さや目付重量が相互に異なる2枚の不織布をそれぞれ柔軟材12A、12Bとして用いた。また各不織布は、熱接着性繊維を構成繊維として含んでおり、ポリマーシート13に熱プレスすることで不織布中の熱接着性繊維の熱融着を利用してポリマーシート13への一体化がなされるようになっている。
ポリマーシート13には、その密度が前述の少なくとも2枚の柔軟材12A、12Bの密度よりも大きく重いものを用いる。そのようなポリマーシート13を用いることで、上述のとおり、本発明の床用緩衝材11が荷重を受けたときに発生する床衝撃音を柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して効果的に減衰するようになる。
またポリマーシート13は柔軟材12A、12Bと比べて硬いため、これら柔軟材12Aと柔軟材12Bの間に配置したとき、該床用緩衝材11の荷重による沈み込みを緩和し、歩行時に床面が沈みフワフワとした歩行感を改善することができる。
このようなポリマーシート11を構成するポリマーとしては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリルスチレン共重合体(AS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、塩素化ポリエチレン(CPE)、及びエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)から選ばれる1種若しくは2種以上からなるものを挙げることができる。
上記柔軟材12A、12B及びポリマーシート13は、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、及びN,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンから選択された1種若しくは2種以上の化合物(以下、本件化合物という)からなる有機減衰材料を含む態様を採ることもできる。
本件化合物は、上記柔軟材12A、12B及びポリマーシート13を構成するポリマー中に混合されてポリマーのマトリックス相中に分散相を形成し、当該有機減衰材料に加わる床衝撃音(振動、音)のエネルギーを熱に変換して減衰する働きを持つ。このため、本件化合物を柔軟材12A、12B及びポリマーシート13を構成するポリマーに配合することで、柔軟材12A、12B及びポリマーシート13による床衝撃音の減衰作用に加えて、本件化合物のエネルギー変換による減衰が行われ、より効果的に床衝撃音が減衰されることになる。
この分散相は、本件化合物がミクロ相分離した分散相として、或いは完全相溶した分散相としてポリマーのマトリックス相中に存在している。またこの分散相は、上記マトリックス相中に平均1ミクロン以下、より好ましくは平均0.1ミクロン以下の大きさで存在していることが、上記エネルギー変換効果をより効果的に発揮させる上で望ましい。
この分散相を構成する本件化合物は、マトリックス相を構成するポリマー100重量部に対し1〜200重量部の割合で含まれていることが望ましい。本件化合物の含有量が1重量部を下回る場合、十分なエネルギー変換効果を得ることができず、また200重量部を上回る場合には、範囲を超える分だけのエネルギー変換効果が期待できず不経済となるからである。
また、床衝撃音(振動、音)のエネルギーには、低周波領域から高周波領域まで様々な種類があり、床構造や床材の種類により、或いは使用状態により、減衰が求められる振動や音の種類も異なることから、要求される振動や音の種類に応じてマトリックス相を構成するポリマーや分散相を構成する本件化合物を選択し、それらを混合することにより、要求される振動や音の種類に応じたより確実なエネルギー変換効果を有する有機減衰材料を得ることができるのである。
また、柔軟材12A、12B及びポリマーシート13を構成するポリマーには、上述の成分の他に、例えばマイカ鱗片、ガラス片、グラスファイバー、カーボンファイバー、炭酸カルシウム、バライト、沈降硫酸バリウム等の粘弾性調整物質や、腐食防止剤、染料、酸化防止剤、制電剤、安定剤、湿潤剤などを必要に応じて適宜加えることができる。
次に、上記床用緩衝材を用いた床材について説明する。図2に示す床材21は、床仕上げ材22の下面全面に床用緩衝材11を貼付した態様を示したものである。この形態の場合、この床材21にあっては、床用緩衝材11が床仕上げ材22と床基礎14との間に配されることになるので、床材21に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、床仕上げ材22から該床用緩衝材11に伝播し、該床用緩衝材11において、上述の如く柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して床衝撃音の効果的なエネルギー減衰を実現するようになっている。
図3に示す床材31は、床仕上げ材32の下面に床用緩衝材11を部分的に貼付した態様を示したものである。この形態の場合、床仕上げ材32の下面の床用緩衝材11の間には吸音層33が交互に配置されており、この床材31を床基礎14上に配置したとき、該床材31に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、床用緩衝材11による床衝撃音の遮断効果と吸音層33による吸音効果とが同時に発揮されるようになっている。
図4に示す床材41は、床仕上げ材を表面材42Aと本体部42Bとに分離し、これらの間に床用緩衝材11を挟んで貼付した態様を示すものである。この形態の場合は、床材41における床緩衝材11は、表面材42Aと本体部42Bとの間に配されており、床材41から床用緩衝材11が脱落する恐れがなく、しかも床材41に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、表面材42Aから該床用緩衝材11に伝播し、該床用緩衝材11において、上述の如く柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して床衝撃音の効果的なエネルギー減衰を実現するようになっている。
図5に示す床材51は、図4と同じく床仕上げ材を表面材52Aと本体部52Bとに分離し、これらの間に床用緩衝材11を部分的に挟んで貼付した態様を示すものである。この態様の場合、該床用緩衝材11の間には吸音層53が交互に配置されており、この床材51を床基礎14上に配置したとき、該床材51に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、床用緩衝材11による床衝撃音の遮断効果と吸音層53による吸音効果とが同時に発揮されるようになっている。
図6a及び図6bに示す床材61は、下面側に幅方向及び長さ方向に亘って多数の鋸溝62aが設けられた床仕上げ材62を採用したものであって、この床仕上げ材62の下面側全面に床用緩衝材11が配された態様を示すものである。この床材61にあっても、床用緩衝材11が床仕上げ材62と床基礎14との間に配されることになるので、該床材61に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、床仕上げ材62から床用緩衝材11に伝播し、該床用緩衝材11において、上述の如く柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して床衝撃音の効果的なエネルギー減衰を実現するようになっている。
図7a及び図7bに示す床材71も、図6a及び図6bに示す床材と同様に、下面側に幅方向及び長さ方向に亘って多数の鋸溝72aが設けられた床仕上げ材72を採用したものであって、この床仕上げ材72の下面側全面に床用緩衝材11が配された態様を示すものである。この床材71にあっても、床用緩衝材11が床仕上げ材72と床基礎14との間に配されることになるので、該床材71に荷重が加わったときに生じる床衝撃音は、床仕上げ材72から床用緩衝材11に伝播し、該床用緩衝材11において、上述の如く柔軟材12A、12B及びポリマーシート13が協働して床衝撃音の効果的なエネルギー減衰を実現するようになっている。
尚、本発明は、図面に示した例に限定されず、例えば床用緩衝材11の表面材側の柔軟材にバネ定数の低いものを配し、下面側の柔軟材にバネ定数の高いものを配するなど、特許請求の範囲の中で自由に変更して実施することができる。
以下、実施例に基づいて本発明の床用緩衝材、それを用いた床材についてさらに詳しく説明する。
実施例1
バネ定数が異なる2枚の不織布X、Y及びポリマーシートを準備し、不織布X、Yの間にポリマーシートを配置して三者を接着剤を介して一体化し、厚さ7mmの床用緩衝材を得た。
不織布X:縦908mm、横89mm、厚み4mm、目付量250g/mのポリエステル系繊維不織布、バネ定数3.0N/mm、密度0.063g/cm
不織布Y:縦908mm、横89mm、厚み2mm、目付量200g/mのポリエステル系繊維不織布、バネ定数2.4N/mm、密度0.1g/cm、ポリプロピレンシート:厚み1mm、密度 0.98g/cm
不織布Xのポリマーシートへの接着:接着剤 ウレタン系接着剤、付着量 30g/m、不織布Yのポリマーシートへの接着:接着剤 ウレタン系接着剤、付着量 30g/m
次に、図6a及び図6bに示すように、幅90mm、長さ910mmの無垢杉床材の下面側に、幅12mm、深さ2mmであって30mm間隔の縦溝と、幅2mm、深さ9mmであって10mm間隔の横溝とからなる鋸溝62aを設けた床仕上げ材62を準備し、この床仕上げ材62の下面側に接着剤を介して上記床用緩衝材11を貼り付けて床材61を作製した。
次に、図6aに示すように、上記床材61を床基礎14上に固定して床構造を作製した。得られた床構造について、JIS A−1440−1:2007「実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法―第1部:標準軽量衝撃源による方法」に準拠してオクターブ帯域中心周波数における軽量床衝撃音騒音レベル低減量(dB)を測定した。得られた結果を図8に示した。
実施例2
次に、図7a及び図7bに示すように、幅90mm、長さ910mmの無垢床材の裏面側に、幅5mm、深さ3mmであって5mm間隔の縦溝と、幅1.8mm、深さ5mmであって110mm間隔の横溝とからなる鋸溝72aを設けた床仕上げ材72を準備し、その下面側に接着剤を介して実施例1に示す床用緩衝材11を貼り付けて床材71を作製した。
次に、図7aに示すように、上記床材71を床基礎14上に固定して床構造を作製した。得られた床構造について、JIS A−1440−1:2007「実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法―第1部:標準軽量衝撃源による方法」に準拠してオクターブ帯域中心周波数における軽量床衝撃音騒音レベル低減量(dB)を測定した。得られた結果を図9に示した。
図8及び図9に示す測定結果から、実施例1及び2に示す各床構造は、いずれもLL−45を上回る優れた軽量床衝撃音減衰性能を有することが確認された。
また、上記実施例1及び2の各床構造について、5人のパネラーが歩行して、
A判定:歩行時に若干の沈み込み感がある
B判定:若干のフワフワ感がある
C判定:フワフワ感がある
D判定:かなりのフワフワ感がある
の4段階で評価し、その平均をとったところ、その結果は、いずれもA又はB判定となり、適度な歩行感が保持されていることが確認された。
本発明は、床用緩衝材用いた床材として産業上利用可能である。
11 床用緩衝材
12A 柔軟材
12B 柔軟材
13 ポリマーシート
14 床基礎
21 床材
31 床材
41 床材
42A 表面材
42B 本体部
51 床材
52A 表面材
52B 本体部
61 床材
62 床仕上げ材
71 床材
72 床仕上げ材

Claims (3)

  1. 表面材と本体部との間に床用緩衝材が部分的に配されている床材であって、
    前記床用緩衝材が、バネ定数の異なる少なくとも2枚の柔軟材と、前記柔軟材間に配されるポリマーシートとからなり、前記ポリマーシートの密度が前記少なくとも2枚の柔軟材の密度よりも大きく、かつ前記少なくとも2枚の柔軟材における各柔軟材のバネ定数と厚みの積が互いに相違することを特徴とする床材
  2. バネ定数の異なる少なくとも2枚の柔軟材がいずれも不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の床材
  3. 柔軟材及びポリマーシートの少なくとも1つの中に、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、及びN,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンから選択された1種若しくは2種以上の化合物が含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床材
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