JP2018027680A - 容器、液体噴射装置、液体収容体 - Google Patents
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Description
この印刷装置は、インクを収容するインク袋ユニット(液体収容体)を着脱可能なトレー(容器)を備えている。そして、インク袋ユニットとトレーとにより構成されるインクカートリッジがスロットに挿入されると、インク袋ユニットから印刷装置にインクが供給されていた。
上記課題を解決する容器は、取っ手部を有する液体収容体が取り外し可能に載置される容器であって、該容器は、前記液体収容体に設けられた被案内部を案内方向に案内する複数の案内部を有し、前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で少なくとも2つの前記案内部を結ぶ線上に配置される。
この構成によれば、被案内部を結ぶ線上に取っ手部が位置するため、取っ手部が把持された状態の液体収容体を、案内部によりバランスよく案内させて容器に着脱できる。
この構成によれば、取っ手部と液体供給部とが別々に構成されるため、取っ手部の形状や移動範囲などの設計自由度を高めることができる。
この構成によれば、取っ手部と液体供給部とが一体で構成されるため、製造コストを抑えることができる。
図2に示すように、収容空間の奥側には、容器13に個別に対応するように1または複数(本実施形態では4つ)の接続機構29が設けられている。さらに、液体噴射装置11は、容器13と共に装着部14に装着された液体収容体20から液体噴射部21に向けて液体を供給する供給流路30と、液体収容体20に収容された液体を供給流路30に送るように構成された供給機構31と、を備えている。
図4に示すように、接続機構29は、幅方向において接続部32を挟む両側にそれぞれ第1接続機構29Fと第2接続機構29Sとを有する。第1接続機構29Fは、接続部32より鉛直下方において取出方向に突出するアーム38を備え、そのアーム38の先端には係止部39が設けられる。アーム38は基端側を中心に先端側が回動可能に構成されている。係止部39は、例えばアーム38から鉛直上方に突出するなどして、装着部14(図2参照)に装着されるときの容器13の移動経路上に配置される。
装着体50が収容空間に挿入されて先端が接続機構29に近づくと、まず、取出方向への突出長さが長い位置決め突部45,46の先端が装着体50の位置決め穴55,56に入る態様で係合し、装着体50の幅方向への移動を規制する。第2位置決め穴56は幅方向に延びる楕円形状の長穴なので、円形状の第1位置決め穴55に入る位置決め突部45が位置決めの基準になる。
図7,図8に示すように、容器13の底面には、先端から取出方向に向けて延びる係合溝78が凹設されている。係合溝78は接続構造51を構成し、第1接続構造51Fと第2接続構造51Sのうち、位置決めの基準となる第1位置決め穴55と同じ第1接続構造51Fの方に含めることが好ましい。
図9に示すように、本実施形態の装着体50は、幅方向における長さが異なる第1装着体50Sと第2装着体50Mとを含む。また、液体収容体20は、幅方向における長さ及び液体の収容量が異なる第1液体収容体20Sと第2液体収容体20Mとを含む。第1装着体50Sは、第1容器13Sと第1液体収容体20Sとにより構成され、第2装着体50Mは、第2容器13Mと第2液体収容体20Mとにより構成される。
図12,図13に示すように、第2液体収容体20Mの液体供給部61には、案内方向に貫通形成された略丸穴状の被案内部72が複数(本実施形態では2つ)設けられている。また、第2容器13Mの係合受部65は、底板67から案内方向に突出する略円柱形状の複数(本実施形態では2つ)の案内部73が設けられている。第2容器13Mの案内部73と第2液体収容体20Mの被案内部72は、第1容器13S及び第1液体収容体20Sと同様に規制部72a,73aと曲面部72b,73bとを有している。
液体噴射部21が噴射する液体を液体噴射装置11に供給するための液体収容体20は、容器13の収納空間に収納された状態で、容器13の移動に伴って装着部14に装着される。
(1)案内部73を結ぶ線A上に取っ手部62が位置するため、取っ手部62が把持された状態の液体収容体20を案内部73によりバランスよく案内できる。したがって、容器13に対して液体収容体20を容易に着脱できる。
(6)回動軸63は、被案内部72を結ぶ線上に配置されている。そのため、取っ手部62が把持された状態の液体収容体20を、案内部73によりバランスよく案内させて容器13に着脱できる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態の液体噴射装置11を構成する各構成要素と各変更例、さらに、変更例を構成する各構成要素とは、相互に組み合わせてもよい。
・図25に示すように、液体収容体20は、取っ手部62を複数備えてもよい(第4変形例)。いずれの場合も、取っ手部62が把持された状態の液体収容体20を案内部73によりバランスよく案内でき、容器13に対して液体収容体20を容易に着脱できる。
・底板67から突出するリブを形成し、案内部73同士をリブで接続してもよい。
・被案内部72は、液体供給部61の底面と上面とに貫通する貫通孔に限らず、底面側から凹んだ凹部でもよい。
・1つの容器13に対して複数の液体収容体20を載置可能としてもよい。
・装着部14への挿入口25は、必ずしも外装体12の前面に配置しなくてもよく、例えば外装体12の奥行方向に延びる側面に挿入口25を設けてもよい。すなわち、装着体50の装着方向は外装体12の奥行方向に限らず、外装体12の幅方向が装着体50及び容器13の装着方向になってもよい。この場合、外装体12の奥行方向と装着部14の奥行方向(装着方向)とは異なる方向になる。
・取っ手部62は、液体供給部61に対して紐やチェーンなどの接続部材で接続されて移動可能としてもよい。また、取っ手部62は、液体供給部61に対してスライド移動してもよい。
・回動軸63は、被案内部72を結ぶ線A上に配置されていなくてもよい。例えば回動軸63は、回動軸63の軸線と、被案内部72を結ぶ線Aが交差もしくは一致するように設けてもよい。
・液体噴射部が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う構成にしてもよい。
Claims (10)
- 取っ手部を有する液体収容体が取り外し可能に載置される容器であって、
該容器は、前記液体収容体に設けられた被案内部を案内方向に案内する複数の案内部を有し、
前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で少なくとも2つの前記案内部を結ぶ線上に配置されることを特徴とする容器。 - 請求項1に記載の容器と、
該容器が着脱可能に装着される装着部と、
前記容器に載置された前記液体収容体から供給される液体を噴射する液体噴射部と
を備えることを特徴とする液体噴射装置。 - 液体噴射装置に着脱可能に装着される容器に載置される液体収容体であって、
液体を収容可能な液体収容部と、
該液体収容部の前記液体を前記液体噴射装置に供給するための液体供給部と、
該液体供給部に設けられる取っ手部と
を備え、
前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で前記液体供給部よりも高い位置に位置することを特徴とする液体収容体。 - 前記容器に設けられた案内部に案内される被案内部をさらに備え、
前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で前記被案内部よりも高い位置に位置することを特徴とする請求項3に記載の液体収容体。 - 前記被案内部を複数備え、
前記取っ手部の少なくとも一部は、少なくとも2つの前記被案内部を結ぶ線上に配置されることを特徴とする請求項4に記載の液体収容体。 - 前記取っ手部は、前記液体供給部とは別部材で構成され、前記液体供給部に対して移動可能であることを特徴とする請求項3〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体収容体。
- 前記取っ手部は、前記液体供給部と一体で構成され、変位可能であることを特徴とする請求項3〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体収容体。
- 前記容器に設けられた案内部により案内方向に案内される被案内部を複数備え、
前記取っ手部は、前記液体供給部に設けられた回動軸を中心として回動することにより移動可能であり、
前記回動軸は、少なくとも2つの前記被案内部を結ぶ線上に配置されることを特徴とする請求項3〜請求項7のうち何れか一項に記載の液体収容体。 - 液体噴射装置に着脱可能に装着される容器に載置される液体収容体であって、
液体を収容可能な液体収容部と、
該液体収容部の前記液体を前記液体噴射装置に供給するための液体供給部と、
該液体供給部に設けられる取っ手部と、
前記容器に設けられた案内部に案内される被案内部と
を備え、
前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で前記被案内部よりも高い位置に移動可能であることを特徴とする液体収容体。 - 請求項3〜請求項9のうち何れか一項に記載の液体収容体が取り外し可能に載置される容器を備える液体噴射装置であって、
前記取っ手部の少なくとも一部は、前記液体収容体が前記容器に載置された状態で前記容器の開口から突出することを特徴とする液体噴射装置。
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