JP2021060688A - データ移行システムおよび中継サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるアプリケーションに切り替える際におけるサーバ間のデータ移行を簡単に行うことができるようにする。【解決手段】ゲートウェイサーバ200が、一のアプリケーションが一のサーバ100-1に保存されているデータにアクセスするために必要な認証情報に基づいて認証を行い、認証成功時に一のサーバ100-1から取得したデータを中継サーバ300に転送して記憶させた後、中継サーバ300が、他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、他のサーバ100-2にデータを転送して記憶させるようにすることにより、一のサーバ100-1に保存されているデータをユーザ端末500にダウンロードしてメモリカードまたはPCにファイル出力し、出力されたファイルを他のアプリケーションで取り込むといった煩雑な作業を不要にする。【選択図】図2

Description

本発明は、データ移行システムおよび中継サーバに関し、特に、利用者が使用するアプリケーションを異なるものに切り替える際に必要となるデータ移行を行うシステムおよびこれに適用する中継サーバに用いて好適なものである。
従来、1人の患者が複数の病院にかかることが珍しくない実情のもと、複数の病院で処方された薬の情報を一括管理できるようにした「お薬手帳」が活用されている。お薬手帳は、複数の病院で処方された薬の名称や用量などの情報を含む薬歴を記録したものである。患者が調剤薬局で薬の調剤を受けるときに、このお薬手帳を薬剤師に提示することにより、1人の患者が複数の病院にかかっている場合でも、薬の服用履歴が確認しやすくなるというメリットがある。
2012年には、電子版お薬手帳のデータフォーマットが標準化され、現在では多くの電子お薬手帳サービスが提供されている。電子お薬手帳サービスの利用者は、自身が使用するモバイル端末(スマートフォン、タブレット端末など)に対してお薬情報を管理するためのアプリケーション(以下、お薬手帳アプリという)をインストールし、当該お薬手帳アプリの使用を通じて電子お薬手帳サービスを受けるのが一般的である。
電子お薬手帳サービスの運営主体は様々である。電子お薬手帳サービスは、例えば、薬剤師会が運営するもの、大手薬局チェーンが独自に運営するもの、通信キャリアが運営するもの、医療機関向けのIoTサービスを提供している会社が運営するもの、製薬会社・医薬品関連会社が運営するもの、スマホアプリ開発会社が運営するものなどがある。それぞれの電子お薬手帳サービスで利用されるお薬手帳アプリは、操作画面等のユーザインタフェースが異なっていてそれぞれに特徴があり、運営主体独自の機能が実装されている場合もある。
電子版のお薬手帳は、紙のお薬手帳に比べて管理が楽、薬歴などのデータ登録を簡単に行えるなどのメリットがある。また、殆どのお薬手帳アプリでは、データを端末内ではなくサーバに保存して管理しているため、データの紛失がないというメリットもある。さらに、端末を交換するときでも、新しい端末に同じお薬手帳アプリをインストールすれば、サーバ上に保存されているデータを利用することが可能であるため、利便性がよい。
しかしながら、電子版お薬手帳は、以上のようなメリットがある反面、使用するお薬手帳アプリを異なるものに変える際のデータ移行が煩雑で困難であるというデメリットがある。ここで言うデータ移行とは、ある運営主体Aが提供するお薬手帳アプリXを別の運営主体Bが提供するお薬手帳アプリYに変える際に、移行元のお薬手帳アプリXを通じて登録されたデータを保存している運営主体Aのサーバから、移行先のお薬手帳アプリYを通じて登録されるデータを保存する運営主体Bのサーバにデータを移行(転送)すること言う。
電子版お薬手帳のデータフォーマットが標準化されているため、運営主体Aのサーバに保存されているデータを別の運営主体Bのサーバに移行し、運営主体Bのサーバに保存されたデータ(元のお薬手帳アプリXを通じて登録されたデータ)を移行先の新たなお薬手帳アプリYで利用すること自体は可能である。しかしながら、このデータ移行を行うためには、運営主体Aのサーバに保存されているデータをお薬手帳アプリXがインストールされているモバイル端末にダウンロードして、それをメモリカードまたはパーソナルコンピュータ(PC)にファイル出力した後に、出力されたファイルを移行先の新たなお薬手帳アプリYで取り込むという作業が必要となる。このため、多くの手間がかかり、簡単にはデータ移行をすることができないのが現状である。
また、利用者が使用しているモバイル端末の仕様によっては、端末から外部のメモリカードやPCにファイル出力すること自体が困難な場合もある。特に、スマートフォンなどのモバイル端末の操作に慣れない利用者においては、メモリカードやPC経由でデータ移行する必要があると言われても、これを簡単に行うことができない。さらに、データ移行に必要な操作方法も各電子お薬手帳サービスでバラバラであるため、移行元のお薬手帳アプリXでのエクスポート操作と、移行先のお薬手帳アプリYでのインポート操作との両方の理解が必要となり、これもデータ移行が簡単にできない要因の1つとなっている。
このようなデータ移行にかかる多くの手間や困難性のため、利用者がより良いと思った電子お薬手帳サービスを使うこと(お薬手帳アプリを移行すること)を希望しても、使用中の電子お薬手帳サービスをそのまま使うことが多くなっているというのが現状である。すなわち、お薬手帳アプリの切り替え時に必要となるデータ移行が、所望する電子お薬手帳サービスを選択する自由度を低下させているという問題があった。
なお、特定の1台のユーザ端末での使用を前提としたアプリにおいて、ユーザ端末の変更に伴うデータ移行を簡単に実現することを可能にしたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1に記載されているのは、利用者が使用するユーザ端末を変更する際に、同じアプリを新たなユーザ端末でも使い続ける場合のデータ移行である。アプリを変えるわけではないので、サーバ間でのデータ転送を行う必要がない。実際、特許文献1に記載のシステムでは、ユーザ端末に対して発行されるユーザIDの付け替えだけでデータ移行を行うようにしている。したがって、この特許文献1に記載の技術を、異なるお薬手帳アプリに切り替える場合のデータ移行に適用することはできない。
特開2015−26159号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、異なるアプリケーションに切り替える際におけるサーバ間のデータ移行を簡単に行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のデータ移行システムは、各アプリケーションで使用するデータをそれぞれ保存する複数のサーバと、ゲートウェイサーバと、データ移行の中継を行う中継サーバとを備え、ゲートウェイサーバが、一のアプリケーションが一のサーバに保存されているデータにアクセスするために必要な認証情報に基づいて認証を行い、認証成功時にデータ取得要求を一のサーバに発行することによって一のサーバから取得したデータを中継サーバに転送して記憶させる。そして、中継サーバが、一のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、他のサーバにデータを転送して記憶させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、一のアプリケーションから他のアプリケーションに切り替える際に、一のアプリケーションの使用を通じて一のサーバに保存されたデータが中継サーバに転送されて記憶された後、他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、他のアプリケーションで使用するデータを保存する他のサーバに対して中継サーバからデータが転送されて記憶されることにより、一のサーバから他のサーバへのデータ移行が行われる。このため、一のサーバに保存されているデータをユーザ端末にダウンロードしてメモリカードまたはPCにファイル出力し、出力されたファイルを他のアプリケーションで取り込むといった煩雑な作業が不要となる。これにより、異なるアプリケーションに切り替える際におけるサーバ間のデータ移行を簡単に行うことができる。
本実施形態によるデータ移行システムの全体構成例を示す図である。 第1のお薬手帳アプリから第2のお薬手帳アプリへの切り替えに伴うデータ移行の処理手順を示す図である。 本実施形態による端末の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるゲートウェイサーバの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による中継サーバの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるデータ移行システムにおけるデータ移行時の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるデータ移行システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態のデータ移行システムは、各アプリケーションで使用するデータをそれぞれ保存する複数のサーバ100-1〜100-nと、ゲートウェイサーバ200と、データ移行の中継を行う中継サーバ300と、アプリケーションがインストールされるユーザ端末500とは別の端末400とを備えて構成される。
複数のサーバ100-1〜100-n(以下、特に何れかを示さないときはサーバ100と記すことがある)、ゲートウェイサーバ200、中継サーバ300、端末400およびユーザ端末500は、インターネット等の通信ネットワーク1000を介して相互に通信可能に接続されている。
ユーザ端末500は、例えばスマートフォンまたはタブレット端末のようなモバイル端末である。ユーザ端末500にインストールされるアプリケーションは、ユーザ(患者)のお薬情報を管理するためのお薬手帳アプリである。お薬手帳アプリは、電子お薬手帳サービスを提供する運営主体により提供されるものであり、運営主体ごとに異なる。
第1のサーバ100-1は、第1のお薬手帳アプリで使用するデータを第1の記憶部101-1に記憶し、第1のお薬手帳アプリからの要求に応じて第1の記憶部101-1からデータを読み出して供給する。第2のサーバ100-2は、第2のお薬手帳アプリで使用するデータを第2の記憶部101-2に記憶し、第2のお薬手帳アプリからの要求に応じて第2の記憶部101-2からデータを読み出して供給する。同様に、第nのサーバ100-nは、第nのお薬手帳アプリで使用するデータを第nの記憶部101-nに記憶し、第nのお薬手帳アプリからの要求に応じて第nの記憶部101-nからデータを読み出して供給する。
ユーザは、第1〜第nのお薬手帳アプリの中から所望のお薬手帳アプリをユーザ端末500にインストールして使用することができる。インストールしたお薬手帳アプリを使用して薬歴等のお薬情報を記録したり閲覧したりするときは、その処理にユーザ端末500およびサーバ100が関与する。例えば、ユーザ端末500に第1のお薬手帳アプリがインストールされている場合、第1のお薬手帳アプリを通じて入力されたお薬情報は、第1のサーバ100-1に供給されて、第1の記憶部101-1に記憶される。また、第1のお薬手帳アプリにおいてお薬情報を閲覧(ユーザ端末500にお薬情報を表示させて自身で閲覧)するときは、ユーザ端末500からサーバ100へ表示要求を送信し、その応答としてお薬情報をサーバ100から受信してユーザ端末500に表示させる。
ほかに薬剤師や医師にお薬情報を見せるときは、ユーザ端末500およびサーバ100に加え、ゲートウェイサーバ200および薬剤師や医師が使用する端末(図示せず)が関与する。この場合、ワンタイムコードをユーザ端末500で発行し、当該ワンタイムコードと紐付けされた利用者およびお薬情報の認証情報をワンタイムコードと共にゲートウェイサーバ200に送信して記憶させる。そして、薬剤師や医師が使用する端末からワンタイムコードを入力し、認証を受ける。そして、この認証に成功すると、ゲートウェイサーバ200が第1のサーバ100-1にデータ取得要求を発行することによって第1の記憶部101-1からお薬情報を取得し、それを薬剤師や医師が使用する端末に供給する。
なお、ここでは特に図示していないが、薬局において使用する薬局端末からお薬情報を入力してサーバ100に記憶させ、サーバ100に記憶されたお薬情報を他の薬局端末にて取得して表示させることも可能である。このように他の薬局端末にお薬情報を表示させるときも、ユーザ端末500で発行されたワンタイムコードをゲートウェイサーバ200に送信して記憶させる。そして、他の薬局端末からワンタイムコードを入力してゲートウェイサーバ200の認証を受ける。
ユーザ端末500にインストールされているお薬手帳アプリを別のものに切り替える場合、データ移行が必要となる。例えば、ユーザ端末500にインストールされている第1のお薬手帳アプリを第2のお薬手帳アプリに切り替える場合、第1のサーバ100-1の第1の記憶部101-1に記憶されているデータ(お薬情報)を、第2のサーバ100-2の第2の記憶部101-2に移行(転送して記憶)させる必要がある。このデータ移行の際には、ユーザ端末500、ゲートウェイサーバ200および第1のサーバ100-1に加え、第2のサーバ100-2、中継サーバ300および端末400が関与する。端末400は、例えばスマートフォン、タブレット端末またはパーソナルコンピュータにより構成され、例えば薬局に設置される。
図2は、第1のお薬手帳アプリから第2のお薬手帳アプリへの切り替えに伴うデータ移行の処理手順を示す図である。図2に付した(1)〜(6)の番号は、処理手順の順番を表している。この図2において、ユーザ端末500には、移行元である第1のお薬手帳アプリ51と、移行先である第2のお薬手帳アプリ52とがインストールされている。なお、第1のお薬手帳アプリ51は、データ移行が完了した後はアンインストールしてよい。また、第2のお薬手帳アプリは、少なくとも(7)の手順を行う際にインストールされていればよく、必ずしも(1)の手順を行う前からあらかじめインストールしていなくてもよい。
(1)まず、ユーザ端末500の第1のお薬手帳アプリ51でワンタイムコードの発行を行い、当該ワンタイムコードをゲートウェイサーバ200に送信して保存する。このワンタイムコードは、各アプリケーションのうち一のアプリケーションが一のサーバに保存されているデータにアクセスするために必要な認証情報であり、所定の期間のみ有効となる。この手順(1)の処理を実行するに先だって、第1のお薬手帳アプリ51を通じてログイン処理が行われており、ワンタイムコードと共にユーザIDがゲートウェイサーバ200に通知される。また、ワンタイムコードの発行を行った第1のお薬手帳アプリ51を識別可能な識別情報もワンタイムコードと共にゲートウェイサーバ200に通知される。
(2)次に、端末400は、ユーザ端末500に表示されたワンタイムコードをカメラによる撮影によって取得する。あるいは、端末400の操作部(タッチパネルまたはキーボード)をユーザが操作することによってワンタイムコードを入力するようにしてもよい。また、端末400は、操作部に対するユーザの操作を通じて、ユーザに固有の情報(例えば、ユーザ端末500が有する電話機能で使用する自身の携帯電話番号、生年月日など)を第2認証情報として入力する。
(3)端末400は、カメラによる撮影または操作部の操作によって取得したワンタイムコード(認証情報)と、第1のサーバ100-1から取得されるデータの転送先を中継サーバ300とする宛先情報とをゲートウェイサーバ200に送信して認証の実行を要求する。
(4)また、端末400は、操作部の操作によって入力された第2認証情報を中継サーバ300に送信して記憶させる。なお、(3)の手順と(4)の手順は、順番が逆であってもよいし、同時に行ってもよい。
(5)ゲートウェイサーバ200は、端末400から送られてきたワンタイムコードに基づいて認証を行い、認証が成功すると、データ取得要求を第1のサーバ100-1に発行することによって第1の記憶部101-1からデータを取得し、取得したデータを中継サーバ300に転送して一時記憶部301に記憶させる。データ取得要求の発行先を第1のサーバ100-1とすることは、例えば、手順(1)でユーザ端末500から取得した第1のお薬手帳アプリ51の識別情報に基づいて決定することが可能である。このデータ取得要求によってゲートウェイサーバ200が取得するデータは、手順(1)でユーザ端末500から取得したユーザIDに対応するユーザに関するお薬情報のデータである。
(6)中継サーバ300は、データ移行の案内情報をユーザ端末500に送信する。ユーザ端末500では、ユーザがこの案内情報を受けて、第2のお薬手帳アプリ52を起動してログインする。第2のお薬手帳アプリ52を起動する前に、第1のお薬手帳アプリ51をシャットダウンしてログアウトしてもよい。
(7)ユーザは、ユーザ端末500において第2のお薬手帳アプリ52を操作することにより、第2認証情報(携帯電話番号、生年月日など)を入力する。ユーザ端末500(第2のお薬手帳アプリ52)は、入力された第2認証情報を中継サーバ300に送信し、第2認証の実行を要求する。この第2認証の要求時に、ユーザIDと、第2のお薬手帳アプリ52を識別可能な識別情報とが中継サーバ300に通知される。
(8)中継サーバ300は、第2のお薬手帳アプリからの要求に応じて第2認証を実行する。ここで、手順(4)で中継サーバ300に記憶された第2認証情報と、手順(7)でユーザ端末500から送信された第2認証情報とが一致して認証に成功すると、中継サーバ300は、一時記憶部301に記憶されているデータを読み出して第2のサーバ100-2に転送し、第2の記憶部101-2に記憶させる。これにより、第1のサーバ100-1(第1の記憶部101-1)から第2のサーバ100-2(第2の記憶部101-2)へのデータ移行が完了する。なお、データの転送先を第2のサーバ100-2とすることは、例えば、手順(7)でユーザ端末500から取得した第2のお薬手帳アプリ52の識別情報に基づいて決定することが可能である。
図3は、本実施形態による端末400の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、端末400は、機能構成として、認証情報取得部41、第2認証情報取得部42、認証要求部43および第2認証情報登録部44を備えている。これらの各機能ブロック41〜44は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック41〜44は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
認証情報取得部41は、ユーザ端末500の一のアプリケーション(移行元のお薬手帳アプリ。図2の例では第1のお薬手帳アプリ51)において発行された認証情報(ワンタイムコード)を取得する。例えば、認証情報取得部41は、第1のお薬手帳アプリ51によりユーザ端末500に表示されたワンタイムコードを端末400のカメラにより撮影された画像に対して文字認識処理を行うことにより、テキストのワンタイムコードを取得する。あるいは、認証情報取得部41は、端末400が備えるタッチパネルまたはキーボードなどの操作部をユーザが操作することによって入力されたワンタイムコードを取得する。
第2認証情報取得部42は、端末400が備えるタッチパネルまたはキーボードなどの操作部をユーザが操作することによって入力された第2認証情報を取得する。上述したように、第2認証情報はユーザに固有の情報であり、例えば、ユーザの携帯電話番号、生年月日などの情報である。例えば、認証情報取得部41によるワンタイムコードの取得後に、第2認証情報取得部42は、第2認証情報入力画面を表示し、この第2認証情報入力画面を通じてユーザが入力した第2認証情報を取得する。
認証要求部43は、認証情報取得部41により取得された認証情報(ワンタイムコード)と、一のサーバ(データ移行元のサーバ。図2の例では第1のサーバ100-1)から取得されるデータの転送先を中継サーバ300とする宛先情報とをゲートウェイサーバ200に送信することにより、ワンタイムコードを用いた認証の実行を要求する。データ移行時ではない通常使用時の場合、ゲートウェイサーバ200は、例えば薬剤師や医師が使用する端末からの要求に応じてサーバ100からデータを取得し、取得したデータを要求元の端末に返信する。これに対し、データ移行時の場合、ゲートウェイサーバ200は、端末400からの要求に応じてサーバ100からデータを取得し、取得したデータを要求元の端末400ではなく中継サーバ300に転送する。このように、要求元の端末400ではなく中継サーバ300にデータを転送させるために、端末400は、認証情報と共に宛先情報をゲートウェイサーバ200に送信している。
第2認証情報登録部44は、ユーザ操作に応じて第2認証情報取得部42により取得された第2認証情報を中継サーバ300に送信して一時記憶部301に記憶させる。なお、ここでは、サーバ100から転送されたデータを記憶する一時記憶部301に対して第2認証情報を記憶させる例について説明しているが、一時記憶部301とは別の記憶部に第2認証情報を記憶させるようにしてもよい。
図4は、本実施形態によるゲートウェイサーバ200の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、ゲートウェイサーバ200は、機能構成として、認証情報取得部21、認証要求受信部22、第1転送部23およびデータ返信部24を備えている。第1転送部23は、より具体的な機能構成として、認証部23a、データ取得部23bおよびデータ供給部23cを備えている。
上記各機能ブロック21〜24は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック21〜24は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
認証情報取得部21は、ユーザ端末500のお薬手帳アプリから送信された認証情報(ワンタイムコード)を取得し、取得したワンタイムコードを認証部23aに通知する。認証部23aは、通知されたワンタイムコードを一時的に記憶する。なお、認証情報取得部21がワンタイムコードを受信するときに、ユーザIDおよびお薬手帳アプリの識別情報も受信する。
認証要求受信部22は、ユーザ端末500または端末400から送信される認証情報を受信する。通常使用時の場合、認証要求受信部22は、薬剤師や医師が使用する端末から送信される認証情報を受信する。一方、データ移行時の場合、認証要求受信部22は、端末400から送信される認証情報を受信する。このとき認証要求受信部22は、認証情報と共に中継サーバ300の宛先情報も受信する。
第1転送部23は、認証要求受信部22により受信された認証情報(ワンタイムコード)に基づいて認証を行い、認証成功時にデータ取得要求を一のサーバ100-i(i=1〜n−1の何れか)に発行することによって一のサーバ100-iからデータを取得し、取得したデータを中継サーバ300に転送して記憶させる。
具体的に、認証部23aは、認証情報取得部21が取得したワンタイムコードと、認証要求受信部22により受信されたワンタイムコードとが一致するか否かによって認証を行う。ワンタイムコードが一致すれば認証は成功、ワンタイムコードが一致しなければ認証は不成功となる。そして、認証が成功した場合にのみ、データ取得部23bの処理が実行される。
データ取得部23bは、ワンタイムコードの一致によって認証が成功した場合に、データ取得要求を一のサーバ100-i(データ移行元のサーバ100-i)に発行することによって一のサーバ100-iからデータを取得する。ここで、移行元のサーバ100-iは、ワンタイムコードの発行を要求してきたお薬手帳アプリが第1〜第nのお薬手帳アプリのうちどれであるかを示す識別情報に応じて決定することが可能である。
データ供給部23cは、データ取得部23bにより取得されたデータを、宛先情報として示されている中継サーバ300に転送して記憶させる。なお、データ移行時ではない通常使用時の場合、認証部23aおよびデータ取得部23bによって一のサーバ100から取得したデータを、データ返信部24によって認証要求元の端末に返信する。すなわち、認証要求受信部22が認証情報と共に中継サーバ300の宛先情報を受信していない場合、データ供給部23cの代わりにデータ返信部24が動作し、認証情報の送信元の端末にデータを返信する。
図5は、本実施形態による中継サーバ300の機能構成例を示すブロック図である。図5に示すように、中継サーバ300は、機能構成として、第2認証情報記憶部31、転送データ記憶部32、案内情報送信部33、第2認証要求受信部34および第2転送部35を備えている。第2転送部35は、より具体的な機能構成として、第2認証部35aおよび転送部35bを備えている。
上記各機能ブロック31〜35は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック31〜35は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
第2認証情報記憶部31は、端末400においてユーザ操作に応じて入力された第2認証情報(図3の第2認証情報登録部44により送信された第2認証情報)を端末400から受信して一時記憶部301に記憶させる。上述したように、第2認証情報を記憶させる記憶媒体は、一のサーバ100-iからゲートウェイサーバ200を介して転送されるデータを記憶する一時記憶部301とは別の記憶部であってもよい。
転送データ記憶部32は、ゲートウェイサーバ200が一のサーバ100-iより取得したデータの転送を受けて、受信したデータを一時記憶部301に記憶させる。すなわち、転送データ記憶部32は、ゲートウェイサーバ200のデータ供給部23cにより送信されたデータを受信し、受信したデータを一時記憶部301に記憶させる。
案内情報送信部33は、転送データ記憶部32がデータを一時記憶部301に記憶させた後、データ移行の案内情報をユーザ端末500に送信する。案内情報の送信方法は任意である。例えば、ユーザ端末500の携帯電話番号に対するショートメッセージの送信、または、ユーザ端末500にインストールされている移行元のお薬手帳アプリに対するプッシュ通知などによって案内情報を送信する。案内情報は、例えば、データ移行に関する内容説明、移行先のお薬手帳アプリをユーザ端末500にインストールすることを促す誘導説明、移行先のお薬手帳アプリの起動後に第2認証情報を入力するための画面に遷移させるURL(Uniform Resource Locator)などの情報を含む。
なお、案内情報の送信先であるユーザ端末500の宛先情報は、以下のようにして取得することが可能である。例えば、案内情報をショートメッセージにより送信する場合は、第2認証情報記憶部31により第2認証情報の一部として一時記憶部301に記憶された携帯電話番号を用いることが可能である。また、案内情報をお薬手帳アプリに対するプッシュ通知により送信する場合は、例えば、ゲートウェイサーバ200がユーザ端末500からの要求に応じてワンタイムコードを発行したときに、ユーザ端末500のお薬手帳アプリに対する宛先情報を記憶しておく。そして、ゲートウェイサーバ200が一のサーバ100からデータを取得して中継サーバ300に転送するときに、お薬手帳アプリの宛先情報も送信し、転送データ記憶部32が転送データに関連付けてユーザ端末500の宛先情報も一時記憶部301に記憶させるようにする。案内情報送信部33は、この宛先情報を用いてお薬手帳アプリに対するプッシュ通知を行う。
第2認証要求受信部34は、ユーザ端末500において起動された移行先のお薬手帳アプリから送信される第2認証情報を受信する。すなわち、第2認証要求受信部34は、ユーザがユーザ端末500において移行先のお薬手帳アプリを操作することによって、上記URLに基づいて提示される第2認証情報入力画面を通じて入力された第2認証情報(携帯電話番号、生年月日など)をユーザ端末500から受信する。この第2認証情報の受信は、ユーザ端末500からのデータ移行要求の受信に相当する。このデータ移行要求には、第2認証情報の他に、移行先のお薬手帳アプリの識別情報が含まれている。
第2転送部35は、各アプリケーションのうち一のアプリケーション(移行元のお薬手帳アプリ)とは異なる他のアプリケーション(移行先のお薬手帳アプリ)において発行されたデータ移行要求に応じて、ゲートウェイサーバ200の第1転送部23により中継サーバ300の一時記憶部301に記憶されたデータを他のサーバ(移行先のサーバ100-j。j=1〜nの何れか。ただし、j≠i)に転送して記憶させる。
具体的に、第2認証部35aは、移行先のお薬手帳アプリにおいて発行されたデータ移行要求に含まれる第2認証情報(携帯電話番号、生年月日など)と、第2認証情報記憶部31により一時記憶部301に記憶された第2認証情報とが一致するか否かによって第2認証を行う。転送部35bは、第2認証部35aによる第2認証が成功したときに、転送データ記憶部32により一時記憶部301に記憶されたデータを転送先のサーバ100-jに転送して記憶させる。ここで、転送先のサーバ100-jは、データ移行要求を発行してきたお薬手帳アプリが第1〜第nのお薬手帳アプリのうちどれであるかを示す識別情報に応じて決定することが可能である。
なお、ここでは、データ移行要求を発行したお薬手帳アプリを中継サーバ300が判別して、それに対応するサーバ100にデータを転送する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、お薬手帳アプリの切り替えを行うユーザが移行先のお薬手帳アプリを指定してその情報を中継サーバ300に記憶させるようにしてもよい。移行先のお薬手帳アプリの指定は、例えば、端末400において第2認証情報を入力する際に行うことが可能である。この場合、第2認証情報と共に移行先のお薬手帳アプリの指定情報を端末400から中継サーバ300に送信して一時記憶部301に記憶させ、転送部35bはこの一時記憶部301に記憶された指定情報に基づいて、データの移行先のサーバ100を特定する。
あるいは、データの移行先のサーバ100をあらかじめ固定しておくようにしてもよい。例えば、第k(kは1〜nの何れか)のお薬手帳アプリを提供している運営主体と提携している薬局に端末400を設置し、第i(i≠k)のお薬手帳アプリを使用している患者が第kのお薬手帳アプリに切り替えることを希望した場合に、第iのサーバ100-iから中継サーバ300に転送されたデータを第kのサーバ100-kに転送するようにする。この場合、第kのサーバ100-kにデータ移行することを中継サーバ300にあらかじめ設定しておいてもよいし、第2認証情報と共に第kのサーバ100-kの指定情報を端末400から中継サーバ300に送信して一時記憶部301に記憶させるようにしてもよい。
図6は、以上のように構成したデータ移行システムにおけるデータ移行時の動作例を示すフローチャートである。まず、ユーザ端末500で使用中である移行元のお薬手帳アプリにおいて認証情報(ワンタイムコード)の発行を行い、発行したワンタイムコードをゲートウェイサーバ200に送信する(ステップS1)。これに応じて、ゲートウェイサーバ200の認証情報取得部21がワンタイムコードを取得する(ステップS2)。ユーザ端末500は、発行されたワンタイムコードを画面上に表示させる(ステップS3)。
次に、ユーザは、端末400に表示された認証情報取得画面を操作し、ユーザ端末500に表示されたワンタイムコードを端末400のカメラにより撮影するか、端末400の操作部を操作して入力する。これにより、端末400の認証情報取得部41は、ユーザ端末500に表示されたワンタイムコードを取得する(ステップS4)。次いで、認証要求部43は、認証情報取得部41により取得されたワンタイムコードと、移行元のサーバ100-iから取得されるデータの転送先を中継サーバ300とする宛先情報とをゲートウェイサーバ200に送信することにより、ワンタイムコードを用いた認証の実行を要求する(ステップS5)。
また、ユーザは、ワンタイムコードの取得後に提示される第2認証情報取得画面を操作して第2認証情報(携帯電話番号、生年月日など)を入力する。これにより、端末400の第2認証情報取得部42は、第2認証情報を取得する(ステップS6)。そして、第2認証情報登録部44は、ユーザ操作に応じて第2認証情報取得部42により取得された第2認証情報を中継サーバ300に送信する(ステップS7)。
ゲートウェイサーバ200の認証部23aは、ステップS2で認証情報取得部21が取得したワンタイムコードと、ステップS5で端末400から送信されたワンタイムコード(認証要求受信部22により受信されたワンタイムコード)とに基づいて認証を行う(ステップS8)。ここで、ワンタイムコードが一致せず認証が不成功となった場合(ステップS9:No)、図6に示すフローチャートの処理は終了する。一方、ワンタイムコードが一致して認証が成功した場合(ステップS9:Yes)、データ取得部23bが移行元のサーバ100-iからデータを取得し(ステップS10)、それをデータ供給部23cが中継サーバ300に転送する(ステップS11)。
中継サーバ300では、ステップS7で端末400の第2認証情報登録部44により送信された第2認証情報を第2認証情報記憶部31が受信して一時記憶部301に記憶させる(ステップS12)。また、ステップS11でゲートウェイサーバ200のデータ供給部23cにより転送されたデータを転送データ記憶部32が受信して一時記憶部301に記憶させる(ステップS13)。
その後、案内情報送信部33は、データ移行の案内情報をユーザ端末500に送信する(ステップS14)。ユーザ端末500は、案内情報を受信して画面上に表示させる(ステップS15)。ユーザ端末500は、この案内情報を見たユーザによる操作に応じて、移行先のお薬手帳アプリを起動する(ステップS16)。さらに、ユーザ端末500は、案内情報に含まれるURLによって表示される第2認証情報取得画面に対するユーザの操作を通じて第2認証情報を入力し、これを中継サーバ300に送信することによってデータ移行要求を行う(ステップS17)。
中継サーバ300の第2認証部35aは、ステップS12で第2認証情報記憶部31により一時記憶部301に記憶された第2認証情報と、ステップS17でユーザ端末500から送信されたデータ移行要求に含まれる第2認証情報とに基づいて、第2認証を行う(ステップS18)。ここで、第2認証情報が一致せず第2認証が不成功となった場合(ステップS19:No)、図6に示すフローチャートの処理は終了する。
一方、第2認証情報が一致して第2認証が成功した場合(ステップS19:Yes)、転送部35bは、ステップS13で転送データ記憶部32により一時記憶部301に記憶されたデータを転送先のサーバ100-jに転送して記憶させる(ステップS20)。これにより、移行元のサーバ100-iから移行先のサーバ100-jへのデータ移行が完了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、一のお薬手帳アプリからこれとは異なる他のお薬手帳アプリに切り替えて使用する際に、ゲートウェイサーバ200が一のお薬手帳アプリにおいて発行したワンタイムコードに基づいて認証を行い、認証成功時にデータ取得要求を一のサーバ(移行元のサーバ)100-iに発行することによって一のサーバ100-iから取得したデータを中継サーバ300に転送して記憶させる。そして、中継サーバ300が、他のお薬手帳アプリにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、他のサーバ(移行先のサーバ)100-jにデータを転送して記憶させるようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、一のお薬手帳アプリから他のお薬手帳アプリに切り替える際に、一のお薬手帳アプリの使用を通じて一のサーバ100-iに保存されたデータが中継サーバ300に転送されて記憶された後、他のお薬手帳アプリにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、他のお薬手帳アプリで使用するデータを保存する他のサーバ100-jに対して中継サーバ300からデータが転送されて記憶されることにより、一のサーバ100-iから他のサーバ100-jへのデータ移行が行われる。このため、一のサーバ100-iに保存されているデータをユーザ端末500にダウンロードしてメモリカードまたはPCにファイル出力し、出力されたファイルを他のお薬手帳アプリで取り込むといった煩雑な作業が不要となる。これにより、異なるお薬手帳アプリに切り替える際におけるサーバ間のデータ移行を簡単に行うことができる。
なお、上記実施形態では、ユーザ端末500とは別に端末400を備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3に示した端末400の機能をユーザ端末500が備えるようにすることにより、端末400を省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、認証情報(ワンタイムコード)に基づく認証に加えて、第2認証情報(携帯電話番号、生年月日など)に基づく第2認証を行う例について説明したが、第2認証の処理は省略してもよい。例えば、移行元のサーバ100-iから中継サーバ300へデータを転送して記憶させた後、データ移行の案内情報をユーザ端末500に送信して表示させ、ユーザ端末500上で起動した移行先のお薬手帳アプリを通じてデータ移行の指示が行われたことに応じて、中継サーバ300から移行先のサーバ100-jへデータ移行を行うようにしてもよい。
あるいは、移行先のサーバ100-kを固定のものとしている場合などは、移行先のお薬手帳アプリを起動することなく、案内情報に含まれるURLによって表示される画面上からデータ移行を指示する操作が行われたことに応じて、中継サーバ300から移行先のサーバ100-kへデータ移行を行うようにしてもよい。または、移行先のサーバ100-kを固定のものとしている場合などにおいて、案内情報の送信も省略し、移行元のサーバ100-iから中継サーバ300へのデータ転送および中継サーバ300から移行先のサーバ100-kへのデータ転送を自動的に行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザ端末500にインストールされるアプリケーションがお薬手帳アプリであり、移行するデータが当該お薬手帳アプリで管理されるお薬情報である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ユーザ端末500にインストールされるアプリケーションは任意であり、当該アプリケーションで扱うデータをサーバ間で移行する場合には本実施形態を適用することが可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
21 認証情報取得部
22 認証要求受信部
23 第1転送部
23a 認証部
23b データ取得部
23c データ供給部
24 データ返信部
31 第2認証情報記憶部
32 転送データ記憶部
33 案内情報送信部
34 第2認証要求受信部
35 第2転送部
35a 第2認証部
35b 転送部
41 認証情報取得部
42 第2認証情報取得部
43 認証要求部
44 第2認証情報登録部
100 サーバ
200 ゲートウェイサーバ
300 中継サーバ
301 一時記憶部
400 端末
500 ユーザ端末

Claims (5)

  1. 各アプリケーションで使用するデータをそれぞれ保存する複数のサーバと、上記複数のサーバのうち何れかよりデータを取得するゲートウェイサーバと、データ移行の中継を行う中継サーバとを備え、
    上記ゲートウェイサーバは、上記各アプリケーションのうち一のアプリケーションが一のサーバに保存されているデータにアクセスするために必要な認証情報に基づいて認証を行い、認証成功時にデータ取得要求を上記一のサーバに発行することによって上記一のサーバから取得したデータを上記中継サーバに転送して記憶させる第1転送部を備え、
    上記中継サーバは、上記各アプリケーションのうち上記一のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、上記第1転送部により記憶されたデータを、上記他のアプリケーションに対応する他のサーバに転送して記憶させる第2転送部を備えた
    ことを特徴とするデータ移行システム。
  2. 上記アプリケーションがインストールされるユーザ端末とは別の端末を更に備え、
    上記端末は、
    上記一のアプリケーションにおいて発行された上記認証情報を取得する認証情報取得部と、
    上記認証情報取得部により取得された上記認証情報と、上記一のサーバから取得されるデータの転送先を上記中継サーバとする宛先情報とを上記ゲートウェイサーバに送信して認証の実行を要求する認証要求部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ移行システム。
  3. 上記端末は、ユーザ操作に応じて取得された第2認証情報を上記中継サーバに送信して記憶させる第2認証情報登録部を更に備え、
    上記中継サーバの上記第2転送部は、上記他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に含まれる入力情報と、上記第2認証情報登録部により上記中継サーバに記憶された上記第2認証情報とに基づいて第2認証を行い、認証成功時に、上記第1転送部により上記中継サーバに記憶されたデータを上記他のサーバに転送して記憶させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ移行システム。
  4. 各アプリケーションで使用するデータをそれぞれ保存する複数のサーバと、上記各アプリケーションのうち一のアプリケーションが一のサーバに保存されているデータにアクセスするために必要な認証情報に基づいて認証を行い、認証成功時にデータ取得要求を上記一のサーバに発行することにより、上記一のサーバよりデータを取得するゲートウェイサーバとを備えたシステムに適用される中継サーバであって、
    上記ゲートウェイサーバが上記一のサーバより取得したデータの転送を受けて、受信したデータを一時記憶部に記憶させる転送データ記憶部と、
    上記各アプリケーションのうち上記一のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に応じて、上記一時記憶部に記憶されたデータを、上記他のアプリケーションに対応する他のサーバに転送して記憶させる転送部とを備えた
    ことを特徴とする中継サーバ。
  5. 上記アプリケーションがインストールされるユーザ端末とは別の端末を上記システムが更に備えており、
    上記端末においてユーザ操作に応じて入力された第2認証情報を上記端末から受信して記憶させる第2認証情報記憶部を更に備え、
    上記転送部は、上記他のアプリケーションにおいて発行されたデータ移行要求に含まれる第2認証情報と、上記第2認証情報記憶部により記憶された上記第2認証情報とに基づいて第2認証を行い、認証成功時に、上記一時記憶部に記憶されたデータを上記他のサーバに転送して記憶させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の中継サーバ。
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