JP2004005607A - ワークステーションにおけるプリンタインスタンスの遠隔作成 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コントロールポイント端末で、クライアントワークステーションのプリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作を実行するのに応答して、コントロールポイント端末が追加されるべき新たなプリンタの識別情報をクライアントワークステーションのエージェントへ送信する。クライアントワークステーションで、エージェントがコントロールポイント端末から識別情報を受信する。新たなプリンタの識別情報を受信するのに応答して、エージェントが少なくとも一部は受信された識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する。獲得されたプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報に基づいて、エージェントが自動的にプリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする。エージェントがプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークステーションのプリンタフォルダにおけるプリンタインスタンスの作成に関する。更に特定すれば、本発明は、プリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作をコントロールポイント端末で実行し、それにより、プリンタの識別情報がクライアントワークステーションのエージェントへ送信され、その結果、エージェントが識別情報を利用して、プリンタ構成情報及びプリンタのプリントドライバ情報を自動的に獲得してインストールし、且つプリンタフォルダにおいてプリンタのインスタンスを作成するように、ワークステーションのプリンタフォルダでプリンタインスタンスを遠隔操作により作成することに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタインスタンスは、ユーザがワークステーションで操作を実行することにより、ウィンドウズオペレーティングシステムで作成されている。例えば、Marbry他の米国特許第5,692,111号(以下、「特許文献1」と呼ぶ)は、ユーザがネットワークをブラウジングし、追加することを希望するサーバベースプリンタを選択することにより、ユーザのワークステーションのウィンドウズレジストリに新たなサーバベースプリンタを追加するプロセスを説明している。サーバベースプリンタを選択すると、選択されたプリンタに関わるプリンタ構成ファイル及びプリントドライバファイルがネットワークバインダリから検索され、ユーザのワークステーションにインストールされる。その後、ユーザのウィンドウズレジストリでサーバベースプリンタのインスタンスが作成される。このプロセスはワークステーション自体にプリンタをインストールする場合には十分に機能するが、ネットワーク管理に関連して問題がある。具体的に言えば、上述のプロセスでは、各ワークステーションのユーザがプリンタを追加するか、又はネットワークアドミニストレータが物理的に各々のステーションへ出向いて、プリンタを追加するかのいずれかが要求される。前者の場合、個々のユーザは追加することを希望するプリンタに関する多少の知識を有していなければならず、後者の場合の操作は、特に、多数のコンピュータに1つのプリンタを追加することが必要な場合に、アドミニストレータにとって非常に長い時間を要する作業になることが容易にわかる。前者の場合、結果的に、知識に乏しいユーザが追加するのに最も適するプリンタを選択できないという事態を招くこともある。更に、上述のプロセスはユーザ/アドミニストレータが物理的にそれぞれのワークステーションに存在していることを要求するため、アドミニストレータの時間を無用に浪費させることになってしまう。「特許文献1」の方法におけるもう1つの問題点は、プリンタがサーバベース印刷システムの一部であるために、ユーザがワークステーションにプリンタをインストールして、そのプリンタにプリントジョブを提示できるようになる前に、プリンタをプリントサーバでセットアップし且つ構成することが要求されるという点である。従って、プリンタが物理的にネットワークに接続されていても、アドミニストレータがプリントサーバでプリンタをセットアップするまで、プリンタを利用することは不可能なのである。
【0003】
ワークステーションのプリンタフォルダに遠隔操作によりプリンタを追加するためのいくつかの技法が提案されている。そのような技法の1つは、プリンタをワークステーションのプリンタフォルダに追加するために、ネットワークに対するログオンなどの少なくとも何らかのユーザアクションを必要とする。少なくとも何らかのユーザアクションが必要とされるため、この技法は本当の意味で遠隔操作ではなく、その結果、ユーザアクションが実行されるまで、ネットワーク構成の更新はワークステーションでタイムリーに反映されない。例えば、アドミニストレータが実行可能なファイルを作成し、それをワークステーションにダウンロードして、ワークステーションで実行するという別の技法も提案されている。この技法は先に挙げた技法より遠隔であろうが、アドミニストレータにとっては時間のかかる作業であり、中でも、ファイルが書き込まれているプログラミング言語をアドミニストレータが習得しなければならないという欠点がある。従って、これらの技法はワークステーションにおけるプリンタインスタンスの遠隔作成を実行するが、それぞれに固有の欠点があり、その実行方法は本発明により提案される技法とは根本的に異なる。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,692,111号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ネットワークを介してコントロールポイント端末と通信するクライアントワークステーションにおいてプリンタフォルダに新たなプリンタを遠隔インストールするためのより簡単な手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、コントロールポイント端末で、クライアントワークステーションのプリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作が実行され、その動作が実行されるのに応答して、コントロールポイント端末は追加されるべき新たなプリンタの識別情報をクライアントワークステーションのエージェントへ送信する。クライアントワークステーションのエージェントはコントロールポイント端末から識別情報を受信し、それに応答して、エージェントは少なくとも一部は受信された識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する。プリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を獲得したならば、エージェントは獲得された情報に基づいて自動的にプリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする。最後に、エージェントはワークステーションのプリンタフォルダにおいてプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する。
【0007】
その結果、ユーザの介入が全く不要になり、また、アドミニストレータによるプログラミングが要求されなくなるため、本発明はワークステーションにおいてプリンタのインスタンスを遠隔操作により作成するプロセスを簡略化する。すなわち、インストレーションプロセスを呼び出すためのネットワークに対するログオンを含めて、プリンタを追加するためにユーザが操作を実行する必要は全くない。更に、アドミニストレータはプリンタを追加させるためにコードを書き込む必要もなく、単に追加されるべきプリンタと、そのプリンタが追加されるべきネットワークを、例えば、単純なドラッグアンドドロップ技法などを利用して選択するだけで良い。コントロールポイントは、アドミニストレータに対して透過的に、プリンタのIPアドレスなどのプリンタの識別情報及びプリンタの装置型を獲得し、その情報及び新たなプリンタを追加するための指令をクライアントワークステーションのエージェントへ送信する。エージェントは、ユーザに対して透過的に、例えば、ダイナミックデバイスインストーラ(DDI)などを呼び出し、プリンタの識別情報をDDIに提供する。これにより、DDIはプリンタの識別情報を利用して、新たなプリンタをインストールするために必要とされるプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を獲得するために、例えば、ローカルに格納されているか、又はワークステーションから離れた場所に格納されている適切なデータベースを自動的に問い合わせる。プリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を獲得すると、DDIは、新たなプリンタと通信するために必要とされるであろう任意のポートを作成することを含めて、自動的に新たなプリンタをインストールする。
【0008】
更に、プリンタをユーザのワークステーションでインストールすることが可能になる前に、プリントサーバでプリンタをセットアップする必要もない。コントロールポイントとエージェントはピアツゥピア通信でプリンタをインストールするため、プリンタサーバでプリンタをインストールする必要はなく、従って、ネットワーク上でプリンタをインストールし且つ管理することが一層容易になる。
【0009】
従って、本発明の1つの面においては、ネットワークを介してコントロールポイント端末と通信するクライアントワークステーションでプリンタフォルダに新たなプリンタを遠隔インストールする方法は、コントロールポイント端末で、クライアントワークステーションのプリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作を実行する工程と、その動作が実行されるのに応答して、コントロールポイント端末が追加されるべき新たなプリンタの識別情報をクライアントワークステーションのエージェントへ送信する工程と、クライアントワークステーションで、エージェントがコントロールポイント端末から識別情報を受信する工程と、新たなプリンタの識別情報を受信するのに応答して、エージェントが少なくとも一部は受信された識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する工程と、獲得されたプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報に基づいて、エージェントが自動的にプリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする工程と、エージェントがプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する工程とを含む。
【0010】
他の面によれば、プリンタ構成情報及びプリントドライバ情報はFTPサーバなどの、ネットワーク上の遠隔装置から自動的に獲得され、プリンタと通信するためのポートが自動的に作成される。従って、プリンタ構成情報及びプリントドライバ情報のデータベースをローカルに管理されるプリンタのインスタンスが作成されるべき任意の時点で容易にアクセスできるように、データベースを遠隔サーバで維持することが可能である。
【0011】
更に、プリンタの識別情報はIPアドレスなどのプリンタのネットワークアドレス、プリンタ名、DNS名又はNetBios名であっても良い。この面によって、コントロールポイント端末は単にプリンタのIPアドレス又はプリンタ名をエージェントに提供するだけであり、このIPアドレス又はプリンタ名を利用して、エージェントは先に説明したようなデータベースからプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を獲得する。
【0012】
また、コントロールポイント端末で実行される動作は、アドミニストレータが管理コンソールを利用して新たなプリンタのアイコンをドラッグし、エージェントのアイコンの上にドロップするなどの単純な操作であって良い。ドラッグアンドドロップ操作が完了すると、コントロールポイントは新たなプリンタを追加するためのメッセージを生成し、エージェントへ送信する。容易にわかるように、アドミニストレータにとって新たなプリンタを追加することは単純な操作になる。
【0013】
更に、プリンタはネットワーク上にインストールされる現実のプリンタである必要はなく、仮想プリンタであっても良い。この面によって、アドミニストレータは、単にコントロールポイント端末で仮想プリンタを追加するための操作を実行し、それにより、仮想プリンタの識別子をエージェントに提供させるだけで、ワークステーションで仮想プリンタのインスタンスを容易に遠隔作成することができる。この点に関して、プリンタ構成情報及びプリントドライバ情報のデータベースは様々な仮想プリンタ、並びにネットワーク上にインストールされている現実のプリンタに関する必要な情報を含む。その結果、アドミニストレータは、単に仮想プリンタのアイコンをドラッグして、ワークステーションのアイコンの上にドロップするだけで、ワークステーションにおいて仮想プリンタのインスタンスを容易に作成することができる。
【0014】
本発明の性質を即座に理解できるように、簡単な概要を提示した。添付の図面と関連させて以下の好ましい実施例の詳細な説明を参照することにより、本発明を更に完全に理解することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を採用できるネットワーク環境の一例を示す。ネットワーク1はローカルエリアネットワーク(LAN)であるのが好ましいが、実質的には他のどのような種類のネットワークであっても良い。ネットワーク1は、全体的にバックボーン10として示されているネットワークインフラ構造を介して互いに通信するワークステーション、プリンタ、サーバなどの様々な計算コンポーネントを含む。バックボーン10は、ネットワークに接続されている様々なコンポーネントの間に通信リンクを形成すると共に、ウェブサーバ51を含むインターネット50などの他のネットワークとの間に通信を成立させるルータ及びデータ通信ハブ(図示せず)のような様々な通信装置を含む。ネットワーク1は端末15などの少なくとも1つのネットワークアドミニストレータ端末と、ワークステーション20から23などの複数のクライアントワークステーションと、プリンタ40から44などの複数のプリンタとを含むのが好ましい。ネットワークアドミニストレータ端末15は、ネットワークに接続されている1つ以上のクライアントワークステーションに新たなプリンタを追加するための動作を実行することを含めて、アドミニストレータにネットワークを管理する動作を実行させる手段を提供する。各々のクライアントワークステーションと、ネットワークアドミニストレータ端末は、プリンタ40から44のうちの少なくとも1つにプリントジョブを提示することが可能であるのが好ましい。プリントジョブはピアツゥピア方式でプリンタに提示されるのが好ましいが、ワークステーションにおいて従来通りのサーバに基づく印刷を実現しても良いことは言うまでもない。この点に関して、ネットワーク1はサーバ30などの少なくとも1つのローカルサーバを含み、サーバはサーバ30の内部、外部のいずれにあっても良いディスク31などの固定記憶ディスクを含む。図1に示すコンポーネントの各々はネットワーク環境に含まれるいくつかの装置を代表しているにすぎず、当然のことながら、ネットワークには他にも数多くのコンポーネントを接続できるであろう。しかし、簡潔にするため、本発明の説明は図1に示すコンポーネントと組み合わせた使用に限定される。
【0016】
クライアントワークステーション20はMicrosoft(登録商標)、Windows(登録商標)2000又はWindowsNT(登録商標)4.0などのウィンドウズオペレーティングシステムを採用するIBM又はそのコンパチブルパーソナルコンピュータであるのが好ましい。ワークステーション21から23、及びアドミニストレータ端末15はワークステーション20と同様であって良く、従って、以下の説明はこれらのワークステーションに等しく適用される。ワークステーション20は、データファイル及びアプリケーションプログラムファイルを格納するためのハードディスクなどの大容量記憶装置を含むのが好ましい。先に述べた通り、ワークステーション20はハードディスクに格納されていると考えられるウィンドウズオペレーティングシステムを採用するのが好ましい。ユーザはワークステーション20から、ディスクに格納されているアプリケーションプログラムを利用して、ネットワーク1に接続されているプリンタ40から44のうちのいずれかにプリントジョブを提示することを含めて様々な動作を実行することができる。すなわち、プリンタ40から44のうちの1つでハードコピープリントアウトを印刷することを望むユーザは、アプリケーションプログラムの中でそのプリントジョブを選択されたプリンタに提示するためのプロセスを実行する。この点に関して、ユーザがプリンタ40から44のうちの1つにプリントジョブを提示することが可能になる前に、ワークステーション20に選択されたプリンタと通信させるために、必要なプリントドライバ及び構成ファイルをワークステーション20にインストールすることが要求される。このプロセスについては後に更に詳細に説明するが、必要なファイルがインストールされて、ワークステーションがプリンタと通信できるようになったならば、ユーザはプリンタを選択し、そのプリンタにプリントジョブを提示することが可能である。ワークステーション20はローカルサーバ30及びFTP/HTTP(ウェブ)サーバ51などのネットワーク上の他の装置とも通信することが可能であり、このプロセスについては後に更に詳細に説明する。
【0017】
プリンタ40から44は、印刷を実行するためにそれらのプリンタにプリントジョブを提示することを可能にするために、ワークステーション20におけるユーザなどのユーザに対応してネットワーク1に接続されている。プリンタ40から44は、バックボーン10及びワークステーション20と通信するためのネットワークインタフェースを含むネットワークイネーブルドプリンタであるのが好ましい。この点に関して、プリンタ40から44はどのような種類のネットワークイネーブルドプリンタであっても良く、いずれかの特定の種類のプリンタである必要はない。プリンタ40から44はネットワークイネーブルドプリンタであるので、プリンタは一般にネットワークに接続されており、ネットワークを介して通信を実行するためにネットワークアドミニストレータによりセットアップされる。プリンタをセットアップする動作は、単に、プリンタ自体でプリンタ構成を手動操作で設定し、且つプリンタにIPアドレスを割り当てることから成る。プリンタがネットワークに接続されたならば、そのプリンタをワークステーションのウィンドウズレジストリに追加するために、プリンタのインスタンスをワークステーションで作成することができる。ウィンドウズレジストリにプリンタを追加するためにワークステーション自体でプロセスをユーザに実行させるための種々の従来技法が存在しており、本発明と関連させてそれらの技法のいずれかを採用することは依然として可能であろう。しかし、本発明は、アドミニストレータ端末15などの遠隔場所からワークステーションのうちの1つ以上のウィンドウズレジストリに新たなプリンタをネットワークアドミニストレータが追加することに特に関する。このプロセスについては後に更に詳細に説明するが、現時点では、プリンタがワークステーションに一旦インストールされた後は、ユーザは印刷実行のためにそのプリンタにプリントジョブを提示することが可能であるということを述べておく。
【0018】
図2は、ワークステーション20から23のいずれか又はアドミニストレータ端末15などのコンピュータワークステーションの内部構造の一例を示すブロック線図である。しかし、簡潔にするため、これ以降、図2の説明はワークステーション20に関連させてなされる。図2において、ワークステーション20はコンピュータバス200にインタフェースされたプログラマブルマイクロプロセッサなどの中央処理装置(CPU)210を含むことがわかる。コンピュータバス200には、キーボードにインタフェースするためのキーボードインタフェース220、マウス又は他の指示装置にインタフェースするためのマウスインタフェース230、フレキシブルディスクにインタフェースするためのフレキシブルディスクインタフェース240、モニタ又は他の表示装置にインタフェースするためのディスプレイインタフェース250、及びバックボーン10にインタフェースするためのネットワークインタフェース260も結合されている。
【0019】
ランダムアクセスメモリ(RAM)270は、CPU210がメモリ記憶内容をアクセスすることを可能にするためにコンピュータバス200にインタフェースし、それにより、CPU210の主ランタイムメモリとして機能する。すなわち、格納されているプログラム命令シーケンスを実行するとき、CPU210はそれらの命令シーケンスを固定ディスク280(又は他の記憶媒体)からRAM270にロードし、RAM270からそれらの格納プログラム命令シーケンスを読み出し、実行する。また、ウィンドウイングオペレーティングシステムの下で利用可能である標準ディスクスワッピング技法によりメモリの複数のセグメントをRAM270及び固定ディスク280との間でスワッピングできることにも注意すべきである。読み取り専用メモリ(ROM)290は、CPU210の始動命令シーケンス又はワークステーション20に装着されている周辺装置を動作させるための基本入出力オペレーションシステム(BIOS)シーケンスなどの不変命令シーケンスを格納している。
【0020】
固定ディスク280は、CPU210により実行可能であるプログラム命令シーケンスを格納するコンピュータ読み取り可能な媒体の一例である。プログラム命令はウィンドウズオペレーティングシステム281、プリンタドライバ282、ウィンドウズオペレーティングシステムレジストリ283、その他のドライバ284、ワード処理プログラム285、その他のプログラム286、FTP/HTTPクライアント287、その他のファイル288及びエージェント289を構成する。先に述べた通り、オペレーティングシステム281はMicrosoft(登録商標)のWindows(登録商標)2000などのウィンドウズオペレーティングシステムであるのが好ましいが、他の種類のオペレーティングシステムも本発明と組み合わせて使用できるであろう。プリンタドライバ282は、プリンタ40から44などの少なくとも1つの画像形成装置で印刷を実行するための画像データを準備するために利用される。ウィンドウズレジストリ283は、ワークステーション20に様々な装置がインストールされるときにそれらの装置をウィンドウズオペレーティングシステムに登録するための情報を格納している。その他のドライバ284は、コンピュータバス200に結合されている他のインタフェースの各々に対応するドライバを含む。
【0021】
ワード処理プログラム285は、MicrosoftWord又はCorelWordPerfect文書などの文書及び画像を作成するための典型的なワードプロセッサプログラムである。その他のプログラム286は、ワークステーション20を動作させ且つ所望のアプリケーションを実行するために必要な他のプログラムを含む。FTP/HTTPクライアント287は、ネットワークに接続されている他の装置からFTP(ファイルトランスファプロトコル)及びHTTP(ハイパーテキストトランスファプロトコル)プロトコルを介してデータ及び情報を要求し且つ受信するための機能性をワークステーション20に与える。その他のファイル288はワークステーション20の動作に必要なファイル又はワークステーション20において他のアプリケーションプログラムにより作成及び/又は維持されるファイルのうちのいずれかを含む。例えば、他のファイル288にはMicrosoft Internet Explorer又はNetscape Navigatorなどのインターネットブラウザアプリケーションプログラムが含まれている。
【0022】
ワークステーション20の固定ディスク280にはエージェント289も含まれている。エージェント289は、本発明による遠隔管理アプリケーションのクライアント側部分である。この点に関して、先に述べた通り、図2に示す構造はクライアントワークステーション20から23と、アドミニストレータワークステーション15の双方に適用可能である。クライアントワークステーション20から23とアドミニストレータワークステーション15の唯一の相違点は、ワークステーション15ではエージェント289が遠隔管理アプリケーションのアドミニストレータ側部分(以下、「コントロールポイント」と呼ぶ)と置き換えられていることである。ワークステーション15におけるエージェント289及びコントロールポイントの機能性については以下に更に詳細に説明するが、簡単に言えば、エージェント289は、ウィンドウズレジストリに新たなプリンタを追加するための指令などの指令をコントロールポイントから受信し、それらの指令を処理して、指令に含まれるアクションを実行する。コントロールポイントによりエージェントへ送信される指令に対応するプロトコルは、例えば、TCP/IPであっても良いが、その代わりに他の何らかのプロトコルも使用できるであろう。
【0023】
図3及び図4は、それぞれ、サーバ30及び51の内部構造の概要を示すブロック線図である。この点に関して、2つのサーバの内部構造は類似していても良い。しかし、更に明確にするため、サーバ30はローカルエリアネットワークをサーブするサーバとして示され、サーバ51はウェブサーバとして示されている。従って、内部構造に関する以下の説明は双方のサーバ30及び51に等しく適用され、特に指示のない限り、同じ構成要素は対応する図中符号を有する。図3において、サーバ30は、コンピュータバス300にインタフェースされたプログラマブルマイクロプロセッサなどの中央処理装置(CPU)310を含むことがわかる。コンピュータバス300には、バックボーン10にインタフェースするためのネットワークインタフェース360も結合されている。更に、ランダムアクセスメモリ(RAM)370、固定ディスク320及び読み取り専用メモリ(ROM)390もコンピュータバス300に結合されている。RAM370は、CPU310によるメモリ記憶内容へのアクセスを可能にするためにコンピュータバス300にインタフェースし、それにより、CPU310の主ランタイムメモリとして機能する。詳細にいえば、格納されているプログラム命令シーケンスを実行するとき、CPU310は固定ディスク320(又はその他の記憶媒体)からRAM370にそれらの命令シーケンスをロードし、RAM370から格納プログラム命令シーケンスを読み出して、実行する。また、標準ディスクスワッピング技法により、RAM370及び固定ディスク320との間でメモリの複数のセグメントをスワッピングできることも認識すべきである。ROM390は、CPU310の始動命令シーケンス又はサーバ30に装着できる周辺装置(図示せず)を動作させるための基本入出力オペレーティングシステム(BIOS)シーケンスなどの不変命令シーケンスを格納している。
【0024】
固定ディスク320は、CPU310により実行可能であるプログラム命令シーケンスを格納するコンピュータ読み取り可能な媒体の一例である。2つのサーバ30及び51において、プログラム命令シーケンスはオペレーティングシステム311(411)、ネットワークインタフェースドライバ312(412)、プリンタドライバファイル313(413)及びプリンタ構成ファイル(314(414)を含む。オペレーティングシステム311はWindows NT4.0(又はそれ以降のバージョン)、UNIX、Novell Netware又はその他のサーバオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムであれば良い。ネットワークインタフェースドライバ312は、サーバ30をバックボーン10にインタフェースするためにネットワークインタフェース360を駆動する目的で利用される。プリンタドライバファイル313及びプリンタ構成ファイル314は、サーバ30又はサーバ51のいずれか一方、あるいはその双方に格納されているプリンタ情報の包括的データベースの一部であるのが好ましい。この点に関して、仮想プリンタを含めて、実質的にどのようなプリンタに対してもプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を獲得し、ワークステーション20にインストールすることが可能であるように、データベースは、固定ディスク320に維持できるだけの数のプリンタ(仮想プリンタを含む)に関する情報を含むのが好ましい。その他のファイル315は、サーバ30を動作させ且つ/又はサーバ30に追加の機能性を提供するために必要である他のファイル又はプログラムを含む。
【0025】
サーバ30とサーバ51の相違は、サーバ51がネットワークインタフェース260を介し、ネットワークを介してFTPプロトコル及びHTTPプロトコルを経てデータファイルを検索し且つ送信する能力をサーバ51に提供するためのFTP/HTTPクライアント417と、ワークステーション20などのワークステーションにおいてFTP/HTTPクライアントによりアクセスすることが可能であるFTP/HTTPサーバ418とを含むのが好ましいということであろう。FTP/HTTPクライアント及びサーバがサーバ30に組み込まれていることも可能であるのはもちろんであろうが、図3では単に図をわかりやすくするためにそのような構造は省略されている。
【0026】
次に、コントロールポイントにより発行された指令をエージェントがどのように受信し、処理するかを更に詳細に説明する。
【0027】
図5は、エージェント289の構造を示すブロック線図である。図5に示す構造はWindows NT及びウィンドウズバージョン9xに特に適用可能であるように設計されているが、その機能性がそれに限定されず、どのようなオペレーティングシステムにも適用可能であることは容易に理解できる。図5に示すように、エージェントは、ネットワークインタフェース260を介して指令又は要求を受信するワークステーション20を含むTCP/IPネットワーク500を介してネットワークと通信する。エージェントはTCP/IPネットワーク500を介して指令及び発見要求を受信し、同じくTCP/IPネットワーク500を介してそれらの指令及び要求に応答する。エージェントにより受信可能である要求の一例は、どのエージェントがネットワークに接続されているかを判定するためにアドミニストレータ15のコントロールポイントにより発行される発見要求である。
【0028】
この点に関して、エージェントは、そのような要求を受信し、処理するためのディスカバリモジュール501を含むのが好ましい。従って、ディスカバリモジュール501はアドミニストレータ端末15のコントロールポイントによりエージェントが発見される手段を提供する。発見は、ディスカバリモジュール501がコントロールポイントから入力される「検索」要求に対して、周知のIPポートを介して受動的に聴取することにより実行される。「検索」要求は、例えば、シンプルサービスディスカバリプロトコル(SSDP)、シンプルルックアッププロトコル(SLP)又は他の何らかの種類の発見プロトコルを利用してコントロールポイントにより実行される。ディスカバリモジュール501は、「検索」要求を受信すると、エージェントの機密保護リスナモジュール502に対応するIPポートによって応答する。次に、アドミニストレータ15のコントロールポイントは機密保護リスナモジュール502のIPポートを利用して、エージェントにより実行されるべき指令を提供する。
【0029】
機密保護リスナモジュール502は、TCPデータソケットを支援する動的に作成された再利用可能な暗号化であるのが好ましい。そのため、機密保護リスナモジュールのIPポートを判定する唯一の方法はディスカバリモジュール501を介する方法であるので、機密保護のレベルを更に向上させることができる。リスナモジュール502は、エージェントをターゲットとする指令を求めて指令ポートを聴取する。リスナモジュール502は、コントロールポイントにより送信される暗号化TCP指令を受信し、指令を解読して、TCPメッセージの保全性を検証する。解読及び機密性検査が成功すれば、解読済みTCPデータがコントロールモジュール503へ送信される。
【0030】
コントロールモジュール503はエージェントの1次コーディネータである。コントロールモジュール503の責務は、機密保護リスナを作成し、破壊し、制御すること、並びに機密保護リスナからTCPメッセージデータを受信し、それをエージェントの他のコンポーネントにより利用されるべきメッセージフォーマットに変換することを含む。変換後のフォーマットは、「アクション」及びそのアクションに関わる引数を含むシンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)であるのが好ましいが、その他のフォーマットを利用しても差し支えない。コントロールモジュールはSOAPメッセージに対して認証及びいくつかの機密検査を実行し、メッセージが合格すれば、SOAPメッセージからアクション及び引数のリストを取り出すためにメッセージは復号される。SOAPメッセージを復号するとき、SOAP SDK505及びXMLパーザ506がコントロールモジュールに機能性を与える。SOAP SDK505は1)入力されるSOAPメッセージを含まれているアクション及び「in」引数に復号するためにコントロールモジュールにSOAP復号機能を提供し、2)アクションの結果及び「out」パラメータをコントロールポイントへ送信するためのSOAPメッセージに符号化するためにコントロールモジュールに符号化機能を提供する。XMLパーザ506は、機密保護リスナから獲得され、コントロールモジュールへ送信されたXMLデータを複数のエレメントタグにパージングすることにより、SOAP SDKを支援する。エレメントタグはSOAPメッセージを符号化するために使用され、SOAPメッセージを復号するために獲得されなければならない。SOAPメッセージが復号されたならば、コントロールモジュールはアクションを処理するために呼び出すべき適正なルーチンを決定する。この点に関して、コントロールモジュールは呼び出しを処理するためにコード自体を有していることを判定しても良いし、あるいはアクションレゾルバ504にコードを引き渡しても良い。
【0031】
アクションレゾルバ504は、コントロールモジュールにより呼び出されると、要求されたアクションを実現するために必要とされるコードを発見する。アクションが「コアアクション」(すなわち、CopyFile、DOSExecute、DeleteFile、Registry操作などのように、エージェントアプリケーション自体がコア機能性として含むアクション)であると考えられる場合、アクションレゾルバは内部でコアアクションハンドラ507から適切な機能を呼び出す。これに対し、アクションがコアアクションではない場合には、アクションレゾルバは、InstallPrinterプラグイン508などの、エージェントに拡張可能機能を追加するインストール拡張アクション(すなわち、プラグイン)を検査する。拡張アクションは、例えば、コントロールポイントによりエージェントに対して、追加及び削除が可能である外部モジュール(dlls)であっても良い。正しいコードの場所が確定されたならば、そのコードによりアクションが実行され、それにより、アクションレゾルバは戻し引数のリストを生成し、コントロールモジュールへ送信する。そこで、コントロールモジュールはSOAP SDK505を使用して、機密保護リスナ502へ送信されるSOAPメッセージを生成する。機密保護リスナ502はメッセージを暗号化し、コントロールポイントへ返送する。
【0032】
次に、図6を参照してInstallPrinter拡張アクション508を更に詳細に説明する。InstallPrinter拡張アクション508、更に一般的に言えばダイナミックデバイスインストーラ(DDI)701は、入力アクション呼び出し600を受信する。アクション呼び出しは、プリンタ40などの新たなプリンタをワークステーション20のエージェントに追加するために端末15のコントロールポイントでアクションを実行するアドミニストレータの結果であっても良い。アクション呼び出しは新たなプリンタを追加するための指令と、引数リストを含む。引数リストは、例えば、追加されるべきプリンタの識別情報(例えば、IPアドレス、プリンタ名、NetBios名など)と、プリンタの装置型とを含む。プリンタの識別情報及び装置型を受信したならば、DDIはその装置型に対応する装置構成情報を求めて既知のデータベース702の問い合わせを実行する(601)。データベース702の問い合わせは、プリンタ構成ファイル414を求めてサーバ51のFTP又はHTTP問い合わせを実行することを含む。問い合わせは、例えば、FTPクライアント417を利用することにより実行されても良い。言うまでもなく、構成ファイルのデータベースがワークステーション20の、フレキシブルディスクなどの取り出し自在の記録媒体、CD−ROM又はその他の何らかの記憶場所に含まれている場合には、DDIはデータベースではなく、その記憶場所を問い合わせることになるであろう。装置構成情報がどこに維持されているかに関わらず、プリンタ構成ファイルは応答602の中でDDIに提供される。
【0033】
装置構成情報を獲得すると、DDIは自動的に装置構成ファイルをインストールし(606)、且つ自動的にプリンタと通信するためのポートを作成する(603)。すなわち、DDIは、ユーザ入力の必要なく、ワークステーション20のウィンドウズオペレーティングシステムの中でプリンタと通信するための適切なポートを判定することにより、プリンタをローカルプリンタ(すなわち、ピアツゥピアとしてワークステーションと通信するプリンタ)として構成すると共に、ポートを構成する。DDIは、スプーラに対して透過的であるレジストリにおいて必要なデータ構造を手動操作で作成することにより、自動的にポートを作成する。次に、DDIはスプーラがデータ構造を再読み取りするようにスプーラを始動、停止させ、その後、スプーラは新たなプリンタポートと、そのポートを使用してデータを送信できることを知る。
【0034】
次に、DDIは、インストールすべきプリンタの型を求めてプリントドライバファイルに対する問い合わせを実行する(604)。この問い合わせは、データベース702と同じ記憶場所に維持されているのが好ましいプリントドライバファイルのデータベース703に対して実行される。データベースから適切なプリントドライバファイルが判定され、応答を介してDDIに戻される(605)。これにより、DDIは該当するプリンタのドライバファイルを自動的にインストールする(606)。プリンタが構成され、通信のためのポートが作成され、且つドライバファイルがインストールされたならば、DDIは新たなプリンタをウィンドウズレジストリに登録し、プリンタのインスタンスを作成する(607)。このように、コントロールポイントが新たなプリンタを追加するための指令をエージェントに対して発行し、その結果、DDIが呼び出され、新たなプリンタを追加するための指令を処理することにより、新たなプリンタは追加される。そこで、ユーザはワークステーションからプリンタに対して直接にプリントジョブを提示することができる。
【0035】
図7から図10は、新たなプリンタを追加することを含めて、ネットワークアドミニストレータがクライアントワークステーションで様々な遠隔操作を実行することができる本発明のコントロールポイントのグラフィカルユーザインタフェースの例を示す。図7に示すように、コントロールポイントのインタフェースはエージェントペーン750と、インストレーションペーン751と、ログペーン752とを含む。
【0036】
エージェントペーン750は、アドミニストレータがネットワーク上に存在するエージェントを閲覧し、インストールされるプリンタ及びインストールされるドライバ拡張を含めて、各エージェントの詳細情報を閲覧し、且つ新たなプリンタを追加すべき又はドライバ拡張を追加すべきエージェントを選択するための手段を提供する。図7には、発見されたエージェントとして1つのエージェントしか示されていないが、エージェントペーンには通常は複数のエージェントがリストアップされていることに注意すべきである。エージェントペーンは図8及び図9に更に詳細に示されており、図8はAgents Listタブ801が選択された状態のエージェントペーンを示し、図9はAgent Detailsタブ802が選択された状態のエージェントペーンを示す。図8に示すように、Agents Listタブを選択すると、ネットワーク上で発見された全てのエージェントのリストが表示される。先に説明した通り、コントロールポイントは、ネットワーク上に存在するエージェントを判定するために「検索」要求を発行し、応答するエージェントが図8のリストに表示される。図9に示すように、Agent Detailsタブを選択すると、アドミニストレータは選択されたエージェントの詳細を閲覧することができる。詳細は、例えば、エージェントのIPアドレス、インストールされているプリンタ、及びその時点でエージェントにどの拡張プラグインがインストールされているかを含む。
【0037】
インストレーションペーン751は、例えば、Install Printerタブ900と、Enterprise Driver Extensionタブ901とを含む。タブ900又は901のいずれかを利用して、アドミニストレータはエージェントペーンに表示されているエージェントに追加すべきプリンタ又はドライバ拡張を選択することができる。図7に示すように、Install Printerタブを選択すると、ネットワーク上にインストールされている全てのプリンタがインストレーションペーンにリストアップされる。従って、アドミニストレータは、エージェントペーンに表示されているエージェントにどのプリンタを追加すべきかを選択することができる。図10に示すように、Enterprise Driver Extensionタブ901を選択した場合には、利用可能なドライバのリストが提示される。このリストから、アドミニストレータはエージェントペーンに提示されたエージェントに追加すべきドライバ拡張を選択することができる。
【0038】
ログペーン752は、アドミニストレータがアクションの結果を検査できるようにアドミニストレータがとるアクションをリストアップする。このペーンは、アドミニストレータが複数のエージェントにおいて複数のアイテムをインストールしている場合に特に有用である。
【0039】
次に、図11から図13を参照して、アドミニストレータがエージェントに新たなプリンタを追加する操作の一例を説明する。図11に示すように、Agents Listタブが選択されており、エージェントペーンには発見された全てのエージェントがリストアップされている。更に、インストレーションペーンでInstall Printerタブが選択されており、ネットワーク上の全てのプリンタがペーンにリストアップされている。エージェント1001(cx295684−abc)にプリンタ1000(CANON_PRINTER)を追加するために、アドミニストレータはマウスなどの指示装置によってインストレーションペーンのプリンタ1000をクリックし、選択されたプリンタ1000をエージェントペーンのエージェント1001のアイコンの上までドラッグする単純なドラッグアンドドロップ操作を実行する。図12は、プリンタ1000のアイコンがインストレーションペーンからエージェントペーンのエージェント1001のアイコンの上までドラッグされているときのプリンタ1000のゴースト画像を示す。図13では、プリンタ1000のアイコンがエージェント1001のアイコンの上に重ねて位置を定められた後、エージェント1001のアイコンがハイライティングされており、ここでアドミニストレータはドラッグアンドドロップ操作を完了する。エージェント1001にプリンタ1000を追加するためのドラッグアンドドロップ操作に応答して、コントロールポイントはプリンタ1000を追加するための指令をエージェント1001の機密保護リスナモジュールポートへ発行する。先に図5及び図6を参照して説明した手続きに従って、エージェントはその指令を処理し、エージェント1001を含むワークステーションのウィンドウズレジストリに新たなプリンタがインストールされる。アドミニストレータは、選択されたエージェントにドライバ拡張を追加すべきときにも同様にして単純なドラッグアンドドロップ操作を実行することができる。同様に、アドミニストレータは、複数のエージェントを含むグループに対してドラッグアンドドロップ操作を実行することにより、一連のワークステーションにプリンタを追加することができる。
【0040】
図14A及びBは、本発明に従って遠隔操作によりワークステーションに新たなプリンタを追加するためのプロセスステップのフローチャートである。図14A及びBのプロセスステップは、エージェントのインストールプリンタ拡張モジュール(より一般的にはDDI(ダイナミックデバイスインストーラ)と呼ばれる)を更に強調して、コントロールポイントとエージェントの双方で実行されるステップを含む。ステップS1400で、コントロールポイントはネットワーク上の全てのエージェントとプリンタを発見する。先に図5に関して説明したように、この発見は、コントロールポイントがネットワーク上の各コンピュータワークステーションを求めて既知のIPポートへ検索要求を発行することにより実行されるか、又はネットワーク上の全ての装置が単にネットワークにおけるメッセージを聴取することにより実行される。ワークステーションにエージェントがインストールされていれば、エージェントのディスカバリモジュールは、そのエージェントの機密保護リスナモジュールに対するIPポートをコントロールポイントに提供することにより、検索要求に応答する。その結果、コントロールポイントのグラフィカルユーザインタフェース(以下、「エージェント管理コンソール」と呼ぶ)のエージェントペーンに、ネットワーク上で発見された全てのエージェントがリストアップされる。ユーザ、好ましくはネットワークアドミニストレータがネットワーク上のエージェントに新たなプリンタを追加することを希望する場合、ユーザは新たなプリンタを追加するための操作を実行する(ステップS1401)。先に図11から図13に関して説明したように、このプロセスは、単に、エージェント管理コンソールのインストレーションペーンから1つのプリンタを選択し、選択されたプリンタをエージェントペーンにあるエージェントのアイコンの上までドラッグして、ドロップすることから成る。ドラッグアンドドロップ操作が完了すると、コントロールポイントは暗号化TCPメッセージを生成し、エージェントの機密保護聴取IPポートへメッセージを送信する(ステップS1402)。
【0041】
ステップS1403では、機密保護リスナモジュールは暗号化TCPメッセージを受信し、メッセージを解読し、いくつかの機密保護検査を実行し、コントロールモジュールへメッセージを送信する。このプロセスについては、先に図5に関して詳細に説明した。コントロールモジュールはメッセージを復号し、DDIを呼び出し、メッセージをDDIへ送信する(ステップS1404)。このプロセスについても、先に図5に関して詳細に説明した、新たなプリンタを追加するためのアクションと、装置型と、追加されるべき新たなプリンタの名前又はIPアドレスとを含むメッセージを受信すると、DDIは、装置型に基づいて、データベースからローカルに又はFTP/HTTPを介して遠隔場所から装置構成情報を獲得する(ステップS1405)。構成ファイルを獲得したならば、DDIはそれらのファイルをワークステーションにインストールし(ステップS1406)、且つプリンタと通信するためのポートを作成する(ステップS1407)。自動的にポートを作成するプロセスについては、先に図6に関して説明した。DDIはデータベースからローカルに又はFTP/HTTPを介して遠隔場所からプリンタのプリントドライバファイルを更に獲得し(ステップS1408)、プリントドライバファイルをワークステーションにインストールする(ステップS1409)。次に、DDIはワークステーションのウィンドウズレジストリで新たなプリンタのインスタンスを作成する(ステップS1410)。
【0042】
コントロールモジュールはDDIによるアクションの実行を監視し、それが完了すると、動作の状態に関するメッセージを生成する(ステップS1411)。すなわち、コントロールモジュールは、新たなプリンタを追加するための動作が成功したか否かを指示するメッセージを生成し、そのメッセージを機密保護リスナモジュールへ送信する。そこで、機密保護リスナモジュールはSOAPメッセージをコントロールポイントへ送信し(ステップS1412)、その結果、エージェント管理コンソールのログペーンにメッセージが表示される(ステップS1413)。
【0043】
以上、ウィンドウズレジストリに現実のプリンタ(すなわち、ネットワークに物理的に接続されているプリンタ)を追加する場合を説明したが、図14A及びBのプロセスステップは仮想プリンタをインストールする場合にも適用できる。仮想プリンタは、プリントジョブのハードコピーをプリントアウトする現実のプリンタではなく、プリントジョブが単に特定のフォーマットにレンダリングされ、レンダリングされたジョブがユーザのワークステーションにおいてファイルに印刷されるだけの、アプリケーションプログラムで選択されるプリンタである。図14A及びBのプロセスステップを利用する場合、アドミニストレータは図11のインストレーションペーンに示されるリストから現実のプリンタを選択するのではなく、リストから仮想プリンタを選択すれば良い。その後のプロセスは先に説明したプロセスと同じであり、DDIがデータベースから装置構成情報及びプリントドライバファイルを獲得し、ユーザのワークステーションに仮想プリンタをインストールする。
【0044】
本発明を特定の実施例によって説明した。本発明は以上説明された実施例に限定されず、当業者により本発明の趣旨から逸脱せずに様々な変更及び変形を実施できることを理解すべきである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを介してコントロールポイント端末と通信するクライアントワークステーションにおいてプリンタフォルダに新たなプリンタを遠隔インストールするためのより簡単な手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用できるネットワーク環境の一例を示す図である。
【図2】コンピュータワークステーションの内部構造の一例を示す図である。
【図3】ローカルエリアネットワークサーバの内部構造の一例を示す図である。
【図4】ウェブサーバの内部構造の一例を示す図である。
【図5】本発明による遠隔管理エージェントの構造を示すブロック線図である。
【図6】本発明に従ってワークステーションに新たなプリンタをインストールするためにダイナミックデバイスインストーラにより実行される通信の一例を示す図である。
【図7】本発明によるコントロールポイントに対するグラフィカルユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図8】選択されたAgents Listタブを有するエージェントペーンの一例を示す図である。
【図9】選択されたAgent Detailsタブを有するエージェンツペーンの一例を示す図である。
【図10】図7のコントロールポイントに対するインストレーションペーンの一例を示す図である。
【図11】エージェントに新たなプリンタを追加するためのコントロールポイントでドラッグアンドドロップ操作の実行の一例を示す図である。
【図12】エージェントに新たなプリンタを追加するためのコントロールポイントでドラッグアンドドロップ操作の実行の一例を示す図である。
【図13】エージェントに新たなプリンタを追加するためのコントロールポイントでドラッグアンドドロップ操作の実行の一例を示す図である。
【図14A】ワークステーションに新たなプリンタを遠隔追加するためのプロセスステップのフローチャートである。
【図14B】ワークステーションに新たなプリンタを遠隔追加するためのプロセスステップのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ネットワーク、10…バックボーン、15…ネットワークアドミニストレータ端末、20〜23…クライアントワークステーション、30…サーバ、31…ディスク、40〜44…プリンタ、50…ネットワーク、51…ウェブサーバ、289…エージェント(コントロールポイント)、500…TCP/IPネットワーク、501…ディスカバリモジュール、502…機密保護リスナモジュール、503…コントロールモジュール、504…アクションレゾルバ、505…SOAP SDK、506…XMLパーザ、507…コアアクションハンドラ、701…ダイナミックデバイスインストーラ(DDI)
Claims (36)
- ネットワークを介してコントロールポイント端末と通信するクライアントワークステーションで新たなプリンタをプリンタフォルダに遠隔インストールする方法であって、
前記コントロールポイント端末で、
前記クライアントワークステーションのプリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作を実行する工程と、
前記動作が実行されるのに応答して、前記コントロールポイント端末が追加されるべき新たなプリンタの識別情報を前記クライアントワークステーションのエージェントへ送信する工程と、
前記クライアントワークステーションで、
前記エージェントが前記コントロールポイント端末から識別情報を受信する工程と、
新たなプリンタの識別情報を受信するのに応答して、前記エージェントが少なくとも一部は受信された識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する工程と、
獲得されたプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報に基づいて、前記エージェントが自動的にプリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする工程と、
前記エージェントがプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する工程とから成ることを特徴とする方法。 - 前記新たなプリンタの識別情報は、該プリンタのネットワークアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ネットワークアドレスは、前記新たなプリンタのIPアドレスであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記識別情報は、前記新たなプリンタのDNS名であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記識別情報は、前記新たなプリンタのNetBios名であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記新たなプリンタは、仮想プリンタであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記プリンタ構成情報及び前記プリントドライバ情報は、前記ネットワーク上の遠隔装置から前記エージェントにより自動的に獲得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記遠隔装置は、FTPサーバであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記エージェントが、前記新たなプリンタと通信するためのポートを自動的に作成する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 新たなプリンタを追加するために前記コントロールポイント端末により実行される動作は、前記コントロールポイント端末の管理コンソールのインストレーションペーンにおいて前記新たなプリンタのアイコンを選択することと、前記管理コンソールのエージェントペーンにある前記エージェントのアイコンの上まで選択された該プリンタをドラッグし、ドロップすることから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記新たなプリンタの識別情報は、前記コントロールポイント端末により前記エージェントへ暗号化TCPメッセージとして送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記暗号化TCPメッセージは、前記エージェントの機密保護聴取ポートへ送信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記機密保護聴取ポートのアドレスは、前記暗号化TCPメッセージを送信する前に発見手続きの中で前記コントロールポイント端末により前記エージェントから獲得されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- ネットワークを介してコントロールポイント端末と通信するクライアントワークステーションで新たなプリンタをプリンタフォルダに遠隔インストールするためのコンピュータ実行可能なプロセスステップであって、
前記コントロールポイント端末で、
前記クライアントワークステーションのプリンタフォルダに新たなプリンタを追加するための動作を実行する工程と、
前記動作が実行されるのに応答して、前記コントロールポイント端末が追加されるべき新たなプリンタの識別情報を前記クライアントワークステーションのエージェントへ送信する工程と、
前記クライアントワークステーションで、
前記エージェントが前記コントロールポイント端末から識別情報を受信する工程と、
新たなプリンタの識別情報を受信するのに応答して、前記エージェントが少なくとも一部は受信された識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する工程と、
獲得されたプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報に基づいて、前記エージェントが自動的にプリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする工程と、
前記エージェントがプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する工程とから成ることを特徴とするコンピュータ実行可能なプロセスステップ。 - 前記新たなプリンタの識別情報は、該プリンタのネットワークアドレスであることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記ネットワークアドレスは、前記新たなプリンタのIPアドレスであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記識別情報は、前記新たなプリンタのDNS名であることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記識別情報は、前記新たなプリンタのNetBios名であることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記新たなプリンタは、仮想プリンタであることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記プリンタ構成情報及び前記プリントドライバ情報は、前記ネットワーク上の遠隔装置から前記エージェントにより自動的に獲得されることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記遠隔装置は、FTPサーバであることを特徴とする請求項20に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記エージェントが、前記新たなプリンタと通信するためのポートを自動的に作成する工程を更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記新たなプリンタを追加するために前記コントロールポイント端末により実行される動作は、前記コントロールポイント端末の管理コンソールのインストレーションペーンにおいて前記新たなプリンタのアイコンを選択することと、前記管理コンソールのエージェントペーンにある前記エージェントのアイコンの上まで選択された該プリンタをドラッグし、ドロップすることから成ることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記新たなプリンタの識別情報は、前記コントロールポイント端末により前記エージェントへ暗号化TCPメッセージとして送信されることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記暗号化TCPメッセージは、前記エージェントの機密保護聴取ポートへ送信されることを特徴とする請求項24に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 前記機密保護聴取ポートのアドレスは、前記暗号化TCPメッセージを送信する前に発見手続きの中で前記コントロールポイント端末により前記エージェントから獲得されることを特徴とする請求項25に記載のコンピュータ実行可能なプロセスステップ。
- 新たなプリンタをクライアントワークステーションに遠隔操作により追加するための動作を実行するクライアントワークステーションのエージェントであって、
前記クライアントワークステーションに追加されるべき新たなプリンタの、コントロールポイント端末から前記エージェントへ送信される識別情報を受信する工程と、
前記新たなプリンタの前記識別情報を受信するのに応答して、少なくとも一部は受信された前記識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得する工程と、
獲得された前記プリンタ構成情報及び前記プリントドライバ情報に基づいて、自動的に該プリンタを構成し且つプリントドライバをインストールする工程と、前記クライアントワークステーションのウィンドウズレジストリで前記プリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成する工程とを実行することを特徴とするエージェント。 - 前記識別情報は、前記エージェントにより暗号化TCPメッセージの一部として受信されることを特徴とする請求項27に記載のエージェント。
- 前記エージェントは、前記暗号化TCPメッセージを解読し、且つそのメッセージを復号して、前記識別情報及び該識別情報と共に前記メッセージに含まれているアクション情報を獲得することを特徴とする請求項28に記載のエージェント。
- 前記識別情報は、ユーザが管理コンソールのインストレーションペーンから前記新たなプリンタのアイコンをドラッグし、前記管理コンソールのエージェントペーンにある前記エージェントのアイコンの上にドロップするドラッグアンドドロップ操作を前記コントロールポイント端末で実行するのに応答して前記エージェントへ送信されることを特徴とする請求項27に記載のエージェント。
- クライアントワークステーションに新たなプリンタを遠隔操作により追加するシステムであって、
前記クライアントワークステーションのプリンタフォルダに前記新たなプリンタを追加するための動作が実行され、その動作が実行されるのに応答して、追加されるべき前記新たなプリンタの識別情報を前記クライアントワークステーションのエージェントへ送信するコントロールポイントと、
前記クライアントワークステーションにあって、前記コントロールポイントから前記識別情報を受信し、それに応答して、少なくとも一部は受信された前記識別情報に基づいてプリンタ構成情報及びプリントドライバ情報を自動的に獲得し、獲得された前記プリンタ構成情報及び前記プリントドライバ情報に基づいて自動的にプリンタを構成し、且つプリントドライバをインストールし、前記クライアントワークステーションのプリンタフォルダでプリンタのローカルに管理されるインスタンスを作成するエージェントとを具備することを特徴とするシステム。 - 前記コントロールポイントで実行される動作は、管理コンソールのインストレーションペーンから前記新たなプリンタをドラッグし、前記管理コンソールのエージェントペーンにある前記エージェントのアイコンの上にドロップすることから成ることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記コントロールポイントは、前記エージェントへ前記識別情報を前記暗号化TCPメッセージの一部として送信することを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記暗号化TCPメッセージは、前記エージェントの機密保護聴取ポートへ送信され、前記機密保護聴取ポートのアドレスは、該暗号化メッセージを送信する前に実行される発見プロセスの一部として前記コントロールポイントにより獲得されることを特徴とする請求項33に記載のシステム。
- クライアントワークステーションのエージェントに新たなプリンタを遠隔操作により追加するためのプロセスを実行するコントロールポイントのグラフィカルユーザインタフェースであって、
前記エージェントに追加することができるプリンタのリスティングを実行するインストレーションペーンと、
ネットワーク上のエージェントのリスティングを実行するエージェントペーンとを具備することを特徴とするグラフィカルユーザインタフェース。 - 前記インストレーションペーンにおけるリスティングから1つのプリンタを選択し、選択されたプリンタをドラッグして、前記エージェントペーンにおけるエージェントのリスティングでエージェントのアイコンの上にドロップすることにより、新たなプリンタが前記エージェントにインストールされることを特徴とする請求項35に記載のグラフィカルユーザインタフェース。
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