JP2018024669A - 有害生物防除組成物及びその用途 - Google Patents

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えみ子 坂本
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Abstract

【課題】有害な昆虫、ダニ類、線虫類等の有害生物、薬剤感受性の低下した有害昆虫、及びイネの病害虫に対して優れた防除効力を有する組成物及び有害生物防除方法の提供。
【解決手段】式(I)で示されるピラジン誘導体又はそのNオキシド、及びベノミル等の殺菌剤、殺虫・殺ダニ・殺線虫剤、オキサベトリニル等の薬害軽減剤、植物成長調整剤、微生物資材より選ばれる1種以上の活性成分、並びに適宜不活性担体、を含有する有害生物防除組成物。
Figure 2018024669

[AはN等;Rはハロゲン化アルキル等;Rはハロゲン置換/非置換のC1〜6アルキル、シクロプロピル等;Rは置換/非置換のフェニル、トリアゾール-1-イル、イミダゾール−1−イル等;Rはハロゲン置換/非置換のC1〜6アルキル、シアノ等、p及びnは0〜2の整数;qは0〜3の整数]
【選択図】なし

Description

本発明は、有害生物防除組成物及び有害生物の防除方法に関する。本発明はまた、薬剤感受性の低下した有害昆虫の防除方法に関する。本発明は更に、イネの病害虫の防除方法及びイネの栽培方法、並びにイネの播種方法に関する。
従来、有害生物防除組成物の有効成分、有害昆虫を防除する農薬の有効成分、又はイネの病害虫防除剤の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、非特許文献1参照)。 更には、これらの化合物に対して感受性の低下した種々有害昆虫の存在が報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
また、従来、水稲の直播栽培において、イネ種子を各種の被覆材で表面処理することにより、種子の浮遊防止、鳥害の防止又は苗立ちの改善等を図る技術が知られている(例えば、非許文献3参照)。
The Pesticide Manual−17th edition (BCPC刊);ISBN 978−1−901396−88−1 Arthropod Pesticide Resistance Database(http://www.pesticideresistance.org/) 鉄コーティング湛水直播マニュアル2010(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構編)ISBN978−4−903078−05−2
本発明は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を提供することを課題とする。また、本発明は、イネの直播栽培におけるイネの病害虫を効果的に防除し得る播種方法を提供することを課題とする。加えて、本発明は、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有する有害昆虫の防除方法を提供することをも課題とする。
本発明者等は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を見出すべく検討した結果、下記式(I)で示される化合物又はそのNオキシド化合物と、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分とを含有する有害生物防除組成物(以下、「本発明組成物」と記すことがある。)が、有害生物に対する優れた防除効力を有することを見出した。また、本発明者等は、イネの直播栽培におけるイネの病害虫を効果的に防除し得る播種方法を見出すべく検討した結果、圃場へすじ状又は点状に本化合物を施用する工程(A)と、当該本化合物の条の直上又は条に対して直交する方向に離れた位置にイネ種子を点播又は条播する工程(B)とを行うことにより、イネの直播栽培におけるイネの病害虫を効果的に防除することができることをも見出した。加えて、本発明者等は、イネを加害する病害虫を効果的に防除し得る方法を見出すべく検討した結果、本化合物と下記群Zより選ばれる少なくとも1種の被覆材でイネ種子を処理することにより、イネを加害する病害虫を効果的に防除することができることをも見出した。更に、本発明者等は、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有する有害昆虫の防除方法を見出すべく検討した結果、本化合物が、薬剤感受性の低下した有害昆虫に対し、優れた防除効力を有することを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 下記式(I):
Figure 2018024669
[式中、
1は、窒素原子又はCR4を表し、
4は、水素原子、OR27、NR2728、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、
1は、1以上のハロゲン原子を有するC2−C10鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルコキシ)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルファニル)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルフィニル)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルホニル)C2−C5アルキル基、群X6より選ばれる1以上の置換基を有する(C3−C7シクロアルキル)C1−C3アルキル基、又は群X6より選ばれる1以上の置換基を有するC3−C7シクロアルキル基を表し、
2は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、シクロプロピルメチル基、又はシクロプロピル基を表し、
qは、0、1、2、又3を表し、
3は、各々独立して、群X1より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5もしくは6員芳香族複素環基、OR12、NR1112、NR11a12a、NR29NR1112、NR29OR11、NR11C(O)R13、NR29NR11C(O)R13、NR11C(O)OR14、NR29NR11C(O)OR14、NR11C(O)NR1516、NR24NR11C(O)NR1516、N=CHNR1516、N=S(O)x1516、S(O)y15、C(O)OR17、C(O)NR1112、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、qが2又は3である場合、複数のR3は同一でも異なっていてもよく、
pは、0、1、又は2を表し、
6は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、OR18、NR1819、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、pが2である場合、複数のR6は同一でも異なっていてもよく、
11、R17、R18、R19、R24及びR29は、各々独立して、水素原子又は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表し、
12は、水素原子、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群X5より選ばれる1の置換基を有するC1−C6アルキル基、又はS(O)223を表し、
23は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、又は群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
11a及びR12aはそれらが結合する窒素原子と一緒になって、群X4より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい3−7員非芳香族複素環基{該3−7員非芳香族複素環はアジリジン環、アゼチジン環、ピロリジン環、イミダゾリン環、イミダゾリジン環、ピペリジン環、テトラヒドロピリミジン環、ヘキサヒドロピリミジン環、ピペラジン環、アゼパン環、オキサゾリジン環、イソオキサゾリジン環、1,3−オキサジナン環、モルホリン環、1,4−オキサゼパン環、チアゾリジン環、イソチアゾリジン環、1,3−チアジナン環、チオモルホリン環、又は1,4−チアゼパン環を表す。}を表し、
13は、水素原子、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよい(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、又は群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5もしくは6員芳香族複素環基を表し、
14は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよい(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル基、又はフェニルC1−C3アルキル基{フェニルC1−C3アルキル基におけるフェニル部分は、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}を表し、
15及びR16は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表し、
27及びR28は、各々独立して、水素原子、又は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表し、
n及びyは、各々独立して、0、1、又は2を表し、そして、
xは、0又は1を表す。
群X1:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルフィニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルホニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6シクロアルキル基、シアノ基、ヒドロキシ基、及びハロゲン原子からなる群。
群X2:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、及びハロゲン原子からなる群。
群X3:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、ヒドロキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、スルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルフィニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、NHR21、NR2122、C(O)R21基、OC(O)R21基、C(O)OR21基、シアノ基、ニトロ基、及びハロゲン原子からなる群。{R21及びR22は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表す}。
群X4:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子、オキソ基、ヒドロキシ基、シアノ基、及びニトロ基からなる群。
群X5:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、アミノ基、NHR21、NR2122、シアノ基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5又は6員芳香族複素環基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、及び群X2より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい3−7員非芳香族複素環基からなる群。
群X6:ハロゲン原子、及びC1−C6ハロアルキル基からなる群。]
で示される化合物又はそのNオキシド化合物(以下、式(I)で示される化合物及びそのNオキシド化合物を「本化合物」と記すことがある)と、
群A乃至群E:
群A;殺菌剤
群B;殺虫・殺ダニ・殺線虫剤
群C;薬害軽減剤
群D;植物成長調整剤
群E;微生物資材
より選ばれる1種以上の活性成分、
および適宜、不活性担体
とを含有する有害生物防除組成物(以下、「本発明組成物」と記すことがある)。
[2] 本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との含有量の比が、重量比で1000:1〜1:1000である[1]に記載の有害生物除組成物。
[3] 有害生物が、半翅目害虫、鱗翅目害虫、総翅目害虫、双翅目害虫、鞘翅目害虫、直翅目害虫、膜翅目害虫、ゴキブリ目害虫、シロアリ目害虫、ダニ類、クモ類、唇脚綱類、倍脚綱類、等脚目類、腹足綱類、および線虫類からなる群から選ばれる害虫である、[1]に記載の有害生物防除組成物。
[4] 有害生物が、薬剤感受性の低下した有害昆虫である、[1]又は[2]に記載の有害生物防除組成物。
[5]有害生物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(Acetylcholinesterase (AChE) inhibitors)、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤(GABA-gated chloride channel blockers)、ナトリウムチャネルモジュレーター剤(Sodium channel modulators)、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) competitive modulators)、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤( Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) allosteric modulators)、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤(Glutamate-gated chloride channel (GluCl) allosteric modulators)、幼若ホルモン類似剤(Juvenile hormone mimics)、弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤(Chordotonal organ TRPV channel modulators)、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤(Microbial disruptors of insect midgut membranes)、プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤(Uncouplers of oxidative phosphorylation via disruption of the proton gradient)、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤(Nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) channel blockers)、キチン生合成阻害剤(Inhibitors of chitin biosynthesis, type 0、Inhibitors of chitin biosynthesis, type 1)、脱皮阻害剤(Moulting disruptors, Dipteran)、脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤(Ecdysone receptor agonists)、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤(Voltage-dependent sodium channel blockers)、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(Inhibitors of acetyl CoA carboxylase)、およびリアノジン受容体モジュレーター剤(Ryanodine receptor modulators)からなる群から選ばれる薬剤に対する感受性の低下した有害昆虫である、[1]〜[4]のいずれかに記載の有害生物防除組成物。
[6] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物又は有害生物防除組成物の有効量を、植物又は植物の栽培担体に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
[7] 植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、植物又は植物を栽培する土壌に施用する工程である、[6]記載の有害生物防除方法。
[8] 有害生物が、薬剤感受性の低下した有害昆虫である、[6]又は[7]に記載の有害生物防除方法。
[9] 植物又は植物の栽培担体に施用する工程が、種子、球根、又は苗に施用する工程である、[6]〜[8]のいずれかに記載の有害生物防除方法。
[10] 植物が、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、コムギ、テンサイ、セイヨウアブラナ又はイネである、[6]〜[9]のいずれかに記載の有害生物防除方法。
[11] 植物が、トウモロコシ種子、ダイズ種子、ワタ種子、コムギ種子、テンサイ種子、セイヨウアブラナ種子又はイネ種子である、[6]〜[10]のいずれかに記載の有害生物防除方法。
[12] 有害生物を防除するための[1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物又は有害生物防除組成物の使用。
[13] 有害生物が、薬剤感受性の低下した有害昆虫である、[12]記載の使用。
[14] 薬剤感受性の低下した有害昆虫によって媒介される昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌から植物を保護するための、[12]又は[13]記載の使用。
[15] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物又は有害生物防除組成物の有効量を付着させてなる植物種子。
[16] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物、および下記群Zより選ばれる少なくとも1種の被覆材(以下、被覆材Zと記すことがある。)で処理されてなるイネ種子。
群Z;鉄とその酸化物、過酸化カルシウム、モリブデン及びモリブデン化合物からなる群。
[17] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物、下記群Zより選ばれる少なくとも1種の被覆材並びに前記群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分で処理されてなるイネ種子(以下、「本イネ種子」と記すことがある。)。
群Z;鉄とその酸化物、過酸化カルシウム、モリブデン及びモリブデン化合物からなる群。
[18] [1]に記載の式(I)で示される化合物又はそのNオキシド化合物と、前記群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分との処理量の比が、重量比で100:1〜1:100である、[17]に記載のイネ種子。
[19] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物、並びに下記群Zより選ばれる少なくとも1種の被覆材でイネ種子を処理する工程を含む、イネ害虫防除方法。
群Z;鉄とその酸化物、過酸化カルシウム、モリブデン及びモリブデン化合物からなる群。
[20] [1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物、下記群Zより選ばれる少なくとも1種の被覆材並びに前記群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分でイネ種子を処理する工程を含む、イネ病害虫防除方法。
群Z;鉄とその酸化物、過酸化カルシウム、モリブデン及びモリブデン化合物からなる群。
[21] [16]〜[18]のいずれかに記載のイネ種子をイネの栽培土壌に播く工程を含む、イネの栽培方法。
[22] 圃場へすじ状又は点状に薬剤を施用する工程(A)と、薬剤の条の直上又は条に対して直交する方向に離れた位置にイネ種子を点播又は条播する工程(B)とを含み、前記薬剤は、[1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物であるイネの播種方法。
[23] 圃場へすじ状又は点状に薬剤を施用する工程(A)と、薬剤の条の直上又は条に対して直交する方向に離れた位置にイネ種子を点播又は条播する工程(B)とを含み、前記薬剤は、[1]に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物、並びに前記群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分であるイネの播種方法。
[24] [1]に記載の式(I)で示される化合物又はそのNオキシド化合物と、前記群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分との施用量の比が、重量比で100:1〜1:100である、[23]に記載の方法。
[25] 薬剤の条の直上0〜10センチメートルの位置にイネ種子を点播又は条播する、[22]〜[24]のいずれかに記載の方法。
[26] 薬剤の条に対して直交する方向に1〜20センチメートル離れた位置にイネ種子を点播又は条播する[22]〜[25]のいずれかに記載の方法。
[27] イネ種子は、鉄とその酸化物、過酸化カルシウム、モリブデン及びモリブデン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む被覆材で被覆されてなるイネ種子である、[22]〜[26]のいずれかに記載の方法。
本発明により、有害生物を防除することができる。また、本発明により、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができる。更に、本発明の播種方法又は本発明の種子処理方法により、イネの直播栽培におけるイネの病害虫を効果的に防除することができる。
圃場へすじ状に薬剤を施用し、薬剤の条の直上にイネ種子を点播した状態を示す説明図である。 圃場へすじ状に薬剤を施用し、薬剤の条の直上にイネ種子を条播した状態を示す説明図である。 圃場へすじ状に薬剤を施用し、薬剤の条に対して直交する方向に離れた位置にイネ種子を点播した状態を示す説明図である。 圃場へすじ状に薬剤を施用し、薬剤の条に対して直交する方向に離れた位置にイネ種子を条播した状態を示す説明図である。 圃場へ点状に薬剤を施用し、薬剤の条の直上、且つ点状に施用した薬剤の真上にイネ種子を点播した状態を示す説明図である。
本発明組成物は、本化合物と、下記群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分、および適宜不活性担体とを含有する。
群A;殺菌剤
群B;殺虫・殺ダニ剤・殺線虫剤
群C;薬害軽減剤
群D;植物成長調整剤
群E;微生物資材
本化合物は、国際公開第2017/065228号に記載の化合物であり、具体的には国際公開第2017/065228号に記載の化合物1〜348のいずれか1種の化合物である。本化合物は、結晶状態、非結晶状態、及び溶媒に溶解された状態の、何れの状態のものをも含む。本発明において、本化合物は、単一の結晶形であっても、複数の結晶形を任意の割合で含む混合物であってもよい。
本化合物は、塩の形態をとりうることもあり、例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸等の酸と混合することにより製造できる。
本化合物の塩としては、
本化合物の塩酸塩;
本化合物の硫酸塩;
本化合物のリン酸塩;
本化合物の硝酸塩;等の無機酸塩、
本化合物のメタンスルホン酸塩;
本化合物のパラトルエンスルホン酸塩;
本化合物のベンゼンスルホン酸塩;
本化合物のカンファースルホン酸塩;等のスルホン酸塩等が挙げられる。
本化合物は、単独で又は他の農薬活性成分と混合して製剤化し、本明細書に記載の方法で施用することができる。また、本化合物を含有する製剤と、他の農薬活性成分を含有する製剤とを混合して、本明細書に記載の方法で施用することができる。さらに、製剤化した本化合物及び製剤化した他の農薬活性成分を、混合せずに一定の間隔を空けて施用することもできる。
本化合物は、結晶、非晶質の何れの形態をとるものも製剤化して、本明細書に記載の方法で施用することができる。
本発明組成物は、本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分とを単に混合したものでもよいが、通常は、本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との混合物に、固体担体、液体担体、ガス状担体等の不活性担体を混合し、必要に応じて界面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、フロアブル剤、粒剤、微粒剤、粉剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液剤、油剤、マイクロカプセル剤、スプレー剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤、樹脂製剤、ペースト状製剤等に製剤化される。製剤化された本発明組成物は、そのまま又はその他の不活性成分(水、砂、植物油等)を添加して使用することもできる。
これらの製剤は、本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計で通常0.1〜99重量%、好ましくは0.2〜90重量%を含有する。これらの製剤は、単一の成分から成る製剤を2種以上組み合わせてもよいし、2種以上の複数の成分から成る製剤であってもよいし、2種以上の複数の成分から成る製剤を2種以上組み合わせてもよい。
本発明において、2種以上の製剤を組み合わせて植物又は植物の栽培担体、或いは植物又は植物を栽培する土壌に施用する場合、それぞれの製剤を別々に施用してもよいし、それぞれの製剤を混合して施用してもよい。また、それぞれの製剤の剤型は同じであってもよいし、異なっていてもよい。それぞれの製剤を別々に施用する場合は、数時間ないし数日のように、一定期間をあけて施用してもよい。それぞれの製剤を施用する順番は、任意でよい。
本発明組成物における、本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との含有割合は、特に限定されるものではないが、本化合物1000重量部に対して、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分の合計量が、通常1〜10000000重量部、好ましくは10〜1000000重量部、特に好ましくは10〜100000重量部である。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いる固体担体としては、例えば、粘土類(カオリンクレー、フサバサミクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ろう石クレー、ベントナイト、酸性白土等)、タルク類、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)、合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体等)、軽石、方解石、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石、長石、アルミナ、バーミキュライト、パーライト、エラストマー、プラスチック、セラミックス、金属、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の微粉末及び粒状物が挙げられる。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いる液体担体としては、水、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、炭酸プロピレン及び植物油(大豆油、綿実油等)等が挙げられる。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いるガス状担体としては、例えばフルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル及び炭酸ガスが挙げられる。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いる樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えばシート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いる毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いる界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルトリメチルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤が挙げられる。
本化合物又は本発明組成物を製剤化する際に用いるその他の製剤用補助剤としては、例えば固着剤や分散剤、消泡剤、安定化剤、防腐剤、具体的にはカゼイン、ゼラチン、多糖類(デンプン、アラビヤガム、セルロース誘導体、アルギン酸、ザンサンガム等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2、6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、植物油、鉱物油、脂肪酸又はそのエステルが挙げられる。
また、製剤には着色料を添加してもよい。着色料としては、赤色色素、青色色素、緑色色素、黄色色素等が挙げられる。具体的には、モナゾールレッド、シアニングリーン、プルシアンブルー、ブリリアントブルー等が挙げられる。特に、粒剤、微粒剤の場合には、施用する際や施用した後に粒剤、微粒剤を確認しやすいため、着色料の添加が好ましい。
後述するように、本発明組成物を植物種子又は球根に処理する場合にも、処理したことを確認しやすいため、着色料の添加が好ましい。
さらに、不凍剤として、例えばグリセリン、エチレングリコール及びプロピレングリコールを加えてもよい。
本発明は、本化合物又は本発明組成物の有効量を、例えば有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物、薬剤感受性の低下した有害昆虫、及びイネの病害虫)、あるいは植物又は植物の栽培担体(植物の栽培担体は、植物を栽培する土壌を含む)に施用することにより行うことができる。
本化合物又は本発明組成物を有害生物の防除に用いる場合、その施用量は、植物の種類、防除対象である有害生物の種類や発生程度、製剤形態、施用時期、施用場所、施用方法、気象条件等によって変化させ得るが、本化合物、又は本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計量として、通常1000m2あたり0.05〜1000000g、好ましくは1000m2あたり0.5〜200000gである。本発明組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計の濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤、スプレー剤、エアゾール剤等は、通常そのまま施用する。
本化合物又は本発明組成物を、イネを育苗している場所に施用する場合、その施用量は、防除対象である有害生物の種類や発生程度、製剤形態、気象条件等によって変化させ得るが、本化合物、又は本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計量として、イネを育苗している場所1m2あたり通常0.05〜1000g、好ましくは0.5〜200gである。あるいは、本発明における本化合物、又は本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分とを含有する製剤の施用量は、播種面積(栽培面積)10アールあたり、通常5000グラム以下、好ましくは1000グラム以下、本化合物、又は本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計として、通常1000グラム以下、好ましくは500グラム以下である。
本化合物又は本発明組成物を、イネの育苗箱に施用する場合、その施用量は、本化合物、又は本化合物と群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分との合計量として育苗箱1箱(横約60cm、縦約30cm)あたり通常0.1〜35g、好ましくは0.2〜20gである。
本化合物又は本発明組成物が効力を有する有害生物としては、例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物が挙げられる。かかる有害生物としては、具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
半翅目害虫(Hemiptera):ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、キタウンカ(Javesella pellucida)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、Tagosodes orizicolus等のウンカ科(Delphacidae);ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)等のヨコバイ科(Cicadellidae);Mahanarva posticata、Mahanarva fimbriolata等のコガシラアワフキムシ科(Cercopidae);マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、Rosy apple aphid(Dysaphis plantaginea)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricida)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、カンシャワタアブラムシ(Ceratovacuna lanigera)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)等のアブラムシ科(Aphididae);ブドウネアブラムシ(Daktulosphaira vitifoliae)、Pecan phylloxera(Phylloxera devastatrix)、Pecan leaf phylloxera(Phylloxera notabilis)、Southern pecan leaf phylloxera(Phylloxera russellae)等のネアブラムシ科(Phylloxeridae);ツガカサアブラムシ(Adelges tsugae)、Adelges piceae、ヒメカサアブラムシ(Aphrastasia pectinatae)等のカサアブラムシ科(Adelgidae);イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、Malayan rice black bug(Scotinophara coarctata)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、Brown stink bug(Euschistus heros)、Red banded stink bug(Piezodorus guildinii)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ科(Pentatomidae);Burrower brown bug(Scaptocoris castanea)等のツチカメムシ科(Cydnidae);ホソヘリカメムシ(Riptortus pedestris)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)等のホソヘリカメムシ科(Alydidae);ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、アシビロヘリカメムシ(Leptoglossus australis)等のヘリカメムシ科(Coreidae);カンシャコバネナガカメムシ(Caverelius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)等のナガカメムシ科(Lygaeidae);アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、フタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata)、サビイロカスミカメ(Lygus lineolaris)等のカスミカメムシ科(Miridae);オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、ヒサカキワタフキコナジラミ(Pealius euryae)等のコナジラミ科(Aleyrodidae);シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、等のマルカイガラムシ科(Diaspididae);ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等のカタカイガラムシ科(Coccidae);イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)等のワタフキカイガラムシ科(Margarodidae);ナスコナガイガラムシ(Phenacoccus solani)、クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ガハニコナカイガラムシ(Pseudococcus calceolariae)、ナガオコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinus)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)等のコナカイガラムシ科(Pseudococcidae);ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ナシキジラミ(Cacopsylla pyrisuga)、チュウゴクナシキジラミ(Cacopsylla chinensis)、ジャガイモトガリキジラミ(Bactericera cockerelli)、Pear psylla(Cacopsylla pyricola)等のキジラミ科(Psyllidae);プラタナスグンバイ(Corythucha ciliata)、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)等のグンバイムシ科(Tingidae);トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ科(Cimicidae)及びGiant Cicada(Quesada gigas)等のセミ科(Cicadidae)。
鱗翅目害虫(Lepidoptera):ニカメイガ(Chilo suppressalis)、Darkheaded stem borer(Chilo polychrysus)、White stem borer(Scirpophaga innotata)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、Rupela albina、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、Marasmia patnalis、イネハカジノメイガ(Marasmia exigua)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、European corn borer(Ostrinia nubilalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、モンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、Sugarcane borer(Diatraea saccharalis)等のツトガ科(Crambidae);モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ科(Pyralidae);ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Mythimna separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)、アフリカシロナヨトウ(Spodoptera exempta)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イネキンウワバ(Plusia festucae)、Soybean looper(Chrysodeixis includens)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)等のヘリオティス属(Heliothis spp.)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)等のヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、Velvetbean caterpillar(Anticarsia gemmatalis)、Cotton leafworm(Alabama argillacea)、Hop vine borer(Hydraecia immanis)等のヤガ科(Noctuidae);モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ科(Pieridae);ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、スモモヒメシンクイ(Grapholita dimorpha)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)、カンシャシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、Bean Shoot Borer(Epinotia aporema)、Citrus fruit borer(Ecdytolopha aurantiana)等のハマキガ科(Tortricidae);チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等のホソガ科(Gracillariidae);モモシンクイガ(Carposina sasakii)等のシンクイガ科(Carposinidae);Coffee Leaf miner(Leucoptera coffeella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)等のハモグリガ科(Lyonetiidae);マイマイガ(Lymantria dispar)等のリマントリア属(Lymantria spp.)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)等のユープロクティス属(Euproctis spp.)等のドクガ科(Lymantriidae);コナガ(Plutella xylostella)等のコナガ科(Plutellidae);モモキバガ(Anarsia lineatella)、イモキバガ(Helcystogramma triannulella)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、Tuta absoluta等のキバガ科(Gelechiidae);アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ科(Arctiidae);Giant Sugarcane borer(Telchin licus)等のカストニアガ科(Castniidae);ヒメボクトウ(Cossus insularis)等のボクトウガ科(Cossidae);ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等のシャクガ科(Geometridae);ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)等のイラガ科(Limacodidae);カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)等のニセマイコガ科(Stathmopodidae);クロメンガタスズメ(Acherontia lachesis)等のスズメガ科(Sphingidae);キクビスカシバ(Nokona feralis)等のスカシバガ科(Sesiidae);イネツトムシ(Parnara guttata)等のセセリチョウ科(Hesperiidae)。
総翅目害虫(Thysanoptera):ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、モトジロアザミウマ(Echinothrips americanus)等のアザミウマ科(Thripidae);イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等のクダアザミウマ科(Phlaeothripidae)。
双翅目害虫(Diptera):タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)等のハナバエ科(Anthomyiidae);シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハネフリバエ科(Ulidiidae);イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ科(Agromyzidae);イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ科(Chloropidae);ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、ナスミバエ(Bactrocera latifrons)、オリーブミバエ(Bactrocera oleae)、クインスランドミバエ(Bactrocera tryoni)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、アップルマゴット(Rhagoletis pomonella)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)等のミバエ科(Tephritidae);イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ科(Ephydridae);オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)等のショウジョウバエ科(Drosophilidae);オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ科(Phoridae);オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ科(Psychodidae);チビクロバネキノコバエ(Bradysia difformis)等のクロバネキノコバエ科(Sciaridae);ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ科(Cecidomyiidae);Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ科(Diopsidae);キリウジガガンボ(Tipula aino)、Common cranefly(Tipula oleracea)、European cranefly(Tipula paludosa)等のガガンボ科(Tipulidae)、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopicutus)、シナハマダラ力(Anopheles hyracanus sinesis)、コガタアカイエカ(Culex quinquefasciatus)、チカイエ力(Culex pipiens molestus Forskal)等のカ科(Culicidae)、キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、ツメ卜ゲブユ(Simulium ornatum)などのブユ科(Simulidae)、ウシアブ、(Tabanus trigonus)等のアブ科(Tabanidae)、イエバエ(Muscadomestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)イエバエ科(Muscidae)等。
鞘翅目害虫(Coleoptera):ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ノザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、メキシカンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera zeae)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)、Cucurbit Beetle(Diabrotica speciosa)、ビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、クビアカクビホソハムシ(Oulema melanopus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、Cabbage flea beetle(Phyllotreta cruciferae)、Western black flea beetle(Phyllotreta pusilla)、Cabbage stem flea beetle(Psylliodes chrysocephala)、Hop flea beetle(Psylliodes punctulata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、グレープ・コラスピス(Colaspis brunnea)、コーン・フレアビートル(Chaetocnema pulicaria)、サツマイモヒサゴトビハムシ(Chaetocnema confinis)、ポテト・フレアビートル(Epitrix cucumeris)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、southern corn leaf beetle(Myochrous denticollis)、ヨツモンカメノコハムシ(Laccoptera quadrimaculata)、タバコノミハムシ(Epitrix hirtipennis)等のハムシ科(Chrysomelidae);Seedcorn beetle(Stenolophus lecontei)、Slender seedcorn beetle(Clivina impressifrons)等のオサムシ科(Carabidae);ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、マメコガネ(Popillia japonica)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、European Chafer(Rhizotrogus majalis)、クロマルコガネ(Tomarus gibbosus)、Holotrichia属(Holotrichia spp.)、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)等のPhyllophaga属(Phyllophaga spp.)、Diloboderus abderus等のDiloboderus属(Diloboderus spp.)等のコガネムシ科(Scarabaeidae);ワタミヒゲナガゾウムシ(Araecerus coffeae)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、シロスジオサゾウムシ(Rhabdoscelus lineatocollis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、Southern Corn Billbug(Sphenophorus callosus)、Soybean stalk weevil(Sternechus subsignatus)、Sugarcane weevil(Sphenophorus levis)、サビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、トビイロヒョウタンゾウムシ(Scepticus uniformis)、ブラジルマメゾウムシ(Zabrotes subfasciatus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、Coffee Berry Borer(Hypothenemus hampei)、Aracanthus mourei等のAracanthus属(Aracanthus spp.)、cotton root borer(Eutinobothrus brasiliensis)等のゾウムシ科(Curculionidae);コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)等のゴミムシダマシ科(Tenebrionidae);ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のテントウムシ科(Coccinellidae);ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)等のナガシンクイムシ科(Bostrychidae);ヒョウホンムシ科(Ptinidae);ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、Migdolus fryanus等のカミキリムシ科(Cerambycidae);オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、アシブトコメツキ属(Anchastus spp.)、コノデルス属(Conoderus spp.)、クテニセラ属(Ctenicera spp.)、リモニウス属(Limonius spp.)、Aeolus属(Aeolus spp.)等のコメツキムシ科(Elateridae);アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等のハネカクシ科(Staphylinidae)。
直翅目害虫(Orthoptera):トノサマバッタ(Locusta migratoria)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、Brown Locust(Locustana pardalina)、Tree Locust(Anacridium melanorhodon)、Italian Locust(Calliptamus italicus)、Differential grasshopper(Melanoplus differentialis)、Two striped grasshopper(Melanoplus bivittatus)、Migratory grasshopper(Melanoplus sanguinipes)、Red-Legged grasshopper(Melanoplus femurrubrum)、Clearwinged grasshopper(Camnula pellucida)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、Yellow-winged locust(Gastrimargus musicus)、Spur-throated locust(Austracris guttulosa)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)等のバッタ科(Acrididae);ケラ(Gryllotalpa orientalis)等のケラ科(Gryllotalpidae);ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)等のコオロギ科(Gryllidae);Mormon cricket(Anabrus simplex)等のキリギリス科(Tettigoniidae)。
膜翅目害虫(Hymenoptera):カブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ科(Tenthredinidae);ファイヤーアント(Solenopsis spp.)科、Brown leaf-cutting ant(Atta capiguara)等のアリ科(Formicidae)等。
ゴキブリ目害虫(Blattodea):チャバネゴキブリ(Blattella germanica)等のチャバネゴキブリ科(Blattellidae);クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等のゴキブリ科(Blattidae);ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、オオシロアリ(Hodotermopsis sjostedti)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhouensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes amamianus)、ミヤタケシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、カンモンシロアリ(Reticulitermes kanmonensis)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、Cornitermes cumulans等のシロアリ科(Termitidae)。
ダニ目害虫(Acari):ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミツユビナミハダニ(Tetranychus evansi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属(Oligonychus spp.)等のハダニ科(Tetranychidae);ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、カキサビダニ(Aceria diospyri)、Aceria tosichella、シソサビダニ(Shevtchenkella sp.)等のフシダニ科(Eriophyidae);チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ科(Tarsonemidae);ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ科(Tenuipalpidae);ケナガハダニ科(Tuckerellidae);フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanensis)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、アメリカキララマダニ(Amblyomma americanum)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ科(Ixodidae);ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ科(Acaridae);コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)等のチリダニ科(Pyroglyphidae);ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)等のツメダニ科(Cheyletidae);ミミヒゼンダニ(Otodectes cynotis)、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のヒゼンダニ科(Sarcoptidae);イヌニキビダニ(Demodex canis)等のニキビダニ科(Demodicidae);ズツキダニ科(Listrophoridae);イエササラダニ科(Haplochthoniidae);イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)等のオオサシダニ科(Macronyssidae);ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ科(Dermanyssidae);アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ科(Trombiculidae)等。
クモ目害虫(Araneae):カバキコマチグモ(Cheiracanthium japonicum)等のコマチグモ科(Eutichuridae);セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のヒメグモ科(Theridiidae)等。
オビヤスデ目害虫(Polydesmida):ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等のヤケヤスデ科(Paradoxosomatidae)等。
等脚目害虫(Isopoda):オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等のオカダンゴムシ科(Armadillidiidae)等。
唇脚綱害虫(Chilopoda):ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)等のゲジ科(Scutigeridae);トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等のオオムカデ科(Scolopendridae);イッスンムカデ(Bothropolys rugosus)等のイッスンムカデ科(Ethopolidae)等。
腹足綱害虫(Gastropoda):チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等のコウラナメクジ科(Limacidae);ナメクジ(Meghimatium bilineatum)等のナメクジ科(Philomycidae);スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等のリンゴガイ科(Ampullariidae);ヒメモノアラガイ(Austropeplea ollula)等のモノアラガイ科(Lymnaeidae)等。
線虫類(Nematoda):イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)等のアフェレンコイデス科(Aphelenchoididae);ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、Pratylenchus brachyurus、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、ラドフォルス・シミリス(Radopholus similis)等のプラティレンクス科(Pratylenchidae);ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)等のヘテロデラ科(Heteroderidae);Rotylenchulus reniformis等のホプロライムス科(Hoplolaimidae);イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)等のアングイナ科(Anguinidae);チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)等のティレンクルス科(Tylenchulidae);ブドウオオハリセン(Xiphinema index)等のロンギドルス科(Longidoridae);トリコドルス科(Trichodoridae);マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等のパラシタアフェレンクス科(Parasitaphelenchidae)等。
上記の有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫類は、群Bの殺虫・殺ダニ・殺線虫剤について薬剤感受性の低下した、又は薬剤抵抗性の発達した昆虫、ダニ類及び線虫類であってもよい。ただし、薬剤感受性が大幅に低下した、又は、薬剤抵抗性が大幅に発達した場合は、その対象となる殺虫・殺ダニ・殺線虫剤以外の殺虫・殺ダニ・殺線虫剤と本化合物を混用又は併用するか、あるいは、その対象となる殺虫・殺ダニ・殺線虫剤以外の殺虫・殺ダニ・殺線虫剤を含む本発明組成物の使用が望ましい。
ここで、一般に、有害昆虫(本段落の有害昆虫には、有害ダニ類及び有害線虫類も含まれる)における薬剤感受性の低下とは、薬剤の使用基準に準じて薬剤を使用しても、期待される防除効力を発揮できない現象が繰返し観察される、有害昆虫個体群における感受性の遺伝的変化のことを表す{Insecticide Resistance Action Committee(IRAC、殺虫剤抵抗性対策委員会;以下IRACと記すことがある。)による定義}。
従って、本発明において、ある有害昆虫個体群の薬剤感受性が低下した状態であるか否かは、その有害昆虫個体群の薬剤感受性の程度を、薬剤感受性の高い同種害虫の系統(以下、感受性系統と記すことがある。例えば、薬剤による淘汰がない実験室内などの環境で長期間にわたって累代飼育された系統など。)の薬剤感受性の程度と比較する手順によって判断することができる。
つまり、有害昆虫個体群の半数の個体を致死させる薬剤濃度を半数致死濃度(LC50値; 50% Lethal Concentration)と定義するが、本発明において、ある有害昆虫個体群におけるLC50値と、感受性系統におけるLC50値の比(抵抗性比又はRS比)が10以上に達するときに、その有害昆虫個体群は薬剤感受性の低下した有害昆虫であることを意味する(以下、かかる個体群を感受性低下系統と記すことがある)。
前記の防除効力とは、有害昆虫に対する致死効果を指すだけでなく、食害抑制効果、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌の伝播抑制効果、忌避効果、植物への定着阻害効果、産卵抑制効果、不妊効果、次世代産出抑制効果、交尾行動阻害効果、脱皮阻害効果、羽化阻害効果、及び作物の保護効果なども含む。
本発明によれば、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができるが、具体的には、以下の群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下した有害昆虫を防除することできる。
群a:アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類において、グループ1に属する化合物である、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl:NAC)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb:BPMC)、ホルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、キシリルカルブ(xylylcarb);アセフェート(acephate)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、カズサホス(cadusafos)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クマホス(coumaphos)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion:MEP)、フェンチオン(fenthion:MPP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノホス(heptenophos)、イミシアホス(imicyafos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロピル−O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート又はイソカルボホス(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate or isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オメトエート(omethoate)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、フェントエート(phenthoate:PAP)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロペタムホス(propetamphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルホテップ(sulfotep)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon:DEP)及びバミドチオン(vamidothion)からなる群。
群b:GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類において、グループ2に属する化合物である、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)及びフルフィプロール(flufiprole)からなる群。
群c:ナトリウムチャネルモジュレーター剤
IRACによる作用分類において、グループ3に属する化合物である、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、シータシペルメトリン(theta-cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シグマシペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empenthrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデスリン(kadethrin)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ベンフルトリン(benfluthrin)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、フラメトリン(furamethrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)及びジメフルトリン(dimefluthrin)からなる群。
群d:ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤
IRACによる作用分類において、グループ4に属する化合物である、又はニコチン性アセチルコリン受容体に作用することが知られている化合物である、アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、ジクロロメソチアズ(dicloromezotiaz)及び下記式
Figure 2018024669
で示される化合物(flupyrimin(http://www.alanwood.net/pesticides/flupyrimin.html参照)、以下、殺虫化合物αと記すことがある)からなる群。
群e:ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ5に属する化合物である、スピノサド(spinosad)、スピネトラム(spinetoram)からなる群。
群f:グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ6に属する化合物である、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、レピメクチン(lepimectin)及びミルベメクチン(milbemectin)からなる群。
群g:幼若ホルモン類似剤
IRACによる作用分類においてグループ7に属する化合物である、ヒドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)及びピリプロキシフェン(pyriproxyfen)からなる群。
群h:弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ9に属する化合物である、ピメトロジン(Pymetrozine)及びピリフルキナゾン(Pyrifluquinazon)からなる群。
群i:微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤
IRACによる作用分類においてグループ11に属する、生物農薬の有効成分である、バチルス・チューリンゲンシス菌(Bacillus thuringiensis、BD#32株、AQ52株等、アイザワイ亜種(subsp. aizawai、ABTS-1857 株等)、クリスターキ亜種(subsp. kurstaki、HD-1株、BMP 123株等)、テネブリオシス亜種 (subsp. tenebriosis、NB 176株等)、イスラエレンシス変種 (var. israelensis)、アエジプチ変種(var.aegypti)、コルメリ変種(var. colmeri )、ダームスタデいンシス変種(var. darmstadiensis)、デンドロリムス変種(var. dendrolimus)、ガレリア変種(var. galleriae)、ジャポネンシス変種(var. japonensis)、モリソニ亜種(subsp. morrisoni)、サンディエゴ変種(var. san diego)、チューリンゲンシス亜種(subsp. thuringiensis、MPPL002株等)、7216変種(var. 7216)、T36変種(var. T36) )、鱗翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(Cry1A、Cry1Ab、改変されたCry1Ab(一部を欠損したCry1Ab)、Cry1Ac、Cry1Ab-Ac(Cry1AbとCry1Acが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry1C、Cry1F、Cry1Fa2(修飾されたcry1F)、moCry1F(修飾されたCry1F)、Cry1A.105(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry2Ab2、Cry2Ae、Cry9C、Vip3A、Vip3Aa20等)、鞘翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(Cry3A、mCry3A(修飾されたCry3A)、Cry3Bb1、Cry34Ab1、Cry35Ab1等)、及びバチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)からなる群。
群j:プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤
IRACによる作用分類においてグループ13に属する化合物である、クロルフェナピル(chlorfenapyr)及びスルフルラミド(sulfluramid)からなる群。
群k:ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類においてグループ14に属する化合物である、ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ−2ナトリウム塩又はビスルタップ(thiosultap-disodium or bisultap)、及びチオスルタップ−1ナトリウム塩又はモノスルタップ(thiosultap-monosodium or monosultap)からなる群。
群l:キチン生合成阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ15及び16に属する化合物である、ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)及びブプロフェジン(buprofezin)からなる群。
群m:脱皮阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ17に属する化合物である、シロマジン(Cyromazine)からなる群。
群n:脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤
IRACによる作用分類においてグループ18に属する化合物である、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)及びテブフェノジド(tebufenozide)からなる群。
群o:電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類においてグループ22に属する化合物である、インドキサカルブ(indoxacarb)及びメタフルミゾン(metaflumizone)からなる群。
群p:アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類においてグループ23に属する化合物である、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)及びスピロテトラマト(spirotetramat)からなる群。
群q:リアノジン受容体モジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ28に属する化合物である、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニルプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cycloniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シハロジアミド(cyhalodiamide)及び下記式
Figure 2018024669
で示される化合物(SYP−9080)からなる群。
群r:弦音器官モジュレーター剤
IRACによる作用分類においてグループ29に属する化合物である、フロニカミド(Flonicamid)からなる群。
本発明は、前記した群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性が低下した有害昆虫の防除に特に好ましく適用される。
前記の群a〜群rに属する化合物又は生物農薬の有効成分は、いずれも公知の化合物又は生物農薬の有効成分であり、これらは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
本発明によれば、薬剤感受性の低下した有害昆虫を防除することができるが、本発明が好ましく適用される薬剤感受性の低下した有害昆虫としては、例えば、以下の有害昆虫が挙げられる。
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群hから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群hから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群dから選ばれる1種以上の化合物、群hから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、群hから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群lから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hに属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群dから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、群hに属するピメトロジン、及び群lに属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物、群dから選ばれる1種以上の化合物、及び群hから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群oから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群nから選ばれる1種以上の化合物、及び群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目害虫;
群oから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群nから選ばれる1種以上の化合物、及び群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群nから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;群nから選ばれる1種以上の化合物、及び群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目害虫;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica属;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica属;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica属;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica virgifera virgifer;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica virgifera virgifer;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica virgifera virgifer;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica virgifera virgifer;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica virgifera virgifer;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica undecimpunctata howardi;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica undecimpunctata howardi;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica undecimpunctata howardi;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica undecimpunctata howardi;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica undecimpunctata howardi;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica barberi;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica barberi;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica barberi;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica barberi;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica barberi;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica speciosa;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica speciosa;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica speciosa;
群iから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica speciosa;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したDiabrotica speciosa;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta cruciferae;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta cruciferae;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta cruciferae;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta pusilla;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta pusilla;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPhyllotreta pusilla;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes chrysocephala;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes chrysocephala;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes chrysocephala;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes punctulata;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes punctulata;
群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したPsylliodes punctulata;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群bから選ばれる1種以上の化合物、及び群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群bから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAeolus属;
群cから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAeolus属;
群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAeolus属;
本化合物又は本発明組成物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護するためにも用いることができる。本化合物又は本発明組成物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌を媒介する昆虫(例えば、前記の有害昆虫、薬剤感受性の低下した有害昆虫やイネの病害虫)に対して防除効力を発揮することにより、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護する。
本化合物又は本発明組成物が防除効力を有する昆虫媒介性ウイルスとしては、例えば次の昆虫媒介性ウイルスが挙げられる。
イネ矮化ウイルス(Rice tungro spherical virus)、イネツングロ桿菌状ウイルス(Rice tungro bacilliform virus)、イネグラッシースタントウイルス(Rice grassy stunt virus)、イネラギッドスタントウイルス(Rice ragged stunt virus)、イネ縞葉枯ウイルス(Rice stripe virus)、黒条萎縮ウイルス(Rice black streaked dwarf virus)、イネ南方黒すじ萎縮ウイルス(Southern rice black-streaked dwarf virus)、稲こぶ萎縮ウイルス(Rice gall dwarf virus)、イネ白葉病(Rice hoja blanca virus)、イネ黄葉ウイルス(Rice yellow stunt virus)、Rice yellow mottle virus、イネ萎縮ウイルス(Rice dwarf virus)、ムギ北地モザイクウイルス(Northern cereal mosaic virus)オオムギ黄萎ウイルス(Barley yellow dwarf virus)、オオムギ微斑ウイルス(Barley mild mosaic virus)、オオムギ黄萎PAVウイルス(Barley yellow dwarf virus-PAV)、ムギ類黄萎RPSウイルス(Cereal yellow dwarf virus-RPS)、コムギ黄葉ウイルス(Wheat yellow leaf virus)、Oat sterile dwarf virus、Wheat streak mosaic virus、トウモロコシ萎縮モザイクウイルス(Maize dwarf mosaic virus)、Maize stripe virus、Maize chlorotic mottle virus、Maize chlorotic dwarf virus、Maize rayado fino virus、サトウキビモザイクウイルス(Sugarcane mosaic virus)、Fiji disease virus、Sugarcane yellow leaf virusダイズ微斑モザイクウイルス(Soybean mild mosaic virus)、ソテツえそ萎縮ウイルス(Cycas necrotic stunt)、ダイズ矮化ウイルス(Soybean dwarf virus)、レンゲ萎縮ウイルス(Milk vetch dwarf virus)、ダイズモザイクウイルス(Soybean mosaic virus)、アルファルファモザイクウイルス(Alfalfa mosaic virus)、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(Bean yellow mosaic virus)、インゲンマメモザイクウイルス(Bean common mosaic virus)、インゲンマメ南部モザイクウイルス(Southern bean mosaic virus)、ラッカセイ矮化ウイルス(Peanut stunt virus)、ソラマメウイルトウイルス1(Broad bean wilt virus 1)、ソラマメウイルトウイルス2(Broad bean wilt virus 2)、ソラマメえそモザイクウイルス(Broad bean necrosis virus)、ソラマメ葉脈黄化ウイルス(Broad bean yellow vein virus)、クローバ葉脈黄化ウイルス(Clover yellow vein virus)、ラッカセイ斑紋ウイルス(Peanut mottle virus)、タバコ条斑ウイルス(Tobacco streak virus)、Bean pod mottle virus、Cowpea chlorotic mottle virus、Mung bean yellow mosaic virus、Soybean crinkle leaf virus、、トマト退緑ウイルス(Tomato chlorosis virus)、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus)、トマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus)、トマトアスパーミィウイルス(Tomato aspermy virus)、トマトインフェクシャスクロロシスウイルス(Tomato infectious chlorosis virus)、ジャガイモ葉巻ウイルス(Potato leafroll virus)、ジャガイモYウイルス(Potato virus Y)、メロン黄化えそウイルス(Melon yellow spot virus)、メロンえそ斑点ウイルス(Melon necrotic spot virus)、スイカモザイクウイルス(Watermelon mosaic virus)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosaic virus)、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(Zucchini yellow mosaic virus)、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus)、カブ黄化モザイクウイルス(Turnip yellow mosaic virus)、カリフラワーモザイクウイルス(Cauliflower mosaic virus)、レタスモザイクウイルス(Lettuce mosaic virus)、セルリーモザイクウイルス(Celery mosaic virus)、ビートモザイクウイルス(Beet mosaic virus)、ウリ類退緑黄化ウイルス(Cucurbit chlorotic yellows virus)、トウガラシ退緑ウイルス(Capsicum chlorosis virus)、ビートシュードイエロースウイルス(Beet pseudo yellows virus)、リーキ黄色条斑ウイルス(Leak yellow stripe virus)、タマネギ萎縮ウイルス(Onion yellow dwarf virus)、サツマイモ斑紋モザイク病(Sweet potato feathery mottle virus)、サツマイモ縮葉モザイク病(Sweet potato shukuyo mosaic virus)、イチゴ斑紋ウイルス(Strawberry mottle virus)、イチゴマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry mild yellow edge virus)、イチゴシュードマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry pseudo mild yellow edge virus)、イチゴクリンクルウイルス(Strawberry crinkle virus)、イチゴべインバンディングウイルス(Strawberry vein banding virus)、ウメ輪紋ウイルス(plum pox virus)、キク茎えそウイルス(Chrysanthemum stem necrosis virus)、インパチェンスえそ斑点ウイルス(Impatiens necrotic spot virus)、アイリス黄斑ウイルス(Iris yellow spot virus)、ユリ微斑ウイルス(Lily mottle cirus)、ユリ潜在ウイルス(Lilly symptomless virus)、チューリップモザイクウイルス等(Tulip mosaic virus)等。
かかる昆虫媒介性細菌としては、例えば次のものが挙げられる。
イネ萎黄病ファイトプラズマ(Candidatus Phytoplasma oryzae)、Candidatus Phytoplasma asteris、Maize bushy stunt phytoplasma、カンキツグリーニング病菌アジア型(Candidatus Liberbacter asiaticus)、カンキツグリーニング病菌アフリカ型(Candidatus Liberbacter africanus)、カンキツグリーニング病菌アメリカ型(Candidatus Liberbacter americanus)等。
本発明組成物又は本イネ種子は、群Aより選ばれる1種以上の活性成分を用いた場合には、植物病害から植物を保護するためにも用いることができる。その場合、本発明組成物が防除効力を有する植物病害としては、例えば次が挙げられる。
イネの病害:いもち病(Magnaporthe grisea)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、稲こうじ病(Ustilaginoidea virens)、白葉枯病(Xanthomonas campestris pv.Oryzae)、苗立枯病(Fusarium avenacerum、F.solani、Pythium arrhenom、P.graminicola、P.spinosum、Rhizopus chinensis、r.oryzae)、苗立枯細菌病(Burkholderia plantarii)、もみ枯細菌病(Burkholderia glumae)、内頴褐変病(Erwinia herbicola)、褐色紋枯病(Thanatephorus cucumeris)、小黒菌核病(Helminthosporium sigmoideum)、小球菌核病(Nakataea sigmoidea)、黄化萎縮病(Sclerophthora macrospora)、かさ枯病(Pseudomonas syringae pv. oryzae)、褐条病(Pseudomonas avenae Manns)、葉鞘褐変病(Pseudomonas marginalls)、疫病(Phytophthora japonica Waterhouse)、褐色米(Cocochliobolus intermedius Nelson)、眼斑病(Drechslera gigantea)、黒しゅ病(Entyloma dactylidis Ciferri)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、にせいもち病(Alternaria oryzae、Cladosporium herbaru、Pseudocochliobolus lunatus)、株腐病(Erwinia chrysanthemi pv.zeae)、黄萎病(Phytoplasma(Mycoplasmalike organism))、ブラキスポリウム病(Curvularia senegalense)、葉枯病(Phaeosphaeria oryzae)、灰色葉枯病(Hendersonia oryzae)、灰色菌核病(Sclerotium fumigatum)、灰紋病(Cladosporium miyakei)、斑点病(Cochliobolus sativus)、穂黒粒病(Epicoccum hyalopes)、株枯病(Gibberella fujikuroi)、褐色葉枯病(Metasphaeria albescens)、褐色菌核病(Ceratobasidium setariae)、褐色小粒菌核病(Waitea circinata)、褐紋病(Khuskia oryzae)、黄枯病(Pyrenochaeta oryzae)、黒変病(Cladosporium herbarum)、黒粒菌核病(Helicoceras oryzae)、球状菌核病(Sclerotium hydrophilum)、もみ種腐敗病(Fusarium roseum)、もみ枯病(Phoma glumarum)、苗腐病(Pythium spp.、Achlya spp.、Phytophthora spp.、Dictyuchus spp.)、ねずみかび病(Alternaria oryzae)、さび色小粒菌核病(Sclerotium sp.)、ささら病(Sphaerulina miyakei)、赤色菌核病(Waitea circinata)、墨黒穂病(Tilletia barclayana)、すす病(Cladosporium herbarum、Neocapnodium tanakae、Aureobasidium pullulans)、すす紋病(Pseudocochliobolus lunatus)、すじ葉枯病(Sphaerulina oryzina)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、綿疫病(Phytophthora megasperma)、葉しょう網斑病(Cylindrocladium scoparium)、葉しょう腐敗病(Acrocylindrium oryzae)、葉しょう褐斑病(Pyrenochaeta sp.)等。
コムギの病害:うどんこ病(Erysiphe graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、F.avenacerum、F.culmorum、Microdochium nivale)、さび病(Puccinia striiformis、P.graminis、P.recondita)、紅色雪腐病(Micronectriella nivale)、雪腐小粒菌核病(Typhula sp.)、裸黒穂病(Ustilago tritici)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、葉枯病(Mycosphaerella graminicola)、ふ枯病(Stagonospora nodorum)、黄斑病(Pyrenophora tritici−repentis)等。
オオムギの病害:うどんこ病(Erysiphe graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、F.avenacerum、F.culmorum、Microdochium nivale)、さび病(Puccinia striiformis、P.graminis、P.hordei)、裸黒穂病(Ustilago nuda)、雲形病(Ustilago nuda)、網斑病(Pyrenophora teres)、斑点病(Cochliobolus sativus)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)等。
トウモロコシの病害:黒穂病(Ustilago maydis)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、ひょう紋病(Gloeocercospora sorghi)、南方さび病(Puccinia polysora)、グレイリーフスポット病(Cercospora zeae−maydis)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)等。
カンキツ類の病害:黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe fawcetti)、果実腐敗病(Penicillium digitatum、P.italicum)、フィトフトラ病(Phytophthora parasitica、Phytophthora citrophthora)等。
リンゴの病害:モニリア病(Monilinia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Podosphaera leucotricha)、黒星病(Venturia inaequalis)、炭そ病(Colletotrichum acutatum)、疫病(Phytophtora cactorum)等。
ナシの病害:黒星病(Venturia nashicola、V.pirina)、黒斑病(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、疫病(Phytophtora cactorum)等。
モモの病害:灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)等。
ブドウの病害:黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata)、うどんこ病(Uncinula necator)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plasmopara viticola)等。
カキの病害:炭そ病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kaki、Mycosphaerella nawae)等。
ウリ類の病害:炭そ病(Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporum)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora sp.)、苗立枯病(Pythium sp.)等。
トマトの病害:輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans)。
ナスの病害:褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)等。
アブラナ科野菜の病害:黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora parasitica)等。
ネギの病害:さび病(Puccinia allii)、べと病(Peronospora destructor)等。
ダイズの病害:紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var.sojae)、褐紋病(Septoria glycines)、斑点病(Cercospora sojina)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、茎疫病(Phytophthora sojae)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)褐色輪紋病(Corynespora cassiicola)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)等。
インゲンの病害:炭そ病(Colletotrichum lindemuthianum)等。
ラッカセイの病害:黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、白絹病(Sclerotium rolfsii)等。
エンドウの病害:うどんこ病(Erysiphe pisi)等。
ジャガイモの病害:夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora infestans)、緋色腐敗病(Phytophthora erythroseptica)、粉状そうか病(Spongospora subterranean f.sp.subterranea)等。
イチゴの病害:うどんこ病(Sphaerotheca humuli)、炭そ病(Glomerella cingulata)等。
チャの病害:網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、輪斑病(Pestalotiopsis sp.)、炭そ病(Colletotrichum theae−sinensis)等。
タバコの病害:赤星病(Alternaria longipes)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭そ病(Colletotrichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacina)、疫病(Phytophthora nicotianae)等。
セイヨウアブラナの病害:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)等。
ワタの病害:リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)、白かび病(Mycosphaerella areola)、Thielaviopsis属菌によるBlack root rot病(Thielaviopsis basicola)等。
コーヒーの病害:さび病(Hemileia vastatrix)等。
サトウキビの病害:さび病(Puccinia melanocephela、Puccinia kuehnii)、黒穂病(Ustilago scitaminea)等。
ヒマワリの病害:さび病(Puccinia helianthi)等。
テンサイの病害:褐斑病(Cercospora beticola)、葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、根腐病(Thanatephorus cucumeris)、黒根病(Aphanomyces cochlioides)等。
バラの病害:黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、べと病(Peronospora sparsa)等。
キク及びキク科野菜の病害:べと病(Bremia lactucae)、褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana)等。
種々の植物の病害:ピシウム属菌によって引き起こされる病害(Pythium aphanidermatum、P.debarianum、P.graminicola、P.irregulare、P.ultimum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)等。
ダイコンの病害:黒斑病(Alternaria brassicicola)等。
シバの病害:ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、ブラウンパッチ病及びラージパッチ病(Rhizoctonia solani)等。
バナナの病害:シガトカ病(Mycosphaerella fijiensis、Mycosphaerella musicola)等。
ヒマワリの病害:べと病(Plasmopara halstedii)等。
Aspergillus属、Penicillium属、Fusarium属、Gibberella属、Tricoderma属、Thielaviopsis属、Rhizopus属、Mucor属、Corticium属、Phoma属、Rhizoctonia属、及びDiplodia属菌等によって引き起こされる、各種植物の種子病害又は生育初期の病害等。
上記の病害を引き起こす病原菌又は病原細菌は、群Aの殺菌剤について薬剤感受性の低下した、又は薬剤抵抗性の発達した病原菌或いは病原細菌であってもよい。ただし、薬剤感受性が大幅に低下した、又は薬剤抵抗性が大幅に発達した場合は、その対象となる殺菌剤以外の殺菌剤を含む本発明組成物の使用が望ましい。
本発明は、本化合物又は本発明組成物の有効量を、有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物)、薬剤感受性の低下した有害昆虫、植物又は植物の栽培担体に施用することにより行われるが、植物には、有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物)、薬剤感受性の低下した有害昆虫の生息している若しくは有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物)、薬剤感受性の低下した有害昆虫の生息することが予想される植物が含まれ、植物の栽培担体には、植物を栽培している若しくは栽培する予定の植物の栽培担体、又は有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫等の有害生物)、薬剤感受性の低下した有害昆虫の生息している若しくは生息することが予想される植物の栽培担体が含まれる。
本発明において、植物には、植物の茎葉、植物の花器、植物の穂、植物の果実、植物の樹幹、植物の枝、植物の樹冠、植物の種子、及び植物の栄養繁殖器官が含まれる。植物の栄養繁殖器官としては、例えば、塊根(tuberous root)、鱗茎(bulb)、球茎(corm又はsolid bulb)、塊茎(tuber)、根茎(rhizome)、匍匐枝(stolon)、担根体(rhizophore)、茎断片(cane cuttings)、むかご(propagule)及びつる(vine cutting)が挙げられる。なお、匍匐枝は、ランナー(runner)と呼ばれることもあり、むかごは、肉芽(broad bud)や珠芽(bulbil)と呼ばれることもある。つるとは、サツマイモやヤマノイモ等の苗条(葉及び茎の総称、shoot)を意味する。本発明において、苗には実生苗(seedling)及び苗木(sapling)が含まれる。
本化合物又は本発明組成物を使用できる植物としては、例えば次が挙げられる。
トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ラッカセイ(ピーナッツ)、サイトウ(インゲンマメ)、ライマメ、アズキ、ササゲ、リョクトウ、ウラドマメ、ベニバナインゲン、タケアズキ、モスビーン、テパリービーン、ソラマメ、エンドウ、ヒヨコマメ、レンズマメ、ルーピン、キマメ、アルファルファ、ソバ、テンサイ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等の農作物、
ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ベルペッパー、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、スカッシュ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル、ラベンダー等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等の野菜、
仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等の果樹、
茶、クワ、花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)、花卉、観葉植物、シバ類、牧草類。
上記植物の中でも、特にダイズ、トウモロコシ、ワタ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、イネ、ソルガム、ラッカセイ、ダイズ及びラッカセイを除くマメ類、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、バレイショ、サトウキビ及び野菜類に好ましく使用できる。
前記した植物の品種は、一般的に栽培される品種であれば限定されない。
前記した植物は、自然交配で作出しうる植物、突然変異により発生しうる植物、F1ハイブリッド植物、トランスジェニック植物(遺伝子組換え植物とも言う)であっても良い。これらの植物は、一般に、除草剤に対する耐性の付与、害虫に対する毒性物質の蓄積、病害に対する感性抑制、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上、物質の蓄積、保存性や加工性の向上等の特性を有する。以下にそれらの植物を例示するが、前記した植物はそれらの植物であっても良い。
F1ハイブリッド植物とは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ雑種強勢の特性を有す植物である。トランスジェニック植物とは、微生物等の他の生物などから外来遺伝子を導入し、自然環境下においては交雑育種、突然変異誘発または自然組換えによっては容易に取得することが出来ないような特性を有する植物である。
上記の植物を作出するための技術としては、例えば、従来型の品種改良技術;遺伝子組換え技術;ゲノム育種技術;新育種技術(new breeding technigues);ゲノム編集技術が挙げられる。従来型の品種改良技術とは、すなわち突然変異や交配により望ましい性質を有する植物を得る技術である。遺伝子組換え技術とは、ある生物(例えば、微生物)から目的とする遺伝子(DNA)を取り出し、別のターゲット生物のゲノムに導入することで、その生物に新しい性質を付与する技術、および植物に存在する他の遺伝子をサイレントすることによって、新しいまたは改良された特性を付与するアンチセンス技術またはRNA干渉技術である。ゲノム育種技術とは、ゲノム情報を用いて育種を効率化するための技術であり、DNAマーカー(ゲノムマーカーまたは遺伝子マーカーとも呼ぶ)育種技術及びゲノミックセレクションを含む。例えば、DNAマーカー育種は、特定の有用形質遺伝子のゲノム上の存在位置の目印となるDNA配列であるDNAマーカーを用いて、多数の交配後代から目的の有用形質遺伝子を持つ後代を選抜する方法である。交配後代を幼植物の時にDNAマーカーを用いて解析することで、育種に要する時間を効果的に短縮することができる特徴を持つ。
また、ゲノミックセレクションは、事前に入手した表現型とゲノム情報から予測式を作成し、予測式とゲノム情報から表現型の評価を行わずに特性を予測する手法であり、育種の効率化に寄与しうる技術である。新育種技術(new breeding technigues)とは、分子生物学的な手法を組み合わせた品種改良(育種)技術の総称である。例えば、シスジェネシス/イントラジェネシス、オリゴヌクレオチド指向型突然変異導入、RNA依存性DNAメチル化、ゲノム編集、GM台木または穂木への接ぎ木、逆育種、アグロインフィルトレーション、種子生産技術(Seed Production Technology, SPT)などの技術がある。ゲノム編集技術とは、配列特異的に遺伝情報を変換する技術であり、塩基配列の欠失、アミノ酸配列の置換、外来遺伝子の導入等が可能である。例えば、そのツールとして、配列特異的なDNA切断が可能なジンクフィンガーヌクレアーゼ(Zinc-Finger、ZFN)、ターレン(TALEN)、クリスパー・キャスナイン(CRISPR/Cas9)、クリスパー・シーピーエフ1(CRISPER/Cpf1)、メガヌクレアーゼ(Meganuclease)や、前述のツールを改変して作成されたCAS9ニッカーゼやTarget-AID等の配列特異的なゲノム修飾技術がある。
前記した植物は、例えば、国際アグリバイオ事業団 (INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI−BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の遺伝子組換え作物の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載された植物があげられる。より具体的には、除草剤耐性植物、害虫耐性植物、病害耐性植物、生産物(例えば、デンプン、アミノ酸、脂肪酸など)の品質(例えば、含有量増減あるいは組成の変化)改変植物、稔性形質改変植物、環境非生物的ストレス耐性植物、又は、生長や収量に関する形質の改変植物がある。
除草剤耐性を付与された植物 の例を以下に挙げる。除草剤に対する耐性の機構は、薬剤とその標的との親和性を低下させる、薬剤を不活性化する酵素の発現による薬剤の速やかな代謝(分解・修飾など)あるいは薬剤の植物体への取り込み又は植物体中での移行の阻害などにより得られる。
遺伝子組換え技術により除草剤耐性を付与された植物には、フルミオキサジン等のプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(以後PPOと略する)除草剤、イソキサフルトール、メソトリオン等の4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(以後HPPDと略する)阻害剤、イマゼタピルを含むイミダゾリノン系除草剤および、チフェンスルフロンメチルを含むスルホニルウレア系除草剤等のアセト乳酸合成酵素(以後ALSと略する)阻害剤、グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼ(以後EPSPと略する)阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、2,4-D、ジカンバ等のオーキシン型除草剤、ブロモキシニルを含むオキシニル系等の除草剤に対する耐性が遺伝子組換え技術により付与された植物も含まれる。好ましい除草剤耐性トランスジェニック植物は、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクなどの穀物類、カノーラ、ソルガム、ダイズ、イネ、ナタネ、テンサイ、サトウキビ、グレープ、レンズマネ、ヒマワリ、アルファルファ、仁果類(pome fruits)、核果類(stone fruits)、コーヒー、チャ、ストロベリー、シバ、トマト、ポテト、キュウリ、レタスなどの野菜類、より好ましくは、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクなどの穀物類、ダイズ、イネ、Vine、トマト、ポテト、仁果類(pome fruits)である。
以下に、具体的な除草剤耐性植物について示す。
グリホサート除草剤耐性植物;アグロバクテリウム・トメファシエンス菌CP4株(Agrobacterium tumefaciens strain CP4)由来のグリホサート耐性型EPSPS遺伝子(CP4 epsps)、バチルス・リケニフォミス菌(Bacillus licheniformis)由来のグリホサート代謝酵素(グリホサートN−アセチルトランスフェアーゼ)遺伝子をシャッフリング技術によって代謝活性を強化したグリホサート代謝酵素遺伝子(gat4601、gat466421 )、オクロバクテリウラムアンスロピLBAA株菌(Ochrobacterum anthropi strain LBAA)由来のグリホサート代謝酵素(グリホサートオキシダーゼ遺伝子、goxv247)、又は、トウモロコシ由来のグリホサート耐性変異を有するEPSPS遺伝子(mepsps、2mepsps)等を1つ以上導入することにより得られる。主な植物は、アルファルファ(Medicago sativa)、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、コットン(Gossypium hirsutum L.)、クリーピングベントグラス(Agrostis stolonifera)、トウモロコシ(Zea mays L.)ポリッシュカノーラ(Brassica rapa)、ポテト(Solanum tubeHDDrosum L.)、ダイズ(Glycine max L.)、テンサイ(Beta vulgaris)、コムギ(Triticum aestivum)が挙げられる。いくつかのグリホサート耐性のトランスジェニック植物は市販されている。例えば、アグロバクテリウム菌由来のグリホサート耐性型EPSPSを発現する遺伝子組換え植物は「Roundup Ready(登録商標)」を含む商標名で、シャッフリング技術によって代謝活性を強化したバチルス菌由来のグリホサート代謝酵素を発現する遺伝子組換え植物は「Optimum(登録商標)GAT(登録商標)」、「Optimum(登録商標)Gly canola」等の商標名で、トウモロコシ由来のグリホサート耐性変異を有するEPSPSを発現する遺伝子組換え植物は「GlyTol(商標)」の商標名で販売されている。
グリホシネート除草剤耐性植物;ストレプトマイセス・ヒグロスコピクスミセス菌(Streptomyces hygroscopicus)由来のグルホシネート代謝酵素であるホスフィノスリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(Phosphinothricin N-acetyltransferase、PAT)遺伝子(bar)、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Streptomyes viridochromogenes)ストレプトミセス菌(Streptomyces viridochromogenes)由来のグルホシネート代謝酵素であるホスフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)酵素遺伝子(pat )、又は、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネスTu494株(Streptomyes viridochromogenes strain Tu494)由来の合成されたpat遺伝子(pat syn)を1つ以上導入することにより得られる。主な植物は、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、チコリ(Cichorium intybus)ワタコットン(Gossypium hirsutum L.)、トウモロコシ(Zea mays L.)ポリッシュカノーラ(Brassica rapa)、イネ(Oryza sativa L.)、ダイズ(Glycine max L.)、テンサイ(Beta vulgaris)が挙げられる。いくつかのグルホシネート耐性の遺伝子組換え植物は市販されている。ストレプトマイセス・ヒグロスコピクスストレプトミセス菌由来のグルホシネート代謝酵素(bar、pat)およびストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Streptomyes viridochromogenes)由来の遺伝子組換え植物は「LibertyLink(登録商標)」、「InVigor(商標)」、「WideStrike(商標)」を含む商標名で販売されている。
オキシニル系除草剤(例えばブロモキシニル)耐性植物;クレブシエラ・ニューモニエ亜種オゼネ菌(Klebsiella pneumoniae subsp. Ozaenae)由来のオキシニル系除草剤(例えばブロモキシニル)代謝酵素であるニトリラーゼ遺伝子(bxn)を導入したオキシニル系除草剤、例えばブロモキシニル耐性のトランスジェニック植物がある。主な植物は、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、コットン(Gossypium hirsutum L.)、タバコ(Nicotiana tabacum L.)が挙げられる。等の植物でブロモキシニル耐性遺伝子組換え品種が作製され、「Navigator(登録商標)canola」、又は、「BXN(登録商標)」を含む商標商品名ですでに販売されている。
ALS除草剤耐性植物;選抜マーカーとしてタバコ(Nicotiana tabacum)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(surB)を導入したカーネーション(Dianthus caryophyllus)「Moondust(商標)」、「Moonshadow(商標)」、「Moonshade(商標)」、「Moonlite(商標)」、「Moonaqua(商標)」、「Moonvista(商標)」、「Moonique(商標)」、「Moonpearl(商標)」、「Moonberry(商標)」、「Moonvelvet(商標)」;シロイズナズナ(Arabidopsis thaliana)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(als)を導入したアマ(Linum usitatissumum L.)「CDC Triffid Flax」;トウモロコシ由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(zm-hra)を導入したスルホニルウレア系及びイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するトウモロコシ(Zea mays L.)「Optimum(商標) GAT(商標)」;シロイヌナズナ由来のALS除草剤耐性型ALS遺伝子(csr1-2)を導入したイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するダイズ「Cultivance」;ダイズ(Glycine max)由来のALS除草剤耐性型ALS遺伝子(gm-hra)を導入したスルホニルウレア系除草剤に耐性を有するダイズ「Treus(商標)」、「Plenish(商標)」および「Optimum GAT(商標)」の商標名で販売されている。また、タバコ(Nicotiana tabacum cv. Xanthi)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(S4-HrA)を導入したコットンがある。
HPPD除草剤耐性植物;シュードモナス菌(Pseudomonas fluorescens strain A32)由来のHPPD除草剤耐性型HPPD遺伝子(hppdPFW336)を導入したイソキサフルトール耐性遺伝子組換えダイズ や、エンバク(Avena sativa)由来のメソトリオンに耐性のHPPD遺伝子(avhppd-03)およびストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Streptomyes viridochromogenes)由来のグルホシネート代謝酵素であるホメソトリオンに耐性を示しフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)酵素遺伝子(pat)を同時に導入したダイズが「Herbicide-tolerant Soybean line」の商標名で販売されている。
2,4-D耐性植物;スフィンゴビウム・ハービシドボランス菌(Sphingobium herbicidovorans)由来の2,4-D代謝酵素であるアリルオキシアルカノエートジオキゲナーゼ(aryloxyalkanoate dioxygenase)遺伝子(aad-1)を導入したトウモロコシが、Enlist(商標)Maizeの商標名で販売されている。デルフチア・アシドボランス菌(Delftia acidovorans)由来の2,4-D代謝酵素であるアリルオキシアルカノエートジオキゲナーゼ遺伝子(aad-12)を導入したダイズおよびコットンがあり、「Enlist(商標)Soybean」の商標名で販売されている。
ジカンバ耐性植物;ステノトロホモナス・マルトフィリアDI-6株菌(Stenotrophomonas maltophilia strain DI-6)由来のジカンバ代謝酵素であるジカンバモノオキシゲナーゼ(Dicamba monooxygenase)遺伝子(dmo)を導入したダイズ、コットンがある。上記遺伝子と同時に、アグロバクテリウム・トメファシエンス菌CP4株(Agrobacterium tumefaciens strain CP4)由来のグリホサート耐性型EPSPS遺伝子(CP4 epsps)を導入したダイズ(Glycine max L. )が「Genuity (登録商標)Roundup Ready(商標) 2 Xtend(商標)」として販売されている。
除草剤耐性が付与された市販されているトランスジェニック植物の例は、グリホサートに対して耐性を有するトウモロコシ「Roundup Ready Corn」、「Roundup Ready 2」、「Agrisure GT」、「Agrisure GT/CB/LL」、「Agrisure GT/RW」、「Agrisure 3000GT」、「YieldGard VT Rootworm/RR2」及び「YieldGard VT Triple」;グリホサートに対して耐性を有するダイズ「Roundup Ready Soybean」及び「Optimum GAT」;グリホサートに対して耐性を有するコットン「Roundup Ready Cootton」、「Roundup Ready Flex」;グリホサート耐性を有するカノーラ「Roundup Ready Canola」;グリホサート耐性を有するアルファルファ「Roundup Ready Alfalfa」、グリホサート耐性を有するイネ「Roundup Ready Rice」;グルホシナートに対して耐性を有するトウモロコシ「Roundup Ready 2」、「Liberty Link」、「Herculex 1」、「Herculex RW」、「Herculex Xtra」、「Agrisure GT/CB/LL」、「Agrisure CB/LL/RW」及び「Bt10」;グルホシナートに対して耐性を有するコットン「FiberMax Liberty Link」;グルホシナート耐性を有するイネ「Liberty Link Rice」;グルホシナートに対して耐性を有するカノーラ「in Vigor」;グルホシナート耐性を有するイネ「Liberty Link Rice」(Bayer製品);ブロモキシニルに対して耐性を有するコットン「BXN」;ブロモキシニル耐性を有するカノーラ「Navigator」、「Compass」 ;グルホシナート耐性を有するカノーラ「InVigor」及びである。除草剤に関して改変されたさらなる植物が広く知られており、 例としてはグリホサートに対して耐性を有するアルファルファ、リンゴ、オオムギ、ユーカリ、アマ、ブドウ、ヒラマメ、ナタネ、エンドウマメ、ジャガイモ、イネ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマトムシバクサ及びコムギ(例えば、US5188642、US4940835、US5633435、US5804425、US5627061を参照);ジカンバに対して耐性を有するマメ、コットン、ダイズ、エンドウマメ、ジャガイモ、ヒマワリ、トマト、タバコ、トウモロコシ、ソルガム及びサトウキビ(例えば、WO2008051633、US7105724およびUS5670454を参照);グルホシナートに対して耐性を有するダイズ、テンサイ、ジャガイモ、トマト及びタバコ(例えば、US6376754、US5646024、US5561236を参照);2,4-Dに対して耐性を有するコットン、ペッパー類、リンゴ、トマト、ヒマワリ、タバコ、ジャガイモ、トウモロコシ、キュウリ、コムギ、ダイズ、ソルガム及び雑穀類(例えば、US6153401, US6100446、WO2005107437、US5608147及び US5670454を参照);アセトラクタートシンターゼ(ALS)阻害除草剤(例えば、スルホニルウレア系除草剤、及びイミダゾリノン系除草剤に対して耐性を有するカノーラ、トウモロコシ、ヒエ(millet)、オオムギ、コットン、カラシナ、レタス、レンズマメ、メロン、アワ、オートムギ、ナタ、ジャガイモ、イネ、ライムギ、ソルガム、ダイズ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマト及びコムギ(例えば、US5013659、WO2006060634、US4761373、US5304732、 US6211438、 US6211439及び US6222100を参照)、特にイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するイネが知られており、アセト乳酸合成遺伝子(acetohydroxyacid synthase gene)に特定の変異(例えば、S653N、S654K、A122T、S653(At)N, S654(At)K, A122(At)Tを有するイネ等が知られている(例えば、US 2003/0217381、WO200520673参照);HPPD阻害除草剤(例えば、イソキサフルトールなどのイソキサゾール系除草剤、スルコトリオン及びメソトリオンなどのトリケトン系除草剤、ピラゾリネートなどのピラゾール系除草剤及びイソキサフルトールの分解産物のジケトニトリル)に対して耐性があるオオムギ、サトウキビ、イネ、トウモロコシ、タバコ、ダイズ、ワタコットン、ナタネ、テンサイ、コムギ及びジャガイモ(例えば、WO2004/055191、WO199638567、WO1997049816及びUS6791014を参照);プロトポルフィリノゲンオキシダーゼ(PPO)阻害除草剤に対して耐性があるコムギ、ダイズ、ワタコットン、テンサイ、ナタネ、イネ、トウモロコシ、ソルガム、サトウキビ及びテンサイ(例えば、US2002/0073443、US2008/0052798、Pest Management Science, 61, 2005, 277-285を参照)である。
古典的、又は、ゲノム遺伝子マーカー育種技術により除草剤耐性が付与された植物は、例えば、イマゼタピル及びイマザモックス等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性を有するイネ「Clearfield Rice」、コムギ「Clearfield Wheat」、ヒマワリ「Clearfield Sunflower」、レンズマメ「Clearfield lentils」及びカノーラ「Clearfield canola」(BASF製品);チフェンスルフロンメチル等のスルフホニル系ALS阻害型除草剤耐性を有するダイズ「STS soybean」;トリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するセトキシジム耐性トウモロコシ「SR corn」、「Poast Protected(登録商標) corn」;例えば、トリベヌロン等のスルホニルウレア系除草剤に耐性を有するヒマワリ「ExpressSun(登録商標)」;キザロホップ等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するイネ「Rrovisia(商標)Rice」;PSII阻害剤に耐性を有するカノーラ「Triazinon Tolerant Canola」がある。
ゲノム編集技術により除草剤耐性が付与された植物として、迅速な品種開発技術(Rapid Trait Development System 、RTDS(登録商標))を用いたスルホニルウレア系除草剤耐性を有するカノーラ「SU Canola(登録商標)」が挙げられる。RTDS(登録商標)とは、ゲノム編集技術のオリゴヌクレオチド指向型突然変異導入に該当し、Gene Repair Oligonucleotide(GRON)すなわち、DNAとRNAのキメラオリゴヌクレオチドを介して、植物中のDNAを切断することなく変異を導入することが出来る技術である。また、ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いて内因性遺伝子IPK1を欠失させることで除草剤耐性およびフィチン酸含有量が低減したトウモロコシ(例えば、Nature 459, 437-441 2009年参照);クリスパー・キャスナインを用いてコメに除草剤耐性を付与した例などが挙げられる(例えば、Rice, 7, 5 2014年参照)。
新育種技術により除草剤耐性が付与された植物として、接ぎ木を利用した品種改良技術であるGM台木が有する性質を穂木に与える例として、グリホサート耐性を有するRoundup Ready(登録商標)ダイズを台木として用いて、非トランスジェニックダイズ穂木にグリホサート耐性を付与した例が挙げられる(Weed Technology 27:412-416 2013年参照)。
害虫耐性を付与された植物 の例を以下に挙げる。
遺伝子組換え技術により鱗翅目昆虫に対する耐性を付与された植物の例として、土壌細菌であるBacillus thuringiensis(以後Bt菌と略す)由来の殺虫性タンパク質であるデルタ−エンドトキシン(δ-endotoxin)をコードする遺伝子を導入したトウモロコシ(Zea mays L.)、ダイズ(Glycine max L.)、コットン(Gossypium hirsutum L.)、イネ(Oryza sativa L.)、ポプラ(Populus sp.)、トマト(Lycopersicon esculentum)、ナス(Solanum melongena)等の植物がある。鱗翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシンとして、Cry1A、Cry1Ab、改変されたCry1Ab(一部を欠損したCry1Ab)、Cry1Ac、Cry1Ab-Ac(Cry1AbとCry1Acが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry1C、Cry1F、Cry1Fa2(修飾されたcry1F)、moCry1F(修飾されたCry1F)、Cry1A.105(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry2Ab2、Cry2Ae、Cry9C、Vip3A、Vip3Aa20等がある。遺伝子組換え技術により鞘翅目昆虫に対する耐性を付与された植物の例として、土壌細菌であるBt菌由来の殺虫性タンパク質であるデルタ−エンドトキシンをコードする遺伝子を導入したトウモロコシ、バレイショ等の植物がある。鞘翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシンとして、Cry3A、mCry3A(修飾されたCry3A)、Cry3Bb1、Cry34Ab1、Cry35Ab1等がある。遺伝子組換え技術により双翅目の昆虫に対する耐性を付与された植物の例として、土壌細菌であるBt菌由来のCry3AとCry1Abを融合したハイブリッドタンパク質eCry3.1Abをコードする合成遺伝子を導入した遺伝子組換えトウモロコシ(Zea mays L.)、ササゲ(Vigna unguiculata)由来のトリプシン阻害剤CpTIをコードする遺伝子を導入した遺伝子組換えコットン(Gossypium hirsutum L.)がある。さらに、クワイ(Sagittaria sagittifolia)由来のプロテアーゼ阻害剤タンパク質AであるAPIをコードする遺伝子を導入した遺伝子組換えポプラ等があり、広範囲の害虫に対する耐性を示す。
植物に害虫耐性を付与する殺虫性タンパク質は、上記殺虫性タンパク質のハイブリッドタンパク質、一部を欠損したタンパク質、修飾されたタンパク質も含まれる。ハイブリッドタンパク質は遺伝子組換え技術を用いて、複数の殺虫性タンパク質の異なるドメインの組合せによって作製され、Cry1Ab-AcやCry1A.105等が知られている。一部を欠損したタンパク質としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Ab等が知られている。修飾されたタンパク質としては、天然型デルタ−エンドトキシンのアミノ酸の1つ又は複数が置換されたタンパク質で、Cry1Fa2、moCry1F、mCry3A等が知られいる。また、カテプシンD−認識配列がCry3Aトキシンに挿入されているCry3A055の事例(WO2003/018810を参照)などのように、このようなアミノ酸置換においては、好ましくは、天然には存在しないタンパク分解酵素認識配列がトキシンに挿入されている。
その他に遺伝子組換え技術により植物に害虫耐性を付与する殺虫性タンパク質として、バチルス・セレウス菌(Bacillus cereus)やバチルス・ポピリエ菌(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク質、Bt菌AB88株由来の植物性殺虫剤タンパク質Vip1、Vip2、Vip3、Vip3A線虫由来の殺虫性タンパク質、フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)、ゼノラブダスネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などのフォトラブダス属(Photorhabdus spp.)及びゼノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などのゼノラブダス属(Xenorhabdus spp.)といった線虫共生(線虫にコロニーを作る)バクテリア由来の殺虫性タンパク質、サソリ毒素、クモ毒素、ハチ毒素などの昆虫特異的神経毒素を含む動物によって産生される毒素、ストレプトマイセス(Streptomycetes)毒といった糸状菌類毒素、エンドウレクチン、オオムギレクチン及びスノードロップレクチンなどの植物レクチン、アグルチニン、トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤、リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン(bryodin)等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP)、3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素、エクダイソン阻害剤、HMG−CoA−リダクターゼ、ナトリウムチャネル又はカルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤、幼若ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ、グルカナーゼ等が挙げられる。
また、1つ又は2つ以上の殺虫性タンパク質遺伝子を導入することで害虫耐性を付与された植物が既に知られており、いくつかの植物は市販されている。害虫耐性を付与されたコットンの例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現する「Bollgard(登録商標)cotton」、「BXN(商標)Plus Bollgard(商標)Cotton」、「BXN(商標) Plus Bollgard(商標)Cotton」、「JK 1」、「Roundup Ready(商標)Bollgard(商標) Cotton」及び「Ingard(商標)」、Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F(Cry1Fa2) を発現する「Herculex(商標) I」及び「Herculex(商標) CB」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aを発現する「VIPCOT(商標)Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1AcとCry2Abを発現する「Bollgard II(登録商標)cotton」、「Roundup Ready(商標) Bollgard II(商標)Cotton」、「Roundup Ready商標) Flex(商標) Bollgard II商標)Cotton」及び「Fivermax(商標) Liberty Link(商標) Bollgard II(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac、Cry2Ab及び、Vip3Aを発現する「Bollgard III(登録商標)」及び「Bollgard(登録商標)III x Roundup Ready(商標) Flex(商標)」、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3AとCry1Abを発現する「VIPCOT(商標) Roundup Ready Flex(商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3AとCry1Acを発現する「VIPCOT(登録商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac、Cry1Fを発現する「WideStrike(登録商標)Cotton」、「WideStrike(商標) Roundup Ready(商標) Cotton」および「Widestrike(商標) Roundup Ready Flex(商標)Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aを発現する「VIPCOT(商標)Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1AbとCry2Aeを発現する「TwinLink(商標) Cotton」及び「Glytol(商標)x Twinlink(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac、Cry1F及びVip3Aを発現する「Widestrike(登録商標)3」及び「Widestrike(商標) x Roundup Ready Flex(商標) x VIPCOT(商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab、Cry2Ae及びVip3Aを発現する「Glytol(商標) x Twinlink(商標) x VIPCOT(商標)Cotton」がある。を含む商品名の遺伝子組換えワタコットンが市販されている。
害虫耐性を付与されたトウモロコシの例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1を発現する「YieldGard(登録商標)Rootworm RW」、「YieldGard(商標) RW + RR」、「YieldGard(商標)VT(商標) Rootworm(商標) RR2」および「MaxGard(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1とCry1Abを発現する「YieldGard(登録商標)VT Triple」及び「YieldGard(商標) Plus with RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現する「Bt Xtra(商標)Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1AbとCry3Bb1を発現する「YieldGard Plus(登録商標)」;、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「Bt10」、「Liberty Link(商標)Yieldgard(商標) Maize」、「Agrisure(商標)GT/CB/LL」及び「YieldGard(商標)CB + RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105とCry2Ab2を発現する「YieldGard(登録商標)VT Pro(登録商標)」および「Genuity(登録商標)VT Double Pro(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質mCry3Aを発現する「Agrisure(登録商標)RW」および「Agrisure(商標)GT/RW」;、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry9Cを発現する「Starlink(商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「YieldGard(商標)」、「MaizeGard(商標)」、「NaturGard KnockOut(商標)」、「Maximizer(商標)」、「Roundup Ready(商標) YieldGard(商標) maize」、「Agrisure(商標)CB/LL」および「Mavera(商標) YieldGard(商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab、Cry1F、改変Cry3A、Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Agrisure(登録商標)3122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20を発現する「Agrisure(登録商標)Viptera」、;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20とCry1Abを発現する「Agrisure(登録商標)Viptera(商標)2100」及び「Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3110」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Ab及び、改変Cry3Aを発現する「Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3100」、「Agrisure(登録商標)Viptera(商標) 3111)および「Agrisure(登録商標)Viptera(商標) 4」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Abおよび改変Cry1Fを発現する「Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3220」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab(Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)を発現する「Agrisure(登録商標)Duracade(登録商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab(Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、Cry1Abおよび改変Cry1Fを発現する「Agrisure(登録商標)Duracade(商標)5122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab(Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、改変Cry1AbおよびVip3A変異形を発現する「Agrisure(登録商標)Duracade(商標)5222」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1とCyr35Ab1を発現する「Herculex(商標)RW」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1、Cyr35Ab1およびCry1Fを発現する「Herculex XTRA(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105、Cry2Ab2およびCry3Bb1を発現する「Genuity(登録商標) VT Triple Pro(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1F、Cry2Ab、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry3Bb1およびCry1A.105を発現する「Genuity(登録商標)SmartStax(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cry2AbおよびCry1A.105を発現する「Power Core(商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1を発現する「Herculex XTRA(商標) RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry1Abおよび改変Cry3Aを発現する「Optimum(登録商標) Intrasect Xtreme」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry1Abを発現する「Optimum(登録商標) Intrasect XTRA」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F及び改変Cyr3Aを発現する「Optimum(登録商標) TRIsect」が市販されている。
その他の害虫耐性を付与された植物の例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Aを発現するバレイショ「Atlantic NewLeaf(登録商標)potato」、「NewLeaf(登録商標)Russet Burbank potato」、「Lugovskoi plus」、「Elizaveta plus」、「Hi-Lite NewLeaf(商標)Y potato、Superior NewLeaf(商標) potato」及び「Shepody NewLeaf(商標) Y potato」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1AbとCry1Acを発現するイネ「hanyou 63」および「Huahui-1」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現するダイズ「Intacta(商標) Roundup Ready(商標) 2 Pro」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現するナス「BARI Bt Begun-1, -2, -3 and -4」が市販されている。
例えば、コーンルートワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard corn rootworm」及び「YieldGard VT」、「Herculex RW」及び「Herculex Rootworm」及び「Agrisure CRW」;コーンボーラーに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard corn borer」、「YieldGard plus」及び「YieldGard VT Pro」、「Agrisure CB/LL」及び「Agrisure 3000GT」「Hercules I」及び「Hercules II」、「KnockOut」、「NatureGard」および「StarLink」、ウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワームおよびフォールアーミーワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「Herculex I」および「Herculex Xtra」、「NewLeaf」、「NewLeaf Y」および「NewLeaf Plus」;コーンボーラーおよびコーンルートワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard Plus」;ニセアメリカタバコガに対する抵抗性を有するコットン「Bollgard I」及び「Bollgard II」;ニセアメリカタバコガ、コットンボールワーム、フォールアーミーワーム、ビートアーミーワーム、キャベツルーパー、ダイズルーパーおよびピンクボールワームに対する抵抗性を有するコットン「Bollgard II」、「WideStrike」および「VipCot」;タバコスズメガ抵抗性を有するジャガイモ「NewLeaf」、「NewLeaf Y」および「NewLeaf Plus」;ナスノメイガ、フルーツボーラーおよびコットンボールワームに対する抵抗性を有するナス「Bt brinjal」、「Dumaguete Long Purple」、「Mara」(例えば、US5128130参照)がある。
殺虫剤抵抗性を有するさらなる植物が一般的に知られており、例えば、サンカメイガ抵抗性イネ(例えば、Molecular Breeding, 第18巻(2006年)、No. 1参照)、鱗翅目抵抗性レタス(例えば、US5349124参照)、抵抗性ダイズ(例えば、US7432421参照)および鱗翅目(例えばニカメイガ、イチモンジセセリ、イネヨトウ、コブノメイガ、ライスケースワーム、およびライスアーミーワーム)に対する抵抗性を有するイネ(例えば、WO2001021821参照)がある。このような植物の作製方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
RNA干渉技術により害虫耐性を付与された植物として、鱗翅目害虫(例えば、コーンボーラー類、コーンイヤワーム、コーンルートワーム類、ブラックカットワームなどのカットワーム類及びフォールアーミーワームに耐性を有するトウモロコシ「SmartStax(登録商標)、「SmartStax(登録商標) Pro」、「Genuity(登録商標) SmartStax Pro」の商標名で市販あるいは開発されている。
古典的、又は、ゲノム遺伝子マーカー育種技術により害虫耐性を付与された植物は、例えば、アブラムシ耐性遺伝子であるRag1(Resistance Aphid Gene 1)遺伝子を有するアブラムシに抵抗性を示すダイズ;シストセンチュウ(Cysto nematode)に抵抗性を示すダイズ;ネコブセンチュウ(Root Knot nematode)に抵抗性を示すコットン;トビイロウンカに抵抗性を示すイネ「関東BPH1号」;ハスモンヨトウに抵抗性を示すダイズ「フクノミノリ」が挙げられる。
これらの害虫耐性を付与された植物には、任意の有害昆虫(特に鱗翅目昆虫、鞘翅目昆虫、双翅目の昆虫)、クモ類及びセンチュウ類に対する耐性が付与されている。害虫耐性を付与された植物は、好ましくは、禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ);トウモロコシ、カノーラ、ソルガム、ダイズ、イネ、ナタネ、テンサイ、サトウキビ、ブドウ、レンチル、ヒマワリ、アルファルファ、仁果類;核果類;ピーナッツ類;コーヒー;茶;イチゴ類;芝;野菜(例えばトマト、ジャガイモ、ウリ科植物およびレタス)から選択され、より好ましくは、ダイズ、トウモロコシ、トマト類、イネおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネ、トウモロコシおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択される。
病害耐性を付与された植物の例を以下に挙げる。
遺伝子組換え技術により病害耐性を付与された植物 は、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP、例えばEP0392225を参照)またはいわゆる「抗真菌タンパク質」(AFP、例えば、US6864068を参照)を発現する植物である。 植物病原性真菌に対する活性を有する様々な抗真菌タンパク質が特定の植物種から単離され、常識となっている。このような抗病原性物質およびこのような抗病原性物質を合成することができる植物の例は、例えば、EP0392225、WO1993/05153、WO1995/33818、およびEP0353191から公知である。殺真菌病原体(fungicidal pathogen)、ウイルス性病原体および細菌性病原体に対して抵抗性を有する植物は、植物抵抗性遺伝子を導入することによって作製される。多数の抵抗性遺伝子が同定され、単離されて植物抵抗性を改善するために使用されたが、このような抵抗性遺伝子としては、例えば、タバコモザイクウイルス(TMV)抵抗性タバコ植物を作製するためにTMVに感受性のタバコ系統に導入されたN遺伝子(例えば、US 5571706を参照)、増強された病原抵抗性を得るために植物に導入されたPrf遺伝子(例えば、WO 199802545を参照)、およびシュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)などの細菌性病原体に対する抵抗性を作り出すために使用されたシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)に由来するRps2遺伝子(例えばWO 199528423を参照)がある。全身獲得抵抗性応答を示す植物は、N遺伝子のTIRドメインをコードする核酸分子を導入することによって得られた(例えば、US 6630618を参照)。公知の抵抗性遺伝子のさらなる例は、多数のイネ品種に導入されているXa21遺伝子(例えば、US5952485、US5977434、WO1999/09151、WO1996/22375を参照)、コレトトリカム属(colletotrichum)抵抗性のためのRcg1遺伝子(例えば、US2006/225152を参照)、prp1遺伝子(例えば、US5859332、WO 2008017706を参照)、プラムポックスウイルスに対する抵抗性を導入するppv-cp遺伝子(例えば、US PP15,154Psを参照)、P1遺伝子(例えば、US5968828を参照)、ジャガイモにおけるジャガイモ疫病菌(フィトフトラ・インフェスタンス(phytophthora infestans))に対する抵抗性を導入するためのBlb1、Blb2、Blb3、RB2及びRpi-vnt1などの遺伝子(例えば、US7148397を参照)、LRPKml遺伝子(例えば、WO1999064600を参照)、ジャガイモウイルスY抵抗性のためのP1遺伝子(例えば、US5968828を参照)、HA5-1遺伝子(例えば、US5877403およびUS6046384を参照)、ジャガイモウイルスX(PVX)、ジャガイモウイルスY(PVY)、ジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV)などのウイルスに対する広範な抵抗性を導入するためのPIP遺伝子(例えば、EP0707069を参照)、ならびに真菌抵抗性を 得るためのシロイヌナズナ(Arabidopsis)のNI16遺伝子、ScaM4遺伝子およびScaM5遺伝子などの遺伝子(例えば、US6706952およびEP1018553を参照)である。また、ビーン・ゴールデン・モザイク・ウイルス(Bean golden mosaic virus、以下BGMVと称す)に抵抗性を有するインゲンは、RNA干渉(以後RNAiと称す)技術により抵抗性が付与された植物であり、複製タンパク質の二重鎖RNA遺伝子(sense and antisense ac1遺伝子)を導入し、BGMVの複製タンパクの合成が阻害されることによりBGMVに抵抗性を示す。このような植物の作製方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
このような植物によって発現され得る抗病原性物質としては、例えば、イオンチャネル遮断薬(ナトリウムチャネル遮断薬およびカルシウムチャネル遮断薬など)、例えばウイルス性KP1、KP4またはKP6毒素;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP;例えば、EP0392225を参照);微生物によって産生される抗病原性物質、例えばペプチド抗生物質もしくは複素環式抗生物質(例えば、WO1995/33818を参照)または植物病原体防御に関与するタンパク質因子もしくはポリペプチド因子(WO 2003/000906に記載されるいわゆる「植物疾患抵抗性遺伝子」)が挙げられる。
植物によって産生される抗病原性物質は、真菌、ウイルスおよび細菌などの様々な病原体に対して植物を保護することができる。本発明に関連して関心が高まっている有用植物は、禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)、ダイズ、トウモロコシ、イネ、ナタネ、仁果類、核果類、ピーナッツ、コーヒー、茶、イチゴ、芝;、る植物および野菜(例えばトマト、ジャガイモ)、ウリ科植物、パパイヤ、メロン、ヒラマメ属植物(lenses)およびレタスであり、より好ましくはダイズ、トマト、イネおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択される。
真菌病原体(fungal pathogen)に対する抵抗性を有する植物は、例えば、アジアダイズさび病に対する抵抗性を有するダイズ(例えば、WO 2008017706を参照);ジャガイモ疫病菌(フィトフトラ・インフェスタンス(phytophthora infestans))に対する抵抗性を有するアルファルファ、トウモロコシ、ワタコットン、テンサイ、油糧種子、アブラナ、トマト、ダイズ、コムギ、ジャガイモおよびタバコなどのナス科植物(例えば、US5859332、US7148397、EP1334979を参照) ;黒葉枯病、穂腐病および茎腐病炭疽病葉枯病、炭疽病茎腐病、ジプロジア穂腐病、フザリウム・バーティシリオイデス(fusarium verticilioides)、ジベレラ・ゼアエ(gibberella zeae)および先端枯れ病(top dieback)に対する抵抗性を有するトウモロコシ(例えばUS2006/225152を参照)コレトトリカム グラミノコラ(Colletotrichum graminicola)などのコレトトリクム属(Colletotrichum)に抵抗性を有するトウモロコシ(例えば、US2006/225152を参照)、リンゴ黒星病(ベンチュリア・イナエクアリス、venturia inaequalis)に対する抵抗性を有するリンゴ(例えばWO1999064600を参照);フザリウム病(例えばフザリウム・グラミネアルム(fusarium graminearum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(fusarium sporotrichioides)、フザリウム・ラテリチウム(fusarium lateritium)、フザリウム・シュードグラミネアルム(fusarium pseudograminearum)、フザリウム・サムブシヌム(fusarium sambucinum)、フザリウム・クルモルム(fusarium culmorum)、フザリウム・ポアエ(fusarium poae)、フザリウム・アクミナツム(fusarium acuminatum)、フザリウム・エクイセチ(fusarium equiseti))に対する抵抗性を有する植物、例えばイネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、トウモロコシ、カラスムギ、ジャガイモ、メロン、ダイズおよびソルガム(例えば、US6646184、EP1477557を参照);広範な殺真菌抵抗性を有するトウモロコシ、ダイズ、禾穀類(特にコムギ、ライムギ、オオムギ、カラスムギ、ライムギ、イネ)、タバコ、ソルガム、サトウキビおよびジャガイモなどの植物(例えば、US5859332、US5689046、US6706952、EP1018553およびUS6020129を参照)である。
細菌性病原体に対する抵抗性を有する植物、および本発明によって網羅される植物は、例えば、キシレラ・ファスティディオーサ(xylella fastidiosa)(例えばUS6232528を参照)に対する抵抗性を有するイネ;細菌性胴枯病に対する抵抗性を有するイネ、コットン、ダイズ、ジャガイモ、ソルガム、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、サトウキビ、トマトおよびコショウ ペッパーなどの植物(例えば、WO2006/42145、US5952485、US5977434、WO1999/09151、WO1996/22375を参照);シュードモナス・シリンガエ(pseudomonas syringae)に対する抵抗性を有するトマト(例えば、Can. J. Plant Path., 1983, 5:251-255を参照)が挙げられる。
ウイルス性病原体に対する抵抗性を有する植物は、例えば、プラムポックスウイルス(PPV、例えばUS PP15154Ps、EP0626449を参照)に対する抵抗性を有する核果類(例えばプラム、アーモンド、アンズ、サクランボ、モモ、ネクタリン);ジャガイモウイルスYに対する抵抗性を有するジャガイモ(例えば、US5968828を参照);トマト黄化えそウイルス(TSWV、例えば、EP0626449、US5973135を参照)に対して抵抗性のジャガイモ、トマト、キュウリおよびマメ科植物などの植物;トウモロコシ条斑病ウイルス(例えば、US6040496を参照)に対する抵抗性を有するトウモロコシ;パパイヤ輪紋病ウイルス(PRSV、例えば、S5877403、US6046384を参照)に対する抵抗性を有するパパイヤ;キュウリモザイクウイルス(CMV、例えば、US6849780を参照)に対する抵抗性を有するウリ科植物(例えばキュウリ、メロン、スイカおよびパンプキン)ならびにナス科植物(例えばジャガイモ、タバコ、トマト、ナス, パプリカ、トウガラシおよびペッパーコショウ );スイカモザイクウイルス(WMV2, watermelon mosaic potyvirus 2)およびズッキーニ黄色モザイクウイルス(ZYMV, zucchini yellow mosaic potyvirus)に対する抵抗性を有するウリ科植物(例えばキュウリ、メロン、スイカおよびパンプキン)(例えばUS6015942を参照);ジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV、例えば、US5576202を参照)に対する抵抗性を有するジャガイモ;ジャガイモウイルスX(PVX)、ジャガイモウイルスY(PVY)、ジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV)などのウイルスに対する広範な抵抗性を有するジャガイモ(例えば、EP0707069を参照)、ビーン・ゴールデン・モザイク・ウイルス(Bean golden mosaic virus)に抵抗性を有するインゲンマメ(例えば、Mol Plant Microbe Interact. 2007 Jun;20(6):717-26.を参照)が挙げられる。
抗生物質(例えば、カナマイシン、ネオマイシンおよびアンピシリン)に抵抗性を有する植物がある。天然起源の細菌nptII遺伝子は、抗生物質カナマイシンおよびネオマイシンの作用を遮断する酵素を発現する。アンピシリン抵抗性遺伝子であるampR(blaTEM1としても知られる)は、細菌サルモネラ・パラティフィ(Salmonella paratyphi)に由来し、微生物および植物の形質転換においてマーカー遺伝子として使用される。ampRは、アンピシリンを含むペニシリン群の抗生物質を中和する酵素であるベータラクタマーゼの合成に関与する。抗生物質に対する抵抗性を有する植物は、例えば、ジャガイモ、トマト、アマ、カノーラ、ナタネ、アブラナ種子およびトウモロコシが挙げられる(例えば、Plant Cell Reports, 20, 2001年, 610-615、Trends in Plant Science, 11, 2006年, 317-319、Plant Molecular Biology, 37, 1998年, 287-296、Mol Gen Genet., 257, 1998年, 606-13。Plant Cell Reports, 6, 1987年, 333-336、Federal Register (USA), 第60巻, No.113, 1995年, 31139頁。Federal Register (USA), 第67巻, No.226, 2002, 70392頁、Federal Register (USA), 第63巻, No.88, 1998年, 25194頁、Federal Register (USA), 第60巻, No.141, 1995年, 37870頁、Canadian Food Inspection Agency, FD/OFB-095-264-A, 1999年10月, FD/OFB-099-127-A, 1999年10月を参照)。好ましくは、上記の植物は、ダイズ、トマト類および禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択され、最も好ましくはダイズおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択される。
入手可能な植物ウイルス病に耐性を付与された植物は、例えば、パパイヤ・リングスポット・ウイルス(Papaya ringspot virus)に抵抗性を付与されたパパイヤ「Rainbow」、「SunUp」及び「Huanong No. 1」;ジャガイモ疫病菌(フィトフトラ・インフェスタンス(phytophthora infestans))に対する抵抗性を示すジャガイモ「Innate(登録商標) Hibernate」、「Innate(登録商標) Glaciate」及び「Innate(登録商標) Acclimate」;ジャガイモウイルスY及び/又はジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV) に対する抵抗性を示すジャガイモ「Newleaf(商標)」を含む製品がある。
古典的、又は、ゲノム遺伝子マーカー育種技術により病害耐性を付与された植物として、いもち病(Magnaporthe oryzae)に対する耐性を付与されたイネ;紋枯病(Rhizoctonia solani)に対する耐性を付与されたイネ;赤さび病(Puccinia triticina)に対する耐性を付与されたコムギ;黄さび病(Puccinia striiformis f. sp. tritici)に対する耐性を付与されたコムギ;黒さび病(Puccinia graminis f. sp. tritici)に対する耐性を付与されたコムギ;うどんこ病(Blumeria graminis f. sp. tritici)に対する耐性を付与されたコムギ;葉枯病(Zymoseptoria tritici)に対する耐性を付与されたコムギ;ふ枯病(Stagonospora nodorum)に対する耐性を付与されたコムギ;黄斑病(Pyrenophora tritic-repentis)に対する耐性を付与されたコムギ;うどんこ病(Blumeria graminis f. sp. hordei)に対する耐性を付与されたオオムギ;小さび病(Puccnia hordei)に対する耐性を付与されたオオムギ;網斑病(Pyrenophora teres)に対する耐性を付与されたオオムギ;雲形病(Rhynchosporium commune)に対する耐性を付与されたオオムギ;ラムラリア病(Ramularia collo-cygni)に対する耐性を付与されたオオムギ;炭疽病(Anthracnose stalk rot)に対する耐性を付与されたトウモロコシ;グレイ・リーフ・スポット病(Gray leaf spot)に対する耐性が付与されたトウモロコシ;葉枯細菌病(Goss`s wilt)に対する耐性を付与されたトウモロコシ;フザリウム茎腐病(Fusarium stalk rot)に対する耐性を付与されたトウモロコシ;アジア・ダイズさび病(Asian soybean rust)に耐性を付与されたダイズ;ダイズ茎疫病(phytophthora rot)に対する耐性を付与されたダイズ;ダイズ突然死症候群(Sudden death syndrome)に対する耐性を付与されたダイズ;疫病(Phytophthora)に対する耐性を付与されたペッパー;うどんこ病に耐性を付与されたレタス;青枯れ病(Bacterial wilt)に耐性を付与されたトマト;ジェミニウイルス(Geminivirus)に耐性を付与されたトマト;べと病(Downy mildew)に対する耐性が付与されたレタス;根こぶ病(Clubroot)に対する耐性を付与されたナタネ、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、カラードグリーン(Borekale)、ブロッコリなどのアブラナ科植物;根朽病(Black leg)に対する耐性を付与されたナタネ、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、カラードグリーン(Borekale)、ブロッコリなどのアブラナ科植物;Fusarium oxysporum f.sp. melonisが引き起こすメロンつる割病に対する耐性を付与されたメロン(例えば、WO2009000736参照)が挙げられる。
ゲノム編集技術により病害耐性を付与された植物として、ターレンおよびクリスパー・キャスナインを用いて、うどんこ病耐性遺伝子(MILDEW RESISTACE LOCUS O、以後、MLOと略す。)を欠失させることにより、うどんこ病に抵抗性を示すパンコムギ(例えば、Nat.Biotech.,32,947-951 2014年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、MLOの一つであるSlMLO1遺伝子を欠失させることにより、うどんこ病に耐性を示すslmlo1トマト(Tomelo)(例えば、Scientific Reports 7, Article number: 482 2017年参照);ターレンを用いて、イネ中のOsSWEET14遺伝子の編集により、イネ白葉枯病を引き起こすキサントモナス・オリザエ(Xanthomonas oryzae pv. Oryzae)に耐性を示すイネ(Nat.Biotechnol. 30, 390-392 2012年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、イネ中のOsERF922遺伝子を改変することで、イネいもち病を引き起こすマグナポルテ・オリザエ(Magnaporthe oryzae)に耐性を示すイネ(PLoS ONE 11:e0154027. doi: 10.1371/journal.pone.0154027 2016年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、劣性eIF4E(真核生物翻訳開始因子4E)遺伝子の破壊により、cucumber vein yellow ingvirus(CVYV)、zucchini yellow mosaic virus(ZYMV)、papaya ringspot virus-typeW(PRSV-W)に耐性を示すキュウリ(Mol. PlantPathol. 17, 7 1140-1153 2016年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、RXLR エフェクター遺伝子(Avr4/6)の破壊により、Phytophthora sojaeによって引き起こされるダイズ茎疫病に耐性を示すダイズ(Mol Plant Pathol 17(1)127-39 2016年参照)が挙げられる。
新育種技術により病害耐性を付与された植物として、シスジェネシスを用いて、Venturia inaequalisが引き起こすリンゴかび病(Apple scab)に耐性を有するRvi6(以前は、HcrVf2と呼ばれていた)遺伝子を導入したリンゴかび病に耐性を示すリンゴ(例えば、Plant Biotech.J., 12, 2-9, 2014年参照);接ぎ木を利用した品種改良技術であるGM台木が有する性質を穂木に与える例として、プルヌスえそ輪点ウイルス(Prunus necrotic ringspot virus)の感染耐性を有するトランスジェニック台木から、非トランスジェニック穂木に、その性質を移行したスウィートチェリー(Plant Biotech. J., 12, 1319-1328 2014年参照)が挙げられる。
植物中の含有量の改変がなされた植物の例を以下に挙げる。植物中の含有量の改変は、対応する野生型植物と比較して、改変された化合物の合成または化学物質の合成量の増減を意味する。例えば、ビタミン、アミノ酸、タンパク質およびデンプン、様々な油の含有量が増加あるいは低下した改変植物、ならびにニコチン含有量が低下した改変植物がある。
遺伝子組換え技術により含有量が改変された植物は、例えば、リグニン生産に関わるアルファルファ由来のS−アデノシル−L−メチオニン:トランス−カフェオイルCoA 3−メチルトランスフェラーゼ(ccomt)遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子を導入しRNA干渉作用によってリグニン含量を低下させたアルファルファ;脂肪酸合成に関わるローリエ(Umbellularia californica)由来の12:0 ACPチオエステラーゼ遺伝子を導入することによってラウリン酸を含むトリアシルグリセリド含量が増加したカノーラ「Laurical(商標)Canola」;脂肪酸の不飽和化酵素であるダイズ由来のオメガ−6デサチュラーゼの部分遺伝子(gm-fad2-1)を導入することによって同遺伝子発現を抑制し、オレイン酸含量を強化したダイズ「Plenish(登録商標)」又は、「Treus(登録商標)」;ダイズ由来のアシル−アシル キャリア・プロテイン・チオエステラーゼ遺伝子(fatb1-A)の二重鎖RNAを生成する遺伝子と、ダイズ由来のδ−12デサチュラーゼ遺伝子(fad2-1A)の二重鎖RNAを生成する遺伝子を導入することによって飽和脂肪酸含量を低下したダイズ「Vistive Gold(登録商標)」);サクラソウ由来のδ−6デサチュラーゼ遺伝子(Pj.D6D)と、アカパンカビ由来のδ−12デサチュラーゼ遺伝子(Nc.Fad3)を導入することによってオメガ3脂肪酸の含量を強化した遺伝子組換えダイズ;デンプン分解に関するサーモコッカス菌(Thermococcales sp.)の耐熱性のアルファ−アミラーゼ遺伝子(amy797E)を導入することによってバイオエタノールの生産を強化したトウモロコシ「Enogen(登録商標)」;アミノ酸であるリジンの生産に関するコリネバクテリウム菌(Corynebacterium glutamicum)由来のジヒドロジピコリネート合成酵素遺伝子(cordapA)を導入することによってリジン生産を強化したトウモロコシ「Mavera(登録商標)Maize」、「Mavera(商標)YieldGard (商標)Maize」;バレイショ由来のデンプン合成酵素(granule-bound starch synthase enzame, GBSS)のアンチセンス遺伝子gbssを導入することで、デンプン粒中のアミロース含量が低下およびアミロペクチン含量が増加されたバレイショ「Amflora(登録商標)」、「Starch Potato」;バレイショ由来のデンプン分解を促進する転写因子遺伝子PhL及びR1の二重鎖RNAを生成する遺伝子pPhL及びpR1を導入することでデンプンの分解抑制、及びアスパラギン生成に関わる遺伝子Asn1の二重鎖RNAを生成する遺伝子asn1を導入することでアスパラギンの合成抑制(加熱による発癌性物質であるアクリルアミドの生成に関わるアスパラギン及び還元糖の蓄積抑制が目的)及びバレイショ由来のポリフェノールオキシダーゼ遺伝子Ppo5の二重鎖RNAを生成する遺伝子ppo5を導入することで黒斑形成が抑制されたバレイショ「Innate(登録商標)Cultivate」、「Innate(登録商標) Generate」、「Innate(登録商標) Accelerate」、「Innate(登録商標) Invigorate」、「Innate(登録商標) Glaciate」、「Innate(登録商標) Acclimate」、「Innate(登録商標) Hibernate」;タバコ(Nicotiana tabacum)由来のキノリン酸フォスホリボシルトランスフェラーゼ遺伝子QpTase(NtQPT1)のアンチセンス遺伝子(NtQPT1)を導入することによってニコチン含量を低下させたタバコ;ラッパズイセン(Narcissus pseudonarcissus)由来のフィトエン合成酵素遺伝子(psy)とカロテノイドを合成する土壌細菌(Erwinia uredovora)由来のカロテン・デサチュラーゼ遺伝子(crt1)を導入し胚乳特異的に発現させることで、胚乳組織でβ‐カロテンの生産が生産されビタミンAを含むコメを収穫できるイネであるゴールデンライス(Golden rice)がある。その他に、例えば、アミロペクチン含有量が改変されたジャガイモおよびトウモロコシ(例えば、US6784338、US20070261136、WO199704471を参照);油含有量が改変されたカノーラ、トウモロコシ、コットン、ブドウ、ガマ(cattail)、ササゲ(catalpa)、イネ、ダイズ、ナタネ、コムギ、ヒマワリ、ニガウリ、ベニバナ(safflower)およびベルノニア属(vernonia)の植物(例えば、US7294759、US7157621、US5850026、US6441278、US5723761、US6380462、US6365802、US6974898、WO2001079499、US20060075515およびUS7294759を参照);脂肪酸含有量が増加したヒマワリ(例えば、US6084164を参照);アレルゲン含有量が低下したダイズ(例えば、US6864362を参照);ニコチン含有量が低下したタバコ(例えば、US20060185684、WO2005000352およびWO2007064636を参照);リジン含有量が増加したカノーラおよびダイズ(例えば、Bio/Technology 13,1995年, 577-582を参照);メチオニン、ロイシン、イソロイシンおよびバリンの組成が改変されたトウモロコシおよびダイズ(例えば、US6946589、US6905877を参照);硫黄アミノ酸含有量が増加したダイズ(例えば、EP0929685、WO1997041239を参照);遊離アミノ酸(例えばアスパラギン、アスパラギン酸、セリン、トレオニン、アラニン、ヒスチジンおよびグルタミン酸)含有量が増加したトマト(例えば、US6727411を参照);アミノ酸含有量が増加したトウモロコシ(例えば、WO05077117を参照);デンプン含有量が改変したジャガイモ、トウモロコシおよびイネ(例えば、WO1997044471およびUS7317146を参照);フラボノイド含有量が改変したトマト、トウモロコシ、ブドウ、アルファルファ、リンゴ、マメ類およびエンドウマメ(例えば、WO0004175を参照);フェノール性化合物含有量が改変したトウモロコシ、イネ、ソルガム、コットン、ダイズ(例えば、US20080235829を参照);ビタミンAの含有量が増加したトマト、カノーラ(例えば、US6797498、US7348167を参照);ビタミンEの含有量が増加したトマト、カノーラ、ダイズ、コムギ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシ、オオムギ、ライムギ(例えば、US7348167、WO2004058934 を参照);フラボノイドの含有量が改変したアルファルファ、リンゴ、マメ、トウモロコシ、グレープ、トマト、エンドウマメ(例えば、WO0004175参照)がある。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、ダイズ、カノーラ、トマト類、イネおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択され、最も好ましくは、ダイズ、カノーラ、イネおよびコムギ、オオムギから選択される。
古典的、又は、ゲノム育種技術により含有量の改変がなされた植物として、不飽和オメガ-9脂肪酸を産生するナタネ「Nexera(登録商標)Canola」;アレルゲン含有量が低下したダイズ「ゆめみのり」;良食味への改変を目的としたイネ、例えばアミロース含有量が低下したイネ「ゆめぴりか」などが市販されている。また、ゲノミックセレクションによる果実の特性(果実の重量、香りの多少、多汁性及び糖度など)を改変したカンキツが知られている(Scientific Reports 7, 4721 2017年参照)。
植物の栄養利用を改変した植物は、例えば、窒素もしくはリンの同化または代謝が増強された植物である。遺伝子組換え技術により増強された窒素同化能および窒素利用能を有する植物は、例えば、カノーラ、トウモロコシ、コムギ、ヒマワリ、イネ、タバコ、ダイズ、コットン、アルファルファ、トマト、コムギ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビおよびナタネから選択される(例えば、WO1995009911、WO1997030163、US6084153、US5955651およびUS6864405を参照)。遺伝子組換え技術によりリンの取り込みが改善した植物は、例えば、アルファルファ、オオムギ、カノーラ、トウモロコシ、コットン、トマト、ナタネ、イネ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、ヒマワリ、コムギおよびジャガイモである(例えば、US7417181、US 20050137386 を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、ダイズ、トマトおよび禾穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギおよびカラスムギ)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネ、トウモロコシおよびコムギから選択される。
遺伝子組換え技術により稔性形質等を改変された植物には、植物に雄性不稔と稔性回復形質を付与された植物が挙げられる。例えば、葯のタペータム細胞においてバチルス菌(Bacillus amyloliquefaciens)由来のリボヌクレアーゼ遺伝子(barnase)を発現させることによって雄性不稔形質を付与されたトウモロコシ及びチコリ;大腸菌由来のDNAアデニンメチル化酵素遺伝子(dam)を導入することによって雄性不稔形質を付与されたトウモロコシ;雄性不稔形質を与えるトウモロコシ由来のアルファ−アミラーゼ遺伝子(zm-aa1)と稔性回復形質を与えるトウモロコシ由来のms45蛋白質遺伝子(ms45)を導入することによって稔性形質を制御されたトウモロコシ;葯のタペータム細胞においてバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ阻害蛋白質遺伝子(barstar)を発現させることによって稔性回復機能を付与されたカノーラ;雄性不稔形質を与えるバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ遺伝子(barnase)と、稔性回復形質を与えるバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ阻害蛋白質遺伝子(barstar)を発現させることによって稔性形質を制御されたカノーラがある。その他に遺伝子組換え技術により稔性形質を付与された植物は、トマト、イネ、カラシナ、コムギ、ダイズおよびヒマワリがある(例えば、US6720481、US6281348、US5659124、US6399856、US7345222、US7230168、US6072102、EP1135982、WO2001092544およびWO1996040949を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、トウモロコシ、カノーラ、ダイズ、トマト類および禾穀類(例えばコムギ)から選択され、最も好ましくはトウモロコシ、カノーラ、ダイズ、イネ、コムギから選択される。
非生物的ストレス耐性を付与された植物は、乾燥(drought)、高塩分、高光強度、高UV照射、化学汚染(例えば高重金属濃度)、低温または高温、栄養素(すなわち窒素、リン)の限られた供給および集団ストレスなどの非生物的ストレス状態に対する耐性の増加を示す植物である(例えば、WO 200004173、WO2007131699、CA2521729およびUS20080229448を参照)。
遺伝子組換え技術により非生物的ストレス耐性を付与された植物は、例えば、乾燥に耐性を有するイネ、トウモロコシ、ダイズ、サトウキビ、アルファルファ、コムギ、トマト、ジャガイモ、オオムギ、ナタネ、マメ、カラスムギ、ソルガムおよびコットン(例えば、WO2005048693、WO2008002480およびWO 2007030001を参照);低温に耐性を有するトウモロコシ、ダイズ、コムギ、コットン、イネ、ナタネおよびアルファルファ(例えば、US4731499およびWO2007112122を参照);高塩分に耐性を有するイネ、コットン、ジャガイモ、ダイズ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ソルガム、アルファルファ、ブドウ、トマト、ヒマワリおよびタバコ(例えば、US7256326、US7034139、WO/2001/030990を参照)が挙げられる。また、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)のコールドショックプロテイン遺伝子cspBを導入したトウモロコシ「DroughtGard(登録商標)」(Monsanto製品)がある。
古典的、又は、遺伝子マーカーゲノム育種技術により非生物的ストレス耐性を付与された植物は、例えば、乾燥耐性(drought tolerance)を有するトウモロコシが「Agrisure Artesian(登録商標)」、「Optimum(登録商標) AQUAmax(登録商標)」の商品名で開発されている。
成熟特性の改変は、例えば、熟成の遅延、軟化の遅延および早期成熟である。遺伝子組換え技術により成熟特性を改変した植物は、植物ホルモンのエチレン生成に関する大腸菌バクテリオファージT3由来のS−アデノシルメチオン・ヒドロラーゼ遺伝子(sam-K)を導入することによって棚持ちを改善したメロンやトマト、植物ホルモンのエチレン生成に関わるトマト由来のACC合成酵素遺伝子の一部を欠損した遺伝子、エチレン前駆体であるACCを分解するシュードモナス菌(Pseudomonas chlororaphis)由来のACCデアミナーゼ遺伝子、細胞壁のペクチンを分解するトマト由来のポリガラクチュロナーゼ遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子、又は、エチレンの生成に関わるトマト由来のACC酸化酵素遺伝子を導入することによって棚持ちを改善したトマト、トマト由来のポリガラクチュロナーゼ遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子pgを導入することによって棚持ちを改善したトマト「FLAVR SAVR(登録商標)」がある。その他に遺伝子組換え技術により改変された植物は、例えば、熟成が遅延されたトマト、メロン、ラズベリー、イチゴ、マスクメロン、コショウおよびパパイヤがある(例えば、US 5767376、US7084321、US6107548、US5981831、WO1995035387、US 5952546、US 5512466、WO1997001952、WO1992/008798、Plant Cell. 1989, 53-63。Plant Molecular Biology, 50, 2002を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、果実類(例えば、トマト、つる植物、メロン、パパイヤ、バナナ、コショウ、ラズベリーおよびイチゴ);核果類(例えば、サクランボ、アンズおよびモモ);仁果類(例えば、リンゴおよびセイヨウナシ);ならびに柑橘果実類(例えば、シトロン、ライム、オレンジ、ザボン、グレープフルーツ、およびマンダリン)から選択され、より好ましくはトマト、メロン、パパイヤ、つる植物、リンゴ、バナナ、オレンジおよびイチゴから選択され、最も好ましくはトマト、メロン、パパイヤである。
遺伝子組換え技術により、その他の品質改変が付与された植物は、植物のフィチン酸の分解酵素であるクロカビ(Aspergillus niger)由来の3−フィターゼ遺伝子(phyA)を導入することによって内生フィチン酸の分解を強化したカノーラ「Phytaseed(登録商標)Canola」;青色色素のデルフィニジン及びその誘導体を生産する酵素であるペチュニア(Petunia hybrida)由来のジヒロドフラボノール−4−レダクターゼ遺伝子とペチュニア、パンジー(Viola wittrockiana)、サルビア(Salvia splendens)、又は、カーネーション由来のフラボノイド−3’、5’−ヒドロキシラーゼ遺伝子を導入することによって花色を青色に制御したカーネーション「Moondust(登録商標)」、「Moonshadow(登録商標)」、「Moonshade(登録商標)」、「Moonlite(登録商標)」、「Moonaqua(登録商標)」、「Moonvista(登録商標)」、「Moonique(登録商標)」、「Moonpearl(登録商標)」、「Moonberry(登録商標)」、「Moonvelvet(登録商標)」;青色色素のデルフィニジン及びその誘導体を生産する酵素であるトレニア(Torenia sp.)由来のアントシアニン−5−アシルトランスフェラーゼ遺伝子とパンジー由来のフラボノイド−3,5’−ヒドロキシラーゼ遺伝子を導入することによって花色を青色に制御したバラ;改変されたスギ花粉の抗原タンパク質遺伝子(7crp)を導入することによって免疫寛容作用で花粉症緩和効果のある遺伝子組換えイネ;クロカビ由来の3−フィターゼ遺伝子(phyA)を導入することによって内生フィチン酸の分解を強化したトウモロコシ; 繊維のマイクロネア、繊維の強度増加、長さの均一性および色などが改善された高品質な繊維を生産するコットン((例えば、WO 1996/26639、US7329802、US6472588およびWO 2001/17333を参照)がある。
植物の生長や収量に関する形質を改変された植物は、生長能力を強化された植物等が挙げられる。遺伝子組換え技術により改変された植物は、例えば、シロイヌナズナ由来の日周性を制御する転写因子をコードする遺伝子(bbx32)を導入することで植物の生長が強化され、結果として高収量が見込めるダイズ;シロイヌナズナ由来のホメオドメイン−ロイシン14 ジッパー (HD-Zip) ファミリーのクラスII HD-Zip II) に属する転写因子遺伝子(athb17)を導入することで雌穂重が増加し、結果として高収量を見込めるトウモロコシが開発されている。
ゲノム編集技術により品質が改変された植物として、ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いて、フィチン酸生合成の酵素であるinositol-1,3,4,5,6-pentakisphosphate 2-kinaseをコードするIPK1遺伝子を欠失させることで、フィチン酸含量を低減させたトウモロコシ 「ZFN-12 maize」;クリスパー・キャスナインを用いて、ポリフェノール酸化酵素(polyphenol oxidase、PPOと略される)をコードする遺伝子を欠失させることにより褐変耐性が付与されたマッシュルーム(例えば、Nature.,Vol 532, 21 APRIL 2016年参照)が挙げられる。
新育種技術により品質が改変された植物として、シスジェネシスを用いて、リンゴから単離した低polyphenole oxidase(PPO、褐変を引き起こす酵素)生産遺伝子配列GEN-03を新たなリンゴ品種に導入することで、PPO発現量が低減し、褐変しないリンゴ「Arctic(登録商標)」;接ぎ木を利用した品種改良技術であるGM台木が有する性質を穂木に与える例として、耐塩性を有するトマト台木を用いて非トランスジェニック穂木のトマトに耐塩性を付与した例Physiol Plantarum, 124,465-475 2005年参照)が挙げられる。
イネでは、多数の病害、害虫及び非生物的ストレスに対する抵抗性を示す遺伝子が知られており、それらを導入した抵抗性品種の作出が盛んである。イネにおける病害、及び非生物的ストレスに対する抵抗性を示す遺伝子として、例えば、BPH1、BPH2、BPH3、BPH4、BPH5、BPH6、BPH7、BPH8、BPH9、BPH10、BPH11、BPH12、BPH13、BPH14、BPH15、BPH17、BPH18、BPH19、BPH20、BPH21、BPH22、BPH23、BPH24、BPH25、BPH26、BPH27、BPH28、BPH29、BPH32、qBPH-12、qBPHR-1、qBPHR-3、qBPHR-8、qBPHR-5-1qBPHR-5-2qBPHR-11-1、qBPHR-11-2、等のトビイロウンカ抵抗性遺伝子;WBPH1、WBPH2、WBPH3、WBPH4、WBPH5、WBPH6、OVC、qOVA-5-2、qOVA1-3、qOVA5-1、等のセジロウンカ抵抗性品種;Qsbph2b、Qsbph3、Qsbph3b、Qsbph3c、Qsbph3d、Qsbph4、Qsbph8、Qsbph11、Qsbph11d、Qsbph11e、Qsbph11f、Qsbph11g、Qsbph12a等のヒメトビウンカ抵抗性遺伝子 ;GLH、GLH1、GLH3、GLH4、GLH5、GLH6、GLH7、GLH8、GLH9、GLH10、GLH11、GLH12、GLH13、GRH1、GRH2、GRH3、GRH4、GRH5、Zlh1、Zlh2、Zlh3 、qGRH-4、qGRH-2、qGRH-5、qGRH-6、qGRH-11、qGRH-3、等のヨコバイ抵抗性遺伝子;SB等のニカメイチュウ抵抗性遺伝子;Pii、PI65、PIZT、PI24、PI29、PI25、Pi-jnw1、PB1、PIQ6、PID3、PI67、PITQ5、PITP、PITQ6、PLM2、PISE3、IPI、PISE1、PI157、PIQ4、PI21、PIA、PIB、PIK、PIKUR1、PIKUR2、PI3、PIF、PIZH、PIR4、PIR7、PI30、PI、PIGD2、PIG、PIGD3、PIGD1、PIZ、PI(、PI18、PIM、PI17、PI20、PI1、PI19、PI5、PISH、PI10、PI9、PI21、PI22、PI44、PI22、PI13、PII、PIB1、PIQ1、PIQ2、PIQ3、PIIS1、PII2、PI62、PI12、IPI3、PI14、PI15、PI16、PIT、PI11、PI6、PI23、PI14、PI11、PIIS2、PIB2、PI12、PI39、PI40、PITA、PIR2-3、PIR9-2、PIR12-2、PIRF2-1、qRBR-2、qRBR-3、PI27、PI28、PI26、PIGM、PI47、PI48、PI7、PI56、PI49、PI34、PIKG、PI38、PI32、PI31、PI46、PIX、PIXY、Pita3、PI41、PI42、PI2、PI36、PI37、PIKH、PIKM、PIKP、PI35、PIZ5、PIB2、PI43、PI50、PI51、PID1、PIY1、PIY2、PI55-2、PICO39、PI55-1、PIBH8、PIR7A、PIR7B、PID2、PI33、qBFR4-1、qBFR4-2、qRBR-2、qRBR-3、qRBR-8、qRBR-1-1、qRBR-1-3、qRBR-7-1、qRBR-7-2、qRBR-9-1、qRBR-9-2、qRBR-9-3、qRBR-1-2、qRBR-1-4、等のいもち病抵抗性遺伝子;STVA、STVB、Stvb-i等の縞葉枯れ病抵抗性遺伝子;XA21D、XA、XA40、XA NM、XA8、XA33、XA34、XA35、XA36、XA37、XA7、XA3、XA25、XA28、XA29、XA30、XA31、XA32、XA38、XA39、XA11、XA16、XA17、XA18、XA19、XA20、XA14、XA2、XA12、XA1、XA K、XA A、XA H、XA10、XA23、XA22、XA24、XA21、SERRT13、XA4、XA5、XA13等の白葉枯病抵抗性遺伝子;qSB-2、qSB-3、qSB-7、qSB-11、qSB-9-1等の紋枯れ病抵抗性遺伝子;CE等のごま葉枯病抵抗性遺伝子;YDV等の黄色萎縮病抵抗性遺伝子;BSV等の黒すじ萎縮病抵抗性遺伝子;Amy1A、Amy1C、Amy3A、Amy3Bなどの高温登塾耐性遺伝子;dul3、qAC9.3、rsr1、Wx、Wx1-1などの低アミロース性遺伝子;AP01、SCM2、Sd1等の耐倒伏性遺伝子;Sdr4等の穂発芽耐性遺伝子;CTB1、CTB2、qLTG3-1等の低温耐性遺伝子;Dro1等の乾燥耐性遺伝子;DEP1、Cn1a、GPS,SPIKE、PTB1、TAWAWA1、WFP,IPA1、GS3、GS5、GS6、GL3.1、GW2、GW8、qGL3、qSS7、qSW5等の籾数あるいは種子形に関わる遺伝子;Hd1、Ghd8,DTH8等の日長反応性を調節する遺伝子;FLO4、PDIL1等の胚乳粉質性遺伝子;LOX3等のリポキシゲナーゼ欠失(古米臭を低減させる)遺伝子;Alk等のアミロペクチン鎖長に関わる遺伝子などが知られている。これらの遺伝子を1つあるいは複数が同時に組み込まれたイネ品種が、開発および市販されている。これらの遺伝子を1つあるいは複数が同時に組み込まれたイネ品種としては、例えば、BPH25及びBPH25が組み込まれたトビイロウンカ抵抗性品種が挙げられる。また、異なる抵抗性遺伝子が組込まれた複数の品種を混合して栽培するマルチラインであってもよい。
前記した植物には、遺伝子組換え技術、古典的育種技術、ゲノム育種技術、新育種技術又はゲノム編集技術等を用い、先に述べたような非生物的ストレス耐性、病害耐性、除草剤耐性、害虫耐性、生長や収量形質、栄養取り込み、生産物の品質、稔性形質等を2種以上付与された系統、及び同類又は異なる性質を有する植物同士を掛け合わせることにより親系統が有する2種以上の性質が付与された系統も含まれる。
2つ以上の除草剤に耐性を付与された市販の植物は、例えば、グリホサート及びグルホシネートに耐性を有するワタコットン「GlyTol(登録商標)LibertyLink(登録商標)」、「GlyTol(商標) LibertyLink(商標)」;グリホサート耐性及びグルホシネート耐性を有するトウモロコシ「Roundup Ready(登録商標)LibertyLink(登録商標)Maize」;グルホシネート耐性及び2,4-D耐性を有するダイズ「Enlist(登録商標)Soybean」; グリホサート耐性及びジカンバ耐性を有するダイズ「Genuity(登録商標)Roundup Ready(登録商標)2 Xtend(登録商標)」;グリホサート耐性及びALS阻害剤耐性を有するトウモロコシ及びダイズ「Optimum(登録商標)GAT(登録商標)」;グリホサート、グルホシネート及び2,4-Dの3つの除草剤に耐性である遺伝子組換えダイズ「Enlist E3(商標)」及び「Enlist(商標)Roundup Ready 2 Yield(登録商標);グリホサート、2,4-D及びアリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤に耐性である遺伝子組換えトウモロコシ「Enlist(商標)Roundup Ready(登録商標)Corn 2」;グリホサート、2,4-D及びアリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤に耐性である遺伝子組換えトウモロコシ「Enlist(商標)Roundup Ready(登録商標)Corn 2」;ジカンバ、グリホサート及びグルホシネートに耐性である遺伝子組換えコットン「Bollgard II(登録商標)XtendFlex(商標)Cotton」;グリホサート、グルホシネート及び2,4-Dの3つの除草剤に耐性である遺伝子組換えコットン「Enlist(商標)Cotton」がある。その他に、グルホシネートと2,4-D耐性を有するワタコットン、グルホシネートとジカンバの両方に耐性を有するワタコットン、グリホサートと2,4-Dの両方に耐性を有するトウモロコシ、グリホサートとHPPD除草剤の両方に耐性を示すダイズ、グリホサート、グルホシネート2,4-D、アリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤、シクロヘキサジオン系(DIMs)系除草剤に耐性である遺伝子組換えトウモロコシも開発されている。さらに、グリホサート、グルホシネート及び2,4-Dの3つの除草剤に耐性である遺伝子組換えダイズも開発されている。
除草剤耐性および害虫耐性を付与された市販の植物は、例えば、グリホサート耐性とコーンボーラーに対する抵抗性とを有するトウモロコシ「YieldGard Roundup Ready」および「YieldGard Roundup Ready 2」;グルホシネート耐性とコーンボーラー抵抗性とを有するトウモロコシ「Agrisure CB/LL」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Root worm/RR2」;グリホサート耐性とコーンルートワームおよびコーンボーラーに対する抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Triple」;グルホシネート耐性とトウモロコシの鱗翅目害虫抵抗性(Cry1F)(例えば、ウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワームおよびフォールアーミーワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Herculex I」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「YieldGard Corn Rootworm/Roundup Ready 2」;グルホシネート耐性とトウモロコシの鱗翅目害虫抵抗性(Cry3A)(例えば、ウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワームおよびメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Agrisure GT/RW」;グルホシネート耐性とトウモロコシの鱗翅目害虫抵抗性(Cry34/35Ab1)(例えば、ウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワームおよびメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Herculex RW」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Root worm/RR2」;ジカンバ耐性、グリホサート耐性、グリホシネート耐性及びコットンの鱗翅目害虫抵抗性(例えば、ボールワーム類及びタバコバッドワーム、アーミーワーム類などに対する抵抗性)を有するコットン「Bollgard 3(登録商標)XtendFlex(登録商標)」がある。
病害耐性と害虫耐性を付与された市販の植物は、例えば、ポテト・ウイルスY(Potato virus Y)耐性と害虫耐性を付与されたバレイショ「Hi-Lite NewLeaf(登録商標)Y Potato」、「NewLeaf(登録商標)Y Russet Burbank Potato」、「Shepody NewLeaf(登録商標)Y Potato」;ポテト・リーフ・ロール・ウイルス(Potato leaf roll virus)耐性と害虫耐性を付与されたバレイショ「NewLeaf(登録商標)Plus Russet Burbank Potato」がある。
除草剤耐性と改変された生産物品質を付与された市販の植物は、例えば、グルホシネート耐性と稔性形質を付与されたカノーラ「InVigor(登録商標)Canola」;グルホシネート耐性と稔性形質を付与されたトウモロコシ「InVigor(登録商標)Maize」;グリホサート耐性と油含有量が改変されたダイズ「Vistive Gold(商標)」がある。
3つ以上の特性(traits)を有する市販の植物の例としては、グリホサート耐性、グルホシネート耐性および鱗翅目抵抗性(Cry1F)(すなわちウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワームおよびフォールアーミーワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Herculex I/Roundup Ready 2」;グリホサート耐性、コーンルートワーム抵抗性およびコーンボーラー抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard Plus/Roundup Ready 2」;グリホサート耐性、グルホシネート耐性およびコーンボーラー抵抗性を有するトウモロコシ「Agrisure GT/CB/LL」;グルホシネート耐性および鱗翅目抵抗性(Cry1F + Cry34/35Ab1)(すなわちウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム、メキシカンコーンルートワーム、ウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワームおよびフォールアーミーワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Herculex Xtra」;グルホシネート耐性、コーンボーラー抵抗性(Cry1Ab)および鱗翅目抵抗性(Cry3A)(すなわちウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワームおよびメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Agrisure CB/LL/RW」;グリホサート耐性+コーンボーラー抵抗性(Cry1Ab)および鱗翅目抵抗性(Cry3A)(すなわちウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワームおよびメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Agrisure(商標)3000GT」;グリホサート耐性、コーンルートワームおよびヨーロピアンコーンボーラーに対する抵抗性ならびに高リジン形質を有するトウモロコシ「Mavera high-value corn」;ヨーロピアンコーンボーラー、サウスウェスタンコーンボーラー、コーンイヤーワーム、フォールアーミーワーム、ブラックカットワーム、ウェスタンビーンワームなどの地上を加害する害虫に対する抵抗性を有するトウモロコシ「Optimum(登録商標)Leptra(商標)」、ダイズ斑点病(frogeye leaf spot)、ダイズ突然死症候群(Sudden Death Syndrome)、ダイズ茎かいよう病(southern stem canker)、ダイズ茎疫病(Phytophthora root rot)、サツマイモネコブセンチュウ(southern root-knot nematode)、ダイズ白絹病(Sclerotinia white mold)、ダイズ落葉病(、brown stem rot)、ダイズシストセンチュウ(soybean cyst nematode)に対する抵抗性の付与、および鉄欠乏クロロシス(iron chlorosis)の改善、およびクロライド感受性(chloride sensitivity)の改変がなされたダイズ「Credenz(登録商標)soybean」;複数の除草剤耐性および害虫耐性を付与されたコットン「Stoneville(登録商標)Cotton」があり、各地域でのフィールドでの雑草および害虫の発生状況に対応するために、ST5517GLTP、ST4848GLT、ST4949GLT、ST5020GLT、ST5115GLT、ST6182GLT、ST4747GLB2、ST4946GLB2、ST6448GLB2の9つの品種がある。
4つの特性(traits)を有する市販のトランスジェニック植物の例は、グリホサート耐性、グルホシネート耐性、コーンボーラー抵抗性およびコーンルートワーム抵抗性を有する「Hercules Quad-Stack」である。
市販あるいは開発されている植物を以下に列挙する(A1〜A545)。なお、括弧内は、[植物名、Event Name、Event code、商標名(Tradename]、また、NAは、「情報がない」または「入手不可能な情報」を意味する。これら植物の多くは、国際アグリバイオ事業団 (INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI−BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載されている。
A1:[アルファルファ、J101、MON-00101-8、 Roundup Ready(商標)Alfalfa]、A2:[アルファルファ、J101 x J163、MON-00101-8 x MON-00163-7、Roundup Ready(商標)Alfalfa]、A3: [アルファルファ、J163、MON-00163-7、Roundup Ready(商標)Alfalfa]、A4:[アルファルファ、KK179、MON-00179-5、HarvXtra(商標)]、A5: [アルファルファ、KK179 x J101、 MON-00179-5 x MON-00101-8 ]、A6: [リンゴ、GD743、OKA-NB001-8、Arctic(商標)"Golden Delicious" Apple]、A7: [リンゴ、GS784、OKA-NB002-9、Arctic(商標)]、A8: [リンゴ、NF872、OKA-NB003-1、Arctic(商標) Fuji Apple]、A9: [アルゼンチン カノーラ、23-18-17 (Event 18)、CGN-89111-8、Laurical(商標) Canola]、A10: [アルゼンチン カノーラ、23-198 (Event 23)、CGN-89465-2、Laurical(商標) Canola]、A11: [アルゼンチン カノーラ、61061、DP-061061-7]、A12: [アルゼンチン カノーラ、73496、DP-073496-4、Optimum(登録商標) Gly canola]、A13: [アルゼンチン カノーラ、73496 x RF3、DP-073496-4 x ACS-BN003-6、NA]、A14: [アルゼンチン カノーラ、GT200 (RT200)、MON-89249-2、Roundup Ready(商標) Canola]、A15: [アルゼンチン カノーラ、GT73 (RT73)、MON-00073-7、Roundup Ready(商標) Canola]、A16: [アルゼンチン カノーラ、HCN10 (Topas 19/2)、NA、Liberty Link(商標) Independence(商標)]、A17: [アルゼンチン カノーラ、HCN28 (T45)、ACS-BN008-2、InVigor(商標) Canola]、A18: [アルゼンチン カノーラ、HCN28 x MON88302、ACS-BN008-2 x MON-88302-9、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A19: [アルゼンチン カノーラ、HCN92 (Topas 19/2)、ACS-BN007-1、Liberty Link(商標) Innovator(商標)]、A20: [アルゼンチン カノーラ、HCN92 x MON88302、ACS-BN007-1 x MON-88302-9、Liberty Link(商標) Innovator(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A21: [アルゼンチン カノーラ、MON88302、MON-88302-9、TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A22: [アルゼンチン カノーラ、MON88302 x MS8 x RF3、MON-88302-9 x ACS-BN005-8 x ACS-BN003-6、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A23: [アルゼンチン カノーラ、MON88302 x RF3、MON-88302-9 x ACS-BN003-6、NA]、A24: [アルゼンチン カノーラ、MPS961、NA、Phytaseed(商標) Canola]、A25: [アルゼンチン カノーラ、MPS962、NA、Phytaseed(商標) Canola]、A26: [アルゼンチン カノーラ、MPS963、NA、Phytaseed(商標) Canola]、A27: [アルゼンチン カノーラ、MPS964、NA、Phytaseed(商標) Canola]、A28: [アルゼンチン カノーラ、MPS965、NA、Phytaseed(商標) Canola]、A29: [アルゼンチン カノーラ、MS1 (B91-4)、ACS-BN004-7、InVigor(商標) Canola]、A30: [アルゼンチン カノーラ、MS1 x MON88302、ACS-BN004-7 x MON-88302-9、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A31: [アルゼンチン カノーラ、MS1 x RF1 (PGS1)、ACS-BN004-7 x ACS-BN001-4、InVigor(商標) Canola]、A32: [アルゼンチン カノーラ、MS1 x RF1 (PGS2)、ACS-BN004-7 x ACS-BN002-5、InVigor(商標) Canola]、A33: [アルゼンチン カノーラ、MS1 x RF3、ACS-BN004-7 x ACS-BN003-6、InVigor(商標) Canola]、A34: [アルゼンチン カノーラ、MS8、ACS-BN005-8、InVigor(商標) Canola]、A35:[アルゼンチン カノーラ、MS8 x MON88302、ACS-BN005-8 x MON-88302-9、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A36:[アルゼンチン カノーラ、MS8 x RF3、ACS-BN005-8 x ACS-BN003-6、InVigor(商標) Canola]、A37: [アルゼンチン カノーラ、MS8 x RF3 x GT73 (RT73)、ACS-BN005-8 x ACS-BN003-6 x MON-00073-7、NA]、A38 :[アルゼンチン カノーラ、OXY-235、ACS-BN011-5、Navigator(商標) Canola]、A39: [アルゼンチン カノーラ、PHY14、NA、NA]、A40:[アルゼンチン カノーラ、PHY23、NA、NA]、A41: [アルゼンチン カノーラ、PHY35、NA、NA]、A42: [アルゼンチン カノーラ、PHY36、NA、NA]、A43:[アルゼンチン カノーラ、RF1 (B93-101)、ACS-BN001-4、InVigor(商標) Canola]、A44:[アルゼンチン カノーラ、RF1 x MON88302、CS-BN001-4 x MON-88302-9、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A45:[アルゼンチン カノーラ、RF2 (B94-2)、ACS-BN002-5、InVigor(商標) Canola]、A46:[アルゼンチン カノーラ、RF2 x MON88302、ACS-BN002-5 x MON-88302-9、InVigor(商標) x TruFlex(商標) Roundup Ready(商標) Canola]、A47:[アルゼンチン カノーラ、RF3、ACS-BN003-6、InVigor(商標) 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(商標)lentil]、A134:[トウモロコシ、32138、DP-32138-
132138、2138SPTmaintainer]、A135:[トウモロコシ、3272、SYN-E3272-5、Enogen(商標)]、A136:[トウモロコシ、3272xBt11、SYN-E3272-5xSYN-BT011-1、NA]、A137:[トウモロコシ、3272xBt11xGA21、SYN-E3272-5xSYN-BT011-1xMON-00021-9、NA]、A138:[トウモロコシ、3272xBt11xMIR604、SYN-E3272-5xSYN-BT011-1xSYN-IR604-5、NA]、A139:[トウモロコシ、3272xBT11xMIR604xGA21、SYN-E3272-5xSYN-BT011-1xSYN-IR604-5xMON-00021-9、NA]、A140:[トウモロコシ、3272xBt11xMIR604xTC1507x5307xGA21、SYN-E3272-5xSYN-BT011-1xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A141:[トウモロコシ、3272xGA21、SYN-E3272-5xMON-00021-9、NA]、A142:[トウモロコシ、3272xMIR604、SYN-E3272-5xSYN-IR604-5、NA]、A143:[トウモロコシ、3272xMIR604xGA21、SYN-E3272-5xSYN-IR604-5xMON-00021-9、NA]、A144:トウモロコシ、33121、DP-033121-3、NA]、A145:[トウモロコシ、4114、DP-004114-3、NA]、A146:[トウモロコシ、5307、SYN-05307-1、Agrisure(登録商標)Duracade(商標)]、A147:[トウモロコシ、5307xGA21、SYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A148:[トウモロコシ、5307xMIR604xBt11xTC1507xGA21、SYN-05307-1xSYN-IR604-5xSYN-BT011-1xDAS-01507-1xMON-00021-9、Agrisure(登録商標)Duracade(商標)5122]、A149:[トウモロコシ、5307xMIR604xBt11xTC1507xGA21xMIR162、SYN-05307-1xSYN-IR604-5xSYN-BT011-1xDAS-01507-1xMON-00021-9xSYN-IR162-4、Agrisure(登録商標)Duracade(商標)5222]、A150:[トウモロコシ、59122、DAS-59122-7、Herculex(商標)RW]、A151:[トウモロコシ、59122xDAS40278、DAS-59122-7xDAS-40278-9、NA]、A152:[トウモロコシ、59122xGA21、DAS-59122-7xMON-00021-9、NA]、A153:[トウモロコシ、59122xMIR604、DAS-59122-7xSYN-IR604-5、NA]、A154:[トウモロコシ、59122xMIR604xGA21、DAS-59122-7xSYN-IR604-5xMON-00021-9、NA]、A155:[トウモロコシ、59122xMIR604xTC1507、DAS-59122-7xSYN-IR604-5xDAS-01507-1、NA]、A156:[トウモロコシ、59122xMIR604xTC1507xGA21、DAS-59122-7xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A157:[トウモロコシ、59122xMON810、DAS-59122-7xMON-00810-6、NA]、A158:[トウモロコシ、59122xMON810xMIR604、DAS-59122-7xMON-00810-6xSYN-IR604-5、NA]、A159:[トウモロコシ、59122xMON810xNK603、DAS-59122-7xMON-00810-6xMON-00603-6、NA]、
A160:[トウモロコシ、59122xMON810xNK603xMIR604、DAS-59122-7xMON-00810-6xMON-00603-6xSYN-IR604-5、NA]、A161:[トウモロコシ、59122xMON88017、DAS-59122-7xMON-88017-3、NA]、A162:[トウモロコシ、59122xMON88017xDAS40278、DAS-59122-7xMON-88017-3xDAS-40278-9、NA]、A163:[トウモロコシ、59122xNK603、DAS-59122-7xMON-00603-6、Herculex(商標)RWRoundupReady(商標)2]、A164:[トウモロコシ、59122xNK603xMIR604、DAS-59122-7xMON-00603-6xSYN-IR604-5、NA]、A165:[トウモロコシ、59122xTC1507xGA21、DAS-59122-7xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A166:[トウモロコシ、676、PH-000676-7、NA]、A167:[トウモロコシ、678、PH-000678-9、NA]、A168:[トウモロコシ、680、PH-000680-2、NA]、A169:[トウモロコシ、98140、DP-098140-6、Optimum(商標)GAT(商標)]、A170:[トウモロコシ、98140x59122、DP-098140-6xDAS-59122-7、NA]、A171:[トウモロコシ、98140xTC1507、DP-098140-6xDAS-01507-1、NA]、A172:[トウモロコシ、98140xTC1507x59122、DP-098140-6xDAS-01507-1xDAS-59122-7、NA]、A173:[トウモロコシ、Bt10、NA、Bt10]、A174:[トウモロコシ、Bt11(X4334CBR,X4734CBR)、SYN-BT011-1、Agrisure(商標)CB/LL]、A175:[トウモロコシ、Bt11x5307、SYN-BT011-1xSYN-05307-1、NA]、A176:[トウモロコシ、Bt11x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A177:[トウモロコシ、Bt11x59122、SYN-BT011-1xDAS-59122-7、NA]、A178:[トウモロコシ、Bt11x59122xGA21、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xMON-00021-9、NA]、A179:[トウモロコシ、Bt11x59122xMIR604、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xSYN-IR604-5、NA]、A180:[トウモロコシ、Bt11x59122xMIR604xGA21、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xSYN-IR604-5xMON-00021-9、NA]、A181:[トウモロコシ、Bt11x59122xMIR604xTC1507、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xSYN-IR604-5xDAS-01507-1、NA]、A182:[トウモロコシ、BT11x59122xMIR604xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xMON-00021-9、Agrisure(登録商標)3122]、A183:[トウモロコシ、Bt11x59122xTC1507、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xDAS-01507-1、NA]、A184:[トウモロコシ、Bt11x59122xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xDAS-59122-7xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A185:[トウモロコシ、Bt11xGA21、SYN-BT011-1xMON-00021-9、Agrisure(商標)GT/CB/LL]、A186:[トウモロコシ、Bt11xMIR162、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4、Agrisure(登録商標)Viptera(商標)2100]、A187:[トウモロコシ、Bt11xMIR162x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-05307-1、NA]、A188:[トウモロコシ、Bt11xMIR162x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A189:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xMON-00021-9、Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3110]、A190:[トウモロコシ、BT11xMIR162xMIR604、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5、Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3100]、A191:[トウモロコシ、BT11xMIR162xMIR604x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xSYN-05307-1、NA]、A192:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMIR604x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A193:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMIR604xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xMON-00021-9、Agrisure(登録商標)Viptera(商標)3111,Agrisure(登録商標)Viptera(商標)4]、A194:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMIR604xMON89034x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xMON-89034-3xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A195:[トウモロコシ、BT11xMIR162xMIR604xTC1507、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xDAS-01507-1、NA]、A196:[トウモロコシ、BT11xMIR162xMIR604xTC1507x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xSYN-05307-1、NA]、A197:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMIR604xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A198:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMON89034、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xMON-89034-3、NA]、A199:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xMON89034xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xMON-89034-3xMON-00021-9、NA]、A200:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xTC1507、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xDAS-01507-1、NA]、A201:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xTC1507x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xDAS-01507-1xSYN-05307-1、NA]、A202:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xTC1507x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xDAS-01507-1xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A203:[トウモロコシ、Bt11xMIR162xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR162-4xDAS-01507-1xMON-00021-9、Agrisure(商標)Viptera3220]、A204:[トウモロコシ、Bt11xMIR604、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5、Agrisure(商標)CB/LL/RW]、A205:[トウモロコシ、Bt11xMIR604x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xSYN-05307-1、NA]、A206:[トウモロコシ、Bt11xMIR604x5307xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A207:[トウモロコシ、BT11xMIR604xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xMON-00021-9、Agrisure(商標)3000GT]、A208:[トウモロコシ、Bt11xMIR604xTC1507、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xDAS-01507-1、NA]、A209:[トウモロコシ、Bt11xMIR604xTC1507x5307、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xSYN-05307-1、NA]、A210:[トウモロコシ、Bt11xMIR604xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xSYN-IR604-5xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A211:[トウモロコシ、Bt11xMON89034、SYN-BT011-1xMON-89034-3、NA]、A212:[トウモロコシ、Bt11xMON89034xGA21、SYN-BT011-1xMON-89034-3xMON-00021-9、NA]、A213:[トウモロコシ、Bt11xTC1507、SYN-BT011-1xDAS-01507-1、NA]、A214:[トウモロコシ、Bt11xTC1507x5307、SYN-BT011-1xDAS-01507-1xSYN-05307-1、NA]、A215:[トウモロコシ、Bt11xTC1507x5307xGA21、SYN-BT011-1xDAS-01507-1xSYN-05307-1xMON-00021-9、NA]、A216:[トウモロコシ、Bt11xTC1507xGA21、SYN-BT011-1xDAS-01507-1xMON-00021-9、NA]、A217:[トウモロコシ、Bt176(176)、SYN-EV176-9、NaturGardKnockOut(商標),Maximizer(商標)]、A218:[トウモロコシ、BVLA430101、NA、NA]、A219:[トウモロコシ、CBH-351、ACS-ZM004-3、Starlink(商標)Maize]、A220:[トウモロコシ、DAS40278、DAS-40278-9、Enlist(商標)Maize]、A221:[トウモロコシ、DAS40278xNK603、DAS-40278-9xMON-00603-6、NA]、A222:[トウモロコシ、DBT418、DKB-89614-9、BtXtra(商標)Maize]、A223:[トウモロコシ、DLL25(B16)、DKB-89790-5、NA]、A224:[トウモロコシ、GA21、MON-00021-9、RoundupReady(商標)Maize,Agrisure(商標)GT]、A225:[トウモロコシ、GA21xMON810、MON-00021-9xMON-00810-6、RoundupReady(商標)YieldGard(商標)maize]、A226:[トウモロコシ、GA21xT25、MON-00021-9xACS-ZM003-2、NA]、A227:[トウモロコシ、H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:[トウモロコシ、NA、NA、Agrisure Artesian(商標)]、A510:[トウモロコシ、NA、NA、Optimum(登録商標) AQUAmax(登録商標)]、A511:[カノーラ、NA、NA、SU canola(登録商標)]、A512:[カノーラ、NA、NA、Nexera(登録商標)Canola]、A513:[ダイズ、NA、NA、STS soybean」、A514:「トウモロコシ、NA、NA、SR corn」、A514:「ヒマワリ、NA、NA、ExpressSun(登録商標)」、A515:[イネ、NA、NA、Golden rice]、A516:[トウモロコシ、NA、NA、Poast Protected(登録商標) corn]、A517:[ヒマワリ、NA、NA、ExpressSun(登録商標)]、A518:[イネ、NA、NA、Rrovisia(商標)Rice」、A519:[カノーラ、NA、NA、Triazinon Tolerant Canola]、A520:[トウモロコシ、NA、NA、SmartStax(登録商標) Pro]、A521:[ダイズ、NA、NA、Credenz(登録商標)soybean]、A522:[トウモロコシ、TC1507x59122、DAS-01507-1×DAS-59122-7、Optimum(登録商標)AcreMax(登録商標)1]、A523:[トウモロコシ、4114xMON810xMIR604、DP-004114-3×MON-00810-6×SYN-IR604-5、Qrome(商標)]、A524:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST5517GLTP]、A525:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST4848GLT]、A526:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST4949GLT]、A527:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST5020GLT]、A528:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST5115GLT]、A529:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST6182GLT]、A530:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST4747GLB2]、A531:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST4946GLB2]、A532:[コットン、NA、NA、Stoneville(登録商標)Cotton ST6448GLB2]、 A533:[ダイズ、NA、NA、Enlist E3(商標)]、A534:[ダイズ、NA、NA、Enlist(商標)Roundup Ready 2 Yield(登録商標)]、A535:[トウモロコシ、NA、NA、Enlist(商標)Roundup Ready(登録商標)Corn 2]、A536:[トウモロコシ、NA、NA、Smartstax(登録商標)Enlist(商標)]、A537:[トウモロコシ、NA、NA、Powercore(登録商標)Enlist(商標)]、A538:[コットン、NA、NA、Enlist(商標)Cotton] 、A539:[コットン、NA、NA、Bollgard II(登録商標)XtendFlex(商標)Cotton]、A540:[コットン、NA、NA、Bollgard 3(登録商標)XtendFlex(登録商標)]、A541:[トウモロコシ、NA、NA、SmartStax(登録商標)RIB Complete(登録商標)Corn]、A542:[トウモロコシ、NA、NA、VT Double PRO(登録商標)RIB Complete(登録商標)Corn]、A543:[トウモロコシ、NA、NA、VT Double PRO(登録商標) Corn]、A544:[トウモロコシ、NA、NA、Genuity(登録商標)VT Triple PRO(登録商標) RIB Complete Corn]、A545:[トウモロコシ、NA、NA、Trecepta(商標) Corn] 、A546:[ダイズ、NA、NA、フクノミノリ]、A547:[ダイズ、NA、NA、ゆめみのり]、A548:[トウモロコシ、NA、NA、ZFN-12 maize]、A549:[イネ、NA、NA、ゆめぴりか]、A550:[イネNA、NA、関東BPH1号]。
本発明において、本化合物又は本発明組成物を処理する植物には植物種子、球根又は苗が含まれ、本化合物又は本発明組成物を処理する植物種子、球根又は苗は、播種してもよいし、植えつけてもよい。球根としては、例えば鱗茎、球茎、根茎、塊茎、塊根、担根体若しくは茎断片等が挙げられ、いわゆる種芋を含む。苗としては、植物種子又は球根から育成されたのものの他に、挿し木を含む。
植物種子、球根又は苗は、殺菌剤で処理されていることが好ましいが、必ずしも必要ではない。殺菌剤で処理する場合は、植物種子又は球根を1種類以上の殺菌剤で処理した後、使用する。市販の処理された植物種子又は球根等を購入して使用してもよいし、処理された植物種子又は球根等から育てられた苗を購入して使用してもよい。後述するように、本化合物と群Aから選ばられる1種以上の殺菌剤化合物とを含む本発明組成物で処理したものを使用してもよい。
本化合物又は本発明組成物の植物への施用方法としては、例えば、植物の茎葉、花器、穂、果実、樹幹、枝若しくは樹冠への施用、植物種子又は球根への施用、苗への施用等が挙げられる。
本化合物又は本発明組成物の植物の茎葉、花器、穂、果実、樹幹、枝若しくは樹冠への施用方法としては、例えば、散布、塗布、注入等が挙げられ、散布方法としては人力噴霧機(圧縮ガスを利用して噴射するエアゾール式の噴霧機や、圧縮ガスを利用しないハンドスプレー式の噴霧機も含む)、動力噴霧機、ブームスプレーヤ若しくはパンクルスプレーヤを用いて行う地上散布や、航空散布若しくは無人ヘリコプターを用いて行う空中散布等が挙げられる。
苗への施用とは、移植又は定植を行う植物の育苗期における施用であり、その方法としては散布、浸漬、潅注等が挙げられる。
植物を栽培している若しくは栽培する予定の場所又は有害生物の生息している若しくは生息することが予想される場所(明細書中、「植物の栽培担体」と称することもある)への施用方法としては、例えば、土壌処理、水耕液処理等が挙げられる。
本発明において土壌とは、植物の栽培担体、特に根を生えさせる支持体を示すものであり、材質は特に制限されないが、植物が生育しうる材質であればよく、いわゆる土壌、育苗マット、水等であってもよく、具体的な素材としては例えば、砂、軽石、バーミキュライト、珪藻土、ゲル状物質、高分子物質、ロックウール、グラスウール、木材チップ、バーク等であってもよい。
土壌に施用する場合、散布や潅注、滴下等により表面に施用したり、表面に処理した後に覆土や耕転等により土壌中に混和する、注入機等を用いて土壌中に注入することが可能である。ペースト肥料等の農業資材と混和した上でこれらの処理を行うことも可能である。
具体的な施用場所としては、植物種子、球根又は苗を播種若しくは植え付けする際の穴若しくは溝、株元、株間、畝間、植物の生育地の全面、水面、苗床等が挙げられる。
苗床への施用方法としては、植物種子、球根又は苗の播種又は植え付け前の土壌に本化合物又は本発明組成物を混和する、土壌に植物種子又は球根を播種又は植えつけた後に本化合物又は本発明組成物を混和した土壌で覆土する等も好ましい。
本発明における土壌処理とは、例えば、有害生物による摂食等の被害から保護しようとする植物の根圏(植物を栽培する予定の場所で、栽培を始めることにより根圏となる場所も含む)に有効成分(本願においては、本化合物又は本発明組成物)を施用することにより、有害生物を直接防除するか、あるいは植物体内部に根部等から有効成分を浸透移行させて有害生物を防除する方法であり、具体的には、例えば、植穴処理(植穴散布、植穴処理土壌混和)、株元処理(株元散布、株元土壌混和、株元灌注、育苗期後半株元処理)、植溝処理(植溝散布、植溝土壌混和)、作条処理(作条散布、作条土壌混和、生育期作条散布)、播種時作条処理(播種時作条散布、播種時作条土壌混和)、全面処理(全面土壌散布、全面土壌混和)、側条処理、水面処理(全面水面施用、額縁水面施用)、その他土壌散布処理(生育期粒剤葉面散布、樹冠下又は主幹周辺散布、土壌表面散布、土壌表面混和、播穴散布、畦部地表面散布、株間散布)、その他灌注処理(土壌灌注、育苗期灌注、薬液注入処理、地際部灌注、薬液ドリップイリゲーション、ケミゲーション)、育苗箱処理(育苗箱散布、育苗箱灌注、育苗箱薬液湛水)苗床処理(苗床散布、苗床灌注、水苗代苗床散布)、苗浸漬、育苗培土混和処理(床土混和、覆土混和)、播種時覆土前散布、播種時覆土後散布、茎注入処理、樹幹注入処理、樹幹散布処理、その他処理(鋤き込み、表土混和、雨落ち部混和、植位置処理、粒剤花房散布、ペースト肥料混和)が挙げられる。
水耕液処理とは、例えば、有害生物による摂食等の被害から保護しようとする植物の植物体内部に根部等から浸透移行させるために水耕液等に有効成分を施用することにより、該植物を有害生物による被害から保護する方法であり、具体的には、例えば、水耕液混和、水耕液混入などが挙げられる。
また、シート状やひも状、テープ状、網状の樹脂、紙、布等の担体に浸漬、含浸、塗布、練り込み等の方法で本化合物又は本発明組成物を含ませた製剤を、植物に巻き付ける、植物近傍に張り渡す、株元土壌に敷く、植物の栽培域を覆う等の方法により施用することもできる。
本化合物又は本発明組成物を植物種子、又は球根(本明細書中、「栄養繁殖器官」と称することもある)に施用する方法としては、例えば植物種子又は球根に有効成分を含有する製剤あるいはその希釈溶液を粉衣、塗沫又は塗布する方法、有効成分を含有する製剤に植物種子又は球根を浸漬する方法、有効成分を含有する製剤あるいはその希釈溶液を植物種子又は球根に吹き付ける方法、及び有効成分を含有する担体で植物種子又は球根をコートする方法(例えばフィルムコート処理、ペレットコート処理等)が挙げられる。本化合物又は本発明組成物の処理される量は植物種子又は球根100kgあたり通常0.2〜5000g、好ましくは0.5〜1000gの範囲で施用される。好ましい剤型は乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤等の水性の液体懸濁製剤である。顆粒水和剤、ドライフロアブル剤の水懸濁液も好ましい。
処理する植物としては、上記植物の中でも、特にダイズ、トウモロコシ、ワタ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、エンバク、イネ、ソルガム、ラッカセイ、ダイズ及びラッカセイを除くマメ類、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、バレイショ、サトウキビ及び野菜類に好ましく適用される。
本化合物又は本発明組成物を植物種子又は球根に処理する場合には、本発明組成物のなかでも特に1種類以上の殺菌剤を含む組成物を用いるか、あるいは本化合物を1種類以上の殺菌剤と混用・併用することが好ましい。この際、殺菌剤を処理された市販の植物種子又は球根等を購入して使用してもよいし、殺菌剤を処理された植物の種子又は球根等から育てられた苗を購入して使用してもよい。
また、本化合物又は本発明組成物を植物種子又は球根に処理する場合に、マンガン、銅、亜鉛などを同時に処理してもよい。
本化合物又は本発明組成物を処理した植物種子又は球根は、通常の方法で田や畑に播種又は植え付けられる。
本化合物又は本発明組成物は、通常の耕起栽培又は不耕起栽培が行われる穀物畑、野菜畑、花卉畑、果樹園地又は非農耕地において、効果的に広範囲の対象を防除することができる。
本化合物又は本発明組成物をサトウキビに適用する場合、サトウキビの栽培において、サトウキビの茎断片として、節をひとつ有するように切断されたものを使用してもよいし、サトウキビの茎断片の大きさとして、2cm乃至15cm、好ましくは3cm乃至8cmのものを用いてもよい。このような茎断片を用いたサトウキビの栽培技術は公知であり(WO09/000398、WO09/000399、WO09/000400、WO09/000401、WO09/000402号)、Plene(登録商標)の商品名において実施される。
本化合物又は本発明組成物をイネに施用する場合は、育苗地に施用してもよく、水田に施用してもよいし、イネ種子に施用してもよい。水田に施用する場合には、移植栽培のイネに使用してもよいし、直播栽培のイネに使用してもよい。密播(密苗と呼ぶ場合もある)疎植栽培のイネに使用しても良い。育苗地には、育苗箱又は水稲用育苗トレイや苗床が含まれる。
育苗箱に施用する場合には、本化合物又は本発明組成物を施用する時期はイネの播種時から移植時までの期間であれば特に限定されないが、例えば播種時覆土前処理、播種時覆土後処理、播種時床土混和処理、播種時覆土混和処理、緑化期処理、移植当日処理、移植同時処理が挙げられる。移植7日前から移植前日に施用してもよく、また播種時から移植までの期間のいつでも施用できる。
播種から移植までの期間は、幼苗(1.5葉期前後の苗)、稚苗(2.5葉期前後の苗)、中苗(3.5葉期前後の苗)又は成苗(4.5葉期前後の苗)によって異なり、また、気象条件などによっても育苗期間は変動するが、何れの場合にも施用できる。
本化合物又は本発明組成物の製剤、例えば練りこみ粒剤やサンドコーティング粒剤を育苗箱に散布してもよく、本化合物又は本発明組成物の製剤を希釈した溶液を育苗箱に潅注してもよい。また、本化合物又は本発明組成物の製剤を床土や覆土と混和することによっても施用することができる。育苗培地としては、イネ育苗用の培土であれば特に制限はなく、土壌以外の育苗マットを使用してもよい。本化合物又は本発明組成物の製剤を施用した苗は、プール育苗によって栽培してもよい。
本化合物又は本発明組成物を水田に施用する場合には、移植栽培のイネに使用してもよいし、直播栽培のイネに使用してもよい。水田に施用する方法は特に限定されるものではないが、本化合物又は本発明組成物をそのまま、又は製剤化してイネ茎葉部に施用する方法、水田土壌に施用する方法、及び湛水状態の水田の水面に施用する方法等が挙げられる。また、水口や灌漑装置等の水田への水の流入元に乳剤、フロアブル等の薬液を処理することにより、水の供給に伴い省力的に施用することもできる。イネ茎葉部に施用する時期としては、育苗期から収穫までのいつの時期でもよい。使用する製剤としては、粉剤、微粒剤などのそのままの形態で施用する製剤、及びフロアブル剤、ドライフロアブル剤、水和剤、顆粒水和剤、SE剤、水溶剤、顆粒水溶剤、液剤、マイクロエマルジョン剤、EW剤、油剤、サーフ剤又は乳剤などの、希釈して散布する製剤があげられる。散布機器は特に通常使用される機器であればよく、手回し散布器、動力散布機、パンクルスプレーヤー、ラジコンヘリ、有人ヘリなどを使用できる。また、機器を使わず、手で散布してもよい。
水田土壌に施用する方法としては、水田土壌の全面に処理する方法(全面処理)、イネを播種する際に設ける溝に処理する方法(播種溝処理)、イネの種子の直下0〜10センチメートルに処理する方法、イネの株又は種子の近傍にすじ状又は点状に処理する方法(側条処理)等が挙げられる。
水田土壌に施用する場合、ペースト肥料、粒状肥料等の農業資材と本化合物又は本発明組成物とを混和して、又はこれらと同時に施用することもできる。本化合物又は本発明組成物を施用する時期は、イネの播種前又は移植前であってもよく、播種又は移植と同時であってもよいし、播種直後又は移植直後であってもよい。
播種又は移植と同時に施用する場合は、播種機又は移植機に取付けたアッタチメントを用いて施用してもよく、その他の方法で施用してもよい。
また、全面処理の場合は、播種又は移植後の注水までの期間、中干し期、又は間断灌漑期であってもよい。本化合物又は本発明組成物を使用する際は、水田の土壌表面が乾いている状態であってもよいし、土壌表面が湿っているものの湛水がない状態(水深0cm)であってもよい。湛水状態の水田の水面に施用する場合は、播種あるいは移植後から収穫までの期間のいつでもよく、通常のイネの管理で保たれる水深であれば施用することができる。
本化合物又は本発明組成物を水田に施用する場合であって直播栽培のイネに使用する場合、又は、本化合物又は本発明組成物を施用したイネ種子を直播栽培に使用する場合、被覆材を使用することができる。ここで、本発明における被覆材とは、イネ種子の表面に付着させて被覆することによって種子の浮遊や鳥害の防止又は苗立ちの改善等の作用を示すものであり、例えば、鉄粉(酸化鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉及び電解鉄粉等)、過酸化カルシウム、モリブデン化合物(モリブデン単体、酸化モリブデン、モリブデン酸とその塩、モリブドりん酸とその塩、及びモリブドケイ酸とその塩が挙げられる。モリブデン酸の塩としては、例えば、モリブデン酸カルシウム、モリブデン酸マグネシウム、モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウム、及びモリブデン酸カリウムが挙げられる。モリブドりん酸塩としては、モリブドりん酸アンモニウム、モリブドりん酸ナトリウム、及びモリブドりん酸カリウム等)等が挙げられる。これらの被覆材は各々を単独で用いる他、任意の比率で混合して用いることもでき、また必要に応じ、増量やイネ種子への固着向上等の目的で焼石膏やモンモリロナイト等の鉱物粉末等の補助剤を添加することができる。被覆材で被覆されてなるイネ種子は、被覆材を用いて例えば粉衣処理することにより得ることができる。なお、本発明において粉衣処理とは、粉状の被覆材をイネ種子の表面に付着させることを意味する。過酸化カルシウムと焼石膏と鉱物粉末の混合物は市販品として入手可能であり、例えば、カルパー粉粒剤16(保土谷UPL株式会社製)が挙げられる。イネ種子とは、水田等の土壌に播種する前の状態のイネの種子を意味する。本化合物又は本発明組成物を施用したイネ種子は、乾田、湿田、水田に直播して栽培することができ、また、育苗箱に播種して栽培してもよい。前記水田としては、湛水若しくは潤土状態にある水田が挙げられ、湛水状態にある水田とは、耕起、水入れ、代かき等を行った上で、必要に応じてさらに水入れした状態の水田をいう。また、潤土状態にある水田とは、該湛水状態から落水処理を行う等により湛水状態と同程度に水分量を維持し、且つ土壌表面が露出する状態にある水田をいう。本発明において、イネの育苗地とは、育苗箱、水稲用育苗トレイ及び苗代(水田の一部を区切って用いる苗床)を言う。本発明において、イネの栽培土壌としては、湛水状態若しくは潤土状態にある水田が特に好ましい。本化合物又は本発明組成物や、本化合物又は本発明組成物の製剤は、イネ種子に粉衣して施用できるが、催芽前のイネ種子を本化合物又は本発明組成物を含有する溶液に浸漬、又は催芽後に本化合物又は本発明組成物を含有する溶液を噴霧して処理してもよい。また、何れの処理方法においても、薬害軽減剤を併用してもよい。
播種に使用される播種機としては、一般に水稲、陸稲等イネの直播栽培で使用される播種機であれば特に限定されないが、例えば、鉄コーティング用直播機NDS−6(鉄まきちゃん、株式会社クボタ製)、鉄コーティング用直播機NDS−8(鉄まきちゃん、株式会社クボタ製)、鉄コーティング用直播専用機EP4−TC(キュート鉄まきちゃん、株式会社クボタ製)、多目的作業機RG6(ヤンマー株式会社製)、多目的作業機RG8(ヤンマー株式会社製)、高精度播種機PZV60(井関農機株式会社製)、高精度播種機PZV80(井関農機株式会社製)が挙げられる。
本発明においては、イネの栽培において用いられる肥料を併用することもできる。かかる肥料としては、例えば、楽一(登録商標、住友化学株式会社)、スミショート(登録商標、住友化学株式会社)、スーパーSRコート(登録商標、住友化学株式会社)が挙げられる。肥料を併用する場合は、播種前にイネの栽培土壌全面に施肥しても良いし、播種後あるいは生育期にイネの栽培土壌全面に施肥しても良い。また、播種時に播種する条に沿って溝状に施肥しても良い(側条施肥と呼ぶこともある)。
鉄とその酸化物(以下、鉄とその酸化物を被覆材Aと記すことがある)は、粉状であることが好ましい。粉状の被覆材Aとしては、例えば、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉、電解鉄粉及び酸化鉄粉が挙げられ、これらは市販品として入手可能である。また、これらを2種以上混合して使用することもできる。本発明においては、還元鉄粉、酸化鉄粉又は還元鉄粉と酸化鉄粉との混合物の使用が好ましい。なお、酸化鉄又は鉄塩を水素などで還元して得られる鉄粉が還元鉄粉、溶融鉄の流れに8〜20MPaの高圧の水ジェットを噴射して得られる鉄粉がアトマイズ鉄粉、硫酸鉄などの溶液から電解によって鉄を析出させ、電解鉄フレークを得て、これをロッドミルや振動ミル粉砕し焼きなまして得られる鉄粉が電解鉄粉とそれぞれ呼ばれる。また、酸化鉄は、酸化数がII及び/又はIIIの鉄の酸化物である。本発明に用いられる被覆材Aの粒度は特に限定されないが、粒度10〜100μmに調整して使用することが好ましい。市販品として入手可能な被覆材Aとしては、例えば、DAE1K鉄粉(DOWA(ドーワ)IP(アイピー)クリエイション株式会社製)、DSP317鉄粉(DOWA(ドーワ)IP(アイピー)クリエイション株式会社製)、農業用鉄粉(ダイテツ工業株式会社製)、農業用鉄粉(株式会社テツゲン製)及びヘマタイト(DOWA(ドーワ)IP(アイピー)クリエイション株式会社製)が挙げられる。
本発明においては、さらに焼石膏を用いても良く、例えば被覆材Zとして被覆材Aを用いる場合、焼石膏を補助剤として用いても良い。かかる焼石膏としては、粉状の硫酸カルシウム・1/2水和物(CaSO4・1/2H2O)であればよく、かかる焼石膏は市販品として入手可能であり、例えば、KTS−1(吉野石膏販売株式会社製)及びKTS-25(吉野石膏販売株式会社製)が挙げられる。また、被覆材Aと焼石膏が混合されたものでもよく、かかる混合物は市販品として入手可能であり、例えば、DAE1Kミックス(DOWA(ドーワ)IP(アイピー)クリエイション株式会社製)が挙げられる。
被覆材Aを用いるイネ種子の粉衣処理は種々の形態を採り得るが、通常、鉄粉を用いるイネ種子の粉衣処理の方法として公知の方法(「鉄コーティング湛水直播マニュアル2010」、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構、2010年3月、ISBN978−4−903078−05−2)と同様の操作により行われる。具体的には、発芽する前の乾燥したイネ種子を水中に浸漬し(浸種と呼ぶことがある)、水切りした後、被覆材A及び必要に応じ、焼石膏で前記のイネ種子を粉衣処理する。被覆材Aと焼石膏の処理の順序は、何れが先であっても良く、被覆材Aと焼石膏の混合物を同時に処理しても良い。これらの処理をおこなった後に必要に応じ、さらに仕上げとして焼石膏で粉衣処理した後、通常は、平面上に敷かれた茣蓙等の上に置き陰干しする等して乾燥させる。
イネ種子に対する被覆材Aの使用量は、イネ種子の乾燥重量1000グラムに対して、被覆材Aが通常100〜2000グラムである。また、さらに焼石膏で粉衣処理する場合の焼石膏の量は、イネ種子の乾燥重量1000グラムに対して、通常5〜100グラムであり、仕上げとしてさらに焼石膏で粉衣処理する場合の焼石膏の量は、イネ種子の乾燥重量1000グラムに対して、通常0〜50グラムである。
過酸化カルシウムとしては、過酸化カルシウム単体を粒度10〜150μmの粉体に調製したものを用いることができるが、必要に応じてモンモリロナイト等の鉱物粉末や焼石膏等を補助材として混和した組成物を用いることもできる。かかる過酸化カルシウム含有組成物は市販品として入手可能であり、例えば、カルパー粉粒剤16(保土谷UPL株式会社製)が挙げられる。
過酸化カルシウムを用いるイネ種子の粉衣処理は種々の形態を採り得るが、通常、過酸化カルシウムを用いるイネ種子の粉衣処理の方法として公知の方法(特開昭61-015805号公報)と同様の操作により行われる。具体的には、発芽する前の乾燥したイネ種子を水中に浸漬し(浸種と呼ぶことがある)、水切りした後、過酸化カルシウム粉末もしくは過酸化カルシウム含有組成物でイネ種子を粉衣処理する。これらの処理をおこなった後、通常は、平面上に敷かれた茣蓙等の上に置き陰干しする等して乾燥させる。
イネ種子に対する過酸化カルシウム又は過酸化カルシウム含有組成物の使用量は、イネ種子の乾燥重量1000グラムに対して、通常、過酸化カルシウム単体に換算して100〜1000グラムである。
モリブデン及びモリブデン化合物としては、例えば、モリブデン単体、酸化モリブデン、モリブデン酸とその塩、モリブドりん酸とその塩、モリブドケイ酸とその塩が挙げられる。モリブデン酸の塩としては例えば、モリブデン酸カルシウム、モリブデン酸マグネシウム、モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウムが挙げられる。モリブドりん酸塩としては、モリブドりん酸アンモニウム、モリブドりん酸ナトリウム、モリブドりん酸カリウムが挙げられる。かかるモリブデン及びモリブデン化合物は市販品として入手可能であり、例えば、三酸化モリブデン(日本無機化学工業株式会社)が挙げられる。
モリブデン及びモリブデン化合物を用いるイネ種子の処理は種々の形態を採り得るが、通常、モリブデン及びモリブデン化合物を用いるイネ種子の処理方法として公知の方法(WO2011/093341号公報)と同様の操作により行われる。具体的には、ポリビニルアルコール等の接着剤を用いてイネ種子表面に固着させる、溶液に調製してこれにイネ種子を浸漬する、鉄粉及び/又は過酸化カルシウムを含有する被覆材と混用してイネ種子に粉衣するといった操作が挙げられる。
特に、三酸化モリブデン等のモリブデン化合物、酸化鉄粉(べんがら粉と呼ばれることがある)及び耐水性のポリビニルアルコールを混合し、イネ種子に処理する「べんがらモリブデン被覆」が知られており(Yoshitaka Hara 2013. Improvement of Rice Seedling Establishment on Sulfate−Applied Submerged Soil by Seed Coating with Poorly Soluble Molybdenum Compounds. Plant Prod. Sci. 16(3):271−275)、本発明では当該方法も好ましく行われる。
イネ種子に対するモリブデン及びモリブデン化合物の使用量は、イネ種子の乾燥重量1000グラムに対して、通常、モリブデン換算で0.01〜10molである。
本化合物又は本発明組成物をイネに施用する場合、イネ種子の催芽は、水中に浸漬することで行ってもよいし、水中に浸漬した後湿潤状態に保持することで行ってもよい。湿潤状態とは、水中に浸漬した後のイネ種子の表面の一部又は全部が外気と接すことができ、且つ該イネ種子の水分を保持できる状態を意味し、例えば、水中に浸漬した後のイネ種子を稲藁や布などの通気性材料で被覆し、被覆した材料の上から必要に応じて散水することや、イネ種子を水中に浸漬する際に用いた網状体若しくは袋状体の材料に、イネ種子をそのまま収容しておくことで実現される。
本化合物又は本発明組成物をイネに施用する場合、育苗地、水田、種子の何れに施用する場合でも、種子伝染性病害虫を防除するために消毒した種子を用いることができる。具体的には、プロクロラズ、トリフルミゾール、ペフラゾエート、オキソリニック酸、イプコナゾール、フルジオキソニル、カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅、塩基性塩化銅、フェニトロチオン、カルタップ塩酸塩などの化学農薬、あるいはトリコデルマ アトロビリデ、タラロマイセス フラバス、シュードモナスCAB−02、バチルス シンプレクスなどの微生物を有効成分とする薬剤で、浸漬処理、塗沫処理又は粉衣処理された種子を用いることができる。
イネが播種される若しくは移植されるか、又は播種された若しくは移植された水田にカルタップ塩酸塩、メタアルデヒド(metaldehyde)、チオシクラム、イプロベンホス及び燐酸第二鉄からなる群より選ばれる1種以上を施用すると、スクミリンゴガイ、モノアラガイ類等を効果的に防除することができる。また、イネの播種後又は播種と同時に除草活性化合物を施用することによって、圃場(例えば、水田)で発生する雑草を防除することができる。イネの播種前又は播種後にスクミリンゴガイ、モノアラガイ類等の防除剤や除草活性化合物を施用する場合、施用する方法としては、水田土壌の全面に処理する方法(全面処理と呼ぶこともある)等が挙げられる。また、イネの播種と同時にスクミリンゴガイ、モノアラガイ類等の防除剤や除草活性化合物を施用する場合、施用する方法としては、水田土壌の全面に処理する方法(全面処理と呼ぶこともある)、イネを播種する際に設ける溝に処理する方法(播種溝処理と呼ぶこともある)、イネの株又は種子の近傍にすじ状又は点状に処理する方法(側条処理と呼ぶこともある)等が挙げられ、播種機に取付けたアッタチメントを用いて施用してもよく、その他の方法で施用してもよい。除草活性化合物を施用する時期は、除草活性化合物によるイネへの薬害が問題とならない時期であれば、特に限定されるものではない。
水田で使用できる除草活性化合物としては、例えばアジムスルフロン(azimsulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、クロリムロンエチル(chlorimuron-ethyl)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、イマゾスルフロン(halosulfuron-methyl)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(Pyrazosulfuron-ethyl)、シノスルフロン(cinosulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、エスプロカルブ(esprocarb)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ジメピペレート(dimepiperate)、スエップ(swep)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(theny1ch1or)、シメトリン(simetryn)、ジメタメトリン(dimethametryn)、メチルダイムロン(methyl-daimuron)、プロパニル(propanil)、メフェナセット(mefenacet)、フルフェナセット(flufenacet)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、ブロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(daimuron)、クミルロン(cumy1uron)、エトベンザニド(etobenzanid)、ベンタゾン(bentazon)、トリジファン(tridiphane)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone-ethyl)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、イソキサジフェンエチル (isoxadifen-ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、クロマゾン(clomazone)、マレイン酸ヒドラジド (maleic hydrazide)、ピリデート(pyridate)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、シンメチリン(cinmethylin)、べンフレセート(benfuresate)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ペントキサゾン(pentoxazone)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、カフェンストロール(cafenstrole)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ビスビリバックナトリウム(bispyribac-sodium)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、トリアファモン(triafamone)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリフタリド(pyriftalid)、インダノファン(indanofan)、ACN、ベンゾビシクロン(bennzobicyclon)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、メソトリオン(Mesotrione)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、ジチオピル(dithiopyr)、ダラポン(da1apon)、クロルチアミド(chlorthiamid)、ペノキススラム(penoxsulam)、アニロホス(anilofos)、ベンスリド(bensulide)、ブタミホス(butamifos)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム塩(imazamox-ammonium)、イマザピック(imazapic)、イマザピックアンモニウム塩(imazapic-ammonium)、イマザピル(imazapyr)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(imazethapyr)、ペンディメタリン(pendimethalin)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノキサプロップPエチル(fenoxaprop-P-ethyl)、メタミホップ(metamifop)、ピラクロニル(pyraclonil)、キンクロラック(quinclorac)、2、4−D及びその塩、MCP及びその塩、MCPA及びその塩、MCPB及びその塩、ピペロホス(piperophos)、フルオキシピル(fluoxypyr)、シクロピモレート(cyclopyrimorate)等が挙げられる。
本化合物、本発明組成物又は本イネ種子に使用できるイネは、イネ属(Oryza)の一年生植物のうち、栽培種であるOryza sativa、Oryza glaberrima、及びこれらの雑種を指し、ジャポニカ種、ジャバニカ種、インディカ種の何れであってもよく、また、うるち米、もち米、酒米、飼料用米の何れであってもよい。
前記したイネは、ハイブリッド技術により育種されたイネであっても良い。本発明において、ハイブリッド技術により育種されたイネとは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ雑種強勢(一般に、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上等をもたらす)の特性を有すイネである。
前記したイネは、遺伝子組換え技術以外の手法を用いて改変されたイネであってもよい。より具体的には、交配によって作出する古典的育種技術、遺伝子マーカー育種技術、又は、ゲノム編集技術等により、環境ストレス耐性、病害耐性、除草剤耐性、害虫耐性等を付与されたイネであっても良い。
病害虫に対する抵抗性が付与されたイネに施用する場合は、特に省力的な防除法とすることができる。イネにおける病害、及び非生物的ストレスに対する抵抗性を示す遺伝子は、前記した通りである。。
前記したイネには、イソキサフルトール、メソトリオン等の4−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(以後HPPDと略する)阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のアセト乳酸合成酵素(以後ALSと略する)阻害剤、グリホサート等の5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(以後EPSPと略する)阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、2,4−D、ジカンバ等のオーキシン型除草化合物、ブロモキシニル等の除草化合物に対する耐性が、古典的な育種法、又は遺伝子組換え技術により付与されたイネも含まれる。
古典的な育種法又は遺伝子マーカー育種技術により除草化合物に対する耐性が付与されたイネの例として、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草化合物に耐性のイネがあり、Clearfield(登録商標)の商品名で販売されている。また、遺伝子組換え技術により除草化合物に対する耐性が付与された品種の例として、グルホシネートに耐性のイネがあり、Liberty Link(登録商標)Rice又はLL Riceの商品名で開発されている。前記したイネはこれらのイネであっても良い。
アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがWeed Science(2005)Vol.53 728−746頁等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により植物に導入するか若しくは抵抗性付与に関わる変異を植物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の植物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T.1999. Repairing The Genome‘s Spelling Mistakes. Science 285:316−318)に代表される塩基置換変異導入核酸を植物細胞内に導入して植物のアセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子やALS遺伝子等に部位特異的アミノ酸置換変異を導入することにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤やALS阻害剤等に耐性の植物を作出することができる。シュードモナス・マルトフィリア(Pseudomonas maltophilia)より単離されたジカンバモノオキシゲナーゼ(dicamba monooxygenase)を含むジカンバの分解酵素をコードする遺伝子を導入し、ジカンバに耐性の植物を作出することができる(Behrens et al.2007年 Dicamba Resistance:Enlarging and Preserving Biotechnology−Enlarging and Preserving Biotechnology.Science 316:1185−1188)。アリールオキシアルカノエートジオキシゲナーゼ(aryloxyalkanoate dioxygenase)をコードする遺伝子を導入し、2,4−D、MCPA、ジクロプロップ、メコプロップ等のフェノキシ酸系除草化合物と、キザロホップ、ハロキシホップ、シハロホップ、クロジナホップ等のアリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草化合物とに耐性となる植物を作出することができる(WO2005/107437、WO2007/053482、WO2008/141154)。HPPD阻害剤に対して抵抗性を示すHPPD酵素をコードする遺伝子を導入し、HPPD阻害剤に耐性の植物を作出することができる(US2004/0058427)。植物を除草化合物に対して耐性にする方法として、他にWO1998/20144、WO2002/46387、US2005/0246800に記載される遺伝子を導入する方法が挙げられる。前記したイネはこれらの方法を用いて作出されたイネであっても良い。
前記したイネには、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成することが可能となったイネも含まれる。
このような遺伝子組換え植物で発現される毒素として、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)やバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9Cなどのδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3Aなどの殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素又は昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
また、この様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9C、Cry34Ab又はCry35Abなどのδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3Aなどの殺虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。
一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素は、天然型毒素のアミノ酸の1つ又は複数が置換されている。これら毒素の例及びこれら毒素を合成する事ができる組換え植物は、EP-A-0374753、WO1993/07278、WO1995/34656、EP-A-0427529、EP-A-451878、WO2003/052073などに記載されている。これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、甲虫目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性を植物へ付与する。また、1つ若しくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つ又は複数の毒素を発現する遺伝子組換え植物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。
前記したイネには、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。抗病原性物質の例として、PRタンパク等が知られている(PRPs、EP-A-0392225)。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP-A-0392225、WO1995/33818、EP-A-0353191などに記載されている。こうした遺伝子組換え植物で発現される抗病原性物質の例として、例えば、ナトリウムチャンネル阻害剤、カルシウムチャンネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素などが知られている。)などのイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;PRタンパク質;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO2003/00906に記載されている。)などの微生物が産生する抗病原性物質などが挙げられる。
前記したイネは、遺伝子組換え技術を用いて、ビタミン含量増強形質などの有用形質を付与したものや、スギ花粉症予防効果ペプチド含有イネのようなアレルゲン遺伝子の発現を抑制したものをも含む。例として、可食部位のベータカロテン含量を増強したイネであるGolden riceが挙げられる(Science 287(5451):303−305)。さらに、上記の古典的な除草化合物形質又は除草化合物耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質について、これらを複数組み合わせたスタックイネをも含む。
本発明におけるイネ種子とは、上記したイネの種子を指し、圃場に播種する前のイネの種子を意味し、浸種などで催芽する前のイネの種子であっても良いし、催芽した後のイネの種子であっても良い。また、イネ種子として、被覆材で被覆されてなるイネ種子を使用することもできる。
本化合物又は本発明組成物を、植物及び/若しくは植物を栽培している場所(前記、植物の栽培担体を含む)又は栽培する予定の場所、又は有害生物及び/若しくは有害生物の生息している若しくは生息することが予想される場所への施用と組み合わせて、1種以上の除草活性化合物を水田、作物畑、果樹園又は非農耕地に処理してもよい。
本化合物又は本発明組成物と、除草活性化合物とは、同時に施用、又は、別々に施用してもよい。別々に施用する場合には、同じ日、又は、別の日に施用してもよい。
水田、作物畑、果樹園又は非農耕地に除草活性化合物を処理するに際し、除草活性化合物は、通常、固体担体、液体担体等の担体と混合され、さらに必要に応じて界面活性剤等の製剤用補助剤が添加されて製剤化される。
水田、作物畑、果樹園又は非農耕地に除草活性化合物を処理する方法としては、例えば、除草活性化合物を水田、作物畑、果樹園畑の土壌に散布する方法及び除草活性化合物を雑草発生後の雑草に散布する方法が挙げられる。
水田、作物畑、果樹園又は非農耕地に除草活性化合物を処理する工程で使用される除草活性化合物の量は、通常10000m2あたり5〜5000g、好ましくは10000m2あたり10〜1000g、より好ましくは10000m2あたり20〜500gである。なお、水田、作物畑、果樹園又は非農耕地に除草活性化合物を処理する工程において、アジュバントを混合して除草活性化合物を処理してもよい。2種以上の除草活性化合物を施用する場合には、同時に施用、又は、別々に施用してもよい。別々に施用する場合には、同じ日、又は、別の日に施用してもよい。
本発明においては、除草剤と組み合わせて1種類以上の薬害軽減剤(セーフナー)を施用することもできる。薬害軽減剤の施用方法は、特に限定されないが、除草剤とともに施用することができ、その際には、除草剤と薬害軽減剤とを含む製剤を単独で使用してもよいし、除草剤を含む製剤と薬害軽減剤を含む製剤とを併用してもよい。又は、薬害軽減剤で処理されている植物種子又は球根を使用することもできる。植物種子又は球根を薬害軽減剤1種以上で処理した後、使用してもよいし、市販の薬害軽減剤の処理された種子を購入して使用してもよい。
植物種子、球根又は苗の播種又は植え付け前に除草活性化合物を処理する場合は、播種又は植え付け前50日前〜播種又は植え付け直前、好ましくは播種又は植え付け前30日〜播種又は植え付け直前、より好ましくは播種又は植え付け前20日〜播種又は植え付け直前、さらに好ましくは播種又は植え付け前10日〜播種又は植え付け直前に除草活性化合物が処理される。
植物種子、球根又は苗の播種又は植え付け後に除草活性化合物を処理する場合は、好ましくは播種又は植え付け直後〜播種又は植え付け後50日、より好ましくは播種直後〜播種3日後に除草活性化合物が処理される。
植物種子、球根又は苗の播種又は植え付けと同時に除草活性化合物を処理することもできる。
ダイズ種子の播種後に除草活性化合物を処理する場合の具体的な処理時期としては、例えば、ダイズの出芽前から開花期の間が挙げられる。ダイズの出芽前から開花期までの間の中でも、好ましくはダイズの出芽前から複葉が6枚の時期までの間、さらに好ましくはダイズの出芽前から複葉が3枚の時期までの間である。トウモロコシ種子の播種後に除草活性化合物を処理する場合の具体的な処理時期としては、出芽前から12葉期までの間、好ましくは出芽前から8葉期までの間、さらに好ましくは出芽前から6葉期までの間である。なお、トウモロコシの葉齢はリーフカラー法(Leaf Collar Method)によって決定される。
ワタ種子の播種前に除草活性化合物を処理する場合は、播種前50日前〜播種直前、好ましくは播種前30日〜播種直前、さらに好ましくは播種前20日〜播種直前に除草活性化合物が処理される。
ワタ種子の播種後に除草活性化合物を処理する場合は、播種直後〜播種後70日、好ましくは播種30日後〜播種50日後に除草活性化合物が処理される。ワタ種子の播種後に除草活性化合物を処理する場合の具体的な処理時期としては、例えば、ワタの出芽前から開花期の間が挙げられる。好ましくはワタの茎基部の木化開始期から木化部が基部から20cmの時期の間である。
サトウキビの植え付け前に除草活性化合物を処理する場合は、播種する又は植えつける日の40日前〜直前、好ましくは播種する又は植えつける日の30日前〜直前、さらに好ましくは播種する又は植えつける日の20日前〜直前に除草活性化合物が処理される。
サトウキビを植えつけた後に除草活性化合物を処理する場合は、播種又は植えつけた直後〜播種又は植えつけた日の40日後、好ましくは播種又は植えつけた直後〜播種又は植えつけた日の20日後、さらに好ましくは播種又は植えつけた直後〜播種又は植えつけた日の10日後に除草活性化合物が処理される。
上記除草活性化合物、植物成長調整剤及び薬害軽減剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
除草活性化合物:
クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop-propargyl)、シハロホップ(cyhalofop)、 シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、ジクロホップ(diclofop)、ジクロホップメチル(diclofop-methyl)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノキサプロップP(fenoxaprop-P)、フェノキサプロップPエチル(fenoxaprop-P-ethyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、フルアジホップP(fluazifop-P)、フルアジホップPブチル(fluazifop-P-butyl)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップメチル(haloxyfop-methyl)、ハロキシホップP(haloxyfop-P)、ハロキシホップPメチル(haloxyfop-P-methyl)、ハロキシホップPエトチル(haloxyfop-P-etotyl)、ハロキシホップエトチル(haloxyfop-etotyl)、メタミホップ(metamifop)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップエチル(quizalofop-ethyl)、キザロホップP(quizalofop-P)、キザロホップPエチル(quizalofop-P-ethyl)、キザロホップPテフリル(quizalofop-P-tefuryl)、キザロホップテフリル(quizalofop-tefuryl)、アロキシジム(alloxydim)、ブトロキシジム(butroxydim)、クレトジム(clethodim)、シクロキシジム(cycloxydim)、プロポキシジム(profoxydim)、セトキシジム(sethoxydim)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、ピノキサデン(pinoxaden)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベンスルフロン(bensulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロンエチル(chlorimuron-ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エタメトスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron-methyl)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルピルスルフロンメチルナトリウム(flupyrsulfuron-methyl-sodium)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron-methyl-sodium)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、イオフェンスルフロンナトリウム(iofensulfuron-sodium)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron-methyl)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メトスルフロン(metsulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、プリミスルフロン(primisulfuron)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron-methyl)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロスルフロン(prosulfuron)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron-ethyl)、リムスルフロン(rimsulfuron)、スルホメツロン(sulfometuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron-methyl)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリベニュロン(tribenuron)、トリベニュロンメチル(tribenuron-methyl)、トリフロキシスルフロンナトリウム塩(trifloxysulfuron-sodium)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron-methyl)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、イマザピック(imazapic)、イマザピックアンモニウム塩(imazapic-ammonium)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム塩(imazamox-ammonium)、イマザピル(imazapyr)、イマザピルイソプロピルアンモニウム塩(imazapyr-isopropylammonium)、イマザキン(imazaquin)、イマザキンアンモニウム塩(imazaquin-ammonium)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゼタピルアンモニウム塩(imazethapyr-ammonium)、クロランスラム(cloransulam)、クロランスラムメチル(cloransulam-methyl)、ジクロスラム(diclosulam)、フロラスラム(florasulam)、フルメツラム(flumetsulam)、フルメトスラム(flumetsulam)、メトスラム(metosulam)、ペノキススラム(penoxsulam)、ピロキシスラム(pyroxsulam)、ビスピリバック(bispyribac)、ビスピリバックナトリウム塩(bispyribac-sodium)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリミノバック(pyriminobac)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ピリチオバック(pyrithiobac)、ピリチオバックナトリウム塩(pyrithiobac-sodium)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、トリアファモン(triafamone)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾンナトリウム塩(flucarbazone-sodium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾンナトリウム塩(propoxycarbazone-sodium)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone-methyl)、アメトリン(ametryn)、アトラジン(atrazine)、シアナジン(cyanazine)、デスメトリン(desmetryn)、ジメタメトリン(dimethametryn)、プロメトン(prometon)、プロメトリン(prometryn)、プロパジン(propazine)、シマジン(simazine)、シメトリン(simetryn)、テルブメトン(terbumeton)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、トリエタジン(trietazine)、ヘキサジノン(hexazinone)、メタミトロン(metamitron)、メトリブジン(metribuzin)、アミカルバゾン(amicarbazone)、ブロマシル(bromacil)、レナシル(lenacil)、ターバシル(terbacil)、クロリダゾン(chloridazon)、デスメジファム(desmedipham)、フェンメディファム(phenmedipham)、クロルブロムロン(chlorobromuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロロクスロン(chloroxuron)、ジメフロン(dimefuron)、ジウロン(diuron)、エチジムロン(ethidimuron)、フェニュロン(fenuron)、フルオメツロン(fluometuron)、イソプロツロン(isoproturon)、イソウロン(isouron)、リニュロン(linuron)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、メタベンズチアズウロン(methabenzthiazuron)、メトブロムロン(metobromuron)、メトキスロン(metoxuron)、モノリニュロン(monolinuron)、ネブロン(neburon)、シデュロン(siduron)、テブチウロン(tebuthiuron)、プロパニル(propanil)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモキシニルオクタノエート(bromoxynil-octanoate)、アイオキシニル(ioxynil)、アイオキシニルオクタノエート(ioxynil-octanoate)、ベンタゾン(bentazon)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、ピリデート(pyridate)、ピリダフォル(pyridafol)、ジクワット(diquat)、ジクワットジブロミド(diquat-dibromide)、パラコート(paraquat)、パラコートジクロリド(paraquat-dichloride)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシフルオルフェンナトリウム塩(acifluorfen-sodium)、ビフェノックス(bifenox)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、エトキシフェンエチル(ethoxyfen‐ethyl)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen-ethyl)、ホメサフェン(fomesafen)、ホメサフェンナトリウム(fomesafen-sodium)、ハロサフェン(halosafen)、ラクトフェン(lactofen)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、フルアゾレート(fluazolate)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen-ethyl)、シニドン(cinidon)、シニドンエチル(cinidon-ethyl)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac-pentyl)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルチアセット(fluthiacet)、フルチアセットメチル(fluthiacet-methyl)、チジアジミン(thidiazimin)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、アザフェニジン(azafenidin)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、カルフェントラゾン(carfentrazone)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone-ethyl)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ブタフェナシル(butafenacil)、サフルフェナシル(saflufenacil)、チアフェナシル(tiafenacil)、ピラクロニル(pyraclonil)、プロフルアゾール(profluazol)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルフェンピルエチル(flufenpyr-ethyl)、トリフルジモキサジン(trifludimoxazin)、
Ethyl [(3-{2-chloro-4-fluoro-5-[3-methyl-4-(trifluoromethyl)-2,6-dioxo-1,2,3,6-tetrahydropyrimidin-1-yl]phenoxy}pyridin-2-yl)oxy]acetate、ノルフルラゾン(norflurazon)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ピロコリナフェン(picolinafen)、ベフルブタミド(beflubutamid)、フルリドン(fluridone)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルルタモン(flurtamone)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、メソトリオン(mesotrione)、スルコトリオン(sulcotrione)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テンボトリオン(tembotrione)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、トプラメゾン(topramezone)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、トルピラレート(tolpyralate)、アミトロール(amitrole)、アクロニフェン(aclonifen)、クロマゾン(clomazone)、グリホサート(glyphosate)、グリホサートイソプロピルアミン塩(glyphosate isopropylamine salt)、グリホサートトリメシウム塩(glyphosate-trimethylsulfonium)、グリホサートアンモニウム塩(glyphosate-ammonium)、グリホサートジアンモニウム塩(glyphosate-diammonium)、グリホサートナトリウム塩(glyphosate-sodium)、グリホサートカリウム塩(glyphosate-potassium)、グリホサートグアニジン誘導体塩(glyphosate guanidine derivative salts)、グリホサートコリン塩(glyphosate choline salt)、グリホサートBAPMA塩(glyphosate N,N-Bis(3-aminopropyl)methylamine salt)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネートアンモニウム塩(glufosinate-ammonium)、グルホシネートP(glufosinate-P)、グルホシネートPナトリウム塩(glufosinate-P-sodium)、グルホシネートPアンモニウム塩(glufosinate-P-ammonium)、ビアラホス(bialafosbialaphos)、アシュラム(asulam)、ベンフルラリン(benfluralin)、ブトルアリン(butralin)、ジニトラミン(dinitramine)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、オリザリン(oryzalin)、ペンディメタリン(pendimethalin)、トリフルラリン(trifluralin)、アミプロホスメチル(amiprophos-methyl)、ブタミホス(butamifos)、ジチオピル(dithiopyr)、チアゾピル(thiazopyr)、プロジアミン(prodiamine)、プロピザミド(propyzamide)、テブタム(tebutam)、DCPA(クトルタールジメチル;chlorthal-dimethyl)、クロルプロファム(chlorpropham)、プロファム(propham)、カルベタミド(carbetamide)、フランプロップM(flamprop-M)、アセトクロール(acetochlor)、アラクロール(alachlor)、ブタクロール(butachlor)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミドP(dimethenamid-P)、メタザクロール(metazachlor)、メトラクロール(metolachlor)、S−メトラクロール(S-metolachlor)、ペトキサミド(pethoxamid)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロパクロール(propachlor)、プロピソクロール(propisochlor)、テニルクロール(thenylchlor)、ジフェナミド(diphenamid)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロパミドM(napropamide-M)、ナプロアニリド(naproanilide)、フルフェナセット(flufenacet)、メフェナセット(mefenacet)、フェントラザミド(fentrazamide)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、アニロホス(anilofos)、カフェンストロール(cafenstrole)、ピペロホス(piperophos)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、ジクロベニル(dichlobenil)、クロルチアミド(chlorthiamid)、イソキサベン(isoxaben)、フルポキサム(flupoxam)、インダジフラム(indaziflam)、トリアジフラム(triaziflam)、DNOC(2-methyl-4,6-dinitrophenol)、ジノセブ(dinoseb)、ジノテルブ(dinoterb)、ブチレート(butylate)、シクロエート(cycloate)、ジアレート(di-allate)、ジメピペレート(dimepiperate)、EPTC(S-ethyl N,N-dipropylcarbamothioate)、エスプロカルブ(esprocarb)、モリネート(molinate)、オルベンカルブ(orbencarb)、ペブレート(pebulate)、プロスルカルブ(prosulfocarb)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、チオカルバジル(tiocarbazil)、トリアレート(tri‐allate)、バーナレート(vernolate)、ベンスリド(bensulide)、ベンフレセート(benfuresate)、エトフメセート(ethofumesate)、TCA(2,2,2-trichloroacetic acid)、ダラポン(dalapon)、フルプロパネート(flupropanate)、クロメプロップ(clomeprop)、2,4−D(2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid)、2,4−Dアンモニウム(2,4-D-ammonium、ammonium 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dブトチル(2,4-D-butotyl、2-butoxyethyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−D 2−ブトキシプロピル(2,4-D-2-butoxypropyl、2-butoxypropyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−D 3−ブトキシプロピル(2,4-D-3-butoxypropyl、3-butoxypropyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dブチル(2,4-D-butyl、butyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dジエチルアンモニウム(2,4-D-diethylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with N-ethylethanamine (1:1))、2,4−Dジメチルアンモニウム(2,4-D-dimethylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with N-methylmethanamine (1:1))、2,4−Dジオールアミン塩(2,4-D -diolamine、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 2,2’-iminobis[ethanol] (1:1))、2,4−Dドデシルアンモニウム(2,4-D-dodecylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 1-dodecanamine (1:1))、2,4−Dエチル(2,4-D-ethyl、ethyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−D 2−エチルヘキシル(2,4-D-2-ethylhexyl、2-ethylhexyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dヘプチルアンモニウム(2,4-D-heptylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 1-heptanamine (1:1))、2,4−Dイソブチル(2,4-D-isobutyl、2-methylpropyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dイソオクチル(2,4-D-isooctyl、isooctyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dイソプロピル(2,4-D-isopropyl、1-methylethyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dイソプロピルアンモニウム(2,4-D-isopropylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 2-propanamine (1:1))、2,4−Dリチウム(2,4-D-lithium、lithium 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dメプチル(2,4-D-meptyl、1-methylheptyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dメチル(2,4-D-methyl、methyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dオクチル(2,4-D-octyl、octyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dペンチル(2,4-D-pentyl、pentyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dプロピル(2,4-D-propyl、propyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dナトリウム塩(2,4-D-sodium、sodium 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dテフリル(2,4-D-tefuryl、(tetrahydro-2-furanyl)methyl 2-(2,4-dichlorophenoxy)acetate)、2,4−Dテトラデシルアンモニウム(2,4-D-tetradecylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 1-tetradecanamine (1:1))、2,4−Dトリエチルアンモニウム(2,4-D-triethylammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with N,N-diethylethanamine (1:1))、2,4−Dトリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム(2,4-D-tris(2-hydroxypropyl)ammonium、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 1,1’,1''-nitrilotris[2-propanol] (1:1))、2,4−Dトロールアミン塩(2,4-D- trolamine salt、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 2,2’,2''-nitrilotris[ethanol] (1:1))、2,4−Dコリン塩(2,4-D choline salt、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with 2-hydroxy-N,N,N-trimethylethanamine (1:1))、2,4−D BAPMA塩(2,4-D N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt、2-(2,4-dichlorophenoxy)acetic acid compound with N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine (1:1))、2,4−DB(4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoic acid)、2,4−DBジメチルアンモニウム(2,4-DB-dimethylammonium、4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoic acid compound with N-methylmethanamine (1:1))、2,4−DBイソオクチル(2,4-DB-isooctyl、isooctyl 4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoate)、2,4−DBブチル(2,4-DB-butyl、butyl 4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoate)、2,4−DBナトリウム塩(2,4-DB-sodium、sodium 4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoate)、2,4−DBカリウム塩(2,4-DB-potassium、potassium 4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoate)、2,4−DBコリン塩(2,4-DB choline salt、4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoic acid compound with 2-hydroxy-N,N,N-trimethylethanamine (1:1))、2,4−DB BAPMA塩(2,4-DB N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt、4-(2,4-dichlorophenoxy)butanoic acid compound with N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine (1:1) )、MCPA(2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid)、MCPAジメチルアンモニウム(MCPA-dimethylammonium、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with N-methylmethanamine (1:1))、MCPA 2−エチルヘキシル(MCPA-2-ethylhexyl、2-ethylhexyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAイソオクチル(MCPA-isoctyl、isooctyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAブトチル(MCPA-butotyl、2-butoxyethyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAブチル(MCPA-butyl、butyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAジオールアミン塩( MCPA diolamine salt、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with 2,2’-iminobis[ethanol] (1:1))、MCPAエチル(MCPA-ethyl、ethyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAイソブチル(MCPA-isobutyl、2-methylpropyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAイソプロピル(MCPA-isopropyl、1-methylethyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAメチル(MCPA-methyl、methyl 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAオールアミン塩(MCPA olamine salt、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with 2-aminoethanol (1:1))、MCPAナトリウム塩(MCPA-sodium、sodium 2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetate)、MCPAトロールアミン塩(MCPA trolamine salt、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with 2,2’,2''-nitrilotris[ethanol] (1:1))、MCPAコリン塩(MCPA choline salt、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with 2-hydroxy-N,N,N-trimethylethanamine (1:1))、MCPA BAPMA塩(MCPA N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt、2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid compound with N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine (1:1))、MCPB(4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butanoic acid)、MCPBエチル(MCPB-ethyl、ethyl 4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butanoate)、MCPBメチル(MCPB-methyl、methyl 4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butanoate)、MCPBナトリウム塩(MCPB-sodium、sodium 4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butanoate)、MCPBコリン塩(MCPB choline salt、sodium 4-(4-chloro-2-methylphenoxy) butanoic acid compound with 2-hydroxy-N,N,N-trimethylethanamine (1:1))、
MCPB BAPMA塩(MCPB N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt、sodium 4-(4-chloro-2-methylphenoxy) butanoic acid compound N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine (1:1))、メコプロップ(mecoprop)、メコプロップジメチルアンモニウム( mecoprop-dimethylammonium)、メコプロップジオールアミン塩(mecoprop diolamine salt)、メコプロップエタジル(mecoprop-ethadyl)、メコプロップ2−エチルヘキシル( mecoprop-2-ethylhexyl)、メコプロップイソクチル(mecoprop-isoctyl)、メコプロップメチル( mecoprop-methyl)、メコプロップカリウム塩( mecoprop-potassium)、メコプロップナトリウム塩( mecoprop-sodium)、メコプロップトロールアミン塩(mecoprop trolamine salt)、メコプロップコリン塩( mecoprop choline salt)、メコプロップP(mecoprop-P)、メコプロップPジメチルアンモニウム(mecoprop-P-dimethylammonium)、メコプロップP 2−エチルヘキシル(mecoprop-P-2-ethylhexyl)、メコプロップPイソブチル(mecoprop-P-isobutyl)、メコプロップPカリウム塩( mecoprop-P-potassium)、メコプロップPコリン塩( mecoprop-P choline salt)、メコプロップBAPMA塩(mecoprop-N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt)、ジクロプロップ(dichlorprop)、ジクロプロップブトチル(dichlorprop-butotyl)、ジクロプロップジメチルアンモニウム(dichlorprop-dimethylammonium)、ジクロプロップエチルアンモニウム(dichlorprop-ethylammonium)、ジクロプロップ2−エチルヘキシル(dichlorprop-2-ethylhexyl)、ジクロプロップイソクチル(dichlorprop-isoctyl)、ジクロプロップメチル(dichlorprop-methyl)、ジクロプロップカリウム塩(dichlorprop-potassium)、ジクロプロップナトリウム塩( dichlorprop-sodium)、ジクロプロップコリン塩(dichlorprop choline salt)ジクロプロップBAPMA塩(dichlorprop N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt)、ジクロプロップP(dichlorprop-P)、ジクロプロップPジメチルアンモニウム( dichlorprop-P-dimethylammonium)、ジクロプロップP 2−エチルヘキシル(dichlorprop-P-2-ethylhexyl)、ジクロプロップPコリン塩(dichlorprop-P choline salt)、ジクロプロップP BAPMA塩( dichlorprop-P N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt)、クロランベン(chloramben)、ジカンバ(dicamba)、ジカンバジクロールアミン塩(dicamba diglycolamine salt)、ジカンバジメチルアンモニウム(dicamba-dimethylammonium)、ジカンバジオールアミン塩(dicamba diolamine salt)、ジカンバイソプロピルアンモニウム(dicamba-isopropylammonium)、ジカンバメチル(dicamba-methyl)、ジカンバオールアミン塩(dicamba olamine salt)、ジカンバカリウム塩( dicamba-potassium)、ジカンバナトリウム塩(dicamba-sodium)、ジカンバトロールアミン塩( dicamba trolamine salt)、ジカンバコリン塩(dicamba choline salt)、ジカンバBAPMA塩(dicamba N, N-bis-(3-aminopropyl)methylamine salt)、2,3,6−TBA(2,3,6-trichlorobenzoic acid)、2,3,6−TBAジメチルアンモニウム(2,3,6-TBA-dimethylammonium、2,3,6-trichlorobenzoic acid compound with N-methylmethanamine (1:1))、2,3,6−TBAリチウム(2,3,6-TBA-lithium、lithium 2,3,6-trichlorobenzoate)、2,3,6−TBAカリウム塩(2,3,6-TBA-potassium、potassium 2,3,6-trichlorobenzoate)、2,3,6−TBAナトリウム塩(2,3,6-TBA-sodium、sodium 2,3,6-trichlorobenzoate)、トリクロピル(triclopyr)、トリクロピルブトチル(triclopyr-butotyl)、トリクロピルエチル(triclopyr-ethyl)、トリクロピルトリエチルアンモニウム(triclopyr-triethylammonium)、チアゾピル(thiazopyr)、フルオキシピル( fluroxypyr)、 フルオキシピルメプチル(fluroxypyr-meptyl)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミノピラリドカリウム塩(aminopyralid-potassium)、アミノピラリド トリス(2ヒドロキシプロピル)アンモニウム(aminopyralid-tris(2-hydroxypropyl)ammonium))、アミノピラリドコリン塩(aminopyralid choline salt)、クロピラリド(clopyralid)、クロピラリドメチル(clopyralid-methyl)、クロピラリドオールアミン塩(clopyralid olamine salt)、 クロピラリドカリウム塩(clopyralid-potassium)、クロピラリド トリス(2ヒドロキシプロピル)アンモニウム(clopyralid-tris(2-hydroxypropyl)ammonium)、クロピラリドコリン塩( clopyralid choline salt)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、ベナゾリンエチル(benazolin-ethyl)、ナプタラム(naptalam)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、ジフルフェンゾピル−ナトリウム塩(diflufenzopyr-sodium)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、DSMA(disodium As-methylarsonate)、MSMA(sodium hydrogen As-methylarsonate)、ブロモブチド(bromobutide)、フルレノール(flurenol)、シンメチリン(cinmethylin)、クミルロン(cumyluron)、ダゾメット(dazomet)、ダイムロン(daimuron)、メチルダイムロン(methyl-daymuron)、エトベンザニド(etobenzanid)、ホサミン(fosamine)、インダノファン(indanofan)、メタム(metam)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オレイン酸(oleic acid)、ペラルゴン酸(pelargonic acid)、ピリブチカルブ(pyributicarb);メチオゾリン(methiozolin)、フェニソファム(phenisopham)、スエップ(swep)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノシクロピラクロールメチル(aminocyclopyrachlor-methyl)、アミノシクロピラクロールカリウム(aminocyclopyrachlor-potassium)、ジフェノクスロン(difenoxuron)、トリジファン(tridiphane)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、ACN、ハラウキシフェン(halauxifen)、ハラウシキフェンメチル(halauxifen-methyl)、フロルピラウキシフェンベンジル(florpyrauxifen-benzyl)、フロルピラウキシフェン(florpyrauxifen)、タクストミンA(thaxtomin A)等。
植物成長調整剤:1−メチルシクロプロペン(1-methylcyclopropene)、2,3,5−トリヨード安息香酸(2,3,5-triiodobenzoic acid)、IAA((1H-indol-3-yl)acetic acid)、IBA(4-(1H-indol-3-yl)butyric acid)、MCPA(2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid)、MCPB(4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butyric acid)、4-CPA(4-chlorophenoxyacetic acid)、5−アミノレブリン酸塩酸塩(5-aminolevulinic acid hydrochloride)、6−ベンジルアミノプリン(6-benzylaminopurine)、アブシシン酸(abscisic acid)、AVG(aminoethoxyvinylglycine)、アンシミドール(ancymidol)、ブトルアリン(butralin)、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、塩化カルシウム(calcium chloride)、ギ酸カルシウム(calcium formate)、過酸化カルシウム(calcium peroxide)、石灰硫黄(calcium polysulfide)、硫酸カルシウム(calcium sulfate)、クロルメコートクロリド(chlormequat-chloride)、クロロプロファム(chlorpropham)、塩化コリン(choline chloride)、クロプロップ(cloprop)、シアナミド(cyanamide)、シクラニリド(cyclanilide)、ダミノジッド(daminozide)、デカン−1−オール(decan-1-ol)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジケグラック(dikegulac)、ジメチピン(dimethipin)、ジクワット(diquat)、エテホン(ethephon)、エチクロゼート(ethychlozate)、フルメトラリン(flumetralin)、フルルプリミドール(flurprimidol)、ホルクロルフェヌロン(forchlorfenuron)、ジベレリンA(Gibberellin A)、ジベレリンA3(Gibberellin A3)、ヒメキサゾール(hymexazol) 、イナベンフィド(inabenfide)、イソプロチオラン(isoprothiolane) 、カイネチン(Kinetin)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メフルイジド(mefluidide)、メピコートクロリド(mepiquat-chloride)、酸化型グルタチオン(oxidized glutathione) 、パクロブトラゾール(pacrobutrazol)、ペンディメタリン(pendimethalin)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexandione-calcium)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen-ethyl)、シントフェン(sintofen)、1−ナフタレン酢酸ナトリウム(sodium 1-naphthaleneacetate)、シアン酸ナトリウム(sodium cyanate)、ストレプトマイシン(streptmycin)、チジアズロン(thidiazuron)、トリアペンテノール(triapenthenol)、トリブフォス(Tribufos)、トリネキサパックエチル(trinexapac-ethyl)、ウニコナゾールP(uniconazole-P)、2−(ナフタレン−1−イル)アセトアミド(2-(naphthalene-1-yl)acetamide)、[4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ]酪酸、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル、3−[(6−クロロ−4−フェニルキナゾリン−2−イル)アミノ]−1−プロパノール等。
薬害軽減剤:ベノキサコール(benoxacor)、クロキントセット(cloquintocet)、クロキントセットメキシル(cloquintocet-mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonone)、ジエトレート(dietholate)ジスルホトン(disulfoton)、ダイムロン(dymron)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen-ethyl)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルエチル(mefenpyr-ethyl)、メフェンピルジエチル(mefenpyr-diethyl)、メフェナネート(mephenate)、メトカミフェン(metcamifen)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、1,8−ナフタル酸無水物(1,8-naphthalic anhydride)、1,8−オクタメチレンジアミン(1,8-Octamethylene octamethylene Diaminediamine)、CSB(1-Bromobromo-4-[(chloromethyl)sulfonyl]benzene)、AD-67(4-(dichloroacetyl)-1-oxa-4-azaspiro [4.5] decane)、ヘキシム(Hexim)、、DKA-24(2,2-dichloro-N-[2-oxo-2-(2-propenylamino)ethyl]-N-(2-propenyl)acetamide N1, N2-diallyl-N2-dichloro-acetyl glycine amide)、MG191(2-(dichloromethyl)-2-methyl-1,3-dioxolane)、MG-838 (2-propenyl 1-oxa-4-azaspiro[4.5]decane-4-carbodithioate)、PPG-1292({2,2- dichloro -N- (1,3- dioxan-2-ylmethyl) -N-(2-propenyl)acetamide})R-29148 (3-dichloroacetyl-2,2,5-trimethyl-1,3-oxazolidine)、R-28725(3-dichloroacetyl-2,2-dimethyloxazolidine)、TI-35(1-dichloro azepan)、CL-304415 (4-carboxy-3,4-dihydro-2H-1-benzopyran-4-acetic acid)等。
除草活性化合物は、特にフルミオキサジン、スルフェントラゾン、サフルフェナシル、オキシフルオルフェン、ホメサフェン、ホメサフェンナトリウム、グルホシネートアンモニウム塩、クロリムロンエチル、クロランスラムメチル、ピロキサスルホン、イマゼタピルアンモニウム塩、メトリブジン、2、4−D、2、4−Dブトチルエステル、2、4−Dジメチルアンモニウム塩、2、4−Dジオールアミン塩、2、4−Dエチルヘキシルエステル、2、4−Dイソクチルエステル、2、4−Dイソプロピルアンモニウム塩、2、4−Dナトリウム塩、2、4−Dトリイソプロパノールアミン塩、2、4−Dコリン塩、ジカンバ、ジカンバジグリコールアミン塩、ジカンバジメチルアンモニウム塩、ジカンバイソプロピルアンモニウム塩、ジカンバカリウム塩、ジカンバナトリウム塩、ジカンバコリン塩、メソトリオン、テンボトリオン、イソキサフルトール、Ethyl [(3-{2-chloro-4-fluoro-5-[3-methyl-4-(trifluoromethyl)-2,6-dioxo-1,2,3,6-tetrahydropyrimidin-1-yl]phenoxy}pyridin-2-yl)oxy]acetate (353292-31-6)及びアメトリンが好ましい。
防除できる雑草としては以下のものが挙げられる。
イラクサ科雑草(Urticaceae):ヒメイラクサ(Urtica urens)
タデ科雑草(Polygonaceae):ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Polygonum lapathifolium)、アメリカサナエタデ(Polygonum pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicaria)、イヌタデ(Polygonum longisetum)、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)、ハイミチヤナギ(Polygonum arenastrum)、イタドリ(Polygonum cuspidatum)、ギシギシ(Rumex japonicus)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、スイバ(Rumex acetosa)
スベリヒユ科雑草(Portulacaceae):スベリヒユ(Portulaca oleracea)
ナデシコ科雑草(Caryophyllaceae):ハコベ(Stellaria media)、ウシハコベ(Stellaria aquatica)、ミミナグサ(Cerastium holosteoides)、オランダミミナグサ(Cerastium glomeratum)、オオツメクサ(Spergula arvensis)、マンテマ(Silene gallica)
ザクロソウ科雑草(Molluginaceae):クルマバザクロウソウ(Mollugo verticillata)
アカザ科雑草(Chenopodiaceae):シロザ(Chenopodium album)、ケアリタソウ(Chenopodium ambrosioides)、ホウキギ(Kochia scoparia)、ノハラヒジキ(Salsola kali)、アトリプレックス属(Atriplex spp.)
ヒユ科雑草(Amaranthaceae):アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガイヌビユ(Amaranthus viridis)、イヌビユ(Amaranthus lividus)、ハリビユ(Amaranthus spinosus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ホソバイヌビユ(Amaranthus rudis)、ホソアオゲイトウ(Amaranthus patulus)、ヒユモドキウォーターヘンプ(Amaranthus tuberculatuos)、アメリカビユ(Amaranthus blitoides)、ハイビユ(Amaranthus deflexus)、アマランサス クイテンシス(Amaranthus quitensis)、ナガエツルノゲイトウ(Alternanthera philoxeroides)、ツルゲイトウ(Alternanthera sessilis)、サングイナリア(Alternanthera tenella)
ケシ科雑草(Papaveraceae):ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)、アザミゲシ(Argemone mexicana)
アブラナ科雑草(Brassicaceae):セイヨウノダイコン(Raphanus raphanistrum)、ラディッシュ(Raphanus sativus)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)、セイヨウカラシナ(Brassica juncea)、セイヨウアブラナ(Brassica napuscampestris)、ヒメクジラグサ(Descurainia pinnata)、スカシタゴボウ(Rorippa islandica)、キレハイヌガラシ(Rorippa sylvestris)、グンバイナズナ(Thlaspi arvense)、ミヤガラシ(Myagrum rugosum)、マメグンバイナズナ(Lepidium virginicum)、カラクサナズナ(Coronopus didymus)
フウチョウソウ科雑草(Capparaceae):クレオメ アフィニス(Cleome affinis)
マメ科雑草(Fabaceae):クサネム(Aeschynomene indica)、ジグザグジョイントベッチ(Aeschynomene rudis)、アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、ハブソウ(Cassia occidentalis)、ジュズハギ(Desmodium tortuosum)、ノハラハギ(Desmodium adscendens)、イリノイヌスビトハギ(Desmodium illinoense)、シロツメクサ(Trifolium repens)、クズ(Pueraria lobata)、カラスノエンドウ(Vicia angustifolia)、タヌキコマツナギ(Indigofera hirsuta)、インディゴフェラ トルキシレンシス(Indigofera truxillensis)、野生ササゲ(Vigna sinensis)
カタバミ科雑草(Oxalidaceae):カタバミ(Oxalis corniculata)、オッタチカタバミ(Oxalis strica)、オキザリス オキシプテラ(Oxalis oxyptera)
フウロソウ科雑草(Geraniaceae):アメリカフウロ(Geranium carolinense)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)
トウダイグサ科雑草(Euphorbiaceae):トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ(Euphorbia maculata)、コニシキソウ(Euphorbia humistrata)、ハギクソウ(Euphorbia esula)、ショウジョウソウ(Euphorbia heterophylla)、ヒソップリーフサンドマット(Euphorbia brasiliensis)、エノキグサ(Acalypha australis)、トロピッククロトン(Croton glandulosus)、ロブドクロトン(Croton lobatus)、ブラジルコミカンソウ(Phyllanthus corcovadensis)、トウゴマ(Ricinus communis)
アオイ科雑草(Malvaceae):イチビ(Abutilon theophrasti)、キンゴジカ(Sida rhombiforia)、マルバキンゴジカ(Sida cordifolia)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、シダ グラジオビ(Sida glaziovii)、シダ サンタレムネンシス(Sida santaremnensis)、ギンセンカ(Hibiscus trionum)、ニシキアオイ(Anoda cristata)、エノキアオイ(Malvastrum coromandelianum)
アカバナ科雑草(Onagraceae):チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、キダチグンバイ(Ludwigia octovalvis)、ヒレタゴボウ(Ludwigia decurre)メマツヨイグサ(Oenothera biennis)、コマツヨイグサ(Oenothera laciniata)
アオギリ科雑草(Sterculiaceae):コバンバノキ(Waltheria indica)
スミレ科雑草(Violaceae):マキバスミレ(Viola arvensis)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)
ウリ科雑草(Cucurbitaceae):アレチウリ(Sicyos angulatus)、ワイルドキューカンバー(Echinocystis lobata)、野生ニガウリ(Momordica charantia)
ミソハギ科雑草(Lythraceae):ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)、ナンゴクヒメミソハギ(Ammannia auriculata)、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)、エゾミソハギ(Lythrum salicaria)、キカシグサ(Rotala indica)
ミゾハコベ科雑草(Elatinaceae):ミゾハコベ(Elatine triandra)、カリフォルニアウォーターウォート(Elatine californica)
セリ科雑草(Apiaceae):セリ(Oenanthe javanica)、ノラニンジン(Daucus carota)、ドクニンジン(Conium maculatum)
ウコギ科雑草(Araliaceae):チドメグサ(Hydrocotyle sibthorpioides)、ブラジルチドメグサ(Hydrocotyle ranunculoides)
マツモ科雑草(Ceratophyllaceae):マツモ(Ceratophyllum demersum)
ハゴロモモ科雑草(Cabombaceae):ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)
アリノトウグサ科雑草(Haloragaceae):オオフサモ(Myriophyllum aquaticum)、フサモ(Myriophyllum verticillatum)、ウォーターミルフォイル類(Myriophyllum spicatum、Myriophyllum heterophyllum等)
ムクロジ科雑草(Sapindaceae):フウセンカズラ(Cardiospermum halicacabum)
サクラソウ科雑草(Primulaceae):アカバナルリハコベ(Anagallis arvensis)
ガガイモ科雑草(Asclepiadaceae):オオトウワタ(Asclepias syriaca)、ハニーヴァインミルクウィード(Ampelamus albidus)
アカネ科雑草(Rubiaceae):キャッチウィードベッドストロー(Galium aparine)、ヤエムグラ(Galium spurium var. echinospermon)、ヒロハフタバムグラ(Spermacoce latifolia)、ブラジルハシカグサモドキ(Richardia brasiliensis)、ウィングドファルスボタンウィード(Borreria alata)
ヒルガオ科雑草(Convolvulaceae):アサガオ(Ipomoea nil)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var. integriuscula)、マメアサガオ(Ipomoea lacunosa)、ホシアサガオ(Ipomoea triloba)、ノアサガオ(Ipomoea acuminata)、ツタノハルコウ(Ipomoea hederifolia)、マルバルコウ(Ipomoea coccinea)、ルコウソウ(Ipomoea quamoclit)、イポモエア グランディフォリア(Ipomoea grandifolia)、イポモエア アリストロチアフォリア(Ipomoea aristolochiafolia)、モミジバヒルガオ(Ipomoea cairica)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)、コヒルガオ(Calystegia hederacea)、ヒルガオ(Calystegia japonica)、ツタノハヒルガオ(Merremia hedeacea)、ヘアリーウッドローズ(Merremia aegyptia)、ロードサイドウッドローズ(Merremia cissoides)、オキナアサガオ(Jacquemontia tamnifolia)
ムラサキ科雑草(Boraginaceae):ワスレナグサ(Myosotis arvensis)
シソ科雑草(Lamiaceae):ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、タマザキメハジキ(Leonotis nepetaefolia)、ニオイニガクサ(Hyptis suaveolens)、ヒプティス ロファンタ(Hyptis lophanta)、メハジキ(Leonurus sibiricus)、ヤブチョロギ(Stachys arvensis)
ナス科雑草(Solanaceae):ヨウシュウチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、イヌホオズキ(Solanum nigrum)、テリミノイヌホオズキ(Solanum americanum)、アメリカイヌホオズキ(Solanum ptycanthum)、ケイヌホオズキ(Solanum sarrachoides)、トマトダマシ(Solanum rostratum)、キンギンナスビ(Solanum aculeatissimum)、ワイルドトマト(Solanum sisymbriifolium)、ワルナスビ(Solanum carolinense)、センナリホオズキ(Physalis angulata)、スムーズグランドチェリー(Physalis subglabrata)、オオセンナリ(Nicandra physaloides)
ゴマノハグサ科雑草(Scrophulariaceae):フラサバソウ(Veronica hederaefolia)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)、タチイヌノフグリ(Veronica arvensis)、アゼナ(Lindernia procumbens)、アメリカアゼナ(Lindernia dubia)、アゼトウガラシ(Lindernia angustifolia)、ウキアゼナ(Bacopa rotundifolia)、アブノメ(Dopatrium junceum)、オオアブノメ(Gratiola japonica)、
オオバコ科雑草(Plantaginaceae):オオバコ(Plantago asiatica)、ヘラオオバコ(Plantago lanceolata)、セイヨウオオバコ(Plantago major)、ミズハコベ(Callitriche palustris)
キク科雑草(Asteraceae):オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、オオオナモミ(Xanthium occidentale)、イガオナモミ(Xanthium italicum)、野生ヒマワリ(Helianthus annuus)、カミツレ(Matricaria chamomilla)、イヌカミツレ(Matricaria perforata)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ヨモギ(Artemisia princeps)、オウシュウヨモギ(Artemisia vulgaris)、チャイニーズマグウォート(Artemisia verlotorum)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、コゴメギク(Galinsoga parviflora)、ノボロギク(Senecio vulgaris)、セネシオ ブラジリエンシス(Senecio brasiliensis)、セネシオ グリセバチ(Senecio grisebachii)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、オオアレチノギク(Conyza smatrensis)、ヒメムカシヨモギ(Conyza canadensis)、ブタクサ(Ambrosia artemisiaefolia)、クワモドキ(Ambrosia trifida)、タウコギ(Bidens tripartita)、コセンダングサ(Bidens pilosa)、アメリカセンダングサ(Bidens frondosa)、ビーデンス スバルテルナンス(Bidens subalternans)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense)、アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)、マリアアザミ(Silybum marianum)、マスクチッスル(Carduus nutans)、トゲチシャ(Lactuca serriola)、ノゲシ(Sonchus oleraceus)、オニノゲシ(Sonchus asper)、ビーチクリーピングオックスアイ(Wedelia glauca)、パーフォリエートブラックフット(Melampodium perfoliatum)、ウスベニニガナ(Emilia sonchifolia)、シオザキソウ(Tagetes minuta)、パラクレス(Blainvillea latifolia)、コトブキギク(Tridax procumbens)、イェルバ ポロサ(Porophyllum ruderale)、パラグアイ スターバー(Acanthospermum australe)、ブリストリー スターバー(Acanthospermum hispidum)、フウセンガズラ(Cardiospermum halicacabum)、カッコウアザミ(Ageratum conyzoides)、コモンボーンセット(Eupatorium perfoliatum)、アメリカタカサブロウ(Eclipta alba)、ダンドボロギク(Erechtites hieracifolia)、アメリカンエバーラスティング(Gamochaeta spicata)、ウラジロチチコグサ(Gnaphalium spicatum)、ジャゲリア ヒトラ(Jaegeria hirta)、ゴマギク(Parthenium hysterophorus)、メナモミ(Siegesbeckia orientalis)、メリケントキンソウ(Soliva sessilis)、タカサブロウ(Eclipta prostrata)、アメリカタカサブロウ(Eclipta alba)、トキンソウ(Centipeda minima)、
オモダカ科雑草(Alismataceae):ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、オモダカ(Sagittaria trifolia)、セイヨウオモダカ(Sagittaria sagittifolia)、タイリンオモダカ(Sagittaria montevidensis)、アギナシ(Sagittaria aginashi)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、サジオモダカ(Alisma plantago-aquatica)
キバナオモダカ科(Limnocharitaceae):キバナオモダカ(Limnocharis flava)
トチカガミ科雑草(Hydrocharitaceae):フロッグビット(Limnobium spongia)、クロモ(Hydrilla verticillata)、コモンウォーターニンフ(Najas guadalupensis)
サトイモ科雑草(Araceae):ボタンウキクサ(Pistia stratiotes)
ウキクサ科雑草(Lemnaceae):アオウキクサ(Lemna aoukikusa)、ウキクサ(Spirodela polyrhiza)、ミジンコウキクサ属(Wolffia spp)
ヒルムシロ科雑草(Potamogetonaceae):ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、ポンドウィード類(Potamogeton crispus、Potamogeton illinoensis、Stuckenia pectinata等)
ユリ科雑草(Liliaceae):ワイルドオニオン(Allium canadense)、ワイルドガーリック(Allium vineale)、ノビル(Allium macrostemon)
ミズアオイ科雑草:ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)、ミズアオイ(Monochoria korsakowii)、コナギ(Monochoria vaginalis)
ツユクサ科雑草(Commelinaceae):ツユクサ(Commelina communis)、マルバツユクサ(Commelina bengharensis)、エレクトデイフラワー(Commelina erecta)、イボクサ(Murdannia keisak)
イネ科雑草(Poaceae):イヌビエ(Echinochloa crus-galli)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus-galli var formosensis)、レイトウォーターグラス(Echinochloa oryzoides)、コヒメビエ(Echinochloa colona)、ガルフコックスパー(Echinochloa crus-pavonis)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、キンエノコロ(Setaria glauca)、アメリカエノコログサ(Setaria geniculata)、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、ラージクラブグラス(Digitaria sanguinalis)、ジャマイカンクラブグラス(Digitaria horizontalis)、ススキメヒシバ(Digitaria insularis)、オヒシバ(Eleusine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、オオスズメノカタビラ(Poa trivialis)、ナガハグサ(Poa pratensis)、スズメノテッポウ(Alospecurus aequalis)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、カラスムギ(Avena fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シャターケーン(Sorghum vulgare)、シバムギ(Agropyron repens)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ホソムギ(Lolium perenne)、ボウムギ(Lolium rigidum)、イヌムギ(Bromus catharticus)、アレチノチャヒキ(Bromus sterilis)、スズメノチャヒキ(Bromus japonicus)、カラスノチャヒキ(Bromus secalinus)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、ホソノゲムギ(Hordeum jubatum)、ヤギムギ(Aegilops cylindrica)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ヒメカナリークサヨシ(Phalaris minor)、シルキーベントグラス(Apera spica-venti)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、ギネアキビ(Panicum maximum)、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)、ルジグラス(Brachiaria ruziziensis)、アレクサンダーグラス(Brachiaria plantaginea)、スリナムグラス(Brachiaria decumbens)、パリセードグラス(Brachiaria brizantha)、コロンニビアグラス(Brachiaria humidicola)、シンクリノイガ(Cenchrus echinatus)、ヒメクリノイガ(Cenchrus pauciflorus)、ナルコビエ(Eriochloa villosa)、ペニセタム(Pennisetum setosum)、アフリカヒゲシバ(Chloris gayana)、オヒゲシバ(Chlorisvirgata)、オオニワホコリ(Eragrostis pilosa)、ルビーガヤ(Rhynchelitrum repens)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)、タイワンアイアシ(Ischaemum rugosum)、チゴザサ(Isachne globosa)、野生イネ(Oryza sativa)、アメリカスズメノヒエ(Paspalum notatum)、コースタルサンドパスパルム(Paspalum maritimum)、キシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)、キクユグラス(Pennisetum clandestinum)、ホソバチカラシバ(Pennisetum setosum)、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis)、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、オニアゼガヤ(Leptochloa fascicularis)、イトアゼガヤ(Leptochloa filiformis)、アマゾンスプラングルトップ(Leptochloa panicoides)、アシカキ(Leersia japonica)、サヤヌカグサ(Leersia sayanuka)、エゾノサヤヌカグサ(Leersia oryzoides)、ウキガヤ(Glyceria leptorrhiza)、ムツオレグサ(Glyceria acutiflora)、ドジョウツナギ(Glyceria maxima)、コヌカグサ(Agrostis gigantea)、ハイコヌカグサ(Agrostis stolonifera)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、カモガヤ(Dactylis glomerata)、ムカデシバ(Eremochloa ophiuroides)、オニウシノケグサ(Festuca arundinacea)、オオウシノケグサ(Festuca rubra)、チガヤ(Imperata cylindrica)、ススキ(Miscanthus sinensis)、スイッチグラス(Panicum virgatum)、ノシバ(Zoysia japonica)
カヤツリグサ科雑草(Cyperaceae):カヤツリグサ(Cyperus microiria)、コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、クグガヤツリ(Cyperus compressus)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ヒナガヤツリ(Cyperus flaccidus)、アゼガヤツリ(Cyperus globosus)、アオガヤツリ(Cyperus nipponics)、キンガヤツリ(Cyperus odoratus)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ(Cyperus esculentus)、ヒメクグ(Kyllinga gracillima)、アイダクグ(Kyllinga brevifolia)、ヒデリコ(Fimbristylis miliacea)、テンツキ(Fimbristylis dichotoma)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、ホタルイ(Schoenoplectiellaus hotarui)、イヌホタルイ(Schoenoplectiellaus juncoides)、タイワンヤマイ(Schoenoplectiellaus wallichii)、ヒメカンガレイ(Schoenoplectiellaus mucronatus)、カンガレイ(Schoenoplectiellaus triangulatus)、シズイ(Schoenoplectiellaus nipponicus)、サンカクイ(Schoenoplectiellaus triqueter)、コウキヤガラ(Bolboschoenus koshevnikovii)、ウキヤガラ(Bolboschoenus fluviatilis)
トクサ科雑草(Equisetaceae):スギナ(Equisetum arvense)、イヌスギナ(Equisetum palustre)
サンショウモ科雑草(Salviniaceae):サンショウモ(Salvinia natans)
アカウキクサ科雑草(Azollaceae):オオアカウキクサ(Azolla japonica)、アカウキクサ(Azolla imbricata)
デンジソウ科(Marsileaceae):デンジソウ(Marsilea quadrifolia)
その他:糸状藻類(Pithophora、Cladophora)、蘚類、苔類、ツノゴケ類、シアノバクテリア、シダ類、永年性作物(仁果類、石果類、液果類、堅果類、カンキツ類、ホップ、ブドウ等)の吸枝(suckher)。
本化合物又は本発明組成物の施用により、植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分)に応じて、植物の苗立ち率の向上、生育の向上、高温又は低温に対する耐性又は許容度の向上、渇水、過湿又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、成熟の促進、収穫量の増加、種子又は果実の数、大きさ又は重量の増大、植物の高さの増大、植物体重の増加、葉の緑色の向上、健全葉数の増加、葉面積の増加、より早い開花、着花数又は着果数の増大、結実率の増大、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、グルテン強度の向上、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能な場合もある。
本明細書における群Aとは、以下の(A1)乃至(A17)に列記する活性成分からなる群である。
(A1)DMI殺菌剤(脱メチル化阻害剤)
アザコナゾール(azaconazole)、ビテルタノール(bitertanol)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾールM(diniconazole−M)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、キンコナゾール(quinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルトリアホール(flutriafol)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イプコナゾール(ipconazole)、メトコナゾール(metconazole)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ヌアリモール(nuarimol)、オキスポコナゾール(oxpoconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、シメコナゾール(simeconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、テトラコナゾール(tetraconazole)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、α−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール、(αS)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール、(αR)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール、2−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、2−{[(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、2−{[(2S,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、2−{[(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、2−{[(2S,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト、1−{[(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト、1−{[(2S,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト、1−{[(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト、1−{[(2S,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル チオシアナト、5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、メチル=3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1R,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、メチル=(1S,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート、2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1R,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1S,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、2−[2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペント−3−イン−2−オール、2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール、1−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−シクロプロピル−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノール、2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(R)−2−[2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペント−3−イン−2−オール、(R)−2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール、(R)−1−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−シクロプロピル−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノール、(R)−2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール。
(A2)アミン系殺菌剤
アルジモルフ(aldimorph)、ドデモルフ(dodemorph)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、ピペラリン(piperalin)、スピロキサミン(spiroxamine)、トリデモルフ(tridemorph)。
(A3)MBC殺菌剤(ベンゾイミダゾール系殺菌剤)
ベノミル(benomyl)、カルベンダジム(carbendazim)、フベリダゾール(fuberidazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオファネート(thiophanate)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)。
(A4)ジカルボキシイミド系殺菌剤
クロゾリネート(chlozolinate)、イプロジオン(iprodione)、プロシミドン(procymidone)、ビンクロゾリン(vinclozolin)。
(A5)AP殺菌剤(アニリノピリミジン系殺菌剤)
シプロジニル(cyprodinil)、メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメタニル(pyrimethanil)。
(A6)PP殺菌剤(フェニルピロール系殺菌剤)
フェンピクロニル(fenpiclonil)、フルジオキソニル(fludioxonil)。
(A7)QoI殺菌剤(Qo阻害剤)
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、ファモキサドン(famoxadone)、フェンアミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、マンデストロビン(mandestrobin)、メトミノストロビン(metominostrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)。
(A8)PA殺菌剤(フェニルアミド系殺菌剤)
ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM又はキララキシル(benalaxyl-M or kiralaxyl)、フララキシル(furalaxyl)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシルM又はメフェノキサム(metalaxyl-M or mefenoxam)、オキサジキシル(oxadixyl)、オフラセ(ofurace)。
(A9)CAA殺菌剤(カルボン酸アミド系殺菌剤)
ジメトモルフ(dimethomorph)、フルモルフ(flumorph)、ピリモルフ(pyrimorph)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブイソプロピル(benthivalicarb-isopropyl)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、バリフェナレート(valifenalate)。
(A10)SDHI殺菌剤(コハク酸脱水素酵素阻害剤)
ベノダニル(benodanil)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ビキサフェン(bixafen)、ボスカリド(boscalid)、カルボキシン(carboxin)、フェンフラム(fenfuram)、フルオピラム(fluopyram)、フルトラニル(flutolanil)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フラメトピル(furametpyr)、イソフェタミド(isofetamid)、イソピラザム(isopyrazam)、メプロニル(mepronil)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、セダキサン(sedaxane)、チフルザミド(thifluzamide)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、3−ジフルオロメチル−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1R)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド、3−ジフルオロメチル−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1S)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド(inpyrfluxam、http://www.alanwood.net/pesticides/inpyrfluxam.html参照)、3−ジフルオロメチル−N−(7−フルオロ−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド、3−ジフルオロメチル−N−[(3R)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル]−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド。
(A11)ジチオカーバメート系殺菌剤
フェルバム(ferbam)、マンコゼブ又はマンゼブ(mancozeb or manzeb)、マンネブ(maneb)、メチラム(metiram)、プロピネブ(propineb)、チウラム(thiram)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)。
(A12)MBI−R剤(還元酵素阻害型メラニン生合成阻害剤)
フサライド(phthalide or fthalide)、ピロキロン(pyroquilone)、トリシクラゾール(tricyclazole)。
(A13)MBI−D剤(シタロン脱水酵素阻害型メラニン合成阻阻害剤)
カルプロパミド(carpropamide)、ジクロシメット(diclocymet)、フェノキサニル(fenoxanil)。
(A14)QiI殺菌剤(Qi阻害剤)
シアゾファミド(cyazofamid)、アミスルブロム(amisulbrom)、ビナパクリル(binapacryl)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、ジノカップ(dinocap)、フルアジナム(fluazinam)。
(A15)AH殺菌剤(芳香族炭化水素系殺菌剤)
ビフェニル(biphenyl)、クロロネブ(chloroneb)、ジクロラン(dicloran)、キントゼン(quintozene)、テクナゼン(tecnazene)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)。
(A16)フタルイミド系殺菌剤
キャプタン(captan)、キャプタホール(captafol)、ホルペット(folpet)。
(A17)その他の殺菌剤
アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アミスルブロム(amisulbrom)、アニラジン(anilazine)、ビフェニル(biphenyl)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、ブピリメート(bupirimate)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、キノメチオナート(chinomethionat or quinomethionate)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジノカップ(dinocap)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)、エクロメゾール又はエトリジアゾール(echlomezol or etridiazole)、エジフェンホス(edifenphos)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモール(ethirimol)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、酢酸トリフェニル錫(fentin acetate)、塩化トリフェニル錫(fentin chloride)、水酸化トリフェニル錫(fentin hydroxide)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、ホルペット(folpet)、フルオロホルペット(fluorofolpet)、ホセチル(fosetyl)、グアザチン(guazatine)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン三酢酸塩(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソチアニル(isotianil)、カスガマイシン(kasugamycin)、ラミナリン(laminarin)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メトラフェノン(metrafenone)、オクチリノン(octhilinone)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ペンシクロン(pencycuron)、ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、亜リン酸(phosphorous acid)、亜リン酸のナトリウム塩(sodium phosphite)、亜リン酸のアンモニウム塩(ammonium phosphite)、亜リン酸のカリウム塩(potassium phosphite)、ポリオキシン(polyoxins)、プロベナゾール(probenazole)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロキナジド(proquinazid)、プロチオカルブ(prothiocarb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリオフェノン(pyriofenone)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テブフロキン(tebufloquin)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、チアジニル(tiadinil)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トルプロカルブ(tolprocarb)、トリアゾキシド(triazoxide)、バリダマイシンA(validamycin A)、ゾキサミド(zoxamide)、プロパミジン(propamidine)、チモール(Thymol)、ニンニク抽出成分(extract of Allium sativum)、キラヤ科植物抽出成分(Quillaja extract)、ベラトリン(Veratrine)、キンレンカ抽出成分(extract of Tropaeolum majus)、オークの葉及び樹皮(leaves and bark of Quercus)、マスタードパウダー(Yellow mustard powder)、スギナ抽出成分(extract of Equisetum arvense)、キチン(Chitin)、キヌアのサポニン(Saponins of Chenopodium quinoa)、塩基性塩化銅、水酸化第二銅、塩基性硫酸銅、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩[II](Dodecylbenzenesulphonic acid bisethylenediamine copper [II] salt、DBEDC)、有機銅、硫黄(sulfur)、3−クロロ−5−フェニル−6−メチル−4−(2,6−ジフルオロフェニル)ピリダジン、3−シアノ−5−フェニル−6−メチル−4−(2,6−ジフルオロフェニル)ピリダジン、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、ジピメティトロン(dipymetitrone)、N’−[4−({3−[(4−クロロフェニル)メチル]−1,2,4−チアジアゾール−5−イル}オキシ)−2,5−ジメチルフェニル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド、3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、2−{3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}−3−クロロフェニル=メタンスルホナ−ト、4−(2−ブロモー4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロー6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルー1Hーピラゾールー5−アミン、3−(3,4−ジクロロイソチアゾールー5−イルメトキシ)−ベンゾイソチアゾール 1,1−ジオキシド、2,2−ジメチル−9−フルオロ−5−(キノリン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン、2−[6−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−メチルピリジン−2−イル]キナゾリン、5−フルオロ−2−[(4−メチルフェニル)メトキシ]− 4−ピリミジンアミン、5−フルオロー4−イミノー3−メチルー1−トシルー3,4−ジヒドロピリミジンー2(1H)−オン、N’−(2,5−ジメチル−4−フェノキシフェニル)−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド、N’−{4−[(4,5−ジクロロチアゾール−2−イル)オキシ]−2,5−ジメチルフェニル}−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルアクリル酸エチル、N−[(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル]−N−エチル−6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−アミン、1−[2−({[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシ}メチル)−3−メチルフェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール、1−[2−({[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシ}メチル)−3−クロロフェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール、(4−フェノキシフェニル)メチル 2−アミノ−6−メチルピリジン−3−カルボキシレート、コレトクロリンB。
本発明組成物をイネに用いる場合、群Aの中でも、特に好ましい活性成分は、イソチアニル、プロベナゾール、チアジニル、ジクロベンチアゾクス、トリシクラゾール、ピロキロン、トルプロカルブ、オリサストロビン、ジクロシメット、カルプロパミド、フラメトピル、チフルザミド、ペンフルフェン、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、エタボキサム、ベノミル、オキソリニック酸、チウラム、プロクロラズ、トリフルミゾール、シメコナゾール、ペフラゾエート、イプコナゾール、フルジオキソニル、カスガマイシン、メタラキシル、メタラキシルM、ヒメキサゾール、水酸化第二銅及び塩基性塩化銅であるが、この限りではない。
本明細書における群Bとは、以下の(B1)乃至(B15)に列記する活性成分からなる群である。
(B1)有機リン系化合物
アセフェート(acephate)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、カズサホス(cadusafos)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クマホス(coumaphos)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、ファンフル(famphur)、フェミナホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion:MEP)、フェンチオン(fenthion:MPP)、ヘプテノホス(heptenophos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロピル−O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート又はイソカルボホス(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate or isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オメトエート(omethoate)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル又はメチルパラチオン(parathion-methyl or methyl parathion)、フェントエート(phenthoate:PAP)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロペタムホス(propetamphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルホテップ(sulfotep)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon:DEP)、バミドチオン(vamidothion)。
(B2)カーバメート系化合物
アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl:NAC)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb:BPMC)、ホルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)。
(B3)合成ピレスロイド系化合物
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、シータシペルメトリン(theta-cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empenthrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデスリン(kadethrin)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ベンフルトリン(benfluthrin)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、シグマ−シペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、フラメトリン(furamethrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)、ジメフルトリン(dimefluthrin)、イプシロン−メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル(EZ)−(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−プロプ−1−エニルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、イプシロン−モンフルオロトリン(epsilon-momfluorothrin)。
(B4)ネライストキシン系化合物
ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ−2ナトリウム塩又はビスルタップ(thiosultap-disodium or bisultap)、チオスルタップ−1ナトリウム塩又はモノスルタップ(thiosultap-monosodium or monosultap)。
(B5)ネオニコチノイド系化合物
アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)。
(B6)ベンゾイル尿素系化合物
ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)。
(B7)フェニルピラゾール系化合物
エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、フルフィプロール(flufiprole)。
(B8)ヒドラジン系化合物
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)。
(B9)有機塩素系化合物
クロルデン(chlordane)、エンドスルファン(endosulfan)、アルファエンドスルファン(alpha-endosulfan)。
(B10)ジアミド系化合物
クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニルプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cycloniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、下記式
Figure 2018024669
で示される化合物(SYP−9080)。
(B11)天然系殺虫剤
マシン油(machine oil)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、ロテノン(rotenone)、ニームオイル(Neem tree (Azadirachta indica) oil)、スリナムニガキ木材抽出成分(wood extract of Quassia amara)、リアノジン(Ryanodine)、ヤドリギ抽出成分(extract of Viscum album)、タンジー抽出成分(extract of Tanacetum vulgare)、ニガヨモギ抽出成分(extract of Artemisia absinthium)、セイヨウイラクサ抽出成分(extract of Urtica dioica)、ヒレハリソウ抽出成分(extract of Symphytum officinale)、アメリカアリタソウ種子油(oil of the seeds of Chenopodium anthelminticum)、セイヨウオシダ乾燥葉(dried leaves of Dryopteris filix-mas)、Celastrus angulatus樹皮(bark of Celastrus angulatus)、アリタソウ抽出成分(natural extracts or simulated blend of Chenopodium ambrosioides)、Cassia nigricans抽出成分(extract of Cassia nigricans)。
(B12)殺線虫活性化合物
ダゾメット(dazomet)、フルエンスルホン(fluensulfone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、イミシアホス(imicyafos)、メタム(metam)、吐酒石(potassium antimonyl tartrate trihydrate)、チオキサザフェン(tioxazafen)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)。
(B13)その他殺ダニ活性化合物
アセキノシル(acequinocyl)、アミトラズ(amitraz)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、キノメチオナート(chinomethionat)、クロフェンテジン(clofentezine)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シヘキサチン(cyhexatin or tricyclohexyltin hydroxide)、ジコホル(dicofol)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアズロン(fluazuron)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、プロパルギット(propargite:BPPS)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テトラジホン(tetradifon)、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物(WO2011/105506に記載の化合物)。
(B14)その他の殺虫剤
アバメクチン(abamectin)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、レピメクチン(lepimectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、アフィドピロペン(afidopyropen)、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、リン化カルシウム(calcium phosphide)、りん化水素(phosphine)、リン化亜鉛(zinc phosphide)、アザジラクチン(azadirachtin)、ブプロフェジン(buprofezin)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルピクリン(chloropicrin)、シロマジン(cyromazine)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、DNOC、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フロメトキン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ヒドロプレン(hydroprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、キノプレン(kinoprene)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、臭化メチル(methyl bromide)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、弗化アルミニウムナトリウム(sodium aluminium fluoride or chiolite)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルフルラミド(sulfluramid)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、フルララネル(fluralaner)、ジクロロメソチアズ(dicloromezotiaz)、ブロフラニリド(broflanilide)、フルキサメタミド(fluxametamide)、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物(flupyrimin、http://www.alanwood.net/pesticides/flupyrimin.html参照)、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物及びその立体異性体、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物およびその立体異性体、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物(tyclopyrazoflor、http://www.alanwood.net/pesticides/tyclopyrazoflor.html参照)、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物及びその立体異性体、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、下記式
Figure 2018024669
で表される化合物、
2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール、2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾール、N−[2−ブロモ−6−ジフルオロメトキシ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−3−{メチル[(ピリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}−2−メトキシベンズアミド、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン、3−エンド−[2−プロポキシ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−9−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン、5−(1,3−ジオキサン−2−イル)−4−[4−(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジン、テルぺノイドブレンドQRD460(Terpenoid blend QRD 460)、ホップ・ベータ酸・カリウム塩(hop beta acid of potassium salt)アルギニン酸プロピレングリコール(Propylene glycol alginate)、クリトリア・テルナテア(clitoria tematea)抽出物。
(B15)共力剤
ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、セサメックス(sesamex)、スルホキシド(sulfoxide)、N−(2−エチルへキシル)−8,9,10−トリノルボルン−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(N-(2-ethylhexyl)-8,9,10-trinorborn-5-ene-2,3-dicarboximide) 、 N,N−ジブチル−4−クロロベンゼンスルホンアミド(N,N-dibutyl-4-chlorobenzenesulfonamide) 、TBPT (S,S,S-tributyl phosphorotrithioate)、TPP (triphenyl phosphate)、イプロベンホス(iprobenfos) 、PSCP (phenylsaligenin cyclic phosphate) 、 ジエチルマレエート(diethylmaleate)、DMC (1,1-bis(4-chlorophenyl)ethanol)、FDMC (1,1-bis(4-chlorophenyl)-2,2,2-trifluoroethanol)、ETP (1,1,1-trichloro-2,3-expoxypropane)、ETN (1,2-epoxy-1,2,3,4-tetrahydronaphthalene)、ブカルポレート(bucarpolate)、ジエトレート(dietholate)、ピペロニルシクロネン(piperonyl cyclonene)、ピプロタル(piprotal)、プロピルイソム(propyl isome)、セサモリン(sesamolin)、トリブホス(tribufos)、ベルブチン(Verbutin)、サフロキサン(safroxan)、1−ドデシル-1H−イミダゾール(1-dodecyl-1H-imidazole)。
本発明組成物をイネに用いる場合、群Bの中でも、特に好ましい活性成分は、クロチアニジン、ニテンピラム、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアクロプリド、チアメトキサム、フルピラジフロン、トリフルメゾピリム、シクロキサプリド、2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルフィニル)ベンズオキサゾール、2−(3−エタンスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンズオキサゾール、(E)−N−{1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピリジン−2(1H)−イリデン}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、スピノサド、スピネトラム、フィプロニル、エチプロール、ピメトロジン、クロラントラニリプロール、シアントラニルプロール、シクラニリプロール、テトラニリプロール、シハロジアミド、3−ブロモ−N−[2,4−ジクロロ−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−1−(3,5−ジクロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、ベンフラカルブ、カルボスルファン、ベンスルタップ、フェニトロチオン及びカルタップ塩酸塩であるが、この限りではない。
本明細書における群Cとは、以下に列記する活性成分からなる群である。
ベノキサコール(benoxacor)、クロキントセット(cloquintocet)、クロキントセットメキシル(cloquintocet-mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonone)、ジエトレート(dietholate)ジスルホトン(disulfoton)、ダイムロン(dymron)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen-ethyl)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルエチル(mefenpyr-ethyl)、メフェンピルジエチル(mefenpyr-diethyl)、メフェナネート(mephenate)、メトカミフェン(metcamifen)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、1,8−ナフタル酸無水物(1,8-naphthalic anhydride)、1,8−オクタメチレンジアミン(1,8-Octamethylene octamethylene Diaminediamine)、CSB(1-Bromobromo-4-[(chloromethyl)sulfonyl]benzene)、AD-67(4-(dichloroacetyl)-1-oxa-4-azaspiro [4.5] decane)、ヘキシム(Hexim)、DKA-24(2,2-dichloro-N-[2-oxo-2-(2-propenylamino)ethyl]-N-(2-propenyl)acetamide N1, N2- diallyl -N2- dichloro-acetyl glycine amide)、MG191(2-(dichloromethyl)-2-methyl-1,3-dioxolane)、MG-838 (2-propenyl 1-oxa-4-azaspiro[4.5]decane-4-carbodithioate)、PPG-1292({2,2- dichloro -N- (1,3- dioxan-2-ylmethyl) -N-(2-propenyl)acetamide})R-29148 (3-dichloroacetyl-2,2,5-trimethyl-1,3-oxazolidine)、R-28725(3-dichloroacetyl-2,2-dimethyloxazolidine)、TI-35(1-dichloro azepan)、CL-304415 (4-carboxy-3,4-dihydro-2H-1-benzopyran-4-acetic acid)。
本明細書における群Dとは、以下に列記する活性成分からなる群である。
インドール酪酸(4-indol-3-ylbutyric acid)、1−メチルシクロプロペン(1-methylcyclopropene)、2,3,5−トリヨード安息香酸(2,3,5-triiodobenzoic acid)、IAA((1H-indol-3-yl)acetic acid)、IBA(4-(1H-indol-3-yl)butyric acid)、MCPA(2-(4-chloro-2-methylphenoxy)acetic acid)、MCPB(4-(4-chloro-2-methylphenoxy)butyric acid)、4-CPA(4-chlorophenoxyacetic acid)、5−アミノレブリン酸塩酸塩(5-aminolevulinic acid hydrochloride)、6−ベンジルアミノプリン(6-benzylaminopurine)、アブシシン酸(abscisic acid)、AVG(aminoethoxyvinylglycine)、アンシミドール(ancymidol)、ブトルアリン(butralin)、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、塩化カルシウム(calcium chloride)、ギ酸カルシウム(calcium formate)、過酸化カルシウム(calcium peroxide)、石灰硫黄(calcium polysulfide)、硫酸カルシウム(calcium sulfate)、クロルメコートクロリド(chlormequat-chloride)、クロロプロファム(chlorpropham)、塩化コリン(choline chloride)、クロプロップ(cloprop)、シアナミド(cyanamide)、シクラニリド(cyclanilide)、ダミノジッド(daminozide)、デカン−1−オール(decan-1-ol)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジケグラック(dikegulac)、ジメチピン(dimethipin)、ジクワット(diquat)、エテホン(ethephon)、エチクロゼート(ethychlozate)、フルメトラリン(flumetralin)、フルルプリミドール(flurprimidol)、ホルクロルフェヌロン(forchlorfenuron)、ジベレリンA(Gibberellin A)、ジベレリンA3(Gibberellin A3)、ヒメキサゾール(hymexazol) 、イナベンフィド(inabenfide)、イソプロチオラン(isoprothiolane) 、カイネチン(Kinetin)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メフルイジド(mefluidide)、メピコートクロリド(mepiquat-chloride)、酸化型グルタチオン(oxidized glutathione) 、パクロブトラゾール(pacrobutrazol)、ペンディメタリン(pendimethalin)、プロヘキサジオンカルシウム(prohexandione-calcium)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen-ethyl)、シントフェン(sintofen)、1−ナフタレン酢酸ナトリウム(sodium 1-naphthaleneacetate)、シアン酸ナトリウム(sodium cyanate)、ストレプトマイシン(streptmycin)、チジアズロン(thidiazuron)、トリアペンテノール(triapenthenol)、トリブフォス(Tribufos)、トリネキサパックエチル(trinexapac-ethyl)、ウニコナゾールP(uniconazole-P)、2−(ナフタレン−1−イル)アセトアミド(2-(naphthalene-1-yl)acetamide)、[4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ]酪酸 、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル 、3−[(6−クロロ−4−フェニルキナゾリン−2−イル)アミノ]−1−プロパノール。
本明細書における群Eとは、以下に列記する活性成分からなる群である。
バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)GB-126株、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)I-1582株、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)YFM3.25株、ヒルステラ・ロッシリエンシス(Hirsutella rhossiliensis)、ヒルステラ・ミネソテンシス(Hirsutella minnesotensis)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatopagus)、パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)Pn1株、パスツーリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)、パスツーリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)、バーティシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)、ハーピンタンパク(Harpin protein)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32株、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52株、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)CR-371株、アイザワイ亜種(subsp. aizawai)、アイザワイ亜種(subsp. aizawai)ABTS-1857 株、アイザワイ亜種(subsp. aizawai)Serotype H-7、アイザワイ亜種(subsp. aizawai)AM65-52株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)ABTS351株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)PB54株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)EG234株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)HD-1株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)BMP 123株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)SA-11株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)SA-12株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)EG7841株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki)EVB113-19株、クリスターキ亜種(subsp. Kurstaki) F810株、テネブリオシス亜種 (subsp. Tenebriosis)NB 176株、イスラエレンシス変種 (var. israelensis、イスラエレンシス変種 (var. israelensis)serotypeH-14、イスラエレンシス変種 (var. israelensis)BMP144株、アエジプチ変種(var.aegypti)、コルメリ変種(var. colmeri)、ダームスタディエンシス変種(var. darmstadiensis)24-91株、デンドロリムス変種(var. dendrolimus)、ガレリア変種(var. galleriae)、ジャポネンシス変種(var. japonensis、buibui A396株(商標名:MBI-206 TGAI等))、モリソニ亜種(subsp. morrisoni)、サンディエゴ変種(var. san diego)、チューリンゲンシス亜種(subsp. Thuringiensis)MPPL002株、チューリンゲンシス亜種(subsp. Thuringiensis)7216変種、チューリンゲンシス亜種(subsp. Thuringiensis)T36変種、バチルス sp.(Bacillus sp.)AQ175株、バチルス sp.(Bacillus sp.)AQ177株、バチルス sp.(Bacillus sp.)AQ178株、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)2362株、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)Serotype H5a5b株、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)ABTS1743株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST713株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST714株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)AQ743株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)AQ153株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)FZB24株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)MBI600株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)D747株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)HAI0404株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)Y1336株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST30002/AQ30002株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST30004/AQ30004株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)DB101株、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)IAB/BS03株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)IN937a株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)FZB42株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)FZB24株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)B3株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)D747株、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)PTA-4838株、バチルス・スブチリスvarアミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. Amyloliquefaciens) FZB24株、バチルス・シンプレクス(Bacillus simplex)CGF2856株、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)GB34株、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808株、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)BUF-33株、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717株、バチルス・アシドカルダリウス(Bacillus acidocaldarius)、バチルス・アシドテレストリス(Bacillus acidoterrestris)、バチルス・アルグリ(Bacillus argri)、バチルス・アルボラクティス(Bacillus Albolactis)、バチルス・アルカリフィルス(Bacillus alcalophilus)、バチルス・アルベイ(Bacillus alvei)、バチルス・アミノグルコシディカス(Bacillus aminoglucosidicus)、バチルス・アミノボランス(Bacillus aminovorans)、バチルス・アミロリティカス(Bacillus amylolyticus)、バチルス・アネウリノリティカス(Bacillus aneurinolyticus)、バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus )、バチルス・アゾトフォーマンス(Bacillus azotoformans)、バチルス・バディウス(Bacillus badius)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)BP01株、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)CNCM 1-1562 株、バチルス・キチノスポラス(Bacillus chitinosporus)AQ746株、バチルス・キチノスポラス(Bacillus chitinosporus)CM-1、バチルス・サーキュランス(Bacillus circulans)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)TQ33株、バチルス・フォスティディオサス(Bacillus fastidiosus)、バチルス・ラクティコラ(Bacillus lacticola)、バチルス・ラクチモルバス(Bacillus lactimorbus)、バチルス・ラクティス(Bacillus lactis)、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)ATCC64株、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)NRS1111株、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)NRS1645株、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)BPM3株、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)NCIMB株、ブレビバシルス ・ラテロスポルス(Brevibacilluslaterosporus)41419株、バチルス・ラウツス (Bacillus lautus)、バチルス・レンチモルブス(Bacillus Lentimorbus)、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)HB-2株、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)SB3086株、バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus)、バリオボラックス・パラドクス(Variovorax paradoxus)CGF4526株、バチルス・メチエンス(Bacillus metiens)、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)AQ726株、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)分離株、、バチルス・スブチルス亜種ナットウ(Bacillus subtillis subsp.natto) 、バチルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans)、バチルス・二グラム(Bacillus nigrum)、ビルギバシルス・ パントテニチカス(Virgibacillus pantothenticus)ATCC14576株、ビルギバシルス・ パントテニチカス(Virgibacillus pantothenticus)DSM491株、バチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae、商標名:Cronox、Deny Stine、Milky spore disease)、バチルス・シクロサッカロリチカス(Bacillus psychrosaccharolyticus)、バチルス・サイアメンシス(Bacillus siamensis、)、バチルス・スミシイ(Bacillus smithii)、バチルス・ユニフラジェレイト(Bacillus uniflagellate)、バシルス・モジャベンシス(Bacillus mojavensis、SR11株等)、バシルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、バシルス・テクイレンシス(Bacillus tequilensis、NII-0943株、バシルス・メドゥサ(Bacillus medusa)、バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、バチルス・スパヘリカス(Bacillus spahericus、ABTS-1743株、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)SS86-3株、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)SS86-5株、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)2904株、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)64株、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)1111株、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)1645株、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)1647株、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)ATCC74040株、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)GHA株、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)ANT-03株、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)Apopka 97株、ペキロマイセス・リラシナス(Paecilomyces lilacinus)251株、、ペキロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1株、ペキロマイセス・バリオッティ(Paecilomyces variotii)Q-09 株、トリコデルマ・アスペレロイドスJM41R株(Trichoderma aperelloides)、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)T39株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)T22株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)DSM 14944株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)DB 104株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)21株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)kd株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)SF株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)ESALQ-1306株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)ESALQ-1303株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)IIHR-Th-2株、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)MO1株、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SKT-1株、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)CNCM 1-1237株、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1株、トリコデルマ・アルブム(Trichoderma album)、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)ICC012株、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)T34株、トリコデルマ・ガムシー(Trichoderma gamsii)ICC080株、 トリコデルマ・コニンギ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・リグノラム(Trichoderma lignorum)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum)EVII 206039株、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)G-41株、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)GL-21株、,トリコデルマ spp.、 トリコデルマ・ストロマチカム(trichoderma stromaticum)、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecani)、バーティシリウム・アルボアトラム(Verticillium alboatrum)WCS850株、 バーティシリウム・ダリエ(Verticillium dahliae)、 アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)K84株、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)K1026株、エルビニア・カロトボーラ(Erwinia carotovora)CGE234M403株、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)G7090株、シュードモナス・フルオレッセンス(pseudomonas fluorescens )CL145A株、シュードモナス・フルオレッセンス(pseudomonas fluorescens)PF-A22 UL、シュードモナス・フルオレッセンス(pseudomonas fluorescens)A506株、シュードモナス・フルオレッセンス(pseudomonas fluorescens)1629RS株、シュードモナス・エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa)WS-1株、シュードモナス・エルギノーサ(Ps
eudomonas aeruginosa)PN1株、シュードモナス・オーレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)TX-1株、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)Wisconsin型M54株、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)Wisconsin型J82株、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)MA342株、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)63-28株、シュードモナス・プロラディクス(Pseudomonas proradix)、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)MA-4株、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)742RS、シュードモナス・リアクタンス(Pseudomonas reactans)、シュードモナス種(Pseudomonas spp.)CAB-02株、シュードモナス ロデシア(Pseudomonas rhodesiae )HAI-0804株、タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)SAY-Y-94-01株、ブラディリゾビウム・ジャポニカム(Bradyrhizobium japonicum)、ブラディリゾビウム・エルカニ(Bradyrhizobium elkani)、ラディリゾビウム・ルピニ(Bradyrhizobium lupini) 、リゾビウム・レグミノサルム bv. トリフォリ(Rhizobium leguminosarum bv. trifolii)、リゾビウム・レグミノサルム bv. ファゼオリ(Rhizobium leguminosarum bv. phaseoli)、リゾビウム・レグミノサルム bv.ビシアエ(Rhizobium leguminosarum bv. Viciae)Z25株、 リゾビウム・フレジイ(Rhizobium fredii)、シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)、リゾビウム spp.(Rhizobium spp.) 、アンペロマイセス・キスカリス(Ampelomyces quisqualis)AQ10株、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)DSM14940株、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)DSM14941株、アシェルソニア・アレイロデス(Aschersonia aleyrodes)、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)PRAA4-1T株、デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)RAY209株、ラクトバチルス・アシドフィルス( Lactobacillus acidophilus)、リゾバクター・アンチバイオチクス(Lysobacter antibioticus)13-1株、リゾバクター・エンザイモゲネス(Lysobacter enzyogenes)C3株、リソバクター・エンジモゲネス(Lysobacter enzymogenes)C3株、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)III3DT-1A株、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)III2E株、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)46C3株、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)2771株、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)AC-1株、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)BS-0105株 、パエニバチルス・ポピリア(Paenibacillus popilliae)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)E325株、ペクトバクテリウム・カロトボラム(Pectobacterium carotovorum、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)AQ719株、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)SRM株、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)R35株、ストレプトマイセス・カンディダス(Streptomyces candidus)Y21007-2株、ストレプトマイセス・コロンビエンシス(Streptomyces colombiensis)、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus )QST6047株ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus )QST6047株の突然変異体株、ストレプトマイセス・ゴシキエンシス(Streptomyces goshikiensis)、ストレプトマイセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis)K61株、ストレプトマイセス・ラベンズレ(Streptomyces lavendulae)、ストレプトマイセス・リジカス(Streptomyces lydicus)WYCD108US株、ストレプトマイセス・リジカス(Streptomyces lydicus)WYEC108株、ストレプトマイセス・プラシナス(Streptomyces prasinus)、ストレプトマイセス・リモサス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・サラセティカス(Streptomyces saraceticus)、ストレプトマイセス・ベネズエラ(Streptomyces venezuelae)、ストレプトマイセス sp.(Streptomyces sp.) NRRL B-30145株、ストレプトマイセス sp.(Streptomyces sp.)WYE 324株、ストレプトマイセス・アシジスカビエス(Streptomyces acidiscabies)RL-110T株、キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)、キサントモナス・カンペストリス pvポアエ(Xanthomonas campestris pv poae) 、ゼノラブダス・ルミネッセンス(Xenorhabdus luminescens)、ゼノラブダス・ネマトフィラ(Xenorhabdus nematophila)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)NRRL21882株、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)AF36株、アルスロボトリス・スペルバ(Arthrobotrys superba)、カンジダ種(Candida spp.)、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)O株、 カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana) 、ケトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)H39株、コニディオボラス・オブスキュラス(Conidiobolus obscurus)、コニオシリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91-08株、コニオシリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CGMCC8325株等)、ジロホスホラ・アロペクリ(Dilophosphora alopecuri)、エントモフトラ・ビルレンタ(Entomophthora virulenta)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)Fo47株、フザリウム・プラリフェラタム(Fusariumproliferatum)、グリオクラディウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum)J1446株、グリオクラディウム・ビレンス (Gliocladium virens)GL-21株,ヒルステラ・トンプソニ(Hirsutella thompsonii)、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum)、レカニシリウム・レカニ(Lecanicillium lecanii)KV01株、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)F52株、アクリダム変種(var. acridum)、メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メチニコビア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola)NRRLY-30752、ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)、ムコール・ヒエマリス(Mucor hiemalis)、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)QST 20799株、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620株、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)SA13株、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus、A3-5株、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)AARC-0255株、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi)SA86101株、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi)GU87401株、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi)SR86151株、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi)CG128株、ノムラエア・リリー(Nomuraea rileyi)VA9101株、オフィオストマ・ピリフェルム(Ophiostoma piliferum、D97株、パンドラ・デルファシス(Pandora delphacis)、ペニシリウム・ビライー(Penicillium bilaii)、ペニシリウム・ビライー(Penicillium bilaii)ATCC22348株、ペニシリウム・ヴァーミキュラタム(Penicillium vermiculatum)、フレビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)、ピキア・アノマラ(Pichia anomala)WRL-076株、ポコニア・クラミドスポリア(Pochonia chlamydosporia)、シュードザイマ・フロキュローサ(Pseudozyma flocculosa)PF-A22UL株、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum)DV74株、スポロトリクス・インセクトルム(Sporothrix insectorum)、ツカムレラ・パウロメタボラ(Tsukamurella paurometabola)、ウロクラジウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)、ズーフトラ・ラディカンズ(Zoophtora radicans)、ノゼマ・ロクスタエ(Nosema locustae)、テロハニア・ソレノプシス(Thelohania solenopsis)、バイリモルファspp.(Vairimorpha spp)Q-09株、アドクソフィエス・オラナ顆粒病ウイルス(Adoxophyes orana granulosis virus)、アグロチス・セゲエツム核多角体病ウイルス(Agrotis segetum nuclear polyhedrosis virus (NPV))、アンチカルシア・ゲマタリス核多角体病ウイルス(Anticarsia gemmatalis mNPV)、オートグラファ・カリフォルニア核多角体病ウイルス(Autographa californica mNPV)FV#11、ビストン・サプレッサリア核多角体病ウイルス(Biston suppressaria NPV)、ボンビックス・モリ核多角体病ウイルス(Bombyx mori NPV)、クリプトフレビア・ロイコトレタ顆粒病ウイルス(Cryptophlebia leucotreta GV)、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルス(Cydia pomonella GV)、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルス (Cydia pomonella GV)V22株、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルス (Cydia pomonella GV)V15株、デンドロリムス・プンクタタス細胞質多面体ウイルス(Dendrolimus punctatus cypovirus)、ヘリコベルパ・アルミゲラ核多角体病ウイルス(Helicoverpa armigera NPV)、、ヘリコベルパ・アルミゲラ核多角体病ウイルス(Helicoverpa armigera NPV)BV-0003、ヘリコベルパ・ゼア核多角体病ウイルス(Helicoverpa zea NPV)、レウコマ・サリシス核多角体病ウイルス(Leucoma salicis NPV)、リュマントリア・ディスパル核多角体病ウイルス(Lymantria dispar NPV)、ネオディプリオン・アビエンティス核多角体病ウイルス(Neodiprion abietis NPV)、ネオディプリオン・レコンテイ核多角体病ウイルス(Neodiprion lecontei NPV)、ネオディプリオン・セルティファー核多角体病ウイルス(Neodiprion sertifer NPV)、オルギア・シュードツガタ核多角体病ウイルス(Orgyia pseudotsugata NPV)、プトリマエア・オペルキュレラ顆粒病ウイルス(Phthorimaea operculella GV)、ピエリス・ラパエ顆粒病ウイルス(Pieris rapae GV)、プルテラ・キシロステラ顆粒病ウイルス(Plutella xylostella GV)、スポドプテラ・アルブラ核多角体病ウイルス(Spodoptera albula mNPV)、スポドプテラ・エグゼンプタ核多角体病ウイルス(Spodoptera exempta mNPV)、スポドプテラ・エクシグア核多角体病ウイルス(Spodoptera exigua mNPV)、スポドプテラ・エクシグア核多角体病ウイルス(Spodoptera exigua mNPV)BV-0004、スポドプテラ・フルギペルタ核多角体病ウイルス(Spodoptera frugiperda mNPV)、スポドプテラ・リットラリス核多角体病ウイルス(Spodoptera littoralis mNPV)、スポドプテラ・リツラ核多角体病ウイルス(Spodoptera litura NPV)、Anagraoha falcifera核多角体病ウイルス(Anagraoha falcifera NPV)、マメストラ・ブラシカエ核多角体病ウイルス(Mamestra brassicae NPV)、オルギイア・プソイドツガタ核多角体病ウイルス(Orgyia pseudotsugata NPV)、プロジア・インテルプンクテラ顆粒病ウイルス(Plodia interpunctella GV)、コナガ顆粒病ウイルス(Plutella xylostella GV) 、アブレビタ・コウカシア(Abbreviata caucasica)、アクアリアspp.(Acuaria spp.)、アガメルミス・デカウデタ(Agamermis decaudata)、アラントネマspp.(Allantonema spp.)、アンフィメルミスspp.(Amphimermis spp.)、ベジンギア・シリディコラ(Beddingia siridicola)、ボビエネマspp.(Bovienema spp.)、カメロニアspp.(Cameronia spp.)、キトウッディエラ・オボフィラメンタ(Chitwoodiella ovofilamenta)、コントルティェンカスspp.(Contortylenchus spp.)、コリシメルミスspp.(Culicimermis spp.)、ディプロトライズspp.(Diplotriaena spp.)、エンピドメルミスspp.(Empidomermis spp.)、フィリプジバイム・レイプサンダ(Filipjevimermis leipsandra)、ガストロメルミスspp.(Gastromermis spp.)、ゴンギロネマspp.(Gongylonema spp.)、ジノポエシリア・シュウドバイパラ(Gynopoecilia pseudovipara)、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)、ヘテロラブディティス・バウジャルディ(Heterorhabditis baujardi)、ヘテロラブディティス・ヘリオティジス(Heterorhabditis heliothidis)、ヘテロラブディティス・インディカ(Heterorhabditis indica)、ヘテロラブディティス・マレレイタス(Heterorhabditis marelatus)、ヘテロラブディティス・メギディス(Heterorhabditis megidis)、ヘテロラブディティス・ゼアランディカ
(Heterorhabditis zealandica)、ヘキサメルミスspp.(Hexamermis spp.)、ハイドロメルミスspp.(Hydromermis spp.)、イソメルミスspp.(Isomermis spp.)、リモメルミスspp.(Limnomermis spp.)、マウパシナ・ウェイシ(Maupasina weissi)、メルミス・ナイグレッセンス(Mermis nigrescens)、メソメルミスspp.(Mesomermis spp.)、ネオメソメルミスspp.(Neomesomermis spp.)、ネオパラサイティレンサス・ラグロッシ(Neoparasitylenchus rugulosi)、オクトマイオメルミスspp.(Octomyomermis spp.)、パララサイタフェレンクスspp.(Parasitaphelenchus spp.)、パラサイトルハブディティスspp.(Parasitorhabditis spp.)、パラサイティレンクスspp.(Parasitylenchus spp.)、ペルティリメルミス・キュリシス(Perutilimermis culicis)、ファスマラブディティス・ヘルマフロディータ(Phasmarhabditis hermaphrodita)、フィサロプテラspp.(Physaloptera spp.)、プロトレラタスspp.(Protrellatus spp.)、プテライゴデルマティタスspp.(Pterygodermatites spp.)、ロマノメルミスspp.(Romanomermis spp.)、ソウレイタム・ケイダラチェンス(Seuratum cadarachense)、スファエルラリオプシスspp.(Sphaerulariopsis spp.)、スピルラ・ガイアネンシス(Spirura guianensis)、スタイナーネマ・カーポカプサエ (Steinernema carpocapsae)、スタイナーネマ・フェルティアエ(Steinernema feltiae)、スタイナーネマ・グラセライ(Steinernema glaseri)、スタイナーネマ・クラッセイ(Steinernema kraussei)、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)、スタイナーネマ・スカプテリス(Steinernema scapterisci)、スタイナーネマ・スカラバエイ(Steinernema scarabaei)、スタイナーネマ・シアムカヤイ(Steinernema siamkayai)、ストレルコバイメルミス・プテルセニ(Strelkovimermis peterseni)、スバルラ spp.(Subulura spp.)、サルプレティレンクス・エロンゲイタス(Sulphuretylenchus elongatus)、テトラメレスspp.(Tetrameres spp.)、アルスロボトリス・ダクチロイデス(Arthrobotrys dactyloides) 、パスツリア・トイネイ(Pesteuria thoynei)、グクチレラ・エリプソスポラ(Dactyllela ellipsospora)、ダクチラリア・サウマシア(Dectylaria thaumasia 、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)QST713株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)FZB24株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)MBI600株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)D747株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)AT332株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)GB03株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)DB101株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)DB102株、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)分離株B246、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)IN937a株、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)、ステイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマ・リオブラエ(Steinernema riobrave)、ステイネルネマ・スカプテリスシ(Steinernema scapterisci)、ステイネルネマ種(Steinernema spp.) ベルチシリウム・レカニ(Vetticillium lecanii) 、グロマス属菌(Glomus spp.)、グロマス・イントララディセス(Glomus intraradices)、グロマス・モッセ(Glomus mosseae)、グロマス・アグリゲイツム(Glomus aggregatum)、グロマス・エツニカツム(Glomus etunicatum) 、アルタナリア・デストルエン(Alternaria destruens)アルタナリア・デストルエン(Alternaria destruens)59株 、アゾピリリウム(Azopirillum)、アゾトバクター(Azotobacter), アゾトバクター・クロッククム(Azotobacter chroocuccum)、アゾトバクター・シスト(Azotobacter cyst、) 、バチルス・パピルアエ(Bacillus papillae)、バクテリア種(bacteria spp )、カビバクターミチガネシスのバクテリオファージ(bacteriophage of Clavibacter michiganesis)、バークフォルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、バークフォルデリア・セパシア・ウィスコンシン型 (Burkholderia cepacia type Wisconsin)M54株、バークフォルデリア・セパシア・ウィスコンシン型 (Burkholderia cepacia type Wisconsin)J82株 、バークフォルデリア・グラディー(Burkholderia gladii)BA-7株 、バークフォルデリア・リノジェンシス(Burkholderia rinojensis )A396株 、ディアン・シスル・ファンガス(Canadian thistle fungus ) 、クロノスタキス・ロゼア(Clonostachys rosea) 、 クリプトコッカス・アルビダス(cryptococcus albidus) 、イソフラボンフォルモノネチン) 、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganyeum)、 メッシュニコビア・ジメリウム(metschnikowia dimerum) 、プルプレオシリウム・リラシウム(Purpureocillium lilacinum)PL11 TGAI株) 、パトエア・アグロメランス(Patoea agglomerans) C9-1株、 ペニシリウム・シトリウム(Penicillium citrinum)VFI-51株) 、ペニシリウム・ビライアエ(Penicillium bilaiae) 、 フィトパソラ・パルミボラ(phytophthora palmivora) 、ピキア・ギリエルモンデ(pichia guilliermondii、Z1株、Z8株等)、 プキニア・セラスペオス(puccinia thlaspeos 、(商標名:Woad Warrior)) 、 リゾビア(商標名:Rhizpobia Dormal、Vault) 、 スクレオチニア・マイナー(sclerotinia minor、商標名:SARRITOR) 、ティファラ・ファコリザ(Typhula phacorrhiza 94671株) 、ラクトバシルスspp.(Lactobacillus sp.、商標名Lactoplant) 、ラクトバシルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum、商標名Lactogurad) 、アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobiuma caulinodans、ZB-SK-5株) 、アゾトバクター・クロコッカム(Azotobacter chroococcum、H23株等)、アゾトバクター・ビネライジン(Azotobacter vinelandii、ATCC12837株等)、グルコナセトバクテル・ジアゾトロフィクス(gluconacetobacter diazotrophicus)、チオバシルス属種(Thiobacillus sp.、商標名:Cropaid) アグロバクテリウム・ビチス(Agrobacterium vitis VAR03-1株) 、パエニバシルス・マセランス(Paenibacillus macerans)、パステウリア・ラモセ(Pasteuria ramose) 、パステウリア・レニホルミス(Pasteuria reniformis) 、リゾビウム・ロチ(Rhizobium loti)、リゾビウム・トリホリイ(Rhizobium trifolii)、リゾビウム・トロピシ(Rhizobium tropici)、タバコ・マイルド・グリーン・トバモウィルスU2株(Tobacco mild tobamovirus U2) 、ペピーノ・モザイク・ウィルスCH2株1906分離株(pepino mosaic virus CH2 isolate 1906) 、バチスル・メチロトロフィカスBAC-9912株(Bacillus methylotrophicus BAC-9912)、サッカロマイセス・セレビシエLASO2株(saccharomyces cerevisiae LASO2)、フェレビオプシス・ギガンタVRA1992株(phlebiopsis giganta VRA1992)、ポコニア・クラミドスポリア分離株PC10株(Pochonia chlamydosporia isolate PC10)。
本発明組成物をイネに用いる場合、群Eの中でも、特に好ましい活性成分は、トリコデルマ・アトロビリデ、タラロマイセス・フラバス、シュードモナス種(CAB-02)、バチルス・シンプレクスであるが、この限りではない。
また、本発明組成物は、更に鳥の忌避剤として使用されるアントラキノン(anthraquinone)等の化合物を含有してもよいし、あるいは本化合物は、それら化合物と混用又は併用してもよい。
上記の群A乃至群Eに包含される各活性成分は、何れも公知であり、化合物であれば、例えば「The Pesticide Manual−17th edition(BCPC刊)ISBN 978−1−901396−88−1」等に記載されている。群A乃至群Eに包含される活性成分の内化合物は、市販の製剤から得るか、「The Pesticide Manual」に引用される特許文献又は非特許文献、或いはその関連する文献に記載された製造方法にて製造することにより得ることができる。群A乃至群Eに包含される活性成分の内抽出成分は、公知の方法にて天然物から抽出することにより得ることができる。また、群A乃至群Eに包含される活性成分の内微生物は、菌寄託機関から入手することができる。
これら、群A乃至群Eより選ばれる1種以上の活性成分の数は、1乃至6つまで(例、1、2、3、4、5、6)が許容され得る。
本発明組成物の態様としては、例えば、以下のものが挙げられる。即ち、
群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分と、本化合物との組合せ; 本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分とを、重量比で、1000:1、100:1、10:1、5:1、1:1、1:5、1:10、1:100、又は1:1000のいずれかで含有する組成物;
本化合物と、群A;殺菌剤とを含有する組成物;
本化合物と、群B;殺虫・殺ダニ・殺線虫剤とを含有する組成物;
本化合物と、群C;薬害軽減剤とを含有する組成物;
本化合物と、群D;植物成長調整剤とを含有する組成物;
本化合物と、群E;微生物資材とを含有する組成物。
本発明組成物の具体的な成分の組合わせ態様例を下記に示す。ここで、下記[表1−1]〜表[1−6]において、成分1の欄に記載している※は本化合物1〜348のいずれか1種を表す。また、各成分の欄に〔〕内に記載されている数字は本発明組成物における各成分の重量部を意味する。また、[表1−1]〜[表1−6]において、α1は、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミドを意味し、α1は、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミドのラセミ体、R体のエナンチオマー、S体のエナンチオマー、及び、R体のエナンチオマーとS体のエナンチオマーを任意の割合で含有する混合物(例えば、R体とS体の比が80:20以上にR体リッチな混合物)を含む。
[表1−1]
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[表1−1の続き]
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[表1−2]
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[表1−3]
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[表1−4]
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[表1−6]
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本発明において、イネ種子は、本化合物並びに被覆材Zで処理されてなるイネ種子、又は本化合物、被覆材Z並びに本活性成分で処理されてなるイネ種子であるが、当該イネ種子の態様としては、例えば、以下のものが挙げられる。即ち、
本化合物、並びに群Zより選ばれる何れか1種の被覆材で処理されてなるイネ種子;

本化合物、群Zより選ばれる何れか1種の被覆材、並びに群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分で処理されてなるイネ種子;

であり、より具体的には、下記[表2]に記載の本化合物、並びに被覆材Zで処理されてなるイネ種子、及び本化合物、被覆材Z、並びに本活性成分で処理されてなるイネ種子が挙げられる。なお、これらイネ種子を[表2]に記載の番号を付して表す。例えば、[表2]の番号1の本化合物と被覆材Zで処理されてなるイネ種子を、本イネ種子1と記すことがある。なお、イネ種子が、[表2]に記載の本化合物、被覆材Z並びに本活性成分で処理されてなるイネ種子である場合、本活性成分としては、イソチアニル、フラメトピル、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、エタボキサム、ベノミル、オキソリニック酸、クロチアニジン、フェニトロチオン及びカルタップ塩酸塩が特に好ましい。
[表2]
Figure 2018024669
[表2]の続き
Figure 2018024669
本発明のイネ種子(以下、本イネ種子と記すことがある)は、イネ種子を本化合物又は本発明組成物(本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分)並びに被覆材Zで処理することにより得ることができるが、処理の順序としては、本化合物又は本発明組成物で処理した後に被覆材Zで処理しても良いし、被覆材Zで処理した後に本化合物又は本発明組成物で処理しても良いし、本化合物又は本発明組成物と被覆材Zを同時に処理しても良い。[表2]の番号1〜12のイネ種子は、[表2]に記載の本化合物で処理した後に[表2]に記載の被覆材Zで処理しても良いし、[表2]に記載の被覆材Zで処理した後に[表2]に記載の本化合物で処理しても良いし、[表2]に記載の本化合物と[表2]に記載の被覆材Zを同時に処理しても良い。
本イネ種子は、被覆材Zと焼石膏を併用したイネ種子であっても良く、被覆材Zと焼石膏を混合して同時に処理しても良いし、被覆材Zと焼石膏を別々に前後して処理しても良い。別々に前後して処理する場合、処理する順序は何れが先であっても良い。
本発明において、本化合物と、群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分との処理量の比(重量比)は、イネの品種、防除対象である病害虫の種類や発生頻度、製剤形態、処理する時期及び方法、イネの栽培土壌の種類、気象条件等によって異なる。
本化合物と群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分との割合は、特に限定されるものではないが、本化合物1000重量部に対して、群A乃至群Eより選ばれる少なくとも1種の活性成分の合計量が、通常1〜10000000重量部、好ましくは10〜1000000重量部、特に好ましくは10〜100000重量部であり、
群Aに含まれる活性成分については他の活性成分の有無に関わらず、(本化合物)/(群Aより選ばれる1種以上の活性成分)=1/1000〜10000/1、
群Bに含まれる活性成分については他の活性成分の有無に関わらず、(本化合物)/(群Bより選ばれる1種以上の活性成分)=1/1000〜1000/1、
群Cに含まれる活性成分については他の活性成分の有無に関わらず(本化合物)/(群Cより選ばれる1種以上の活性成分)=1/1000〜1000/1、
群Dに含まれる活性成分については他の活性成分の有無に関わらず(本化合物)/(群Dより選ばれる1種以上の活性成分)=1/1000〜1000/1、
群Eに含まれる活性成分については他の活性成分の有無に関わらず、(本化合物)/(群Eより選ばれる1種以上の活性成分)=1/1000〜10000/1である。
本イネ種子は、本化合物、被覆材Z並びに群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分で処理することにより得ることもできるが、本イネ種子に本化合物、被覆材Z並びに群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分を処理する順序としては、具体的には、下記[表3]に記載の順序を挙げることができる。
[表3]に記載の処理順序1及び処理順序2は、処理順序1に次いで処理順序2の順に処理することを表し、処理順序1、処理順序2及び処理順序3は、処理順序1に次いで処理順序2、処理順序2に次いで処理順序3の順に処理することを表す。なお、[表3]に記載の群A乃至群Eより選ばれる何れか1種の活性成分としては、イソチアニル、フラメトピル、3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、エタボキサム、ベノミル、オキソリニック酸、クロチアニジン、フェニトロチオン及びカルタップ塩酸塩が特に好ましい。
[表3]
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
[表3]の続き
Figure 2018024669
以下、本発明を、参考製造例、製剤例、適用例及び試験例を含めた実施例にてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。なお、以下の実施例にて、本化合物1〜348とは、後述する化合物1〜348の何れか1種の化合物を意味し、また、本発明組成物1〜348とは、該化合物1〜348の何れか1種の化合物を有効成分として含有する組成物を意味する。
まず、本化合物の製造について、参考製造例を示す。
参考製造例1
2,5−ジクロロピラジン3.0g、水素化ナトリウム(60%、油状)880mg、及びNMP50mLの混合物に、氷冷下でベンジルアルコール2.3gを加えた。この反応混合物を室温まで昇温させ、室温にて5時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式で示される中間体1を3.1g得た。
Figure 2018024669
中間体1
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.12 (1H, d), 8.06 (1H, d), 7.46-7.33 (5H, m), 5.37 (2H, s).
参考製造例2
3.1gの中間体1、2−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン4.1g、820mgのテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、2M炭酸ナトリウム水溶液18mL、及びジメトキシエタン60mLの混合物を、80℃で3時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を室温まで放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式で示される中間体2を3.2g得た。
Figure 2018024669
中間体2
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.69 (1H, dd), 8.40 (1H, d), 8.15 (1H, d), 7.56-7.33 (7H, m), 5.46 (2H, s).
参考製造例3
3.2gの中間体2、エタンチオール680mg、水素化ナトリウム(60%、油状)440mg、及びNMP40mLの混合物を室温で4時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をクロロホルム50mLに溶解し、氷冷下でmCPBA(75%)4.6gを加え、氷冷下で3時間撹拌した。得られた反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式で示される中間体3を2.8g得た。
Figure 2018024669
中間体3
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45 (1H, d), 8.29 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.98 (1H, dd), 7.64 (1H, d), 7.51-7.38 (5H, m), 5.45 (2H, s), 3.55 (2H, q), 1.32 (3H, t).
参考製造例4
2.8gの中間体3、三臭化ホウ素(2Mジクロロメタン溶液)11mL、及びクロロホルム60mLの混合物を氷冷下2時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式で示される中間体c−16を2.0g得た。
Figure 2018024669
中間体c−16
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.24 (1H, s), 8.21 (1H, d), 8.09 (1H, d), 7.88 (1H, d), 7.86 (1H, br s), 3.67 (2H, q), 1.17 (3H, t).
参考製造例5
300mgの中間体c−16、350mgの炭酸セシウム、2,2,2−トリフルオロエチル=トリフルオロメタンスルホナート230mg、及びNMP4mLの混合物を、室温で2.5時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後に、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下記に示される220mgの本化合物1、及び100mgの副生成物1を得た。
参考製造例5に記載の方法に準じて製造した本化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I−1)
Figure 2018024669
で示される化合物において、A1、R1、R3b、及びnが[表4]で示される化合物。
[表4]
Figure 2018024669
本化合物1
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45 (1H, d), 8.38 (1H, d), 8.27 (1H, d), 8.01-7.98 (1H, m), 7.63 (1H, d), 4.83 (2H, q), 3.52 (2H, q), 1.32 (3H, t).
本化合物2
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45 (1H, s), 8.35 (1H, t), 8.28 (1H, t), 7.99 (1H, dd), 7.63 (1H, d), 6.18-5.89 (1H, m), 4.82 (2H, td), 3.52 (2H, q), 1.32 (3H, t).
本化合物3
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45 (1H, d), 8.36 (1H, d), 8.29 (1H, d), 8.00 (1H, dd), 7.63 (1H, d), 5.26-5.04 (1H, m), 4.87-4.76 (2H, m), 3.52 (2H, q), 1.33 (3H, t).
製造例5に記載の方法に準じて製造した副生成物及びその物性値を以下に示す。
式(B−1)
Figure 2018024669
で示される化合物において、A1、R1、R3b、及びnが[表5]で示される化合物。
[表5]
Figure 2018024669
副生成物1
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.43 (1H, s), 8.25 (1H, d), 7.97 (1H, dd), 7.63 (1H, d), 7.42 (1H, s), 4.62 (2H, q), 3.41 (2H, q), 1.30 (3H, t).
副生成物2
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.43 (1H, d), 8.24 (1H, d), 7.96 (1H, dd), 7.63 (1H, d), 7.43 (1H, d), 5.96 (1H, tt), 4.58 (2H, t), 3.42 (2H, q), 1.30 (3H, t).
副生成物3
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.43 (1H, d), 8.25 (1H, d), 7.96 (1H, dd), 7.63 (1H, d), 7.43 (1H, d), 5.17-4.95 (1H, m), 4.71-4.49 (2H, m), 3.41 (2H, q), 1.30 (3H, t).
参考製造例6(1)
10gの5−クロロ−2−ピラジンカルボン酸メチル、ナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液)28mL、及びTHF100mLの混合物を氷冷下で3時間撹拌した。得られた反応混合物に、氷冷下でエチルメチルスルホン18mLを加えた。この反応混合物を80℃に昇温し、24時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を室温まで放冷後、2N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体e−18を11g得た。
Figure 2018024669
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.91 (1H, d), 8.25 (1H, d), 4.87 (2H, s), 4.08 (3H, s), 3.29 (2H, q), 1.47 (3H, t).
参考製造例6(2)
5.0gの中間体e−18、酢酸アンモニウム7.89g、及びメタノール15.0gの混合物を70℃で4時間加熱撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮して得た粗生成物12.9gに酢酸エチル25gを加えて溶解させ、室温下、水15gで3回洗浄した。得られた有機層を減圧下濃縮し、下式に示される中間体18を4.5g得た。
Figure 2018024669
中間体18
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.52 (1H, d), 8.21 (1H, d), 6.69 (2H, br), 5.31 (1H, s), 4.03 (3H, s), 3.11 (2H, q), 1.41 (3H, t)
参考製造例7
DMF19mL、及びクロロホルム600mLの混合物に、氷冷下でオキサリルクロリド21mLを加えた。この反応混合物を、室温まで昇温後、2時間撹拌した。得られた反応混合物に、氷冷下ブチルビニルエーテル64mLを加え、氷冷下3時間撹拌した。得られた反応混合物に、20gの中間体e−18、及びトリエチルアミン68mLを加えた。この反応混合物を6時間撹拌した後に、減圧下濃縮した。得られた残渣に、室温ででエタノール300mL、及び28%アンモニア水溶液30mLを加えた。この反応混合物を60℃で12時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を、減圧下濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体6を11.4g得た。
Figure 2018024669
中間体6
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.74 (1H, dd), 8.66 (1H, dd), 8.49 (1H, d), 8.20 (1H, d), 7.55 (1H, dd), 4.05 (3H, s), 3.85 (2H, q), 1.38 (3H, t).
参考製造例8
4.5gの中間体6、及び12N塩酸20mLの混合物を、100℃で1時間加熱撹拌した。この反応混合物を室温まで放冷後、100mLの氷水を加えた。この溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下記で示される中間体c−2を4.3g得た。
参考製造例8に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(M−3−1)
Figure 2018024669
で示される化合物において、A1、R3b、及びnが[表6]で示される化合物。
[表6]
Figure 2018024669
中間体c−2
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.81 (1H, dd), 8.47 (1H, dd), 8.21(1H, d), 7.97 (1H, d), 7.52 (1H, dd), 3.83 (2H, q), 1.39 (3H, t).
中間体11
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.40 (1H, dd), 8.34 (1H, d), 8.04 (1H, br s), 7.69 (1H, dd), 7.24 (1H, dd), 2.94 (2H, q), 1.34 (3H, t).
参考製造例9
4.3gの中間体c−2、オキシ塩化リン12mL、及びトルエン60mLの混合物を、100℃で2時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を室温まで放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣に、水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮し、下記で示される中間体d−2を4.6g得た。
参考製造例9に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(M−4−1)
Figure 2018024669
で示される化合物において、V、A1、R3b、及びnが[表7]に記載のいずれかで示される化合物。
[表7]
Figure 2018024669
中間体d−2
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.94 (1H, dd), 8.90(1H, dd), 8.59 (1H, d), 8.52 (1H, d), 7.65 (1H, dd), 3.81 (2H, q), 1.39 (3H, t).
中間体12
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.10 (1H, d), 8.68 (1H, d), 8.49 (1H, dd), 7.75 (1H, dd), 7.33 (1H, dd), 2.94 (2H, q), 1.33 (3H, t).
中間体13
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.91(1H, d), 8.87 (1H, s), 8.67 (1H, s), 8.50(1H, d), 7.62(1H, q), 3.78 (2H, q), 1.37 (3H, t)
参考製造例10
300mgの中間体d−2、炭酸セシウム480mg、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール210mg、及びNMP4mLの混合物を、70℃で2時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を、室温まで放冷後に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下記に示される本化合物4を300mg得た。
参考製造例10に記載の方法に準じて製造される化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I−1)
Figure 2018024669
で示される化合物において、A1、R1、R3b、及びnが[表8]で示される化合物。
[表8]
Figure 2018024669
本化合物4
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.90 (1H, dd), 8.66 (1H, d), 8.50 (1H, dd), 8.31 (1H, d), 7.59 (1H, dd), 6.03 (1H, tt), 4.83 (2H, tt), 3.83 (2H, q), 1.38 (3H, t).
本化合物5
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.90 (1H, dd), 8.66 (1H, d), 8.50 (1H, dd), 8.33 (1H, d), 7.59 (1H, dd), 4.91 (2H, td), 3.83 (2H, q), 1.38 (3H, t).
本化合物6
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.91 (1H, dd), 8.67 (1H, d), 8.50 (1H, dd), 8.32 (1H, d), 7.59 (1H, dd), 5.27-5.03 (1H, m), 4.89-4.78 (2H, m), 3.83 (2H, q), 1.39 (3H, t).
本化合物7
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.91-8.88 (1H, m), 8.63 (1H, d), 8.49 (1H, dd), 8.22 (1H, d), 7.56 (1H, dd), 4.59-4.39 (2H, m), 3.85 (2H, q), 2.25-2.12 (1H, m), 1.41-1.29 (5H, m).
本化合物8
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.89 (1H, d), 8.64 (1H, s), 8.49 (1H, d), 8.32 (1H,s), 7.57 (1H, dd), 4.83 (2H, q), 3.82 (2H, q), 1.37 (3H, t),
本化合物9
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.89 (1H, d), 8.63 (1H, s), 8.48 (1H, d), 8.28 (1H, s), 7.56 (1H, dd), 6.16 (1H, tt), 4.62 (2H, td), 3.82 (2H, q), 1.37 (3H, t)
本化合物10
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.89 (1H, d), 8.63(1H, s), 8.48 (1H, d), 8.28 (1H, s), 7.54-7.58 (1H, m), 4.58 (2H, t), 3.83 (2H, q), 1.77 (3H, t), 1.37 (3H, t)
本化合物11
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.90 (1H, dd), 8.64 (1H, d), 8.50 (1H, dd), 8.27 (1H, d), 7.58 (1H, dd), 5.84-5.74 (1H, m), 3.84 (2H, m), 1.56 (3H, d), 1.39 (3H, t).
本化合物12
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.90 (1H, dd), 8.65 (1H, d), 8.51 (1H, dd), 8.26 (1H, d), 7.58 (1H, dd), 5.90 (1H, dq), 3.85 (2H, m), 1.58 (3H, d), 1.39 (3H, t).
本化合物13
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.88 (1H, dd), 8.64 (1H, d), 8.48 (1H, dd), 8.31 (1H, d), 7.57 (1H, dd), 4.93 (2H, t), 3.81 (2H, q), 1.36 (3H, t).
本化合物14
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.89 (1H, dd), 8.61 (1H, d), 8.50 (1H, dd), 8.28 (1H, d), 7.57 (1H, dd), 5.28 (1H, m), 3.92-3.79 (2H, m), 1.39 (3H, t), 1.34-1.28 (1H, m), 0.82-0.62 (4H, m).
本化合物15
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38 (3H, q), 3.82 (2H, q), 4.96 (2H, t), 7.57 (1H, dd), 8.32 (1H, s), 8.49 (1H, d), 8.65 (1H, s), 8.89 (1H, d)
本化合物16
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (3H, m), 1.54 (3H, m), 3.80-3.88 (2H, m), 5.88-6.00 (1H, m), 7.57 (1H, dd), 8.24 (1H, s), 8.50 (1H, d), 8.65 (1H, s), 8.88 (1H, d)
本化合物18
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38 (3H, t), 3.83 (2H, q), 5.11 (2H, s), 7.53-7.63 (1H, m), 8.37 (1H, s), 8.49 (1H, d), 8.65 (1H, s), 8.89 (1H, d)
本化合物19
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38 (3H, t), 3.06-3.18 (2H, m), 3.82 (2H, d), 4.99-5.09 (1H, m), 7.53-7.66 (2H, m), 8.32 (1H, s), 8.49 (1H, d), 8.65 (1H, d), 8.89 (1H, s)
本化合物24
1H-NMR (CDCl3)δ 0.92 (2H, s), 1.18 (2H, s), 1.36 (3H, t), 3.82 (2H, q), 4.51 (2H, s), 7.53-7.56 (1H, m), 8.22 (1H, s), 8.47 (1H, d), 8.60 (1H, s), 8.87 (1H, d)
参考製造例11
2−ブロモ−5−メトキシピラジン4.9g、(3−フルオロピリジン−2−イル)トリブチルスズ14g、0.60gのテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、ヨウ化銅1.0g、塩化リチウム1.7g、及びトルエン60mLの混合物を、加熱還流下で10時間撹拌した。得られた反応混合物を室温まで放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体9を5.2g得た。
Figure 2018024669
中間体9
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.80 (1H, s), 8.61-8.58 (1H, m), 8.41 (1H, d), 7.59-7.53 (1H, m), 7.39-7.33 (1H, m), 4.05 (3H, s).
参考製造例12
5.2gの中間体9、水素化ナトリウム(60%、油状)1.2g、及びDMF85mLの混合物に、氷冷下エタンチオール1.7gを加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体10を4.4g得た。
Figure 2018024669
中間体10
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.75 (1H, d), 8.46 (1H, dd), 8.32 (1H, d), 7.71 (1H, dd), 7.27 (1H, dd), 4.04 (3H, s), 2.92 (2H, q), 1.31 (3H, t).
参考製造例13
2.9gの中間体12、mCPBA(75%)5.6g、及びクロロホルム40mLの混合物を、氷冷下で4時間撹拌した。得られた反応混合物に、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2.8gの中間体d−2を得た。
参考製造例14−1
塩化マグネシウム5.16g、トリエチルアミン9.15g、及びTHF24gの混合物に室温で1−エタンスルホニル−2−プロパノン8.15gを加え、1時間撹拌した。この混合物に、5−クロロ−2−ピラジンカルボン酸クロライド8.0gとTHF8gとの混合物を30分かけて滴下し、室温で3時間撹拌した。この混合物に、13%塩酸25gを加え、さらに17時間撹拌した。得られた混合物をトルエン40gで抽出し、有機層を水で2回(水16g、水8gの順)洗浄した。得られた有機層を減圧下濃縮した。得られた残渣を、トルエン8gで再結晶し、下式に示される中間体e−16を9.16g得た。
Figure 2018024669
中間体e−16
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.08 (1H, d), 8.70 (1H, d), 4.89 (2H, s), 3.29 (2H, q), 1.48 (3H, t)
参考製造例14−2
参考製造例14−1に記載の方法に準じて製造される化合物及びその物性値を以下に示す。
Figure 2018024669
中間体e−24
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.90 (1H, d), 8.40 (1H, d), 4.95 (2H, td), 4.88 (2H, s), 3.29 (2H, q), 1.47 (3H, t).
参考製造例15−1
2.2gの中間体e−16、酢酸アンモニウム3.4g、及びメタノール10gの混合物を、70℃で3時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却後、水15gを加え、酢酸エチル15gで抽出した。得られた有機層を水10gで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮し、下式に示される中間体f−16を1.6g得た。
Figure 2018024669
中間体f−16
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 9.05 (1H, d), 8.89 (1H, d), 7.01 (2H, br), 5.67 (1H, s), 3.09 (2H, q), 1.23 (3H, t)
参考製造例15−1に記載の方法に準じて製造される化合物及びその物性値を以下に示す。
Figure 2018024669
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.52 (1H, d), 8.35 (1H, d), 6.68 (1H, s), 5.34 (1H, s), 4.91 (2H, td), 3.11 (2H, q), 1.41 (3H, t).
参考製造例16(1)
1.0gの中間体f−16、酢酸0.27g、及びメタノール3.0gの混合物に、アクロレイン0.27gを60℃で加え、5時間撹拌した。この混合物にアクロレイン0.045gを加え、さらに3時間撹拌した。この混合物を減圧下濃縮し、下式に示される中間体16を1.3g得た。
Figure 2018024669
中間体16
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.54 (2H, m), 5.12 (1H, s), 4.60 (1H, q), 3.41 (3H, s), 2.95 (2H, m), 2.67(1H, m), 2.53 (1H, m), 2.22 (1H, m), 1.77 (1H, m), 1.24 (3H, t)
参考製造例16(2)
中間体f−16に代えて、中間体18を用い、製造例16(1)に記載の方法に準じて、下式に示される中間体19を得た。
Figure 2018024669
中間体19
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.31 (1H, d), 8.15 (1H, d), 5.21 (1H, br), 4.59 (1H, m), 4.00 (3H, s), 3.37 (3H, s), 2.94 (2H, m), 2.67 (1H, m), 2.52 (1H, m), 2.19 (1H, m), 1.75 (1H, m), 1.22 (3H, t)
参考製造例17
0.10gの中間体16、酢酸ビニル0.16g、酢酸1.0g、及び5%Pd−C0.010gを混合し、窒素置換した後、60℃で3時間加熱撹拌した後、100℃で2時間加熱撹拌した。得られた反応混合物を高速液体クロマトグラフィーで分析し、面積百分率で21%の中間体d−2が含まれていることを確認した。
参考製造例18
5.0gの中間体e−16、トリエチルアミン0.41g、メタノール12.5g、及びトルエン12.5gの混合物にアクロレイン1.35gを室温で加え、1時間撹拌した。この時、下式に示される中間体17が得られていることを1H-NMRで確認した。
Figure 2018024669
中間体17
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.73 (1H, s), 9.08 (1H, d), 8.66 (1H, d), 5.83 (1H, dd), 3.17 (2H, m), 2.60 (2H, m), 2.50 (2H, m), 1.41 (3H, t)
中間体17を単離することなく、得られた反応混合物に酢酸アンモニウム1.86gを加えて、室温で7時間撹拌した。得られた反応混合物に水10gを加え、酢酸エチル25.0gで抽出した。得られた有機層を水10gで洗浄し、減圧下濃縮し、中間体16を6.0g得た。
参考製造例19
50gの中間体19、THF10.0g、及びメタンスルホニルクロライド0.50gの混合物を60℃で3時間撹拌した。得られた反応混合物を高速液体クロマトグラフィーで分析し、面積百分率で29%の中間体6が含まれていることを確認した。
参考製造例20
2.0gの中間体20、2,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパノール0.61mL、炭酸セシウム2.0g、及びDMF20mLの混合物を40℃で3時間撹拌した。反応混合物を1規定塩酸に加え酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、1.9gの本化合物343の粗生成物を得た。
Figure 2018024669
中間体20
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.84 (1H, d), 8.63 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.03 (1H, d), 7.48-7.30 (5H, m), 5.27 (2H, s), 3.84-3.77 (2H, m), 1.32 (3H, t).
Figure 2018024669
本化合物343
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.61 (1H, d), 8.58 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.03 (1H, d), 7.48-7.36 (5H, m), 5.26 (2H, s), 4.89 (2H, td), 3.80 (2H, q), 1.31 (3H, t).
参考製造例21
1.9g本化合物343の粗生成物、及びHBr酢酸4mLの混合物を70℃で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、1.0gの本化合物344を得た。
Figure 2018024669
本化合物344
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.59 (1H, d), 8.53 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.99 (1H, d), 4.90 (2H, dd), 3.85 (2H, q), 1.39 (3H, t).
参考製造例22
0.33gの本化合物344、ヨウ化イソプロピル0.12mL、炭酸セシウム390mg、及びDMF2mLの混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加えMTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、0.26gの本化合物279を得た。
Figure 2018024669
本化合物279
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.57 (1H, d), 8.51 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.89 (2H, t), 4.78-4.72 (1H, m), 3.82 (2H, q), 1.43 (6H, d), 1.38 (3H, t).
参考製造例23
製造例22に記載の方法に準じて製造される化合物及びその物性値を以下に示す。
Figure 2018024669
本化合物274
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.58 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.90 (2H, t), 4.23 (2H, q), 3.82 (2H, q), 1.51 (3H, t), 1.38 (3H, t).
Figure 2018024669
本化合物339
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.57 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.89 (2H, t), 4.11 (2H, t), 3.82 (2H, q), 1.92-1.88 (2H, m), 1.38 (3H, t), 1.10 (3H, t).
Figure 2018024669
本化合物340
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.58 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.94 (1H, d), 6.02 (1H, tt), 4.81 (2H, tt), 4.11 (2H, t), 3.82 (2H, q), 1.90 (2H, td), 1.38 (3H, t), 1.09 (3H, t).
Figure 2018024669
本化合物280
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.58 (1H, d), 8.51 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.93 (1H, d), 6.02 (1H, tt), 4.85-4.70 (3H, m), 3.82 (2H, q), 1.43 (6H, d), 1.38 (3H, t).
参考製造例24
1.4gの本化合物345、N−ブロモスクシンイミド680mg、及び酢酸7mLの混合物を加熱還流下で24時間撹拌した。得られた混合物に、1N水酸化ナトリウム水溶液を加えpH11とした。この混合物に飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、析出した固体を濾過し水で洗浄する事で860mgの本化合物346を得た。
Figure 2018024669
本化合物345
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.52 (1H, d), 8.40 (1H, d), 8.01 (1H, d), 6.63 (1H, d), 4.93 (2H, t), 3.39 (2H, q), 1.31 (3H, t).
Figure 2018024669
本化合物346
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.63 (1H, s), 8.42 (1H, s), 8.38 (1H, s), 4.93 (2H, t), 3.36-3.27 (2H, m), 1.32 (3H, t).
参考製造例25
860mgの本化合物346、4−フルオロフェニルボロン酸270mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)32mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル57mg、リン酸三カリウム1.5g、及びジメトキシエタン4.5mLの混合物を、加熱還流下一〇時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、本化合物347を280mg得た。
Figure 2018024669
本化合物347
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.64 (1H, d), 8.60 (1H, d), 7.95 (1H, s), 7.85 (2H, dd), 7.33-7.28 (2H, m), 5.27 (2H, t), 3.50-3.39 (2H, m), 1.23-1.15 (3H, m).
参考製造例26
280mgの本化合物347、及びオキシ塩化リン5mLの混合物を加熱還流下で72時間撹拌した。得られた反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣に、氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーに付し、本化合物348を130mg得た。
Figure 2018024669
本化合物348
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.75 (1H, d), 8.43 (1H, s), 8.35 (1H, d), 7.57-7.51 (2H, m), 7.26-7.19 (2H, m), 4.93 (2H, t), 3.89 (2H, q), 1.42 (3H, t).
参考製造例27
390mgの中間体e−24、200mgの中間体21、水素化ナトリウム(油状、60%)95mg、及びTHF5mLの混合物を、氷冷下で24時間撹拌した。得られた反応混合物に、氷冷下で酢酸アンモニウム830mg、及びエタノール5mLを加えた。得られた反応混合物を80℃で24時間撹拌した。得られた反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、本化合物194を120mg得た。
Figure 2018024669
本化合物194
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.07 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.63 (1H, d), 8.35 (1H, d), 7.69-7.66 (2H, m), 7.28-7.25 (2H, m), 4.92 (2H, td), 3.89 (2H, q), 1.45-1.40 (3H, m).
式(100)
Figure 2018024669
〔式中、R301、R302、R303、R601、R602、R100、及びA1は、下記の[表9]〜[表34]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表9]
Figure 2018024669
[表10]
Figure 2018024669
[表11]
Figure 2018024669
[表12]
Figure 2018024669
[表13]
Figure 2018024669
[表14]
Figure 2018024669
[表15]
Figure 2018024669
[表16]
Figure 2018024669
[表17]
Figure 2018024669
[表18]
Figure 2018024669
[表19]
Figure 2018024669
[表20]
Figure 2018024669
[表21]
Figure 2018024669
[表22]
Figure 2018024669
[表23]
Figure 2018024669
[表24]
Figure 2018024669
[表25]
Figure 2018024669
[表26]
Figure 2018024669
[表27]
Figure 2018024669
[表28]
Figure 2018024669
[表29]
Figure 2018024669
[表30]
Figure 2018024669
[表31]
Figure 2018024669
[表32]
Figure 2018024669
[表33]
Figure 2018024669
[表34]
Figure 2018024669
式(M−100)
Figure 2018024669
〔式中、R301、R302、R303、R601、R602、R100、A1及びVは、下記の[表35]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表35]
Figure 2018024669
式(M−200)
Figure 2018024669
〔式中、R301、R302、R303、R601、R602、R100、及びA1は、下記の[表36]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表36]
Figure 2018024669
式(M−300)
Figure 2018024669
〔式中、R301、R302、R303、R601、R602、R200、及びA1は、下記の[表37]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表37]
Figure 2018024669
式(M−400)
Figure 2018024669
〔式中、R301、R302、R303、R601、R602、R200、V、及びA1は、下記の[表38]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表38]
Figure 2018024669
式(M−330)
Figure 2018024669
〔式中、R601、R602、R200、及びR400は、下記の[表39]〜[表41]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表39]
Figure 2018024669
[表40]
Figure 2018024669
[表41]
Figure 2018024669
式(M−331)
Figure 2018024669
〔式中、R601、R602、R200、及びR400は、下記の[表42]〜[表44]に記載のいずれかの組み合わせを表す。〕で示される化合物は、前述の方法に準じて製造することができる。
[表42]
Figure 2018024669
[表43]
Figure 2018024669
[表44]
Figure 2018024669
まず、製剤例を示す。
製剤例1
本化合物1〜348又は本発明組成物1〜348(本発明組成物1〜348は本化合物1〜348の何れか1種の化合物を10部含有する)の何れか20部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部並びに水を混合し全量を100部とし、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例2
本化合物1〜348又は本発明組成物1〜348(本発明組成物1〜348は本化合物1〜348の何れか1種の化合物を10部含有する)の何れか20部、ソルビタントリオレエート1.5部、並びにポリビニルアルコール2部を含む水溶液28部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液を加え全量を90部とし、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し、各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例3
本化合物1〜348又は本発明組成物1〜348(本発明組成物1〜348は本化合物1〜348の何れか1種の化合物を10部含有する)の何れか20部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、並びに合成含水酸化珪素残部を加え全量を100部とし、よく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得る。
製剤例4
本化合物1〜348又は本発明組成物1〜348(本発明組成物1〜348は本化合物1〜348の何れか1種の化合物を2部含有する)の何れか3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー残部を加え全量を100部とし、混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例5
本化合物1〜348又は本発明組成物1〜348(本発明組成物1〜348は本化合物1〜348の何れか1種の化合物を0.5部含有する)のいずれか1部、タルク10部及びカオリンクレー残部を加え全量を100部とし、よく粉砕混合することにより粉剤を得る。
次に、本化合物又は本発明組成物の植物種子への適用例を示す。
適用例1
ソルガム乾燥種子100kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
また、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlに、さらにオキサベトリニルを180グラム添加して、同様に塗沫処理することにより各処理種子を得ることもできる。
適用例2
ソルガム乾燥種子100kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
また、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種200mlに、さらにフルキソフェニムを40グラム添加して塗沫処理することにより各処理種子を得ることもできる。
適用例3
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種10mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。トウモロコシは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えトウモロコシでもよい。
適用例4
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種40mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例5
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例6
トウモロコシ乾燥種子10kgに、製剤例3で作製した水和剤の何れか1種50gを粉衣処理することにより、各処理種子を得る。
適用例7
ダイズ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種20mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。ダイズは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えダイズでもよい。
適用例8
ダイズ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例9
ワタ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。ワタは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えワタでもよい。
適用例10
セイヨウアブラナ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。セイヨウアブラナは、グリホサート抵抗性遺伝子あるいはBt結晶毒素蛋白遺伝子などを含む遺伝子組換えセイヨウアブラナでもよい。
適用例11
セイヨウアブラナ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種10mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例12
コムギ乾燥種子10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種50mlを、回転式種子処理機(シードドレッサー、Hans−Ulrich Hege GmbH製)を用いて塗沫処理することにより、各処理種子を得る。
適用例13
ジャガイモ種芋10kgに、製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種6mlを均一に塗沫処理し、各処理種芋を得る。
適用例14
乾燥したイネ種子(乾燥籾)10kgを網袋に入れて、ベンレート(登録商標)水和剤(ベノミル水和剤、住友化学株式会社製)の50倍水希釈液に10分間浸漬した後、水道水に3日間浸漬する。水切りしたイネ種子を、回転パン式イネ種子コーティングマシンに入れて回転させながら、還元鉄粉5kg、焼石膏500g、並びに製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか1種100gの2倍水希釈液を加え、粉衣した後、さらに焼石膏250gを粉衣する。その後、イネ種子をコーティングマシンから取り出してビニールシート上に厚さが1cm以下となるように分散させてから静置して乾燥させることにより、各処理種子を得る。
適用例15
乾燥したイネ種子(乾燥籾)10kgを網袋に入れて、スターナ(登録商標)水和剤(オキソリニック酸水和剤、住友化学株式会社製)の20倍水希釈液に10分間浸漬した後、水道水に3日間浸漬する。水切りしたイネ種子を、回転パン式イネ種子コーティングマシンに入れて回転させながら、カルパー(登録商標)粉粒剤16(過酸化カルシウム粉粒剤、保土谷UPL株式会社)20kg及び製剤例3で作製した水和剤100gを加え、粉衣する。その後、イネ種子をコーティングマシンから取り出してビニールシート上に厚さが1cm以下となるように分散させてから静置して乾燥させることにより、各処理種子を得る。
適用例16
乾燥したイネ種子(乾籾)10kgを網袋に入れて、パダンSG水溶剤(カルタップ塩酸塩水溶剤、住友化学株式会社製)の1500倍水希釈液に24時間浸漬して消毒した後、水道水に3日間浸漬して催芽する。水切りしたイネ種子を回転パン式イネ種子コーティングマシンに入れて回転させながら、適量の象印ノール洗濯糊(ポリビニルアルコール、三和油脂工業株式会社)と三酸化モリブデン(日本無機化学工業株式会社)200g及び製剤例1及び2で作製したフロアブル製剤の何れか100gの2倍水希釈液を加え、イネ種子の表面に処理する。その後、イネ種子をコーティングマシンから取り出してビニールシート上に厚さが1cm以下となるように分散させてから静置して乾燥させることにより、各処理種子を得る。
続いて、試験例を以下に示す。
試験例1
1/10000aワグネルポットに土壌を入れ、湛水し、適用例14〜16の何れかで得られたイネ種子の何れかを10粒播種する。播種30日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼し、放飼6日後に幼虫の生死を観察する。その結果、トビイロウンカに対して防除効果が確認できる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したトビイロウンカに対しても防除効果が確認できる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカに防除効果を得ることができる。
試験例2
代掻きを実施した後数日間落水管理した水田に乗用播種機にて適用例14〜16の何れかで得られたイネ種子を点状又はすじ状に播種する。この際、10アール当たりの播種量は乾籾で4kgである。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、フタオビコヤガ、ニカメイガに対して防除効果が確認できる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、フタオビコヤガ、ニカメイガに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。製剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することもできる。
試験例3
適用例3で得られたトウモロコシ種子を、播種機を用いて5cmの深さに15cm間隔で播種する。ウエスタンコーンルートワームなどのDiabrotica属の害虫及びAgriotes属やMelanotus属に代表されるコメツキムシ科の幼虫(ワイヤーワームと総称される)に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下した上記コメツキムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。また、トウモロコシ種子に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。
試験例4
適用例7で得られたダイズ種子を播種することによって、タネバエの幼虫に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したタネバエの幼虫に対しても防除効果を得ることができる。また、ダイズに処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。線虫防除剤が含まれている場合はサツマイモネコブセンチュウに対して防除効果を得ることができる。
試験例5
適用例10で得られたセイヨウアブラナ種子を播種することによって、ハムシ科の幼虫に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したハムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。また、セイヨウアブラナ種子に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。
試験例6
適用例12で得られたコムギ種子を播種することによって、コメツキムシ科の幼虫に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したコメツキムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。コムギ種子に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。
試験例7
適用例13で得られたジャガイモ種芋を土壌に植え付けることによって、ハムシ科の幼虫に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したハムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。また、ジャガイモ種芋に処理した製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して高い防除効果を得ることができる。線虫防除剤が含まれている場合はジャガイモシストセンチュウに対して防除効果を得ることができる。
試験例8
製剤例4で得られた粒剤の何れかを土壌に混和し、そこへサトウキビの茎断片を植付けることによって、コメツキムシ科の幼虫に対して防除効果を得ることができる。また、群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したコメツキムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。製剤例4で得られた粒剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。
試験例9
製剤例1又は2で得られたフロアブル製剤の水希釈液を、サトウキビの茎断片を植え付ける植え溝に、覆土する前に散布処理することによって、コメツキムシ科の幼虫に対して防除効果を得ることができる。また、群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したコメツキムシ科の幼虫に対しても防除効果を得ることができる。製剤例1又は2で得られたフロアブル製剤に殺菌剤が含まれている場合は、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に対して防除効果を得ることができる。
試験例10
イネの播種から移植直前の育苗期間中、製剤例4で得られた粒剤を、育苗箱(横約60cm、縦約30cm)当たり50g散布し、覆土して育苗する。用いる種籾には播種前にイプコナゾールと水酸化第二銅の混合剤で種子消毒してあるものを用いる。2.5葉期に育ったイネ苗を、田植え機を用いて水田に移植する。移植後は水稲用除草剤や殺虫剤を必要に応じて散布する。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。製剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例11
イネの播種から移植直前の育苗期間中、製剤例1又は2で得られたフロアブル製剤を希釈した溶液を、3.5葉期に育ったイネの苗に、潅水装置を利用して潅注処理する。イネの苗を育苗箱(横約60cm、縦約30cm)で育苗している場合には、製剤例1又は2で得られたフロアブル製剤の100倍水希釈液を箱当たり500ml潅注処理する。潅注処理したイネの苗を、田植え機で水田に移植する。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例12
イネの種子24kgを布袋につめ、袋ごと水に24時間浸漬する。浸漬後のイネ種子を、上記の袋ごとコンクリート地面の上に置き、乾燥しないよう適宜水をかけながら36時間静置する。静置後に布袋から取り出したイネ種子をシート上に拡げてここに、製剤例3で得られた水和剤の水希釈液を散布し、シート上で十分に掻き混ぜる。予め耕起、水入れ、代かき等を行った上で、落水処理を行うことで、湛水深を2cm程度に維持された水田に、前記の薬液を処理したイネ種子を均一に手で直接ばら撒くことで播種する。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イッテンオオメイガに防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イッテンオオメイガに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。
試験例13
本化合物を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物に代えて、トリフルメゾピリム、フルピラジフロン又は殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。イミダクロプリド及びチアメトキサムについては、市販品であるアドマイヤー水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)及びアクタラ顆粒水和剤(シンジェンタジャパン株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたキュウリ(Cucumis sativus)の苗(第2本葉展開期)にワタアブラムシの成虫と幼虫の合計約30頭(成虫と幼虫はほぼ同数)を接種し、接種した虫の逃亡を防ぐため地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。
ワタアブラムシの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2016年に宮崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
接種1日後、この苗に前記試験用薬液のいずれか1種を、苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、ワタアブラムシを接種し、地上部全体にプラスチック製カップを被せ、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
散布6日後(無処理区は接種7日後)、生存虫数を観察し、その観察結果から、式1)によって防除価を求める。その防除価から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
式1);防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
前記群dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるトリフルメゾピリム、フルピラジフロン、殺虫化合物α、イミダクロプリド及びチアメトキサムを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(宮崎)が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例14
本化合物を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物に代えて、フルピラジフロン及び殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
イミダクロプリドについては、市販品であるアドマイヤー水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)を、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にトビイロウンカ3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、トビイロウンカ3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、トビイロウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2016年に長崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、下記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
式2);補正死虫率(%)={1−Tai/Cai}×100
式中の文字は以下の意味を表す。
Cai:無処理区の観察時の生存虫数
Tai:処理区の観察時の生存虫数
前記群dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるフルピラジフロン、殺虫化合物α及びイミダクロプリドを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(鹿児島)が、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例15
本化合物を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。フルベンジアミド、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールについては、市販品であるフェニックス顆粒水和剤(日本農薬株式会社製)、プレバソンフロアブル5(日産化学株式会社製)及びベネビアOD(クミアイ化学工業株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
キャベツ(Brassicae oleracea)(第8〜10本葉展開期)の葉を直径5.2cmの円形に切除し、前記試験用薬液のいずれか1種約100mlに60秒間浸漬する。風乾したキャベツ葉をろ紙を敷いた200ml容量のプラスチック製カップに入れ、その中にコナガ3齢幼虫を10頭ずつ放飼し、供試虫の逃亡を防ぐためプラスチック製の蓋をして実験室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液に浸漬しないこと以外は処理区と同様に、ろ紙を敷いた200ml容量のプラスチック製カップにキャベツ葉を入れ、その中にコナガ3齢幼虫を10頭ずつ放飼し、プラスチック製の蓋をして実験室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、コナガの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2016年に熊本県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼3日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群qのリアノジン受容体モジュレーター剤であるフルベンジアミド、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(熊本)が、リアノジン受容体モジュレーター剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がリアノジン受容体モジュレーター剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例16
本化合物を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。また、本化合物に代えて、フルピラジフロン及び殺虫化合物αを用い、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
イミダクロプリド、エトフェンプロックス、フィプロニル、エチプロール、ブプロフェジンについては、市販品であるアドマイヤー顆粒水和剤(バイエルクロップサイエンス株式会社製)、トレボン乳剤(三井化学アグロ株式会社製)、プリンスフロアブル(BASFジャパン株式会社製)、キラップフロアブル(バイエルクロップサイエンス株式会社製)、アプロードフロアブル(日本農薬株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にヒメトビウンカ3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、ヒメトビウンカ3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、ヒメトビウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2016年に長崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群dのニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター剤であるフルピラジフロン、殺虫化合物α及びイミダクロプリド、前記群bのGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤であるフィプロニル及びエチプロール、前記群cのナトリウムチャネルモジュレーター剤であるエトフェンプロックス並びに前記群lのキチン生合成阻害剤であるブプロフェジンを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(長崎)が、これらの薬剤に対する感受性の低下した感受性低下系統(多種薬剤感受性低下系統)であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であることから、本化合物が前記多種薬剤感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例17
本化合物を、各々製剤例1に記載の方法に準じて製剤とする。これらの製剤をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。フィプロニル及びエチプロールについては、市販品であるプリンスフロアブル(BASFジャパン株式会社製)及びキラップフロアブル(バイエルクロップサイエンス株式会社製)をそれぞれ、有効成分濃度が0.05ppm、0.2ppm、0.8ppm、3.1ppm、12.5ppm、50ppm及び200ppmになるように展着剤(商品名:シンダイン(登録商標)、住友化学(株)製)0.05容量%を含有する水で希釈し、試験用薬液を調製する。
90ml容量のプラスチック製カップ(カップ上面の表面積は約28cm2)に植えたイネ(Oryza sativa)の苗(第2.5葉期)に前記試験用薬液のいずれか1種を苗当たり(苗を植えているカップ当たり)10ml散布し、風乾後地上部全体にプラスチック製カップを被せ、その中にセジロウンカの3齢幼虫を20頭ずつ放飼し、温室内(25℃)に置く。これを処理区と呼ぶ。
一方、試験用薬液を散布しないこと以外は処理区と同様に、プラスチック製カップを被せ、セジロウンカの3齢幼虫を放飼し、温室内(25℃)に置く。これを無処理区と呼ぶ。
なお、セジロウンカの感受性系統としては、住友化学(株)健康農業・関連事業研究所内で累代飼育されている系統を用い、感受性低下系統としては、2016年に長崎県で採集した後無淘汰で累代飼育されている系統を用いる。
放飼7日後、生存虫数を観察し、その観察結果から、前記式2)によって補正死虫率を求める。その補正死虫率から、プロビット法によって半数致死濃度(LC50値)を求め、RS比を算出する。
前記群bのGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤であるフィプロニル及びエチプロールを施用した場合のRS比は10以上に達することから、本試験で用いた感受性低下系統(長崎)が、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する薬剤感受性の低下した感受性低下系統であることが分かる。これに対し、本化合物を施用した場合のRS比は、1以下であり、本化合物がGABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー剤に対する感受性の低下した感受性低下系統に対して優れた効力を有することが分かる。
試験例18
キャベツの定植10日前から定植当日の育苗期間中、製剤例1又は2で得られたフロアブル製剤の100倍水希釈液をセル成型育苗トレイ(横約60cm、縦約30cm)当たり500ml潅注処理し、畑に定植する。コナガ科、ヤガ科及びシロチョウ科に属する有害昆虫に対して防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したコナガ科、ヤガ科及びシロチョウ科に属する有害昆虫に対しても防除効果を得ることができる。特に、群qから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガに対して防除効果を得ることができる。
試験例19
代掻きを実施した後、数日間落水管理した水田に乗用播種機にて、酸化鉄粉で被覆されたイネ種子を数粒播種しながら、製剤例4で得られた粒剤の何れか1kg/10a相当量を、播種位置の直下、深さ1cmの位置へ施用する。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。製剤例4で得られた粒剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に防除効果を得ることができる。
試験例20
代掻きを実施した後、数日間落水管理した水田に乗用播種機にて、カルパー(登録商標)粉粒剤16(過酸化カルシウム粉粒剤、保土谷UPL株式会社)で被覆されたイネ種子を数粒播種しながら、製剤例4で得られた粒剤の何れか1kg/10a相当量を、播種位置の側方3cm、深さ3cmの位置へ施用する。イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに防除効果を得ることができる。群a〜群rから選ばれる1種以上の薬剤に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、ニカメイガ、イネツトムシ、イネヒメハモグリバエに対しても防除効果を得ることができる。特に、群dから選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイに防除効果を得ることができる。また、ウンカ科やヨコバイ科に属する有害昆虫を防除することにより、これらの昆虫が媒介するイネわい化病、ツングロ病、イネグラッシースタント病、イネラギッドスタント病、稲縞葉枯れ病、黒すじ委縮病、イネ南方黒すじ委縮病、黄化萎縮病、イネ黄葉病、トランジトリーイエローイング病、イネ萎縮病からイネを保護することができる。製剤例4で得られた粒剤に殺菌剤が含まれている場合は、いもち病、紋枯れ病など、その殺菌剤が防除効果をもつ病害に防除効果を得ることができる。
本発明により、有害生物(例えば、有害昆虫、有害ダニ類及び有害線虫類等の有害生物、薬剤感受性の低下した有害昆虫、及びイネの病害虫)を防除することができる。また、本発明により、有用なイネの栽培方法、並びにイネの播種方法を提供することができる。
1 イネ種子
2 薬剤
3 土壌表面
(a) 圃場を、薬剤(図では2と示す。以下、省略。)の条に直交する面で垂直に切断した断面図
(b) 薬剤の条が上下になるように真上から見た投影図
d1 土壌表面(図では3と示す。)から薬剤までの距離
d2 薬剤の条に対して直交する方向での薬剤の条からイネ種子(図では1と示す。)までの距離

Claims (2)

  1. 下記式(I):
    Figure 2018024669
    [式中、
    1は、窒素原子又はCR4を表し、
    4は、水素原子、OR27、NR2728、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、
    1は、1以上のハロゲン原子を有するC2−C10鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルコキシ)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルファニル)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルフィニル)C2−C5アルキル基、1以上のハロゲン原子を有する(C1−C5アルキルスルホニル)C2−C5アルキル基、群X6より選ばれる1以上の置換基を有する(C3−C7シクロアルキル)C1−C3アルキル基、又は群X6より選ばれる1以上の置換基を有するC3−C7シクロアルキル基を表し、
    2は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、シクロプロピルメチル基、又はシクロプロピル基を表し、
    qは、0、1、2、又3を表し、
    3は、各々独立して、群X1より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、群X4より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5もしくは6員芳香族複素環基、OR12、NR1112、NR11a12a、NR29NR1112、NR29OR11、NR11C(O)R13、NR29NR11C(O)R13、NR11C(O)OR14、NR29NR11C(O)OR14、NR11C(O)NR1516、NR24NR11C(O)NR1516、N=CHNR1516、N=S(O)x1516、S(O)y15、C(O)OR17、C(O)NR1112、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、qが2又は3である場合、複数のR3は同一でも異なっていてもよく、
    pは、0、1、又は2を表し、
    6は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、OR18、NR1819、シアノ基、ニトロ基、又はハロゲン原子を表し、pが2である場合、複数のR6は同一でも異なっていてもよく、
    11、R17、R18、R19、R24及びR29は、各々独立して、水素原子又は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表し、
    12は、水素原子、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群X5より選ばれる1の置換基を有するC1−C6アルキル基、又はS(O)223を表し、
    23は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、又は群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
    11a及びR12aはそれらが結合する窒素原子と一緒になって、群X4より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい3−7員非芳香族複素環基{該3−7員非芳香族複素環はアジリジン環、アゼチジン環、ピロリジン環、イミダゾリン環、イミダゾリジン環、ピペリジン環、テトラヒドロピリミジン環、ヘキサヒドロピリミジン環、ピペラジン環、アゼパン環、オキサゾリジン環、イソオキサゾリジン環、1,3−オキサジナン環、モルホリン環、1,4−オキサゼパン環、チアゾリジン環、イソチアゾリジン環、1,3−チアジナン環、チオモルホリン環、又は1,4−チアゼパン環を表す。}を表し、
    13は、水素原子、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよい(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、又は群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5もしくは6員芳香族複素環基を表し、
    14は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよい(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル基、又はフェニルC1−C3アルキル基{フェニルC1−C3アルキル基におけるフェニル部分は、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}を表し、
    15及びR16は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表し、
    27及びR28は、各々独立して、水素原子、又は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表し、
    n及びyは、各々独立して、0、1、又は2を表し、そして、
    xは、0又は1を表す。
    群X1:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルフィニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルホニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6シクロアルキル基、シアノ基、ヒドロキシ基、及びハロゲン原子からなる群。
    群X2:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、及びハロゲン原子からなる群。
    群X3:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、ヒドロキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、スルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルファニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルフィニル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、NHR21、NR2122、C(O)R21基、OC(O)R21基、C(O)OR21基、シアノ基、ニトロ基、及びハロゲン原子からなる群。{R21及びR22は、各々独立して、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基を表す}。
    群X4:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルケニルオキシ基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子、オキソ基、ヒドロキシ基、シアノ基、及びニトロ基からなる群。
    群X5:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルコキシ基、アミノ基、NHR21、NR2122、シアノ基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基、群X3より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい5又は6員芳香族複素環基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC3−C7シクロアルキル基、及び群X2より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい3−7員非芳香族複素環基からなる群。
    群X6:ハロゲン原子、及びC1−C6ハロアルキル基からなる群。]
    で示される化合物又はそのNオキシド化合物と、
    群A乃至群E:
    群A;殺菌剤
    群B;殺虫・殺ダニ・殺線虫剤
    群C;薬害軽減剤
    群D;植物成長調整剤
    群E;微生物資材
    より選ばれる1種以上の活性成分、
    および適宜、不活性担体
    とを含有する有害生物防除組成物。
  2. 請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド化合物又は有害生物防除組成物の有効量を、植物又は植物の栽培担体に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
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