JP5074102B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、防災行政が行う緊急放送に放送局の緊急ニュースなどを連携させた無線通信システムに関する。
従来の技術として、例えば市町村や都道府県の防災行政用の無線通信システム(全国瞬時警報システム:J−ALERT)がある。この従来の無線通信システムは、統制局と、統制局と接続された基地局、または衛星通信を行う衛星通信装置と、複数の端末局等から構成される。また、この無線通信システムは、統制局が通信回線を制御する回線制御手段や操作卓等を備えており、端末局との無線通信、若しくは端末局同士の無線通信を基地局や衛星通信装置を介して確立することができる。さらに、従来の無線通信システムには、地震や台風、火災などの災害発生の場合に、災害発生をいち早く伝達する地震速報システムや雨量や風速に基づいて災害発生を伝達する天気速報システム等がある。
上記した従来の無線通信システムや災害情報を伝達する無線通信システムに関する技術として例えば特許文献1,2や、防災行政用の無線通信システムとして非特許文献1等がある。
特開2006−279376号公報 特開2006−245652号公報 「市町村デジタル移動通信システム ARIB STD−T79」社団法人電波産業会
近年、デジタル放送の1つとして、データ量の少ない1セグ放送(1セグメントの放送)と呼ばれる画像データの放送方式があり、移動体受信機での放送受信、表示される方式が実用化してきており、放送内容の検討や他の通信システムとの連携等が検討されている。従来の防災行政用の無線通信システムでは、端末局は、統制局が属する県市町村が通報する防災情報のみしか受信できず、一般の放送局が行う上記1セグ放送と、県市町村が行う無線通信システムとを連携させた防災に関するニュース等の放送を受信することができなかった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、統制局が通報する情報と放送局が放送するニュース等の情報とを受信、表示することができる端末局を有する無線通信システムを提供することにある。
本発明に係る無線通信システムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の無線通信システム(請求項1に対応)は、統制局と、少なくとも1つの基地局と、複数の端末局より構成され、統制局は、防災情報又は災害情報を含む第1の情報を取得し、また、放送局より前記防災情報又は災害情報に関連する放送情報を含む第2の情報を取得するインタフェースを備え、且つ、第1の情報を取得したことにより複数の端末局に一斉通報を送信する一斉通報送信手段を備え、複数の端末局の各々は、一斉通報を受信した場合に当該一斉通報を表示する表示手段を備えた無線通信システムであって、複数の端末局の各々は、一斉通報を表示したことを当該端末局の操作者が確認した旨の入力がされることで当該確認の旨の信号を基地局を介して統制局に送信する一斉通報返信手段を備え、一斉通報返信手段は、操作者が放送局の第2の情報を受信する場合、第2の情報が必要な旨の信号を基地局を介して統制局に送信することを特徴とする。
第2の無線通信システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、統制局は、一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信する一斉通報確認手段と、放送局より第1の情報に関連する第2の情報を取得する第2の情報取得手段と、該取得した第2の情報を一斉通報返信手段により返信した端末局に送信する第2の情報送信手段と、を備え、第2の情報は、複数の地区毎に編集された情報であって、統制局が端末局に送信する第2の情報送信手段は、端末局が予め登録している基地局に関する地区か、若しくは、端末局が現に位置する基地局に関する地区、の何れかの地区の第2の情報を送信することを特徴とする。
第3の無線通信システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1の情報は、防災関連の情報であって、放送局はデジタル放送における1セグメントの放送用のデータにより、第1の情報に関する第2の情報を編集する放送局であることを特徴とする。
本発明によれば、端末局は、統制局が属する県市町村が通報する防災情報等の第1の情報ばかりでなく、当該防災情報に関連した一般の放送局が行う防災に関するニュース等の第2の情報の放送も受信することができる。
本発明の実施形態について図1〜図10を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの一例を示す構成図である。この無線通信システム1は、県市町村防災無線システム10と、災害速報センタ15と、放送局14とにより構成されている。県市町村防災無線システム10は、統制局11と、複数の基地局12と、複数の端末局(無線端末局)13とにより構成される防災行政用の無線通信システムであり、例えば、県や市町村などの行政区分単位にシステムが構築されている。また、統制局11は、管理卓111と、回線制御装置112と、制御装置113により構成され、回線制御装置112が各基地局12と接続されて管理卓111と任意の端末局13との間の通信や、端末局13同士での通信を確立する。さらに、回線制御装置112は、災害速報センタ15や放送局14、または他の回線、例えば、災害が生じたときに県市町村の職員を参集するために用いられる職員参集システム(図示せず)等との接続がされる。制御装置113は、回線制御装置112と管理卓111を制御する。
図2は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の統制局11と基地局12のハードブロック図である。統制局11は、管理卓(操作卓)111、回線制御装置112、制御装置113等により構成され、操作卓111は操作部1112、表示部1111、データベース1113を含み、回線制御装置112は回線制御部1122、回線記憶部1121、基地局インタフェース1123、他回線インタフェース1124を含む。制御装置113は、制御部1131と記憶部1132を含む。なお操作卓111のデータベース1113は後述の図7や図8のデータを記憶するが、統制局11と接続された記憶手段であれば操作卓111に含まれなくともよい。
基地局12は、統制局インタフェース121、回線記憶部123、送信部(送信アンテナ含む)124、受信部(受信アンテナ含む)125、これらを制御する制御部122を含み、当該無線通信システム1のエリアに応じて、複数の基地局12を備えることができる。
図3は、制御装置113の記憶部1132の構成を示す図である。記憶部1132には、制御プログラム11321と、一斉通報送信プログラム(一斉通報送信手段)11322と、一斉通報確認プログラム(一斉通報確認手段)11323と、ニュース取得プログラム(第2の情報取得手段)11324と、ニュース情報送信プログラム(第2の情報送信手段)11325等を記憶しており、また、データ記憶領域11326を含んでいる。制御プログラム11321は、回線制御装置112と制御卓111を制御するプログラムである。一斉通報送信プログラム11322は、災害情報(第1の情報)を取得したことにより複数の端末局13に一斉通報を送信するプログラムである。一斉通報確認プログラム11323は、端末局13の一斉通報返信手段(図5の符号1322)より送信された端末局の確認の旨の信号を受信するときのプログラムである。ニュース取得プログラム11324は、放送局14より災害情報に関連するニュース情報(第2の情報)を取得するプログラムである。ニュース情報送信プログラム11325は、一斉通報返信手段1322により上記確認の旨を返信した端末局13に対し、その返信信号にニュース情報が必要な旨の信号が含まれているときに、放送局14より取得したニュース情報を送信するプログラムである。
図4は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の端末局13のハードブロック図である。端末局(移動局)13は、記憶部132、操作部133、表示部134、無線送受信部(送受信アンテナ含む)135、これらを制御する制御部131を含み、また、図示しないGPS(Global Positioning system)受信機を搭載している場合もある。また、この図4のブロック構成をあらかじめ固定的に設置した端末局もあり、その場合、当該端末局に接続されたカメラ設備やテレメータのようなデータ観測設備を有する固定的な端末局とすることもできる。操作部133は、表示部134に一斉通報を表示したことを端末局13の操作者が確認した旨を入力する確認ボタン1331と、操作者が放送局のニュース情報を受信したい場合にその旨を選択する選択ボタン1332と、信号の送信を行うための送信ボタン1333を含んでいる。なお、端末局13として携帯電話等を用いるときは、上記の確認ボタン1331と選択ボタン1332と送信ボタン1333は、携帯電話の数字キー又は操作キーの操作、又は、その操作の所定の組み合わせに対応させることができる。
図5は、記憶部132の構成を示す図である。記憶部132は、制御プログラム1321と、一斉通報返信プログラム(一斉通報返信手段)1322と、データ記憶領域1323を含んでいる。制御プログラム1321は、操作部133と表示部134と無線送受信部135を制御するプログラムである。一斉通報返信プログラム1322は、表示部134に一斉通報を表示したことを端末局13の操作者が確認した旨の入力を操作部133から行われたときに、確認の旨の信号を基地局12を介して統制局11に送信するプログラムである。
図6は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。例えば、地震や台風などの災害が発生した場合、これら災害情報を収集したデータが入力され(ステップS1)、災害速報センタ15より各放送局14や各地の(防災行政無線システムの)統制局11に対して災害情報が発令される(ステップS2)。このステップS2による発令を受けた統制局11は、一斉通報送信プログラム11322により災害の発生状況を無線通信システム1全体に一斉通報する。この通報は、統制局11に接続された基地局12に送信され(ステップS5)、各基地局12が各通信エリアにある端末局(移動局)13に送信する(ステップS6)。これを受信した端末局13の各々は、該一斉通報された情報を表示し、必要に応じて音声出力がされる(ステップS7)。
各端末局13は、一斉通報を受信し表示や音声出力がされると、該一斉通報を受信した旨の確認の信号を返信する(ステップS8)。なお、この場合、各端末局13の保持者が、一斉通報がされたことを確認した旨の入力操作を操作部133を操作して行うことにより、ステップS8の返信の動作を行われるようにすると、各端末局13の保持者から返信があったことを確認できるので都合がよい。具体的には、操作部133の確認ボタン1331を押した後に送信ボタン1333を押す。この動作は、一斉通報返信プログラム1322によって行われる。そして、返信された信号は基地局12を介して統制局11が受信する(ステップS9、S10)。
統制局11は、一斉通報確認プログラム11323によって、この返信された信号に含まれる各端末局13のID番号をチェックし、返信された旨、すなわち当該端末局13が一斉通報を受信した旨を確認、記憶する(ステップS11)。このような一連の動作は、一斉通報の送信と、これを受信した各端末局13の返信によるいわゆるアンサーバックを成立させるものである。
一方、前述したステップS3による発令を受信した放送局14では、この発令に関する災害情報についてニュース情報として取材等を含めて編集し、ニュースとして放送を行う。このニュース情報の編集に際しては、例えば、災害発生現場の近隣地域に放送するニュースと、該現場とは離れた地域に放送するニュースとでは、異なるニュースとする場合があるが、これについては後に詳述する。
そして、無線通信システム1の一斉通報のアンサーバックが成立し、ステップS12で当該端末局13からの返信の信号に詳細情報を取得したい旨の信号が含まれている場合、すなわち、端末局13での操作者が、操作部133の操作において、確認ボタン1331の後に選択ボタン1332で詳細情報を取得したい旨の選択がなされた後に送信ボタン1333が押されて送られた信号の場合には、統制局11は、ニュース取得プログラム11324によって放送局14にアクセスし(ステップS14)、放送局14が編集したニュース情報を検索し(ステップS15)、該当するニュース情報を取得する(ステップS16)。そして、ニュース情報送信プログラム11325によって、このニュース情報を、基地局12を介して当該端末局13に送信する(ステップS17,S18)。これを受信した当該端末局13は、放送局14が編集した該災害に関するニュース情報を表示部134に表示し、必要に応じて音声出力をすることができる(ステップS19)。なお、ステップS12で当該端末局13からの返信の信号に詳細情報を取得したい旨の信号が含まれていない場合には、終了となる(ステップS13)。
図7は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1での端末データベースのテーブル構造の一例を示す図である。このテーブルは統制局11のデータベース1113に記憶され、端末局IDと、所在基地局と、一斉通報コードと、アンサバックの有無等により構成される。端末局IDは、当該防災行政無線システムに登録されている端末局13全てについて、それぞれ固有のID(電話番号に相当)が付与されており、当該防災行政無線システムに登録されていることを示す行政大区分と、業種や職種などを示す行政小区分と、固有のIDとなるように追番等により構成される。また、各端末局13毎に現在どの基地局エリアに存在しているかを、例えば「A」や「B」の基地局エリアにあることを示している。また、一斉通報については、一斉通報コードにより一斉通報が発生したことを管理し、また、アンサーバックの有無を例えばフラグにて管理する。
図8は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の通報データベースのテーブル構造の一例を示す図である。このテーブルは統制局11のデータベース1113に記憶され、通報コードと、対象基地局または対象端末局と、通報日時と、アンサーバック要否と、ニュース情報と、等より構成される。通報コードは、通報に応じてコードを付与し、当該通報コードが一斉通報の場合にはその旨を示すフラグまたはコード付与時に一斉である旨を示す共通番号等を含めている。そして、通報コード毎に通報すべき対象となる基地局または端末局またはこれらの両方を示す。通報日時として当該通報を行った日時を記憶し、また、対象となった各無線端末局からのアンサーバックを必要とするか否かを記憶する。また、当該通報コードが放送局が編集するニュース情報と関連している場合は、そのニュース情報のアクセス先を示す情報を記憶する。
なお、前述した図7の端末データベースにおいては、一斉通報コードとそのアンサバック有無についての管理も行っているが、図8の通報データベースに一斉通報コードとその通報内容や通報先の端末局を指定する等としても良く、また、図7と図8を合わせた1つのメモリテーブルとしても良い。
図9は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の端末局13の表示画面の一例を示す図である。この図9は、前述した図6におけるステップS6にて一斉通報を受信した端末局13が、該一斉通報された情報を表示した場合の表示画面である。例えば、地震などの災害が発生したことを表示し、発生日時や、発生地区、避難指示、などの防災情報が表示され、また、音声出力の旨の信号が含まれている場合には、音声出力がされる。
そして、放送局のニュース情報などの詳細情報を受信したい場合は、前述のステップS8のアンサーバックを行う際に、当該端末局13の入力操作により詳細情報を必要な旨の信号をアンサーバックの信号に含ませることができる。また、この詳細情報について、例えば現在存在している基地局エリアに関する地区の詳細情報の場合には表示部134に表示された「現在地区」を操作部133の選択ボタン1332を操作して選択し、また、当該無線端末局が予め登録している基地局エリアに関する地区の詳細情報の場合には、表示部134に表示された「登録地区」を操作部133の選択ボタン1333を操作して選択する。具体的な操作は、操作者が、操作部133の確認ボタン1331を押した後に、選択ボタン1332で「現在地区」、「登録地区」のいずれかか、又は両方を選択した後に、送信ボタン1333を押すことにより行われる。
このようにアンサーバックによる返信の信号に詳細情報を受信したい旨の信号を付加することで、これを受信した統制局11は、放送局14のニュース情報を取得し(ステップS16)、そして、ステップS18により端末局13はニュース情報を受信して、放送局14が編集した該災害に関するニュース情報を表示し(ステップS19)、必要に応じて音声出力をすることができる。
図10は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の動作シーケンスの別の一例を示す図である。この図10は、前述した図6の動作シーケンスを改良したものであり、災害速報センタ15より各放送局14や各地の(防災行政無線システムの)統制局61に対する災害情報の発令(ステップS2)、統制局61から基地局12を介した各端末局13への一斉通報の送信(ステップS5、S6)、該一斉通報を受信した旨の確認の信号を返信するアンサーバック(ステップS9、S10)、等については、前述の図6と同様である。
一方、ステップS3による発令を受信した放送局14では、この発令に関する災害情報についてニュース情報として取材等を含めて編集し、ニュースとして放送を行うことは前述の図6と同様であるが、この編集の際に、例えば、災害発生現場の近隣地域に放送するニュースと、該現場とは離れた地域に放送するニュースとでは、異なるニュースとして編集する。
これは例えば、1セグ放送(1セグメントの放送)の場合には移動無線受信端末を想定した放送がされることより、当該1セグ放送の基地局が設置される地区毎に特有のニュース情報を放送するためである。すなわち、災害現場の近隣の地区では、ニュース情報として詳しい災害状況を作成し、また、災害現場とは離れた地区では簡易的なニュース情報とする、などである。
そして、統制局61は、ステップS5、S6による一斉通報を行った場合には、ニュース取得プログラム11324によって、当該一斉通報に関する情報を放送局14にアクセスし(ステップS61)、放送局14が編集したニュース情報を取得し(ステップS62)、これを統制局61のデータベース1113に記憶しておく。
そして、前述したステップS9、S10のアンサーバック(返信の信号)に詳細情報を取得したい旨の信号が含まれている場合、ニュース情報送信プログラム11325によって、統制局61に記憶されているニュース情報を検索し(ステップS64)、該当するニュース情報を、基地局を介して当該端末局13に送信する(ステップS65,S66)。これを受信した当該端末局13は、放送局14が編集した該災害に関するニュース情報を表示し(ステップS67)、必要に応じて音声出力をすることができ、さらに、当該端末局13が前述した図9に相当する「現在地区」や「登録地区」というような地区毎のニュース情報を表示する。また、端末局がGPS受信機を備えている場合、当該端末局の位置データをアンサーバックの信号に含めることで、上記の「現在地区」に該当する地区のニュース情報を取得して表示することもできる。
以上のように、本発明による実施の形態によれば、特に市町村や都道府県の防災行政に用いる無線通信システムに好適な防災行政無線システムが放送局と連係して構築されるので、災害発生などの状況を無線端末の保持者が的確に把握することができ、より有効な防災行政を行う無線通信システムを提供することができる。
なお、本実施形態では、統制局11において、回線制御装置112と制御装置113を別に設けられた構成を取っているが、回線制御装置112と制御装置113を一つの装置として構成するようにしてもよい。また、本実施形態では、端末局13で一斉通報を受信した旨の確認の信号を返信するために、操作部133の確認ボタン1331を押した後に送信ボタン1333を押すようにして説明したが、確認ボタン1331を押すことのみで確認の信号を返信できるようにしてもよい。さらに、本実施形態では、端末局13で一斉通報を受信した旨の確認以外に、ニュース情報等の詳細情報を取得したい場合に、操作者が、操作部133の確認ボタン1331を押した後に、選択ボタン1332で「現在地区」、「登録地区」のいずれかか、又は両方を選択した後に、送信ボタン1333を押すことにより行われるようにして説明したが、確認ボタン1331を押すことによって一斉通報を受信した旨の確認の信号の返信を行い、その後に、選択ボタン1332を押すことにより、ニュース情報の取得のための信号を送るようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の無線通信システムは、統制局と、少なくとも1つの基地局と、複数の端末局より構成され、統制局は、災害情報(第1の情報)を取得し、また、放送局よりニュース情報(第2の情報)を取得するインタフェースを備え、且つ、災害情報を取得したことにより複数の端末局に一斉通報を送信する一斉通報送信手段を備え、複数の端末局の各々は、一斉通報を受信した場合に当該一斉通報を表示する表示手段を備えている。
上記構成により、本実施形態の無線通信システムは、統制局が、災害情報を取得し、また、放送局よりニュース情報を取得するインタフェースを備えているので、災害情報の緊急警報を取得するだけでなく、放送局からのより詳細なニュース情報を取得することができる。また、統制局は、一斉通報送信手段を備えているので、複数の端末局に一斉通報を送信することができる。さらに、端末局は、表示手段を備えているので、統制局から送られてくる一斉通報を表示することができる。
また、本実施形態の無線通信システムは、複数の端末局の各々が、一斉通報を表示したことを当該端末局の操作者が確認した旨の入力がされることで当該確認の旨の信号を基地局を介して統制局に送信する一斉通報返信手段を備え、一斉通報返信手段は、操作者が放送局のニュース情報を受信する場合、ニュース情報が必要な旨の信号を基地局を介して統制局に送信することを特徴とする。
上記構成により、本実施形態の無線通信システムは、複数の端末局の各々が一斉通報返信手段を備えているので、端末局で一斉通報が表示されたとき、その表示されたことを確認する旨の信号を基地局を介して統制局に送信することができる。また、端末局の操作者は、ニュース情報が必要な旨の信号を基地局を介して統制局に送信することができる。
さらに、本実施形態の無線通信システムは、統制局と、少なくとも1つの基地局と、複数の端末局より構成され、統制局は、災害情報を取得し、また、放送局よりニュース情報を取得するインタフェースを備え、且つ、災害情報を取得したことにより複数の端末局に一斉通報を送信する一斉通報送信手段を備え、複数の端末局の各々は、一斉通報を受信した場合に当該一斉通報を表示する表示手段を備えた無線通信システムであって、複数の端末局の各々は、一斉通報を表示したことを端末局の操作者が確認した旨の入力がされることで当該確認の旨の信号を基地局を介して統制局に送信する一斉通報返信手段を備え、統制局は、一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信し、該受信した信号に災害情報の詳細情報を取得する旨の信号が含まれている場合に放送局より当該災害情報に関連するニュース情報を取得するニュース情報取得手段(第2の情報取得手段)と、該取得したニュース情報を詳細情報を取得する旨の信号を送信した端末局に送信するニュース情報送信手段(第2の情報送信手段)と、を備え、統制局から送信されたニュース情報を受信した端末局は当該ニュース情報を表示手段に表示することを特徴とする。
上記構成により、本実施形態の無線通信システムは、統制局がニュース情報取得手段を備えているので、一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信し、受信した信号に災害情報の詳細情報を取得する旨の信号が含まれている場合に放送局より災害情報に関連するニュース情報を取得することができる。また、統制局は、ニュース情報送信手段を備えているので、取得したニュース情報を、詳細情報を取得する旨の信号を送信した端末局に送信することができる。それにより、端末局は、統制局が属する県市町村が通報する防災情報ばかりでなく、当該防災情報に関連した一般の放送局が行う防災に関するニュース等の放送も受信することができる。
また、本実施形態の無線通信システムは、統制局は、一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信する一斉通報確認手段と、放送局より当該災害情報に関連するニュース情報を取得するニュース取得手段と、該取得したニュース情報を一斉通報返信手段により返信した端末局に送信するニュース情報送信手段と、を備え、ニュース情報は、複数の地区毎に編集された情報であって、統制局が端末局に送信するニュース情報送信手段は、端末局が予め登録している基地局に関する地区か、若しくは、端末局が現に位置する基地局に関する地区、の何れかの地区のニュース情報を送信し、端末局は、ニュース情報を取得して表示手段に表示することを特徴とする。
上記構成により、本実施形態の無線通信システムは、統制局がニュース情報取得手段を備えているので、一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信し、受信した信号に災害情報の詳細情報を取得する旨の信号が含まれている場合に放送局より災害情報に関連するニュース情報を取得することができる。また、統制局は、ニュース情報送信手段を備えているので、取得したニュース情報を、詳細情報を取得する旨の信号を送信した端末局に送信することができる。それにより、端末局は、統制局が属する県市町村が通報する防災情報ばかりでなく、当該防災情報に関連した一般の放送局が行う防災に関するニュース等の放送も受信することができる。また、ニュース情報送信手段は、端末局が予め登録している基地局に関する地区か、若しくは、端末局が現に位置する基地局に関する地区、の何れかの地区のニュース情報を送信するので、端末局では、より詳細なニュース情報を得ることができる。
さらに、本実施形態の無線通信システムは、災害情報は、防災関連の情報であって、放送局はデジタル放送における1セグメントの放送用のデータにより、災害情報に関するニュース情報を編集する放送局であることを特徴とする。
上記構成により、端末局は、1セグメント分の復調のみを行えばよいので、小型、省電力な装置を端末局として用いることができる。なお、以上の例では放送局より放送される1セグメントの放送を利用したものを上げたが、1セグメントの放送に限定しないで実施できることは明らかである。
本発明は、防災行政を行う無線通信システムとして利用できる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの統制局と基地局のハードブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの統制局の記憶部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの端末局のハードブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの端末局の記憶部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの端末データベースのテーブル構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの通報データベースのテーブル構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの無線端末局の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの別の動作シーケンスの一例を示す図である。
符号の説明
1 無線通信システム
10 県市町村防災無線システム
11,61 統制局
12 基地局
13 端末局
111 操作(管理)卓
112 回線制御装置
113 制御装置
11322 一斉通報送信プログラム
11323 一斉通報確認プログラム
11324 ニュース取得プログラム
11325 ニュース情報送信プログラム
15 災害速報センタ
14 放送局。

Claims (3)

  1. 統制局と、少なくとも1つの基地局と、複数の端末局より構成され、
    前記統制局は、防災情報又は災害情報を含む第1の情報を取得し、また、放送局より前記防災情報又は災害情報に関連する放送情報を含む第2の情報を取得するインタフェースを備え、
    且つ、前記第1の情報を取得したことにより前記複数の端末局に一斉通報を送信する一斉通報送信手段を備え、
    前記複数の端末局の各々は、前記一斉通報を受信した場合に当該一斉通報を表示する表示手段を備えた無線通信システムであって、
    前記複数の端末局の各々は、前記一斉通報を表示したことを当該端末局の操作者が確認した旨の入力がされることで当該確認の旨の信号を前記基地局を介して前記統制局に送信する一斉通報返信手段を備え、
    前記一斉通報返信手段は、前記操作者が前記放送局の前記第2の情報を受信する場合、前記第2の情報が必要な旨の信号を前記基地局を介して前記統制局に送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記統制局は、前記一斉通報返信手段より送信された端末局の確認の旨の信号を受信する一斉通報確認手段と、
    前記放送局より前記第1の情報に関連する第2の情報を取得する第2の情報取得手段と、
    該取得した第2の情報を前記一斉通報返信手段により返信した端末局に送信する第2の情報送信手段と、を備え、
    前記第2の情報は、複数の地区毎に編集された情報であって、
    前記統制局が前記端末局に送信する前記第2の情報送信手段は、前記端末局が予め登録している基地局に関する地区か、若しくは、前記端末局が現に位置する基地局に関する地区、の何れかの地区の第2の情報を送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の情報は、防災関連の情報であって、
    前記放送局はデジタル放送における1セグメントの放送用のデータにより、前記第1の情報に関する第2の情報を編集する放送局であることを特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
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