JP2018022375A - 取引処理システム及び取引処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣銭内容に係る条件が異なる複数種類の商品券の取引に対応する。【解決手段】取引時に顧客に支払を求める代金及び顧客から受け取った金額から釣銭金額を算出して必要に応じて釣銭を払い出す取引処理システムを、商品券を使用した取引時に顧客に返す釣銭の内容を制限する釣銭条件を商品券の種類別に設定した商品券処理設定を保存する記憶部と、顧客が使用する商品券に対応する釣銭条件に基づいて、顧客に返す釣銭の内容を決定する釣銭決定部とによって構成する。【選択図】図2

Description

この発明は、商品券による支払を受け付けて取引処理を実行する取引処理システム及び取引処理方法に関する。
従来、取引時に商品券を使用可能なシステムが利用されている。例えば、特許文献1には、商品の購入時に商品券による支払を受付可能な商品券管理システムが開示されている。商品券管理システムは、POSレジスタ及び該POSレジスタに接続された釣銭機を有する。現金による取引時には、釣銭機が、顧客が代金として支払った現金を受け付けて機内に収納し、釣銭が必要な場合は機内に収納している現金を釣銭として払い出す。
商品券管理システムは、釣銭機に収納されている紙幣及び硬貨の金額を在高として管理している。代金支払時に顧客から受け取った現金を釣銭機に入金すると入金分だけ在高が増加して、釣銭として顧客に返す現金を釣銭機から出金すると出金分だけ在高が減少する。
商品券を使用して取引が行われた場合、商品券管理システムは、顧客が商品券を使用して支払った分は、現金の在高に影響しない商品券入金分として管理する。釣銭に関しては、通常の現金取引時と同様に必要に応じて釣銭を払い出せる商品券と、たとえ商品券の金額が商品代金を超えている場合でも釣銭を払い出せない商品券とがある。このため、商品券管理システムは、釣銭を払い出せる商品券が使用された場合は、釣銭機の在高が釣銭金額分だけ減少したものとして管理する。一方、釣銭を払い出せない商品券が使用されたために釣銭を払い出さなかった場合、商品券管理システムは、この釣銭の金額を余剰金として管理する。このように、商品券を使用して取引が行われたために、釣銭機に入金されなかった金額と、釣銭機から出金されなかった金額とを管理することにより、釣銭機の在高を厳密に管理することができる。
特開2013−191084号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、商品券を使用した取引に柔軟に対応できないという問題があった。例えば、従来のように受け付けた商品券に対して釣銭を払い出す又は釣銭を払い出さないという対応と異なり、釣銭金額に制限を設けた上で釣銭を現金で払い出す、現金の代わりに商品券を釣銭として払い出す等の対応ができない。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたもので、商品券を使用した取引に柔軟に対応可能な取引処理システム及び取引処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、取引時に顧客に支払を求める代金及び前記顧客から受け取った金額から釣銭金額を算出して必要に応じて釣銭を払い出す取引処理システムであって、商品券を使用した取引時に顧客に返す釣銭の内容を制限する釣銭条件を前記商品券の種類別に設定した商品券処理設定を保存する記憶部と、顧客が使用する商品券に対応する前記釣銭条件に基づいて、前記顧客に返す釣銭の内容を決定する釣銭決定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭条件は、釣銭として商品券を使用可能であるか否かを示す情報と、釣銭として現金を使用可能であるか否かを示す情報とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭条件は、釣銭として顧客に返す現金の金額を制限する現金限度額を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記現金限度額は、商品券と現金で釣銭を返す際の前記現金の金額の範囲を設定した金額であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記現金限度額は、釣銭として使用可能な商品券のうち最少額面の商品券の金額に満たない金額分を現金で返すように設定した金額であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、釣銭として顧客に返した現金の金額を管理する釣銭管理部をさらに備え、前記釣銭決定部は、前記釣銭金額と一致するように釣銭として顧客に返す商品券と現金の内訳を求めて、求めた現金の金額が前記現金限度額を超える場合は、前記現金限度額を超える金額分は返さず、前記現金限度額の金額分のみを釣銭として顧客に返すと決定し、前記釣銭管理部は、前記釣銭決定部が顧客に返さないと決定した金額を記録して管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、所定期間内に前記釣銭管理部が記録した前記金額の集計結果を印刷するプリンターをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、取引に関する情報を表示する表示部と、取引に関する情報を入力するための操作部とをさらに備え、顧客が使用する商品券の釣銭条件を前記表示部に表示して、前記操作部で取引続行を指示する操作が行われた場合にのみ釣銭を返すための処理を続行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭決定部が決定した釣銭内容を前記表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭決定部が釣銭として顧客に返すと決定した現金を出金する現金処理装置をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、取引時に必要に応じて釣銭を払い出す取引処理システムで商品券を使用して取引を行う際に実行する取引処理方法であって、顧客に支払を求める代金及び前記顧客から受け取った金額から釣銭金額を算出する工程と、取引に使用される商品券の種類に基づいて、顧客に返す釣銭の内容を制限する釣銭条件が商品券の種類別に設定された商品券処理設定を参照する工程と、前記釣銭条件に基づいて、前記顧客に返す釣銭の内容を決定する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る取引処理システムによれば、商品券を使用した取引で、釣銭を商品券のみで返すか、現金のみで返すか、商品券及び現金で返すか等が自動的に決定されるので、商品券を使用した取引に柔軟に対応することができる。
図1は、本実施形態に係る取引処理システムの機能構成概略を示すブロック図である。 図2は、商品券処理設定の例を示す図である。 図3は、商品券を使用した取引処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、図2に示す商品券Cを使用した取引時の画面例を示す図である。 図5は、図2に示す商品券Fを使用した取引時の画面例を示す図である。 図6は、プリンターで印刷した集計表の例を示す図である。 図7は、取引処理システムの異なる構成例を示すブロック図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る取引処理システム及び取引処理方法について詳細に説明する。取引処理システムは、商品、サービス等を提供する各種店舗で利用される。取引処理システムは、取り引きされた商品等の代金と、取引時に顧客が支払った現金及び商品券の金額とに基づいて、必要に応じて釣銭を払い出す機能を有する。取引処理システムでは、商品代金の支払に現金及び商品券を使用することができるが、支払を現金のみで行う取引処理は従来同様に行われるため、本実施形態では、商品券を使用して支払を行う取引処理について説明する。
まず、取引処理システムの概要について説明すると、取引処理システムは、支払に商品券を使用する取引時に、釣銭を返す商品券と釣銭を返さない商品券とを区別して、釣銭を返す商品券を使用した取引時にのみ釣銭を返す処理を実行する。釣銭を返す際、取引処理システムは、商品券の種類別に釣銭内容に係る条件を設定した釣銭条件を参照して、釣銭を商品券のみで返すか、現金のみで返すか、商品券と現金で返すかを決定する。釣銭条件では、釣銭として返す現金の上限金額を設定することができる。取引処理システムでは、商品券の種類に応じて釣銭内容を決定することができるので、商品券を使用する様々な取引態様に柔軟に対応することができる。
次に、取引処理システムの機能及び構成について説明する。図1は、本実施形態に係る取引処理システムの機能構成概略を示すブロック図である。取引処理システムは、管理装置1と、管理装置1と通信可能に接続された現金処理装置2とを含む。
現金処理装置2は、紙幣入出金部110及び硬貨入出金部120を有する。現金処理装置2は、管理装置1からの指示を受けて、取引時に顧客から受け取った現金を入金する入金処理、顧客に釣銭として返す現金を出金する出金処理等の現金処理を実行する。
紙幣入出金部110は、紙幣の入金処理及び出金処理を実行する機能を有する。紙幣を入金する入金処理時には、紙幣入出金部110が、紙幣入金口から受け付けた入金紙幣を紙幣識別部で識別計数して紙幣収納部に収納する。紙幣を出金する出金処理時には、紙幣入出金部110が、管理装置1で指定された出金額分の出金紙幣を、紙幣収納部から繰り出して紙幣出金口から排出する。硬貨入出金部120は、硬貨の入金処理及び出金処理を実行する機能を有する。硬貨を入金する入金処理時には、硬貨入出金部120が、硬貨入金口から受け付けた入金硬貨を硬貨識別部で識別計数して硬貨収納部に収納する。硬貨を出金する出金処理時には、硬貨入出金部120が、管理装置1で指定された出金額分の出金硬貨を、硬貨収納部から繰り出して硬貨出金口から排出する。本実施形態では、紙幣と硬貨を区別せず少なくともいずれか一方を示す場合には現金と記載する。
管理装置1は、コンピュータ装置から成り、操作部10、表示部20、記憶部30、プリンター40及び制御部50を含む。操作部10は、例えばマウス及びキーボードから成る。管理装置1の利用者は、操作部10を操作して、取引に関する各種情報を入力することができる。表示部20は、例えば液晶ディスプレイから成る。取引に関する各種情報が表示部20に表示される。プリンター40は、取引処理システムを利用して行われた取引に関する情報を印刷するために利用される。
記憶部30は、半導体メモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置から成る。記憶部30には、商品券の処理方法を設定した商品券処理設定31と、現金処理装置2に収納されている現金の金種及び金額を在高として管理するための在高管理情報32とが保存されている。記憶部30は、制御部50の動作に必要な各種情報、商品券の見本画像、真偽確認に利用可能な商品券の特徴情報、取引処理システムで行われた取引に関する情報等の保存にも利用される。
制御部50は、管理装置1の各構成部及び現金処理装置2を制御する。制御部50は、商品情報取得部51、現金情報取得部52、商品券情報取得部53、釣銭金額算出部54、釣銭決定部55及び釣銭管理部56を有する。
商品情報取得部51は、取り引きされる商品の価格、すなわち顧客が支払う商品の代金を特定可能な情報を取得する。例えば、顧客に対応する店舗従業員が、操作部10を操作して商品の価格を入力すると、商品情報取得部51が、これを商品代金として取得する。ただし、商品代金として支払われる金額の取得方法がこれに限定されるものではない。例えば、店舗従業員が商品の種類を示す情報を入力し、商品情報取得部51が、予め準備された商品の種類と価格の対応表を参照して商品代金を取得する態様であってもよい。また、例えば、管理装置1がPOSレジスタ等のキャッシュレジスタと接続されており、商品情報取得部51が、キャッシュレジスタから商品代金を取得する態様であってもよい。顧客が、複数の商品を購入する場合は、各商品の価格を合計した金額が、顧客が支払うべき商品代金となる。
現金情報取得部52は、取引時に商品代金を支払う顧客から受け取った現金の金額を取得する。店舗従業員が、顧客から受け取った現金のうち紙幣を現金処理装置2の紙幣入出金部110に入金して、硬貨を硬貨入出金部120に入金する。現金処理装置2は、紙幣入出金部110で入金紙幣を識別計数し、硬貨入出金部120で入金硬貨を識別計数する。現金情報取得部52は、現金処理装置2で識別計数された紙幣金額と硬貨金額とを合計した入金金額を、店舗従業員が顧客から受け取った現金の合計金額として取得する。以下、代金支払時に店舗従業員が顧客から受け取った現金の合計金額を「現金入金額」と記載する。
商品券情報取得部53は、取引時に顧客が商品代金を支払うために使用した商品券の種類及び金額を取得する。店舗従業員が、操作部10を操作して、代金支払時に顧客から受け取った商品券の種類及び金額を入力すると、商品券情報取得部53がこれを取得する。ここで、商品券の金額とは、商品券を使用して支払うことができる金額である。顧客が使用した商品券が1枚の場合は、この商品券の額面が商品券金額となり、商品券が複数枚の場合は、各商品券の額面を合計した金額が商品券金額となる。以下、代金支払時に店舗従業員が顧客から受け取った商品券の合計金額を「商品券入金額」と記載する。
釣銭金額算出部54は、商品情報取得部51が取得した商品代金と、現金情報取得部52が取得した現金入金額と、商品券情報取得部53が取得した商品券入金額とに基づいて、釣銭の金額を算出する機能を有する。顧客が商品券のみで支払を行った場合、釣銭金額算出部54は、商品券入金額から商品代金を差し引いた金額を釣銭金額とする。顧客が現金及び商品券で支払いを行った場合、釣銭金額算出部54は、現金入金額と商品券入金額の合計金額から、商品代金を差し引いた金額を、釣銭金額とする。なお、本実施形態では、商品券を使用して行われる取引について説明するが、顧客が現金のみで支払いを行った場合には、現金入金額から商品代金を差し引いた金額が釣銭金額となり、現金処理装置2から釣銭金額分の現金が出金される。
釣銭決定部55は、釣銭金額算出部54が算出した釣銭金額と、記憶部30に予め準備されている商品券処理設定31とに基づいて、顧客へ返す釣銭の内容を決定する。釣銭決定部55は、顧客へ返す釣銭を商品券のみで返すか、現金のみで返すか、商品券と現金で返すかを決定する。また、釣銭決定部55は、商品券と現金で釣銭を返す場合に、商品券で返す金額と現金で返す金額の内訳を決定する。釣銭として返す現金の金額が商品券処理設定31で制限されている場合、釣銭決定部55は、この制限を満たすように、釣銭として返す現金の金額を決定する。釣銭内容を決定する処理の詳細については後述する。
釣銭管理部56は、現金処理装置2から払い出した釣銭を管理する。釣銭管理部56は、釣銭決定部55による決定に基づいて、顧客に釣銭として返した現金の金額を管理する。また、釣銭管理部56は、取引に使用された商品券ついて釣銭として返す現金の金額が商品券処理設定31で制限されているために、顧客に返さなかった金額を管理する。
釣銭管理部56は、各取引について、取引日時、取引時に顧客が支払に使用した商品券の種類及び金額、取引時に顧客が支払った現金の金種及び金額、取引時に釣銭として顧客に返した商品券の種類及び金額、取引時に釣銭として顧客に返した現金の金種及び金額、商品券の種類による制限を受けて取引時に顧客に返さなかった現金の金額等の情報を記憶部30に保存して管理する。各取引時に得られたこれらの情報と、現金処理装置2に収納されている現金の金種及び金種別の金額(在高)とが、在高管理情報32として記憶部30で管理されている。在高管理情報32を参照すれば、商品代金、商品券入金額及び現金入金額と、釣銭として返した商品券の種類及び金額と、現金処理装置2から釣銭として出金された現金の金額と、商品券の種類による制限を受けて顧客に返さなかった現金の金額とを確認することができる。
釣銭管理部56は、釣銭として顧客に返すために現金処理装置2から出金した現金の金額を、放出分釣銭金額として管理する。また、釣銭管理部56は、顧客が代金支払に使用した商品券の種類による制限を受けて、顧客に返さなかった現金の金額を、未放出分釣銭金額として管理する。通常の現金取引であれば釣銭として現金処理装置2から出金するところ、商品券取引による制限を受けて現金処理装置2から出金されなかった現金の金額が、未放出分釣銭金額として管理される。釣銭管理部56が放出分釣銭金額及び未放出分釣銭金額を管理することにより、管理装置1は、現金処理装置2内に収納中の現金の金種及び金額を、在高として厳密に管理することができる。
次に、商品券処理設定31について説明する。図2は、商品券処理設定31の例を示す図である。商品券処理設定31では、商品券の受付可否及び釣銭条件が、商品券の種類別に設定されている。商品券処理設定31の備考には、商品券に関する情報が記録されている。例えば、商品券の発行年、商品券の有効期限、商品券の金額(額面)を示す券種等の情報が備考として記録される。
図2に示す受付の項目は、商品券を受け付けるか否かを示している。店舗では、受付の項目が×の商品券を受け付けることはできず、顧客はこの商品券を商品代金の支払に使用することはできない。受付の項目が○の商品券は、商品代金の支払いに使用することができる。
釣銭条件は、商品券、現金及び現金限度額の項目を含み、各項目が、顧客に返す釣銭の条件を示している。商品券の項目は、釣銭として商品券を使用可能であるか否かを示している。この項目が×の場合は顧客に返す釣銭として商品券を使用することはできず、○の場合は商品券を使用して釣銭を返すことができる。現金の項目は、釣銭として現金を使用可能であるか否かを示している。この項目が×の場合は釣銭として顧客に現金を返すことはできず、○の場合は釣銭を現金で返すことができる。現金限度額の項目は、釣銭として顧客に返す現金の範囲を示している。この項目が「無し」の場合は、釣銭として顧客に返す現金の金額は制限されない。現金限度額の項目が数値で設定されている場合は、釣銭として顧客に返す現金の金額が、数値で示す金額以下に制限される。
図2の例では、商品券Aは、店舗での取り扱いを終了した商品券で、店舗は、代金を支払う顧客から商品券Aを受け付けることはできない。一方、商品券B〜商品券Fは、店舗が受け付け可能な商品券である。
商品券Bについては、商品券の項目及び現金の項目の両方が×となっている。このため、顧客が商品券Bを使用して支払った金額が商品代金を超えている場合も、店舗は、顧客に釣銭を返すことができない。すなわち、商品券Bによる商品券入金額が商品代金を超えている場合、顧客は釣銭を受け取ることはできない。
商品券Cについては、商品券の項目が○、現金の項目が×となっている。このため、顧客が商品券Cを使用して支払った金額が商品代金を超えている場合、店舗は、釣銭を商品券で返すことができるが、現金で返すことはできない。すなわち、商品券Cによる商品券入金額が商品代金を超えている場合、顧客は、釣銭を商品券のみで受け取ることになる。ただし、商品券で釣銭を返すため、額面が最小の商品券が、釣銭として返却可能な最小金額となる。具体的には、商品券Cの最小額面は1000円であるため、釣銭金額の1000円未満の部分は端数として切り捨てられ、1000円単位で釣銭を返すことになる。
商品券Dについては、商品券の項目が×、現金の項目が○となっている。このため、顧客が商品券Dを使用して支払った金額が商品代金を超えている場合、店舗は、釣銭を現金で返すことができるが、商品券で返すことはできない。すなわち、商品券Dによる商品券入金額が商品代金を超えている場合、顧客は、釣銭を現金のみで受け取ることになる。
商品券Eについては、商品券の項目が○、現金の項目が○となっている。このため、顧客が商品券Eを使用して支払った金額が商品代金を超えている場合、店舗は、釣銭を現金と商品券で返すことができる。すなわち、商品券Eによる商品券入金額が商品代金を超えている場合、顧客は、釣銭を商品券及び現金で受け取ることになる。ただし、商品券Eについては、現金限度額が499円に設定されている。このため、店舗が顧客に釣銭として返すことができる現金の金額は1〜499円の範囲に制限される。
商品券Fについても、商品券Eと同様に、商品券の項目が○、現金の項目が○となっている。このため、顧客が商品券Fを使用して支払った金額が商品代金を超えている場合、店舗は、釣銭を現金と商品券で返すことができる。ただし、現金限度額が999円に設定されているため、店舗が釣銭として返すことができる現金の金額は1〜999円の範囲に制限される。
図2の例では、商品券Eの最小額面が500円であるため、商品券を使用して返すことができない金額分、すなわち最小額面の金額未満の金額分を現金で返せるように、現金限度額が499円に設定されている。同様に、商品券Fの最小額面は1000円であるため、最小額面の商品券を使用しても返すことができない金額分を現金で返せるように、現金限度額が999円に設定されている。これにより、商品券E又は商品券Fを使用した取引では、商品券と現金とを組み合わせて釣銭全額を顧客に返すことができる。取引処理システムでは、釣銭全額を顧客に返す際に、商品券で返せる分は商品券で返すように、釣銭として返す現金の金額を現金限度額によって制限することができる。
現金限度額の設定は、店舗が自由に変更できる。店舗は、商品券の最小額面によらず、店舗が許容する範囲で現金限度額を設定することができる。例えば商品券E及び商品券Fについて、現金限度額を、最小額面によらず任意の値に設定することもできる。また、例えば商品券Dのように釣銭を現金のみで返す設定とした場合にも、店舗は、現金限度額を設定して、釣銭として顧客に返す現金の上限金額を設定することができる。
次に、商品券を使用した支払を受け付けてから釣銭を出金するまでの処理について説明する。図3は、商品券を使用した取引処理の流れを示すフローチャートである。店舗で商品を購入する顧客が商品券を使用して商品代金を支払うことを希望すると、顧客に対応する店舗従業者は、管理装置1を利用して、図3に示す取引処理を開始する。
まず、店舗従業者は、管理装置1の操作部10を操作して、顧客から受け取った商品券の種類を示す情報を管理装置1に入力する。商品券情報取得部53は、店舗従業者が入力した商品券の種類情報を取得する(ステップS1)。
取得した情報に基づいて商品券の種類を特定した商品券情報取得部53は、記憶部30に保存されている商品券処理設定31を参照する。商品券情報取得部53は、商品券処理設定31に含まれる商品券の情報を表示部20の画面上に表示する(ステップS2)。
表示部20の画面上には、図2に示した受付可否、釣銭条件、備考等の情報が表示される。店舗従業者は、画面上の情報を確認して、取引を続けた場合の釣銭の扱いについて顧客に説明し、取引を続けるか否かを決定する(ステップS3)。
例えば、顧客から受け取った商品券が図2に示す商品券Aである場合、画面上に、商品券Aを受け付けることはできず、取引処理を実行できないことを示す情報が表示される。店舗従業者は、商品券Aは使用できないことを顧客に説明して取引をキャンセルし(ステップS3;No)、商品券取引を終了する。
また、例えば、顧客から受け取った商品券が商品券Bである場合、店舗従業者は、この取引では釣銭を返せないことを顧客に説明する。顧客から受け取った商品券が商品券Cである場合、店舗従業者は、この取引では釣銭を商品券のみで返すことになるため、最小額面の券種を使用しても1000円単位でしか釣銭を返せないことを顧客に説明する。顧客から受け取った商品券が商品券E又は商品券Fである場合、店舗従業者は、この取引では商品券と現金で釣銭全額を返すが、最小額面の券種を使用しても返せない最少額面未満の金額分だけを現金で返すことを顧客に説明する。
店舗従業者から釣銭条件201について説明を受けた顧客が、取引のキャンセルを望んだ場合(図3ステップS3;No)、店舗従業者は、取引をキャンセルして処理を終了する。一方、顧客が、釣銭条件を承諾して取引を続けることを望んだ場合(ステップS3;Yes)、店舗従業者は取引を続行する。
取引を続行する場合、管理装置1は、商品代金、商品券入金額及び現金入金額を取得する(ステップS4)。具体的には、店舗従業者が、操作部10を操作して、顧客に支払を求める商品の代金を入力すると、商品情報取得部51がこれを商品代金として取得する。ただし、商品代金を、管理装置1に接続されたキャッシュレジスタ等の外部装置から取得する態様であってもよい。同様に、店舗従業者が、操作部10を操作して、顧客から受け取った商品券の金額を入力すると、商品券情報取得部53が、これを商品券入金額として取得する。商品券入金額が商品代金に満たず、顧客が不足分を現金で支払った場合、店舗従業者は、顧客から受け取った現金を現金処理装置2に入金する。現金処理装置2は、入金処理を実行して、入金された現金を識別計数して収納する。管理装置1の現金情報取得部52は、現金処理装置2で識別計数された現金の合計金額を現金入金額として取得する。
続いて、釣銭金額算出部54が、釣銭金額を算出する(ステップS5)。釣銭金額算出部54は、商品券入金額と現金入金額とを合計した金額から、商品代金を差し引いて、釣銭金額を算出する。釣銭金額が0(ゼロ)になり、顧客に釣銭を返す必要がない場合(ステップS6;No)、取引処理は終了する。
一方、顧客に釣銭を返す必要がある場合(ステップS6;Yes)、釣銭決定部55は、商品券入金額が、商品代金に満たないか金額であるか否かを判定する(ステップS7)。商品券入金額が商品代金に満たないために顧客が不足分を現金で支払い、この結果、釣銭を返す必要が生じている場合は(ステップS7;Yes)、釣銭決定部55は、釣銭全額を現金で返すと決定する(ステップS8)。釣銭決定部55は、決定に基づいて現金処理装置2を制御して出金処理を実行し、釣銭を構成する金種及び枚数の現金を現金処理装置2から出金する。店舗従業者は、現金処理装置2から出金された現金を釣銭として顧客に返して、取引処理を終了する。
具体的には、例えば商品代金が5100円であるときに、顧客が5000円分の商品券と1000円の現金とで支払を行うと、釣銭決定部55は、この商品券について設定されている釣銭条件によらず、釣銭を現金で払い出すと決定して、現金処理装置2から釣銭として900円分の硬貨を払い出す。
このとき、釣銭管理部56は、現金処理装置2から出金した釣銭の金額を、放出分釣銭金額として、記憶部30の在高管理情報32に登録して管理する。放出分釣銭金額を登録する際及び未放出分釣銭金額を登録する際には、釣銭管理部56は、取引日時、取り引きされた商品の代金、取引で顧客が使用した商品券の種類及び商品券入金額、取引で顧客が支払った現金の金種及び現金入金額、取引で釣銭として顧客に返した商品券の種類及び金額等を含む取引情報も登録するが、以下の工程では取引情報の登録に関する説明は省略する。
商品券入金額が商品代金を超えているために、顧客に釣銭を返す必要が生じている場合(ステップS7;No)、続いて釣銭決定部55は、商品券処理設定31の釣銭条件に基づいて、顧客に釣銭を返すことができるか否かを判定する(ステップS9)。
顧客から受け取った商品券が、図2に示す商品券Bである場合、顧客に釣銭を返すことができない(図3ステップS9;No)。このため、釣銭決定部55は、この取引では釣銭を返さないと決定して、顧客に釣銭を返すことなく取引を終了する。このとき、釣銭管理部56は、顧客に返さないと決定した釣銭の金額を、未放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。
顧客から受け取った商品券が、図2に示す商品券C〜商品券Fである場合は、顧客に釣銭を返すことができる(図3ステップS9;Yes)。このため、釣銭決定部55は、商品券処理設定31の釣銭条件に基づいて、釣銭内容を決定する処理を開始する。まず、釣銭決定部55は、顧客から受け取った商品券が、商品券のみで釣銭を返すよう設定されているか否かを判定する(ステップS10)。
顧客から受け取った商品券が、図2に示す商品券Cである場合、商品券のみを使用して釣銭を返すよう設定されている(図3ステップS10;Yes)。このため、釣銭決定部55は、釣銭の全額又は一部を商品券のみで顧客に返すと決定する(ステップS11)。具体的には、釣銭金額が1000円未満の端数を含まない場合、釣銭決定部55は、最小額面が1000円の商品券Cで釣銭全額を返すと決定する。一方、釣銭金額が1000円未満の端数を含む場合、釣銭決定部55は、端数を切り捨てて残りを釣銭として商品券Cで返すと決定する。釣銭決定部55は、釣銭として顧客に返す商品券Cの券種及び枚数を決定して表示部20に表示する。店舗従業者は、表示部20に表示された情報を確認して、必要な券種及び枚数の商品券Cを釣銭として顧客に返して取引を終了する。このとき、釣銭管理部56は、端数として切り捨てて顧客に返さないと決定した釣銭の金額があれば、これを未放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。
顧客から受け取った商品券について、商品券のみで釣銭を返すよう設定されていない場合(ステップS10;No)、続いて釣銭決定部55は、現金のみで釣銭を返すよう設定されているか否かを判定する(ステップS12)。現金のみで釣銭を返すよう設定されている場合(ステップS12;Yes)、釣銭決定部55は、釣銭として返す現金の金額が制限されているか否かを判定する(ステップS13)。
顧客から受け取った商品券が、図2に示す商品券Dである場合、現金のみを使用して釣銭を返すよう設定されているが(図3ステップS12;Yes)、現金限度額は設定されていない(ステップS13;No)。このため、釣銭決定部55は、釣銭全額を現金で顧客に返すと決定する(ステップS14)。釣銭決定部55は、決定に基づいて現金処理装置2を制御して出金処理を実行し、釣銭を構成する金種及び枚数の現金を現金処理装置2から出金する。店舗従業者は、現金処理装置2から出金された釣銭を顧客に返して、取引処理を終了する。
顧客から受け取った商品券について現金限度額が設定されている場合(ステップS13;Yes)、釣銭決定部55は、現金限度額を超える金額分は顧客には返さず、現金限度額以下の金額分のみを釣銭として現金で顧客に返すと決定する(ステップS15)。釣銭決定部55は、決定に基づいて現金処理装置2を制御して出金処理を実行し、釣銭として返す現金を現金処理装置2から出金する。店舗従業者は、現金処理装置2から出金された現金を釣銭として顧客に返して、取引処理を終了する。
先にステップS5で算出された釣銭金額が、現金限度額以下である場合は釣銭全額が顧客に返されることになり、現金限度額を超えている場合は釣銭の一部のみが顧客に返されることになる。釣銭管理部56は、釣銭全額を現金処理装置2から出金して顧客に返した場合は、現金処理装置2から出金した釣銭の金額を、放出分釣銭金額として、記憶部30の在高管理情報32に登録して管理する。一方、釣銭金額の一部のみを現金処理装置2から出金して顧客に返した場合、釣銭管理部56は、現金処理装置2から出金した金額を、放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。また、釣銭管理部56は、現金限度額を超えるために現金処理装置2から出金しなかった金額を、未放出分釣銭金額として在高管理情報32に登録する。ステップS5で算出された釣銭金額と、ステップS15で現金処理装置2から釣銭として実際に出金された金額とが異なる場合に、この差額が未放出分釣銭金額として登録されることになる。
顧客から受け取った商品券について、現金のみで釣銭を返すよう設定されていない場合(ステップS12;No)、すなわち商品券及び現金を使用して釣銭を返すよう設定されている場合(ステップS10;NoかつステップS12;No)、釣銭決定部55は、釣銭を構成する商品券と現金の内訳を決定する(ステップS16)。このとき、釣銭決定部55は、なるべく多くの金額を商品券で返すように各券種の商品券の組み合わせを決定し、商品券を使用して返せない金額分だけを現金で返すように、商品券と現金の内訳を決定する。
釣銭の内訳を決定した釣銭決定部55は、釣銭として返す現金の金額が、商品券について設定された現金限度額を超えているか否かを判定する(ステップS17)。釣銭を構成する現金の金額が現金限度額を超えていない場合は(ステップS17;No)、釣銭決定部55は、先にステップS16で決定した内訳で釣銭全額を顧客に返すと決定する(ステップS18)。
釣銭決定部55は、決定に基づいて現金処理装置2を制御して出金処理を実行し、釣銭として返す現金を現金処理装置2から出金する。また、釣銭決定部55は、先にステップS16で釣銭として顧客に返すと決定した商品券の券種及び枚数を表示部20に表示する。店舗従業者は、現金処理装置2から出金された現金と、表示部20に表示された券種及び枚数の商品券とを、釣銭として顧客に返して取引を終了する。このとき、釣銭管理部56は、現金処理装置2から出金した釣銭の金額を、放出分釣銭金額として、記憶部30の在高管理情報32に登録して管理する。顧客から受け取った商品券が、図2に示す商品券E又は商品券Fである場合はステップS18が実行され、釣銭全額が返却されることになる。
一方、釣銭を構成する現金の金額が現金限度額を超えている場合(ステップS17;Yes)、釣銭決定部55は、ステップS16で決定した券種及び枚数の商品券と、現金限度額以下の現金とによって、釣銭を返すと決定する(ステップS19)。すなわち、釣銭を構成する現金のうち現金限度額を超える金額分は顧客に返さないと決定する。
釣銭決定部55は、決定に基づいて現金処理装置2を制御して出金処理を実行し、釣銭として返す現金を現金処理装置2から出金する。また、釣銭決定部55は、先にステップS16で釣銭として顧客に返すと決定した商品券の券種及び枚数を表示部20に表示する。店舗従業者は、現金処理装置2から出金された現金と、表示部20に表示された券種及び枚数の商品券とを、釣銭として顧客に返して取引を終了する。このとき、釣銭管理部56は、現金処理装置2から出金した現金の金額を、放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。また、釣銭管理部56は、現金限度額を超えたために現金処理装置2から出金しなかった金額分を、未放出分釣銭金額として在高管理情報32に登録する。ステップS16で決定された釣銭金額と、ステップS19で現金処理装置2から釣銭として実際に出金された金額との差額が、未放出分釣銭金額として登録されることになる。
このように、商品券を使用して取引を行う際に、商品券処理設定31の釣銭条件に基づいて、管理装置1が、釣銭の内容を自動的に決定する。管理装置1は、釣銭を返すか否か、釣銭をどのような内訳で返すか、釣銭として返す現金の金額を制限するか等を決定する。管理装置1は、釣銭として顧客に返す商品券の券種及び枚数を表示部20に表示すると共に、現金処理装置2を制御して、釣銭として顧客に返す現金を出金させる。これにより、店舗従業者は、取引を容易に進めることができる。また、管理装置1は、釣銭として返した現金の金額、商品券の種類による制限を受けて顧客に返さなかった現金の金額等を管理する。これにより、現金処理装置2の在高を厳密に管理することができる。
次に、表示部20に表示される画面例を参照しながら、取引処理について具体的に説明する。図4は、図2に示す商品券Cを使用した取引時の画面例を示す図である。取引処理を開始した際、表示部20の画面上には、図4(a)に示すように、商品券を使用した取引を続行するか否かを確認するための確認画面が表示される。
確認画面の上部には、店舗で取り扱い可能な複数の商品券の種類200が表示される。店舗従業者は、操作部10を操作して、顧客から受け取った商品券の種類を確認画面上で選択する。これを受けて、商品券情報取得部53は、記憶部30を参照し、選択された商品券の釣銭条件201を画面上に表示する。また、商品券情報取得部53は、選択された商品券の券種202、商品券の見本画像203、商品券の真偽確認に利用可能な特徴情報204等の情報を確認画面上に表示する。なお、画面上に、顧客から受け取った商品券に対応する商品券の種類が表示されていない場合、店舗従業者は、「その他」と表示されているボタンを押して、他の商品券を呼び出せるようになっている。
商品券の見本画像203、特徴情報204等の情報は、予め記憶部30に保存されている。特徴情報204として、例えば、商品券表面のホログラムの位置等が示される。確認画面上に表示された券種202の額面表示はボタンになっている。店舗従業者が、額面ボタンを押すと、各額面の商品券の見本画像203及び特徴情報204が画面上に表示される。店舗従業者は、顧客から受け取った商品券の券種202を選択して、見本画像203及び特徴情報204を画面上に表示する。店舗従業者は、顧客から受け取った商品券を見本画像203と比較したり、特徴情報204として示された特徴が商品券に含まれるか否かを確認したりすることで商品券の真偽を確認することができる。
店舗従業者は、確認画面上に表示された釣銭条件201を確認し、顧客に対して、これから行う取引での釣銭の扱いについて説明する。顧客から受け取った商品券Cで取引を続けた場合、図4(a)に釣銭条件201として示されているように、釣銭を商品券のみで返すことになる。また、釣銭のうち999円以下は切り捨てられて、1000円単位でしか釣銭を返すことができない。店舗従業者は、これらの釣銭条件201を、顧客に説明する。
説明を受けた顧客が、取引のキャンセルを希望した場合、店舗従業者は、操作部10を操作して、確認画面上のキャンセルボタンを押して取引を終了する。一方、説明を受けた顧客が、釣銭条件201を承諾して取引の続行を希望した場合、店舗従業者は、操作部10を操作して、確認画面上の取引続行ボタンを押す。
なお、取引続行を決定する場合、取引続行ボタンを押す操作を店舗従業者のみが行う態様に限定されず、この操作を顧客のみが行う態様であってもよいし、店舗従業者及び顧客の両方が行う態様であってもよい。取引続行ボタンを押す操作を顧客に行わせることにより、顧客の意思を明確にすることができる。
取引続行ボタンを押すと、表示部20の画面が、図4(a)に示す確認画面から図4(b)に示す精算画面に遷移する。精算画面下部の右側にはキャンセルボタンが表示され、左側には、戻るボタンが表示される。店舗従業者は、戻るボタンを押して確認画面へ戻り、商品券の種類200を変更したり、釣銭条件201を再確認したりすることができる。また、店舗従業者は、キャンセルボタンを押して、取引を途中でキャンセルして処理を終了することもできる。
図4(b)に示す精算画面には、顧客が購入する商品の種類、代金等を含む商品情報205と、顧客が代金支払に使用する商品券の種類、金額等を含む商品券情報206と、顧客が支払った現金の金種、金額等を含む現金情報207とが表示される。商品情報205及び商品券情報206で下線が付された情報については、店舗従業者が操作部10を操作して入力変更することができる。
店舗従業者は、操作部10を操作して、商品情報205として表示されている商品の代金を入力する。例えば、店舗従業者は、操作部10を操作して、商品の代金を直接入力することができる。また、例えば、店舗従業者が操作部10を操作して商品の種類を選択すると、選択した商品の価格が特定されて画面上に代金として表示される。また、例えば、店舗従業者が操作部10で所定操作を行うと、管理装置1と接続されたキャッシュレジスタから商品の種類及び代金が取得されて画面上に表示される。
同様に、店舗従業者は、操作部10を操作して、商品券情報206として表示されている各券種の商品券枚数を入力する。商品券情報206には、先に確認画面で選択した商品券Cの券種が額面で表示される。店舗従業者が操作部10操作して、各券種の商品券枚数を入力すると、これに応じて商品券情報206の下部にある合計金額の表示が更新されるようになっている。
現金情報207は、管理装置1が現金処理装置2から取得する情報である。店舗従業者が、顧客から受け取った現金を現金処理装置2に入金すると、現金処理装置2で現金を識別計数する入金処理が行われる。この入金処理で得られた識別計数結果が、現金情報207として画面上に表示される。
図4(b)に示す精算画面は、代金12420円の商品Xを購入する顧客が、額面10000円の商品券Cを1枚、額面5000円の商品券Cを1枚、合計15000円分の2枚の商品券で支払を行う状態を示している。また、この精算画面は、顧客が商品券Cのみを使用して支払を行い、顧客から受け取った現金はないことを示している。管理装置1では、商品情報取得部51が商品代金12420円を取得し、現金情報取得部52が現金入金額0(ゼロ)円を取得し、商品券情報取得部53が商品券入金額15000円を取得した状態にある。
管理装置1の釣銭金額算出部54が、商品代金、現金入金額及び商品券入金額に基づいて釣銭金額を算出する。釣銭金額算出部54は、算出した釣銭金額を、図4(b)に示すように、釣銭金額情報208として画面上に表示する。釣銭決定部55は、釣銭金額算出部54が算出した釣銭金額と、図2に示す商品券Cの釣銭条件とに基づいて、顧客へ返す釣銭内容を決定する。釣銭決定部55は、決定した釣銭内容を、図4(b)に示すように、釣銭情報209として精算画面上に表示する。
具体的には、釣銭金額算出部54が、釣銭金額を2580円(=15000+0−12420)と算出する。これを受けて、釣銭決定部55は、最少額面である1000円の商品券Cを2枚使用して2000円分を顧客に返すことを決定する。商品券Cについては、釣銭を現金で返すことができないため、釣銭決定部55は、残り580円分(=2580−1000×2)は顧客に返さず、未放出分釣銭金額として処理することを決定する。
これらの情報が表示された精算画面を確認した店舗従業者は、2580円の釣銭のうち2000円分を、2枚の商品券Cで顧客に返すことを認識する。店舗従業者は、別途管理している額面1000円の商品券Cを2枚取り出して釣銭として顧客に返し、画面下部にある取引終了ボタンを押して取引を終了する。
取引終了時には、釣銭管理部56が、釣銭金額として算出された2580円のうち商品券で返した分を除く580円を、顧客に返さなかった未放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。これにより、管理装置1は、商品券と現金とを分けて管理するデータ上で現金に含まれる580円が、実際には現金処理装置2から出金されなかったことを認識して、現金処理装置2の在高を正しく管理することができる。
図5は、図2に示す商品券Fを使用した取引時の画面例を示す図である。図5に示す確認画面上で、顧客から受け取った商品券の種類を選択すると、商品券情報取得部53は、記憶部30を参照して、選択された商品券の釣銭条件201を画面上に表示する。また、選択された商品券の券種202、商品券の見本画像203、商品券の真偽確認に利用可能な特徴情報204等の情報が画面上に表示される。
店舗従業者は、画面上に表示された釣銭条件201を確認し、商品券Fで取引を続けた場合、釣銭を商品券と現金で返すが、現金で返すのは1〜999円に制限され、残りは商品券で返すことを顧客に説明する。
説明を受けた顧客が、釣銭条件201について承諾して取引の続行を希望した場合、店舗従業者は、操作部10を操作して、確認画面上の取引続行ボタンを押す。取引続行ボタンを押すと、表示部20の画面が、図5(a)に示す確認画面から図5(b)に示す精算画面に遷移する。
図5(b)に示す精算画面は、図4の場合と同じく代金12420円の商品Xを購入する顧客が、合計15000円分の2枚の商品券で支払を行う状態を示している。また、顧客は商品券Fのみを使用して支払を行い、顧客から受け取った現金はないことを示している。管理装置1では、商品情報取得部51が商品代金12420円を取得し、現金情報取得部52が現金入金額0(ゼロ)円を取得し、商品券情報取得部53が商品券入金額15000円を取得した状態にある。
管理装置1の釣銭金額算出部54が、商品代金、現金入金額及び商品券入金額に基づいて、釣銭金額を2580円(=15000+0−12420)と算出する。これを受けて、釣銭決定部55は、最少額面である1000円の商品券2枚を使用して2000円分を商品券で返し、残り580円を現金で返すことを決定する。これらの情報が、釣銭情報209として精算画面上に表示される。
精算画面を確認した店舗従業者は、2580円の釣銭のうち2000円分を2枚の商品券Fで顧客に返し、残り580円を現金で返すことを認識する。店舗従業者は、別途管理している額面1000円の商品券Fを2枚準備して、画面下部にある取引終了ボタンを押す。店舗従業者が取引終了ボタンを押すと、釣銭決定部55が現金処理装置2を制御して、硬貨入出金部120から580円分の硬貨を出金する。店舗従業者は、準備した額面1000円の2枚の商品券Fと、出金された580円分の硬貨とを、釣銭として顧客に返して取引処理を終了する。
取引終了時には、釣銭管理部56が、釣銭金額として算出された2580円のうち商品券で返した分を除く580円を、顧客に現金で返した放出分釣銭金額として記憶部30の在高管理情報32に登録する。これにより、管理装置1は、商品券と現金とを分けて管理するデータ上で現金に含まれる580円が、実際に現金処理装置2から出金されたことを認識して、現金処理装置2の在高を正しく管理することができる。
このように、管理装置1は、釣銭として現金処理装置2から実際に出金された現金の金額を放出分釣銭金額、釣銭として記録されているが実際には現金処理装置2から出金されなかった現金の金額を未放出分釣銭金額として、記憶部30の在高管理情報で管理している。店舗従業者は、操作部10で所定の操作を行うことにより、所定期間内に登録された放出分釣銭金額及び未放出分釣銭金額の集計結果を、集計表としてプリンター40から印刷出力することができる。
図6は、プリンター40で印刷した集計表の例を示す図である。集計表には、日付情報210と、放出分集計結果211と、未放出分集計結果212とが印字される。日付情報210は、集計表をプリンター40から出力した日時と、釣銭情報を集計した売上日とが含まれる。図6に示す集計表は、売上日として表示された日付の1日の集計結果を示している。
集計表では、放出分集計結果211として、商品券を使用した取引で現金処理装置2から釣銭として実際に現金を出金した取引の回数と、これらの取引で登録された放出分釣銭金額の合計金額とが、商品券の種類別に印字される。図6の例では、例えば商品券Dについて、商品券Dを使用した12件の取引で現金処理装置2から釣銭として現金が出金され、放出分釣銭金額が登録されたことを示している。また、これら12件の取引で登録された放出分釣銭金額の合計金額、すなわち現金処理装置2から出金された釣銭用現金の合計金額が、13500円であったことを示している。放出分集計結果211の最終行には、放出分合計として、各商品券の取引回数を合計した回数と、各商品券の取引時に出金した釣銭用現金の金額を合計した金額とが印字される。
集計表では、未放出分集計結果212として、商品券を使用した取引で、現金処理装置2から釣銭として現金を出金して顧客に返すべきところ釣銭条件による制限を受けて実際には出金しなかった取引の回数と、これらの取引で登録された未放出分釣銭金額の合計金額とが、商品券の種類別に印字される。図6の例では、例えば商品券Bについて、商品券Bを使用した16件の取引で釣銭条件による制限を受けて釣銭が現金処理装置2から出金されず、未放出分釣銭金額として登録されたことを示している。また、これら16件の取引で登録された未放出分釣銭金額の合計金額、すなわちデータ上は現金処理分に含まれるが実際には現金処理装置2から出金されなかった金額の合計金額が、9500円であったことを示している。未放出分集計結果212の最終行には、未放出分合計として、各商品券の取引回数を合計した回数と、各商品券の取引時に出金しなかった金額を合計した金額とが印字される。
店舗従業者は、商品券と現金とを分けて管理するデータ上、現金に含まれる金額のうち、放出分集計結果211が示す金額分だけが出金され、未放出分集計結果212が示す金額分は出金されなかったことを確認することができる。店舗従業者は、データから算出される現金処理装置2の在高と、現金処理装置2の実際の在高との間に差がある場合に、この差が未放出分集計結果212と一致すれば、データ及び現金処理装置2の在高に問題がないと判断することができる。
図1に示す取引処理システムでは、商品券現物は、取引処理システムとは別に管理されている。例えば、店舗従業者は、顧客から受け取った商品券を所定の収納容器に収納して、顧客へ釣銭として返す商品券を所定の収納容器から取り出して使用する。ただし、商品券現物の取り扱いがこれに限定されるものではなく、商品券現物が機械処理される態様であってもよい。図7は、取引処理システムの異なる構成例を示すブロック図である。図7に示す取引処理システムは、図1に示す管理装置1及び現金処理装置2に加えて、管理装置1と通信可能に接続された商品券処理装置3を含んでいる。
図7に示す取引処理システムを利用すれば、店舗従業者は、商品券現物に関する処理を商品券処理装置3で行いながら、他の処理については、図1に示す取引処理システムについて説明したように進めることができる。以下、上述した処理とは異なる、商品券現物に関する処理について説明する。
商品券処理装置3は、店舗従業者が顧客から受け取った商品券を取込口301から装置内に取り込んで搬送する。装置内では、識別部302が、商品券の種類を識別すると共に、商品券表面に印刷されている金額を文字認識する。管理装置1の商品券情報取得部53は、商品券処理装置3の識別部302で得られた商品券の種類及び商品券入金額を取得する。これにより、店舗従業者は、商品券の種類及び商品券入金額を手入力することなく取引処理を進めることができる。
識別部302で商品券の種類と金額の少なくともいずれか一方を識別できない場合、この商品券はリジェクト口303からリジェクトされる。リジェクトされた商品券については、店舗従業者が商品券を目視確認し、管理装置1の操作部10を操作して商品券の種類及び金額を入力することができる。
識別部302で種類及び金額を識別された商品券は、入金商品券収納部304に収納される。入金商品券収納部304は、第1収納部304a、第2収納部304b等、複数の収納部を含み、商品券を各収納部に種類別に収納できるようになっている。
商品券処理装置3は、釣銭として顧客に返す商品券を収納した出金商品券収納部305を有する。出金商品券収納部305は、第1収納部305a、第2収納部305b等、複数の収納部を含み、商品券を各収納部に種類別に収納できるようになっている。
管理装置1の釣銭決定部55は、釣銭として顧客に返す商品券の種類及び枚数を決定すると、この決定に基づいて商品券処理装置3を制御して、出金商品券収納部305から釣銭用の商品券を繰り出して排出口306から排出する。これにより、店舗従業者は、排出口306から排出された商品券を、釣銭として顧客に返すことができる。
このように、商品券処理装置3を利用すれば、商品券の種類及び商品券入金額を商品券処理装置3で取得して、管理装置1に入力することができる。管理装置1が、釣銭として顧客に返す商品券の種類及び枚数を決定した後、この商品券を商品券処理装置3から排出して顧客に返すことができる。これにより、店舗従業者は、商品券を使用する取引を容易に進めることができる。
なお、図7に示す商品券処理装置3が、管理装置1及び現金処理装置2から独立して設けられる態様に限定されるものではなく、管理装置1、現金処理装置2、商品券処理装置3のいずれか2つが1つの装置で実現される態様であってもよいし、3つ全てが1つの装置で実現される態様であっても構わない。
本実施形態では、釣銭条件における現金限度額として、釣銭として顧客に返却可能な現金の上限金額を設定する態様を示したが、現金限度額の設定態様がこれに限定されるものではない。例えば、所定金額以下の金額分は切り捨てるものとして、釣銭として返却可能な現金の下限金額を設定する態様であってもよい。また、釣銭として返却可能な現金の上限及び下限を指定して、金額の範囲を設定する態様であってもよい。
また、本実施形態では、取引に使用された商品券と同じ種類の商品券を釣銭として使用する例を説明したが、釣銭用商品券の種類がこれに限定されるものではない。例えば、商品券処理設定31の釣銭条件に釣銭用商品券の項目を設けて、顧客が使用した商品券の種類に応じて、釣銭に使用する商品券の種類を指定する。釣銭用商品券を使用して釣銭を返す際には、上述したように、釣銭条件に基づいて釣銭内容が決定される。また、図4及び図5に示す画面上には、指定された商品券で釣銭を返すよう指示する情報が表示されるので、店舗従業者は、指定の釣銭用商品券を使用して、上述したように取引処理を進めることができる。これにより、例えば、有効期限が近い古い商品券を受け付けた場合に、新しい種類の商品券で釣銭を返すよう指定することができる。また、例えば、複数店舗で使用可能な種類の商品券を受け付けた場合に、自店舗のみで使用可能な商品券で釣銭を返すよう指定することもできる。
本実施形態では、商品券を使用した取引時に、該商品券について予め設定された釣銭条件に基づいて釣銭内容を決定する態様を示したが、取引処理システムでは、例外的な処理を行うことも可能となっている。具体的には、図2に示す商品券処理設定で、商品券の種類を限定しない複数の釣銭条件を作成しておいて、取引時に、店舗従業者が所望の釣銭条件を選択して、管理装置1で釣銭内容を決定させることも可能となっている。例えば、図2に示す商品券Cの釣銭条件と同じ釣銭条件を、取引に使用される商品券の種類とは関連付けずに第1例外設定として商品券処理設定に登録しておく。このとき、釣銭条件で、釣銭に使用する所定の商品券の種類を指定しておく。同様に、商品券Dの釣銭条件と同じ釣銭条件を、取引に使用される商品券の種類と関連付けずに第2例外設定として商品券処理設定に登録しておく。例えば、顧客が取引に使用する商品券が商品券処理設定の中に登録されていない場合に、店舗従業者は、第1例外設定を選択する。これにより、商品券Cの場合と同様に、釣銭を商品券で顧客に返すことができる。店舗従業者は、第1例外設定で指定された所定の商品券を使用して顧客に釣銭を返す。同様に、店舗従業者が、第2例外設定を選択した場合は、商品券Dの場合と同様に、釣銭を現金で顧客に返すことができる。釣銭内容が決定された後、現金処理装置2から釣銭用の現金が出金されるので、店舗従業者は、出金された現金を釣銭として顧客に返す。このように、取引に使用される商品券の種類によらず指定可能な釣銭条件を例外設定として準備しておくことにより、店舗で想定していなかった商品券の使用等にも柔軟に対応することができる。
上述してきたように、本実施形態に係る取引処理システムによれば、釣銭条件等を商品券の種類毎に設定した商品券処理設定に基づいて、取引に使用される商品券の種類に応じた釣銭内容を決定することができる。これにより、店舗従業者は、商品券を使用して行われる取引を容易に進めることができる。
取引処理システムでは、商品券の種類毎に、釣銭としての商品券の使用可否、釣銭としての現金の使用可否、釣銭として使用する現金の金額範囲等を設定することができる。これにより、店舗における商品券の使用態様に柔軟に対応することができる。
また、取引処理システムでは、商品券を使用した取引時に、釣銭として顧客に返した現金の金額と、商品券の種類による制限を設けて顧客に返さなかった釣銭の金額とを、管理することができる。これにより、取引処理システムで管理する現金処理装置内の現金の在高を、厳密に管理することができる。
以上のように、本発明に係る取引処理システム及び取引処理方法は、商品券を使用した取引に柔軟に対応可能な取引処理システムを提供するために有用である。
1 管理装置
2 現金処理装置
3 商品券処理装置
10 操作部
20 表示部
30 記憶部
40 プリンター
50 制御部
51 商品情報取得部
52 現金情報取得部
53 商品券情報取得部
54 釣銭金額算出部
55 釣銭決定部
56 釣銭管理部
110 紙幣入出金部
120 硬貨入出金部
301 取込口
302 識別部
303 リジェクト口
304 入金商品券収納部
305 出金商品券収納部
306 排出口

Claims (11)

  1. 取引時に顧客に支払を求める代金及び前記顧客から受け取った金額から釣銭金額を算出して必要に応じて釣銭を払い出す取引処理システムであって、
    商品券を使用した取引時に顧客に返す釣銭の内容を制限する釣銭条件を前記商品券の種類別に設定した商品券処理設定を保存する記憶部と、
    顧客が使用する商品券に対応する前記釣銭条件に基づいて、前記顧客に返す釣銭の内容を決定する釣銭決定部と
    を備えることを特徴とする取引処理システム。
  2. 前記釣銭条件は、釣銭として商品券を使用可能であるか否かを示す情報と、釣銭として現金を使用可能であるか否かを示す情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の取引処理システム。
  3. 前記釣銭条件は、釣銭として顧客に返す現金の金額を制限する現金限度額を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引処理システム。
  4. 前記現金限度額は、商品券と現金で釣銭を返す際の前記現金の金額の範囲を設定した金額であることを特徴とする請求項3に記載の取引処理システム。
  5. 前記現金限度額は、釣銭として使用可能な商品券のうち最少額面の商品券の金額に満たない金額分を現金で返すように設定した金額であることを特徴とする請求項3に記載の取引処理システム。
  6. 釣銭として顧客に返した現金の金額を管理する釣銭管理部
    をさらに備え、
    前記釣銭決定部は、前記釣銭金額と一致するように釣銭として顧客に返す商品券と現金の内訳を求めて、求めた現金の金額が前記現金限度額を超える場合は、前記現金限度額を超える金額分は返さず、前記現金限度額の金額分のみを釣銭として顧客に返すと決定し、
    前記釣銭管理部は、前記釣銭決定部が顧客に返さないと決定した金額を記録して管理する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の取引処理システム。
  7. 所定期間内に前記釣銭管理部が記録した前記金額の集計結果を印刷するプリンターをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の取引処理システム。
  8. 取引に関する情報を表示する表示部と、
    取引に関する情報を入力するための操作部と
    をさらに備え、
    顧客が使用する商品券の釣銭条件を前記表示部に表示して、前記操作部で取引続行を指示する操作が行われた場合にのみ釣銭を返すための処理を続行する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の取引処理システム。
  9. 前記釣銭決定部が決定した釣銭内容を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の取引処理システム。
  10. 前記釣銭決定部が釣銭として顧客に返すと決定した現金を出金する現金処理装置
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の取引処理システム。
  11. 取引時に必要に応じて釣銭を払い出す取引処理システムで商品券を使用して取引を行う際に実行する取引処理方法であって、
    顧客に支払を求める代金及び前記顧客から受け取った金額から釣銭金額を算出する工程と、
    取引に使用される商品券の種類に基づいて、顧客に返す釣銭の内容を制限する釣銭条件が商品券の種類別に設定された商品券処理設定を参照する工程と、
    前記釣銭条件に基づいて、前記顧客に返す釣銭の内容を決定する工程と
    を含むことを特徴とする取引処理方法。
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