JP2018015659A - 制御装置、放射線撮影装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、放射線撮影装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像を保存する撮影モードと、保存しない撮影モードとの撮影目的に応じて角型平面検出器を用いて放射線撮影した画像の表示形態を制御する。
【解決手段】複数の撮影モードで被写体の放射線画像を撮影可能な撮影部を制御する制御装置であって、複数の撮影モードは、透視撮影モードを含み、撮影部の撮影モードが透視撮影モードである場合には、ユーザ操作による回転処理に応じて、放射線画像を拡大または縮小して、表示部の表示領域に放射線画像の全体が収まるように制御し、ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理は、受け付けないように制御し、撮影モードが、透視撮影とは異なる動画撮影であって、撮影した画像データを保存するモードである場合には、ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理を受け付けるように制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、放射線撮影装置、制御方法及びプログラムに関する。
放射線撮影装置を使用した画像診断分野、特にX線撮影装置ではイメージインテンシファイア(以下、「I.I.」ともいう)−テレビシステムが広く用いられていた。近年では、イメージインテンシファイアに変わって、FPD(Flat Panel Detector)を用いた高分解能の固体放射線(例えば、X線)検出器を用いた放射線撮影装置が提案されている。撮影画像はI.I.では円形であるが、FPDを用いた放射線撮影装置では、FPDは角型平面検出器(例えば、長方形の角型)であるため、I.I.と比較して有効視野を広くすることができるという利点がある。
従来のI.I.を用いた放射線撮影装置では、検出器ユニットの回転や、表示装置における画像の回転を行ったとしても、表示する放射線照射領域の形状が円形であったため、回転しても有効表示領域に変化がなく問題は生じていなかった。例えば、特許文献1では、テレビモニタを回転する表示器回転系を用いることで検出器の回転に対応した発明が開示されている。また、放射線照射野の受像面に対する一致について工業規格などで規定されている(非特許文献1、非特許文献2)。
特開2000−217808号公報
「JISハンドブック2005 放射線(能)」、C0601-1-3医用電気機器:日本規格工業会、29.203.4章 FDA Part1020 Sec.1020.32 Fluoroscopic equipment
しかしながら、上述したFPDを用いた放射線撮影装置には次に述べるような問題点がある。
長方形の角型平面検出器では、表示装置上の画像表示領域の縦方向・横方向と角型平面検出器の縦方向・横方向とを一致させるように表示させると、図2(a)のようになる。画像201は角型平面検出器で検出された放射線画像であり、補助図202は被写体と角型平面検出器との相対的な位置関係を表す補助図である。ここで、被写体と角型平面検出器との位置関係によっては、画像を回転して表示したい場合がある。例えば、図2(b)では、補助図202が斜めに表示されている。これは、被写体と角型平面検出器との相対的な位置関係にずれがある場合や、角型平面検出器と表示装置との縦方向、横方向の関係が一致していない場合等である。この時、例えば図2(c)のように、画像の表示倍率を維持したまま観察しやすい向きに画像を回転すると、表示装置上に表示されない領域が発生してしまう。すなわち、角型平面検出器で検出される画像データの一部が回転操作により欠落してしまう可能性があるため、そうした欠落を防ぐために表示条件を調整する必要がある場合がある。
また、放射線撮影装置では通常、撮影した画像を保存するモードと保存しないモードとが予め用意されている。例えば、透視と呼ばれる撮影モードにおいては撮影した画像は保存せず撮影装置内に記憶されない。他方、透視以外のシリアルラジオグラフィーやシネ等と呼ばれる撮影モードにおいては、全ての画像が保存する対象となる。保存しないモードの場合は、手術後の患者の術後確認を行う目的、又は、静止画撮影をするための位置あわせやタイミングを調整する目的で用いられ、その場限りでの画像確認の意味合いが強い。一方、保存するモードは、保存されている画像を後から詳細に診断するような診断目的で用いられることが多い。上記のように、保存しないモードでは放射線の照射領域全面を表示させたいので、画像データの一部が回転操作により欠落してしまうことは好ましくない。一方、保存するモードでは画像の注目領域を継続して画面上に表示させたいため、注目領域を容易に確認できるようにすることが望ましい。すなわち、撮影の目的によって画像確認のタイミングや内容が異なる。よって、回転表示、拡大縮小表示、パンニング表示(画像中心を移動させた表示)等の、画像の表示形態を決定するための条件が同一の条件であると所望の観察画像を得にくいという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、画像を保存する撮影モードと、画像を保存しない撮影モードとの各撮影目的に応じて画像の表示形態を制御することにより、角型平面検出器を用いて放射線撮影した画像を各撮影目的に応じた表示形態で表示することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る制御装置は、
複数の撮影モードで被写体の放射線画像を撮影可能な撮影手段を制御する制御装置であって、
前記複数の撮影モードは、透視撮影モードを含み、
前記撮影手段の撮影モードが透視撮影モードである場合には、
ユーザ操作による回転処理に応じて、前記放射線画像を拡大または縮小して、表示手段の表示領域に前記放射線画像の全体が収まるように制御し、
ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理は、受け付けないように制御し、
前記撮影モードが、透視撮影とは異なる動画撮影であって、撮影した画像データを保存するモードである場合には、前記ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理を受け付けるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、画像を保存する撮影モードと、画像を保存しない撮影モードとの各撮影目的に応じて画像の表示形態を制御することにより、角型平面検出器を用いて放射線撮影した放射線画像を各撮影目的に応じた表示形態で表示することが可能となる。
放射線撮影装置の機能構成図。 被写体と検出器の相対的位置関係を示す図。 放射線撮影装置のシステム構成図。 放射線撮影装置の制御構成図。 本発明を実施可能なフローチャート。 本発明を実施可能な表示条件を示す図。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明に係るFPDを用いた放射線撮影装置の概略的な構成を説明する。放射線管球101から照射される放射線を放射線絞り102を介して被検体108に照射し、被検体108を透過した透過放射線を検出器ユニット103で検出して画像信号に変換する。そして、変換された画像信号を画像処理部104において画像処理を施し、表示装置105に画像として表示する構成となっている。被検体108に照射される放射線は、放射線絞り102を介することにより、撮影上必要とされる所定の範囲にのみ照射されるように設定される。検出器ユニット103は、被検体108を透過した透過放射線を検出器ユニット103内の蛍光体により可視光の光学像に変換し、変換された光学像を画像信号に変換する。画像処理部104は、入力された画像信号をデジタル画像データに変換して、画像拡大・縮小、画像位置の移動、画像データの加減算等の種々の演算、画像処理を行う。また、記憶装置106は、画像処理前或いは画像処理後のデジタル画像データの記録・保管を行う。記憶装置106は、放射線を照射して撮影された動画像を保存するだけでなく、動画像を観察しながら任意のタイミングで撮影された静止画像を保管することも可能である。制御装置107は、放射線撮影装置、例えば、放射線管球101、検出器ユニット103、表示装置105等、を制御する制御装置であり、放射線撮影装置を全体として統括する。制御装置107は画像処理部104、記憶装置106等を備える。
このような放射線撮影装置の被写体108と検出器ユニット103との相対的な位置関係は回転可能である。ここでいう回転とは検出器ユニット103の検出面を含む平面内で検出器ユニット103の中心を軸に回転すること意味しており、被写体108を中心軸にして検出器ユニット103が回転するものではない。
次に、図3を参照して、本発明に係る放射線撮影システムの構成例について説明する。放射線撮影装置301は、放射線撮影等を行う医療用画像撮影装置である。例えば、放射線CT装置や、MRI装置などが含まれ、モダリティとも呼ばれる。図1では、放射線撮影装置が表示装置105や記憶装置106を備える構成であったが、図3で示すように放射線撮影装置301の外部に画像保存装置302、画像表示装置303等を設ける構成としても良い。画像保存装置302は、放射線撮影装置301により撮影された画像を保存する画像保存装置であり、PACS(Picture Archiving and Communications Systems)とも呼ばれる。画像表示装置303は、画像診断のために放射線撮影装置301で撮影された画像を表示する画像表示装置である。プリンタ304は、放射線画像をフイルムや紙などの印刷媒体に印刷するプリンタである。なお、プリンタ304は、フイルムレス運用の場合は設けていない場合もある。放射線オーダー装置305は、撮影オーダーを発行する装置であり、RIS(Radiology Information Systems)とも呼ばれる。これらの装置がネットワーク306を介して相互に接続されている。
次に、図4を参照して、放射線撮影装置の機能構成を説明する。放射線発生装置制御部401は、図1に示すような放射線管球101を制御する。放射線検出器制御部402は、放射線検出手段として機能する図1に示すような検出器ユニット103を制御する。画像表示制御部403は、画像表示手段として機能する、図1に示すような表示装置105(又は、図3の装置構成の場合は画像表示装置303)への画像表示を制御する。表示条件決定部404は、画像を回転させる回転条件を決定する第1決定手段、画像の拡大縮小条件を決定する第2決定手段、及び、パンニング表示(画像中心を移動させた表示)するパンニング条件を決定する第3決定手段として機能する。なお、各決定手段は、不図示のキーボードやマウス等のコンピュータへのヒューマンインターフェイスであっても良い。画像保存判別部405は、撮影した放射線画像を記憶装置106(又は、画像保存装置302)に保存するモードであるか否かを判別する。表示画像処理部406は、決定された回転条件、拡大縮小条件、及び、パンニング条件により表示する画像の画像処理を実行する。幾何変換処理以外にはブライトネスやコントラストなどの一般的な画像処理も含まれる。これら各処理部401から406が主体となって、図5に示す後述のフローチャートの各処理を実行する。また、記憶装置106は、上記各決定手段により決定された、回転条件、拡大縮小条件、及びパンニング条件の、各条件も記憶する。
図5を参照して、本実施形態に係る放射線撮影装置の処理の流れを説明する。まず、ステップS501において、不図示の入力装置を介してユーザによって入力された幾何変換の指示があるか否かを判別する。幾何変換とは、例えば、拡大縮小処理、回転処理、パンニング処理を指す。幾何変換処理に変更がない場合の表示条件は前回の撮影時と同じ条件となるため、変更がなければ前回と同じ条件値を使用することが可能である。なお、ステップS501の処理を行わずに、ステップS502以下の処理から動作させても良い。
幾何変換指示がある場合(ステップS501;YES)、ステップS502へ進み、幾何変換指示の入力がない場合(ステップS501;NO)、ステップS507へ進む。ステップS502において、放射線撮影装置301が撮影中であるか否かを判別する。撮影中であれば(ステップS502;YES)、ステップS503へ進む。放射線撮影装置301が撮影中でなければ(ステップS502;NO)、ステップS506へ進む。ステップS503において、画像保存判別部405は、撮影モードの種別が画像を保存する撮影モードであるか保存しない撮影モードであるかを判別する。保存する撮影モードとは、放射線撮影装置301が撮影した画像を全て記憶装置106に保存する放射線撮影装置301の撮影モードのことを指す。記憶装置106は、通常コンピュータのハードディスクドライブであるが、コンピュータが扱うことのできる記憶装置であればハードディスクドライブ以外であっても良い。保存しない撮影モードとは、撮影した画像を記憶装置106に保存しないモードであり、例えば、透視と呼ばれる撮影がある。透視では、放射線を照射すると撮影された画像がリアルタイムで表示装置上に表示されるが、画像は保存されない。ただし、透視の最終画像のみ保存するものや、撮影後にユーザの指示によりコンピュータのメモリ上に存在している保存可能な画像のみ保存することも可能である。保存する撮影モードとしては、静止画撮影、シネ撮影、DA、DSAなどがある。これらの撮影が行われた結果、取得された画像は全て記憶装置106に保存される。また、動画と静止画という分類をすれば、透視、シネ撮影、DA、DSAは動画撮影モードとなり、静止画は当然静止画撮影モードとなる。撮影モードが画像を保存するモードである場合(ステップS503;YES)、ステップS506へ進む。一方、保存しないモードである場合(ステップS503;NO)、ステップ504へ進む。
<保存しないモード>
ステップS504において、画像サイズ情報を決定する。画像サイズ情報は、画像データ情報で決定する方法と、コリメータ位置情報から決定する方法との2通りの決定方法がある。
まず、画像サイズを画像データ情報で決定する方法は、図1の検出器ユニット103から受信した画像データサイズを画像サイズとする方法である。検出器ユニット103の検出条件には検出領域情報がある。検出器ユニット103の検出条件には、検出器ユニット103を構成するセンサの全領域での検出や、検出領域として、例えば、縦横が14インチ×17インチサイズでの検出や、縦横が9インチ×9インチサイズでの検出等の各種の検出条件がある。これらの各検出条件によって検出領域が決定される。検出領域を読み出したデータが画像データとして扱われるため、検出領域が決定されると画像サイズも確定する。確定した画像サイズ情報が検出器ユニット103から放射線検出器制御部402へ送信されるので、第1算出手段として機能する放射線検出器制御部402は、受信した画像サイズ情報に基づき画像サイズを算出可能である。さらに、画像受信に先立って画像サイズを判別することも可能であり、その場合は検出器ユニット103の検出条件から画像サイズを決定する。例としては、14インチ×17インチサイズでの検出の場合は2208×2688というように、検出領域と画像サイズとの関連情報から画像サイズを決定することが可能である。また、検出領域とセンサのピクセルピッチとから縦方向及び横方向のピクセル数を算出して画像サイズを決定することも可能である。
次に、コリメータ位置情報から画像サイズを決定する方法は、第1算出手段として機能する放射線発生装置制御部401が有するコリメータ位置情報から画像サイズを算出する方法である。コリメータとは、放射線の照射野を決定する絞り機構であって、照射領域を絞り込むことで放射線が照射される領域が制限されるため、画像としての有効な領域も制限されることになる。この制限された領域が画像サイズ情報である。従って、放射線発生装置制御部401が有するコリメータ位置情報から画像サイズ情報を算出できる。また、撮影に先立って決定することは出来ないが、撮影した画像そのものから画像処理によって照射領域を抽出することで画像サイズを決定してもよい。
コリメータ位置情報から決定した画像サイズと、画像データ情報から決定した画像サイズとの両方がある場合は、どちらか小さい方の画像サイズの値を画像サイズ情報として決定すればよい。放射線発生装置制御部401によっては、コリメータ位置情報が通知できないものも存在する。その場合は画像データ情報から画像サイズを決定する。
ステップS505において、表示条件決定部404は、画像サイズ情報と、画像表示領域情報とから画像を表示する場合の表示倍率を算出する。画像表示領域情報は、表示装置105に表示可能な画像の領域についての情報である。表示倍率の算出は次の通りである。画像サイズ情報は、ステップS504において決定した画像サイズ情報を用いる。また、画像表示領域情報は、第2算出手段として機能する画像表示制御部403により算出する。例えば、表示装置105の解像度全体に画像を表示する場合は、現在の表示装置105への表示解像度により表示可能な領域が決まる。他の例では、表示装置105の解像度全体に、画像と画像以外の患者情報やその他の関連情報を提示するようなアプリケーションの場合は、それらの患者情報やその他の関連情報の表示領域以外に画像表示領域が設定される。そのため、表示装置105への表示解像度とアプリケーションの画像表示領域条件とから表示領域が決定される。
図6(a)を参照して、保存しないモードでの放射線照射開始時の動作について説明する。画像を回転させる回転処理の条件は、前回の放射線撮影の際に第1決定手段として機能する表示条件決定部404により決定された、回転条件(最終回転条件)と同一の条件とする。例えば、通常透視モードで放射線照射を行えば、透視の最終フレームの画像が画面上に表示される。ただし、撮影終了後に最終透視像を参照しながら画像の回転角度の調整を行う場合がある。よって、回転条件が調整された結果と同じ状態で次の画像が表示されて欲しいので、回転条件の調整後の条件を最終回転条件(次の撮影時の回転条件)とする。例えば、透視像を参照しながら画像の調整を行った場合、次の放射線照射開始の瞬間に、それまで表示されていた画像の表示処理条件(最終回転条件)が確定する。よって、最終回転条件とは、放射線撮影終了時の回転条件、又は、撮影後に調整がなされた場合、調整済の回転条件となる。
次に、拡大縮小の条件は、ステップS504において決定した画像サイズ情報と、画像表示領域情報とから、画像表示領域において画像サイズ情報に係る画像を最大の割合で表示するように決定する。画像表示領域の画素数を越えないという条件もさらに課され得る。以下、このような表示をフィット表示という。フィット表示は、撮影モードが画像を記憶装置106に保存しないモードであるため放射線の照射領域全体を、できるだけ大きく表示させる表示形態である。また、同様にパンニング条件は条件無し、すなわち中央に表示する。
図6(a)を参照して、保存しないモードでの放射線照射中の動作について説明する。画像を回転させる回転条件は、ユーザ操作に従った回転条件とする。これは、放射線照射中は、ユーザが自由に画像の回転条件を調整できるようにするためである。次に、拡大縮小の条件は、放射線照射開始時と同様にフィット表示のままとする。なお、放射線照射中の拡大縮小処理はフィット表示のままなので、拡大縮小処理に関してはユーザ操作を受け付けないようにGUI制御を行っても良い。そしてフィット表示のままなので、パンニング処理は行わない。同様に、ユーザ操作を受け付けないようにGUI制御を行っても良い。なお、拡大縮小のユーザ操作は受け付けないが画像処理条件としては拡大縮小処理を行う場合がある。これは画像の回転条件をユーザが自由に変えられることに応じて、画像をフィット表示するためである。よって、フィット表示するために拡大縮小処理が行われる。すなわち、放射線照射中の拡大縮小条件は、フィット表示、もしくは回転操作に応じたフィット処理を実行する。
図6(a)を参照して、保存しないモードでの放射線照射中以外の動作について説明する。放射線照射中以外は、回転条件、拡大縮小条件、及びパンニング条件、の何れもユーザ操作に従った処理を行う。
<保存するモード>
一方、ステップS506においては、撮影モードが画像を記憶装置106に保存するモードの場合の表示条件を決定する。
まず、図6(b)を参照して、保存するモードでの放射線照射開始時の動作について説明する。回転条件は、保存しないモードと同様に、前回の放射線撮影において第1決定手段として機能する表示条件決定部404により決定された最終回転条件と同一の条件とする。次に、拡大縮小条件は、保存しないモードでの回転条件と同様に、前回の放射線撮影において第2決定手段として機能する表示条件決定部404により決定された最終拡大縮小条件と同一の条件とする。すなわち、最終拡大縮小条件とは、放射線撮影終了時の拡大縮小条件、又は、撮影後に調整がなされた場合、調整済の拡大縮小条件となる。これは、保存しないモードでは放射線の照射領域全面を表示させることを優先させてフィット表示としたのに対して、保存するモードでは、画像の注目領域が継続して画面上に表示されることを優先するためである。パンニング条件も同様に、前回放射線撮影された画像に対するパンニングの最終条件と同一の条件とする。すなわち、最終パンニング条件とは、放射線撮影終了時のパンニング条件、又は、撮影後に調整がなされた場合、調整済のパンニング条件となる。次に、図6(b)を参照して、保存するモードでの放射線照射中の動作について説明する。回転条件、拡大縮小条件、及びパンニング条件、の何れもユーザ操作に従った処理条件で行う。
そして、図6(b)を参照して、保存するモードでの放射線照射中以外の動作について説明する。回転条件、拡大縮小条件、パンニング条件、の何れもユーザ操作に従った処理条件で行う。また、撮影中ではない場合も全て、ユーザ操作に従った処理を行う。
ステップS507において、表示画像処理部406は、ステップS505(保存しないモード)又はステップS506(保存するモード)において決定された表示条件に基づいて拡大縮小、回転、パンニングの表示画像処理を行う。なお、これらの表示用画像処理以外にも画像処理が施されても良い。ステップS508において、ステップS507において処理された画像を表示装置に表示し、処理を終了する。
(第2実施形態)
第1実施形態におけるステップS505においては、放射線画像を保存しないモードでの放射線照射中は、拡大縮小条件はフィット表示のままである。これに対して、第2実施形態では、図6(d)に示す通り、画像表示領域の画素数を超えない範囲で、ユーザ操作に従った拡大縮小処理を行う。つまり、放射線照射開始時のフィット表示状態から縮小する方向には操作可能である。縮小後の拡大についても、フィット表示となるまでは拡大処理が可能である。さらに、縮小処理により画像のパンニング処理が可能となる。パンニング処理に関しても、画像表示領域の画素数を超えない範囲でのパンニングを可能とする。
(第3実施形態)
第1実施形態においては、撮影モードの分類を、画像を保存するモードと画像を保存しないモードとに分類した。第3実施形態では、動画で保存しないモードと、動画で保存するモードと、静止画で保存するモードとに分類する。この時、第1実施形態でのステップS505とステップS506との処理は以下のような処理とする。
第1実施形態のステップS505において、画像を保存しないモードでの放射線照射開始時の回転処理の条件は、前回の放射線撮影終了後の最終回転条件と同一の条件とした(図6(a)参照)。これに対して、第3実施形態では、放射線照射開始時の回転処理の条件を、前回の動画モードでの放射線撮影終了後の最終回転条件と同一の回転条件とする。
また、第1実施形態のステップS506において、画像を保存するモードでの放射線照射開始時の回転条件及び拡大縮小条件は前回の放射線撮影終了後の最終回転条件及び最終拡大縮小条件とした。第3実施形態では、前回の動画モードでの放射線撮影終了後の回転条件、及び拡大縮小条件とする。
すなわち、前回の撮影の際の最終条件の引継ぎを動画モードのみで行うものである。例えば、撮影の種類を、第1回目に動画1、第2回目に動画2、第3回目に静止画1、そして第4回目に動画3、として撮影を行った場合を考える。この場合、第3回目の静止画1は独立してデフォルトパラメータで動作するが、第4回目の動画3は動画モードで条件を引き継ぐことが望ましいため、第2回目の動画2の最終条件と同一の条件で表示するものである。
また、静止画モードでの放射線照射開始時及び放射線照射中の表示処理条件は、回転条件、拡大縮小条件、及びパンニング条件は全てデフォルトパラメータである。デフォルトパラメータとは、静止画撮影モードが予め備える処理条件である。ここで、表示処理条件はデフォルトパラメータとしたが、ユーザの操作に依らずにデフォルトパラメータとするため、ユーザ操作を受け付けないようにGUI制御を行っても良い。
(第4実施形態)
第3実施形態では、動画モードの各表示画像処理条件は、前回動画モードで放射線撮影された画像に対する最終条件とした。第4実施形態では、動画モードの中でもさらに、透視、シネ、DA、DSAなどの動画の種類(撮影分類)毎に条件を決定するものである。すなわち、動画モードの各表示画像処理条件は、同一の撮影分類で前回放射線撮影された画像に対する最終条件とする。なお、第4実施形態は表示画像処理条件の全てに適用されても良いが、ブライトネスやコントラストなどの幾何変換以外の画像処理のみに適用されても良い。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:放射線管球、102:放射線絞り、103:検出器ユニット、画像処理部104、105:表示装置、106:記憶装置、107:制御装置、108:被写体

Claims (4)

  1. 複数の撮影モードで被写体の放射線画像を撮影可能な撮影手段を制御する制御装置であって、
    前記複数の撮影モードは、透視撮影モードを含み、
    前記撮影手段の撮影モードが透視撮影モードである場合には、
    ユーザ操作による回転処理に応じて、前記放射線画像を拡大または縮小して、表示手段の表示領域に前記放射線画像の全体が収まるように制御し、
    ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理は、受け付けないように制御し、
    前記撮影モードが、透視撮影とは異なる動画撮影であって、撮影した画像データを保存するモードである場合には、前記ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理を受け付けるように制御することを特徴とする制御装置。
  2. 複数の撮影モードで被写体の放射線画像を撮影可能な撮影手段と、前記撮影手段を制御する制御装置とを備える放射線撮影装置であって、
    前記複数の撮影モードは、透視撮影モードを含み、
    前記制御装置は、
    前記撮影手段の撮影モードが透視撮影モードである場合には、
    ユーザ操作による回転処理に応じて、前記放射線画像を拡大または縮小して、表示手段の表示領域に前記放射線画像の全体が収まるように制御し、
    ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理は、受け付けないように制御し、
    前記撮影モードが、透視撮影とは異なる動画撮影であって、撮影した画像データを保存するモードである場合には、前記ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理を受け付けるように制御することを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 複数の撮影モードで被写体の放射線画像を撮影可能な撮影手段と、前記撮影手段を制御する制御装置とを備える放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記複数の撮影モードは、透視撮影モードを含み、
    前記撮影手段の撮影モードが透視撮影モードである場合には、
    ユーザ操作による回転処理に応じて、前記放射線画像を拡大または縮小して、表示手段の表示領域に前記放射線画像の全体が収まるように制御し、
    ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理は、受け付けないように制御し、
    前記撮影モードが、透視撮影とは異なる動画撮影であって、撮影した画像データを保存するモードである場合には、前記ユーザ操作による拡大縮小処理及びパンニング処理を受け付けるように制御することを特徴とする制御方法。
  4. 請求項3に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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