JP2018017091A - 建設機械 - Google Patents

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健太 磯山
Kenta Isoyama
健太 磯山
昌之 小見山
Masayuki Komiyama
昌之 小見山
英喜 吉原
Hideki Yoshihara
英喜 吉原
展弘 福尾
Nobuhiro Fukuo
展弘 福尾
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Abstract

【課題】作業効率の低下を抑えつつ作業具と運転席との干渉を防止すること。【解決手段】アームトップピンP3と平行する視点において、バケット7の外縁部には複数の被検出部7a、7bが予め設定され、かつ、アームトップピンP3と各被検出部7a、7bとを結ぶ複数の線分はアームトップピンP3から異なる方向に延びている。コントローラ15は、ブーム角センサ11、アーム角センサ12及びバケット角センサ13による検出結果に基づいて被検出部7a、7bの位置をそれぞれ特定し、被検出部7a、7bの中から干渉防止領域までの距離が最も短い最近接被検出部を選択し、最近接被検出部が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、運転席と各種作業を行うための作業具との干渉を防止するための機能を有する建設機械に関するものである。
従来から、機体と、機体に設けられた運転席と、各種作業を行うための作業具と、前記機体に取り付けられた基端部と前記作業具を保持する先端部とを有する作業腕と、を備えた建設機械が知られている。
作業腕は、当該作業腕の先端部(作業具)から運転席までの距離が変化するようにその姿勢を変更可能な状態で機体に取り付けられている。
作業具は、当該作業具から前記運転席までの距離が変化するように所定の回転軸を中心として回転可能な状態で作業腕の先端部に対して取り付けられている。
この種の建設機械において、運転席と作業具との干渉を防止するための機能を有するもの(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特許文献1に記載の建設機械は、ブーム及びアーム(作業腕)と、アームの先端部に対して回動支点(回転軸)を中心として回転可能に取り付けられたリフティングマグネット(作業具)と、ブーム、アーム、及びリフティングマグネットの角度を検出する複数の角度センサと、角度センサの検出結果に基づいてブーム、アーム、及びリフティングマグネットの動作を制御するコントローラと、を備えている。
コントローラは、角度センサの検出結果に基づいて予め設定された包絡円の位置を特定し、この包絡円がリフティングマグネットと運転室(運転席)との干渉を防止するための領域(以下、干渉防止領域という)に到達したときにリフティングマグネットの運転室への近接を制限する。
包絡円は、リフティングマグネットの全体を包含するものであり、当該包絡円の円周上にはリフティングマグネットの回動支点が含まれている。
特開2010−265620号公報
しかしながら、リフティングマグネットは、包絡円に合致する円形状を有していないため、包絡円の内側にはリフティングマグネットの存在しない領域が含まれている。
そのため、特許文献1に記載の建設機械では、包絡円のうちリフティングマグネットの存在しない領域が干渉防止領域に到達したとき、つまり、実際にはリフティングマグネットが干渉防止領域に到達していない姿勢にあるときであってもリフティングマグネットの動作が制限されてしまう。
その結果、作業効率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、作業効率の低下を抑えつつ作業具と運転席との干渉を防止することができる建設機械を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、建設機械であって、機体と、前記機体に設けられた運転席と、前記機体に取り付けられた基端部と前記基端部と反対側の先端部とを有し、前記先端部から前記運転席までの距離が変化するようにその姿勢を変更可能な状態で機体に取り付けられた作業腕と、前記運転席までの距離が変化するように所定の回転軸を中心として回転可能な状態で前記作業腕の先端部に取り付けられた作業具と、前記作業腕の前記先端部の位置を特定するための情報を検出する先端位置検出手段と、前記作業腕に対する前記作業具の角度を検出する角度検出手段と、前記運転席の外側に予め設定された干渉防止領域と前記先端位置検出手段及び前記角度検出手段による検出結果とに基づいて前記作業具と前記運転席との干渉を防止するための干渉防止制御を実行するコントローラと、を備え、前記回転軸と平行する視点において、前記作業具の外縁部には複数の被検出部が予め設定され、かつ、前記回転軸と各被検出部とを結ぶ複数の線分は前記回転軸から異なる方向に延び、前記コントローラは、前記先端位置検出手段及び前記角度検出手段による検出結果に基づいて前記複数の被検出部の位置をそれぞれ特定し、前記複数の被検出部の中から前記干渉防止領域までの距離が最も短い最近接被検出部を選択し、前記最近接被検出部が前記干渉防止領域に到達した場合に前記干渉防止制御を実行する、建設機械を提供する。
本発明によれば、回転軸と平行する視点における作業具の外縁部に設定された複数の被検出部を基準として、複数の被検出部のうち現時点で最も干渉防止領域に近い部分が当該干渉防止領域に到達したときに干渉防止制御を行う。
このように本発明では、作業具の実際の形状を考慮して設定された複数の被検出部を干渉防止制御を行うか否かの判断の基準として用いている。これにより、作業具の形状を作業具の全てを含む包絡円に見立てて干渉防止制御を行うか否かを判断する従来技術と異なり、実際には作業具が干渉防止領域に到達していないにもかかわらず干渉防止制御が実行されるのを低減することができる。
したがって、本発明によれば、作業効率の低下を抑えつつ作業具と運転席との干渉を防止することができる。
ここで、複数の被検出部は作業具の外縁部において任意に設定することが可能であるが、前記建設機械において、前記複数の被検出部は、前記回転軸と平行する視点において前記作業具の外縁部における前記回転軸からの距離が最も遠い部分を含むことが好ましい。
この態様によれば、作業具において運転席に最も近づく可能性のある部分を干渉防止制御を実行するか否かの基準として用いることができるため、作業具と運転席との干渉をより確実に防止することができる。
ここで、前記複数の被検出部のみが干渉防止制御を実行するか否かの判断基準として用いられてもよいが、複数の被検出部の位置によっては作業具がある姿勢に回転した状態において複数の被検出部よりも回転軸の方が干渉防止領域に近づく場合も想定される。
そこで、前記建設機械において、前記コントローラは、前記先端位置検出手段による検出結果に基づいて前記回転軸の位置を特定し、前記回転軸から前記干渉防止領域までの距離が前記最近接被検出部から前記干渉防止領域までの距離よりも短いときに前記回転軸が前記干渉防止領域に到達した場合に前記干渉防止制御を実行することが好ましい。
この態様によれば、複数の被検出部よりも回転軸の方が干渉防止領域に近接するように作業具が回転した状態においても、回転軸と運転席との干渉を確実に防止することができる。
本発明によれば、作業効率の低下を抑えつつ作業具と運転席との干渉を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る油圧ショベル全体構成を示す側面図である。 図1の油圧ショベルのアタッチメントの先端部を拡大して示す側面図であり、バケットを略水平に配置した状態を示すものである。 図1の油圧ショベルのアタッチメントの先端部を拡大して示す側面図であり、バケットを上に引き込んだ状態とバケットを下に開放した状態とを示すものである。 図1の油圧ショベルの駆動系統を示す回路図である。 図1の油圧ショベルの制御系統を示すブロック図である。 図5のコントローラにより実行される処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る作業具の一例であるブレーカを示す側面図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<第1実施形態(図1〜図6)>
図1は、本発明の第1実施形態に係る建設機械の一例である油圧ショベル1の全体構成を示す側面図である。
図1を参照して、油圧ショベル1は、クローラ2aを有する下部走行体2と、下部走行体2に対して旋回可能な状態で当該下部走行体2上に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に取り付けられたアタッチメント4と、を備えている。下部走行体2及び上部旋回体3は、油圧ショベル1の機体に相当する。
上部旋回体3は、下部走行体2に対して旋回可能に取り付けられた旋回フレーム3aと、旋回フレーム3a上に設けられたキャブ3bと、を備えている。
キャブ3bは、運転室(符号省略)を区画し、運転室内には運転席3eが設けられている。また、キャブ3b(運転席3e)の外側には牽制面3cが設定されている。牽制面3cは、キャブ3bに対するアタッチメント4の先端部(後述するバケット7)の干渉を防止するために用いられるものでる。具体的に、牽制面3cは、キャブ3bの前で当該キャブ3bの前面に対向する部分と、キャブ3bの上で当該キャブ3bの上面と対向する部分と、を有する。さらに、キャブ3b内には、運転席3eに着座するオペレータに対して所定の情報を伝えるための報知装置3dを備えている。図1において、報知装置3dは、聴覚的に情報を伝えるための手段(スピーカ)を有しているが、スピーカに代えて又は加えて視覚的に情報を伝えるための手段(ディスプレイ等)を有していてもよい。
アタッチメント4は、ブームフットピンP1を介して上部旋回体3に対して回転可能に取り付けられた基端部を有するブーム5と、連結ピンP2を介してブーム5の先端部に対して回転可能に取り付けられた基端部を有するアーム6と、アームトップピン(回転軸)P3を介してアーム6の先端部に対して回転可能に取り付けられたバケット7と、を有する。ブーム5及びアーム6は、上部旋回体3に取り付けられた(ブーム5の)基端部と基端部と反対側の(アーム6の)先端部とを有し、先端部からキャブ3bまでの距離が変化するようにその姿勢を変更可能な状態で上部旋回体3に取り付けられた作業腕に相当する。また、バケット7は、キャブ3bまでの距離が変化するようにアームトップピンP3を中心として回転可能な状態で作業腕の先端部に取り付けられた作業具に相当する。
ブームフットピンP1、連結ピンP2、及びアームトップピンP3は、運転席3eに着座したオペレータから見た視点において左右方向(水平方向)に延びている。つまり、ブームフットピンP1、連結ピンP2、及びアームトップピンP3は、互いに平行している。
また、アタッチメント4は、上部旋回体3に対してブーム5を回転駆動するブームシリンダ8と、ブーム5に対してアーム6を回転駆動するアームシリンダ9と、アーム6に対してバケット7を回転駆動するバケットシリンダ10と、を備えている。
さらに、アタッチメント4は、図5に示すように、上部旋回体3に対するブーム5の角度を検出するブーム角センサ11と、ブーム5に対するアーム6の角度を検出するアーム角センサ12と、アーム6に対するバケット7の角度を検出するバケット角センサ13と、を備えている。ブーム角センサ11及びアーム角センサ12は、作業腕(ブーム5及びアーム6)の先端部(アーム6の先端部)の位置を特定するための情報を検出する先端位置検出手段に相当する。バケット角センサ13は、作業腕に対する作業具(バケット7)の角度を検出する角度検出手段に相当する。センサ11及び12は、ポテンショメータを有し、センサ13は、傾斜センサを有する。しかし、センサ11〜13は、これらの種類に限定されず、2つの部材間の角度を検出可能なものであればよい。
また、油圧ショベル1は、アタッチメント4を駆動するための図4に示す駆動系統14をさらに備えている。
図4を参照して、駆動系統14は、エンジン16と、ブームシリンダ8及びバケットシリンダ10に作動油を供給する第1油圧ポンプ17と、アームシリンダ9に作動油を供給する第2油圧ポンプ18と、を備えている。両油圧ポンプ17、18は、エンジン16の出力軸に接続され、当該エンジン16の動力によって作動する。
また、駆動系統14は、第1油圧ポンプ17とブームシリンダ8との間に設けられたブーム用制御弁19と、第1油圧ポンプ17とバケットシリンダ10との間に設けられたバケット用制御弁20と、を備えている。両制御弁19、20は、当該両制御弁19、20の中立位置にそれぞれ設けられたセンターバイパス通路(符号省略)を介して第1油圧ポンプ17に直列に接続されているとともに、第1油圧ポンプ17とブーム用制御弁19との間の油路から分岐するパラレル油路(符号省略)を介して並列に接続されている。
ブーム用制御弁19は、第1油圧ポンプ17からブームシリンダ8への作動油の給排を制御する。具体的に、ブーム用制御弁19は、前記センターバイパス通路を有する中立位置と、第1油圧ポンプ17からの作動油をブームシリンダ8のヘッド側室に導くブーム上げ位置(図の左側の位置)と、第1油圧ポンプ17からの作動油をブームシリンダ8のロッド側室に導くブーム下げ位置(図の右側位置)と、の間で切換可能な油圧パイロット式の弁である。
また、バケット用制御弁20は、第1油圧ポンプ17からバケットシリンダ10への作動油の給排を制御する。具体的に、バケット用制御弁20は、前記センターバイパス通路を有する中立位置と、第1油圧ポンプ17からの作動油をバケットシリンダ10のヘッド側室に導くバケット引き込み位置(図の左側位置)と、第1油圧ポンプ17からの作動油をバケットシリンダ10のロッド側に導くバケット開放位置(図の右側位置)と、の間で切換可能な油圧パイロット式の弁である。
なお、両制御弁19、20は、パイロット圧が供給されていないときに中立位置に付勢されている。
駆動系統14は、ブーム用制御弁19にパイロット圧を供給するためのブーム用操作手段21と、バケット用制御弁20にパイロット圧を供給するためのバケット用操作手段22と、をさらに備えている。両操作手段21、22は、リモコン弁(符号省略)と、リモコン弁を操作するための操作レバー(符号省略)と、を有する。リモコン弁は、図外のパイロットポンプに接続されており、操作レバーの操作方向及び操作量に応じて制御弁19、20のパイロットポートにパイロット圧を供給するように構成されている。具体的に、ブーム用操作手段21は、操作レバーの操作に応じてブーム用制御弁19のブーム上げ側のパイロットポート又はブーム下げ側のパイロットポートにパイロット圧を供給する。一方、バケット用操作手段22は、操作レバーの操作に応じてバケット用制御弁20のバケット引き込み側のパイロットポート又はバケット開放側のパイロットポートにパイロット圧を供給する。
さらに、駆動系統14は、第2油圧ポンプ18とアームシリンダ9との間に設けられたアーム用制御弁23と、アーム用制御弁23にパイロット圧を供給するためのアーム用操作手段24と、を備えている。
アーム用制御弁23は、第2油圧ポンプ18からアームシリンダ9への作動油の給排を制御する。具体的に、アーム用制御弁23は、中立位置と、第2油圧ポンプ18からの作動油をアームシリンダ9のヘッド側室に導くアーム引き位置(図の左側の位置)と、第2油圧ポンプ18からの作動油をアームシリンダ9のロッド側室に導くアーム押し位置(図の右側の位置)と、の間で切換可能な油圧パイロット式の弁である。なお、アーム用制御弁23は、パイロット圧が供給されていないときに中立位置に付勢されている。
アーム用操作手段24は、リモコン弁(符号省略)と、リモコン弁を操作するための操作レバー(符号省略)と、を有する。リモコン弁は、図外のパイロットポンプに接続されており、操作レバーの操作方向及び操作量に応じてアーム用制御弁23のパイロットポートにパイロット圧を供給するように構成されている。具体的に、アーム用操作手段24は、操作レバーの操作に応じてアーム用制御弁23のアーム引き側のパイロットポート又はアーム押し側のパイロットポートにパイロット圧を供給する。
さらに、駆動系統14は、各操作手段21、22、24から各制御弁19、20、23へのパイロット圧の供給を停止させることが可能な電磁比例弁25〜30を備えている。具体的に、電磁比例弁25〜30は、各操作手段21、22、24から各制御弁19、20、23へのパイロット圧の供給を許容する許容位置(図4に示す位置)と、各制御弁19、20、23のパイロットポートをタンクに開放するとともに各操作手段21、22、24と各制御弁19、20、23との油路を遮断する遮断位置(図4の上側の位置)との間で切換可能に構成されている。なお、各電磁比例弁25〜30は、後述するコントローラ15から作動指令が出力されていないときに前記許容位置に付勢されている。
電磁比例弁25は、ブーム用操作手段21とブーム用制御弁19のブーム下げ側のパイロットポートとの間に設けられ、電磁比例弁26は、ブーム用操作手段21とブーム用制御弁19のブーム上げ側のパイロットポートとの間に設けられている。
電磁比例弁27は、バケット用操作手段22とバケット用制御弁20のバケット開放側のパイロットポートとの間に設けられ、電磁比例弁28は、バケット用操作手段22とバケット用制御弁20のバケット引き込み側のパイロットポートとの間に設けられている。
電磁比例弁29は、アーム用操作手段24とアーム用制御弁23のアーム押し側のパイロットポートとの間に設けられ、電磁比例弁30は、アーム用操作手段24とアーム用制御弁23のアーム引き側のパイロットポートとの間に設けられている。
次に、図1〜図3及び図5を参照して、油圧ショベル1の動作を制御するコントローラ15について説明する。
コントローラ15は、キャブ3b(運転席3e)の外側に予め設定された干渉防止領域(牽制面3cよりもキャブ3bから予め設定された距離だけ離れた位置の内側の領域)とセンサ11〜13による検出結果とに基づいてバケット7とキャブ3bとの干渉を防止するための干渉防止制御を実行する。
具体的に、コントローラ15は、バケット7に予め設定された第1被検出部7a及び第2被検出部7b(図2参照)と、アームトップピンP3と、牽制面3cとの位置関係に基づいて、前記干渉防止制御を実行する。
ここで、第1被検出部7a及び第2被検出部7bは、アームトップピンP3(左右方向)と平行する視点において、バケット7の外縁部に予め設定されている。ここで、アームトップピンP3と各被検出部7a、7bとを結ぶ2本の線分(図2で二点鎖線で示される)は、アームトップピンP3と平行する視点において当該アームトップピンP3から異なる方向に延びている。第1被検出部7aは、アームトップピンP3と平行する視点においてバケット7の外縁部におけるアームトップピンP3からの距離が最も遠いバケット7の先端部分である。一方、第2被検出部7bは、アームトップピンP3と平行する視点においてバケット7の底部に相当する部分に設定されている。
以下、バケット7がキャブ3bの前方に配置されている場合を例に挙げて、バケット7及びアームトップピンP3と牽制面3cとの位置関係について説明する。
図2に示すように、アームトップピンP3及び第1被検出部7aが水平面上に位置するようにバケット7が略水平の姿勢A1(以下、水平姿勢A1という)に回転した状態で、第1被検出部7aは、牽制面3cにおけるキャブ3bの前側の部分に最も接近する。
また、図3に示すように、バケット7が最も引き込まれた姿勢A2(以下、引き込み姿勢A2という)に回転した状態で、第2被検出部7bは、牽制面3cにおけるキャブ3bの前側の部分に最も接近する。
さらに、バケット7が最も開放された姿勢A3(以下、開放姿勢A3)に回転した状態においては、アームトップピンP3が第1及び第2被検出部7a、7bよりも牽制面3cにおけるキャブ3bの前側の部分に接近する。
そして、コントローラ15は、上述のようにバケット7の姿勢に応じて牽制面3cに対する距離が変化する両被検出部7a、7b及びアームトップピンP3のうち最も牽制面3cに近いものから牽制面3cまでの距離に応じて干渉防止制御を実行するか否かを判定する。
具体的に、コントローラ15は、アームトップピンP3の位置を演算するアームトップ位置演算部31と、両被検出位置7a、7bの角度を検出する演算する被検出部角度演算部33と、両演算部31、33による演算に必要な情報を記憶する記憶部32と、を備えている。
アームトップ位置演算部31は、ブーム角センサ11及びアーム角センサ12による検出結果、及び、記憶部32に記憶された情報に基づいてアームトップピンP3の位置を演算する。
具体的に、アームトップ位置演算部31は、ブーム角センサ11による検出結果に基づいて水平面に対するブーム5の角度θ_boomを演算する。また、アームトップ位置演算部31は、角度θ_boomと記憶部32に記憶されたブーム5の長さ(ブームフットピンP1から連結ピンP2までの距離)L_boomとを用いて以下の式(1)に基づいて連結ピンP2の水平(前後)方向(以下、この方向をX方向という)における位置X_boomを演算する。
X_boom=L_boom×cosθ_boom・・・(1)
また、アームトップ位置演算部31は、ブーム角センサ11及びアーム角センサ12による検出結果に基づいて水平面に対するアーム6の角度θ_armを演算する。また、アームトップ位置演算部31は、角度θ_armと記憶部32に記憶されたアーム6の長さ(連結ピンP2からアームトップピンP3までの距離)L_armと上記式(1)により算出された連結ピンP2の位置X_boomとを用いて以下の式(2)に基づいてアームトップピンP3のX方向における位置X_armを演算する。
X_arm=X_boom+L_arm×cosθ_arm・・・(2)
アームトップ位置演算部31は、上記と同様に、アームトップピンP3のY方向(鉛直方向)における位置も演算するが、その説明は省略する。
被検出部角度演算部33は、ブーム角センサ11、アーム角センサ12、及びバケット角センサ13による検出結果に基づいてバケット7の水平方向に対する角度を演算する。具体的に、被検出部角度演算部33は、アームトップピンP3と第1被検出部7aとを結ぶ直線の水平方向に対する角度θ_bo1、及び、アームトップピンP3と第2被検出部7bとを結ぶ直線の水平方向に対する角度θ_bo2を演算する。
コントローラ15は、上述のようにアームトップ位置演算部31により演算されたアームトップピンP3の位置、被検出部角度演算部33により演算されたバケット7の角度、及び記憶部32に記憶された情報に基づいて、アタッチメント4における牽制面3cに最も近接した位置を演算する最近接位置演算部34を備えている。
図2及び図3に示すように、最近接位置演算部34は、アームトップ位置演算部31により演算されたアームトップピンP3の位置X_armと被検出部角度演算部33により演算された第1被検出部7aの角度θ_bo1と記憶部32に記憶されたアームトップピンP3から第1被検出部7aまでの距離L_bo1とを用いて以下の式(3)に基づいて第1被検出部7aのX方向の位置X_bo1を演算する。
X_bo1=X_arm+L_bo1×cosθ_bo1・・・(3)
同様に、最近接位置演算部34は、アームトップ位置演算部31により演算されたアームトップピンP3の位置X_armと被検出部角度演算部33により演算された第2被検出部7bの角度θ_bo2と記憶部32に記憶されたアームトップピンP3から第2被検出部7bまでの距離L_bo2とを用いて以下の式(4)に基づいて第2被検出部7bのX方向の位置X_bo2を演算する。
X_bo2=X_arm+L_bo2×cosθ_bo2・・・(4)
さらに、最近接位置演算部34は、上記と同様に、第1被検出部7a及び第2被検出部7bのY方向(鉛直方向)の位置も演算するが、その説明は省略する。
最近接位置演算部34は、上述のように演算されたアームトップピンP3の位置、第1被検出部7aの位置、及び第2被検出部の位置のうち牽制面3cに最も近い位置(以下、最近接位置という)を選択し、この位置から牽制面3cまでの距離が予め設定された距離以下であるか否かを判定する。つまり、牽制面3cから前記予め設定された距離だけ外側に離れた位置から内側(キャブ3b側)の領域が本実施形態における干渉防止領域に相当する。
そして、コントローラ15は、最近接位置演算部34により最近接位置から牽制面3cまでの距離が予め設定された距離以下であると判定された場合に、干渉防止制御を実行する干渉防止制御部35をさらに備えている。
干渉防止制御部35は、図4に示す電磁比例弁25〜27のソレノイドに指令を出力する。これにより制御弁19、20、23が中立位置に付勢され、アタッチメント4が停止する。なお、干渉防止制御部35は、電磁比例弁25〜27の全てに指令を出力してもよいが、アタッチメント4のバケット7が近付く方向の動作を規制するための電磁比例弁のみに指令を出力してもよい。例えば、ブーム5の上げ動作、アーム6の引き動作、及びバケット7の引き込み動作を同時に行い、バケット7がキャブ3bに対して前から近づいている場合、ブーム5の上げ動作、アーム6の引き動作、及びバケット7の引き込み動作を規制するために電磁比例弁26、28、30のみに指令を出力することができる。
また、干渉防止制御部35は、キャブ3bに設けられた報知装置3dに対して指令を出力する。これにより、バケット7が牽制面3cに近づいていること、つまり、バケット7が干渉防止領域に到達したことをオペレータに報知することができる。
以上のように、コントローラ15は、センサ11〜13による検出結果に基づいて被検出部7a、7bの位置をそれぞれ特定し、被検出部7a、7bの中から干渉防止領域までの距離が最も短い最近接被検出部を選択する。そして、コントローラ15は、最近接被検出部が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。
さらに、コントローラ15は、ブーム角センサ11及びアーム角センサ12による検出結果に基づいてアームトップピンP3の位置を特定し、アームトップピンP3から干渉防止領域までの距離が最近接被検出部から干渉防止領域までの距離よりも短いときにアームトップピンP3が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。
以下、図1〜図3及び図6を参照して、コントローラ15により実行される処理を説明する。
コントローラ15による処理が開始されると、ブーム5の水平方向に対する角度θ_boom、アーム6の水平方向に対する角度θ_arm、第1被検出部7aの水平方向に対する角度θ_bo1、及び第2被検出部7bの水平方向に対する角度θ_bo2をそれぞれ演算する(ステップS1)。
ステップS1における演算結果を用いて、アームトップピンP3の位置、第1被検出部7aの位置、及び第2被検出部7bの位置を演算する(ステップS2)。
ステップS2における演算結果を用いて、アームトップピンP3から牽制面3cまでの距離、第1被検出部7aから牽制面3cまでの距離、及び、第2被検出部7bから牽制面3cまでの距離をそれぞれ演算する(ステップS3)。
ステップS3で演算された距離に基づいて、アームトップピンP3、第1被検出部7a、及び第2被検出部7bのうち牽制面3cに最も近くに配置されたものの位置(以下、最近接位置という)を選択する(ステップS4)。
具体的に、図2に示す例では、バケット7の第1被検出部7aが牽制面3cのキャブ3bの前側の部分に最も接近する。また、図3の実線で示す例では、バケット7の第2被検出部7bが牽制面3cのキャブ3bの前側の部分に最も接近する。さらに、図3の二点鎖線で示す例では、アームトップピンP3が牽制面3cのキャブ3bの前側の部分に最も接近する。
そして、ステップS4で選択された最近接位置から牽制面3cまでの距離(以下、最近接距離という)が予め設定された距離以下であるかどうかが判定される(ステップS5)。
ここで、最近接距離が予め設定された距離以下であると判定されると(ステップS5でYES)、上述した干渉防止制御を実行する一方、最近接距離が予め設定された距離を超えると判定されると(ステップS5でNO)、干渉防止制御を実行することなく当該処理を終了する。
以上説明したように、アームトップピンP3と平行する視点におけるバケット7の外縁部に設定された複数の被検出部7a、7bを基準として、複数の被検出部7a、7bのうち現時点で最も干渉防止領域に近い部分が当該干渉防止領域に到達したときに干渉防止制御を行う。
このように、バケット7の実際の形状を考慮して設定された複数の被検出部7a、7bを干渉防止制御を行うか否かの判断の基準として用いている。これにより、作業具の形状を作業具の全てを含む包絡円に見立てて干渉防止制御を行うか否かを判断する従来技術と異なり、実際にはバケット7が干渉防止領域に到達していないにもかかわらず干渉防止制御が実行されるのを低減することができる。
したがって、作業効率の低下を抑えつつバケット7と運転席3eとの干渉を防止することができる。
また、第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
複数の被検出部7a、7bは、アームトップピンP3と平行する視点においてバケット7の外縁部におけるアームトップピンP3からの距離が最も遠い部分(被検出部7a)を含んでいる。
これにより、バケット7において運転席3eに最も近づく可能性のある部分を干渉防止制御を実行するか否かの基準として用いることができるため、バケット7と運転席3eとの干渉をより確実に防止することができる。
コントローラ15は、アームトップピンP3から干渉防止領域までの距離が最近接被検出部から干渉防止領域までの距離よりも短いときにアームトップピンP3が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。
これにより、被検出部7a、7bよりもアームトップピンP3の方が干渉防止領域に近接するようにバケット7が回転した状態においても、アームトップピンP3と運転席3eとの干渉を確実に防止することができる。
<第2実施形態(図7)>
第1実施形態に係る油圧ショベル1では、作業具としてバケット7を例示したが、作業具はバケットに限定されない。
第2実施形態に係る建設機械は、作業具として図7に示すブレーカ36を備えている。
ブレーカ36は、アーム6の先端部に対してアームトップピンP3を介して回転可能に取り付けられたブレーカ本体36aと、ブレーカ本体36aから突出するとともに当該ブレーカ本体36aに対して振動可能に取り付けられた打撃部36bと、打撃部36bをブレーカ本体36aに対して振動させる図外のアクチュエータと、を備えている。前記アクチュエータにより打撃部36bを振動させた状態で当該打撃部36bの先端部を対象物に押し付けることにより、当該対象物を破砕することができる。
ブレーカ本体36aは、打撃部36bの先端部が上に向く引き込み位置A5と、打撃部36bの先端部が下に向く作業姿勢A6と、の間でアームトップピンP3を中心として回転可能である。
また、ブレーカ36には、第1〜第3被検出部36c〜36eが設定されている。アームトップピンP3と平行する視点において、第1〜第3被検出部36c〜36eはブレーカ36の外縁部に予め設定され、かつ、アームトップピンP3と各検出部36c〜36eとを結ぶ3本の線分(図示せず)はアームトップピンP3から異なる方向に延びている。第1被検出部36cは、打撃部36bの先端部に設定されている。第2被検出部36dは、ブレーカ本体36aの打撃部36bと反対側の端部におけるアームトップピンP3から最も離れた位置に設定されている。第3被検出部36eは、ブレーカ本体36aの打撃部36b側の端部におけるアームトップピンP3から最も離れた位置に設定されている。
打撃部36bの長手方向が水平に配置された水平姿勢A4となるようにブレーカ本体36aが回転した状態において、第1被検出部36cは、X方向で第2及び第3被検出部36d、36e並びにアームトップピンP3よりも牽制面3c(図1参照)のキャブ3bの前側の部分に最も接近する。
ブレーカ本体36aが引き込み姿勢A5となるように回転した状態において、第2被検出部36dは、X方向で第1及び第3被検出部36c、36e及びアームトップピンP3よりも牽制面3c(図1参照)のキャブ3bの前側の部分に最も近接する。
ブレーカ本体36aが作業姿勢A6となるように回転した状態において、アームトップピンP3は、X方向で第1〜第3被検出部36c〜36eよりも牽制面3c(図1参照)のキャブ3bの前側の部分に最も近接する。
ブレーカ本体36aが水平姿勢A4と引き込み姿勢A5との間の位置となるように回転した状態において、第3被検出部36dは、X方向で第1及び第2被検出部36c、36d及びアームトップピンP3よりも牽制面3c(図1参照)のキャブ3bの前側の部分に最も近接する。
第2実施形態においても、コントローラ15は、第1〜第3被検出部36c〜36eのうち干渉防止領域(牽制面3cから所定距離だけ離れた位置からキャブ3b側の領域)までの距離が最も短い最近接被検出部を選択する。そして、コントローラ15は、最近接被検出部が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。
さらに、コントローラ15は、アームトップピンP3から干渉防止領域までの距離が最近接被検出部から干渉防止領域までの距離よりも短いときにアームトップピンP3が干渉防止領域に到達した場合に干渉防止制御を実行する。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の態様を採用することもできる。
前記実施形態では、アタッチメント4の動作を制限する(電磁比例弁25〜30に指令を出力する)とともに、報知装置3dを用いてオペレータに報知する制御を、干渉防止制御の一例として説明しているが、干渉防止制御はこれに限定されない。
例えば、建設機械は、図4に示す電磁比例弁25〜30が遮断位置に切り換えられた状態で、コントローラ15からの指令に応じて制御弁19、20、23のパイロットポートにパイロット圧を供給可能な動作制御手段をさらに備え、コントローラ15は、作業具(又はアームトップピンP3)が干渉防止領域から離れる方向に作動するように動作制御手段を制御することもできる。
前記実施形態では、被検出部が2つ又は3つ設けられた構成について説明したが、被検出部は、4つ以上設けられていてもよい。
前記実施形態では、ブームフットピンP1及び連結ピンP2を中心とする回転動作によって姿勢を変更可能な作業腕(ブーム5及びアーム6)が説明されている。しかし、作業腕は、前記機体に取り付けられた基端部と前記基端部と反対側の先端部とを有し、前記先端部から前記運転席3eまでの距離が変化するようにその姿勢を変更可能な状態で機体に取り付けられたものであればよい。例えば、作業腕は、テレスープ式の伸縮アーム等を備えたものでもよい。また、ブームフットピンP1及び連結ピンP2は水平方向に延びる軸に限定されず、例えば、作業腕は、鉛直方向に延びる軸を有していてもよい。
また、作業腕(ブーム5及びアーム6)の先端部(アーム6の先端部)の位置を特定するための情報を検出する先端位置検出手段として、センサ11、12(ポテンショメータ)を例示したが、先端位置検出手段はこれに限定されない。例えば、機体に設けられた撮像手段を先端位置検出手段として利用して、コントローラ15は、当該撮像手段により撮像された画像に基づいて作業腕の先端位置を演算することもできる。
前記実施形態では、水平方向(左右方向)に延びるアームトップピンP3を中心として回転可能な状態で作業腕の先端部に取り付けられたバケット7を例示したが、アームトップピンP3の向きは水平方向(左右方向)に限定されない。例えば、作業具は、鉛直方向に延びる回転軸を中心として回転可能なものでもよい。
前記実施形態では、アームトップピンP3から干渉防止領域までの距離が被検出部7a、7bから干渉防止領域までの距離よりも短い場合に干渉防止制御を行うことを説明したが、アームトップピンP3から干渉防止領域までの距離は必ずしも考慮する必要はない。例えば、作業具の回転範囲の全体において複数の被検出部から干渉防止領域までの距離が回転軸から干渉防止領域までの距離よりも短くなるような位置に複数の被検出部が設定されている場合には、回転軸の位置についての考慮を省略することができる。
P3 アームトップピン(回転軸の一例)
1 油圧ショベル(建設機械の一例)
2 下部走行体(機体の一例)
3 上部旋回体(機体の一例)
3e 運転席
5 ブーム(作業腕の一例)
6 アーム(作業腕の一例)
7 バケット(作業具の一例)
7a 第1被検出部
7b 第2被検出部
11 ブーム角センサ(先端位置検出手段の一例)
12 アーム角センサ(先端位置検出手段の一例)
13 バケット角センサ(角度検出手段の一例)
15 コントローラ
36 ブレーカ(作業具の一例)
36c 第1被検出部
36d 第2被検出部
36e 第3被検出部

Claims (3)

  1. 建設機械であって、
    機体と、
    前記機体に設けられた運転席と、
    前記機体に取り付けられた基端部と前記基端部と反対側の先端部とを有し、前記先端部から前記運転席までの距離が変化するようにその姿勢を変更可能な状態で機体に取り付けられた作業腕と、
    前記運転席までの距離が変化するように所定の回転軸を中心として回転可能な状態で前記作業腕の先端部に取り付けられた作業具と、
    前記作業腕の前記先端部の位置を特定するための情報を検出する先端位置検出手段と、
    前記作業腕に対する前記作業具の角度を検出する角度検出手段と、
    前記運転席の外側に予め設定された干渉防止領域と前記先端位置検出手段及び前記角度検出手段による検出結果とに基づいて前記作業具と前記運転席との干渉を防止するための干渉防止制御を実行するコントローラと、を備え、
    前記回転軸と平行する視点において、前記作業具の外縁部には複数の被検出部が予め設定され、かつ、前記回転軸と各被検出部とを結ぶ複数の線分は前記回転軸から異なる方向に延び、
    前記コントローラは、前記先端位置検出手段及び前記角度検出手段による検出結果に基づいて前記複数の被検出部の位置をそれぞれ特定し、前記複数の被検出部の中から前記干渉防止領域までの距離が最も短い最近接被検出部を選択し、前記最近接被検出部が前記干渉防止領域に到達した場合に前記干渉防止制御を実行する、建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械であって、
    前記複数の被検出部は、前記回転軸と平行する視点において前記作業具の外縁部における前記回転軸からの距離が最も遠い部分を含む、建設機械。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械であって、
    前記コントローラは、前記先端位置検出手段による検出結果に基づいて前記回転軸の位置を特定し、前記回転軸から前記干渉防止領域までの距離が前記最近接被検出部から前記干渉防止領域までの距離よりも短いときに前記回転軸が前記干渉防止領域に到達した場合に前記干渉防止制御を実行する、建設機械。
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