JP2018030450A - 電力機器ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電力機器の冷却効率を向上させることができるだけでなく、冷却空気の流路抵抗を下げて冷却ファンの小型化及び省電力化が図れる電力機器ユニットを提供する。【解決手段】インバータ60及びDC−DCコンバータ70冷却する冷却機構100を備えた電力機器ユニット20であって、冷却機構100は、第1吸気口41Lから冷却空気をインバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給する第1吸気経路101Lと、第2吸気口41Rから冷却空気をインバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給する第2吸気経路101Rと、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rとが合流する合流部103と、排気経路105に設けられた冷却ファン110と、を備え、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rは、インバータ60及びDC−DCコンバータ70の上流の合流部103に対し斜めに接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両に搭載される電力機器ユニットに関する。
エンジンとモータを併用して走行するハイブリッド車両、モータのみを用いて走行する電気車両等の車両には、バッテリ、インバータ、DC−DCコンバータなどの電力機器と、電力機器を収容するケースと、を備える電力機器ユニットが搭載されている。通常、この種の電力機器ユニットには、異常な温度上昇による電力機器の性能劣化を防止するために、電力機器の温度を適正範囲に維持する冷却機構が設けられている。例えば、特許文献1には、ケースに設けられた複数の吸気口及び1つの排気口と、複数の吸気口から取り入れた冷却空気を電力機器に供給する複数の吸気経路と、電力機器を冷却した後の冷却空気を排気口に導く排気経路と、排気経路に設けられた冷却ファンと、を備える冷却機構が開示されている。
特許第5326275号公報
特許文献1に示されるように、複数の吸気口を備える電力機器ユニットでは、離間した位置の空気を取り入れることができるという利点があるものの、冷却空気が複数の吸気経路に分散されたまま電力機器を冷却した後、排気経路で合流するので、電力機器を均等に冷却することが難しい。また、複数の吸気口を備える電力機器ユニットにおいて、複数の吸気口から取り入れた冷却空気を合流させた後に電力機器を冷却することも考えられるが、合流部では冷却空気の流路抵抗が増大する虞がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力機器の冷却効率を向上させることができるだけでなく、冷却空気の流路抵抗を下げて冷却ファンの小型化及び省電力化が図れる電力機器ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電力機器(例えば、後述の実施形態のインバータ60、DC−DCコンバータ70)と、
該電力機器を収容するケース(例えば、後述の実施形態のケース30)と、
該ケースに設けられ、前記電力機器を冷却する冷却機構(例えば、後述の実施形態の冷却機構100)と、を備えた電力機器ユニット(例えば、後述の実施形態の電力機器ユニット20)であって、
前記冷却機構は、
前記ケースに設けられた第1吸気口(例えば、後述の実施形態の第1吸気口41L)及び第2吸気口(例えば、後述の実施形態の第2吸気口41R)と、
該第1吸気口から冷却空気を前記電力機器に供給する第1吸気経路(例えば、後述の実施形態の第1吸気経路101L)と、
該第2吸気口から冷却空気を前記電力機器に供給する第2吸気経路(例えば、後述の実施形態の第2吸気経路101R)と、
前記電力機器の上流側に位置し、前記第1吸気経路と前記第2吸気経路とが合流する合流部(例えば、後述の実施形態の合流部103)と、
前記電力機器の下流側に位置する排気経路(例えば、後述の実施形態の排気経路105)と、
該排気経路に設けられた冷却ファン(例えば、後述の実施形態の冷却ファン110)と、を備え、
前記第1吸気経路と前記第2吸気経路は、前記合流部に対し斜めに接続されている。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の電力機器ユニットであって、
前記第1吸気経路と前記第2吸気経路は、前記合流部に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されている。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の電力機器ユニットであって、
前記排気経路は、前記冷却ファンに向かって鉛直方向に対し斜めに接続され、
前記冷却ファンは、回転軸線(例えば、後述の実施形態の回転軸線L)が鉛直方向に延びている。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
前記電力機器の最上面と前記冷却ファンの最上面とが略同じ高さである。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
前記電力機器は、インバータ(例えば、後述の実施形態のインバータ60)とDC−DCコンバータ(例えば、後述の実施形態のDC−DCコンバータ70)とを含み、
該インバータと該DC−DCコンバータとが冷却空気の流れ方向においてオーバーラップして配置されている。
請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
前記第1吸気口及び第2吸気口は、前記電力機器を挟んで一方側(例えば、後述の実施形態の左側)と他方側(例えば、後述の実施形態の右側)に位置している。
請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の電力機器ユニットであって、
前記ケースには、前記一方側に配置された第1バッテリ(例えば、後述の実施形態の第1バッテリ50L)と、前記他方側に配置された第2バッテリ(例えば、後述の実施形態の第2バッテリ50R)と、が収容され、
前記第1バッテリは、前記第1吸気経路に配置され、
前記第2バッテリは、前記第2吸気経路に配置されている。
請求項8に記載の発明は、
請求項7に記載の電力機器ユニットであって、
前記第1バッテリ及び前記第2バッテリは、前記電力機器と前記冷却ファンとの並び方向においてオーバーラップして配置されている。
請求項1に記載の発明によれば、第1吸気経路と第2吸気経路とを流れる冷却空気が合流部で合流した後に電力機器に供給されるので、電力機器に供給される前に合流部で冷却空気が混合される。これにより、冷却空気を均質化してさらに整流させることができ、電力機器を適切に冷却することができる。また、第1吸気経路と第2吸気経路とが合流部に対し斜めに接続されているので、冷却空気の流路抵抗を下げることができ、冷却ファンを小型化及び省電力化できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1吸気経路と第2吸気経路が合流部に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されているので、冷却空気の流路抵抗をさらに下げることができる。
請求項3に記載の発明によれば、排気経路が冷却ファンに向かって鉛直方向に対し斜めに接続されているので、電力機器の下流側においても冷却空気の流路抵抗を下げることができる。
請求項4に記載の発明によれば、電力機器の最上面と冷却ファンの最上面とが略同じ高さなので、電力機器ユニットの高さ寸法を小さくできる。
請求項5に記載の発明によれば、電力機器はインバータとDC−DCコンバータとを含むので、インバータとDC−DCコンバータとを同一の冷却機構で冷却できる。また、インバータとDC−DCコンバータとが冷却空気の流れ方向においてオーバーラップして配置されているので、インバータとDC−DCコンバータとを冷却空気の流れ方向に並べて配置した場合に比べて冷却空気の流れ方向における電力機器ユニットの長さ寸法を小さくできる。
請求項6に記載の発明によれば、第1吸気口及び第2吸気口は、電力機器を挟んで一方側と他方側に位置しているので、離間した位置の空気を取り入れることができる。
請求項7に記載の発明によれば、電力機器用の冷却機構を用いて、バッテリも冷却できる。また、一般的に管理温度の低いバッテリを電力機器よりも上流側に配置することで、バッテリ及び電力機器を適切に冷却できる。
請求項8に記載の発明によれば、第1バッテリ及び第2バッテリが電力機器と冷却ファンとの並び方向においてオーバーラップして配置されているので、電力機器と冷却ファンとの並び方向における電力機器ユニットの長さ寸法を小さくできる。
本発明の一実施形態にかかる電力機器ユニットを備えたハイブリッド車両を示す概略側面図である。 電力機器ユニットが配置されたフロア面の概略平面図である。 電力機器ユニットの分解斜視図である。 電力機器ユニットの内部構成を示す分解斜視図である。 電力機器ユニットの内部構成を示す平面図である。 図5のA−A断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、車両1には、車両前部のエンジンルーム2に、エンジン3a及びモータジェネレータ3bが直列に設置されたパワーユニット3が搭載されている。モータジェネレータ3bは、例えば三相交流モータである。車両1は、エンジン3a及び/又はモータジェネレータ3bにより駆動され、車両減速時などには、モータジェネレータ3bからの電力を回収可能なハイブリッド車両である。
車両1では、エンジン3a及びモータジェネレータ3bの駆動力が駆動輪である前輪16に伝達される。また、車両1の減速時などに前輪16からモータジェネレータ3bに駆動力が伝達されると、モータジェネレータ3bが発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車両1の運動エネルギ−が電気エネルギ−として回収される。回収された電気エネルギ−は、インバータ60を介してバッテリ50L、50Rに充電される(図3、4参照)。
エンジンルーム2の後方には、フロアパネル4上に、フロントシート5とミドルシート6とリアシート7とが配置された車室8が設けられている。図1及び図2に示すように、車室8内のフロントシート5(運転席シート及び助手席シート)の下側には、不図示の電力ケーブルを介してパワーユニット3と接続された電力機器ユニット20が配置されている。
図3〜図6に示すように、電力機器ユニット20は、第1バッテリ50L及び第2バッテリ50Rと、インバータ60と、DC−DCコンバータ70と、これらの電力機器を冷却する冷却機構100と、これらの構成部品を収容するケース30と、を含むユニットである。
ケース30は、ケース本体31と、ケース本体31の開口32を覆う蓋部材40と、を備えている。ケース本体31は、上側を向く開口32を有する有底容器型で、その内部が第1及び第2バッテリ50L、50R、インバータ60、DC−DCコンバータ70、冷却機構100などを収容するための収容部33になっている。
蓋部材40は、ケース本体31の開口32を塞ぐ略板状の部材であり、第1吸気口41L、第2吸気口41R及び排気口42が設けられている。第1吸気口41L及び第2吸気口41Rは、それぞれが蓋部材40の上面において左右方向に離れた位置に設けられた第1吸気グリルカバー43L及び第2吸気グリルカバー43Rに形成されている。排気口42は、蓋部材40の後部において左右方向中央部に設けられ、排気口42から排出される冷却空気を車室8内の左右に分散排気する排気ダクト9(図2参照)に接続されている。
第1及び第2バッテリ50L、50Rは、それぞれ左右に並列する2つのバッテリモジュール51を備える。各バッテリモジュール51は、複数のセル52を並列状に配置して構成され、全体が矩形状に形成されている。隣り合うセル52間には、冷却空気の流路となる冷却流路53が上下方向に沿って形成されている。冷却流路53は、上方及び下方に開口しており、前方、後方及び左右側方は気密に塞がれている。
インバータ60は、電力変換を行う電力機器であり、例えば、バッテリ50L、50Rから得た直流電流を三相交流電流に変換し、この三相交流電流をモータジェネレータ3bに供給することで、モータジェネレータ3bの駆動を可能にするとともに、モータジェネレータ3bから得た三相交流の回生電流を直流電流に変換することで、バッテリ50L、50Rへの充電を可能にしている。インバータ60は、バッテリ50L、50Rよりも管理温度が高い発熱機器であり、冷却空気による冷却効果を高めるために、インバータ60の下面部には、多数のフィン61を立設したヒートシンク62が設けられている。
DC−DCコンバータ70は、電圧変換を行う電力機器であり、例えば、バッテリ50L、50Rから得た高圧の直流電流を低圧の直流電流に変換し、この低圧の直流電流を低圧系機器に供給することで、低圧系機器の駆動を可能にしている。DC−DCコンバータ70は、インバータ60と同様に、バッテリ50L、50Rよりも管理温度が高い発熱機器であり、冷却空気による冷却効果を高めるために、DC−DCコンバータ70の上面部には、多数のフィン71を立設したヒートシンク72が設けられている。
冷却機構100は、ケース30の蓋部材40に設けられた上述の第1吸気口41L及び第2吸気口41Rと、第1吸気口41Lからケース30内に取り込まれる冷却空気を第1バッテリ50Lを介してインバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給する第1吸気経路101Lと、第2吸気口41Rからケース30内に取り込まれる冷却空気を第2バッテリ50Rを介してインバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給する第2吸気経路101Rと、インバータ60及びDC−DCコンバータ70の上流側に位置し、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rとが合流する合流部103と、インバータ60及びDC−DCコンバータ70を冷却する冷却部104と、インバータ60及びDC−DCコンバータ70の下流側に位置する排気経路105と、排気経路105に設けられた冷却ファン110と、を備える。
第1吸気口41L及び第2吸気口41Rは、平面視において、冷却機構100の冷却対象であるインバータ60及びDC−DCコンバータ70を挟んで左右に離間するように設けられ、車室8の離れた位置から冷却空気を取り込む。
第1吸気経路101Lは、第1バッテリ50Lの上面側に設けられる第1バッテリ上流ダクト120Lと、第1バッテリ50Lの冷却流路53と、第1バッテリ50Lの下面側に設けられる第1バッテリ下流ダクト130Lと、から構成されている。
第1バッテリ上流ダクト120Lは、上面に形成され、ダクト内とケース30の内部空間とを連通させるケース連通口121Lと、下面に形成され、第1バッテリ50Lの冷却流路53に上方から接続されるバッテリ接続口122Lと、を備えており、第1吸気口41Lからケース30内に取り込まれる冷却空気をケース連通口121Lを介してダクト内に取り込み、取り込んだ冷却空気をバッテリ接続口122Lを介して第1バッテリ50Lの冷却流路53に供給する。
第1バッテリ下流ダクト130Lは、上面に形成され、第1バッテリ50Lの冷却流路53に下方から接続されるバッテリ接続口131Lと、内側部(右側部)に形成され、合流部103に接続される合流部接続口132Lと、を備えており、第1バッテリ50Lの冷却流路53から下方に排出される冷却空気をダクト内に取り込むとともに、取り込んだ冷却空気を合流部接続口132Lを介して合流部103に供給する。
第2吸気経路101Rは、第2バッテリ50Rの上面側に設けられる第2バッテリ上流ダクト120Rと、第2バッテリ50Rの冷却流路53と、第2バッテリ50Rの下面側に設けられる第2バッテリ下流ダクト130Rと、から構成されている。
第2バッテリ上流ダクト120Rは、上面に形成され、ダクト内とケース30の内部空間とを連通させるケース連通口121Rと、下面に形成され、第2バッテリ50Rの冷却流路53に上方から接続されるバッテリ接続口122Rと、を備えており、第2吸気口41Rからケース30内に取り込まれる冷却空気をケース連通口121Rを介してダクト内に取り込み、取り込んだ冷却空気をバッテリ接続口122Rを介して第2バッテリ50Rの冷却流路53に供給する。
第2バッテリ下流ダクト130Rは、上面に形成され、第2バッテリ50Rの冷却流路53に下方から接続されるバッテリ接続口131Rと、内側部(左側部)に形成され、合流部103に接続される合流部接続口132Rと、を備えており、第2バッテリ50Rの冷却流路53から下方に排出される冷却空気をダクト内に取り込むとともに、取り込んだ冷却空気を合流部接続口132Rを介して合流部103に供給する。
合流部103は、合流ダクト140により構成されている。合流ダクト140は、左側部に形成され、第1バッテリ下流ダクト130Lの合流部接続口132Lに接続される第1吸気経路接続口141Lと、右側部に形成され、第2バッテリ下流ダクト130Rの合流部接続口132Rに接続される第2吸気経路接続口141Rと、上面に形成され、冷却部104に接続される冷却部接続口142と、を備えており、第1バッテリ下流ダクト130Lから第1吸気経路接続口141Lを介してダクト内に流入する冷却空気と、第2バッテリ下流ダクト130Rから第2吸気経路接続口141Rを介してダクト内に流入する冷却空気と、をダクト内で合流させるとともに、合流した冷却空気を冷却部接続口142を介して冷却部104に供給する。
合流ダクト140は、第1吸気経路接続口141Lからダクト内に流入する冷却空気と、第2吸気経路接続口141Rからダクト内に流入する冷却空気と、をダクト内で合流させるにあたり、冷却部接続口142の下方部分である合流部143と、第1吸気経路接続口141Lから流入する冷却空気を合流部143に導く第1導入部144Lと、第2吸気経路接続口141Rから流入する冷却空気を合流部143に導く第2導入部144Rと、を備える。
第1導入部144Lと第2導入部144Rは、合流によって冷却空気の流路抵抗が増大することを抑制するために、図4に示すように合流部143に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されている。具体的に説明すると、第1導入部144Lは、上方から見たとき、図5に示すように第1吸気経路接続口141Lから右前方に傾斜するように合流部143に接続されるとともに、側方から見たとき、第1吸気経路接続口141Lから上前方に傾斜するように合流部143に接続される。また、第2導入部144Rは、上方から見たとき、図5に示すように第2吸気経路接続口141Rから左前方に傾斜するように合流部143に接続されるとともに、側方から見たとき、図6に示すように第2吸気経路接続口141Rから上前方に傾斜するように合流部143に接続される。
冷却部104は、第1バッテリ50Lと第2バッテリ50Rとの間に配置される中間ダクト150により構成されている。中間ダクト150は、前側下面に形成され、合流ダクト140の冷却部接続口142に接続される合流部接続口151と、上面に形成され、インバータ60のヒートシンク62をダクト内に突出させるインバータ接続口152と、下面に形成され、DC−DCコンバータ70のヒートシンク72をダクト内に突出させるDC−DCコンバータ接続口153と、後部に後方斜め上方を向いて形成され、排気経路105に接続される排気経路接続口154と、を備えており、合流ダクト140から合流部接続口151を介してダクト内に導入される冷却空気でインバータ60及びDC−DCコンバータ70を冷却するとともに、冷却後の空気を排気経路接続口154を介して排気経路105に排出する。
本実施形態では、中間ダクト150内を前方から後方に流れる冷却空気でインバータ60及びDC−DCコンバータ70を冷却するにあたり、インバータ60とDC−DCコンバータ70とが冷却空気の流れ方向においてオーバーラップして配置されている。具体的には、冷却空気の流路を挟んで上下に対向するようにインバータ60とDC−DCコンバータ70とが配置されている。また、インバータ60のヒートシンク62を構成するフィン61と、DC−DCコンバータ70のヒートシンク72を構成するフィン71は、冷却空気の流れ方向に沿って平行に配置されている。
排気経路105は、冷却ファン接続ダクト160と冷却ファン110とにより構成されている。冷却ファン110は、円筒形状のファン(図示せず)を内装し、ファンの回転軸線Lの方向に開口する吸入口111から吸い込んだ空気をファンの接線方向に開口する排出口112から排出するシロッコファンであり、排出口112から排出された冷却空気は、前述した排気ダクト9を介して車室8に分散排気される。
冷却ファン接続ダクト160は、前部に前方斜め下方を向いて形成され、中間ダクト150の排気経路接続口154と接続される冷却部接続口161と、後部上面に形成され、冷却ファン110の吸入口111に接続される冷却ファン接続口162と、を備えており、中間ダクト150から冷却部接続口161を介してダクト内に取り込まれる冷却空気を冷却ファン接続口162を介して冷却ファン110に供給する。
冷却ファン接続ダクト160は、排気経路105における冷却空気の流路抵抗を低減するために、回転軸線Lが鉛直方向に延びるように配置された冷却ファン110の吸入口111に対し、冷却空気の流れ方向が鉛直方向に対し斜めになるように接続されている。具体的には、冷却ファン110の下方を向く吸入口111に対し、真下や真横からではなく、前側下方から斜めに冷却空気を供給している。
本実施形態の冷却ファン110は、電力機器ユニット20の高さ寸法を抑えるために、最上面がインバータ60の最上面とが略同じ高さとなるように配置されている。また、本実施形態の第1バッテリ50L及び第2バッテリ50Rは、インバータ60と冷却ファン110との並び方向においてオーバーラップして配置されており、電力機器ユニット20の前後寸法も抑えられる。
以上説明したように、本実施形態の電力機器ユニット20によれば、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rとを流れる冷却空気が合流部103で合流した後にインバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給されるので、インバータ60及びDC−DCコンバータ70に供給される前に合流部103で冷却空気が混合される。これにより、冷却空気を均質化してさらに整流させることができ、インバータ60及びDC−DCコンバータ70を適切に冷却することができる。また、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rとが合流部103に対し斜めに接続されているので、冷却空気の流路抵抗を下げることができ、冷却ファン110を小型化及び省電力化できる。
また、第1吸気経路101Lと第2吸気経路101Rが合流部103に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されているので、冷却空気の流路抵抗をさらに下げることができる。
また、排気経路105が冷却ファン110に向かって鉛直方向に対し斜めに接続されているので、インバータ60及びDC−DCコンバータ70の下流側においても冷却空気の流路抵抗を下げることができる。
また、インバータ60の最上面と冷却ファン110の最上面とが略同じ高さなので、電力機器ユニット20の高さ寸法を小さくできる。
また、インバータ60とDC−DCコンバータ70とを同一の冷却機構100で冷却できるだけでなく、インバータ60とDC−DCコンバータ70とが冷却空気の流れ方向においてオーバーラップして配置されているので、インバータ60とDC−DCコンバータ70とを冷却空気の流れ方向に並べて配置した場合に比べて冷却空気の流れ方向における電力機器ユニット20の長さ寸法を小さくできる。
また、第1吸気口41L及び第2吸気口41Rは、インバータ60及びDC−DCコンバータ70を挟んで左側と右側に位置しているので、離間した位置の空気を取り入れることができる。
また、一つ冷却機構100を用いて、インバータ60、DC−DCコンバータ70及びバッテリ50L、50Rを冷却できるだけでなく、一般的に管理温度の低いバッテリ50L、50Rをインバータ60及びDC−DCコンバータ70よりも上流側に配置することで、バッテリ50L、50R、インバータ60及びDC−DCコンバータ70を適切に冷却できる。
また、第1バッテリ50L及び第2バッテリ50Rがインバータ60と冷却ファン110との並び方向においてオーバーラップして配置されているので、インバータ60と冷却ファン110との並び方向における電力機器ユニット20の長さ寸法を小さくできる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、電力機器としてインバータ60及びDC−DCコンバータ70を例示したが、インバータ60、DC−DCコンバータ70及びバッテリ50のうちいずれか1つ若しくは2つ以上の組み合わせであってもよい。
また、上記実施形態では、第1導入部144Lと第2導入部144Rは合流部143に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されているが、水平方向又は鉛直方向に傾斜して接続されていればよく、必ずしも水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されている必要はない。
また、上記実施形態では、フロントシート5の下方に電力機器ユニット20を配置したが、フロントシート5の下方に限らず、ミドルシート6の下方若しくはリアシート7の下方等に適宜選択することができる。
また、車両1としてハイブリッド車両を例示したが、これに限らず電気車両、燃料電池車両等であってもよい。
20 電力機器ユニット
30 ケース
41L 第1吸気口
41R 第2吸気口
50L 第1バッテリ
50R 第2バッテリ
60 インバータ(電力機器)
70 DC−DCコンバータ(電力機器)
100 冷却機構
101L 第1吸気経路
101R 第2吸気経路
103 合流部
105 排気経路
110 冷却ファン
L 回転軸線

Claims (8)

  1. 電力機器と、
    該電力機器を収容するケースと、
    該ケースに設けられ、前記電力機器を冷却する冷却機構と、を備えた電力機器ユニットであって、
    前記冷却機構は、
    前記ケースに設けられた第1吸気口及び第2吸気口と、
    該第1吸気口から冷却空気を前記電力機器に供給する第1吸気経路と、
    該第2吸気口から冷却空気を前記電力機器に供給する第2吸気経路と、
    前記電力機器の上流側に位置し、前記第1吸気経路と前記第2吸気経路とが合流する合流部と、
    前記電力機器の下流側に位置する排気経路と、
    該排気経路に設けられた冷却ファンと、を備え、
    前記第1吸気経路と前記第2吸気経路は、前記合流部に対し斜めに接続されている、電力機器ユニット。
  2. 請求項1に記載の電力機器ユニットであって、
    前記第1吸気経路と前記第2吸気経路は、前記合流部に対し水平方向且つ鉛直方向に傾斜して接続されている、電力機器ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の電力機器ユニットであって、
    前記排気経路は、前記冷却ファンに向かって鉛直方向に対し斜めに接続され、
    前記冷却ファンは、回転軸線が鉛直方向に延びている、電力機器ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
    前記電力機器の最上面と前記冷却ファンの最上面とが略同じ高さである、電力機器ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
    前記電力機器は、インバータとDC−DCコンバータとを含み、
    該インバータと該DC−DCコンバータとが冷却空気の流れ方向においてオーバーラップして配置されている、電力機器ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力機器ユニットであって、
    前記第1吸気口及び第2吸気口は、前記電力機器を挟んで一方側と他方側に位置している、電力機器ユニット。
  7. 請求項6に記載の電力機器ユニットであって、
    前記ケースには、前記一方側に配置された第1バッテリと、前記他方側に配置された第2バッテリと、が収容され、
    前記第1バッテリは、前記第1吸気経路に配置され、
    前記第2バッテリは、前記第2吸気経路に配置されている、電力機器ユニット。
  8. 請求項7に記載の電力機器ユニットであって、
    前記第1バッテリ及び前記第2バッテリは、前記電力機器と前記冷却ファンとの並び方向においてオーバーラップして配置されている、電力機器ユニット。
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