JP2018032561A - X線装置およびx線装置の制御方法 - Google Patents

X線装置およびx線装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィラメントが破断する予兆を検知することができるX線装置およびX線装置の制御方法を提供する。
【解決手段】陰極部5のフィラメント4に流れるフィラメント電流を制御することにより、ターゲット6を有する陽極部7と陰極部5との間を流れる管電流を一定に維持する制御を行なうX線装置1の制御方法において、フィラメント電流または管電流の少なくとも一方における電流値を監視して、この電流値の変動具合を検知して、電流値の変動具合に基づきフィラメント4の破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定して、この判定に基づき警告を発する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィラメントを流れるフィラメント電流を制御してX線管球に流れる管電流を一定に制御するX線装置およびX線装置の制御方法に関し、詳しくはフィラメントが破断する予兆を検知することができるX線装置およびX線装置の制御方法に関するものである。
医療現場や工場等において非破壊検査等を行なうX線装置が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のX線装置は、陰極部に配置されたフィラメントに流れるフィラメント電流を制御することにより、ターゲットを有する陽極部とこの陰極部との間を流れる管電流を一定に制御していた。フィラメントが劣化により痩せて細くなると、フィラメントの抵抗が大きくなり、フィラメントから放出される熱電子の数が増加し、管電流が増加する。増加した管電流を一定に維持するために、この場合X線装置はフィラメント電流を減少させる制御を行っていた。
このX線装置はフィラメント電流の減少量からフィラメントの劣化を検知することができていた。フィラメントの寿命は一般的に約三万時間程度であり、期間にして三年から五年程度となる。
一方で一部のX線装置において数百時間から数千時間程度でフィラメントが破断する不具合が発生していた。特許文献1のX線装置ではこのようなフィラメントの突発的な破断を予測することができなかった。
フィラメントの突発的な破断によりX線装置が突然使用不能となり、X線装置が例えば工業製品の出荷前検査等に使用されている場合には、工業製品の出荷作業が停止してしまう不具合が発生していた。
実公平04−66097号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的はフィラメントが破断する予兆を検知することができるX線装置およびX線装置の制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明のX線装置は、フィラメントを有する陰極部とターゲットを有する陽極部とを備えるX線管球と、このX線管球に電気を供給する電源と、前記フィラメントに流れるフィラメント電流を制御して前記X線管球に流れる管電流を一定に維持する制御を行なう制御機構とを備えるX線装置において、前記フィラメント電流または前記管電流の少なくとも一つの電流値を監視する電流監視機構と、この電流監視機構で得られる前記電流値の変動具合を検知する検知機構と、この検知機構で検知される前記電流値の変動具合に基づき前記フィラメントの破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定する判定機構と、この判定機構での判定に基づき警告を発する警告機構とを備えることを特
徴とする。
本発明のX線装置の制御方法は、陰極部のフィラメントに流れるフィラメント電流を制御することにより、ターゲットを有する陽極部と前記陰極部との間を流れる管電流を一定に維持する制御を行なうX線装置の制御方法において、前記フィラメント電流または前記管電流の少なくとも一方における電流値を監視して、この電流値の変動具合を検知して、前記電流値の変動具合に基づき前記フィラメントの破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定して、この判定に基づき警告を発することを特徴とする。
本発明のX線装置およびX線装置の制御方法によれば、フィラメントが破断する予兆を検知することができるので、X線装置が緊急停止する事態を回避するには有利である。
本発明のX線装置の概略を例示する説明図である。 通常時の電流値の変動具合を例示する説明図である。 異常の初期段階の電流値の変動具合を例示する説明図である。 異常の中期段階の電流値の変動具合を例示する説明図である。 異常の後期段階の電流値の変動具合を例示する説明図である。 図1のX線装置の変形例を例示する説明図である。
以下、本発明のX線装置およびX線装置の制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように本発明のX線装置1は、X線が外部に放射されるX線放射開口部を除いてX線を遮蔽する筐体2と、この筐体2内に配置されるX線管球3とを備えている。X線管球3は、フィラメント4を有する陰極部5と、ターゲット6を有する陽極部7とを備えている。
陰極部5には陰極電源8が接続され、この陰極電源8とアース9との間には電流監視機構10aが接続されている。陽極部7には陽極電源11が接続され、この陽極電源11とアース9との間には別の電流監視機構10bが接続されている。X線管球3には陰極電源8と陽極電源11(以下、電源と総称することがある)とから電気が供給される。
電流監視機構10a、10b(以下、電流監視機構10と総称することがある)は、X線管球3を流れる電流(以下、管電流ということがある)を監視する機能を有していて、例えば電流検出器で構成することができる。電流監視機構10aは陰極部5と陰極電源8との間に配置してもよいが、電圧値が低くなるアース9と陰極電源8との間に配置する方が測定値を精度よくかつ安定的に得るには有利である。同様に別の電流監視機構10bを陽極部7と陽極電源11との間に配置してもよい。この電流監視機構10は管電流を監視できればよいため、陰極部5の側または陽極部7の側の少なくとも一方に設置されていればよい。
この実施形態では電源8、11と二つの電流監視機構10a、10bとが筐体2の内部に配置されているが、筐体2の外側に配置される構成にしてもよい。筐体2の内部には液体の絶縁油や固体の絶縁性樹脂などが充填されている。
このX線装置1は、陰極電源8と陽極電源11との間にアース9が配置される中点接地の構成を有する。本発明のX線装置1の電源の構成はこれに限らず、陰極接地または陽極
接地の構成にしてもよい。陰極接地または陽極接地の場合は、X線管球3に電気を供給する電源を一つにしてもよい。
フィラメント4にはトランス12が接続され、このトランス12にはフィラメント電源13が接続されている。例えばインバータ方式のフィラメント電源13はトランス12を介して交流電流をフィラメント4に供給する。トランス12とフィラメント電源13とは本発明の必須要件ではない。
X線装置1は、X線管球3に流れる管電流を制御する制御機構14を備えている。制御機構14は、二つの電流監視機構10a、10bとフィラメント電源13とにそれぞれ信号線で接続されている。またX線装置1は、電流監視機構10a、10bで測定される電流値の変動具合を検知する検知機構15を備えている。検知機構15は、電流監視機構10に信号線で接続されている。図1において説明のため上記の信号線を一点鎖線で示している。この信号線で行っている信号の授受を無線で行う構成にしてもよい。
検知機構15には電流値の変動具合に基づきフィラメント4の将来的な破断の予兆(以下、破断予兆ということがある)の有無を判定する判定機構16が接続されている。
判定機構16は、検知機構15から送られてくる電流値のデータのうち、所定の条件を満たすデータのみを選択的に取得するフィルタ部17を備えている。このフィルタ部17は本発明の必須要件ではない。図1において説明のためフィルタ部17を破線で示している。
判定機構16には警告を発する警告機構18が接続されている。この警告機構18は、判定機構16における破断予兆の有無の判定に基づき警告等の諸情報を外部に通知する機能を有している。警告機構18は例えばX線装置1に設置される警告灯で構成される。警告機構18が、X線装置1に併設されるディスプレイ等に諸情報を表示させる機能を有していてもよい。
X線装置1を使用する際には、電源8、11によりX線管球3に例えばインバータ方式で発生させた高電圧を印加する。陰極電源8が陰極部5に例えば−40kVの電圧を印加し、陽極電源11が陽極部7に例えば+40kVの電圧を印加する。電圧の大きさはこれに限定されるものではなく、X線装置1の大きさや検査対象に応じて適宜設定することができる。
フィラメント電源13は例えばインバータ方式で発生させ周波数が例えば20kHzの交流電圧をフィラメント4に印加する。フィラメント4を流れる電流(以下、フィラメント電流ということがある)の周波数はこれに限定されるものではなく、適宜設定することができる。
電気の供給によりフィラメント4の温度が上昇すると、フィラメント4から熱電子が放出される。放出された熱電子は陰極部5と陽極部7との電位差により加速して陽極部7のターゲット6に衝突して、X線を発生させる。図1では説明のためX線の照射方向を白抜き矢印で示している。
電流監視機構10a、10bによりX線管球3を流れる管電流の減少を検知したとき、制御機構14はフィラメント電源13を制御してフィラメント電流を増加させる。フィラメント電流が増加するとフィラメント4の温度が上昇して、フィラメント4から放出される熱電子の量が増える。この熱電子の量はX線管球3を流れる管電流に比例するので、制御機構14は管電流を増加させることになる。
電流監視機構10a、10bにより管電流の増加を検知したとき、制御機構14はフィラメント電流を減少させる制御を行なう。つまり制御機構14は管電流を減少させることになる。
上記のとおり制御機構14は電流監視機構10a、10bからの信号に基づき管電流の増減を監視して、フィラメント電源13を制御することにより管電流を一定に維持する制御を行なっている。
一方で検知機構15は、電流監視機構10a、10bで測定される電流値のデータを逐次取得して蓄積していく。つまり検知機構15は電流値の経時変化を取得することができる。検知機構15が電流値のデータに基づき波形を生成する構成を有していてもよい。検知機構15は例えば図2に例示する波形を得ることができる。
図2は縦軸を電流値I(μA)、横軸を経過時間t(hr)として検知機構15で得られる電流値の通常時の変動具合を示している。図2においてI0は、制御機構14により一定に制御されている基準電流値を示していて、t0は説明のため波形を生成する際の開始時刻を示している。
本明細書において電流値の変動具合とは、電流値の継時変化から得られる波形の振幅Aや振動数fや継続時間t等の値や変化量の少なくとも一つを意味している。つまり判定機構16は上記パラメータのうち少なくとも一つに基づきフィラメント4の破断予兆の有無を判断する。判定機構16が上記パラメータのいくつかを組み合わせて破断予兆の有無を判断する構成にしてもよい。以下、電流値の経時変化により得られる波形をもとに電流値の変動具合を評価するが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり検知機構15が電流値の経時変化により得られる波形を生成しない構成であってもよい。
図2に例示するように通常時は、管電流は基準電流値I0とほぼ等しい値で安定していて、電流値は比較的変動が少ない状態となる。X線管球3の内部で管内放電が発生したり、X線管球3と筐体2との間で放電が発生することがまれにある。この場合は図2に例示するように電流値が、数mAから数十mA程度の範囲でかつ継続時間tが数μsecの範囲で単発または複数回振動することがある。
出願人はX線装置の耐久試験を行なっている際に、図3に例示する電流値の変動具合(波形)が得られることを発見した。図3に例示するように検知機構15で得られる電流値の変動具合は、±1〜10μA程度の振幅Aであり、振動数fが1Hz〜1kHz程度であり、継続時間tが1〜2時間程度の振動である。この電流値の振動が1〜2時間程度継続した後、電流値は基準電流値I0の付近で安定する。図3に例示する電流値の変動具合を以下、異常の初期段階という。
制御機構14により管電流が基準電流値I0で一定となる状態に制御しているにも関わらず、図3に例示する電流値の振動が観察されるのは、フィラメント4の結晶粒界に原因があることを出願人は突き止めた。
X線管球3のフィラメント4は、一般的にタングステン等の金属を焼結させて製造している。そのためフィラメント4には結晶粒界が存在する。
X線装置1の使用にともないフィラメント4の結晶粒界に沿って微細な亀裂やずれが発生することがある。この亀裂等によりフィラメント4の電気抵抗が増大するとともにフィラメント電流が減少して、フィラメント電流に比例して管電流が減少する。制御機構14
は減少した管電流を基準電流値I0に戻そうとするので、フィラメント電源13を制御してフィラメント電流を増加させる。フィラメント電流が増加するとフィラメント4の温度が上昇して、フィラメント4を構成する金属が延びて亀裂やずれの部分が密着する。
亀裂等の密着によりフィラメント4の電気抵抗が小さくなるので、フィラメント電流が急激に増加して、これにともない管電流が増加する。制御機構14は増加した管電流を基準電流値I0に戻そうとするので、フィラメント電源13を制御してフィラメント電流を減少させる。フィラメント電流が減少するとフィラメント4の温度が低下して、フィラメント4を構成する金属が縮み亀裂やずれが再び発生して、フィラメント電流が減少する。
上記の現象が繰り返されることにより、管電流の電流値に数Hzから数kHzの振動現象が発生することを出願人は発見した。
異常の初期段階が発生した後に、X線装置1の使用を継続すると図4に例示する電流値の変動具合(波形)が得られることを出願人は発見した。図4に例示するように検知機構15で得られる電流値の変動具合は、振動数fは異常の初期段階とほとんど変わらないが、継続時間tが4〜5時間程度であり、振幅Aが初期段階よりも増加した振動である。この電流値の振動が4〜5時間程度継続した後、電流値は基準電流値I0の付近で安定する。図4に例示する電流値の変動具合を以下、異常の中期段階という。
異常の中期段階の後に、さらにX線装置1の使用を継続すると図5に例示する電流値の変動具合(波形)が得られることを出願人は発見した。図5に例示するように検知機構15で得られる電流値の変動具合は、振動数fが異常の初期段階および中期段階とほとんど変わらないが、振幅Aが数mAまで増加し、基準電流値I0に安定することなく継続して途切れない振動である。図5に例示する電流値の変動具合を以下、異常の後期段階という。
出願人が行った実験では、異常の初期段階が発生してから19日後に中期段階に移行して、中期段階から1日後に後期段階に移行した。後期段階に移行した後、15時間後にフィラメント4が破断した。この実験から電流値の変動具合とフィラメント4の破断との間には相関関係があることを出願人は発見した。
判定機構16は、検知機構15から送られてくる電流値の変動具合に基づいてフィラメント4の破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定する。
例えば振幅Aが1μA以上であり振動数fが電源8、11やフィラメント電源13などのインバータ電源の発信周波数の20kHzより小さく継続時間tが0.5時間以上の振動を検知したときに、判定機構16が破断予兆ありと判定する構成にすることができる。警告機構18は判定機構16のこの判定に基づき警告を発する。警告機構18は、例えば判定機構16が破断予兆ありと判定した場合に赤色ランプを点灯させ、破断予兆なしと判定した場合に緑色ランプを点灯させる構成にしてもよい。
例えば直流分をカットした後、10kHzや100Hzなど所定の閾値として予め振動数を設定して、この閾値よりも小さい振動数fが検知機構15で検知されたときに、判定機構16が破断予兆ありと判定する構成にしてもよい。このときは振幅Aや継続時間tの値に関わらず、判定機構16は破断予兆ありと判定する。
この構成によれば異常の初期段階が発生した時点で、判定機構16が破断予兆ありと判定することができる。この判定に基づき警告機構18により警告が発せられるので、作業者は時間的な余裕を持ってX線管球3の交換等の対応を行なうことができる。X線装置1
の緊急停止を回避するには有利である。
例えば振幅Aが1μA以上であり振動数fが20kHzより小さい振動が所定時間以上継続する場合に、判定機構16が破断予兆ありと判定する構成にすることができる。警告機構18はこの判定に基づき警告を発する。振動の継続時間tの閾値は、例えば4.0時間以上や6.0時間以上等に設定することができる。この継続時間tは、20kHzより小さい振動数fを有する振動が途切れることなく継続した時間をいう。
この構成によれば異常の中期段階が発生したときに、判定機構16が破断予兆ありと判定することができる。検知機構15による測定誤差の影響をほとんど受けることなく、近い将来確実にフィラメント4が破断するときに判定機構16が破断予兆ありと判定する。X線管球3の交換等を必要以上に行なってしまう可能性を抑制できるので経済的に有利である。
例えば振幅Aが1μA以上であり振動数fが20kHzより小さい振動が発生したときに判定機構16が破断予兆ありと判定して、振幅Aが1μAより小さいときまたは振動数fが20kHz以上のときに判定機構16が破断予兆なしと判定する構成にして、破断予兆ありと破断予兆なしとを所定回数繰り返したときに警告機構18が警告を発する構成にしてもよい。判定機構16が例えば5回目の破断予兆ありと判定したときに警告が発せられる構成にすることができる。
この構成によればフィラメント4が破断する前に発生する特有の現象、即ち電流値が基準電流値I0付近で安定する通常状態と電流値が振動する振動状態とを繰り返す現象に基づきフィラメント4の破断予兆の有無を判定して警告を発する。そのためフィラメント4の破断予兆以外の現象を誤認して、必要以上にX線管球3の交換等を行なってしまう可能性を抑制するには有利である。
本発明のX線装置1によれば、フィラメント4の破断前にその予兆を検知して、X線管球3の交換等の対策を事前に行なうことができるので、X線装置1が緊急停止する事態を回避するには有利である。本発明は工場等の検査ラインが停止することを回避したり、検査ラインが停止する時間を最低限度に抑制するには有利である。
工場等でX線を連続的に照射し続けるX線装置に本発明を適用すると特に効果的である。また例えば空港の手荷物検査場で使用されるX線装置、電子部品のインライン検査のX線装置、食品の異物検査のX線装置などは連続使用されることが多いため、本発明を適用すると効果的である。
警告機構18が複数回警告を行なう構成にしてもよい。例えば異常の初期段階が発生したときに警告機構18が初期警告を発し、異常の中期段階が発生したときに警告機構18が中期警告を発する構成にすることができる。また判定機構16が破断予兆ありと判定した回数に応じて、警告機構18が一回目警告や二回目警告等を発する構成にすることができる。
電流値の変動具合に応じて警告機構18が複数回警告を行なう構成により、X線管球3の交換等の緊急性とX線装置1の停止にともなう影響とのバランスからX線管球3の交換等の時期を適切に判断することができる。
X線装置1のメンテナンス等を行なう作業員の携帯端末に、警告機構18が警告を送信する構成にしてもよい。異常の初期段階からフィラメント4の破断まで例えば三週間程度の期間があるので、作業員は優先順位の高いX線管球3から順番に交換等を行なうことが
可能となる。
判定機構16に設置されるフィルタ部17は、例えば電気回路で構成され直流分をカットするバンドパスフィルタで構成することができる。検知機構15で取得される電流値のデータのうち、フィルタ部17は例えば20kHzより小さい振動のみを通過させる構成にすることができる。
このフィルタ部17が、所定以上の振動数fを有する振動をプログラム的に除去する構成を有していてもよい。
フィルタ部17により所定以上の振動数fを有する振動が除去されるので、図2に例示するような放電等を原因とする高周波振動を除去できる。フィラメント4の破断予兆の判定の精度を向上するには有利である。フィラメント4の破断予兆の判定を誤り、フィラメント4に問題がないにも関わらずX線管球3が交換されてしまう不具合を回避するには有利である。
図6に例示するようにX線装置1が、フィラメント電流を直接監視する電流監視機構10cを備える構成にしてもよい。この電流監視機構10cはトランス12の二次側に配置されている。電流監視機構10cの代わりに、トランス12の一次側に電流監視機構10dを配置する構成にしてもよい。図6には説明のため電流監視機構10dを破線で示している。電流監視機構10c、10dはフィラメント4を流れるフィラメント電流の電流値を監視する。
検知機構15はフィラメント4に流れるフィラメント電源13の周波数の影響を除去した状態を検知することが望ましいため、検知機構15に交流電流の振動を除去するフィルタ部17を設けることが望ましい。例えばフィラメント4に流れる交流電流の振動数が20kHzの場合、フィルタ部17は20kHzよりも小さい振動数のみを通過させる構成にすることができる。
この実施形態のX線装置1は、陰極部5がアース9に接地する陰極接地の構成を有する。
フィラメント4の破断予兆として観測される電流値の振動現象は、X線管球3を流れる管電流とフィラメント4を流れるフィラメント電流とのいずれにも同様に発生する。そのため電流監視機構10は管電流とフィラメント電流との少なくとも一つを監視できる位置に設置されていればよい。電流監視機構10は少なくとも一つ設置されていればよいが、例えば陰極部5、陽極部7およびフィラメント4に対応する三か所に設置する構成としてもよい。
複数の電流監視機構10を設置する構成により、フィラメント4の破断予兆の有無の判定精度を向上することができる。例えば筐体2と陰極部5との間で放電が発生した場合は、陰極部5に設置する電流監視機構10aにのみ電流値の変動が発生する。また工場などに設置される他の機器からのノイズ等により一部の電流監視機構10で測定される電流値が変動することがある。一方でフィラメント4の破断予兆を示す電流値の変動具合は、複数の電流監視機構10のいずれにおいても同じように検知される。そのため検知機構15において、放電やノイズなどの他の要因で発生した電流値の変動具合と、フィラメント4の破断予兆を示す電流値の変動具合とを区別し易くなる。
この実施形態においてもフィラメント4の破断予兆の判定等は、前述の実施形態と同様に行われる。
電流値の変動具合について、破断予兆ありと判定する際の振幅Aや振動数fや継続時間tの閾値は前述の値に限定されるものではない。フィラメント4の材質や太さや長さに応じて適宜設定することができる。
図1の実施形態において例えばフィラメント電源13から供給される交流電流を10kHzとした場合、1kHz以下の振動数fを有する電流値の振動が得られたときに、破断予兆ありと判定する構成にすることができる。つまり電流値の変動具合において破断予兆ありと判断する際の振動数fの閾値は例えば0.1Hz〜1000Hzの範囲で設定することができる。得られた電流値の振動数fがこの閾値以下または閾値を下回るときに、判定機構16が破断予兆ありと判定する。
この振動数fの閾値は上記に限らず適宜設定することができる。フィラメント4の直径やX線管球3の出力の大きさ等により、破断予兆として得られる振動数fは異なるが、例えば振動数fの閾値は1Hz〜100Hzの間に設定してもよく、望ましくは1Hz〜10Hzの間に設定する。振動数fの閾値を例えば10Hzなど低く設定するほど、放電やノイズなどの他の要因による電流値の変動の影響を排除し易くなる。
フィラメント4に供給される電流が直流電流である場合は、電流監視機構10は供給される電流の周波数の影響をほとんど受けない。振動数fの閾値は上記と同様に設定することができる。
電流値の変動具合において破断予兆ありと判断する際の継続時間tの閾値は例えば0.1時間〜10.0時間の範囲で設定することができる。得られた電流値の振動の継続時間tがこの閾値以上または閾値を上回るときに、判定機構16が破断予兆ありと判断する。この継続時間tの閾値は上記に限らず適宜設定することができる。放電等により発生する電流値の振動の継続時間は例えば数μsecなど極短時間であるため、この放電等とフィラメント4の破断予兆とは十分に区別することができる。
電流値の変動具合において破断予兆ありと判断する際の振幅Aの閾値は例えば0.1μA〜数mAの範囲で設定することができる。得られた電流値の振動の振幅Aがこの閾値以上または閾値を上回るときに、判定機構16が破断予兆ありと判断する。
判定機構16は、電流値の変動具合の振動数f、継続時間tまたは振幅Aのいずれか一つの値に基づいてフィラメント4の破断予兆の有無を判定する構成としてもよく、上記値のうちいくつかを組み合わせて破断予兆の有無を判定する構成としてもよい。
本発明のX線装置1の電源等の配置構成は上記に限定されるものではない。少なくとも一つの電流監視機構10を有していて、これにより得られる電流値の変動具合からフィラメント4の破断予兆を判定する構成を有していればよい。
1 X線装置
2 筐体
3 X線管球
4 フィラメント
5 陰極部
6 ターゲット
7 陽極部
8 陰極電源
9 アース
10、10a、10b、10c、10d 電流監視機構
11 陽極電源
12 トランス
13 フィラメント電源
14 制御機構
15 検知機構
16 判定機構
17 フィルタ部
18 警告機構
I0 基準電流値
t0 開始時刻
A 振幅
f 振動数
t 継続時間

Claims (9)

  1. フィラメントを有する陰極部とターゲットを有する陽極部とを備えるX線管球と、このX線管球に電気を供給する電源と、前記フィラメントに流れるフィラメント電流を制御して前記X線管球に流れる管電流を一定に維持する制御を行なう制御機構とを備えるX線装置において、
    前記フィラメント電流または前記管電流の少なくとも一つの電流値を監視する電流監視機構と、この電流監視機構で得られる前記電流値の変動具合を検知する検知機構と、この検知機構で検知される前記電流値の変動具合に基づき前記フィラメントの破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定する判定機構と、この判定機構での判定に基づき警告を発する警告機構とを備えることを特徴とするX線装置。
  2. 前記検知機構で検知される前記電流値の変動具合の振動数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記判定機構が前記破断予兆ありと判定する構成を有する請求項1に記載のX線装置。
  3. 前記判定機構が、前記検知機構から取得する前記電流値の変動具合の振動数のうち所定の閾値よりも小さい振動数のみを通過させるフィルタ部を備える請求項1または2に記載のX線装置。
  4. 前記検知機構で検知される前記電流値の変動具合の振動が所定時間以上継続する場合に、前記判定機構が前記破断予兆ありと判定する構成を有する請求項1〜3のいずれかに記載のX線装置。
  5. 前記判定機構が前記破断予兆ありと前記破断予兆なしとの判定を所定回数繰り返した場合に、前記警告機構が警告を発する構成を有する請求項1〜4のいずれかに記載のX線装置。
  6. 陰極部のフィラメントに流れるフィラメント電流を制御することにより、ターゲットを有する陽極部と前記陰極部との間を流れる管電流を一定に維持する制御を行なうX線装置の制御方法において、
    前記フィラメント電流または前記管電流の少なくとも一方における電流値を監視して、この電流値の変動具合を検知して、前記電流値の変動具合に基づき前記フィラメントの破断予兆ありまたは破断予兆なしを判定して、この判定に基づき警告を発することを特徴とするX線装置の制御方法。
  7. 前記電流値の変動具合の振動数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記フィラメントの前記破断予兆ありと判定する請求項6に記載のX線装置の制御方法。
  8. 前記電流値の変動具合の振動が所定時間以上継続する場合に、前記フィラメントの前記破断予兆ありと判定する請求項6または7に記載のX線装置の制御方法。
  9. 前記破断予兆ありと前記破断予兆なしとの判定を所定回数繰り返した場合に、前記警告を発する請求項6〜8のいずれかに記載のX線装置の制御方法。
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