JP2018023483A - 冷凍・冷蔵ショーケース - Google Patents

冷凍・冷蔵ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP2018023483A
JP2018023483A JP2016156223A JP2016156223A JP2018023483A JP 2018023483 A JP2018023483 A JP 2018023483A JP 2016156223 A JP2016156223 A JP 2016156223A JP 2016156223 A JP2016156223 A JP 2016156223A JP 2018023483 A JP2018023483 A JP 2018023483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
rod
base
refrigeration
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016156223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6788421B2 (ja
Inventor
竜志 深野
Tatsushi Fukano
竜志 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2016156223A priority Critical patent/JP6788421B2/ja
Publication of JP2018023483A publication Critical patent/JP2018023483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6788421B2 publication Critical patent/JP6788421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】カバー部材の通気口に対する利用者の斜め上方からの視線を遮り、見栄えの良い冷凍・冷蔵ショーケースを提供する。【解決手段】商品陳列部2の下方に基台3が設けられる冷凍・冷蔵ショーケース1であって、基台3の開口35を覆うカバー部材5を備え、カバー部材5は、左右方向に延び上下方向に離間して配置される複数の棒状部材51,51,…を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、商品陳列部の下方に基台が設けられる冷凍・冷蔵ショーケースに関する。
食品等の被冷却物(商品)を冷却する商品陳列部を備える冷凍・冷蔵ショーケースは、利用者が取り出しやすい高さに商品を陳列するために、商品陳列部の下方に基台を設けて商品陳列部の高さ位置を調整している。また、基台の内部は、冷媒による冷凍サイクルを行う冷凍機ユニットや該冷凍機ユニットの運転制御を行う制御機器等が配置される機械室となっている。
基台の前面には、機械室に配置される各種機器の保護及び目隠しのためにキックプレート等のカバー部材が取り付けられており、各種機器の整備や清掃等のメンテナンスを行う際には、カバー部材を取り外すことにより基台の内部にアクセスできるようになっている。また、カバー部材には、冷凍機ユニットを構成する凝縮器を冷却するための外気を取り込む通気孔が多数形成されている。また、カバー部材の通気孔から外気が取り込まれる際には、床面から舞い上がる埃等も一緒に取り込まれるため、凝縮器への埃等の付着を防ぐためにカバー部材と凝縮器との間には埃等を捕集する凝縮器用フィルタが配置されている。
このような冷凍・冷蔵ショーケースには、例えば、特許文献1に開示されているような技術が採用されている。特許文献1によれば、冷凍機内蔵型ショーケース(冷凍・冷蔵ショーケース)は、商品陳列部を有するケーシングと、該ケーシングの下部に配置される架台(基台)と、該架台の内部に形成された機械室に収容される冷凍機ユニットと、架台の前面に取り付けられるキックプレートと、から主に構成され、キックプレートには、機械室に収容される凝縮器の直前の位置に開口が設けられており、該開口には、キックプレートと別体に構成され多数の通気孔(通気口)が形成された通気孔カバー(カバー部材)が着脱自在に取り付けられている。また、通気孔カバーの内側には、凝縮器用フィルタを着脱自在に保持するフィルタ保持部が設けられており、通気孔カバーをキックプレートから取り外した状態でフィルタ保持部から凝縮器用フィルタを着脱できるため、凝縮器用フィルタの清掃・交換等のメンテナンス性が高められている。
特開2004−245569号公報(第4頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、金属製の薄板から構成される通気孔カバーに通気孔が穿設されており、お客様等の利用者には、通常通気孔カバーは斜め下方において視界に入ることになる。そのため、通気孔を通して架台の内部構造(例えば、凝縮器用フィルタ)や通気孔カバーの裏側から漏れる光等が利用者に視認される虞があり、冷凍・冷蔵ショーケースの見栄えが悪くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カバー部材の通気口に対する利用者の斜め上方からの視線を遮り、見栄えの良い冷凍・冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の冷凍・冷蔵ショーケースは、
商品陳列部の下方に基台が設けられる冷凍・冷蔵ショーケースであって、
前記基台の開口を覆うカバー部材を備え、
前記カバー部材は、左右方向に延び上下方向に離間して配置される複数の棒状部材を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、棒状部材同士の上下方向の隙間にカバー部材の通気口が形成されるとともに、棒状部材は前後方向に厚みを有しており、複数の棒状部材が利用者の斜め上方からの視線と重なるため、カバー部材の通気口に対する利用者の斜め上方からの視線を遮り、冷凍・冷蔵ショーケースの見栄えを良くすることができる。
前記カバー部材において下側に配置される前記棒状部材は、上側に配置される前記棒状部材よりも前記基台の内部側に位置していることを特徴としている。
この特徴によれば、上下に隣接する棒状部材の内、下側に配置される棒状部材も利用者の斜め上方からの視線と重なりやすくなるため、カバー部材の通気口に対する利用者の斜め上方からの視線をさらに遮りやすくできる。
前記複数の棒状部材は、上下方向に基台の外側に突出する曲面を描くように配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、カバー部材の前面が複数の棒状部材により上下方向に曲面を描くように形成されるため、見栄えを良くすることができるとともに、下方の通気口を利用者の視線に入り難くすることができる。
前記棒状部材は、略円柱状または略円筒状であることを特徴としている。
この特徴によれば、棒状部材の上端部に埃等が溜まり難くなるとともに、上下に配置される棒状部材に邪魔されることなく、棒状部材の前端よりも基台の内部側に清掃器具等が入り込みやすくなるため、カバー部材の清掃等を行いやすい。
前記カバー部材は、前記複数の棒状部材と、前記複数の棒状部材の両端部を着脱可能に支持する側面部材と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、棒状部材の一部が変形・破損しても、当該棒状部材のみを側面部材から取り外して修理または交換を行うことができるため、カバー部材のメンテナンス性を高めることができる。
前記商品陳列部の前端が前記基台よりも前方に張り出しており、
前記カバー部材は、前記商品陳列部の下方に配置され、前記カバー部材の前面上端が前記商品陳列部の前端と揃っていることを特徴としている。
この特徴によれば、冷凍・冷蔵ショーケースの前面及び側面を商品陳列部から基台にかけて連続的に構成することができるため、見栄えを良くすることができる。
前記カバー部材の背面に整風板が配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、カバー部材の通気口から取り込まれた外気を整風板によって凝縮器に効率よく当てることができるため、凝縮器における熱交換効率を高めることができる。
実施例における冷凍・冷蔵ショーケースを示す斜視図である。 冷凍・冷蔵ショーケースの構造を示す側面視の断面図である。 基台及びカバー部材の構造を示す側面視の断面図である。 カバー部材の構造を示す分解斜視図である。 カバー部材の開閉構造を示す側面視の断面図である。 利用者の斜め上方からの視線とカバー部材との位置関係を示す模式図である。
本発明に係る冷凍・冷蔵ショーケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る冷凍・冷蔵ショーケースにつき、図1から図6を参照して説明する。以下、図2の紙面左側を冷凍・冷蔵ショーケースの正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。尚、前述した基台の内部側とは、後述する基台3の後方側のことであり、基台の外側とは、基台3の前方側のことである。
本実施例の冷凍・冷蔵ショーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等において食品等の商品を保冷した状態で陳列するために設置され、図1に示されるように、冷凍・冷蔵ショーケース1の上方に設けられ商品(図示略)が冷却・収納される商品陳列部2と、該商品陳列部2の下方に設けられる基台3と、から主に構成され、基台3の内部に形成される機械室(後述する上部機械室31及び下部機械室32)に収容された冷凍機ユニットにより冷凍・冷蔵ショーケース1内で冷凍サイクルを行って商品陳列部2を冷却できるようになっている。
図2に示されるように、冷凍・冷蔵ショーケース1は、前面側が開放された略コ字形をなす断熱構造の外箱22と、その内方の、同じく前面側が開放された略コ字形の内箱23とから構成されるケース本体21を備え、その内部空間に商品陳列部2が形成されている。内箱23の背面部23aには、前後に延びるブラケット24,24,24の後端が取付けられ、ブラケット24,24,24の上には棚板25,25,25が取付けられており、棚板25,25,25及び内箱23の底部23bの上面にそれぞれ商品が陳列可能になっている。
また、ケース本体21の背面側には、外箱22と内箱23との間に通風路26が形成され、この通風路26の鉛直下方が後述する上部機械室31に連通しており、冷凍機ユニットを構成する後述する蒸発器41と、該蒸発器41に向けて空気を送る送風機42とが配設されている。尚、蒸発器41は、冷媒を利用した冷凍サイクルにより熱交換を行い、その周囲の空気を冷却できるようになっている。
また、ケース本体21の上部前端の下縁には、通風路26に連通する冷気の吹出口27が下向きに形成され、ケース本体21の下部前端の上縁には、上方に開口して上部機械室31に連通する冷気の吸込口28が形成されているため、上部機械室31内の送風機42を作動させることにより、蒸発器41により冷却された冷気が、上方の吹出口27から下方の吸込口28に向けて吹き出されるようになっている。
これによれば、ケース本体21の前面の開放面に冷気の気流によりエアカーテンが形成されるとともに、その冷気の一部が商品陳列部2内に流入することにより、商品陳列部2内が冷却された状態を維持できるようになっている。また、吸込口28から吸い込まれた冷気は、上部機械室31内に流入して、送風機42により再び蒸発器41に送られることにより、冷気が効率的に循環するようになっている。
図2に示されるように、商品陳列部2の下方に設けられる基台3は、その内部に形成される上部機械室31と、該上部機械室31の下方に形成される下部機械室32と、から構成され、冷媒を利用した冷凍サイクルを行う冷凍機ユニットを構成する蒸発器41、圧縮機43、凝縮器44及び図示しない膨張弁がそれぞれ冷媒配管45により接続された状態で収容されている。
上部機械室31は、ケース本体21を構成する内箱23の底部23bと、外箱22の底部22aとの上下間に形成され、前述したようにケース本体21の背面側で通風路26に連通している。
また、上部機械室31の底面を構成する外箱22の底部22aには、前方の所定位置に排水部31aが設けられている。さらに、排水部31aは、下方の下部機械室32に配設される図示しない排水処理部に配水管31bにより連結されている。尚、上部機械室31の底面は、排水部31aに向けて下方に傾斜した形状を成しており、冷却に伴って蒸発器41に付着する霜を除霜した際等に生じる水が傾斜に沿って排水部31aまで流れやすくなっている。
下部機械室32は、外箱22の底部22aを挟んで上部機械室31の下方に設けられ、前後に開口を有する箱型に形成されており、前方の開口35には、後述するカバー部材5が着脱可能に取付けられている。また、後方の開口には、矩形状の換気カバー33が着脱可能に取付けられている。これによれば、前方のカバー部材5から取り込まれた外気は、下部機械室32内を前後方向に通過した後、後方の換気カバー33から外部に排気される(図3参照)。尚、下部機械室32内を前方から後方に通過する外気は、冷凍サイクルを行う冷凍機ユニットを構成する凝縮器44において熱交換により冷媒から放熱された熱を受け渡される熱交換風としての役割を持っている。
また、下部機械室32には、冷凍サイクルにおいて蒸発器41で発生した低温低圧の冷媒を圧縮する圧縮機43と、冷凍サイクルの冷媒の流れにおいて圧縮機43の下流側に配置され熱交換を行う凝縮器44と、下部機械室32内において外気を前方から後方に向けて能動的に送る送風機46と、前述した図示しない排水処理部と、冷凍・冷蔵ショーケース1の動作を制御する図示しない制御装置等が内蔵された図示しない電装箱と、が配設されている。
図2及び図3に示されるように、上部機械室31の前端は、上方に隣接する商品陳列部2の前端と揃うように構成され、下方の下部機械室32の前端よりも前方に張り出している。
図1に示されるように、商品陳列部2の両側面には、透光性パネル20,20が設けられ、該透光性パネル20,20の前縁は、下端が上端よりも前方に張り出した状態で緩やかに曲面を描くように形成されている。また、基台3の両側面には、側板30,30が設けられ、該側板30,30の前縁は、上端が下端よりも前方に張り出した状態で緩やかに曲面を描くように形成されている。これによれば、冷凍・冷蔵ショーケース1の両側面の前縁を透光性パネル20,20及び側板30,30によって上下方向に緩やかな略円弧状(図2参照)に形成することができ、美観を高めることができる。
図1及び図2に示されるように、カバー部材5は、基台3の両側方に設けられる側板30,30間において、下部機械室32の前方の開口35に取り付けられる。尚、カバー部材5は、商品陳列部2及び上部機械室31の下方に配置される。また、カバー部材5により下部機械室32の開口35が閉塞された状態においては、カバー部材5の前面上端は、商品陳列部2に隣接する上部機械室31の前面に揃うようになっている。これによれば、冷凍・冷蔵ショーケース1の前面を商品陳列部2から基台3にかけて段差なく構成することができ、見栄えを良くすることができる。
また、カバー部材5は、前面が前述した基台3の両側面に設けられる側板30,30の前縁に沿うように上端が下端よりも前方に張り出した状態で緩やかに曲面を描くように形成されている。これによれば、冷凍・冷蔵ショーケース1の前面及び側面を商品陳列部2から基台3にかけて上下方向に緩やかな曲面状に形成することができ、美観を高めることができる。
次いで、カバー部材5の構造について、図3及び図4を用いて詳しく説明する。図3及び図4に示されるように、カバー部材5は、左右方向に延びる複数の棒状部材51,51,…(本実施例においては9本)と、該棒状部材51,51,…の左右両端部を支持する一対の側面部材52,52と、該側面部材52,52の上端に取り付けられる横架部材54と、棒状部材51,51,…の後方に配置され側面部材52,52の間に取り付けられる整風板55と、該整風板55に後方から取り付けられるフィルタ保持部材56と、から主に構成されている。尚、複数の棒状部材51,51,…は、同一構成であるため、1本の棒状部材51についてのみ説明する。
棒状部材51は、ステンレスの押出し成形品であり、略円筒状を成し、左右両端部には内周がねじ切りされた空洞部51a,51aが形成されている。
側面部材52,52は、ステンレス板の打抜き加工により成形され、前縁は前述した側板30,30の前縁に合わせて上方が下方よりも前方に張り出した状態で緩やかに曲線を描くように形成され、後縁は上下方向に直線状に形成されている。また、側面部材52,52の前縁近傍には、左右方向に貫通する複数の貫通孔52a,52a,…がそれぞれ形成されている。貫通孔52a,52a,…は、側面部材52,52の前縁に沿って曲線を描くように上下方向に所定間隔置きに配置されている。
これによれば、複数の棒状部材51,51,…の空洞部51a,51a,…と側面部材52,52の貫通孔52a,52a,…をそれぞれ位置合わせした状態で、左右から固定ネジ52b,52b,…で締め付けることにより、側面部材52,52によって複数の棒状部材51,51,…を左右から挟み込むように支持することができる。そのため、複数の棒状部材51,51,…によってカバー部材5の前面を曲面状に構成することができる。
さらに、側面部材52,52に支持される棒状部材51,51,…は、上下方向に所定間隔置きに配置されるため、カバー部材5の前面には、上下の棒状部材51,51,…と左右の側面部材52,52とから構成される複数の通気口53,53,…が形成される。
横架部材54は、ステンレス板の曲げ加工により成形され、断面視L字状を成し、前端部を下方に屈曲させることにより把持部54aが形成されている。尚、側面部材52,52の前縁の上端近傍は、最上段の棒状部材51が支持される貫通孔52a,52a付近から上方に向けて後方側に傾斜している。これによれば、カバー部材5の左右方向に亘って延びる横架部材54の把持部54aの左右両端部を側面部材52,52の前縁に邪魔されることなく把持できるようになっている。また、把持部54aは、下方に延出しているため、利用者の斜め上方からの視線を遮ることができる。
整風板55は、ステンレス板の曲げ加工により成形され、側面視略コ字状を成し、棒状部材51と左右方向の寸法が略同一になるように構成されている。また、整風板55には、パンチング加工により前後方向に貫通する複数の貫通孔55a,55a,…が形成されている。これによれば、前述した送風機46の動作により、カバー部材5の通気口53,53,…から取り込まれた外気は、整風板55の貫通孔55a,55a,…を通る際に整風される。そのため、整風板55の貫通孔55a,55a,…から凝縮器44に向けて整風された外気が吹き付けるようになり、凝縮器44における熱交換効率を高めることができる。
また、整風板55の下端部には、左右一対の係止孔55b,55bが形成されており、この係止孔55b,55bは、下部機械室32の開口35の下方に上方に起立し左右一対設けられる係止爪34,34に対応している。これによれば、下部機械室32側の係止爪34,34に整風板55の係止孔55b,55bを係止させることによって、カバー部材5の下端部を下部機械室32の開口35に取り付けることができる。また、カバー部材5は、上方の把持部54aを把持した状態で係止された係止孔55b,55b(カバー部材5の下端部)を軸に回動可能となっており、カバー部材5によって下部機械室32の開口35の開閉を容易に行うことができる(図5参照)。尚、カバー部材5の後端には、上方あるいは側方に図示しない磁石が取り付けられている。これによれば、下部機械室32の開口35の上縁あるいは側縁に対してカバー部材5の後端が磁気吸着することにより、下部機械室32の開口35の閉塞状態を維持することができる。
フィルタ保持部材56は、ステンレス板の曲げ加工により成形され、側面視略コ字状を成し、整風板55よりも左右方向の寸法が小さく構成されている。尚、フィルタ保持部材56は、整風板55に対して図示しないネジ等で上下から固定されている。また、フィルタ保持部材56には、下部機械室32における凝縮器44の配置位置に対応して矩形状の開口部56aが形成されている。これによれば、カバー部材5の通気口53,53,…から取り込まれた外気を凝縮器44に効率よく吹き付けることができ、凝縮器44における熱交換効率を高めることができる。尚、開口部56aの後方側には、開口周縁に沿って略ロ字形状の樹脂製のパッキン材57(図3参照)が設けられている。これによれば、カバー部材5により下部機械室32の開口35を閉塞した状態において、パッキン材57が凝縮器44の前面に対して先に近接あるいは当接するため、フィルタ保持部材56と凝縮器44とが直接接触することによる変形・破損を防ぐことができる。
また、フィルタ保持部材56の上端部には、左右方向に延びるスリット56bが形成されている。これによれば、スリット56bに上方から凝縮器用フィルタ58を抜き差しすることにより、フィルタ保持部材56に凝縮器用フィルタ58を着脱することができる。
さらに、図5に示されるように、カバー部材5を開けた状態においては、フィルタ保持部材56のスリット56bが前方斜め上方を向くようになっているため、凝縮器用フィルタ58の着脱を容易に行うことができる。
以上説明したように、冷凍・冷蔵ショーケース1の基台3を構成する下部機械室32の開口35を覆うカバー部材5は、上下方向に離間して配置される複数の棒状部材51,51,…を有しているため、棒状部材51,51,…同士の上下方向の隙間にカバー部材5の通気口53,53,…が形成されるとともに、棒状部材51,51,…は前後方向に厚みを有しており、図6に示されるように、複数の棒状部材51,51,…が利用者の斜め上方からの視線と重なるため、カバー部材5の通気口53,53,…に対する利用者の斜め上方からの視線を遮り、冷凍・冷蔵ショーケース1の見栄えを良くすることができる。
また、カバー部材5において下側に配置される棒状部材51,51,…は、上側に配置される棒状部材51,51,…よりも基台3の内部側(後方側)に位置しているため、上下に隣接する棒状部材51,51,…の内、通気口53,53,…の下方側に配置される棒状部材51,51,…も利用者の斜め上方からの視線と重なりやすくなり、カバー部材5の通気口53,53,…に対する利用者の斜め上方からの視線をさらに遮りやすくできる。すなわち、上方側に配置される棒状部材51,51,…によって遮ることができないカバー部材5の通気口53,53,…に対する利用者の斜め上方からの視線を、下方側に配置される棒状部材51,51,…により遮ることができる。
また、冷凍・冷蔵ショーケース1の前面は、商品陳列部2から基台3にかけて上下方向に連続的に構成されているため、利用者がカバー部材5を意識することが少なく、カバー部材5の前面に形成される通気口53,53,…に利用者が視線を向け難くなる。
また、複数の棒状部材51,51,…は、上下方向に基台3の前方側に突出する曲面を描くように配置されるため、カバー部材5の前面が複数の棒状部材51,51,…により上下方向に曲面を描くように形成され、見栄えを良くすることができるとともに、下方側の通気口53,53,…を利用者の視線に入り難くすることができる。尚、床面に近い下方側の通気口53,53,…には、埃等の汚れが付きやすく、その部分を利用者の視線に入り難くすることにより、見栄えをさらに良くすることができる。
また、棒状部材51,51,…は、略円筒状であり、その外周が円弧状であるため、棒状部材51,51,…の上端部に埃等が溜まり難くなるとともに、上下に配置される棒状部材51,51,…に邪魔されることなく、カバー部材5の前面よりも下部機械室32の内部側に清掃器具等が入り込みやすくなり清掃等を行いやすい。
また、カバー部材5は、複数の棒状部材51,51,…と、複数の棒状部材51,51,…の両端部を着脱可能に支持する側面部材52,52と、を備えるため、棒状部材51,51,…の一部が変形・破損しても、変形・破損した棒状部材51のみを側面部材52,52から取り外して修理または交換を行うことができ、カバー部材5のメンテナンス性を高めることができる。尚、カバー部材5は、棒状部材51,51,…、側面部材52,52、整風板55及びフィルタ保持部材56等がユニット化されているため、カバー部材5を着脱して凝縮器用フィルタ58の清掃・交換等のメンテナンスを行いやすい。
また、複数の棒状部材51,51,…は、側面部材52,52の前縁よりも後方側に配置されており、カバー部材5を開ける際に、側面部材52,52の前縁が床面に対して先に当接するため、棒状部材51,51,…が床面に直接接触して変形・破損することを防いでいる(図5参照)。
また、カバー部材5は、基台3の側板30,30間に取り付けられ、左右方向の寸法が商品陳列部2及び上部機械室31の前面の左右方向の寸法と略同一に構成されているため、カバー部材5の左右方向の位置合わせを容易に行うことができるとともに、冷凍・冷蔵ショーケース1の前面に一体感が生まれることにより見栄えが良い。
また、カバー部材5の前面が曲面状に構成されるため、カバー部材5にショッピングカート等が衝突した際の接触面積を小さくすることができ、変形・破損する範囲を最小限に抑えることができる。
また、カバー部材5の前面は、主に複数の棒状部材51,51,…及び側面部材52,52の前縁により構成されるため、カバー部材の前面が板材を用いて曲面状に構成されたた場合と比べて、高い構造強度を維持することができる。
また、カバー部材5の通気口53,53,…は、上下の棒状部材51,51,…と左右の側面部材52,52により構成されるため、パンチング加工や切り起こしにより構成された場合と比べて、指を入れた際にバリ等で怪我をする虞がなく、安全性が高い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、カバー部材5は、基台3の内部に冷凍機ユニットが配置される内蔵型の冷凍冷蔵ショーケースに取り付けられる態様として説明したが、これに限らず、カバー部材が取り付けられる基台の内部には、冷凍機ユニットや制御機器等が配置されていなくてもよい。尚、この場合には、整風板55、フィルタ保持部材56、パッキン材57及び凝縮器用フィルタ58の構成を省略してもよい。
また、前記実施例では、基台3の両側面に側板30,30がそれぞれ取り付けられ、カバー部材5が側板30,30の間に配置される態様として説明したが、これに限らず、カバー部材の左右の側面部材が、基台の両側面に取り付けられる側板の一部を構成していてもよい。
また、前記実施例では、9本の棒状部材51,51,…が側面部材52,52の前縁に沿って曲面を描くように上下方向に所定間隔置きに配置される態様として説明したが、これに限らず、棒状部材の本数や上下の棒状部材の間隔は、カバー部材の通気口に対する利用者の斜め上方からの視線を遮ることができるものであれば、自由に構成されてよい。
尚、側面部材52,52に支持される棒状部材51,51,…は、周方向に回転可能であってもよい。これによれば、棒状部材51を回転させて変形・破損した箇所が後方側を向くように調整することにより棒状部材51の変形・破損した箇所を目立ち難くすることができる。また、棒状部材51を回転させながらカバー部材5の前方側から棒状部材51に付着した埃等を取除くことにより、周方向に亘って棒状部材51に付着した埃等を取除くことができ、メンテナンス性を高めることができる。
また、棒状部材51は、その形状が略円筒状である例を挙げて説明したが、中実の略円柱あってもよい。さらに、その外形は円形でなく多角形であってもよい。
1 冷蔵ショーケース
2 商品陳列部
3 基台
5 カバー部材
30 側板
31 上部機械室
32 下部機械室
35 開口
44 凝縮器
51 棒状部材
52 側面部材
53 通気口
55 整風板
56 フィルタ保持部材
58 凝縮器用フィルタ

Claims (7)

  1. 商品陳列部の下方に基台が設けられる冷凍・冷蔵ショーケースであって、
    前記基台の開口を覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、左右方向に延び上下方向に離間して配置される複数の棒状部材を有していることを特徴とする冷凍・冷蔵ショーケース。
  2. 前記カバー部材において下側に配置される前記棒状部材は、上側に配置される前記棒状部材よりも前記基台の内部側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
  3. 前記複数の棒状部材は、上下方向に基台の外側に突出する曲面を描くように配置されることを特徴とする請求項2に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
  4. 前記棒状部材は、略円柱状または略円筒状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
  5. 前記カバー部材は、前記複数の棒状部材と、前記複数の棒状部材の両端部を着脱可能に支持する側面部材と、を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
  6. 前記商品陳列部の前端が前記基台よりも前方に張り出しており、
    前記カバー部材は、前記商品陳列部の下方に配置され、前記カバー部材の前面上端が前記商品陳列部の前端と揃っていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
  7. 前記カバー部材の背面に整風板が配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
JP2016156223A 2016-08-09 2016-08-09 冷凍・冷蔵ショーケース Active JP6788421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156223A JP6788421B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 冷凍・冷蔵ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156223A JP6788421B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 冷凍・冷蔵ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018023483A true JP2018023483A (ja) 2018-02-15
JP6788421B2 JP6788421B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=61193501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016156223A Active JP6788421B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 冷凍・冷蔵ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6788421B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550452U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02
JPS6212476U (ja) * 1985-07-09 1987-01-26
JP2015224507A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 Ykk Ap株式会社 建物用外壁ルーバー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550452U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02
JPS6212476U (ja) * 1985-07-09 1987-01-26
JP2015224507A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 Ykk Ap株式会社 建物用外壁ルーバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP6788421B2 (ja) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2893850B1 (en) Zone cooling in a refrigerated merchandiser
JP2008025888A (ja) 低温ショーケース
JP2006058004A (ja) 冷蔵庫
JP6589351B2 (ja) デッキ
JP6821954B2 (ja) ショーケース
JP2016209286A (ja) 食品の加熱・冷却システム
JP2018023483A (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
US5662394A (en) Low-temperature showcase
JP2020188844A (ja) 冷蔵ショーケース
JP2007175130A (ja) オープンショーケース
JP6931287B2 (ja) 物品陳列棚に組込み可能な冷凍・冷蔵ショーケース
JP2010019513A (ja) ショーケース
JP2006308194A (ja) 冷蔵ショーケース
JP6785028B2 (ja) オープンショーケース
JP6697734B2 (ja) ショーケース
JP2000028255A (ja) オープンショーケース
JP6150430B2 (ja) リーチインショーケース
JP2019181059A (ja) 虫除け機能付きオープンショーケース
JP7220515B2 (ja) 冷蔵庫
JP3829719B2 (ja) ショーケース
JP2006308195A (ja) エアーカーテン形成装置および冷蔵装置
JP6471521B2 (ja) ラウンド型オープンショーケース
JP2008202877A (ja) ショーケースの吸入口保護装置
JP2003284629A (ja) 冷蔵庫
JP2004294031A (ja) ショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6788421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250