JP2018023679A - ミシン、刺繍枠判定方法およびプログラム - Google Patents

ミシン、刺繍枠判定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存の機構や刺繍枠を用いて、正確に刺繍枠の判別を行う。
【解決手段】撮影部が、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影し、刺繍枠移動部が、撮影部が刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から複数の刺繍枠画像が登録されたデータベース内の登録刺繍枠画像のいずれかと一致する刺繍枠の映像を撮影するまで刺繍枠を移動させ、算出部が、刺繍枠移動部による刺繍枠の移動距離に基づいて、刺繍枠の大きさを算出して、刺繍枠判定部が、算出した刺繍枠の大きさに基づいて、刺繍枠を特定する。
【選択図】図11

Description

本発明は、ミシン、刺繍枠判定方法およびプログラムに関する。
通常縫いモードおよび刺繍縫いモードに対応するミシンでは、刺繍縫いモード時に、ミシンに刺繍枠駆動装置を装着して、刺繍縫製を行うものがある。この種のミシンにおいては、刺繍枠駆動装置のキャリッジに、縫製に供する加工布を保持した刺繍枠を装着し、この刺繍枠をX方向とY方向とに移動させながら、予め選択した刺繍模様の縫製データに基づいて、加工布に刺繍模様が縫製できるようになっている。このように、刺繍縫製する際に使用する刺繍枠は、刺繍する刺繍模様の大きさや形状に応じて、複数種類の刺繍枠が予め準備されている。
そこで、作業者が縫製する所望の模様の大きさに最適な刺繍枠をキャリッジに装着する場合に、作業者が間違って、刺繍模様の大きさよりも小さい刺繍領域を有する刺繍枠を装着していないかを確認する為に、刺繍縫製可能なミシンは、キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出するようにしている。
例えば、刺繍枠の種類を検出する方法として、刺繍枠と、刺繍枠を着脱可能なキャリッジと、キャリッジを直交2方向へ独立に移動させる移送機構を備えた刺繍枠移送装置において、キャリッジに検出位置と退避位置とに亙って位置切換可能な可動部材を設けるとともに、この可動部材に刺繍枠の被検出部を検出する為の検出スイッチを設け、可動部材を検出位置に切換えた状態のときだけ、検出スイッチで被検出部を検出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、加工布を保持する刺繍枠が着脱可能に連結されるキャリッジと、このキャリッジを直交するX、Y方向に夫々独立に移動駆動する刺繍枠駆動機構とを備え、更に、刺繍枠を撮影して、その画像データを出力する撮像手段と、刺繍枠の画像データに基づいて刺繍枠の少なくともX、Y方向サイズを演算する演算手段とを設けたものが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、刺繍機に着脱された刺繍枠が、X軸正方向に駆動されることにより、可倒式レバーが刺繍枠の刺繍枠前部に当たり、可倒式レバーが可倒されると、中央電極が前電極に接触し、刺繍枠の刺繍枠前部の位置が検出される。そして、刺繍枠が、X軸負方向に駆動されることにより、可倒式レバーが刺繍枠の刺繍枠後部に当たり、刺繍枠の刺繍枠後部の位置が同様に検出される。このように検出された刺繍枠前部の位置と刺繍枠後部の位置とがRAMに記憶され、更に、それらの位置に基づく演算により、刺繍枠のサイズが求められ、刺繍枠の種類を判別する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−52283号公報 特開2007−252616号公報 特開平06−319880号公報
しかしながら、特許文献1の技術には、キャリッジと刺繍枠に特別な検出スイッチを設けて、連結したときに刺繍枠の種類を検出する技術や刺繍枠にマークを印刷してカメラ画像から判断する方法が開示されているが、いずれの場合も、既存の刺繍枠に対して加工処理を施さねばならず、既存の刺繍枠では利用できないという課題があった。
また、特許文献2の技術には、加工していない刺繍枠をカメラで斜めから撮影し、刺繍枠全体の画像を取り込み、平面視の画像データに変換した後、X、Y方向のサイズを演算することによって刺繍枠を特定する方法が開示されている。しかしながら、特許文献2の技術では、検出すべき刺繍粋が大きくなると、カメラで一度に刺繍枠全体を撮影することができないため、対応できる刺繍枠が一部のものに限られるという課題があった。
さらに、特許文献3の技術では、刺繍枠の種別を検出するために、新たな可倒式レバーを備えることが必要となるという課題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、既存の機構や刺繍枠を用いて、正確に刺繍枠の判別を行うミシンを提供する。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影するための撮影部と、複数の刺繍枠画像が登録されたデータベースと、前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から前記データベースに登録された複数の刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる刺繍枠移動部と、前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する刺繍枠大きさ算出部と、前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する刺繍枠判定部と、を備えたミシンを提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記データベースに登録された刺繍枠画像は、該刺繍枠の一部の画像であるミシンを提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠移動部は、前記撮影部から俯瞰して前記特定の箇所が位置する象限に配置された前記刺繍枠を撮影するように該刺繍枠を移動させるミシンを提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠をX方向に移動するXモータ、または、前記刺繍枠をY方向に移動するYモータであるミシンを提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠をX方向に移動するXモータ、および、前記刺繍枠をY方向に移動するYモータであるミシンを提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠を前記特定の箇所から前記撮影部が前記X方向または前記Y方向に位置する該刺繍枠を撮影するまで移動させ、その後に前記撮影部がもう一方の方向に位置する該刺繍枠を撮影するまで該刺繍枠を移動させるミシンを提案している。
形態7;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠大きさ算出部は、前記刺繍枠の中心と前記特定の箇所との位置関係と、前記刺繍枠移動部の移動前後の位置関係と、に基づいて前記刺繍枠の大きさを算出するミシンを提案している。
形態8;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠大きさ算出部は、前記データベースに登録された前記刺繍枠の画像と前記撮影部で撮影した前記刺繍枠の映像とを比較する判定エリアと前記撮影部の撮影範囲の中心との位置関係に基づいて前記刺繍枠の大きさを算出するミシンを提案している。
形態9;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠の大きさは、該刺繍枠の縦または横の長さであるミシンを提案している。
形態10;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍枠の形状が矩形、円形、または楕円形であるミシンを提案している。
形態11;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、撮影部と、刺繍枠移動部と、刺繍枠大きさ算出部と、刺繍枠判定部とを備えたミシンにおける刺繍枠判定方法であって、前記撮影部が、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影する工程と、前記刺繍枠移動部が、前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から複数の刺繍枠画像が登録されたデータベース内の登録刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる工程と、前記刺繍枠大きさ算出部が、前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する工程と、前記刺繍枠判定部が、前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する工程と、を備えた刺繍枠判定方法を提案している。
形態12;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、撮影部と、刺繍枠移動部と、刺繍枠大きさ算出部と、刺繍枠判定部とを備えたミシンにおける刺繍枠判定方法をミシンに実行させるためのプログラムであって、前記撮影部が、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影する工程と、前記刺繍枠移動部が、前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から複数の刺繍枠画像が登録されたデータベース内の登録刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる工程と、前記刺繍枠大きさ算出部が、前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する工程と、前記刺繍枠判定部が、前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する工程と、をミシンに実行させるためのプログラムを提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、既存の機構や刺繍枠を用いて、正確に刺繍枠の判別を行うことができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係るミシンの外観を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンの電気的構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の初期位置とカメラの初期位置との関係を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける撮影範囲と刺繍内枠の判定範囲の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける移動後の撮影範囲を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける移動後の刺繍内枠の判定範囲を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける再移動後の撮影範囲を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける再移動後の刺繍内枠の判定範囲を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の横の長さおよび縦の長さを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける刺繍枠に関するデータベースを例示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の種類検出処理を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の認識処理を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図12を用いて説明する。なお、各図の縮尺は、理解が容易となるよう適宜変更して示す。
本実施形態に係るミシンは、図1に示すように、アーム部にカメラ(撮影部)を備えており、上方から刺繍枠の中を撮影している。刺繍枠を保持するキャリッジは、例えば、初期センサーに向かって自起動の動作によって位置決めされる。その後、刺繍枠に対して、共通の位置である刺繍枠の中心へカーブ駆動により移動する。また、その位置を起点として、カメラ(撮影部)が刺繍枠の内枠映像を撮影する地点まで刺繍枠を移動する。そして、刺繍枠の移動距離に基づいて、刺繍枠の内枠の縦および横の長さを検出し、検出された刺繍枠の内枠の縦および横の長さから、刺繍枠の種類を判定する。ここでカメラからは、加工布を保持した刺繍枠の「内枠」が撮影されることが多いが、撮影対象は「内枠」に限定されるものではなく、「外枠」であっても内外の区別のない刺繍枠等であっても良い。以下、詳細な内容について説明する。
<ミシンの電気的構成>
図2を用いて、本実施形態に係るミシンの電気的構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係るミシン1は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、カメラ(撮影部)104と、表示部105と、タッチパネル106と、タクトスイッチ107と、ミシンモータ制御装置113と、振幅・送りモータ制御装置114と、X−Yモータ制御装置115とから構成されている。
CPU101は、制御プログラムにしたがって、ミシン1の全体の動作を制御する。また、外部入出力装置を介して様々なデバイスに接続されている。また、本実施形態においては、X−Yモータ制御装置115に制御信号を送信して、カメラ(撮影部)104が刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から後述するデータベースに登録された複数の刺繍枠画像のいずれかと一致する刺繍枠の映像を撮影するまで刺繍枠を移動させる刺繍枠移動部としての機能や刺繍枠の移動距離に基づいて、刺繍枠の大きさを算出する刺繍枠大きさ算出部としての機能、算出した刺繍枠の大きさに基づいて、刺繍枠を特定する刺繍枠判定部としての機能を果たす。
ROM102には、刺繍枠中心への移動を制御するプログラムモジュール、カメラ撮影プログラムモジュール、X方向への移動を制御するプログラムモジュール、Y方向への移動を制御するプログラムモジュール、刺繍枠の内枠の画像データベース、判定範囲の特徴点検出処理プログラムモジュール、刺繍枠の内枠の大きさ算出プログラムモジュール、刺繍枠の種類判定プログラムモジュール、通常縫いプログラムモジュール、刺繍縫いプログラムモジュール等が格納されている。
RAM103には、ROM102から読み込まれたプログラムモジュールが格納されている。表示部105は、タッチパネル106と対になっており、直線縫い、ジグザグ縫いや具象模様などの模様選択を行うことができる。また、刺繍縫いモードでは多数内蔵されている刺繍データや外部メディアに登録されている刺繍データなどを選択することができる。更に、GUIのインターフェースを利用し、刺繍データの様々な編集作業を行うことができる。本実施形態では、X−Y機構にセットされた刺繍枠の種類を検出するために、刺繍縫いモードでは「刺繍枠の種類検出」ボタンを表示部105に表示し、使用者にボタンを押下させることによって刺繍枠の枠種検出機能を実行させる。
タクトスイッチ107には、ミシン1の縫いの開始/停止や自動糸通し、糸切などミシン操作に必要な機能ボタンが配置されている。
ミシンモータ制御装置113は、「通常縫い制御」プログラムモジュールによる指令によって、CPU101がミシンモータを回転し、針俸の上下動作により縫い目を形成する。更に、別の指令により振幅・送りモータ制御装置114を介して振幅モータを駆動し、針俸を振ることによってジグザグの動きを行い、送りモータを駆動することによって布の送り量、あるいは前後の方向を制御する。そして、ミシンモータと振幅・送りモータにより縫い機構が制御され、直線やジグザグ、あるいは具象模様の縫い目が形成される。
「刺繍縫い制御」プログラムモジュールの指令はX−Yモータ制御装置115を介して、Xモータ、Yモータを駆動し、縫い機構の刺繍枠をX方向およびY方向に移動させる。両モータへの指令により針落ち点が決まり、ミシンモータの上下動により刺繍の縫い目が形成され、模様が刺繍される。
カメラ(撮影部)104は、ミシンアーム部の中に取り付けられており、上方から刺繍枠の中を撮影している。本実施形態では、図3に示すように、「刺繍枠中心へ移動」プログラムモジュールにより、刺繍枠の位置を初期化した時、カメラ(撮影部)104は、後述するように、刺繍枠内部の第一象限にあって刺繍枠の中心寄りに配置されている。このカメラ(撮影部)104は、「カメラ撮影」プログラムモジュールにより機能するが、刺繍枠全体を撮影する訳ではなく、狭い範囲を撮影し、「X方向へ移動」プログラムモジュール、「Y方向へ移動」プログラムモジュールにより刺繍枠の内枠を撮影できる方向へ移動する。なお、カメラ(撮影部)104は、刺繍枠の移動中も継続して撮影している。しばらく移動すると、刺繍枠の内枠が撮影範囲の映像の中に映り込むため、その刺繍枠の内枠をプログラムで認識する。
刺繍枠の内枠を検出するとき、刺繍枠を移動させながら、カメラ映像のデータを基に画像認識するが、刺繍枠の内枠を検出したときに速やかに停止できる速度がよい。これは、ステッピングモータでキャリッジを駆動している場合、正確に停止させるには、急に停止しても脱調させないために、一般的には自起動で駆動する必要があるからである。しかし、自起動は、移動速度がとても遅く、動作音も大きくなるという問題もある。そのため、停止精度は多少劣るが、高速で動作音の静かなカーブ駆動を使うこともできる。なお、カーブ駆動のスローアップ、スローダウンのステップ数を少なくし、オーバーランしても誤差の範囲に収まるように設計してもよい。
「刺繍枠の内枠の画像データベース」には、X方向、Y方向の移動位置に対応した刺繍枠の内枠の部分的な画像が枠種毎に登録されており、「判定範囲の特徴点検出処理」プログラムモジュールにより、その内粋の部分的な形状や色など特徴点が一致するものを画像データベースから検索する。なお、上記の「部分的な形状や色などの特徴」は、刺繍枠の種別を判定するために後から設けたものではなく、本来のそれぞれの刺繍枠についての「部分的な形状や色などの特徴」である。判定範囲内に刺繍枠の内枠の映像が認識されたとき、検出された方向の「X方向へ移動」プログラムモジュールあるいは「Y方向へ移動」プログラムモジュールがモータの駆動を停止し、刺繍粋の移動を止める。次いで、X方向およびY方向の両方で刺繍枠の内枠が検出された後、「刺繍内枠の大きさ算出」プログラムモジュールにより、X方向およびY方向に駆動したステップ数から刺繍枠の移動距離が計算される。更に、カメラ(撮影部)104の位置ズレと判定範囲のズレを考慮した上で、検出部が、刺繍枠の内枠の縦と横の長さを求める。そして、求めた刺繍枠の内枠の縦および横の長さから、「刺繍枠の種類判定」プログラムモジュールにより、予め登録されている刺繍枠情報に基づいて、刺繍枠の種類を特定する。
図3は、刺繍枠の中心位置とミシンアーム部に取り付けられたカメラ(撮影部)104の位置関係を示している。図3に示すように、カメラ(撮影部)104は、刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所である何れかの象限の刺繍枠の中心寄り地点を撮影するようにミシンアーム部に取り付けられている。なお、図3の例では、第一象限を映すように配置されている例を示したものである。なお、カメラ(撮影部)104の位置は、刺繍枠の中心からの距離で規定し、以下、座標(Xc、Yc)で示す。
ミシン1に取り付けられている刺繍枠の種類を判定するため、ボタンを押す等の操作を使用者が行うと、ミシン1は、モータ駆動制御部により、刺繍枠を左方向で、且つ手前方向に自起動で移動させる。このとき、X方向とY方向のモータが同じタイミングで励磁するため、刺繍枠は、斜め45度方向に動く。ところが、カメラ(撮影部)104は、逆方向に向かって映像を撮影することになるため、刺繍枠の内枠の右側と奥側に近づき、撮影している映像の右側から、そして奥側から内枠の映像が入り込んで来る。
図4は、カメラ(撮影部)104の撮影範囲を示しており、その中に刺繍枠の内枠の一部分の映像を認識するための判定領域が2カ所設けられている。図4には、刺繍枠の内枠の右側を判定する判定範囲Rと刺繍枠の内枠の奥側を判定する判定範囲Bとがあり、この中に映り込んだ刺繍枠の内枠の部分的な映像と予め記憶している画像とのパターンマッチング処理が行われる。なお、判定範囲は映像の中心からずれたところにあり、ズレの距離を、以下、それぞれ、Xd、Ydで示す。
図3に示した刺繍枠の場合、図5に示すように、カメラ(撮影部)104の撮影範囲内に刺繍枠の内枠の右側の映像が先に映り込み、図6に示すように判定範囲R内の映像と事前に登録されているX方向、Y方向の移動ステップ数に対応した位置の刺繍枠の内枠の画像とが比較され、刺繍枠の内枠の輪郭内の形状や色などの特徴点が一致する時、カメラ(撮影部)104が刺繍枠の内枠の右側に到達したと判断する。そして、移動距離算出部が、X方向のモータ駆動を停止し、駆動したステップ数から刺繍枠の移動距離Xsを計算する。
図5に示す刺繍枠の場合、奥側の刺繍枠の内枠は、まだカメラ(撮影部)104の撮影範囲に入っていないため、Y方向への駆動が継続される。やがて、図7に示すように、カメラ(撮影部)104の撮影範囲内に刺繍枠の内枠の奥側が映り込む。そして、図8に示すように判定範囲B内の映像と事前に登録されているX方向、Y方向の移動ステップ数に対応した位置の刺繍枠の内枠の画像とが比較され、刺繍枠の内枠の輪郭内の形状や色などの特徴点が一致する時、カメラ(撮影部)104が刺繍枠の内枠の奥側に到達したと判断し、Y方向のモータ駆動を停止させる。そして、移動距離算出部が、Y方向に駆動したステップ数から刺繍枠の移動距離Ysを計算する。
図9に示すように刺繍枠の横の長さXおよび縦の長さYは、刺繍枠を駆動したステップ数から求められる移動距離(Xs、Ys)とカメラの設置(初期)位置(Xc、Yc)と判定位置(Xd、Yd)とから、以下の数式により求められる。
X=(Xs+Xc+Xd)*2
Y=(Ys+Yc+Yd)*2
実測した刺繍枠の内枠の長さX、Yの値を基に、図10に示すように、予め登録されている刺繍枠の枠種情報から長さX、Yの組み合わせで最も近いものを探し、刺繍枠の種類を決定する。なお、押さえや針棒の留め金などがあるため、測定した内枠の長さより実際の刺繍範囲は更に狭くなっている。
<刺繍枠の種類検出処理>
図11を用いて、本実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の種類検出処理について説明する。
使用者が、刺繍縫いモードで表示部105の操作画面において[刺繍枠の種類検出]ボタンを押下すると、「刺繍枠の種類検出」プログラムが実行され、下記の様な処理を行う。
まず、刺繍枠の中心が針位置のところにあるか否かを確認する(ステップS101)。刺繍枠の中心が針位置にない場合(ステップS101の「No」)は、「中心へ移動」を実行し、モータを駆動して刺繍枠の中心を針位置へ移動する(ステップS102)。
刺繍枠の中心が針位置に移動したら、モータ駆動制御部は、Xモータ、Yモータを自起動で駆動し、カメラの撮影範囲に刺繍枠を近づけて行く。Xモータによって、刺繍枠がすでにX方向の移動を完了しているか否かを確認し(ステップS103)、刺繍枠がすでにX方向への移動を完了している場合(ステップS103の「Yes」)には、ステップS105に進む。
一方で、刺繍枠がX方向の移動を完了していない場合(ステップS103の「No」)には、X方向への移動を実行する(ステップS104)。
次に、Yモータによって、刺繍枠がすでにY方向の移動を完了しているか否かを確認し(ステップS105)、刺繍枠がすでにY方向への移動を完了している場合(ステップS105の「Yes」)には、ステップS107に進む。一方で、刺繍枠がY方向の移動を完了していない場合(ステップS105の「No」)には、Y方向への移動を実行する(ステップS106)。次に、「刺繍枠の認識」処理(ステップS107)を行ない、処理結果を取得する。なお、「刺繍枠の認識」処理の詳細については、後述する。
取得した「刺繍枠の認識」処理結果からXY方向の移動が完了したか否かを確認する(ステップS108)。確認の結果、XY移動が完了したと判断した場合(ステップS108の「Yes」)には、移動距離算出部が、移動に要したステップ数から刺繍枠の移動距離を求め、検出部が、カメラ(撮影部)104の配置位置と判定位置とから刺繍枠の内枠の横と縦の長さを演算し(ステップS113)、演算結果から予め登録されている刺繍枠の内枠の縦横の長さに最も近いものを抽出し、判定部は、該当する刺繍枠を刺繍枠の種類として判定する(ステップS114)。
一方で、XY方向の移動が完了していないと判断した場合(ステップS108の「No」)には、X方向の移動が完了しているのか否かを確認し(ステップS109)、X方向の移動が完了していないと判断した場合(ステップS109の「No」)には、ステップS111に進む。一方で、X方向の移動が完了していると判断した場合(ステップS109の「Yes」)には、「X移動済みフラグ」をセットし(ステップS110)、ステップS111に進む。
次に、Y方向の移動が完了しているのか否かを確認し(ステップS111)、Y方向の移動が完了していないと判断した場合(ステップS111の「No」)には、ステップS103に戻る。一方で、Y方向の移動が完了していると判断した場合(ステップS111の「Yes」)には、「Y移動済みフラグ」をセットし(ステップS112)、ステップS103に戻る。そして、ステップS103からステップS112の処理を繰り返す。
<刺繍枠の認識処理>
図12を用いて、本実施形態に係るミシンにおける刺繍枠の認識処理について説明する。
図10に示すように、ミシン1は、刺繍枠がカメラ(撮影部)104に接近したときのステップ数とその時の画像が登録されたデータベースを有している。ここで、刺繍枠の認識処理は、このデータベースの画像とカメラ(撮影部)104から入力される判定範囲内の映像とを比較することにより、刺繍枠の内枠の上にカメラが到達したことを検出する処理である。以下、フローチャートを用いて、その処理の詳細について説明する。
まず、右側の判定範囲Rの画像を取得し、輪郭を抽出して輪郭の外側を消去する(ステップS201)。現在のX方向のステップ数を参照して、比較する画像を準備する(ステップS202)。準備した画像と輪郭内部の画像とを比較し(ステップS203)、一致する場合(ステップS204の「Yes」)は、X方向に移動済みであるため、X移動済みのフラグをセットする(ステップS205)。なお、該当ステップに到達していないときは、比較画像がないため、一致せずと判断する(ステップS204の「No」)。
同様に、Y方向についても、奥側の判定範囲Bの画像を取得し、輪郭を抽出して輪郭の外側を消去する(ステップS206)。現在のY方向のステップ数を参照して、比較する画像を準備する(ステップS207)。準備した画像と輪郭内部の画像とを比較し(ステップS208)、一致する場合(ステップS209の「Yes」)は、Y方向に移動済みであるため、Y移動済みのフラグをセットする(ステップS210)。なお、該当ステップに到達していないときは、比較画像がないため、一致せずと判断する(ステップS209の「No」)。
最後に、判定結果をまとめ、XY移動完了、X方向移動済み、Y方向移動済み、XY未検出の何れかをサブルーチンの戻り値とする(ステップS211)。
上記では、刺繍枠の形状を長方形とし、刺繍枠をX方向、Y方向の2方向に移動して、刺繍枠を特定する例を示したが、本実施形態は、刺繍枠が円形あるいは楕円形である場合においても適用することができる。例えば、右側の判定範囲Rの画像を取得したときに、その画像が曲線である場合には、データベース内の画像とのマッチングにより、円形か楕円形かを判別する。そして、カメラ(撮影部)104をカメラの設置(初期)位置(Xc、Yc)に戻し、X方向あるいはY方向の一方向に移動させ、移動距離算出部が右側の判定範囲Rあるいは奥側の判定範囲Bにおいて画像を取得した際のステップ数から刺繍枠の移動距離を求め、カメラ(撮影部)104の配置位置と判定位置とから刺繍枠が円形である場合には、その半径、楕円形である場合には、長軸あるいは短軸の長さを演算し、演算結果と予め登録されている刺繍枠の内枠の半径、長軸あるいは短軸の長さに最も近いものを抽出し、該当する刺繍枠を刺繍枠の種類として判定してもよい。また、予め、刺繍枠の種別が特定されている場合、例えば、使用する刺繍枠の形状が正方形、円形、楕円形に限定されている場合には、はじめから、刺繍枠をX方向あるいはY方向の一方向に移動させて、刺繍枠の種類を判定してもよい。
以上、説明したように、本実施形態によれば、カメラ(撮影部)104をミシンアーム部に取り付け、真下の狭い範囲を撮影するだけであるため、設置が容易である。また、予め登録した刺繍枠の内枠の部分的なイメージと撮影した画像との特徴点を調べ、比較するため検出のアルゴリズムが簡単である。また、刺繍枠を移動しながら、刺繍枠の内枠を検出して、刺繍枠の移動距離を測るため、刺繍枠の大きさにかかわらず対応できる。また、X方向とY方向のモータを同時に動かし、刺繍枠の内枠を検出するため無駄な動作がない。さらに、刺繍枠の内枠のX方向あるいはY方向の片方の長さで刺繍枠の種類を特定できる場合は、一方向への移動で済むという効果がある。
なお、ミシンの処理をコンピュータシステムあるいはコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをミシンに読み込ませ、実行することによって本発明のミシンを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムあるいはコンピュータとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステムあるいはコンピュータ」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムあるいはコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムあるいはコンピュータに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムあるいはコンピュータにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;ミシン
101;CPU
102;ROM
103;RAM
104;カメラ(撮影部)
105;表示部
106;タッチパネル
107;タクトスイッチ
113;ミシンモータ制御装置
114;振幅・送りモータ制御装置
115;X−Yモータ制御装置

Claims (12)

  1. 装着された刺繍枠を高さ方向から撮影するための撮影部と、
    複数の刺繍枠画像が登録されたデータベースと、
    前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から前記データベースに登録された複数の刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる刺繍枠移動部と、
    前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する刺繍枠大きさ算出部と、
    前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する刺繍枠判定部と、
    を備えたミシン。
  2. 前記データベースに登録された刺繍枠画像は、該刺繍枠の一部の画像であることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記刺繍枠移動部は、前記撮影部から俯瞰して前記特定の箇所が位置する象限に配置された前記刺繍枠を撮影するように該刺繍枠を移動させることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠をX方向に移動するXモータ、または、前記刺繍枠をY方向に移動するYモータであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のミシン。
  5. 前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠をX方向に移動するXモータ、および、前記刺繍枠をY方向に移動するYモータであることを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  6. 前記刺繍枠移動部は、前記刺繍枠を前記特定の箇所から前記撮影部が前記X方向または前記Y方向に位置する該刺繍枠を撮影するまで移動させ、その後に前記撮影部がもう一方の方向に位置する該刺繍枠を撮影するまで該刺繍枠を移動させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のミシン。
  7. 前記刺繍枠大きさ算出部は、前記刺繍枠の中心と前記特定の箇所との位置関係と、前記刺繍枠移動部の移動前後の位置関係と、に基づいて前記刺繍枠の大きさを算出する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のミシン。
  8. 前記刺繍枠大きさ算出部は、前記データベースに登録された前記刺繍枠の画像と前記撮影部で撮影した前記刺繍枠の映像とを比較する判定エリアと前記撮影部の撮影範囲の中心との位置関係に基づいて前記刺繍枠の大きさを算出する請求項7に記載のミシン。
  9. 前記刺繍枠の大きさは、該刺繍枠の縦または横の長さであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のミシン。
  10. 前記刺繍枠の形状が矩形、円形、または楕円形であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のミシン。
  11. 撮影部と、刺繍枠移動部と、刺繍枠大きさ算出部と、刺繍枠判定部とを備えたミシンにおける刺繍枠判定方法であって、
    前記撮影部が、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影する工程と、
    前記刺繍枠移動部が、前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から複数の刺繍枠画像が登録されたデータベース内の登録刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる工程と、
    前記刺繍枠大きさ算出部が、前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する工程と、
    前記刺繍枠判定部が、前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する工程と、
    を備えた刺繍枠判定方法。
  12. 撮影部と、刺繍枠移動部と、刺繍枠大きさ算出部と、刺繍枠判定部とを備えたミシンにおける刺繍枠判定方法をミシンに実行させるためのプログラムであって、
    前記撮影部が、装着された刺繍枠を高さ方向から撮影する工程と、
    前記刺繍枠移動部が、前記撮影部が前記刺繍枠で囲われた領域の特定の箇所から複数の刺繍枠画像が登録されたデータベース内の登録刺繍枠画像のいずれかと一致する前記刺繍枠の映像を撮影するまで該刺繍枠を移動させる工程と、
    前記刺繍枠大きさ算出部が、前記刺繍枠移動部による前記刺繍枠の移動距離に基づいて、前記刺繍枠の大きさを算出する工程と、
    前記刺繍枠判定部が、前記刺繍枠大きさ算出部で算出した前記刺繍枠の大きさに基づいて、該刺繍枠を特定する工程と、
    をミシンに実行させるためのプログラム。
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