JP2018031892A - 容器、粉体入り容器及び画像形成装置 - Google Patents

容器、粉体入り容器及び画像形成装置 Download PDF

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彰久 丸山
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Abstract

【課題】本発明は、筒体の周壁に形成されている孔が開きっ放しの場合に比べて、粉体の排出率を長期間定められた範囲内にすることができる容器の提供を目的とする。【解決手段】容器は、筒状とされ、内部に粉体を収容する筒体であって、周壁に粉体を排出するための孔が形成されている筒体と、軸周りに回転する回転軸と、前記回転軸に固定されている羽根とを有し、前記回転軸の回転に伴い回転する前記羽根で粉体を押して粉体を前記孔に向けて搬送する搬送部材と、前記孔を周期的に開閉する蓋と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、容器、粉体入り容器及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、回転することで容器内部の現像剤を開口部から排出可能な現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器の開口部から排出された現像剤を貯留する貯留部と、前記貯留部において前記現像剤収納容器の回転方向に回転し、前記貯留部に溜まっている現像剤を掻き上げて、現像装置への排出口へ搬送する搬送部材とを備えた現像剤補給装置が開示されている。そして、上記現像剤補給装置は、前記搬送部材よりも、同搬送部材の回転方向上流側に、前記搬送部材で搬送される現像剤量を規制する規制部材を有することが開示されている。
特開2014−032377号公報
本発明は、筒体の周壁に形成されている孔が開きっ放しの場合に比べて、粉体の排出率を長期間定められた範囲内にすることができる容器の提供を目的とする。
請求項1に記載の容器は、筒状とされ、内部に粉体を収容する筒体であって、周壁に粉体を排出するための孔が形成されている筒体と、軸周りに回転する回転軸と、前記回転軸に固定されている羽根とを有し、前記回転軸の回転に伴い回転する前記羽根で粉体を押して粉体を前記孔に向けて搬送する搬送部材と、前記孔を周期的に開閉する蓋と、を備えている。
請求項2に記載の容器は、請求項1に記載の容器であって、前記蓋は、前記内部に配置され、前記回転軸の軸方向から見て前記周壁の内周に沿っている円弧状の壁と、前記壁と前記回転軸とを繋ぐ繋ぎ部とを有し、前記回転軸の回転に伴い該軸周りを周回して前記壁により前記孔を周期的に開閉する。
請求項3に記載の粉体入り容器は、請求項1又は2に記載の容器と、前記内部に収容されている粉体と、を備えている。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の粉体入り容器と、前記容器から排出された粉体を用いて媒体に像を形成する形成部と、媒体に形成された像を媒体に定着する定着部と、を備えている。
請求項1に記載の容器によれば、筒体の周壁に形成されている孔が開きっ放しの場合に比べて、粉体の排出率を長期間定められた範囲内にすることができる。
請求項2に記載の容器によれば、蓋を周回するための専用の周回手段を備えた場合に比べて、簡単な構成で、孔の周期的な開閉を実現することができる。
請求項3に記載の粉体入り容器によれば、筒体の周壁に形成されている孔が開きっ放しの場合に比べて、粉体の排出率が長期間定められた範囲内とされる。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、筒体の周壁に形成されている孔が開きっ放しの場合に比べて、粉体の排出不良に起因する動作不良が抑制される。
本実施形態(本発明を実施するための形態)の画像形成装置を正面側から見た概略図である。 本実施形態の画像形成装置を構成するカートリッジの一部を短手方向から見た概略図である。 図2のカートリッジの部分断面図である。 図3の4−4切断線により切断されたカートリッジの断面図である。 本実施形態のカートリッジを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータを軸周りに回転させた場合における、アジテータの各回転時間に対する本体に形成されている貫通孔の開口率と、アジテータの回転時間に対する平均開口率との関係を示すグラフである。 第1比較形態のカートリッジの断面図である。 第1比較形態のトナーカートリッジを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータを軸周りに回転させた場合、アジテータの回転時間と、貫通孔から排出されるトナーの排出率との関係を調べた結果を示すグラフである。 第2比較形態のカートリッジの断面図である。 第2比較形態のトナーカートリッジを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータを軸周りに回転させた場合、アジテータの回転時間と、貫通孔から排出されるトナーの排出率との関係を調べた結果を示すグラフである。 第2比較形態のトナーカートリッジの場合の発生するトナーの排出不良の原因と考えられる現象を説明するための模式図である。 本実施形態のトナーカートリッジを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータを軸周りに回転させた場合、アジテータの回転時間と、貫通孔から排出されるトナーの排出率との関係を調べた結果を示すグラフである。 変形例のカートリッジの断面図である。
≪概要≫
以下、本実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の画像形成装置10(図1参照)の全体構成及び画像形成動作の概要を説明する。次いで、本実施形態の要部であるカートリッジ22(図1、図2、図3及び図4参照)を含む単色トナー供給部21の構成及び動作(トナー供給動作)について説明する。次いで、本実施形態の効果について説明する。なお、以下の説明では、図面に矢印Yで示す方向を装置高さ方向、矢印Xで示す方向の装置幅方向、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(矢印Zで示す方向)を装置奥行き方向とする。
≪画像形成装置の全体構成≫
本実施形態の画像形成装置10は、図1に示されるように、媒体収容部12と、多色像形成部14と、媒体搬送部16と、定着装置18と、トナー供給部20と、制御部25とを含んで構成されている。ここで、多色像形成部14は、形成部の一例である。また、定着装置18は、定着部の一例である。なお、画像形成装置10の全体構成については、特に断りがない限り、図1を参照しながら説明する。
<媒体収容部>
媒体収容部12は、媒体Pを収容する機能を有する。
<多色像形成部>
多色像形成部14は、トナーT(図10参照)を用いて媒体Pに多色のトナー像(図示省略)を形成する機能を有する。ここで、トナーTは、粉体の一例である。また、トナー像は、像の一例である。多色像形成部14は、単色像形成部30Y、30M、30C、30Kと、転写ユニット40とを備えている。ここで、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)は、それぞれトナー色を意味する。なお、詳細については後述するが、多色像形成部14は、カートリッジ22に接続され、トナーTが収容されているカートリッジ22(後述するトナーカートリッジ23)から排出されたトナーTを用いて多色のトナー像を形成するようになっている。ここで、カートリッジ22は、容器の一例である。また、トナーカートリッジ23は、粉体入り容器の一例である。
本実施形態の単色像形成部30Y、30M、30C、30Kは、それぞれが用いられるトナー以外、同様の構成とされている。なお、図1では、単色像形成部30M、30C、30Kを構成する各構成要素の符号が省略されて示されている。
[単色像形成部]
単色像形成部30Y、30M、30C、30Kは、それぞれ、後述する感光体32Y、32M、32C、32Kに、各色のトナー像を形成する機能を有する。単色像形成部30Kは、感光体32Kと、帯電装置34Kと、露光装置36Kと、現像装置38Kとを備えている。また、単色像形成部30Y、30M、30Cは、各色に対応するように、それぞれ、感光体32Y、32M、32Cと、帯電装置34Y、34M、34Cと、露光装置36Y、36M、36Cと、現像装置38Y、38M、38Cとを備えている。なお、現像装置38Y、38Y、38M、38Cの内部のトナーTの残量は、それぞれ、現像装置38Y、38Y、38M、38Cに設けられたトナー濃度センサ(図示省略)により、予め定められたタイミングで測定されるようになっている。以下、単色像形成部30Y、30M、30C、30K及びこれらを構成する各構成要素について色毎の区別が不要な場合は添字を省略して説明する。
[転写ユニット]
転写ユニット40は、各感光体32に形成された各色のトナー像を後述する転写ベルトTBに転写(1次転写)して、各色のトナー像(で構成される重畳されたトナー像)を媒体Pに転写(2次転写)する機能を有する。転写ユニット40は、転写ベルトTBと、駆動ロール42と、1次転写ロール44Y、44M、44C、44Kと、2次転写ロール46と、バックアップロール48とを備えている。2次転写ロール46と、バックアップロール48とは、転写ベルトTBを挟んで、転写ベルトTBと2次転写ロール46とにニップTNを形成している。そして、2次転写ロール46と、バックアップロール48とは、バックアップロール48に電源(図示省略)から印加された電圧によりニップTNに電界を形成して、ニップTNを通過する媒体Pにトナー像を2次転写するようになっている。
<媒体搬送部>
媒体搬送部16は、媒体収容部12に収容された媒体Pを搬送路16Aを搬送させて、搬送させた媒体Pを画像形成装置10の外に排出させる機能を有する。
<定着装置>
定着装置18は、多色像形成部14により媒体Pに形成されたトナー像を媒体Pに定着させる機能を有する。
<トナー供給部>
トナー供給部20は、各単色像形成部30を構成する現像装置38に、各色のトナーTを供給する機能を有する。トナー供給部20は、各色のトナーTを各単色像形成部30に供給する、各色用の単色トナー供給部21K、21C、21M、21Yで構成されている。単色トナー供給部21K、21C、21M、21Yは、それぞれ、各色のトナーTが収容されているカートリッジ22K、22C、22M、22Yと、トナー搬送部24K、24C、24M、24Yとを含んで構成されている。別言すると、単色トナー供給部21K、21C、21M、21Yは、それぞれ、トナーカートリッジ23K、23C、23M、23Yを備えている。以下、単色トナー供給部21K、21C、21M、21Y及びこれらを構成する各構成要素について色毎の区別が不要な場合は添字を省略して説明する。なお、カートリッジ22及びトナーカートリッジ23は本実施形態の要部であることから、カートリッジ22(トナーカートリッジ23)を含む単色トナー供給部21については後述する。
<制御部>
制御部25は、画像形成装置10の各構成要素を制御する機能を有する。
≪画像形成動作≫
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について、図1を参照しつつ説明する。
制御部25が外部装置(一例としてパーソナルコンピュータ)から画像を形成するための画像データを受け取ると、制御部25は、前記画像データを各色の画像データに変換する。そして、制御部25は、多色像形成部14を構成する各単色像形成部30に帯電、露光、現像の各工程を行わせて、各感光体32に各色のトナー像を形成させる。
次いで、制御部25は、1次転写ロール44Y、44M、44C、44Kにより、各感光体32に形成された各色のトナー像を、周回している転写ベルトTBに1次転写させる。
一方、制御部25は、媒体搬送部16により、転写ベルトTBにおける各トナー像が1次転写された部位がニップTNに到達するタイミングに合うように、媒体収容部12に収容されている媒体PをニップTNに搬送させる。
次いで、制御部25は、電源(図示省略)によりバックアップロール48に電圧が印加されることで、2次転写ロール46とバックアップロール48とに転写ベルトTBに保持されているトナー像を媒体Pに転写するための電界を形成させて、ニップTNを通過する媒体Pに当該トナー像を転写させる。
次いで、制御部25は、媒体搬送部16により、各色のトナー像が転写された媒体Pを定着装置18に向けて搬送させる。次いで、制御部25は、定着装置18により、媒体Pに2次転写された各色のトナー像を、媒体Pに定着させる。その結果、媒体Pには、画像が形成される。
そして、各色のトナー像が定着された媒体P(画像が形成された媒体P)は、媒体搬送部16により装置外に運び出されて、画像形成動作が終了する。
以上が、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作についての説明である。
≪要部(単色トナー供給部)の構成≫
次に、本実施形態の単色トナー供給部21の構成について、図1、図2、図3及び図4を参照しつつ説明する。本実施形態の単色トナー供給部21は、前述のとおり、トナーカートリッジ23と、トナー搬送部24とを含んで構成されている。
<カートリッジ(及びトナーカートリッジ)>
各カートリッジ22は、前述のとおり、各単色画像形成部30(を構成する現像装置38)が用いる各色のトナーTを収容する機能を有する。また、前述のとおり、各色のトナーTが収容されているカートリッジ22は、それぞれ、トナーカートリッジ23とされている。そして、本実施形態では、各トナーカートリッジ23は、画像形成装置10の交換部品とされている。すなわち、トナーカートリッジ23は、画像形成装置10の本体に取り付け及び取り外しが可能な部品とされている。
カートリッジ22は、図2、図3及び図4に示されるように、本体50と、アジテータ60と、シャッター70と、連結部80と含んで構成されている。ここで、本体50は、筒体の一例である。アジテータ60は、搬送部材の一例である。シャッター70は、蓋の一例である。
[本体]
本体50は、筒状とされ、内部にトナーTを収容する機能を有する。本体50は、図2、図3及び図4に示されるように、円筒52と、プラグ54とを含んで構成されている。ここで、円筒52は、周壁の一例である。プラグ54は、円筒52の一端に嵌め込まれている。プラグ54の中心には、円形の貫通孔54Aが形成されている。なお、図2、図3及び図4は、カートリッジ22の長手方向の一端を含む一部を図示している。すなわち、図2、図3及び図4では他端の構造は省略されているが、円筒52の他端には、プラグ(図示省略)が嵌め込まれている。また、図中の一点鎖線CLは、円筒52の軸を意味する。また、本体50は、図2、図3及び図4に示されるように、その軸方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で配置されている。
また、円筒52における一端側には、円状の貫通孔52Aが形成されている。貫通孔52Aは、本体50の内部に収容されているトナーTを排出するためのものとされている。こで、貫通孔52Aは、孔の一例である。なお、貫通孔52Aは、円筒52における装置高さ方向の下側に開口している。
[アジテータ]
アジテータ60は、本体50の内部に収容されているトナーTを貫通孔52Aに向けて搬送する機能を有する。アジテータ60は、図3に示されるように、回転軸62と、複数の羽根64とを有している。回転軸62は、一端側の部分がプラグ54の貫通孔54Aを貫通し、プラグ54の反対側のプラグ(図示省略)の凹みに他端側の部分が嵌め込まれ、自身の軸を円筒52の軸(一点鎖線CL)に重ねた状態で配置されている。また、回転軸62は、プラグ54及び反対側のプラグに円筒52に対して回転可能に支持されている。
複数の羽根64は、図3に示されるように、回転軸62の軸方向の定められた範囲に、定められた間隔(本実施形態の場合は、一例として等間隔)で並べられて、回転軸62に固定されている。ここで、回転軸62の軸方向の定められた範囲の一端側の端は、回転軸62の径方向に貫通孔52Aが重なる部分よりも他端側とされている。別言すれば、回転軸62における径方向に貫通孔52Aが重なる部分には、羽根64が配置されていない。
回転軸62における本体50からはみ出した部分には、歯車(図示省略)が固定されている。そして、回転軸62は、画像形成装置10の本体に固定されている駆動源(図示省略)の歯車から自身の歯車に駆動力を伝達されて、(定められた角速度で)軸周りに(図中の矢印の方向に)回転するようになっている。
以上の構成により、アジテータ60は、軸周りに回転する回転軸62の回転に伴い回転する複数の羽根64でトナーTを押して、トナーTを貫通孔52Aに向けて搬送するようになっている。
[シャッター]
シャッター70は、貫通孔52Aを周期的に開閉する機能を有する。シャッター70は、図3及び図4に示されるように、壁72と、アーム74とを有している。ここで、アーム74は、繋ぎ部の一例である。
〔壁〕
壁72は、図4に示されるように、円筒52の内側(本体50の内部)に配置され、円筒52の軸方向、すなわち、回転軸62の軸方向から見て、円筒52の内周に沿っている。また、壁72は、回転軸62の軸方向から見て、円弧状とされている。具体的には、壁72は、図3に示されるように、その径方向から見ると、円筒の一部が矩形状に切り欠かれた形状とされている。ここで、壁72における周方向の両端面を端面72A、72Bとする。そして、壁72の周方向における端面72Aと端面72Bとの距離D1(壁72における切り欠かれた部分の周方向の距離D1)は一例として円筒52の内周における貫通孔52Aの縁の径D2よりも大きく、壁72の周方向の長さは一例として径D2よりも大きい。
また、壁72の幅D3(円筒52の軸方向の長さ)は、貫通孔52A縁の径D2よりも大きい。そして、壁72は、図3に示されるように、円筒52の径方向から見ると、貫通孔52Aの全範囲を塞ぎ、かつ、貫通孔52Aに対し貫通孔52Aの両側の縁よりもはみ出した状態で配置されている。
〔アーム〕
アーム74は、壁72と、回転軸62とを繋ぐ機能を有する。アーム74は、円筒52の軸方向から見ると径方向に沿った矩形状とされ(図4参照)、その一端が壁72の内周に固定され、その他端を含む他端側の部分が回転軸62に形成されている凹み(図示省略)嵌め込まれて固定されている。
以上の構成により、アジテータ60の回転軸62が駆動源(図示省略)により軸周りに回転すると、シャッター70は回転軸62の軸周りを周回するようになっている。その結果、シャッター70は、回転軸62の回転に伴い回転軸62の軸周りを周回して壁72により貫通孔52Aを周期的に開閉するようになっている。
[連結部]
連結部80は、カートリッジ22を画像形成装置10の本体に取り付ける際に、画像形成装置10の本体側の部品(本実施形態では、トナー搬送部24)に連結されるようになっている。連結部80は、リング状の部材(図3及び図4参照)と、スライド式のシール部材(図示省略)とを有している。リング状の部材には、図3及び図4に示されるように、円筒52の貫通孔52Aの径と同等の径の貫通孔80Aが形成されている。そして、連結部80(リング状の部材)は、貫通孔80Aを円筒52の貫通孔52Aに重ねた状態で(貫通孔80Aの内周全周を貫通孔52Aの内周全周に重ねた状態で)、円筒52の外周に固定されている。なお、シール部材は、リング状の部材における円筒52に固定されている側と反対側の部分に設けられている。そして、シール部材は、カートリッジ22が単体の状態(画像形成装置10の本体に取り付けられていない状態)では貫通孔80Aを塞いでいる。また、シール部材は、カートリッジ22が画像形成装置10の本体に取り付けられている状態では貫通孔80Aからずれるようになっている。
以上、カートリッジ22をその構成要素に分けて説明したが、カートリッジ22は画像形成装置10の本体に取り付けられて、駆動源により駆動されてアジテータ60の回転軸62が回転すると以下のように作用するようになっている。すなわち、カートリッジ22は、軸周りに回転するアジテータ60によりトナーTを貫通孔52Aに向けて搬送させ、アジテータ60の回転に伴い周回するシャッター70の蓋72により周期的に貫通孔52Aを開放して、貫通孔52A及び貫通孔80AからトナーTを排出するようになっている。
<トナー搬送部>
トナー搬送部24は、トナーカートリッジ23から排出されたトナーTを受け取る機能と、トナーカートリッジ23から受け取ったトナーTを現像装置38に受け渡す機能とを有する。トナー搬送部24は、図1に示されるように、一例としてパイプ状の部材を含んで構成されており、一端がカートリッジ22の連結部80に連結され、他端が現像装置38に連結されている。また、トナー搬送部24は、パイプ状の部材の内部に、トナーカートリッジ23から受け取ったトナーTを一端側から他端側に運ぶためのオーガ(図示省略)を有している。
以上のとおり、単色トナー供給部21は、トナーカートリッジ23が排出するトナーTをトナー搬送部24により現像装置38に受け渡すことにより、現像装置38にトナーTを供給するようになっている。
以上が、本実施形態の単色トナー供給部21の構成についての説明である。
≪トナー供給動作≫
次に、本実施形態の単色トナー供給部21によるトナー供給動作について、図面を参照しつつ説明する。
現像装置38に設けられているトナー濃度センサ(図示省略)により予め定められたタイミングで現像装置38の内部のトナーTの残量が測定されると、トナー濃度センサは自身が測定した結果を制御部25に送信する。そして、制御部25が当該トナーTの残量が予め定められた量を満たしていないと判断すると、制御部25が単色トナー供給部21を作動させてトナー供給動作を開始する。
具体的には、制御部25は、駆動源(図示省略)を駆動させて、トナーカートリッジ23のアジテータ60を軸周りに(図3及び図4の矢印方向に)回転させる。これに伴い、アジテータ60の回転軸62に固定されているシャッター70(の壁72)は、回転軸62の軸周りを矢印方向に周回して壁72により貫通孔52Aを周期的に開閉する(図3、図4及び図5参照)。図5は、アジテータ60の各回転時間に対する貫通孔52Aの開口率の変化と、アジテータ60の回転時間に対する貫通孔52Aの平均開口率とを示している。ここで、開口率とは、貫通孔52Aが壁72との位置関係で開口している割合を意味する。例えば、壁72が貫通孔52Aの全範囲を塞いでいる場合(図4参照)の開口率は0[%]である。これに対して、壁72が貫通孔52Aの全範囲を塞いでいない場合(前述の切り欠かれた部分と貫通孔52Aとが重なり、本体50の径方向であって本体50の外側から貫通孔52Aを見ると、壁72の外周が見えない場合)の開口率は100[%]である。各回転時間に対する貫通孔52Aの開口率が変化する理由は、シャッター70が回転軸62の軸周りを周回することに伴い貫通孔52Aが開閉されるためである。そして、回転時間に対する貫通孔52Aの平均開口率とは、全回転時間における貫通孔52Aの開口率の平均を意味する。本実施形態の場合の貫通孔52Aの平均開口率は、一例として30[%]とされている。また、制御部25は、駆動源(図示省略)を駆動させて、トナー搬送部24のオーガ(図示省略)を軸周りに回転させる(図1参照)。
そして、制御部25が各駆動源を駆動させてトナーカートリッジ23のアジテータ60及びトナー搬送部24のオーガをそれぞれ軸周りに回転させると、本体50の内部に収容されているトナーTは、以下のようにして、現像装置38に受け渡される。
まず、本体50の内部に収容されているトナーTは、回転軸62の軸周りに回転する複数の羽根64に押されて、本体50の貫通孔52Aに向けて搬送される(図3参照)。次いで、本体50における貫通孔52Aが形成されている部分に到達したトナーTは、回転軸62の軸周りに周回する壁72が貫通孔52Aを開放しているタイミングで貫通孔52A及び貫通孔80Aから下方に排出される。次いで、トナーカートリッジ23から排出されたトナーTは、トナー搬送部24のパイプ状の部材の一端(連結部80に連結されている部分)から、トナー搬送部24に受け取られる(図1参照)。パイプ状の部材の一端から受け取られたトナーTは、パイプ状の部材の内部に配置されて、軸周りに回転するオーガ(図示省略)によりパイプ状の部材の一端側から他端側に運ばれる。パイプ状の部材の他端側に運ばれたトナーTは、他端の孔から落下して現像装置38に受け渡される。
そして、制御部25が現像装置38に受け渡されたトナーTの量が予め定められた量を満たしていると判断すると、制御部25は、トナーカートリッジ23のアジテータ60及びトナー搬送部24のオーガをそれぞれ軸周りに回転させる駆動源の駆動を停止して、本実施形態の単色トナー供給部21による現像装置38へのトナー供給動作が終了する。
以上が、本実施形態の単色トナー供給部21によるトナー供給動作についての説明である。
≪効果≫
次に、本実施形態の効果(第1、第2及び第3の効果)について説明する。
<第1の効果>
まず、第1の効果について、本実施形態を以下に説明する各比較形態(第1及び第2比較形態)と比較しつつ図面を参照しながら説明する。ここで、第1の効果とは、カートリッジ22(又はトナーカートリッジ23)が貫通孔52Aを周期的に開閉するシャッター70を備えていることの効果である。なお、各比較形態において本実施形態で用いた部品等を用いて説明する場合、図示しなくても、その部品の符号、名称等を使用する。
なお、詳細については後述するが、本実施形態のトナーカートリッジ23の場合、アジテータ60の回転時間に関わらず、トナーTの排出率が300[mg/sec]から350[mg/sec]の範囲で安定していた(図11参照)。
<第1比較形態>
第1比較形態のカートリッジ22A(トナーカートリッジ23A)は、図6に示されるように、シャッター70を備えていない。第1比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様とされている。そのため、第1比較形態のトナーカートリッジ23Aは、トナー供給動作時において、貫通孔52Aが常に開きっ放しのまま(開口率が100[%]の状態のまま)とされている。なお、第1比較形態の場合の貫通孔52Aの(本実施形態に対する)平均開口率は100[%]に相当する。
ここで、図7は、第1比較形態のカートリッジ22Aを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータ60を軸周りに回転させた場合、アジテータ60の回転時間と、貫通孔52Aから排出されるトナーTの排出率との関係を調べた結果(実験結果)を示す。当該実験結果は、カートリッジ22Aを専用の治具(図示省略)に取り付けて、アジテータ60を軸周りに回転させ、貫通孔52Aから排出されるトナーTの質量を測定することで求めたものである。なお、カートリッジ22Aの本体50の内部には、初期のトナーTの量として600[g]の量のトナーTを収容していた。
図7のグラフによれば、実験開始時から(図11に示される本実施形態の場合に比較して)高い排出率でトナーTが排出され、実験開始時からある時間(約800[sec])までの期間で大幅な減少率でトナーTの排出率が低下していたといえる。具体的には、第1比較形態の場合、実験開始時からある時間(約800[sec])までの期間で各回転時間におけるトナーTの排出率が約1660[mg/sec]から約0[mg/sec]まで変化していた。また、実験開始時からある時間(約800[sec])以降のトナーTの排出率は、アジテータ60の回転時間によらず、ほぼ0であった。また、実験開始時からある時間(約800[sec])以降のトナーTの排出率がほぼ0であった理由は、本体50の内部のトナーTがほぼ排出されていたためである(この点は確認済みである)。
本願の発明者らは、第1比較形態における図7の実験結果について次のように考察した。すなわち、第1比較形態の場合、実験開始時からある時間(約800[sec])までの期間で本体50の内部のトナーTがほぼ排出されていた理由は、貫通孔52Aが常に開きっ放しのままのためと考えられる。
そして、各回転時間におけるトナーTの排出率が約400[mg/sec]を超えるような場合、トナーカートリッジ23Aから排出されるトナーTを受け取るトナー搬送部24では、トナーTが詰まって、現像装置38へトナーTを供給できなくなる虞がある(トナーTの排出不良の一態様)。特に、画像形成装置10内の温度及び湿度の何れか一方又は両方が高いほど、トナーTは詰まり易い。
<第2比較形態>
次に、第2比較形態について説明する。第2比較形態のカートリッジ22B(トナーカートリッジ23B)は、図8に示されるように、シャッター70を備えていない。また、第2比較形態のカートリッジ22Bは、本体50に形成されている貫通孔52A1の径及び貫通孔80A1の径が本実施形態の貫通孔52Aの径よりも小さい。具体的には、第2比較形態の貫通孔52A1の径及び貫通孔80A1の径は、本実施形態の貫通孔52Aの平均開口率に相当する開口率の径とされている。すなわち、貫通孔52A1及び貫通孔80A1の開口面積は、本実施形態の貫通孔52Aの開口面積の30%とされている。第2比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様とされている。
ここで、図9は、第2比較形態のトナーカートリッジ23Bを用いてトナー供給動作時の条件でアジテータ60を軸周りに回転させた場合、アジテータ60の回転時間と、貫通孔52Aから排出されるトナーTの排出率との関係を調べた結果(実験結果)を示す。当該実験結果は、トナーカートリッジ23Bを第1比較形態で用いた専用の治具(図示省略)に取り付けて、アジテータ60を軸周りに回転させ、貫通孔52Aから排出されるトナーTの質量を測定することで求めたものである。なお、カートリッジ22Bの本体50の内部には、初期のトナーTの量として600[g]の量のトナーTを収容していた。
図9のグラフによれば、実験開始時からある時間(約300[sec])までの期間、トナーTの排出率が300[mg/sec]から400[mg/sec]の範囲で安定していたといえる。しかしながら、ある時間(約300[sec])から別のある時間(約600[sec])までの期間、トナーTの排出率が徐々に低下し、別のある時間(約600[sec])以降、トナーTの排出率が100[mg/sec]未満まで低下していた。
本願の発明者らは、第2比較形態における図9の実験結果について次のように考察した。すなわち、第2比較形態の場合、実験開始時からある時間(約300[sec])までの期間、トナーTの排出率が300[mg/sec]から400[mg/sec]の範囲で安定していた理由は、貫通孔52A1の平均開口率(又は開口率)が第1比較形態の貫通孔52Aの平均開口率(又は開口率)よりも小さい(この場合は70[%]小さい)ため、第2比較形態は、第1比較形態に比べて、トナーTの貫通孔52A1からの排出が抑制されたためと考えられる。
一方で、第2比較形態の場合、ある時間(約300[sec])以降も本体50の内部にトナーTが収容されているにも関わらず、トナーTの排出率がその後低下(最終的には100[mg/sec]未満まで低下)していた。この点について、本願の発明者らが第2比較形態のトナーカートリッジ23Bを観察したところ、以下のような現象を知見した。すなわち、第2比較形態のトナーカートリッジ23Bの場合、第1比較形態のトナーカートリッジ23Aに比べて、貫通孔52A1の径が小さい。そのため、図10に示されるように、本体50の内部であって貫通孔52A1の上方には、トナーTの粒子同士の塊が形成されていた。そして、本願の発明者らは、図10に示されるトナーTの粒子同士の塊は、貫通孔52A1の径が小さいほど、更に、画像形成装置10内の温度及び湿度の何れか一方又は両方が高いほど、形成され易いことを知見した。以上より、第2比較形態の場合、貫通孔52A1の上方にトナーTの粒子同士の塊が形成された結果、トナーTの粒子同士の塊により貫通孔52A1が塞がれてしまい、ある時間(約300[sec])以降、トナーTが排出され難くなったため又は排出できなくなったため、図9のグラフのような結果となったと考えられる。なお、第2比較形態の場合、現像装置38へトナーTを供給できなくなる虞がある(トナーTの排出不良の他の一態様)。
これに対して、本実施形態のトナーカートリッジ23は、貫通孔52Aを周期的に開閉するシャッター70を備えている。また、本実施形態の場合、図11のグラフによれば、本実施形態の場合、アジテータ60の回転時間に関わらず、トナーTの排出率が300[mg/sec]から350[mg/sec]の範囲(本明細書では、当該範囲を定められた範囲という。)で安定していることが分かる。
本実施形態の貫通孔52Aの開口面積は、第1比較形態の貫通孔52Aの開口面積と同等である。しかしながら、本実施形態の場合のシャッター70は周期的に貫通孔52Aを開閉する構成となっていることから、本実施形態の場合の貫通孔52Aの平均開口率は一例として第1比較形態の場合の30[%]とされている。そのため、本実施形態の場合(図11参照)は、第1比較形態(図7参照)と異なり、連続的にトナーTを排出することができない。その結果、本実施形態(図11参照)は、第1比較形態(図7参照)に比べて、実験開始時からある時間(約800[sec])までの期間、トナーTの排出率を低くすることができた(トナーTの排出率が定められた範囲で安定していた)と考えられる。
また、本実施形態の場合の貫通孔52Aの平均開口率は第2比較形態の場合の貫通孔52A1の平均開口率と同等であるものの、本実施形態の場合の貫通孔52Aの開口面積は、周期的に第2比較形態の貫通孔52A1の開口面積よりも大きくなる。そのため、本実施形態の場合、第2比較形態の場合に比べて、貫通孔52Aを塞ぐトナーTの粒子同士の塊が形成され難い。その結果、本実施形態(図11参照)は、第2比較形態(図9参照)に比べて、実験開始時からある時間(約300[sec])以降、トナーTの排出率が定められた範囲で安定していたと考えられる。
したがって、本実施形態のカートリッジ22によれば、(トナー供給動作時に)貫通孔52Aが開きっ放しのままの場合に比べて、トナーTの排出率を長期間定められた範囲内にすることができる。また、本実施形態のトナーカートリッジ23によれば、(トナー供給動作時に)貫通孔52Aが開きっ放しのままの場合に比べて、トナーTの排出率が長期間定められた範囲内とされる。これらに伴い、本実施形態の画像形成装置10によれば、トナーTの排出不良に起因する動作不良が抑制される。ここで、トナーTの排出不良に起因する動作不良とは、トナーTの排出不良に起因してトナーTが現像装置38に供給されないことにより画像形成装置10が動作できなくなることをいう。
<第2の効果>
次に、第2の効果について、本実施形態を以下に説明する第3比較形態(図示省略)と比較しつつ図面を参照しながら説明する。ここで、第2の効果とは、シャッター70が本体50の内部に配置されており、かつ、シャッター70の壁72が本体50の内周に沿っていることの効果である。なお、第3比較形態において本実施形態で用いた部品等を用いて説明する場合、その部品の符号、名称等を使用する。
第3比較形態のカートリッジ及びトナートナーカートリッジ(図示省略)の場合、シャッター70の壁72が連結部80における本体50に固定されている側と反対側を周期的に周回するようになっている。そのうえで、第3比較形態のカートリッジは、壁72を挟んでトナー搬送部24に連結されている。第3比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様とされている。なお、第3比較形態は、貫通孔52Aを周期的に開閉する壁を備えていることから、上記の第1の効果を奏する構成である。すなわち、第3比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第3比較形態の場合、壁72は本体50の内部に配置されていない。そのため、第3比較形態のトナーカートリッジでは、仮に貫通孔52AがトナーTの粒子同士の塊により塞がれた場合、トナーTが貫通孔52Aから排出され難くなる。
これに対して、本実施形態の場合、図3及び図4に示されるように、シャッター70は本体50の内部に配置され、シャッター70の壁72は本体50の内周に沿った状態で、回転軸62の軸周りを周回する。そのため、本実施形態の場合、仮に貫通孔52Aの縁又は上方にトナーTの粒子同士の塊が形成されても、当該塊は周回する壁72により退かされる。
したがって、本実施形態のカートリッジ22によれば、貫通孔52Aを開閉する壁が本体50の外側に配置されている場合に比べて、トナーTの排出率の低下を抑制することができる。また、本実施形態のトナーカートリッジ23によれば、貫通孔52Aを開閉する壁が本体50の外側に配置されている場合に比べて、トナーTの排出率が低下し難い。
<第3の効果>
次に、第3の効果について、本実施形態を以下に説明する第4比較形態(図示省略)と比較しつつ図面を参照しながら説明する。ここで、第3の効果とは、シャッター70がアジテータ60の回転軸62に固定されていることの効果である。なお、第4比較形態において本実施形態で用いた部品等を用いて説明する場合、その部品の符号、名称等を使用する。
第4比較形態のカートリッジ及びトナーカートリッジ(図示省略)の場合、壁72はアーム74を介して回転軸62に固定されていない。壁72は、アーム74を介して別途設けられた回転軸(図示省略)に固定されている。そして、第4比較形態のシャッター70は、アジテータ60の回転軸62を回転させるための駆動源とは別の駆動源により駆動されて、別途設けられた回転軸の軸周りを周回するようになっている。第4比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様とされている。なお、第4比較形態は、貫通孔52Aを周期的に開閉する壁を備えていることから、上記の第1の効果を奏する構成である。また、第4比較形態は、壁72が本体50の内部に配置されていることから、上記の第2の効果を奏する構成である。以上より、第4比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第4比較形態の場合、前述のとおり、シャッター70のアーム74が固定される回転軸及び当該回転軸を軸周りに回転させるための駆動源(シャッター70を周回するための専用の周回手段)を必要とする。
これに対して、本実施形態の場合、シャッター70の回転軸は、アジテータ60の回転軸62とされている。そして、本実施形態のシャッター70は、アジテータ60の回転軸62の軸周りの回転に伴い周回する。
したがって、本実施形態のカートリッジ22によれば、シャッター70を周回するための専用の周回手段を備えた場合に比べて、簡単な構成で、貫通孔52Aの周期的な開閉を実現することができる。
以上が、本実施形態の効果についての説明である。
以上のとおり、本発明について特定の実施形態を例として説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲には、例えば、下記のような形態も含まれる。
本実施形態では、壁72は、回転軸62の軸方向から見て、円弧状とされているとして説明した。しかしながら、回転軸62の軸周りを周回すると貫通孔52Aを周期的に開閉することができれば、壁は円弧でなくてもよい。例えば、壁はその一部に貫通孔が形成されている円筒であってもよい。
本実施形態では、壁72は、1つの円弧であるとして説明した。しかしながら、回転軸62の軸周りを周回すると貫通孔52Aを周期的に開閉することができれば、壁は1つの円弧でなくてもよい。例えば、図12の変形例のように、(シャッター70Cを構成する)壁72Cは複数の円弧であってもよい。
本実施形態では、アーム74は、壁72に固定されているとして説明した。しかしながら、アーム74と壁72とは、一体的に形成されていてもよい。
本実施形態では、トナーTは粉体の一例であり、カートリッジ22は容器の一例であるとして説明した。しかしながら、内部に収容されている粉体を外部に排出するための貫通孔が形成されている容器であって、内部の粉体を当該貫通孔に向けて搬送する搬送部材と、当該貫通孔を周期的に開閉する蓋とを備えた容器であれば、粉体はトナーT、容器はカートリッジ22でなくてもよい。例えば、粉体は食料品、薬品、工業用材料に用いる粉体その他の粉体であってもよい。また、この場合、容器は、内部に収容する粉体を収容して排出するために用いられるもの(例えば、薬品を製造するために用いられる製造装置の部品)であればよい。
10 画像形成装置
14 多色像形成部(形成部の一例)
18 定着装置(定着部の一例)
22 カートリッジ(容器の一例)
23 トナーカートリッジ(粉体入り容器の一例)
50 本体(筒体の一例)
52A 貫通孔(孔の一例)
60 アジテータ(搬送部材の一例)
62 回転軸
64 羽根
70 シャッター(蓋の一例)
72 壁
74 アーム(繋ぎ部の一例)
T トナー(粉体の一例)

Claims (4)

  1. 筒状とされ、内部に粉体を収容する筒体であって、周壁に粉体を排出するための孔が形成されている筒体と、
    軸周りに回転する回転軸と、前記回転軸に固定されている羽根とを有し、前記回転軸の回転に伴い回転する前記羽根で粉体を押して粉体を前記孔に向けて搬送する搬送部材と、
    前記孔を周期的に開閉する蓋と、
    を備えた容器。
  2. 前記蓋は、前記内部に配置され、前記回転軸の軸方向から見て前記周壁の内周に沿っている円弧状の壁と、前記壁と前記回転軸とを繋ぐ繋ぎ部とを有し、前記回転軸の回転に伴い該軸周りを周回して前記壁により前記孔を周期的に開閉する、
    請求項1に記載の容器。
  3. 請求項1又は2に記載の容器と、
    前記内部に収容されている粉体と、
    を備えた粉体入り容器。
  4. 請求項3に記載の粉体入り容器と、
    前記容器から排出された粉体を用いて媒体に像を形成する形成部と、
    媒体に形成された像を媒体に定着する定着部と、
    を備えた画像形成装置。
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