JP2014038469A - 情報処理装置、情報処理システム、釣銭管理方法及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理システム、釣銭管理方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】情報処理装置は、取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、を備える。
【選択図】図2
Description
〔装置構成〕
図1は、第1実施形態における情報処理システム1000のハードウエア構成例を概念的に示す図である。図1に示されるように、情報処理システム1000は、複数のPOSレジスタ装置1及びPOS管理装置20を有する。POSレジスタ装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力インタフェース(I/F)6等を有する。これら各ユニットは、例えば、バス7に接続される。メモリ3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。通信装置4は、無線又は有線にて、他の装置(POS管理装置20等)と通信を行う。
図2は、第1実施形態における情報処理システム1000の一部の処理構成例を概念的に示す図である。第1実施形態における情報処理システム1000は、複数のPOSレジスタ装置1と、POS管理装置20とを有する。また、図2には、釣銭管理方法に関する構成のみが示されているため、POSレジスタ装置1及びPOS管理装置20は、図示される各処理部以外の多数の処理部を有する。
POSレジスタ装置1は、ジャーナル格納部101、演算部102、特定部103、金券優先度格納部104、釣銭情報格納部105、通信処理部106等を有する。これらの各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリーカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
POS管理装置20は、図2に示すように、通信処理部201、集計部202、釣銭合計格納部203、抽出部204を有する。これらの各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリーカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
以下、第1実施形態における釣銭管理方法について図5〜図8を用いて説明する。図5は、POSレジスタ装置1が釣銭情報格納部105に釣銭情報を記憶するまでの流れを示すフローチャートである。図8は、POS管理装置20が店舗単位で釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。第1実施形態における釣銭管理方法は、POSレジスタ装置1及びPOS管理装置20により実行される。
第1実施形態では、各取引に対応するジャーナルデータに含まれる商品合計金額から、予め設定された優先度に従って各支払方法種の支払金額が減算されることにより、釣銭が出た支払方法種と釣銭金額との対応関係が特定される。さらに、金券毎の合計支払金額、金券毎の優先順位(金券優先度格納部104の情報)、金券毎の登録順により、当該取引で利用された複数の金券のうち、当該釣銭金額が出た金券が特定される。そして、当該金券が管理対象の金券か否かが判定されることにより、釣銭の管理対象とする金券と釣銭金額とが対応付けられて、釣銭情報格納部105に格納される。
第1実施形態では、所定期間における管理対象金券から出た釣銭金額の割合を店舗毎に算出し、出力する。第2実施形態は、各店舗のPOS管理装置20に格納された釣銭情報の合計をさらに集計し、グループ単位で所定期間における管理対象金券から出た釣銭金額の割合を算出することを可能とする。以下、第2実施形態における情報処理システム1000について、第1実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
図9は、第2実施形態における情報処理システム1000の処理構成例を示す図である。本実施形態では、第1実施形態に加えて、各店舗のPOS管理装置20で集計された釣銭合計情報を取得し、当該取得された情報に基づき、管理対象の金券から所定期間において出た釣銭金額の合計を、各店舗で構成されるグループ単位で算出する基幹装置30をさらに有する。
以下、第2実施形態における釣銭管理方法について図10を用いて説明する。図10は、第2実施形態における基幹装置30が釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。第2実施形態における釣銭管理方法では、工程(S101)から工程(S105)が第1実施形態と異なるため、これらの工程についてのみ以下に説明する。
第2実施形態では、各店舗のPOS管理装置20が管理する釣銭合計情報が基幹装置30により集約される。そして、集約された釣銭合計情報により、グループ全体において、管理対象金券から出た釣銭合計金額を管理できるようになり、管理対象金券から出た釣銭金額の割合をグループ全体で容易に算出することができる。よって、管理者等に、グループ全体において、管理対象金券から出た釣銭金額の割合を容易に把握させることができる。
上述の第1実施形態では、POSレジスタ装置1が、各取引の決済処理時に、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行ったが、POS管理装置20が、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行うようにしてもよい。この場合、POS管理装置20は、各POSレジスタ装置1からジャーナルデータをそれぞれ取得し、この取得された各ジャーナルデータに対して、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1と同様の処理を行うことで、取引毎の管理対象金券の釣銭金額を算出するようにしてもよい。この場合、各POSレジスタ装置1は、各取引の決済処理時に、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行わなくてもよい。
図11は、変形例におけるPOSシステム700の構成例を概念的に示す図である。
2 CPU
3 メモリ
4 通信装置
5 表示処理装置
20 POS管理装置
30 基幹装置
101 ジャーナル格納部
102 演算部
103 特定部
104 金券優先度格納部
105 釣銭情報格納部
106、201、301 通信処理部
202、302 集計部
203、303 釣銭合計格納部
204、304 抽出部
700 POSシステム
705 サーバ装置
715 店舗端末
716 スタンド
717 ハンディスキャナ
718 キャッシュドロア
719 レシートプリンタ
1000 情報処理システム
Claims (13)
- 取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、
前記演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、
を備える情報処理装置。 - 各金券種に対する優先順位をそれぞれ格納する優先順位格納部、
を更に備え、
前記特定部は、前記演算部により特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、前記優先順位格納部に格納された優先順位に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記特定部は、前記演算部により特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、各金券種について支払金額の合計をそれぞれ算出し、該支払金額の合計金額に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記管理対象の金券種について、前記特定部により特定される取引毎の釣銭金額の累積額を、1営業日毎に記憶する釣銭情報格納部、
を更に備える請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOS(Point Of Sale)レジスタ装置と、
POS管理装置とを有し、
前記POS管理装置は、
前記POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出する集計部と、
算出された釣銭合計情報を記憶する釣銭合計格納部と、
を備える情報処理システム。 - 複数の前記POS管理装置と、基幹装置とを更に有し、
前記基幹装置は、
前記POS管理装置から取得した各釣銭合計情報をさらに合計した第2釣銭合計情報を算出する第2集計部と、
算出された第2釣銭合計情報を記憶する第2釣銭合計格納部と、
を更に有する請求項5に記載の情報処理システム。 - 情報処理装置が、
取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定し、
前記釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する、
ことを含む釣銭管理方法。 - 前記情報処理装置は、
各金券種に対する優先順位をそれぞれ格納する優先順位格納部、
を更に備え、
前記情報処理装置が、
特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、前記優先順位格納部に格納された優先順位に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、
該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
ことを含む請求項7に記載の釣銭管理方法。 - 前記情報処理装置が、
特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、各金券種について支払金額の合計をそれぞれ算出し、該支払金額の合計金額に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
ことを含む請求項7又は8に記載の釣銭管理方法。 - 前記情報処理装置が、
前記管理対象の金券種について、特定された取引毎の釣銭金額の累積額を、1営業日毎に記憶する、
ことを更に含む請求項7から9のいずれか1項に記載の釣銭管理方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOS(Point Of Sale)レジスタ装置と、POS管理装置とを有する情報処理システムにより実行される釣銭管理方法であって、
前記POS管理装置が、
前記POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出し、
算出された釣銭合計情報を記憶する、
ことを含む釣銭管理方法。 - 前記情報処理システムは、
複数の前記POS管理装置と、基幹装置とを更に有し、
前記基幹装置が、
前記POS管理装置から取得した各釣銭合計情報をさらに合計した第2釣銭合計情報を算出し、
算出された第2釣銭合計情報を記憶する、
ことを更に含む請求項11に記載の釣銭管理方法。 - 情報処理装置に、
取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、
前記演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、
を実現させるプログラム。
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