JP6733489B2 - システム、処理装置、画像形成装置 - Google Patents

システム、処理装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、システム、処理装置、画像形成装置に関する。
従来、印刷物の原本からの不正複製を抑止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載のシステムは、機密情報を含む電子情報を所定の方法で紙面に表示して原本ハードコピーを作成するとともに、同一紙面に特殊トナーを用いて原本ハードコピーの作成命令者の氏名等を潜像的に印字する。
特開2005−315921号公報
不正な複製を抑制するために、特殊な用紙やトナーを必要とするのでは、ユーザに多大な負担を強いることになるため、特殊な用紙やトナーを必要とすることなく、簡便に不正な複製を抑制できることが望ましい。
本発明は、不正な複製を簡便に抑制することができるシステム、処理装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部と、を備えるシステムである。
請求項2に記載の発明は、前記形成部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該別媒体に当該原本の画像を形成して新たな原本を作製する請求項1に記載のシステムである。
請求項3に記載の発明は、前記記憶部は、前記形成部が新たな原本を作製した場合に当該新たな原本の媒体識別情報を記憶する請求項2に記載のシステムである。
請求項4に記載の発明は、前記複製物である旨を示す画像は、複製を意味する文字情報である請求項1から3のいずれか1項に記載のシステムである。
請求項5に記載の発明は、前記形成部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに取得した当該原本の媒体識別情報を基に、当該原本の部数と前記上限値とを把握する請求項1から4のいずれか1項に記載のシステムである。
請求項6に記載の発明は、媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に付与すべき指示をする指示部と、を備える処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記指示部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該別媒体に当該原本の画像を形成して新たな原本を作製することを許可する請求項6に記載の処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記記憶部は、前記指示部が新たな原本の作製を許可した場合に当該新たな原本の媒体識別情報を記憶する請求項7に記載の処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記複製物である旨を示す画像は、複製を意味する文字情報である請求項6から8のいずれか1項に記載の処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記指示部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに取得した当該原本の媒体識別情報を基に、当該原本の部数と前記上限値とを把握する請求項6から9のいずれか1項に記載の処理装置である。
請求項11に記載の発明は、媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の複製を許可する旨の通知を取得する取得部と、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部と、を備える画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該文書データの画像とともに地紋画像を当該別媒体に形成する形成部と、を備えるシステムである。
請求項1の発明によれば、不正な複製を簡便に抑制することができる。
請求項2の発明によれば、原本の部数をより精度高く制限することができる。
請求項3の発明によれば、原本の印刷や新たな原本の作製をより精度高く制限することができる。
請求項4の発明によれば、複製物であることを明確に示すことができる。
請求項5の発明によれば、原本の部数をより精度高く制限することができる。
請求項6の発明によれば、不正な複製を簡便に抑制することができる。
請求項7の発明によれば、原本の部数をより精度高く制限することができる。
請求項8の発明によれば、原本の印刷や新たな原本の作製をより精度高く制限することができる。
請求項9の発明によれば、複製物であることを明確に示すことができる。
請求項10の発明によれば、原本の部数をより精度高く制限することができる。
請求項11の発明によれば、不正な複製を簡便に抑制することができる。
請求項12の発明によれば、不正な複製を簡便に抑制することができる。
第1の実施形態に係るシステムの概略構成を例示した図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係る処理装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置、処理装置およびサーバ装置の機能構成を例示したブロック図である。 第1の実施形態に係るシステムにおいて、原本を印刷する際の動作例を示したシーケンス図である。 第1の実施形態に係るシステムにおいて、原本を複製する際の動作例を示したシーケンス図である。 第1の実施形態に係るサーバ装置が行う複製判断処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置が行う画像形成処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るシステムにおいて、原本の印刷をする際の動作例を示したシーケンス図である。 第2の実施形態に係るシステムにおいて、原本の複製(新たな原本の作製)をする際の動作例を示したシーケンス図である。 第2の実施形態に係るサーバ装置が行う複製判断処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置が行う画像形成処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシステム1の概略構成を例示した図である。
システム1は、文書の複写機能、読み取った文書の画像データを生成する機能、画像データが示す画像を記録媒体に形成する機能を有する画像形成装置10を備えている。
また、システム1は、ユーザが入力した情報を受け付けたりユーザに対して情報を出力したりする処理装置20を備えている。
また、システム1は、画像形成装置10や処理装置20からの要求を受けてサービスを提供するサーバ装置30を備えている。
画像形成装置10、処理装置20及びサーバ装置30は装置間を通信可能に接続する通信回線40に接続されており、通信回線40を介して互いに通信を行うことが可能となっている。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。
画像形成装置10は、バス101に接続された、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、記憶部105とを有している。また、画像形成装置10は、バス101に接続された、操作部106と、表示部107と、画像読取部108と、画像形成部109と、通信部110とを有している。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像形成装置10の各部が制御される。これにより、画像形成装置10は、例えば、記録媒体に画像を形成して出力すること、文書を読み取って文書の画像データを生成すること、通信回線40を介して他の装置と通信を行うことが可能となる。
記憶部105は、記憶装置を具備しており、例えば通信部110で受信したデータや画像形成装置10で生成されたデータを記憶する。
操作部106は、ユーザ操作を受け付けるための複数の操作手段を備えている。操作手段は、ハードウェアキーであっても良いし、表示部107に表示され、押圧された位置に応じた制御信号を出力するタッチパネルによって構成してもよい。
表示部107は、例えば液晶ディスプレイを有する表示装置であり、CPU102の制御の下、例えば画像形成装置10を操作するためのメニュー画面や画像形成装置10に関するデータを表示する。
画像読取部108は、プラテンガラス(不図示)と、光を原稿の被読取面(画像面)へ照射する光照射ユニット(不図示)と、光照射ユニットから原稿の被読取面へ光が照射されて原稿の被読取面で反射した反射光を導く導光ユニット(不図示)と、導光ユニットによって導かれた光の光学像を結像する結像レンズ(不図示)とを備えている。また、画像読取部108は、結像レンズによって結像された光を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の光電変換素子で構成され、結像された光学像を検出する検出部(不図示)と、検出部と電気的に接続されて、検出部によって得られた電気信号が送られる画像処理部とを備えている。
そして、画像読取部108は、原稿搬送部によって搬送される原稿の画像、及びプラテンガラスに載せられた原稿の画像を読み取る。
画像形成部109は、一定の間隔を置いて並列的に配置されるイエロー、マゼンタ、シアン、黒等の複数の画像形成ユニット(不図示)を備えている。各画像形成ユニットは、感光体ドラム(不図示)と、感光体ドラムの表面を一様に帯電する帯電器(不図示)と、トナーで現像し可視化する現像器(不図示)と、現像器に対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ(不図示)とを有している。
また、画像形成部109は、感光体ドラムに対してレーザ光を照射する光学系ユニット(不図示)と、感光体ドラムに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト(不図示)上に多重転写させる中間転写ユニット(不図示)とを備えている。また、画像形成部109は、中間転写ユニット上に重畳されて形成されたトナー像を記録媒体に転写する二次転写ユニット(不図示)と、記録媒体上に形成されたトナー像を加熱及び加圧して定着する定着装置(不図示)とを備えている。
通信部110は、通信回線40に接続されており、通信回線40に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェース(通信I/F)として機能する。
なお、本明細書において、「記録媒体」は、画像を形成可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であってもよい。
また、本実施の形態において、「原本」は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に、文書データの画像が形成(印刷)された物であることを例示することができる。媒体識別情報としては、紙の記録媒体の表面に存在する微視的紋様である紙指紋であることを例示することができる。「微視的」とは人間の感覚で識別できないほど現象が微細であるさまをいい、微視的紋様は、例えば、紙の記録媒体の表面に描かれる一般的な文字、図形のような表示とは異なり、基本的には肉眼で認識することができない微細な紋様である。個体の種類によっては生来その表面に自然に形成された微視的紋様を有するものがある。例えば、紙の記録媒体は、木材パルプを原料とした細かい繊維が絡み合って作られており、この天然繊維のランダムな絡み合いが微視的紋様である紙指紋を生じる。
媒体識別情報が紙指紋である場合、第1の実施形態に係る画像形成装置10の画像読取部108は、原稿搬送部によって搬送される記録媒体、及びプラテンガラスに載せられた記録媒体の紙指紋を読み取る。そして、画像読取部108は、読み取った紙指紋から紙指紋特徴情報を取得し、バーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)といった機械可読なコード化情報に変換する。
他の媒体識別情報としては、記録媒体に付された、バーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)といった、画像形成装置10の画像読取部108が読み取り可能なコード化情報であってもよい。
なお、CPU102によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いて画像形成装置10にダウンロードさせてもよい。
図3は、第1の実施形態に係る処理装置20のハードウェア構成を例示したブロック図である。
図3に示すように、処理装置20は、CPU201と、メインメモリ202及びHDD(Hard Disk Drive)203とを備える。CPU201は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリ202は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域である。HDD203は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
また、処理装置20は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)204と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構205と、キーボードやマウス等の入力デバイス206とを備える。
また、図3は、サーバ装置30のハードウェア構成を例示したブロック図として捉えることもできる。すなわち、サーバ装置30は、CPU201と、メインメモリ202と、HDD203と、通信I/F204と、表示機構205と、入力デバイス206とを備えている。
なお、CPU201によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いて処理装置20、サーバ装置30にダウンロードさせてもよい。
本明細書では、記録媒体に記録(形成)する画像の元となる電子データを「文書データ」と称す。「文書データ」は、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、データベース管理ソフトウェアや表計算ソフトウェアで記録されるデータ、その他の印刷可能な電子データも含めて「文書データ」と称す。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置10、処理装置20およびサーバ装置30の機能構成を例示したブロック図である。
画像形成装置10は、図4に示すように、媒体識別情報等をサーバ装置30に送信する送信部11と、サーバ装置30から印刷ジョブ等を受信する受信部12とを備える。
なお、印刷ジョブとは、文書データの印刷を指示する印刷指示情報に基づいて画像形成装置10で実行される処理の単位であるが、本明細書では、印刷指示情報のことを印刷ジョブということもある。
処理装置20は、図4に示すように、文書データの登録指示等の情報をサーバ装置30に対して送信する送信部21と、送信部21が送信した情報に対するサーバ装置30からの応答等を受信する受信部22とを備える。
サーバ装置30は、図4に示すように、画像形成装置10や処理装置20に対して情報を送信する送信部31と、画像形成装置10や処理装置20から送信された情報を受信する受信部32とを備える。また、サーバ装置30は、文書データ等の情報を記憶する記憶部33と、文書データ等の情報を記憶部33に記憶させる登録部34とを備える。また、サーバ装置30は、原本を印刷したり複製したりして原本を作製する旨の指示等を画像形成装置10に与える指示部35を備えている。
第1の実施形態に係るシステム1において、サーバ装置30には、ユーザ(サーバ装置30への登録を担当する者)により処理装置20を介して文書データの登録の指示が行われる。サーバ装置30は、ユーザの指示に従い、文書データを登録する。具体的には、登録部34が、受信部32を介して取得した文書データ等の情報を記憶部33に記憶させる。
サーバ装置30は、以下の情報(i)〜(iv)を互いに関連付けて記憶する。具体的には、登録部34が、以下の情報(i)〜(iv)を関連付けて記憶部33に記憶(登録)させる。
(i)文書データを特定するID(例えばファイル名など)
(ii)画像形成装置10から取得した、文書データの画像形成を行った記録媒体の媒体識別情報(原本が複数部数ある場合には複数の媒体識別情報)
(iii)今までに文書データの画像形成を行った記録媒体の部数(原本の部数)
(iv)文書データの画像形成を行うことが可能な記録媒体の部数の上限値(原本部数上限値)
また、サーバ装置30は、登録された文書データの画像が形成される記録媒体を特定する媒体識別情報を読み取るための読み取りフラグを含ませた印刷ジョブを、画像形成装置10に対して送信する。
これに対して、画像形成装置10は、サーバ装置30から送られてきた印刷ジョブの中に媒体識別情報の読み取りフラグが付与されている場合に、登録された文書データの画像形成を行う記録媒体の媒体識別情報を読み取るとともに、読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する。また、画像形成装置10は、原本を複製して新たな原本を作製する際にも読み取った媒体識別情報をサーバ装置30へ送信する。
以上のように構成された第1の実施形態に係るシステム1は、文書の一例としての信書を作製するのに適している。信書とは、特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書である。信書は、請求書の類、会議召集通知の類、許可書の類、証明書の類、ダイレクトメールであることを例示することができる。請求書の類の中には、納品書、領収書、見積書、願書、申込書、契約書等が含まれる。会議召集通知の中には、結婚式等の招待状、業務報告文書等が含まれる。許可書の類の中には、免許書、認定書、表彰状等が含まれる。証明書の類の中には、印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本の写し、住民票の写し等が含まれる(なお、住民票の原本、戸籍謄本の原本は役所で管理されている物であり、役所から発行される物は住民票の写し、戸籍謄本の写しである)。ダイレクトメールの中には、文書自体に受取人が記載されている文書等が含まれる。
(原本印刷)
次に、ユーザ(例えば、上述したサーバ装置30への登録を担当する者と異なる者。同じ者でも良い。)により処理装置20を介して原本の印刷が要求された場合の処理について説明する。原本の印刷とは、サーバ装置30からの印刷指示(印刷ジョブ)を受けて、画像形成装置10がサーバ装置30に登録されている文書データの画像を記録媒体に形成することである。
サーバ装置30は、ユーザにより原本の印刷が要求された場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には印刷を許可する(画像形成装置10が記録媒体に文書データの画像を形成することを許可する)。他方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を不許可とする。
サーバ装置30は、新たな原本の作製を不許可とする場合には、画像形成装置10が当該文書データの画像を形成する他の記録媒体(別媒体)が複製物であることが分かるように、当該他の記録媒体に当該文書データの画像とともに複製物であることを示す画像を形成するように指示する。複製物であることを示す画像は、「複製」という文字であることを例示することができる。
また、サーバ装置30は、新たな原本の媒体識別情報を取得し、文書データに関連付けて登録(記憶)する。また、サーバ装置30は、今回新たに作製した原本の部数を加算(インクリメント)する。
図5は、第1の実施形態に係るシステム1において、原本を印刷する際の動作例を示したシーケンス図である。
ユーザが原本の印刷を要求した場合(S501)、サーバ装置30は、原本印刷を許可するか否かを判断する(S502)。そして、サーバ装置30は、原本印刷を許可する場合、原本印刷許可通知とともに文書データを画像形成装置10に対して送信する(S503)。
画像形成装置10は、原本の印刷を実行する(記録媒体に文書データの画像を形成する)(S504)。また、画像形成装置10は、印刷される原本の記録媒体の媒体識別情報を読み取る(S505)。原本の記録媒体は、例えばユーザにより画像読取部108にセットされ、画像読取部108により媒体識別情報が読み取られることを例示することができる。媒体識別情報が読み取られた原本の記録媒体は、例えばユーザにより、画像形成部109に供給される媒体を収容する収容部(給紙部)の最上部(次回の画像形成に供給される部位)にセットされるとよい。あるいは、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から画像形成部109へ至る搬送部に設けられたCCDイメージセンサ等を有する読取器(不図示)にて、今回文書データの画像が形成される記録媒体の媒体識別情報を読み取っても良い。
その後、画像形成装置10では、送信部11が、読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S506)。
サーバ装置30では、受信した媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録する(記憶部33に記憶する)(S507)。また、サーバ装置30は、今回新たに作製(印刷)した原本の部数を加算(インクリメント)する(S508)。
(原本複製(コピー))
次に、ユーザにより原本の複製(コピー)が要求された場合の処理について説明する。
ここで、原本の複製(コピー)とは、既に文書データの画像が形成されている記録媒体(原本)とは異なる他の記録媒体(別媒体)に当該文書データの画像を形成することである。
サーバ装置30は、ユーザにより原本の複製が要求された場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には新たな原本の作製を許可する(画像形成装置10が他の記録媒体(別媒体)に当該文書データの画像を形成することを許可する)。他方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を不許可とし、画像形成装置10が当該文書データの画像を形成する他の記録媒体(別媒体)が複製物であることが分かるように、当該他の記録媒体に当該文書データの画像とともに複製物であることを示す画像を形成するように指示する。複製物であることを示す画像は、「複製」という文字であることを例示することができる。
図6は、第1の実施形態に係るシステム1において、原本を複製する際の動作例を示したシーケンス図である。
原本を所持するユーザが原本を複製するべく原本を画像読取部108にセットし、原本複製を要求する(S601)。ユーザによる原本複製の要求は、操作部106を介して行うことを例示することができる。例えば、ユーザが、操作部106としてのタッチパネルに表示された「コピー」のアイコンを押すことにより、原本複製を要求することを例示することができる。
すると、画像形成装置10では、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取り(S602)、送信部11が読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S603)。
サーバ装置30では、取得した媒体識別情報を記憶部33の中から検索する(S604)。具体的には、指示部35が、取得した媒体識別情報が、記憶部33に記憶されているかを検索する。そして、サーバ装置30は、取得した媒体識別情報が記憶部33に記憶されている場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達しているか否かを確認する(S605)。具体的には、指示部35が、取得した媒体識別情報と関連付けて記憶部33に記憶されている情報に基づいて、今までに作製された原本の部数が原本部数上限値に達しているか否かを確認する。
(原本部数上限値に達していない場合)
そして、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には、新たな原本の作製を許可すると判断し、複製(コピー)許可を画像形成装置10に送信する(S606)。
すると、画像形成装置10では、複製を実行する(S607)。つまり、画像形成装置10は、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から供給された記録媒体に画像読取部108にセットされた原本の画像を形成する。
また、画像形成装置10は、画像読取部108にセットされた原本とは異なる別媒体であって今回画像を形成する、あるいは形成した別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取る(S608)。
その後、画像形成装置10では、読み取った別媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S609)。
サーバ装置30では、受信した別媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録する(記憶部33に記憶する)(S610)。
(原本部数上限値に達している場合)
一方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を許可するべきではないと判断し、複製する際に複製物であることを示す画像を付与すべき旨を画像形成装置10に指示する(S611)。
すると、画像形成装置10は、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から供給された記録媒体に画像読取部108にセットされた原本の画像とともに複製物であることを示す画像を形成する(S612)。
例えば、原本部数上限値が1である場合には、原本複製が要求された時点で既に1つの原本が存在しているので、サーバ装置30は、新たな原本の作製を許可するべきではないと判断し、複製する際に複製物であることを示す画像を付与すべき旨を画像形成装置10に指示する。そして、画像形成装置10は、画像読取部108にセットされた原本の画像とともに複製物であることを示す画像を記録媒体に形成する。
(サーバ装置30が行う複製判断処理)
図7は、第1の実施形態に係るサーバ装置30が行う複製判断処理を示すフローチャートである。
サーバ装置30は、複製判断処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
サーバ装置30は、画像形成装置10から媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S701)。そして、媒体識別情報を取得した場合(S701でYes)、媒体識別情報と一致する原本が存在するか否かを判断する(S702)。つまり、媒体識別情報に関連付けられた文書データが記憶部33に記憶されているか否かを判断する。そして、媒体識別情報と一致する原本が存在する場合(S702でYes)、原本の部数が原本部数上限値未満であるか否かを判断する(S703)。
原本の部数が原本部数上限値未満である場合(S703でYes)、サーバ装置30は、新たな原本の作製(複製許可(複製物であることを示す画像を付与しない複製の許可))する旨を画像形成装置10に対して送信する(S704)。その後、サーバ装置30は、別媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S705)。そして、別媒体識別情報を取得した場合(S705でYes)、サーバ装置30は、別媒体識別情報を、文書データと関連付けて記憶部33に記憶する(S706)。また、サーバ装置30は、今回新たに作製した原本の部数を加算(インクリメント)する。他方、別媒体識別情報を取得していない場合(S705でNo)、別媒体識別情報を取得するまで待機する。
一方、原本の部数が原本部数上限値以上である場合(S703でNo)、サーバ装置30は、複製を不許可とする通知とともに複製物であることを示す画像を記録媒体に付与する旨を画像形成装置10に指示する(S707)。
媒体識別情報と一致する原本が存在しない場合(S702でNo)、サーバ装置30は、原本が存在しない旨を画像形成装置10に対して送信する(S708)。
媒体識別情報を取得していない場合(S701でNo)、本処理の実行を終了する。
(画像形成装置10が行う画像形成処理)
図8は、第1の実施形態に係る画像形成装置10が行う画像形成処理を示すフローチャートである。
画像形成装置10は、画像形成処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
画像形成装置10は、原本複製が要求されたか否かを判断する(S801)。これは、ユーザにより、例えば操作部106としてのタッチパネルに表示された「コピー」のアイコンが押されたか否かを判断する処理である。原本複製が要求された場合(S801でYes)、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取る(S802)。その後、送信部11が読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S803)。
その後、画像形成装置10は、サーバ装置30から、送信した媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得たか否かを判断する(S804)。そして、媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得た場合(S804でYes)、サーバ装置30から受けた通知が新たな原本の作製を許可する旨の通知であるか許可しない旨の通知であるかを判断する(S805)。そして、S805の処理にて新たな原本の作製を許可する旨の通知を受けた場合、複製を実行する(S806)。つまり、画像形成装置10は、画像読取部108にて読み取った原本の画像を、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から供給された記録媒体に形成する(複製物であることを示す画像は付与しない)。また、画像形成装置10は、画像読取部108にセットされた原本とは異なる別媒体であって今回画像を形成するあるいは形成した別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取る(S806)。その後、画像形成装置10は、送信部11が、読み取った別媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S807)。
他方、S805の処理にて新たな原本の作製を許可しない旨の通知、複製物であることを示す画像を付与すべき旨の指示を受けた場合、画像形成装置10は、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から供給された記録媒体に、画像読取部108にて読み取った原本の画像とともに複製物であることを示す画像を形成する。(S808)。
一方、媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得ていない場合(S804でNo)、画像読取部108にセットされた原本が、部数に上限値が設けられていない原本、言い換えればサーバ装置30の管轄下にない原本であると考えられることから、画像読取部108にて読み取った原稿の画像を記録媒体に形成する(複製を実行する)(S809)。
原本複製が要求されていない場合(S801でNo)、本処理の実行を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係るシステム1は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値の一例としての原本部数上限値を当該文書データと関連付けて記憶するサーバ装置30と、当該原本とは異なる別媒体に当該原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が当該原本部数上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部の一例としての画像形成装置10とを備える。
また、第1の実施形態に係るサーバ装置30は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値の一例としての原本部数上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部33と、当該原本とは異なる別媒体に当該原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が原本部数上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に付与すべき指示をする指示部35とを備える処理装置の一例である。
また、第1の実施形態に係る画像形成装置10は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に文書データの画像が形成された原本の複製を許可する旨の通知を取得する取得部の一例としての受信部12と、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部の一例としての画像形成部109とを備える。
以上のような構成によれば、原本の部数が原本部数上限値に達している場合には、原本の複製物に、複製物である旨を示す画像が付されるので、原本の不正な複製が抑制される。そして、原本の不正な複製を抑制することが、例えば特殊な用紙やトナーを必要とすることなく、簡便に実現される。
なお、上述した第1の実施形態に係るシステム1においては、原本複製(コピー)が要求された場合であって既に存在する原本の部数が原本部数上限値に達している場合に、出力する記録媒体が複製物であることが分かるように、出力する記録媒体に、原本の画像(文書データの画像)とともに複製物であることを示す画像を形成しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、出力する記録媒体が複製物であることが分かるように、出力する記録媒体にパンチ穴をあけても良い。あるいは、記録媒体に複数ページの画像を形成して、いわゆるNupして出力しても良い。あるいは、記録媒体に、原本の文字情報の画像だけ抽出して形成しても良い。あるいは、記録媒体に、原本の内容を参照できる場所にリンクされているQRコードやURLの情報の画像を形成しても良い。
また、第1の実施形態に係るシステム1においては、サーバ装置30が、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、複製(コピー)する際に複製物であることを示す画像を付与すべき旨を画像形成装置10に指示しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、画像形成装置10が、サーバ装置30から原本の部数と原本部数上限値とを取得するとともに、原本の部数が原本部数上限値に達している場合には複製物であることを示す画像をも付与することを判断して複製を実行しても良い。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るシステム1は、原本を作製する際に画像形成装置10が文書データの画像を形成するとともに地紋画像を記録媒体に形成する(埋め込む)点が第1の実施形態に係るシステム1と異なる。
以下、第1の実施形態に係るシステム1と異なる点について説明する。
地紋画像は、原本に埋め込まれる画像である。地紋画像は、例えば、原本の全体に埋め込まれることを例示することができる。地紋画像は、例えば、セキュリティに関する情報を含む画像であり、原本の不正複製を抑制するための画像である。具体的な態様では、地紋画像は、複写機により複写されると予め定められた情報が浮かび上がる画像である。例えば、地紋画像は、複写機の複写により再現されない背景部分と、複写機の複写により再現される潜像部分とを有し、地紋画像が埋め込まれた原本が複写機により複写されると、潜像部分のパターンが複写物に現れる。ここで、地紋画像に含まれるセキュリティに関する情報としては、例えば、文書データの作成者を特定するための情報(例えば文書作成者の名前)、原本印刷を行った者を特定するための情報(例えば印刷要求者の名前)、文書データの名称(例えば文書名)、印刷が行われた日時、原本印刷要求を送信した処理装置20を特定するための情報(例えばIPアドレス)、原本印刷を行う画像形成装置を特定するための情報(例えばIPアドレス)、「複製」等の複写物であることを示す文字、市町村等のマーク、原本を特定するための情報(例えばシリアル番号)であることを例示することができる。
(原本印刷)
次に、ユーザ(例えば、上述したサーバ装置30への登録を担当する者と異なる者。同じ者でも良い。)により原本の印刷が要求された場合の処理について説明する。原本の印刷とは、サーバ装置30からの印刷指示(印刷ジョブ)を受けて、画像形成装置10がサーバ装置30に登録されている文書データの画像を記録媒体に形成することである。
サーバ装置30は、ユーザにより原本の印刷が要求された場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達しておらず、今回ユーザにより印刷要求された部数を加えても原本部数上限値に達していない場合には、新たな原本の作製を許可すると判断し、印刷を許可する(画像形成装置10が記録媒体に文書データの画像を形成することを許可する)。他方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を不許可とする。
また、サーバ装置30は、新たな原本の媒体識別情報を取得し、文書データに関連付けて登録(記憶)する。また、サーバ装置30は、今回新たに作製した原本の部数を加算(インクリメント)する。
図9は、第2の実施形態に係るシステム1において、原本を印刷する際の動作例を示したシーケンス図である。
ユーザが原本の印刷を要求した場合(S901)、サーバ装置30は、原本印刷を許可するか否かを判断する(S902)。そして、サーバ装置30は、原本印刷を許可する場合、原本印刷許可通知とともに文書データを画像形成装置10に対して送信する(S903)。
画像形成装置10は、記録媒体に、文書データの画像とともに地紋画像を形成する(S904)。言い換えれば、画像形成装置10は、文書データの画像を印刷する際に地紋画像を重畳印刷(文書データの画像に地紋画像を重畳印刷)する。また、画像形成装置10は、印刷される原本の記録媒体の媒体識別情報を読み取る(S905)。
その後、画像形成装置10では、読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S906)。
サーバ装置30では、受信した媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録する(記憶部33に記憶する)(S907)。また、サーバ装置30は、今回新たに作製(印刷)した原本の部数を加算(インクリメント)する(S908)。
(原本複製(コピー))
次に、ユーザにより原本の複製(コピー)が要求された場合の処理について説明する。
サーバ装置30は、ユーザにより原本の複製(新たな原本の作製)が要求された場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には、新たな原本の作製を許可すると判断し、文書データの画像を記録媒体に形成する印刷ジョブを画像形成装置10に送信する。
他方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を不許可すると判断し、複製を行うように画像形成装置10に指示する。画像形成装置10により複製が行われると、ユーザにより複製が要求された原本には地紋画像が重畳印刷されているので、出力された記録媒体に地紋画像が現れる。
図10は、第2の実施形態に係るシステム1において、原本の複製(新たな原本の作製)をする際の動作例を示したシーケンス図である。
原本(地紋画像が重畳印刷されている)を所持するユーザが原本を複製するべく原本を画像読取部108にセットし、原本複製を要求する(S1001)。
すると、画像形成装置10では、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取り(S1002)、送信部11が読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S1003)。
すると、サーバ装置30では、取得した媒体識別情報を記憶部33の中から検索する(S1004)。具体的には、指示部35が、取得した媒体識別情報が、記憶部33に記憶されているかを検索する。そして、サーバ装置30は、取得した媒体識別情報が記憶部33に記憶されている場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達しているか否かを確認する(S1005)。具体的には、指示部35が、取得した媒体識別情報と関連付けて記憶部33に記憶されている情報に基づいて、今までに作製された原本の部数が原本部数上限値に達しているか否かを確認する。
(原本部数上限値に達していない場合)
そして、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には、複製を許可する(新たな原本の作製を許可する)と判定し、送信部31が文書データの画像を記録媒体に形成する印刷ジョブを画像形成装置10に送信する(S1006)。
すると、画像形成装置10では、サーバ装置30から送られてきた印刷ジョブを実行する(S1007)。つまり、画像形成装置10は、文書データの画像を記録媒体に形成する。また、画像形成装置10は、地紋画像を、文書データの画像に重畳して記録媒体に形成する(文書データの画像とともに地紋画像を重畳印刷する)(S1008)。
また、画像形成装置10は、画像読取部108にセットされた原本とは異なる別媒体であって今回文書データの画像を形成する、あるいは形成した別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取る(S1009)。
その後、画像形成装置10は、読み取った別媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S1010)。
サーバ装置30では、受信した別媒体識別情報を、文書データに関連付けて登録する(記憶部33に記憶する)(S1011)。
(原本部数上限値に達している場合)
一方、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には、新たな原本の作製を許可するべきではないと判定し、複製を行うべき旨の指示を画像形成装置10に送信する(S1012)。
すると、画像形成装置10は、複製を実行する(S1013)。つまり、画像形成装置10は、画像読取部108が読み取った原本の画像を、画像形成部109が収容部(給紙部)から供給された記録媒体に形成する。画像形成装置10により複製が行われると、ユーザにより複製が要求された原本には地紋画像が重畳印刷されているので、出力された記録媒体(複製物)に地紋画像が現れる。
(サーバ装置30が行う複製判断処理)
図11は、第2の実施形態に係るサーバ装置30が行う複製判断処理を示すフローチャートである。
サーバ装置30は、複製判断処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
サーバ装置30は、画像形成装置10から媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S1101)。そして、媒体識別情報を取得した場合(S1101でYes)、媒体識別情報と一致する原本が存在するか否かを判断する(S1102)。つまり、媒体識別情報に関連付けられた文書データが記憶部33に記憶されているか否かを判断する。そして、媒体識別情報と一致する原本が存在する場合(S1102でYes)、原本の部数が原本部数上限値未満であるか否かを判断する(S1103)。
原本の部数が原本部数上限値未満である場合(S1103でYes)、サーバ装置30は、新たな原本の作製を許可すると判断し、文書データの画像を記録媒体に形成する印刷ジョブを画像形成装置10に送信する(S1104)。その後、サーバ装置30は、別媒体識別情報を取得したか否かを判断する(S1105)。そして、別媒体識別情報を取得した場合(S1105でYes)、サーバ装置30は、別媒体識別情報を、文書データと関連付けて記憶部33に記憶する(S1106)。他方、別媒体識別情報を取得していない場合(S1105でNo)、別媒体識別情報を取得するまで待機する。
他方、原本の部数が原本部数上限値以上である場合(S1103でNo)、サーバ装置30は、複製を実行するための指示を画像形成装置10に対して送信する(S1107)。
媒体識別情報と一致する原本が存在しない場合(S1102でNo)、サーバ装置30は、原本が存在しない旨を画像形成装置10に対して送信する(S1108)。
媒体識別情報を取得していない場合(S1101でNo)、本処理の実行を終了する。
(画像形成装置10が行う画像形成処理)
図12は、第2の実施形態に係る画像形成装置10が行う画像形成処理を示すフローチャートである。
画像形成装置10は、画像形成処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
画像形成装置10は、原本複製が要求されたか否かを判断する(S1201)。原本複製が要求された場合(S1201でYes)、画像読取部108がセットされた原本の媒体識別情報を読み取る(S1202)。その後、送信部11が読み取った媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S1203)。
その後、画像形成装置10は、サーバ装置30から、送信した媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得たか否かを判断する(S1204)。そして、媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得た場合(S1204でYes)、サーバ装置30から受けた通知が新たな原本の作製を許可する旨の通知であるか許可しない旨の通知であるかを判断する(S1205)。そして、S1205の処理にて新たな原本の作製を許可する旨の通知を受けた場合、サーバ装置30から取得した印刷ジョブを実行する(S1206)。つまり、画像形成装置10は、収容部(給紙部)から供給された記録媒体に文書データの画像を形成する。また、画像形成装置10は、地紋画像を記録媒体に形成する(地紋画像を重畳印刷する)(S1207)。つまり、画像形成装置10は、新たな原本を作製する。また、画像形成装置10は、画像読取部108にセットされた原本とは異なる別媒体であって今回文書データの画像を形成する、あるいは形成した別媒体の媒体識別情報(別媒体識別情報)を読み取る(S1208)。その後、画像形成装置10は、読み取った別媒体識別情報をサーバ装置30に送信する(S1209)。
他方、S1205の処理にて新たな原本の作製を不許可とし、複製を行うべき旨の指示をサーバ装置30から受けた場合、画像形成装置10は、記録媒体を収容する収容部(給紙部)から供給された記録媒体に、画像読取部108が読み取った原本の画像を形成する(複製を実行する)(S1210)。画像形成装置10により複製が行われると、ユーザにより複製(コピー)が要求された原本には地紋画像が重畳印刷されているので、出力された記録媒体(複製物)に地紋画像が現れる。
一方、媒体識別情報に一致する原本が存在するとの情報を得ていない場合(S1204でNo)、画像読取部108にセットされた原本が、部数に上限値が設けられていない原稿であると考えられることから、画像読取部108にて読み取った原稿の画像を形成する(複製を実行する)(S1211)。
原本複製が要求されていない場合(S1201でNo)、本処理の実行を終了する。
以上説明したように、第2の実施形態に係るシステム1は、記録媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する記録媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値の一例としての原本部数上限値を当該文書データと関連付けて記憶するサーバ装置30と、当該原本とは異なる別媒体に当該原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が原本部数上限値に達していない場合には当該文書データの画像とともに地紋画像を当該別媒体に形成する形成部の一例としての画像形成装置10と、を備える。
かかる構成によれば、原本の部数が原本部数上限値に達していない場合に地紋画像を記録媒体に形成するので、ユーザは地紋が埋め込まれた記録媒体を原本として取得する。そして、原本を所持している者が、原本の部数が原本部数上限値に達している場合に第2の実施形態に係るシステム1内の画像形成装置10にて地紋が埋め込まれた原本の複製が行われると、地紋が浮き上がった複製物が出力される。また、原本を所持している者が、第2の実施形態に係るシステム1内のサーバ装置30の管轄下にある画像形成装置10以外の、例えば公共の場所等に設置された複写機で原本の複製を行うと、地紋が浮き上がった複製物が出力される。それゆえ、出力された複製物は、新たに作製された原本ではなく、原本の複製物であることが分かる。その結果、原本の不正な複製が行われることが抑制される。このように、第2の実施形態に係るシステム1によれば、原本の不正な複製を抑制することが、簡便に実現される。
なお、上述した第2の実施形態に係るシステム1において、サーバ装置30は、文書データの画像に地紋画像が予め重畳された重畳データの印刷を指示する印刷ジョブを画像形成装置10に送信するようにしても良い。そして、画像形成装置10は、原本の部数が原本部数上限値に達している場合には、重畳データの画像を形成し(地紋が浮き上がった複製物を出力し)、原本の部数が原本部数上限値に達していない場合には、重畳データの画像の中から地紋画像を除去した上で印刷を実行し、その後地紋画像を重畳しても良い。原本の部数が原本部数上限値に達しているか否かの判断は、サーバ装置30が行っても良いし、画像形成装置10がサーバ装置30から原本の部数と原本部数上限値とを取得して行っても良い。
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態に係るシステム1において、サーバ装置30(又は画像形成装置10)は、ユーザにより原本の印刷又は複製が要求された場合、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達していない場合には印刷又は複製を許可し、既に存在する原本の部数が予め設定された原本部数上限値に達している場合には印刷及び複製を不許可と判断するが特にかかる態様に限定されない。例えば、サーバ装置30は、既に存在する原本の部数が予め設定された上限部数に達していないが、今回ユーザにより印刷又は複製が要求された部数を加えたら原本部数上限値を超える場合には、印刷又は複製を不許可と判断しても良い。あるいは、サーバ装置30は、今回ユーザにより印刷又は複製が要求された部数を加えたら原本部数上限値を超える場合には、原本部数上限値に達するまでの部数の印刷及び複製を許可(新たな原本の作製を許可)すると判断し、原本部数上限値を超える部数の印刷及び複製を不許可と判断しても良い。
1…システム、10…画像形成装置、20…処理装置、30…サーバ装置、33…記憶部、35…指示部、40…通信回線、108…画像読取部、109…画像形成部

Claims (12)

  1. 媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、
    前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記形成部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該別媒体に当該原本の画像を形成して新たな原本を作製する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記記憶部は、前記形成部が新たな原本を作製した場合に当該新たな原本の媒体識別情報を記憶する請求項2に記載のシステム。
  4. 前記複製物である旨を示す画像は、複製を意味する文字情報である請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記形成部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに取得した当該原本の媒体識別情報を基に、当該原本の部数と前記上限値とを把握する請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、
    前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に付与すべき指示をする指示部と、
    を備える処理装置。
  7. 前記指示部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該別媒体に当該原本の画像を形成して新たな原本を作製することを許可する請求項6に記載の処理装置。
  8. 前記記憶部は、前記指示部が新たな原本の作製を許可した場合に当該新たな原本の媒体識別情報を記憶する請求項7に記載の処理装置。
  9. 前記複製物である旨を示す画像は、複製を意味する文字情報である請求項6から8のいずれか1項に記載の処理装置。
  10. 前記指示部は、前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに取得した当該原本の媒体識別情報を基に、当該原本の部数と前記上限値とを把握する請求項6から9のいずれか1項に記載の処理装置。
  11. 媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の複製を許可する旨の通知を取得する取得部と、
    前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が上限値に達している場合には当該原本の複製物である旨を示す画像を当該別媒体に形成する形成部と、
    を備える画像形成装置。
  12. 媒体を一意に特定する媒体識別情報を有する媒体に文書データの画像が形成された原本の部数の上限値を当該文書データと関連付けて記憶する記憶部と、
    前記原本とは異なる別媒体に前記原本の画像を形成するべき旨の要求を受けたときに、当該原本の部数が前記上限値に達していない場合には当該文書データの画像とともに地紋画像を当該別媒体に形成する形成部と、
    を備えるシステム。
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