JP2018005409A - 情報処理端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】空港の荷物のソーティング場における荷物の誤仕分けを防止する。【解決手段】情報処理端末100は、飛行機便を特定する飛行機便識別情報と、搭乗者識別情報と紐付けられた搭乗者の荷物を特定する荷物識別情報と、が含まれる荷物タグのバーコード情報を読み取るバーコード読み取り部30を備える。また、各搭乗者の搭乗者識別情報と、搭乗を予定している一又は複数の飛行機便の飛行機便識別情報を含む飛行ルート情報と、荷物タグのバーコード情報と、を紐付けて登録されているデータベースを検索し、バーコード読み取り部30が読み取った荷物タグのバーコード情報に紐付けられている飛行ルート情報から、搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定する特定部12を備える。そして、特定した最初に搭乗する飛行機便と荷物の仕分け対象の飛行機便とが一致するか否かを判別する判別部13を備え、判別結果を表示部60に表示する。【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理端末に関する。
空港で預ける荷物に付ける荷物タグには、荷物を特定する荷物ID(Identification)と、飛行機便の情報とが記載されている。しかし、バーコードに記載可能な情報量に制限があるため、荷物タグには1台の飛行機便情報(飛行機便ID)しか記載することができない。このため、搭乗者が飛行機を乗り継ぐ場合、2回目の飛行機便情報のみを記載することになっており、現状では1回目の飛行機便情報は記載されていない。
お客様から預かった荷物を飛行機便ごとに仕分けする空港のソーティング場では、荷物に付けられた荷物タグに記載された情報に基づいて、該当する飛行機便に積載する荷物を仕分けしている。搭乗者が飛行機を乗り継ぐ場合には、バーコードに記載されている飛行機便情報は2回目の飛行機便情報のみが記載されている。そのため、バーコードに記載されている飛行機便情報と、実際に荷物を積載すべき飛行機便情報とが一致しないことになる。飛行機の乗り継ぎがある場合、荷物タグにその乗り継ぎ情報が文字で記載される。しかし、その乗り継ぎ情報はバーコードリーダーで読み取ることができないので、作業者が目視により判断する必要がある。したがって、荷物を誤って仕分けする要因となっている。
特許文献1には、チェックインカウンターで荷物の受け渡しをすることなく、搭乗者と荷物とを紐付けて管理する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、空港の荷物のソーティング場における荷物の誤仕分けを防止する技術については開示していない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、空港の荷物のソーティング場における荷物の誤仕分けを防止することが可能な情報処理端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理端末は、
飛行機便を特定する飛行機便識別情報と、搭乗者識別情報と紐付けられた搭乗者の荷物を特定する荷物識別情報と、が含まれる荷物タグのバーコード情報を読み取るバーコード読み取り手段と、
各搭乗者の搭乗者識別情報と、搭乗を予定している一又は複数の飛行機便の飛行機便識別情報を含む飛行ルート情報と、前記荷物タグのバーコード情報と、を紐付けて登録されているデータベースを検索し、前記バーコード読み取り手段が読み取った前記荷物タグのバーコード情報に紐付けられている前記飛行ルート情報から、搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した最初に搭乗する飛行機便と荷物の仕分け対象の飛行機便とが一致するか否かを判別する判別手段と、
判別結果を表示する表示手段と、
を備える。
飛行機便を特定する飛行機便識別情報と、搭乗者識別情報と紐付けられた搭乗者の荷物を特定する荷物識別情報と、が含まれる荷物タグのバーコード情報を読み取るバーコード読み取り手段と、
各搭乗者の搭乗者識別情報と、搭乗を予定している一又は複数の飛行機便の飛行機便識別情報を含む飛行ルート情報と、前記荷物タグのバーコード情報と、を紐付けて登録されているデータベースを検索し、前記バーコード読み取り手段が読み取った前記荷物タグのバーコード情報に紐付けられている前記飛行ルート情報から、搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した最初に搭乗する飛行機便と荷物の仕分け対象の飛行機便とが一致するか否かを判別する判別手段と、
判別結果を表示する表示手段と、
を備える。
本発明によれば、空港の荷物のソーティング場における荷物の誤仕分けを防止することができる。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。最初に図1を参照しながら、本発明に係る情報処理端末を採用した空港の荷物管理システムについて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る荷物管理システムは、図1に示すように、情報処理端末100、サーバ200、ネットワーク300、搭乗券・預け荷物発券機500を備える。
本発明の実施形態1に係る荷物管理システムは、図1に示すように、情報処理端末100、サーバ200、ネットワーク300、搭乗券・預け荷物発券機500を備える。
空港の発券カウンターに設置してある搭乗券・預け荷物発券機500は、お客様の入力に基づいて搭乗券と預け荷物に付ける荷物タグとを発券する。搭乗券・預け荷物発券機500は、1つの搭乗者IDを記載した搭乗券と、荷物IDを記載した荷物タグをお客様が入力した数だけ発券する。また、搭乗券・預け荷物発券機500は、お客様が入力した飛行ルート情報と搭乗者IDとを紐付けたデータベースをサーバ200内に構築する。
チェックインカウンターにおいては、情報処理端末100は、お客様の搭乗券、チェックイン手続を行った荷物に付された荷物タグの情報(荷物ID等)を読み取る。また、情報処理端末100は、荷物の外観画像を撮像する。そして、情報処理端末100は、すでに登録されている搭乗者ID、搭乗者の飛行ルート情報(飛行機便の情報、向かう空港名)に、荷物タグに記載された荷物ID、荷物の外観画像の情報を追加したデータベースをサーバ200内に構築する。
預かった荷物を飛行機便ごとに仕分けするソーティング場においては、情報処理端末100は、荷物タグのバーコード情報を読み取る。そして、情報処理端末100は、サーバ200にアクセスし、読み取った荷物タグの荷物IDに基づいて、その荷物IDに紐付けられた搭乗者が最初に搭乗する飛行機便情報を取得する。そして、情報処理端末100は、取得した飛行機便情報と、荷物タグから読み取った飛行機便情報とが一致するか否かを判別する。
また、情報処理端末100は、読み取った荷物IDに紐付けられた荷物の外観画像をサーバ200から取得し、表示部60に表示する。作業者がチェックインした荷物と仕分けしている荷物とが同一であるか否かを目視で確認できるようにするためである。これにより、情報処理端末100は、荷物タグの付け替えを防止することができる。
次に、本発明の実施形態1に係る情報処理端末100の構成について、図2を参照しながら説明する。図2に示すように、情報処理端末100は、制御部10、記憶部20、バーコード読み取り部30、撮像部40、通信部50、表示部60、操作部70、バス80を備える。制御部10、記憶部20、バーコード読み取り部30、撮像部40、通信部50、表示部60、操作部70は、バス80に接続されている。
制御部10は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成される。CPUは、RAMに読み出されたプログラムに従って所定の処理を行い、情報処理端末100全体を制御する。また、制御部10は、機能的には、登録部11、特定部12、判別部13、取得部14、荷物画像照合部15、未積載荷物数計算部16、残作業時間計算部17を備える。
登録部11は、バーコード読み取り部30が荷物タグから読み取ったバーコード情報を搭乗者IDと紐付けたデータベースを作成してサーバ200に登録する。荷物タグには、図3(a)に示すように、バーコード情報と飛行機便情報とが記載されている。バーコード情報には、図3(b)に示すように、飛行機便IDと荷物IDとが記載されている。飛行機便IDは、例えば、バーコード4桁で表示される。荷物IDは、例えば、バーコード8桁で表示され、発券時刻とランダムな数値により、同じ荷物IDが生成されないようになっている。
登録部11は、搭乗券・預け荷物発券機500がサーバ200内に構築した搭乗者IDと搭乗者の飛行ルート情報とを紐付けたデータベースに、荷物IDと荷物の外観画像とを紐付けて登録する。搭乗者ID、飛行ルート情報、荷物ID、荷物の外観画像を紐付けて構築したデータベースの例を図4に示す。図4に示すデータベースは、「福岡」行きの飛行機便に対応するデータベースである。
特定部12は、図4に例示するデータベースを検索し、荷物タグのバーコード情報から読み取った荷物IDに基づいて、搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定する。
具体的には、特定部12は、図4に示すデータベースを検索し、荷物IDに対応する搭乗者IDを検索する。荷物IDは発券時に搭乗者IDと紐付けて発行された固有の数値であるので、特定部12は、搭乗者IDを特定することができる。また、データベースには、搭乗者の飛行ルート情報が搭乗者IDと紐付けて登録されているので、特定部12は、荷物IDから搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定することができる。
例えば、図4に示す項番1の荷物ID=06301001は、搭乗者ID=0101と紐付けられている。そして、搭乗者ID=0101の搭乗者が最初に向かう空港名は「福岡」であることを特定できる。図4に示す項番4の荷物ID=06301105は、搭乗者ID=0104と紐付けられている。そして、搭乗者ID=0104の搭乗者が最初に向かう空港名は「福岡」であり、福岡で乗り継いで「沖縄」に向かうことを特定できる。
図4に示したデータベースでは、「福岡」行きの飛行機に積載すべき荷物の荷物IDは、最初に搭乗する「福岡」行きの飛行機便と紐付けられている。荷物IDとデータベースに登録されている搭乗者IDとが対応しない場合、その荷物は「福岡」行きの飛行機に積載してはいけないことを意味する。
判別部13は、特定部12が特定した搭乗者が最初に搭乗する飛行機便の情報と、荷物タグに記載された飛行機便を特定する情報とを照合して一致するか否かを判別する。
荷物タグのバーコードに記載可能な情報量(桁数)に制限があるので、図3(b)に示した飛行機便IDの欄には、1つの飛行機便IDしか記載することができない。現状では、搭乗者が飛行機を乗り継ぐ場合、最終飛行機便の情報しか記載されていない。例えば、図4の項番4の搭乗者ID=0104の場合、最初に搭乗する「福岡」行きの飛行機便情報ではなく、最後に搭乗する「沖縄」行きの飛行機便情報しか記載されていない。したがって、荷物タグのバーコード情報を読み取ると「沖縄」行きの飛行機便情報が表示される。そのため、その荷物は「福岡」行きの飛行機には積載すべきではないとして、誤って仕分けされる要因となる。
判別部13は、特定部12が特定した搭乗者が最初に搭乗する飛行機便情報と、荷物の仕分け対象の飛行機便とが一致するか否かを判別する。そして、判別部13は、一致している場合には、表示部60に例えば「○」を表示し、一致していない場合には「×」を表示する。
取得部14は、サーバ200にアクセスし、荷物IDと紐付けられて格納されている荷物預かり時に撮像した荷物の外観画像を取得する。また取得部14は、サーバ200にアクセスし、荷物IDと紐付けられた作業対象とする飛行機便に積載すべき荷物の数を取得する。この荷物の数は、チェックインカウンターで受け付けた荷物の数である。また、取得部14は、サーバ200にアクセスし、荷物仕分け作業完了時間を取得する。
荷物画像照合部15は、取得部14が取得した荷物の外観画像を、表示部60に表示する。
未積載荷物数計算部16は、取得部14が取得した積載すべき荷物の数から、仕分けが完了した荷物の数を引いた値を、未積載数として表示部60に表示する。
残作業時間計算部17は、取得部14から荷物仕分け作業完了時間を取得する。そして、残作業時間計算部17は、設定されている荷物仕分け作業完了時間までの残り時間を、残作業時間として表示部60に表示する。
記憶部20は、ハードディスク、フラッシュメモリなどから構成される。記憶部20は、本システム用プログラムを記憶する。また、制御部10が処理を実行するときに使用される各種プログラム、各種データを記憶する。
バーコード読み取り部30は、バーコードリーダーから構成され、荷物タグに記載されているバーコード情報を読み取る。具体的には、バーコード読み取り部30は、図3(b)に示すような荷物タグのバーコード情報から、飛行機便を特定する情報(飛行機便ID)と荷物を特定する固有番号情報(荷物ID)とを読み取る。バーコード読み取り部30は、読み取った情報を通信部50を介してサーバ200に送信する。
撮像部40は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどから構成される。撮像部40は、預かった荷物を特定するために使用する荷物の外観画像を撮像する。また、預かり時の荷物の破損やキズ等の状態を特定するために使用する画像を撮像する。撮像部40は、撮像した画像を画像処理した後、通信部50を介してサーバ200に送信する。
通信部50は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の無線通信モジュールから構成され、情報処理端末100が取得したバーコード情報、画像データ等をネットワーク300を介してサーバ200に送信する。
表示部60は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどから構成され、ソーティング場における荷物の仕分け時においては、仕分けの判別結果を表示する。また、表示部60は、チェックイン時に撮像した荷物の外観画像を表示する。
ここで、表示部60に表示される表示画面について、図5に示すソーティング場における荷物の仕分け時の表示画面を例にして説明する。図5に示すように、表示部60に表示される画面は、飛行機便名表示部701、積載荷物数表示部702、残作業時間表示部703、未積載荷物数表示部704、荷物タグIDチェック結果表示部705、荷物画像表示部706、外観アンマッチ処理ボタン707、読み込みボタン708を備える。
飛行機便名表示部701は、荷物の仕分け対象である飛行機便名を表示する欄である。この飛行機便名は、作業者が操作部70から設定する。積載荷物数表示部702は、チェックインカウンターで登録された飛行機便に積載すべき荷物の数を表示する欄である。この荷物の数は、取得部14が、通信部50を介してサーバ200から取得する。残作業時間表示部703は、仕分け作業完了予定時間に対する残り時間を表示する欄である。未積載荷物数表示部704は、取得部14が取得した積載すべき荷物の数から仕分けを完了した荷物の数を引いた値を表示する欄である。荷物タグIDチェック結果表示部705は、判別部13による判別結果を表示する欄である。
荷物画像表示部706は、荷物を預かった際に撮像した荷物の外観画像を表示する欄である。図4に示すデータベースでは、荷物IDと荷物の外観画像とが紐付けられて記憶されている。取得部14は、バーコード読み取り部30が読み取った荷物IDに基づいて、荷物の外観画像をサーバ200から取得して表示部60に表示する。
操作部70は、タッチパネルなどから構成され、ユーザからの操作を受け付ける。図5に示す例では、下段に操作部70が設けられている。また、外観アンマッチ処理ボタン707、読み込みボタン708も操作部70を構成する。作業者は、読み込みボタン708を押下することにより、1つの荷物の仕分け作業が完了したことを入力する。また、荷物の外観が荷物画像表示部706に表示されている画像と異なる場合、作業者は外観アンマッチ処理ボタン707を押下し、定められた情報を入力処理する。
次に、ソーティング場における荷物の仕分け処理について、図6を参照しながら説明する。チェックインカウンターですでにチェックイン手続は終了し、荷物の外観画像の撮像も終わっていることとする。そして、図4に示したデータベースの構築も完了しているものとする。
荷物の仕分け作業者が、情報処理端末100に搭載した本システム用プログラムを起動し、操作部70から荷物仕分けメニューを選択することにより、図6に示すフローチャートは開始する。なお、このフローチャートに示す仕分け処理は、飛行機便ごとに行われる。
情報処理端末100は、作業者の入力処理により、荷物の仕分け作業の対象となる飛行機便の情報を取得する(ステップS11)。次に、作業者が荷物タグにバーコード読み取り部30をかざすと、バーコード読み取り部30は、荷物タグに記載されているバーコード情報を読み取る(ステップS12)。
次に、特定部12は、読み取ったバーコード情報の荷物IDに基づいて、図4に示したデータベースを検索し、荷物IDに対応する搭乗者IDを特定する(ステップS13)。
次に、特定部12は、図4に示したデータベースを検索し、特定した搭乗者IDと紐付けられている最初に搭乗する飛行機便の情報(飛行ルート情報)を取得する(ステップS14)。例えば、図4に示す搭乗者ID=0104の場合、最初に向かう第1区間が「福岡」行きの飛行機であり、第2区間が「沖縄」行きの飛行機であるので、特定部12は、搭乗者ID=0104が最初に搭乗する飛行機便である「福岡」行きの飛行機便情報を取得する。
次に、判別部13は、特定部12が特定した図4に示す搭乗者が最初に搭乗する飛行機便情報と、ステップS11で取得した飛行機便の情報とを照合し、一致するか否かを判別する(ステップS15)。
そして、判別部13は、一致している場合には(ステップS16:Yes)、表示部60に例えば「○」を表示する(ステップS17)。一方、一致していない場合には(ステップS16:No)、表示部60に「×」を表示する(ステップS18)。
次に、取得部14は、読み取った荷物IDに対応する荷物の外観画像をサーバ200から取得し、荷物画像照合部15は、図5に示すように、その外観画像を表示部60の荷物画像表示部706に表示する(ステップS19)。登録されている荷物の外観画像と仕分けしている荷物とが一致しない場合、作業者は図5の外観アンマッチ処理ボタン707を押下し、定められた入力処理を行う。一方、画像が一致した場合には、図5の読み込みボタン708を押下することにより、1個の荷物の仕分け処理を完了する。
未積載荷物数計算部16は、読み込みボタン708が押下されるごとに、図5の未積載荷物数表示部704に表示されている数値をカウントダウンして表示する(ステップS20)。
未積載荷物数計算部16は、カウントダウンされた数値(未積載荷物数)が「0」になったか否かを判別する(ステップS21)。未積載荷物数が「0」になっていない場合(ステップS21:No)、ステップS12に戻って、次の荷物の仕分け処理を継続する。
一方、未積載荷物数が「0」になったにもかかわらず(ステップS21:Yes)、実際の仕分け対象である荷物がまだ残っている場合(ステップS22:Yes)、作業者は、操作部70から決められた通知処理を行う(ステップS23)。一方、実際の仕分け対象である荷物が残っていない場合(ステップS22:No)、作業者が操作部70を操作することにより、仕分け処理は終了する。
なお、未積載荷物数が「0」ではないにもかかわらず、仕分け対象となる荷物が残っていない場合、作業者によりステップS23の処理が行われる。また、残作業時間計算部17は、本システム用プログラムが動作している間、図5の残作業時間表示部703に仕分け作業完了時間に対する残り時間を表示する。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報処理端末100は、荷物タグに記載されている荷物IDに基づいて、搭乗者の飛行ルート情報を特定し、荷物を最初に積載すべき飛行機便を特定する。これにより、情報処理端末100は、荷物タグに記載されている飛行機便情報が実際に荷物を積載すべき飛行機便情報と一致しない場合でも、積載適否を判別し、作業者に判断結果を提示することができる。したがって、情報処理端末100を使用して荷物の仕分け作業を行うことにより、空港の荷物のソーティング場における荷物の誤仕分け、誤積載を防止することができる。
また、情報処理端末100は、バーコード読み取り機能により荷物IDを取得し、撮像機能により荷物の外観画像を取得することができる。また、情報処理端末100は、登録機能を備えることにより、搭乗者ID、飛行ルート情報、荷物ID、荷物外観画像を紐付けたデータベースを構築し、サーバ200に登録することができる。
また、情報処理端末100は、チェックイン時に撮像した荷物の外観画像を表示部60に表示する。荷物の仕分け作業者は、この画像を確認しながら仕分け作業を行うことができるので、荷物タグの付け替えを発見しやすくなる。これにより、情報処理端末100は、荷物タグの付け替えによる飛行機への危険物の持ち込みを防止できる。
また、未積載荷物数計算部16は、積載すべき荷物の残り数を表示する。これにより、作業者は、未積載荷物の有無を容易に認識できる。
また、残作業時間計算部17は、予定されている作業完了時間に対する残作業時間を表示する。情報処理端末100は、未積載荷物数計算部16が表示する積載すべき荷物の残り数とこの残作業時間とを作業者に提示する。これにより、作業者は、残作業時間を意識しながら作業を行うことができる。
上記の説明のように、その飛行機便には積載しない荷物として誤仕分けされると、その荷物は他の飛行機便の仕分け場に運ばれる場合がある。したがって、全ての荷物を仕分けした後に積載すべき荷物の数が足りないことが判明すると、その荷物を探し出すためには、多大な時間を要することになり、飛行機の離陸時間の遅延要因となる。本発明に係る情報処理端末100を利用して荷物の仕分けを行うことにより誤仕分けを防止できるので、飛行機離陸時間の遅延要因を排除できる。
なお、上記の説明では、バーコードリーダーを備えたバーコード読み取り部30で荷物タグに記載されているバーコード情報を読み取る説明をした。しかし、バーコード情報の読み取り方法はこれに限定することはない。例えば、撮像部40で撮像したバーコードの画像を画像解析し、バーコードに記載されている情報を読み取るようにしても良い。
また、上記の説明では、通信部50は、無線LAN、Bluetooth等の無線通信モジュールから構成する説明をしたが、携帯電話用無線通信モジュールやその他の無線通信モジュールであっても良い。
また、ネットワーク300は、インターネット、WiFi(登録商標)、携帯電話等の公衆通信網であっても良いし、社内ネットワークであっても良い。また、サーバ200は、クラウドサーバであってもよい。
また、サーバに構築するデータベースは、図4に例示した構成に限定する必要は無い。搭乗者ID、飛行ルート情報、荷物ID、荷物外観画像が紐付けられていれば良い。例えば、座席シートの欄を設けて、座席シート情報をキーにして各情報を紐付けるようにしても良い。また、飛行機の乗り継ぎの有無を示す情報を追加し、乗り継ぎの有無によって判別部13の処理を行うようにしても良い。
また、上記の説明では、仕分けする荷物ごとにサーバ200にアクセスしてデータベースと照合する説明をしたが、データベースとの照合はこれに限定する必要は無い。例えば、荷物の仕分け作業を開始する前に、サーバ200から情報処理端末100に荷物の仕分け作業に必要なデータベースをダウンロードし、サーバ200へのアクセス回数を削減するようにしても良い。
また、このようなプログラムの適用方法は任意である。プログラムを、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical disc)等)に格納して適用できる他、インターネット等のネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより適用することもできる。
10…制御部、11…登録部、12…特定部、13…判別部、14…取得部、15…荷物画像照合部、16…未積載荷物数計算部、17…残作業時間計算部、20…記憶部、30…バーコード読み取り部、40…撮像部、50…通信部、60…表示部、70…操作部、80…バス、100…情報処理端末、200…サーバ、300…ネットワーク、500…搭乗券・預け荷物発券機、701…飛行機便名表示部、702…積載荷物数表示部、703…残作業時間表示部、704…未積載荷物数表示部、705…荷物タグIDチェック結果表示部、706…荷物画像表示部、707…外観アンマッチ処理ボタン、708…読み込みボタン
Claims (6)
- 飛行機便を特定する飛行機便識別情報と、搭乗者識別情報と紐付けられた搭乗者の荷物を特定する荷物識別情報と、が含まれる荷物タグのバーコード情報を読み取るバーコード読み取り手段と、
各搭乗者の搭乗者識別情報と、搭乗を予定している一又は複数の飛行機便の飛行機便識別情報を含む飛行ルート情報と、前記荷物タグのバーコード情報と、を紐付けて登録されているデータベースを検索し、前記バーコード読み取り手段が読み取った前記荷物タグのバーコード情報に紐付けられている前記飛行ルート情報から、搭乗者が最初に搭乗する飛行機便を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した最初に搭乗する飛行機便と荷物の仕分け対象の飛行機便とが一致するか否かを判別する判別手段と、
判別結果を表示する表示手段と、
を備える情報処理端末。 - 前記バーコード読み取り手段は、搭乗者の荷物を預かる際に、該荷物に付されている荷物タグのバーコード情報を読み取り、
読み取った前記荷物タグのバーコード情報と前記搭乗者識別情報とを紐付けて、前記データベースに登録する登録手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 荷物の外観を撮像する撮像手段を備え、
前記登録手段は、搭乗者の荷物を預かる際に前記撮像手段により撮像した荷物の画像と、前記荷物タグのバーコード情報と、を紐付けて前記データベースに登録する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。 - 荷物の仕分け時に、前記バーコード読み取り手段が読み取った前記荷物タグのバーコード情報に基づいて、前記データベースから前記荷物タグのバーコード情報と紐付けられて登録されている前記荷物の画像を取得し、前記表示手段に該荷物の画像を表示する荷物画像照合手段を備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理端末。 - 荷物の仕分け作業対象の飛行機便に積載すべき荷物数を記憶する前記データベースから、前記積載すべき荷物数を取得する取得手段と、
荷物の仕分け時に前記バーコード読み取り手段で読み取りが完了した荷物数と前記積載すべき荷物数との差を、荷物の未積載数として前記表示手段に表示する未積載荷物数計算手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理端末。 - 前記データベースから荷物の仕分け終了予定時間を取得し、該荷物の仕分け終了予定時間までの残り時間を前記表示手段に表示する残作業時間計算手段を備える、
ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理端末。
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