JP2018029035A - Lanコネクタ着脱冶具 - Google Patents
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Abstract
Description
この方法をLANコネクタに適用することで、嵌合部が防水ブッシュ内に設けられている場合であっても、係止めレバーを容易に操作できる。
実施の形態1.
まず、LANコネクタ1、及び当該LANコネクタ1が着脱されるハウジング21を有する装置筐体2について、図1〜3を参照しながら説明する。なお図3では、ハウジング21にLANコネクタ1が取付けられた状態を示している。
LANコネクタ1は、図1に示すように、LANケーブル3の一端に取付けられている。このLANコネクタ1には、爪折れ防止機能を有する係止めレバー11が設けられている。なお、LANコネクタ1は既存のものを使用可能である。
防水ブッシュ22には、ハウジング21に取付けられたLANコネクタ1における係止めレバー11が嵌合する嵌合部23が設けられている。この嵌合部23は、係止めレバー11が嵌合することで、ハウジング21に取付けられたLANコネクタ1を保持する。また、防水ブッシュ22の開口面には、LANコネクタ1の係止め位置を示す目印24が付されている。この目印24は、装置筐体2の組立時等に付される。
なお、装置筐体2は、目印24以外は既存のものと同様である。
LANコネクタ着脱冶具4aは、作業者により、LANコネクタ1をハウジング21に対して着脱する際に用いられる冶具である。LANコネクタ着脱冶具4aは、図4に示すように、円弧断面状の中空部材である本体部41aを有している。この本体部41aは、例えば、中空円筒部材をDカット加工することで構成可能である。また、本体部41aは、LANコネクタ1が有する係止めレバー11より固い材料から成る。また、本体部41aの径は、LANケーブル3を収納可能な大きさに構成されている。
また、本体部41aの一端は、レバー受け部42aが係止めレバー11と嵌合部23との間に位置可能な形状に構成されている。また、この本体部41aの一端は、LANコネクタ1の取付けを行う際に、LANコネクタ1における係止めレバー11側とは反対側の面(底面)を支持可能な形状(コネクタ支持部43a)に構成されている。このコネクタ支持部43aは、例えば、本体部41aの一端に対して切欠き加工を行うことで構成可能である。
また、目印45aは、レバー受け部42aが係止めレバー11と嵌合部23との間に位置する際での本体部41aの防水ブッシュ22への挿入深さを示す第2目印を構成する。この第2目印は、LANコネクタ着脱冶具4aを防水ブッシュ22へ挿入する深さの目安を示す。
まず、LANコネクタ1をハウジング21から取外す場合について説明する。
LANコネクタ1を防水ブッシュ22の奥に位置するハウジング21から取外す場合、図5,6Aに示すように、まず、作業者は、LANコネクタ着脱冶具4aを、LANケーブル3上の防水ブッシュ22付近に置く。そして、作業者は、目印44aを目印24に合わせるようにLANコネクタ着脱冶具4aの向きを調整する。そして、作業者は、目印44a〜46aを直線状に繋いだラインに沿って、LANコネクタ着脱冶具4aを防水ブッシュ22に挿入する。これにより、LANコネクタ着脱冶具4aを、レバー受け部42aを防水ブッシュ22内に位置する係止めレバー11の向きに合わせて、挿入できる。
ここで、図7に示すように、係止めレバー11上にレバー受け部42aを被せて、防水ブッシュ22に挿入しようとすると、レバー受け部42aが係止めレバー11を押す状態となるため、係止めレバー11による反力でLANコネクタ1が図7に示す矢印方向に押し下げられてしまう。よって、ハウジング21への装着が困難となる。
ここで、LANコネクタ着脱冶具4aを用いずにLANコネクタ1のハウジング21への取付けを行うと、LANコネクタ1を防水ブッシュ22に挿入している際にLANケーブル3が曲がってしまい、取付けが困難となる。それに対し、LANコネクタ着脱冶具4aを用いることで、LANコネクタ着脱冶具4aによりLANケーブル3をまっすぐ支持したまま挿入でき、LANコネクタ1のハウジング21への取付けが容易となる。
実施の形態1では、LANコネクタ着脱冶具4aの本体部41aを円弧断面形状とした場合を示したが、平板形状としてもよい。以下、その構成について説明する。なお、LANコネクタ1及び装置筐体2の構成は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
LANコネクタ着脱冶具4bは、作業者により、LANコネクタ1をハウジング21に対して着脱する際に用いられる冶具である。LANコネクタ着脱冶具4bは、図10に示すように、平板部材である本体部41bを有している。この本体部41bは、LANコネクタ1が有する係止めレバー11より固い材料から成る。
また、本体部41bの一端は、レバー受け部42bを係止めレバー11と嵌合部23との間に位置可能な形状に構成されている。また、この本体部41bの一端は、LANコネクタ1の取付けを行う際に、LANコネクタ1における係止めレバー11側とは反対側の面を支持するコネクタ支持部43bとしても機能する。
また、目印45bは、レバー受け部42bが係止めレバー11と嵌合部23との間に位置する際での本体部41bの防水ブッシュ22への挿入深さを示す第2目印を構成する。この第2目印は、LANコネクタ着脱冶具4bを防水ブッシュ22へ挿入する深さの目安を示す。
このように本体部41bを平板形状とすることで、実施の形態1における効果に加え、加工性が向上し且つ安価となる。また、単一のLANコネクタ着脱冶具4bで、あらゆる径のLANケーブル3に適用可能となる。
実施の形態2に係るLANコネクタ着脱冶具4bでは、第2目印として、本体部41bの表面に目印45bを設けた場合を示した。これに対して、例えば図13に示すように、第2目印として、目印45bに加え、本体部41bの側面に目印47bを設けてもよい。
実施の形態2,3では、本体部41bの裏面におけるコネクタ支持部43b以外の部位を平面状とした場合を示した。しかしながら、例えば図15に示すように、本体部41bの裏面に溝部48bを設けてもよい。なお図15では、実施の形態3に係るLANコネクタ着脱冶具4bに対して溝部48bを設けた場合を示しているが、実施の形態2に係るLANコネクタ着脱冶具4bに対して溝部48bを設けてもよい。
Claims (6)
- LANコネクタが有する爪折れ防止機能付きの係止めレバーより固い材料から成る本体部と、
前記本体部の裏面における一端に設けられ、前記LANコネクタが挿入される筒状部材に挿入されることで、当該筒状部材に設けられ前記係止めレバーが嵌合する嵌合部と当該係止めレバーとの間に位置可能なレバー受け部と、
前記本体部の表面に設けられ、前記レバー受け部の配置箇所を示す第1目印と、
前記表面に設けられ、前記レバー受け部が前記嵌合部と前記係止めレバーとの間に位置する際での前記本体部の前記筒状部材への挿入深さを示す第2目印と
を備えたLANコネクタ着脱冶具。 - 前記本体部は、円弧断面状の中空部材である
ことを特徴とする請求項1記載のLANコネクタ着脱冶具。 - 前記本体部の一端は、前記LANコネクタの取付けを行う際に、前記LANコネクタにおける前記係止めレバー側とは反対側の面を支持可能な形状に構成された
ことを特徴とする請求項2記載のLANコネクタ着脱治具。 - 前記本体部は、平板部材である
ことを特徴とする請求項1記載のLANコネクタ着脱冶具。 - 前記第2目印は、前記本体部の側面にも設けられた
ことを特徴とする請求項4記載のLANコネクタ着脱冶具。 - 前記本体部の裏面に設けられ、前記LANコネクタが取付けられたLANケーブルを嵌め込み可能な溝部を有する
ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のLANコネクタ着脱冶具。
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