JP2007164703A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かをチェックしないと精算処理を行うことができようにする。
【解決手段】実際にドロワ内にある在高を現金,金券等の支払い種別に入力する在高入力手段と、この在高入力手段により入力された金額の総額を記憶する入力総額記憶手段とを設ける。入力総額記憶手段により記憶された入力金額総額と複数の支払い種別に対応した所定の締めキーに対応して設けられている取引別メモリに記憶された金額との差額を算出する。差額を在高入力手段により支払い種別に入力された金額とともに表示部に表示させる。在高入力手段により入力された金額の保存を指令する保存指令手段を設ける。保存指令手段により保存が指令されたことを条件に精算処理の実行を許可する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、小売店の会計業務に使用される電子式キャッシュレジスタ,POS(Point Of Sales)端末等の商品販売データ処理装置に関する。
一般に、この種の商品販売データ処理装置は、登録,精算等の動作モードを備えている。そして、登録モード選択時においては、1商取引として売り上げる商品の販売データに続いて締めキーが操作入力されて商取引の登録締めが宣言されると、入力された商品販売データを基に決済金額を算出し、この決済金額を操作入力された締めキーに対応して設けられている取引別メモリに加算処理している。また、精算モード選択時において、精算処理実行が指令されると、取引別メモリのデータを基に精算レポートを出力後、該取引別メモリをクリアしている。そこで各小売店では、毎閉店後に精算処理を実行し、精算レポートを得ることによって、この精算レポートの内容から日々の総売上,総税額,純売上,客数等を把握できるようになっている。
一方、複数の店舗がテナントとして入るショッピングセンターでは、センターを運営する本部いわゆるデベロッパーが各店舗のテナント料等を算出するために各店舗の経営状況を把握する必要がある。このため、多くのショッピングセンターにおいては、各店舗から毎日、総売上,総税額,純売上,客数等のデータを記入した日報レポートをデベロッパーに提出させて、各店舗の日々の売上げをデベロッパーで管理している。
そこで、各店舗においては、それぞれ予め定められた時刻もしくは一日の営業を終了した精算時になると、稼働していた商品販売登録データ処理装置で精算処理を実行し、この精算処理によって得た精算レポートを参考に日報レポートを作成していた。この日報レポートを作成する業務を日報業務と称している。
ところで、日報レポートの項目は、通常、デベロッパーによって決められる。このため、総売上の項目だけでなく、現金,クレジットカード,商品券,ギフト券等の支払い種別の売上を記述する項目が日報レポートにあった場合、店舗側は各商取引の売上を支払い種別に管理する必要がある。
このような支払い種別売上の管理は、支払い種別毎に締めキーを備えた商品販売データ処理装置を使用することによって容易となる。すなわち、この種の商品販売データ処理装置は、各締めキーにそれぞれ対応して取引別メモリを備えており、支払いの種類に該当した締めキーが操作入力されて商取引の登録締めが宣言されると、この商取引の決済金額を操作入力された締めキーに対応して設けられている取引別メモリに加算処理するものとなっている。また、精算処理の実行が指令されると、この取引別メモリの内容が精算レポートに記録されるようになっている。したがって、精算レポートの内容から総売上等とともに支払い種別の売上を把握することができる。
しかしながら、支払い種別毎に締めキーを備えた商品販売データ処理装置は高級機に限られ高価である。このため、デベロッパーが要求する支払い種別売上の種類数よりも締めキーが少ない低級機を使用したい店舗では容易には対応できない。因みに、支払い種別売上の種類数よりも締めキーが少ない低級機を使用する場合、通常は、商品券,ギフト券等の金券による支払いも一括して現金支払いとみなして処理している。したがって、精算レポートからは現金の売上や金券種毎の売上を把握できない。そこで、このような店では閉店後、ドロワ内に残っている現金と金券の金額をそれぞれ種別に合計することによって現金及び金券種毎の売上を把握し、日報レポートに記入することとなる。
ここで、問題となるのは現金や金券の紛失である。通常、キャッシャは、客から預かった現金や金券をドロワ内に直ぐに収容する。ところが、例えば釣銭額を間違えてしまったり、客から預かった現金や金券を収容せずに放置したために紛失してしまったりすることが多々ある。このような場合、ドロワ内に残っている現金や金券の在高は理論上の在高と一致しなくなり、日報レポートが不正確なものとなる。そこで、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを、日報レポートの作成前に把握したいという要望があった。
そこで従来、入力された入出金額情報に基づいてドロワ内の理論上の在高(理論在高)を算出する手段と、実際にドロワ内にある現金等の在高(実在高)を金種別に入力する手段と、金種別に入力された実在高の合計を算出する手段と、理論在高に対する実在高合計の過不足を算出する手段と、算出された過不足の額を表示する手段とを備えた商品販売データ処理装置があった。このような装置を用いることにより、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握することができる。(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−215258号公報
しかしながら、従来のこの種の商品販売データ処理装置において、理論在高は取引別メモリの内容から算出されるため、精算処理が実行されて取引別メモリがクリアされた後では、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握できなくなる。これに対して、日報レポートの作成には精算レポートが必要なため、日報業務は精算処理が行われた後に行うのが一般的である。このため、精算処理を行ってしまったために、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握できなくなる事態が生じることがあった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かをチェックしないと精算処理を行うことができず、精算処理を行ってしまったために、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握できなくなる不都合を未然に防止できる商品販売データ処理装置を提供しようとするものである。
本発明は、登録,精算等の動作モードを備え、登録モード選択時において、商品販売データの入力に続いて締めキーの操作入力により商取引の登録締めが宣言されると、入力された商品販売データを基に決済金額を算出し、この決済金額を操作入力された締めキーに対応して設けられている取引別メモリに加算処理し、精算モード選択時において、精算処理実行が指令されると、取引別メモリのデータを基に精算レポートを出力後、該取引別メモリをクリアする商品販売データ処理装置において、実際にドロワ内にある在高を現金,金券等の支払い種別に入力する在高入力手段と、この在高入力手段により入力された金額の総額を記憶する入力総額記憶手段と、この入力総額記憶手段により記憶された入力金額総額と複数の支払い種別に対応した所定の締めキーに対応して設けられている取引別メモリに記憶された金額との差額を算出する差額算出手段と、この差額算出手段により算出される差額を在高入力手段により支払い種別に入力された金額とともに表示部に表示させる表示制御手段と、在高入力手段により入力された金額の保存を指令する保存指令手段と、この保存指令手段により保存が指令されたことを条件に精算処理の実行を許可する精算処理規制手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かをチェックしないと精算処理を行うことができず、精算処理を行ってしまったために、ドロワ内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握できなくなる不都合を未然に防止できる商品販売データ処理装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、商品販売データ処理装置の一態様であるテナント向けPOS端末に本発明を適用した場合である。
図1は本実施の形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図である。POS端末には、制御部本体としてCPU1が搭載されている。また、ROM(Read Only Memory)2およびRAM(Random Access Memory)3の記憶部のほか、時計部4,通信インターフェイス5,スキャナインターフェイス6,カードリーダインターフェイス7,I/Oポート8,キーボードコントローラ9,第1の表示コントローラ10,第2の表示コントローラ11及びプリンタコントローラ12等の各部が設けられている。CPU1と各部2〜12とは、アドレスバス,データバス等のバスライン13で接続されている。
通信インターフェイス5には、公衆回線または専用回線を介して外部コンピュータが接続されている。外部コンピュータとしては、デベロッパーに設置されているコンピュータや、クレジット処理を行うコンピュータ等が含まれる。
スキャナインターフェイス6には、バーコード等のコードを光学的に読取ることが可能なスキャナが接続されている。カードリーダインターフェイス7には、クレジットカードのカードデータを読取ることが可能なカードリーダが接続されている。
I/Oポート8には、モードスイッチ14からの信号が入力される。また、現金や商品券,ギフト券等の金券を収容するためのドロワ15に対してI/Oポート8から開放指令信号が出力される。ドロワ15は、開放指令信号の入力に応じて自動的に開放動作する。キーボードコントローラ9には、キーボード16が接続されており、このキーボード16から操作キーに対応したキー信号が入力される。第1の表示コントローラ10には、オペレータ用表示器17が接続されており、このオペレータ用表示器17に対する表示データが出力される。第2の表示コントローラ11には、客用表示器18が接続されており、この客用表示器18に対する表示データが出力される。プリンタコントローラ12には、レシート印字等を行うためのプリンタ19が接続されており、このプリンタ19に対する印字制御データが出力される。
図2は前記モードスイッチ14を示す模式図である。図示するようにモードスイッチ14は、休止モードと、登録,点検,精算,設定等の各種動作モードとを択一的に選択するためのスイッチで、鍵にて切換操作される。因みに登録モードとは、1商取引として売り上げる商品の販売データに続いて締めキーが操作入力されて商取引の登録締めが宣言されると、入力された商品販売データを基に決済金額を算出し、この決済金額を操作入力された締めキーに対応して設けられている取引別メモリに加算処理するモードである。点検モードとは、登録モードの処理により各締めキーにそれぞれ対応して設けられた取引別メモリに記憶されたデータを基に点検レポートデータを編集し、このデータを印刷または表示出力するモードである。精算モードとは、点検モードと同様に取引別メモリに記憶されたデータ等を基に精算レポートデータを編集し、このデータを印刷出力した後、取引別メモリをクリアするモードである。設定モードとは、登録,点検,精算などの各種動作モードを実行する上で必要なデータを予め記憶部に設定するモードである。
図3は前記キーボード16に配置される主要なキーレイアウトを示す模式図である。図示するようにキーボード16には、数値データを置数するための置数キー21や、数値データのクリアやエラー状態の解除を指令するクリアキー22の他、小計出力を指示する小計キー23、現計キー24、信計キー25、矢印キー26等の各種キーが配設されている。ここで信計キー25は、クレジットカードで決済される商取引の登録締めを宣言する締めキーとして機能する。また、現計キー24は、クレジットカード以外の支払いメディア(手段)で決済される商取引の登録締めを宣言する締めキーとして機能する。
因みに、本実施の形態のPOS端末は、現計キー24及び信計キー25以外の締めキーを備えていない。このため、例えば商品券やギフト券等の現金以外の金券で代金が支払われた場合には、その運用として現計キー24を操作して商取引の登録締めを宣言するものとする。すなわち、現計キー24は、複数の支払い種別に対応した所定の締めキーとして機能する。
図4は前記RAM3に形成される主要なメモリエリアを示す模式図である。図示するようにRAM3には、現計,信計,総売上,税額,純売上,値引等の各種取引項目別に客数と金額を累計可能な取引別メモリテーブル31、現金,商品券,ギフト券,掛売上,他券類等のクレジットカード以外の支払い項目別に入力された金額を保存する日報入力メモリテーブル32、上記日報入力メモリテーブル32に保存された金額の合計を記憶する入力総額記憶手段としての日報入力金額メモリ33、上記日報入力金額メモリ33に記憶された金額と複数の支払い種別に対応した所定の締めキーである現計キー24に対応して設けられている取引別メモリに記憶された金額との差額を記憶する差額メモリ34及び日報処理実行済か否かを識別する日報フラグ(0:未実行、1:実行済)のフラグメモリ35等が形成されている。
ここで、取引別メモリテーブル31において、項目「現計」のメモリエリアは、現計キー24に対応した取引別メモリとして機能する。同様に、項目「信計」のメモリエリアは、信計キー25に対応した取引別メモリとして機能する。
かかる構成のPOS端末は、通常、ショッピングセンターのテナント店舗に設置されており、会計業務を行う店員いわゆるキャッシャによって操作される。すなわちキャッシャは、当該POS端末の動作モードとしてモードスイッチ14により登録モードを選択する。この状態で、客から商品買上の申し出を受けると、キーボード16またはスキャナを操作してその買上商品の販売データを入力する。そして、全ての買上商品の販売データを入力し終えると、小計キー23を操作する。そうすると、その買上商品の小計金額が算出され、オペレータ用表示器17及び客用表示器18に表示されるので、キャッシャは客から小計金額に見合った代金の支払いを受ける。
ここで、客がクレジットカードにより代金を支払った場合、キャッシャは信計キー25を操作して商取引の登録締めを宣言する。そうすると、POS端末では、小計金額が商取引の決済金額として確定される。そして、この決済金額をカードリーダに装着されたクレジットカードで支払うことに対する認証問合せが、クレジット処理を行うコンピュータに対して行われる。ここで、上記コンピュータからクレジット決済の承認応答があると、POS端末では、プリンタ19が動作してクレジット伝票が印字発行される。そこでキャッシャは、クレジット伝票を客に渡して、当該客との商取引を終了する。このとき、客数「1」のデータと上記決済金額のデータが取引別メモリテーブル31の項目「信計」のメモリエリアと項目「総売上」のメモリエリアとにそれぞれ加算処理される。また、決済金額に税額が含まれる場合は、その税額が取引別メモリテーブル31の項目「税額」のメモリエリアに加算処理される。
一方、客がクレジットカード以外の支払い手段である現金,商品券,ギフト券等で代金を支払った場合には、キャッシャは預かり金額を置数後、現計キー24を操作して商取引の登録締めを宣言する。そうすると、POS端末では、小計金額が商取引の決済金額として確定され、預かり金額から決済金額が減算されて釣銭額が算出される。そして、この釣銭額がオペレータ用表示器17及び客用表示器18に表示され、ドロワ15が開放動作する。また、プリンタ19が動作して買上レシートが印字発行される。そこでキャッシャは、釣銭があるときにはドロワ15から釣銭を揃え、買上レシートとともに客に渡して、当該客との商取引を終了する。また、客から預かった現金あるいは商品券,ギフト券等の金券をドロワ15内に収容し、ドロワ15を閉じる。このとき、客数「1」のデータと上記決済金額のデータが取引別メモリテーブル31の項目「現計」のメモリエリアと項目「総売上」のメモリエリアとにそれぞれ加算処理される。また、決済金額に税額が含まれる場合は、その税額が取引別メモリテーブル31の項目「税額」のメモリエリアに加算処理される。
したがって、当該POS端末においては、取引別メモリテーブル31の項目「現計」のメモリエリアにて、クレジットカード以外の支払い手段、例えば現金,商品券,ギフト券等で代金が支払われた商取引の決済金額が累計される。同様に、項目「信計」のメモリエリアにて、クレジットカードで代金が支払われた商取引の決済金額が累計される。また、項目「総売上」のメモリエリアでは、全ての商取引の決済金額が累計され、項目「税額」のメモリエリアでは、全ての商取引に含まれる税額が累計される。さらに、項目「純売上」のメモリエリアでは、全ての商取引の決済金額からその商取引に含まれる税額が除かれた純売上金額が累計される。
さて、当該店舗の1日の営業が終了すると、店長などの店舗責任者はモードスイッチ14を切換操作して精算モードを選択する。そうすると、CPU1が図6の流れ図に示す手順の精算業務プログラムを開始する。
先ず、CPU1は、ST(ステップ)1としてオペレータ用表示器17に精算メニュー画面40を表示する。この精算メニュー画面40の一例を図5に示す。図示するように、精算メニュー画面40には、少なくとも日報処理の選択ボタン41と、精算処理の選択ボタン42とが表示されている。そこで、オペレータである店舗責任者は、はじめに矢印キー26を操作して日報処理の選択ボタン41を選択し、実行キー(本実施の形態では小計キー23を代用する)を操作入力する。
この操作により、CPU1は、ST2としてキーボード16のキー操作入力により日報処理の選択ボタン41が選択されたと判断する。そして、ST3としてフラグメモリ35の日報フラグを調べる。当初、日報フラグは“0”にリセットされているので、CPU1は、ST4として日報入力金額メモリ33をクリアする。しかる後、ST5として図7に具体的に示す日報処理を開始する。
すなわちCPU1は、ST21としてオペレータ用表示器17に日報データ入力画面50を表示する。この日報データ入力画面50の一例を図8に示す。図示するように、日報データ入力画面50には、番号エリア,名称エリア,日報入力エリア及び売上エリアに区分されたデータ領域51と、編集,印字,保存,終了等のボタン領域52とが形成されている。そして、番号エリアには、1行毎に一連の番号が表示されている。名称エリアには、日報入力メモリテーブル32に記憶されている各支払い項目(現金,商品券,ギフト券,掛売上,他券類,その他)と、名称「クレジット」と、名称「差額」が各行にそれぞれ表示されている。日報入力欄には、名称「差額」に対応する欄を除いて初期値“0”が表示されている。売上エリアには、日報入力メモリテーブル32の各支払い項目が名称エリアに表示されている各行に対して共通に、取引別メモリテーブル31の現計キー24に対応したメモリエリアである項目「現計」のエリアに記憶された客数と金額が表示されている。また、名称「クレジット」が表示されている行には、取引別メモリテーブル31の信計キー25に対応したメモリエリアである項目「信計」のエリアに記憶された客数と金額が表示されている。
次にCPU1は、ST22として日報入力金額メモリ33のデータである金額から取引別メモリテーブル31の項目「現計」のメモリエリアに記憶されている金額を減算し、その値である差額を差額メモリ34にセットする。また、ST23としてこの差額メモリ34にセットした金額を、日報データ入力画面50におけるデータ領域51の名称「差額」に対応した日報入力欄に表示する。
さて、日報処理の選択ボタン41を選択操作したオペレータは、名称「差額」の日報入力欄が“0円”でないことを確認すると、ドロワ15に収容されている現金の総額や、商品券,ギフト券等の額面金額の合計を券種別に算出する。そして、現金の総額を算出したならば、矢印キー26を操作して日報データ入力画面50におけるデータ領域51の名称「差額」に対応した日報入力欄を選択し、実行キーを操作入力する。次いで、置数キー21により現金の総額を置数した後、実行キーを操作入力する。また、商品券の額面金額合計を算出したならば、矢印キー26を操作して日報データ入力画面50におけるデータ領域51の名称「商品券」に対応した日報入力欄を選択し、実行キーを操作入力する。次いで、置数キー21により商品券の額面金額合計を置数した後、実行キーを操作入力する。この他、ギフト券,他券類等の額面金額合計を算出した場合も、商品券の場合と同様に操作する。
CPU1は、ST24としてキーボード16のキー操作入力により日報データ入力画面50におけるデータ領域51の日報入力欄が選択され、さらに、ST25として置数データが入力されたことを検知すると(在高入力手段)、ST26として日報データ入力画面50におけるデータ領域51の選択された日報入力欄に、置数金額を表示させる。また、ST27として選択された日報入力欄と同一行の名称欄に表示されている項目を認識し、日報入力メモリテーブル32の同一項目に対応した金額エリアに上記置数金額をセットする。さらに、ST28として日報入力メモリテーブル32の各項目に対応した金額の総額を算出し、日報入力金額メモリ33にセットする。その後、ST22の処理に戻り、日報入力金額メモリ33に記憶された金額から取引別メモリテーブル31の項目「現計」のメモリエリアに記憶されている金額を減算し、その値である差額を差額メモリ34にセットする(差額算出手段)。また、この差額メモリ34にセットした金額を、日報データ入力画面50におけるデータ領域51の名称「差額」に対応した日報入力欄に表示する(表示制御手段)。
CPU1は、日報データ入力画面50におけるデータ領域51の日報入力欄が選択され、さらに置数データが入力されたことを検知する毎に、上記ST26,27,28,22,23の各処理を順次実行する。
今、図8に示すデータ内容の日報データ入力画面50が表示された場合において、ドロワ15内に現金が98,356円、商品券が20,000円、ギフト券が5,000円収容されていたとする。この場合、オペレータは、図9に示すように、名称「現金」に対応した日報入力欄に置数データ「98356」を入力し、名称「商品券」に対応した日報入力欄に置数データ「20000」を入力し、名称「ギフト券」に対応した日報入力欄に置数データ「5000」を入力する。そうすると、取引別メモリテーブル31の項目「現計」のメモリエリアには、日報データ入力画面50の売上エリアに表示されている金額データ「123456」がセットされているのに対し、日報入力金額メモリ33の金額データは、置数データ「98356」と「20000」と「5000」の総和である「123356」となるので、差額メモリ34にセットされる差額データは「−100」となる。その結果、名称「差額」に対応した日報入力欄には差額「−100円」が表示される。この差額「−100円」は、ドロワ15内に残っている実際の在高が理論上の在高に対して100円不足していることを示している。なお、この際、差額「−100円」は赤等の目立つ色で表示させるとよい。
ドロワ15に収容されている現金の総額や、商品券,ギフト券等の額面金額の合計を券種別に入力し終えたオペレータは、次に、矢印キー26を操作して日報データ入力画面50におけるボタン領域52の保存ボタンを選択し、実行キーを操作入力する。
CPU1は、ST29としてボタン領域52のいずれかのボタンが操作入力されたことを検知し、ST30としてそのボタンが保存ボタンであることを確認すると(保存指令手段)、在高入力手段により入力された金額の保存が指令されたので、ST31として差額メモリ34の差額データが“0”であるか否かを判断する。
ここで、差額メモリ34の差額データが“0”である場合には、ST34の処理に進む。これに対し、差額データが“0”でない場合には、ST32としてオペレータ用表示器17に保存確認画面60を表示する(保存可否問合せ手段)。この保存確認画面60の一例を図10に示す。図示するように、保存確認画面60には、日報データ入力画面50から入力した実際の在高と理論上の在高とに差額があるがそのまま保存してよいか否かをオペレータに問合せるメッセージと、保存してよいことを指示する「はい」ボタン61と、保存しないことを指示する「いいえ」ボタン62とが表示されている。そこでオペレータは、メッセージを確認し、保存する場合には矢印キー26で「はい」ボタン61を選択し、保存しない場合には矢印キー26で「いいえ」ボタン62を選択して、実行キーを操作入力する。
CPU1は、ST33として「はい」ボタン61が選択されたことを検知した場合には、ST34の処理に進む。これに対し、「いいえ」ボタン62が選択されたことを検知した場合には、ST34の処理を行うことなく、この日報処理を終了する。
ST34では、CPU1は、フラグメモリ35の日報フラグを“1”にセットする(精算処理規制手段)。その後、この日報処理を終了する。
上記日報処理を終了すると、CPU1は、ST1に戻り、オペレータ用表示器17の画面を精算メニュー画面40に戻す。そこで、オペレータである店舗責任者は、次に矢印キー26を操作して精算処理の選択ボタン42を選択し、実行キーを操作入力する。
この操作により、CPU1は、ST6としてキーボード16のキー操作入力により精算処理の選択ボタン42が選択されたと判断する。そして、ST7としてフラグメモリ35の日報フラグを調べる。ここで、日報フラグが”0”にリセットされていた場合、すなわち前記日報処理のST33にて支払い種別に入力された金額の保存が指令されなかった場合には、精算処理の実行を許可しないので、CPU1は、ST8として操作エラーメッセージをオペレータ用表示器17に表示させる。このエラーメッセージを確認したオペレータは、クリアキー22を操作入力する。CPU1は、ST9としてクリアキー22が操作入力されたことを検知すると、オペレータ用表示器17の画面を精算メニュー画面40に戻す。この場合、オペレータは、日報処理をやり直すことになる。
一方、ST7にて日報フラグが“1”にセットされていた場合には、CPU1は、ST10として精算処理を実行する。すなわち、取引別メモリテーブル31に記憶されているデータを基に精算レポートデータを編集する。そして、この精算レポートデータをプリンタ19に出力し、レシート用紙に印刷させて、精算レポートとして発行する。しかる後、取引別メモリテーブル31をクリアする。以上の精算処理を終了したならば、CPU1は、ST11として日報フラグを“0”にリセットして、この精算業務プログラムを終了する。
このように本実施の形態のPOS端末においては、1日の営業終了後に実行される精算業務において、ドロワ15内に実際に収容されている現金や商品券,ギフト券等の在高を支払い種別に入力することで、ドロワ15内に残っている実際の在高が、取引別メモリテーブル31に記憶されている理論上の在高と一致しているか否かをチェックする日報処理を行うことができる。しかも、この日報処理を実行し、支払い種別に入力した金額の保存を指令しないと、精算処理を実行することはできない。
したがって、日報処理を実行する前に精算処理を実行してしまったために、ドロワ15内に残っている実際の在高が理論上の在高と一致しているか否かを把握できなくなる不都合が生じることを未然に防止できる。
かくして、デベロッパーが要求する支払い種別売上の種類数よりも締めキーが少ない低級機を使用したい店舗においても、精算処理によって印刷発行された精算レポートの内容と、その前に実施された日報処理で算出されかつ理論在高とのチェックが済んだ支払い種別の実際の在高とから正確な日報レポートを作成し、デベロッパーに提出できるようになる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、日報処理において実在高と理論在高との差額を支払い種別に入力された金額とともにオペレータ用表示器17に表示させたが、この差額を支払い種別に入力された金額とともに、プリンタによりレシート用紙に印字出力して、オペレータに確認させてもよい。
また、前記実施の形態では、精算メニュー画面において当初から日報処理と精算処理を選択可能としたが、日報処理が実行され、支払い種別に入力された金額の保存が指令されるまでは精算処理を選択不可能として、精算処理の実行を規制するようにしてもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態であるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同POS端末が有するモードスイッチを示す模式図。 同POS端末が有するキーボードの主要なキー配置を示す模式図。 同POS端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同POS端末の表示部に表示される精算メニュー画面の一例を示す模式図。 同POS端末のCPUが実行する精算業務の要部処理手順を示す流れ図。 図6における日報処理を具体的に示す流れ図。 同POS端末の表示部に表示される日報データ入力画面の初期画面例を示す模式図。 同POS端末の表示部に表示される日報データ入力画面のデータ入力例を示す模式図。 同POS端末の表示部に表示される保存確認画面の一例を示す模式図。
符号の説明
1…CPU、2…ROM、3…RAM,14…モードスイッチ、15…ドロワ、16…キーボード、17…オペレータ用表示器、19…プリンタ、24…現計キー、25…信計キー、31…取引別メモリテーブル、32…日報入力メモリテーブル、33…日報入力金額メモリ、34…差額メモリ、35…日報フラグメモリ。

Claims (2)

  1. 登録,精算等の動作モードを備え、登録モード選択時において、商品販売データの入力に続いて締めキーの操作入力により商取引の登録締めが宣言されると、入力された商品販売データを基に決済金額を算出し、この決済金額を操作入力された締めキーに対応して設けられている取引別メモリに加算処理し、精算モード選択時において、精算処理実行が指令されると、前記取引別メモリのデータを基に精算レポートを出力後、該取引別メモリをクリアする商品販売データ処理装置において、
    実際にドロワ内にある在高を現金,金券等の支払い種別に入力する在高入力手段と、
    この在高入力手段により入力された金額の総額を記憶する入力総額記憶手段と、
    この入力総額記憶手段により記憶された入力金額総額と複数の支払い種別に対応した所定の締めキーに対応して設けられている取引別メモリに記憶された金額との差額を算出する差額算出手段と、
    この差額算出手段により算出される差額を前記在高入力手段により支払い種別に入力された金額とともに表示部に表示させる表示制御手段と、
    在高入力手段により入力された金額の保存を指令する保存指令手段と、
    この保存指令手段により保存が指令されたことを条件に前記精算処理の実行を許可する精算処理規制手段と、
    を具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 前記差額算出手段により算出される差額が0より大きい状況で前記保存指令手段により保存が指令されると、保存をしてよいか否かをオペレータに問合せる保存可否問合せ手段をさらに具備し、
    前記精算処理規制手段は、前記保存可否問合せ手段により保存をしてよいか否かの問合せが発生した場合、保存してよいとの入力があったことを条件に前記精算処理の実行を許可することを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。
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