JP2018022509A - 双方向型情報配信システム - Google Patents

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清巳 内田
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Abstract

【課題】インターネット網や地域イントラ網等の通信回線網を経由し、必要な情報を住民に配信および必要な情報を住民が投稿可能とする双方向型情報配信システムを提供する。
【解決手段】地下等のGPSが使用できない場所にWi−Fi装置202を設置することで、情報通信機器104が、Wi−Fi装置202に近づくだけで、情報通信機器104からの投稿情報や安否確認情報を観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103の配信サーバ306Aに送信することが可能となり、また、配信サーバ306Aからの災害情報やカメラ映像情報を情報通信機器104により受信することが可能となる。一方、配信サーバ306A側にとっては、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204だけでなく、Wi−Fi装置202の近くにいる情報通信機器104の利用者からも周辺の情報を収集することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、台風、大雪などの気象情報や地震、火山情報などの防災情報、その他の地域生活情報などを自治体からインターネットを介して利用者が使用するパーソナル・コンピュータ等のクライアント端末に周知させ、また住民一人一人の自主的な行動や相互扶助を促すために必要な情報の伝達と共有、住民間の通信手段を確保させるための各種情報などをインターネット網や地域のイントラ回線網を介して双方向に情報共有可能な双方向型情報配信システム、サーバ装置及び制御方法に関する。
一般的に、この種のシステムには、各自治体から住民へ情報提供する手段の1つとして、県及び市町村が「地域防災計画」に基づき、それぞれの地域における防災、応急救助、災害復旧に関する業務に使用することを主な目的として、併せて、平常時には一般行政連絡を行う防災行政無線局やメール配信を行う告知システムがあるが、各種情報の多くが発信者側の一方的なものであり、利用者側にとっては地区地域が異なる等の理由により不必要な情報が配信されたり、防災行政無線システムなどでは豪雨などの影響により屋外拡声器からの音声が聞こえづらい場合や聞き漏らし等々により各種自治体からの配信情報が住民等々に伝わらないおそれがある。
また、災害時等々においては、キャリア回線網の輻輳等々が予想され、一般的に主な情報入手手段となっているインターネットの使用が困難となる場合が想定されており、Wi−Fi(登録商標)等々の無線接続機器の設置使用用途が増えてきている。なお、Wi−Fiの無線接続機器は、近距離無線システムの親機である。
加えて、災害発生時などにおいては速やかに避難施設の開設等々の対応が求められる中、限られた自治体関係者で当該地区の被災状況の確認等々を行うことは困難であり、当該住民の方々からの広い情報投稿が求められることが想定される。
特開2008−306262号公報 特開2003−69992号公報 特開2003−337987号公報
屋外拡声器や戸別受信機を介して市町村から住民等に対して直接・同時に防災情報や行政情報を伝えることを目的とした同報系防災行政無線などから配信される情報は、特に災害時においては人命に関わるものであることも多い。しかしながら、豪雨などの周辺環境の状態により屋外拡声器からの音声が聞こえづらい場合や聞き漏らし等々により、各種自治体からの配信情報が住民等々に伝わらないおそれがあるため、住民に対する情報伝達手段の多様化が必須となっている。
また、災害発生時等々の錯綜した環境下において、限られた自治体関係者が地域の被災状況の把握を行うことは困難であると想定されるため、防災に関わる地域住民一人一人の自主的な行動や相互扶助を促すために、当該エリアの被災状況を住民自ら投稿発信出来る仕組みが求められている。
さらに、上記システムにおいて、防災行政無線やメールの配信情報、住民の方々からの投稿情報などは、自治体側の設備においてそれぞれ別の画面で管理され、情報の種類別の画面を切り替えることより閲覧するため、各情報の関連性を見出すことは難しい。
本発明の目的は、インターネット網や地域イントラ網等の通信回線網を経由し、必要な情報を住民に配信および必要な情報を住民が投稿可能とする双方向型情報配信システム、サーバ装置及び制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の観点は、以下のような構成要素を備えている。すなわち、各々無線エリアを構成する複数の近距離無線システム用の基地局と、複数の基地局にそれぞれ備えられ、無線エリア内の映像を撮像するカメラ装置と、無線エリアに位置し、少なくとも1つの基地局に対し無線回線を介して接続可能な情報通信機器と、複数の基地局に対し通信回線を介して接続され、基地局に設置されたカメラ装置が撮像したカメラ映像情報及び情報通信機器から送信される第1の情報を受信し、カメラ映像情報及び第2の情報を情報通信機器へ配信するサーバ装置とを備える。
この観点によれば、地下等のGPSが使用できない場所等に近距離無線システム用の基地局を設置するだけで、位置情報を使用できない情報通信機器であっても、基地局に近づくことで、情報通信機器からの投稿情報や安否確認情報をサーバ装置に送信することが可能となり、また、サーバ装置からの災害情報やカメラ映像情報を受信することが可能となる。一方、サーバ装置側にとっては、基地局に設置されたカメラ装置だけでなく、基地局の近くにいる情報通信機器のユーザからも周辺の情報を収集することができ、無線エリアごとの詳細な情報を管理することができる。
また、本発明の観点は以下のような第1乃至第6の実施態様を備えることを特徴とする。
第1の実施態様は、少なくとも1つの基地局に設置され、無線エリア内の気象を観測する気象観測装置を備え、サーバ装置は、気象観測装置から気象観測情報を取得する。また、サーバ装置は、気象観測情報を閾値と比較し、この比較結果に基づいて、所定の情報処理を実行する。
第1の実施態様によれば、基地局が構成する無線エリア単位で、詳細な気象観測情報を取得することができる。また、気象観測情報を閾値と比較し、この比較結果に基づいて、例えばゲリラ豪雨等が発生する恐れがある場合に、該当する無線エリアに警報を発することができる。
第2の実施態様は、上記サーバ装置において、自治体から報知する音声源がある場合、防災行政無線に接続して音声放送情報の管理、蓄積を可能とし、音声放送情報を再配信可能である。
第2の実施態様によれば、情報通信機器を持った利用者が録音された音声データを視聴する際には、日付時刻を選択することで容易に視聴可能である。
第3の実施態様は、上記サーバ装置において、無線エリアに位置する情報通信機器に対し、周辺の映像の撮像を要求する撮像要求を送信する撮像要求送信手段と、撮像要求の送信に対し、情報通信機器から送信されるカメラ映像情報をカメラ映像情報及び第1の情報と共に受信する受信手段と、受信手段により受信したカメラ映像情報を、情報通信機器を特定する端末ID及び基地局を特定する基地局IDに関連付けて記憶する記憶手段と、選択指定される無線エリアに応じて、該当する基地局または該当する情報通信機器に対応するカメラ映像情報を記憶手段から読み出し配信処理を実行する制御手段とを備える。
第3の実施態様によれば、基地局に設置されたカメラ装置のみでなく、基地局の周辺にいる情報通信機器の利用者に対してもカメラ映像を要求することができ、無線エリアについての詳細な映像情報をサーバ装置で管理することができる。また、情報通信機器の利用者から取得したカメラ映像情報を、該当する基地局の基地局ID及び情報通信機器の端末IDに関連付けてメモリに記録し管理することができ、サーバ装置のオペレータが任意の無線エリアを指定するだけで、メモリから任意のカメラ映像情報を読み出して配信することができる。
第4の実施態様は、制御手段において、選択指定される無線エリアのカメラ映像情報及び第1の情報に基づいて、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を作成し、表示部に表示する。
第4の実施態様によれば、サーバ装置のオペレータは、一覧表示、地図表示、個別詳細表示のいずれか1つを選択して見やすい表示画面で無線エリアの状況を監視することができる。
第5の実施態様は、制御手段において、選択指定される無線エリアのカメラ映像情報及び第2の情報に基づいて、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を作成し、これら一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を情報通信機器へ配信して、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を選択的に表示させる。
第5の実施態様によれば、情報通信機器の利用者は、一覧表示、地図表示、個別詳細表示のいずれか1つを選択して見やすい表示画面で自分のいる周辺を確認することができる。
第6の実施態様は、撮像要求送信手段において、複数の基地局に対し、ポーリング形式により順次撮像要求を送信する。
第6の実施態様によれば、通信回線の帯域を、カメラ映像情報の配信、受信で占有することなく、有効利用できる。
上記目的を達成するために本発明の別の観点は、以下のような構成要素を備えている。すなわち、各々無線エリアを構成する複数の近距離無線システム用の基地局と、複数の基地局にそれぞれ備えられ、無線エリア内の映像を撮像するカメラ装置と、無線エリアに位置し、少なくとも1つの基地局に対し無線回線を介して接続可能な情報通信機器と、複数の基地局に対し通信回線を介して接続され、基地局に設置されたカメラ装置が撮像したカメラ映像情報及び情報通信機器から送信される第1の情報を受信し、受信したカメラ映像情報及び第1の情報を、カメラ装置及び情報通信機器の位置情報と受信日時と関連付けて記憶し、カメラ映像情報及び第2の情報を情報通信機器へ配信するサーバ装置とを備える。
この観点によれば、サーバ装置のオペレータは、災害等発生時に、災害発生現場付近の位置情報、日時を選択して情報を検索し、現場付近のカメラ映像、気象情報、利用者からの投稿を照会することで状況を把握できる。
また、本発明の別の観点は以下のような第7乃至第10の実施態様を備えることを特徴とする。
第7の実施態様は、少なくとも1つの基地局に設置され、無線エリア内の気象を観測する気象観測装置を備え、サーバ装置において、気象観測装置から気象観測情報を取得し、気象観測情報を、基地局を特定する基地局IDと、情報取得日時と関連付けて記憶する。
第7の実施態様によれば、基地局が構成する無線エリア単位で、詳細な気象観測情報を取得することができるとともに、サーバ装置のオペレータは、基地局IDを選択するだけで、任意の無線エリア内の気象状況を把握することが可能となる。また、サーバ装置のオペレータは、日時を選択するだけで、任意の日時における各無線エリアの気象状況を把握することができる。
第8の実施態様は、サーバ装置において、自治体から報知する音声源がある場合、防災行政無線に接続して音声放送情報の管理、蓄積を可能とし、音声放送情報を再配信可能であり、放送内容に位置情報が含まれる場合に、音声放送情報に位置情報を付加し、位置情報を付加した音声放送情報を、位置情報と音声配信日時と関連付けて記憶する。
第8の実施態様によれば、サーバ装置のオペレータは、位置情報を選択するだけで、音声放送される放送内容を把握することができ、音声配信日時を選択するだけで、任意の音声放送を即時に視聴することができ、放送内容を確認できる。
第9の実施態様は、サーバ装置において、情報通信機器から受信手段により受信した利用者から投稿された情報を、情報通信機器の位置情報に関連付け、情報通信機器から送信されるカメラ映像に位置情報が付加される場合にカメラ映像を位置情報に関連付けて記憶する記憶手段を備える。
第9の実施態様によれば、サーバ装置のオペレータは、位置情報を選択するだけで、任意の位置に関する投稿情報またはカメラ映像を把握することができる。
第10の実施態様は、サーバ装置において、記憶手段に記憶された情報と、発信された情報とを日時または場所を選択して照会された場合に、情報種別の選択に応じて、特定の情報のみ表示、特定の情報を組み合わせての表示のいずれかを実行する表示制御手段を備える。
第10の実施態様によれば、サーバ装置のオペレータは、関連する発信・収集情報を、情報種別の区別なく日時・場所を選択して横断的に照会することができる。また、情報種別を選択することにより、特定の情報のみ表示、特定の情報を組み合わせて表示することができる。
本発明の双方向型情報配信システムは、以上説明してきたようなもので、防災情報、カメラ映像、気象観測データ等の所定の情報を本システムにより収集することが可能で、さらに住民等の利用者から情報投稿する機能を有することで、広く情報を収集することが可能である。広く収集したデータは、観光・防災Wi−Fiステーションセンタ内の各サーバにて、管理、蓄積、加工を行い、配信サーバを経由して必要な情報をインターネット上に公開させることや、防災行政無線等の伝達媒体を利用して広く住民に報知させることが可能となる。
また、災害発生時等々の錯綜した環境下において、限られた自治体関係者が地域の被災状況の把握を行うことは困難であると想定される場面においても、地域住民一人一人からの被災状況を投稿発信出来る仕組みを設けることで、住民参加型の双方向型情報配信システムを構築できるという効果がある。
さらに、発信・収集した情報を日時・場所で絞り込んで横断的に照会することにより、複数種類の情報を関連付けて照会できる。照会した情報をもとに、配信サーバを経由して必要な情報をインターネット上に公開させることや、防災行政無線等の伝達媒体を利用して広く住民に報知させることが可能となる。
本システムの第1の実施形態である。 本システムの観光・防災Wi−Fiステーション側の第1の実施形態である。 本システムの観光・防災Wi−Fiステーションセンタ側の第1の実施形態である。 双方向型情報配信システムプログラムの画面を示す図である。 図4の画面の“お知らせ”機能の表示例を示す図である。 図4の画面の“ライブカメラ”機能の表示例を示す図である。 図4の画面の“○市への連絡”機能の表示例を示す図である。 図4の画面の“メール配信”機能の表示例を示す図である。 図4の画面の“○市暮らしの情報”機能の表示例を示す図である。 図4の画面の“○市観光情報”機能の表示例を示す図である。 本システムの第1の実施形態に関わるデータ遷移図を示す一例である。 本システムの第1の実施形態に関わる配信サーバのブロック構成図である。 本システムの第1の実施形態に関わる情報通信機器のブロック構成図である。 本システムの第1の実施形態に関わる配信サーバの記憶部にカメラ映像が基地局ID及び端末IDに関連付けて記憶される一例を示す図である。 本システムの第1の実施形態に関わる配信サーバのポーリング動作を示すフローチャートである。 本システムの第1の実施形態に関わるセンタ側に表示される一覧表示、地図表示、個別詳細表示の一例を示す図である。 本システムの第1の実施形態に関わる情報通信機器に表示される一覧表示、地図表示、個別詳細表示の一例を示す図である。 本システムのセンタ側に表示される一覧表示、地図表示、個別詳細表示の第1の実施形態の変形例を示す図である。 本システムの情報通信機器に表示される一覧表示、地図表示、個別詳細表示の第1の実施形態の変形例を示す図である。 本システムの第2の実施形態である。 本システムの第2の実施形態に関わるデータ遷移図を示す一例である。 本システムの第2の実施形態に関わる配信サーバのブロック構成図である。 本システムの第2の実施形態に関わる気象観測用データベースの記憶内容の一例を示す図である。 本システムの第2の実施形態に関わる音声放送用データベースの記憶内容の一例を示す図である。 本システムの第2の実施形態に関わる投稿情報用データベースの記憶内容の一例を示す図である。 本システムの第2の実施形態に関わるセンタ側に表示される選択表示の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る観光・防災情報ステーションシステムの第1の実施形態としての概略構成図である。図中101Aは、観光・防災Wi−Fiステーションシステム、103は観光・防災Wi−Fiステーションセンタ、102−1〜102−n(nは整数)は観光・防災Wi−Fiステーション、104は情報通信機器である。観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nは1基から複数基設置されることも運用上想定している。
観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nは、観光・防災Wi−Fiステーションシステム101Aがカバーするサービスエリアに地理的に分散配置されており、1つもしくは複数で無線エリアを形成している。情報通信機器104は、上記観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nが形成する無線エリア内において、無線回線を介して接続される。情報通信機器104には、通話機能のみを有する携帯電話機の他に、データ通信機能と無線アクセス機能を備えた携帯情報端末と、携帯電話機にパーソナル・コンピュータを接続したものとがある。
観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103と観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nは地域のイントラネット回線(光回線・CATVなど)や無線アクセス回線を介して接続されており、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置されたWi−Fi装置202により情報通信機器104と通信を行っている。当然、情報通信機器104は一般的なキャリア回線との通信も可能である。
観光用途としての各施設や防災用途としての避難所等々に設置する観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nにて取得されたカメラ映像データや取得した気象観測データは、地域のイントラネット回線(光回線・CATVなど)や無線アクセス回線を介して、観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103に収集される。観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103は、収集した情報データを加工・編集し、地域イントラネット回線もしくは無線アクセス回線、キャリア網回線等々から情報通信機器104に情報を提供する。
図2は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1、102−2の構成例を示す図である。各装置を取り付けるポール201にネットワークへの接続用としてWi−Fi装置202、気象観測データ取得用に気象観測装置203、周辺の映像監視用として情報カメラ204、その他地点との無線伝送路確立用として無線リピータ装置205を設け、それらを取りまとめる機器を機器収容箱206に格納している。
機器収容箱206内には、商用電源が切断された場合を想定して非常用電源を搭載しており、商用電源が供給されるまでの間、電源供給させることも可能としている。
構成例として、直接地域イントラネット回線に接続する構成102−1と無線リピータ装置205を使用する構成102−2を記載しているが、組み合わせはこれに限定されない。また、本説明ではポール201に各装置を取り付ける例を記載しているが、もちろん本発明に係る設置方法がこの形態に限定されることはなく各機器を壁掛け等々で設置する方法もある。
図3は観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103の構成例を示す図である。観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103は、ステーション部301とセンタ部302から構成されている。
ステーション部301の構成は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの構成例と同様である。
センタ部302は、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nから取得した映像データ、気象情報データなどの管理・蓄積・加工を行う部分であり、システムによって防災行政無線などの操作卓303がある場合には操作卓から取得した音声放送データの管理・蓄積を行う部分である。
また、センタ部302には、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nから地域イントラネット回線、ルータ310、HUB311、スイッチ部312を経由して、インターネット網に接続する際の接続認証用として接続認証装置304を設けている。
接続認証装置304は、認証処理をする際に情報通信機器104の表示部に認証画面を表示させることも可能である。もちろん認証処理画面を表示させずに認証処理を行う場合や認証処理そのものを行わないなどの切替ができるものとする。
カメラ管理サーバ305は、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの情報カメラ204から送られてくる映像情報を記録し、配信サーバ306Aからの要求により必要となる映像情報を提供する。各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置される情報カメラ204の操作は操作・表示用パソコン307から行うことができる。
操作・表示用パソコン307は、通常のパーソナル・コンピュータまたはそれと同等の機能を有し、情報カメラ204との双方向通信ができる端末機器であればどのようなものでもよい。もちろん上記したデータの加工・表示を行う専用ソフトウェアを利用できるものである必要がある。すなわち、通常のパソコンのように、演算処理を行う中央処理装置(CPU)、メモリ、キーボードやマウス等の入力装置、ハードウェア等の外部記憶装置、CRTやLCDディスプレイ等の表示装置、さらには内蔵するか外部機器として備えるかにかかわらずモデム、TA、ルータ等のインターネットへの接続機器を有するものとする。
音声取込サーバ309は、音声を発する装置と接続することで、例えば防災行政無線などの操作卓303と連動することで、防災行政無線から配信された音声データを取り込み、蓄積することが可能となる。
配信サーバ306Aは、上述したようなカメラ管理サーバ305から取得した映像情報の管理・加工を行い、また音声取込サーバ309から取得した音声データ情報の管理を行うことで、情報通信機器104などに閲覧させるためにインターネット網に情報を公開させることが可能である。また、いわゆるツイッター(登録商標)等のSNS機能を実施するために情報通信機器104から投稿された情報などを管理・蓄積すると共に、カメラ情報と同様に情報通信機器104などに閲覧させるためにインターネット網に情報を公開させる仕組みを設けている。投稿の際には、第1の情報としての文字情報のみならず例えば情報通信機器104にて撮影した写真情報も添付することも可能であり、投稿内容としては例えば災害発生状況、事故、事件などがあるがこれに限定されない。投稿に伴う情報の伝達経路も各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置されるWi−Fi装置202から地域イントラネット回線経由で配信サーバ306Aに接続する場合と、例えば情報通信機器104から一般的なキャリア回線経由で配信サーバ306Aに接続する場合も可能であり、配信サーバ306Aは、情報の配信・双方向の連絡手段を持ち合わせている。配信サーバ306Aのバックアップとして、バックアップサーバ308を設ける場合も想定している。
図4〜図10は、情報通信機器104を用いて、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置されるWi−Fi装置202から地域イントラネット回線経由で配信サーバ306Aに接続する場合と、例えば情報通信機器104から一般的なキャリア回線経由で配信サーバ306Aに接続する場合の双方向型情報配信システムを説明するための表示画面の図である。このアプリケーションは、いわゆるブラウザ機能を有するものである。
図4は情報通信機器104から本プログラムを動作させた場合のTOP画面を示す一例の図である。図中401は“お知らせ”、402は“ライブカメラ”、403は“○市への連絡”、404は“メール配信”、405は“○市暮らしの情報”、406は“○市の観光情報”であり、各アイコンをクリックすることで、各機能の使用が可能となる。
図5は、“お知らせ”401を起動(クリック)した場合の表示画面である。防災行政無線501から配信された音声を日時やアイコンと共にファイル表示部502に表示させ、音声取込サーバ309に録音した音声を拡声させることが可能となる。また、防災行政無線501から配信された映像を日時やアイコンと共にファイル表示部502に表示させ、カメラ管理サーバ305に記録されたカメラ映像情報を表示させることが可能となる。さらに、防災行政無線501から配信された文字情報を日時やアイコンと共にファイル表示部502に表示させ、配信サーバ306Aで管理されたメール情報を表示させることが可能となる。
図6は、“ライブカメラ”402を起動(クリック)した場合の表示画面である。予め登録した各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nが設置される位置(場所や建物等)の一覧をカメラ設置箇所表示部601に表示させ、選択することで、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置される情報カメラ204から取得した映像を映像表示部602に表示可能である。
当該観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに気象観測装置203が設置されている場合、取得した気象観測データは気象観測情報表示部603に表示可能である。
図7は、“○市への連絡”403を起動(クリック)した場合の表示画面である。○市への連絡件名入力部701、○市への連絡場所入力部702、○市への連絡写真添付703、○市への連絡本文入力部704の必要事項を入力し、予め登録した連絡先へ連絡が可能である。連絡先は複数選択可能である。
図8は、“メール配信”404を起動(クリック)した場合の表示画面である。メール配信宛先入力部801、メール配信送信者入力部802、メール配信件名入力部803、メール配信本文入力部804の必要事項を入力することで、任意の宛先にメール配信が可能である。
図9は、“○市暮らしの情報”405を起動(クリック)した場合の表示画面である。○市暮らしの情報表示部901は予め指定した任意の項目が表示可能である。
図10は、“○市の観光情報”406を起動(クリック)した場合の表示画面である。○市の観光情報表示部1001は予め指定した任意の項目が表示可能である。
図11は、本双方向型情報配信システムを防災・観光用途に使用した場合のデータの遷移を一例として示している。センタ設備となる市町村役場に対して、(1)市町村役場へ情報を投稿(収集)するライブカメラ、役所への連絡、安否情報等の機能、(2)市町村役場から第2の情報として情報を配信する緊急・災害情報、役所からのお知らせ、防災行政無線の再放送、安否情報、ライブカメラ、観光情報等の機能を有している。
まず、本システムを使用するにあたり、図4に記すTOP画面にアクセスする方法は2通りある。1つ目は、情報通信機器104が一般的なキャリア回線網を使用して配信サーバ306Aに接続される場合であり、配信サーバ306Aが持つ指定された当該サイトに接続すると図4に記すTOP画面が表示される。2つ目は、情報通信機器104が各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置されたWi−Fi装置202にアクセスし、地域イントラネット回線網を経由して配信サーバ306Aに接続される場合である。Wi−Fi装置202から接続する場合には、接続認証装置304にて予め用意された認証用の画面1101を表示させ、接続の可否を確認し認証処理を行う。一般的に認証の方法はいくつかあるがどれを用いても指定はない。接続処理が完了すると、図4に記すTOP画面が表示され、配信サーバ306Aへのアクセスが可能となり、図5〜図10までの各機能が使用可能となる。
次に、各機能についての説明を行う。図6に示すライブカメラ機能1102では、例えば、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204にて録画された映像は地域イントラネット回線網を経由してカメラ管理サーバ305に蓄積させると同時に、操作・表示用パソコン307にてモニターすることが可能である。カメラ管理サーバ305に蓄積された映像は、配信サーバ306Aの処理により、WEB上に公開され情報通信機器104にて表示可能となる。図6に記載の通り、情報通信機器104を所有する利用者は、任意に選択した観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの映像を視聴することが可能である。表示内容のファイル形式は、当然、動画に限定されることはなく、配信サーバ306Aの処理により、カメラ管理サーバ305に蓄積された映像を例えば数秒単位毎の画像として間引いて取り込み、情報通信機器104に表示させることも可能である。情報通信機器104に画像が表示される方法についても、利用者が情報通信機器104の画面から更新処理動作を行う場合や配信サーバ306Aが一定時間毎に情報通信機器104に表示させる画像を更新させるなども指定はない。
さらに、図7に示す○市への連絡機能1103では、情報通信機器104を所有する利用者が、例えば、当該エリア内の災害発生状況や、事故、事件などの様々な災害・事故情報を情報通信機器104に入力することで配信サーバ306A内に情報を投稿可能である。投稿内容としては、必要項目に加えて、場合により写真等々を添付可能とすることで、その投稿内容の緊急性や信憑性を伝達可能な仕組みとなっている。投稿された情報は、配信サーバ306A内に蓄積され、例えばその情報を操作・表示用パソコン307等に地図表示上に写真と投稿情報とを共に表示することも使用方法例として想定される。
さらに、図8に示す安否情報(グループメール)機能1104では、予め登録(グループ化)させておいたメールリスト宛てにメール配信が可能な仕組みであり、情報通信機器104を操作している利用者の位置情報等々を添付することで、例えば、災害発生時などにおいては、当該位置情報の通知、言い換えれば安否の確認用として利用することも想定される。本システムからメール配信した場合においては、その配信記録を配信サーバ306A内にて蓄積することも可能であるため、利用者側としては安否確認の連絡用途、自治体関係者側としては安否確認の入手用途として使用が可能である。当然、利用方法はこの限りではなく、一般的な連絡手段に地図情報を付与させる仕組みとして利用が可能である。
上述した図6に示すライブカメラ機能1102、図7に示す○市への連絡機能1103、図8に示す安否情報(グループメール)機能1104にて収集された情報を観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103内の配信サーバ306A等にて管理・蓄積・加工を行い、その当該情報を図5に示す防災行政無線の再放送機能1105、図4に示す緊急・災害情報の入手機能1106、図11に示す役所からのお知らせ機能1107、図10に示す観光情報提供機能1108などにて広く情報を配信するシステムとなっている。
配信機能に関わる説明を行う。図5に示す防災行政無線の再放送機能1105では、音声を発する装置、例えば、防災行政無線、災害FM(コミュニティFM放送)のような音声を発するものを想定しており、一例として防災行政無線などの操作卓303がある場合においては、操作卓303などから取得した音声データを音声取込サーバ309に蓄積し、蓄積した音声データファイルは配信サーバ306Aにて取り込み、情報通信機器104に表示させることも可能である。
図4に示す緊急・災害情報の入手機能1106では、IP防災放送エリアメール、防災メールなどの様々な情報伝達方式から受信した文字情報に加え、ライブカメラ機能1102などから収集した映像や役所への連絡機能1103から投稿された情報を基に、緊急性の高い情報を表示させることが可能であり、情報の収集・情報の配信が可能となる双方向型の情報システムとなっている。
図11に示す役所からのお知らせ機能1107では、上述した緊急・災害情報の入手機能1106に表示させた情報に加えて、各自治体からの行政情報などを表示させることが可能である。表示させる内容としては、例えば既設のウェブサイトが整備されている自治体等の場合では、既設ウェブサイトの情報を配信サーバ306Aにて取り込み、同じ情報を表示させることも可能である。
図10に示す観光情報提供機能1108では、例えば観光協会等々で公開用のウェブサイトが整備されている場合は、その情報を配信サーバ306Aにて取り込み、同じ情報を表示させることも可能である。
図12は、上記配信サーバ306Aのブロック構成図である。配信サーバ306Aは、制御部3061と、記憶部3062と、回線制御部3063とを備えている。このうち、回線制御部3063は、複数の観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nを収容するためのものである。記憶部3062には、制御部3061が使用する制御プログラム30621と、撮像要求プログラム(撮像要求手段)30622と、一斉通報確認プログラム(受信手段)30623と、データベース30624と、配信処理プログラム(制御手段)30625とを記憶している。
撮像要求プログラム30622は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの近辺に位置する情報通信機器104に対し、周辺の映像の撮像を要求するプログラムである。また、撮像要求プログラム30622は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに対し、ポーリング形式により順次撮像要求を送信する。
一斉通報確認プログラム30623は、情報通信機器104から送信されるカメラ映像情報を情報カメラ204のカメラ映像情報及び投稿情報及び安否確認情報と共に受信するプログラムである。
データベース30624には、受信したカメラ映像情報を、図14に示すように、情報通信機器104を特定する端末ID及び観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nを特定する基地局ID、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの緯度経度を表す位置情報に関連付けて記憶する。
配信処理プログラム30625は、選択指定される無線エリアに応じて、該当する例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−3または該当する情報通信機器104に対応するカメラ映像情報をデータベース30624から読み出し配信処理を実行するプログラムである。
制御部3061は、記憶部3062の各プログラムに基づき、配信サーバ306Aとしての主たる動作を行う。
図13は、上記情報通信機器104のブロック構成図である。情報通信機器104は、制御部1041と、記憶部1042と、操作部1043と、表示部1044と、無線送受信部1045と、アンテナ1046とを備えている。操作部1043は、表示部1044に一斉通報を表示したことを情報通信機器104の利用者が確認した旨を入力する確認ボタン10431と、利用者が表示情報を選択する選択ボタン10432と、情報の送信を行うための送信ボタン10433とを含んでいる。
無線送受信部1045は、アンテナ1046を介して例えば無線信号を送受信するための回路であり、音声をスピーカ(図示せず)に出力するとともに、マイク(図示せず)からの音声信号を符号化するものである。
制御部1041は、リンク確立、呼制御、移動管理、無線管理等、アプリケーション処理等を実行する。アプリケーション処理には、一般的な携帯無線電話機の機能(電話帳機能、メール機能)の他、網側から送信されたGPSアシストデータを保持してGPS/IMES受信機(図示せず)に提供する機能が含まれる。
図15は、上記配信サーバ306Aのポーリング形式の動作を示すフローチャートである。
配信サーバ306Aは、例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−1への撮像要求の送信時間T0になるか否かを監視しており(ステップST15a)、送信時間T0になると(Yes)、観光・防災Wi−Fiステーション102−1が形成する無線エリアに位置する情報通信機器104の利用者へ「山の裾のアップを撮影してください。」という文字情報を含む撮像要求を送信する。送信後、何分か時間が経過した後に、配信サーバ306Aはカメラ映像情報を受信できたか否かの確認を行い(ステップST15c)、受信した場合に、カメラ映像情報「山の裾のアップ」を観光・防災Wi−Fiステーション102−1の基地局ID「BS1」及び情報通信機器104の端末ID「TM1」に関連付けてデータベース30624に記憶する(ステップST15d)。
以後、配信サーバ306Aは、所定の配信処理を実行する(ステップST15e)。また、配信サーバ306Aは、例えば、観光・防災Wi−Fiステーション102−2への撮像要求の送信時間T1になるか否かを監視しており、送信時間T1になると、観光・防災Wi−Fiステーション102−2が形成する無線エリアに位置する情報通信機器104の利用者へ「工場のアップを撮影してください。」という文字情報を含む撮像要求を送信する。
ここで、配信サーバ306Aのオペレータは、データベース30624を参照して、基地局ID「BS1」を選択指定したとする。すると、配信サーバ306Aは、基地局ID「BS1」に対応するカメラ映像情報及び投稿情報をデータベース30624から読み出して、一覧表示情報、地図情報及び個別詳細表示情報を作成し、図16に示すように、操作・表示用パソコン307に表示する。
ここで、オペレータは、一覧表示1201のチェック欄にチェックを入力すると、地図表示1202上に、「土砂崩れ」、「道路陥没」、「大雨」、「火災」、「河川氾濫」の各アイコンが表示される。「土砂崩れ」のアイコンにタッチすると、「土砂崩れ」に関する個別詳細表示1203が拡大表示される。
一方、配信サーバ306Aは、所定の配信処理を実行する際に、オペレータにより選択指定される無線エリアのカメラ映像情報及び観光情報に基づいて、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を作成し、これら一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を要求のあった観光・防災Wi−Fiステーション102−1の情報通信機器104へ配信して、図17に示すように、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を選択的に表示させる。
情報通信機器104の利用者は、一覧表示1301の観光・レジャー情報を選択し、「温泉」、「観光名所」、「ホテル・旅館」、「イベント情報」のチェック欄にチェックを入力したとする。すると、地図表示1302上に、「温泉」、「観光名所」、「ホテル・旅館」、「イベント情報」の各アイコンが表示される。このうち、「観光名所」のアイコンにタッチすると、「観光名所○桜公園」の個別詳細表示1303が拡大表示される。
以上のように上記第1の実施形態によれば、地下等のGPSが使用できない場所等にWi−Fi装置202を設置するだけで、位置情報を使用できない情報通信機器104であっても、Wi−Fi装置202に近づくことで、情報通信機器104からの投稿情報や安否確認情報を観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103の配信サーバ306Aに送信することが可能となり、また、配信サーバ306Aからの災害情報やカメラ映像情報を受信することが可能となる。一方、配信サーバ306A側にとっては、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204だけでなく、Wi−Fi装置202の近くにいる情報通信機器104の利用者からも周辺の情報を収集することができ、無線エリアごと、つまりステーションごとの詳細な情報を管理することができる。
また、上記第1の実施形態では、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに無線エリア内の気象を観測する気象観測装置203を備えるようにしているので、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−n単位で、詳細な気象観測情報を取得することができる。
また、観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103において、自治体から報知する音声源がある場合、防災行政無線に接続して音声放送情報の管理、蓄積を可能とし、前記音声放送情報を再配信可能とすることで、情報通信機器104を持った利用者が録音された音声データを視聴する際には、日付時刻を選択することで容易に視聴可能である。
また、上記第1の実施形態によれば、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204のみでなく、Wi−Fi装置202の周辺にいる情報通信機器104の利用者に対してもカメラ映像を要求することができ、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの無線エリアについての詳細な映像情報を配信サーバ306Aで管理することができる。また、情報通信機器104の利用者から取得したカメラ映像情報を、該当する観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの基地局ID及び情報通信機器104の端末IDに関連付けて記憶部3062に記録し管理することができ、配信サーバ306Aのオペレータが任意の無線エリアを指定するだけで、記憶部3062から任意のカメラ映像情報を読み出して配信することができる。
また、上記第1の実施形態によれば、配信サーバ306Aのオペレータは、一覧表示1201、地図表示1202、個別詳細表示1203のいずれか1つを選択して見やすい表示画面で無線エリアの災害状況を監視することができる。
さらに、上記第1の実施形態によれば、情報通信機器104の利用者は、一覧表示1301、地図表示1302、個別詳細表示1303のいずれか1つを選択して見やすい表示画面で自分のいる周辺を確認することができる。
また、上記第1の実施形態によれば、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに対し、ポーリング形式により順次撮像要求を送信することで、地域のイントラネット回線(光回線・CATVなど)や無線アクセス回線の帯域を、カメラ映像情報の配信、受信で占有することなく、有効利用できる。
(第1の変形例)
図16の例では、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置される情報カメラ204で撮像された「土砂崩れ」の個別詳細表示1203について説明したが、「土砂崩れ」の発生したエリアに情報通信機器104の利用者がいる場合に、図18に示すように、「土砂崩れ」の個別詳細表示1204に、各情報通信機器104で撮像された「土砂崩れ」のカメラ映像を表示するようにしてもよい。
この場合、図18に示すように、撮像者Aのカメラ映像1205は、下流側の土砂崩れの映像である。撮像者Bのカメラ映像1206は、上流側の土砂崩れの映像である。撮像者Cのカメラ映像1207は、土砂にさらに近づいた映像である。これらのカメラ映像1205、1206、1207は、操作・表示用パソコン307のオペレータにより選択することが可能であり、カメラ映像1205が選択されると、下流側の土砂崩れの映像が拡大表示される。
さらに、カメラ映像1205、1206、1207の他に、「土砂崩れ」の発生したエリアに生存者がいる場合に、生存者の人数を「土砂崩れ」の個別詳細表示1204に表示させることもできる。
従って、操作・表示用パソコン307のオペレータは、「土砂崩れ」の発生したエリアの詳細な状況を確認することができる。
一方、図17の例では、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置される情報カメラ204で撮像された「観光名所○桜公園」の個別詳細表示1303について説明したが、「観光名所○桜公園」のエリアに情報通信機器104の利用者がいる場合に、図19に示すように、「観光名所○桜公園」の個別詳細表示1304に、各情報通信機器104で撮像された「観光名所○桜公園」のカメラ映像を表示するようにしてもよい。
この場合、図19に示すように、撮像者Aのカメラ映像1305は、桜の花びらの映像である。撮像者Bのカメラ映像1306は、桜の木が並んでいる映像である。撮像者Cのカメラ映像1307は、桜の木以外の映像である。これらのカメラ映像1305、1306、1307は、情報通信機器104の利用者により選択することが可能であり、カメラ映像1305が選択されると、桜の花びらの映像が拡大表示される。
従って、情報通信機器104の利用者は、「観光名所○桜公園」のエリアの詳細な状況を確認することができる。
(第2の変形例)
第2の変形例において、配信サーバ306Aは、取得した気象観測情報を閾値と比較し、この比較結果に基づいて、所定の情報処理を実行する。この場合、配信サーバ306Aは、閾値として上空の温度と地面の温度との差「aa」を用いて、取得した気象観測情報から得られる上空の温度と地面の温度との差「bb」が閾値「aa」を上回るか否かを判定し、「bb」が閾値「aa」を上回る場合に、例えばゲリラ豪雨等の発生を予測し、該当する観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの無線エリアに警報を発生する。
第2の変形例によれば、例えばゲリラ豪雨等が発生する恐れがある場合に、該当する観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの無線エリアに警報を発生して、避難を呼びかけることができる。
(第2の実施形態)
図20は、本発明に係る観光・防災情報ステーションシステムの第2の実施形態としての概略構成図である。図20について、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。図20中101Bは、観光・防災Wi−Fiステーションシステム、103は観光・防災Wi−Fiステーションセンタ、102−1〜102−n(nは整数)は観光・防災Wi−Fiステーション、104は情報通信機器である。観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nは1基から複数基設置されることも運用上想定している。
次に、各機能についての説明を行う。図21に示すライブカメラ機能1102では、例えば、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204にて録画された映像は地域イントラネット回線網を経由してカメラ管理サーバ305に蓄積させると同時に、操作・表示用パソコン307にてモニターすることが可能である。カメラ管理サーバ305に蓄積された映像は、配信サーバ306Bの処理により、WEB上に公開され情報通信機器104にて表示可能となる。
図21に示す○市への連絡機能1103では、情報通信機器104を所有する利用者が、例えば、当該エリア内の災害発生状況や、事故、事件などの様々な災害・事故情報を情報通信機器104に入力することで配信サーバ306B内に情報を投稿可能である。投稿内容としては、必要項目に加えて、場合により写真等々を添付可能とすることで、その投稿内容の緊急性や信憑性を伝達可能な仕組みとなっている。投稿された情報は、配信サーバ306B内に蓄積され、例えばその情報を操作・表示用パソコン307等に地図表示上に写真と投稿情報とを共に表示することも使用方法例として想定される。
図21に示す安否情報(グループメール)機能1104では、予め登録(グループ化)させておいたメールリスト宛てにメール配信が可能な仕組みであり、情報通信機器104を操作している利用者の位置情報等々を添付することで、例えば、災害発生時などにおいては、当該位置情報の通知、言い換えれば安否の確認用として利用することも想定される。本システムからメール配信した場合においては、その配信記録を配信サーバ306B内にて蓄積することも可能であるため、利用者側としては安否確認の連絡用途、自治体関係者側としては安否確認の入手用途として使用が可能である。当然、利用方法はこの限りではなく、一般的な連絡手段に地図情報を付与させる仕組みとして利用が可能である。
上述した図21に示すライブカメラ機能1102、○市への連絡機能1103、安否情報(グループメール)機能1104にて収集された情報は、観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103内の配信サーバ306B等にて管理・蓄積・加工が行われ、その当該情報が、図21に示す防災行政無線の再放送機能1105、緊急・災害情報の入手機能1106、役所からのお知らせ機能1107、観光情報提供機能1108などにて広く情報を配信するシステムとなっている。
配信機能に関わる説明を行う。図21に示す防災行政無線の再放送機能1105では、音声を発する装置、例えば、防災行政無線、災害FM(コミュニティFM放送)のような音声を発するものを想定している。一例として防災行政無線などの操作卓303がある場合においては、操作卓303などから取得した音声データを音声取込サーバ309に蓄積し、蓄積した音声データファイルは配信サーバ306Bにて取り込み、情報通信機器104に表示させることも可能である。
図21に示す緊急・災害情報の入手機能1106では、IP防災放送エリアメール、防災メールなどの様々な情報伝達方式から受信した文字情報に加え、ライブカメラ機能1102などから収集した映像や役所への連絡機能1103から投稿された情報を基に、緊急性の高い情報を表示させることが可能であり、情報の収集・情報の配信が可能となる双方向型の情報システムとなっている。
図21に示す役所からのお知らせ機能1107では、上述した緊急・災害情報の入手機能1106に表示させた情報に加えて、各自治体からの行政情報などを表示させることが可能である。表示させる内容としては、例えば既設のウェブサイトが整備されている自治体等の場合では、既設ウェブサイトの情報を配信サーバ306Bにて取り込み、同じ情報を表示させることも可能である。
図21に示す観光情報提供機能1108では、例えば観光協会等々で公開用のウェブサイトが整備されている場合は、その情報を配信サーバ306Bにて取り込み、同じ情報を表示させることも可能である。
図22は、上記配信サーバ306Bのブロック構成図である。なお、図22において、上記図12と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
記憶部3062には、制御部3061が使用する制御プログラム30621と、撮像要求プログラム(撮像要求手段)30622と、一斉通報確認プログラム(受信手段)30623と、配信処理プログラム(制御手段)30625と、気象観測用データベース30626と、音声放送用データベース30627と、投稿情報用データベース30628と、表示処理プログラム(表示制御手段)30629とを記憶している。
撮像要求プログラム30622は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの近辺に位置する情報通信機器104に対し、周辺の映像の撮像を要求するプログラムである。また、撮像要求プログラム30622は、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに対し、ポーリング形式により順次撮像要求を送信する。
一斉通報確認プログラム30623は、情報通信機器104から送信されるカメラ映像情報を情報カメラ204のカメラ映像情報及び投稿情報及び安否確認情報と共に受信するプログラムである。
配信処理プログラム30625は、選択指定される無線エリア、日時に応じて、該当する例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−3または該当する情報通信機器104に対応するカメラ映像情報をデータベース30624、気象観測用データベース30626、音声放送用データベース30627、投稿情報用データベース30628から読み出し配信処理を実行するプログラムである。また、データベース30624、気象観測用データベース30626、音声放送用データベース30627、投稿情報用データベース30628から情報を読み出して、一覧表示情報、地図情報及び個別詳細表示情報を作成し、操作・表示用パソコン307に表示する。
気象観測用データベース30626は、受信した気象観測情報(観測データ)を、図23に示すように、基地局ID、Wi−Fi装置202または観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの緯度経度を表す位置情報、情報カメラ204を特定するカメラID、気象観測装置203を特定する気象観測装置IDに関連付けて記憶する。なお、気象観測情報には、情報カメラ204の周辺地図を示すコンテンツ、天気を示すイメージファイル、気温、水位、降水量等を示すテキストファイルが含まれる。
音声放送用データベース30627は、音声取込サーバ309に蓄積された音声データファイルを、図24に示すように、音声放送を特定する音声放送ID、Wi−Fi装置202または観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの緯度経度を表す位置情報、配信日時に関連付けて記憶する。
投稿情報用データベース30628は、情報通信機器104から受信した投稿情報を、図25に示すように、投稿情報を特定する投稿ID、投稿者、投稿データ、情報通信機器104の緯度経度を表す位置情報、情報通信機器104で撮像された画像データ、画像データに緯度経度を表す位置情報が付加される場合に、画像の位置情報、投稿日時に関連付けて記憶する。投稿データには、「がけ崩れが発生しました」、「停電しています」、「堤防が決壊しました」等のテキストファイルが含まれる。
表示処理プログラム30629は、気象観測用データベース30626、音声放送用データベース30627、投稿情報用データベース30628に記憶された情報と、受信した情報とを、オペレータの情報種別の選択に応じて、特定の情報のみ操作・表示用パソコン307に表示、又は特定の情報を組み合わせて操作・表示用パソコン307に表示のいずれかを実行する。オペレータは、操作・表示用パソコン307を用いて、位置として「○○役場」を選択し、範囲として「5km」、日時として「20xx−07−18 06:00:00」を選択し、種別として「カメラ」、「気象」、「音声」、「投稿」のチェック欄にチェックを入力すると、図26に示すように、種別、画像、気温、降水量、音声、地図、日時を示す情報が操作・表示用パソコン307に表示される。
制御部3061は、記憶部3062の各プログラムに基づき、配信サーバ306Bとしての主たる動作を行う。
次に、上記構成における動作について説明する。
(気象観測情報の取得)
配信サーバ306Bは、例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−1への気象観測情報の取得要求の送信時間T0になるか否かを監視しており、送信時間T0になると、観光・防災Wi−Fiステーション102−1に設置された気象観測装置203へ気象観測情報の取得要求を送信する。送信後、何分か時間が経過した後に、配信サーバ306Bは気象観測情報を受信できたか否かの確認を行い、受信した場合に、気象観測情報「気温21.5℃」、降水量「0mm/h」を観光・防災Wi−Fiステーション102−1の基地局ID「1」、情報カメラ204のカメラID「1」、及び気象観測装置203の気象観測装置ID「1」に関連付けて気象観測用データベース30626に記憶する。
また、観光・防災Wi−Fiステーション102−1に設置された気象観測装置203は気象観測情報を一定時間毎に配信サーバ306Bへ送信する機能を持っている場合、配信サーバ306Bは、例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−1からの気象観測情報を受信されたか否かを監視しており、何分か毎に配信サーバ306Bは気象観測情報を受信できたか否かの確認を行い、受信していた場合に、気象観測情報「気温21.5℃」、降水量「0mm/h」、観測日時「2015−08−30 17:00:00」を観光・防災Wi−Fiステーション102−1の基地局ID「1」、情報カメラ204のカメラID「1」、及び気象観測装置203の気象観測装置ID「1」に関連付けて気象観測用データベース30626に記憶するようにしてもよい。
以後、配信サーバ306Bは、所定の配信処理を実行する。この配信処理として、住民に報知する情報がある場合に、必要な情報をインターネット上に公開、及び防災行政無線等の伝達媒体を利用して報知する。
また、配信サーバ306Bは、例えば、観光・防災Wi−Fiステーション102−2への気象観測情報の取得要求の送信時間T1になるか否かを監視しており、送信時間T1になると、観光・防災Wi−Fiステーション102−2に設置された気象観測装置203へ気象観測情報の取得要求を送信する。
(音声放送情報の配信)
配信サーバ306Bは、音声取込サーバ309に蓄積された音声データファイルを、観光・防災Wi−Fiステーション102−1へ配信する。配信後、配信サーバ306Bは、音声データファイルを、音声放送ID「1」、音声データファイルの放送内容に含まれる観光・防災Wi−Fiステーション102−1の位置情報、配信日時「2015−08−30 17:00:00」に関連付けて音声放送用データベース30627に記憶する。
(投稿情報の収集)
配信サーバ306Bは、例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−1が形成する無線エリアに位置する情報通信機器104の利用者から「がけ崩れが発生しました」という投稿情報を受信した場合に、投稿情報「がけ崩れが発生しました」を、投稿ID「1」、情報通信機器104の位置情報、画像データ、画像データに含まれる位置情報、投稿日時に関連付けて投稿情報用データベース30628に記憶する。
以後、配信サーバ306Bは、所定の配信処理を実行する。また、配信サーバ306Bは、例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−2が形成する無線エリアに位置する情報通信機器104の利用者から「停電しています」という投稿情報を受信した場合に、投稿情報「停電しています」を、投稿ID「2」、情報通信機器104の位置情報、画像データ、画像データに含まれる位置情報、投稿日時に関連付けて投稿情報用データベース30628に記憶する。
また、配信サーバ306Bは、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに対しポーリング形式により投稿情報を取得するようにしてもよい。
(情報表示)
配信サーバ306Bのオペレータは、情報の配信後に、気象観測用データベース30626、音声放送用データベース30627、投稿情報用データベース30628を参照し、位置として「○○役場」を選択し、範囲として「5km」、日時として「20xx−07−18 06:00:00」を選択し、種別として「カメラ」、「気象」、「音声」、「投稿」のチェック欄にチェックを入力し、検索をクリックしたとする。すると、図26に示すように、「○○役場」に関する種別、画像、気温、降水量、音声、地図、日時を示す情報が操作・表示用パソコン307に表示される。特に、人的被害をもたらすような気象災害は、一般に狭い範囲で起こることが多いため、「○○役場」のある例えば観光・防災Wi−Fiステーション102−1に対応する投稿情報を操作・表示用パソコン307で確認することで、配信サーバ306Bのオペレータは投稿情報を見て、がけ崩れが発生したことをいち早く確認できる。
このため、情報配信内容及び前後の収集情報を比較することで、情報配信による効果を確認することができる。
(第2の実施形態による作用効果)
以上のように上記第2の実施形態によれば、配信サーバ306Bにおいて、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nに設置された情報カメラ204が撮像したカメラ映像情報、気象観測情報及び情報通信機器104から送信される投稿情報を受信し、受信したカメラ映像情報、気象観測情報及び投稿情報を、カメラ装置及び情報通信機器の位置情報と受信日時と関連付けて記憶することで、配信サーバ306Bのオペレータは、災害等発生時に、災害発生現場付近の位置情報、日時を選択して情報を検索し、現場付近のカメラ映像、気象情報、利用者からの投稿を簡便に照会することで状況を把握できる。
また、上記第2の実施形態によれば、配信サーバ306Bにおいて、気象観測装置203から気象観測情報を取得し、気象観測情報を、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nを特定する基地局IDに関連付けて気象観測用データベース30626に記憶することで、観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nが構成する無線エリア単位で、詳細な気象観測情報を取得することができるとともに、配信サーバ306Bのオペレータは、任意の無線エリア内の気象状況を把握することが可能となる。また、気象観測情報を日時に関連付けて記憶すれば、配信サーバ306Bのオペレータは、任意の日時における各無線エリアの気象状況を把握することができる。
また、上記第2の実施形態によれば、配信サーバ306Bにおいて、配信する音声放送内容に位置情報が含まれる場合に、位置情報を付加した音声放送情報を、位置情報と音声配信日時と関連付けて音声放送用データベース30627に記憶することで、配信サーバ306Bのオペレータは、位置情報を選択するだけで、音声放送される放送内容を把握することができ、音声配信日時を選択するだけで、任意の音声放送を即時に視聴することができ、放送内容を確認できる。
また、上記第2の実施形態によれば、配信サーバ306Bにおいて、情報通信機器104から受信した投稿情報を、情報通信機器104の位置情報に関連付け、情報通信機器104から送信されるカメラ映像に位置情報が付加される場合にカメラ映像を位置情報に関連付けて投稿情報用データベース30628に記憶することで、配信サーバ306Bのオペレータは、位置情報を選択するだけで、任意の位置に関する投稿情報またはカメラ映像を把握することができる。
さらに、上記第2の実施形態によれば、配信サーバ306Bにおいて、気象観測用データベース30626、音声放送用データベース30627、及び投稿情報用データベース30628に記憶された情報と、発信された情報を日時・場所を選択して照会された場合に、情報種別の選択に応じて、特定の情報のみ操作・表示用パソコン307に表示、又は特定の情報を組み合わせて操作・表示用パソコン307に表示のいずれかを実行することで、配信サーバ306Bのオペレータは、関連する発信・収集情報を、情報種別の区別なく日時・場所を選択して横断的に照会することができる。また、情報種別を選択することにより、特定の情報のみ表示、又は特定の情報を組み合わせて表示することができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nで撮像されるライブ映像を観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103へ送信する例について説明したが、各観光・防災Wi−Fiステーション102−1〜102−nの情報カメラ204で撮像されたカメラ映像をメモリに一旦記憶し、観光・防災Wi−Fiステーションセンタ103からの要求に応じて、メモリに記憶されたカメラ映像を送信するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態において、上記第1の実施形態の変形例1及び変形例2を適用することも可能である。
その他、観光・防災情報ステーションシステムの構成、利用者が使用する情報通信機器の種類とその構成、配信サーバの構成、撮像映像の取得・管理手順と内容についても、本発明を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
101A,101B…観光・防災Wi−Fiステーションシステム、102−1〜102−n…観光・防災Wi−Fiステーション、103…観光・防災Wi−Fiステーションセンタ、104…情報通信機器、201…ポール、202…Wi−Fi装置、203…気象観測装置、204…情報カメラ、205…無線リピータ装置、206…機器収容箱、301…ステーション部、302…センタ部、303…操作卓、304…接続認証装置、305…カメラ管理サーバ、306A,306B…配信サーバ、307…操作・表示用パソコン、308…バックアップサーバ、309…音声取込サーバ、310…ルータ、312…スイッチ部、501…防災行政無線、502…ファイル表示部、601…カメラ設置箇所表示部、602…映像表示部、603…気象観測情報表示部、701…連絡件名入力部、702…連絡場所入力部、703…連絡写真添付、704…連絡本文入力部、801…メール配信宛先入力部、802…メール配信送信者入力部、803…メール配信件名入力部、804…メール配信本文入力部、901…情報表示部、1001…観光情報表示部、1041…制御部、1042…記憶部、1043…操作部、1044…表示部、1045…無線送受信部、1046…アンテナ、1101…画面、1102…ライブカメラ機能、1103…役所への連絡機能、1104…安否情報機能、1105…再放送機能、1106…緊急・災害情報入手機能、1107…役所からのお知らせ機能、1108…観光情報提供機能、3061…制御部、3062…記憶部、3063…回線制御部、10431…確認ボタン、10432…選択ボタン、10433…送信ボタン、30621…制御プログラム、30622…撮像要求プログラム、30623…一斉通報確認プログラム、30624…データベース、30625…配信処理プログラム、30626…気象観測用データベース、30627…音声放送用データベース、30628…投稿情報用データベース、30629…表示処理プログラム。

Claims (10)

  1. 各々無線エリアを構成する複数の近距離無線システム用の基地局と、
    前記複数の近距離無線システム用の基地局にそれぞれ備えられ、前記無線エリア内の映像を撮像するカメラ装置と、
    前記無線エリアに位置し、少なくとも1つの近距離無線システム用の基地局に対し無線回線を介して接続可能な情報通信機器と、
    前記複数の近距離無線システム用の基地局に対し通信回線を介して接続され、前記近距離無線システム用の基地局に設置された前記カメラ装置が撮像したカメラ映像情報及び前記情報通信機器から送信される第1の情報を受信し、前記カメラ映像情報及び前記第1の情報を、前記カメラ装置及び前記情報通信機器の位置情報と受信日時と関連付けて記憶し、前記カメラ映像情報及び第2の情報を前記情報通信機器へ配信するサーバ装置と
    を具備することを特徴とする双方向型情報配信システム。
  2. 少なくとも1つの前記近距離無線システム用の基地局に設置され、前記無線エリア内の気象を観測する気象観測装置を備え、
    前記サーバ装置は、前記気象観測装置から気象観測情報を取得し、前記気象観測情報を、前記近距離無線システム用の基地局を特定する基地局IDと、情報取得日時と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1記載の双方向型情報配信システム。
  3. 前記サーバ装置は、前記気象観測情報を閾値と比較し、この比較結果に基づいて、所定の情報処理を実行することを特徴とする請求項2記載の双方向型情報配信システム。
  4. 前記サーバ装置は、自治体から報知する音声源がある場合、防災行政無線に接続して音声放送情報の管理、蓄積を可能とし、前記音声放送情報を再配信可能であり、放送内容に位置情報が含まれる場合に、前記音声放送情報に位置情報を付加し、位置情報を付加した前記音声放送情報を、前記位置情報と音声配信日時と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1記載の双方向型情報配信システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    前記無線エリアに位置する情報通信機器に対し、周辺の映像の撮像を要求する撮像要求を送信する撮像要求送信手段と、
    前記撮像要求の送信に対し、前記情報通信機器から送信されるカメラ映像情報を前記カメラ装置のカメラ映像情報及び前記第1の情報と共に受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記カメラ映像情報を、前記情報通信機器を特定する端末ID及び前記近距離無線システム用の基地局を特定する基地局IDと情報取得日時と関連付けて記憶する記憶手段と、
    選択指定される無線エリアに応じて、該当する基地局または該当する情報通信機器に対応するカメラ映像情報を前記記憶手段から読み出し配信処理を実行する制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の双方向型情報配信システム。
  6. 前記制御手段は、選択指定される無線エリアのカメラ映像情報及び前記第1の情報に基づいて、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を作成し、表示部に表示することを特徴とする請求項5記載の双方向型情報配信システム。
  7. 前記制御手段は、選択指定される無線エリアのカメラ映像情報及び前記第2の情報に基づいて、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を作成し、これら一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を前記情報通信機器へ配信して、一覧表示情報、地図表示情報、個別詳細表示情報を選択的に表示させることを特徴とする請求項5記載の双方向型情報配信システム。
  8. 前記撮像要求送信手段は、前記複数の近距離無線システム用の基地局に対し、ポーリング形式により順次撮像要求を送信することを特徴とする請求項5記載の双方向型情報配信システム。
  9. 前記記憶手段は、前記情報通信機器から前記受信手段により受信した利用者から投稿された情報を、前記情報通信機器の位置情報に関連付け、前記情報通信機器から送信されるカメラ映像に位置情報が付加される場合に前記カメラ映像を位置情報に関連付けて記憶することを特徴とする請求項5記載の双方向型情報配信システム。
  10. 前記サーバ装置は、前記記憶手段に記憶された情報と、発信された情報とを日時または場所を選択して照会された場合に、情報種別の選択に応じて、特定の情報のみ表示、特定の情報を組み合わせての表示のいずれかを実行する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項5記載の双方向型情報配信システム。
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