JP2018011680A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技球の入球しやすさが異なる第一入球口11および第二入球口12と、演出用の音を出力する音出力装置95と、を備え、前記音出力装置95を通じた前記第一入球口11と前記第二入球口12の一方への遊技球の入球を示す効果音が出力される一方、他方への遊技球の入球を示す効果音が出力されないように構成されている遊技機1とする。
【選択図】図11
Description
上記実施形態では、効果音が対応づけられた入球口は、遊技球の入球が当否判定抽選の契機となる始動口10であることを説明したが、始動口10以外の入球口に対し、上記のような効果音が対応づけられた構成としてもよい。
上記実施形態では、第一始動口11や第二始動口12への遊技球の入球は、振分装置2内に遊技球が進入することを契機として生じることを説明したが、このような振分装置2が設けられていなくてもよい。第一始動口11や第二始動口12は、遊技者が特定の遊技(本実施形態では左打ち遊技)を継続している場合に入球する可能性がある位置に設けられていればよい。特定の遊技を継続するとは、遊技者が所定の範囲に遊技球が進入するような遊技を継続することをいう。いわゆる左打ち遊技を継続することや右打ち遊技を継続することは、遊技領域922における所定の範囲に遊技球が進入するように遊技することに該当する。
上記実施形態では、遊技球が第一始動口11や第二始動口12に入球したことが検出されたことを契機として第一効果音41や第二効果音42が出力されることを説明したが、振分部材23の変位が検出されることを契機として、第一効果音41や第二効果音42が出力されるように構成されていてもよい。
上記実施形態における振分装置2は、装置内に進入した遊技球を第一始動口11または第二始動口12に振り分けるものであることを説明したが、三種以上の始動口10に振り分けるものであってもよい。かかる場合には、各始動口10へ遊技球が入球したことを示す効果音(三種以上の効果音)が設定されているとよい。ただし、三種以上の始動口10のうちの一部である二種以上の始動口10について効果音が設定された構成とし、他の一部の始動口10については効果音が設定されない構成としてもよい。また、振分装置2による振分対象として、始動口10以外のものが設定されていてもよい。例えば、振り分けられた遊技球が振分装置2から出て、遊技領域922を流下することとなる振分態様が設定されていてもよい。振分装置2の具体的な構造はどのようなものであってもよいから説明を省略する。
上記実施形態における振分装置2は、装置内に進入した遊技球が第一分岐路21に振り分けられた場合には遊技球が必ず第一始動口11に入球し、第二分岐路22に振り分けられた場合には遊技球が必ず第二始動口12に入球するものであることを説明したが、各分岐路に振り分けられた遊技球が必ず始動口10に入球する構成でなくてもよい。
振分装置2内に遊技球が進入したことを契機として効果音(以下、進入効果音43と称することもある)を出力する。例えば、振分装置2の共通路20に通過する遊技球を検出するセンサ(以下、進入検出センサ20sと称することもある)を設けておき、当該進入検出センサ20sによる遊技球の検出を契機として、進入効果音43を出力する(図9(a)参照)。進入効果音43は、遊技球が第一分岐路21または第二分岐路22に振り分けられる前に出力されるようにするとよい。また、進入効果音43は、第一効果音41や第二効果音42と異なる音であるとよい。
上記実施形態では、第一始動口11への遊技球の入球を示す第一効果音41、第二始動口12への入球を示す第二効果音42が設定されていることを説明したが、一方の始動口10への遊技球の入球を示す効果音が設定され、他方の始動口10への遊技球の入球を示す効果音が設定されていない(無音とする)構成としてもよい(図10参照)。振分装置2内に進入した遊技球は、第一始動口11または第二始動口12に振り分けられることとなるから、一方の始動口10に遊技球が入球したときに効果音が出力されなくても、効果音が出力された場合と出力されない場合とを区別することで、いずれの始動口10に遊技球が入球したのかを容易に把握することが可能となる。
第七変形例をさらに発展させた例である。上述したように、第七変形例は、一方の始動口10への遊技球の入球を示す効果音が設定され、他方の始動口10への遊技球の入球を示す効果音が設定されていない構成であるところ、本例は遊技球の入球が遊技者にとってより有利な始動口10の方に効果音を対応づけるというものである。遊技者にとって有利な始動口10に遊技球が入球することは喜ばしいものであるから、不利な始動口10への遊技球の入球よりも有利な始動口10への遊技球の入球を目立つものとする。
上記実施形態では、振分装置2による第一始動口11と第二始動口12への振分割合が1:1であること(均等であること)を説明したが、各始動口10に振り分けられる割合に差を設定してもよい。つまり、一方の始動口10の方が、他方の始動口10よりも遊技球が進入する蓋然性が高くなるように設定する。上記実施形態における振分装置2は、遊技球の重みによって振分部材23が変位するものであることを説明したが、振分部材23の位置を制御する制御手段51を設け、遊技球を第一分岐路21に誘導する位置と、遊技球を第二分岐路22に誘導する位置に自在に振分部材23を位置させることができるようにする。例えば、振分部材23を変位(回転)させるモータ50と、当該モータ50の回転量を制御する制御手段51とを設け、当該制御手段51がモータ50の回転量を制御することで、振分部材23の位置を任意に制御することができる振分装置2aとする(図11(a)参照)。このような振分装置2aとすることで、第一始動口11と第二始動口12への振分割合を自在に制御することが可能となる。
第一始動口11に遊技球が入球する蓋然性と第二始動口12に遊技球が入球する蓋然性の高低が、遊技状態に応じて変化するものとする。例えば、図12(a)に示すように、第一始動口11の両側に位置する第二始動口12への遊技球の入球を許容する開位置と、遊技球の入球を阻止する閉位置との間を変位自在な開閉部材60が設けられている構成とする。開閉部材60は常態において閉位置にあり、図示されない普通始動領域に遊技球が進入することを契機とした開放抽選に当選した場合に開位置に変位するものとする。遊技状態として、通常遊技状態と当該通常遊技状態よりも開放抽選に当選しやすい状態である特定遊技状態が設定されているとする。
本例では、遊技球の入球が遊技者にとってより有利であり、かつ、遊技球が入球する蓋然性が低い始動口10の方に効果音を対応づけるというものである。上記第八変形例と第九変形例を組み合わせた例であるともいえる。例えば、遊技球の入球によって得られる利益の期待値が第一始動口11よりも第二始動口12の方が高く設定されており、かつ、遊技球が入球する蓋然性が第一始動口11よりも第二始動口12の方が高く設定されている構成において、第二始動口12に遊技球が入球した場合には効果音を出力し、第一始動口11に遊技球が入球した場合には効果音が出力されない、または出力される効果音が第二始動口12に入球した場合に出力される効果音よりも小さい構成とする。このように、遊技球が入球しにくく、かつ入球した場合の価値が高い方の始動口10への遊技球の入球をより目立つものとすることで、遊技球が入球したときの遊技者の喜びをさらに高めることが可能となる。
上記実施形態では、遊技球が第一始動口11や第二始動口12に入球したことが検出されたことを契機として第一効果音41や第二効果音42が出力されることを説明したが、対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるとき、換言すれば対応する当否判定結果を報知する識別図柄80の変動が開始されるときに、第一効果音41や第二効果音42が出力されるように構成されていてもよい。つまり、第一当否判定情報に対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるときには第一効果音41が出力され(図13(a)参照)、第二当否判定情報に対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるときには第二効果音42が出力される(図13(b)参照)。なお、「当否判定結果を報知する演出が開始されるとき(識別図柄80の変動が開始されるとき)」とは、演出の開始時点(識別図柄80の変動開始時点)と厳密に同じである必要はない。遊技者が、演出の開始(識別図柄80の変動開始)と同じタイミングで効果音が出力されているように感じるのであれば、効果音が出力される時点は多少前後してもよい。
第十二変形例をさらに発展させた例である。本例は、第一始動口11や第二始動口12に遊技球が入球したときに第一効果音や第二効果音(以下、本例の説明において入球効果音(第一入球効果音、第二入球効果音)と称する)を出力することが可能であるとともに、当否判定結果を報知する演出が開始されるときに第一効果音や第二効果音(以下、本例の説明において変動開始効果音(第一変動開始効果音、第二変動開始効果音)と称する)を出力することも可能であるものである。
10 始動口
11 第一始動口
12 第二始動口
2(2a) 振分装置
20 共通路
20s 進入検出センサ
21 第一分岐路
22 第二分岐路
23 振分部材
25 第一位置検出センサ
26 第二位置検出センサ
30 保留表示
31 第一保留表示
32 第二保留表示
41 第一効果音
42 第二効果音
80 識別図柄
922 遊技領域
93 表示装置
931 表示領域
95 スピーカ
また、遊技球が入球しにくい方の入球口に遊技球が入球することは、入球しやすい方の入球口に遊技球が入球するよりも入球の頻度が少ないため、遊技者が気づきにくい。よって、入球しにくい方の入球口に遊技球が入球したことを分かりやすくするとよい。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、遊技球の入球しやすさが異なる第一入球口および第二入球口と、演出用の音を出力する音出力装置と、を備え、前記第一入球口と前記第二入球口の一方については遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて第一効果音が出力される第一出力態様が設定されている一方、他方については遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて前記第一効果音とは異なる第二効果音が出力されるまたは効果音が出力されない第二出力態様が設定されていることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機によれば、入球によって発生する効果音の差異または効果音の有無により、第一入球口と第二入球口のうちの少なくとも一方の入球口に遊技球が入球したことを分かりやすくすることが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記第二出力態様は、遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて前記第一効果音よりも音量が小さい第二効果音が出力されるまたは効果音が出力されない態様であることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機のような構成とすれば、入球によって発生する効果音の大小または効果音の有無により、第一入球口と第二入球口のうちの少なくとも一方の入球口に遊技球が入球したことを分かりやすくすることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、前記第一入球口と前記第二入球口のうちの遊技球が入球しにくい入球口については前記第一出力態様が設定される一方、遊技球が入球しやすい入球口については前記第二出力態様が設定されることを特徴とする。
遊技球が入球しにくい方の入球口に遊技球が入球することは、入球しやすい方の入球口に遊技球が入球するよりも入球の頻度が少ないため、遊技者が気づきにくい。よって、手段3にかかる遊技機のように、入球しにくい方の入球口に遊技球が入球したことを分かりやすくするとよい。
手段4にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、遊技状態として、少なくとも、前記第二入球口の方が前記第一入球口よりも遊技球が入球しにくい状態である第一遊技状態と、前記第一入球口の方が前記第二入球口よりも遊技球が入球しにくい状態である第二遊技状態と、が設定されており、前記第一遊技状態においては、前記第二入球口について前記第一出力態様が設定される一方、前記第一入球口については前記第二出力態様が設定され、前記第二遊技状態においては、前記第一入球口について前記第一出力態様が設定される一方、前記第二入球口については前記第二出力態様が設定されることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機のように、遊技状態に応じて各入球口の入球しやすさが変化するのであれば、遊技状態の変化に合わせて、遊技球の入球によって効果音の出力態様を変化させるとよい。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、遊技球を前記第一入球口または前記第二入球口に振り分ける振分装置を備えることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のような振分装置が設けられている場合、振分装置内の遊技球の流れがよく見えない等の理由からいずれの入球口に遊技球が入球したのかが分かりにくい。本発明によれば、遊技球がいずれの入球口に入球したのかを容易に判別することが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機において、対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるときに、前記効果音が出力されることを特徴とする。
手段6にかかる遊技機のように、効果音は、対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるときに出力されるよう構成してもよい。
Claims (6)
- 遊技球の入球しやすさが異なる第一入球口および第二入球口と、
演出用の音を出力する音出力装置と、
を備え、
前記第一入球口と前記第二入球口の一方については遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて第一効果音が出力される第一出力態様が設定されている一方、他方については遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて前記第一効果音とは異なる第二効果音が出力されるまたは効果音が出力されない第二出力態様が設定されていることを特徴とする遊技機。 - 前記第二出力態様は、遊技球が入球した場合に前記音出力装置を通じて前記第一効果音よりも音量が小さい第二効果音が出力されるまたは効果音が出力されない態様であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第一入球口と前記第二入球口のうちの遊技球が入球しにくい入球口については前記第一出力態様が設定される一方、遊技球が入球しやすい入球口については前記第二出力態様が設定されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 遊技状態として、少なくとも、前記第二入球口の方が前記第一入球口よりも遊技球が入球しにくい状態である第一遊技状態と、前記第一入球口の方が前記第二入球口よりも遊技球が入球しにくい状態である第二遊技状態と、が設定されており、
前記第一遊技状態においては、前記第二入球口について前記第一出力態様が設定される一方、前記第一入球口については前記第二出力態様が設定され、
前記第二遊技状態においては、前記第一入球口について前記第一出力態様が設定される一方、前記第二入球口については前記第二出力態様が設定される
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 遊技球を前記第一入球口または前記第二入球口に振り分ける振分装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
- 対応する当否判定結果を報知する演出が開始されるときに、前記効果音が出力されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機。
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