JP2018013691A - 偏光板セット、液晶表示パネル及び液晶表示装置 - Google Patents

偏光板セット、液晶表示パネル及び液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶表示パネルに発生する反りを抑制することが可能な偏光板セットを提供する。
【解決手段】液晶セル20の表示面側に配置される第1の偏光板2と、液晶セル20の表示面とは反対側に配置される第2の偏光板3及び反射型偏光子6とを備える偏光板セット1であって、第1の偏光板2は、短辺方向に偏光吸収軸Aを有する第1の偏光フィルム4を含み、第2の偏光板3は、長辺方向に偏光吸収軸Bを有する第2の偏光フィルム5を含み、反射型偏光子6は、長辺方向に偏光反射軸Cを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光板セット、液晶表示パネル及び液晶表示装置に関する。
従来、画像表示装置として液晶表示装置が知られている。液晶表示装置では、バックライトから出射された照明光を液晶表示パネルの裏面側から入射し、液晶表示パネルにより変調された光を液晶表示パネルの表面側から出射することによって、画像を表示することが可能である。
液晶表示パネルは、液晶セルと、液晶セルの両面に配置された一対の偏光板とを有している。一対の偏光板としては、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムを延伸させた延伸フィルムに、ヨウ素等の二色性色素を吸着配向させた偏光フィルム(吸収型偏光子)が一般的に用いられている。しかしながら、このような偏光フィルムでは、透過軸方向に偏光した光を透過し、透過軸と直交する方向(吸収軸方向)に偏光した光の殆どを吸収するため、バックライトから出射された照明光の約50%が利用されなくなってしまう。
そこで、最近では、バックライトから出射された照明光の利用効率を高めるため、液晶セルの裏面側に配置される偏光板について、偏光フィルムに粘着剤を介して反射型偏光子を積層したものが用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。反射型偏光子は、上述した偏光フィルムの透過軸と直交する方向に反射軸を有する反射型偏光子であり、透過軸方向に偏光した光を透過し、吸収軸方向に偏光した光をバックライト側へと反射する機能を有している。これにより、吸収軸方向に偏光した光は、バックライト側で反射された後、透過軸方向に偏光した光に変換されてから偏光フィルムに入射するため、偏光フィルムに吸収されることなく、再利用することが可能である。
特開2016−85444号公報
ところで、上述した液晶表示装置では、液晶表示パネルの薄型化に伴って、偏光板の収縮による液晶表示パネルの反りの発生が問題となってきている。特に、モバイル用途の液晶表示装置では、液晶表示パネルの薄型化、具体的には液晶セルを構成するガラス基板の薄型化が進む中で、このような問題がより顕著なってきている。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、液晶表示パネルに発生する反りを抑制することが可能な偏光板セット、そのような偏光板セットを備えた液晶表示パネル、並びにそのような液晶表示パネルを備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の一態様に従えば、液晶セルの表示面側に配置される第1の偏光板と、前記液晶セルの表示面とは反対側に配置される第2の偏光板及び反射型偏光子とを備える偏光板セットであって、前記第1の偏光板は、短辺方向に偏光吸収軸を有する第1の偏光フィルムを含み、前記第2の偏光板は、長辺方向に偏光吸収軸を有する第2の偏光フィルムを含み、前記反射型偏光子は、長辺方向に偏光反射軸を有することを特徴とする偏光板セットが提供される。
また、本発明の一態様において、前記第2の偏光板と前記反射型偏光子とは、粘着剤又は接着剤を介して積層されている構成であってもよい。
また、本発明の一態様において、前記反射型偏光子は、85℃で100時間加熱したときの前記偏光反射軸に沿った方向における寸法変化率が−1.4%以上である構成であってもよい。
また、本発明の一態様に従えば、液晶セルと、前記何れかの偏光板セットとを備える液晶表示装置が提供される。
また、本発明の一態様に従えば、前記液晶表示パネルと、バックライトとを備える液晶表示装置が提供される。
以上のように、本発明の一態様によれば、高温環境下等において液晶表示パネルに発生する反りを抑制することが可能な偏光板セット、そのような偏光板セットを備えた液晶表示パネル、並びにそのような液晶表示パネルを備えた液晶表示装置を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る偏光板セットの配置関係を説明するための模式図である。 図1に示す偏光板セットの構成を示し、(a)は第1の偏光板の一構成例を示す断面模式図、(b)は第2の偏光板の一構成例を示す断面模式図である。 図2に示す偏光板セットを備えた液晶表示パネルの構成を示す断面模式図である。 図3に示す液晶表示パネルを備えた液晶表示装置の構成を示す断面模式図である。 (a)はモデルAの配置関係を示す模式図、(b)モデルBの配置関係をに示す模式図である。 (a)はモデルAの反り量を測定した結果を示す特性図、(b)モデルBの反り量を測定した結果を示す特性図である。 反射型偏光子を85℃で加熱したときの寸法変化率(%)の変化を測定した結果を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素を模式的に示している場合があり、構成要素によっては寸法の縮尺を異ならせて示すこともある。
(偏光板セット)
先ず、本発明の一実施形態として、例えば図1に示す偏光板セット1の配置関係について説明する。なお、図1は、偏光板セット1の配置関係を説明するための模式図である。
本実施形態の偏光板セット1は、図1に示すように、液晶セル20の表示面(表面)側に配置される第1の偏光板2と、液晶セル20の表示面とは反対(裏面)側に配置される第2の偏光板3及び反射型偏光子6とを備えている。
第1の偏光板2は、短辺方向に偏光吸収軸Aを有する第1の偏光フィルム4を含む。一方、第2の偏光板3は、長辺方向に偏光吸収軸Bを有する第1の偏光フィルム5を含む。一方、反射型偏光子)6は、長辺方向に偏光反射軸Cを有する。また、第2の偏光板2と反射型偏光子6とは、粘着剤又は接着剤(図示せず。)を介して積層されている。
本実施形態の偏光板セット1を用いて、液晶セル20の表面側に粘着剤層を介して第1の偏光板2を貼合し、液晶セル20の裏面側に粘着剤層を介して第2の偏光板3を貼合し、反射型偏光子6を液晶セル20と対向する側とは反対側に向けた状態とすることによって、本実施形態の液晶表示パネル30を構成することができる。
本実施形態の液晶表示パネル30では、上記偏光板セット1を用いることで、第1の偏光板2、第2の偏光板3及び反射型偏光子6の収縮による反りの発生を抑制できるため、表示品位の向上を図ることが可能である。
次に、上記偏光板セット1の具体的な構成について、図2(a),(b)を参照して説明する。なお、図2(a)は、第1の偏光板2の一構成例を示す断面模式図である。図2(b)は、第2の偏光板3の一構成例を示す断面模式図である。
第1の偏光板2は、例えば図2(a)に示すように、第1の偏光フィルム4と、第1の偏光フィルム4の液晶セル20と対向する側の面に第1の保護フィルム7と、第1の偏光フィルム4の液晶セル20と対向する側とは反対側の面に第2の保護フィルム8とが積層された構造を有している。
第2の偏光板3は、例えば図2(b)に示すように、第2の偏光フィルム5と、第2の偏光フィルム5の液晶セル20と対向する側の面に第3の保護フィルム9とが積層された構造を有している。また、反射型偏光子6は、第2の偏光フィルム5の液晶セル20と対向する側とは反対側の面に積層されている。なお、第2の偏光フィルム5と反射型偏光子6との間に保護フィルムを配置してもよい。
反射型偏光子6の反射軸方向の寸法変化率は、−1.4%以上であることが好ましい。また、この反射型偏光子と組み合わせて使用される第1の偏光板2の寸法変化率及び第2の偏光板3の寸法変化率は、吸収軸方向に−1.0〜0%であることが好ましく、透過軸方向に−0.5〜0%であることが好ましい。
このような組合せを採用することによって、より液晶パネル30の反りを低減することができる。また、寸法変化率は、例えば、偏光フィルムに保護フィルムを貼合した後の乾燥時間や乾燥温度、偏光フィルムの厚み、偏光フィルムの延伸倍率等を調整することにより制御することができる。
ここで、85℃で100時間加熱したときの偏光板の寸法変化率とは、以下のようにして測定した値を言う。具体的には、先ず、偏光板を吸収軸方向に100mm×透過軸方向に100mmの大きさに裁断し、温度23℃相対湿度55%の環境下に1日静置した後、吸収軸方向(又は透過軸方向)の寸法(熱処理前の寸法)を測定する。
次に、偏光板を温度85℃の高温環境下に100時間静置した後の吸収軸方向(又は透過軸方向)の寸法(熱処理後の寸法)を測定する。これらの測定結果を以下の式Sに代入することによって、吸収軸方向の寸法変化率(又は透過軸方向の寸法変化率)を求めることができる。
=((熱処理後の寸法−熱処理前の寸法)×100)/熱処理前の寸法
(偏光フィルム)
第1の偏光フィルム4及び第2の偏光フィルム5は、吸収型偏光子であり、通常、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムに、ヨウ素等の二色性色素が吸着配向されたものが使用される。PVA系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することにより得られる。
ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルの他、酢酸ビニル及び酢酸ビニルと共重合可能な他の単量体の共重合体などが例示される。酢酸ビニルに共重合される他の単量体としては、不飽和カルボン酸、オレフィン、ビニルエーテル、不飽和スルホン酸、アンモニウム基を有するアクリルアミドなどが挙げられる。
PVA系樹脂のケン化度は、通常85〜100モル%、好ましくは98モル%以上である。PVA系樹脂は、さらに変性されていてもよく、アルデヒドで変性されたポリビニルホルマールやポリビニルアセタールなども使用し得る。
また、PVA系樹脂の重合度は、通常1,000〜10,000、好ましくは 1,500〜 5,000である。具体的なPVA系樹脂や二色性色素としては、例えば特開2012−159778号公報に例示されているPVA系樹脂や二色性色素が挙げられる。
偏光フィルムの製造方法は、特に限定されるものでなく、公知の方法で製造することができる。具体的に、偏光フィルムは、例えば、PVA系樹脂フィルムを一軸延伸する工程で延伸し、PVA系樹脂フィルムを二色性色素で染色してその二色性色素を吸着させる工程、二色性色素が吸着されたPVA系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程、このホウ酸水溶液による処理後に水洗する工程、及び乾燥工程を経て製造される。偏光フィルムは、製造ラインにおいて、長尺帯状のPVA系樹脂フィルムを流すことで、連続的に製造することができる。
また、偏光フィルムは、例えば特開2012−159778号公報に記載されている方法で製造されてもよい。この方法では、基材フィルムにPVA系樹脂をコーティングすることで、吸収型偏光子となるPVA系樹脂フィルムを形成することができる。
PVA系樹脂からなる原反フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば150μm以下である。延伸のしやすさ等も考慮すれば、その膜厚は、3μm以上であることが好ましく、75μm以下であることが好ましい。
なお、第1の偏光フィルム4と第2の偏光フィルム5とは、互いに同じ偏光フィルムであってもよく、異なる偏光フィルムであってもよい。
(保護フィルム)
第1の保護フィルム7、第2の保護フィルム8及び第3の保護フィルム9は、透明性や均一な光学特性、機械強度、熱安定性等に優れた熱可塑性樹脂フィルムからなることが好ましい。熱可塑性樹脂フィルムとしては、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースのようなセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートのような(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンンのようなポリオレフィン系樹脂、ポリノルボルネン系樹脂などからなるものを用いることができる。その中でも、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、又はポリオレフィン系樹脂から形成された熱可塑性樹脂フィルムを用いることが好ましい。なお、ここで言う(メタ)アクリレートとは、メタクリレート又はアクリレートのどちらでもよいことを指し、その他、(メタ)アクリル酸と言うときの「(メタ)」も同様である。
また、熱可塑性樹脂フィルムには、市販品を適宜使用することができる。セルロース系樹脂フィルムの市販品としては、富士フィルム株式会社製の“フジタック(登録商標) TD80”、“フジタック(登録商標) TD80UF”及び“フジタック(登録商標) TD80UZ”、コニカミノルタ株式会社製の“KC2UAW”、“KC8UX2M”、“KC8UY”などが挙げられる。
ポリエステル系樹脂フィルムの市販品としては、三菱樹脂株式会社製の“ダイアホイル(登録商標)”、東レ株式会社製の“ルミラー(登録商標)”、東洋紡株式会社製の“コスモシャイン(登録商標)”などが挙げられる。
(メタ)アクリル系樹脂フィルムの市販品としては、住友化学株式会社製の“テクノロイ(登録商標)”、三菱レイヨン株式会社製の“アクリプレン(登録商標)”などが挙げられる。
ポリカーボネート系樹脂フィルムの市販品としては、帝人株式会社製の“パンライト(登録商標)”などが挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂の市販品としては、Topas Advanced Polymers GmbH社製で、ポリプラスチックス株式会社から販売されている“Topas”、JSR株式会社から販売されている“アートン”(ARTON )(登録商標)、日本ゼオン株式会社から販売されている“ゼオノア(ZEONOR)(登録商標)”、“ゼオネックス(ZEONEX)(登録商標)”、三井化学株式会社から販売されている“アペル”(登録商標)(以上、いずれも商品名)などが挙げられ、上記樹脂からフィルムを作製することができる。
また、市販のポリオレフィン系樹脂フィルムを使用してもよく、例えば、JSR株式会社から販売されている“アートンフィルム”(「アートン」は同社の登録商標)、積水化学工業株式会社から販売されている“エスシーナ”(登録商標)、日本ゼオン株式会社から販売されている“ゼオノアフィルム”(登録商標)などが挙げられる。
熱可塑性樹脂フィルムの厚みは、通常5〜100μm、好ましくは10〜50μmであり、より好ましくは10〜30μmである。
なお、第1の保護フィルム7と第2の保護フィルム8と第3の保護フィルム9とは、互いに同じ保護フィルムであってもよく、異なる保護光フィルムであってもよい。
第1の偏光フィルム4と第2の偏光フィルム5とは、互いに同じ厚みであってもよく、互いに異なる厚みであってもよい。第1の偏光フィルム4の厚みは、15μm以下であることが好ましく、第2の偏光フィルム5の厚みは、12μm以下であることが好ましい。なお、通常、偏光フィルムの厚みは3μm以上である。
(ハードコード層)
また、第1の保護フィルム7として、液晶セル20と対向する側とは反対側の面にハードコード層(図示せず。)が設けられた構成としてもよい。このハードコート層により、第1の偏光板2に生じる引っかき傷などを防止することができる。
ハードコート層は、寸法変化が小さいので、ハードコート層を付与することにより、第1の偏光板2の寸法変化をより抑制することができる。また、第1の偏光板2の寸法変化率に寄与する大きな要因は第1の偏光フィルム4であることから、第1の偏光板2の寸法変化をより効果的に抑制できるという点で、ハードコート層は第1の偏光フィルム4に近接した位置に設けることが好ましい。具体的に、第1の偏光フィルム4とハードコート層との間の距離は、30μm以下であることが好ましく、25μm以下であることがより好ましい。
また、第1の偏光板2の寸法変化を抑制できるという点では、第1の偏光フィルム4とハードコート層との間に粘着剤層が存在しないことが好ましい。第1の偏光フィルム4とハードコート層との間に粘着剤層のような弾性率の小さな層が存在しない場合、ハードコート層が効果的に第1の偏光フィルム4の寸法変化を押さえ込むことができる。
ハードコート層を設ける場合、保護性と屈曲性を両立させる観点から、ハードコート層の厚みは、1〜8μmであることが好ましく、1〜6μmであることがより好ましい。ハードコート層の厚みが8μmを超える場合には、屈曲性が低くなり、屈曲時にクラックが入り易くなる傾向がある。一方、ハードコート層の厚みが1μm未満の場合には、屈曲性は良好であるが、面内均一性の観点から十分な特性が得られないことが多い傾向にある。
ハードコート層は、樹脂被膜層から形成することができる。樹脂被膜層を形成する樹脂には、樹脂皮膜層形成後の皮膜として十分な強度を持ち、透明性のある樹脂を使用できる。前記樹脂としては熱硬化型樹脂、熱可塑型樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等の活性エネルギー線硬化型樹脂、二液混合型樹脂などが挙げられる。その中でも、紫外線の照射により樹脂の硬化ができ、簡単な加工操作で効率よく樹脂被膜層を形成することができるほか、防眩処理層等の光拡散層も形成することができるため、紫外線硬化型樹脂が好ましい。紫外線硬化型樹脂としては、ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系、アミド系、シリコーン系、エポキシ系等が挙げられる。ハードコート層の濡れ性(水滴の接触角)は、前記樹脂(塗工液)に添加剤を加える等の公知の方法により調節することができる。
ハードコート層の形成方法としては、適宜の公知の方法を採用することができ、例えば、前記樹脂(塗工液)を塗工した後に乾燥する方法が挙げられる。樹脂被膜層を形成する樹脂として硬化性樹脂を使用した場合には、塗工後に硬化処理する。塗工液の塗工方法としては、ファンテン、ダイコーター、キャスティング、スピンコート、ファンテンメタリング、グラビア等の方法を採用できる。なお、塗工にあたり、塗工液は、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等の一般的な溶剤で希釈してもよいし、希釈しなくてもよい。
(反射型偏光子)
反射型偏光子6は、第2の偏光フィルム5の透過軸方向に偏光した光を透過し、吸収軸方向に偏光した光を反射する機能を有している。
反射型偏光子6としては、グリッド型偏光フィルム、屈折率差を有する2種以上の材料による2層以上の多層薄膜積層体、ビームスプリッターなどに使用される屈折率の異なる蒸着多層薄膜、複屈折を有する2種以上の材料による2層以上の複屈折層多層薄膜積層体、複屈折を有する2種以上の樹脂を使用した2層以上の樹脂積層体を延伸したフィルム、直線偏光を直交する軸方向で反射/透過することで偏光方向を分離するフィルムなどが挙げられる。
反射型偏光子6を構成する多層薄膜積層体は、第1の光学材料層と第2の光学材料層とが厚み方向に交互に積層された構成を有している。
第1の光学材料層及び第2の光学材料層の具体的な材料としては、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びその異性体(例えば、1,4−PEN、1,5−PEN、2,7―PEN及び2,3−PEN等)、並びに、ポリアルキレンテレフタレート(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート)、メタクリル樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等)、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂(ポリスチレン、ポリプロピレン等)、環状ポリオレフィン樹脂などを挙げることができる。
また、第1の光学材料層及び第2の光学材料層の具体的な材料としては、PENの共重合体、ポリアルカンテレフタレートの共重合体又はスチレン共重合体であってもよい。PENの共重合体の具体例としては、2,6−,1,4−,1,5−,2,7−及び2,3−ナフタレンジカルボン酸又はそのエステルと、a)テレフタル酸又はそのエステル、b)イソフタル酸又はそのエステル、c)フタル酸又はそのエステル、d)アルカングリコール、e)シクロアルカングリコール(例えば、シクロヘキサンジメタノール)、又は、f)アルカンジカルボキシル酸(例えば、シクロヘキサンジカルボキシル酸)との共重合体を挙げることができる。
ポリアルカンテレフタレートの共重合体の具体例としては、テレフタル酸又はそのエステルと、a)ナフタレンジカルボン酸又はそのエステル、b)イソフタル酸又はそのエステル、c)フタル酸又はそのエステル、d)アルカングリコール、e)シクロアルカングリコール(例えば、シクロヘキサンジメタノール)、f)アルカンジカルボン酸、及び/又は、g)シクロアルケンジカルボン酸(例えば、シクロヘキサンジカルボン酸)との共重合体を挙げることができる。
スチレン共重合体の具体例としては、スチレンーブタジエン共重合体及びスチレンーアクリロニトリル共重合体である。更に、第1及び第2の光学材料層の材料として、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体樹脂)、MS樹脂(メタクリル酸メチルースチレン共重合体樹脂)を挙げることができる。市販の反射型偏光子としては、3M社製の“DBEF”(登録商標)、“APF‐V3”(製品名)及び“APF‐V2”(製品名)等が挙げられる。
さらに、第1の光学材料層及び第2の光学材料層の各層は、例示した高分子又は高分子共重合体の2つ以上の混合物であってもよい。また、例示した材料は、吸光係数が小さく、吸収による損失が小さい点からも好ましい。
反射型偏光子6の厚みは、通常、5〜100μmであり、好ましくは10〜50μmであり、より好ましくは10〜30μmである。
反射型偏光子6は、85℃で100時間加熱したときの偏光反射軸Cに沿った方向(長辺方向)における寸法変化率が−1.4〜0%であることが好ましく、より好ましくは−1.2〜0%であり、さらに好ましくは−0.5〜0%である。
上記寸法変化率を有する反射型偏光子6は、例えば反射型偏光子6を製造するときの延伸倍率を調整したり、アニール処理をする時間を調整したりすることにより得ることができる。
具体的に、この寸法変化率は、以下のようにして測定した値を言う。先ず、反射型偏光子6を偏光反射軸方向に100mm×透過軸方向に100mmの大きさに裁断し、温度23℃相対湿度55%の環境下に1日静置した後、偏光反射軸方向の寸法である熱処理前の寸法を測定する。次に、反射型偏光子6を温度85℃の高温環境下に100時間静置した後の偏光反射軸方向の寸法である熱処理後の寸法を測定する。これらの測定結果を以下の式Sに代入することによって、偏光反射軸方向の寸法変化率を求めることができる。
=((熱処理後の寸法−熱処理前の寸法)×100)/熱処理前の寸法
(接着剤又は粘着剤)
第1の偏光板2及び第2の偏光板3を構成する各フィルムを積層する方法としては、通常、接着剤又は粘着剤で貼合する方法が採用される。また、第2の偏光板3と反射型偏光子6とを積層する方法としては、通常、接着剤又は粘着剤で貼合する方法が採用される。各フィルムを積層する場合、同種の接着剤又は粘着剤を用いてもよく、異種の接着剤又は粘着剤を用いてもよい。
接着剤としては、水系接着剤、光硬化性接着剤などを挙げることができる。水系接着剤は、接着剤成分を水に溶解した接着剤、又は接着剤成分を水に分散させた接着剤であり、接着剤層を薄くすることができる。水系接着剤としては、接着剤(組成物)の主成分がPVA系樹脂やウレタン樹脂である水系接着剤が好ましい。
PVA系樹脂は、部分ケン化ポリビニルアルコールや完全ケン化ポリビニルアルコールのほか、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、メチロール基変性ポリビニルアルコール、アミノ基変性ポリビニルアルコールなどの、変性されたPVA系樹脂であってもよい。接着剤成分としてPVA系樹脂を含む場合、接着剤は、PVA系樹脂の水溶液として調製されることが多い。接着剤中のPVA系樹脂の濃度は、水100重量部に対して、通常1〜10重量部程度、好ましくは1〜5重量部である。
主成分としてPVA系樹脂を含む接着剤には、接着性を向上させるために、グリオキザールや水溶性エポキシ樹脂などの硬化性成分又は架橋剤を添加することが好ましい。水溶性エポキシ樹脂としては、ジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミンのようなポリアルキレンポリアミンとアジピン酸のようなジカルボン酸との反応で得られるポリアミドポリアミンに、エピクロロヒドリンを反応させて得られるポリアミドポリアミンエポキシ樹脂などを挙げることができる。
ポリアミドポリアミンエポキシ樹脂の市販品としては、住化ケムテックス(株)から販売されている“スミレーズレジン(登録商標)650(30)”、“スミレーズレジン(登録商標)675”、星光PMC(株)から販売されている“WS−525”などがあり、これらの市販品を好適に使用することができる。
硬化性成分又は架橋剤の添加量は、PVA系樹脂100重量部に対して、通常1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部である。添加量が少ないと、接着性向上効果が小さくなり、一方でその添加量が多いと、接着剤層が脆くなる傾向にある。
水系接着剤を介して接合された積層体は、通常乾燥処理が施され、接着剤の乾燥、硬化が行なわれる。乾燥処理は、例えば熱風を吹き付けることにより行なうことができる。乾燥温度は、通常40〜100℃であり、好ましくは60〜100℃である。乾燥時間は、例えば20〜1,200秒程度である。乾燥後の接着剤層の厚さは、通常0.001〜5μm程度であり、好ましくは0.01μm以上、また好ましくは2μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。接着剤の厚さが大きくなりすぎると、偏光板の外観不良となりやすい。
乾燥処理の後、室温以上の温度で少なくとも半日間、通常は1日間以上の養生を施して十分な接着強度を得てもよい。かかる養生は、典型的には、ロール状に巻き取られた状態で行なわれる。好ましい養生温度は、通常30〜50℃であり、さらに好ましくは35℃以上、45℃以下である。養生温度が50℃を超えると、ロール巻き状態において、いわゆる「巻き締まり」が起こりやすくなる。また、養生時の湿度は、例えば、相対湿度が70%以下となるように、適宜選択されることが好ましい。養生時間は、通常1〜10日程度、好ましくは2〜7日程度である。
光硬化性接着剤としては、光硬化性エポキシ樹脂と光カチオン重合開始剤との混合物などを挙げることができる。光硬化性エポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂、脂環式構造を有さないエポキシ樹脂、及びそれらの混合物などが挙げられる。また、光硬化性接着剤として、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、オキタセン樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂などにラジカル重合型開始剤及び/又はカチオン重合型開始剤を加えた接着剤も使用することができる。
光硬化性接着剤を介して接合された積層体は、積層後、活性エネルギー線を照射することによって光硬化性接着剤を硬化される。活性エネルギー線の光源は、波長400nm以下に発光分布を有する活性エネルギー線が好ましく、具体的には、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等が好ましく使用できる。
光硬化性接着剤への光照射の強度は、該光硬化性接着剤の組成によって適宜決定されるが、光カチオン重合開始剤の活性化に有効な波長領域の照射強度が0.1〜6,000mW/cmであることが好ましい。照射強度が0.1mW/cm以上である場合、反応時間が長くなりすぎず、6,000mW/cm以下である場合、光源から輻射される熱及び光硬化性接着剤の硬化時の発熱によるエポキシ樹脂の黄変や偏光板の劣化を生じる恐れが少ないという点で好ましい。
光硬化性接着剤への光照射時間は、硬化させる光硬化性接着剤ごとに制御されるものであるが、上記の照射強度と照射時間との積として表される積算光量が10〜10,000mJ/cmとなるように設定されることが好ましい。光硬化性接着剤への積算光量が10mJ/cm以上である場合、重合開始剤由来の活性種を十分量発生させて硬化反応をより確実に進行させることができ、10,000mJ/cm以下である場合、照射時間が長くなりすぎず、良好な生産性を維持できるという点で好ましい。活性エネルギー線照射後の接着剤層の厚さは、通常0.001〜5μmであり、好ましくは0.01μm 以上、3μm以下である。
粘着剤は、光学フィルムに必要な諸特性(透明性、耐久性、リワーク性等)を満たしていればよく、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、さらに少量の、官能基を有する(メタ)アクリルモノマーを含有するアクリル系単量体組成物を重合開始剤の存在下ラジカル重合してなる、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下のアクリル系樹脂と、架橋剤とを含有するアクリル系粘着剤等が使用できる。
(液晶表示パネル)
次に、本実施形態の液晶表示パネル30の構成について図3を参照して説明する。なお、図3は、液晶表示パネル30の構成を示す断面模式図である。
本実施形態の液晶表示パネル30は、液晶セル20の表面側に粘着剤層10aを介して第1の偏光板2が貼合され、液晶セル20の裏面側に反射型偏光子6を液晶セル20と対向する側とは反対側に向けた状態で粘着剤層10bを介して第2の偏光板3及び反射型偏光子6が貼合された構成を有している。
粘着剤層10a,10bを形成する粘着剤は、光学フィルムに必要な諸特性(透明性、耐久性、リワーク性等)を満たしていればよく、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、さらに少量の、官能基を有する(メタ)アクリルモノマーを含有するアクリル系単量体組成物を重合開始剤の存在下ラジカル重合してなる、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下のアクリル系樹脂と、架橋剤とを含有するアクリル系粘着剤等が使用できる。
液晶セル20は、VA(Vertical Alignment)モード、IPS(In Plane Switching)モード、TNモード(Twisted Nematic)モード、ECB(Electrically Controlled Birefringence)モード、OCB(Optically Compensated Birefringence)モードなど、従来公知のいかなるモードの液晶セルであってもよい。
本発明の偏光板のセットによれば、液晶セル20の厚みが0.4mm以下であっても、高温環境下等における液晶表示パネル30の反りを顕著に抑制し得る。
(液晶表示装置)
次に、本実施形態の液晶表示装置の構成について図4を参照して説明する。なお、図4は、液晶表示装置の構成を示す断面模式図である。
図4に示す液晶表示装置は、図3に示す液晶表示パネル30と、バックライト40とを備えている。バックライト40は、液晶表示パネル30の第2の偏光板3と対向する側に配置されている。また、液晶表示パネル30とバックライト40との間には、バックライト50から出射された光を拡散させる光拡散板50が配置されている。
液晶表示装置では、バックライト50から出射された照明光を液晶表示パネル30の裏面側から入射し、液晶表示パネル30により変調された光を液晶表示パネル30の表面側から出射することによって、画像を表示することが可能である。
なお、バックライト40は、上述した液晶表示パネル30と対向する位置から光拡散板50を介して液晶表示パネル30に向けて光を照射する直下型方式を採用したものに限らず、液晶表示パネル30の側縁部に配置されて、液晶表示パネル30と対向する導光板を介して導光された光を液晶表示パネル30に向けて照射するエッジライト方式を採用したものであってもよい。
上述したように、本実施形態の偏光板セット1を備える液晶表示パネル30では、第1の偏光板2、第2の偏光板3及び反射型偏光子6の収縮による反りの発生を抑制できるため、表示品位の向上を図ることが可能である。
ここで、本実施形態の偏光板セット1(以下、モデルAとする。)の配置関係を図5(a)に示す。また、比較例となる偏光板セット(以下、モデルBとする。)の配置関係を図5(b)に示す。なお、モデルBでは、上記偏光板セット1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
図5(a)に示すモデルAでは、第1の偏光板2を構成する第1の偏光フィルム4が短辺方向に偏光吸収軸Aを有している。また、第2の偏光板3を構成する第1の偏光フィルム5が長辺方向に偏光吸収軸Bを有し、反射型偏光子6が長辺方向に偏光反射軸Cを有している。
これに対して、図5(b)に示すモデルBでは、第1の偏光板2を構成する第1の偏光フィルム4が長辺方向に偏光吸収軸Aを有している。また、第2の偏光板3を構成する第2の偏光フィルム5が短辺方向に偏光吸収軸Bを有し、反射型偏光子6が短辺方向に偏光反射軸Cを有している。
これらモデルA,Bの偏光板セットを液晶セル20に模した対角5インチのガラス基板に貼合した後、85℃で24時間加熱したときの長辺方向及び短辺方向に発生する反り量(mm)を測定した。その測定結果を図6(a),(b)に示す。なお、図6(a)は、モデルAの測定結果を示す特性図、図6(b)は、モデルBの測定結果を示す特性図である。
図6(a)に示すように、モデルAの反りの形状は、長辺方向において中央が両端に比べて反り量が大きく(凸形状)、短辺方向において両端が中央に比べて反り量が大きく(凹形状)なっている。
一方、図6(b)に示すように、モデルBの反りの形状は、長辺方向において両端が中央に比べて反り量が大きく(凹形状)、短辺方向において中央が両端に比べて反り量が大きく(凸形状)なっている。
また、モデルAは、モデルBに比べて、長辺方向及び短辺方向に発生する反り量が抑制されていることがわかる。特に、長辺方向に発生する反り量については、モデルAがモデルBに比べて大幅に抑制されていることがわかる。
以上のように、本実施形態の偏光板セット1を液晶セル20に貼合した液晶表示パネル30では、第1の偏光板2、第2の偏光板3及び反射型偏光子6の収縮による反りの発生を抑制できるため、液晶表示装置において表示品位の向上を図ることが可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例では、寸法変化率が異なる反射型偏光子を備えたモデルAの偏光板セット(実施例1〜5)と、モデルBの偏光板セット(比較例1〜5)を以下のように作製した。
(第1の偏光フィルムの作製)
厚み30μmのポリビニルアルコールフィルム(平均重合度約2400、ケン化度99.9モル%以上)を、乾式延伸により約4倍に一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、40℃の純水に40秒間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.04/5.7/100の水溶液に28℃で30秒間浸漬して染色処理を行った。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が11.0/6.2/100の水溶液に70℃で120秒間浸漬した。引き続き、8℃の純水で15秒間洗浄した後、60℃で乾燥して、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向している厚み12μmの偏光フィルムを得た。
(第2の偏光フィルムの作製)
厚み20μmのポリビニルアルコールフィルム(平均重合度約2400、ケン化度99.9モル%以上)を乾式延伸により約5倍に縦一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、60℃の純水に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.05/5/100である28℃の水溶液に60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が8.5/8.5/100である72℃の水溶液に300秒間浸漬した。引き続き26℃の純水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥処理を行って、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向している厚み7μmの偏光フィルムを得た。
(反射型偏光子の作製)
先ず、熱可塑性樹脂A,Bとして、以下のものを準備した。
熱可塑性樹脂A:ナフタレン2,6−ジカルボン酸ジメチルエステルとエチレングリコールを常法により重縮合して得たポリエチレンナフタレート( 屈折率は1.65)。
熱可塑性樹脂B:テレフタル酸を30モル%共重合したポリエチレンナフタレート(屈折率は1.65)。
また、事前に熱示差走査計を用いてポリマーの熱測定を行い、熱可塑性樹脂Aが結晶性であり、熱可塑性樹脂Bが非晶性であることを確認した。
次に、熱可塑性樹脂A,Bをそれぞれ2台の単軸押出機に投入し、300℃で溶融させながら混練した。その後、それぞれFSSタイプのリーフディスクフィルタを5枚介した後、ギアポンプにて、フィルムの厚膜層を除いた積層比が熱可塑性樹脂A/熱可塑性樹脂B=1/1になるように計量しながら、スリット数301個のスリット板を2枚、303個のスリット板1枚の計3枚用いた構成である903層を積層装置にて合流させて、厚み方向に交互に903層積層された積層体とした。
次に、この積層体をTダイに供給し、シート状に成形した後、ワイヤーで8kVの静電印可電圧をかけながら、表面温度が25℃に保たれたキャスティングドラム上で急冷固化し、未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを、縦延伸機で140℃、5.0倍縦延伸した後、70℃の中間冷却を経て、160℃の熱処理を施し、厚み34μmの積層フィルムを得た。
(ポリビニルアルコール系接着剤)
ポリビニルアルコール系接着剤は、水100重量部に、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール〔日本合成化学工業株式会社製の商品名“ゴーセファイマー(登録商標)Z−200”〕2重量部、グリオキシル酸ナトリウム〔日本合成化学工業株式会社製の商品名“SPM−01”〕2重量部を溶解させて調製した。
(第1の偏光板(フロント側偏光板)の作製)
第1の偏光フィルムの片面に厚さ23μmの保護フィルム〔日本ゼオン株式会社製の商品名“ゼオノアフィルム(登録商標)ZF14-023”〕をポリビニルアルコール系接着剤で接着し、第1の偏光フィルムのもう一方の面にハードコート層付トリアセチルセルロース(TAC)フィルム〔凸版印刷(株)製の「25KCHCN−TC」、厚み32μm〕のTAC側をポリビニルアルコール系接着剤で接着した。次いで、ゼオノアフィルム側に20μm厚の粘着剤〔リンテック(株)製の商品名「NCF♯KT」〕を貼合した。
(第2の偏光板及び反射型偏光子(リア側偏光板)の作製)
第2の偏光フィルムの片面に厚み20μmのコニカミノルタ(株)製のセルロースエステルフィルム(KC2CT)をポリビニルアルコール系接着剤で接着し、次いでセルロースエステルフィルム側に20μm厚の粘着剤〔リンテック(株)製の商品名「NCF♯KT」〕を貼合した。さらに、第2の偏光フィルムのもう一方の面に厚み5μmの粘着剤〔リンテック(株)製の商品名「NCF♯L2」〕を介して反射型偏光子を貼合した。
次に、実施例1〜5及び比較例1〜5の偏光板セットを液晶セルに模したガラス基板に貼合した測定サンプルを以下のとおり作製した。
(測定サンプルの作製)
厚み0.3mmの5.2インチ(116mm×67mm)ガラスに、4.3インチ(96mm×48mm)に裁断した偏光板をモデルA,Bとなる配置関係で貼合した。
そして、実施例1〜5及び比較例1〜5の偏光板セットの各測定サンプルについて、85℃で24時間加熱したときの長辺方向及び短辺方向に発生する反り量(mm)を以下のとおり測定した。その測定結果をまとめたものを表1に示す。
(反り量の測定)
先ず、偏光板が両面に貼合された測定サンプルを、85℃の環境下に100時間静置した後、フロント偏光板を上側にして(株)ニコン製の二次元測定器「NEXIV VMR−12072」の測定台上に置いた。次に、測定台の表面に焦点を合わせ、そこを基準とし、測定サンプルの長辺側5点、短辺側5点の計25点の基準とした焦点からの距離を測定した後、測定台からの距離が絶対値で最も長い距離と最も短い距離の差分を反り量とした。
(寸法変化率の測定)
85℃で100時間加熱したときの寸法変化率は、(株)ニコン製の二次元測定器「NEXIV VMR−12072」を用いて次のようにして測定される。先ず、各フィルムを(吸収軸方向(又は反射軸方向))100mm×(透過軸方向)100mmの大きさに裁断し、温度23℃相対湿度55%の環境下に1日静置し、吸収軸方向の寸法(L)を測定する。次に、温度85℃の高温環境下に100時間静置した後の吸収軸方向の寸法(L)を測定する。これらの測定結果から、下記式によって吸収軸方向の寸法変化率(%)を求める。
寸法変化率(%)=[(L−L)/L]×100
同様に、反射軸方向又は透過軸方向の寸法変化率も求めた。
Figure 2018013691
表1には、実施例1〜5(モデルA)及び比較例1〜5(モデルB)の各偏光板セットについて、反射型偏光子の反射軸方向及び透過軸方向における寸法変化率(%)、第1の偏光板の吸収軸方向及び透過軸方向における寸法変化率(%)、第2の偏光板の吸収軸方向及び透過軸方向における寸法変化率(%)を示している。また、実施例1〜5(モデルA)及び比較例1〜5(モデルB)について、発生した反り量と、その良否(○/×)の判定結果を示している。なお、反り量の良否は、反り量が0.55mm以下の場合を「○」とし、反り量が0.55mm超の場合を「×」として判定をした。
また、本実施例では、加熱処理(アニール処理)の時間を調整することで、寸法変化率が異なる反射型偏光子を得た。具体的には、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を用意し、実施例1及び比較例1の反射型偏光子は、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を85℃で2500分加熱することで得た。実施例2及び比較例2の反射型偏光子は、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を85℃で240分加熱することで得た。実施例3及び比較例3の反射型偏光子は、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を85℃で30分加熱することで得た。実施例4及び比較例4の反射型偏光子は、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を85℃で10分加熱することで得た。なお、反射型偏光子の寸法変化率は、上記加熱処理(アニール処理)を施したものに対して測定をした。
また、実施例5及び比較例5の反射型偏光子を85℃で加熱したときの寸法変化率(%)の変化を測定した結果を図7に示す。
表1に示すように、実施例1〜5(モデルA)では、比較例1〜5(モデルB)に比べて、高温環境下における反りの発生量が抑制されていることがわかる。
1…偏光板セット 2…第1の偏光板 3…第2の偏光板 4…第1の偏光フィルム 5…第2の偏光フィルム 6…反射型偏光子 7…第1の保護フィルム 8…第2の保護フィルム 9…第3の保護フィルム 10a,10b…粘着剤層 20…液晶セル 30…液晶表示パネル 40…バックライト 50…光拡散板

Claims (5)

  1. 液晶セルの表示面側に配置される第1の偏光板と、前記液晶セルの表示面とは反対側に配置される第2の偏光板及び反射型偏光子とを備える偏光板セットであって、
    前記第1の偏光板は、短辺方向に偏光吸収軸を有する第1の偏光フィルムを含み、
    前記第2の偏光板は、長辺方向に偏光吸収軸を有する第2の偏光フィルムを含み、
    前記反射型偏光子は、長辺方向に偏光反射軸を有することを特徴とする偏光板セット。
  2. 前記第2の偏光板と前記反射型偏光子とは、粘着剤又は接着剤を介して積層されていることを特徴とする請求項1に記載の偏光板セット。
  3. 前記反射型偏光子は、85℃で100時間加熱したときの前記偏光反射軸に沿った方向における寸法変化率が−1.4%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光板セット。
  4. 液晶セルと、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の偏光板セットとを備える液晶表示パネル。
  5. 請求項4に記載の液晶表示パネルと、
    バックライトとを備える液晶表示装置。
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