JP2018034762A - 乗物用発光ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物内部に設けられた発光領域について、非発光時には周辺部材と調和し、発光パターンのバリエーションを増やす。【解決手段】車両内部に設けられた発光領域100を発光させる車両用照明ユニットにおいて、光を照射する照射体と、照射体の前方位置に配置された基材と、透過体の前方位置に配置された加飾フィルムと、照射体を制御する制御装置と、を有し、発光領域が発光しない間、加飾フィルムが形成する発光領域100の露出面の装飾様式が、発光領域100と隣接する非発光領域20,21の露出面の装飾様式に応じた様式となっており、発光領域100が発光する間、制御装置は、発光領域100である第二発光部11の露出面において発光箇所11aが規則的に移動するように照射体を制御する。【選択図】図2B

Description

本発明は、乗物の内部に設けられた発光領域を発光させる乗物用発光ユニットに係り、特に、発光領域の加飾性及び機能の双方が改善された乗物用発光ユニットに関する。
乗物用発光ユニットは既に知られており、例えば、乗物内部が暗くなったときに照明として用いられる。このように照明として用いられる乗物用発光ユニットの一例としては、車両用ドアの車室側に取り付けられたカーテシランプが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。このカーテシランプは、一般にドアが開く際に点灯し、乗員の足元を照らして乗降をサポートするとともに、後方の車両や人に対してドア開放状態にあることを知らせる。
特開2005−280657号公報
しかしながら、一般的なカーテシランプは、照明としての効果を発揮する上で周辺部材と装いが異なっており、例えば、周辺部材の色調とは異なる色調(例えば、乳白色)となっている。したがって、カーテシランプは、非点灯時(消灯時)において周辺部材と調和しないために目立って見えてしまう。
また、一般的なカーテシランプは、オンオフ(点灯及び消灯)するのみのものが多い。一方、乗物内部の照明装置は、様々な用途で利用されることが考えられる。このため、乗物内部の発光装置については、多様な用途に対応すべく、発光様式(発光パターン)のバリエーションを増やすことが求められる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗物内部の照明として機能する一方で、非発光時には周辺部材と調和し、発光パターンのバリエーションを増やすことが可能な乗物用発光ユニットを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用発光ユニットによれば、乗物の内部空間に設けられた発光領域を備え、該発光領域を発光させる乗物用発光ユニットであって、光を照射する照射体と、該照射体の前方位置に配置され、前記照射体から照射された光を透過させる透過体と、該透過体の前方位置に配置され、前記内部空間において露出している前記発光領域の露出面を形成する加飾体と、前記照射体を制御する制御部と、を有し、前記発光領域が発光しない間、前記加飾体が形成する前記発光領域の露出面の装飾様式が、前記発光領域と隣接する非発光領域の露出面の装飾様式に応じた様式となっており、前記発光領域が発光する間、前記制御部は、前記発光領域の露出面において発光箇所が規則的に移動するように前記照射体を制御することにより解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用発光ユニットによれば、発光領域が発光しない間、発光領域の露出面の装飾様式が、発光領域と隣接する非発光領域の露出面の装飾様式に応じた様式となっている。このため、非発光時には発光領域と周辺部材(厳密には非発光領域)とが調和し、発光領域を目立ち難くすることが可能となる。また、本発明の乗物用発光ユニットでは、発光領域における発光箇所が規則的に移動する。このように発光箇所が移動することにより、発光パターンのバリエーションが増えるようになる。さらに、乗物内外の状況に応じて発光箇所を移動させれば、当該状況の変化を適切に乗員に知らせることが可能となる。
また、上記の乗物用発光ユニットにおいて、前記乗物に接近し、又は前記乗物から離間する物体を検出する検出部を有し、該検出部が前記物体を検出した際に、前記制御部は、前記発光箇所が前記検出部により検出された前記物体の移動方向と対応する方向に沿って移動するように前記照射体を制御すると、好適である。
上記の構成では、乗物に対して接近又は離間する物体の移動方向と対応する方向に沿って、発光箇所が移動する。したがって、乗員は、発光箇所の移動(流れ)を視認することで上記物体の存在及びその移動方向を認識するようになる。
また、上記の乗物用発光ユニットにおいて、前記乗物が停止状態にあるときに前記検出部が前記乗物に接近している前記物体を検出した際、前記制御部は、前記発光箇所が前記検出部により検出された前記物体の移動方向と対応する方向に沿って移動するように前記照射体を制御すると、より好適である。
上記の構成では、停止状態にある乗物に対して物体が乗物に接近しているときに、当該物体の移動方向(接近方向)を乗員に的確に知らせるように発光箇所の移動を適切に制御することが可能となる。
また、上記の乗物用発光ユニットにおいて、前記発光箇所の発光色が可変であり、前記検出部が前記乗物に接近している前記物体を検出した際、前記制御部は、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記物体の移動速度のうち、少なくとも一つの項目を特定し、前記発光色が前記項目の特定結果に応じた色となるように前記照射体を制御すると、更に好適である。
上記の構成では、発光箇所の発光色を通じて、乗物に接近している物体の状況(具体的には、接近度合い等)を乗物の乗員に知らせることが可能となる。
本発明によれば、非発光時において発光領域と周辺部材(厳密には非発光領域)とが調和し、発光領域が目立ち難くなる。また、発光箇所を移動させることにより、発光パターンのバリエーションが増える。さらに、乗物内外の状況に応じて発光箇所が移動することにより、当該状況の変化を適切に乗員に知らせることが可能となる。
また、本発明によれば、乗物に対して接近又は離間する物体の移動方向と対応する方向に沿って、発光箇所が移動する。これにより、乗員は、発光箇所の移動(流れ)を視認することで上記物体の存在及びその移動方向を認識するようになる。
また、本発明によれば、停止状態にある乗物に対して物体が乗物に接近しているときに、当該物体の移動方向(接近方向)を乗員に的確に知らせるように発光箇所の移動を適切に制御することが可能となる。
また、本発明によれば、発光箇所の発光色を通じて、乗物に接近している物体の状況(具体的には、接近度合い等)を乗物の乗員に知らせることが可能となる。
乗物用発光ユニットによって所定部分が発光する車両用ドアライニングを示す図である。 車両用ドアライニングにおける発光部分周辺の拡大図であり、非発光時の状態を示す図である。 車両用ドアライニングにおける発光部分周辺の拡大図であり、発光時の状態を示す図である。 発光領域の断面構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る乗物用発光ユニットの構成を示すブロック図である。 車両に搭載されたセンサの配置に関する説明図である。 発光箇所の移動パターンに関する説明図である。 乗物用発光ユニットの制御部が実行する発光制御フローの流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用発光ユニットについて説明する。なお、以下では、乗物用発光ユニットの一例として、車両に搭載された車両用照明ユニットについて説明することとする。ただし、本発明の乗物用発光ユニットは、車両以外の他の乗物(厳密には、内部に乗員を収容するように構成された乗物)にも利用可能であり、例えば、船舶や航空機にも利用可能である。
また、下記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。特に、以下に説明する各部材の形状、サイズ、配置位置及び材質については、本発明の趣旨を逸脱せず本発明の効果が得られる範囲で任意に設定することが可能である。
<<車両用照明ユニットの概要>>
先ず、本実施形態に係る車両用照明ユニット(以下、車両用照明ユニット1)の用途及び概略構成について説明する。車両用照明ユニット1は、主に車両の内部空間(すなわち、車室)における照明として用いられ、車室内に設けられた発光領域を発光させるものである。具体的に説明すると、車両用照明ユニット1が搭載された車両では、ドアの内側に加飾部品としてのドアライニングRが設置されている。このドアライニングRには、図1に示すように、ドア開閉用のハンドルレバー(所謂、インハンドルH)が収容された側方視で略台形状の窪みが形成されている。そして、当該窪みを取り囲む部分に発光領域100が存在する。なお、以下では、インハンドルHが収容された窪み周りに設置された発光領域100を、第一発光部10と呼ぶ。
また、図1に示すように、ドアライニングRのうち、インハンドルHが収容された窪みの上方には、側方視で略ナイフ形の長尺部Xが設けられている。そして、この長尺部Xの上端部分に発光領域100が存在する。なお、以下では、長尺部Xの上端部分に設置された発光領域100を、第二発光部11と呼ぶ。
ちなみに、本実施形態において、ドアライニングR中、第一発光部10が配置された部分から第二発光部11が配置された部分に亘る範囲は、オーナメント部材として一部品化されている。ただし、これに限定されるものではなく、第一発光部10が配置された部分と、第二発光部11が配置された部分とが別々の部品によって構成されていてもよい。
第一発光部10及び第二発光部11の各々は、車内照明として機能し、夜間など、車内が暗くなった際に点灯する。また、第一発光部10及び第二発光部11のうちの少なくとも一方(本実施形態では、第二発光部11)は、車両が停止している状態でドアが開けられた際、車両の後方から物体(以下、接近物)が車両に接近している場合に当該接近物の存在を乗員に知らせるために発光する。以上のように、本実施形態において、発光領域100は、照明として機能すると共に、車外の状況(具体的には接近物)の有無を知らせる報知手段として機能する。なお、接近物には、他の車両、人、自転車や自動二輪車(オートバイ)、動物等が含まれる。
また、第一発光部10及び第二発光部11の各々の周囲には、発光しない非発光領域が存在する。具体的に説明すると、インハンドルHが収容された窪みの周りには第一発光部10が配置されており、その前方位置及び後方位置にそれぞれ非発光領域(以下、第一非発光領域20)が設けられている。また、ドアライニングRに設けられた略ナイフ形の長尺部Xにおいて、当該長尺部Xの上端部分には第二発光部11が配置されており、それ以外の部分には非発光領域(以下、第二非発光領域21)が設けられている。
第一発光部10は、第一非発光領域20と隣接している。また、第一発光部10の露出面(車室内に面した面)の装いは、第一発光部10が発光していないとき、第一非発光領域20の露出面(車室内に面した面)の装いと同様である。つまり、図2Aに示すように、第一発光部10の露出面の装飾様式は、第一発光部10が発光していないとき、第一非発光領域20の露出面の装飾様式に応じた様式となっている。具体的には、第一発光部10が発光していないとき、第一発光部10の露出面の装飾様式と、第一非発光領域20の露出面の装飾様式とが、ともにメタリック調の外観を呈する。
第二発光部11は、第二非発光領域21と隣接している。また、第二発光部11の露出面(車室内に面した面)の装いは、第二発光部11が発光していないとき、第二非発光領域21の露出面(車室内に面した面)の装いと同様である。つまり、図2Aに示すように、第二発光部11の露出面の装飾様式は、第二発光部11が発光していないとき、第二非発光領域21の露出面の装飾様式に応じた様式となっている。具体的には、第二発光部11が発光していないとき、第二発光部11の露出面の装飾様式と、第二非発光領域21の露出面の装飾様式とが、ともにメタリック調の外観を呈する。
以上のように、発光領域100の露出面の装飾様式が、これと隣接する非発光領域の装飾様式に応じたものになっていることで、発光領域100と非発光領域とが調和する。この結果、発光領域100が発光していない間(非発光時)に発光領域100が目立ち難くなり、ドアライニングRの意匠性が向上する。つまり、本実施形態において、夜間等の照明が必要な状況下では、図2Bに示すように発光領域100を発光させて発光領域100周りを明るくする。その一方で、昼間等の照明が不要な状況下では、図2Aに示すようにドアライニングRの意匠性を重視して発光領域100の存在を隠す。このような性質はステルス性と呼ばれ、本実施形態に係る車両用照明ユニット1では、従来の車両用照明装置に比して、ステルス性が大いに向上している。
なお、本実施形態において、「装飾様式」とは、表面の配色、模様、光沢、風合い等、表面に施された装飾処理によって現れる視覚的特性を意味する。また、「非発光領域の装飾様式に応じた様式」とは、非発光領域の露出面の装飾様式と同様の様式を含み、さらに、非発光領域の露出面の装飾様式と類似の様式(具体的には、特徴部分が共通する様式)を含んでいる。さらに、本実施形態では、発光領域100及び非発光領域の双方の露出面がメタリック調であることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば木目調やカーボン調であってもよく、それ以外にも、配色や模様が同様であることとしてもよい。
また、本実施形態では、前述したように、第二発光部11が、車両の後方から接近物が車両に接近している場合に当該接近物の存在を乗員に知らせるために発光する。この際、第二発光部11の露出面において実際に発光している箇所(発光箇所11a)は、図2Bに示すように、第二発光部11中の一部である。また、第二発光部11における発光箇所11aは、規則的に変化し、接近物の移動方向(厳密には車両の前後方向)と対応する方向に沿って規則的に移動する。より具体的に説明すると、第二発光部11の露出面が車両の前後方向に延出している。そして、ドア開放時に車両後方からの接近物が存在するとき、発光箇所11aは、第二発光部11の延出方向(すなわち、車両前後方向)において後方から前方に向かって一定速度にて移動する。なお、発光箇所11aが第二発光部11の前端部に到達した直後、発光箇所11aは、第二発光部11の後端部に瞬時に戻った上で再び後方から前方に向かって移動する。
以上のように、本実施形態では、ドア開放時に後方からの接近物がある場合、第二発光部11において発光箇所11aが後方から前方に向かって移動する。これにより、車両の乗員は、発光箇所11aの移動(流れ)を視認することで、開放されたドアに接近物が接近していることを直感的に把握するようになる。
なお、本実施形態において、「接近物の移動方向と対応する方向」とは、接近物の移動方向に沿う方向を含み、さらに、接近物の移動方向に対して若干傾く方向や接近物の移動方向に対して若干湾曲した方向を含んでいる。また、本実施形態では、停車時においてドアを開いた際に車両後方から接近してくる物体(接近物)が存在する場合、第二発光部11において発光箇所11aを移動させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、車両(対象車両)が前方に向かって走行している間に車線変更を実施する場合に、その変更先の車線において対象車両の後方を走行している車両(後方車両)が対象車両に向かって接近しているとき、その事を知らせる目的で、発光箇所11aを移動させてもよい。また、対象車両から離間する物体が存在するとき、その事を知らせる目的で、発光箇所11aを移動させてもよい。
<<発光領域の構成>>
次に、発光領域100の構成について説明する。なお、発光領域100としての第一発光部10及び第二発光部11は、車室の左側に設置されたドアライニングR、及び、右側に設置されたドアライニングRのそれぞれに設けられている。また、左右のドアライニングR間で発光領域100の構成は共通している。そのため、以下では、一方のドアライニングR(例えば、右側のドアライニングR)に設けられた発光領域100を例に挙げて説明することとする。
第一発光部10及び第二発光部11の各々は、図3に示すように、本体部分110と、照射体120とを有する。照射体120は、車室内部に向かって光を照射するものであり、光源(具体的には、後述する第一光源12や第二光源13a,13b,13c,13d,13e)を構成要素として有する。また、照射体120は、光源から発せられた光を伝達させるための導光部材(導光板や光ファイバ)を構成要素として更に有してもよい。
本体部分110は、発光領域100の外形形状を規定し、車室内に臨んで発光領域100の加飾性を発現する。具体的に説明すると、第一発光部10に備えられた本体部分110は、略台形の枠形状をなしている。また、第二発光部11に備えられた本体部分110は、車両前後方向に延びた線状形状をなしている。
また、本体部分110は、図3に示すように積層構造となっており、基材111と、加飾フィルム112とによって構成されている。基材111は、透過体に相当し、照射体120の前方位置(具体的には、車幅方向において照射体120よりも内側の位置)に配置され、照射体120から照射された光を透過させる。この基材111は、透光性を有する樹脂材料、具体的にはABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)、PC樹脂(ポリカーボネート樹脂)若しくはPMMA樹脂(ポリメチルメタクリレート樹脂)によって成形加工されたものである。
なお、第一発光部10を構成する本体部分110の基材111中には公知の散光材料(光拡散材)が含有されている。したがって、照射体120からの光は、基材111内を通過する際に散光材料によって拡散されるようになる。この結果、第一発光部10の照射体120が光を照射すると、基材111を含む本体部分110全体が発光するようになり、換言すると、第一発光部10全体が発光するようになる。
加飾フィルム112は、加飾体に相当し、基材111の表面(車幅方向においてより内側に位置する面)に貼り付けられている。つまり、加飾フィルム112は、基材111の前方位置(具体的には、車幅方向において基材111よりも内側の位置)に配置されている。そして、加飾フィルム112は、本体部分110の中で最も車室側(車幅方向における内側)に位置し、本体部分110に加飾性を付与する。すなわち、加飾フィルム112は、車室の内部空間において露出している発光領域100の露出面を形成する。
加飾フィルム112について詳しく説明すると、本実施形態に係る加飾フィルム112は、図3に示すように多層構造となっており、絵柄層112aと、下地112bとを有する。下地112bは、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)やポリエチレンテレフタラート(PET)からなる部分であり、印刷等が行われる前段階のフィルム(すなわち、無色透明で透光性を有するフィルム)によって構成されている。
また、絵柄層112aは、加飾フィルム112中、車室において露出する側に位置し、本実施形態ではメタリック調に着色された部分である。具体的には、絵柄層112aの表面には、これと隣接する非発光領域と同様の装飾様式となるような装飾(絵柄)が施されている。これにより、本体部分110の表面(換言すると、発光領域100の露出面)は、これと隣接する非発光領域と同じくメタリック調の風合いを呈するようになる。なお、絵柄層112aは、グラビア印刷又はシルクスクリーン印刷等の印刷処理によって形成されるが、この処理において用いられるインクや顔料等としては、透光性を有するものが用いられる。このため、基材111を透過した光は、絵柄層112aを含む加飾フィルム112を通過することが可能である。
また、本実施形態において、加飾フィルム112は、接着剤等によって基材111の表面に貼り付けられている。すなわち、基材111と加飾フィルム112との間には、図3に示すように接着層112cが形成されている。ただし、本体部分110の表面をメタリック調にする方法としては、加飾フィルム112を貼り付ける方法に限定されるものではなく、例えば、基材111の樹脂表面に対して蒸着処理やミラーインク塗装を施す方法も利用可能である。
ちなみに、発光領域100の装飾様式と非発光領域の装飾様式とを容易に対応付ける方法(具体的には装飾様式を統一させる方法)としては、発光領域100及び非発光領域の間で共通の加飾フィルム112を用い、当該加飾フィルム112によって発光領域及び非発光領域の双方の露出面を形成することが考えられる。この際、加飾フィルム112のうち、非発光領域に位置する部分の裏面に、グラビア印刷又はシルクスクリーン印刷等の印刷処理により黒インクをベタ塗り印刷して遮断層を形成しておくのがよい。この遮断層が設けられた部分は、透光性を有さず、基材111を透過した光を遮断する。そして、遮断層の有無によって加飾フィルム112内で透光性の差を付けることで、加飾フィルム112中、発光領域100に位置する部分のみが透光性を備える一方で、非発光領域に位置する部分には遮光性が付与される。
<<車両用照明ユニットにおける制御機構>>
次に、車両用照明ユニット1における制御機構について説明する。車両用照明ユニット1は、図4に示すように、制御装置2と、センサと、ブザー4と、第一発光部10及び第二発光部11と、制御回路とを有する。
制御装置2は、制御部に相当し、車両ECU(Electric Control Unit)によって構成されている。この制御装置2は、第一発光部10及び第二発光部11がそれぞれ有する照射体120、厳密には当該照射体120を構成する光源を制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、第一発光部10を発光させる際、第一発光部制御回路5Aを介して、第一発光部10の照射体120を構成する第一光源12を点灯させる。これにより、第一発光部10の露出面全体が発光するようになる。
また、制御装置2は、第二発光部11を発光させる際、第二発光部11の照射体120を構成する第二光源13a,13b,13c,13d,13eを点灯させる。第二光源13a,13b,13c,13d,13eは、複数設けられており、第二発光部11の延出方向(車両の前後方向)に沿って列をなした状態で設置されている。そして、制御装置2は、複数の第二光源13a,13b,13c,13d,13eのうちの一つを選択し、第二発光部制御回路5Bを通じて、選択した一の光源を点灯させる。これにより、図5に示すように、第二発光部11の露出面における一箇所が発光箇所11aとして発光するようになる。
第二発光部11の制御に関して更に詳しく説明すると、制御装置2は、第二発光部11が発光する間、第二発光部11の露出面において発光箇所11aが規則的に移動するように各第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。より具体的に説明すると、制御装置2は、第二光源13a,13b,13c,13d,13eの一つを点灯させると共に、点灯する第二光源13a,13b,13c,13d,13eが順次切り替わるように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。これにより、発光箇所11aが前後方向に沿って移動するようになる。この際、発光箇所11aは、後方から前方に向かって移動し、第二発光部11の前端に達した後に後端に戻って上記の移動(後方から前方へ向かう移動)を繰り返す。
なお、上述した発光箇所11aの移動方向については、第二発光部11の照射体120を構成する第二光源13a,13b,13c,13d,13eの中で点灯させるものの順序を前後反転させることで切り替え可能である。すなわち、制御装置2は、発光箇所11aが図5に図示した移動方向とは反対方向(前方から後方へ向かう方向)に移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御することも可能である。
センサは、検出部に相当するものであり、停車時(車両が停車状態にあるとき)にドアが開放されると、これをトリガーとして、車両Vの後方から接近してくる接近物を検出する。そして、センサは、車両後方からの接近物を検出した際に、検出結果に応じた信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、センサからの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて、車両Vに対する接近物の位置、接近物の移動方向(接近方向)、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する。
本実施形態において、センサは、図6に示すように車両Vの車体に複数取り付けられている。なお、図6では、センサの配置位置が黒丸印にて模式的に示されている。センサについて補足すると、図6に示すように、車体の前後左右に1カ所ずつ計4つのセンサが設けられている。つまり、右前センサ3a、右後センサ3b、左前センサ3c及び左後センサ3dが車両Vの車体に取り付けられている。
本実施形態において、各センサは、公知の超音波センサによって構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、マイクロ波レーダからなるセンサを併用してもよい。ちなみに、マイクロ波レーダからなるセンサを用いる場合には、当該センサを車両Vのリアバンパー内(例えば、図6中、バツ印にて表記された箇所)に設置するとよい。
また、本実施形態では、図6に示すように、前方2カ所のセンサ(すなわち、右前センサ3aと左前センサ3c)と、後方2か所のセンサ(すなわち、右後センサ3bと左後センサ3d)とは、それぞれ車両Vの幅方向(左右方向)において対称的に配置されている。ただし、これに限定されるものではなく、センサの個数や配置位置については、前後左右に少なくとも1つずつあればよく、例えば、図6中、白丸印で表記された箇所に更にセンサを追加設置してもよい。
ブザー4は、車室内において警告音を発生する機器である。なお、本実施形態に係る車両用照明ユニット1は、ブザー4を有するものであるが、ブザー4を有しないものであってもよい。
本実施形態に係る制御装置2の機能について補足すると、制御装置2は、停車時に接近物がセンサによって検出された際に、対象車両(以下、車両V)に対する接近物の位置(相対位置)、及び、接近物の移動方向(接近方向)を特定する。さらに、制御装置2は、センサの検出結果に基づき、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度を特定する。ここで、「接近速度」とは、車両Vの速度に対する接近物の相対速度を意味する。なお、本実施形態に係る制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度の双方を特定するものであるが、上記2つの項目のうち、いずれか一方の項目のみを特定してもよい。
そして、制御装置2は、上記2つの項目の特定結果に基づき、第二発光部11における発光箇所11aの発光色及び移動速度を設定する。その上で、制御装置2は、発光箇所11aが設定された発光色にて発光しながら、設定された移動速度にて移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
具体的に説明すると、制御装置2は、センサからの信号受信を通じて車両Vに接近物が接近していることを認識した際に、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する。そして、制御装置2は、上記の特定結果に応じた移動速度にて発光箇所11aが移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、車両Vと接近物との距離が短くなるほど発光箇所11aが早く移動する一方で当該距離が長くなるほど発光箇所11aが遅く移動するように、第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。また、制御装置2は、接近速度が大きくなるほど発光箇所11aが早く移動する一方で接近速度が小さくなるほど発光箇所11aが遅く移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
また、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度についての特定結果に応じた色に発光箇所11aの発光色が変化するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。つまり、本実施形態において、第二発光部11における発光箇所11aの発光色は可変である。そして、制御装置2は、当該発光箇所11aの発光色が上記2つの項目の特定結果に応じた色となるように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
より詳しく説明すると、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離の特定結果が基準値(接近物の接近度合いを判定する際に参照される値)を超えているか否かを判定する。そして、距離が基準値を下回る場合、制御装置2は、発光箇所11aの発光色が第1の発光色(例えば青色)となるように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。他方、距離が基準値を超える場合、制御装置2は、発光箇所11aの発光色が第2の発光色(例えば赤色)となるように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。また、制御装置2は、接近速度が基準値を下回る場合には発光箇所11aの発光色が第1の発光色となるように、また、接近速度が基準値を超える場合には発光箇所11aの発光色が第2の発光色となるように、第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
ここで、第二光源13a,13b,13c,13d,13eは、発光色が切り換え可能な光源として公知のもの(例えば、複数色のLEDを備えたランプ)が利用可能である。なお、発光色の切り換えを行う機構や仕組みについては説明を省略することとする。
本実施形態に係る制御装置2の更なる機能について説明すると、制御装置2は、発光箇所11aが点滅しながら移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御することが可能である。この際、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度のうち、少なくとも一つの項目の特定結果に応じた点滅速度にて発光箇所11aが点滅しながら移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
<<発光制御フローについて>>
次に、制御装置2による発光制御フローについて説明する。制御装置2は、乗員が所定の照明点灯用スイッチ(不図示)をオンした際に第一発光部10及び第二発光部11の各々の照射体120(厳密には、第一光源12及び第二光源13a,13b,13c,13d,13e)を制御して各発光部を発光させる。さらに、各発光部が発光している間に車両Vが停車しており、かかる状態で乗員がドアを開くと、制御装置2は、図7に図示の注意喚起用制御フローを開始する。以下では、注意喚起用制御フローについて図7を参照しながら説明することとする。
注意喚起用制御フローが開始されると、制御装置2は、センサからの出力信号の受信の有無を通じて、車両Vの後方からの接近物が存在するか否かを判定する(S001)。具体的に説明すると、制御装置2は、車両停車時に開けられたドアを特定する。その後、右後センサ3b及び左後センサ3dのうち、特定されたドアと同じ側に位置するセンサが接近物を検出すると、当該センサから制御装置2へ信号が出力される。かかる信号を受信すると、制御装置2は、開かれたドアに向かって接近している接近物が存在すると判定する。
そして、ステップS001において接近物が存在すると制御装置2が判定した場合、ステップS002に移行し、接近物が存在しないと制御装置2が判定した場合、ステップS007に移行する。
ステップS002において、制御装置2は、センサからの出力信号に基づき、接近物の位置(車両Vに対する相対位置)と、車両Vと接近物との間の距離と、接近物の移動速度(接近速度)と、を特定する。その後、制御装置2は、左右のドアライニングRのうち、ステップS002にて特定した接近物の位置と対応する方のドアライニングRに設けられている第二発光部11を選定する(S003)。本ステップS003において選定された第二発光部11の第二光源13a,13b,13c,13d,13eは、その後の制御において制御対象となる。
また、制御装置2は、ステップS002での特定結果に応じて、第二発光部11における発光箇所11aの移動速度及び発光色を設定する(S004)。より具体的に説明すると、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度をパラメータとして発光箇所11aの移動速度を算出する。この際、発光箇所11aの移動速度は、距離が短くなったり接近速度が大きくなったりするなるほど大きくなり、距離が長くなったり接近速度が小さくなったりするほど小さくなるように算出される。また、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度について各々の基準値と比較し、基準値を下回っている場合には発光色を第1の発光色に設定し、基準値を超えている場合には発光色を第2の発光色に設定する。
そして、発光箇所11aの移動速度及び発光色を設定した後、制御装置2は、発光箇所11aが接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿って移動するように、制御対象である第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する(S005)。より具体的に説明すると、発光箇所11aがステップS004にて設定された発光色にて発光しながら、同じくステップS004にて設定された移動速度にて後方から前方へ移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御する。
なお、ステップS005において、発光箇所11aが点滅しながら移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御してもよい。このとき、車両Vと接近物との間の距離に応じた点滅速度にて発光箇所11aが点滅しながら移動するように第二光源13a,13b,13c,13d,13eを制御すれば、車両Vの乗員が接近物の状況(具体的には接近度合い)を把握し易くなる。
さらに、制御装置2は、上述の発光態様にて第二発光部11が発光している間、ブザー4を通じて警告音を再生する(S006)。ここで、警告音は、第二発光部11における発光箇所11aが移動していることを車両Vの乗員に気付かせるための音である。
その後、制御終了操作が行われるまで、制御装置2は、上述した一連のステップS001〜S006を繰り返す(S007)。ここで、制御終了操作は、注意喚起用制御フローを終了させる操作として乗員によって行われる操作であり、具体的には、開放状態にあるドアを閉める操作が該当する。
そして、制御終了操作が行われて当該操作が受け付けられたことを制御装置2が認識した時点で、制御装置2は、第二発光部11における発光箇所11aの移動を停止させると共に、ブザー4を制御して警告音を停止させる(S008)。ステップS008が終了すると、その時点で注意喚起用制御フローが終了する。なお、接近物を検出する前に制御終了操作が行われた場合(すなわち、ステップS001でNo、かつ、ステップS007でYesの場合)、ステップ008が行われずにそのまま注意喚起用制御フローが終了する。
以上のように注意喚起用制御フローでは、車両Vの乗員が停車時にドアを開いた際に車両Vの後方から車両Vに接近してくる接近物をセンサによって検出すると、開放されたドアと同じ側に位置する第二発光部11(換言すると、車両Vから見て接近物と同じ側に配置された第二発光部11)の発光パターンを変える。具体的に説明すると、上記の第二発光部11では、発光箇所11aが後方から前方に向かって移動するようになる。これにより、車両Vの乗員は、発光箇所11aの移動(流れ)を視認することで、開放されたドアの後方に接近物が存在すること、及び、その接近方向を認識するようになる。
なお、第二発光部11の露出面において発光箇所11aが後方から前方に向かって移動することにより、乗員は、後方からの接近物が存在することを直感的に把握するようになる。また、注意喚起用制御フローでは、車両Vと接近物との間の距離や接近物の接近速度の特定結果に応じて、第二発光部11の発光態様(具体的には発光箇所11aの移動速度や発光色)を変化させる。これにより、乗員は、発光態様の変化を認識し易くなり、また、変化後の発光態様から接近物の接近度合いを把握するようになる。
また、本実施形態では、第二発光部11が左右一対のドアライニングRにそれぞれ設けられている。そして、左右一対の第二発光部11のうち、開放されたドアと同じ側に位置する第二発光部11のみにおいて発光箇所11aを移動させる。これにより、乗員は、接近物の接近方向と共に、接近物の位置(厳密には車両Vの左側及び右側のどちらにあるのか)を的確に把握するようになる。
<<その他の実施形態>>
以上までに、本発明の乗物用照明ユニットの構成例について一例を挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例であり、他の実施形態も考えられる。例えば、上記の実施形態では、ドアライニングRの所定箇所(具体的には、インハンドルH周りやその上方に位置する箇所)に発光領域100が設けられていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、発光領域100が設けられる位置については任意に決めてもよいが、望ましくは、照明として適切な位置であり、かつ、乗員に視認され易い位置がよい。
また、上記の実施形態では、第二発光部11において発光箇所11aが前後方向に略直線状に移動することとしたが、移動方向及び移動経路については特に限定されるものではなく、例えば、発光箇所11aが環状に移動してもよい。
また、上記の実施形態では、第二発光部11が発光する期間中、常に第二発光部11の露出面のうちの一部が発光箇所11aとして発光することとした。ただし、これに限定されるものではなく、第二発光部11が発光する期間のうち、注意喚起用制御フローが実行される時期に限って第二発光部11の露出面のうちの一部を発光させ、それ以外の時期については第二発光部11の露出面全域を発光させてもよい。
1 車両用照明ユニット(乗物用発光ユニット)
2 制御装置(制御部)
3a 右前センサ
3b 右後センサ
3c 左前センサ
3d 左後センサ
4 ブザー
5A 第一発光部制御回路
5B 第二発光部制御回路
10 第一発光部
11 第二発光部
11a 発光箇所
12 第一光源
13a,13b,13c,13d,13e 第二光源
20 第一非発光領域(非発光領域)
21 第二非発光領域(非発光領域)
100 発光領域
110 本体部分
111 基材
112 加飾フィルム(加飾体)
112a 絵柄層
112b 下地
112c 接着層
120 照射体
H インハンドル
R ドアライニング
V 車両(乗物)
X 長尺部

Claims (4)

  1. 乗物の内部空間に設けられた発光領域を備え、該発光領域を発光させる乗物用発光ユニットであって、
    光を照射する照射体と、
    該照射体の前方位置に配置され、前記照射体から照射された光を透過させる透過体と、
    該透過体の前方位置に配置され、前記内部空間において露出している前記発光領域の露出面を形成する加飾体と、
    前記照射体を制御する制御部と、を有し、
    前記発光領域が発光しない間、前記加飾体が形成する前記発光領域の露出面の装飾様式が、前記発光領域と隣接する非発光領域の露出面の装飾様式に応じた様式となっており、
    前記発光領域が発光する間、前記制御部は、前記発光領域の露出面において発光箇所が規則的に移動するように前記照射体を制御することを特徴とする乗物用発光ユニット。
  2. 前記乗物に接近し、又は前記乗物から離間する物体を検出する検出部を有し、
    該検出部が前記物体を検出した際に、前記制御部は、前記発光箇所が前記検出部により検出された前記物体の移動方向と対応する方向に沿って移動するように前記照射体を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗物用発光ユニット。
  3. 前記乗物が停止状態にあるときに前記検出部が前記乗物に接近している前記物体を検出した際、前記制御部は、前記発光箇所が前記検出部により検出された前記物体の移動方向と対応する方向に沿って移動するように前記照射体を制御することを特徴とする請求項2に記載の乗物用発光ユニット。
  4. 前記発光箇所の発光色が可変であり、
    前記検出部が前記乗物に接近している前記物体を検出した際、前記制御部は、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記物体の移動速度のうち、少なくとも一つの項目を特定し、前記発光色が前記項目の特定結果に応じた色となるように前記照射体を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の乗物用発光ユニット。
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