JP2018007022A - 処理装置、システム - Google Patents

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Tomoya Shibata
知弥 柴田
米田 茂
Shigeru Yoneda
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Abstract

【課題】媒体の原本性を保証しつつ、媒体を置き替えることができる技術を提供する。【解決手段】画像が形成されている媒体を特定する媒体識別情報と、当該媒体の使用履歴情報とを取得する受信部と、当該媒体とは異なる別媒体に画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない媒体変更部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、処理装置、システムに関する。
紙媒体の認証を行う装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の装置は、認証情報生成装置が、識別情報が印刷されている紙媒体について、当該紙媒体に関する特徴量を生成し、この特徴量と、識別情報とを関連付けたデータベースを生成する。そして、当該生成されるデータベースが、例えば認証装置側での紙媒体の認証に係る所定処理に供される。
特開2006−107225号公報
画像が形成(印刷)された媒体(文書)を汚損してしまった場合などには、媒体を替える必要がある。汚損してしまった媒体が、原本性が重要な媒体(文書)である場合には、媒体を替える際に原本性を保証することが重要となる。
本発明は、媒体の原本性を保証しつつ、媒体を替えることができる処理装置、システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像が形成されている媒体を特定する媒体識別情報と、当該媒体の使用履歴情報とを取得する取得部と、前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない変更部とを備える処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記取得部は、前記媒体の所有者を特定する所有者識別情報を取得し、前記変更部は、前記媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合に媒体変更を行う請求項1に記載の処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記媒体識別情報は、紙指紋である請求項1または2に記載の処理装置である。
請求項4に記載の発明は、画像が形成されている媒体を特定する媒体識別情報と、当該媒体の所有者を特定する所有者識別情報と、当該媒体の使用履歴情報とを取得する取得部と、前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合には媒体変更を行う変更部とを備える処理装置である。
請求項5に記載の発明は、画像が形成されている媒体の使用履歴情報を記憶する使用履歴記憶部と、前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴記憶部が記憶している前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない変更部とを備えるシステムである。
請求項6に記載の発明は、前記使用履歴記憶部は、前記媒体を特定する媒体識別情報に関連付けて前記使用履歴情報を記憶する請求項5に記載のシステムである。
請求項7に記載の発明は、前記媒体の所有者を特定する所有者識別情報を記憶する所有者情報記憶部をさらに備え、前記変更部は、前記媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者情報記憶部が記憶している前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合に媒体変更を行う請求項6に記載のシステムである。
請求項8に記載の発明は、前記媒体識別情報は、紙指紋である請求項6または7に記載のシステムである。
請求項1の発明によれば、媒体の原本性を保証しつつ、媒体を替えることができる。
請求項2の発明によれば、媒体の原本性をより確度高く保証することができる。
請求項3の発明によれば、媒体の原本性をより確度高く保証することができる。
請求項4の発明によれば、媒体の原本性をより確度高く保証しつつ、媒体を替えることができる。
請求項5の発明によれば、媒体の原本性を保証しつつ、媒体を替えることができる。
請求項6の発明によれば、媒体の使用履歴をより確度高く認識することができる。
請求項7の発明によれば、媒体の原本性をより確度高く保証することができる。
請求項8の発明によれば、媒体の原本性をより確度高く保証することができる。
第1の実施形態に係るシステムの概略構成を例示した図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係る処理装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置、処理装置およびサーバ装置の機能構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係るシステムにおいて、原本を差し替える際の動作例を示したシーケンス図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るサーバ装置が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るシステムの概略構成を例示した図である。 第3の実施形態に係るシステムの概略構成を例示した図である。 第3の実施形態に係る処理装置、使用履歴記憶装置、情報記憶装置及び画像形成装置の機能構成を例示したブロック図である。 第3の実施形態に係るシステムにおいて、原本を差し替える際の動作例を示したシーケンス図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るシステムを構成する処理装置及び画像形成装置の機能構成を例示したブロック図である。 第4の実施形態に係る画像形成装置が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシステム1の概略構成を例示した図である。
システム1は、文書の複写機能、読み取った文書の画像データを生成する機能、画像データが示す画像を記録媒体に形成する機能を有する画像形成装置10を備えている。
また、システム1は、ユーザが入力した情報を受け付けたりユーザに対して情報を出力したりする処理装置20を備えている。
また、システム1は、画像形成装置10や処理装置20からの要求を受けてサービスを提供するサーバ装置30を備えている。
画像形成装置10、処理装置20及びサーバ装置30は装置間を通信可能に接続する通信回線40に接続されており、通信回線40を介して互いに通信を行うことが可能となっている。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。
画像形成装置10は、バス101に接続された、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、記憶部105とを有している。また、画像形成装置10は、バス101に接続された、操作部106と、表示部107と、画像読取部108と、画像形成部109と、通信部110とを有している。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像形成装置10の各部が制御される。これにより、画像形成装置10は、例えば、記録媒体に画像を形成して出力すること、文書を読み取って文書の画像データを生成すること、通信回線40を介して他の装置と通信を行うことが可能となる。
記憶部105は、記憶装置を具備しており、例えば通信部110で受信したデータや画像形成装置10で生成されたデータを記憶する。
操作部106は、ユーザ操作を受け付けるための複数の操作手段を備えている。操作手段は、ハードウェアキーでもあってもよいし、表示部107に表示され、押圧された位置に応じた制御信号を出力するタッチパネルによって構成してもよい。
表示部107は、例えば液晶ディスプレイを有する表示装置であり、CPU102の制御の下、例えば画像形成装置10を操作するためのメニュー画面や画像形成装置10に関するデータを表示する。
画像読取部108は、プラテンガラス(不図示)と、光を原稿の被読取面(画像面)へ照射する光照射ユニット(不図示)と、光照射ユニットから原稿の被読取面へ光が照射されて原稿の被読取面で反射した反射光を導く導光ユニット(不図示)と、導光ユニットによって導かれた光の光学像を結像する結像レンズ(不図示)とを備えている。また、画像読取部108は、結像レンズによって結像された光を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の光電変換素子で構成され、結像された光学像を検出する検出部(不図示)と、検出部と電気的に接続されて、検出部によって得られた電気信号が送られる画像処理部とを備えている。
そして、画像読取部108は、原稿搬送部によって搬送される原稿の画像、及びプラテンガラスに載せられた原稿の画像を読み取る。
画像形成部109は、一定の間隔を置いて並列的に配置されるイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4つの画像形成ユニット(不図示)を備えている。各画像形成ユニットは、感光体ドラム(不図示)と、感光体ドラムの表面を一様に帯電する帯電器(不図示)と、トナーで現像し可視化する現像器(不図示)と、現像器に対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ(不図示)とを有している。
また、画像形成部109は、感光体ドラムに対してレーザ光を照射する光学系ユニット(不図示)と、感光体ドラムに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト(不図示)上に多重転写させる中間転写ユニット(不図示)とを備えている。また、画像形成部109は、中間転写ユニット上に重畳されて形成されたトナー像を記録媒体に転写する二次転写ユニット(不図示)と、記録媒体上に形成されたトナー像を加熱及び加圧して定着する定着装置(不図示)とを備えている。
通信部110は、通信回線40に接続されており、通信回線40に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェース(通信I/F)として機能する。
なお、本明細書において、「記録媒体」は、画像を形成可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であってもよい。
また、本実施の形態において、「原本」は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に、文書データの画像が形成(印刷)された物であることを例示することができる。媒体識別情報としては、紙の記録媒体の表面に存在する微視的紋様である紙指紋であることを例示することができる。「微視的」とは人間の感覚で識別できないほど現象が微細であるさまをいい、微視的紋様は、例えば、紙の記録媒体の表面に描かれる一般的な文字、図形のような表示とは異なり、基本的には肉眼で認識することができない微細な紋様である。個体の種類によっては生来その表面に自然に形成された微視的紋様を有するものがある。例えば、紙の記録媒体は、木材パルプを原料とした細かい繊維が絡み合って作られており、この天然繊維のランダムな絡み合いが微視的紋様である紙指紋を生じる。
第1の実施形態に係る画像形成装置10の画像読取部108は、原稿搬送部によって搬送される記録媒体、及びプラテンガラスに載せられた記録媒体の紙指紋を読み取る。そして、画像読取部108は、読み取った紙指紋から紙指紋特徴情報を取得し、バーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)といった機械可読なコード化情報に変換する。
他の媒体識別情報としては、記録媒体に付された、バーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)といった、画像形成装置10の画像読取部108が読み取り可能なコード化情報であってもよい。
なお、CPU102によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いて画像形成装置10にダウンロードさせてもよい。
図3は、第1の実施形態に係る処理装置20のハードウェア構成を例示したブロック図である。
図3に示すように、処理装置20は、CPU201と、メインメモリ202及びHDD(Hard Disk Drive)203とを備える。CPU201は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリ202は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域である。HDD203は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
また、処理装置20は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)204と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構205と、キーボードやマウス等の入力デバイス206とを備える。
また、図3は、サーバ装置30のハードウェア構成を例示したブロック図として捉えることもできる。すなわち、サーバ装置30は、CPU201と、メインメモリ202と、HDD203と、通信I/F204と、表示機構205と、入力デバイス206とを備えている。
なお、CPU201によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いて処理装置20、サーバ装置30にダウンロードさせてもよい。
第1の実施形態に係るサーバ装置30は、クラウドプリントサーバであることを例示することができる。つまり、サーバ装置30は、自宅、オフィス、公共の場所等に設置された画像形成装置10で文書を印刷できるようにするクラウドサービス(以下、「クラウドプリントサービス」という)を提供する。具体的には、サーバ装置30は、画像形成装置10での文書の印刷を指示する印刷指示情報の生成を、処理装置20から要求されると生成し、画像形成装置10から印刷指示情報の存在の問い合わせがあるまで蓄積しておく。そして、サーバ装置30は、画像形成装置10から印刷指示情報の存在の問い合わせがあると、全ての画像形成装置10で共通に処理可能な形式の文書データを生成し、その画像形成装置10に提供する。文書データの画像形成装置10への提供は、文書データを含む印刷指示情報が画像形成装置10へ送信されることにより行われる。以下、「印刷指示情報」というときは、印刷対象の文書データも含むものとする。
画像形成装置10は、クラウドプリントサービスからの印刷指示情報を受け付けられる状態にしておくものとする。具体的には、クラウドプリントサービスに対して画像形成装置10を登録し、クラウドプリントサービスに関する情報を画像形成装置10に設定しておく。
なお、印刷ジョブとは、文書データの印刷を指示する印刷指示情報に基づいて画像形成装置10で実行される処理の単位であるが、本明細書では、印刷指示情報のことを印刷ジョブということもある。
なお、本明細書では、記録媒体に記録(形成)する画像の元となる電子データを「文書データ」と称す。「文書データ」は、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、データベース管理ソフトウェアや表計算ソフトウェアで記録されるデータ、その他の印刷可能な電子データも含めて「文書データ」と称す。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置10、処理装置20およびサーバ装置30の機能構成を例示したブロック図である。
画像形成装置10は、図4に示すように、媒体識別情報等をサーバ装置30に送信する送信部11と、サーバ装置30から印刷ジョブ等を受信する受信部12とを備える。また、画像形成装置10は、ユーザID等のログイン情報を取得する取得部13と、取得部13が取得したログイン情報に基づいて認証を行う認証部14とを備える。
処理装置20は、図4に示すように、文書データの登録指示等の情報をサーバ装置30に対して送信する送信部21と、送信部21が送信した情報に対するサーバ装置30からの応答等を受信する受信部22とを備える。
サーバ装置30は、図4に示すように、画像形成装置10や処理装置20に対して情報を送信する送信部31と、画像形成装置10や処理装置20から送信された情報を受信する受信部32とを備える。また、サーバ装置30は、文書データ等の情報を記憶する記憶部33と、文書データ等の情報を記憶部33に記憶させる登録部34とを備える。また、サーバ装置30は、文書データの画像が形成された媒体を、現在の記録媒体から別媒体に変更する媒体変更を行う媒体変更部35を備える。
以上のように構成された第1の実施形態に係るシステム1においては、ある組織(例えば企業や役所)Aに処理装置20が設置され、組織Aとは異なる場所(例えば組織Aとは異なる組織Bのオフィス、公共の場所、コンビニエンスストア)に画像形成装置10が設置されていることを例示することができる。そして、システム1は、例えば、組織Aに所属する者が文書を送り、組織Bに所属する者が当該文書を受け取るのに利用される。以下では、文書を送る者を「文書送信者」と称し、文書を受け取る者を「文書受信者」と称す。文書送信者は、処理装置20を操作して文書を送り、文書受信者は、画像形成装置10にて印刷(プリントアウト)することにより当該文書を受け取る。そして、システム1は、文書の一例としての信書を送るのに適している。信書とは、特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書である。信書は、請求書の類、会議召集通知の類、許可書の類、証明書の類、ダイレクトメールであることを例示することができる。請求書の類の中には、納品書、領収書、見積書、願書、申込書、契約書等が含まれる。会議召集通知の中には、結婚式等の招待状、業務報告文書等が含まれる。許可書の類の中には、免許書、認定書、表彰状等が含まれる。証明書の類の中には、印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本の写し、住民票の写し等が含まれる(なお、住民票の原本、戸籍謄本の原本は役所で管理されている物であり、役所から発行される物は住民票の写し、戸籍謄本の写しである)。ダイレクトメールの中には、文書自体に受取人が記載されている文書等が含まれる。
第1の実施形態に係るシステム1において、サーバ装置30には、文書送信者(例えば組織Aの担当者)により、処理装置20を介して文書データの登録の指示が行われる。サーバ装置30は、文書送信者の指示に従い、文書データを登録する。具体的には、登録部34が、文書データ等の情報を記憶部33に記憶させる。
サーバ装置30は、文書受信者(例えば組織Bの担当者)に文書データが登録されたことを通知する。文書受信者は、サーバ装置30から、例えばE−MAILにて、文書データが登録された旨の連絡を受けることを例示することができる。なお、文書受信者は、サーバ装置30に文書データが登録された旨の連絡を、例えばE−MAILにて文書送信者から受けてもよい。
文書受信者は、例えば組織Bのオフィスに設置された画像形成装置10にログインし、サーバ装置30に登録された文書データの印刷要求を行う。
サーバ装置30は、登録された文書データの画像が形成される予定の記録媒体を特定する媒体識別情報を読み取るための読み取りフラグを含ませた印刷ジョブを、画像形成装置10に対して送信する。
これに対して、画像形成装置10は、登録された文書データの画像形成を行う記録媒体の媒体識別情報を読み取るとともに、読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する。
なお、画像形成装置10は、サーバ装置30から送られてきた印刷ジョブの中に媒体識別情報の読み取りフラグが付与されている場合のみ、印刷する前(ジョブ出力前)に媒体識別情報を読み取り、読み取った媒体識別情報をサーバ装置30へ送信するとよい。
サーバ装置30は、以下の情報(i)〜(iii)を文書データに関連付けて登録(記憶)する。具体的には、登録部34が、以下の情報(i)〜(iii)を文書データに関連付けて記憶部33に記憶させる。
(i)画像形成装置10から取得した、文書データの画像形成を行う記録媒体の媒体識別情報(原本ID)
(ii)文書データの画像形成を要求した文書受信者(例えば組織Bの担当者)(原本の所有者)のユーザID等のログイン情報
(iii)文書データの画像が形成された記録媒体の使用履歴(例えば、未だ使用されていない場合には使用履歴は0、既に使用されている場合には使用回数。その記録媒体が未だ使用されていないのか、既に使用されているのかの情報だけでもよい。)
サーバ装置30は、上記(i)〜(iii)を文書データに関連付けて登録した場合には、画像形成装置10に媒体識別情報登録完了通知を送信する。
画像形成装置10は、媒体識別情報登録完了通知を受信した後に、サーバ装置30に媒体識別情報が登録された記録媒体に文書データの画像形成を行う。
このようにして、サーバ装置30に、上記情報(i)〜(iii)が文書データに関連付けて登録(記憶)されるとともに、画像形成装置10が、媒体識別情報がサーバ装置30に登録された記録媒体に文書データの画像形成を行う。
文書受信者は、画像形成装置10が文書データの画像を形成した記録媒体を原本として取得する。そして、原本が使用された場合には、サーバ装置30は、原本が使用された旨の情報を取得するとともに、上記情報(iii)として、原本としての使用履歴を文書データに関連付けて記憶する。「原本としての使用履歴」とは、原本が使用されたか否かの情報である。例えば、文書データが航空機チケットやコンサートチケット等のチケットである場合、それを印刷した後にチケットとして使用したか否か、の履歴であることを例示することができる。また、「原本としての使用履歴」とは、文書データが納品書や領収書等である場合、それを印刷した後に費用清算手続きに使用したか否か、の履歴であることを例示することができる。また、「原本としての使用履歴」は、例えば原本を受領した者(自然人や法人)により通信回線40を介してサーバ装置30に通知(送信)されることを例示することができる。例えば、文書データがチケットである場合にはチケットを回収する者(自然人や法人)、文書データが納品書や領収書等である場合には費用清算手続き処理を行った者(自然人や法人)により、通信回線40を介してサーバ装置30に通知(送信)されることを例示することができる。原本としての使用履歴を記録するのは、1度でも原本として使用された場合には、その後に、同じ文書データの原本が使用されることを抑制する意図である。
(原本の差し替え)
次に、文書受信者により原本の差し替えが要求された場合の処理について説明する。
ここで、原本の差し替えとは、文書データの画像が形成された記録媒体とは異なる他の記録媒体(別媒体)に当該文書データの画像を形成し、新たに当該文書データの画像が形成された記録媒体を原本とすることである。言い換えれば、原本の差し替えとは、文書データの画像が形成された媒体を、現在の記録媒体から別媒体に変更する媒体変更を行うことである。
図5は、第1の実施形態に係るシステム1において、原本を差し替える際の動作例を示したシーケンス図である。
原本を所持するユーザ(文書受信者(例えば組織Bの担当者))が画像形成装置10にログインする(S501)。例えば、ユーザが、ユーザID等のログイン情報を、操作部106を介して入力する。すると、画像形成装置10では、取得部13が、ユーザID等のログイン情報を取得し(S502)、認証部14が、取得したログイン情報に基づいて認証を行う。そして、認証部14は、認証が成功すればログインを許可する(S503)。なお、図示しないが、ログインが許可されたかどうかの情報は、例えば表示部107に表示されることによりユーザに報知される。
その後、ユーザは、原本を差し替えるべく原本を画像読取部108にセットし、原本差し替え(媒体変更)を要求する(S504)。ユーザによる原本差し替えの要求は、操作部106を介して行うことを例示することができる。例えば、ユーザが、操作部106としてのタッチパネルに表示された「原本差し替え」や「媒体変更」のアイコンを押圧することにより、原本差し替え(媒体変更)を要求することを例示することができる。
すると、画像形成装置10では、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取り(S505)、送信部11が読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S506)。
すると、サーバ装置30では、媒体変更部35が取得した媒体識別情報を記憶部33の中から検索する(S507)。具体的には、媒体変更部35が、取得した媒体識別情報が、記憶部33に記憶されているかを検索する。そして、媒体変更部35は、取得した媒体識別情報が記憶部33に記憶されている場合、画像形成装置10へのログインユーザと原本の所有者が一致するかを確認する。具体的には、サーバ装置30では、送信部31がログインユーザのユーザID等のログイン情報を画像形成装置10に要求する(S508)。画像形成装置10では、取得部13がログインユーザのログイン情報を生成し(S509)、送信部11がサーバ装置30にログイン情報を送信する(S510)。サーバ装置30では、媒体変更部35が、ログイン情報を基に把握したログインユーザと、記憶部33に記憶された原本の所有者とが一致するかどうかを確認する(S511)。次いで、サーバ装置30では、媒体変更部35が、原本の使用履歴が0であるかどうか(未だ使用されていないかどうか)を確認する(S512)。具体的には、媒体変更部35が、取得した媒体識別情報と関連付けて記憶部33に記憶されている情報(iii)に、使用履歴が0(未使用)と記憶されているか否かを確認する。そして、媒体変更部35は、使用履歴が0(未使用)と記憶されている場合(未だ使用されていない場合)には、原本差し替え(媒体変更)を許可すると判定し、送信部31が原本差し替え(媒体変更)許可を画像形成装置10に送信する(S513)。
すると、画像形成装置10では、画像読取部108が原本とは異なる別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取る(S514)。別媒体は、例えばユーザにより画像読取部108にセットされることを例示することができる。読み取られた別媒体は、例えばユーザにより、画像形成部109に供給される媒体を収容する収容部(給紙部)の最上部(次回の画像形成に供給される部位)にセットされるとよい。その後、画像形成装置10では、送信部11が、画像読取部108が読み取った別媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S515)。
サーバ装置30では、登録部34が受信した別媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録し(記憶部33に記憶させ)(S516)、送信部31が登録完了通知を画像形成装置10に送信する(S517)。
すると、画像形成装置10では、受信部12が登録完了通知受信し(S518)、送信部11が印刷ジョブの要求を送信する(S519)。
すると、サーバ装置30では、受信部32が印刷ジョブの要求を受信し(S520)、送信部31が印刷ジョブを画像形成装置10に送信する(S521)。
すると、画像形成装置10では、受信部12が印刷ジョブを受信し(S522)、画像形成部109が、文書データの画像を、登録完了された別媒体に形成(印刷)する(S523)。このようにして、ユーザは、新たな原本を取得する(S524)。
(画像形成装置10が行う媒体変更処理)
図6は、第1の実施形態に係る画像形成装置10が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。
画像形成装置10は、媒体変更処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
画像形成装置10は、ログインが要求されたか否かを判断する(S601)。これは、ユーザにより、ユーザID等のログイン情報が、操作部106を介して入力されたか否かを判断する処理である。ログインが要求された場合(S601でYes)、認証部14がログインの要求を許可するか否かを判断する(S602)。認証部14は、ユーザID等のログイン情報が記憶部105に記憶されている場合にはログインの要求を許可し、ログイン情報が記憶部105に記憶されていない場合にはログインの要求を許可しない。
画像形成装置10は、認証部14がログインの要求を許可する場合(S602でYes)、許可する旨を報知する(S603)。許可する旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
次いで、画像形成装置10は、原本が画像読取部108にセットされ、原本差し替え(媒体変更)が要求されたか否かを判断する(S604)。そして、原本差し替えが要求された場合(S604でYes)、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取り、送信部11が、原本差し替えが要求されている旨の通知とともに読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S605)。
その後、画像形成装置10は、ログインしたユーザのログイン情報がサーバ装置30から要求されたか否かを判断する(S606)。そして、ログイン情報が要求された場合(S606でYes)、送信部11がユーザのログイン情報をサーバ装置30に送信する(S607)。そして、画像形成装置10は、原本差し替えが許可されたか否かを判断する(S608)。そして、原本差し替えが許可された場合(S608でYes)、画像読取部108が原本とは異なる別媒体の媒体識別情報を読み取り、送信部11が読み取った別媒体の識別情報をサーバ装置30に送信する(S609)。
その後、画像形成装置10は、登録完了通知を受信したか否かを判断する(S610)。登録完了通知を受信した場合(S610でYes)、印刷ジョブをサーバ装置30に要求する(S611)。
その後、画像形成装置10は、印刷ジョブを受信したか否かを判断する(S612)。そして、印刷ジョブを受信した場合(S612でYes)、文書データの画像を別媒体に形成(印刷)する(S613)。つまり、画像形成部109が、サーバ装置30に登録完了された別媒体に文書データの画像を形成(印刷)する。
なお、画像形成装置10は、ログインが要求されていない場合(S601でNo)、本処理を終了する。
画像形成装置10は、ログインの要求を許可しない場合(S602でNo)、許可しない旨を報知する(S614)。許可しない旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
画像形成装置10は、原本差し替え(媒体変更)が要求されていない場合(S604でNo)、原本差し替えが要求されるまで待機する。また、画像形成装置10は、ログイン情報が要求されていない場合(S606でNo)、ログイン情報が要求されるまで待機する。また、画像形成装置10は、原本差し替えが許可されていない場合(S608でNo)、原本差し替えが許可されるまで待機する。また、画像形成装置10は、登録完了通知を受信していない場合(S610でNo)、登録完了通知を受信するまで待機する。また、画像形成装置10は、印刷ジョブを受信していない場合(S612でNo)、印刷ジョブを受信するまで待機する。
(サーバ装置30が行う媒体変更処理)
図7は、第1の実施形態に係るサーバ装置30が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。
サーバ装置30は、媒体変更処理を、予め設定された一定時間(例えば10ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
サーバ装置30は、画像形成装置10から原本差し替え(媒体変更)が要求されている旨の通知とともに原本の媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S701)。そして、媒体識別情報を取得した場合(S701でYes)、取得した媒体識別情報が登録されているか否かを判断する(S702)。これは、具体的には、媒体変更部35が、取得した媒体識別情報を記憶部105の中から検索し、検索した結果、取得した媒体識別情報が記憶部33に記憶されている場合には登録されていると判断し、記憶部33に記憶されていない場合には登録されていないと判断する処理である。
そして、取得した媒体識別情報が登録されている場合(S702でYes)、サーバ装置30は、ログインしたユーザのログイン情報を画像形成装置10に要求する(S703)。その後、サーバ装置30は、画像形成装置10からログイン情報を取得したか否かを判断する(S704)。そして、ログイン情報を取得した場合(S704でYes)、媒体変更部35が、ログイン情報を基に把握したログインユーザと、取得した媒体識別情報を基に把握した原本の所有者とが一致するかどうかを判断する(S705)。そして、一致する場合(S705でYes)、媒体変更部35は、原本の使用履歴が0である(未だ使用されていない)かどうかを判断する(S706)。具体的には、媒体変更部35は、取得した媒体識別情報と関連付けて記憶部33に記憶されている情報(iii)に、使用履歴が0(未使用)と記憶されているか否かを確認する。そして、媒体変更部35は、原本の使用履歴が0である(未だ使用されていない)と判断した場合(記憶部33に使用履歴が0(未使用)と記憶されている場合)(S706でYes)、原本差し替え(媒体変更)を許可する(S707)。また、送信部11が、画像形成装置10に対して、原本差し替えを許可する旨を送信する(S707)。
その後、サーバ装置30は、画像形成装置10から、原本とは異なる別媒体の媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S708)。別媒体の媒体識別情報を取得した場合(S708でYes)、サーバ装置30は、登録部34が別媒体の媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録し、送信部31が登録完了通知をサーバ装置30に送信する(S709)。
その後、サーバ装置30は、画像形成装置10から、印刷ジョブの要求を受けたか否かを判断する(S710)。印刷ジョブの要求を受けた場合(S710でYes)、サーバ装置30は、印刷ジョブを画像形成装置10に送信する(S711)。
サーバ装置30は、取得した識別情報が登録されていない場合(S702でNo)、登録されていない旨を画像形成装置10に送信する(S712)。かかる場合、サーバ装置30は、原本差し替え(媒体変更)を許可しない。
サーバ装置30は、ログインユーザと原本の所有者とが一致しない場合(S705でNo)、一致しない旨を画像形成装置10に送信する(S713)。かかる場合、サーバ装置30は、原本差し替え(媒体変更)を許可しない。
サーバ装置30は、原本の使用履歴が0ではない場合(既に使用済みである場合)(S706でNo)、使用済みである旨を画像形成装置10に送信する(S714)。かかる場合、サーバ装置30は、原本差し替え(媒体変更)を許可しない。
以上説明したように、第1の実施形態に係るサーバ装置30は、画像が形成されている記録媒体を特定する媒体識別情報と、当該記録媒体の使用履歴情報とを取得する取得部の一例としての受信部32と、当該記録媒体とは異なる別媒体に当該画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、当該使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該記録媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない媒体変更部35とを備える処理装置の一例である。それゆえ、画像が形成(印刷)された記録媒体(文書)を汚損してしまった場合などに媒体変更(原本の差し替え)が要求されたとしても、記録媒体が既に使用されている場合には、媒体変更(原本の差し替え)は行われない。その結果、画像が形成(印刷)された記録媒体の原本性を保証しつつ、記録媒体の変更(原本の差し替え)を行うことができる。
なお、上述した第1の実施形態に係るシステム1においては、サーバ装置30が、ログインユーザと原本の所有者とが一致する場合に媒体変更を許可するが、特にかかる態様に限定されない。原本の使用履歴が0である(未だ使用されていない)のであれば、ログインユーザと原本の所有者とが一致しない場合にも原本差し替え(媒体変更)を許可してもよい。例えば、原本の所有者から依頼された者や原本の所有者から譲り受けた者が、原本差し替え(媒体変更)を要求する場合があるからである。ただし、ログインユーザと原本の所有者とが一致する場合に媒体変更を許可する方が、より確度高く原本性が保証される。
上述した第1の実施形態に係るシステム1において、原本を所持するユーザ(文書受信者)(以下、「原本所有者」と称す)が、原本を差し替える権限(媒体変更権限)を有する者を追加可能な機能を備えていてもよい。例えば、原本所有者が、サーバ装置30にログインした後、原本所有者が、サーバ装置30に対して、原本IDや原本差し替え権限を追加する者(以下、「追加権限者」と称す)のユーザIDとともに、原本差し替え権限追加を要求する。サーバ装置30は、追加権限者のユーザIDを、文書データや原本IDに関連付けて登録する(登録部34が、原本差し替え権限が追加されたユーザのユーザIDを記憶部33に記憶させる)。そして、サーバ装置30は、追加権限者を登録した後、追加権限者からの要求により、上述したように原本の差し替えを行うとよい。
なお、サーバ装置30は、原本差し替え権限の追加が要求された際、要求された原本の使用履歴が0ではない場合(既に使用済みである場合)には、原本差し替え権限の追加を不許可としてもよい。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るシステム2の概略構成を例示した図である。
第2の実施形態に係るシステム2は、第1の実施形態に係るシステム1の構成に加えて、画像が形成されている記録媒体の使用履歴情報を記憶する使用履歴記憶部の一例としての使用履歴記憶装置50を備えている。
以下、第1の実施形態に係るシステム1と異なる点について説明する。
図3は、使用履歴記憶装置50のハードウェア構成を例示したブロック図として捉えることもできる。すなわち、使用履歴記憶装置50は、CPU201と、メインメモリ202と、HDD203と、通信I/F204と、表示機構205と、入力デバイス206とを備えている。
使用履歴記憶装置50は、後述する図10に示すように、送信部51と、受信部52と、記憶部53と、登録部54と、検索部55とを備える。
送信部51は、画像形成装置10や処理装置20に対して情報を送信する。受信部52は、画像形成装置10や処理装置20から送信された情報を受信する。記憶部53は、文書データの画像が形成された記録媒体(原本)の識別情報(媒体識別情報)と当該記録媒体(原本)の使用履歴とを、媒体識別情報と使用履歴とを関連付けて記憶する。登録部54は、媒体識別情報や使用履歴等の情報を記憶部53に記憶させる。検索部55は、媒体識別情報等が記憶部53に(登録)記憶されているか否かを検索する。
以上のように構成された使用履歴記憶装置50において、受信部52は、処理装置20により通信回線40を介して送信されてきた媒体識別情報を受信する。そして、登録部54は、受信部52が受信した媒体識別情報を、文書データと関連付けて記憶部53に記憶させる。また、受信部52は、原本を受領した者(自然人や法人)により通信回線40を介して送信されてきた原本としての使用履歴を受信する。そして、登録部54は、受信部52が受信した使用履歴を、媒体識別情報と関連付けて記憶部53に記憶させる。
第1の実施形態に係るシステム1のサーバ装置30は、上述した情報(i)〜(iii)を文書データに関連付けて登録(記憶)するが、第2の実施形態に係るシステム2のサーバ装置30は、上述した情報(i)及び(ii)を文書データに関連付けて登録(記憶)する。そして、使用履歴記憶装置50が、情報(iii)、つまり文書データの画像が形成された記録媒体の使用履歴を、原本ID(媒体識別情報)に関連付けて記憶する。使用履歴記憶装置50は、使用履歴を、文書データや原本の所有者に関連付けて記憶してもよい。
そして、第2の実施形態に係るサーバ装置30は、図7を用いて説明した媒体変更処理のS706の処理において、原本の使用履歴が0である(未だ使用されていない)かどうかを判断する際に、取得した媒体識別情報と関連付けて使用履歴記憶装置50に記憶されている情報(iii)に、使用履歴が0(未使用)と記憶されているか否かを確認する。例えば、サーバ装置30は、使用履歴記憶装置50に対して、媒体識別情報と関連付けて記憶されている使用履歴情報を要求する旨を送信するとともに、使用履歴記憶装置50から受信した使用履歴情報に基づいて使用履歴が0(未使用)であるかどうかを判断するとよい。あるいは、サーバ装置30は、使用履歴記憶装置50に対して、媒体識別情報と関連付けて記憶されている使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかの確認要求を送信する。そして、使用履歴記憶装置50は、使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかを確認し、確認結果をサーバ装置30に送信する。そして、サーバ装置30は、使用履歴記憶装置50から受信した確認結果(回答)に基づいて、使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかを判断するとよい。
以上のように構成された第2の実施形態に係るシステム2においても、画像が形成(印刷)された記録媒体(文書)を汚損してしまった場合などに媒体変更(原本の差し替え)が要求されたとしても、記録媒体が既に使用されている場合には、媒体変更(原本の差し替え)は行われない。その結果、画像が形成(印刷)された記録媒体の原本性を保証しつつ、記録媒体の変更(原本の差し替え)を行うことができる。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係るシステム3の概略構成を例示した図である。
第3の実施形態に係るシステム3は、上述した処理装置20と、上述した使用履歴記憶装置50と、原本の媒体識別情報(原本ID)や当該原本の所有者を特定する所有者識別情報を記憶する所有者情報記憶部の一例としての情報記憶装置60と、画像形成装置70とを備えている。
処理装置20、使用履歴記憶装置50、情報記憶装置60及び画像形成装置70は通信回線40に接続されており、通信回線40を介して互いに通信を行うことが可能となっている。
以下、第1の実施形態に係るシステム1と異なる点について説明する。
図3は、情報記憶装置60のハードウェア構成を例示したブロック図として捉えることもできる。すなわち、情報記憶装置60は、CPU201と、メインメモリ202と、HDD203と、通信I/F204と、表示機構205と、入力デバイス206とを備えている。
第1の実施形態に係るシステム1のサーバ装置30は、上述した情報(i)〜(iii)を文書データに関連付けて記憶するが、第3の実施形態に係るシステム3の情報記憶装置60が情報(i)及び(ii)を記憶し、使用履歴記憶装置50が情報(iii)を記憶する。つまり、情報記憶装置60は、文書データの画像が形成された記録媒体(原本)の媒体識別情報(原本ID)、及び当該原本の所有者を特定する所有者識別情報を、文書データに関連付けて記憶する。使用履歴記憶装置50は、文書データの画像が形成された記録媒体の使用履歴を、原本ID(媒体識別情報)や原本の所有者に関連付けて記憶する。使用履歴記憶装置50は、使用履歴を、文書データに関連付けて記憶してもよい。
図10は、第3の実施形態に係る処理装置20、使用履歴記憶装置50、情報記憶装置60、及び画像形成装置70の機能構成を例示したブロック図である。
第3の実施形態に係るシステム3の画像形成装置70は、第1の実施形態に係るシステム1の画像形成装置10の構成に加えて、文書データの画像が形成された媒体を、現在の記録媒体から別媒体に変更する媒体変更を行う媒体変更部15を備えている。
使用履歴記憶装置50は、図10に示すように、画像形成装置70や処理装置20に対して情報を送信する送信部51と、画像形成装置70や処理装置20から送信された情報を受信する受信部52とを備える。また、使用履歴記憶装置50は、文書データの画像が形成された記録媒体(原本)の識別情報(媒体識別情報)と当該記録媒体(原本)の使用履歴とを、媒体識別情報と使用履歴とを関連付けて記憶する記憶する記憶部53とを備える。また、使用履歴記憶装置50は、媒体識別情報や使用履歴等の情報を記憶部53に記憶させる登録部54と、媒体識別情報等が記憶部53に(登録)記憶されているか否かを検索する検索部55とを備える。
情報記憶装置60は、図10に示すように、画像形成装置70や処理装置20に対して情報を送信する送信部61と、画像形成装置70や処理装置20から送信された情報を受信する受信部62とを備える。また、情報記憶装置60は、文書データの画像が形成された記録媒体(原本)の識別情報(媒体識別情報)と当該記録媒体(原本)の所有者の識別情報(所有者識別情報)とを、媒体識別情報と所有者識別情報とを関連付けて記憶する記憶部63とを備える。また、情報記憶装置60は、媒体識別情報や所有者識別情報等の情報を記憶部63に記憶させる登録部64と、媒体識別情報等が記憶部63に(登録)記憶されているか否かを検索する検索部65とを備える。
以上のように構成された情報記憶装置60において、受信部62は、処理装置20により通信回線40を介して送信されてきた媒体識別情報および所有者識別情報を受信する。そして、登録部64は、受信部62が受信した媒体識別情報および所有者識別情報を、文書データと関連付けて記憶部63に記憶させる。
図11は、第3の実施形態に係るシステム3において、原本を差し替える際の動作例を示したシーケンス図である。
原本を所持するユーザ(原本の所有者)が画像形成装置70にログインする(S1101)。そして、ユーザは、画像形成装置70にてログインが許可された後、操作部106を介して、画像形成装置70の親展ボックス内の文書を選択して、原本差し替え(媒体変更)を要求する(S1102)。すると、画像形成装置70は、表示部107を介して、ユーザに対して原本のセットを要求する(S1103)。ユーザが原本を画像読取部108にセット(S1104)した場合、画像形成装置70では、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取る(S1105)。その後、画像形成装置70では、媒体変更部15が、送信部11に、情報記憶装置60に対して、S1105にて読み取った媒体識別情報を送信させるとともに当該媒体識別情報と関連付けて記憶されている所有者識別情報を要求する旨を送信させる(S1106)。
すると、情報記憶装置60では、受信した媒体識別情報が登録されているかを検索する(S1107)。具体的には、検索部65が、取得した媒体識別情報が、記憶部63に記憶されているかを検索する。そして、情報記憶装置60では、取得した媒体識別情報が登録されている場合、画像形成装置70に対して、原本の所有者を特定する所有者識別情報(ID)を送信する(S1108)。
すると、画像形成装置70では、媒体変更部15が、ログインユーザと原本の所有者が一致するかを確認する(S1109)。その後、画像形成装置70では、媒体変更部15が、送信部11に、使用履歴記憶装置50に対して、S1105にて読み取った媒体識別情報を送信させるとともに当該媒体識別情報と関連付けて記憶されている使用履歴情報を要求する旨を送信させる(S1110)。
すると、使用履歴記憶装置50では、受信した媒体識別情報が登録されているかを検索する(S1111)。具体的には、検索部55が、取得した媒体識別情報が、記憶部53に記憶されているかを検索する。そして、使用履歴記憶装置50では、取得した媒体識別情報が登録されている場合、送信部51が、画像形成装置70に対して、使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかを送信する(S1112)。
画像形成装置70では、媒体変更部15が、使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかを確認する(S1113)。その後、画像形成装置70では、媒体変更部15が、使用履歴が0(未使用)であることを確認して原本の差し替えを許可する場合、画像読取部108が、原本とは異なる別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取り(S1114)、送信部11が、画像読取部108が読み取った別媒体識別情報を情報記憶装置60に送信する(S1115)。
情報記憶装置60では、登録部64が、受信した別媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録し(記憶部63に記憶させ)(S1116)、送信部61が登録完了通知を画像形成装置70に送信する(S1117)。
すると、画像形成装置70では、受信部12が登録完了通知受信し(S1118)、画像形成部109が、文書データの画像を、登録完了された別媒体に形成(印刷)する(S1119)。このようにして、ユーザは、新たな原本を取得する(S1120)。
(画像形成装置70が行う媒体変更処理)
図12は、第3の実施形態に係る画像形成装置70が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。
画像形成装置70は、媒体変更処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
画像形成装置70は、ユーザにより、ログインが要求されたか否かを判断する(S1201)。ログインが要求された場合(S1201でYes)、認証部14がログインの要求を許可するか否かを判断する(S1202)。
画像形成装置70は、認証部14がログインの要求を許可する場合(S1202でYes)、許可する旨を報知する(S1203)。
次いで、画像形成装置70は、親展ボックス内の文書が選択され、原本差し替え(媒体変更)要求がなされたか否かを判断する(S1204)。そして、原本差し替え(媒体変更)要求がなされた場合(S1204でYes)、ユーザに対して原本のセットを要求する(S1205)。原本がセットされた場合、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取る(S1206)。その後、画像形成装置70は、情報記憶装置60に対して、S1206にて読み取った媒体識別情報を送信するとともに当該媒体識別情報と関連付けて記憶されている所有者識別情報を要求する旨を送信する(S1207)。
その後、画像形成装置70は、所有者識別情報を受信したか否かを判断する(S1208)。所有者識別情報を受信した場合(S1208でYes)、ログインユーザと原本の所有者が一致するかを確認する(S1209)。そして、ログインユーザと原本の所有者が一致する場合(S1209でYes)、使用履歴記憶装置50に対して、S1206にて読み取った媒体識別情報を送信するとともに当該媒体識別情報と関連付けて記憶されている使用履歴情報を要求する旨を送信する(S1210)。
その後、画像形成装置70は、使用履歴情報を受信したか否かを判断する(S1211)。使用履歴情報を受信した場合(S1211でYes)、使用履歴が0(未使用)であるか否かを判断する(S1212)。そして、使用履歴が0(未使用)である場合(S1212でYes)、画像形成装置70は、原本とは異なる別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取り、読み取った別媒体識別情報を情報記憶装置60に送信する(S1213)。
その後、画像形成装置70は、登録完了通知を受信したか否かを判断する(S1214)。そして、登録完了通知を受信した場合(S1214でYes)、文書データの画像を別媒体に形成(印刷)する(S1215)。つまり、画像形成部109が、情報記憶装置60に登録完了された別媒体に文書データの画像を形成(印刷)する。
なお、画像形成装置70は、ログインが要求されていない場合(S1201でNo)、本処理を終了する。
また、画像形成装置70は、ログインの要求を許可しない場合(S1202でNo)、許可しない旨を報知する(S1216)。許可しない旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
また、画像形成装置70は、ログインユーザと原本の所有者が一致しない場合(S1209でNo)、及び使用履歴が0(未使用)ではない場合(S1212でNo)、原本差し替え(媒体変更)を許可しない旨を報知する(S1217)。許可しない旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
画像形成装置70は、原本差し替え(媒体変更)が要求されていない場合(S1204でNo)、原本差し替えが要求されるまで待機する。また、画像形成装置70は、所有者識別情報を受信していない場合(S1208でNo)、所有者識別情報を受信するまで待機する。また、画像形成装置70は、使用履歴情報を受信していない場合(S1211でNo)、使用履歴情報を受信するまで待機する。また、画像形成装置70は、登録完了通知を受信していない場合(S1214でNo)、登録完了通知を受信するまで待機する。
以上のように構成された第3の実施形態に係るシステム3においても、画像が形成(印刷)された記録媒体(文書)を汚損してしまった場合などに媒体変更(原本の差し替え)が要求されたとしても、記録媒体が既に使用されている場合には、媒体変更(原本の差し替え)は行われない。その結果、画像が形成(印刷)された記録媒体の原本性を保証しつつ、記録媒体の変更(原本の差し替え)を行うことができる。
[第4の実施形態]
図13は、本発明の第4の実施形態に係るシステム4を構成する処理装置20及び画像形成装置80の機能構成を例示したブロック図である。
第4の実施形態に係るシステム4は、上述した処理装置20と、画像形成装置80とを備えている。
以下、第3の実施形態に係るシステム3と異なる点について説明する。
第4の実施形態に係るシステム4の画像形成装置80の記憶部105は、媒体識別情報と、所有者識別情報と、使用履歴情報とを、文書データに関連付けて記憶する。
そして、第4の実施形態に係るシステム4の画像形成装置80は、第3の実施形態に係るシステム3の画像形成装置70の構成に加えて、媒体識別情報や所有者識別情報や使用履歴情報等の情報を記憶部105に記憶させる登録部16を備える。
以上のように構成された画像形成装置80において、受信部12は、処理装置20により通信回線40を介して送信されてきた媒体識別情報を受信する。そして、登録部16は、受信部12が受信した媒体識別情報を、文書データと関連付けて記憶部105に記憶させる。また、受信部12は、処理装置20により通信回線40を介して送信されてきた媒体識別情報および所有者識別情報を受信する。そして、登録部16は、受信部12が受信した媒体識別情報および所有者識別情報を、文書データと関連付けて記憶部105に記憶させる。また、受信部12は、原本を受領した者(自然人や法人)により通信回線40を介して送信されてきた原本としての使用履歴を受信する。そして、登録部16は、受信部12が受信した使用履歴を、媒体識別情報と関連付けて記憶部105に記憶させる。
(画像形成装置80が行う媒体変更処理)
図14は、第4の実施形態に係る画像形成装置80が行う媒体変更処理を示すフローチャートである。
画像形成装置80は、媒体変更処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
画像形成装置80は、ユーザにより、ログインが要求されたか否かを判断する(S1401)。ログインが要求された場合(S1401でYes)、認証部14がログインの要求を許可するか否かを判断する(S1402)。そして、認証部14がログインの要求を許可する場合(S1402でYes)、許可する旨を報知する(S1403)。
次いで、画像形成装置80は、親展ボックス内の文書が選択され、原本差し替え(媒体変更)要求がなされたか否かを判断する(S1404)。そして、画像形成装置80は、原本差し替え(媒体変更)要求がなされた場合(S1404でYes)、ユーザに対して原本のセットを要求する(S1405)。原本がセットされた場合、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取る(S1406)。その後、画像形成装置80は、画像読取部108が読み取った媒体識別情報が登録されているか否かを判断する(S1407)。具体的には、媒体変更部15が、読み取った媒体識別情報が記憶部105に記憶されているかを検索することにより判断する。
そして、読み取った媒体識別情報が登録されている場合、媒体変更部15は、ログインユーザと原本の所有者が一致するかを確認する(S1408)。そして、ログインユーザと原本の所有者が一致する場合(S1408でYes)、媒体変更部15は、使用履歴が0(未使用)であるか0以外(使用済み)であるかを判断する(S1409)。そして、使用履歴が0(未使用)である場合(S1409でYes)、媒体変更部15は原本の差し替えを許可し、画像読取部108が原本とは異なる別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取り(S1410)、読み取った別媒体識別情報を文書データと関連付けて記憶する(S1411)。その後、画像形成装置80は、文書データの画像を別媒体に形成(印刷)する(S1412)。つまり、画像形成部109が、登録完了された別媒体に文書データの画像を形成(印刷)する。
なお、画像形成装置80は、ログインが要求されていない場合(S1401でNo)、本処理を終了する。
また、画像形成装置80は、ログインの要求を許可しない場合(S1402でNo)、許可しない旨を報知する(S1413)。許可しない旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
また、画像形成装置80では、媒体変更部15は、ログインユーザと原本の所有者が一致しない場合(S1408でNo)、及び使用履歴が0(未使用)ではない場合(S1409でNo)、原本差し替え(媒体変更)を許可しない。媒体変更部15が原本差し替え(媒体変更)を許可しない場合には、画像形成装置80は、許可しない旨を報知する(S1414)。許可しない旨は、表示部107に表示されることを例示することができる。
以上のように構成された第4の実施形態に係るシステム4においても、画像が形成(印刷)された記録媒体(文書)を汚損してしまった場合などに媒体変更(原本の差し替え)が要求されたとしても、記録媒体が既に使用されている場合には、媒体変更(原本の差し替え)は行われない。その結果、画像が形成(印刷)された記録媒体の原本性を保証しつつ、記録媒体の変更(原本の差し替え)を行うことができる。
1,2,3,4…システム、10,70,80…画像形成装置、20…処理装置、30…サーバ装置、40…通信回線、50…使用履歴記憶装置、60…情報記憶装置

Claims (8)

  1. 画像が形成されている媒体を特定する媒体識別情報と、当該媒体の使用履歴情報とを取得する取得部と、
    前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない変更部と
    を備える処理装置。
  2. 前記取得部は、前記媒体の所有者を特定する所有者識別情報を取得し、
    前記変更部は、前記媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合に媒体変更を行う
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記媒体識別情報は、紙指紋である
    請求項1または2に記載の処理装置。
  4. 画像が形成されている媒体を特定する媒体識別情報と、当該媒体の所有者を特定する所有者識別情報と、当該媒体の使用履歴情報とを取得する取得部と、
    前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合には媒体変更を行う変更部と
    を備える処理装置。
  5. 画像が形成されている媒体の使用履歴情報を記憶する使用履歴記憶部と、
    前記媒体とは異なる別媒体に前記画像を形成する媒体変更の要求を受けたとき、前記使用履歴記憶部が記憶している前記使用履歴情報から当該媒体が未だ使用されていないと判断される場合には媒体変更を行い、当該媒体が既に使用されていると判断される場合には媒体変更を行わない変更部と
    を備えるシステム。
  6. 前記使用履歴記憶部は、前記媒体を特定する媒体識別情報に関連付けて前記使用履歴情報を記憶する
    請求項5に記載のシステム。
  7. 前記媒体の所有者を特定する所有者識別情報を記憶する所有者情報記憶部をさらに備え、
    前記変更部は、前記媒体が未だ使用されておらず、かつ前記所有者情報記憶部が記憶している前記所有者識別情報から変更要求を行なった者が前記媒体の所有者と一致すると判断される場合に媒体変更を行う
    請求項6に記載のシステム。
  8. 前記媒体識別情報は、紙指紋である
    請求項6または7に記載のシステム。
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