JP2008252279A - 通報情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を聴取できる通報情報提供システムを提供する。
【解決手段】メール送信システム14、ホームページサーバ15及び電話応答サーバ16にて、無線を用いて拡声子局13に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析し、前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別し、前記相手先へ回線網を介して前記通報情報を再度提供する。これにより、例えば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を迅速に聴取できる。
【選択図】図1
【解決手段】メール送信システム14、ホームページサーバ15及び電話応答サーバ16にて、無線を用いて拡声子局13に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析し、前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別し、前記相手先へ回線網を介して前記通報情報を再度提供する。これにより、例えば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を迅速に聴取できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、防災情報や行政情報などの通報情報を再度提供するための通報情報提供システムに関する。
従来、この種のシステムとして、防災放送における電話による放送内容の確認に対して自動的に応答することができるような防災放送確認システムが知られている(特許文献1参照)。図7は従来の防災放送確認システムの構成を示すブロック図である。図7において、101は無線送信部であり、102は操作卓であり、103は防災放送確認システムである。
次に、図7を参照して、上記従来の防災放送確認システムの動作の概略を説明する。使用者の放送開始釦102cの押下で、放送制御部102bで制御する音声再生部102aから再生された音声信号を無線制御部101に伝送し、アンテナ101aから市内各所等に設置した無線受信機付きスピーカに伝送して、防災放送を実施する。防災放送の期間を表す放送期間信号S2を防災放送確認システム103の操作部103bが接続された制御部103aに伝送し、制御部103aにより音声記憶部103cを制御して音声信号S1を録音する。電話回線L1を通して、防災放送内容の確認の電話を着信処理部103dで着信すると、着信処理部103dから音声記憶部103cを制御して再生モードとし、電話回線L1を通して、音声記憶部103cで再生する放送内容を伝送することにより、電話による防災放送内容の確認要求に応答する。
しかしながら、従来の防災放送確認システムにおいては、過去に実施した通報内容を聴取できなかった場合、通報の対象者であるにもかかわらず、電話による確認を行わなければ、緊急でかつ重要な通報内容を聴取できないという課題があった。
また、この防災放送確認システムでは、電話にて確認を行った地域住民にとって、最新情報なのか、緊急なのか、自分宛ての内容なのか、本当に聴取すべき情報であるか等は録音内容を全て聴取してから判断しなければならず、通報内容に含まれる防災情報又は行政情報から、聴取者が迅速に行動を決定できない場合があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を聴取できる通報情報提供システムを提供することを目的とする。
本発明の通報情報提供システムは、無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別する判別手段と、前記相手先へ回線網を介して前記通報情報を再度提供する通報情報提供手段と、を備える。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、当該地域住民へインターネット等の回線網を介してメール送信やホームページで通報情報を再度提供するので、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明の通報情報提供システムの操作卓は、上記通報情報提供システムの操作卓において、前記通報情報を、メール送信システムやホームページサーバや電話応答サーバに電文又はファイルとして出力する。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、通報情報をメール送信システムやホームページサーバや電話応答サーバに電文又はファイルとして出力するので、当該地域住民へメール送信システムによるメール送信やホームページサーバによるホームページや電話応答サーバによる音声応答にて通報情報を再度提供でき、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明の通報情報提供システムの操作卓は、上記通報情報提供システムの操作卓において、前記通報内容に含まれる音声を音声データとして出力する。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、通報内容に含まれる音声を音声データとして出力するので、当該地域住民へメール送信システムによるメール送信やホームページサーバによるホームページや電話応答サーバによる音声応答にて通報情報を再度提供でき、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明の通報情報提供システムの操作卓は、上記通報情報提供システムの操作卓において、前記通報内容に含まれる音声をテキストデータに変換する音声認識手段を備える。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、通報内容に含まれる音声をテキストデータに変換する音声認識手段を備えているので、当該地域住民へメール送信システムによるメール送信やホームページサーバによるホームページや電話応答サーバによる音声応答にて通報情報を再度提供でき、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明のメール送信システムは、無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別する判別手段と、前記通報情報を再度提供すべく、前記相手先のパーソナルコンピュータへのメール送信を行うメール送信手段と、を備える。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、通報情報を再度提供すべく、当該地域住民のパーソナルコンピュータへのメール送信を行うので、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明のホームページサーバは、無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、一地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした前記地域住民のID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、アクセスした前記地域住民に関係のある通報情報を再度提供する通報情報提供手段と、を備える。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、一地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした当該地域住民のID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、アクセスした当該地域住民に関係のある通報情報を再度提供するので、ホームページにて緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
本発明の電話応答サーバは、無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、前記通報情報の音声を保存する音声保存手段と、一地域住民からの電話による問い合わせに対し、前記地域住民の電話番号又は電話からのID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、前記通報情報を再度提供すべく、電話による問い合わせを行った前記地域住民に関係のある通報情報の音声を前記音声保存手段から読み出し応答を行う音声応答手段と、を備える。
この構成によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、一地域住民からの電話による問い合わせに対し、当該地域住民の電話番号又は電話からのID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、通報情報を再度提供すべく、電話による問い合わせを行った当該地域住民に関係のある通報情報の音声により応答を行うので、保存された音声全てを聴取することなく、当該地域住民は迅速に行動を決定することができる。
本発明によれば、地域住民が過去に実施された通報内容を聴取できなかった場合でも、当該地域住民へインターネット等の回線網を介してメール送信やホームページで通報情報を再度提供するので、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る防災情報提供システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態は、本発明を防災情報提供システムに適用したものである。図1において、本実施の形態の防災情報提供システム1は、通報情報である防災情報又は行政情報の通報を実施する操作卓11と、操作卓11からの出力に基づいて無線信号を送信する無線装置12と、無線装置12からの無線信号を受信し当該無線信号に含まれる通報内容を地域住民に拡声音声にて伝える拡声子局(1)〜拡声子局(n)13と、操作卓11からの出力に基づいてインターネット3を介して地域住民にメールの送信を行うメール送信システム14と、操作卓11からの出力に基づいてインターネット3を介して地域住民に通報内容をホームページにて告知するホームページサーバ15と、地域住民からの電話による問い合わせに対し、操作卓11からの出力に基づいて電話網4を介して当該地域住民に防災情報又は行政情報の音声応答を行う電話応答サーバ16と、を備えて構成されている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る防災情報提供システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態は、本発明を防災情報提供システムに適用したものである。図1において、本実施の形態の防災情報提供システム1は、通報情報である防災情報又は行政情報の通報を実施する操作卓11と、操作卓11からの出力に基づいて無線信号を送信する無線装置12と、無線装置12からの無線信号を受信し当該無線信号に含まれる通報内容を地域住民に拡声音声にて伝える拡声子局(1)〜拡声子局(n)13と、操作卓11からの出力に基づいてインターネット3を介して地域住民にメールの送信を行うメール送信システム14と、操作卓11からの出力に基づいてインターネット3を介して地域住民に通報内容をホームページにて告知するホームページサーバ15と、地域住民からの電話による問い合わせに対し、操作卓11からの出力に基づいて電話網4を介して当該地域住民に防災情報又は行政情報の音声応答を行う電話応答サーバ16と、を備えて構成されている。
また、操作卓11は、拡声子局(1)〜拡声子局(n)13の選局や通報種類の決定を行う制御部11aと、通報内容の音声の入力を行うマイク11bと、制御部11aからの制御信号によって、マイク11bからの音声信号を無線装置12に送出する音声ゲート処理を行う音声入出力部11cと、操作卓11が拡声子局(1)〜拡声子局(n)13に実施した通報内容の音声を音声データとして出力する音声符号化部11dと、操作卓11が拡声子局(1)〜拡声子局(n)13に実施した通報内容の音声をテキストデータへの変換を行う音声認識部11eと、実施した通報の日時・相手先(相手局)・緊急度等についての具体的な情報を制御部11aから取得して音声符号化部11dからの音声データと音声認識部11eからのテキストデータとを結合し電文又はファイルとして生成する生成制御部11fと、生成制御部11fが生成した電文又はファイルをインターネット3上のメール送信システム14やホームページサーバ15や電話応答サーバ16に対してIP通信を行うインターネット入出力部11gと、を備えて構成されている。
住民側ネットワーク2は、インターネット3を介してメール送信システム14やホームページサーバ15に接続された各住民宅パソコン(1)〜各住民宅パソコン(n)21と、電話網4を介して電話応答サーバ16に接続された各住民宅電話(1)〜各住民宅電話(n)22と、を備えて構成されている。
次に、上記構成の本実施の形態の防災情報提供システム1における操作卓11が電文を用いて通報情報を含む制御情報を出力する場合の動作について、図1〜図5を参照して説明する。
図1において、まず、使用者の操作卓11の操作により、制御部11aは、通報対象の拡声子局(1)〜拡声子局(n)13の選択及び緊急や通常音声等の通報種類の設定を検知し、無線装置12と音声入出力部11cに起動信号を送信し、生成制御部11fには起動信号と通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的な情報を送信する。
制御部11aからの起動信号を受信した無線装置12は、拡声子局(1)〜拡声子局(n)13に対して無線回線にてスピーカの開放を要求し、その無線を受信した拡声子局はスピーカの開放を行う。
同時に、制御部11aからの起動信号を受信した音声入出力部11cは、マイク11bから無線装置12への音声ラインの開放を行うと共に、マイク11bから音声符号化部11dと音声認識部11eへの音声ラインの開放も行う。
また、同時に、制御部11aからの起動信号と通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的な情報を受信した生成制御部11fは、音声符号化部11dと音声認識部11eからの出力データの受信待ち受け状態となる。
次に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、無線装置12を通じて無線回線に送出され、すでにスピーカの開放が行われている拡声子局13から拡声音声として出力される。
同時に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、音声符号化部11dにて符号化され、音声データとして生成制御部11fに出力される。
また、同時に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、音声認識部11eにてテキスト化され、テキストデータとして生成制御部11fに出力される。
そして、使用者による操作卓11の通報の終了操作により、制御部11aは通報の終了を検知し、無線装置12と音声入出力部11cと生成制御部11fに終了信号を送信する。
制御部11aからの終了信号を受信した無線装置12は、拡声子局13に対して無線回線にてスピーカの閉塞を要求し、その無線を受信した拡声子局13は当該スピーカの閉塞を行う。
同時に、制御部11aからの終了信号を受信した音声入出力部11cは、マイク11bから無線装置12への音声ラインの閉塞を行うと共に、マイク11bから音声符号化部11dと音声認識部11eへの音声ラインの閉塞も行う。
また、同時に、制御部11aからの終了信号を受信した生成制御部11fは、音声符号化部11dと音声認識部11eからの出力データから電文生成を行う。
図2は、この時に生成される電文の構造を説明するための図である。図2において、生成制御部11fは、電文の先頭を表すヘッダ部31と、制御部11aからの通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的な情報を格納した通報情報域32と、音声符号化部11dからの符号化された音声データを格納した音声域33と、音声認識部11eからのテキスト化されたテキストデータを格納した通報文域34と、電文の終了を表すフッタ部35を結合し、電文の生成を行う。そして、生成制御部11fは、インターネット入出力部11gに生成した電文を出力する。
ここで、通報情報域32、音声域33及び通報文域34に格納される情報は、次のとおりである。
・通報情報域
通報No:ファイル毎に与えられる番号
通報タイトル:通報内容を示すタイトル
通報実施年月日:実施した通報の日付
通報実施時間:実施した通報の時間
録音時間:録音した音声データの時間
通報種類:通常放送、緊急放送、自動放送等の実施した通報の種類
緊急度:通報の緊急度を示す値
相手先:実施した通報の相手先(拡声子局)の情報(一括、個別番号など)
・音声域
音声データ:録音し、符号化された音声データ
・通報文域
通報内容テキストデータ:音声データを解析し、テキストに変換されたデータ
・通報情報域
通報No:ファイル毎に与えられる番号
通報タイトル:通報内容を示すタイトル
通報実施年月日:実施した通報の日付
通報実施時間:実施した通報の時間
録音時間:録音した音声データの時間
通報種類:通常放送、緊急放送、自動放送等の実施した通報の種類
緊急度:通報の緊急度を示す値
相手先:実施した通報の相手先(拡声子局)の情報(一括、個別番号など)
・音声域
音声データ:録音し、符号化された音声データ
・通報文域
通報内容テキストデータ:音声データを解析し、テキストに変換されたデータ
生成制御部11fからの電文を受信したインターネット入出力部11gは、メール送信システム14とホームページサーバ15と電話応答サーバ16に対して、インターネット3を介してIP通信にて電文の送信を行う。
そして、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文を受信したメール送信システム14は、電文の通報情報域32及び通報文域34を解析し、通報の日時・相手先・緊急度等から、送信するメールの重要度とメールの送信対象者を割り出し、メール送信システム14にあらかじめ登録された送信対象者のメールアドレスとし、受信した電文の通報文域34のテキストデータをメール本文に格納し、受信した電文の音声域33の音声データをメールの添付ファイルとした、メールの送信を行う。
ここで、メール送信システム14内での動作について、図3を用いて更に説明する。図3は、この時にメール送信システム14内にて使用されるテーブル構造を説明するための図である。図3において、このテーブルは、地区の大まかな分類を示す地区分類51と、電文の通報情報域32内の相手先との照合を行う相手先52と、相手先52に基づいたメール送信の宛先となるメールアドレス53と、電文の通報情報域32内の通報種類との照合を行う対象通報54と、電文の通報情報域32内の緊急度との比較を行う判定緊急度55と、電文の通報文域34内の通報内容テキストデータとの照合を行う検出キーワード56とで構成されている。
例えば、操作卓11が拡声子局13のNo0001に対して津波関連の音声通報を実施したとする。すると、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文の通報情報域32の相手先をキーとして、その相手先からメール送信システム14は内部のテーブルを照合し、地区分類51の「沿岸部」の相手先と拡声子局13のNo0001が一致することを認識する。更に、この「沿岸部」の照合する情報として、通報情報域32の通報種類、緊急度、又は通報文域34内の通報内容テキストデータをキーとして内部のテーブルを照合し、対象通報54、判定緊急度55、検出キーワード56の「音声」、「レベル3以上」、「津波」のいずれかに一致したことからメール送信を行うべき通報であると判断する。この判断の結果から、図3の場合、通報の相手先52である「0001」のメールアドレス53である「ab@m.yok.co.jp」に対して、受信した電文の通報文域34の通報内容テキストデータをメール本文に格納し、受信した電文の音声域33の音声データをメールの添付ファイルとした、メールの送信を行う。
また、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文を受信したホームページサーバ15は、電文の通報情報域32を解析し、通報の日時・緊急度等を取得し、かつ通報文域34の通報内容テキストデータと音声域33の音声データと共に、ホームページに表示を行い、地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした地域住民のID番号入力によって、通報情報域32の相手先から通報対象者との照合を行い、アクセスした地域住民に関係のある防災情報又は行政情報を表示する。
ここで、ホームページサーバ15内での動作について、図4を用いて更に説明する。図4は、この時にホームページサーバ15内にて使用されるテーブル構造を説明するための図である。図4において、このテーブルは、地区の大まかな分類を示す地区分類61と、電文の通報情報域32内の相手先との照合を行う相手先62と、地域住民にあらかじめ付与されたページアクセス用のID63と、電文の通報情報域32内の通報種類との照合を行う対象通報64と、電文の通報情報域32内の緊急度との比較を行う判定緊急度65と、電文の通報文域34内の通報内容テキストデータとの照合を行う検出キーワード66とで構成されている。
例えば、操作卓11が拡声子局13のNo0001に対して津波関連の音声通報を実施したとする。すると、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文を、一旦、ホームページサーバ15は保存を行う。保存後の、ホームページサーバ15への地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした地域住民のID番号入力を促し、IDの取得を行う。次に、そのIDからホームページサーバ15は内部のテーブルを照合し、地区分類61の「沿岸部」の相手先と拡声子局13のNo0001が一致することを認識する。更に、この「沿岸部」の照合する情報として、通報情報域32の通報種類、緊急度、又は通報文域34内の通報内容テキストデータをキーとして内部のテーブルを照合し、対象通報64、判定緊急度65、検出キーワード66の「音声」、「レベル3以上」、「津波」のいずれかに一致したことから、このアクセスした地域住民に対し、通報の内容をホームページにて表示するものと判断する。この判断の結果から、図4の場合、通報の相手先62である「0001」と一致する、アクセスしたID63である「ab.yamada」を持つ地域住民に対して、通報文域34の通報内容テキストデータと音声域33の音声データ等と共に、ホームページに表示を行う。
また、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文を受信した電話応答サーバ16は、電文の通報情報域32を解析し、通報の日時・相手先・緊急度等と共に、音声域33の音声データを保存し、地域住民からの電話による問い合わせに対し、発信者の電話番号又は電話からのID番号入力によって、あらかじめ電話応答サーバ16に登録された相手局とIDとの対応データを元に、通報対象者との照合を行い、電話による問い合わせを行った地域住民に関係のある防災情報又は行政情報の音声再生による応答を行う。
ここで、電話応答サーバ16内での動作について、図5を用いて更に説明する。図5は、この時に電話応答サーバ16内にて使用されるテーブル構造を説明するための図である。図5において、このテーブルは、地区の大まかな分類を示す地区分類71と、電文の通報情報域32内の相手先との照合を行う相手先72と、地域住民の各住民宅電話22の電話番号73と、電文の通報情報域32内の通報種類との照合を行う対象通報74と、電文の通報情報域32内の緊急度との比較を行う判定緊急度75と、電文の通報文域34内の通報内容テキストデータとの照合を行う検出キーワード76とで構成されている。
例えば、操作卓11が拡声子局13のNo0001に対して津波関連の音声通報を実施したとする。すると、操作卓11のインターネット入出力部11gからの電文を、一旦、電話応答サーバ16は保存を行う。保存後の、地域住民からの各住民宅電話22からの問い合わせに対し、各住民宅電話22の発信者電話番号の取得を行い、その発信者の電話番号から電話応答サーバ16は内部のテーブルを照合し、地区分類71の「沿岸部」の電話番号と拡声子局13のNo0001が一致することを認識する。更に、この「沿岸部」の照合する情報として、通報情報域32の通報種類、緊急度、又は通報文域34内の通報内容テキストデータをキーとして内部のテーブルを照合し、対象通報74、判定緊急度75、検出キーワード76の「音声」、「レベル3以上」、「津波」のいずれかに一致したことから、この問い合わせを行った地域住民に対し、通報の内容を音声にて応答するものと判断する。この判断の結果から、図5の場合、通報の発信者の電話番号と一致する、「0123-45-6789」を持つ地域住民に対して、音声域33の音声データの再生を行う。
こうして、過去に操作卓11が拡声子局13に対して実施した通報内容を聴取できなかった場合でも、通報の対象者に対して、電話による確認を行わなくても、メールでの送信やホームページでの告知を実施することで、緊急でかつ重要な通報内容を迅速に伝達することができる。
また、電話にて確認を行った地域住民にとって、本当に聴取すべき情報であるかを、電話での確認の際に、発信者の電話番号の取得やID番号の入力によって、通報対象者との照合を電話応答サーバ16が行うことで、電話にて確認を行った地域住民に関係のある、防災情報又は行政情報といった通報内容を、的確に伝達することができるようになる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る防災情報提供システムについて説明する。なお、本実施の形態の防災情報提供システムは、前述した本発明の実施の形態1の防災情報提供システムと同様の構成を有しており、ここではその説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係る防災情報提供システムについて説明する。なお、本実施の形態の防災情報提供システムは、前述した本発明の実施の形態1の防災情報提供システムと同様の構成を有しており、ここではその説明を省略する。
次に、本実施の形態の防災情報提供システム1における操作卓11がファイルを用いて通報情報を含む制御情報を出力する場合の動作について、図1及び図6を参照して説明する。
図1において、まず、使用者の操作卓11の操作により、制御部11aは、通報対象の拡声子局(1)〜拡声子局(n)13の選択及び緊急や通常音声等の通報種類の設定を検知し、無線装置12と音声入出力部11cに起動信号を送信し、生成制御部11fには起動信号と通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的情報を送信する。
制御部11aからの起動信号を受信した無線装置12は、拡声子局(1)〜拡声子局(n)13に対して無線回線にてスピーカの開放を要求し、その無線を受信した拡声子局はスピーカの開放を行う。
同時に、制御部11aからの起動信号を受信した音声入出力部11cは、マイク11bから無線装置12への音声ラインの開放を行うと共に、マイク11bから音声符号化部11dと音声認識部11eへの音声ラインの開放も行う。
また、同時に、制御部11aからの起動信号と通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的な情報を受信した生成制御部11fは、音声符号化部11dと音声認識部11eからの出力データの受信待ち受け状態となる。
次に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、無線装置12を通じて無線回線に送出され、すでにスピーカの開放が行われている拡声子局13から拡声音声として出力される。
同時に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、音声符号化部11dにて符号化され、音声データとして生成制御部11fに出力される。
また、同時に、マイク11bから入力された音声は音声入出力部11cを経由し、音声認識部11eにてテキスト化され、テキストデータとして生成制御部11fに出力される。
そして、使用者による操作卓11の通報の終了操作により、制御部11aは通報の終了を検知し、無線装置12と音声入出力部11cと生成制御部11fに終了信号を送信する。
制御部11aからの終了信号を受信した無線装置12は、拡声子局13に対して無線回線にてスピーカの閉塞を要求し、その無線を受信した拡声子局13は当該スピーカの閉塞を行う。
同時に、制御部11aからの終了信号を受信した音声入出力部11cは、マイク11bから無線装置12への音声ラインの閉塞を行うと共に、マイク11bから音声符号化部11dと音声符号化部11eへの音声ラインの閉塞も行う。
また、同時に、制御部11aからの終了信号を受信した生成制御部11fは、音声符号化部11dと音声認識部11eからの出力データからファイルの生成を行う。
図6は、この時に生成されるファイルの構造を説明するための図である。図6において、生成制御部11fは、制御部11aからの通報の日時・相手先・緊急度等についての具体的な情報を格納した通報情報域81と、音声符号化部11dからの符号化された音声データを格納した音声域82と、音声認識部11eからテキスト化されたテキストデータを格納した通報文域83を結合し、ファイルの生成を行う。そして、生成制御部11fは、インターネット入出力部11gに生成したファイルを出力する。
生成制御部11fからのファイルを受信したインターネット入出力部11gは、メール送信システム14とホームページサーバ15と電話応答サーバ16に対して、インターネット3を介してIP通信にてファイルの転送を行う。
そして、操作卓11のインターネット入出力部11gからのファイルを受信したメール送信システム14は、ファイルの通報情報域81を解析し、通報の日時・相手先・緊急度等から、送信するメールの重要度とメールの送信対象者を割り出し、メール送信システム14にあらかじめ登録された送信対象者のメールアドレスとし、受信したファイルの通報文域83のテキストデータをメール本文に格納し、受信したファイルの音声域82の音声データをメールの添付ファイルとした、メールの送信を行う。
また、操作卓11のインターネット入出力部11gからのファイルを受信したホームページサーバ15は、ファイルの通報情報域81を解析し、通報の日時・緊急度等を取得し、かつ通報文域83の通報内容テキストデータと音声域82の音声データと共に、ホームページに表示を行い、地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした地域住民のID番号入力によって、通報情報域81の相手先から通報対象者との照合を行い、アクセスした地域住民に関係のある防災情報又は行政情報を表示する。
また、操作卓11のインターネット入出力部11gからのファイルを受信した電話応答サーバ16は、ファイルの通報情報域81を解析し、通報の日時・相手先・緊急度等と共に、音声域82の音声データを保存し、地域住民からの電話による問い合わせに対し、発信者の電話番号又は電話からのID番号入力によって、あらかじめ電話応答サーバ16に登録された相手先とIDとの対応データを元に、通報対象者との照合を行い、電話による問い合わせを行った地域住民に関係のある防災情報又は行政情報の音声再生による応答を行う。
このように、本実施の形態の防災情報提供システムによれば、実施の形態1の防災情報提供システムと同様な効果が得られると共に、インターネット3内に通信障害が発生、もしくはメール送信システム14や、ホームページサーバ15や、電話応答サーバ16のいずれかに障害が発生したとしても、インターネット入出力部11gにてファイルをある程度保持できる機能を持つことにより、ファイルの再送が障害の復旧後に可能となり、防災情報提供システムの信頼性を向上させることができる。
本発明は、電話による確認を行わなくても、緊急でかつ重要な通報内容を伝達することができるといった効果を有し、防災情報提供システム等への適用が可能である。
1 防災情報提供システム
2 住民側ネットワーク
3 インターネット
4 電話網
11 操作卓
11a 制御部
11b マイク
11c 音声入出力部
11d 音声符号化部
11e 音声認識部
11f 生成制御部
11g インターネット入出力部
12 無線装置
13 拡声子局
14 メール送信システム
15 ホームページサーバ
16 電話応答サーバ
21 各住民宅パソコン
22 各住民宅電話
31 ヘッダ部
32、81 通報情報域
33、82 音声域
34、83 通報文域
35 フッタ部
51、61、71 地区分類
52、62、72 相手先
53 メールアドレス
54、64、74 通報対象
55、65、75 判定緊急度
56、66、76 検出キーワード
63 ID
73 電話番号
2 住民側ネットワーク
3 インターネット
4 電話網
11 操作卓
11a 制御部
11b マイク
11c 音声入出力部
11d 音声符号化部
11e 音声認識部
11f 生成制御部
11g インターネット入出力部
12 無線装置
13 拡声子局
14 メール送信システム
15 ホームページサーバ
16 電話応答サーバ
21 各住民宅パソコン
22 各住民宅電話
31 ヘッダ部
32、81 通報情報域
33、82 音声域
34、83 通報文域
35 フッタ部
51、61、71 地区分類
52、62、72 相手先
53 メールアドレス
54、64、74 通報対象
55、65、75 判定緊急度
56、66、76 検出キーワード
63 ID
73 電話番号
Claims (7)
- 無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、
前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別する判別手段と、
前記相手先へ回線網を介して前記通報情報を再度提供する通報情報提供手段と、
を備えた通報情報提供システム。 - 請求項1に記載の通報情報提供システムの操作卓において、前記通報情報を、メール送信システムやホームページサーバや電話応答サーバに電文又はファイルとして出力する通報情報提供システムの操作卓。
- 請求項2に記載の通報情報提供システムの操作卓において、前記通報内容に含まれる音声を音声データとして出力する通報情報提供システムの操作卓。
- 請求項2に記載の通報情報提供システムの操作卓において、前記通報内容に含まれる音声をテキストデータに変換する音声認識手段を備えた通報情報提供システムの操作卓。
- 無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、
前記通報情報の徹底が必要である前記通報情報に含まれる通報の種類や相手先を判別する判別手段と、
前記通報情報を再度提供すべく、前記相手先のパーソナルコンピュータへのメール送信を行うメール送信手段と、
を備えたメール送信システム。 - 無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、
一地域住民からのページアクセスに対し、アクセスした前記地域住民のID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、アクセスした前記地域住民に関係のある通報情報を再度提供する通報情報提供手段と、
を備えたホームページサーバ。 - 無線を用いて拡声子局に対して実施する通報に係る通報内容を含む通報情報を解析する通報情報解析手段と、
前記通報情報の音声を保存する音声保存手段と、
一地域住民からの電話による問い合わせに対し、前記地域住民の電話番号又は電話からのID番号入力によって情報通報対象者との照合を行い、前記通報情報を再度提供すべく、電話による問い合わせを行った前記地域住民に関係のある通報情報の音声を前記音声保存手段から読み出し応答を行う音声応答手段と、
を備えた電話応答サーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088493A JP2008252279A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 通報情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088493A JP2008252279A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 通報情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008252279A true JP2008252279A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39976752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007088493A Withdrawn JP2008252279A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 通報情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008252279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017050835A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社日立国際八木ソリューションズ | 双方向型情報配信システム、サーバ装置及び制御方法 |
-
2007
- 2007-03-29 JP JP2007088493A patent/JP2008252279A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017050835A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社日立国際八木ソリューションズ | 双方向型情報配信システム、サーバ装置及び制御方法 |
JP2018022509A (ja) * | 2015-08-31 | 2018-02-08 | 株式会社日立国際電気 | 双方向型情報配信システム |
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