JP2018014447A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2018014447A
JP2018014447A JP2016144284A JP2016144284A JP2018014447A JP 2018014447 A JP2018014447 A JP 2018014447A JP 2016144284 A JP2016144284 A JP 2016144284A JP 2016144284 A JP2016144284 A JP 2016144284A JP 2018014447 A JP2018014447 A JP 2018014447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external electrode
multilayer ceramic
electronic component
coating film
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016144284A
Other languages
English (en)
Inventor
祐樹 木村
Yuki Kimura
祐樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016144284A priority Critical patent/JP2018014447A/ja
Publication of JP2018014447A publication Critical patent/JP2018014447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】より耐マイグレーション性に優れた積層セラミック電子部品を提供する。【解決手段】積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ10は、複数のセラミック層16と複数の内部電極層18とが交互に積層された積層体14と、積層体14上に内部電極層18に電気的に接続されるように形成される外部電極24と、を有するコンデンサ素子12と、少なくとも、前記積層体の表面の一部に配置されるコーティング膜34と、を有する。積層セラミックコンデンサ10は、外部電極24が、その実装面となる側の少なくとも主面の一部、少なくとも端面の一部、および少なくとも側面の一部に配置されており、外部電極24が、実装面となる側とは反対側の主面上には配置されておらず、コーティング膜34が、撥水性を有し、実装面となる側とは反対側の主面上に配置されている。【選択図】図2

Description

この発明は、積層セラミック電子部品に関し、特にたとえば、積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品に関する。
近年、携帯電話機や携帯音楽プレーヤーなどのモバイル電子機器の小型化及び薄型化が進んでいる。モバイル電子機器には、多数の電子部品、たとえば、積層セラミック電子部品が搭載されているが、モバイル電子機器の小型化に伴って、積層セラミック電子部品についても小型化が要求されている。また、このようなモバイル電子機器を使用する環境は多様化しており、積層セラミック電子部品に対して、多様化した環境に対する信頼性の向上が望まれている。
このような背景にあって、温度変化の激しい環境下では、一対の外部電極を有する積層セラミック電子部品においては、イオンマイグレーション(エレクトロケミカルマイグレーション)の問題を有していた。すなわち、積層セラミック電子部品は、その積層セラミック電子部品と外気との温度差あるいは熱容量の差によって、積層セラミック電子部品の表面に結露が生ずる。この結露により発生した水滴が、積層セラミック電子部品の表面において、外部電極間をつなぐ水膜を形成し、その状態で積層セラミック電子部品の外部電極間に電圧が印加されると、その水膜に外部電極からイオン化した金属種が溶解/析出し、イオンマイグレーションが生じる。
これを解決する方法として、たとえば、特許文献1のように、セラミック素体(積層体)の表面および外周部の外部電極に有機ケイ素化合物を脱水縮合して得られる保護膜を形成し、セラミック素体の表面における水分の吸着を防止し、イオンマイグレーションなどの発生を抑制し、積層セラミック電子部品の信頼性を向上させる技術が開示されている。
特開2002−33237号公報
しかしながら、特許文献1のように積層セラミック電子部品の表面に化学的な保護膜を形成するだけでは、十分にイオンマイグレーションの発生を抑制することはできず、積層セラミック電子部品の信頼性を維持することができないことが懸念される。
それゆえに、この発明の主たる目的は、より耐マイグレーション性に優れた積層セラミック電子部品を提供することである。
この発明にかかる積層セラミック電子部品は、複数のセラミック層と複数の内部電極層とが交互に積層され、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、積層方向および幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、積層体の第1の端面に露出された内部電極層に電気的に接続されるように形成される第1の外部電極と、積層体の第2の端面に露出された内部電極層に電気的に接続されるように形成される第2の外部電極と、を有する電子部品本体と、少なくとも、積層体の表面の一部に配置されるコーティング膜と、を有する積層セラミック電子部品であって、第1の外部電極は、実装面となる側の少なくとも主面の一部、少なくとも第1の端面の一部、ならびに少なくとも第1の側面および第2の側面の一部に配置されており、第2の外部電極は、実装面となる側の少なくとも主面の一部、少なくとも第2の端面の一部、ならびに少なくとも第1の側面および第2の側面の一部に配置されており、第1の外部電極および第2の外部電極は、実装面となる側とは反対側の主面上には配置されておらず、コーティング膜は、撥水性を有し、実装面となる側とは反対側の主面上に配置されている、積層セラミック電子部品である。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の側面および第2の側面上に形成される第1の外部電極は、三角形形状であり、第1の側面および第2の側面上に形成される第2の外部電極は、三角形形状であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、積層体において、第1の外部電極および第2の外部電極が形成された部分を除く部分に、コーティング膜が配置されていることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の外部電極および第2の外部電極の表面上にコーティング膜が配置されていることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、コーティング膜が、シランカップリング剤により形成されることが好ましい。
この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の外部電極は、実装面となる側の少なくとも主面の一部、少なくとも第1の端面の一部、ならびに少なくとも第1の側面および第2の側面の一部に配置されており、第2の外部電極は、実装面となる側の少なくとも主面の一部、少なくとも第2の端面の一部、ならびに少なくとも第1の側面および第2の側面の一部に配置されており、第1の外部電極および第2の外部電極は、実装面となる側とは反対側の主面上には配置されておらず、コーティング膜は、撥水性を有し、実装面となる側とは反対側の主面上に配置されているので、外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となり、イオンマイグレーションの発生を防止することができる。その結果、積層セラミック電子部品の信頼性を向上することができる。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の側面および第2の側面上に形成される第1の外部電極は、三角形形状であり、第1の側面および第2の側面上に形成される第2の外部電極は、三角形形状であると、両側面においても外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となり、よりイオンマイグレーションを防止する効果が得られる。その結果、積層セラミック電子部品の信頼性をより向上することができる。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、積層体において、第1の外部電極および第2の外部電極が形成された部分を除く部分に、コーティング膜が配置されていると、両側面においても結露が生じた際、水を撥水/防水し結露により生じた水滴が電極間をまたぐことを抑制することができるため、外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となる。その結果、よりイオンマイグレーションの発生を防止する効果が得られうる。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の外部電極および第2の外部電極の表面上にもコーティング膜が配置されていると、外部電極上においても結露を防止することが可能となる。その結果、さらにイオンマイグレーションの発生を防止する効果が得られうる。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品では、コーティング膜がシランカップリング剤により形成されると、シランカップリング剤は、OH基に対して強力に結合するため、積層体の表面に優先的に付着させることができ、一方、たとえば、外部電極にめっき層を含む場合、その表面には、薄く均一な自然酸化皮膜が存在するため、ここには、コーティング膜を薄く均一に付与することが可能となる。
この発明によれば、より耐マイグレーション性に優れた積層セラミック電子部品を提供することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかる積層セラミックコンデンサの一例を示す外観斜視図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサの線II−IIにおける断面図解図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサの線III−IIIにおける断面図解図である。 この発明にかかる積層セラミックコンデンサの第1の変形例を示す外観斜視図である。 図4に示す積層セラミックコンデンサの線V−Vにおける断面図解図である。 この発明にかかる積層セラミックコンデンサの第2の変形例を示す外観斜視図である。 図6に示す積層セラミックコンデンサのVII−VIIにおける断面図解図である。
1.積層セラミック電子部品
この実施の形態にかかる積層セラミック電子部品について説明する。この実施の形態では、この発明にかかる積層セラミック電子部品の一例として、積層セラミックコンデンサを示す。
図1、図2および図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、たとえば、電子部品本体であるコンデンサ素子12を含む。また、コンデンサ素子12は、直方体状の積層体14を含む。
積層体14は、積層された複数のセラミック層16と複数の内部電極層18とを有する。さらに、積層体14は、積層方向xに相対する第1の主面14aおよび第2の主面14bと、積層方向xに直交する幅方向yに相対する第1の側面14cおよび第2の側面14dと、積層方向xおよび幅方向yに直交する長さ方向zに相対する第1の端面14eおよび第2の端面14fとを有する。この積層体14には、角部および稜線部に丸みがつけられていることが好ましい。なお、角部とは、積層体の隣接する3面が交わる部分のことであり、稜線部とは、積層体の隣接する2面が交わる部分のことである。また、長さ方向zの寸法Lは、幅方向yの寸法Wよりも必ずしも長いとは限らない。
セラミック層16は、外層部16aと内層部16bとを含む。外層部16aは、積層体14の第1の主面14a側および第2の主面14b側に位置し、第1の主面14aと最も第1の主面14aに近い内部電極層18との間に位置するセラミック層16、および第2の主面14bと最も第2の主面14bに近い内部電極層18との間に位置するセラミック層16である。そして、両外層部16aに挟まれた領域が内層部16bである。
セラミック層16は、たとえば、誘電体材料により形成することができる。誘電体材料としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、またはCaZrO3などの成分を含む誘電体セラミックを用いることができる。上記の誘電体材料を主成分として含む場合、所望する積層セラミックコンデンサ10の特性に応じて、たとえば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの主成分よりも含有量の少ない成分を添加したものを用いてもよい。
なお、積層体14に、圧電体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、セラミック圧電素子として機能する。圧電セラミック材料の具体例としては、たとえば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体14に、半導体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、サーミスタ素子として機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体14に、磁性体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、インダクタ素子として機能する。また、インダクタ素子として機能する場合は、内部電極層18は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
焼成後のセラミック層16の厚みは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。
図2および図3に示すように、積層体14は、複数の内部電極層18として、たとえば略矩形状の複数の第1の内部電極層18aおよび複数の第2の内部電極層18bを有する。複数の第1の内部電極層18aおよび複数の第2の内部電極層18bは、積層体14の積層方向xに沿って等間隔に交互に配置されるように埋設されている。
第1の内部電極層18aの一端側には、積層体14の第1の端面14eに引き出された第1の引出電極部20aを有する。第2の内部電極層18bの一端側には、積層体14の第2の端面14fに引き出された第2の引出電極部20bを有する。具体的には、第1の内部電極層18aの一端側の第1の引出電極部20aは、積層体14の第1の端面14eに露出している。また、第2の内部電極層18bの一端側の第2の引出電極部20bは、積層体14の第2の端面14fに露出している。
積層体14は、セラミック層16の内層部16bにおいて、第1の内部電極層18aと第2の内部電極層18bとが対向する対向電極部22aを含む。また、積層体14は、対向電極部22aの幅方向yの一端と第1の側面14cとの間および対向電極部22aの幅方向yの他端と第2の側面14dとの間に形成される積層体14の側部(以下、「Wギャップ」という。)22bを含む。さらに、積層体14は、第1の内部電極層18aの第1の引出電極部20aとは反対側の端部と第2の端面14fとの間および第2の内部電極層18bの第2の引出電極部20bとは反対側の端部と第1の端面14eとの間に形成される積層体14の端部(以下、「Lギャップ」という。)22cを含む。
内部電極層18は、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、Ag−Pd合金などの、それらの金属の少なくとも一種を含む合金などの適宜の導電材料により構成されうる。
第1の内部電極層18aおよび第2の内部電極層18bの厚みは、たとえば、0.2μm以上2.0μm以下程度であることが好ましい。
積層体14の第1の端面14e側および第2の端面14f側には、外部電極24が形成される。外部電極24は、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを有する。
積層体14の第1の端面14e側には、第1の外部電極24aが形成される。第1の外部電極24aは、少なくとも第2の主面14b(実装面)の一部、少なくとも第1の端面14eの一部、ならびに少なくとも第1の側面14cおよび第2の側面14dの一部を覆うように配置される。すなわち、積層体14および外部電極24により構成されるコンデンサ素子12の実装面(第2の主面14b)とは反対側の主面(第1の主面14a)には、第1の外部電極24aは、配置されていない。なお、この場合、第1の外部電極24aは、第1の内部電極層18aの第1の引出電極部20aと電気的に接続される。
積層体14の第2の端面14f側には、第2の外部電極24bが形成される。第2の外部電極24bは、少なくとも第2の主面14b(実装面)の一部、少なくとも第2の端面14fの一部、ならびに少なくとも第1の側面14cおよび第2の側面14dの一部を覆うように配置される。すなわち、積層体14および外部電極24により構成されるコンデンサ素子12の実装面(第2の主面14b)とは反対側の主面(第1の主面14a)には、第2外部電極24bは、配置されていない。なお、この場合、第2の外部電極24bは、第2の内部電極層18bの第2の引出電極部20bと電気的に接続される。
なお、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第1の外部電極24aの形状は、三角形形状である。同様に、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第2の外部電極24bの形状は、三角形形状である。
積層体14内においては、各対向電極部22aで第1の内部電極層18aと第2の内部電極層18bとがセラミック層16を介して対向することにより、静電容量が形成されている。そのため、第1の内部電極層18aが接続された第1の外部電極24aと第2の内部電極層18bが接続された第2の外部電極24bとの間に、静電容量を得ることができる。したがって、このような構造の電子部品本体はコンデンサ素子として機能する。
第1の外部電極24aは、図2および図3に示すように、積層体14側から順に、下地電極層26aおよびめっき層28aを有する。同様に、第2の外部電極24bは、積層体14側から順に、下地電極層26bおよびめっき層28bを有する。
下地電極層26aおよび26bは、それぞれ、焼付け層、樹脂層、薄膜層などから選ばれる少なくとも1つを含むが、ここでは焼付け層で形成された下地電極層26aおよび26bについて説明する。
焼付け層は、ガラスと金属とを含む。焼付け層のガラスとしては、Si、B、Pb、Be等から選ばれる少なくとも1つを含む。また焼付け層の金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pb、Ag−Pb合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラスおよび金属を含む導電性ペーストを積層体14に塗布して焼き付けたものであり、セラミック層16および内部電極層18と同時に焼成したものでもよく、セラミック層16および内部電極層18を焼成した後に焼き付けたものでもよい。焼付け層のうちの最も厚い部分の厚みは、5μm以上100μm以下であることが好ましい。
焼付け層の表面に、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む樹脂層が形成されてもよい。なお、樹脂層は、焼付け層を形成せずに積層体14上に直接形成してもよい。また、樹脂層は、複数層であってもよい。樹脂層のうちの最も厚い部分の厚みは、5μm以上100μm以下であることが好ましい。
また、薄膜層は、スパッタ法または蒸着法等の薄膜形成法により形成され、金属粒子が堆積された1μm以下の層である。
また、めっき層28aおよび28bとしては、たとえば、Cu、Ni、Sn、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどから選ばれる少なくとも1種の金属または当該金属を含む合金が用いられる。
めっき層28aおよび28bは、複数層によって形成されてもよい。めっき層28aおよび28bは、焼付け層の表面に設けられた第1めっき層と、第1めっき層の表面に設けられた第2めっき層とを含む2層構造であることが好ましい。
第1めっき層はNiを用いるのが好ましい。Niを用いた第1めっき層は、下地電極層26aおよび26bが積層セラミックコンデンサを実装する際の半田によって侵食されることを防止するために用いられる。なお、内部電極層18にNiを含む場合は、第1めっき層としては、Niと接合性のよいCuを用いることが好ましい。
また、第2めっき層はSnやAuを用いるのが好ましい。SnやAuを用いた第2めっき層は、積層セラミックコンデンサを実装する際の半田の濡れ性を向上させて、容易に実装することができるようにするために用いられる。なお、第2めっき層は必要に応じて形成されるものであり、外部電極24は、積層体14上に直接設けられ、内部電極層18と直接接続されるめっき層28aおよび28b、すなわち、第1めっき層から構成されたものであってもよい。ただし、前処理として積層体14上に触媒を設けてもよい。
外部電極24がめっき層28aおよび28bにより形成される場合、たとえば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、BiおよびZnからなる群から選ばれる1種の金属または当該金属を含む合金のめっきを含むことが好ましい。
また、第2めっき層をめっき層28aおよび28bの最外層として設けてもよく、第2めっき層の表面に他のめっき層を設けてもよい。
めっき層一層あたりの厚みは、1μm以上10μm以下であることが好ましい。また、めっき層28aおよび28bは、ガラスを含まないことが好ましい。さらに、めっき層28aおよび28bは、単位体積あたりの金属割合が99体積%以上であることが好ましい。また、めっき層28aおよび28bは、厚み方向に沿って粒成長したものであり、柱状である。
なお、積層体14、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを含む積層セラミックコンデンサ10の長さ方向zの寸法をL寸法とし、積層体14、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを含む積層セラミックコンデンサ10の積層方向xの寸法をT寸法とし、積層体14、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを含む積層セラミックコンデンサ10の幅方向yの寸法をW寸法とする。
積層セラミックコンデンサ10の寸法は、特に限定されないが、長さ方向zのL寸法が0.6mm以上5.7mm以下、積層方向xのT寸法が0.3mm以上5.0mm以下、幅方向yのW寸法が0.3mm以上2.7mm以下である。なお、長さ方向zのL寸法は、幅方向yのW寸法よりも必ずしも長いとは限らない。また、積層セラミックコンデンサ10の寸法は、マイクロスコープにより測定することができる。
図1、図2および図3に示す積層セラミックコンデンサ10において、積層体14および外部電極24により構成されるコンデンサ素子12の実装面(第2の主面14b)とは反対側の主面(第1の主面14a)には、撥水性を有するコーティング膜34が配置される。
コーティング膜34は、シランカップリング剤を含む。当然、コーティング膜34は、シランカップリング剤のみにより形成されてもよい。
シランカップリング剤は、シランカップリング剤の主鎖に構造上屈曲している結合を有していることが好ましい。たとえば、エーテル結合やアミド結合を有する構造であることが好ましい。これにより、主鎖同士が折り重なるため、3次元的に膜を形成することが可能となり、緻密性の高い膜構造とすることができる。その結果、効果的に耐マイグレーション効果を付与することが可能となる。
シランカップリング剤の溶媒としては、アルカン、ケトン、アルコール類、イソパラフィン、キシレン系、溶剤を含むことが好ましい。
コーティング膜34を、シランカップリング剤を用いて形成することで、シランカップリング剤は、OH基に対して強力に結合するため、積層体14の表面に優先的に付着する。一方、めっき層28aおよび28bの表面には、薄く均一な自然酸化皮膜が存在するため、ここには、コーティング膜34を薄く均一に付与することが可能となる。
また、シランカップリング剤は、官能基にFを有するもので、直鎖の長いものとすることが好ましい。
シランカップリング剤の固形分濃度は、一般的にシランカップリング剤処理を行う際に用いる0.1wt%以上3.0wt%以下よりも低い濃度、すなわち、0.001wt%以上0.05wt%以下である。
コーティング膜34の厚みは、0.5nm以上であることが好ましい。
コーティング膜34の厚みの測定方法は以下のとおりである。
すなわち、コーティング膜34の厚みは、まず、試料である積層セラミックコンデンサ10のLT面を長さ方向zに沿って、試料の中央(W寸の1/2)まで断面研磨し、その断面における実装基板と反対側の主面上の外部電極のe寸端部2箇所をSEMまたは収束イオンビーム加工(FIB)によって測定することができる。
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10は、積層体14および外部電極24により構成されるコンデンサ素子12の実装面(第2の主面14b)とは反対側の主面(第1の主面14a)には、撥水性を有するコーティング膜34が配置されるので、結露が生じた際、水を撥水/防水し結露により生じた水滴が電極間をまたぐことを抑制することができることから、外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となり、イオンマイグレーションの発生を防止することができる。よって、積層セラミックコンデンサ10の信頼性を向上することができる。
また、この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10は、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第1の外部電極24aの形状は、三角形形状であり、同様に、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第2の外部電極24bの形状は、三角形形状であるので、両側面においても外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となり、よりイオンマイグレーションの発生を防止する効果を得ることができる。よって、積層セラミックコンデンサ10の信頼性をより向上することができる。
2.積層セラミック電子部品の変形例
(第1の変形例)
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの第1の変形例について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、この発明にかかる積層セラミックコンデンサの第1の変形例を示す外観斜視図であり、図5は、図4に示す積層セラミックコンデンサの線V−Vにおける断面図解図である。なお、図4および図5に示す積層セラミックコンデンサ10Aにおいて、図1および図2に示した積層セラミックコンデンサ10と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10Aは、コーティング膜34Aが、少なくとも積層体14の露出面全体(側面の露出部にも形成)に配置されている。すなわち、コーティング膜34Aは、積層体14において、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bが形成された部分を除く部分に配置される。なお、コーティング膜34Aは、積層セラミックコンデンサ10のコーティング膜34と同一の材料により形成されている。
積層セラミックコンデンサ10Aは、図1に示す積層セラミックコンデンサ10と同様の作用効果を奏するとともに、次の効果を奏する。
すなわち、コーティング膜34Aが、少なくとも積層体14の露出面全体(すなわち、積層体14において、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bが形成された部分を除く部分)に配置されることで、積層セラミックコンデンサ10Aの側面においても結露が生じた際、水を撥水/防水し結露により生じた水滴が電極間をまたぐことを抑制することができるため、外部電極金属のイオン化による金属種の溶解/析出を抑制することが可能となり、よりイオンマイグレーションの発生を防止する効果を得ることができる。
(第2の変形例)
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの第2の変形例について、図6および図7を参照して説明する。
図6は、この発明にかかる積層セラミックコンデンサの第2の変形例を示す外観斜視図であり、図7は、図6に示す積層セラミックコンデンサの線VII−VIIにおける断面図解図である。なお、図6および図7に示す積層セラミックコンデンサ10Bにおいて、図1および図2に示した積層セラミックコンデンサ10と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10Bは、コーティング膜34Bが、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bの表面上に配置されている。すなわち、図6に示すように、コーティング膜34Bが、積層体14、ならびに第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bにより構成されるコンデンサ素子12の全体を覆うように配置される。なお、コーティング膜34Bは、コンデンサ素子12の実装面とは反対側の主面、ならびに第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bの表面上に配置するようにしてもよい。また、コーティング膜34Bは、積層セラミックコンデンサ10のコーティング膜34と同一の材料により形成されている。
積層セラミックコンデンサ10Bは、図1に示す積層セラミックコンデンサ10と同様の作用効果を奏するとともに、次の効果を奏する。
すなわち、コーティング膜34Bが、さらに、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bの表面上に配置されることで、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24b上においても結露を防止することが可能となり、よりイオンマイグレーションの発生を防止する効果を得ることができる。
3.積層セラミック電子部品の製造方法
次に、この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法について説明する。以下では、積層セラミックコンデンサ10の製造方法を中心に説明する。
(1)コンデンサ素子(電子部品本体)の製造工程
まず、セラミックグリーンシートと、内部電極用の導電性ペーストとを準備する。セラミックグリーンシートや内部電極用の導電性ペーストは、バインダ(たとえば、公知の有機バインダなど)および溶剤(たとえば、有機溶剤など)を含む。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえば、スクリーン印刷やグラビア印刷などにより所定のパターンで内部電極用の導電性ペーストを印刷し、内部電極パターンを形成する。このようにして、内部電極パターンが印刷された内層用のセラミックグリーンシートを作製する。また、内部電極パターンが印刷されていない外層用のセラミックグリーンシートも作製する。
そして、内部電極パターンが印刷されていない外層用のセラミックグリーンシートを所定枚数積層し、その表面に内部電極パターンが印刷された内層用のセラミックグリーンシートを順次積層し、その表面に外層用のセラミックグリーンシートを所定枚数積層することにより、積層シートを作製する。
さらに、積層シートを静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスし、積層ブロックを作製する。
つづいて、積層ブロックを所定のサイズにカットすることにより積層チップを作製する。このとき、バレル研磨などにより積層チップの角部および稜線部に丸みが形成されてもよい。
次に、積層チップを焼成することにより積層体を作製する。焼成温度は、セラミックや内部電極層の材料にもよるが、900℃以上1300℃以下であることが好ましい。
このとき、積層体14の第1の端面14eからは、第1の内部電極層18aの第1の引出電極部20aが露出している。そして、積層体14の第1の端面14eから露出している第1の内部電極層18aの第1の引出電極部20aを覆うようにして、第1の外部電極24aの下地電極層26aが形成される。また、積層体14の第2の端面14fからは、第2の内部電極層18bの第2の引出電極部20bが露出している。そして、積層体14の第2の端面14fから露出している第2の内部電極層18bの第2の引出電極部20bを覆うようにして、第2の外部電極24bの下地電極層26bが形成される。
第1の外部電極24aの下地電極層26aを形成するために、積層体14の実装面(第2の主面14b)となる側の少なくとも第2の主面14bの一部、少なくとも第1の端面14eの一部、および少なくとも両側面14cおよび14dの一部に、適当な治具を使用して積層体14を45度から60度の角度をつけて保持した状態で外部電極用の導電性ペーストが塗布され、焼付けられる。また、同様に、第2の外部電極24bの下地電極層26bを形成するために、積層体14の実装面(第2の主面14b)となる側の少なくとも第2の主面14bの一部、少なくとも第2の端面14fの一部、および少なくとも両側面14cおよび14dの一部に、適当な治具を使用して積層体14を45度から60度の角度をつけて保持した状態で外部電極用の導電性ペーストが塗布され、焼付けられる。
このとき、焼き付け温度は、700℃以上900℃以下であることが好ましい。なお、必要に応じて、下地電極層26aおよび26bの表面に、1層以上のめっき層28aおよび28bを形成して、外部電極24が形成される。
上述のようにして、図1に示すコンデンサ素子12が製造される。
(2)コーティング膜の形成工程
次に、コンデンサ素子12にコーティング膜34を形成して、積層セラミックコンデンサ10を製造する方法について説明する。
まず、製造されたコンデンサ素子12は、シランカップリング剤に対して2−プロパノールを有効成分0.001wt%以上0.05wt%以下に希釈した処理剤を、たとえば、ドラムコート工法で積層体14の実装面とは反対側の主面(第1の主面14a)に吹きつけ、コーティング膜34が形成される。
以上の工程により、コーティング膜34の形成された積層セラミックコンデンサ10が製造される。
なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。
すなわち、この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10では、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第1の外部電極24aの形状は、三角形形状であり、第1の側面14cおよび第2の側面14dに形成される第2の外部電極24bの形状は、三角形形状であるが、これに限るものではなく、第1の外部電極24aは、少なくとも第2の主面14b(実装面)の一部、少なくとも第1の端面14eの一部、ならびに少なくとも第1の側面14cおよび第2の側面14dの一部を覆うように配置され、第2の外部電極24bは、少なくとも第2の主面14b(実装面)の一部、少なくとも第2の端面14fの一部、ならびに少なくとも第1の側面14cおよび第2の側面14dの一部を覆うように配置されていれば、どのような形状でもかまわない。
10、10A、10B 積層セラミックコンデンサ
12 コンデンサ素子(電子部品本体)
14 積層体
16 セラミック層
16a 外層部
16b 内層部
18 内部電極層
18a 第1の内部電極層
18b 第2の内部電極層
20a 第1の引出電極部
20b 第2の引出電極部
22a 対向電極部
22b 側部(Wギャップ)
22c 端部(Lギャップ)
24 外部電極
24a 第1の外部電極
24b 第2の外部電極
26a,26b 下地電極層
28a,28b めっき層
34、34A、34B コーティング膜

Claims (5)

  1. 複数のセラミック層と複数の内部電極層とが交互に積層され、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、積層方向および幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、
    前記積層体の前記第1の端面に露出された前記内部電極層に電気的に接続されるように形成される第1の外部電極と、前記積層体の前記第2の端面に露出された前記内部電極層に電気的に接続されるように形成される第2の外部電極と、
    を有する電子部品本体と、
    少なくとも、前記積層体の表面の一部に配置されるコーティング膜と、
    を有する積層セラミック電子部品であって、
    前記第1の外部電極は、実装面となる側の少なくとも前記主面の一部、少なくとも前記第1の端面の一部、ならびに少なくとも前記第1の側面および前記第2の側面の一部に配置されており、前記第2の外部電極は、実装面となる側の少なくとも前記主面の一部、少なくとも前記第2の端面の一部、ならびに少なくとも前記第1の側面および前記第2の側面の一部に配置されており、
    前記第1の外部電極および前記第2の外部電極は、実装面となる側とは反対側の主面上には配置されておらず、
    前記コーティング膜は、撥水性を有し、前記実装面となる側とは反対側の主面上に配置されている、積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の側面および前記第2の側面上に形成される前記第1の外部電極は、三角形形状であり、前記第1の側面および前記第2の側面上に形成される前記第2の外部電極は、三角形形状である、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記積層体において、前記第1の外部電極および前記第2の外部電極が形成された部分を除く部分に、前記コーティング膜が配置されている、請求項1または請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1の外部電極および前記第2の外部電極の表面上に前記コーティング膜が配置されている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記コーティング膜は、シランカップリング剤により形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の積層セラミック電子部品。
JP2016144284A 2016-07-22 2016-07-22 積層セラミック電子部品 Pending JP2018014447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144284A JP2018014447A (ja) 2016-07-22 2016-07-22 積層セラミック電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144284A JP2018014447A (ja) 2016-07-22 2016-07-22 積層セラミック電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018014447A true JP2018014447A (ja) 2018-01-25

Family

ID=61019517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016144284A Pending JP2018014447A (ja) 2016-07-22 2016-07-22 積層セラミック電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018014447A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190093149A (ko) * 2018-01-31 2019-08-08 티디케이가부시기가이샤 전자 부품
US20210183581A1 (en) * 2019-12-12 2021-06-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
US11417468B2 (en) 2019-01-21 2022-08-16 Taiyo Yuden Co., Ltd. Ceramic electronic device and manufacturing method of the same

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190093149A (ko) * 2018-01-31 2019-08-08 티디케이가부시기가이샤 전자 부품
KR102420683B1 (ko) * 2018-01-31 2022-07-15 티디케이가부시기가이샤 전자 부품
US11417468B2 (en) 2019-01-21 2022-08-16 Taiyo Yuden Co., Ltd. Ceramic electronic device and manufacturing method of the same
US11562861B2 (en) 2019-01-21 2023-01-24 Taiyo Yuden Co., Ltd. Manufacturing method of ceramic electronic device
US11735372B2 (en) 2019-01-21 2023-08-22 Taiyo Yuden Co., Ltd. Ceramic electronic device
US20210183581A1 (en) * 2019-12-12 2021-06-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
JP2021093495A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ
CN112992544A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
JP7115461B2 (ja) 2019-12-12 2022-08-09 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ
US11728096B2 (en) * 2019-12-12 2023-08-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7358692B2 (ja) キャパシタ部品及びキャパシタ部品の製造方法
JP6512139B2 (ja) 電子部品の実装構造及びその電子部品の製造方法
TWI450289B (zh) 電容器及其製造方法
KR102565540B1 (ko) 전자부품의 실장 구조체 및 그 제조 방법
JP6714840B2 (ja) 積層セラミック電子部品およびその製造方法
KR20120079689A (ko) 플렉시블 적층형 박막 커패시터를 이용한 임베디드 인쇄회로기판
JP2023058665A (ja) 積層セラミックコンデンサ
KR102620541B1 (ko) 커패시터 부품
JP2023052903A (ja) 積層セラミック電子部品
JP2018014447A (ja) 積層セラミック電子部品
JP2022191909A (ja) 積層セラミック電子部品
KR101859098B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품
JP6070930B2 (ja) 電子部品
JP2021136323A (ja) 積層セラミック電子部品
KR102142518B1 (ko) 커패시터 부품
JP2015043424A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2018160500A (ja) 電子部品の製造方法
JP7215410B2 (ja) 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2019106443A (ja) 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
KR20170065444A (ko) 적층 세라믹 전자부품
JP6056388B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP6375669B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2015198234A (ja) 電子部品及びその製造方法
KR20160069816A (ko) 적층 세라믹 커패시터 및 그의 제조 방법
US11646157B2 (en) Component built-in substrate