JP2018012661A - 染毛前処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、染毛による毛髪のダメージを抑え、毛髪の感触、発色および色持ちに優れた染毛前処理剤を提供することを目的とする。【解決手段】成分(A):式(1)[式中、各記号は明細書に記載の通りである。]で示される化合物またはその塩を含有する染毛前処理剤。【選択図】なし

Description

本発明は、アシル塩基性アミノ酸誘導体を含有する染毛前処理剤ならびに染毛時の毛髪前処理方法に関する。
近年、老若男女を問わず、ヘアカラー施術は一般的になっている。一方で、毛髪の損傷は避けられず、ヘアカラーの主流である酸化染毛剤に含有されるアルカリ剤や酸化剤により、毛髪は大きなダメージを受けてしまう。また、損傷の度合いにより、染色性や色持ちが悪化する等の問題が生じることが知られている。
そのような背景の下、従来、染毛処理の前に適用される毛髪処理剤として、動物由来または微生物由来のタンパク質加水分解物が配合され、タンパク質加水分解物が毛髪に吸着することにより、毛髪の損傷を修復させ、色持ちを向上させる技術が知られている(特許文献1)。しかし、タンパク質加水分解物を多量に使用すると毛髪の感触が悪くなり、毛髪処理剤の臭気が悪化するという問題があった。
上記の欠点を解決するために、天然多糖とその誘導体、および植物由来のタンパク加水分解物を配合することで染色性を改善させる染毛用前処理剤(特許文献2)や、シスチンとアンモニア水、および第1級〜第3級アミンを配合することで染毛上の不具合を予防できる染毛前処理剤(特許文献3)が報告されている。しかし、いずれの前処理剤もヘアカラー施術によるダメージを抑制する作用は有しておらず、色持ちに関しても満足するものではなかった。
特開平10−226629号公報 特開2004−323423号公報 特開2010−248152号公報
本発明は、ヘアカラー施術後の毛髪損傷の抑制、毛髪の手触り感を改善および色持ちを向上させる効果を有する染毛前処理剤、並びにこれらを用いて、上記の効果を発揮することのできる毛髪の処理方法を提供する。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、成分(A)、すなわち下記式(1)で示される化合物(以下、「化合物(1)」ともいう)またはその塩を含む組成物をヘアカラー施術前に適用することで、毛髪の損傷を抑制し、また施術後の毛髪の手触り感が著しく改善すると共に、染料の流出を防ぐことで、色持ちを向上させることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]成分(A):式(1)
Figure 2018012661
(式中、
およびRは、各々独立して、炭素原子数5〜21のアルキル基または炭素原子数5〜21のアルケニル基であり、
およびRは、各々独立して、水素原子、炭素原子数1〜22のアルキル基または炭素原子数2〜22のアルケニル基であり、
zは0以上の整数であり、
xおよびyは、各々独立して、2〜4の整数である。)で示される化合物またはその塩、を含有する染毛前処理剤。
[2]成分(A)が、前記式(1)においてzが0〜10の整数である化合物またはその塩である、[1]に記載の前処理剤。
[3]成分(A)が、前記式(1)においてzが7または8である化合物またはその塩である、[1]または[2]に記載の前処理剤。
[4]成分(A)が、前記式(1)においてxおよびyが4である化合物またはその塩である、[1]〜[3]のいずれかに記載の前処理剤。
[5]成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが各々独立して、炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基である化合物またはその塩である、[1]〜[4]のいずれかに記載の前処理剤。
[6]成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが水素原子である化合物またはその塩である、[1]〜[5]のいずれかに記載の前処理剤。
[7]成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが、各々独立して、炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、RおよびRが、水素原子であり、zが、7または8であり、xおよびyが、4である化合物またはその塩である、[1]〜[6]のいずれかに記載の前処理剤。
[8]成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが、同一で炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、RおよびRが、水素原子であり、zが、7または8であり、xおよびyが、4である化合物またはその塩である、[1]〜[6]のいずれかに記載の前処理剤。
[9]成分(A)が、ビス(Nε-ラウロイル-L-リジン)セバコイルアミドまたはその塩、およびビス(Nε-オクタノイル-L-リジン)セバコイルアミドまたはその塩から選択される化合物である、[1]〜[8]のいずれかに記載の前処理剤。
[10]さらに成分(B)ポリオールおよび成分(C)高分子からなる群から選択される少なくとも1種を含む[1]〜[9]のいずれかに記載の前処理剤。
[11]成分(B)が、グリセリン、1,3−プロパンジオールおよび1,3−ブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つのポリオールである[10]に記載の前処理剤。
[12]成分(A)1重量部に対して、成分(B)を0.1〜100重量部含有する、[10]または[11]に記載の前処理剤。
[13]成分(C)が、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1つの高分子である[10]〜[12]のいずれかに記載の前処理剤。
[14]成分(A)1重量部に対して、成分(C)を0.01〜50重量部含有する、[10]〜[13]のいずれかに記載の前処理剤。
[15]染毛処理を行う際に、[1]〜[14]のいずれかに記載の前処理剤を用いて前処理を行うことを特徴とする染毛前処理方法。
本発明によれば、ヘアカラー施術による毛髪のダメージを抑え、毛髪の手触り感を改善することができる。
本発明によれば、ヘアカラーの発色や色持ちを向上させることができる。
本発明の染毛前処理剤は、成分(A):式(1)
Figure 2018012661
(式中、
およびRは、各々独立して、炭素原子数5〜21のアルキル基または炭素原子数5〜21のアルケニル基であり、
およびRは、各々独立して、水素原子、炭素原子数1〜22のアルキル基または炭素原子数2〜22のアルケニル基であり、
zは0以上の整数であり、
xおよびyは、各々独立して、2〜4の整数である。)で示される化合物またはその塩を含有することを特徴とする(以下本発明の染毛前処理剤と略する時もある)。
本発明において、「染毛」とは、染毛剤で毛髪を染めることであり、ヘアカラーともいう。
染毛剤としては、酸化染毛剤や非酸化染毛剤などの永久染毛剤、半永久染毛料、一時染毛料、脱色剤・脱染剤等が挙げられる。染毛剤としては、特に限定されないが、通常パラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、塩酸1,4-ジアミノフェノキシエタノール、4-アミノメタクレゾール、塩酸2-アミノメチルパラアミノフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、硫酸ヒドロキシエチルパラアミノフェノール、パラアミノオルトクレゾール、トルエン-2,5-ジアミン、レゾルシン、ピクラミン酸、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、パラアミノオルトクレゾール、4−メチルアミノフェノール、5-アミノオルトクレゾール、α-ナフトール、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、2,4-ジアミノ-5-メチルフェノキシエタノール、4-アミノカテコール、3-ヒドロキシ-4-アミノアニソール、2-ニトロパラフェニレンジアミン、α-ナフトール、好ましくはパラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、塩酸1,4-ジアミノフェノキシエタノール、4-アミノメタクレゾール、塩酸2-アミノメチルパラアミノフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、硫酸ヒドロキシエチルパラアミノフェノール、パラアミノオルトクレゾール、トルエン-2,5-ジアミン、レゾルシン、より好ましくはパラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、レゾルシンが挙げられる。
毛髪は、白髪や黒髪、栗毛、金髪、赤毛などが挙げられるが、特に限定されない。
「染毛前処理剤」は、毛髪の保護、色の定着や保持のために、染毛前に、毛髪への塗布や毛髪を浸漬する等の毛髪を処理する組成物を意味する。
以下に、本発明の実施の形態について詳述する。
1.成分(A):式(1)で示される化合物(化合物(1))またはその塩
およびRは、各々独立して、炭素原子数5〜21のアルキル基または炭素原子数5〜21のアルケニル基である。
炭素原子数5〜21のアルキル基とは、炭素原子数5〜21の直鎖または分岐状のアルキル基を意味し、具体的には、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル基、ヘプチル基、イソヘプチル基、ネオヘプチル基、オクチル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基等が挙げられる。
炭素原子数5〜21のアルケニル基とは、炭素原子数5〜21の直鎖または分岐状のアルケニル基を意味し、具体的には、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基等が挙げられる。
炭素原子数5〜15のアルキル基とは、炭素原子数5〜15の直鎖または分岐状のアルキル基を意味し、具体的には、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等が挙げられる。
炭素原子数7〜11のアルキル基とは、炭素原子数7〜11の直鎖または分岐状のアルキル基を意味し、具体的には、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基等が挙げられる。
およびRは、好ましくは各々独立して、炭素原子数5〜15のアルキル基であり、より好ましくは各々独立して、炭素原子数7〜11のアルキル基である。
また、RおよびRは、直鎖のアルキル基であることが好ましい。さらに、RおよびRは、同一であることが好ましい。
およびRは、各々独立して、水素原子、炭素原子数1〜22のアルキル基または炭素原子数2〜22のアルケニル基である。
炭素原子数1〜22のアルキル基とは、炭素原子数1〜22の直鎖または分岐状のアルキル基を意味し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル基、ヘプチル基、イソヘプチル基、ネオヘプチル基、オクチル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基等が挙げられる。
炭素原子数2〜22のアルケニル基とは、炭素原子数2〜22の直鎖または分岐状のアルケニル基を意味し、具体的には、エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基等が挙げられる。
およびRは、好ましくは水素原子である。
zは、0以上の整数である。
zは、好ましくは0〜10の整数であり、より好ましくは7または8である。
xおよびyは、各々独立して、2〜4の整数である。
xおよびyは、好ましくは4である。
式(1)で示される化合物として、好ましくは、以下の化合物が挙げられる。
(化合物a)
およびRが、各々独立して、炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、
およびRが、水素原子であり、
zが、0〜10の整数であり、
xおよびyが、4である化合物。
(化合物b)
およびRが、同一で炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、
およびRが、水素原子であり、
zが、7または8であり、
xおよびyが、4である化合物。
(化合物c)
およびRが、同一で炭素原子数7〜11の直鎖アルキル基であり、
およびRが、水素原子であり、
zが、7または8であり、
xおよびyが、4である化合物。
式(1)で示される化合物の具体例としては、
ビス(Nε-ラウロイル-L-リジン)セバコイルアミド、および
ビス(Nε-オクタノイル-L-リジン)セバコイルアミド、
またはそれらの塩が挙げられる。
式(1)で示される化合物の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛との塩等の無機塩、あるいはアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等の有機アミン塩や、アルギニン塩、リジン塩等の塩基性アミノ酸塩等の有機塩が挙げられる。これらのうち1種を使用してもよいし、上記群から選ばれる2種以上を混合して使用しても構わない。入手の容易性、取り扱い性等の観点から、アルカリ金属塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩が特に好ましい。
化合物(1)は、公知の化合物であり、自体公知の方法またはそれに準じた方法により製造することができる(特開2004−323505号公報、Org. Biomol. Chem., 2003, 1, 4124-4131、New J. Chem., 2005, 29, 1439-1444等参照)。
本発明の前処理剤中の成分(A)の含有量は、製剤の安定性や使用後の毛髪の感触の観点から、通常0.01〜10重量%であり、好ましくは0.02〜5重量%、より好ましくは0.05〜3重量%である。
2.成分(B):ポリオール
本明細書における「ポリオール」とは、分子内に水酸基を2個以上有する、炭素原子数2個以上の直鎖または分岐状の多価アルコールを意味する。水酸基の数の上限は6個が好ましい。ポリオールにおける炭素原子数は2以上であり、10以下が好ましく、2〜6が特に好ましい。
「ポリオール」の具体的としては、グリセリン、ジグリセリン、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、へキシレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等が挙げられる。「ポリオール」としては、グリセリン、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールが好ましく、グリセリン、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコールがより好ましく、グリセリン、1,3−プロパンジオールが特に好ましい。
本発明の前処理剤中の成分(B)の含有量は、染料の浸透性の観点から、通常0.1〜50重量%であり、好ましくは0.5〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%である。
本発明の前処理剤において、製剤の安定性、使用性、浸透性の観点から、成分(B)は、成分(A)1重量部に対して、通常0.1〜100重量部、好ましくは0.5〜50重量部、より好ましくは1〜25重量部の割合で含まれる。
3.成分(C):高分子
本明細書における「高分子」とは、水溶性の高分子を示す。その分子量は5000以上が通常であり、10000〜100000の分子量であることが好ましい。該高分子の分子内の電荷に関しては、特に制限はなく、陰電荷に帯電したアニオン性高分子、陽電子に帯電したカチオン性高分子、電荷が帯電していないノニオン性高分子のことを意味する。
「高分子」の具体例としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、セルロースガム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸ナトリウムクロスポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、アクリル酸アルキル共重合体液、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、ローカストビーンガム、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−39等が挙げられる。「高分子」としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸ナトリウムクロスポリマー、キサンタンガムが好ましく、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガムがより好ましく、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが特に好ましい。
本発明の前処理剤中の成分(C)の含有量は、溶解性、製品の形状の観点から、通常0.01〜5重量%であり、好ましくは0.05〜2重量%、より好ましくは0.1〜1.5重量%である。
本発明の前処理剤において、成分(C)は、溶解性、製品の安定性の観点から、成分(A)1重量部に対して、通常0.01〜50重量部、好ましくは0.05〜20重量部、より好ましくは0.1〜10重量部の割合で含まれる。
本発明の前処理剤中に成分(A)、(B)および(C)を含む場合は、例えば(A)0.01〜10重量%、(B)0.1〜50重量%および(C)0.01〜5重量%、好ましくは(A)0.02〜5重量%、(B)0.5〜30重量%および(C)0.05〜2重量%、より好ましくは(A)0.05〜3重量%、(B)1〜20重量%および(C)0.1〜1.5重量%を含む前処理剤が挙げられる。前記範囲内であれば、製剤の安定性や使用後の毛髪の感触、染料の浸透性、溶解性、製品の形状に優れた前処理剤を提供することができる。
本発明の前処理剤は、上述の成分を配合して、または必要に応じて公知の添加剤などを混合して常法により製造することができる。
添加剤としては、染毛前処理剤に従来から配合されている添加剤が挙げられ、例えば、水溶性成分、油性成分、粉末成分、界面活性剤、増粘剤、粘着性改良剤、被膜形成剤、pH調整剤、抗酸化剤、防腐剤、殺菌剤、保存剤、保型剤、保湿剤、皮膚保護剤、清涼化剤、香料、着色剤、色素、キレート剤、潤沢剤、抗炎症剤、鎮痒剤、血行促進剤、収斂剤、組織修復促進剤、制汗剤、浸透剤、無機または有機粉体、紫外線吸収剤、アミノ酸、有機酸、無機塩、植物抽出成分、動物抽出成分等を、発明の効果を阻害しない範囲で適宜配合することができる。
本発明の前処理剤のpHは、成分(A)の毛髪への浸透性や染毛処理剤の浸透性の観点から、通常pH6〜11であり、pH7〜10が好ましい。
本発明の前処理剤は、毛髪に適用してから、必要に応じて前処理剤をすすぎ、その後染毛剤を毛髪に適用する。通常この前処理剤を適用してから、5〜30分後に、好ましくは10〜20分後に染毛剤を適用する。
本発明の前処理剤の剤形としては、特に限定されないが、クリーム剤、液剤、ローション剤、乳剤、チンキ剤、水性ゲル剤、油性ゲル剤、エアゾール剤、パウダー剤などが挙げられ、クリーム剤、液剤、ローション剤が好ましい。前処理剤は常法に従い製造することができる。
本発明の前処理剤を毛髪へ適用する量は、適用する毛髪の量、長さや状態、前処理剤の剤形によって適宜調整されるが、通常毛髪全体に行き渡る量が挙げられる。
本発明には、染毛処理を行う際に、上記前処理剤を用いて前処理を行うことを特徴とする染毛前処理方法も含まれる。
本発明の染毛前処理方法は、酸化染毛剤、非酸化染毛剤等の染毛処理を行うに先立って、上記染毛前処理剤を用いて前処理を行う方法である。
前処理としては、前処理剤を毛髪に均一に塗布した後に5〜30分、好ましくは10〜20分放置することが挙げられ、洗浄(水等ですすぐ工程等)、乾燥等の慣用の工程をさらに含んでもよい。
前処理剤の毛髪に適用する量、その他前処理剤中の各成分の配合量や含まれる成分等の各定義は既述に準ずる。
本発明には、染毛処理を行う際に、上記前処理剤を用いて前処理を行うことを特徴とする毛髪損傷抑制方法も本発明に含まれる。前処理剤の毛髪に適用する量、その他前処理剤中の各成分の配合量や含まれる成分等の各定義は既述に準ずる。
本発明には、染毛処理を行う際に、上記前処理剤を用いて前処理を行うことを特徴とする毛髪保護方法も本発明に含まれる。前処理剤の毛髪に適用する量、その他前処理剤中の各成分の配合量や含まれる成分等の各定義は既述に準ずる。
次に製造例および実施例により、本発明を具体的に説明する。なお、本発明は以下の製造例および実施例に限定されるものではない。なお本明細書中「%」は特に断りのない限り「重量%」を意味する。
〔製造例1〕ビス(Nε-ラウロイル-L-リジン)セバコイルアミドジナトリウム塩の合成
ε−ラウロイル−L−リジン8.2g(25mmol)を、水70gおよび25%水酸化ナトリウム水溶液(10g)に溶解させ、ジエチルエーテル80gを加えた。そこへセバコイルクロライド3.3g(14mmol)をエーテル層にゆっくり加えた。この2層溶液を0℃に保持したまま1時間ほど攪拌し、その後室温で23時間攪拌した。次いで、75%硫酸を滴下し、pH2に調整した後、得られた白色沈殿を濾取し、水でよく洗い乾燥した。得られた化合物を水酸化ナトリウム水溶液に溶解させて10%のビス(Nε−ラウロイル−L−リジン)セバコイルアミドジナトリウム塩水溶液を得た。
〔製造例2〕ビス(Nε−オクタノイル−L−リジン)セバコイルアミドジナトリウム塩の合成
ε−オクタノイル−L−リジン6.8g(25mmol)を水70gおよび25%水酸化ナトリウム水溶液(10g)に溶解させ、ジエチルエーテル80gを加えた。そこへセバコイルクロライド3.3g(14mmol)をエーテル層にゆっくり加えた。この2層溶液を0℃に保持したまま1時間ほど攪拌し、その後室温で23時間攪拌した。次いで、75%硫酸を滴下し、pH2に調整した後、得られた白色沈殿を濾取し、水でよく洗い乾燥した。得られた化合物を水酸化ナトリウム水溶液に溶解させて10%のビス(Nε−オクタノイル−L−リジン)セバコイルアミドジナトリウム塩水溶液を得た。
<前処理剤の調製方法>
表1に記載の割合で、各成分を、室温で十分に撹拌し、前処理剤とした。(表中単位は重量%)
<毛髪サンプルの作成方法>
前処理剤を長さ10cmの毛束1gに均一に塗布し35℃の恒温槽で15分間静置後、表2に記載の染毛剤組成物を前記毛束1gに均一に塗布し、35℃の恒温槽で30分間静置した後、40℃の水で十分にすすぎ、室温にて乾燥を行った。
Figure 2018012661
Figure 2018012661
試験例1
(1)色差計による染色堅牢性試験
使用機器:ミノルタ社 CR-300
測定方法:得られた毛束に対して、染毛処理直後のL***値を色彩色差計で測定した。その後、10wt%のSLES水溶液により、毛束を洗浄し、洗浄工程を10回繰り返した後、室温にて乾燥を行った。得られた毛束に対して、10回洗浄後のL***値を色彩色差計で測定した。染毛処理直後と10回洗浄後のL***値から、色差ΔEを算出した。色差ΔEは、下記の式から求めた。
ΔE=(Δa2+Δb2+ΔL21/2
色差ΔEの値が小さいほど、洗浄による毛髪の褪色が抑えられていることを示しており、色差ΔEを算出することで、染色堅牢性の指標となる。5本の毛束を使用して評価を行い、その色差ΔEの平均値を求めた。また、比較例との有意差検定は、Student’s T検定を実施した。
(2)官能評価<コンディショニング性>
パネラー5名が、染毛処理を施した試験用毛髪のコンディショニング性を以下の基準で採点し、その平均点を求め、以下の評価基準で評価した。
5点:毛先まで毛髪のさらさら感があり、コンディショニング効果が非常に高い。
4点:毛髪のさらさら感があり、コンディショニング効果が高い。
3点:ふつう
2点:毛先がややごわつき、コンディショニング効果を感じない。
1点:毛髪全体がごわつき、コンディショニング効果を全く感じない。コンディショニング効果が低い
(3)官能評価<毛髪ダメージ>
パネラー5名が、染毛処理を施した試験用毛髪のダメージを以下の基準で採点し、その平均点を求め、以下の評価基準で評価した。
5点:毛先までまとまり感が非常に高く、毛髪全体にダメージが見られない。
4点:毛先までまとまり感が高く、毛髪全体のダメージが少ない。
3点:ふつう
2点:毛先が、ぱさつき、毛髪全体にややダメージを感じる。
1点:毛先までまとまり感がなく、毛髪全体にダメージを感じる。
(4)評価基準
◎:平均点が4.0以上
○:平均点が3.0以上4.0未満
△:平均点が2.0以上3.0未満
×:平均点が2.0未満
結果を表3に示した。「−」は未測定。本発明の前処理剤を適用した毛髪はいずれも毛髪ダメージを抑制し、優れたコンディショニング効果を示した。
Figure 2018012661
試験例2
表4に示す前処理剤(実施例5〜7)および下記の染色剤組成物(酸化染毛剤)を使用する以外は、試験1と同じ方法で評価を行った。ただし比較例3〜5は前処理剤を使用しないで染色を行った。
市販品A(酸化染毛剤):パラアミノオルトクレゾール、硫酸トルエン-2.5-ジアミン、レゾルシン、ピクラミン酸、メタアミノフェノール
市販品B(酸化染毛剤):パラアミノフェノール・パラフェニレンジアミン・5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール・パラアミノオルトクレゾール
市販品C(酸化染毛剤):パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、トルエン-2.5-ジアミン、レゾルシン、5-アミノオルトクレゾール
Figure 2018012661
結果は表5に示した。
Figure 2018012661
結果を表5に示した。本発明の前処理剤を適用した毛髪はいずれも毛髪ダメージを抑制し、優れたコンディショニング効果を示した。
本発明は、毛髪のダメージを抑え、所望の髪色に染色し、かつ色持ちに優れた染毛を可能にする染毛前処理剤を提供することができる。

Claims (15)

  1. 成分(A):式(1)
    Figure 2018012661
    (式中、
    およびRは、各々独立して、炭素原子数5〜21のアルキル基または炭素原子数5〜21のアルケニル基であり、
    およびRは、各々独立して、水素原子、炭素原子数1〜22のアルキル基または炭素原子数2〜22のアルケニル基であり、
    zは0以上の整数であり、
    xおよびyは、各々独立して、2〜4の整数である。)で示される化合物またはその塩、を含有する染毛前処理剤。
  2. 成分(A)が、前記式(1)においてzが0〜10の整数である化合物またはその塩である、請求項1に記載の前処理剤。
  3. 成分(A)が、前記式(1)においてzが7または8である化合物またはその塩である、請求項1または2に記載の前処理剤。
  4. 成分(A)が、前記式(1)においてxおよびyが4である化合物またはその塩である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前処理剤。
  5. 成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが各々独立して、炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基である化合物またはその塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の前処理剤。
  6. 成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが水素原子である化合物またはその塩である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前処理剤。
  7. 成分(A)が、前記式(1)においてRおよびRが、各々独立して、炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、RおよびRが、水素原子であり、zが、7または8であり、xおよびyが、4である化合物またはその塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の前処理剤。
  8. 成分(A)が、前記式(1)において、RおよびRが、同一で炭素原子数5〜15の直鎖アルキル基であり、RおよびRが、水素原子であり、zが、7または8であり、xおよびyが、4である化合物またはその塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の前処理剤。
  9. 成分(A)が、ビス(Nε-ラウロイル-L-リジン)セバコイルアミドまたはその塩、およびビス(Nε-オクタノイル-L-リジン)セバコイルアミドまたはその塩から選択される化合物である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の前処理剤。
  10. さらに成分(B)ポリオールおよび成分(C)高分子からなる群から選択される少なくとも1種を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の前処理剤。
  11. 成分(B)が、グリセリン、1,3−プロパンジオールおよび1,3−ブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つのポリオールである請求項10に記載の前処理剤。
  12. 成分(A)1重量部に対して、成分(B)を0.1〜100重量部含有する、請求項10または11に記載の前処理剤。
  13. 成分(C)が、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1つの高分子である請求項10〜12のいずれか1項に記載の前処理剤。
  14. 成分(A)1重量部に対して、成分(C)を0.01〜50重量部含有する、請求項10〜13のいずれか1項に記載の前処理剤。
  15. 染毛処理を行う際に、請求項1〜14のいずれか1項に記載の前処理剤を用いて前処理を行うことを特徴とする染毛前処理方法。
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