JP2018012189A - 被処理部材の位置決め装置、処理装置、位置決め方法およびガラス板の製造方法 - Google Patents

被処理部材の位置決め装置、処理装置、位置決め方法およびガラス板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】支持部に対する被処理部材の位置決めを短時間で精度良く行える被処理部材の位置決め装置を提供すること。【解決手段】位置決め装置10は、搬送手段30と、支持手段40とを備え、搬送手段30は、被処理部材としてのガラス板Gを第1の主面G1側から把持する把持部34と、凸治具35とを備え、支持手段40は、ガラス板Gを第2の主面G2側から支持する支持部42と、第2の凹治具43とを備え、凸治具35は、嵌合により第2の凹治具43に対して位置決めされる。【選択図】図1

Description

本発明は、被処理部材の位置決め装置、処理装置、位置決め方法およびガラス板の製造方法に関する。
従来、ガラス製品の加工装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1の装置では、ロボットアームのチャックでガラス製品を把持し、ホイール駆動盤近傍に移動させた後、ホイール駆動盤のホイールでガラス製品を研削する。
特許文献2の装置では、支持台にガラス板が載置されると、支持台の側方に位置するガラス板押圧部を上昇させる。その後、ガラス板押圧部をガラス板の外周縁に向かって移動させ、ガラス板を押圧して位置決めを行う。
特開平5−185349号公報 特開2015−171752号公報
しかしながら、特許文献1のような装置では、ホイールに対するガラス製品の位置決めをロボットアームで行うため、精度良く位置決めすることが困難である。特に、ガラス製品の重量が大きい場合、精度良く位置決めすることが、より困難になる。
また、特許文献2のような装置では、支持台へのガラス板の載置完了後に、ガラス板押圧部を移動させてガラス板の位置決めを行うため、位置決めに要する時間が長くなる。
また、特許文献2のガラス板押圧部の代わりに特許文献1のロボットアームを適用し、このロボットアームでガラス板を支持台に載置する際に、位置決めも同時に行うことが考えられるが、上述のような特許文献1の装置と同様の問題が生じる。
本発明は、支持部に対する被処理部材の位置決めを短時間で精度良く行える被処理部材の位置決め装置、処理装置、位置決め方法およびガラス板の製造方法を提供することにある。
本発明の被処理部材の位置決め装置は、板状の被処理部材の位置決め装置であって、搬送手段と、支持手段とを備え、前記搬送手段は、前記被処理部材を第1の主面側から把持する把持部と、把持側位置決め部とを備え、前記支持手段は、前記被処理部材を第2の主面側から支持する支持部と、支持側位置決め部とを備え、前記把持側位置決め部は、嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めされることを特徴とする。
本発明によれば、把持部で被処理部材を第1の主面側から予め設定された状態で把持した後、支持側位置決め部に対する把持側位置決め部の位置決めと同時に、支持部に対する被処理部材の位置決めを行える。また、支持側位置決め部と把持側位置決め部との位置決めに、嵌合または係合といった構造的な方法を用いるため、被処理部材の重量に関係なく、ロボットアームを用いる場合と比べて精度良く位置決めできる。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記把持部は、前記第1の主面の少なくとも一部に面接触可能な把持側曲面部を有することが好ましい。
本発明のこの態様によれば、被処理部材として変形可能なものを用いる場合、この被処理部材を把持側曲面部に面接触させ、曲げた状態で把持部により把持して搬送し、被処理部材の曲がった部分を支持部に接触させてから把持を解除することで、被処理部材が平板状に戻るときに、被処理部材と支持部との間の空気を追い出せる。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記支持部は、前記第2の主面の少なくとも一部に面接触可能な支持側曲面部を有することが好ましい。
本発明のこの態様によれば、少なくとも一部に曲面部を有し変形不能な被処理部材を位置決めする場合、その第1の主面側の曲面部を把持側曲面部に面接触させた状態で把持して搬送し、第2の主面側の曲面部を支持側曲面部に面接触させることで、支持部に対する被処理部材の位置決めを短時間で精度良く行える。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記把持部は、負圧を利用した吸着により前記被処理部材を把持することが好ましい。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記支持部は、負圧を利用した吸着により前記被処理部材を支持することが好ましい。
本発明のこの態様によれば、把持時や支持時の被処理部材の傷つきを抑制できる。また、第2の主面に対向する位置のみから被処理部材を支持でき、被処理部材の周りに支持機構を設ける必要がなくなるため、被処理部材の外周部の処理を容易に行える。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記支持側位置決め部は、前記支持部に対して移動可能に構成されていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、支持部で支持された被処理部材に対して処理手段が処理を行う際に、支持側位置決め部が邪魔になることを抑制できる。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記搬送手段は、前記把持部および前記把持側位置決め部を移動させるロボットアームを備えていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、位置決めの自動化を図れる。
本発明の被処理部材の位置決め装置では、前記被処理部材を予め設定された状態で前記把持部に把持させるための事前位置合わせ手段を備え、前記事前位置合わせ手段は、前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する位置合わせ支持部と、嵌合または係合により前記把持側位置決め部に対して位置決めされる事前位置決め部とを備えていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、確実に、把持部が被処理部材を予め設定された状態で把持できる。
本発明の被処理部材の処理装置は、上述の被処理部材の位置決め装置と、前記位置決め装置の前記支持部で支持された前記被処理部材を処理する処理手段とを備えている。
本発明のこの態様によれば、被処理部材の処理精度を高められる処理装置を提供できる。
本発明の被処理部材の位置決め方法は、上述の被処理部材の位置決め装置を用いた被処理部材の位置決め方法であって、前記把持部で前記被処理部材を第1の主面側から予め設定された状態で把持し、前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記支持部で前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する。
本発明の被処理部材の位置決め方法は、上述の被処理部材の位置決め装置を用いた被処理部材の位置決め方法であって、前記位置合わせ支持部で前記被処理部材を第2の主面側から予め設定された状態で支持し、前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記事前位置決め部に対して位置決めし、前記把持部で前記被処理部材を第1の主面側から予め設定された状態で把持し、前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記支持部で前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する。
本発明のガラス板の製造方法は、少なくとも一部に曲面部を有するガラス板に対して処理を行うガラス板の製造方法であって、前記ガラス板を第1の主面側から把持する把持部および把持側位置決め部を有する搬送手段と、前記ガラス板を第2の主面側から支持する支持部および支持側位置決め部を有する支持手段と、前記処理を行う処理手段とを用い、前記第1の主面の曲面部が前記把持部の把持側曲面部に予め設定された状態で面接触するように前記ガラス板を把持し、前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記第2の主面の曲面部が前記支持部の支持側曲面部に面接触するように前記ガラス板を支持させ、前記処理手段で前記ガラス板を処理することを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも一部に曲面部を有するガラス板を支持部に対して精度良く位置決めでき、ガラス板の処理精度を高められる。
本発明のガラス板の製造方法では、前記処理は、前記ガラス板の面取り、切断または印刷であることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ガラス板の面取り、切断、印刷の精度を高められる。
本発明のガラス板の製造方法では、前記支持部の前記ガラス板との接触面は、上面視において、前記ガラス板に内包されることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ガラス板の外周部を処理する場合、処理に使用するツールをガラス板の外周部に周回させられ円滑に加工できる
本発明のガラス板の製造方法では、前記支持部の前記ガラス板との接触面は、前記ガラス板の面積の50%以上があることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ガラス板を安定して把持や支持でき、ガラス板の加工精度を高められ、寸法精度の高い加工後のガラス板が得られる。
本発明の一実施形態に係る位置決め装置の斜視図。 前記位置決め装置の事前位置合わせ手段および搬送手段の正面視での部分断面図。 前記位置決め装置の支持手段の正面視での部分断面図。 (A),(B),(C)は前記位置決め装置を用いたガラス板の位置決め方法の説明図。 前記位置決め装置を備えるガラス加工装置の正面図。 本発明の変形例に係る位置決め装置の事前位置合わせ手段を示し、(A)は正面視での部分断面図、(B)は上面図。 本発明の他の変形例に係る搬送手段と事前位置合わせ手段または支持手段との位置決め機構の上面視での断面図。 本発明のさらに他の変形例に係る位置決め装置の搬送手段および支持手段の正面図。
[実施形態]
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
〔ガラス板の構成〕
まず、本発明の位置決め装置で位置決めされるガラス板の構成について説明する。なお、図1のX軸と平行な方向を左右方向、Y軸と平行な方向を前後方向、Z軸と平行な方向を上下方向と表現する。
図1に示すように、被処理部材としてのガラス板Gは、上面視で長方形であり、シリンドリカル状に曲がった曲面部GAと、平面部GBとを備えている。曲面部GAは、ガラス板Gの長手方向中央より一方側(図1では左側)に設けられ、平面部GBは、他方側(図1では右側)に設けられている。ガラス板Gの右端面は、平面状の基準面G3として用いられる。
このようなガラス板Gは、例えば、一部に曲面部を有する型に平面状のガラス板を載置し、基準面G3の対応部分が型の基準面に当接するように、平面部GBの対応部分を型に固定した後、少なくとも曲面部GAに対応する部分を加熱して軟化させ、自重により型に沿うように変形させる自重成形法により得られる。
〔ガラス板の位置決め装置の構成〕
次に、ガラス板Gの位置決め装置10の構成について説明する。
位置決め装置10は、事前位置合わせ手段20と、搬送手段30と、支持手段40とを備えている。
事前位置合わせ手段20は、図1および図2に示すように、板状の位置合わせ支持ベース21を備えている。位置合わせ支持ベース21の上面には、上面視で四角形の位置合わせ支持部22と、4体の事前位置決め部としての第1の凹治具23とが設けられている。
位置合わせ支持部22の上面には、ガラス板Gが位置決めされつつ収容される収容溝部221が設けられている。収容溝部221は、YZ平面で構成され、基準面G3が面接触する基準面当接部222と、XZ平面で構成され、ガラス板Gの側面G4が面接触する側面当接部223と、第2の主面G2が面接触する主面当接部224とを備えている。主面当接部224は、第1の主面G1の曲面部GA全体が面接触する台座側曲面部225と、平面部GB全体が面接触する台座側平面部226とを備えている。基準面当接部222、側面当接部223および主面当接部224は、ガラス板Gを収容溝部221内で位置決めできれば、基準面G3、側面G4、第2の主面G2と面、点、線のうちいずれか1つで接触してしてもよい。
第1の凹治具23は、位置合わせ支持部22の四隅の外側にそれぞれ設けられている。第1の凹治具23は、柱状の第1の凹治具本体231を備えている。この第1の凹治具本体231の上面には、上面視で円形の第1の嵌合凹部232が形成されている。第1の嵌合凹部232は、上側に位置する大径部233と、下側に位置し、内径が大径部233よりも小さい小径部234とを備えている。大径部233、小径部234のそれぞれの上端には、上側に向かって内径が徐々に大きくなる第1の傾斜面235、第2の傾斜面236が設けられている。
搬送手段30は、板状の把持ベース31を備えている。把持ベース31の上面は、フローティングユニット32を介して、例えば6軸ロボットのロボットアーム33に連結されている。把持ベース31の下面には、下面視での形状がガラス板Gと略等しい把持部34と、柱状の4体の把持側位置決め部としての凸治具35とが設けられている。
把持部34の下面には、把持側主面当接部341が設けられている。
把持側主面当接部341は、第1の主面G1の曲面部GA全体が面接触する把持側曲面部342と、平面部GB全体が面接触する把持側平面部343とを備えている。把持側主面当接部341には、図示しない複数の把持吸着孔が設けられている。この把持吸着孔には、図示しない吸引ポンプから負圧が供給される。
凸治具35は、把持部34の四隅の外側にそれぞれ設けられている。凸治具35は、柱状の凸治具本体351を備えている。この凸治具本体351の下面には、第1の凹治具23の第1の嵌合凹部232に嵌合する嵌合凸部352が設けられている。この嵌合凸部352は、外径が第1の凹治具23の大径部233と等しい大径円柱部353と、この大径円柱部353の下側に位置し、外径が小径部234と等しい小径円柱部354とを備えている。大径円柱部353、小径円柱部354のそれぞれの下端には、下側に向かって外径が徐々に小さくなる第1の把持側傾斜面355、第2の把持側傾斜面356が設けられている。
支持手段40は、図1および図3に示すように、上面視で四角形の支持ベース41を備えている。支持ベース41の上面には、上面視での形状がガラス板Gよりも小さい四角形の支持部42が設けられている。
支持部42の上面は、第2の主面G2の曲面部GAの一部が面接触する支持側曲面部422と、平面部GBの一部が面接触する支持側平面部423とを含む支持側主面当接部421を構成している。支持側主面当接部421には、図示しない複数の支持吸着孔が設けられている。この支持吸着孔には、図示しない吸引ポンプから負圧が供給される。
支持ベース41の上面における支持部42の四隅の外側には、支持側位置決め部としての第2の凹治具43がそれぞれ昇降可能に設けられている。第2の凹治具43は、柱状の第2の凹治具本体431を備えている。この第2の凹治具本体431の上面には、第2の嵌合凹部432が形成されている。第2の嵌合凹部432は、第1の凹治具23の大径部233、小径部234、第1の傾斜面235、第2の傾斜面236とそれぞれ同じ形状の大径部433、小径部434、第1の支持側傾斜面435、第2の支持側傾斜面436を備えている。
〔ガラス板の位置決め方法〕
次に、位置決め装置10を用いたガラス板Gの位置決め方法について説明する。
まず、図2に実線で示すように、図示しないロボットや作業者がガラス板Gを事前位置合わせ手段20の収容溝部221に収容して、基準面G3、側面G4、第2の主面G2を基準面当接部222、側面当接部223、主面当接部224にそれぞれ面接触させる。これらの当接により、ガラス板Gの位置合わせ支持部22に対する6軸方向(上下方向、前後方向、左右方向、ヨーイング方向(Z軸を中心とする回転方向)、ローリング方向(Y軸を中心とする回転方向)、ピッチング方向(X軸を中心とする回転方向))の位置決めがなされる。
次に、搬送手段30は、6軸ロボットの駆動により把持ベース31を移動させ、図4(A)に示すように、各凸治具35の嵌合凸部352を各第1の凹治具23の第1の嵌合凹部232に嵌合させることで、第1の凹治具23に対する凸治具35の位置決めを行う。このとき、嵌合前の凸治具35の水平方向の位置が、第1の凹治具23の直上の位置から多少ずれたとしても、図2に示すような嵌合凸部352の第1,第2の把持側傾斜面355,356と、第1の嵌合凹部232の第1,第2の傾斜面235,236との摺接により、嵌合凸部352を第1の嵌合凹部232にスムーズに嵌合できる。
そして、この第1の凹治具23に対する凸治具35の位置決めにより、位置合わせ支持部22に支持されたガラス板Gに対する把持部34の6軸方向の位置決めがなされ、ガラス板Gの第1の主面G1全体が把持側主面当接部341に予め設定された状態で面接触する。
次に、搬送手段30の吸引ポンプを駆動して把持吸着孔に負圧を供給し、把持側主面当接部341でガラス板Gを第1の主面G1側から吸着把持した後、6軸ロボットを駆動して、図1に二点鎖線で示すように、把持ベース31を支持手段40の支持ベース41上方に位置させる。そして、図4(B)に示すように、各凸治具35の嵌合凸部352を各第2の凹治具43の第2の嵌合凹部432に嵌合させることで、第2の凹治具43に対する凸治具35の位置決めを行う。このとき、嵌合前の凸治具35の水平方向の位置が、第2の凹治具43の直上の位置から多少ずれたとしても、図3に示すような嵌合凸部352の第1,第2の把持側傾斜面355,356と、第2の嵌合凹部432の第1,第2の支持側傾斜面435,436との摺接により、嵌合凸部352を第2の嵌合凹部432にスムーズに嵌合できる。
そして、この第2の凹治具43に対する凸治具35の位置決めにより、支持部42に対するガラス板Gの6軸方向の位置決めがなされ、ガラス板Gの第2の主面G2が支持側主面当接部421に面接触する。
この後、支持手段40の吸引ポンプを駆動して支持吸着孔に負圧を供給し、支持側主面当接部421でガラス板Gを第2の主面G2側から吸着支持する。そして、搬送手段30の吸引ポンプの駆動を停止して把持部34によるガラス板Gの吸着把持を解除し、6軸ロボットにより把持ベース31を初期位置に戻す。
その後、例えば、図4(C)に示すように、ガラス板Gをカッタ501で切断する場合には、第2の凹治具43がガラス板Gの切断の邪魔にならないように、各第2の凹治具43を下降させる。
〔実施形態の作用効果〕
ガラス板Gを第1の主面G1側から把持して搬送する搬送手段30の凸治具35と、第2の主面G2側から支持する支持手段40の第2の凹治具43とを、嵌合により位置決め可能に構成している。
このため、第2の凹治具43に対する凸治具35の位置決めと同時に、支持部42に対するガラス板Gの位置決めを行える上、凸治具35と第2の凹治具43との位置決めに嵌合という構造的な方法を用いるため、ガラス板Gの重量に関係なく、ロボットアームを用いる場合と比べて精度良く位置決めできる。したがって、支持部42に対するガラス板Gの位置決めを短時間で精度良く行える位置決め装置10を提供できる。
把持側主面当接部341および支持側主面当接部421に、ガラス板Gの第1,第2の主面G1,G2側の曲面部GAにそれぞれ面接触する把持側曲面部342、支持側曲面部422を設けている。
このため、曲がったガラス板Gであっても、その第1の主面G1側の曲面部GAを把持側曲面部342に面接触させた状態で把持して搬送し、第2の主面G2側の曲面部GAを支持側曲面部422に面接触させることで、位置決めを短時間で精度良く行える。
把持部34および支持部42が負圧を利用した吸着でガラス板Gを把持したり、支持したりするため、把持時や支持時のガラス板Gの傷つきを抑制できる。また、支持部42が第2の主面G2に対向する位置のみからガラス板Gを支持するため、ガラス板Gの外周部の処理を容易に行える。
凸治具35および第2の凹治具43を4組設けているため、ガラス板Gの位置決め精度を高められる。
[位置決め装置を備えるガラス加工装置]
上述のような位置決め装置10は、例えば、図5に示すような被処理部材の処理装置としてのガラス加工装置1に使用できる。
ガラス加工装置1は、位置決め装置10と、処理手段50とを備え、位置決め装置10の支持部42で支持されたガラス板Gの切断や面取り等を行う。
処理手段50は、主軸51と、主軸移動ステージ52と、ツールオートチェンジャ53とを備えている。主軸51には、コレクトチャック511がフローティング部512を介して取り付けられている。コレクトチャック511には、カッタ501や研削砥石502等の各種加工ツールが着脱自在に取り付けられる。主軸51は、図示しないモータにより加工ツールを昇降させたり、回転させたりする。
主軸移動ステージ52は、主軸51を前後左右方向に移動させる。
ツールオートチェンジャ53は、先端部で加工ツールを保持する一対のアーム531と、このアーム531を軸532で保持して上下に移動させたり回転させたりする交換駆動部533と、加工ツールをストックする図示しないツールストッカとを備え、所定の加工ツールを主軸51のコレクトチャック511から取り外したり、コレクトチャック511に取り付けたりする。
ガラス加工装置1でガラス板Gを加工するときには、上記実施形態で説明したように、位置決め装置10で支持部42にガラス板Gを位置決めした後、各第2の凹治具43を下降させる。その後、主軸51の図示しないモータや主軸移動ステージ52を必要に応じて駆動させ、ガラス板Gにおける支持部42よりも外側の位置をカッタ501で切断したり、研削砥石502で面取りしたりする。
そして、ガラス板Gの加工が終了すると、支持手段40の吸引ポンプの駆動を停止して支持部42によるガラス板Gの吸着支持を解除して、ロボットや作業者が加工後のガラス板Gを支持部42から取り外す。
ここで、平板状のガラス板の外周部を切断する場合、例えば、ヨーイング方向の位置決めが正確に行われなくても、所望の形状の製品を得られるが、ガラス板Gが曲面部GAを有する場合、ヨーイング方向の位置決めを正確に行わないと、所望の形状の製品を得られない。
上述のガラス加工装置1によれば、支持部42に対するガラス板Gの6軸方向の位置決めが正確になされるため、所望の形状の製品を得られる。
特に、ガラス板Gの最初の6軸方向の位置決めを事前位置合わせ手段20で行うため、切削屑が第1の凹治具23の第1の嵌合凹部232に付着した状態で嵌合凸部352が嵌合することを抑制でき、位置決めをより高精度に行える。
[変形例]
なお、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の改良ならびに設計の変更等ができ、その他、本発明の実施の際の具体的な手順、及び構造等は本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
例えば、上記実施形態において、以下の構成を適用してもよい。
事前位置合わせ手段20は無くてもよく、この場合、台上に載置されたり箱内に収容されたりしたガラス板Gを搬送手段30が把持して搬送すればよい。
位置合わせ支持部22に、ガラス板Gを吸着支持する機構を設けてもよい。
主面当接部224、把持側主面当接部341、支持側主面当接部421を全て平面状にして、平板状のガラス板を支持部42に対して位置決めしてもよい。
位置合わせ支持部22の主面当接部224、把持部34の把持側主面当接部341、支持部42の支持側主面当接部421の面積は、安定した把持や支持を実現する観点からガラス板Gの50%以上が好ましい。特に、処理手段50によりガラス板Gを加工する場合には、支持部42の支持側主面当接部421の面積は、ガラス板Gの60%以上がより好ましく、70%以上がさらに好ましく、80%以上が特に好ましい。これによりガラス板Gの加工精度を高められ、寸法精度の高い加工後のガラス板が得られる。支持部42の支持側主面当接部421の面積は、ガラス板Gの98%以下が好ましく、95%以下がより好ましい。ガラス板Gの外周部を研削砥石502などで処理する場合、研削砥石502等が支持部42に接触せずに処理でき、ガラス板Gへのダメージを低減できる。
また、支持部42の支持側主面当接部421は、上面視にて、ガラス板Gに内包されるように支持されることが好ましい。ガラス板Gの外周部を研削砥石502などで処理する場合、研削砥石502等がガラス板Gの外周部を容易に周回でき円滑に加工できる。
主面当接部224、把持側主面当接部341、支持側主面当接部421の形状は、ガラス板Gの第1の主面G1や第2の主面G2に対応する形状が好ましいが、対応していなくてもよい。例えば、上記実施形態において、把持側曲面部342または把持側平面部343が無くてもよいし、支持側曲面部422または支持側平面部423が無くてもよい。
また、図6(A),(B)に示すように、真空成形法で成形されたガラス板Hを位置決めするときに、本発明の位置決め装置を用いてもよい。
ガラス板Hは、例えば四角枠状の基準平面部HAと、この基準平面部HA内側の曲面部HBと、基準平面部HA外側の変形部HCとを備えている。基準平面部HAの対角位置には、真円形のマークHDが設けられている。
位置決め装置10Aは、上記実施形態の位置決め装置10を構成する事前位置合わせ手段20の代わりに事前位置合わせ手段20Aを備えている。また、ここでは図示しないが、位置決め装置10Aの把持部34の把持側主面当接部341、支持部42の支持側主面当接部421は、ガラス板Hの第1,第2の主面H1,H2にそれぞれ対応する曲面状に形成されている。
事前位置合わせ手段20Aは、位置合わせ支持ベース21と、第1の凹治具23と、位置合わせベース24Aに支持された平面支持部25Aと、位置合わせベース24Aの姿勢を変更するベース駆動部26Aと、平面支持部25Aの上方からマークHDを撮像する撮像手段27Aと、撮像手段27Aの撮像結果に基づいてベース駆動部26Aを制御する図示しない姿勢制御手段とを備えている。平面支持部25Aと、ベース駆動部26Aと、撮像手段27Aと、姿勢制御手段とは、本発明の位置合わせ支持部を構成している。
平面支持部25Aは、四角筒状に形成され、その上面251Aでガラス板Hの基準平面部HAを第2の主面H2側から支持するとともに、その内部に曲面部HBを位置させることが可能に構成されている。ベース駆動部26Aは、位置合わせベース24Aを4体の第1の凹治具23で囲まれるように支持している。撮像手段27Aの配置位置は、平面支持部25Aの上方からマークHDを撮像できればどこでもよく、例えば、搬送手段30の把持ベース31に固定されていてもよいし、平面支持部25Aの上方かつ把持ベース31の移動範囲外の位置に固定されていてもよい。
位置決め装置10Aでガラス板Hを位置決めするときには、まず、図示しないロボットや作業者がガラス板Hの基準平面部HAを平面支持部25A上に載置する。次に、撮像手段27Aで2個のマークHDを撮像し、この撮像したマークHDが真円形となるように、姿勢制御手段は、必要に応じて位置合わせベース24Aをヨーイング方向、ローリング方向、ピッチング方向に動かすことで、ガラス板Hの位置決めを行う。そして、上記実施形態の位置決め装置10と同様にして、この位置決めされたガラス板Hを搬送手段30の把持部34で把持して搬送し、支持部42に対するガラス板Hの位置決めを行う。
なお、マークHDは、3個以上あってもよいし、真円形以外の形状であれば1個でもよい。
図7に示すように、上記実施形態、図6(A),(B)の第1の凹治具23、凸治具35、第2の凹治具43の代わりに、第1の被係合治具23B、把持側位置決め部としての係合治具35B、支持側位置決め部としての第2の被係合治具43Bを適用してもよい。第1の被係合治具23B、係合治具35B、第2の被係合治具43Bは、それぞれ四角柱状の治具本体231B,351B,431Bを備えている。治具本体231B,431Bの上端には、上方に向けて四角板状に突出する第1,第2の被係合凸部232B,432Bがそれぞれ設けられている。治具本体351Bの下面には、下方に向けて四角板状に突出し、第1,第2の被係合凸部232B,432Bと係合する係合凸部352Bが設けられている。
このような構成では、係合治具35Bと第1の被係合治具23Bまたは第2の被係合治具43Bとの位置決めが、係合凸部352Bと第1の被係合凸部232Bまたは第2の被係合凸部432Bとの係合という構造的な方法で行われるため、上記実施形態の嵌合を用いる場合と同様の効果を奏することができる。
なお、第1の被係合治具23B、係合治具35B、第2の被係合治具43Bを4組設けたが、2組や3組にしてもよいし、5組以上にしてもよい。
図8に示すように、変形可能なフィルムFを平板状のガラス板J上に積層するときに、本発明の位置決め装置を用いてもよい。
このような構成では、位置決め装置10Cの搬送手段30Cは、上記実施形態の搬送手段30を構成する把持部34の代わりに把持部34Cを備えている。把持部34Cの下面全体は、把持側曲面部342Cを構成している。支持手段40Cは、上記実施形態の支持手段40を構成する支持部42の代わりに支持部42Cを備えている。支持部42Cの上面全体は、支持側平面部423Cを構成している。
位置決め装置10CでフィルムFをガラス板Jに積層するときには、まず、図8に実線で示すように、フィルムFの上面(第1の主面)を把持側曲面部342Cに接触させ、曲げた状態で把持部34Cにより吸着把持する。また、支持部42Cにガラス板Jを支持させる。次に、把持ベース31を移動させ、各凸治具35を各第2の凹治具43に嵌合させることで、フィルムFの下面(第2の主面)の中央部をガラス板Jに接触させた状態でフィルムFを位置決めする。この後、搬送手段30Cの吸引ポンプの駆動を停止して把持部34CによるフィルムFの吸着把持を解除すると、フィルムFのガラス板Jとの非接触部分が自重により下がり、ガラス板Jとの間の空気を追い出しながら、図8に二点鎖線で示すように、フィルムFがガラス板Jに積層される。
その後の処理としては、フィルムFをガラス板Jの外縁に沿って切断してもよいし、他のフィルムやガラス板をさらに積層してもよい。
なお、図8では、フィルムFをガラス板Jに積層したが、フィルムFの代わりに平板状で変形可能な他のガラス板を積層してもよい。また、凸治具35、第2の凹治具43の代わりに、図7に示す係合治具35B、第2の被係合治具43Bを適用してもよい。また、支持側平面部423Cとして説明したが、曲面を有する支持側曲面部としてもよい。この場合、把持側曲面部342Cに比べ、曲率半径を大きくすることが好ましい。これにより従来困難であった曲面部を有するガラス板Jを用いた合わせガラスを作製する場合に、フィルムFとガラス板Jとの間に気泡などが残らず、良好な曲面部を有する合わせガラスを作製できる。
上記実施形態、図6(A),(B)、図8に示す装置において、以下の構成を適用してもよい。
第1の凹治具23、凸治具35、第2の凹治具43の小径部234、小径円柱部354、小径部434は、無くてもよい。小径部234、小径円柱部354、小径部434の端部に、これらよりもさらに小径の柱状部や凹部を設けてもよい。各傾斜面235,236,355,356,435,436は、無くてもよい。
第1の凹治具23、凸治具35、第2の凹治具43を4組設けたが、2組や3組にしてもよいし、5組以上にしてもよい。第1の凹治具23、凸治具35、第2の凹治具43は、第1の嵌合凹部232、嵌合凸部352、第2の嵌合凹部432の上面視での形状が円形以外であれば、1組であってもよい。円形以外の形状としては、十字形、多角形、楕円形が例示できる。
第1,第2の凹治具23,43の代わりに凸治具35と同様の凸治具を設け、凸治具35の代わりに第1の凹治具23と同様の凹治具を設けてもよい。
上記実施形態、図6(A),(B)、図7、図8に示す装置において、以下の構成を適用してもよい。
第2の凹治具43、第2の被係合治具43Bを昇降可能に構成したが、昇降しなくてもよいし、水平方向に移動してもよい。
第2の凹治具43がガラス板GやフィルムFの切断などの処理の邪魔にならないようにするために、支持部42,42Cを上昇させてもよい。
位置合わせ支持部22、平面支持部25A、把持部34,34C、支持部42,42Cによる把持や支持は、爪等の機械的機構で行われてもよい。
嵌合凸部352と第1,第2の嵌合凹部232,432との嵌合後や係合凸部352Bと第1,第2の被係合凸部232B,432Bとの係合後に、第1,第2の嵌合凹部232,432、嵌合凸部352、第1,第2の被係合凸部232B,432B、係合凸部352Bに付着した切削屑等の異物を除去する異物除去手段を設けてもよい。
本発明の処理手段として、所定のパターンを印刷する印刷手段等、ガラス板やフィルム等の被処理部材を処理可能な構成を用いてもよい。
本発明の被処理部材としては、強化ガラス、強化されていないガラス、ガラスと樹脂を積層した合わせガラス、樹脂、金属、木材で形成されてもよいし、合わせガラス用の中間膜や転写フィルム等のシート状のものであってもよく、板状であれば特に制限はない。ガラスの強化処理は、物理強化でも化学強化でもよいが、厚さが2mm以下であれば、化学強化が好ましい。基材の厚さとしては、0.3mm〜5mmが好ましく、0.7mm〜5mmがより好ましく、1.3mm〜3mmがさらに好ましい。なお、被処理部材の厚さとしては主面内で均一である必要はなく、前記範囲に入らない領域があってもよい。被処理部材には、いずれか一方の主面に印刷処理、防眩処理(AG処理)、反射防止処理(AR処理)、防指紋処理(AFP処理)がなされてもよい。被処理部材は、複数箇所に異なる形状の曲面部を有していてもよい。被処理部材の平面形状は、正方形や三角形などの多角形、台形、円形、楕円形あるいは異形でもよい。被処理部材は、液晶ディスプレイなどのパネルディスプレイやスマートフォン等携帯機器などのカバーガラス、車両用の窓ガラスでもよい。曲面部は各種基材を高温などの環境下で成形して形成してもよく、ガラスを一時的に撓ませて曲げてもよい。
上記実施形態および変形例は、必要に応じて組み合わせることができる。
本発明の位置決め装置により、ガラス、樹脂、ガラスと容易に重ねられるため、簡便に合わせガラスを作製できる。特に、曲面部を有する合わせガラスを作製する際に、正確にガラス、樹脂、ガラスを積層でき、効率的に曲面合わせガラスを作製できる。
1…ガラス加工装置(処理装置)、10,10A,10C…位置決め装置、20,20A…事前位置合わせ手段、23…第1の凹治具(事前位置決め部)、25A…平面支持部(位置合わせ支持部)、26A…ベース駆動部(位置合わせ支持部)、27A…撮像手段(位置合わせ支持部)、30,30C…搬送手段、33…ロボットアーム、34,34C…把持部、342,342C…把持側曲面部、35…凸治具(把持側位置決め部)、35B…係合治具(把持側位置決め部)、40,40C…支持手段、42,42C…支持部、422…支持側曲面部、43…第2の凹治具(支持側位置決め部)、43B…第2の被係合治具(支持側位置決め部)、50…処理手段、F…フィルム(被処理部材)、G,H,J…ガラス板(被処理部材)、G1,H1…第1の主面、G2,H2…第2の主面、GA,HB…曲面部。

Claims (15)

  1. 板状の被処理部材の位置決め装置であって、
    搬送手段と、支持手段とを備え、
    前記搬送手段は、前記被処理部材を第1の主面側から把持する把持部と、把持側位置決め部とを備え、
    前記支持手段は、前記被処理部材を第2の主面側から支持する支持部と、支持側位置決め部とを備え、
    前記把持側位置決め部は、嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めされることを特徴とする被処理部材の位置決め装置。
  2. 前記把持部は、前記第1の主面の少なくとも一部に面接触可能な把持側曲面部を有する請求項1に記載の被処理部材の位置決め装置。
  3. 前記支持部は、前記第2の主面の少なくとも一部に面接触可能な支持側曲面部を有する請求項2に記載の被処理部材の位置決め装置。
  4. 前記把持部は、負圧を利用した吸着により前記被処理部材を把持する請求項1から3のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置。
  5. 前記支持部は、負圧を利用した吸着により前記被処理部材を支持する請求項1から4のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置。
  6. 前記支持側位置決め部は、前記支持部に対して移動可能に構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置。
  7. 前記搬送手段は、前記把持部および前記把持側位置決め部を移動させるロボットアームを備えている請求項1から6のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置。
  8. 前記被処理部材を予め設定された状態で前記把持部に把持させるための事前位置合わせ手段を備え、
    前記事前位置合わせ手段は、前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する位置合わせ支持部と、嵌合または係合により前記把持側位置決め部に対して位置決めされる事前位置決め部とを備えている請求項1から7のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の被処理部材の位置決め装置と、
    前記位置決め装置の前記支持部で支持された前記被処理部材を処理する処理手段とを備えている被処理部材の処理装置。
  10. 請求項1に記載の被処理部材の位置決め装置を用いた被処理部材の位置決め方法であって、
    前記把持部で前記被処理部材を第1の主面側から予め設定された状態で把持し、
    前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記支持部で前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する被処理部材の位置決め方法。
  11. 請求項8に記載の被処理部材の位置決め装置を用いた被処理部材の位置決め方法であって、
    前記位置合わせ支持部で前記被処理部材を第2の主面側から予め設定された状態で支持し、
    前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記事前位置決め部に対して位置決めし、前記把持部で前記被処理部材を第1の主面側から予め設定された状態で把持し、
    前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記支持部で前記被処理部材を前記第2の主面側から支持する被処理部材の位置決め方法。
  12. 少なくとも一部に曲面部を有するガラス板に対して処理を行うガラス板の製造方法であって、
    前記ガラス板を第1の主面側から把持する把持部および把持側位置決め部を有する搬送手段と、前記ガラス板を第2の主面側から支持する支持部および支持側位置決め部を有する支持手段と、前記処理を行う処理手段とを用い、
    前記第1の主面の曲面部が前記把持部の把持側曲面部に予め設定された状態で面接触するように前記ガラス板を把持し、
    前記搬送手段を移動させ、前記把持側位置決め部を嵌合または係合により前記支持側位置決め部に対して位置決めし、前記第2の主面の曲面部が前記支持部の支持側曲面部に面接触するように前記ガラス板を支持させ、
    前記処理手段で前記ガラス板を処理することを特徴とするガラス板の製造方法。
  13. 前記処理は、前記ガラス板の面取り、切断、または印刷である請求項12に記載のガラス板の製造方法。
  14. 前記支持部の前記ガラス板との接触面は、上面視において、前記ガラス板に内包される請求項12または13に記載のガラス板の製造方法。
  15. 前記支持部の前記ガラス板との接触面は、前記ガラス板の面積の50%以上である請求項12から14のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
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