JP2018029041A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極体と集電体の破損防止と、組立作業性の向上を図る。【解決手段】蓄電素子10は、外装体12と、外装体12内に収容された電極体25と、電極体25に電気的に接続された集電体35A,35Bと、底部47と保持部63とを有するスペーサ45とを備える。底部47は、電極体25と外装体12の底壁15との間に介在されており、保持部63は、集電体35A,35Bの端部を保持している。【選択図】図1A

Description

本発明は、蓄電素子に関する。
外装体の内部に電極体と一対の集電体を配置した蓄電素子が知られている。特許文献1には、外装体の底と電極体との間にスペーサを配置するとともに、スペーサの両端に電極体の端部を保持するようにした蓄電素子が開示されている。この蓄電素子は、スペーサによって、振動による集電体と電極体の変位抑制と、これらの破損防止を図っている。
特開2013−152916号公報
しかしながら、特許文献1の蓄電素子では、スペーサ自体の変位規制について何ら考慮されていない。そのため、蓄電素子の組立時に、集電体とスペーサを電極体に組み付けた状態で外装体に収容すると、スペーサが脱落するため作業性が悪い。また、予めスペーサを配置した外装体に電極体と集電体を収容させる場合、集電体をスペーサの挿入部に差し込むのは困難である。
本発明は、電極体と集電体の破損防止と、組立作業性の向上が可能な蓄電素子を提供することを課題とする。
本発明は、外装体と、前記外装体内に収容された電極体と、前記外装体内に収容され、前記電極体に電気的に接続された集電体と、前記電極体と前記外装体の底壁との間に介在する底部と、前記集電体の端部を保持する保持部とを有するスペーサとを備える蓄電素子を提供する。
この蓄電素子によれば、保持部によって集電体に対する底部の変位を規制できる。そのため、蓄電素子に振動が加わっても、集電体に対してスペーサが微動することを防止できる。よって、集電体と電極体の変形と破損を防止できるとともに、集電体とスペーサの摩耗を防止できる。また、電極体、集電体、及びスペーサを組み付けた状態で、これらを外装体に収容させても、スペーサが脱落することはない。よって、蓄電素子の組立作業性を向上できる。
前記集電体の端部は曲げ部を有し、前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記曲げ部に係合する突部を有する。又は、前記集電体の端部は、切欠部と前記切欠部に係合する突部とのうち一方を有し、前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記切欠部と前記突部とのうち他方を有する。又は、前記集電体の端部は、穴部と前記穴部に係合する突部とのうち一方を有し、前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記穴部と前記突部とのうち他方を有する。これらの態様によれば、集電体に対するスペーサの変位を防止できる。
前記スペーサは、前記集電体と前記外装体の側壁との間に介在する側部を備え、前記集電体の前記端部は、前記側部と前記底部の前記端部との間に挟み込まれている。この態様によれば、集電体の端部をスペーサで保持できる。また、スペーサの底部で外装体の底壁と電極体との間を絶縁でき、スペーサの側部で外装体の側壁と集電体との間を絶縁できる。
前記スペーサは、前記底部と前記側部とを接続する可撓性の接続部を備え、前記スペーサの前記側部は、前記接続部を撓ませることで、前記底部に対して閉鎖位置と展開位置とに設定可能である。この態様によれば、スペーサの底部と側部を一体成形できるため、部品点数を削減できるとともに、組立時の作業性を向上できる。
前記スペーサの前記底部と前記側部とのうちの一方は係合部を備え、前記底部と前記側部とのうちの他方は被係合部を備え、前記スペーサの前記側部が前記閉鎖位置に設定されると、前記係合部が前記被係合部に係合することで前記側部を前記閉鎖位置に保持する。この態様によれば、集電体の端部をスペーサの保持部で保持させた組付状態を保持できる。
前記電極体は、金属箔が巻回された巻回体からなるリード部を備え、前記スペーサの前記底部には、前記リード部の端に接する当接面が形成されている。この態様によれば、電極体のリード部が当接面に接することで、リード部を巻回中心に向けて変形させ、意図しない異物の混入を防止できる。よって、コンタミネーションによる内部短絡の発生を抑制できる。
前記スペーサの前記底部には貫通孔が形成されている。この態様によれば、スペーサを軽量化できる。また、底部の可撓性を向上できるため、底部内に電極体を配置する際の作業性を向上できる。
本発明では、集電体と電極体の変形と破損を防止でき、蓄電素子の組立作業性を向上できる。
第1実施形態の蓄電素子を示す断面図。 図1Aの蓄電素子の他の断面図。 図1Aの蓄電素子の分解斜視図。 電極体を示す斜視図。 第1実施形態の集電体とスペーサを示す斜視図。 第1実施形態の集電体とスペーサの組立工程を示す断面図。 第1実施形態の集電体とスペーサの組立状態を示す断面図。 第2実施形態の集電体とスペーサを示す斜視図。 第2実施形態の集電体とスペーサの組立工程を示す断面図。 第2実施形態の集電体とスペーサの組立状態を示す断面図。 第3実施形態の集電体とスペーサを示す斜視図。 第3実施形態の集電体とスペーサの組立工程を示す断面図。 第3実施形態の集電体とスペーサの組立状態を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1Aから図2は、第1実施形態に係る蓄電素子10を示す。この蓄電素子10は、外装体12、電極体25、一対の集電体35A,35B、及びスペーサ45を備えている。本実施形態では、集電体35A,35Bに対するスペーサ45の変位を規制することで、蓄電素子10の破損防止と組立性向上を図る。
図1A及び図1Bに示すように、外装体12の内部には、電極体25、一対の集電体35A,35B、及びスペーサ45が収容されている。電極体25には集電体35A,35Bが電気的に接続され、集電体35A,35Bには外装体12に配置した外部端子21,22が電気的に接続されている。これにより電極体25は、外部端子21,22を介して電気の充電と放電とが可能になっている。蓄電素子10は、例えばリチウムイオン電池等の非水電解質二次電池である。但し、リチウムイオン電池以外にも、キャパシタを含む種々の蓄電素子10に適用できる。
図2を併せて参照すると、外装体12は、1つの面(上面)を開口した扁平な箱形のケース本体14と、ケース本体14の開口を塞ぐ蓋体20とを備えている。ケース本体14は、概ね長方形状の底壁15を備えている。底壁15には、一対の長辺に長側壁16がそれぞれ立設され、一対の短辺に短側壁17がそれぞれ立設されている。蓋体20は、底壁15と同じ大きさの長方形状の金属板であり、ケース本体14の開口縁に溶接されている。蓋体20には、長手方向の一端側に負極外部端子21が配設され、長手方向の他端側に正極外部端子22が配設されている。
図3を併せて参照すると、電極体25は、帯状の負極体30、帯状の正極体31、及び2枚の帯状のセパレータ32,32を備え、これらを積層した状態で、巻回軸Wa周りに巻回した扁平な巻回体である。正極体31と負極体30とは、両者の間にセパレータ32が配置されることで、電気的に絶縁されている。電極体25の端部は長円形状であり、長手方向の両端に湾曲部26,26を備え、これら湾曲部26,26の間に平面状に延びる平面部27,27を備えている。電極体25は、巻回軸Waが外装体12の長手方向に沿うような姿勢で、外装体12内に配置されている。
負極体30は、負極金属箔30aと、図3に薄墨を付した部分である負極活物質層30bとを備えている。負極活物質層30bは、負極金属箔30aに負極活物質を塗工して設けられており、セパレータ32によって覆われる。巻回軸Waが延びる方向における負極体30の一端には、活物質が塗工されていない負極未塗工部30cが設けられている。負極未塗工部30cは、正極体31及びセパレータ32よりも巻回軸方向外側にはみ出して配置されることで、負極リード部28を構成する。
正極体31は、正極金属箔31aと、図3に薄墨を付した部分である正極活物質層31bとを備えている。正極活物質層31bは、正極金属箔31aに正極活物質を塗工して設けられており、セパレータ32によって覆われる。巻回軸Waが延びる方向における正極体31の一端には、活物質が塗工されていない正極未塗工部31cが設けられている。正極未塗工部31cは、巻回軸Waが延びる方向において負極未塗工部30cとは反対側に設けられている。正極未塗工部31cは、負極体30及びセパレータ32よりも巻回軸方向外側にはみ出して配置されることで、正極リード部29を構成する。
図1Aから図2に示すように、集電体35A,35Bは概ねL字形状であり、第1接合部36と、第1接合部36の一端で屈曲された第2接合部37とを備えている。負極集電体35Aは例えば銅等の金属からなり、正極集電体35Bは例えばアルミニウム等の金属からなる。第1接合部36は、蓋体20と電極体25との間に配置され、短側壁17,17から外部端子21,22の下部に至るまでの全長である。第1接合部36は、例えば加締めによって外部端子21,22に接合されている。第2接合部37は、ケース本体14の短側壁17と電極体25との間に配置され、電極体25のリード部28,29を概ね覆い隠すことが可能な全長である。第2接合部37は、第1接合部36と同じ向きに突出する長円形筒状の接合凸部38を備えている。接合凸部38は、リード部28,29の巻回中心に挿入配置され、平面部27の外側にクリップ42(図1B参照。)が配置されることで、固定されている。
このようにした蓄電素子10では、集電体35A,35Bを介して電極体25が外装体12内に保持されている。よって、外装体12に振動が加わると、外装体12内で電極体25と集電体35A,35Bの第2接合部37とが揺れ動く。このような変位が続くと、集電体35A,35Bと外部端子21,22が破損するため、本実施形態では、外装体12に対する集電体35A,35B及び外部端子21,22の変位を規制するスペーサ45が配置されている。
(スペーサの詳細)
図4から図5Bに示すように、スペーサ45は樹脂製であり、底部47、及び一対の側部55,55を備えている。底部47と側部55とは、可撓性を有する接続部61を介して一体成形(接続)されている。底部47には、集電体35A,35Bにおける第2接合部37の端部を保持する保持部63が形成されている。この保持部63によって、集電体35A,35Bに対して近接及び離反する方向の底部47の変位を規制するようにしている。
詳しくは、底部47は、長側壁16,16と短側壁17,17とで囲まれたケース本体14内に収容可能な長方形状の枠体であり、電極体25と外装体12の底壁15との間に介在されている。この底部47は、外装体12の長側壁16に沿って配置される一対の側壁48,48と、短側壁17に沿って配置される一対の端壁49,49とを備えている。
図1Bを参照すると、側壁48,48間には、電極体25の湾曲部26に対応する曲率で、底部47の底に向けて窪む円弧面50が形成されている。この円弧面50の軸線は底部47の長手方向に沿って延び、円弧面50の両端は端壁49によって塞がれている。円弧面50の中央には、長手方向に沿って延びる長円形状の貫通孔51が形成されている。
図1Aを参照すると、底部47における一方の端壁49から他方の端壁49までの間隔Iは、負極リード部28の外端から正極リード部29の外までの電極体25の全長Lに対して、概ね同一又は若干小さく形成されている。また、端壁49には、円弧面50側である内方に、電極体25のリード部28,29の端に接する当接面52が形成されている。この当接面52は、円弧面50及び端壁49の内面に接する円弧状に形成されている。
側部55は、集電体35A,35Bと外装体12の短側壁17との間に介在されている。この側部55は、概ね断面U字状に延びる枠体であり、外装体12の短側壁17に沿って延びる長方形状の側部本体56と、外装体12の長側壁16に沿って延びる一対の枠板57,57とを備えている。枠板57,57は、側部本体56の長辺から底部47が位置する内向きに突出している。
側部55の全長は、接続部61を介して底部47に連続する連続端58から、接続部61と反対側に位置する先端59までである。図1Aを参照すると、側部55の全長は、集電体35A,35Bの第2接合部37の全長と概ね同一であり、電極体25の一方の湾曲部26から他方の湾曲部26までの全高よりも長い。よって、側部本体56は、電極体25のリード部28,29の端面を覆い、枠板57は、電極体25のリード部28,29の側面を覆うことが可能である。
接続部61は、底部47及び側部55よりも肉厚が薄く、弾性的に変形が可能な可撓性部分である。この接続部61を撓ませることで、底部47に対して側部55は、図2及び図5Bに示す閉鎖位置と、図4及び図5Aに示す展開位置とに設定可能である。
閉鎖位置では、側部55の枠板57が底部47の側壁48の外面に重なる。本実施形態では、側壁48の端部に短手方向に窪む凹部53が設けられている。この凹部53に枠板57が嵌まることで、側壁48から枠板57が外方へ突出するのを抑制している。
保持部63は、底部47の端部に位置する端壁49に形成されている。図4に最も明瞭に示すように、保持部63は、端壁49に形成した凹部64と、この凹部64内に形成した突部65とを備えている。凹部64は、端壁49の外面側に形成されており、底部47の長手方向の内向きに窪み、上端が開放されている。突部65は、凹部64の上下方向の中央から底部47の長手方向の外向きに突出(膨出)し、底部47の短手方向へ延びるように形成されている。この突部65により凹部64の上下には、底部47の長手方向の内向きに窪む段部66が形成されている。
集電体35A,35Bの第2接合部37には、第1接合部36の反対側に位置する端部に、第1接合部36と同じ方向に屈曲する曲げ部39が形成されている。この曲げ部39を凹部64に配置することで、曲げ部39に突部65が係合する。また、曲げ部39を含む第2接合部37の端部は、側部55を展開位置から閉鎖位置に回転させることで、側部55と端壁49との間に挟み込まれる。
本実施形態の側部55には、閉鎖位置で第2接合部37の外面を圧接するための突条部68が形成されている。突条部68は、側部55を閉鎖位置に回転させた状態で、底部47の端壁49と対向する位置(高さ)に形成されている。突条部68は、枠板57と同じ方向に突出するとともに、側部55の長手方向に沿って延びており、短手方向に間隔をあけて複数(本実施形態では3本)設けられている。
また、本実施形態のスペーサ45には、底部47に対して側部55を閉鎖位置に回転させると係合する窪み70と突起71とが設けられている。窪み70は円形状で、底部47における側壁48の凹部53に形成された係合部である。突起71は円形状で、側部55における枠板57の内面に形成された被係合部である。窪み70に突起71が係合することで、側部55が底部47に対して閉鎖位置に保持される。
次に、蓄電素子10の組み立て方法について説明する。
まず、蓋体20に負極外部端子21の軸部を貫通させ、この軸部を負極集電体35Aの第1接合部36も貫通させて、加締めによって負極外部端子21と負極集電体35Aとを接合する。また、蓋体20に正極外部端子22の軸部を貫通させ、この軸部を正極集電体35Bの第1接合部36も貫通させて、加締めによって正極外部端子22と正極集電体35Bとを接合する。
ついで、集電体35A,35Bの第2接合部37,37間に電極体25を配置するとともに、電極体25の平面部27の両端にクリップ42,42を配置する。これにより、負極集電体35Aを負極リード部28に電気的に接続するとともに、正極集電体35Bを正極リード部29に電気的に接続する。
ついで、図5Aに示すように、電極体25の下部の湾曲部26にスペーサ45の底部47を嵌め込むとともに、両端の保持部63,63に集電体35A,35Bの曲げ部39を嵌め込む。この際、底部47には貫通孔51が形成されているため、スペーサ45全体の重量を軽量化できるとともに、底部47の可撓性を向上できる。よって、底部47に電極体25の湾曲部26を配置する際の作業性を向上できる。また、底部47の当接面52に電極体25のリード部28,29が接することで、リード部28,29が巻回中心(巻回軸Wa)に向けて変形する。これにより、意図しない異物の混入を防止できるため、コンタミネーションによる内部短絡の発生を抑制できる。
その後、図5Bに示すように、底部47に対して側部55,55を回転させ、窪み70に突起71を係合させることで、底部47に対して側部55を閉鎖位置に保持させる。これにより、集電体35A,35Bの曲げ部39と保持部63の突部65との係合状態が保持され、集電体35A,35Bに対して近接及び離反する方向の底部47の変位が規制される。
このように、蓋体20に対して集電体35A,35Bと電極体25とスペーサ45とを組み付けた状態で、これらをスペーサ45の方からケース本体14に収容させる。そして、ケース本体14と蓋体20とを接合することで、蓄電素子10の組み立てが完了する。この際、保持部63によってスペーサ45が集電体35A,35Bに保持されており、スペーサ45が脱落することはないため、蓄電素子10の組立作業性を向上できる。
蓄電素子10の組立状態では、保持部63によって集電体35A,35Bに対するスペーサ45の変位が規制される。そのため、蓄電素子10に振動が加わっても、集電体35A,35Bに対するスペーサ45の上下方向の変位を防止できる。よって、集電体35A,35Bと電極体25の変形や破損を防止できるとともに、集電体35A,35Bとスペーサ45とが擦れ合うことによる摩耗(削れ)を防止できる。
また、スペーサ45の底部47によって、外装体12の底壁15と電極体25との間を絶縁でき、スペーサ45の側部55によって、外装体12の短側壁17と集電体35A,35Bとの間を絶縁できる。しかも、底部47と側部55とは、接続部61を介して一体成形されているため、部品点数を削減できるとともに、組立時の作業性を向上できる。
(第2実施形態)
図6から図7Bは第2実施形態の集電体35A,35Bとスペーサ45を示す。これらの構成を除き、本実施形態に係る蓄電素子の他の構成は第1実施形態と同様である(図1A及び図1B参照)。
集電体35A,35Bには、第2接合部37の端部に、半円形状の切欠部73が形成されている。この切欠部73は、第2接合部37の側縁を切り欠く(打ち抜く)ことで形成されている。スペーサ45には、保持部63を構成する凹部64の側部に、切欠部73に係合する半円形状の突部74が形成されている。この突部74は、底部47の短手方向の内向きに突出するように設けられている。
このようにした第2実施形態では、第2接合部37の端部を保持部63の凹部64に配置することで、切欠部73と突部74とが係合する。これにより、集電体35A,35Bに対するスペーサ45の上下方向の変位を規制することができるため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。なお、第2実施形態では、集電体35A,35Bの第2接合部37に突部を設け、スペーサ45の保持部63に切欠部を設けてもよい。
(第3実施形態)
図8から図9Bは第3実施形態の集電体35A,35Bとスペーサ45を示す。これらの構成を除き、本実施形態に係る蓄電素子の他の構成は第1実施形態と同様である(図1A及び図1B参照)。
集電体35A,35Bには、第2接合部37の端部に、円形状の穴部76が形成されている。この穴部76は、第2接合部37を打ち抜くことで形成されている。スペーサ45には、穴部76に係合する円筒状の突部77が側部55に形成されている。この突部77は、側部本体56から枠板57と同じ方向に突出するように設けられている。
このようにした第3実施形態では、第2接合部37の端部を保持部63の凹部64に配置し、底部47に対して側部55を閉鎖位置に回転させることで、突部77が穴部76を係合する。これにより、集電体35A,35Bに対するスペーサ45の上下方向の変位を規制することができるため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。なお、第3実施形態では、スペーサ45の凹部64に突部77を設けてもよい。また、集電体35A,35Bの第2接合部37に突部を設け、スペーサ45の保持部63に穴部を設けてもよい。また、穴部は、貫通した孔に限られず、凹状の窪みであってもよい。
なお、本発明の蓄電素子10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、保持部63を構成する凹部の短手方向の幅よりも、集電体35A,35Bの第2接合部37の幅を大きくし、圧入により第2接合部37を保持部63に保持させてもよい。即ち、保持部63は、集電体35A,35Bに対する底部47の変位を規制するように、第2接合部37の端部を保持可能な構成であれば、どのような構造であってもよい。
底部47に突起を設けるとともに側部55に窪みを設け、これらの係合により底部47に対して側部55を閉鎖位置に保持してもよい。また、係合部と被係合部とは窪みと突起に限られず、分離可能に係合できる構成であれば、どのような構造であってもよい。
スペーサ45は、底部47に対して側部55を展開位置に回転させた状態で、ケース本体14に収容させてもよい。また、底部47と側部55とは、接続部61を介して一体に成形したが、別部品で構成してもよいし、底部47だけでスペーサ45を構成してもよい。また、リード部28,29の端に接する当接面52の態様も、希望に応じて変更が可能である。そして、底部47は、貫通孔51を設けずに構成してもよい。
10…蓄電素子
12…外装体
14…ケース本体
15…底壁
16…長側壁
17…短側壁
20…蓋体
21…負極外部端子
22…正極外部端子
25…電極体
26…湾曲部
27…平面部
28…負極リード部
29…正極リード部
30…負極体
30a…負極金属箔
30b…負極活物質層
30c…負極未塗工部
31…正極体
31a…正極金属箔
31b…正極活物質層
31c…正極未塗工部
32…セパレータ
35A,35B…集電体
36…第1接合部
37…第2接合部
38…接合凸部
39…曲げ部
42…クリップ
45…スペーサ
47…底部
48…側壁
49…端壁
50…円弧面
51…貫通孔
52…当接面
53…凹部
55…側部
56…側部本体
57…枠板
58…連続端
59…先端
61…接続部
63…保持部
64…凹部
65…突部
66…段部
68…突条部
70…窪み(係合部)
71…突起(被係合部)
73…切欠部
74…突部
76…穴部
77…突部

Claims (9)

  1. 外装体と、
    前記外装体内に収容された電極体と、
    前記外装体内に収容され、前記電極体に電気的に接続された集電体と、
    前記電極体と前記外装体の底壁との間に介在する底部と、前記集電体の端部を保持する保持部とを有するスペーサと
    を備える蓄電素子。
  2. 前記集電体の端部は曲げ部を有し、
    前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記曲げ部に係合する突部を有する、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記集電体の端部は、切欠部と前記切欠部に係合する突部とのうち一方を有し、
    前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記切欠部と前記突部とのうち他方を有する、請求項1に記載の蓄電素子。
  4. 前記集電体の端部は、穴部と前記穴部を貫通する突部とのうち一方を有し、
    前記スペーサの前記保持部は、前記底部の端部に設けられ、前記穴部と前記突部とのうち他方を有する、請求項1に記載の蓄電素子。
  5. 前記スペーサは、前記集電体と前記外装体の側壁との間に介在する側部を備え、
    前記集電体の前記端部は、前記側部と前記底部の前記端部との間に挟み込まれている、請求項2から4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 前記スペーサは、前記底部と前記側部とを接続する可撓性の接続部を備え、
    前記スペーサの前記側部は、前記接続部を撓ませることで、前記底部に対して閉鎖位置と展開位置とに設定可能である、請求項5に記載の蓄電素子。
  7. 前記スペーサの前記底部と前記側部とのうちの一方は係合部を備え、前記底部と前記側部とのうちの他方は被係合部を備え、
    前記スペーサの前記側部が前記閉鎖位置に設定されると、前記係合部が前記被係合部に係合することで前記側部を前記閉鎖位置に保持する、請求項6に記載の蓄電素子。
  8. 前記電極体は、金属箔が巻回された巻回体からなるリード部を備え、
    前記スペーサの前記底部には、前記リード部の端に接する当接面が形成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  9. 前記スペーサの前記底部には貫通孔が形成されている、請求項1から8のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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