JP2018020795A - 容器 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を参照して本発明の容器の実施形態としてのパウチ1(1A,1B,1C)について説明する。図1は、本発明の容器の実施形態としてのパウチ1Aを示す図であり、底面4が2つ折りされ、且つ、上部開口部51が開放された状態のパウチ1Aを示す図である。(A)は正面図、(B)は背面図である。図2は、図1に示すA−A線端面図である。図3は、図1に示すパウチ1Aについて底面4を前後方向D3に延ばした状態を示す図で、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図である。図4は、図1に示すパウチ1Aを形成するフィルム6を示す図で、(A)は斜視図、(B)は右側面図である。
(1)まず、底面4が2つ折りされ、且つ、上部開口部51が開放された状態の「パウチ1A」について説明する。図4及び図5に示すように、実施形態のパウチ1Aは、一枚の矩形帯状のフィルム6が所定箇所の折れ線で折り返され、所定箇所の接合部で接合されて形成される。具体的には、図1〜図5に示すように、矩形状帯状のフィルム6を、その長手方向に沿って、第1折れ線L1で山折り、第3折れ線L3で谷折り、第2折れ線L2で山折りするように3回折り返す。このように折り返すことにより、フィルム6は略W字状(逆M字状)に折り返された形態となる。第1折れ線L1と第2折れ線L2との間のフィルム6の部分が、底面4(底面シート40)となる。第1折れ線L1と第3折れ線L3との間の底面4(底面シート40)の部分が、第1底面部分41となる。第2折れ線L2と第3折れ線L3との間の底面4(底面シート40)の部分が、第2底面部分42となる。第1折れ線L1よりも外方のフィルム6の部分が、表面2(表面シート20)となる。第2折れ線L2よりも外方のフィルム6の部分が、裏面3(裏面シート30)となる。
裏面3(裏面シート30)は、表面2(表面シート20)に対向する第1裏面部分31と、底面4(底面シート40)の第2底面部分42に対向する第2裏面部分32とに区画されている。第1裏面部分31と第2裏面部分32とは、第2境界線L5により区画されている。
なお、図3は、表面2(表面シート20)を第1境界線L4で折り曲げ且つ裏面3(裏面シート30)を第2境界線L5で折り曲げて、底面4(底面シート40)を前後方向D3に延ばした状態を示している。
図6に示すように、電磁誘導加熱可能なフィルム6は、少なくとも外側から基材層61と、金属箔層62と、シーラント層63とがこの順に積層された積層体である。積層体には、他の層が設けられていてもよい。例えば、基材層61の外側にCPP(鉄粉入り)が設けられていてもよい(後述の積層体の具体例を参照)。
レトルト用(カレー、おでん等)のパウチ1においては、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)/アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレン(CPP)
ポリエチレンテレフタレート(PET)/延伸ナイロン(ONy)/アルミニウム箔/未延伸プロピレン(CPP)
ポリエチレンテレフタレート(PET)/アルミニウム箔/延伸ナイロン(ONy)/鉄粉が添加された未延伸プロピレン(CPP)
などが挙げられ、
汁のある麺類用(ラーメン等)のパウチ1においては、
紙/アルミニウム/CPP
などが挙げられる。
(2)次に、底面4が立体的に形成され、且つ、上部開口部51が上部シール部52により封止された状態の「パウチ1B」について説明する。
図3に示すように、底面4(底面シート40)を平坦状にする。その後、表面2(表面シート20)と裏面3(裏面シート30)とを前後方向D3に離間させる。また、左側の第1底部接合部14の下端14Bと左側の第2底部接合部16の下端16Bとを結ぶ左側の第6折れ線L6を形成するように、底面4(底面シート40)を折り曲げる。同様に、右側の第1底部接合部14の下端14Bと右側の第2底部接合部16の下端16Bとを結ぶ右側の第6折れ線L6を形成するように、底面4(底面シート40)を折り曲げる。
接地面部43は、底面4の一部であるため、自ずと電磁誘導加熱可能なフィルム6で構成されている。接地面部43の面積の下限は80cm2である。接地面部43の面積が小さ過ぎると、接地面部43を電磁調理器の載置面に載置しても、電磁調理器の加熱動作(磁力線の発生など)を許容するセンサーが反応せずに、加熱調理ができない。
収容部5は空間状に形成される。収容部の上部の上部開口部51は大きく開口されるため、上部開口部51を介して収容部5に内容物を導入しやすくなる。収容部5に内容物が収容された後、図7〜図9に示すように、上部開口部51に上部シール部52が形成されることにより、底面4が立体的に形成され、且つ、上部開口部51が上部シール部52により封止された状態の「パウチ1B」が形成される。この状態において、収容部5の縁部は、上部シール部52、側部接合部12、第1底部接合部14、第2底部接合部16、第1底部接合部14の下端14B同士の間の第1折れ線L1、及び、第2底部接合部16の下端16B同士の間の第2折れ線L2により、構成される。
(3)次に、底面4が立体的に形成され、且つ、上部開口部51が解放された状態の「パウチ1C」について説明する。図10に示すように、本実施形態のパウチ1Cにおいては、上部開口部51が解放されていてもよい。上部開口部51が解放された状態は、上部開口部51に上部シール部52が形成される前の状態と、上部開口部51に上部シール部52が形成された後に、収容部5から内容物を取り出したり、加熱調理する際に上部シール部52を開封した状態との両方を含む。
本実施形態のパウチ1によれば、例えば以下の効果が奏される。本実施形態のパウチ1においては、接地面部43は電磁誘導加熱可能なフィルム6で構成されており、接地面部43の面積は80cm2以上900cm2以下である。そのため、加熱性能が高いパウチ1(容器)を提供することができる。
容器(パウチ)の接地面部の面積と内容物の加熱の可否との相関を確認し、最適な接地面部の面積を調査する実験を行った。
容器として、図10に示す、底面4が長方形状の接地面部43と二等辺三角形状の2個の非接地面部44,44とを有するパウチを用いる。
電磁誘導加熱可能なフィルムとして、外側から、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み12μm)/アルミニウム箔(厚み:12μm)/未延伸ポリプロピレン(厚み:30μm)のものを用いる。なお、「/」は、層を列記する場合に、層と層との境界を示す表記として用いている。
容器の収容部には内容物として水を収容した。水量は、接地面部43の面積(cm×cm=cm2)が289cm2以下の場合には、300mlとし、それよりも大きいときには500mlとした。
〔センサーの反応〕
容器の接地面部43を電磁調理器の載置面に載置した場合に、電磁調理器の加熱動作(磁力線の発生など)を許容するセンサーが反応するか否かについて確認する。センサーが反応した場合(=加熱可能)には「〇」、センサーが反応しなかった場合(加熱不能)には「×」と示した。
接地面部43の面積ごとに加熱開始から水が80℃又は95℃に到達するまでの時間(秒)を測定した。
以下のように総合評価を行った。
・「A」
6分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・「B」
6分を超え10分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・「C」
10分を超え15分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・「X」
センサーが反応せずに加熱ができなかった、または、15分以内に水を95℃以上に加熱できなかった。
・接地面部43の面積が81cm2以上の場合に、センサーが反応し、加熱が可能であった。
・接地面部43の面積が900cm2以下の場合に、15分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・接地面部43の面積が289cm2以下の場合に、6分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・接地面部43の面積が196cm2以下の場合に、5分以内に水を95℃以上に加熱できた。
・接地面部43の面積が大き過ぎると、15分以内に水を95℃以上に加熱できなかった。
2 表面
3 裏面
4 底面
5 収容部
6 フィルム
20 表面シート
30 裏面シート
40 底面シート
41 第1底面部分
42 第2底面部分
43 接地面部
44 非接地面部
61 基材層
62 金属箔層
63 シーラント層
Claims (2)
- 接地面として機能する接地面部と前記接地面部以外の非接地面部とに区画される底面を備える容器であって、
前記接地面部は電磁誘導加熱可能なフィルムで構成されており、前記接地面部の面積は80cm2以上900cm2以下である、容器。 - 前記接地面部の面積は80cm2以上300cm2以下である、
請求項1に記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152277A JP2018020795A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152277A JP2018020795A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018020795A true JP2018020795A (ja) | 2018-02-08 |
Family
ID=61165211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016152277A Pending JP2018020795A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018020795A (ja) |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS491379A (ja) * | 1972-04-21 | 1974-01-08 | ||
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JP2007296040A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toppan Printing Co Ltd | 電磁加熱調理可能なスタンディングパウチ |
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2016
- 2016-08-02 JP JP2016152277A patent/JP2018020795A/ja active Pending
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