JP2018023491A - 係合装置、車両用シート及び車両用リフター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気的アクチュエータによらず、係合操作の煩雑さを回避可能な係合装置を提供すること。【解決手段】 本発明では、車両の前後方向に相対移動可能であって被係合部を有する部材と係合可能な係合装置であって、車両側に固定された車両左右方向に延びる支持軸と、前記支持軸を中心に回動可能に取り付けられ、回動により前記被係合部と係合する第1位置と、前記被係合部と非係合となる第2位置とを切り換え可能な係合部材と、前記係合部材を前記第2位置に付勢する付勢手段と、を有し、前記係合部材の重心位置は、車両上下方向において前記第1位置及び前記第2位置のいずれであっても、前記支持軸より上方に位置することとした。【選択図】 図4

Description

本発明は、車両に設置される搭載品等を係止する係合装置に関する。
従来、係合装置として特許文献1に記載の技術が知られている。この公報には、シートをスライドする構造において、係合フックをアクチュエータにより作動させ、係合状態の安定性を向上している。
特許第5296443号
しかしながら、係合装置を作動させるための電気的アクチュエータを搭載すると、コストアップや重量増を招く。また、電気的アクチュエータの搭載を回避するために、手動の係合装置等を設置すると、操作者の作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、電気的アクチュエータによらず、係合操作の煩雑さを回避可能な係合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車両の前後方向に相対移動可能であって被係合部を有する部材と係合可能な係合装置であって、車両側に固定された車両左右方向に延びる支持軸と、前記支持軸を中心に回動可能に取り付けられ、回動により前記被係合部と係合する第1位置と、前記被係合部と非係合となる第2位置とを切り換え可能な係合部材と、前記係合部材を前記第2位置に付勢する付勢手段と、を有し、前記係合部材の重心位置は、車両上下方向において前記第1位置及び前記第2位置のいずれであっても、前記支持軸より上方に位置することとした。
すなわち、係合部材は、非係合となる第2位置に付勢されているため、係合操作を行う必要が無い。また、衝突等に伴い車両に大きな衝撃が入力されると、係合部材の重心位置が支持軸より上方に位置するため、衝撃を利用して係合部材が支持軸を中心に回動し、係合可能な第1位置に切り替えられるため、電気的アクチュエータを備える必要が無い。よって、電気的アクチュエータを用いることなく、係合操作の煩雑さをも回避した係合装置を提供できる。
実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターを表す斜視図である。 実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターを表す側面図である。 実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターの動作を表す概略図である。 実施例1のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図である。 実施例1のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図である。 実施例1のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。 実施例2のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図である。 実施例2のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図である。 実施例2のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。 実施例3のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図である。 実施例3のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図である。 実施例3のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。
〔実施例1〕
図1は、実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターを表す斜視図、図2は、実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターを表す側面図、図3は、実施例1の係合装置を備えた車椅子リフターの動作を表す概略図である。車両用リフター装置である車椅子リフター10は、車体SH側に固定されたガイドレール5と、ガイドレール5内を車両前後方向にスライド可能なプラットフォーム1と、プラットフォーム1を車両前後方向にスライドさせるスライドアクチュエータ6と、プラットフォーム1の両側に設けられたリフトアーム2と、リフトアーム2を支持すると共にリフトアクチュエータ4と連結された支持フレーム3と、を有する。
プラットフォーム1は、車椅子を地面からプラットフォーム1に搭載する際に、車椅子がスムーズにプラットフォームに乗り上げることが可能なフラップ11を有する。プラットフォーム1を車両内に搭載している状態では、フラップ11を折りたたんで起立状態とし、プラットフォーム1を地面に接地させた状態では、フラップ11を展開し、プラットフォーム1と地面との間の段差を緩やかな傾斜で接続する。
プラットフォーム1の車室内側端部には、プラットフォーム1側に取り付けられたストライカーと、車室内に設けられストライカーと係合するラッチとからなるロック機構30を有する。ロック機構30には、ラッチをロック状態とアンロック状態とに切り替え可能なアクチュエータを有する。アクチュエータは、プラットフォーム1を車室内から車室外にスライドする際、自動的にアンロック状態に切り替える。一方、プラットフォーム1を車室外から車室内にスライドすると、自動的にストライカーとラッチが係合してロック状態に切り替えられる。また、図2の部分断面図に示すように、プラットフォーム1の車室内側端部近傍であって、車幅方向両側には、所定の条件が成立した場合に、プラットフォーム1と車体側とを係合する係合装置40を有する。係合装置40の詳細については後述する。
車椅子を車両内に搭載する際は、図3(b)に示すように、車体SH後方のリヤゲートBDを開き、プラットフォーム1をスライドアクチュエータ6により車両後方側にスライドさせて車室外に繰り出す。そして、リフトアクチュエータ4により支持フレーム3を車室外側に回動させる。このとき、支持フレーム3が回動したとしても、リフトアーム2がプラットフォーム1との相対角度関係を維持した状態で、プラットフォーム1を地面に接地させる。
プラットフォーム1が地面と接地すると、フラップ11を展開する。そして、車椅子を地面からプラットフォーム1側に誘導し、フラップ11を乗り越えてプラットフォーム1内に移動させる。車椅子がプラットフォーム1内に移動すると、フラップ11を折りたたんで起立状態とし、リフトアクチュエータ4により支持フレーム3を車室内側に回動させる。そして、プラットフォーム1がガイドレール5の位置に到達すると、スライドアクチュエータ6によりプラットフォーム1を車室内側にスライドさせて移動させる。そして、図3(a)に示すように、プラットフォーム1の車両前方側端部がロック機構30に到達すると、ストライカーがラッチと自動的に係合し、搭載が完了する。
ここで、車両後方から他車両等に追突された場合を想定する。このとき、車体側に固定されたガイドレール5は、車両前方側に大きな加速度で移動しようとする。これに対し、ガイドレール5内をスライド可能なプラットフォーム1は、慣性力により車両後方側に移動する力が作用する。そこで、プラットフォーム1に作用する慣性力による相対移動を抑制するために、プラットフォーム1と車体側とを係止可能な係合装置40を備えた。
(係合装置について)
図4は、実施例1のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図、図5は、実施例1のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図、図6は、実施例1のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。プラットフォーム1の下面側には、車両上下方向下方に延在された被係合ブラケット1aと、被係合ブラケット1aの側面から車幅方向に延在する被係合部1bとを有する。係合装置40が被係合部1bと係合すると、プラットフォーム1は車体に対して係止される。
係合装置40は、車両のフロア41に固定され車両上下方向に延在されたブラケット42と、ブラケット42の側面から車幅方向に延在する支持軸44と、支持軸44を中心に回動可能な係合部材43とを有する。
係合部材43は、支持軸44が貫通する支持孔432を有する支持部431と、支持部431から車両後方側に延在され、その先端に被係合部1bの車両上下方向上側から車両後方側にかけて覆うように係合可能な鉤状の係合部434と、を有する。係合部434は、内周側に被係合部1bと係合する湾曲した係合面436と、支持部431の端面と係合面436とを接続する誘導面437と、を有する。
支持部431の車両前方側であって支持軸44よりも車両上下方向上方には、コイルスプリング45が係止されるスプリング係止孔433を有する。コイルスプリング45は、フロア41とスプリング係止孔433との間で張力を発生し、係合部材43を図4中反時計回りに回動する方向に付勢する。
また、支持部431の支持軸44より車両上下方向下方には、係合部材43が図4中反時計回りに回動することを規制するストッパ部438を有する。よって、コイルスプリング45が係合部材43を図4中反時計回りに回動させたとしても、ストッパ部438の先端に形成されたストッパ面439がフロア41と当接することで、係合部材43の回動を規制する。
ここで、図6に示すように、係合部材43が回動し、被係合部1bの車両後方側に係合部434が位置している位置を「係合位置」と定義する。一方、係合部材43のストッパ面439とフロア41とが当接している位置を「非係合位置」と定義する。特に、非係合位置であっても、被係合部1bが車両前後方向において係合部434の係合面436よりも支持部431側に位置している位置を「係合可能位置」と定義する。
図4に示すように、非係合位置におけるプラットフォーム1下面から係合部434の下端435までの長さh1は、プラットフォーム1下面から被係合部1bの上端までの長さh2よりも短く設定されている。よって、プラットフォーム1が車両前後方向にスライドしても、係合部434と被係合部1bとが接触することはない。また、図6に示すように、係合位置におけるプラットフォーム1下面から係合面436の下端までの長さh4は、プラットフォーム1下面から被係合部1bの中心までの長さh3よりも長く設定されている。よって、プラットフォーム1が車両前後方向の後方にスライドすると、被係合部1bと係合部434とが係合する。
係合部材43の重心Gの位置は、係合位置であっても、非係合位置であっても、常に支持軸44より車両上下方向上方に位置するように設定されている。これにより、慣性力による係合部材43の回動力を確保している。また、係合部材43の重心Gの位置は、非係合位置の状態において、車両前後方向において支持軸44と重なる位置に設定されている。これにより、通常走行時において、係合部材43に路面からの上下方向振動等が作用した場合、不要な回動力が作用することを抑制し、ストッパ部438のストッパ面439とフロア41との離間による異音を抑制する。また、支持軸44は、車両上下方向において、被係合部1bよりも下方に設定されている。これにより、前方側からの衝突時にあっても、被係合部1bが係合装置40との係合状態を維持可能としている。詳細については後述する。
次に、係合装置40の作用を説明する。通常の車椅子リフター10操作時には、係合部材43はコイルスプリング45の付勢力により常に非係合位置に設定されている。よって、図4中の太い矢印で示すように、プラットフォーム1が車両前後方向にスライドする際、係合部材43の係合部434とプラットフォーム1側の被係合部1bとは、非接触とされているため、車椅子リフター10の操作者が係合装置40を操作する必要は無い。プラットフォーム1が車両に搭載された状態では、図5に示すように、被係合部1bが車両前後方向において係合面436よりも支持部431側に位置した状態となる。
次に、車両後方からの衝突等により、車体側に大きな衝撃が入力されると、図6のフロア41付近の矢印で示すように、フロア41側は、車両前方側に加速度が発生する。このとき、プラットフォーム1には慣性力が作用するため、プラットフォーム1は車両後方にスライドする力が作用する。同様に、係合部材43にも慣性力が作用するため、係合部材43の重心Gが車両後方側に移動しようとする。このとき、係合部材43は、重心Gの位置が支持軸44より車両上下方向上方に位置しているため、支持軸44を中心として回動して係合位置となる。尚、プラットフォーム1が移動する前の段階では、被係合部1bが図5に示す係合可能位置において係合部材43が回動し、誘導面437の車両前方側端部と被係合部1bとが当接した状態である。
その後、プラットフォーム1が車両後方にスライドを開始したとしても、係合部材43の重心位置は、係合位置にあっても支持軸44より車両上下方向上方に位置するため、係合位置を維持する。そして、被係合部1bは誘導面437に沿って移動し、被係合部1bが係合面436と係合するため、プラットフォーム1はフロア41に対して係止される。尚、係合可能位置における被係合部1bから係合面436までの誘導面437の車両前後方向長さとして、被係合部1bの直径よりも長く確保しているため、プラットフォーム1がスライドする間に、係合部材43を回動する時間を確保できる。
また、支持軸44は、車両上下方向において、被係合部1bよりも下方に設定されている。よって、車両前方側からの衝突により、プラットフォーム1が車両前方側に移動するような慣性力が作用したとしても、被係合部1bが係合部材43を図4中の反時計回り方向に回動するように作用し、その力はストッパ部438により係止される。仮に、被係合部1bが支持軸44より車両上下方向下方に位置していると、被係合部1bが支持軸44の下側に潜り込み、プラットフォーム1を車体に対して係止できないおそれがある。これに対し、実施例1では、支持軸44の位置を、被係合部1bよりも下方に設定しているため、被係合部1bが係合部材43の下に潜り込むことを回避できる。よって、係合装置40は、車両前方側からの衝突に対しても、プラットフォーム1を車両に対して係止できる。
以上説明したように、実施例1にあっては下記に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)車両の前後方向に相対移動可能であって被係合部1bを有するプラットフォーム1(部材)と係合可能な係合装置40であって、車両側に固定された車両左右方向に延びる支持軸44と、支持軸44を中心に回動可能に取り付けられ、回動により被係合部1bと係合する係合位置(第1位置)と、被係合部1bと非係合となる非係合位置(第2位置)とを切り換え可能な係合部材43と、係合部材43を非係合位置に付勢するコイルスプリング45(付勢手段)と、を有し、係合部材43の重心位置は、車両上下方向において係合位置及び非係合位置のいずれであっても、支持軸44より上方に位置する。
すなわち、係合部材43は、非係合位置に付勢されているため、車椅子リフター10を操作する際に、係合操作を行う必要が無い。また、衝突等に伴い車両に大きな衝撃が入力されると、係合部材43の重心位置が支持軸44より上方に位置するため、衝撃を利用して係合部材43が支持軸44を中心に回動し、係合可能位置に切り替えられるため、電気的アクチュエータを備える必要が無い。よって、電気的アクチュエータを用いることなく、係合操作の煩雑さをも回避した係合装置40を提供できる。
(2)被係合部1bは、車両左右方向に延びる部材であり、係合部材43は、支持軸44に軸支される支持部431と、該支持部431から車両後方側に延在され、その先端に被係合部1bの車両上下方向上側から車両後方側にかけて覆うように係合可能な鉤状の係合部434と、を有し、支持軸44の中心位置は、被係合部1bと係合部材43との接触位置よりも、車両上下方向において下方に位置する。
よって、係合装置40は、車両前方側からの衝突に対しても、プラットフォーム1を車両に対して係止できる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図7は、実施例2のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図、図8は、実施例2のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図、図9は、実施例2のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。
実施例2では、係合部材43の支持部431に、傾斜面441を有する突起440を有する。プラットフォーム1下面から被係合部1bの下端までの長さをh5としたとき、突起440の傾斜面441は、被係合部1bとの当接面の法線が、係合部材43の回動可能範囲において、支持軸44より常に下方または右方に位置するように設定されている。h5よりも上方に形成されている。よって、図8に示すように、プラットフォーム1が係合可能位置に移動すると、その移動に伴って被係合部1bが傾斜面441と当接し、この傾斜面441がカム面として機能することで係合部材43を回動させる。これにより、通常の係合可能位置から、図9に示すように、衝突等の衝撃の入力時に係合位置に移動する際、係合部材43の回動量を低減できるため、係合位置に移動するまでの時間を短縮することができる。また、係合部材43は、基本的に大きな衝撃が入力されなければ回動しないため、長期にわたって回動させないと、支持軸44と係合部材43との間が固着する恐れがある。これに対し、実施例2では、プラットフォーム1が移動するたびに、係合部材43が多少回動するため、固着を回避できる。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図10は、実施例3のプラットフォームが係合装置と非係合位置にある状態を表す側面図、図11は、実施例3のプラットフォームが係合装置と係合可能位置にある状態を表す側面図、図12は、実施例3のプラットフォームが係合装置と係合した状態を表す側面図である。
実施例2では、係合部材43に突起440を設け、プラットフォーム1の移動に伴い、係合部材43を所定量回動することで、衝突等の衝撃入力時における係合部材43が係合位置に移動するまでの時間を短縮した。これに対し、実施例3では、プラットフォーム1の下端に凸部1cを設けたものである。凸部1cは、傾斜面1c1を有する。よって、図11に示すように、凸部1cの傾斜面1c1は、係合部材43との当接面の法線が、係合部材43の回動可能範囲において、支持軸44より常に下方または右方に位置するように設定されているため、プラットフォーム1が係合可能位置に移動すると、その移動に伴って凸部1cの傾斜面1c1が係合部材43に当接し、係合部材43を右回動させる。これにより、実施例2と同様の作用効果が得られる。また、凸部1cを吸音効果のあるゴムや樹脂で形成することで、係合部材43と当接する際の異音を抑制できる。
以上、本発明の係合装置について、実施例に基づいて説明したが、上記構成に限らず、他の構成であっても本発明に含まれる。例えば、実施例1では、車椅子リフターに適用した例を示したが、車椅子に限らず、他の荷物等を積載するためのリフターに適用してもよいし、リフター装置に限らず、車両用シートに本発明を適用してもよい。この場合、係合装置は、衝撃の入力時にシートレールに対して車両用シートを確実に係止することができる。また、車両用シートに限らず、車両前後方向に移動可能な車載機構に対して適用可能である。
また、実施例では、車両側に係合装置を設け、プラットフォーム等の移動対象に被係合部を備えた例を示したが、移動対象に係合装置を設け、車両側に被係合部を設けてもよい。この場合も、実施例に示す構造を上下反転して設定することで、同様の作用効果が得られる。
また、実施例では、鉤型の係合部が係合する例を示したが、この構成に限らず、扁平ギヤ等の噛合いを発生させ、これにより回動を規制する構成としてもよい。
1 プラットフォーム
1b 被係合部
1c 凸部
1c1 傾斜面
5 ガイドレール
10 車椅子リフター
40 係合装置
41 フロア
42 ブラケット
43 係合部材
44 支持軸
45 コイルスプリング
431 支持部
432 支持孔
434 係合部
436 係合面
437 誘導面
438 ストッパ部
439 ストッパ面
440 突起
441 傾斜面

Claims (6)

  1. 車両の前後方向に相対移動可能であって被係合部を有する部材と係合可能な係合装置であって、
    車両側に固定された車両左右方向に延びる支持軸と、
    前記支持軸を中心に回動可能に取り付けられ、回動により前記被係合部と係合する第1位置と、前記被係合部と非係合となる第2位置とを切り換え可能な係合部材と、
    前記係合部材を前記第2位置に付勢する付勢手段と、
    を有し、
    前記係合部材の重心位置は、車両上下方向において前記第1位置及び前記第2位置のいずれであっても、前記支持軸より上方に位置することを特徴とする係合装置。
  2. 請求項1に記載の係合装置において、
    前記被係合部は、車両左右方向に延びる部材であり、
    前記係合部材は、前記支持軸に軸支される支持部と、該支持部から車両後方側に延在され、その先端に前記被係合部の車両上下方向上側から車両後方側にかけて覆うように係合可能な鉤状の係合部と、を有し、
    前記支持軸の中心位置は、前記被係合部と前記係合部材との接触位置よりも、車両上下方向において下方に位置することを特徴とする係合装置。
  3. 請求項2に記載の係合装置において、
    前記支持部は、前記被係合部が当接しつつ車両前方へ移動することで、前記係合部材を前記第1位置から前記第2位置側に回動させる傾斜部を有することを特徴とする係合装置。
  4. 請求項2または3に記載の係合装置において、
    前記被係合部を有する部材は、前記係合部材と当接しつつ車両前方へ移動することで、前記係合部材を前記第1位置から前記第2位置側に回動させる回動補助凸部を有することを特徴とする係合装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか一つに記載の係合装置を備えた車両用シート。
  6. 請求項1ないし4いずれか一つに記載の係合装置を備えた車両用リフター装置。
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