JP2004102449A - ジョブネットワークの設定方法、ジョブネットワークの実行方法、ジョブ管理システム、管理端末、およびプログラム - Google Patents

ジョブネットワークの設定方法、ジョブネットワークの実行方法、ジョブ管理システム、管理端末、およびプログラム Download PDF

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    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

Abstract

【課題】ジョブネットワークの設定方法、ジョブネットワークの実行方法、ジョブ管理システム、管理端末、およびプログラムを提供する。
【解決手段】設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理ステムにおけるジョブネットワークの設定方法において、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定可能とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョブネットワークの設定方法、ジョブネットワークの実行方法、ジョブ管理システム、管理端末、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開平5−12037号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平8−44574号公報
【0005】
【特許文献3】
特開2001−282551号公報
【0006】
以上に示した特許文献にも開示されているように、設定されたジョブネットワークに従ってジョブを実行する、いわゆるジョブ管理システムが公知である。  このようなジョブ管理システムにおいて、ユーザは、例えば、図12に示す設定画面を見ながらジョブネットワークの設定を行う。
図12の設定画面では、先行ジョブから後続ジョブにデータを受け渡すように設定が可能であり、ユーザは、先行ジョブA1のプロパティ設定枠54,55の「標準出力」の設定項目64にファイル名を指定し、後続ジョブA2のプロパティ設定枠の「標準入力」の設定項目63に、「標準出力」の設定項目64で指定したのと同じファイル名を指定する。なお、ここでいう標準出力とは、UNIX(登録商標)やMS−DOS(登録商標)などのオペレーティングシステムが備える標準出力であり、オペレーティングシステム上で実行されるプロセスがその出力先に標準として利用するデバイスである。また、標準入力とは、オペレーティングシステム上で実行されるプロセスがその入力元に標準として利用するデバイスである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のジョブ管理システムでは、図12の設定画面でファイル名を設定したとしても、前記ファイル名に対応するファイルはオペレーティングシステム上にユーザが用意する必要があった。また、ジョブネットワークに含まれるジョブの数は、時に膨大であるため、ファイル名の設定やファイルの管理などの煩雑な作業により、ユーザは多大な負担を強いられていた。
【0008】
また、ジョブ管理システムは、図13に示すように複数のコンピュータがネットワークで結合された環境で運用されることも多く、この場合、異なるコンピュータ上で実行されるジョブを含んだジョブネットワークが設定されることがあるが、このような環境下でジョブ間でデータの受け渡しを行う場合には、ジョブ間で受け渡すデータをネットワークを介して送信するための専用のジョブを設定したり、ジョブ管理システムがファイル送信機能を備えていない場合はミドルウエアなどの他のソフトの設定を行わなければならないなど、ジョブネットワークの設定にかかるユーザの負担は大きかった。
【0009】
なお、複数のコンピュータがネットワークで結合される例としては、最近では、ストレージの効率的利用等を目的として編成される、例えば、SAN(Storage Area Network)やNAS(Network Attached Storage)などのストレージシステムがある。そして、ストレージシステムにおいては、負荷分散や可用性の向上等を目的としてRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)管理サーバ、データベースサーバ、ファイルサーバなどがネットワークで結合されて運用される。
【0010】
ジョブネットワークの実行に際し、異なるジョブに、共通の環境変数(オペレーティングシステムにより管理され、ジョブやアプリケーション、バッチ・ファイルなどが参照する文字列をいう)を参照させたいことがある。この場合、異なるジョブが、図13に示したような環境下で実行される場合には、例えば、図14に示す手順で環境変数を各コンピュータにセットアップすることになる。
【0011】
(1)コンピュータ10のオペレーティングシステム上に環境変数ファイル(「Env001」とする)を1つ作成し、このファイルに例えば下記のように環境変数の内容を記述する。なお、この例では、「COMPANY_NAME」、「PRODUCT_NAME」、「DB_NAME」、「BACKUP_ID」が環境変数であり、それぞれに「=」以降の内容が設定されている。
COMPANY_NAME=Hitachi
PRODUCT_NAME=HiCommand
DB_NAME=HiRDB
BACKUP_ID=32695
(2)ジョブネットワークを実行する前に、例えば、コンピュータ10で作成した環境変数ファイル「Env001」を、ネットワーク5を通じて各ジョブが実行されるコンピュータ20,30,40に送信しておく。
(3)ジョブネットワークの設定に際し、各ジョブA1、A2、A3が参照する環境変数ファイルとして「Env001」を指定する。
【0012】
ここで以上の手順をとる場合、従来のジョブ管理システムでは、環境変数ファイルのセットアップや各コンピュータ20,30,40への送信を、ユーザが手動やジョブ設定などにより行う必要がある。また、ジョブネットワークの実行に際しては、先行ジョブによる更新後の環境変数の内容を後続ジョブに参照させたいことがあるが、この場合は、例えば先行ジョブの実行後であって後続ジョブの実行前に、先行ジョブによる更新後の環境変数の内容を先行ジョブが実行されるコンピュータから後続ジョブが実行されるコンピュータに送信するジョブを設定しておくなど、ユーザは面倒な作業を強いられることになる。
以上のように、ジョブ管理システムにおいては、ユーザが効率よくジョブネットワークを設定するための仕組みが必要とされていた。
【0013】
この発明は、ジョブネットワークの設定方法、ジョブネットワークの実行方法、ジョブ管理システム、管理端末、およびプログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明のうち主たる発明は、
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法において、
ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定可能としたことを特徴とする。
なお、本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
以下の開示により、少なくともつぎのことが明らかにされる。
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法において、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
【0016】
ここで先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合するとは、先行ジョブの標準出力として出力されたデータを、後続ジョブの標準入力として受け渡すことである。このようにジョブ管理システムが、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えるため、ユーザは、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブから後続ジョブにデータを受け渡したい場合に、いちいちファイル名を明示的に設定する必要がなくなる。
【0017】
具体的には、例えば、後続ジョブの直前に連結する先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる「先行ジョブ」のチェック欄や、データの受け渡し元となる先行ジョブを指定する「ジョブ名」のチェック欄を選択するだけで、先行ジョブから後続ジョブにデータを受け渡すようにジョブネットワークを設定することができる。また、ファイル名の設定やファイルの管理などをする必要がなく、ファイル名に対応するファイルをオペレーティングシステム上に用意しておく必要もなく、ユーザは簡単にジョブネットワークの設定を行うことができる。とくに、ジョブネットワークに多数のジョブが含まれており、データの受け渡しについての設定を多数のジョブについて行なわなければならない場合には、効率よくジョブネットワークの設定作業を進めることができ、このような場合には、ジョブネットワークの設定にかかるユーザの負担は、従来に比して著しく軽減される。
【0018】
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能であり、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、当該後続ジョブの先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、前記先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、前記後続ジョブを前記第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、前記先行ジョブの標準出力を前記後続ジョブの標準入力に結合することで前記先行ジョブから前記後続ジョブにデータを受け渡すように指定されているジョブネットワークの実行に際し、第一のコンピュータが、前記先行ジョブの標準出力の内容を、第一のコンピュータおよび第二のコンピュータと通信可能に接続する第三のコンピュータに送信し、第三のコンピュータが前記先行ジョブの標準出力の内容を受信してこれを第二のコンピュータに送信し、 第二のコンピュータが前記標準出力の内容を受信してこれを前記後続ジョブの標準入力に結合すること、を特徴とするジョブネットワークの実行方法。
【0019】
このように、異なるコンピュータ上で実行されるジョブを含んだジョブネットワークの設定に際し、ジョブ管理システムがバックグラウンドで受け渡しデータの送信を行うようにすることで、ジョブネットワークの設定にかかるユーザの負担は著しく軽減されることになる。
【0020】
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能であり、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、当該後続ジョブの先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、前記先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、前記後続ジョブを前記第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、前記先行ジョブの標準出力を前記後続ジョブの標準入力に結合することで前記先行ジョブから前記後続ジョブにデータを受け渡すように指定されているジョブネットワークの実行に際し、第一のコンピュータが、前記先行ジョブの標準出力の内容を第二のコンピュータに送信し、第二のコンピュータが前記標準出力の内容を受信してこれを前記後続ジョブの標準入力に結合すること、を特徴とするジョブネットワークの実行方法。
【0021】
このように異なるコンピュータで実行されるジョブ間で受け渡すデータを、先行ジョブが実行されるコンピュータから後続ジョブが実行されるコンピュータに直接送信するようにすることで、データの受け渡しを迅速に行うことができる。また、このようにすることで、ネットワークの通信量を減らすことができる。
【0022】
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御するジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法において、ジョブの実行に際し参照する環境変数として、複数のジョブに共通に参照される環境変数の指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
【0023】
このようにジョブネットワークの設定において、ジョブの実行に際し参照する環境変数として、複数のジョブの共通に参照される環境変数を指定可能としたことで、ユーザはジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、環境変数の内容を書き込むためのファイルを用意したり、環境変数を各コンピュータに手動で送信したりそのためのジョブを設定するといった作業をしなくても、ユーザは複数のジョブが共通の環境変数を参照するようにジョブネットワークを設定することができる。
【0024】
また、先行ジョブの実行後の環境変数の内容の更新方法として、先行ジョブの標準出力の内容に基づいて環境変数の内容を更新する方法の指定を可能としたことで、前述のような面倒なセットアップ作業をすることなく、ユーザは先行ジョブによる更新後の環境変数の内容を参照するようにジョブネットワークを設定することができる。なお、この場合、特定ファイルの内容に基づいて前記環境変数の内容を更新する方法を指定できるようにしてもよい。また、環境変数を同一のジョブネットワークに所属するジョブのみが共通に参照するように指定できるようにしてもよい。さらに、環境変数を、ある先行ジョブに後続するジョブのみが共通に参照するように指定できるようにしてもよい。
【0025】
設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し、ジョブネットワークの設定におけるジョブの設定において、ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数を指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、 後続ジョブが参照する環境変数として、当該後続ジョブが所属するジョブネットワークに設定されている複数のジョブが共通に参照する環境変数が指定されているジョブネットワークの実行に際し、後続ジョブに対する先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、 後続ジョブを第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、第一のコンピュータが、先行ジョブの実行により更新された更新後の環境変数の内容を、第一のコンピュータおよび第二のコンピュータと通信可能に接続する第三のコンピュータに送信し、第三のコンピュータが、更新後の環境変数の内容を受信してこれを第二のコンピュータに送信し、第二のコンピュータが、前記環境変数の内容を受信してその内容を後続ジョブの実行に際し後続ジョブに参照させることを特徴とする、ジョブネットワークの実行方法。
【0026】
このように、異なるコンピュータ上で実行されるジョブを含んだジョブネットワークの設定に際し、ジョブ管理システムがバックグラウンドで環境変数の内容の更新を行うことで、ユーザは簡単に複数のジョブに、共通される環境変数をさせるようにジョブネットワークを設定することができ、ジョブネットワークの設定にかかるユーザの作業負荷が著しく軽減されることになる。
【0027】
また、このように第三のコンピュータを介在させずに、第一のコンピュータが、前記先行ジョブの実行により更新された更新後の環境変数の内容を第二のコンピュータに送信し、第二のコンピュータが、更新後の前記環境変数の内容を受信してその内容を前記後続ジョブの実行に際して参照させるようにしてもよい。
【0028】
このように更新後の環境変数の内容を第一のコンピュータから第二のコンピュータに直接送信することで、環境変数の内容を迅速に伝えることができる。また、第一のコンピュータと第三のコンピュータ、第三のコンピュータと第二のコンピュータとの間の通信量を減らすことができ、ネットワークを効率よく利用することができる。
【0029】
===実施例===
<ジョブ管理システム>
本発明の一実施例として説明するジョブ管理システムが稼働するコンピュータシステムの構成を図1に示す。このシステムは、ネットワーク5を介して接続されるコンピュータ10,20,30,40を含んで構成される。各コンピュータ10,20,30,40では、オペレーティングシステムが稼働しており、ジョブ管理システムは、設定されたジョブネットワークに従って、オペレーティングシステム上でジョブを実行する。
【0030】
このシステムの主な機能は、コンピュータ10で稼働するマネージャプログラム(以下、「マネージャ」と称する)11と、コンピュータ20,30,40で稼働するエージェントプログラム(以下「エージェント」と称する)21,31,41と、によって提供される。
【0031】
このうちマネージャ11は、ジョブおよびジョブネットワークの管理、ジョブネットワークの解析、ジョブのスケジュール管理、イベントハンドリング、ジョブやジョブネットの実行制御や監視などを行う。また、マネージャ11は、ユーザがGUI方式によるユーザインタフェースにより登録したジョブネットワークの構成情報をデータベースに記憶している。この構成情報には各ジョブの実行順序や各ジョブの起動時刻などについての設定情報が含まれる。マネージャ11は、コンピュータ10の内蔵タイマが出力する日時や先行ジョブの終了等のジョブの実行状況などを監視し、前記構成情報に登録されているあるジョブの起動タイミングが到来すると、例えば、そのジョブの実行をエージェント21,31,41に指示する。エージェント21,31,41は、マネージャ11から送られてくるジョブ実行要求に従ってジョブを実行する。
【0032】
<データの受け渡し>
図2は、ジョブネットワークの構成情報を設定する際、ジョブ管理システムの管理端末(不図示)のディスプレイにGUI(Graphical User Interface)形式で表示される設定画面である。なお、管理端末は、例えば、コンピュータ10,20,30,40自身がその機能を備える場合、コンピュータ10,20,30,40のいずれかに接続するコンピュータである場合、コンピュータ10,20,30,40とは異なる、ネットワーク5に接続する別のコンピュータである場合など、適宜な態様をとりうる。
【0033】
図2の設定画面に表示されているジョブネットワークは、ジョブA1に後続してジョブA2を実行し、ジョブA2に後続してジョブA3を実行するように設定されている。この図において、ジョブA1,A2のそれぞれに対応するオブジェクト51,52から吹出状に表示される、ジョブA1,A2のプロパティ設定枠54,55内には、「コンピュータ」、「コマンド」、「標準入力」、「標準出力」などの各設定項目61〜64が設けられている。なお、プロパティ設定枠54,55は、別ウィンドウで表示するようにしてもよい。このうち「コンピュータ」の設定項目61には、そのジョブが実行されるコンピュータの識別子が設定される。「コマンド」の設定項目62には、このジョブにより起動されるコマンド名が設定される。コマンドの起動によりオペレーティングシステム上にプロセスが生成される。なお、1のジョブに複数のプロセスを含ませることもできる。
【0034】
「標準入力」の設定項目63には、先行ジョブからどのようにしてデータを受け渡すかを指定する。また、この「標準入力」の設定項目63では、ユーザは「先行ジョブ」、「ジョブ名」、「ファイル名」、「なし」のチェック欄71〜74の中からいずれかのチェック欄を選択することができる。
【0035】
ここで「先行ジョブ」のチェック欄71が選択された場合には、データの受け渡し元となる先行ジョブはジョブネットワークの構成から自動的に決定され、例えば、図2においてジョブA2の設定枠54,55で先行ジョブが選択された場合には、ジョブA2の直前に連結するジョブA1が先行ジョブとなる。一方、ジョブA1からジョブA3にデータを受け渡す場合は、ユーザは「ジョブ名」のチェック欄72を選択し、「:」に続く入力欄にデータの受け渡し元となるジョブ名を入力する。なお、ジョブの実行時におけるジョブ間のデータ受け渡し処理は、後述するジョブ管理システムの機能により自動的に行われる。すなわち、ジョブ間でデータの受け渡しを行うようにジョブネットワークを設定したい場合に、ユーザは以上に説明した設定作業のみを行えばよく、ユーザの作業効率は従来に比べて格段に改善される。
【0036】
従来のようにデータの受け渡しのファイルを明示的に指定したい場合には、「ファイル名」のチェック欄73を選択した場合は標準入力としたいファイル名を指定する。データを受け渡す必要が無ければ、「なし」のチェック欄74を選択する。なお、データを受け渡す必要がある場合に「あり」のチェック欄を選択するようにしてもよい。
【0037】
以上に説明したように、このジョブ管理システムにあっては、ジョブ間でデータを受け渡したい場合には、「標準入力」の設定欄63において「先行ジョブ」のチェック欄71を選択するだけでよい。また、ジョブネットワークで直前に設定されているジョブからではなく、特定の先行ジョブから後続ジョブにデータを受け渡したい場合には、「標準入力」の設定欄63において「ジョブ名」のチェック欄72を選択してデータの受け渡し元となるジョブ名を設定するだけでよい。このため従来のようにユーザが明示的にファイル名を指定する必要が無く、ユーザの負荷は少なくて済む。また、後述するように、ネットワーク5を介したデータ通信が必要な場合でも、ジョブ管理システムが自動的にデータ送信を行うため、ユーザは手動操作でデータ送信を行ったり、データ送信を行うジョブのスケジューリングを行ったりする必要がなく、ジョブ間でのデータの受け渡しのための設定にかかるユーザの負担は従来に比べて著しく軽減される。とくに、ジョブネットワークに多数のジョブが含まれており、データの受け渡しについての設定を多数のジョブについて行なわなければならない場合には、ユーザは効率よくジョブネットワークの設定作業を進めることができる。
【0038】
(マネージャの処理)
つぎに、ジョブネットワークの実行に際してのジョブ管理システムの処理について説明する。ジョブネットワークの実行時におけるマネージャ11の処理を図3のPAD図に示す。設定されたジョブネットワークの実行に際し、マネージャ11は、利用する変数やメモリ内容の初期化などの初期処理(S311)を行った後、ジョブネットワークの受付処理(S321)→ジョブネットワーク解析処理(S322)→ジョブネットワーク実行処理(S323)の各プロセスを、終了指示の割り込みが入力されるまでの間(S320)、繰り返し実行する。マネージャ11は、割り込みが入力されると終了処理を行う(S324)。
【0039】
図4に示すPAD図は、図3におけるマネージャ11のジョブネットワーク実行処理(S323)の処理の詳細である。マネージャ11は、実行可能なジョブを1つ選出する(S411)。ここで実行可能なジョブとは、ジョブ管理システムが実行待ち状態として管理しているジョブのうち、先行ジョブの終了やイベントの受信など実行開始の条件が揃った状態にあるジョブをいう。そして、マネージャ11は選出したジョブについて設定されている情報を解析し(S412)、そのジョブが他のコンピュータで実行されるジョブであるのか、自身が実行するジョブであるのかを判断する(S413)。ここで他のコンピュータで実行するジョブである場合、マネージャ11は、そのジョブの設定情報において、「先行ジョブ」のチェック欄71、「ジョブ名」のチェック欄72、「ファイル名」のチェック欄73、「なし」のチェック欄74のいずれが選択されているかを調べる。ここで「先行ジョブ」のチェック欄71が選択されている場合は(S414)、当該ジョブが実行されるコンピュータに先行ジョブの標準出力ファイルを送信する(S415)。
【0040】
「ジョブ名」のチェック欄72が選択されている場合は、該当の先行ジョブの標準出力の内容を書き出したファイル(以下、「標準出力ファイル」と称する)を、そのジョブが実行されるコンピュータ(以下、「実行コンピュータ」と称する)に送信する(S416)。また、「ファイル名」のチェック欄73が選択されている場合は、そのファイル名に対応するファイル(以下、「指定ファイル」と称する)に先行ジョブの標準入力の内容を書き出し、そのファイルを実行コンピュータに送信する。
【0041】
つぎにジョブ管理システムは、(S415)や(S416)において送信した標準出力ファイル、もしくは、送信した指定ファイルの内容を、選出した前記の実行可能なジョブの標準入力の内容とするように設定した当該ジョブについての実行指示を、実行コンピュータ上で稼働しているエージェント21,31,41に向けて送信する(S418,S419)。なお、この実施例では、ジョブの実行のためのプログラムやデータは、そのジョブの実行時においてコンピュータ10,20,30,40にセットアップされているものとして説明している。エージェント21,31,41によるジョブの実行後は、エージェント21,31,41からマネージャ11にその実行結果が送信される(S420)。
【0042】
(S413)において選出したジョブが、マネージャ11自身が実行すべきジョブであった場合には、そのジョブの設定情報において、「先行ジョブ」のチェック欄71、「ジョブ名」のチェック欄72、「ファイル名」のチェック欄73、「なし」のチェック欄74のいずれが選択されているかを調べる(S431)。ここで「先行ジョブ」のチェック欄71が選択されている場合には、ジョブ管理システムは、先行ジョブの標準出力ファイルの内容を当該ジョブの標準入力の内容とするように設定する(S432)。また、「ジョブ名」のチェック欄72が選択されている場合には、ジョブ管理システムは、先行ジョブの標準出力ファイルの内容を当該ジョブの標準入力の内容とするように設定する(S433)。また、「ファイル名」のチェック欄73が選択されている場合には、指定ファイルの内容を当該ジョブの標準入力の内容とするように設定する(S434)。そして、(S431)の処理に続いて、マネージャ11は選択されたジョブを実行する(S435)。
【0043】
(エージェントの処理)
つぎに、図5のPAD図に従ってエージェント21,31,41の処理について説明する。実行コンピュータで稼働しているエージェント21,31,41は、利用する変数やメモリ内容の初期化等の初期処理(S511)を行った後、マネージャ11からの送信ファイルの受信(S521)→マネージャ11からのジョブ実行要求の受信(S522)→ジョブの実行(S523)→ジョブの実行結果のマネージャ11への送信(S524)、の各プロセスを終了指示の割り込みが入力されるまでの間(S520)、繰り返し実行する。そして、エージェント21,31,41は、割り込みが入力されると終了処理(S525)を行う。
【0044】
なお、エージェント21,31,41が実行したジョブが後続ジョブにデータを受け渡すように設定されている先行ジョブである場合には、エージェント21,31,41は、先行ジョブの実行後、先行ジョブの標準出力の内容を書き出した標準出力ファイルをネットワーク5を介してマネージャ11に送信する。また、このようにしてエージェント21,31,41から送信されてくる標準出力ファイルは、(S415)や(S416)の処理においてマネージャ11から後続ジョブが実行されるエージェント21,31,41に送信されることになる。
【0045】
ところで、以上に説明した実施例では、先行ジョブから後続ジョブに受け渡されるデータは、一旦、マネージャ11が稼働するコンピュータ10に送信され、マネージャ11が後続ジョブが実行されるコンピュータに送信するようにしている。すなわち、この仕組みでは、マネージャ11に全てのエージェント21,31,41で実行される先行ジョブからの後続ジョブへの受け渡しデータが集められることになるが、マネージャ11を介さずに先行ジョブが実行されるコンピュータから後続ジョブが実行されるコンピュータにデータを直接送信するようにすることもできる。
【0046】
ここでこの場合には、例えば、マネージャ11がジョブの実行指示を、実行コンピュータ上で稼働しているエージェント21,31,41に向けて送信する際(S419)に、その実行指示に、そのジョブの実行後に後続ジョブに受け渡すデータを後続ジョブが実行されるコンピュータに送信する指示を付帯させる。そして、エージェント21,31,41は、先行ジョブの実行後に、後続ジョブに受け渡すデータを後続ジョブが実行されるコンピュータに向けて送信するようにする。このような直接送信とした場合、コンピュータ10にデータが送信されない分、ネットワーク5の負荷が軽減され、ネットワークを効率よく利用できる。
【0047】
なお、後続ジョブと先行ジョブが同一のコンピュータ上で実行される場合には、例えば、ファイルのコピーやファイル名の受け渡しにより、先行ジョブから後続ジョブにデータを受け渡すことになる。
【0048】
<環境変数>
図6は、ジョブネットワークの構成情報を設定する際、前述の管理端末のディスプレイにGUI形式で表示される設定画面である。図6の設定画面に表示されているジョブネットワークは、ジョブA1に後続してジョブA2を実行し、ジョブA2に後続してジョブA3を実行するように設定されている。ジョブA1,A2,A3のそれぞれに対応する各オブジェクト51,52,53から吹出状に表示されるジョブA1,A2,A3ごとのプロパティ設定枠54,55,56には、「コンピュータ」、「コマンド」、「標準入力」、「標準出力」、「環境変数ファイル」、「グローバル環境変数更新方法」の各設定項目61〜66が設けられている。なお、プロパティ設定枠54,55,56は、別ウィンドウで表示するようにしてもよい。このうち「コンピュータ」の設定項目61、「コマンド」の設定項目62、「標準入力」の設定項目63の各設定項目についての説明は前述と同様であるので説明を省略する。
【0049】
「環境変数ファイル」の設定項目65、「グローバル環境変数更新方法」の設定項目66は、ジョブ管理システムはジョブネットワークを構成するジョブ間で共有する環境変数であるグローバル環境変数についての設定項目である。「環境変数ファイル」の設定項目65には、ジョブ間での環境変数の交換する際に環境変数の内容が書き出されるファイルのファイル名を指定する。
【0050】
ユーザは、「グローバル環境変数更新方法」の設定項目66のチェック欄においていずれかの更新方法を選択することで、グローバル環境変数の更新方法を指定することができる。プロパティ設定枠54,55,56では、グローバル環境変数の更新方法として、「標準出力の内容」、「指定ファイル」、「なし」、のいずれかのチェック欄81〜83を選択することができる。
【0051】
各項目に関連したジョブ管理システムの処理について説明する。ジョブネットワークを構成するジョブA1の設定において、「指定ファイル」のチェック欄82を選択した場合には、グローバル環境変数の出力先として明示的に指定されたローカルファイルが用いられる。なお、「指定ファイル」のチェック欄82を選択する場合には、ユーザはここで指定するファイル名のファイルを、ジョブの実行前にそのジョブを実行するコンピュータのオペレーティングシステム上に用意しておく必要がある。ジョブA1の実行後には、指定ファイルである「Env001」というファイルにジョブA1の実行後のグローバル環境変数の内容が設定される。
【0052】
グローバル環境変数には例えばつぎのような内容が設定される。
COMPANY_NAME=Hitachi
PRODUCT_NAME=HiCommand
DB_NAME=HiRDB
BACKUP_ID=32695
【0053】
また、この場合に、ジョブA2の設定において、グローバル環境変数の更新方法として「標準出力の内容」のチェック欄81が選択されており、ジョブA2の実行によりつぎのような更新後の環境変数の内容が標準出力に出力された場合には、グローバル環境変数の内容は以下の内容に更新され、ジョブA3はこの内容に基づいて実行される(この例では、BACKUP_IDの内容が変更されている)。  COMPANY_NAME=Hitachi
PRODUCT_NAME=HiCommand
DB_NAME=HiRDB
BACKUP_ID=32700
【0054】
なお、更新方法として「なし」のチェック欄83が選択されている場合には、そのジョブが実行された場合でもグローバル環境変数の内容は更新されない。
【0055】
グローバル環境変数を参照するかどうかを、プロパティ設定枠54,55,56で指定できるようにしてもよい。なお、通常はローカル環境変数を優先する。これにより必要なジョブのみがグローバル環境変数を参照するように指定することができ、例えば、後続ジョブのみがグローバル環境変数を参照するといった指定が可能となる。また、ジョブネットワークごとにグローバル環境変数を参照するかどうかを指定できるようにしてもよい。この場合には、例えば、ジョブネットワークごとにグローバル環境変数のインスタンスがマネージャ上に生成されることになる。
【0056】
環境変数を同一のジョブネットワークに所属するジョブのみが共通に参照するように指定できるようにしてもよい。さらに、環境変数をある先行ジョブに後続するジョブのみが共通に参照するように指定できるようにしてもよい。
【0057】
また、入れ子状のジョブネットワークを設定する場合には、親ジョブネットワークに包含される子ジョブネットワークについては、デフォルトでは、親ジョブネットワークが参照しているグローバル環境変数の内容を参照するようにし、ユーザが指定した場合には子ジョブネットワーク内で独自のグローバル環境変数を参照するようにしてもよい。また、グローバル環境変数とローカル環境変数に同じ変数名で設定された環境変数が存在する場合に、どちらを優先して適用するかをユーザが指定できるようにしてもよい。
【0058】
(マネージャの処理)
図7のPAD図に従い、コンピュータ10で稼働するマネージャ11の処理について説明する。設定されたジョブネットワークの実行に際し、マネージャ11は、利用する変数やメモリ内容の初期化などの初期処理(S711)を行った後、ジョブネットワークの受付処理(S721)→ジョブネットワーク解析処理(S722)→ジョブネットワーク実行処理(S723)の各プロセスを、終了指示の割り込みが入力されるまでの間(S720)、繰り返し実行する。マネージャ11は、割り込みが入力されると終了処理を行う(S724)。
【0059】
図7におけるマネージャ11のジョブネットワーク実行処理(S723)について図8のPAD図とともに詳述する。マネージャ11はオペレーティングシステム上にグローバル環境変数を書き出すファイル(「以下、グローバル環境変数ファイル」と称する)を生成する(S811)。
【0060】
なお、マネージャ11は、ジョブネットワークを新たに実行するたびに新たなグローバル環境変数ファイルを生成する。また、グローバル環境変数はデフォルトでは一のジョブネットワークを構成しているジョブ間でのみ共有されるように設定される。また、マネージャ11が稼働しているコンピュータ10のメモリ上に領域にグローバル環境変数の記憶領域を割り当てておき、必要に応じてメモリ上のグローバル環境変数の内容をディスクドライブなどの記憶デバイス上に用意されたグローバル環境変数ファイルに出力するように構成してもよい。
【0061】
つぎに、マネージャ11は、実行可能なジョブを1つ選出する(S821)。マネージャ11は、ジョブを選出すると、そのジョブについて設定されている情報を解析する(S822)。マネージャ11は、グローバル環境変数ファイルを、選出した前記ジョブを実行するコンピュータ(以下、「実行コンピュータ」と称する)に送信する(S823)。なお、グローバル環境変数ファイルの内容が空であれば、実行コンピュータに送信しないようにしてもよい。
【0062】
つぎに、マネージャ11は、実行コンピュータのエージェント21,31,41に、選出した前記ジョブについての実行指示を送信する(S824)。なお、この実行指示には、(S823)において送信したグローバル環境変数ファイルを当該ジョブの環境変数ファイルとして指定させる指示が含まれる。また、この実行指示には、ローカル環境変数ファイルを当該ジョブの環境変数ファイルとして指定させる指示が含まれる場合もあるが、その場合には、グローバル環境変数ファイルとローカル環境変数ファイルの双方を当該ジョブが参照するようにしてもよいし、どちらか一方のみを優先的に参照させるようにすることもできる。また、双方を参照するようにした場合に、双方のファイルに同じ環境変数名が含まれている場合 には、どちらか一方が優先的に適用されるようにしてもよい。
【0063】
後述するように、実行コンピュータ上で稼働するエージェント21,31,41は、実行指示を受信するとそのジョブを実行する。ジョブの実行後、エージェント21,31,41はその処理結果をマネージャ11に送信し、マネージャ11は、エージェント21,31,41から送られてくるジョブの実行結果を受信する(S825)。
【0064】
つぎに、マネージャ11は、後述する(S1030)の処理によりエージェント21,31,41から送られてくるグローバル環境変数を更新するためのデータ(以下、「グローバル環境変数更新データ」と称する)を受信して(S826)、その内容によりグローバル環境変数ファイルの内容を更新する(S827)。なお、更新データが存在しなければ、グローバル環境変数ファイルの更新は行わない。また、前述のプロパティ設定枠54,55,56で「標準出力の内容」81が選択されていた場合には、標準出力の内容がグローバル環境変数の更新データとしてマネージャ11に送信され、マネージャ11はその更新データの内容に従ってグローバル環境変数の内容を更新することになる。一方、プロパティ設定枠54,55,56でファイルが指定されていた場合には、そのファイルの内容によりグローバル環境変数の更新データが生成され、その更新データがマネージャ11に送信され、マネージャ11はその内容に基づいてグローバル環境変数の内容を更新する。
ジョブネットワークの全ての処理が終了すれば、必要であればマネージャ11はグローバル環境変数ファイルを削除する(もしくは、無効化する)(S830)。
【0065】
(エージェントの処理)
つぎに、図9のPAD図に従ってエージェント21,31,41の処理を説明する。実行コンピュータで稼働しているエージェント21,31,41は、利用する変数やメモリ内容の初期化などの初期処理(S911)を行った後、マネージャ11から送信されてくるファイルの受信(S921)→マネージャ11からのジョブ実行要求の受信(S922)→ジョブの実行(S923)→ジョブの実行結果のマネージャ11への送信(S924)→グローバル環境変数処理(S925)の各プロセスを、終了指示の割り込みが入力されるまでの間(S920)、繰り返し実行する。そしてエージェント21,31,41は、割り込みが入力されると終了処理(S926,S927)を行う。
【0066】
図10のPAD図とともに、図9におけるグローバル環境変数処理(S925)について詳述する。実行コンピュータ上で稼働するエージェント21,31,41は、既に存在するグローバル環境変数更新データをクリアする(S1011)。ここでグローバル環境変数更新方法として「標準出力の内容」のチェック欄81が選択されていた場合(S1020)、実行コンピュータで稼働するエージェント21,31,41は、標準出力の内容をテンポラリファイルに書き出し、その内容をグローバル環境変数更新データとして設定する(S1021)。なお、ジョブの標準出力が無い場合は更新データの設定を行わない仕組みとしてもよい(S1022)。
【0067】
一方、グローバル環境変数更新方法として、「指定ファイル」のチェック欄82が選択されていた場合には、指定されたファイル名のファイルの内容をグローバル環境変数更新データとして設定する(S1022)。そして、実行コンピュータで稼働するエージェント21,31,41は、以上のようにして設定されたグローバル環境変数更新データをマネージャ11に送信する(S1030)。なお、グローバル環境変数更新データは、エージェントが受信したグローバル環境変数と、当該ジョブが指定したグローバル環境変数との差分を取って、設定するようにしてもよい。
【0068】
以上のようにしてグローバル環境変数がジョブ間で共有される仕組みについて、図11とともにより具体的に説明する。コンピュータ10上で稼働するマネージャ11が、コンピュータ20で稼働するエージェント21に、ジョブA1の実行指示を送信する(S1111)。エージェント21は、実行指示を受信するとジョブA1を実行する(S1112)。ジョブA1の実行後、エージェント21は、ジョブA1の処理結果と「Env001」で定義されたグローバル環境変数更新データとをコンピュータ10に送信する(S1113)。グローバル環境変数は、例えば、マネージャが実行されるコンピュータ10により、初期値が設定される。
【0069】
マネージャ11は、ジョブA1の処理結果とグローバル環境変数更新データを受信すると、受信したグローバル環境変数更新データによりグローバル環境変数の内容を更新し、コンピュータ30に、更新後のグローバル環境変数の内容と、ジョブA2の実行指示を送信する(S1114)。コンピュータ30で稼働するエージェント31は、実行指示を受信するとジョブA2を実行する(S1115)。ジョブA2の実行後、エージェント31は、ジョブA2の処理結果とグローバル環境変数更新データとをコンピュータ10に送信する。
【0070】
マネージャ11は、ジョブA2の処理結果とグローバル環境変数更新データを受信すると、受信したグローバル環境変数更新データによりグローバル環境変数の内容を更新し、コンピュータ40に、更新後のグローバル環境変数の内容と、ジョブA3の実行指示を送信する(S1117)。コンピュータ40で稼働するエージェント41は、実行指示を受信するとジョブA3を実行する(S1118)。ジョブA3の実行後、エージェント41は、ジョブA3の処理結果をコンピュータ10に送信する(S1119)。
【0071】
ところで、以上の実施例では、グローバル環境変数更新データは、一旦、マネージャ11が稼働するコンピュータ10に送信され、そのデータをマネージャ11が後続ジョブが実行されるコンピュータに間接的に送信するようにしているが、先行ジョブが実行されるコンピュータから後続ジョブが実行されるコンピュータにグローバル環境変数更新データを直接送信するようにすることもできる。この場合には、例えば、マネージャ11がジョブの実行指示を、実行コンピュータ上で稼働しているエージェント21,31,41に向けて送信する際(S824)に、その実行指示に、そのジョブの実行後に後続ジョブが稼働するコンピュータにグローバル環境変数更新データを送信する指示を付帯させる。その一方で、エージェント21,31,41は、ジョブの実行後に、グローバル環境変数更新データを後続ジョブが実行されるコンピュータに送信するようにし、これを受信したエージェント21,31,41が、そのグローバル環境変数更新データに基づいて、後続ジョブに参照させるグローバル環境変数の内容を更新するようにする。
【0072】
以上、本発明に係るジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【0073】
また、以上に説明したジョブ管理システムの機能は、ジョブ管理システムの全ての機能を説明している訳ではなく、ジョブ管理システムには、以上に説明した以外にも、ジョブネットワークのスケジューリングによる実行制御機能、繰り返し実行制御、何らかのイベントを検知してジョブの実行を開始する機能、GUIの制御、ネットワーク5を介した通信機能、ジョブの実行管理のためのキューイング処理を行う機能など、適用されるシステムの形態に応じて他にも様々な公知の機能を備えていてもよい。
【0074】
以上に説明した実施例は、ジョブ管理システムが、ネットワーク5を介して接続されるコンピュータ10,20,30,40上で稼働する場合について説明したが、本発明は、例えば、一台のコンピュータ上でマネージャ11とエージェント21,31,41の全てを稼働させる構成に適用することもできる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、ジョブネットワークを効率よく設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による、コンピュータシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による、ジョブネットワークの構成情報を設定する際、ジョブ管理システムの管理端末のディスプレイに表示される設定画面を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による、マネージャの処理を説明するPAD図を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による、マネージャのジョブネットワーク実行処理を説明するPAD図を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による、エージェントの処理を説明するPAD図を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による、ジョブネットワークの構成情報を設定する際、ジョブ管理システムの管理端末のディスプレイに表示される設定画面を示す図である。
【図7】本発明の一実施例による、マネージャの処理を説明するPAD図を示す図である。
【図8】本発明の一実施例による、マネージャのジョブネットワーク実行処理を説明するPAD図を示す図である。
【図9】本発明の一実施例による、エージェントの処理を説明するPAD図を示す図である。
【図10】本発明の一実施例による、グローバル環境変数処理を説明するPAD図を示す図である。
【図11】本発明の一実施例による、グローバル環境変数がジョブ間で共有される仕組みを説明する図である。
【図12】ジョブネットワークの設定画面を示す図である。
【図13】複数のコンピュータがネットワークで結合された、ジョブ管理システムの運用環境の一例を示す図である。
【図14】環境変数を各コンピュータにセットアップする手順を説明する図である。
【符号の説明】
5 ネットワーク
10〜20 コンピュータ
11 マネージャ
21〜31 エージェント
63 「標準入力」の設定項目
64 「標準出力」の設定項目
65 「環境変数ファイル」の設定項目
66 「グローバル環境変数更新方法」の設定項目
71 「先行ジョブ」のチェック欄
72 「ジョブ名」のチェック欄
81 「標準出力の内容」のチェック欄
82 「指定ファイル」のチェック欄

Claims (16)

  1. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法において、
    ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  2. 請求項1に記載のジョブネットワークの設定方法において、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、当該後続ジョブの直前に連結する先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  3. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能であり、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、当該後続ジョブの先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、
    前記先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、前記後続ジョブを前記第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、前記先行ジョブの標準出力を前記後続ジョブの標準入力に結合することで前記先行ジョブから前記後続ジョブにデータを受け渡すように指定されているジョブネットワークの実行に際し、
    第一のコンピュータが、前記先行ジョブの標準出力の内容を、第一のコンピュータおよび第二のコンピュータと通信可能に接続する第三のコンピュータに送信し、
    第三のコンピュータが前記先行ジョブの標準出力の内容を受信してこれを第二のコンピュータに送信し、
    第二のコンピュータが前記標準出力の内容を受信してこれを前記後続ジョブの標準入力に結合すること、
    を特徴とするジョブネットワークの実行方法。
  4. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能であり、ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、当該後続ジョブの先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、
    前記先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、前記後続ジョブを前記第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、前記先行ジョブの標準出力を前記後続ジョブの標準入力に結合することで前記先行ジョブから前記後続ジョブにデータを受け渡すように指定されているジョブネットワークの実行に際し、
    第一のコンピュータが、前記先行ジョブの標準出力の内容を第二のコンピュータに送信し、
    第二のコンピュータが前記標準出力の内容を受信してこれを前記後続ジョブの標準入力に結合すること、
    を特徴とするジョブネットワークの実行方法。
  5. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御するジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの設定方法において、
    ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数の指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  6. 請求項5に記載のジョブネットワークの設定方法において、当該先行ジョブの実行後の前記環境変数の内容の更新方法として、当該先行ジョブの標準出力の内容に基づいて前記環境変数の内容を更新する方法の指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  7. 請求項5に記載のジョブネットワークの設定方法において、ジョブネットワークの設定における先行ジョブの設定において、当該先行ジョブの実行後の前記環境変数の内容の更新方法として、特定ファイルの内容に基づいて前記環境変数の内容を更新する方法の指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  8. 請求項5に記載のジョブネットワークの設定方法において、前記環境変数を同一のジョブネットワークに所属するジョブのみが共通に参照する指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  9. 請求項5に記載のジョブネットワークの設定方法において、前記環境変数をある先行ジョブに後続するジョブのみが共通に参照する指定を可能としたことを特徴とするジョブネットワークの設定方法。
  10. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し、ジョブネットワークの設定におけるジョブの設定において、ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数を指定させる手段を備えるジョブ管理システムにおけるジョブネットワークの実行方法において、後続ジョブが参照する環境変数として、当該後続ジョブが所属するジョブネットワークに設定されている複数のジョブが共通に参照する環境変数が指定されているジョブネットワークの実行に際し、
    後続ジョブに対する先行ジョブを第一のコンピュータで実行し、
    後続ジョブを第一のコンピュータと通信可能に接続する第二のコンピュータで実行し、
    第一のコンピュータが、先行ジョブの実行により更新された更新後の環境変数の内容を、第一のコンピュータおよび第二のコンピュータと通信可能に接続する第三のコンピュータに送信し、
    第三のコンピュータが、更新後の環境変数の内容を受信してこれを第二のコンピュータに送信し、
    第二のコンピュータが、前記環境変数の内容を受信してその内容を後続ジョブの実行に際し後続ジョブに参照させることを特徴とする、ジョブネットワークの実行方法。
  11. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理システムにおいて、
    ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えることを特徴とするジョブ管理システム。
  12. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御するジョブ管理システムにおいて、
    ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数を指定させる手段を備えることを特徴とするジョブ管理システム。
  13. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御し先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定が可能なジョブ管理システムに用いられる管理端末において、
    ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる手段を備えることを特徴とする管理端末。
  14. 設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行を制御するジョブ管理システムに用いられる管理端末において、
    ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数を指定させる手段を備えることを特徴とする管理端末。
  15. コンピュータに、
    設定されたジョブネットワークに従ったジョブの実行制御を行う機能と、
    ユーザに先行ジョブから後続ジョブへのデータの受け渡しに関する設定をさせる機能と、
    ジョブネットワークの設定における後続ジョブの設定に際し、先行ジョブの標準出力を当該後続ジョブの標準入力に結合することで先行ジョブから当該後続ジョブにデータを受け渡すように指定させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    設定されたジョブネットワークに従ってジョブの実行制御を行う機能と、
    ジョブが参照する環境変数として、複数のジョブが共通に参照する環境変数を指定させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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