JP2018017588A - 圧力センサ装置、および電動ポンプ - Google Patents

圧力センサ装置、および電動ポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】電動ポンプが大型化することを抑制できる構造を有する圧力センサ装置、およびそのような圧力センサ装置を備える電動ポンプを提供する。
【解決手段】圧力センサ装置50は、電動ポンプ内に配置されている。センサケース51は、圧力センサ53と、第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部と、第4端子部84と、第1コンデンサ85と、第2コンデンサ86と、を収容する。第1端子部81および第3端子部は第1方向D1に突出しており、第2端子部82および第4端子部84は第2方向D2に突出している。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧力センサ装置、および電動ポンプに関する。
流体の圧力を計測する圧力センサが知られている。例えば、特許文献1には、流体配管に取り付けられる圧力センサが記載されている。
特開2004−245599号公報
ところで、電動ポンプ内部の流体の圧力を圧力センサによって計測する場合、電動ポンプ内に圧力センサを配置する構成が考えられる。しかし、上記の特許文献1に示すような圧力センサを単に電動ポンプ内に配置するだけでは、電動ポンプが大型化する問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて、電動ポンプ用の圧力センサ装置であって、電動ポンプが大型化することを抑制できる構造を有する圧力センサ装置、およびそのような圧力センサ装置を備える電動ポンプを提供することを目的の一つとする。
本発明の圧力センサ装置の一つの態様は、電動ポンプ用の圧力センサ装置であって、前記電動ポンプ内部の流体の圧力を計測する圧力センサと、前記圧力センサから水平方向一方側に延びる第1方向に突出した第1端子部と、前記圧力センサから水平方向他方側に延びる第2方向に突出した第2端子部と、前記圧力センサを収容するセンサケースと、前記第1端子部と電気的に接続された第1リード線と、前記第2端子部と電気的に接続された第2リード線と、を備え、前記センサケースは、前記圧力センサを収容するセンサ収容部と、前記センサ収容部から前記第1方向に延び、前記第1端子部を収容する第1端子収容部と、前記センサ収容部から前記第2方向に延び、前記第2端子部を収容する第2端子収容部と、を有し、前記第1端子収容部は、上側に開口する第1上側開口部と、下側に開口する第1下側開口部と、を有し、前記第2端子収容部は、上側に開口する第2上側開口部と、下側に開口する第2下側開口部と、を有し、前記第1端子部は、前記第1上側開口部を介して上面が前記第1端子収容部の外部に露出するとともに、前記第1下側開口部を介して下面が前記第1端子収容部の外部に露出する第1露出部を有し、前記第2端子部は、前記第2上側開口部を介して上面が前記第2端子収容部の外部に露出するとともに、前記第2下側開口部を介して下面が前記第2端子収容部の外部に露出する第2露出部を有し、前記第1露出部は、前記第1リード線が接合された第1リード線接合部を有し、前記第2露出部は、前記第2リード線が接合された第2リード線接合部を有する。
本発明の電動ポンプの一つの態様は、中心軸を中心として回転するシャフトと、前記シャフトを回転させるモータ部と、前記シャフトに接続され、前記モータ部によって回転される前記シャフトを介して駆動されるポンプ部と、を備える電動ポンプであって、上記圧力センサ装置をさらに備え、前記第1端子部は、前記圧力センサの周方向一方側に配置され、前記第2端子部は、前記圧力センサの周方向他方側に配置され、前記圧力センサ装置は、前記電動ポンプ内に配置されている。
本発明の一つの態様によれば、電動ポンプ用の圧力センサ装置であって、電動ポンプが大型化することを抑制できる構造を有する圧力センサ装置、およびそのような圧力センサ装置を備える電動ポンプが提供される。
図1は、本実施形態の電動ポンプを示す断面図である。 図2は、本実施形態の圧力センサ装置とポンプボディとを示す分解斜視図である。 図3は、本実施形態の圧力センサ装置とポンプボディとを示す斜視図である。 図4は、本実施形態の圧力センサ装置を示す斜視図である。 図5は、本実施形態の圧力センサ装置を示す平面図である。 図6は、本実施形態の圧力センサ装置を示す分解斜視図である。 図7は、本実施形態の圧力センサ装置を示す断面図であり、図1における部分拡大図である。 図8は、本実施形態の圧力センサ装置を示す上側から視た断面図である。 図9は、本実施形態の圧力センサ装置を示す斜視図である。 図10は、本実施形態の圧力センサ装置を示す底面図である。 図11は、本実施形態の圧力センサ装置の部分を示す図であって、図5におけるXI−XI断面図である。 図12は、本実施形態の圧力センサ装置における第1リード線および第1コンデンサの接合方法の手順を示す断面図である。 図13は、本実施形態の圧力センサ装置における第1リード線および第1コンデンサの接合方法の手順を示す断面図である。
本実施形態の電動ポンプ10は、流体としてオイルを加圧して送る電動オイルポンプである。図1に示すように、電動ポンプ10は、電動ポンプ10の各部を収容して保持するケース11と、中心軸J1を中心として回転するシャフト21と、シャフト21を回転させるモータ部20と、モータ部20によって回転されるシャフト21を介して駆動されるポンプ部30と、バスバーユニット100と、回路基板110と、圧力センサ装置50と、を備える。図1においては、圧力センサ装置50を模式的に示している。
中心軸J1は、上下方向に延びている。以下の説明においては、特に断りのない限り、中心軸J1の軸方向と平行な方向を単に「上下方向」と呼び、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。各図においては、適宜上下方向と平行な方向に延びるZ軸を示し、Z軸の正の側を「上側」と呼び、Z軸の負の側を「下側」と呼ぶ。なお、上下方向、上側および下側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。
モータ部20は、ロータ23と、ステータ22と、を有する。ロータ23は、シャフト21の外周面に固定されている。ステータ22は、ロータ23の径方向外側に配置され、ロータ23を囲んでいる。ステータ22は、ステータコア26と、ステータコア26に装着されたインシュレータ24と、インシュレータ24を介してステータコア26に装着された複数のコイル25と、を有する。
ポンプ部30は、シャフト21に接続されている。本実施形態においてポンプ部30は、モータ部20の上下方向一方側に位置する。図1では、ポンプ部30は、モータ部20の下側に位置する。ポンプ部30は、ポンプボディ31と、ポンプギア32と、ポンプカバー36と、を有する。ポンプボディ31は、モータ部20の下側において、モータ部20と軸方向に隙間を介して対向して配置されている。ポンプボディ31は、下側の面から上側に窪みポンプギア32を収容するポンプ室35を有する。図示は省略するが、ポンプ室35の上下方向に視た形状は、円形状である。ポンプボディ31は、貫通孔31aを有する。貫通孔31aは、上下方向両端に開口し、下側の開口がポンプ室35に開口している。貫通孔31aには、シャフト21が通されている。
ポンプボディ31は、上側の面から下側に窪むセンサ収容凹部37を有する。センサ収容凹部37は、貫通孔31aよりも径方向外側に配置されている。図2に示すように、センサ収容凹部37は、周方向に延びる円弧状である。センサ収容凹部37の底面には、下側に窪む2つの雌ネジ穴37aが設けられている。なお、センサ収容凹部37は、周方向の1周に亘って延びる円環状であってもよい。図2および図3においては、ポンプボディ31を簡略化して示している。
図1に示すように、ポンプボディ31は、中央にシール保持部38を有する。シール保持部38は、上側に開口する筒状である。シール保持部38は、センサ収容凹部37の径方向内側に配置されている。シール保持部38の内部にはオイルシール40が保持されている。シール保持部38の内部は、貫通孔31aと連通している。シール保持部38の内部には、シャフト21が通されている。
ポンプギア32は、シャフト21の回転に伴い回転する。本実施形態においてポンプギア32は、シャフト21の下端部に取り付けられている。ポンプギア32は、シャフト21の下端部における外周面に固定されたインナーロータ33と、インナーロータ33の径方向外側を囲むアウターロータ34と、を有する。なお、インナーロータ33とシャフト21とは、中心軸J1周りの相対的な回動が、ある程度許容された状態であってもよい。ポンプカバー36は、ポンプボディ31の下側に取り付けられている。ポンプカバー36は、径方向に拡がる蓋状である。ポンプカバー36は、ポンプ室35の下側の開口を閉塞する。
ポンプ部30は、導入油路91と、吐出油路92と、検出油路93と、を有する。図1では、導入油路91は、ポンプカバー36に設けられている。導入油路91は、ポンプ室35と繋がり、ポンプ室35にオイルを導入する油路である。図1では、吐出油路92は、ポンプボディ31に設けられている。吐出油路92は、ポンプ室35と繋がり、ポンプ室35からオイルを吐出する油路である。検出油路93は、ポンプボディ31に設けられ吐出油路92とセンサ収容凹部37とを繋ぐ油路である。図1では、検出油路93は、吐出油路92から上方斜め径方向外側に向かって延びている。図2に示すように、検出油路93の上端は、センサ収容凹部37の底面に開口している。センサ収容凹部37の底面において検出油路93が開口する位置は、例えば、周方向において、2つの雌ネジ穴37a同士の間の中心である。
図1に示すように、バスバーユニット100は、モータ部20の上側に配置されている。バスバーユニット100は、ステータ22と電気的に接続されたバスバーと、回路基板110と電気的に接続されたバスバーと、各バスバーを保持する筒状のバスバーホルダ101と、を有する。回路基板110は、バスバーホルダ101の径方向内側においてバスバーホルダ101に保持されている。図示は省略するが、回路基板110には、圧力センサ装置50が電気的に接続されている。
圧力センサ装置50は、電動ポンプ10用の圧力センサ装置であり、電動ポンプ10内に配置されている。図1および図3に示すように、圧力センサ装置50は、センサ収容凹部37内に収容されてポンプボディ31に固定されている。圧力センサ装置50の固定方法は、特に限定されない。図3では、圧力センサ装置50は、図2に示す雌ネジ穴37aのそれぞれに締め込まれた2つのネジ70によってポンプボディ31に固定されている。
図4から図6に示すように、圧力センサ装置50は、上下方向の寸法が比較的小さい扁平状である。圧力センサ装置50は、圧力センサ53と、センサケース51と、第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部83と、第4端子部84と、第1リード線61と、第2リード線62と、第3リード線63と、第1コンデンサ85と、第2コンデンサ86と、を有する。センサケース51は、圧力センサ53と、第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部83と、第4端子部84と、第1コンデンサ85と、第2コンデンサ86と、を収容する。
圧力センサ53は、電動ポンプ10内部の流体、すなわち本実施形態ではオイルの圧力を計測する。圧力センサ53は、中心をセンサ中心軸J2が通る扁平円柱状である。センサ中心軸J2は、中心軸J1と平行で上下方向に延びている。図2および図3に示すように、センサ中心軸J2は、中心軸J1から径方向に離れて配置されている。センサ中心軸J2は、センサ収容凹部37の径方向の中心に位置する。図7に示すように、圧力センサ53は、センサケース51の後述するセンサ収容部51aに、部分的に埋め込まれて保持されている。
図6に示すように、圧力センサ53は、端子支持部56と、センサチップ55と、上側カバー57と、下側カバー58と、を有する。端子支持部56は、中心をセンサ中心軸J2が通る円環状である。端子支持部56は、端子支持部56の中央を上下方向に貫通する支持部貫通孔56aを有する。支持部貫通孔56aの上側から視た形状は、略正方形状である。端子支持部56は、第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部83と、第4端子部84と、を支持している。図7に示すように、端子支持部56は、センサケース51の後述するセンサ収容部51aに埋め込まれている。
図6に示すように、センサチップ55は、正方形板状のセンサチップ本体55aと、センサチップ本体55aの上面に電気的に接続された3つのチップ端子55bと、を有する。図7に示すように、センサチップ本体55aは、支持部貫通孔56aの内側に配置されている。センサチップ本体55aは、下側カバー58の上面に配置されている。図7では、センサチップ本体55aは、後述する検出孔58aの上端開口を閉塞している。図8に示すように、3つのチップ端子55bは、第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部83および第4端子部84と、のそれぞれに電気的に接続されている。なお、アルミニウム等の材料をワイヤボンディングすることでチップ端子とすることもでき、センサチップ55の各電極と、各端子部81〜84と、の間を電気的に接続することができる。
図7に示すように、上側カバー57は、センサチップ55の上側に配置されている。上側カバー57は、センサチップ55の上側を覆っている。図6に示すように、上側カバー57は、中心をセンサ中心軸J2が通る円板状である。図7に示すように、上側カバー57は、下面中央から上側に窪む上側凹部57aを有する。上側カバー57の下面における外周縁部は、端子支持部56の上面と接触している。
下側カバー58は、センサチップ55の下側に配置されている。図6に示すように、下側カバー58は、中心をセンサ中心軸J2が通る円板状である。図7に示すように、下側カバー58は、下側カバー58を上下方向に貫通する検出孔58aと、下面中央から上側に窪む下側凹部58bと、を有する。検出孔58aの下端は、下側凹部58b内に開口している。検出孔58aの上端は、上述したようにセンサチップ本体55aによって閉塞されている。図6に示すように、検出孔58aの平面視形状は、中心をセンサ中心軸J2が通る円形状である。図9に示すように、下側凹部58bの下側から視た形状は、中心をセンサ中心軸J2が通る円形状である。
図7に示すように、圧力センサ装置50がセンサ収容凹部37内に固定された状態において、下側カバー58の下面のうち下側凹部58bの外周縁部は、センサ収容凹部37の底面と接触する。下側凹部58bの内側には、Oリング71が配置されている。Oリング71は、下側凹部58bの内周縁に沿った円環状である。Oリング71は、センサ収容凹部37の底面と下側凹部58bの天面とに接触して、下側カバー58とポンプボディ31との間をシールしている。下側凹部58bの内部には、検出油路93の上端が開口している。
図6に示すように、第1端子部81から第4端子部84は、上下方向と直交する平板状である。第1端子部81から第4端子部84における、センサ中心軸J2を中心とした径方向内側の端部は、圧力センサ53の内部に埋め込まれて固定されている。図5および図8に示すように、第1端子部81および第3端子部83は、圧力センサ53から水平方向一方側に延びる第1方向D1に突出している。第2端子部82および第4端子部84は、水平方向他方側に延びる第2方向D2に突出している。より詳細には、図6に示すように、第1端子部81および第3端子部83は、端子支持部56から第1方向D1に突出している。第2端子部82および第4端子部84は、端子支持部56から第2方向D2に突出している。
図5に示すように、第1端子部81と第3端子部83とは、第1方向D1および上下方向の両方と直交する第3方向D3に並んで配置されている。第2端子部82と第4端子部84とは、第2方向D2および上下方向の両方と直交する第4方向D4に並んで配置されている。第1端子部81と第2端子部82と第3端子部83と第4端子部84とは、板面が上下方向と直交する水平面と平行であり、上下方向と直交する同一水平面上に配置されている。
ここで、本実施形態において水平方向とは、例えば、図5に示す平面視において中心軸J1とセンサ中心軸J2とを繋ぐ仮想線C1と直交する水平方向HD、すなわち図5における左右方向である。本実施形態において、水平方向一方側とは、水平方向HDの正の側(+HD側)、すなわち図5における左側であり、水平方向他方側とは、水平方向HDの負の側(−HD側)、すなわち図5における右側である。
また、本実施形態において、水平方向一方側に延びる第1方向D1とは、上下方向と直交する複数の水平方向のうちの一つであり、かつ、圧力センサ53の中心であるセンサ中心軸J2から仮想線C1の右側(+HD側)の領域に延びる方向のうちの一つである。図5では、第1方向D1は、センサ中心軸J2から、仮想線C1と直交する水平方向HDに対して中心軸J1側(図5の下側)に傾いて左側に延びている。第1方向D1は、センサ中心軸J2を中心とする径方向のうちの一つである。
また、本実施形態において、水平方向他方側に延びる第2方向D2とは、上下方向と直交する複数の水平方向のうちの一つであり、かつ、圧力センサ53の中心であるセンサ中心軸J2から仮想線C1の右側(−HD側)の領域に延びる方向のうちの一つである。図5では、第2方向D2は、センサ中心軸J2から、仮想線C1と直交する水平方向HDに対して中心軸J1側(図5の下側)に傾いて右側に延びている。第2方向D2は、センサ中心軸J2を中心とする径方向のうちの一つである。第1方向D1と第2方向D2との成す角θは、鈍角である。
なお、以下の説明において、第1方向D1のうち、ある対象を基準としてセンサ中心軸J2に近づく側を「第1方向内側」と呼び、ある対象を基準としてセンサ中心軸J2から遠ざかる側を「第1方向外側」と呼ぶ。また、第2方向D2のうち、ある対象を基準としてセンサ中心軸J2に近づく側を「第2方向内側」と呼び、ある対象を基準としてセンサ中心軸J2から遠ざかる側を「第2方向外側」と呼ぶ。
図8に示すように、第1端子部81における第1方向内側の部分である第1被支持部81aは、ほぼ全体が端子支持部56に埋め込まれて、端子支持部56に支持されている。第1被支持部81aは、センサ中心軸J2を中心とする周方向に延びている。第1被支持部81aの上面のうち、センサ中心軸J2を中心とする径方向の内縁部は、端子支持部56から露出している。第1被支持部81aの上面における露出した部分には、チップ端子55bのうちの1つが電気的に接続されている。
第2端子部82における第2方向内側の端部である第2被支持部82aは、ほぼ全体が端子支持部56に埋め込まれて、端子支持部56に支持されている。第2被支持部82aの上面のうち、センサ中心軸J2を中心とする径方向の内縁部は、端子支持部56から露出している。第2被支持部82aの上面における露出した部分には、チップ端子55bのうち、第1被支持部81aに接続されたチップ端子55bとは異なるチップ端子55bの1つが接続されている。
第3端子部83における第1方向内側の端部である第3被支持部83aは、ほぼ全体が端子支持部56に埋め込まれて、端子支持部56に支持されている。第3被支持部83aの上面のうち、センサ中心軸J2を中心とする径方向の内縁部は、端子支持部56から露出している。第3被支持部83aの上面における露出した部分には、チップ端子55bのうち、第1被支持部81aに接続されたチップ端子55bおよび第2被支持部82aに接続されたチップ端子55bとは異なる残りの1つのチップ端子55bが接続されている。
第4端子部84における第2方向内側の端部である第4被支持部84aは、ほぼ全体が端子支持部56に埋め込まれて、端子支持部56に支持されている。第4被支持部84aの上面のうち、センサ中心軸J2を中心とする径方向の内縁部は、端子支持部56から露出している。第4端子部84は、第3端子部83と電気的に接続されている。より詳細には、第3被支持部83aと第4被支持部84aとが連結部87を介して接続されることで、第3端子部83と第4端子部84とは、電気的に接続されている。第4端子部84は、第3端子部83と電気的に接続されることで、第3端子部83に接続されたチップ端子55bと電気的に接続されている。
連結部87は、センサ中心軸J2を中心とする周方向に延びている。本実施形態において第3端子部83と第4端子部84と連結部87とは、単一の部材として構成されている。第1端子部81と、第2端子部82と、第3端子部83および第4端子部84とは、互いに離れて絶縁された状態で配置されている。
図5に示すように、第1端子部81および第3端子部83は、圧力センサ53の周方向一方側に配置されている。第2端子部82および第4端子部84は、圧力センサ53の周方向他方側に配置されている。本実施形態において圧力センサ53の周方向一方側とは、上側から視て、圧力センサ53から中心軸J1を中心として反時計回りに進む側である。圧力センサ53の周方向他方側とは、上側から視て、圧力センサ53から中心軸J1を中心として時計回りに進む側である。
図4に示すように、第1リード線61は、第1端子部81と電気的に接続されている。第1リード線61は、第1リード線本体61aと、第1接続金具61bと、を有する。第1接続金具61bは、第1リード線本体61aの先端部に固定されている。第1接続金具61bは、第1方向D1に延び、上下方向と直交する板状である。第1接続金具61bは、第1端子部81の上面に固定されている。より詳細には、第1接続金具61bは、後述する第1リード線接合部81dに接合されている。第1接続金具61bは、第1方向D1の圧力センサ53側、すなわち第1方向内側に突出する第1凸部61cを有する。第1リード線本体61aは、第1接続金具61bを介して第1端子部81と電気的に接続されている。
第2リード線62は、第2端子部82と電気的に接続されている。第2リード線62は、第2リード線本体62aと、第2接続金具62bと、を有する。第2接続金具62bは、第2リード線本体62aの先端部に固定されている。第2接続金具62bは、第2方向D2に延び、上下方向と直交する板状である。第2接続金具62bは、第2端子部82の上面に固定されている。より詳細には、第2接続金具62bは、後述する第2リード線接合部82dに接合されている。第2接続金具62bは、第2方向D2の圧力センサ53側、すなわち第2方向内側に突出する第2凸部62cを有する。第2リード線本体62aは、第2接続金具62bを介して第2端子部82と電気的に接続されている。
第3リード線63は、第3端子部83と電気的に接続されている。第3リード線63は、第3リード線本体63aと、第3接続金具63bと、を有する。第3接続金具63bは、第3リード線本体63aの先端部に固定されている。第3接続金具63bは、第1方向D1に延び、上下方向と直交する板状である。第3接続金具63bは、第3端子部83の上面に固定されている。より詳細には、第3接続金具63bは、後述する第3リード線接合部83dに接合されている。第3接続金具63bは、第1方向D1の圧力センサ53側、すなわち第1方向内側に突出する第3凸部63cを有する。第3リード線本体63aは、第3接続金具63bを介して第3端子部83と電気的に接続されている。
各リード線は、圧力センサ装置50に電源を供給する電源用リード線と、圧力センサ装置50の接地を取るための接地用リード線と、圧力センサ装置50が計測した圧力の値を電気信号として出力するための出力用リード線と、のうちのいずれかである。一例として、第1リード線61は、電源用リード線である。第2リード線62は、出力用リード線である。第3リード線63は、接地用リード線である。
上述したように本実施形態によれば、第1端子部81および第2端子部82が圧力センサ53から水平方向のうちの一つである第1方向D1および第2方向D2に延びている。そのため、圧力センサ装置50を上下方向に小さくできる。また、第1端子部81と第2端子部82とは、圧力センサ53から互いに水平方向の逆側に進む第1方向D1および第2方向D2に突出する。そのため、第1端子部81および第2端子部82を同じ方向に突出させて配置する場合に比べて、圧力センサ装置50を上下方向および径方向に小さくできる。したがって、本実施形態によれば、圧力センサ装置50を上下方向および径方向の両方に小さくすることができ、全体として扁平状で細長の形状とできる。そのため、圧力センサ装置50を電動ポンプ10における中心軸J1の周方向に沿って配置することで、圧力センサ装置50を電動ポンプ10内に配置した際に、電動ポンプ10が大型化することを抑制できる。
具体的には、本実施形態のように、圧力センサ53の周方向一方側に第1端子部81を配置し、圧力センサ53の周方向他方側に第2端子部82を配置することで、圧力センサ装置50を周方向に沿って配置することができる。これにより、電動ポンプ10が大型化することを抑制しつつ、圧力センサ装置50を電動ポンプ10内に配置できる。特に本実施形態のように、第1方向D1と第2方向D2との成す角θが、鈍角である場合には、圧力センサ装置50全体の形状を周方向に沿った形状に近づけやすく、周方向に延びるセンサ収容凹部37内に圧力センサ装置50を配置しやすい。これにより、電動ポンプ10が大型化することをより抑制できる。
本実施形態においては、上述したように第1端子部81および第2端子部82に加えて、第3端子部83および第4端子部84が設けられている。そして、第1端子部81および第3端子部83は第1方向D1に突出しており、第2端子部82および第4端子部84は第2方向D2に突出している。そのため、端子部が4つ設けられる場合であっても、圧力センサ装置50を上下方向および径方向の両方に小さくすることができ、電動ポンプ10が大型化することを抑制できる。
第1コンデンサ85は、圧力センサ53の水平方向一方側(+HD側)に配置され、第1端子部81と第3端子部83との間に接続されている。第2コンデンサ86は、圧力センサ53の水平方向他方側(−HD側)に配置され、第2端子部82と第4端子部84との間に接続されている。このように、4つの端子部を2つずつ第1方向D1および第2方向D2に突出させたことで、第1コンデンサ85と第2コンデンサ86とを互いに圧力センサ53に対して水平方向の逆側に配置できる。そのため、第1コンデンサ85と第2コンデンサ86とを圧力センサ53の同じ側に配置する場合に比べて、圧力センサ装置50を上下方向および径方向に小さくできる。また、第1コンデンサ85および第2コンデンサ86によって、サージ電流が生じることを抑制できる。
図6に示すように、第1コンデンサ85は、第1コンデンサ本体85aと、2つの第1接続端子85bと、を有する。第1コンデンサ本体85aは、第1端子部81と第3端子部83との第1方向D1の延長線上に配置されている。2つの第1接続端子85bは、第1コンデンサ本体85aから第1方向内側に延びている。2つの第1接続端子85bは、第3方向D3に沿って並んで配置されている。
第2コンデンサ86は、第2コンデンサ本体86aと、2つの第2接続端子86bと、を有する。第2コンデンサ本体86aは、第2端子部82と第4端子部84との第2方向D2の延長線上に配置されている。2つの第2接続端子86bは、第2コンデンサ本体86aから第2方向内側に延びている。2つの第2接続端子86bは、第4方向D4に沿って並んで配置されている。
図10に示すように、2つの第1接続端子85bのうち一方は、第1端子部81の下面における第1方向外側の端部に接続されている。2つの第1接続端子85bのうち他方は、第3端子部83の下面における第1方向外側の端部に接続されている。これにより、第1端子部81と第3端子部83との間に第1コンデンサ85が接続される。
2つの第2接続端子86bのうち一方は、第2端子部82の下面における第2方向外側の端部に接続されている。2つの第2接続端子86bのうち他方は、第4端子部84の下面における第2方向外側の端部に接続されている。これにより、第2端子部82と第4端子部84との間に第2コンデンサ86が接続される。
図11に示すように、第1コンデンサ本体85aの上端は、上下方向において、第1端子部81の上面とほぼ同じ位置に配置されている。図示は省略するが、第2コンデンサ本体86aの上端は、上下方向において、第2端子部82の上面とほぼ同じ位置に配置されている。
図6に示すように、センサケース51は、センサ収容部51aと、第1端子収容部51bと、第2端子収容部51cと、一対の固定部51dと、を有する。センサ収容部51aは、センサ中心軸J2を中心とする略円筒状である。センサ収容部51aは、圧力センサ53を収容する。より詳細には、図7に示すように、センサ収容部51aには、圧力センサ53の一部が埋め込まれて保持されている。センサ収容部51aは、センサ収容部51aの中央を上下方向に貫通する収容部貫通孔51fを有する。図8に示すように、収容部貫通孔51fの上側から視た形状は、中心をセンサ中心軸J2が通る略正方形状である。収容部貫通孔51fにおけるセンサ中心軸J2を中心とする径方向内側には、センサチップ本体55aが配置されている。
図7に示すように、センサ収容部51aの下部には、下側カバー58が埋め込まれて保持されている。下側カバー58の下面は、センサ収容部51aから露出している。下側カバー58の上面は、収容部貫通孔51fの下端を覆っている。センサ収容部51aの上部には、端子支持部56が埋め込まれて保持されている。
下側カバー58の上面と、センサ収容部51aの内側面と、端子支持部56の内側面と、上側カバー57の下面と、によって、センサチップ55が収容された収容空間72が構成されている。図示は省略するが、収容空間72には、センサチップ55を覆う封止材が配置されている。
図4および図5に示すように、第1端子収容部51bは、センサ収容部51aから第1方向D1に延びている。第1端子収容部51bは、第1方向D1に長い長方形箱状である。第1端子収容部51bは、第1端子部81、第3端子部83および第1コンデンサ85を収容する。
図6および図9に示すように、第1端子収容部51bは、上側に開口する第1上側開口部71aと、下側に開口する第1下側開口部71bと、を有する。第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bの上下方向に視た形状は、第1方向D1に長い長方形状である。第1上側開口部71aと第1下側開口部71bとは、上下方向に重なって配置されている。本実施形態において第1上側開口部71aと第1下側開口部71bとは、互いに連通し、第1端子収容部51bを上下方向に貫通する貫通孔を構成している。図11に示すように、第1下側開口部71bの下端から第1露出部81fの下面81cまでの上下方向の距離H2は、第1上側開口部71aの上端から第1露出部81fの上面81bまでの上下方向の距離H1よりも大きい。
図5および図10に示すように、第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bが設けられることで、第1端子部81の一部および第3端子部83の一部は、第1端子収容部51bの外部に露出している。すなわち、第1端子部81は、第1露出部81fを有する。第3端子部83は、第3露出部83fを有する。第1露出部81fは、図5に示すように第1上側開口部71aを介して上面が第1端子収容部51bの外部に露出するとともに、図10に示すように第1下側開口部71bを介して下面が第1端子収容部51bの外部に露出している。第3露出部83fは、図5に示すように第1上側開口部71aを介して上面が第1端子収容部51bの外部に露出するとともに、図10に示すように第1下側開口部71bを介して下面が第1端子収容部51bの外部に露出している。
図4および図5に示すように、第2端子収容部51cは、センサ収容部51aから第2方向D2に延びている。第2端子収容部51cは、第2方向D2に長い長方形箱状である。第2端子収容部51cは、第2端子部82、第4端子部84および第2コンデンサ86を収容する。
図6および図9に示すように、第2端子収容部51cは、上側に開口する第2上側開口部72aと、下側に開口する第2下側開口部72bと、を有する。第2上側開口部72aおよび第2下側開口部72bの上下方向に視た形状は、第2方向D2に長い長方形状である。第2上側開口部72aと第2下側開口部72bとは、上下方向に重なって配置されている。本実施形態において第2上側開口部72aと第2下側開口部72bとは、互いに連通し、第2端子収容部51cを上下方向に貫通する貫通孔を構成している。図示は省略するが、第2下側開口部72bの下端から第2露出部82fの下面までの上下方向の距離は、第2上側開口部72aの上端から第2露出部82fの上面までの上下方向の距離よりも大きい。
図5および図10に示すように、第2上側開口部72aおよび第2下側開口部72bが設けられることで、第2端子部82の一部および第4端子部84の一部は、第2端子収容部51cの外部に露出している。すなわち、第2端子部82は、第2露出部82fを有する。第4端子部84は、第4露出部84fを有する。第2露出部82fは、図5に示すように第2上側開口部72aを介して上面が第2端子収容部51cの外部に露出するとともに、図10に示すように第2下側開口部72bを介して下面が第2端子収容部51cの外部に露出している。第4露出部84fは、図5に示すように第2上側開口部72aを介して上面が第2端子収容部51cの外部に露出するとともに、図10に示すように第2下側開口部72bを介して下面が第2端子収容部51cの外部に露出している。
本実施形態においては、第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bは、それぞれ1つのみ設けられている。これにより、第1露出部81fの上面および第3露出部83fの上面は、1つの第1上側開口部71aを介して露出している。第1露出部81fの下面および第3露出部83fの下面は、1つの第1下側開口部71bを介して露出している。そのため、第1上側開口部71aの大きさ、および第1下側開口部71bの大きさを大きくしやすく、後述する抵抗溶接において電極EP1,EP2を各開口部に挿入しやすい。これにより、抵抗溶接を行いやすい。
本実施形態においては、第2上側開口部72aおよび第2下側開口部72bは、それぞれ1つのみ設けられている。これにより、第2露出部82fの上面および第4露出部84fの上面は、1つの第2上側開口部72aを介して露出している。第2露出部82fの下面および第4露出部84fの下面は、1つの第2下側開口部72bを介して露出している。そのため、第2上側開口部72aの大きさ、および第2下側開口部72bの大きさを大きくしやすく、後述する抵抗溶接において電極EP1,EP2を各開口部に挿入しやすい。これにより、抵抗溶接を行いやすい。
図4に示すように、第1露出部81fは、第1リード線61が接合された第1リード線接合部81dを有する。図11に示すように、本実施形態において第1リード線接合部81dは、第1露出部81fの上面81bに設けられている。図10に示すように、第1露出部81fは、第1コンデンサ85が接合された第1コンデンサ接合部81eを有する。第1コンデンサ接合部81eには、一方の第1接続端子85bが接合されている。図11に示すように、本実施形態において第1コンデンサ接合部81eは、第1露出部81fの下面81cに設けられている。すなわち、第1リード線接合部81dは、第1露出部81fの上面81bと第1露出部81fの下面81cとのうちの一方に設けられ、第1コンデンサ接合部81eは、第1露出部81fの上面81bと第1露出部81fの下面81cとのうちの他方に設けられている。第1コンデンサ接合部81eは、第1方向D1において第1リード線接合部81dと異なる位置に配置されている。第1リード線接合部81dは、第1コンデンサ接合部81eよりも第1方向D1の圧力センサ53側、すなわち第1方向内側に配置されている。
図4に示すように、第2露出部82fは、第2リード線62が接合された第2リード線接合部82dを有する。本実施形態において第2リード線接合部82dは、第2露出部82fの上面に設けられている。図10に示すように、第2露出部82fは、第2コンデンサ86が接合された第2コンデンサ接合部82eを有する。第2コンデンサ接合部82eには、一方の第2接続端子86bが接合されている。本実施形態において第2コンデンサ接合部82eは、第2露出部82fの下面に設けられている。図示は省略するが、第2コンデンサ接合部82eは、第2方向D2において第2リード線接合部82dと異なる位置に配置されている。第2リード線接合部82dは、第2コンデンサ接合部82eよりも第2方向D2の圧力センサ53側、すなわち第2方向内側に配置されている。
図4に示すように、第3露出部83fは、第3リード線63が接合された第3リード線接合部83dを有する。本実施形態において第3リード線接合部83dは、第3露出部83fの上面に設けられている。図10に示すように、第3露出部83fは、第1コンデンサ85が接合された第3コンデンサ接合部83eを有する。第3コンデンサ接合部83eには、他方の第1接続端子85bが接合されている。本実施形態において第3コンデンサ接合部83eは、第3露出部83fの下面に設けられている。図示は省略するが、第3リード線接合部83dは、第3コンデンサ接合部83eよりも第1方向D1の圧力センサ53側、すなわち第1方向内側に配置されている。
第4露出部84fは、第2コンデンサ86が接合された第4コンデンサ接合部84eを有する。第4コンデンサ接合部84eには、他方の第2接続端子86bが接合されている。
本実施形態において、各露出部に対する各リード線および各コンデンサの接合は、抵抗溶接によって行われる。すなわち、本実施形態において、各リード線接合部および各コンデンサ接合部は、抵抗溶接によって形成された部分である。抵抗溶接は、溶接する2つの金属部材を図12および図13に示す電極EP1,EP2で挟み込み、加圧力を加えつつ電極EP1,EP2に電流を流すことで、接触抵抗によって発生する熱で金属部材同士を溶融接着させる接合方法である。抵抗溶接によれば、簡便に2つの金属部材を接合できるため、圧力センサ装置50の組み立てを容易にでき、圧力センサ装置50の生産性を向上できる。
以下、各露出部に対するリード線および各コンデンサの接合方法について説明する。なお、各露出部に対する各リード線および各コンデンサの接合方法はそれぞれ同様であるため、以下の説明においては、代表して第1露出部81fに対して第1リード線61および第1コンデンサ85を接合する場合についてのみ手順および作用効果を説明する場合がある。
まず、図12に示すように、第1リード線61を設置する前に、第1露出部81fの下面81cに第1コンデンサ85の第1接続端子85bを接触させて配置する。そして、電極EP1を第1上側開口部71aに挿入して第1露出部81fの上面81bに接触させるとともに、電極EP2を第1下側開口部71bに挿入して第1接続端子85bの下端に接触させる。電極EP1と電極EP2とは上下方向に重なる位置とする。この状態で、電極EP1と電極EP2とに電流を流すことで、第1露出部81fと第1接続端子85bとの接触部位に接触抵抗による熱が発生し、各接触部位同士が溶融接着される。これにより、図13に示すように、第1コンデンサ接合部81eが形成され、第1端子部81と第1コンデンサ85とが接合される。
次に、第1露出部81fの上面81bに第1接続金具61bを重ねて配置する。そして、電極EP1を第1上側開口部71aに挿入して第1接続金具61bの上面に接触させるとともに、電極EP2を第1下側開口部71bに挿入して第1露出部81fの下面81cに接触させる。電極EP1と電極EP2とは上下方向に重なる位置とする。このとき、電極EP1,EP2の第1方向D1の位置は、第1コンデンサ接合部81eよりも第1方向内側の位置とする。この状態で、電極EP1と電極EP2とに電流を流すことで、第1露出部81fと第1接続金具61bとの接触部位に接触抵抗による熱が発生し、各接触部位同士が溶融接着される。これにより、図11に示す第1リード線接合部81dが形成され、第1端子部81と第1リード線61とが接合される。
以上のようにして、第1露出部81fに対して、第1リード線61および第1コンデンサ85が接合される。
本実施形態によれば、センサケース51が第1端子収容部51bと第2端子収容部51cとを有することで、第1端子部81と第2端子部82とがセンサケース51によって覆われる。そのため、圧力センサ装置50を電動ポンプ10内に配置した際に、電動ポンプ10における圧力センサ装置50が設置される部分と各端子部との絶縁をとることができる。例えば、本実施形態のように、圧力センサ装置50がポンプボディ31に配置される場合、ポンプボディ31が金属製であると、各端子部とポンプボディ31との絶縁をとる必要がある。本実施形態では、各端子部がセンサケース51に収容されることで、別途絶縁処理を施すことなく、各端子部とポンプボディ31との絶縁をとりつつ、圧力センサ装置50をポンプボディ31に設置できる。そのため、圧力センサ装置50の設置を容易にでき、電動ポンプ10の組み立てを容易にできる。図9および図10に示すように、本実施形態では、センサケース51の下面が、電動ポンプ10の設置部と接触する設置面50aを有する。本実施形態において電動ポンプ10の設置部とは、ポンプボディ31におけるセンサ収容凹部37の底面に相当する。すなわち、設置面50aは、センサ収容凹部37の底面と接触する。
また、第1端子収容部51bが第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bを有し、第1端子部81が第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bを介して上下面が露出する第1露出部81fを有している。そのため、第1端子部81をセンサケース51に収容した状態で、第1上側開口部71aと第1下側開口部71bとのそれぞれから電極EP1,EP2を挿入して第1端子部81と第1リード線61とを抵抗溶接によって接合することができる。また、第2端子収容部51cが第2上側開口部72aおよび第2下側開口部72bを有し、第2端子部82が第2上側開口部72aおよび第2下側開口部72bを介して上下面が露出する第2露出部82fを有している。そのため、第2端子部82をセンサケース51に収容した状態で、第2上側開口部72aと第2下側開口部72bとのそれぞれから電極EP1,EP2を挿入して第2端子部82と第2リード線62とを抵抗溶接によって接合することができる。したがって、本実施形態によれば、センサケース51によって第1端子部81および第2端子部82の絶縁を簡便にとることができるとともに、圧力センサ装置50の組み立て効率を向上でき、圧力センサ装置50の生産性を向上できる。
また、本実施形態では、第3端子部83が第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bを介して上下面が露出する第3露出部83fを有しているため、第3端子部83と第3リード線63とを抵抗溶接によって接合することができる。これにより、圧力センサ装置50の組み立て効率をより向上でき、圧力センサ装置50の生産性をより向上できる。
また、例えば、重ね合わせた3つの金属部材を電極EP1,EP2で挟んで抵抗溶接によって接合しようとすると、重ね合わせた3つの金属部材の厚みおよび電気抵抗の違い等によって、上手く接合できない場合がある。具体的には、3つの金属部材のうちいずれか2つの金属部材同士のみが接合される場合、あるいは3つの金属部材がいずれも接合されない場合がある。
これに対して、本実施形態によれば、第1露出部81fにおいて、第1リード線接合部81dと第1コンデンサ接合部81eとが、第1方向D1において異なる位置に配置されている。そのため、上述したように、第1露出部81fと第1接続端子85bとを重ねて抵抗溶接した後に、第1露出部81fと第1接続金具61bとを重ねて抵抗溶接することで、それぞれ2つの金属部材を重ねた状態で抵抗溶接ができる。これにより、抵抗溶接を用いて、第1露出部81fに対して、第1コンデンサ85と第1リード線61との両方を好適に接合することができる。また、第3露出部83fにおいて、第3リード線接合部83dと第3コンデンサ接合部83eとが、第1方向D1において異なる位置に配置されている。そのため、上述した第1露出部81fの場合と同様に、抵抗溶接を用いて、第3露出部83fに対して、第1コンデンサ85と第3リード線63との両方を好適に接合することができる。
また、本実施形態においては、第2露出部82fにおいて、第2リード線接合部82dと第2コンデンサ接合部82eとが、第2方向D2において異なる位置に配置されている。そのため、上述した第1露出部81fの場合と同様に、抵抗溶接を用いて、第2露出部82fに対して、第2コンデンサ86と第2リード線62との両方を好適に接合することができる。
また、本実施形態によれば、第1リード線接合部81dと第1コンデンサ接合部81eとは、第1露出部81fの上下面において、互いに反対側の面に設けられている。そのため、第1リード線61と第1コンデンサ85とを第1露出部81fに順次接合する際に、接合される各部材同士が干渉しにくい。そのため、第1露出部81fに対して、第1リード線61と第1コンデンサ85とをそれぞれ接合しやすい。
また、本実施形態によれば、第1リード線接合部81dが第1コンデンサ接合部81eよりも第1方向D1の圧力センサ53側に配置されている。そのため、上述したように、第1コンデンサ85を先に第1露出部81fに接合した後に、第1リード線61を第1露出部81fに接合する接合方法を好適に行いやすく、第1露出部81fに対して第1リード線61および第1コンデンサ85を好適に接合しやすい。
また、本実施形態によれば、第1露出部81fの上面81bに第1リード線接合部81dが設けられている。そのため、設置面50aをポンプボディ31と接触させて圧力センサ装置50を設置した際に、第1リード線61を設置面50aが設けられる側と逆側、すなわち上側から引き出すことができる。これにより、第1露出部81fに接合された第1リード線61を引き回しやすい。
また、抵抗溶接を行う際においては、溶接される金属部材の溶融物の一部が、周囲に飛散する場合がある。例えば、飛散した溶融物が設置面50aに付着すると、圧力センサ装置50を設置する前に、設置面50aから付着した溶融物を除去する必要があり、手間が掛かる。これに対して、本実施形態によれば、第1下側開口部71bの下端から第1露出部81fの下面81cまでの上下方向の距離H2は、第1上側開口部71aの上端から第1露出部81fの上面81bまでの上下方向の距離H1よりも大きい。そのため、第1上側開口部71aおよび第1下側開口部71bによって構成される第1端子収容部51bの内部の空間のうち、第1露出部81fの下側に配置される部分の上下方向の寸法を大きくできる。これにより、抵抗溶接を行う際に、第1露出部81fの一部あるいは第1接続端子85bの一部が溶融して飛散しても、溶融物が第1露出部81fの下側に配置される空間を構成する内側面に付着し、設置面50aまで到達しにくい。したがって、設置面50aに溶融物が付着することを抑制でき、圧力センサ装置50を設置する際の手間を低減できる。
図4および図5に示すように、第1端子収容部51bは、第1コンデンサ85を保持する第1コンデンサ保持部52aを有する。そのため、第1コンデンサ85を第1露出部81fおよび第3露出部83fに接合する際、第1コンデンサ85の位置を固定することができる。これにより、第1コンデンサ85を第1露出部81fおよび第3露出部83fに接合しやすい。
第1コンデンサ保持部52aは、第1端子収容部51bにおける第1方向外側の端部である。図5、図6および図11に示すように、第1コンデンサ保持部52aは、一対の側壁部52cと、底壁部52dと、天壁部52eと、突出部52fと、を有する。一対の側壁部52cは、上下方向に沿って立ち上がり、第1方向D1に沿って延びる壁である。一対の側壁部52cは、第1コンデンサ85の第3方向D3の両側に第1コンデンサ85を挟んで対向して配置されている。図5に示すように、一対の側壁部52cは、それぞれ他方の側壁部52cに向かって突出するコンデンサ保持凸部52gを有する。コンデンサ保持凸部52gの先端は、第1コンデンサ本体85aにおける第3方向D3の側面に接触する。すなわち、第1コンデンサ本体85aは、第3方向D3の両側をコンデンサ保持凸部52gに接触した状態で挟まれている。これにより、第1コンデンサ本体85aが、第3方向D3に移動することを抑制できる。
図6に示すように、底壁部52dは、一対の側壁部52cの下端における第1方向外側の端部同士を繋いでいる。図11に示すように、底壁部52dの上面は、第1コンデンサ本体85aの下面と接触する。第1コンデンサ本体85aは、底壁部52dによって下側から支持されている。図6に示すように、天壁部52eは、一対の側壁部52cの上端同士を繋いでいる。天壁部52eは、一対の側壁部52cの第1方向外側の端部よりも第1方向内側に離れた位置に配置されている。図5に示すように、天壁部52eの第1方向内側には、第1上側開口部71aが設けられている。図11に示すように、天壁部52eは、底壁部52dよりも第1方向内側に配置されている。これにより、底壁部52dが設けられた部分において、第1コンデンサ保持部52aは、上側に開口している。天壁部52eの下面は、第1コンデンサ本体85aの上面のうち第1方向内側の部分と接触している。このように、第1コンデンサ本体85aは、底壁部52dと天壁部52eとによって上下方向に挟まれている。これにより、第1コンデンサ本体85aが、上下方向に移動することを抑制できる。
突出部52fは、天壁部52eの下面のうち第1方向内側の端部から下側に突出している。突出部52fの第1方向外側の端部には、第1方向外側から第1コンデンサ本体85aの第1方向内側の端部が突き当てられている。これにより、第1コンデンサ本体85aが第1方向D1に位置決めされている。
図4および図5に示すように、第2端子収容部51cは、第2コンデンサ86を保持する第2コンデンサ保持部52bを有する。そのため、第2コンデンサ86を第2露出部82fおよび第4露出部84fに接合する際、第2コンデンサ86の位置を固定することができる。これにより、第2コンデンサ86を第2露出部82fおよび第4露出部84fに接合しやすい。第2コンデンサ保持部52bは、第2端子収容部51cにおける第2方向外側の端部である。第2コンデンサ保持部52bのその他の構成は、第1コンデンサ保持部52aと同様である。
一対の固定部51dは、センサ収容部51aから水平方向HDの両側に突出している。一対の固定部51dには、それぞれ固定部51dを上下方向に貫通する円形状の固定孔51eが設けられている。図8に示すように、固定孔51eの内部には、円筒部材59が固定されている。図6に示すように、円筒部材59は、上下方向両端に開口する円筒状である。図2および図3に示すように、圧力センサ装置50をポンプボディ31に固定するネジ70は、上側から円筒部材59の内部に通されて、雌ネジ穴37aに締め込まれている。
図4および図5に示すように、センサケース51は、第1方向D1の圧力センサ53側、すなわち第1方向内側に窪む第1凹部51gを有する。第1凹部51gは、第1上側開口部71aの内側面に設けられている。第1凹部51gは、上側に開口している。図4および図5では、第1凹部51gは、第3方向D3に並んで2つ設けられている。第1凹部51gの一方には、第1接続金具61bの第1凸部61cが挿入されている。第1凹部51gの他方には、第3接続金具63bの第3凸部63cが挿入されている。そのため、第1接続金具61bおよび第3接続金具63bを位置決めできる。これにより、第1リード線61を第1露出部81fに接合する際、および第3リード線63を第3露出部83fに接合する際に、第1リード線61の位置および第3リード線63の位置がずれることを抑制できる。したがって、第1リード線61を第1露出部81fに接合しやすく、第3リード線63を第3露出部83fに接合しやすい。
センサケース51は、第2方向D2の圧力センサ53側、すなわち第2方向内側に窪む第2凹部51hを有する。第2凹部51hは、第2上側開口部72aの内側面に設けられている。第2凹部51hは、上側に開口している。図4および図5では、第2凹部51hは、1つのみ設けられている。第2凹部51hには、第2接続金具62bの第2凸部62cが挿入されている。そのため、第2接続金具62bを位置決めできる。これにより、第2リード線62を第2露出部82fに接合する際、第2リード線62の位置がずれることを抑制できる。したがって、第2リード線62を第2露出部82fに接合しやすい。
図6に示すように、センサケース51は、第1ガイド凸部51iと、一対の第2ガイド凸部51jと、を有する。第1ガイド凸部51iおよび一対の第2ガイド凸部51jは、第1端子収容部51bおよび第2端子収容部51cのそれぞれに設けられている。第1端子収容部51bに設けられた各ガイド凸部と、第2端子収容部51cに設けられた各ガイド凸部とは、設けられる収容部が異なる点を除いて同様である。そのため、以下の説明においては、代表して第1端子収容部51bに設けられた第1ガイド凸部51iおよび第2ガイド凸部51jについて説明する。
第1ガイド凸部51iは、天壁部52eから上側に突出する。第1ガイド凸部51iは、天壁部52eの第3方向D3の中央に配置されている。第1ガイド凸部51iは、第1方向D1に延びている。一対の第2ガイド凸部51jは、一対の側壁部52cから上側に突出している。第2ガイド凸部51jは、第1方向D1に延びている。第1ガイド凸部51iは、一対の第2ガイド凸部51jの第3方向D3の間に配置されている。図示は省略するが、第1ガイド凸部51iと一方の第2ガイド凸部51jとの間には、第1リード線61の一部が配置されている。第1ガイド凸部51iと他方の第2ガイド凸部51jとの間には、第3リード線63の一部が配置されている。そのため、第1リード線61および第3リード線63が第3方向D3に動くことが抑制される。これにより、第1リード線61および第3リード線63をそれぞれ各露出部に対して接合しやすい。また、第1ガイド凸部51iによって、第1リード線61と第3リード線63との間の絶縁をとることができる。なお、図4においては、第1ガイド凸部51iおよび第2ガイド凸部51jの図示を省略している。
図7に示す圧力センサ装置50がポンプボディ31に固定された状態において、検出孔58aには、検出油路93からセンサ収容凹部37に流入したオイルが流入する。より詳細には、検出孔58aには、検出油路93から下側カバー58の下側凹部58b内に流入したオイルが流入する。検出孔58aの上端はセンサチップ55によって閉塞されているため、検出孔58aに流入したオイルは、センサチップ55と接触する。これにより、センサチップ55は、検出孔58aから流入したオイルの圧力を検出する。このようにして、圧力センサ装置50を用いて、電動ポンプ10内のオイルの圧力を計測できる。
本実施形態では、下側凹部58b内には、下側カバー58とポンプボディ31との間をシールするOリング71が配置されているため、下側凹部58b内に流入したオイルがセンサ収容凹部37の外部に漏れることを抑制できる。また、収容空間72には、センサチップ55を覆う図示しない封止材が配置されているため、センサチップ55およびチップ端子55bなどの金属部が酸化(腐食)してしまうことを抑制できる。
なお、センサチップ55は、例えば、ダイヤフラム等を介して、間接的にオイルの圧力を検出してもよい。この場合、検出孔58aの上端部はダイヤフラムによって閉塞され、センサチップ55は、ダイヤフラムに上側から接触して配置される。これにより、センサチップ55は、ダイヤフラムを介して、検出孔58aに流入したオイルの圧力を検出できる。
また、第1方向D1と第2方向D2との成す角θは、鋭角であってもよいし、直角であってもよいし、二直角であってもよい。また、第1方向D1と第2方向D2とは、水平方向HDと平行な方向であってもよい。
また、第1上側開口部71aと第1下側開口部71bとは、連通していなくてもよい。第2上側開口部72aと第2下側開口部72bとは、連通していなくてもよい。また、端子部の数は、2つであってもよいし、3つであってもよい。また、第1コンデンサ85および第2コンデンサ86は、設けられていなくてもよい。
なお、本発明の圧力センサ装置は、流体を送る電動ポンプであれば、上述した実施形態のオイルを加圧して送る電動ポンプ10に限られず、いかなる電動ポンプにも適用できる。
また、上記の各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…電動ポンプ、20…モータ部、21…シャフト、30…ポンプ部、50…圧力センサ装置、50a…設置面、51…センサケース、51a…センサ収容部、51b…第1端子収容部、51c…第2端子収容部、51g…第1凹部、52a…第1コンデンサ保持部、53…圧力センサ、61…第1リード線、61a…第1リード線本体、61b…第1接続金具、61c…第1凸部、62…第2リード線、63…第3リード線、71a…第1上側開口部、71b…第1下側開口部、72a…第2上側開口部、72b…第2下側開口部、81…第1端子部、81d…第1リード線接合部、81e…第1コンデンサ接合部、81f…第1露出部、82…第2端子部、82d…第2リード線接合部、82e…第2コンデンサ接合部、82f…第2露出部、83…第3端子部、83d…第3リード線接合部、83e…第3コンデンサ接合部、83f…第3露出部、84…第4端子部、84e…第4コンデンサ接合部、84f…第4露出部、85…第1コンデンサ、86…第2コンデンサ、D1…第1方向、D2…第2方向、HD…水平方向、J1…中心軸

Claims (12)

  1. 電動ポンプ用の圧力センサ装置であって、
    前記電動ポンプ内部の流体の圧力を計測する圧力センサと、
    前記圧力センサから水平方向一方側に延びる第1方向に突出した第1端子部と、
    前記圧力センサから水平方向他方側に延びる第2方向に突出した第2端子部と、
    前記圧力センサを収容するセンサケースと、
    前記第1端子部と電気的に接続された第1リード線と、
    前記第2端子部と電気的に接続された第2リード線と、
    を備え、
    前記センサケースは、
    前記圧力センサを収容するセンサ収容部と、
    前記センサ収容部から前記第1方向に延び、前記第1端子部を収容する第1端子収容部と、
    前記センサ収容部から前記第2方向に延び、前記第2端子部を収容する第2端子収容部と、
    を有し、
    前記第1端子収容部は、上側に開口する第1上側開口部と、下側に開口する第1下側開口部と、を有し、
    前記第2端子収容部は、上側に開口する第2上側開口部と、下側に開口する第2下側開口部と、を有し、
    前記第1端子部は、前記第1上側開口部を介して上面が前記第1端子収容部の外部に露出するとともに、前記第1下側開口部を介して下面が前記第1端子収容部の外部に露出する第1露出部を有し、
    前記第2端子部は、前記第2上側開口部を介して上面が前記第2端子収容部の外部に露出するとともに、前記第2下側開口部を介して下面が前記第2端子収容部の外部に露出する第2露出部を有し、
    前記第1露出部は、前記第1リード線が接合された第1リード線接合部を有し、
    前記第2露出部は、前記第2リード線が接合された第2リード線接合部を有する、圧力センサ装置。
  2. 前記圧力センサから前記第1方向に突出した第3端子部と、
    前記圧力センサの前記水平方向一方側に配置され、前記第1端子部と前記第3端子部との間に接続された第1コンデンサと、
    前記第3端子部と電気的に接続された第3リード線と、
    をさらに備え、
    前記第1端子収容部は、前記第3端子部を収容し、
    前記第3端子部は、前記第1上側開口部を介して上面が前記第1端子収容部の外部に露出するとともに、前記第1下側開口部を介して下面が前記第1端子収容部の外部に露出する第3露出部を有し、
    前記第1露出部は、前記第1コンデンサが接合された第1コンデンサ接合部を有し、
    前記第3露出部は、前記第3リード線が接合された第3リード線接合部と、前記第1コンデンサが接合された第3コンデンサ接合部と、を有し、
    前記第1コンデンサ接合部は、前記第1方向において前記第1リード線接合部と異なる位置に配置され、
    前記第3コンデンサ接合部は、前記第1方向において前記第3リード線接合部と異なる位置に配置されている、請求項1に記載の圧力センサ装置。
  3. 前記圧力センサから前記第2方向に突出し、前記第3端子部と電気的に接続された第4端子部と、
    前記圧力センサの前記水平方向他方側に配置され、前記第2端子部と前記第4端子部との間に接続された第2コンデンサと、
    をさらに備え、
    前記第2端子収容部は、前記第4端子部を収容し、
    前記第4端子部は、前記第2上側開口部を介して上面が前記第2端子収容部の外部に露出するとともに、前記第2下側開口部を介して下面が前記第2端子収容部の外部に露出する第4露出部を有し、
    前記第2露出部は、前記第2コンデンサが接合された第2コンデンサ接合部を有し、
    前記第4露出部は、前記第2コンデンサが接合された第4コンデンサ接合部を有し、
    前記第2コンデンサ接合部は、前記第2方向において前記第2リード線接合部と異なる位置に配置されている、請求項2に記載の圧力センサ装置。
  4. 前記第1リード線接合部は、前記第1露出部の上面と前記第1露出部の下面とのうちの一方に設けられ、
    前記第1コンデンサ接合部は、前記第1露出部の上面と前記第1露出部の下面とのうちの他方に設けられている、請求項2または3に記載の圧力センサ装置。
  5. 前記第1リード線接合部は、前記第1コンデンサ接合部よりも前記第1方向の前記圧力センサ側に配置されている、請求項4に記載の圧力センサ装置。
  6. 前記センサケースの下面は、前記電動ポンプの設置部と接触する設置面を有し、
    前記第1リード線接合部は、前記第1露出部の上面に設けられ、
    前記第1コンデンサ接合部は、前記第1露出部の下面に設けられている、請求項4または5に記載の圧力センサ装置。
  7. 前記第1下側開口部の下端から前記第1露出部の下面までの上下方向の距離は、前記第1上側開口部の上端から前記第1露出部の上面までの上下方向の距離よりも大きい、請求項4から6のいずれか一項に記載の圧力センサ装置。
  8. 前記第1露出部の上面および前記第3露出部の上面は、1つの前記第1上側開口部を介して露出し、
    前記第1露出部の下面および前記第3露出部の下面は、1つの前記第1下側開口部を介して露出している、請求項2から7のいずれか一項に記載の圧力センサ装置。
  9. 前記第1端子収容部は、前記第1コンデンサを保持する第1コンデンサ保持部を有する、請求項2から8のいずれか一項に記載の圧力センサ装置。
  10. 前記第1リード線は、
    第1リード線本体と、
    前記リード線本体の先端部に固定され、前記第1リード線接合部に接合された前記第1方向に延びる第1接続金具と、
    を有し、
    前記第1接続金具は、前記第1方向の前記圧力センサ側に突出する第1凸部を有し、
    前記センサケースは、前記第1方向の前記圧力センサ側に窪み、前記第1凸部が挿入される第1凹部を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の圧力センサ装置。
  11. 前記第1方向と前記第2方向との成す角は、鈍角である、請求項1から10のいずれか一項に記載の圧力センサ装置。
  12. 中心軸を中心として回転するシャフトと、
    前記シャフトを回転させるモータ部と、
    前記シャフトに接続され、前記モータ部によって回転される前記シャフトを介して駆動されるポンプ部と、
    を備える電動ポンプであって、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の圧力センサ装置をさらに備え、
    前記第1端子部は、前記圧力センサの周方向一方側に配置され、
    前記第2端子部は、前記圧力センサの周方向他方側に配置され、
    前記圧力センサ装置は、前記電動ポンプ内に配置されている、電動ポンプ。
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