JP2018018259A - 情報移行システム、情報処理装置、および、プログラム - Google Patents

情報移行システム、情報処理装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減する。
【解決手段】移行元装置が、移行先装置の機種情報に基づき、移行元装置および移行先装置の何れの装置が新しいかを判定する(ステップ104)。そして、移行元装置の方が新しいと判定された場合(ステップ105にてYesと判定された場合)、移行元装置が、設定情報に対して変換処理を行って、新たな設定情報を生成する。また、移行先装置の方が新しいと判定された場合(ステップ109にてYesと判定された場合)、移行先装置が、移行元装置から送信されてきた設定情報に対して変換処理を行って(ステップ110)、新たな設定情報を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報移行システム、情報処理装置、および、プログラムに関する。
特許文献1には、リストアする時、設定情報の補正が必要か否かを判断し、必要であれば補正を行い、さらに、補正内容から、ユーザの確認および修正が必要な項目を自動的に選択して、ユーザに提示する処理が開示されている。
特開2013−103411号公報
画像形成装置やFAX装置等では、古い装置から新しい装置への切り替え時などに、一方の装置から他方の装置へ情報の移行が行われることがある。ここで、情報の移行にあたっては、移行する情報を移行先の装置に対応させるための変換処理が必要になることがあるが、この変換処理を行う機能が装置に設けられていない場合には、作業者が手動で変換処理を行うことになる。
本発明の目的は、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することにある。
請求項1に記載の発明は、情報の移行元である移行元装置と、前記移行元装置からの情報が移行される移行先装置と、前記移行元装置が有する情報を、前記移行先装置に対応した情報に変換する変換手段と、前記変換手段が前記移行元装置および前記移行先装置の何れの装置にあるかを判別する判別手段と、を備え、前記変換手段が前記移行元装置にある場合、当該移行元装置にて情報の変換処理を行って、変換処理後の情報を前記移行先装置へ送信し、前記変換手段が前記移行先装置にある場合、当該移行先装置にて、前記移行元装置からの情報の変換処理を行う情報移行システムである。
請求項2に記載の発明は、前記判別手段は、前記移行元装置および前記移行先装置の機種情報、および、当該移行元装置および当該移行先装置の世代情報の少なくとも一方の情報に基づき、当該移行元装置および当該移行先装置の何れの装置に、前記変換手段があるかを判別する請求項1に記載の情報移行システムである。
請求項3に記載の発明は、自装置が有する情報を、情報の移行先である移行先装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定手段と、前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、自装置が有する情報を前記移行先装置に対応した情報に変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理が行われた情報を、自装置の外部に出力する出力手段と、を備える情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記判定手段は、前記移行先装置から送信されてきた情報に基づき、前記情報変換機能を自装置が有しているかを判定する請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記出力手段は、前記情報変換機能を自装置が有していない場合、前記変換手段による変換処理が行われていない情報を、自装置の外部に出力する請求項3又は4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記出力手段は、自装置についての情報も、自装置の外部に出力する請求項3乃至5の何れかに記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、情報の移行元となる移行元装置が有する情報を、情報の移行先である自装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定手段と、前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、前記移行元装置からの情報を、自装置に対応した情報に変換する変換手段と、を備える情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、自装置についての情報を前記移行元装置へ送信する送信手段をさらに備える請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記判定手段は、前記移行元装置から送信されてきた情報に基づき、前記情報変換機能を自装置が有しているかを判定する請求項7又は8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、ユーザにより設定された設定情報を保持する設定情報保持手段と、自装置についての情報である自装置情報を保持する自装置情報保持手段と、前記設定情報および前記自装置情報を外部に出力する出力手段と、を備える情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記出力手段は、前記自装置情報として、自装置の機種情報、自装置の世代情報、および、自装置に設定されているオプションについての情報の何れか1つ以上の情報を出力する請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記出力手段は、自装置が有するオプションに関してユーザが設定したオプション設定情報を含めて、前記設定情報の出力を行う請求項10又は11に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、自装置が有する情報を、情報の移行先となる移行先装置に対応した情報である変換後移行情報に変換する変換手段と、前記変換後移行情報および前記移行先装置についての情報を外部へ出力する出力手段と、を備える情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記出力手段は、自装置についての情報も外部へ出力する請求項13に記載の情報処理装置である。
請求項15に記載の発明は、情報の移行先となる移行先装置へ移行されうる移行情報であって複数種の移行先装置へ移行可能な当該移行情報を保持する移行情報保持手段と、前記移行先装置毎に生成された変換用情報であって前記移行情報を当該移行先装置の各々に対応した情報へ変換するのに用いられる当該変換用情報を保持する変換用情報保持手段と、前記移行情報および前記変換用情報を、外部へ出力する出力手段と、を備える情報処理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記出力手段は、自装置についての情報も外部へ出力する請求項15に記載の情報処理装置である。
請求項17に記載の発明は、移行元装置からの移行情報を取得するとともに、情報の移行先となる移行先装置毎に生成され当該移行情報を各移行先装置に対応した情報へ変換するのに用いる変換用情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された変換用情報に含まれる、自装置に対応した変換用情報を用い、前記移行情報を、自装置に対応した情報に変換する変換手段と、を備える情報処理装置である。
請求項18に記載の発明は、自装置が有する情報を、情報の移行先である移行先装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定機能と、前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、自装置が有する情報を前記移行先装置に対応した情報に変換する変換機能と、前記変換機能による変換処理が行われた情報を、自装置の外部に出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項19に記載の発明は、情報の移行元となる移行元装置が有する情報を、情報の移行先である自装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定機能と、前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、前記移行元装置からの情報を、自装置に対応した情報に変換する変換機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項20に記載の発明は、ユーザにより設定された設定情報を保持する設定情報保持機能と、自装置についての情報である自装置情報を保持する自装置情報保持機能と、前記設定情報および前記自装置情報を外部に出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項21に記載の発明は、自装置が有する情報を、情報の移行先となる移行先装置に対応した情報である変換後移行情報に変換する変換機能と、前記変換後移行情報および前記移行先装置についての情報を外部へ出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項22に記載の発明は、情報の移行先となる移行先装置へ移行されうる移行情報であって複数種の移行先装置へ移行可能な当該移行情報を保持する移行情報保持機能と、前記移行先装置毎に生成された変換用情報であって前記移行情報を当該移行先装置の各々に対応した情報へ変換するのに用いられる当該変換用情報を保持する変換用情報保持機能と、前記移行情報および前記変換用情報を、外部へ出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項23に記載の発明は、移行元装置からの移行情報を取得するとともに、情報の移行先となる移行先装置毎に生成され当該移行情報を各移行先装置に対応した情報へ変換するのに用いる変換用情報を取得する取得機能と、前記取得機能にて取得された変換用情報に含まれる、自装置に対応した変換用情報を用い、前記移行情報を、自装置に対応した情報に変換する変換機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項2の発明によれば、機種情報や世代情報に基づき、移行元装置および移行先装置の何れの装置に変換手段があるかを判別できる。
請求項3の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項4の発明によれば、移行先装置から送信されてきた情報に基づき、情報変換機能を自装置が有しているかを判定できる。
請求項5の発明によれば、移行先装置が情報変換機能を有している場合に、この移行先装置に対して、変換処理が行われていない情報を提供できる。
請求項6の発明によれば、移行先装置に対して、移行元装置についての情報を提供できる。
請求項7の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項8の発明によれば、移行元装置に対して、移行先装置についての情報を提供できる。
請求項9の発明によれば、移行元装置から送信されてきた情報に基づき、情報変換機能を自装置が有しているか否かを判定できる。
請求項10の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項11の発明によれば、移行元装置の機種情報、世代情報、および、オプションについての情報の何れか1つ以上の情報を、移行先装置に提供できる。
請求項12の発明によれば、移行元装置が有するオプションに関してユーザが設定したオプション設定情報を移行先装置に提供できる。
請求項13の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項14の発明によれば、情報の移行先となる装置に対して、情報の移行元となる装置についての情報を提供できる。
請求項15の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項16の発明によれば、情報の移行先となる装置に対して、情報の移行元となる装置についての情報を提供できる。
請求項17の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項18の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項19の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項20の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項21の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項22の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
請求項23の発明によれば、作業者が手動で変換処理を行う場合に比べ、装置間における情報の移行に要する作業者の負担を軽減することができる。
情報移行システムの全体構成を示した図である。 第1画像形成装置、第2画像形成装置のハードウエアの構成を示した図である。 情報移行システムの処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を説明する図である。 図4にて示した構成例にて実施される処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図6にて示した構成例にて実施される処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図8にて示した構成例にて行われる処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図10にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図12にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図14にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。 情報移行システムの他の構成例を示した図である。 図16にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の情報移行システム1の全体構成を示した図である。
情報移行システム1には、情報処理装置の一例としての、第1画像形成装置100および第2画像形成装置200が設けられている。第1画像形成装置100と第2画像形成装置200は、LAN(Local Area Network)などの通信回線300を介して互いに接続されている。
本実施形態では、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200との間で通信を行い、一方の画像形成装置に格納されている情報を他方の画像形成装置へ移行する。
画像形成装置を新たに購入等したときには、古い画像形成装置に格納されている各種の設定情報(古い画像形成装置にて、ユーザが設定した設定情報)(移行情報の一例)を、新しい画像形成装置に移行することがあるが、本実施形態の情報移行システム1は、この設定情報の移行に用いられる。
ここで、設定情報を単に移行しただけでは、機種の違いなどに起因して、新しい画像形成装置にて、移行した設定情報を利用出来なくなるおそれがある。
このため、本実施形態では、移行後の情報を、新しい画像形成装置にてより確実に利用できるようにするため、移行しようとする情報に対して、予め定められた変換処理を行い、新しい画像形成装置に対応した情報を生成する。そして、生成したこの情報を、新しい画像形成装置に格納する。
第1画像形成装置100と第2画像形成装置200は、同様の機能構成を有する。以下、第1画像形成装置100を一例に、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200の各々が有する各機能部を説明する。
第1画像形成装置100は、通信先アドレス入力部151を備える。通信先アドレス入力部151は、第1画像形成装置100の通信相手となる通信先の画像形成装置(本例では、第2画像形成装置200)を特定するための情報(IPアドレスなどの情報)(以下、「通信先アドレス情報」と称する)を取得する。
第1画像形成装置100には、タッチパネルなどのUI(ユーザインタフェース)120が設けられている。通信先アドレス入力部151は、このUI120を通じてユーザが入力した情報から、通信先アドレス情報を取得する。
そして、本実施形態では、通信先アドレス入力部151が取得した通信先アドレス情報は、通信先アドレス保持部161により保持される。
なお、通信先アドレス入力部151は、第1画像形成装置100に接続されたWebサーバ等から、通信先アドレス情報を取得してもよい。
ここで、ユーザが、PCを操作して通信先アドレス情報を入力し、PCにて入力されたこの通信先アドレス情報がWebサーバ等に格納される場合もあり、この場合、通信先アドレス入力部151は、このWebサーバ等から、通信先アドレス情報を取得する。
取得手段の一例のデータ取得部153は、通信相手となる通信先の装置(本例では、第2画像形成装置200)から送信されてきた情報を受信してこの情報を取得する。
変換手段の一例としてのデータ変換部154は、データ取得部153により取得された情報(第2画像形成装置200から取得した標準設定情報(後述)や、オプション設定情報(後述))や、第1画像形成装置100に格納されている情報(標準設定情報やオプション設定情報)に対して、予め定められた変換処理を行い、新たな情報を生成する。
データ変換部154により生成された新たな情報(変換処理が施された情報)は、出力手段、送信手段の一例としてのデータ送信部155によって相手先の装置(本例では、第2画像形成装置200)へ送信されたり、設定情報保持部163により保持されたりする。
データ変換ルール保持部162は、データ変換部154が変換処理に用いるデータ変換用ルール(変換用情報、変換用プログラム)を保持する。データ変換部154は、データ変換ルール保持部162が保持している変換用ルールを用いて、上記の変換処理を行う。
データ送信部155は、データ変換部154による変換処理が行われた情報や、データ変換部154による変換処理が行われていない情報を、相手先の装置(本例では、第2画像形成装置200)へ送信する。また、データ送信部155は、機種情報保持部164により保持されている機種情報(第1画像形成装置100の機種情報)を、相手先の装置へ送信する。
ここで、機種情報保持部164は、自装置(第1画像形成装置100)の機種情報を保持する。また、機種情報保持部164は、機種情報データベースとしての役割も有し、第1画像形成装置100が市場に発売された時点よりも前に発売された古い機種の機種情報を保持する。
さらに、第1画像形成装置100は、機種判定部156を備える。
機種判定部156は、データ取得部153にて取得された機種情報(相手先装置から送信されてきた機種情報(本例では、第2画像形成装置200の機種情報))に基づき、相手先の装置の機種を判別する。
また、機種判定部156は、相手先の装置と自装置の何れが新しいかを判定する。具体的には、機種判定部156は、相手先装置(本例では、第2画像形成装置200)から送信されてきた機種情報により特定される機種が機種情報保持部164に登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、相手先装置が自装置よりも古いと判定する。
データ移行指示受け付け部157は、ユーザからなされたデータの移行開始指示を受け付ける。
データの移行開始指示は、例えば、ユーザが、タッチパネルなどのUI120を操作することにより行われる。データ移行指示受け付け部157は、このUI120にてなされたデータの移行指示を、UI120から受け付ける。
また、その他に、Webサーバに接続されたPCにて、データの移行開始指示がなされる場合もあり、この場合、データ移行指示受け付け部157は、このWebサーバから、データの移行開始指示を受け付ける。
図2は、第1画像形成装置100、第2画像形成装置200のハードウエアの構成を示した図である。
第1画像形成装置100、第2画像形成装置200の各々は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)101、記憶手段であるメインメモリ102及び磁気記憶装置103を備える。
ここで、CPU101は、OS(Operating System)やアプリケーション等のプログラムを実行し、図1にて示した、通信先アドレス入力部151、データ取得部153、データ変換部154、データ送信部155、機種判定部156、データ移行指示受け付け部157の各種機能を実現する。
また、メインメモリ102は、プログラムやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域である。
磁気記憶装置103は、データを記憶する記憶領域である。
本実施形態では、この磁気記憶装置103により、図1にて示した通信先アドレス保持部161、データ変換ルール保持部162、設定情報保持部163、機種情報保持部164の各機能部が実現される。
ここで、上記のとおり、通信先アドレス保持部161は、通信先アドレス入力部151が取得した通信先アドレス情報を保持する。
また、変換用情報保持手段の一例としてのデータ変換ルール保持部162は、データ変換部154が変換処理に用いるデータ変換用ルール(変換用情報、変換用プログラム)を保持する。言い換えると、データ変換ルール保持部162は、移行情報を、移行先装置や自装置に対応した情報へ変換するのに用いられる変換用ルールを保持する。
より具体的には、本実施形態では、データ変換ルール保持部162は、複数種の画像形成装置毎に生成された変換用ルールを保持する(複数種の変換用ルールを保持する)。ここで、情報の移行先や情報の移動元となる装置は、第2画像形成装置200に限らず、他の画像形成装置が情報の移行先装置となったり情報の移行元装置となったりする。これに備え、本実施形態のデータ変換ルール保持部162には、複数種の変換用ルールが格納される。
また、移行情報保持手段、設定情報保持手段の一例として設定情報保持部163は、標準設定情報、オプション設定情報(詳細は後述)などを保持する。ここで、標準設定情報、オプション設定情報は、移行情報として捉えることができ、これらの情報は、必要に応じ、他の画像形成装置へ移行される。
自装置情報保持手段の一例としての機種情報保持部164は、自装置の機種情報を保持する。また、機種情報保持部164は、上述のとおり、自装置よりも古い機種の機種情報を保持する。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、第1画像形成装置100、第2画像形成装置200の各々は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)104、タッチパネル方式のディスプレイにより構成されるUI120を備える。さらに、第1画像形成装置100、第2画像形成装置200の各々は、画像形成部130を備える。画像形成部130は、電子写真方式やインクジェットヘッド方式を用いて、記録材の一例である用紙への画像形成を行う。
図3は、情報移行システム1の処理の流れを示したフローチャートである。
本実施形態の情報移行システム1では、まず、情報の移行先である一方の画像形成装置(以下、「移行先装置」と称する)がユーザにより操作され、この移行先装置の通信先アドレス入力部151が、他方の画像形成装置(情報の移行元の装置(以下、「移行元装置」と称する))の通信先アドレス情報を取得する(ステップ101)。
さらに、移行先装置のUI120がユーザにより操作され、移行先装置のデータ移行指示受け付け部157が、情報の移行開始指示を、ユーザから受け付ける(ステップ102)。
情報の移行開始指示を受け付けると、移行先装置のデータ送信部155が、移行元装置に対して、移行先装置の機種情報を送信するとともに、情報の取得要求を送信する(ステップ103)。そして、移行元装置が、移行先装置から送信されてきた機種情報、情報の取得要求を受信する。
次いで、移行元装置の機種判定部156が、移行先装置の機種情報(移行先装置から送信されてきた機種情報)に基づき、移行元装置(自装置)および移行先装置の何れの装置が新しいかを判定する(ステップ104)。
そして、移行元装置(自装置)の方が新しいと判定された場合(ステップ105にてYesと判定された場合)、移行元装置のデータ送信部155が、変換後の設定情報、および、移行元装置の機種情報を、移行先装置に送信する(ステップ106)。
ここで、本実施形態では、上記のとおり、移行元装置の機種判定部156により、移行元装置(自装置)および移行先装置の何れの装置が新しいかが判定される。言い換えると、判別手段として機能する機種判定部156により、移行元装置および移行先装置の何れの装置に、設定情報の変換機能があるかが判別される。
そして、上記のステップ105、ステップ106では、移行元装置に変換機能があると判別され、移行元装置にて設定情報の変換が行われ、移行元装置から移行先装置へ、変換後の設定情報等が送信される。
さらに説明すると、本実施形態では、機種判定部156は、判定手段としても機能し、移行元装置(自装置)が有する情報を、移行先装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているかを判定する。
そして、機種判定部156にて、情報変換機能を自装置が有していると判定された場合、データ変換部154が、自装置が有する情報を移行先装置に対応した情報に変換する。
具体的には、ステップ105にて、移行元装置の方が新しいと判定された場合、まず、移行元装置のデータ変換部154が、設定情報保持部163により保持されている設定情報に対して変換処理を行って、新たな設定情報を生成する。
付言すると、データ変換部154は、データ変換ルール保持部162に格納されている変換用ルールを用いて、設定情報に対する変換処理を行い、新たな設定情報を生成する。
そして、移行元装置のデータ送信部155(出力部の一例)は、生成されたこの新たな設定情報、および、移行元装置の機種情報を、移行先装置へ送信する(自装置の外部に出力する)。
一方、ステップ105にて、移行元装置が新しくないと判定された場合(移行先装置の方が新しいと判定された場合)(ステップ105にてNoと判定された場合)は、移行元装置では、設定情報の変換処理は行われない。
この場合、移行元装置のデータ送信部155は、変換処理を行っていない設定情報、および、移行元装置の機種情報を、移行先装置に送信する(ステップ107)。
その後、移行先装置が、移行元装置から送信されてきた設定情報、および、機種情報を受信する。
そして、移行先装置の機種判定部156は、移行元装置の機種情報(移行元装置から送信されてきた機種情報)に基づき、移行元装置および移行先装置の何れが新しいかを判定する(ステップ108)。
そして、移行先装置(自装置)の方が新しいと判定された場合(ステップ109にてYesと判定された場合)、移行先装置のデータ変換部154が、移行元装置から送信されてきた設定情報に対して変換処理を行って(ステップ110)、新たな設定情報を生成する。
より具体的には、データ変換部154は、データ変換ルール保持部162に格納されている変換用ルールを用いて、設定情報に対する変換処理を行い、新たな設定情報を生成する。そして、移行先装置の設定情報保持部163が、この新たな設定情報を保持する(ステップ112)。
ここで、移行先装置が有する機種判定部156も、判定手段としても機能し、この機種判定部156は、移行元装置の機種情報(移行元装置から送信されてきた機種情報)に基づき、移行元装置および移行先装置の何れが新しいかを判定する。言い換えると、移行元装置が有する情報を、自装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているかを判定する。
そして、機種判定部156にて、情報変換機能を自装置が有していると判定された場合、移行先装置のデータ変換部154が、移行元装置からの情報を、自装置に対応した情報に変換する(ステップ110)。
一方、ステップ109にて、移行先装置が新しくないと判定された場合(移行元装置の方が新しいと判定された場合)(ステップ109でNoと判定された場合)は、移行先装置では、設定情報の変換処理は行わない(ステップ111)。
この場合、移行先装置の設定情報保持部163は、移行元装置から送信されてきた設定情報(移行元装置にて変換処理が行われた設定情報)を、そのままの状態で保持する(ステップ112)。
ここで、移行元装置から移行先装置への情報の移行にあたっては、移行元装置と移行先装置との間で、機種が異なったり、世代が異なったり、設定されているオプションが異なったりする場合がある。
この場合、情報を単に移行しただけでは、移行先装置にて、この情報を活用できない事態が生じうる。このため、本実施形態では、移行先装置でも情報を活用できるようにするため、情報の変換処理を行う。
ここで、本実施形態における処理の前提として、新製品として販売された画像形成装置には、最新の変換用ルールを格納する。
具体的には、新製品として販売された画像形成装置には、この新製品としての画像形成装置と、古い世代の画像形成装置との間での情報の移行を可能にする変換用ルール(変換用情報)を格納する。
より具体的には、本実施形態では、新製品としての画像形成装置と、古い世代の画像形成装置との間での情報の移行を可能にする変換用ルールを、古い世代の画像形成装置の各々に対応させて多数種用意し、多数種用意したこの変換用ルールを、最新の画像形成装置に格納しておく。
これにより、古い世代の画像形成装置から新しい世代の画像形成装置への情報の移行を行えるようになる。また、新しい世代の画像形成装置から古い世代の画像形成装置への情報の移行も行えるようになる。
ここで、情報の移行は、古い世代の画像形成装置から新しい世代の画像形成装置へのみ行われるのではなく、新しい世代の画像形成装置から古い世代の画像形成装置へ行われる場合も想定され、この場合、古い世代の画像形成装置には、最新の変換用ルールが格納されておらず、古い世代の画像形成装置では、情報の変換処理を行えない。
付言すると、情報の移行作業の多くは、まず、移行元装置から移行先装置へ情報を移行した後、移行先装置を操作して、情報の移行処理をさらに進める。
かかる場合、移行先装置が古い世代の画像形成装置であると、移行先装置には、最新の変換用ルールが格納されておらず、情報の変換処理が行えない。
これに対し、本実施形態では、移行先装置が古い世代の装置であっても、情報の移行処理を行える。
本実施形態では、上記のステップ105、ステップ106にて説明した通り、移行元装置が新しい世代の装置である場合、移行先装置ではなく、最新の変換用ルールを有している移行元装置にて、設定情報の変換を行う。
そして、変換処理が済んだ設定情報を、古い世代の装置である移行先装置へ送信する。これにより、世代が古く、最新の変換用ルールを有していない移行先装置でも、移行元装置にて設定されていた設定情報の活用を行える。
図4は、情報移行システム1の他の構成例を説明する図である。
上記では、機種情報に基づき、移行元装置および移行先装置のうちの何れの装置が新しいかを判定し、新しい方の装置で、設定情報の変換を行った。
ところで、これに限らず、機種情報以外の情報を用いて、変換処理を行う装置を決定してもよい。また、変換を行う対象も、基本的な設定情報に限らず、オプションに関する設定情報であってもよい。
図4に示す構成例では、図中左側に位置する装置が移行元装置となっており、図中右側に位置する装置が移行先装置となっている。
また、図4に示す構成例では、移行元装置の世代と、移行先装置の世代とが異なっており、移行先装置の世代の方が、移行元装置の世代よりも新しくなっている。そして、この構成例では、世代がより新しい移行先装置の方に、より多くの種類の変換用ルールが格納されている。
ここで、世代が新しいか否かは、例えば、各画像形成装置に格納されているデバイスコントローラプログラムに基づき判断される。
移行元装置の世代と移行先装置の世代とが同一であるとは、例えば、移行元装置および移行先装置の各々に格納されているデバイスコントローラプログラムが同じであることを指す。また、移行元装置の世代と移行先装置の世代とが異なるとは、移行元装置および移行先装置の各々に格納されているデバイスコントローラプログラムが異なり、一方のデバイスコントローラプログラムの方が、他方のデバイスコントローラプログラムよりも新しいことを指す。
さらに、この構成例では、移行元装置、移行先装置の各々に設けられたデータ変換部154(図4では不図示)は、上記と同様、設定情報の変換機能を有する。
ここで、設定情報としては、例えば、基本設定情報やオプション設定情報が挙げられる。
基本設定情報とは、画像形成装置が有する基本機能に関して設定された設定情報を指す。基本設定情報の具体例としては、FAXの宛先名や、FAX番号、Eメールアドレスなどが挙げられる。
また、オプション設定情報とは、各画像形成装置が個別に有するオプションに応じてユーザにより設定される情報を指す。
ここで、本構成例では、移行元装置、移行先装置の各々に設けられた機種情報保持部164(図4では不図示)は、自装置の「世代」についての情報(デバイスコントローラプログラムの世代についての情報)(以下、「世代情報」と称する)を保持している。
また、移行元装置、移行先装置の各々に設けられた機種情報保持部164は、自装置にオプションが設定されているか否かの情報や、設定されているオプションの種類についての情報(「オプション詳細情報」と称する)を保持している。
図5は、図4にて示した構成例にて実施される処理の流れを示したフローチャートである。
この構成例では、まず、ユーザが、移行先装置のUI120等を操作し、データ移行の開始指示を行う(ステップ201)。そして、移行先装置のデータ取得部153が、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報を取得する(ステップ202)。
より具体的には、世代情報、オプション詳細情報を取得するにあたっては、まず、移行先装置が移行元装置に対して、情報の取得要求を送信する。
これにより、移行元装置から移行先装置に対して、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報が送信される。そして、移行先装置が、この世代情報、オプション詳細情報を受信して、世代情報、オプション詳細情報を取得する。
次いで、移行先装置は、移行元装置から取得した世代情報と、自装置の世代情報とに基づき、自装置の世代の方が新しいかを判定する。
そして、移行先装置は、自装置の世代の方が新しいと判定した場合、移行元装置から、標準設定情報およびオプション設定情報を取得する(ステップ203)。
具体的には、移行先装置は、移行元装置に対して情報の取得要求を行い、これにより、移行元装置から、標準設定情報およびオプション設定情報が送信されてくる。移行先装置は、送信されてきたこの標準設定情報およびオプション設定情報を受信する。
その後、移行先装置は、自装置の世代と移行元装置の世代の何れが新しいかを再び判定する。そして、本構成例の場合、移行先装置の方が新しいと判定される。
次いで、移行先装置のデータ変換部154が、移行元装置から送信されてきた標準設定情報の変換処理を行う(ステップ204)。その後、移行先装置の設定情報保持部163が、変換処理が施されたこの標準設定情報を保持する(移行先装置に対してこの標準設定情報が設定される)。以後、移行先装置では、変換処理が施されたこの標準設定情報が用いられて各種の処理が行われる。
さらに、移行先装置は、自装置のオプション詳細情報と、移行元装置のオプション詳細情報(移行元装置から送信されてきたオプション詳細情報)とを比較し、オプション設定情報の変換が必要であるか否かを判定する。
そして、自装置のオプション詳細情報と、移行元装置のオプション詳細情報とが異なっており、変換が必要であると判定した場合、データ変換部154が、オプション設定情報(移行元装置から送信されてきたオプション設定情報)の変換処理を行い(ステップ205)、新たなオプション設定情報を生成する。そして、この新たなオプション設定情報は、設定情報保持部163により保持される(移行先装置に対してオプション設定情報が設定される)。
ここで、標準設定情報やオプション設定情報の変換処理の具体例を説明する。
標準設定情報やオプション設定情報の変換にあたっては、例えば、画像形成装置毎に個別に設定される個々の値の値域を変更する。また、例えば、画像形成装置毎に個別に設定される情報に対して、新たな情報を付加したり、情報の一部を削除したりする。
また、標準設定情報やオプション設定情報の変換にあたっては、例えば、データ間の関係(構造)を変更する。より具体的には、例えば、宛先と短縮番号の関連付けが「1対1」であったものを、「1対N」に変更するなど、データ間の関係を変更する。
また、標準設定情報やオプション設定情報の変換にあたっては、例えば、データフォーマットを変更する。
図6は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。図7は、図6にて示した構成例にて実施される処理の流れを示したフローチャートである。
図6に示すように、この構成例では、移行先装置の方が旧世代となっており、移行元装置の方が新世代となっている。
この処理でも、まず、ユーザが移行先装置を操作し、データ移行の開始指示を行う(ステップ301)。これにより、移行先装置が、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報を取得する(ステップ302)。
具体的には、上記と同様、移行先装置から移行元装置に対して、情報の取得要求が送信され、これにより、移行元装置から移行先装置に対して、世代情報、オプション詳細情報が送信される。そして、移行先装置が、この世代情報、オプション詳細情報を受信する。
次いで、移行先装置が、自装置の世代情報と移行元装置から取得した世代情報とに基づき、自装置の世代の方が新しいかを判定する。そして、この構成例では、移行先装置の方が古い世代であると判定される(移行元装置の方が新しい世代であると判定される)。
そして、この場合、移行先装置は、自身の世代情報、オプション詳細情報を移行元装置に送信するとともに(ステップ303)、情報の取得要求を送信する。
その後、移行元装置は、自装置の世代情報と、移行先装置から取得した世代情報とに基づき、自装置の方が、世代が新しいかを判定する。そして、この処理例では、移行元装置は、自装置の方が、世代が新しいと判定する。
この場合、移行元装置のデータ変換部154が、自装置(の設定情報保持部163)に格納されている標準設定情報の変換処理を行う(ステップ304)。付言すると、データ変換部154は、変換処理を行い、旧世代の装置である移行先装置でも用いることができる標準設定情報を生成する。
さらに、移行元装置は、オプション設定情報(自装置に格納されているオプション設定情報)の変換が必要であるかを判定する。
具体的には、移行元装置は、自装置のオプション詳細情報と、移行先装置から送信されてきたオプション詳細情報(移行先装置のオプション詳細情報)とを比較し、オプション設定情報の変換が必要であるかを判定する。
そして、変換が必要であると判定された場合、移行元装置のデータ変換部154が、オプション設定情報の変換処理を行い(ステップ305)、新たなオプション設定情報(移行先装置で用いることができるオプション設定情報)を生成する。
その後、変換処理が行われた標準設定情報およびオプション設定情報が、移行元装置から移行先装置へ送信される(ステップ306)。
そして、移行先装置では、この標準設定情報、オプション設定情報が受信され、次いで、設定情報保持部163が、この標準設定情報およびオプション設定情報を保持する(移行先装置に対して、変換後の標準設定情報およびオプション設定情報が格納される)。
図8は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例では、ツールやクラウドにより構成される中継装置500を介して、移行元装置と移行先装置とが接続される。ここで、ツールは、例えば、PC(Personal Computer)により構成される。また、クラウドは、例えばサーバ装置により構成される。
また、図8にて示すこの構成例では、移行先装置の方が新世代であり、移行元装置の方が旧世代である。
移行元装置から移行先装置への情報の移行にあたっては、図4等にて示したように、移行元装置から移行先装置へ直接情報を移行してもよいし、本構成例のように、PCなどの中継装置500を介して、移行元装置から移行先装置へ情報を移行してもよい。
図9は、図8にて示した構成例にて行われる処理の流れを示したフローチャートである。
この処理では、まず、ユーザが中継装置500に対して、データ移行の開始指示を行う(ステップ401)。
次いで、中継装置500が、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報、および、移行先装置の世代情報、オプション詳細情報を取得する。
さらに、中継装置500は、取得した世代情報に基づき、移行元装置、移行先装置の何れの装置が、世代が新しい装置であるかを判定する(ステップ402)。言い換えると、この場合、中継装置500は、判別手段として機能し、移行元装置、移行先装置の何れの装置に、情報の変換機能があるかを判別する。そして、この例では、移行先装置が、世代が新しい装置であると判定される(移行先装置に、情報の変換機能があると判別される)。
次いで、中継装置500は、旧世代の装置である移行元装置から、世代情報、オプション詳細情報、標準設定情報、および、オプション設定情報を取得して、これらの情報を、移行先装置へ送信する(ステップ403)。
そして、移行先装置は、送信されてきた世代情報に基づき、移行元装置の世代と自装置の世代の何れが新しいかを判定する。そして、この例では、移行先装置の方が新しい世代であると判定される。
その後、移行先装置のデータ変換部154が、中継装置500から送信されてきた標準設定情報(移行元装置にて設定されていた標準設定情報)の変換処理を行う(ステップ404)。付言すると、データ変換部154は、新しい世代の装置である移行先装置でも機能する標準設定情報となるように、標準設定情報の変換処理を行う。
また、移行先装置では、移行元装置のオプション詳細情報(中継装置500を介して移行元装置から送信されてきたオプション詳細情報)と、自装置のオプション詳細情報とを比較し、オプション設定情報(移行元装置にて設定されていたオプション設定情報)の変換が必要であるか否かを判定する。
そして、変換が必要であると判定された場合、移行先装置にて、オプション設定情報(移行元装置から送信されてきたオプション設定情報)の変換処理が行われ(ステップ405)、新たなオプション設定情報が生成される。言い換えると、移行先装置でも機能するオプション設定情報が生成される。
その後、移行先装置の設定情報保持部163によって、変換処理が済んだ標準設定情報、オプション設定情報が保持される。
図10は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例でも、上記と同様、中継装置500を介して、移行元装置と移行先装置とが接続される。また、この構成例では、移行元装置の方が新世代であり、移行先装置の方が旧世代である。
図11は、図10にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
この処理でも、まず、ユーザが中継装置500に対して、情報移行の開始指示を行う(ステップ501)。これにより、中継装置500が、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報、および、移行先装置の世代情報、オプション詳細情報を取得する。さらに、中継装置500は、いずれの装置が新世代の装置であるかを判定する(ステップ502)。この例では、移行元装置が新世代の装置であると判定される。
次いで、中継装置500は、移行先装置の世代情報、オプション詳細情報を、移行元装置へ送信する(ステップ503)。
そして、移行元装置は、送信されてきた世代情報に基づき、自装置の世代と移行先装置の世代の何れが新しいかを判定する。そして、この構成例では、移行元装置の方が新しい世代の装置であると判定される。
そして、この場合、移行元装置のデータ変換部154が、自装置にて設定されている標準設定情報(設定情報保持部163により保持されている標準設定情報)の変換処理を行う(ステップ504)。
言い換えると、古い世代の装置である移行先装置でも機能する標準設定情報となるように、標準設定情報の変換処理を行う。
また、移行元装置では、自装置のオプション詳細情報と、移行先装置のオプション詳細情報(中継装置500を介して移行先装置から送信されてきたオプション詳細情報)とを比較し、オプション設定情報の変換が必要であるか否かを判定する。
そして、変換が必要であると判定された場合、オプション設定情報の変換処理が行われて(ステップ505)、新たなオプション設定情報(旧世代の移行先装置にて用いることができるオプション設定情報)が生成される。
その後、移行元装置のデータ送信部155によって、変換処理が済んだ標準設定情報、オプション設定情報が中継装置500に送信され(ステップ506)、さらに、中継装置500によって、これらの情報が移行先装置へ送信される(ステップ507)。そして、移行先装置の設定情報保持部163によって、これらの情報が保持される。
より詳細には、この処理例では、変換処理が済んだ標準設定情報、オプション設定情報が、中継装置500を介して移行先装置へ送信されると、移行先装置では、標準設定情報、オプション設定情報の変換が必要であるか否かの確認処理が行われる。
ここで、この例では、変換処理が既に済んでいることが確認され、移行先装置では、変換処理が行われず、移行元装置から送信されてきた標準設定情報、オプション設定情報は、そのままの状態で、移行先装置に格納される。
図12は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例では、上記と同様、中継装置500を介して、移行元装置から移行先装置への情報の移行が行われる。また、この構成例では、移行元装置の方が新世代であり、移行先装置の方が旧世代である。
さらに、この構成例では、中継装置500に対して移行元装置がまず接続され、移行元装置から中継装置500へ情報の移行が行われる。
そして、移行元装置と中継装置500との接続が解除された後、中継装置500に対して、第3画像形成装置(以下、「新規装置」と称する)が接続され、中継装置500から新規装置へ、情報の移行が行われる(移行先装置ではなく、新規装置へ、情報の移行が行われる)。
より具体的には、この構成例では、当初、移行元装置と中継装置500との接続が解除された後、中継装置500に移行先装置を接続し、移行先装置への情報の移行を行う予定であったが、この移行が取り止めとなった場合を例示している。
そして、この例では、移行先装置に替わり、新規装置が接続され、この新規装置に対して、情報が移行される。
さらに、この構成例では、新規装置が、外部ネットワークであるクラウド800(サーバ装置)(メーカのサイト等)に接続可能となっている。また、この構成例では、このクラウド800から、新規装置に対して、変換処理のための変換用ルールをダウンロードできるようになっている。
ここで、情報の移行にあたっては、図4等にて示したとおり、移行元装置と移行先装置の2台の装置を並べ、さらに、移行元装置と移行先装置とを直接接続して、情報の移行を行うことが考えられる。
ところで、設置スペースの関係上、2台の装置を並べて配置することが困難な場合もある。このような場合は、上記のとおり、まず、移行元装置から中継装置500へ情報を移行する。その後、移行元装置と中継装置500との接続を解除し、移行元装置を撤去する。次いで、移行先装置を設置し、中継装置500から移行先装置へ情報を移行する。
ところで、当初は、移行先装置への情報の移行を行う予定であったとしても、ユーザの事情等により、移行先装置とは異なる上記新規装置への移行に切り替えられる場合もあり得る。この場合、次の処理が実行される。
図13は、図12にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
この処理でも、まず、ユーザが中継装置500に対して、データ移行の開始指示を行う(ステップ601)。これにより、中継装置500が、移行元装置の世代情報、オプション詳細情報を取得する。
なお、この際、中継装置500には、移行先装置、新規装置は接続されていない。このため、この構成例では、データ移行の開始指示を中継装置500に対して行う際、ユーザは、移行先装置の機種情報を中継装置500に入力する。
付言すると、この例では、データ移行の開始時点では、データの移行先は、移行先装置が予定されており、中継装置500には、移行先装置の機種情報が入力される。
その後、この構成例では、中継装置500が、移行元装置の機種情報と移行先装置の機種情報とに基づき、移行元装置の方が新世代の装置であると判定する(ステップ602)。
そして、中継装置500は、移行元装置に対して、移行先装置の機種情報を送信するとともに、情報の取得要求を送信する。
そして、移行元装置は、中継装置500から送信されてきた機種情報(移行先装置の機種情報)に基づき、自装置の世代の方が新しいと判定し、上記と同様に、標準設定情報の変換を行う(ステップ603)。
また、移行元装置は、自装置のオプション詳細情報と、中継装置500から送信されてきたオプション詳細情報(移行先装置のオプション詳細情報)とに基づき、オプション設定情報の変換が必要かを判断し、変換が必要であると判断した場合には、オプション設定情報の変換を行う(ステップ604)。
付言すると、この構成例では、変換手段として機能するデータ変換部154が、自装置が有する情報(標準設定情報、オプション設定情報)を、情報の移行先となる移行先装置に対応した情報である変換後移行情報に変換する。
そして、移行元装置は、中継装置500に対し、自身の機種情報、移行先装置の機種情報、変換処理済みの標準設定情報、オプション設定情報を送信する(ステップ605)。
言い換えると、移行元装置は、自装置についての情報、移行先装置についての情報、および、変換後移行情報(変換処理済みの標準設定情報、オプション設定情報)、を、外部装置である中継装置500へ出力する。
そして、中継装置500は、これらの情報を受信するとともに、移行先装置が中継装置500に接続されるまで、これらの情報を保持しておく。
ここで、この構成例では、上記のとおり、移行先装置への情報の移行は取り止めとなり、新規装置が中継装置500に接続される。言い換えると、当初の予定とは異なる画像形成装置が、中継装置500に接続される。
そして、この構成例では、この新規装置(当初の予定とは異なる画像形成装置)に対して情報の移行が行われる。
新規装置への情報の移行にあたっては、まず、中継装置500に対して新規装置が接続される。その後、中継装置500が、新規装置に対して、保持している上記の情報(移行元装置の機種情報、移行先装置の機種情報、変換処理済みの標準設定情報、オプション設定情報)を送信する(ステップ606)。そして、新規装置は、これらの情報を受信する。
ここで、新規装置に送信された標準設定情報、オプション設定情報は、移行先装置に対応した情報であり、新規装置には対応していない。
このため、この構成例では、中継装置500から新規装置に送信された標準設定情報、オプション設定情報を、新規装置に対応した標準設定情報、オプション設定情報に変換する。
具体的には、まず、新規装置は、自装置に送信されてきた情報に含まれている、移行先装置の機種情報に基づき、自装置に送信されてきた情報が、移行先装置向けの情報であることを確認する。
そして、新規装置は、移行先装置に対応した情報を、自装置に対応した情報に変換するための変換用ルールを有しているか否かを判定する。
ここで、新規装置の方が移行先装置よりも世代が新しい場合には、新規装置にて情報の変換を行えるが、新規装置の方が移行先装置よりも世代が古い場合には、新規装置に、変換用ルールが格納されておらず、情報の変換を行えない。
この構成例では、新規装置の方が移行先装置よりも世代が古く、新規装置が変換用ルールを有していない場合を想定する。
この場合、新規装置は、外部ネットワーク上のクラウド800から、変換用ルールをダウンロードする(取得する)(ステップ607)。
具体的には、新規装置は、移行先装置に対応した情報(標準設定用情報、オプション設定情報)を、自装置に対応した情報に変換するための変換用ルールを、クラウドからダウンロードする。
より具体的には、新規装置は、例えば、自装置の機種情報、自装置のオプション詳細情報、移行先装置の機種情報、移行先装置のオプション詳細情報をクラウドに送信する。
これに応じて、クラウドから新規装置に対して、変換用ルールが送信され、新規装置は、この変換用ルールを受信(取得)する。
その後、新規装置は、取得したこの変換用ルールを用いて、中継装置500から送信されてきた標準設定情報、オプション設定情報(移行先装置に対応した標準設定情報、オプション設定情報)の変換処理を行い(ステップ608)、新規装置に対応した標準設定情報、オプション設定情報を生成する。そして、新規装置の設定情報保持部163が、変換後の情報(新規装置に対応した標準設定情報、オプション設定情報)を保持する。
なお、この構成例では、クラウド800から変換用ルールを取得する場合を例示したが、新規装置が移行元装置に接続可能であり、さらに、移行元装置が変換用ルールを有している場合には、新規装置は、移行元装置から変換用ルールを取得してもよい。
また、この構成例では、新規装置が変換ルールをクラウドからダウンロードして、新規装置が、標準設定情報、オプション設定情報の変換処理を行う場合を説明したが、この変換処理はクラウド800上で行い、新規装置は、変換処理が行われた標準設定情報、オプション設定情報をクラウド800から受信してもよい。
より具体的には、この場合、新規装置は、自装置の機種情報、自装置のオプション詳細情報、移行先装置の機種情報、移行先装置のオプション詳細情報、移行元装置から得た標準設定情報、移行元装置から得たオプション設定情報をクラウド800に送信する。
そして、クラウド800が、これらの情報を元に、標準設定情報、オプション設定情報を、新規装置に対応した標準設定情報、オプション設定情報に変換する。そして、新規装置は、クラウドから、変換後の標準設定情報、オプション設定情報を受信する。
図14は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例でも、上記と同様、中継装置500を介して、移行元装置から移行先装置への情報の移行が行われる。また、この構成例では、移行先装置の方が新世代であり、移行元装置の方が旧世代である。
さらに、この構成例では、上記と同様に、中継装置500に対して移行元装置がまず接続され、移行元装置から中継装置500へ情報が移行される。
そして、移行元装置と中継装置500との接続が解除された後、中継装置500に対して、移行先装置が接続され、中継装置500から移行先装置へ、情報の移行が行われる。
図15は、図14にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
この処理でも、まず、ユーザが、中継装置500に対して、データ移行の開始指示を行う(ステップ701)。なお、この際、中継装置500には、移行先装置は接続されていない。
その後、中継装置500が、移行元装置に対して情報の取得要求を行う。
そして、移行元装置は、自身が有する標準設定情報、オプション設定情報を中継装置500に送信し、また、自身の機種情報(自装置についての情報)、オプション詳細情報を中継装置500に送信する(ステップ702)。
さらに、移行元装置は、これらの情報とともに、移行先装置となり得る画像形成装置の各々に対応した変換用ルールを中継装置500に送信する(ステップ703)。
言い換えると、移行元装置は、移行先装置となりうる複数種の画像形成装置毎に生成された変換用ルールを中継装置500に送信する。付言すると、移行元装置には、標準設定情報等を変換するための変換用ルールであって各移行先装置に対応した変換用ルールが複数格納されているが、移行元装置は、これらの変換用ルールも中継装置500に送信する。
そして、中継装置500は、標準設定情報、オプション設定情報、機種情報、オプション詳細情報、変換用ルールを受信すると、移行先装置が中継装置500に接続されるまで、これらの情報を保持する。
そして、中継装置500は、移行先装置が中継装置500に接続されると、これらの情報を移行先装置に送信する(ステップ704)。
そして、移行先装置は、これらの情報を受信(取得)すると、自装置の機種情報、オプション詳細情報、および、移行元装置の機種情報、オプション詳細情報に基づき、標準設定情報、オプション設定情報の変換処理が必要であるかを判断する。
そして、変換処理が必要であると判断した場合、中継装置500を介して移行元装置から送信されてきた複数の変換用ルールの中から、自装置に対応した変換用ルールを抽出する(ステップ705)。
より具体的には、移行元装置の方が移行先装置よりも世代が新しい装置である場合、移行元装置から送信されてきた変換用ルールの中に、移行先装置に対応した変換用ルールが含まれており、移行先装置は、移行先装置に対応した変換用ルールを抽出する。
さらに具体的には、移行先装置は、自装置の機種情報、オプション詳細情報、および、移行元装置の機種情報、オプション詳細情報等に基づき、自装置に対応した変換用ルールを抽出する。
そして、移行先装置は、抽出したこの変換用ルールを用いて、標準設定情報、オプション設定情報(中継装置500を介して移行元装置から送信されてきた標準設定情報、オプション設定情報)の変換処理を行う(ステップ706)。そして、移行先装置の設定情報保持部163が、変換処理が行われた標準設定情報、オプション設定情報を保持する。
図14、図15にて示した構成例では、移行先装置が未確定であったとしても、移行先装置への情報の移行を行える。また、図12にて示したように、当初の予定とは異なる新規装置への情報の移行が急遽行われるようになっても、この新規装置が移行元装置よりも古い世代の装置であるならば、変換用ルールの上記抽出が可能になり、この新規装置への情報の移行を行える。
なお、移行先装置の世代の方が、移行元装置の世代よりも新しい場合には、移行元装置から送信されてきた変換用ルールの中に、移行先装置に対応した変換用ルールが無いことになる。この場合、移行先装置の方が新しいため、移行先装置に変換用ルールが既に格納されており、移行先装置での情報の変換には、移行先装置自身が有している変換用ルールが用いられる。
図16は、情報移行システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例でも、移行元装置、移行先装置が設けられている。ここで、この構成例では、移行元装置、移行先装置の何れが新しい世代であるかは、デバイスコントローラプログラムのバージョンを用いて判断する。
ここで、世代が古い装置であっても、デバイスコントローラプログラムのバージョンを更新することで、デバイスコントローラプログラムは最新となり、この場合、デバイスコントローラプログラムを更新後の画像形成装置は、実質的に、世代が新しい装置となる。
図17は、図16にて示した構成例にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
この処理では、まず、ユーザが、移行先装置を操作し、データ移行の開始指示を行う(ステップ801)。次いで、移行先装置が、移行元装置のデバイスコントローラプログラムのバージョン情報、移行元装置のオプション詳細情報を取得する(ステップ802)。
具体的には、上記と同様に、移行先装置は、移行元装置に対して、情報の取得要求を送信する。これにより、移行元装置から、デバイスコントローラプログラムのバージョン情報、オプション詳細情報が送信され、移行先装置は、移行元装置のデバイスコントローラプログラムのバージョン情報、オプション詳細情報を取得する。
次いで、移行先装置では、自装置のデバイスコントローラプログラムのバージョンと、移行元装置から取得したバージョン情報とに基づき、自装置のデバイスコントローラプログラムのバージョンの方が新しいかを判定する(ステップ803)。
この構成例では、自装置(移行先装置)のバージョンの方が新しいと判定される。
その後、移行先装置は、移行元装置から、標準設定情報、オプション設定情報を取得する(ステップ804)。より具体的には、移行先装置は、移行元装置に対して、情報の取得要求を行い、これに応じて、移行元装置から、標準設定情報、オプション設定情報が送信されてくる。そして、移行先装置は、この標準設定情報、オプション設定情報を受信する。
次いで、移行先装置は、確認のため、自身のバージョンと移行元装置のバージョンの何れが新しいかを再び判定する。そして、本実施形態では、自装置(移行先装置)のバージョンの方が新しいと判定される。
その後、移行先装置のデータ変換部154が、移行元装置から送信されてきた標準設定情報の変換処理を行う(ステップ805)。その後、設定情報保持部163が、変換処理が施されたこの標準設定情報を保持する。
さらに、移行先装置は、自装置のオプション詳細情報と、移行元装置から送信されてきたオプション詳細情報とを比較し、オプション設定情報の変換が必要であるか否かを判定する。そして、変換が必要であると判定した場合、移行先装置にて、オプション設定情報の変換処理が行われて(ステップ806)、新たなオプション設定情報が生成される。生成されたこの新たなオプション設定情報は、設定情報保持部163により保持される。
1…情報移行システム、100…第1画像形成装置、153…データ取得部、154…データ変換部、155…データ送信部、156…機種判定部、162…データ変換ルール保持部、163…設定情報保持部、164…機種情報保持部、200…第2画像形成装置、500…中継装置

Claims (23)

  1. 情報の移行元である移行元装置と、
    前記移行元装置からの情報が移行される移行先装置と、
    前記移行元装置が有する情報を、前記移行先装置に対応した情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段が前記移行元装置および前記移行先装置の何れの装置にあるかを判別する判別手段と、
    を備え、
    前記変換手段が前記移行元装置にある場合、当該移行元装置にて情報の変換処理を行って、変換処理後の情報を前記移行先装置へ送信し、
    前記変換手段が前記移行先装置にある場合、当該移行先装置にて、前記移行元装置からの情報の変換処理を行う情報移行システム。
  2. 前記判別手段は、前記移行元装置および前記移行先装置の機種情報、および、当該移行元装置および当該移行先装置の世代情報の少なくとも一方の情報に基づき、当該移行元装置および当該移行先装置の何れの装置に、前記変換手段があるかを判別する請求項1に記載の情報移行システム。
  3. 自装置が有する情報を、情報の移行先である移行先装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定手段と、
    前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、自装置が有する情報を前記移行先装置に対応した情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換処理が行われた情報を、自装置の外部に出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記移行先装置から送信されてきた情報に基づき、前記情報変換機能を自装置が有しているかを判定する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段は、前記情報変換機能を自装置が有していない場合、前記変換手段による変換処理が行われていない情報を、自装置の外部に出力する請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力手段は、自装置についての情報も、自装置の外部に出力する請求項3乃至5の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 情報の移行元となる移行元装置が有する情報を、情報の移行先である自装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定手段と、
    前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、前記移行元装置からの情報を、自装置に対応した情報に変換する変換手段と、
    を備える情報処理装置。
  8. 自装置についての情報を前記移行元装置へ送信する送信手段をさらに備える請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記移行元装置から送信されてきた情報に基づき、前記情報変換機能を自装置が有しているかを判定する請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. ユーザにより設定された設定情報を保持する設定情報保持手段と、
    自装置についての情報である自装置情報を保持する自装置情報保持手段と、
    前記設定情報および前記自装置情報を外部に出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  11. 前記出力手段は、前記自装置情報として、自装置の機種情報、自装置の世代情報、および、自装置に設定されているオプションについての情報の何れか1つ以上の情報を出力する請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記出力手段は、自装置が有するオプションに関してユーザが設定したオプション設定情報を含めて、前記設定情報の出力を行う請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. 自装置が有する情報を、情報の移行先となる移行先装置に対応した情報である変換後移行情報に変換する変換手段と、
    前記変換後移行情報および前記移行先装置についての情報を外部へ出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  14. 前記出力手段は、自装置についての情報も外部へ出力する請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 情報の移行先となる移行先装置へ移行されうる移行情報であって複数種の移行先装置へ移行可能な当該移行情報を保持する移行情報保持手段と、
    前記移行先装置毎に生成された変換用情報であって前記移行情報を当該移行先装置の各々に対応した情報へ変換するのに用いられる当該変換用情報を保持する変換用情報保持手段と、
    前記移行情報および前記変換用情報を、外部へ出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  16. 前記出力手段は、自装置についての情報も外部へ出力する請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 移行元装置からの移行情報を取得するとともに、情報の移行先となる移行先装置毎に生成され当該移行情報を各移行先装置に対応した情報へ変換するのに用いる変換用情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得された変換用情報に含まれる、自装置に対応した変換用情報を用い、前記移行情報を、自装置に対応した情報に変換する変換手段と、
    を備える情報処理装置。
  18. 自装置が有する情報を、情報の移行先である移行先装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定機能と、
    前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、自装置が有する情報を前記移行先装置に対応した情報に変換する変換機能と、
    前記変換機能による変換処理が行われた情報を、自装置の外部に出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  19. 情報の移行元となる移行元装置が有する情報を、情報の移行先である自装置に対応した情報に変換する情報変換機能を自装置が有しているか判定する判定機能と、
    前記情報変換機能を自装置が有していると判定された場合に、前記移行元装置からの情報を、自装置に対応した情報に変換する変換機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  20. ユーザにより設定された設定情報を保持する設定情報保持機能と、
    自装置についての情報である自装置情報を保持する自装置情報保持機能と、
    前記設定情報および前記自装置情報を外部に出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  21. 自装置が有する情報を、情報の移行先となる移行先装置に対応した情報である変換後移行情報に変換する変換機能と、
    前記変換後移行情報および前記移行先装置についての情報を外部へ出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  22. 情報の移行先となる移行先装置へ移行されうる移行情報であって複数種の移行先装置へ移行可能な当該移行情報を保持する移行情報保持機能と、
    前記移行先装置毎に生成された変換用情報であって前記移行情報を当該移行先装置の各々に対応した情報へ変換するのに用いられる当該変換用情報を保持する変換用情報保持機能と、
    前記移行情報および前記変換用情報を、外部へ出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  23. 移行元装置からの移行情報を取得するとともに、情報の移行先となる移行先装置毎に生成され当該移行情報を各移行先装置に対応した情報へ変換するのに用いる変換用情報を取得する取得機能と、
    前記取得機能にて取得された変換用情報に含まれる、自装置に対応した変換用情報を用い、前記移行情報を、自装置に対応した情報に変換する変換機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。

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