JP2018006815A - 出力装置及び切替えシステム - Google Patents

出力装置及び切替えシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2018006815A
JP2018006815A JP2016126774A JP2016126774A JP2018006815A JP 2018006815 A JP2018006815 A JP 2018006815A JP 2016126774 A JP2016126774 A JP 2016126774A JP 2016126774 A JP2016126774 A JP 2016126774A JP 2018006815 A JP2018006815 A JP 2018006815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
output
circuit
voltage
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016126774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6720725B2 (ja
Inventor
健 古戸
Takeshi Furuto
健 古戸
克馬 塚本
Katsuma Tsukamoto
克馬 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2016126774A priority Critical patent/JP6720725B2/ja
Priority to PCT/JP2017/021107 priority patent/WO2018003441A1/ja
Publication of JP2018006815A publication Critical patent/JP2018006815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6720725B2 publication Critical patent/JP6720725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/28Modifications for introducing a time delay before switching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】処理部の動作が不安定である場合に、出力している電圧を適切な電圧に切替えることができる出力装置、及び、該出力装置を備える切替えシステムを提供する。
【解決手段】OR回路21は、ローレベル電圧又はハイレベル電圧を駆動回路に出力する。CPU39(処理部)は、所定処理を実行し、実行結果として、特定結果が得られたか否かを判定する。CPU39は、特定結果が得られなかったと判定した場合、所定処理を再び実行する。CPU39が所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合、OR回路21は、駆動回路に出力している電圧をローレベル電圧からハイレベル電圧に切替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部から入力された信号に基づいて電圧を出力する出力装置と、該出力装置が出力した電圧に基づいてスイッチが切替えられる切替えシステムとに関する。
車両には、バッテリから負荷への給電経路にスイッチが設けられている電源システム(例えば、特許文献1を参照)が搭載されている。特許文献1に記載の電源システムでは、マイクロコンピュータ(以下では、マイコンという)がハイレベル電圧及びローレベル電圧を出力する。マイコンがハイレベル電圧を出力している場合、スイッチはオンであり、バッテリから負荷へ給電される。マイコンがローレベル電圧を出力している場合、スイッチはオフであり、バッテリから負荷への給電は停止している。
特開2009−261153号公報
ウォッチドッグタイマが内蔵されたマイコンが提案されている。このマイコンでは、CPU(Central Processing Unit)の動作が正常である場合、CPUは、出力部に指示して、動作が正常であることを通知する通知信号をウォッチドッグタイマに出力させる処理を繰り返し実行する。ウォッチドッグタイマは、出力部から通知信号が入力される都度、ゼロから計時を開始する。
CPUの動作が異常であるために、出力部に通知信号をウォッチドッグタイマへ出力させる処理が行われず、ウォッチドッグタイマが計時している計時時間が所定時間以上となった場合、ウォッチドッグタイマは、リセット回路にマイコンの構成部の初期化を指示する。リセット回路は、ウォッチドッグタイマによって初期化が指示された場合、マイコンの構成部を初期化する。これにより、CPUを含むマイコンの構成部の状態が初期状態、即ち、マイコンが出荷された時点の状態に戻る。この初期化により、CPUの動作が正常に戻ることが期待される。
CPUが起動するか、又は、CPUが初期化された場合、CPUは、所定処理、例えば、マイコンを構成するRAM(Random Access Memory)にデータが適切に記憶されるか否かを確認するための処理を実行する。CPUは、所定処理を実行した結果として、特定結果、例えば、RAMにデータが適切に記憶されることを示す結果が得られなかった場合、再び所定処理を実行する。CPUは、特定結果が得られるまで、所定処理を繰り返し実行する。
電源システムとして、ウォッチドッグタイマが内蔵されたマイコンによって出力された電圧に応じて、バッテリから負荷への給電経路に設けられたスイッチがオン又はオフに切替えられる電源システムが考えられる。この電源システムでは、CPUが所定処理を繰り返し実行してマイコンの動作が不安定である間、マイコンは、例えばローレベル電圧を出力する。この場合、スイッチはオフに維持される。
電源システムの中には、スイッチをオン又はオフに固定しなければならない状況では、スイッチのオンへの固定が好ましい電源システムがある。例えば、負荷がヘッドライトである電源システムでは、車両を安全に運転するため、スイッチがオンに固定され、負荷が作動し続けていることが好ましい。
従って、以上のように構成されたマイコンには、動作が不安定である場合に、出力している電圧が適切な電圧、即ち、ハイレベル電圧に切替わらないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、処理部の動作が不安定である場合に、出力している電圧を適切な電圧に切替えることができる出力装置、及び、該出力装置を備える切替えシステムを提供することにある。
本発明に係る出力装置は、2つの電圧中の一方の電圧を出力する出力回路を備える出力装置において、所定処理を実行する処理部と、該処理部が前記所定処理を実行した結果として、特定結果が得られたか否かを判定する判定部とを備え、前記処理部は、該判定部によって、前記特定結果が得られなかったと判定された場合に再び前記所定処理を実行し、前記出力回路は、前記処理部が前記所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合、出力している電圧を他の電圧に切替えるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、所定処理を実行した結果として、特定結果が得られなかったと判定した場合、所定処理を再び実行する。所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合、出力回路は、出力している電圧を他の電圧に切替える。
従って、所定処理が繰り返し実行されて処理部の動作が不安定である時間が所定時間以上となった場合に、出力している電圧を適切な電圧に切替えることが可能である。
本発明に係る出力装置は、前記処理部が前記所定処理を繰り返し実行している間、充電される蓄電器を備え、前記蓄電器の端子電圧値が所定電圧値以上である場合に、前記出力回路は、出力している電圧を前記他の電圧に切替えるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、所定処理を繰り返し実行している間、蓄電器は充電され、蓄電器の端子電圧値が上昇する。所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合、蓄電器の端子電圧値が所定電圧値以上となり、出力している電圧が他の電圧に切替わる。
これにより、所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合に、出力している電圧が他の電圧に切替わる構成を簡単にハードウェアで実現することが可能である。
本発明に係る出力装置は、前記処理部への電力供給を行う電源回路を備え、前記電源回路は、前記判定部によって前記特定結果が得られなかったと判定された場合に前記電力供給を停止し、該電力供給を停止した直後に該電力供給を再開し、前記処理部は、前記電源回路が該電力供給を再開した後に再び前記所定処理を実行するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、電源回路は、特定結果が得られなかったと判定した場合、所定処理を行う処理部を再起動する。処理部は、再起動した後、再び所定処理を実行する。
本発明に係る切替えシステムは、前述した出力装置と、スイッチと、前記出力回路が出力した電圧に基づいて該スイッチをオン又はオフに切替える切替え回路とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、出力装置の出力回路が出力した電圧に基づいて、スイッチがオン又はオフに切替えられる。
本発明によれば、処理部の動作が不安定である場合に、出力している電圧を適切な電圧に切替えることができる。
実施の形態1における電源システムの要部構成を示すブロック図である。 出力装置の要部構成を示すブロック図である。 初期処理の手順を示すフローチャートである。 計時再開処理の手順を示すフローチャートである。 出力処理の手順を示すフローチャートである。 出力装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 出力装置の動作の他例を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態2における電源システムの要部構成を示すブロック図である。 初期処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における初期処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における電源システム1の要部構成を示すブロック図である。電源システム1は、車両に好適に搭載されており、バッテリ10、メインスイッチ11、負荷12、駆動回路13及び出力装置14を備える。メインスイッチ11は、Nチャネル型のFET(Field Effect Transistor)である。
バッテリ10の正極は、メインスイッチ11のドレインに接続されている。メインスイッチ11のソースは負荷12の一端に接続されている。バッテリ10の負極と、負荷12の他端とは接地されている。メインスイッチ11のゲートには、駆動回路13が接続されている。駆動回路13には、出力装置14が更に接続されている。
メインスイッチ11について、ゲートの電圧値が一定電圧値以上である場合、ドレイン及びソース間に電流が流れることが可能である。このとき、メインスイッチ11はオンである。また、メインスイッチ11について、ゲートの電圧値が一定電圧値未満である場合、ドレイン及びソース間に電流が流れることはない。このとき、メインスイッチ11はオフである。
駆動回路13は、メインスイッチ11のゲートの電圧値を調整することによって、メインスイッチ11をオン又はオフに切替える。駆動回路13には、出力装置14からハイレベル電圧及びローレベル電圧が入力される。駆動回路13は、出力装置14からハイレベル電圧が入力された場合、メインスイッチ11をオンに切替え、出力装置14からローレベル電圧が入力された場合、メインスイッチ11をオフに切替える。駆動回路13は切替え回路として機能する。
負荷12は車両に搭載された電気機器である。駆動回路13がメインスイッチ11をオンに切替えた場合、バッテリ10から負荷12に給電され、負荷12は作動する。駆動回路13がメインスイッチ11をオフに切替えた場合、バッテリ10から負荷12への給電が停止し、負荷12は動作を停止する。
出力装置14には、メインスイッチ11のオンへの切替えを指示するオン信号と、メインスイッチ11のオフへの切替えを指示するオフ信号とが入力される。出力装置14は、入力された信号に基づいて、ハイレベル電圧又はローレベル電圧を駆動回路13に出力する。
メインスイッチ11、駆動回路13及び出力装置14を備える電源システム1は、出力装置14が出力した電圧に基づいて、駆動回路13がメインスイッチ11をオン又はオフに切替える切替えシステムとしても機能する。
図2は出力装置14の要部構成を示すブロック図である。出力装置14は、バックアップ回路20、OR回路21、マイコン22、サブスイッチ23、切替え部24及び抵抗R1を有する。バックアップ回路20は、キャパシタC1、ダイオードD1及び抵抗R2を有する。OR回路21は、2つの入力端と1つの出力端とを有する。
OR回路21の出力端は駆動回路13に接続されている。OR回路21の一方の入力端には、マイコン22と、抵抗R1の一端とが接続されている。抵抗R1の他端は接地されている。OR回路21の他方の入力端には、バックアップ回路20のダイオードD1のカソードが接続されている。ダイオードD1のアノードは、マイコン22と、キャパシタC1及び抵抗R2夫々の一端とに接続されている。キャパシタC1の他端は接地されている。抵抗R2の他端はサブスイッチ23の一端に接続されている。サブスイッチ23の他端には電圧が印加されている。サブスイッチ23の他端に印加されている電圧の電圧値はVccである。電圧値Vccは一定である。
OR回路21は、抵抗R1の一端における電圧値が第1閾値以上であるか、又は、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値以上である場合、出力端からハイレベル電圧を駆動回路13に出力する。OR回路21は、抵抗R1の一端における電圧値が第1閾値未満であり、かつ、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値未満である場合、出力端からローレベル電圧を出力する。駆動回路13は、OR回路21がハイレベル電圧を出力した場合、メインスイッチ11をオンに切替え、OR回路21がローレベル電圧を出力した場合、メインスイッチ11をオフに切替える。
第1閾値及び第2閾値夫々は、一定であり、ゼロVを超えている。OR回路21は出力回路として機能する。ハイレベル電圧及びローレベル電圧は2つの電圧に相当する。
マイコン22は、OR回路21の一方の入力端にハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力する。マイコン22がOR回路21の一方の入力端にハイレベル電圧を出力している場合、抵抗R1の一端における電圧値は第1閾値以上である。マイコン22がOR回路21の一方の入力端にローレベル電圧を出力している場合、抵抗R1の一端における電圧値は第1閾値未満である。
更に、マイコン22がOR回路21の一方の入力端に電圧を出力していない場合、抵抗R1に電流が流れないため、抵抗R1の一端における電圧値はゼロVであり、第1閾値未満である。従って、マイコン22がOR回路21の一方の入力端に電圧を出力していない場合において、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値以上であるとき、OR回路21は出力端からハイレベル電圧を出力する。同様の場合において、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値未満であるとき、OR回路21は、出力端からローレベルを出力する。
マイコン22はI/Oポート31を有する。I/Oポート31は、キャパシタC1の一端に接続されていると共に接地されている。I/Oポート31の方向は「入力」又は「出力」に設定される。I/Oポート31の方向が「出力」に設定されている場合、I/Oポートは、出力レベルをハイレベル又はローレベルに調整する。
I/Oポート31の方向が「入力」に設定されている場合、接地される接地端と、キャパシタC1の一端との間におけるI/Oポート31のインピーダンスは、開放インピーダンスである。I/Oポート31のインピーダンスが開放インピーダンスであることは、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態であることと略同じである。開放インピーダンスは略無限大である。
I/Oポート31の方向が「出力」に設定されており、かつ、I/Oポート31の出力レベルがローレベルである場合、I/Oポート31のインピーダンスは接地インピーダンスである。I/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスであることは、キャパシタC1の一端が接地されていることと略同じである。接地インピーダンスは略ゼロΩである。
切替え部24はサブスイッチ23をオン又はオフに切替える。
サブスイッチ23がオンである場合において、I/Oポート31のインピーダンスが開放インピーダンスであるとき、電流は、抵抗R2を介してI/Oポート31に殆ど流れることはなく、サブスイッチ23及び抵抗R2を介してキャパシタC1に流れる。これにより、キャパシタC1は充電される。キャパシタC1は蓄電器として機能する。
サブスイッチ23がオンである場合において、I/Oポート31とキャパシタC1との接続が遮断状態であるときも、電流は、抵抗R2を介してI/Oポート31に殆ど流れることはなく、サブスイッチ23及び抵抗R2を介してキャパシタC1に流れ、キャパシタC1は充電される。
前述したように、接地インピーダンスは略ゼロΩである。このため、サブスイッチ23がオンである場合において、I/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスであるとき、電流は、抵抗R2の一端から、キャパシタC1に殆ど流れず、I/Oポート31に流れる。更に、キャパシタC1の一端から電流がI/Oポート31に流れ、キャパシタC1は放電する。
サブスイッチ23がオフである場合において、I/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスであるときも、キャパシタC1の一端から電流がI/Oポート31に流れ、キャパシタC1は放電する。
結果、サブスイッチ23がオンであるか否かに無関係に、I/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスである場合、キャパシタC1は放電する。
サブスイッチ23がオフである場合において、I/Oポート31のインピーダンスが開放インピーダンスであるとき、キャパシタC1に係る充電及び放電が行われることはない。
同様に、サブスイッチ23がオフである場合において、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態であるときも、キャパシタC1に係る充電及び放電が行われることはない。
キャパシタC1の端子電圧値、即ち、キャパシタC1の両端間の電圧値は、キャパシタC1が蓄えている電力値が大きい程、高い。従って、キャパシタC1が充電された場合、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し、キャパシタC1が放電した場合、キャパシタC1の端子電圧値は低下する。キャパシタC1の端子電圧値は、ダイオードD1を介してOR回路21の他方の入力端に入力される。
ダイオードD1に電流が流れた場合にダイオードD1で生じる電圧降下の幅と、第2閾値との和を基準電圧値と記載する。この電圧降下の幅は、一定であるため、基準電圧値も一定である。基準電圧値は電圧値Vcc以下である。
キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上である場合、ダイオードD1のカソードにおける電圧値は第2閾値以上である。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値未満である場合、ダイオードD1のカソードにおける電圧値は第2閾値未満である。
従って、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値未満である場合、OR回路21は、マイコン22が出力している電圧に応じた電圧を駆動回路13に出力する。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上である場合、OR回路21は、マイコン22が出力している電圧に無関係にハイレベル電圧を駆動回路13に出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオンに切替える。
キャパシタC1のキャパシタンスと、抵抗R2の抵抗値r2との積により、キャパシタC1及び抵抗R2のCR時定数が算出される。キャパシタC1のキャパシタンス、及び、抵抗R2の抵抗値r2夫々は一定である。このため、CR時定数も一定である。
キャパシタC1の端子電圧値がゼロVである状態でキャパシタC1への充電が開始されてから、基準電圧値に到達するまでの到達時間は、電圧値VccとCR時定数とによって決まる。前述したように、電圧値Vcc及びCR時定数は一定である。このため、到達時間も一定である。
マイコン22及び切替え部24には、マイコン22の起動を指示する起動信号と、マイコン22の動作の停止を指示する停止信号とが入力される。起動信号は、例えば、図示しない車両のイグニッションスイッチがオンに切替わった場合にマイコン22及び切替え部24に入力される。停止信号は、例えば、イグニッションスイッチがオフに切替わった場合にマイコン22及び切替え部24に入力される。マイコン22には、更に、オン信号及びオフ信号が入力される。
マイコン22は、起動信号が入力された場合、起動し、停止信号が入力された場合、動作を停止する。マイコン22は、起動している場合において、オン信号がマイコン22に入力されたとき、ハイレベル電圧をOR回路21の一方の入力端に出力する。マイコン22は、同様の場合において、オフ信号がマイコン22に入力されたとき、ローレベル電圧をOR回路21の一方の入力端に出力する。
マイコン22がハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力している間、I/Oポート31の方向は「出力」に設定され、I/Oポート31の出力レベルはローレベルである。前述したように、I/Oポート31の方向が「出力」に設定され、かつ、I/Oポート31の出力レベルがローレベルである場合、I/Oポート31のインピーダンスは接地インピーダンスである。
マイコン22がハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力していない間、I/Oポート31の方向は「入力」に設定されているか、又は、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態となっている。前述したように、I/Oポート31の方向が「入力」に設定されている場合、I/Oポート31のインピーダンスは開放インピーダンスである。
マイコン22がハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力していない期間は、具体的には、マイコン22が動作を停止している期間であり、マイコン22が起動したか、又は、マイコン22内で初期化が行われてからハイレベル電圧又はローレベル電圧の出力を開始するまでの期間である。
切替え部24は、起動信号が入力された場合、サブスイッチ23をオンに切替え、停止信号が入力された場合、サブスイッチ23をオフに切替える。
従って、マイコン22が起動してハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力している場合、I/Oポート31のインピーダンスは接地インピーダンスであり、かつ、切替え部24はサブスイッチ23をオンに切替えている。この場合、前述したように、キャパシタC1は放電する。
マイコン22は、I/Oポート31に加えて、タイマ30、入力部32、出力部33,34、ウォッチドッグタイマ(以下、WDTと記載する)35、電源回路36、ROM(Read Only Memory)37、RAM38、CPU39及びリセット回路40を有する。タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、電源回路36、ROM37、RAM38及びCPU39はバス41に接続されている。出力部33は、バス41の他に、OR回路21の一方の入力端、及び、抵抗R1の一端間の接続ノードに接続されている。出力部34は、バス41の他に、WDT35に接続されている。WDT35は、更に、リセット回路40に接続されている。
タイマ30は、CPU39の指示に従って計時を開始する。タイマ30が計時している計時時間が、予め設定されているタイマ時間以上となった場合、タイマ30は、タイマ時間が経過したことを示すタイマ信号をCPU39に出力し、計時を終了する。タイマ時間は一定である。
I/Oポート31の方向は、CPU39によって、「入力」又は「出力」に設定される。I/Oポート31の方向が「出力」に設定されている場合、I/Oポート31は、CPU39の指示に従って、出力レベルをハイレベル又はローレベルに調整する。
入力部32には、オン信号及びオフ信号が入力される。入力部32は、オン信号又はオフ信号が入力された場合、その旨を通知する。
出力部33は、CPU39の指示に従って、ハイレベル電圧又はローレベル電圧をOR回路21の一方の入力端に出力する。
出力部34は、CPU39の指示に従って、CPU39が正常に動作していることを通知する通知信号をWDT35に繰り返し出力する。
WDT35は、出力部34から通知信号が入力される都度、ゼロから計時を開始する。WDT35が計時している計時時間が、予め設定されているWDT時間以上となった場合、WDT35は、リセット回路40に、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39の初期化を指示する。WDT時間は一定である。
リセット回路40は、WDT35の指示に従って、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39を初期化する。具体的には、これらの状態を、初期状態、即ち、マイコン22が出荷された時点の状態に戻す。これにより、例えば、カウンタ値及びレジスタ値等が、マイコン22が出荷された時点の値に戻り、マイコン22の動作モードが、マイコン22が出荷された時点の動作モードに戻る。
電源回路36には、起動信号及び停止信号が入力される。電源回路36は、起動信号が入力された場合、図示しない電線を介して、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38、CPU39及びリセット回路40に電力を供給する。電源回路36は、停止信号が入力された場合、これらへの電力供給を停止する。
電源回路36が電力供給を停止した場合、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38、CPU39及びリセット回路40は動作を停止する。電源回路36が電力供給を停止している場合、I/Oポート31と、キャパシタC1の一端との接続は遮断状態である。同様の場合において、出力部33と、OR回路21の一方の入力端、及び、抵抗R1の一端間の接続ノードとの接続も遮断状態である。
停止信号が、マイコン22の電源回路36と、切替え部24とに入力された場合、サブスイッチ23はオフであり、かつ、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態であるため、キャパシタC1について充電及び放電が行われることはない。
CPU39は電源回路36に再起動を指示する。電源回路36は、CPU39によって、再起動を指示された場合、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38、CPU39及びリセット回路40を再起動する。具体的には、電源回路36は、これらへの電力供給を停止し、この電力供給を停止した直後に、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38、CPU39及びリセット回路40への電力供給を再開する。
ROM37には制御プログラムP1が記憶されている。CPU39は、ROM37に記憶されている制御プログラムP1を実行する。CPU39は、制御プログラムP1を実行することによって、初期処理、計時再開処理及び出力処理を実行する。初期処理は、CPU39が起動したか、又は、初期化された場合に最初に実行する処理である。計時再開処理は、タイマ30に計時を再開させる処理である。出力処理は、出力部33にハイレベル電圧又はローレベル電圧を出力させる処理である。制御プログラムP1は、初期処理、計時開始処理及び出力処理をCPU39に実行させるためのコンピュータプログラムである。RAM38には、CPU39によってデータが一時的に記憶される。
なお、制御プログラムP1は、コンピュータが読み取り可能に、記憶媒体A1に記憶されていてもよい。制御プログラムP1が記憶媒体A1に記憶されており、かつ、データを書き換えることができるようにROM37が構成されている場合、図示しない読み出し装置によって記憶媒体A1から読み出された制御プログラムP1がROM37に記憶される。記憶媒体A1は、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気ディスク、磁気光ディスク又は半導体メモリ等である。光ディスクは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、又は、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等である。磁気ディスクは、例えばハードディスクである。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部装置から制御プログラムP1をダウンロードし、ダウンロードした制御プログラムP1をROM37に記憶してもよい。
当然のことながら、RAM38に記憶されているデータは、電源回路36が電力供給を停止した場合、RAM38から消去される。ROM37に記憶されているデータは、電源回路36が行う電力供給の停止によってデータが消去されることはない。
RAM38にはタイマフラグの値が記憶される。タイマフラグの値は、CPU39によってゼロ又は1に設定される。
図3は初期処理の手順を示すフローチャートである。前述したように、初期処理は、CPU39が起動したか、又は、初期化された場合において、CPU39が最初に実行する処理である。CPU39は、まず、RAM38に予め決められたデータを書き込み(ステップS1)、書き込んだデータをRAM38から読み出す(ステップS2)。次に、CPU39は、ステップS1でRAM38に書き込んだデータがステップS2でRAM38から読み出したデータと一致するか否かを判定する(ステップS3)。
CPU39は、ステップS1で書き込んだデータがステップS2で読出したデータと一致すると判定した場合(S3:YES)、ROM37からデータを読み出し(ステップS4)、読み出したデータに基づいてデータ値を算出する(ステップS5)。次に、CPU39は、ステップS5で算出したデータ値が、予め設定されている設定値と一致するか否かを判定する(ステップS6)。設定値は一定である。
CPU39は、データ値が設定値と一致すると判定した場合(S6:YES)、I/Oポート31の方向を「入力」に設定する(ステップS7)。これにより、I/Oポート31のインピーダンスは開放インピーダンスとなる。
なお、CPU39が起動してからステップS7が実行されるまで、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続は遮断状態である。
次に、CPU39は、計時開始処理及び出力処理で用いられる種々の変数の初期値を設定し(ステップS8)、初期値の設定に成功したか否かを判定する(ステップS9)。CPU39は、初期値の設定に成功したと判定した場合(S9:YES)、タイマフラグの値をゼロに設定し(ステップS10)、タイマ30に計時を開始させる(ステップS11)。これにより、タイマ30はゼロから計時を開始する。前述したように、タイマ30は、計時している計時時間がタイマ時間以上となった場合、タイマ信号をCPU39に出力する。
CPU39は、ステップS11を実行した後、初期処理を終了する。
CPU39は、ステップS1で書き込んだデータがステップS2で読出したデータと一致しないと判定した場合(S3:NO)、データ値が設定値と一致しないと判定した場合(S6:NO)、又は、初期値の設定に失敗したと判定した場合(S9:NO)、電源回路36に再起動を行わせる(ステップS12)。電源回路36は、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38、CPU39及びリセット回路40を再起動する。CPU39は、電源回路36が電力供給を再開した後、再び初期処理を実行する。
CPU39は、ステップS12を実行した後、初期処理を終了する。
CPU39は、初期処理のステップS1,S2を実行した結果として、ステップS3で、ステップS1で書き込んだデータがステップS2で読み出したデータと一致するという特定結果が得られたか否かを判定する。CPU39は、この特定結果が得られなかった場合、ステップS12を実行し、初期処理を再び実行する。ステップS1,S2は所定処理に相当する。CPU39は処理部及び判定部として機能する。
また、CPU39は、初期処理のステップS4,S5を実行した結果として、ステップS6でデータ値が設定値に一致するという特定結果が得られたか否かを判定する。CPU39は、この特定結果が得られなかったと判定した場合、ステップS12を実行し、初期処理を再び実行する。ステップS4,S5も所定処理に相当する。
更に、CPU39は、初期処理のステップS8を実行した結果として、ステップS9で初期値の設定に成功したという特定結果が得られたか否かを判定する。CPU39は、この特定結果が得られなかったと判定した場合、ステップS12を実行し、初期処理を再び実行する。ステップS8も所定処理に相当する。
CPU39は、ステップS3,S6,S9の1つで特定結果が得られなかったと判定した場合、電源回路36に再起動を行わせる。
初期化、再起動及び初期処理のいずれかが実行されている間、サブスイッチ23はオンである。また、同様の期間においては、I/Oポート31のインピーダンスが開放インピーダンスであるか、又は、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態である。
従って、初期化、再起動及び初期処理のいずれかが実行されている間、キャパシタC1は充電される。このため、CPU39が初期処理を繰り返し実行している間、キャパシタC1は充電される。前述したように、初期化はリセット回路40によって実行され、再起動は電源回路36によって実行される。
初期化、再起動及び初期処理のいずれかが実行されている間、出力部33は電圧の出力を開始していないため、OR回路21の一方の入力端の電圧値は、ゼロVであり、第1閾値未満である。
従って、CPU39が初期処理を繰り返し実行している場合において、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値未満である間、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値未満であるため、OR回路21はローレベル電圧を駆動回路13に出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオフに維持している。
CPU39が初期処理を繰り返し実行している場合において、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上となったとき、ダイオードD1のカソードにおける電圧値が第2閾値以上となるため、OR回路21は、駆動回路13に出力している電圧をローレベル電圧からハイレベル電圧に切替え、駆動回路13はメインスイッチ11をオフからオンに切替える。
出力装置14では、CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となった場合、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上となる。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上となった場合、OR回路21は、駆動回路13に出力している電圧をローレベル電圧からハイレベル電圧に切替える。ここで、基準時間は、前述した到達時間に相当する。
図4は計時再開処理の手順を示すフローチャートである。CPU39は、タイマ30からCPU39にタイマ信号が出力される都度、計時再開処理を実行する。前述したように、タイマ30は、自身が計時している計時時間がタイマ時間以上となった場合、タイマ信号をCPU39に出力し、計時を終了する。このため、計時再開処理が実行された時点では、タイマ30は計時を行っていない。
計時再開処理では、CPU39は、タイマフラグの値を1に設定し(ステップS21)、タイマ30に計時を開始させる(ステップS22)。これにより、タイマ30は計時を再開する。CPU39は、ステップS22を実行した後、計時再開処理を終了する。
図5は出力処理の手順を示すフローチャートである。CPU39は、ステップS11を実行して初期処理を終了してから、出力処理を周期的に実行する。CPU39は、まず、タイマフラグの値が1であるか否かを判定する(ステップS30)。CPU39は、タイマフラグの値が1ではない、即ち、タイマフラグの値がゼロであると判定した場合(S30:NO)、出力処理を終了する。
CPU39は、タイマフラグの値が1であると判定した場合(S30:YES)、タイマフラグの値をゼロに設定する(ステップS31)。次に、CPU39は、I/Oポート31の方向を「出力」に設定し(ステップS32)、I/Oポート31に指示して、出力レベルをローレベルに調整させる(ステップS33)。CPU39がステップS32,S33を実行することによって、バックアップ回路20のI/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスとなる。これにより、キャパシタC1は放電を開始し、キャパシタC1の端子電圧値は低下する。
次に、CPU39は、出力部34に指示して、通知信号をWDT35へ出力させる(ステップS34)。これにより、WDT35はゼロから計時を開始する。
CPU39は、ステップS34を実行した後、入力部32にオン信号が入力されたか否かを判定する(ステップS35)。CPU39は、オン信号が入力されたと判定した場合(S35:YES)、出力部33に指示して、ハイレベル電圧をOR回路21の一方の入力端へ出力させる(ステップS36)。これにより、OR回路21はハイレベル電圧を駆動回路13に出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオンに切替える。CPU39は、ステップS36を実行した後、出力処理を終了する。
CPU39は、オン信号が入力されていないと判定した場合(S35:NO)、オフ信号が入力されたか否かを判定する(ステップS37)。CPU39は、オフ信号が入力されたと判定した場合(S37:YES)、出力部33に指示して、ローレベル電圧をOR回路21の一方の入力端へ出力させる(ステップS38)。
ステップS38が実行された時点において、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値未満であった場合、OR回路21はローレベル電圧を駆動回路13に出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオフに切替える。
ステップS38が実行された時点において、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値以上であった場合、OR回路21はハイレベル電圧を駆動回路13に出力し続け、駆動回路13はメインスイッチ11をオンに維持する。
CPU39は、オフ信号が入力されていないと判定した場合(S37:NO)、又は、ステップS38を実行した後、出力処理を終了する。
以上のように、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値未満である場合においては、入力部32にオン信号が入力されたとき、OR回路21はハイレベル電圧を出力し、入力部32にオフ信号が入力されたとき、OR回路21はローレベル電圧を出力する。
出力処理では、ステップS36及びステップS38夫々の実行は、タイマフラグの値が1である場合に許可される。ステップS36又はステップS38が実行された時点では、タイマフラグの値はゼロに設定されている。タイマフラグの値は、CPU39が計時再開処理を実行するまで、即ち、タイマ30が計時している計時時間がタイマ時間以上となるまで、1に設定されることはない。従って、CPU39が計時再開処理のステップS22を実行してから、タイマ時間が経過するまでに、OR回路21が出力している電圧を2回以上切替えることはない。
図6は、出力装置14の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、CPU39が電源回路36に再起動を行わせることなく初期処理を終了する例を説明する。
図6には、キャパシタC1の端子電圧値の推移と、OR回路21が出力する電圧の推移とが示されている。これらの推移の横軸には、時間が示されている。図6では、ハイレベル電圧を「H」で示し、ローレベル電圧を「L」で示している。
起動信号がマイコン22の電源回路36と切替え部24とに入力されるか、又は、リセット回路40によってCPU39が初期化された場合、サブスイッチ23はオンであり、かつ、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態であるため、キャパシタC1の充電が開始される。起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された時点では、キャパシタC1の端子電圧値は基準電圧値Vr未満であり、かつ、出力部33は電圧の出力を開始していないため、OR回路21は駆動回路13にローレベル電圧を出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオフにしている。
起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された後、CPU39は、初期処理を実行する。ここで、CPU39は、電源回路36に再起動を行わせることなく、タイマフラグの値をゼロに設定し、タイマ30の計時を開始させて初期処理を終了する。初期処理が終了した後、タイマ30が計時している計時時間がタイマ時間以上となった場合、タイマ30はタイマ信号をCPU39に出力し、CPU39は計時再開処理を実行する。CPU39は、計時再開処理で、タイマフラグの値を1に設定し、タイマ30に計時をゼロから再開させる。
次に、CPU39は出力処理を実行する。出力処理では、タイマフラグの値が1であるため、I/Oポート31の方向は「出力」に設定され、I/Oポート31の出力レベルはローレベルに調整される。これにより、I/Oポート31のインピーダンスは接地インピーダンスとなり、キャパシタC1は放電を開始する。これ以降、起動信号が入力されるか、又は、リセット回路40が初期化を行うまで、I/Oポート31のインピーダンスは接地インピーダンスに維持される。
以上のように、起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化されてから、最初の出力処理が実行されるまで、キャパシタC1は充電され、キャパシタC1の端子電圧値は上昇する。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値Vr以上となる前に最初の出力処理が実行された場合、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値Vr以上となることはなく、OR回路21は、出力部33が出力した電圧に従って、ハイレベル電圧又はローレベル電圧を駆動回路13に出力する。
CPU39が最初の出力処理を実行した後において、入力部32にオン信号が入力された場合、オン信号が入力された後に実行される出力処理で出力部33はハイレベル電圧を出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオンに切替える。これにより、負荷12は作動する。
また、CPU39が最初の出力処理を実行した後において、入力部32にオフ信号が入力された場合、オフ信号が入力された後に実行される出力処理で出力部33はローレベル電圧を出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオフに切替える。これにより、負荷12は動作を停止する。
ただし、タイマフラグの値がゼロである場合、OR回路21が出力している電圧が切替えられることはない。この場合、計時再開処理でタイマフラグの値が1に設定された後、OR回路21が出力している電圧が切替えられる。
最初の出力処理が実行された後において、起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された場合、CPU39は再び初期処理を実行する。
再起動が行われない場合において、起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化されてから出力処理が実行されるまでの時間は、キャパシタC1の端子電圧値がゼロVから基準電圧値Vr以上となるまでの時間、即ち、基準時間よりも短い。
前述したように、マイコン22の電源回路36と切替え部24とに停止信号が入力された場合、切替え部24はサブスイッチ23をオフに切替え、電源回路36は電力供給を停止する。電源回路36が電力供給を停止した場合、I/Oポート31は動作を停止し、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続は遮断状態となる。従って、マイコン22の電源回路36と切替え部24とに停止信号が入力された場合、キャパシタC1に係る充電及び放電は行われず、キャパシタC1の端子電圧値は保持される。
図7は、出力装置14の動作の他例を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となる例を説明する。
図7にも、図6と同様に、キャパシタC1の端子電圧値の推移と、OR回路21が出力する電圧の推移とが示されている。これらの推移の横軸には、時間が示されている。図7でも、ハイレベル電圧を「H」で示し、ローレベル電圧を「L」で示している。
起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された場合、前述したように、サブスイッチ23はオンであり、かつ、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続が遮断状態であるため、キャパシタC1の充電が開始される。起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された時点では、キャパシタC1の端子電圧値は基準電圧値Vr未満であり、かつ、出力部33は電圧の出力を開始していないため、OR回路21は駆動回路13にローレベル電圧を出力し、駆動回路13はメインスイッチ11をオフにしている。
起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化された後、CPU39は、初期処理を実行する。この初期処理で、CPU39が電源回路36に再起動を行わせた場合、CPU39は再起動し、再び、初期処理を実行する。CPU39が再起動してから再び初期処理を実行するまでの間、サブスイッチ23はオンであり、かつ、I/Oポート31とキャパシタC1の一端との接続は遮断状態であるので、キャパシタC1の充電が継続され、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し続ける。
電源回路36が再起動を行うことなく初期処理が終了されるまで、CPU39は、計時再開処理及び出力処理を実行することなく、初期処理を繰り返し実行する。CPU39が初期処理を繰り返し実行している間、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し続ける。
CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となった場合、キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値Vr以上となる。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値Vr以上となった場合、OR回路21は、駆動回路13に出力している電圧をローレベル電圧からハイレベル電圧に切替える。これにより、駆動回路13はメインスイッチ11をオフからオンに切替え、負荷12は作動する。
キャパシタC1の端子電圧値が電圧値Vccに到達した後においては、I/Oポート31のインピーダンスが接地インピーダンスに切替わるまで、キャパシタC1の端子電圧値は電圧値Vccに維持される。
以上のように、CPU39が初期処理を繰り返し実行してCPU39の動作が不安定である時間が基準時間以上となった場合、OR回路21が出力している電圧を、ローレベル電圧から、適切な電圧であるハイレベル電圧に切替えることができる。
また、バックアップ回路20を設けることによって、CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となった場合に、OR回路21が出力している電圧がローレベル電圧からハイレベル電圧に切替わる構成が簡単にハードウェアで実現されている。
なお、初期処理においてCPU39が実行する所定処理の数は3に限定されず、1であってもよい。例えば、ROM37に記憶されているデータが変更される確率と、初期値の設定に失敗する確率が極めて低い場合、CPU39はステップS4〜S6,S9を実行しなくてもよい。この場合、CPU39は、ステップS1で書き込んだデータがステップS2で読み出したデータと一致したと判定した場合(S3:YES)、ステップS7を実行する。更に、CPU39は、ステップS8を実行した後、ステップS10を実行する。
また、初期処理においてCPU39が実行する所定処理の数は、2、又は4以上であってもよい。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2における電源システム1の要部構成を示すブロック図である。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2における電源システム1を実施の形態1における電源システム1と比較した場合、マイコン22の構成と、初期処理とが異なる。実施の形態2におけるマイコン22では、リセット回路40は、WDT35の他に、バス41に接続されている。
実施の形態2では、WDT35だけではなく、CPU39も、リセット回路40に、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39の初期化を指示する。リセット回路40は、WDT35又はCPU39によって初期化が指示された場合、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39を初期化する。
図9は初期処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2における初期処理のステップS41〜S51は、実施の形態1における初期処理のステップS1〜S11と同様である。このため、ステップS41〜S51の詳細な説明を省略する。
CPU39は、ステップS41で書き込んだデータがステップS42で読出したデータと一致しないと判定した場合(S43:NO)、データ値が設定値と一致しないと判定した場合(S46:NO)、又は、初期値の設定に失敗したと判定した場合(S49:NO)、リセット回路40に初期化を行わせる(ステップS52)。
これにより、リセット回路40は、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39を初期化し、CPU39は再び初期処理を実行する。
CPU39は、ステップS52を実行した後、初期処理を終了する。実施の形態1で述べたように、CPU39は、初期化された場合、初期処理を実行する。
実施の形態2においては、電源回路36が再起動を行う代わりに、リセット回路40が初期化を行う。実施の形態1で述べたように、リセット回路40が初期化を実行している間、キャパシタC1の充電は継続され、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し続ける。
従って、以上のように構成された実施の形態2における出力装置14も、実施の形態1における出力装置14と同様の効果を奏する。
実施の形態2においては、CPU39の指示に従ってリセット回路40が初期化を行わない場合に、起動信号が入力されるか、又は、WDT35の指示に従ってリセット回路40が初期化を行ってから出力処理が実行されるまでの時間は、実施の形態1で述べた基準時間よりも短い。
CPU39は、ステップS51を実行して初期処理を終了してから、出力処理を周期的に実行する。
なお、実施の形態2における初期処理においても、CPU39が実行する所定処理の数は3に限定されず、1であってもよい。例えば、ROM37に記憶されているデータが変更される確率と、初期値の設定に失敗する確率が極めて低い場合、CPU39は、ステップS44〜S46,S49を実行しなくてもよい。この場合、CPU39は、ステップS41で書き込んだデータがステップS42で読み出したデータと一致したと判定した場合(S43:YES)、ステップS47を実行する。更に、CPU39は、ステップS48を実行した後、ステップS50を実行する。
また、初期処理においてCPU39が実行する所定処理の数は、2、又は4以上であってもよい。
また、実施の形態1,2において、CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となったか否かを、キャパシタC1の端子電圧値に基づいて検知しなくてもよい。例えば、図示しないタイマが計時している計時時間に基づいて、CPU39が初期処理を繰り返し実行している時間が基準時間以上となったか否かを検知してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3における電源システム1を実施の形態1における電源システム1と比較した場合、WDT35の構成と、CPU39が実行する初期処理とが異なる。
以下では、実施の形態3について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
WDT35は、実施の形態1と同様に作用する。従って、WDT35は、出力部34から通知信号が入力される都度、ゼロから計時を開始する。実施の形態3では、WDT35が起動したか、又は、初期化された場合も、WDT35は、ゼロから計時を開始する。このため、WDT35は、CPU39が初期化処理を実行している間も、計時を行っている。実施の形態1で述べたように、WDT35が計時している計時時間がWDT時間以上となった場合、WDT35は、リセット回路40に、タイマ30、I/Oポート31、入力部32、出力部33,34、WDT35、ROM37、RAM38及びCPU39の初期化を指示する。
図10は、実施の形態3における初期処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態3におけるステップS61〜S71は実施の形態1におけるステップS1〜S11と同様である。このため、ステップS61〜S71の詳細な説明を省略する。
CPU39は、ステップS61でRAM38に書き込んだデータがステップS62でRAM38から読み出したデータと一致しないと判定した場合(S63:NO)、ステップS61を再び実行する。CPU39は、ステップS61,S62を実行した結果として、ステップS63で、ステップS61で書き込んだデータがステップS62で読み出したデータと一致するという特定結果が得られなかったと判定した場合、ステップS61,S62を再び実行する。CPU39は、ステップS63で特定結果が得られたと判定するまで、ステップS61,S62を繰り返し実行する。
CPU39は、データ値が設定値と一致しないと判定した場合(S66:NO)、ステップS64を再び実行する。CPU39は、ステップS64,S65を実行した結果として、ステップS66でデータ値が設定値に一致するという特定結果が得られなかったと判定した場合、ステップS64,S65を再び実行する。CPU39は、ステップS66で特定結果が得られたと判定するまで、ステップS64,S65を繰り返し実行する。
CPU39は、ステップS69で初期値の設定に失敗したと判定した場合(S69:NO)、ステップS68を実行する。CPU39は、ステップS68を実行した結果として、ステップS69で初期値の設定に成功したという特定結果が得られなかったと判定した場合、ステップS68を再び実行する。CPU39は、ステップS69で特定結果が得られたと判定するまで、ステップS68を繰り返し実行する。
CPU39が初期処理を実行している間にWDT35が計時している計時時間がWDT時間以上となった場合、リセット回路40は初期化を行い、CPU39は初期処理を最初から実行する。前述したように、WDT35が初期化された場合、WDT35はゼロから計時する。
実施の形態3においては、初期処理のステップS63,S66,S69の判定が2回以上行われない場合、起動信号が入力されるか、又は、CPU39が初期化されてから出力処理が実行されるまでの時間は、実施の形態1で述べた基準時間よりも短く、WDT時間よりも短い。
CPU39は、ステップS71を実行して初期処理を終了した後、出力処理を周期的に実行する。
以上のように構成された実施の形態3における出力装置14も、実施の形態1における出力装置14と同様の効果を奏する。
実施の形態1においては、CPU39が初期処理のステップS3,S6,S9のいずれかで特定結果が得られなかったと判定する都度、電源回路36が再起動を行い、CPU39は初期処理を再び実行する。実施の形態3においては、CPU39が初期処理のステップS63,S66,S69のいずれかで特定結果が得られなかったと判定した場合、初期処理が終了されず、継続される。そして、例えば、CPU39が初期処理のステップS61,S62を繰り返し実行しているために初期処理の継続期間が長期化した場合、WDT35が計時している計時時間がWDT時間以上となる。このとき、リセット回路40は初期化を行い、CPU39は初期処理を最初から実行する。
実施の形態1で述べたように、リセット回路40が初期化を実行している間、キャパシタC1の充電は継続され、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し続ける。従って、CPU39が初期処理を繰り返し実行している間、実施の形態1で述べたように、キャパシタC1の充電が継続され、キャパシタC1の端子電圧値は上昇し続ける。キャパシタC1の端子電圧値が基準電圧値Vr以上となった場合、OR回路21は、抵抗R1の一端における電圧値に無関係にハイレベル電圧を駆動回路13に出力する。
なお、実施の形態3における初期処理においてCPU39が実行する所定処理の数は3に限定されず、1であってもよい。例えば、ROM37に記憶されているデータが変更される確率と、初期値の設定に失敗する確率が極めて低い場合、ステップS64〜S66,S69を実行しなくてもよい。この場合、CPU39は、ステップS61で書き込んだデータがステップS62で読み出したデータと一致したと判定した場合(S63:YES)、ステップS67を実行する。更に、CPU39は、ステップS68を実行した後、ステップS70を実行する。
また、初期処理においてCPU39が実行する所定処理の数は、2、又は4以上であってもよい。
また、実施の形態3において、起動信号が入力されるか、又は、WDT35の指示に従ってリセット回路40が初期化を行ってから初期処理が終了するまでの時間が基準時間以上となったか否かを、キャパシタC1の端子電圧値に基づいて検知しなくてもよい。例えば、図示しないタイマが計時している計時時間に基づいて、起動信号が入力されるか、又は、WDT35の指示に従ってリセット回路40が初期化を行ってから初期処理が終了するまでの時間が基準時間以上となったか否かを検知してもよい。
更に、実施の形態1〜3において、抵抗R2を介して充電される蓄電器は、キャパシタC1に限定されず、電池であってもよい。
また、実施の形態1〜3において、メインスイッチ11は、Nチャネル型のFETに限定されず、Pチャネル型のFET、バイポーラトランジスタ又はリレー接点等であってもよい。
開示された実施の形態1〜3はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 メインスイッチ
13 駆動回路(切替え回路)
14 出力装置
21 OR回路(出力回路)
36 電源回路
39 CPU(処理部、判定部)
C1 キャパシタ(蓄電器)

Claims (4)

  1. 2つの電圧中の一方の電圧を出力する出力回路を備える出力装置において、
    所定処理を実行する処理部と、
    該処理部が前記所定処理を実行した結果として、特定結果が得られたか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記処理部は、該判定部によって、前記特定結果が得られなかったと判定された場合に再び前記所定処理を実行し、
    前記出力回路は、前記処理部が前記所定処理を繰り返し実行している時間が所定時間以上となった場合、出力している電圧を他の電圧に切替えるように構成してあること
    を特徴とする出力装置。
  2. 前記処理部が前記所定処理を繰り返し実行している間、充電される蓄電器を備え、
    前記蓄電器の端子電圧値が所定電圧値以上である場合に、前記出力回路は、出力している電圧を前記他の電圧に切替えるように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 前記処理部への電力供給を行う電源回路を備え、
    前記電源回路は、前記判定部によって前記特定結果が得られなかったと判定された場合に前記電力供給を停止し、該電力供給を停止した直後に該電力供給を再開し、
    前記処理部は、前記電源回路が該電力供給を再開した後に再び前記所定処理を実行するように構成してあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の出力装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の出力装置と、
    スイッチと、
    前記出力回路が出力した電圧に基づいて該スイッチをオン又はオフに切替える切替え回路と
    を備えることを特徴とする切替えシステム。
JP2016126774A 2016-06-27 2016-06-27 出力装置及び切替えシステム Active JP6720725B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016126774A JP6720725B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 出力装置及び切替えシステム
PCT/JP2017/021107 WO2018003441A1 (ja) 2016-06-27 2017-06-07 出力装置及び切替えシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016126774A JP6720725B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 出力装置及び切替えシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018006815A true JP2018006815A (ja) 2018-01-11
JP6720725B2 JP6720725B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=60786225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016126774A Active JP6720725B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 出力装置及び切替えシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6720725B2 (ja)
WO (1) WO2018003441A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156610A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Nec Corp ウォッチドッグタイマ制御回路およびウォッチドッグタイマ制御方法
JP2013064385A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Denso Corp スタータ制御装置
JP2013209982A (ja) * 2012-02-27 2013-10-10 Denso Corp エンジン自動停止始動制御装置
JP2014019416A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両制御装置
WO2014175089A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 フェイルセーフ回路
WO2015025370A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社小松製作所 建設機械用コントローラ
JP2015217911A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社デンソー 電子制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156610A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Nec Corp ウォッチドッグタイマ制御回路およびウォッチドッグタイマ制御方法
JP2013064385A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Denso Corp スタータ制御装置
JP2013209982A (ja) * 2012-02-27 2013-10-10 Denso Corp エンジン自動停止始動制御装置
JP2014019416A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両制御装置
WO2014175089A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 フェイルセーフ回路
WO2015025370A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社小松製作所 建設機械用コントローラ
JP2015217911A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社デンソー 電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018003441A1 (ja) 2018-01-04
JP6720725B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6057506B2 (ja) 電池の充電用および放電電流保護の能力を備えた電力トポロジ
JP3599300B2 (ja) 半導体記憶装置
US10884445B2 (en) Power supply control device for maintaining power supply to a load
CN113453108B (zh) 无线耳机、无线耳机系统和无线耳机的关机方法
US20180358806A1 (en) Power supply control apparatus
TWI392998B (zh) 用於操作一電子裝置之方法、電子裝置、及記憶體器件
JP2022105038A (ja) 給電制御装置、給電制御方法及びコンピュータプログラム
JP6904229B2 (ja) 給電制御装置及び給電制御方法
WO2018003441A1 (ja) 出力装置及び切替えシステム
JPH08315574A (ja) 基板電圧発生回路
US6392447B2 (en) Sense amplifier with improved sensitivity
JP2007041824A (ja) 電子制御ユニットのリセット回路
JP7067033B2 (ja) 給電制御装置、給電制御方法及びコンピュータプログラム
JP7143797B2 (ja) 車載カメラモジュールの電源制御装置
CN110417389B (zh) 上电复位电路
JP5851980B2 (ja) 電源起動・停止制御回路
US20150055423A1 (en) Semiconductor memory apparatus
CN112886956A (zh) 上电复位信号发生装置
JP2021082100A (ja) フラッシュメモリシステム
WO2021117492A1 (ja) スイッチ装置、電流判定方法及びコンピュータプログラム
US9036403B2 (en) Semiconductor memory devices
JPH10293998A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2014239377A (ja) 半導体装置
CN115754703A (zh) 开关动作检测电路、方法、计算机设备及存储介质
JP2000172382A (ja) 制御対象の状態維持回路装置及び状態維持方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6720725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150