JP2013157672A - 通信端末、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、グループ通話時に、受話者が受話内容を聞き逃すのを防ぎつつ、受話者による送話者の区別を容易にすることができる通信端末を提供する。
【解決手段】ユーザB及びCの携帯電話機2b、2cは、送話するユーザAの携帯電話機2aからユーザAを判別する値1のDTMF情報(61)と、ユーザAの音声データとを受信し、受信したDTMF情報により表される判別音とユーザAの音声とを出力し、さらに、受信したDTMF情報を他フラグと共に記憶する(71、81)。送話者がユーザBに代わると、携帯電話機2bは、ユーザBの音声データを生成し、記憶媒体に記憶されているDTMF情報とは異なる値2のDTMF情報をユーザBを判別するDTMF情報として選出し、選出したDTMF情報とユーザBの音声データとを他の携帯電話機2a、2cに送信する(62、82)。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信端末に関し、特に、グループ通話時の受話者による送話者の区別を補助する技術に関する。
近年、電話機を用いた一般的な通話のように1対1で通話するのではなく、複数の通話端末でグループを構成し、グループ内のある通話端末から他の全通話端末へと音声を送信することができるPTT(Push To Talk)システムが広く用いられている。PTTシステムでは、トランシーバ型の通信方式が用いられており、送話者は、通話端末が備えるPTTボタンを押している間だけ話すことができる。受話者は、グループ内のいずれの送話者からも音声を受信することになるので、送話者を区別するには、送話者の発する音声により直接区別するか、通話端末が備えるディスプレイに表示される現在の送話者の名前等を見て区別する必要がある。
特開2006−246201号公報
しかしながら、送話者の発する音声により区別する場合、区別の可否は受話者の判別能力や、送話者の話し方など不確定な要素により正確性が大きく低下する場合がある。また、ディスプレイに表示される送話者の名前を確認することで区別する場合、送話者は適宜変動するので、通話端末の使用者はPTT通話中に適宜ディスプレイを確認しなければならず、またディスプレイを確認することを意識しなければならない。よって、ディスプレイを見るためにレシーバを耳から離すことで、受話内容の一部を聞き逃してしまう虞もあった。
上記の課題に鑑み、本発明は、グループ通話時に、受話者が受話内容を聞き逃すのを防ぎつつ、受話者による送話者の区別を容易にすることができる通信端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、グループ通話に用いられる通信端末であって、グループ内の他の通信端末により送信された第1の判別音を表す判別音情報と、通話に係る第1の音声データとを受信する受信部と、受信した前記判別音情報により表される前記第1の判別音と、前記第1の音声データに基づく音声とを出力する出力部と、通話に係る音声の入力を受け付ける音声入力部と、自端末に係る判別音情報と、前記音声入力部により受け付けられた音声を表す音声データとをグループ内の他の通信端末に対し送信する送信部とを備える。
本発明の通信端末は、上述の構成を備えることにより、グループ通話時に、受話者が受話内容を聞き逃すのを防ぎつつ、受話者による送話者の区別を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態に係るPTTシステムの構成の概略を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の内部構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るDTMF情報について説明するための図である。(a)は、DTMFマトリクス、(b)は、音名テーブル、(c)は、使用DTMFテーブルを示す図である。 本発明の一実施の形態に係る使用DTMFテーブルの更新について説明するための図である。(a)は、ユーザAがPTTを開始し送話した場合、(b)は、さらに、ユーザBが送話した場合、(c)は、さらに、ユーザAが送話した場合、(d)は、さらに、ユーザCが送話した場合について説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係るPTT実行処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るPTT通話処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るPTT参加処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るPTTサーバの内部構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るPTTサーバによるPTTに係る処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るPTTシステム全体のPTT実行時の処理を示すフローチャートである。
<1.概要>
本発明の一実施の形態に係るPTTシステムは、PTTにおける音声の受話者が、その受話者の携帯電話機のディスプレイに表示される送話者の名を確認することなく、送話者を区別容易にしたものである。
図1は、本発明の一実施の形態に係るPTTシステム1の構成の概略を示す図である。
PTTシステム1は、PTTに用いられる通信端末の一例としての携帯電話機2a、2b、2c・・・、PTTサーバ3、及び通信網5を含んで構成される。通信網5は、基地局4a、4b・・・などを含む携帯電話網、インターネット等のネットワーク網などを含む通信網である。PTTサーバ3は、PTTに関する管理を行うサーバである。以下、携帯電話機2a、2b、2c・・・を総称して携帯電話機2といい、基地局4a、4b・・・を総称して基地局4という。
以下の説明では、携帯電話機2a、2b及び2cから成るグループ(以下、PTTグループという。)内でPTTが行われ、携帯電話機2aによりPTTが開始されるものとする。
携帯電話機2aのユーザは、携帯電話機2aのキーパッド等の入力デバイスを操作して、PTTへの参加端末として携帯電話機2b、2cを選択してPTT開始を指示する。
携帯電話機2aは、PTTサーバ3に対し、PTTへの参加を要求する端末として携帯電話機2b及び2cを指定してPTT開始を要求する。
PTTサーバ3は、携帯電話機2a、2b及び2cをPTTグループとして登録し、携帯電話機2a、2b、2cに対し、PTT開始指示を通知する。携帯電話機2a、2b、2cは、PTT開始指示を受けPTT実行可能状態となる。
ここで、携帯電話機2aのユーザが携帯電話機2aのPTTボタンを押下し、携帯電話機2aのマイクロフォンに対し音声を入力する。
携帯電話機2aは、PTTボタンの押下を検出すると、他機によって用いられていないDTMF(Dual−Tone Multi−Frequency)音を選出し、また、入力された音声を符号化して音声データを生成して、DTMF音を表すDTMF情報と音声データとをPTTサーバ3に送信する。
PTTサーバ3は、受信したDTMF情報と音声データとを携帯電話機2b及び2cに転送する。ここで、携帯電話機2a、2b、2cは、DTMF情報と、例えば、ド、レ、ミなどの音名を示す音名情報との対応を示す音名テーブルを保持している。DTMF情報と音声データとを受信した携帯電話機2b、2cは、受信したDTMF情報に対応する音名(例えば、ド)の音(すなわち、携帯電話機2aのユーザAを判別する判別音)をレシーバに出力し、受信した音声データを復号した音声をレシーバに出力する。
携帯電話機2bのユーザが携帯電話機2bのPTTボタンを押下し、携帯電話機2bのマイクロフォンに対し音声を入力した場合も、上記の携帯電話機2aの場合と同様に、携帯電話機2a及び2cは、携帯電話機2bにおいて生成されたDTMF情報に対応する音名(例えば、レ)の音(すなわち、携帯電話機2bのユーザBを判別する判別音)をレシーバに出力し、受信した音声データを復号して得られた音声をレシーバに出力する。
携帯電話機2cのユーザが携帯電話機2cのPTTボタンを押下し、携帯電話機2cのマイクロフォンに対し音声を入力した場合も、上記の携帯電話機2a、2bの場合と同様である。
ここで、DTMF情報については、携帯電話機2a、2b、2cそれぞれが、他機と情報交換をし、他機が用いていないDTMF音を示すDTMF情報を選出する。携帯電話機2a、2b、2cは、それぞれが選出したDTMF情報を、PTTが終了するまで使用する。
よって、携帯電話機2aのユーザが発した音声が携帯電話機2b、2cのレシーバから出力される場合、音声の前にドの音名の判別音が出力され、次いで携帯電話機2aのユーザが発した音声が出力される。
同様に、携帯電話機2bのユーザが発した音声が携帯電話機2a、2cのレシーバから出力される場合、音声の前にレの音名の判別音が出力され、次いで携帯電話機2bのユーザが発した音声が出力される。
同様に、携帯電話機2cのユーザが発した音声が携帯電話機2a、2bのレシーバから出力される場合、音声の前に例えばミの音名の判別音が出力され、次いで携帯電話機2cのユーザが発した音声が出力される。
以上のように、携帯電話機のユーザは、他機から送信された音声に先立ち出力される音(送信者判別音)を聴いて、引き続き出力される音声を発した送信者を区別することができる。
<2.構成>
<2−1.携帯電話機2>
以下、携帯電話機2について説明する。
携帯電話機2は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、携帯電話機2は、その機能を達成する。
図2は、携帯電話機2の内部構成を示す図である。
携帯電話機2は、図2に示すように、マイクロフォン11、レシーバ12、ディスプレイ13、入力部14、通信アンテナ15、無線通信部16、信号処理部17、報知制御部18、スピーカ19、表示制御部20、記憶部21、及び制御部22を含んで構成される。
マイクロフォン11は、通話時に、利用者が発する音声を集音して電気信号である通話信号に変換し、その通話信号を信号処理部17に送信する。
レシーバ12は、信号処理部17が生成した音声信号を受信し、受信した音声信号を音声に変換して利用者が受話できるよう出力する。
ディスプレイ13は、映像を表示する表示部である。ディスプレイ13は、一例として、液晶ディスプレイで構成される。ディスプレイ13は、表示制御部20が文字、画像、映像などから生成して出力する映像信号を受信し、受信した映像信号に係る映像を表示する。
入力部14は、利用者が携帯電話機2に対して指示を入力するための入力デバイスであり、取得した指示を制御部22に通知する。入力部14は、一例として、PTTボタン及びテンキーなどを含むキーパッド、タッチパネルなどを備えている。
PTTボタンは、普段凸状態であり、ユーザにより押下されている間だけ凹状態となって、解放されると凸状態に戻る。PTTボタンが押下されている状態では、PTTにおける自機から他機へ音声を送話し、解放されている状態では、他機からの音声を受話する。すなわち、ユーザは、自己が送話する間、PTTボタンを押下し、送話を終了して受話可能にする場合に、PTTボタンを解放する。入力部14は、PTTボタンが押下状態であるか解放状態であるかを検出し、PTTボタンが押下状態と解放状態とのいずれであるかを示すPTT状態情報を制御部22に出力する。
通信アンテナ15は、携帯電話網を構成する基地局4との間の無線通信に用いられるアンテナである。
無線通信部16は、通信アンテナ15を介して、基地局4との間で無線通信を行う。無線通信部16は、基地局4から受信した信号を復調してベースバンド信号を生成し、信号処理部17に送信し、また、信号処理部17から受信したベースバンド信号を変調して基地局に送信する。
信号処理部17は、無線通信部16から受信したベースバンド信号から付加データ、DTMF情報、音声データを復元する。付加データは、受話時における、送話者や他の受話者の携帯電話機の電話番号、送話時における、自機、他機の電話番号などを含むPTT、通話及び通信に用いるデータである。
DTMFは、周波数の高い高群(単位 Hz)と周波数の低い低群(単位 Hz)という2つのグループの信号の合成音である。各合成音は、それぞれが対応づけられているテンキーなどのキー(例えば、数字「1」のキーなど)が押下されたときのプッシュ音として使用される。以下では、各DTMFを表す情報をDTMF情報という。
図3は、DTMF情報について説明するための図である。
図3(a)は、高群及び低群と、DTMF情報との対応を表すDTMFマトリクスを示す図である。
例えば、高群の1209Hzの信号と、低群の697Hzの信号との組み合わせ音(DTMF音)には、値が1のDTMF情報が対応づけられている。この場合、DTMF情報の値は、テンキーが表す値に対応する。例えば値1のDTMF情報は、「1」キーに対応する。高群の1209Hzの信号と、低群の941Hzの信号との組み合わせ音は、値が「*」のDTMF情報に対応づけられ、テンキーのうち「*」キーに対応している。また、高群の1633Hzの信号と、低群の697Hzの信号との組み合わせ音は、値が「A」のDTMF情報に対応づけられている。なお、テンキーには「A」などアルファベットを表すキーは無いが、DTMFマトリクスにおいて、テンキー中に無いアルファベットや記号などに対応づけられたDTMF音は、テンキー以外の他のキーのプッシュ音として割り当ててもよい。
信号処理部17は、ベースバンド信号からDTMF情報を復元した場合、復元したDTMF情報を制御部22に出力し、出力したDTMF情報に対応する音名情報を制御部22から受信する。ここで、音名情報は、所定音階の音名(例えば、「ド」、「レ」など)を表す情報であり、制御部22は、音名テーブルを用いDTMF情報を音名情報に変換する。
図3(b)は、DTMF情報と音名情報との対応を示す音名テーブルを示す図である。
例えば、値が「1」のDTMF情報は、音名「ド」に対応する。
ここで、図中では、音名情報の値として「ドm(mは自然数)」のように表現しているが、音名「ド」の後の数字m(ここでは「1」)は、1オクターブ上の「ド」(例えば、値「B」のDTMF情報に対応する音名「ド2」)と区別するために便宜的に付したものである。
信号処理部17は、制御部22から音名情報を受信すると、受信した音名情報により表される音名の判別音(例えば「ド」の音)を示す音声信号をレシーバ12に出力し、次いで、受信した音声データにより示される音を示す音声信号をレシーバ12に出力する。このときレシーバ12からは「ド」の音が出力され、次いで、音声が出力される。レシーバ12において、他機のユーザが発した音声の前に出力される、音名「ド」などの送信者判別音は、ユーザ毎(端末毎)に異なる音名が割り当てられ、PTTにおいて受話者が送話者を区別するのに役立つ。ここで制御部22により、DTMF情報から音名情報への変換が行われているが、これは、DTMF音よりも、音名で表される音の方が通常良く知られており、ユーザによる判別が容易と考えられるためである。
また、信号処理部17は、制御部22からPTTボタン押下により生じる送話指示を受けた場合、ユーザが発声した通話音声を表す音声信号をマイクロフォン11から受信し符号化して音声データを生成し、制御部22からDTMF情報と、通信に必要な付加データを受信し、付加データとDTMF情報と音声データとを伝送するベースバンド信号を生成して無線通信部16に送信する。
報知制御部18は、利用者に対する報知についての制御を行う。報知制御部18が報知を行うタイミングは、着信があった場合、PTT開始指示を受けた場合などである。報知制御部18は、予め報知を行う条件ごとに対応づけられた報知音を示す音声信号をスピーカ19に出力し、スピーカ19から報知音を発音させることで報知を行う。
表示制御部20は、ディスプレイ13に画像を表示するための制御を行う制御部である。表示制御部20は、一例として、ディスプレイ13に表示するための映像の生成、その映像を示す信号のディスプレイ13への出力などを行う。
記憶部21は、アドレス帳、使用DTMFテーブルなど各種の情報を記憶する記憶デバイスである。
アドレス帳には、ユーザ名と、当該ユーザの所持する携帯電話機の電話番号、メールアドレスその他の情報とが対応づけられて記載されている。
図3(c)は、使用DTMFテーブルを示す図である。
使用DTMFテーブルは、DTMF情報と、自他フラグとから成る使用DTMFエントリのリストである。使用DTMFエントリのそれぞれが、PTTに参加している1台の携帯電話機に対応する。自他フラグは、DTMF符号が、自機に対応づけられているか他機に対応づけられているかを示す。PTTが開始されるまで、使用DTMFテーブル中には、使用DTMFエントリが記録されていない状態である。
そして、使用DTMFテーブルは、PTTが開始されてから、PTTにおける通話の進行に従って更新され、PTTが終了すると、使用DTMFテーブルから使用DTMFエントリが全て消去される。
図4は、PTTにおける使用DTMFテーブルの更新について説明するための図である。
図4は、ユーザA、B及びCの各ユーザの携帯電話機2a、2b及び2cが保持している使用DTMFテーブルが、PTT処理の進行に伴い、(a)、(b)、(c)、(d)の順に時系列で更新されていることを表している。
また、ユーザAがPTTを開始して、ユーザBとユーザCはPTTに参加している。
図4(a)は、ユーザAがPTTを開始し送話した場合の各携帯電話機の使用DTMFテーブルを示す。
ユーザAの携帯電話機2aは、PTTを開始し送話する場合に、値「1」のDTMF情報で表されるDTMF音を選出し、そのDTMF情報と、自を示す自他フラグから成る使用DTMFエントリを使用DTMFテーブルに記録する。ここで、携帯電話機2aは、値「1」に対応するDTMF音を選出しているが、これは一例であり、使用DTMFテーブルに記録されていないものを選出すればよい。そして携帯電話機2aは、参加者であるユーザBの携帯電話機2bと、ユーザCの携帯電話機2cに対し、自機が選出したDTMF音に係るDTMF情報(1)を送信する。ここでDTMF情報(n)(nは自然数)は、値がnのDTMF情報を表す。携帯電話機2b及び2cは、受信したDTMF情報(1)と、他を示す自他フラグ(以下、他フラグという。)とから成る使用DTMFエントリを自機の使用DTMFテーブルに記録する。この結果、携帯電話機2a、2b及び2cそれぞれが保持する使用DTMFテーブルは、使用DTMFテーブル61、71及び81のようになる。
以上により、携帯電話機2aは、自機に値「1」のDTMF情報が割り当てられていることを認識し、携帯電話機2b及び2cは、他機に値「1」のDTMF情報が割り当てられていることを認識できる。
図4(b)は、図4(a)の状態から、さらに、ユーザBが送話した場合の各携帯電話機の使用DTMFテーブルを示す。
ユーザBの携帯電話機2bは、送話する場合に、使用DTMFテーブルに既に記録されている値「1」のDTMF音以外のDTMF音を選出し、選出したDTMF音を表すDTMF情報(ここでは、値「2」のDTMF情報)と、自を示す自他フラグ(以下、自フラグという。)から成る使用DTMFエントリを使用DTMFテーブルに記録する。そして携帯電話機2bは、携帯電話機2a及び2cに対し、自機のDTMF情報(2)を送信する。携帯電話機2a及び2cは、受信したDTMF情報(2)と、他を示す自他フラグとから成る使用DTMFエントリを自機の使用DTMFテーブルに記録する。なお、受信したDTMF情報(2)と同一の情報が使用DTMFテーブルに既に記録されている場合には、重複した記録は行わない。この結果、携帯電話機2a、2b及び2cそれぞれが保持する使用DTMFテーブルは、使用DTMFテーブル62、72及び82のようになる。
以上により、携帯電話機2aは、自機にDTMF情報(1)が割り当てられ、他機にDTMF情報(2)が割り当てられていることを認識できる。また、携帯電話機2bは、自機にDTMF情報(2)が割り当てられていることを認識し、他機にDTMF情報(1)が割り当てられていることを認識できる。また、携帯電話機2cは、他機にDTMF情報(1)及びDTMF情報(2)が割り当てられていることを認識できる。
図4(c)は、図4(b)の状態から、さらに、ユーザAが送話した場合の各携帯電話機の使用DTMFテーブルを示す。
ユーザAの携帯電話機2aは、使用DTMFテーブルに既に自フラグが記録され、自機に値「1」のDTMF情報が割り当てられていることを認識している。よって、携帯電話機2aは、送話する場合には、自フラグに対応するDTMF情報(1)を携帯電話機2b及び2cに送信する。また、携帯電話機2b及び2cは、受信したDTMF情報(1)と同一のDTMF情報が既に使用DTMFテーブルに記録されているので、使用DTMFテーブルへの記録は行わない。
この結果、携帯電話機2a、2b及び2cそれぞれが保持する使用DTMFテーブルは、使用DTMFテーブル63、73及び83のようになる。
図4(d)は、図4(c)の状態から、さらに、ユーザCが送話した場合の各携帯電話機の使用DTMFテーブルを示す。
ユーザCの携帯電話機2cは、送話する場合に、使用DTMFテーブルに既に記録されている値「1」及び「2」のDTMF音以外のDTMF音を表すDTMF情報(3)を選出し、選出したDTMF情報(3)と、自フラグから成る使用DTMFエントリを使用DTMFテーブルに記録する。そして携帯電話機2cは、携帯電話機2a及び2bに対し、自機が選出したDTMF情報(3)を送信する。携帯電話機2b及び2cは、受信したDTMF情報(3)と、他フラグとから成る使用DTMFエントリを自機の使用DTMFテーブルに記録する。この結果、携帯電話機2a、2b及び2cそれぞれが保持する使用DTMFテーブルは、使用DTMFテーブル64、74及び84のようになる。
以上により、携帯電話機2aは、自機にDTMF情報(1)が割り当てられていることを認識し、他機にDTMF情報(2)、DTMF情報(3)が割り当てられていることを認識できる。また、携帯電話機2bは、自機にDTMF情報(2)が割り当てられていることを認識し、他機にDTMF情報(1)、DTMF情報(3)が割り当てられていることを認識できる。また、携帯電話機2cは、自機にDTMF情報(2)が割り当てられていることを認識し、他機にDTMF情報(1)、DTMF情報(2)が割り当てられていることを認識できる。以上で、図4の説明を終える。
制御部22は、携帯電話機2のPTT動作時の処理を含む全体的な制御を行う制御部である。PTTに関する制御部22の処理を、(a)自機においてPTTを開始するPTT実行処理、(b)他機が開始したPTTに参加するPTT参加処理に分けて説明する。
<PTT実行処理>
図5は、PTT実行処理を示すフローチャートである。
まず、携帯電話機2のユーザが、入力部14を操作して、PTT開始指示を入力する(S11)。次に、ユーザは、PTTに参加するユーザの選出を行う(S12)。一例としては、制御部22が、PTT開始指示の入力があったことを検出すると、ディスプレイ13にPTT参加ユーザ選択画面としてアドレス帳に登録されているユーザ名を一覧的に表示する。携帯電話機2のユーザは、ユーザ名の一覧からPTTに参加を要求するユーザを選出する。以下、この選出されたユーザを参加ユーザという。そして、制御部22は、参加ユーザの携帯電話機の電話番号をアドレス帳から読み出し、読み出した電話番号と自機の電話番号とを含むPTT開始要求をPTTサーバ3に送信する(S13)。
なお、制御部22からのPTTサーバ3への情報の送信は、送信する情報を信号処理部17が符号化し、符号化された情報を無線通信部16がアンテナ15を用いて基地局4a、4b・・・のいずれかに送信し、情報を受信した基地局がPTTサーバ3にその情報を転送する。以下の説明では、情報送信の説明毎にこれらを記載するのは煩雑なので省略し、単に「制御部22が、情報をPTTサーバ3に送信する」のように記載する。受信についても同様に、単に、「制御部22が、PTTサーバ3から情報を受信する」と記載する。
制御部22は、PTT開始要求に対する応答として、PTTサーバ3からPTT開始指示を受信すると(S14)、PTT通話処理を行う(S15)。PTT通話処理の詳細は、後述する。ユーザにより、入力部14を用いてPTT終了指示が入力されない間(S16:No)、制御部22はPTT通話を継続し、PTT終了指示が入力されると(S16:Yes)、PTTサーバ3に対しPTT終了要求を送信し、PTT実行処理を終了する。
<PTT通話処理>
図6は、S15の詳細であるPTT通話の処理を示すフローチャートである。
制御部22は、PTTキーが押下されるのを待ち(S31)、押下された場合(S31:Yes)、PTTサーバ3に発言権取得要求を送信する(S32)。発言権取得要求に対する応答としてPTTサーバ3から発言権取得失敗が通知された場合(S33:No)、PTT通話処理を終了する。PTTサーバ3から発言権取得成功が通知された場合(S33:Yes)、記憶部21に自フラグを有する使用DTMFエントリ(以下、自使用DTMFエントリという。)が記録されているか否かを判定する(S34)。自使用DTMFエントリが記録されていなかった場合(S34:No)、使用DTMFテーブルに記録されていないDTMF音を選出し(S35)、選出したDTMF音を示すDTMF情報(以下、自DTMF情報という。)と、自フラグとを含む使用DTMFエントリを使用DTMFテーブルに記録する(S36)。
そして、制御部22は、自DTMF情報をPTTサーバ3に送信し(S37)、次いで、マイクロフォン11により集音された音声が符号化された音声データを信号処理部17から受け取り、PTTサーバ3に送信する(S38)。このとき、付加データとして自機の電話番号も送信する。ユーザにより、PTTキーが解放されるまで、S38を繰り返し(S39:No)、PTTキーが解放されると(S39:Yes)、PTTサーバ3に発言権解放要求を送信する。
S31において、PTTキーの押下が検出されていない場合(S31:No)、携帯電話機2は、受話状態となっている。受話状態において、制御部22は、DTMF情報を受信したか否かを判定し(S51)、受信した場合(S51:Yes)、受信したDTMF情報が使用DTMFテーブルに記録されているか否か判定する(S52)。記録されていない場合(S52:No)、受信したDTMF情報と、他フラグとから成る使用DTMFエントリ(以下、他DTMFエントリ)を、使用DTMFテーブルに記録する(S53)。そして、制御部22は、受信したDTMF情報を、音名テーブルを用いて対応する音名情報に変換する(S54)。次に制御部22は、音名情報で示される音名の送信者判別音を信号処理部17を介してレシーバ12に出力させる(S55)。S52において、受信したDTMF情報が使用DTMFテーブルに記録されていた場合(S52:Yes)、S54に移行する。
また、PTTサーバ3から音声データを受信した場合(S56)、音声データにより表される音声を信号処理部17を介してレシーバ12に出力させ(S57)、PTT通話処理を終了する。
<PTT参加処理>
図7は、PTT参加の処理を示すフローチャートである。
携帯電話機2は、PTTが開始されていない状態で、PTTサーバ3からPTT開始要求を受信すると、PTT参加状態になる(S71)。そして、報知制御部18がスピーカ19に報知音を報知させ、また、表示制御部20がディスプレイ13にPTT参加を示す表示を行い、ユーザに対しPTT参加状態となったことを報知する(S72)。そして、PTT通話処理を行う(S73)。このS73は、図6で説明したPTT通話処理と同じ処理である。そして、PTTサーバ3からPTT終了指示を受信しない間はPTT通話処理を行い(S74:No)、PTT終了指示を受信した場合(S74:Yes)、使用DTMFテーブルの内容を消去して(S75)、PTT参加処理を終了する。
<2−2.PTTサーバ3>
以下、PTTサーバ3について説明する。
PTTサーバ3は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、PTTサーバ3は、その機能を達成する。
図8は、PTTサーバ3の内部構成を示す図である。
PTTサーバ3は、図8に示すように、通信部41、記憶部42及び制御部43を含んで構成される。
通信部41は、基地局4を介して携帯電話機2との通信を行う。なお、基地局4の構成、動作は、公知なので説明を省略する。また、通信部41と携帯電話機2との通信は、基地局4を含む通信網5を介して行っている。以下の説明では、通信毎に基地局4、通信網5について記載するのは煩雑なので、以下「通信部41と携帯電話機2とが通信する。」「PTTサーバ3と携帯電話機2とが通信する。」と省略して記載する。
記憶部42は、各種の情報を記憶する。
制御部43は、PTTサーバ3の全体制御を行う制御部である。
図9は、PTTサーバ3によるPTTに係る制御部43の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部43は、携帯電話機2からPTT開始要求を受信すると(S91)、PTT開始要求に含まれる電話番号を、PTTグループを構成する携帯電話機の電話番号として記憶部42に記憶する。そして、制御部43は、PTTグループの各携帯電話機にPTT開始指示を送信する(S93)。
制御部43は、PTTグループ内の携帯電話機2のいずれかから発言権取得要求を受信した場合(S94:Yes)、発言権を既にいずれかの携帯電話機に割り当てられているか否かを判定する(S95)。
制御部43は、発言権が既に割り当てている場合(S95:Yes)、発言権取得要求を行った携帯電話機(以下、発言権要求端末ともいう。)に対し、発言権割当失敗を通知し(S111)、後述のS98に移行する。制御部43は、発言権を割り当てていない場合(S95:No)、発言権要求端末に発言権を割り当てて、発言権要求端末を示す情報を記憶部42に記録する(S96)。そして、発言権要求端末に対し、発言権割当成功を通知する(S97)。
また、制御部43は、送話者に係るDTMF情報を受信した場合(S98:Yes)、受信したDTMF情報を受話者の携帯電話機に転送する(S99)。
また、制御部43は、送話者に係る音声データを受信した場合(S100:Yes)、受信した音声データを受話者の携帯電話機に転送する(S101)。
また、制御部43は、発言権解放要求を受信した場合(S102:Yes)、発言権解放要求をした端末が記憶部42に記憶している発言権要求端末と同一の場合には、発言権の返還として記憶部42に記憶している発言権要求端末を示す情報を消去する(S103)。
また、制御部43は、PTT終了要求を受信した場合には(S104:Yes)、PTTグループ内の携帯電話機にPTT終了指示を送信し、PTTに係る処理を終了する(S105)。
<3.動作>
図10は、本実施の形態に係るPTT実行時の、PTTシステム1全体の処理を示すフローチャートである。
ここでは、ユーザAの携帯電話機2aが、ユーザBの携帯電話機2b、ユーザCの携帯電話機2cをPTTグループとして指定し、PTTを開始する場合について説明する。
なお、携帯電話機2a、2b、2c及びPTTサーバ3それぞれの詳細動作については説明済みであるため、以下では、携帯電話機2a〜2c及びPTTサーバ3間の情報の送受信について主に説明する。
まず、携帯電話機2aのユーザAが、入力部14を操作してPTT開始を指示する。
携帯電話機2aは、PTTサーバ3に対しPTT開始要求を送信する(S200)。
PTT開始要求には、携帯電話機2aの電話番号と、参加ユーザB及びCが使用する携帯電話機2b及び2cの電話番号を含まれる。
PTTサーバ3は、PTT開始指示を携帯電話機2b及び2c及び2aに送信する(S201〜S203)。
次に、発言を行うユーザAの携帯電話機2aは、ユーザAによるPTTボタンの押下を検出し、発言権取得要求をPTTサーバ3に送信する(S204)。
PTTサーバ3は、いずれの携帯電話機にも発言権割り当てていないので、携帯電話機2aに発言権を割り当てて(S205)、発言権取得成功を携帯電話機2aに通知する(S206)。
携帯電話機2aは、発言権取得成功の通知を受けると、DTMF情報(値は「1」)を選出し、また、ユーザAの音声を取得して音声データを生成し(S207)、DTMF情報と音声データとをPTTサーバ3に送信する(S208)。
PTTサーバ3は、携帯電話機2aから受信したDTMF情報と、音声データとをPTTグループ内の携帯電話機2b及び2cに送信する(S209、S210)。
携帯電話機2b及び2cは、受信したDTMF情報に対応する音をレシーバ12から出力し、音声データにより表される音声をレシーバ12から出力する(S211、S212)。
ここで、ユーザBが携帯電話機2bのPTTボタンを押下した場合、携帯電話機2bがユーザBによるPTTボタンの押下を検出する。このとき、携帯電話機2bは、発言権取得要求をPTTサーバ3に送信する(S213)。
PTTサーバ3は、既に、発言権を携帯電話機2aに割り当てており、その発言権は解放されていないので、発言権割当失敗と判断する(S214)。そして、PTTサーバ3は、携帯電話機2bに対し、発言権獲得失敗を送信する(S215)。携帯電話機2bは、PTTサーバ3から発言権獲得失敗通知を受信し、発言権獲得に失敗したことを認識する。
次に、ユーザAが通話を終了して、押下しているPTTボタンを解放する。PTTボタンの解放を検出した場合、携帯電話機2aは、発言権解放要求をPTTサーバ3に送信する(S216)。
PTTサーバ3は、携帯電話機2aに割り当てていた発言権を解放する(S217)。
ここで、ユーザBが、再度、携帯電話機2bのPTTボタンを押下する。すると携帯電話機2bがユーザBによるPTTボタンの押下を検出し、発言権取得要求をPTTサーバ3に送信する(S218)。
PTTサーバ3は、発言権をいずれの携帯電話機にも割り当てていないので、発言権取得要求の送信元である携帯電話機2bに発言権を割り当てる(S219)。そして、PTTサーバ3は、携帯電話機2bに発言権取得成功を通知する(S220)。
携帯電話機2bは、発言権取得成功の通知を受けると、DTMF情報(値は「2」)を選出し、また、ユーザBの音声を取得して音声データを生成し(S221)、DTMF情報(2)と音声データとをPTTサーバ3に送信する(S222)。
PTTサーバ3は、携帯電話機2bから受信したDTMF情報と、音声データとをPTTグループ内の携帯電話機2a及び2cに送信する(S223、S224)。
携帯電話機2a及び2cは、受信したDTMF情報に対応する音をレシーバ12から出力し、音声データにより表される音声をレシーバ12から出力する(S225、S226)。
ここで、携帯電話機2aのユーザAが、入力部14を操作してPTT終了を指示する(S227)。すると、携帯電話機2aは、PTTサーバ3に対しPTT終了要求を送信する(S227)。
PTTサーバ3は、PTT終了要求を受信すると、PTT終了指示を、携帯電話機2bと2cに送信し(S228、S229)、PTT処理を終了する。
<4.変形例>
以上、本発明に係る通信端末の実施形態を説明したが、例示した通信端末について以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの通信端末に限られないことは勿論である。
(1)上述の実施の形態では、ユーザを判別する判別音が、通話に係る音声の前に出力されるとしたがこれに限らず、判別音によりユーザを判別できる態様であればよい。
例えば、通話に係る音声の後に判別音が出力してもよいし、通話に係る音声の一部、或いは会話の途切れた部分に重畳して出力してもよい。
(2)上述の実施の形態では、DTMF音から音名で表される音への変換を行っていたが、これに限らず、判別音によるユーザの判別を補助できる態様であればよい。例えば、動物の鳴き声、波の音、特定周波数の音など識別容易と考えられる他の音への変換を行うこととしてもよい。
また、DTMF音から、音名で示される音への変換を行わずに、DTMF情報により示されるDTMF音をレシーバ12に出力することとしてもよい。この場合、DTMF音に引き続いて音声データにより示される音を出力し、制御部22によるDTMF音情報から音名情報への変換処理は省略する。
なお、上述の実施の形態において、DTMF音を、ド、レ、ミなどの音名の音に変換していたのは、受話者にとっては、ド、レ、ミ・・・の各音を区別する場合に比べると、相異なるDTMF音同士を区別する場合の方が難しいと考えられるためである。
(3)DTMF情報は、上述の実施の形態では、例えばDTMF音が高群の1209Hzの信号と、低群の697Hzの信号との組み合わせ音の場合、値が1であり、テンキーのうち「1」キーに対応しているとしていたが、この形式には限らない。
例えば、高群の1209Hzの信号と、低群の941Hzの信号との組み合わせ音を直接に符号化したものであってもよい。符号化は、例えば、通話に係る音声を音声データに符号化するのと同様の符号化手法で行っても良い。この場合、1209Hzの信号と697Hzの信号との組み合わせ音と通話に係る音声とが連続している音を、一括して符号化することもできる。そうすると、DTMF音と、通話に係る音声とを別々に符号化する必要はなくなる。
(4)上述の実施の形態において、PTTは、PTTを開始した携帯電話機において、そのユーザによりPTT終了指示が入力されるまで行うこととしてが、これに限らず他のイベントをトリガとしてPTTを終了することとしてもよい。例えば、所定時間(10分間)、いずれの携帯電話機においてもPTTボタンの押下がされない場合を、サーバが検出しPTTを終了するなどしてもよい。
(5)上述の実施の形態において、各携帯電話機によるDTMF情報の選出は、値が1のDTMF情報がまず選出され、次に値が2のDTMF情報が選出され、・・・というように、予めDTMF情報の選出順が決まっており、その順序通りに選出することとしていたが、これに限るものではなく、重複無く各携帯電話機がDTMF情報を選出できれば他のアルゴリズムにより選出してもよい。
(a)例えば、DTMF情報を選出すべきときに、ランダムな数を生成し、その生成した数が既に使用されていない場合に、その生成した数をDTMF情報として採用することとしてもよい。この場合、生成した数が既に使用されていれば、再度新たな数をランダムに生成する。使用されていない数を生成するまで、新たな数をランダムに生成する処理を繰り返す。
(b)また、自端末に割り当てられている電話番号など一意な情報の全部又は一部をDTMF情報として採用するとしてもよいし、或いはこれらの情報から生成し得る一意な数をDTMF情報として採用するなどとしてもよい。
(6)上述の実施の形態、及び変形例で示した各処理を、各携帯電話機、PTTサーバのプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような各機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。また、本発明は、上述の実施の形態、及び変形例で示した各処理を実現する方法であるとしてもよい。
(7)上述の実施の形態及び変形例で示した各機能構成要素は、その機能を実行する回路として実現されてもよいし、1又は複数のプロセッサによりプログラムを実行することで実現されてもよい。また、IC、LSIその他の集積回路のパッケージとして構成されるものとしてもよい。このパッケージは各種装置に組み込まれて利用に供され、これにより各種装置は、各実施形態で示したような各機能を実現するようになる。
(8)上述の各実施形態及び各変形例を組み合わせてもよいし、各実施形態及び各変形例を部分的に組み合わせてもよい。
本発明の通信端末は、PTTなどのグループ通話を実現するシステムの端末として好適である。
1 PTTシステム
2、2a、2b、2c 携帯電話機
3 PTTサーバ
4、4a、4b 基地局
5 通信網
11 マイクロフォン
12 レシーバ
13 ディスプレイ
14 制御部
15 通信アンテナ
16 無線通信部
17 信号処理部
18 報知制御部
19 スピーカ
20 表示制御部
21 記憶部
22 制御部
41 通信部
42 記憶部
43 制御部

Claims (10)

  1. グループ通話に用いられる通信端末であって、
    グループ内の他の通信端末により送信された第1の判別音を表す判別音情報と、通話に係る第1の音声データとを受信する受信部と、
    受信した前記判別音情報により表される前記第1の判別音と、前記第1の音声データに基づく音声とを出力する出力部と、
    通話に係る音声の入力を受け付ける音声入力部と、
    自端末に係る判別音情報と、前記音声入力部により受け付けられた音声を表す音声データとをグループ内の他の通信端末に対し送信する送信部とを備える
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 前記通信端末は、さらに、
    利用者による所定キーの押下を検出するキー入力部を備え、
    前記送信部は、前記判別音情報及び前記音声データの送信は、前記キー入力部によって前記所定キーの押下が検出されたときに開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記キー入力部は、さらに、押下された前記所定キーの解放を検出し、
    前記音声入力部は、前記通話に係る音声の入力を、前記キー入力部によって前記所定キーの押下が検出されたときから、前記所定キーの解放が検出されるまで受け付ける
    ことを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  4. 前記通信端末は、さらに、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に、前記第1の判別音を表す判別音情報と同一の判別音情報が記憶されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記記憶部に前記第1の判別音情報と同一の判別音情報が記憶されていないと判定された場合に、前記第1の判別音情報を、前記第1の判別音情報を送信した通信端末に係る判別音情報として前記記憶部に記憶させる制御を行う制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  5. 前記制御部は、前記グループ通話が終了した場合に、前記記憶部に記憶されている全判別音情報を消去する制御を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の通信端末。
  6. 前記判定部は、さらに、前記自端末に係る判別音情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    前記制御部は、前記判定部によって、前記自端末に係る判別音情報が前記記憶部に記憶されていないと判定された場合に、前記記憶部に記憶されている判別音情報とは異なる判別音情報を自端末に係る判別音情報として前記記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項4記載の通信端末。
  7. 前記受信部は、前記第1の判別音を表す判別音情報として、第1のDTMF音を符号化した情報を受信し、
    前記出力部は、前記第1の判別音として前記第1のDTMF音を出力し、
    前記制御部は、前記自端末に係る判別音情報として、第2のDTMF音を符号化した情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  8. 前記受信部は、前記第1の判別音を表す判別音情報として、第1のDTMF音を表す情報を受信し、
    前記出力部は、異なるDTMF音を表す複数の判別音情報それぞれと、前記複数の判別音情報それぞれに重複なく割り当てられた音名との対応を表す対応情報を保持しており、前記対応情報を用いて前記第1の判別音情報に対応する音名を選出し、前記選出された音名で表現される音を前記第1の判別音として出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  9. 受信手段と、出力手段と、音声入力手段と、送信手段とを備えた、グループ通話に用いられる通信端末に用いられる通信方法であって、
    前記受信手段が、グループ内の他の通信端末により送信された第1の判別音を表す判別音情報と、通話に係る第1の音声データとを受信する受信ステップと、
    前記出力手段が、受信した前記判別音情報により表される前記第1の判別音と、前記第1の音声データに基づく音声とを出力する出力ステップと、
    前記音声入力手段が、通話に係る音声の入力を受け付ける音声入力ステップと、
    前記送信手段が、自端末に係る判別音情報と、前記音声入力ステップにおいて受け付けられた音声を表す音声データとを前記グループ内の他の通信端末に対し送信する送信ステップとを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  10. コンピュータをグループ通話に用いられる通信端末として機能させるための通信プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    グループ内の他の通信端末により送信された第1の判別音を表す判別音情報と、通話に係る第1の音声データとを受信する受信手段と、
    受信した前記判別音情報により表される前記第1の判別音と、前記第1の音声データに基づく音声とを出力する出力手段と、
    通話に係る音声の入力を受け付ける音声入力手段と、
    自端末に係る判別音情報と、前記音声入力手段により受け付けられた音声を表す音声データとを前記グループ内の他の通信端末に対し送信する送信手段として機能させる
    ことを特徴とする通信プログラム。
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