JP2018039927A - 樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物からなる成形体において、曲げ強度を大きく低下させることなく、曲げ弾性率を向上させることが可能な樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリアミド樹脂と、
動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂と、
ビニルアルコール系重合体と、を含有し、
前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量が99.9〜85.0質量部であり、
前記ビニルアルコール系重合体の含有量が0.1〜15.0質量部であり、
前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比(ポリアミド樹脂:ポリエステル樹脂)が1:9〜9:1である、ことを特徴とする樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物に関する。
ポリアミド樹脂は、その成形体が優れた機械的性質、耐薬品性、耐久性を有することから、自動車分野、電気・電子分野、機械・工業分野、事務機器分野、航空、宇宙分野等の各種部品用の材料として広く利用されている。また、ポリエステル樹脂も、その成形体が優れた機械的性質、耐薬品性を有することから、エンジニアリングプラスチックとして様々な工業分野において使用されている。しかしながら、ポリアミド樹脂からなる成形体は吸水による寸法変化や物性変化が大きく、ポリエステル樹脂からなる成形体は結晶化速度が遅く、成形性が悪いという欠点を有している。このため、これらの欠点を補い、さらに、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂の優れた特性を活用することを目的として、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物が提案されている。しかしながら、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂は相溶性が低く、これらの樹脂を含有する樹脂組成物からなる成形体は、機械的強度に劣るという問題があった。
そこで、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との相溶性を改善し、機械的強度に優れた成形体が得られる樹脂組成物として、特開平5−214244号公報(特許文献1)には、ポリアミド樹脂10〜90質量%と熱可塑性ポリエステル樹脂90〜10質量%とからなる混合物100質量部に、スチレンやメチルメタクリレート等のビニルモノマーとグリシジルエステル基含有ビニルモノマーとからなるビニル系共重合体0.1〜10質量部を配合してなる樹脂組成物が開示されている。しかしながら、この樹脂組成物からなる成形体は曲げ弾性率や曲げ強度に劣るという問題があった。
特開平5−214244号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物からなる成形体において、曲げ強度を大きく低下させることなく、曲げ弾性率を向上させることが可能な樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物にビニルアルコール系重合体を特定の割合で配合することによって、その成形体は、曲げ強度が大きく低下することなく、曲げ弾性率が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の樹脂組成物は、動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリアミド樹脂と、動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂と、ビニルアルコール系重合体と、を含有し、
前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量が99.9〜85.0質量部であり、前記ビニルアルコール系重合体の含有量が0.1〜15.0質量部であり、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比(ポリアミド樹脂:ポリエステル樹脂)が1:9〜9:1である、ことを特徴とするものである。
本発明の樹脂組成物においては、前記ビニルアルコール系重合体中のビニルアルコールモノマー単位の割合が全モノマー単位の50mol%以上であることが好ましい。また、前記ビニルアルコール系重合体としてはポリビニルアルコールが好ましい。
なお、本発明の樹脂組成物からなる成形体が、曲げ強度が大きく低下せずに、曲げ弾性率が向上する理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、本発明の樹脂組成物においては、ビニルアルコール系重合体中の水酸基がポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との間のエステル交換反応の触媒として作用し、このエステル交換反応によりポリアミドポリエステル共重合体が生成すると推察される。そして、このポリアミドポリエステル共重合体がポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との間の相溶化剤として作用することによって、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との間の界面強度が向上するため、これらの樹脂の混合状態が改善すると推察される。また、ビニルアルコール系重合体中の水酸基がポリアミド樹脂及びポリエステル樹脂のカルボニル基と強い水素結合を形成することによっても、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との接着強度が向上するため、これらの樹脂の混合状態が改善すると推察される。このように、本発明の樹脂組成物においては、ビニルアルコール系重合体の共存によって、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との混合状態が改善するため、成形体の曲げ弾性率が向上すると推察される。
本発明によれば、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物からなる成形体において、曲げ強度を大きく低下させることなく、曲げ弾性率を向上させることが可能となる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度(以下、単に「ガラス転移温度」という)が50℃以上のポリアミド樹脂と、動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度(以下、単に「ガラス転移温度」という)が50℃以上のポリエステル樹脂と、ビニルアルコール系重合体とを含有するものである。
(ポリアミド樹脂)
本発明に用いられるポリアミド樹脂としては、アミド結合(−NH−CO−)を介して複数の単量体が重合されることによって形成される鎖状骨格を有する重合体であって、ガラス転移温度が50℃以上のものであれば特に制限はない。ガラス転移温度が50℃以上のポリアミド樹脂を用いることによって、室温を超える温度雰囲気下においても高い機械的強度を有する成形体が得られる。なお、前記ポリアミド樹脂のガラス転移温度の上限としては特に制限はないが、通常、150℃以下である。
このようなポリアミド樹脂を構成する単量体としては、例えば、アミノカプロン酸、パラアミノメチル安息香酸等のアミノ酸;ε−カプロラクタム等のラクタムが挙げられる。これらの単量体は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
また、本発明においては、ジアミンとジカルボン酸との共重合体も、前記ポリアミド樹脂として使用することができる。前記ジアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,13−ジアミノトリデカン、1,14−ジアミノテトラデカン、1,15−ジアミノペンタデカン、1,16−ジアミノヘキサデカン、1,17−ジアミノヘプタデカン、1,18−ジアミノオクタデカン、1、19−ジアミノノナデカン、1,20−ジアミノエイコサン、2−メチル−1,5−ジアミノペンタン、2−メチル−1,8−ジアミノオクタン等の脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)メタン等の脂環式ジアミン;キシリレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン等の芳香族ジアミンが挙げられる。これらのジアミンは1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシリン酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、オクタデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。これらのジカルボン酸は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
このようなポリアミド樹脂として具体的には、ポリアミド6(PA6)、ポリアミド66(PA66)、ポリアミド610(PA610)、ポリアミド612(PA612)、ポリアミド6T(PA6T)、ポリアミド6I(PA6I)、ポリアミド9T(PA9T)、ポリアミドM5T(PAM5T)、ポリアミド1010(PA1010)、ポリアミド1012(PA1012)、ポリアミド10T(PA10T)、ポリアミドMXD6(PAMXD6)、ポリアミド6T/6(PA6T/6)、ポリアミド6T/66(PA6T/66)、ポリアミド6T/6I(PA6T/6I)、ポリアミド6T/6I/66(PA6T/6I/66)、ポリアミド6T/2M−5T(PA6T/2M−5T)、ポリアミド9T/2M−8T(PA9T/2M−8T)等が挙げられる。これらのポリアミド樹脂は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
このようなポリアミド樹脂の中でも、成形性及び機械的強度に優れた成形体が得られるという観点から、PA6、PA66、PA610、及びPAMXD6が好ましく、PA6がより好ましい。
前記PA6は炭素数が6である単量体のうち、ε−カプロラクタムを単独重合させて得られるポリアミド樹脂であり、前記PA66はヘキサメチレンジアミンとアジピン酸との共重合により得られるポリアミド樹脂であり、前記PA610は植物油であるひまし油由来のセバシン酸と石油由来のヘキサメチレンジアミンとの共重合により得られるポリアミド樹脂である。また、前記PAMXD6はメタキシリレンジアミン(MXDA)とアジピン酸とから得られる結晶性のポリアミド樹脂である。
このようなポリアミド樹脂の製造方法としては特に制限されず、公知の方法を適宜採用することができる。また、本発明においては、ポリアミド樹脂として、市販のものを用いてもよい。市販のポリアミド樹脂としては、ユニチカ社製のポリアミド6(商品名:ユニチカナイロン6「A1030BRL」)、宇部興産社製のポリアミド6(商品名:UBEナイロン「1015B」)、東レ社製のポリアミド6(商品名:アラミン(登録商標)「CM1017」)、東レ社製のポリアミド66(商品名:アラミン(登録商標)「CM3001−N」)、三菱ガス化学社製のポリアミドMXD6(商品名:レニー(登録商標)「S6001」)等が挙げられる。
(ポリエステル樹脂)
本発明に用いられるポリエステル樹脂としては、エステル結合(−CO−O−)を介して複数の単量体が重合されることによって形成される鎖状骨格を有する重合体であって、ガラス転移温度が50℃以上のものであれば特に制限はない。ガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂を用いることによって、室温を超える温度雰囲気下においても高い機械的強度を有する成形体が得られる。なお、前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度の上限としては特に制限はないが、通常、150℃以下である。
このようなポリエステル樹脂を構成する単量体としては、例えば、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸、ジフェニレンオキシカルボン酸が挙げられる。これらの単量体は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
また、本発明においては、ジカルボン酸とジオールとの重縮合物も、前記ポリエステル樹脂として使用することができる。前記ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシリン酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、オクタデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。これらのジカルボン酸は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブテンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール;シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール;ハイドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシフェニル、ナフタレンジオール、ジヒドロキシフェニルエーテル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等の芳香族ジオールが挙げられる。これらのジオールは1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
このようなポリエステル樹脂として具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンサクシネート(PES)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸(PL)、ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)等が挙げられる。これらのポリエステル樹脂は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
このようなポリエステル樹脂の中でも、成形性、耐熱性、機械的性質の観点から、PET、PTT、PBT、PENが好ましく、PETがより好ましい。
前記PETはエチレングリコールとテレフタル酸との脱水縮合により得られるポリエステル樹脂であり、安価でありながら、高い融点を有し、機械的性質にも優れている。また、前記PTTはテレフタル酸ジメチル又はテレフタル酸と1,3−プロパンジオールとの脱水縮合により得られるポリエステル樹脂である。前記PBTはテレフタル酸と1,4−ブタンジオールとの脱水縮合により得られるポリエステル樹脂である。前記PENは2,6−ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールとの脱水縮合により得られるポリエステル樹脂である。
このようなポリエステル樹脂の製造方法としては特に制限されず、公知の方法を適宜採用することができる。また、本発明においては、ポリエステル樹脂として、市販のものを用いてもよい。市販のポリエステル樹脂としては、帝人社製のポリエチレンテレフタレート(商品名:TR8550FF)、東レ社製のポリブチレンテレフタレート(商品名:トレコン(登録商標)「1401X06」)、帝人社製のポリエチレンナフタレート(商品名:テオネックス(登録商標)「TN8050SC」)等が挙げられる。
(ビニルアルコール系重合体)
本発明に用いられるビニルアルコール系重合体としては、主としてビニルアルコールモノマー単位を含有する重合体である。このようなビニルアルコール系重合体において、前記ビニルアルコールモノマー単位の割合は、全モノマー単位の50mol%以上であることが好ましく、70mol%以上であることがより好ましく、90mol%以上であることが更に好ましく、95mol%以上であることが特に好ましい。ビニルアルコールモノマー単位の割合が前記下限未満になると、成形体の曲げ強度が大きく低下する傾向にある。
このようなビニルアルコール系重合体としては、例えば、ポリ酢酸ビニルのケン化物(酢酸ビニルの単独重合体をケン化したもの、例えば、ポリビニルアルコール)、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エチレンと酢酸ビニルとの共重合体をケン化したもの)等が挙げられる。
前記ポリ酢酸ビニルのケン化物において、酢酸ビニルモノマー単位のケン化度としては50%以上が好ましく、70%以上がより好ましく、90%以上が更に好ましく、95%以上が特に好ましい。酢酸ビニルモノマー単位のケン化度が前記下限未満になると、ビニルアルコールモノマー単位の割合が少なくなり、成形体の曲げ強度が大きく低下する傾向にある。
また、前記エチレン−ビニルアルコール共重合体において、ビニルアルコールモノマーの共重合割合としては50mol%以上が好ましく、70mol%以上がより好ましく、90mol%以上が更に好ましく、95mol%以上が特に好ましい。ビニルアルコールモノマーの共重合割合が前記下限未満になると、成形体の曲げ強度が大きく低下する傾向にある。
さらに、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物においては、酢酸ビニルモノマーの共重合割合が50mol%以上(より好ましくは70mol%以上、更に好ましくは90mol%以上、特に好ましくは95mol%以上)であって、酢酸ビニルモノマー単位のケン化度が50%以上(より好ましくは70%以上、更に好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上)であることが好ましい。酢酸ビニルモノマーの共重合割合又は酢酸ビニルモノマー単位のケン化度が前記下限未満になると、ビニルアルコールモノマー単位の割合が少なくなり、成形体の曲げ強度が大きく低下する傾向にある。
このようなビニルアルコール系重合体の中でも、成形体の曲げ強度が低下せずに、曲げ弾性率が向上するという観点から、ポリビニルアルコール(通常、ケン化度は98%以上)が最も好ましい。
また、このようなビニルアルコール系重合体の製造方法としては特に制限されず、公知の方法を適宜採用することができる。さらに、本発明においては、ビニルアルコール系重合体として、市販のものを用いてもよい。市販のビニルアルコール系重合体としては、日本合成化学工業社製のポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノール「N−300」)、日本合成化学工業社製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(商品名:ソアノール「D2908」)等が挙げられる。
<樹脂組成物>
本発明の樹脂組成物は、このようなポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とビニルアルコール系重合体とを含有するものであり、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量が99.9〜85質量部である。前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量が前記下限未満になると、成形体の曲げ強度が大きく低下し、他方、前記上限を超えると、成形体の曲げ弾性率が低下する。また、成形体の曲げ強度が大きく低下せずに、曲げ弾性率が向上するという観点から、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量としては99.5〜90質量部が好ましい。
また、本発明の樹脂組成物においては、前記ビニルアルコール系重合体の含有量が0.1〜15.0質量部である。前記ビニルアルコール系重合体の含有量が前記下限未満になると、成形体の曲げ弾性率が低下し、他方、前記上限を超えると、成形体の曲げ強度が大きく低下する。また、成形体の曲げ強度が大きく低下せずに、曲げ弾性率が向上するという観点から、前記ビニルアルコール系重合体の含有量としては0.5〜10質量部が好ましい。
さらに、本発明の樹脂組成物においては、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比(ポリアミド樹脂:ポリエステル樹脂)が1:9〜9:1である。前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比が前記下限未満になると、ポリエステル樹脂の成形性が改善されず、他方、前記上限を超えると、ポリアミド樹脂の吸水性が改善されない。また、アロイ化によってポリアミド樹脂とポリエステル樹脂が相互に欠点を補い合うという観点から、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比としては、7:3〜3:7が好ましい。
このような本発明の樹脂組成物の製造方法としては特に制限はなく、公知の方法を適宜採用することができる。例えば、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂と前記ビニルアルコール系重合体とを所定の割合で混合(混練)する(混合工程)ことによって、本発明の樹脂組成物を得ることができる。また、前記ポリアミド樹脂、前記ポリエステル樹脂及び前記ビニルアルコール系重合体が可溶な溶媒を用いて溶液混合してもよい。
前記混合工程における混合方法としては特に制限はなく、例えば、押出機(一軸スクリュー押出機、二軸混練押出機等)、ニーダ及びミキサ(高速流動式ミキサ、バドルミキサ、リボンミキサ等)等の混練装置を用いて混合することができる。これらの装置は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。また、2種以上の装置を併用する場合には連続的に運転してもよく、回分的に(バッチ式で)運転してもよい。さらに、このような押出機等の混練装置による混合の前に、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂と前記ビニルアルコール系重合体とを特定の割合でドライブレンド等により混合し、その後、前記押出機等の混練装置により混合してもよい。
このような混合工程における混合温度としては特に制限はなく、溶融混合を行うことができる温度であればよい。なお、混合温度は、ポリアミド樹脂の種類、ポリエステル樹脂の種類、及びビニルアルコール系重合体の種類により適宜調整されるものであるため、一概にはいえないが、溶融混合できるという観点から、230〜330℃であることが好ましく、240〜300℃であることがより好ましく、250〜270℃であることが更に好ましい。
本発明の樹脂組成物においては、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂と前記ビニルアルコール系重合体の含有量を特定の割合に調整することが重要である。本発明の樹脂組成物を製造する場合、前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂と前記ビニルアルコール系重合体の仕込量を、樹脂組成物における所望の含有量と同一量に設定することによって、ほぼ所望の含有量の樹脂組成物を得ることができる。
本発明の樹脂組成物においては、本発明の目的を阻害しない範囲で、前記ポリアミド樹脂、前記ポリエステル樹脂及び前記前記ビニルアルコール系重合体以外の他の成分を含有させることができる。このような他の成分としては、上記以外の他の熱可塑性樹脂、難燃剤、難燃助剤、着色剤、抗酸化剤、充填剤、強化剤、抗紫外線剤、熱安定化剤、抗菌剤、帯電防止剤等を配合できる。これらの他の成分は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。なお、これらの他の成分を樹脂組成物に含有させる場合、その含有量としては、前記樹脂組成物の全量に対して70質量%以下であることが好ましい。
前記他の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリフェニレンオキシド系樹脂、ABS系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記難燃剤としては、例えば、ハロゲン系難燃剤(ハロゲン化芳香族化合物)、リン系難燃剤(窒素含有リン酸塩化合物、リン酸エステル等)、窒素系難燃剤(グアニジン、トリアジン、メラミン、及びこれらの誘導体等)、無機系難燃剤(金属水酸化物等)、ホウ素系難燃剤、シリコーン系難燃剤、硫黄系難燃剤、赤リン系難燃剤等が挙げられる。これらの難燃剤は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記難燃助剤としては、例えば、各種アンチモン化合物、亜鉛を含む金属化合物、ビスマスを含む金属化合物、水酸化マグネシウム、粘土質珪酸塩等が挙げられる。これらの難燃助剤は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記着色剤としては、例えば、顔料及び染料等が挙げられる。
前記充填剤としては、例えば、ガラス成分(ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク等)、シリカ、無機繊維(ガラス繊維、アルミナ繊維、カーボン繊維)、黒鉛、珪酸化合物(珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー等)、金属酸化物(酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン、アルミナ等)、カルシウム、マグネシウム、亜鉛等の金属の炭酸塩及び硫酸塩、有機繊維(芳香族ポリエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維、フッ素樹脂繊維、ポリイミド繊維、植物性繊維等)が挙げられる。これらの充填剤は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
前記強化剤としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、カーボンナノチューブ(単層および多層)、炭化ケイ素ウィスカ、アルミナ繊維、BN繊維、アラミド繊維、チタニア繊維、ジルコニア繊維、Si−Ti−C−O繊維、金系繊維、銀系繊維、鉄系繊維、銅系繊維、気相法炭素繊維(VGCF)、ボロン繊維、ポリ(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)(PBO)繊維等の強化繊維が挙げられる。これらの強化剤は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。また、これらの強化剤のうち、機械的特性が向上するという観点から、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、BN繊維、アラミド繊維、PBO繊維が好ましく、ガラス繊維、炭素繊維がより好ましい。
このような本発明の樹脂組成物は、所望の形状に成形して各種用途に使用することができる。本発明の樹脂組成物を所望の形状に成形する方法としては特に制限はなく、公知の成形方法を適宜採用することができる。具体的には、射出成形、押出成形、移送成形、真空成形、ブロー成形、発泡成形、延伸成形、プレス成形、押出複合成形、射出圧縮成形、加飾成形、ガスアシスト射出成形、発泡射出成形、低圧成形、超薄肉射出成形(超高速射出成形)及び金型内複合成形(インサート成形、アウトサート成形)等の成形方法が挙げられる。
本発明の樹脂組成物からなる成形体は、曲げ強度が大きく低下することなく、曲げ弾性率が向上したものであり、様々な用途に使用することができる。例えば、自動車分野、電気・電子分野、機械・工業分野、事務機器分野、航空・宇宙分野において、好適に用いることができる。具体的には、自動車、鉄道車両、船舶及び飛行機等の外装材、内装材及び構造材等として用いられる。これらのうち、自動車用品としては、自動車用外装材、自動車用内装材、自動車用構造材、エンジンルーム内部品等が挙げられる。また、建築物及び家具等の内装材、外装材及び構造材等が挙げられる。すなわち、ドア表装材、ドア構造材、各種家具(机、椅子、棚、箪笥等)の表装材、構造材等が挙げられる。更に、家電製品(薄型TV、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、携帯電話、携帯ゲーム機、ノート型パソコン等)の筐体及び構造体等としても活用できる。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、樹脂ガラス転移温度は以下の方法により測定した。
<ガラス転移温度>
樹脂を厚さ500μmのフィルム状に成形した後、動的粘弾性測定装置(アイティー計測制御(株)製)を用いて、測定温度範囲−100〜200℃、昇温速度10℃/分、周波数10Hzの条件で動的粘弾性測定を行い、得られた損失正接(tanδ)−温度曲線におけるピークからガラス転移温度を求めた。
(実施例1)
ポリアミド6(PA6)(ユニチカ(株)製「A1030BRL」、ガラス転移温度:73℃)49.75質量部と、ポリエチレンテレフタレート(PET)(帝人(株)製「TR8550FF」、ガラス転移温度:93℃)49.75質量部と、ポリビニルアルコール(PVOH)(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN−300」、ケン化度:98.0〜99.0%)0.5質量部とをドライブレンドにより混合した後、混練・押出成形評価試験装置((株)東洋精機製作所製「ラボプラストミル」)を用いて270℃で5分間溶融混練した。得られた混練物を、プレス成形機を用いて温度270℃、圧力6MPaの条件で100mm×100mm×2mmの平板状にプレス成形した後、幅20mmに切り出して試験片を作製した。
(実施例2)
PA6の配合量を45質量部、PETの配合量を45質量部、PVOHの配合量を10質量部に変更した以外は実施例1と同様にして試験片を作製した。
(実施例3)
PVOHの代わりにエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)(日本合成化学工業(株)製「ソアノールD2908」、エチレン含有率:29mol%)10質量部を用いた以外は実施例2と同様にして試験片を作製した。
(比較例1)
PA6の配合量を50質量部、PETの配合量を50質量部に変更し、PVOHを配合しなかった以外は実施例1と同様にして試験片を作製した。
(比較例2)
PVOHの代わりにエチレン−グリシジルメタクリレート共重合体(E−GMA)(住友化学(株)製「ボンドファーストE」、グリシジルメタクリレート含有率:12質量%)10質量部を用いた以外は実施例2と同様にして試験片を作製した。
(比較例3)
PA6の配合量を40質量部、PETの配合量を40質量部、PVOHの配合量を20質量部に変更した以外は実施例1と同様にして試験片を作製した。
(比較例4)
PA6の配合量を25質量部、PETの配合量を25質量部、PVOHの配合量を50質量部に変更した以外は実施例1と同様にして試験片を作製した。
(比較例5)
PA6の配合量を15質量部、PETの配合量を15質量部、PVOHの配合量を70質量部に変更した以外は実施例1と同様にして試験片を作製した。
<曲げ試験>
得られた試験片を80℃で12時間真空乾燥した後、絶乾状態の試験片を用いて、JIS K7171で規定される方法に準拠して3点曲げ試験を行い、曲げ弾性率及び曲げ強度を測定した。これらの結果を各成分の配合量とともに表1に示す。
表1に示した結果から明らかなように、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物にビニルアルコール系重合体を0.1〜15.0質量%の割合で配合した本発明の樹脂組成物(実施例1〜3)は、ビニルアルコール系重合体を含まない樹脂組成物(比較例1)に比べて、曲げ強度が大きく低下することなく、曲げ弾性率が向上することがわかった。また、ビニルアルコール系重合体としてポリビニルアルコールを配合した樹脂組成物(実施例2)は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を配合した樹脂組成物(実施例3)に比べて、曲げ強度が向上することがわかった。
一方、ビニルアルコール系重合体の代わりに、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体配合した樹脂組成物(比較例2)は、ビニルアルコール系重合体を含まない樹脂組成物(比較例1)に比べて、曲げ弾性率及び曲げ強度が大きく低下することがわかった。また、ビニルアルコール系重合体を15.0質量%を超える割合で配合した樹脂組成物(比較例3〜5)は、ビニルアルコール系重合体を含まない樹脂組成物(比較例1)に比べて、曲げ弾性率が向上するものの、曲げ強度が大きく低下することがわかった。
以上説明したように、本発明によれば、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物からなる成形体において、曲げ強度を大きく低下させることなく、曲げ弾性率を向上させることが可能となる。
したがって、本発明の樹脂組成物は、良好な曲げ強度と曲げ弾性率とを兼ね備えていることが要求される用途、例えば、自動車用の外装材、内装材、構造材、エンジンルーム内部品等の原材料として有用である。

Claims (3)

  1. 動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリアミド樹脂と、
    動的粘弾性測定によって測定される損失正接−温度曲線のピークから求められるガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂と、
    ビニルアルコール系重合体と、を含有し、
    前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との合計含有量が99.9〜85.0質量部であり、
    前記ビニルアルコール系重合体の含有量が0.1〜15.0質量部であり、
    前記ポリアミド樹脂と前記ポリエステル樹脂との質量比(ポリアミド樹脂:ポリエステル樹脂)が1:9〜9:1である、ことを特徴とする樹脂組成物。
  2. 前記ビニルアルコール系重合体中のビニルアルコールモノマー単位の割合が全モノマー単位の50mol%以上であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記ビニルアルコール系重合体がポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
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