JP2014052751A - プロキシを使用したネットワーク印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置は多くの印刷設定機能を持ち、クラウドプリントなどの印刷サービス上からはそれらの一部は設定できない。
【解決手段】印刷システムに、ジョブチケットを取得し保存する設定情報保存手段と、ダウンロードを実行する主体を判断する判定手段と、前記ダウンロードの主体にダウンロード要求を送信する送信手段を持ち、印刷設定を前記画像形成装置の代理として受け付ける設定プロキシと、外部から要求を受信する受信手段と、前記印刷サービスから印刷ジョブをダウンロードする手段と、印刷要求を作成する手段と、前記印刷要求を送信する手段を持ち、印刷ジョブを前記画像形成装置の代理で受信するダウンロードプロキシと、外部から要求を受信する受信手段と、前記印刷ジョブを印刷サービスからダウンロードする手段と、前記印刷ジョブを印刷する印刷手段を持つ画像形成装置、を用意した。
【選択図】 図5
【解決手段】印刷システムに、ジョブチケットを取得し保存する設定情報保存手段と、ダウンロードを実行する主体を判断する判定手段と、前記ダウンロードの主体にダウンロード要求を送信する送信手段を持ち、印刷設定を前記画像形成装置の代理として受け付ける設定プロキシと、外部から要求を受信する受信手段と、前記印刷サービスから印刷ジョブをダウンロードする手段と、印刷要求を作成する手段と、前記印刷要求を送信する手段を持ち、印刷ジョブを前記画像形成装置の代理で受信するダウンロードプロキシと、外部から要求を受信する受信手段と、前記印刷ジョブを印刷サービスからダウンロードする手段と、前記印刷ジョブを印刷する印刷手段を持つ画像形成装置、を用意した。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ネットワーク印刷システムの制御方法およびプログラムに関する。
従来のネットワーク印刷システムではクライアントからネットワーク上の画像形成装置に対して印刷を行う場合、それぞれの画像形成装置に固有の印刷ドライバを使用して印刷を行っていた。近年、ネットワーク上のサーバにアプリケーションを搭載し、簡易なクライアントがネットワークを介してサーバ上のアプリケーションを操作するネットワークシステム、いわゆるクラウドシステムが登場している。たとえばサーバ上に文書作成アプリケーションを搭載し、クライアントからはウェブブラウザなどの簡易なソフトウエアで文書作成アプリケーションを表示させ、文書作成作業を行うなどである。つまりクライアントで行う処理は表示のみであり、文書作成アプリケーションの実際の処理はクラウド上のサーバで実行される。そのため、このようなシステムから文書を印刷する場合、画像形成装置ごとの印刷ドライバをサーバ側に持たなければならない。しかし、クラウドシステムでは不特定多数のユーザからの操作が想定され、それらユーザが印刷を実行する画像形成装置も各メーカー、各機種が存在する。それら全ての印刷ドライバをサーバ上に搭載させることは現実的ではない。したがって、クラウド上のサーバから画像形成装置へ直接文書を印刷するための「クラウドプリントAPI」が提案されている(非特許文献1)。この方法では特定の印刷ドライバは使用せず、クライアントはクラウド上のサーバを介してクラウドプリントAPIに準拠した画像形成装置に対して印刷設定を行い、印刷を実行する。
また、印刷設定をジョブチケットとしてクライアントに保存し印刷実行時に文書とジョブチケットを対としてサーバに転送し、サーバは指示された画像形成装置にそれら対データを送信し印刷する、という先行技術もある(特許文献1)。この先行技術も、印刷ドライバを持たないサーバから、ユーザが指定する画像形成装置で文書を印刷する方法である。
Google Cloud Print (http://code.google.com/apis/cloudprint/)
画像形成装置は一般的に多くの印刷設定機能を持ち、また各機種によって持つ機能が異なる。クラウドプリントAPIがサポートする機能は標準的なものとなるため、目的とする画像形成装置が持つ機能に対して設定できないことがある。ユーザがそれらの機能を設定する場合は、操作パネルから直接設定するか、画像形成装置が用意するネットワークからの設定方法などを使用することになる。しかしそれらは他のユーザから操作されると変更・消去されてしまうような、一時的な設定であることが多い。たとえば、ユーザAがクラウドプリントAPIを使用して装置1に対して印刷設定を行い、更に装置1が持つウェブサーバにアクセスして機能1を設定したとする。その直後にユーザBが操作パネルなどから機能1の設定を解除してしまったとする。すると、ユーザAはクラウドから印刷しても機能1の設定が解除された印刷が行われてしまう、というケースが発生する。つまり、クラウドプリントAPIにサポートされていない機能の設定は保障されない、という問題があった。また、画像形成装置に対応するジョブチケットをクライアント側で作成しクラウド上のサーバに転送し、文書と対にして画像形成装置に転送することができれば多くの機能を使用することができる。しかし、当然のことながらジョブチケットをクラウド側でサポートしていなければならず、不特定多数のユーザを想定しているクラウドシステムはジョブチケットを使用した印刷を想定してない。
本発明に係る印刷システムの構成は、
印刷を行う画像形成装置と、印刷設定を前記画像形成装置の代理として受け付ける設定プロキシと、印刷設定を受信してその設定情報をジョブチケットとして提供するジョブチケットサーバと、印刷ジョブを前記画像形成装置の代理で受信するダウンロードプロキシと、ユーザが操作するクライアントと、印刷サービスからなる印刷システムであり、
ユーザの指示により前記ジョブチケットサーバと通信して印刷の詳細設定を行い、その設定情報をジョブチケットとして取得し保存する設定情報保存手段と、前記印刷サービスから印刷要求イベントの受信時にダウンロードを実行する主体を判断する判定手段と、前記判定手段により判定した前記ダウンロードの主体にダウンロード要求を送信する送信手段と、を持つことを特徴とする設定プロキシと、
外部から要求を受信する受信手段と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷サービスから印刷ジョブをダウンロードする手段と、印刷要求を作成する手段と、前記画像形成装置へ前記印刷要求を送信する手段と、を持つことを特徴とするダウンロードプロキシと、
外部から要求を受信する受信手段と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷ジョブをダウンロードし印刷を行う印刷手段を持つことを特徴とする画像形成装置
からなる印刷システム。
印刷を行う画像形成装置と、印刷設定を前記画像形成装置の代理として受け付ける設定プロキシと、印刷設定を受信してその設定情報をジョブチケットとして提供するジョブチケットサーバと、印刷ジョブを前記画像形成装置の代理で受信するダウンロードプロキシと、ユーザが操作するクライアントと、印刷サービスからなる印刷システムであり、
ユーザの指示により前記ジョブチケットサーバと通信して印刷の詳細設定を行い、その設定情報をジョブチケットとして取得し保存する設定情報保存手段と、前記印刷サービスから印刷要求イベントの受信時にダウンロードを実行する主体を判断する判定手段と、前記判定手段により判定した前記ダウンロードの主体にダウンロード要求を送信する送信手段と、を持つことを特徴とする設定プロキシと、
外部から要求を受信する受信手段と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷サービスから印刷ジョブをダウンロードする手段と、印刷要求を作成する手段と、前記画像形成装置へ前記印刷要求を送信する手段と、を持つことを特徴とするダウンロードプロキシと、
外部から要求を受信する受信手段と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷ジョブをダウンロードし印刷を行う印刷手段を持つことを特徴とする画像形成装置
からなる印刷システム。
本発明によれば、前記手段を講じることにより、以下の効果を得ることができる。
クラウド側に改変を行うことなく、クラウドプリントAPIでは仕様範囲外の画像形成装置の機能に対して設定を行うことができ、またその設定を印刷結果に対して保障することができる。
クラウド側に改変を行うことなく、クラウドプリントAPIでは仕様範囲外の画像形成装置の機能に対して設定を行うことができ、またその設定を印刷結果に対して保障することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
本発明は以下に詳述するように、クライアントはサーバに対して印刷設定を行い、それらの設定を反映させた印刷を行うネットワーク印刷システムに関するものである。
図1は本発明の一例となるシステム構成の図である。図1において、100はあるネットワークの一例である。デバイス110〜112は画像形成装置であり、以後印刷デバイスと呼ぶ。デバイス110はコピー、プリント、センド、ボックス、プルプリントなどを機能として持つMFP(Multi Function Processor)である。デバイス111、112はプリント機能を持つSFP(Single Function Processor)である。PC120は1つ以上のサービスを提供するサーバPC、PC130はクライアント端末である。前記110〜130はそれぞれLAN108に接続されている。109はファイアウォールであり、LAN108を外部のインタネット199に接続する。またLAN108はファイアウォール109、インタネット199を介して更に別のネットワーク180に接続される。ネットワーク180の内部構成は、ネットワーク100と同様な構成である。PC181、182、183、184がLAN188に接続され、外部のインタネットとはファイアウォール189によって接続される。
本発明では、プリントサービスを提供するネットワークとジョブチケット発行サービスを提供するサーバが必要である。以後、一例としてプリントサービスを提供するネットワークを180、ジョブチケットを発行するジョブチケットサーバをPC120として説明するが、これらはあくまで例である。例えばジョブチケットサーバはネットワーク180のいずれかのPCで提供されてもよいし、MFP110に実装提供されてもよい。
図2は、一般的なパーソナルコンピュータの内部構成を示した図であり、図1におけるPC120、181、182、183、184およびクライアント130の内部構成はこのようになっている。各種ソフトウェアおよび本発明のプログラムは、ROM202、ハードディスク(HD)211あるいはフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FD)212により供給され、CPU201がそれらを実行する。また、CPU201はシステムバス204に接続される各機器を総括的に制御する。203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。206はモニタコントローラ(MONC)で、モニタ(MON)210の表示を制御する。207はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、本発明の動作を行うプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ならびにユーザファイル等を記憶するハードディスク(HD)211とのアクセスを制御する。また、さらにフロッピーディスクコントローラ(FD)212とのアクセスも制御する。208はネットワークインタフェース(NIC)であり有線また無線を介してLAN220に接続し、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。これらは一般的な構成を示したものであり、たとえばクライアント130が軽量なモバイル端末となる場合では、HD211やFD212、DKC207を装備していない、という構成もあり得る。なお、本実施例においては、LAN220は図1におけるLAN108、188と同じものである。
図3において、300は、本発明プログラムが稼動する印刷デバイスの内部構成の一例であり、図1における110、111、112と同等である。デバイス300は、ROM302もしくはハードディスク(HD)310に記憶された、あるいはフロッピーディスクドライブ(FD)311より供給される各種プログラムを実行するCPU301を備える。加えてCPU301は、システムバス304に接続される各機器を総括的に制御する。303はRAMで、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。305はユーザインタフェースコントローラ(UIC)で、ユーザインタフェース(UI)309への表示、309からの指示入力を制御する。ファンクションコントローラ(FUNCC)306は各デバイス特有の機能であるファンクション(FUNC)310を実現/制御する。デバイスがモノクロプリンタであればモノクロプリントエンジンコントローラとモノクロプリントエンジンを持つ。カラープリンタであればカラープリントエンジンコントローラとカラープリントエンジンを持つ。またスキャン機能を持つデバイスはスキャンコントローラとスキャナを更に持つ。ファックスを持つデバイスはファックスコントローラとファックスインタフェースを更に持つ。このように複合機能を持つデバイス300は各機能のファンクションコントローラ(FUNCC)306とファンクション(FUNC)310をそれぞれ持つ。307はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、本発明の動作を行うプログラム、種々のアプリケーションを記憶する機能、ならびにデータファイルを格納する記憶領域としてのハードディスク(HD)311とのアクセスを制御する。また、さらにフロッピーディスクコントローラ(FD)312とのアクセスも制御する。308はネットワークインタフェース(NIC)で有線または無線を介してLAN320に接続し、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。本構成はあくまで印刷デバイスの一例であり、たとえばFD312を持たない印刷デバイスがあってもよい。なお、本実施例においては、LAN320は図1におけるLAN108、188と同じものである。
図4は、本発明で実現される動作シーケンス図の一例である。この図では、ユーザ401が印刷デバイス440の印刷設定として、クライアント410に対して設定操作を行う(402)と、クライアント410は設定プロキシに対して設定画面を要求する(411)。設定画面要求411を受信した設定プロキシ420は、設定画面を返信する(421)。設定画面を受信したクライアント410は設定画面を表示する。その後ユーザ401により各設定が行われ、それら設定の確定操作403が行われる。するとクライアント410はそれまで設定した情報とともに設定確定要求412を設定プロキシ420へ送信する。設定確定要求412を受信した設定プロキシ420は、ジョブチケットサーバ430へ印刷デバイス440で認識可能なジョブチケットの作成を要求する(422)。要求を受信したジョブチケットサーバ430はジョブチケットを作成(431)、返信する(432)。設定プロキシ420は、受信したジョブチケットを保存する(423)。次に設定プロキシ420は、クライアント410に対して設定完了画面を送信し(424)、クライアント410は設定完了画面を表示する。ユーザは操作402を複数の印刷デバイスに対してそれぞれ行ってもよく、その際は設定プロキシにそれぞれの印刷デバイスのジョブチケットが保存されることになる。その後、ユーザ401から印刷操作(404)が実行されると、クライアント410は印刷サービス印刷要求413を印刷サービス450へ送信する。印刷サービス印刷要求413を受信した印刷サービス450は、印刷要求イベントを設定プロキシ420へ送信し(451)、設定プロキシ420は受信した印刷要求イベント451から得られるジョブIDを保存する(425)。次に設定プロキシは印刷要求イベントから得られる情報から印刷ジョブのダウンロードを行う主体および印刷処理を行う主体を決定する(426)。図4の場合では、印刷デバイス440においてダウンロードおよび印刷を行う、と決定した例であり、設定プロキシ420は印刷デバイス440に対してダウンロード要求を送信する(427)。ダウンロード要求427は、印刷デバイス440に対するジョブチケット423と、ジョブID425を保持する。ダウンロード要求427を受信した印刷デバイス440は、ダウンロード処理441を開始し、印刷サービス450に対してデータ要求442を送信する。印刷サービス450による印刷ジョブ452の返信を受信後、印刷デバイス440は印刷処理443を実行する。
ここで、図4のクライアント410、設定プロキシ420、ジョブチケットサーバ430、印刷デバイス440、印刷サービス450のそれぞれが、図1に示したどの装置で実現されるかについて言及しておく。あくまで一例であるが、クライアント410は図1でのクライアント130で提供される。同様に設定プロキシ420とジョブチケットサーバ430はPC120で、印刷デバイス440はMFP110で提供される。印刷サービスは、ネットワーク180(つまりネットワーク180内のいずれかの装置)で提供される。もちろんあくまで例であるため、例えばジョブチケットサーバ430はネットワーク180で実現されてもよく、また別の例としてMFP110に内包されてもよい。設定プロキシについても、ネットワーク100、180とは別のネットワーク内の装置で実現されてもよく、さらにはクライアント130に内包されてもよい。
図5は、図4の処理426で決定したダウンロードを行う主体が印刷デバイス440ではない例でのシーケンス図を示している。図5は、設定プロキシ520がジョブID525を印刷要求イベント451から取り出して保存するところまでは図4と同様である。図5での処理526では、ダウンロードを行う主体をダウンロードプロキシ560、印刷処理を行う主体を印刷デバイス540と決定する。すると設定プロキシ520は、ダウンロードプロキシ560に対してダウンロード要求527を送信する。ダウンロード要求527は、図4の427と同様に、印刷デバイス540に対するジョブチケット523と、ジョブID525を保持する。ダウンロード要求527を受信したダウンロードプロキシは処理561を開始し、データ要求562を印刷サービス550へ送信しその返信として印刷ジョブ552を受信する。そして処理563により印刷ジョブ552をもとに印刷要求564を作成し、目的とする印刷デバイス540に対して送信する。すると印刷デバイス540は印刷処理541を実行する。
図4と図1の関係と同様に、図5のダウンロードプロキシ560は図1でのネットワーク180内の装置で実現されてもよいし、PC120で実現されることもある。さらには別のネットワーク内の装置で実現されてもよい。
図4、図5のように設定プロキシは、印刷サービスから印刷ジョブをダウンロードして実行できる印刷デバイス440と、その機能を持たない印刷デバイス550を識別して処理を振り分けている。これにより、ユーザはある印刷サービスにおいて印刷を実行する際に、その印刷サービスをサポートしている印刷デバイスの組み合わせを意識することなく、印刷サービス450、550に対して印刷操作404、504を行うことができる、という効果を得る。
図6は図4の設定プロキシ420または図5の設定プロキシ520における、外部からの要求メッセージを受信した際に動作する要求メッセージ受信処理のフローチャートである。以下、図4をもとに説明するが、図5もジョブID425を保存するシーケンスまでは同様となる。設定プロキシ420は、処理601で外部からの要求メッセージを受信し、その要求種別によって処理が分岐する。設定画面要求411を受信した場合は処理610へ進み、印刷設定画面421を要求元へ返信する。処理801にて設定確定要求412を受信した場合は処理620に進み、前記要求の内容にもとづいたジョブチケット作成要求422をジョブチケットサーバへ送信する。次に処理621にて、ジョブチケット作成要求の応答としてジョブチケット返信432を待つ。ジョブチケット返信432を受信すると処理622にてジョブチケット423を保存し、処理623では設定確定要求における設定値を保存する。その後処理624で、設定確定要求の送信元に設定完了画面424を返信し、処理699へ進み要求メッセージ受信処理600を終了する。処理621にてジョブチケットサーバからの応答がない場合は、タイムアウトとして処理629へ進み設定失敗画面を返信し、次に処理699へ進み要求メッセージ受信処理600を終了する。処理601にて受信した要求が印刷要求イベント451であった場合、処理630へ進む。処理630では印刷要求イベント処理が実行され、その後処理699へ進み要求メッセージ受信処理を終了する。処理640は、処理601にて以上記述した要求以外の要求を受信した場合の処理を行い、その処理終了後に処理699へ進み、要求メッセージ受信処理600を終了する。
図7は、図6での処理630の詳細を示したものである。処理701では、印刷要求イベント451または551で印刷実行を指定された印刷デバイス440または540が、指定された印刷サービス450または550から印刷ジョブのダウンロードが可能であるかを判断する。ダウンロード可能であれば処理702へ進み、ダウンロード要求の送信先は印刷実行を指定された印刷デバイスとする(図4の印刷デバイス440)。ダウンロード不可能であれば処理710へ進み、図5の例で説明すればダウンロード要求の送信先は指定された印刷デバイス540の代替として動作するダウンロードプロキシ560となる。このとき、ダウンロードプロキシ560が印刷デバイス540の代替として動作するという情報は、あらかじめ設定プロキシ520に設定されていてもよく、また都度適当な装置に能力情報として取得することによって得ても良い。処理702、処理710ともにその後処理703へ進む。処理703では、処理622で保存したジョブチケットおよび印刷要求イベント451、551から取得するJobIDをもとにダウンロード要求427、527を作成し、決定したダウンロードを行う主体440、560へ送信する。その後は処理799へ進み、処理630を終了する。
図8は、印刷デバイス440において、外部から要求を受信した際の振る舞いを表したフローチャートである。処理801で外部からの要求を受信する。処理801にてダウンロード要求427を受信した場合は、処理802へ進む。処理802では、ダウンロード要求427に記載されたジョブID425を指定して、印刷サービス450に対してデータ要求442を送信する。その後、処理803にて印刷ジョブ452を受信する。処理804ではダウンロード要求427から取り出したジョブチケット423と、受信した印刷ジョブ452に含まれる設定情報から印刷設定を決定する。印刷ジョブ452に含まれる設定情報は、印刷操作403を行う以前に印刷サービス450に対して設定されるもあれば、印刷操作403で設定されるものもある。処理805では、処理804で決定された印刷設定にて印刷ジョブ452の印刷処理を実行する。印刷処理が終了すると、処理899に進みダウンロード要求に対して印刷デバイスが行う処理を終了する。処理801で印刷要求564を受信した場合は、処理805へ進み、受信した印刷要求564にしたがって印刷処理を実行する。その後はダウンロード要求を受信した処理と同様に、処理899へ進み終了となる。この印刷要求564を受信して印刷する動作は従来からの印刷フローであり、例えば印刷ドライバからの印刷要求はこのフローを使用する。印刷デバイス540がダウンロードプロキシ560を代替として必要とする理由は、一例としてダウンロード要求427を受信した際のフローが実装されていないためである。処理801で印刷要求、ダウンロード要求以外の要求を受信した場合は、受信した要求にしたがった処理を処理809にて実行し、処理899へ進み終了する。
図9は、ダウンロードプロキシ560において、外部から要求を受信した際の振る舞いを表したフローチャートである。処理901で外部からの要求を受信する。処理901にて要求を受信すると、ダウンロード要求527の場合は処理902へすすみ、その他の要求を受信した場合は処理909へ進む。処理902では、ダウンロード要求527に記載されたジョブIDを指定して、印刷サービス550に対してデータ要求562を送信する。その後、処理903にて印刷ジョブ552を受信する。処理904ではダウンロード要求から取り出したジョブチケット523と、受信した印刷ジョブ552の設定情報から印刷設定を決定する。印刷ジョブ552の設定情報は、印刷操作503を行う以前に印刷サービス550に対して設定されるもあれば、印刷操作503で設定されるものもある。
処理905では、処理904で決定された印刷設定と印刷ジョブ552から、印刷デバイス540に対する印刷要求564を作成する。その後、処理906で印刷要求564を印刷デバイス540に対して送信し、処理999に進みダウンロード要求に対してダウンロードプロキシが行う処理を終了する。処理909ではダウンロード要求以外の処理を実行し、処理999へ進みダウンロードプロキシの処理を終了する。
図10はジョブチケット423、523の内容の一例である。行1001はXML宣言、行1002はコメント行である。行1010はジョブチケットの記述開始を示す開始タグである。行1011は、ジョブチケットの名前が“ticketA”であることを示している。行1012は発行日時を表している。行1020は、印刷設定内容の記述開始を示す開始タグである。行1021は給紙段の設定であり、自動給紙であることを示している。行1022は排紙段の設定であり、自動であることを示している。行1023ではモノクロ印刷であることを示している。行1024は部数が1であることを示している。行1025は、ステープル設定がOFFであること示している。行1026は製本設定がOFFであることを示している。行1030は、留め置きプリント設定がONであることを示している。留め置きプリントとは、印刷データを受信・展開しても、印刷実行はユーザが操作パネルからユーザ名、パスワードを入力することによって印刷する機能である。行1031は留め置きプリントで使用するユーザ名が“aaa”であることを示している。行1032は留め置きプリントで使用するパスワードが“awex8d31”であることを示している。行1039は印刷設定の記述終了を示す終了タグ、行1040はジョブチケットの設定内容の記述終了を示す終了タグである。
図11は、印刷要求イベント451、551の内容の一例である。行1101はXML宣言、行1102はコメント行である。行1110は印刷要求イベントの記述開始を示す開始タグである。行1111はジョブIDであり、その値は“222”であることを示している。行1112は印刷要求イベントの生成日時を表している。行1113は印刷を実行する印刷デバイスを指定している。その印刷デバイスは“http://xxx.xxx.xxx.xxx/printerである。行1114では印刷ジョブを保持する印刷サービスのサーバを指定している。ダウンロードを実行する主体は”http://yyy.yyy.yyy.yyy/aaa/dlに対して、データ要求462、562を送信する。行1199は印刷要求イベントの記述終了を示す終了タグである。
図12は、ダウンロード要求427,527の内容の一例である。行1201はXML宣言、行1202はコメント行である。行1210はダウンロード要求の記述開始を示す開始タグである。行1211はジョブIDであり、その値は“222”であることを示している。これは、図11の行1111に相当する。行1212はダウンロード要求の生成日時を表している。行1213は印刷を実行する印刷デバイスを指定している。その印刷デバイスは“http://xxx.xxx.xxx.xxx/printerである。これは、図11の行1113に相当するものである。行1214では印刷ジョブを保持する印刷サービスのサーバを指定している。ダウンロード要求1200を受信した印刷デバイス440またはダウンロードプロキシ560は、”http://yyy.yyy.yyy.yyy/aaa/dlに対して、データ要求462、562を送信する。これは、図11の行1114に相当するものである。ブロック1220はジョブチケットの記述内容であり、図10の1000と同じものである。行1299は、ダウンロード要求の記述終了を示す終了タグである。
図13は印刷ジョブ452、552の内容の一例である。行1301はXML宣言、行1302はコメント行である。行1310は印刷ジョブの記述開始を示す開始タグである。行1311はジョブIDであり、その値は“222”であることを示している。これは、図11の行1111に相当する。行1312は印刷ジョブの生成日時を表している。行1313は印刷を実行する印刷デバイスを指定している。その印刷デバイスは“http://xxx.xxx.xxx.xxx/printerである。これは、図11の行1113に相当するものである。ブロック1320は印刷ジョブに記述された印刷設定の内容であり、印刷サービス450、550で保持している印刷設定の内容である。この設定は印刷操作403、503を行う以前に印刷サービス450、550に対して設定するものもあれば、印刷操作403、503で設定するものもある。行1321はコメント行であり、行1322は印刷設定の記述開始を示す開始タグである。行1323は部数が”3“であることを示している。行1324はページ印字がONであることを示している。行1325では、ステープルがONであり、ダブルステープルであることを示している。行1331は印刷データの記述開始を示す開始タグ、行1339は印刷データの記述終了を示す終了タグである。行1330は印刷データに関するコメント行である。行1399は、印刷ジョブの記述終了を示す終了タグである。
図14は印刷要求564の内容の一例であり、処理563で作成されるものである。行1401はXML宣言、行1402はコメント行である。行1410は印刷要求の記述開始を示す開始タグである。行1411は印刷要求を生成した日時を表している。行1412は、印刷を実行する印刷デバイスを指定してる。その印刷デバイスは“http://xxx.xxx.xxx.xxx/printerである。これは、図11の行1113に相当するものである。ブロック1420はジョブチケットの記述内容であり、処理904で決定された印刷設定が反映されている。行1421はコメント行、行1422はジョブチケットの内容の記述開始を表す開始タグである。行1423はジョブチケットの名前であり、”ticketA−201010151428“となっている。行1424はジョブチケット1420が生成された日時を表している。行1430は印刷設定内容を示している。行1431は給紙段で自動給紙の設定を表している。行1432は排紙段で設定値が自動であることを示している。行1433ではモノクロ設定がされている。行1434は部数3の設定を表している。行1435はステープルがONであり、その位置が”左上のシングル“で実行する設定となっている。以後、行1436では製本OFF、行1437は留め置きプリントON、行1438、行1439では留め置きプリントのユーザ名とパスワードが設定されている。行1450は印刷設定の記述終了を示す終了タグ、行1451はジョブチケットの記述終了を示す終了タグである。行1461は印刷データの記述開始を示す開始タグ、行1469は印刷データの記述終了を示す終了タグである。行1460は印刷データに関するコメント行である。行1499は印刷要求の記述終了を示す終了タグである。
ジョブチケット1420の内容は、図12の1220の内容と図13の1320の内容が合成されたものとなる。同じ意味のものは図12か図13の値のどちらかの値を使用する。例えば、行1234と行1323はともに部数を指定しているが値が異なっており、図14の例では行1323の値を使用している。また行1235と行1325はともにステープルがONであることを示しているが、1325ではダブルステープルを指定している。図14では、デバイス540にダブルステープルの機能が無い場合に、行1435のように他の値に置き換えている例となっている。このように、どちらを使用するか、またはどのような値を指定するかは、デバイス全体としての設定、それぞれの値ごとの設定、印刷デバイスの持つ機能や性能にしたがって決定される。1220には無く、1320にしかない設定は1320の設定を使用するが、印刷デバイスの機能に無いものは記述しなくてもよい。例えば、行1324はページ印字がONに設定されているが、印刷デバイス540にはページ印字機能がなければ、ここに記述が無くてもよい。印刷デバイス540で無視できるのであれば、あえて記述をせずとも残しておいてもよい。次に1320には存在せず1220にのみある設定について説明する。例えば、留め置きプリントなどは特殊な設定である。このような設定は、印刷デバイス440、540でサポートされるが、印刷サービス450、550には印刷設定項目として用意されていない、というケースとなる。このような設定は、あらかじめジョブチケット1200、行1240〜行1242として設定プロキシに設定値を保持しておく。そしてユーザの印刷操作時に、ダウンロード要求427、527によってジョブチケット1420、行1437〜行1439として印刷デバイス440、540へ渡される。これにより、印刷デバイス440、540で実現できる機能であるにも関わらず、印刷サービス450、550を使用した印刷では使用できない、という問題を回避することができる。加えて、本発明は印刷サービスに改変を必要とするものではない。このことは、不特定多数のユーザを想定している印刷サービス、例えばユーザごとにカスタマイズができない一般的なクラウドシステム上で印刷を実行する際に、印刷デバイスが持つ特殊な機能を使用することを可能にする。
100 ネットワーク
110〜112 デバイス
110〜112 デバイス
Claims (2)
- 印刷を行う画像形成装置(440、540)と、印刷設定を前記画像形成装置の代理として受け付ける設定プロキシ(520)と、印刷設定を受信してその設定情報をジョブチケット(523)として提供するジョブチケットサーバ(530)と、印刷ジョブ(552)を前記画像形成装置の代理で受信するダウンロードプロキシ(560)と、ユーザが操作するクライアント(510)と、印刷サービス(550)からなる印刷システムであり、
ユーザの指示により前記ジョブチケットサーバと通信して印刷の詳細設定を行い、その設定情報をジョブチケット(523)として取得し保存する設定情報保存手段(622)と、前記印刷サービスから印刷要求イベント(551)の受信時にダウンロードを実行する主体を判断する判定手段(701)と、前記判定手段により判定した前記ダウンロードの主体にダウンロード要求(527)を送信する送信手段(703)と、を持つことを特徴とする設定プロキシ(520)と、
外部から要求を受信する受信手段(901)と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷サービスから前記印刷ジョブをダウンロードする手段(561)と、印刷要求(564)を作成する手段(905)と、前記画像形成装置へ前記印刷要求を送信する手段(906)と、を持つことを特徴とするダウンロードプロキシ(560)と、
外部から要求を受信する受信手段(801)と、前記受信手段により前記ダウンロード要求を受信すると前記印刷ジョブを印刷サービスからダウンロードする手段(441)と、前記印刷ジョブを印刷する印刷手段(443)を持つことを特徴とする画像形成装置(440)
からなる印刷システム。 - 前記設定プロキシの持つ判定手段において、前記画像形成装置が印刷要求イベントにて指定された印刷サービスから印刷ジョブをダウンロード可能か否かで判定する、ことを特徴とする設定プロキシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012195617A JP2014052751A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | プロキシを使用したネットワーク印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012195617A JP2014052751A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | プロキシを使用したネットワーク印刷システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014052751A true JP2014052751A (ja) | 2014-03-20 |
Family
ID=50611211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012195617A Pending JP2014052751A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | プロキシを使用したネットワーク印刷システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014052751A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018045577A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、方法およびプログラム |
US10126994B2 (en) | 2016-11-02 | 2018-11-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Printing service providing apparatus, printing service system, and non-transitory computer readable storage medium enabling selection of an application function using cloud computing |
-
2012
- 2012-09-06 JP JP2012195617A patent/JP2014052751A/ja active Pending
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US10126994B2 (en) | 2016-11-02 | 2018-11-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Printing service providing apparatus, printing service system, and non-transitory computer readable storage medium enabling selection of an application function using cloud computing |
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